JPH04310080A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH04310080A
JPH04310080A JP3075467A JP7546791A JPH04310080A JP H04310080 A JPH04310080 A JP H04310080A JP 3075467 A JP3075467 A JP 3075467A JP 7546791 A JP7546791 A JP 7546791A JP H04310080 A JPH04310080 A JP H04310080A
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JP
Japan
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signal
output
circuit
segment
recording
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Pending
Application number
JP3075467A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Inoue
禎之 井上
Hideki Kaneko
秀樹 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH04310080A publication Critical patent/JPH04310080A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハイビジョンVTR
などに適用されるもので、ディジタル音声信号(以下、
PCM音声と称す)を記録映像信号の垂直ブランキング
期間に時分割に多重して記録再生するように構成された
磁気記録再生装置(以下、VTRと称す)に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5は、多セグメント記録方式を用いた
VTRで、例えば1フィールドの広帯域なコンポーネン
トカラーTV信号を色信号線順次時分割多重カラーTV
信号(以下、TCI信号と称す)に変換しセグメント分
割して記録し再生する信号処理方式の概念図を示す。同
図(a)は入力カラーTV信号であり、まず、このうち
の色差信号R−Y、B−Y信号を図5(b)に示すよう
に、線順次処理して1チャンネルの線順次色信号Cに変
換する。その後、輝度信号Yおよび線順次色信号Cをそ
れぞれ時間軸圧縮し、時分割に多重して図5(c)に示
すようなTCI信号に変換する。なお、TCI信号につ
いては、「画像のディジタル信号処理」吹抜著  61
ページなどで公知であるため、詳細な説明は省略する。
【0003】そして、回転ヘッド(図示せず)で記録す
る際に、ドラムの回転数をフィールド周波数の3倍に上
げることにより、1フィールドの映像信号を図5(d)
に示すように、3つのセグメントに分割して記録する。 したがって、1フィールドの映像信号は図5(e)に示
すように、磁気テープ上の計3本のトラックに記録され
ることになる。なお、図中に記した数字はそれぞれ第1
、第2、第3セグメントの映像信号が記録されているト
ラックである。
【0004】セグメント記録方式を採用するVTRでは
、ヘッド切り換え期間に発生するスキューを吸収するた
めのセグメントブランキング期間をあらかじめ設けて記
録している。図6(a)はヘッド切り換え信号(以下、
HSW信号と称す)と映像信号との関係を示し、同図に
記したPCMエリアは記録映像信号の垂直ブランキング
期間に相当し、ここに上述したPCM音声を記録する。 また、図6(b)および(c)は図6(a)において破
線で囲んだPCMエリアおよびセグメントブランキング
期間部分の拡大図を示しており、セグメントブランキン
グ期間はHSW信号に対して前後にそれぞれ映像信号の
1水平走査期間(以下、1Hと称す)を設けている。
【0005】図7は上記TCI信号の垂直ブランキング
期間にPCM音声を時分割に多重して記録再生するセグ
メント記録方式のVTRの記録信号処理系の構成を示す
ブロック図であり、同図において、1は磁気テープ、2
a,2bはそれぞれアジマス角の異なる回転ヘッド、3
a,3b,3c,3d,3eはそれぞれ入力端子、4a
,4b,4c,4dはアナログデータを例えば8ビット
のディジタルデータに変換するA/D変換回路、5は輝
度信号あるいは端子3eより入力される外部同期信号よ
り同期分離を行なう第1同期分離回路、6は記録信号処
理回路で、上記第1同期分離回路5より出力される同期
信号を基準にして、入力カラーTV信号を上記TCI信
号に変換するための回路であり、その変換時には、同期
信号および特殊再生時にセグメントを判別するための基
準信号であるセグメント判別信号S.Iを図8のように
、輝度信号Yと線順次色信号Cとともに時分割に多重し
、また、ヘッド切り換え期間で発生するスキューを吸収
するためのセグメントブランキング期間をあらかじめ設
ける処理を行なう。7はディジタル信号をアナログ信号
に変換するD/A変換回路、8は記録TCI信号をFM
変調するFM変調回路、12は記録アンプである。なお
、上記FM変調回路8は記録信号処理回路6より出力さ
れるFM変調マスク信号によりPCMエリアでのFM変
調動作はマスクされる。
【0006】9は記録音声信号処理回路で、端子3dか
ら入力される音声データにシャフリング処理、誤り訂正
符号、同期信号、ID信号などを付加するとともに、1
フィールド期間の記録音声データを所定のエリア(PC
Mエリア)内におさめるように時間軸圧縮を施す。10
はディジタル変調回路で、上記記録音声信号処理回路9
より出力されるディジタル信号に変調をかける。11は
加算回路で、上記FM変調回路8より出力されるFM変
調信号と上記ディジタル変調回路10より出力されるデ
ィジタル変調信号を加算する。なお、上記ディジタル変
調回路10は上記記録音声信号処理回路9より出力され
るディジタル変調マスク信号によりPCMエリア以外で
のディジタル変調がマスクされる構成となっている。
【0007】19は基準信号発生回路で、記録時は上記
第1同期分離回路5より出力される同期信号を基準とし
てドラム制御の基準となる記録時のHSW信号を発生し
、再生時には再生時の基準信号となるHSW信号を発生
する。42はドラムモータ(以下、DMと称す)、41
はモータドライバ、40はドラム制御回路で、上記基準
信号発生回路19より出力されるHSW信号とドラムの
回転位相信号(以下、PG信号と称す)によりモータド
ライバ41を制御する。
【0008】図9は上記VTRの再生信号処理系の構成
を示すブロック図であり、同図において、1、2および
40〜42は図7と同一であるため、該当部分に同一の
符号を付して、それらの説明を省略する。図9において
、20a,20bは回転ヘッド2a,2bにより読み出
した再生信号を増幅するヘッドアンプ、21は上記ヘッ
ドアンプ20a,20bの出力をHSW信号にもとづい
て切り換えるヘッド切り換え回路、22は再生信号をF
M復調するFM復調回路、23は再生信号のエンベロー
プを検波するエンベロープ検波回路、24は上記エンベ
ロープ検波回路23の出力を所定のレベルと比較するコ
ンパレータ回路である。25は再生FM復調信号から同
期信号を分離する第2同期分離回路、26はFM復調信
号をA/D変換するとともに、上記第2同期分離回路2
5の出力である同期分離信号にもとづき再生信号の時間
軸補正、ドロップアウト補償などの再生信号処理を行な
う第1の再生信号処理回路である。
【0009】27は上記記録信号処理回路6において記
録時にあらかじめ付加されたセグメント判別用の基準信
号を検出するセグメント検出回路、28はフィールドメ
モリ、29はメモリ制御回路で、上記フィールドメモリ
28への書き込み制御を上記第2同期分離回路25より
出力される同期分離信号に同期して行ない、読み出し制
御を上記同期分離信号とは非同期に行なう。30は第2
の再生信号処理回路で、上記フィールドメモリ28より
出力されるTCI信号を元の輝度信号Yと色差信号R−
YおよびB−Yに復元し、D/A変換して出力端子37
a、37b、37cへ出力する。
【0010】31は再生信号の周波数特性を補償するイ
コライザ回路(以下、EQと称す)、32は再生信号を
ディジタル信号に変換する検出回路、33は再生信号に
同期したクロックを発生するPLL回路、34は上記検
出回路32の出力を復調するディジタル復調回路、35
は再生音声処理回路で、上記ディジタル復調回路34の
出力の時間軸補正などを施した後、再生ディジタル音声
データの誤り訂正を行ない、デシャフリング処理、誤り
修正処理などを施す。36はD/A変換回路、37dは
出力端子である。
【0011】つぎに、上記構成の動作について説明する
。入力端子3a,3b,3cから入力されたカラーTV
信号は、A/D変換回路4a,4b,4cで8ビットの
ディジタルデータに変換された後、記録信号処理回路6
においてTCI信号に変換されてD/A変換回路5へ送
られ、ここでアナログTCI信号に変換されFM変調回
路8へ出力されて、FM変調される。その際、垂直ブラ
ンキング期間はPCM音声を多重するためFM変調動作
はマスクされる。同様に、入力された音声信号はA/D
変換回路4dでディジタル信号に変換された後、記録音
声信号処理回路4で、シャフリング処理、誤り訂正符号
の付加などの所定の処理が施される。そして、1フィー
ルド期間の音声ディジタル信号は記録映像信号の垂直ブ
ランキング期間(PCMエリア)に多重するために時間
軸圧縮が施され、ディジタル変調回路10でディジタル
変調される。なお、ディジタル変調回路10の出力は上
記PCMエリア以外ではマスクされる。FM変調回路8
の出力とディジタル変調回路10の出力を加算回路11
で加算し記録信号を生成する。この記録信号は記録アン
プ12で増幅された後、回転ヘッド2a,2bにより磁
気テープ1上に記録される。
【0012】再生信号処理系では、回転ヘッド2a,2
bにより磁気テープ1から読み出した再生信号がそれぞ
れヘッドアンプ20a,20bにより増幅されたのち、
ヘッド切り換え回路21でHSW信号にもとづいて切り
換えられて、FM復調回路22へ送られ、このFM復調
回路22で再生信号がFM復調される。その際、記録時
に垂直ブランキング期間に多重されたPCM音声をFM
復調すると、PCM音声の記録信号帯域がFM変調信号
の記録帯域に比べて広く、PCM信号のFM復調結果は
、図10に示すように、再生映像信号の有効振幅内でど
のような信号が出力されるかわからない。
【0013】しかしながら、通常再生時は第2同期分離
回路25で検出される再生信号に付加されている同期信
号の出力のパターンが決まっているので、検出した同期
信号により上記PCMエリアの検出を行なうことができ
る。具体的には、通常再生時に第2同期分離回路25よ
り出力される同期分離出力は一定周期で連続して検出さ
れる。したがって、検出される同期信号をカウントする
ことにより、上記PCMエリアを検出することができる
。これによって、第1の再生信号処理回路26で、この
部分の再生情報をマスクしてフィールドメモリ28へは
書き込まないようにしている。メモリ制御回路29では
通常再生時、上記第2同期分離回路25から出力される
同期分離出力をもとにフィールドメモリ28への書き込
みアドレスを発生させ、また上記同期信号に同期してフ
ィールドメモリ28への書き込みを行ない、また、フィ
ールドメモリ28からの読み出し制御は、上記同期分離
出力とは非同期して行なわれる。つづいて、上記フィー
ルドメモリ28より出力されるTCI信号は、第2の再
生信号処理回路30へ送られ、元のカラーTV信号であ
る輝度信号Yおよび色差信号R−Y、B−Y信号にそれ
ぞれ変換されて、出力端子37a,37b,37cへと
出力される。
【0014】また、音声信号は上記PCMエリアの検出
信号にもとづき音声ディジタル信号を検出回路32でデ
ィジタルデータに変換し、ディジタル復調回路34でも
とのディジタルデータに復調する。そして、再生音声処
理回路35で誤り検出、訂正、修正などを施した後、元
の音声ディジタル信号に復元し、出力端子37dへと出
力される。
【0015】次に、上記のような記録フォーマットを採
用するVTRで特殊再生を行なった場合の動作について
説明する。なお、その特殊再生時には音声信号処理回路
部の動作はマスクするものとする。回転ヘッド2a,2
bが磁気テープ1より読み出した映像信号は、ヘッドア
ンプ20a,20bにより増幅された後、FM復調回路
22によりFM復調されて再生映像信号となる。また、
その再生映像信号のエンベロープがエンベロープ検波回
路23で検波され、その出力がコンパレータ回路24に
入力されて所定のレベルと比較される。
【0016】上記FM復調回路22の出力である再生映
像信号は、第2同期分離回路25へ送られ、ここで再生
映像信号より同期信号が分離される。また、第1の再生
信号処理回路26では再生映像信号をA/D変換したの
ちに、同期分離出力にもとづき再生映像信号に時間軸補
正などの所定の処理を施す。一方、セグメント検出回路
27では、上記第2同期分離回路25より出力される同
期分離信号をもとに、再生映像信号より記録時にあらか
じめ付加されたセグメント判別信号を分離してレベル弁
別を行なって、セグメントを判別し、その結果をメモリ
制御回路29へ出力する。
【0017】上記メモリ制御回路29では、第2同期分
離回路25の出力である同期分離信号に同期してフィー
ルドメモリ28への書き込み制御を行なうが、このフィ
ールドメモリ28への書き込みは再生信号の出力が十分
に得られる部分、つまり、コンパレータ回路24の出力
がアクティブな部分のみ書き込むように制御し、その際
、メモリへの書き込みアドレスは、上記セグメント検出
回路27からのセグメント判別結果およびHSW信号を
基準にして発生させている。なお、HSW信号はセグメ
ント内での書き込みアドレスを発生させる際に用いる。 すなわち、ヘッド切り換えが行なわれてからの時間を基
準にしてセグメント内での書き込みアドレスを発生させ
ている。また、フィールドメモリ28からの読み出し制
御は上記第2同期分離回路25の出力とは非同期に行な
われる。そして、上記フィールドメモリ28より読み出
されたTCI信号は、第2の再生信号処理回路30にお
いて、元のカラーTV信号である輝度信号Yおよび色差
信号R−Y、B−Y信号に復元されて、出力端子37a
,37b,37cへと出力されて特殊再生時の再生画像
が得られる。
【0018】図11(a)は、7倍速のスピードサーチ
を行なった場合のトラックパターンと回転ヘッドの走査
軌跡との関係を示す図であり、同図において、網線を施
した部分にPCM音声が記録されており、また、アジマ
ス効果により回転ヘッドより再生されてくる再生信号は
同図の黒く塗りつぶした部分である。図11(b)は回
転ヘッドの出力波形、同図(c)は特殊再生時のPCM
エリア、同図(d)はコンパレータ回路24の出力波形
、同図(e)はセグメントの検出結果、同図(f)はH
SW信号を示す。
【0019】ところが、特殊再生時は、通常再生時の場
合と同様に、PCMエリア部分のFM復調波形は上述し
たように、有効映像信号の振幅内でどのような出力にな
るかわからない。しかし、通常再生の場合と違い、第2
同期分離回路25より出力される同期分離結果の出力パ
ターンがまちまちであるため、通常再生時の場合のよう
にPCMエリアを検出することができない。そのため、
第2同期分離回路25およびセグメント検出回路27が
誤検出を行ない、PCMエリアの再生信号をフィールド
メモリ28へ書き込んでしまう恐れがある。その部分を
フィールドメモリ28へ書き込むと、画面上に1ライン
単位のノイズとして現れて、非常に見苦しい特殊再生画
像になってしまう。したがって、PCMエリアの信号を
フィールドメモリ28へ書き込まないようにマスクする
必要がある。つまり、図11(c)に示すような特殊再
生時のPCMエリア信号を発生しマスクする必要がある
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
ている従来のVTRでは、特殊再生時に垂直ブランキン
グ期間中のPCM音声信号の記録されている位置を確実
に検出できないため、このエリア内で第2同期分離回路
25およびセグメント検出回路27が誤検出を行ない、
PCM音声信号を画像データとしてフィールドメモリ2
8内に取り込んでしまう。そのため、ディジタル音声信
号を書き込んだ部分の信号が再生画面上で1ライン単位
のノイズとして現れて、非常に見苦しい特殊再生画像に
なってしまうという問題点があった。
【0021】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、特殊再生時にPCMエリアを確
実に検出してフィールドメモリへの書き込みをマスクす
ることができ、良好な特殊再生画像を得ることができる
VTRを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明に係るVTRは
、通常再生時は再生信号より分離される同期分離結果に
もとづいてPCMエリアを判別し、特殊再生時は回転ド
ラムの制御の基準となるヘッド切り換え信号、コンパレ
ータ回路の出力およびセグメント判別結果を用いてPC
Mエリアを判別し、これらの判別結果を用いてフィール
ドメモリへの書き込みを制御するように構成したことを
特徴とする。
【0023】
【作用】上記構成のこの発明によれば、通常再生時は同
期分離出力を基準に、また、特殊再生時は基準ヘッド切
り換え信号、コンパレータ出力信号および再生信号に付
加されているセグメント判別用信号によりPCMエリア
を検出するようにしたので、再生時にPCMエリアを確
実に検出でき、PCM音声信号をフィールドメモリに書
き込むことなく、良好な特殊再生画像を得ることが可能
となる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にもとづい
て説明する。図1はこの発明の一実施例によるVTRの
再生信号処理系の構成を示すブロック図であり、同図に
おいて、図9に示す従来例と同一の構成要素には同一の
符号を付して、それらの詳細な説明を省略する。なお、
この発明の一実施例におけるVTRの記録信号処理系の
構成は、図7に示す従来例と同一であるため、図示およ
び説明を省略する。また、記録信号フォーマットは従来
例と同一である。
【0025】図1において、100は基準信号発生回路
で、基準HSW信号を発生する。101は遅延回路で、
上記基準HSW信号を所定量遅延してHSW信号を出力
する。102はマスクパルス発生回路で、セグメント検
出結果、コンパレータ回路24の出力信号および上記基
準HSW信号の出力にもとづき特殊再生時にPCMエリ
アを検出し、マスクパルスを発生する。103はメモリ
制御回路で、通常再生時はフィールドメモリ28への書
き込みを第2同期分離回路25より出力される同期分離
出力に同期して制御し、読み出しは上記同期分離出力と
は非同期に行なう。なお、PCMエリアでの処理は、従
来例と同様に、再生信号の出力パターンにより検出し、
フィールドメモリ28への書き込みをマスクする。
【0026】図2は、上記マスクパルス発生回路102
の具体的な構成例を示すブロック図であり、同図におい
て、110はHSWパルス発生回路、111はRSフリ
ップフロップ、112はPCMエリアの長さをカウント
するエリアカウンタ、113はセグメント判別回路で、
セグメント検出回路27より出力されるセグメント情報
、コンパレータ出力および基準HSW信号をもとにセグ
メントの判別を行なう。114はセグメント判別情報と
エリア信号によりPCMマスクパルスを発生する。
【0027】図3(a)および(b)は、再生映像信号
と基準HSW信号およびHSW信号のタイミングチャー
トを示し、同図に示すように、本実施例では、基準HS
W信号がPCMエリアに対して0.5H位相が進んでお
り、HSW信号が従来例と同様に、PCMエリアに対し
て1H位相が遅れている。
【0028】つぎに、上記のように構成された実施例の
動作について説明する。通常再生時の動作は従来例と同
様であるため、説明を省略する。以下、特殊再生時の映
像信号処理系の動作について説明する。なお、従来例と
同様に、特殊再生時において、音声信号処理回路の動作
はマスクする。回転ヘッド2a,2bが磁気テープ1か
ら読み出した再生映像信号がそれぞれヘッドアンプ20
a,20bにより増幅されたのち、ヘッド切り換え回路
21でHSW信号にもとづいて切り換えられて、FM復
調回路22へ送られる。このFM復調回路22で再生映
像信号がFM復調されて再生映像信号となり、エンベロ
ープ検波回路23に送られて再生映像信号のエンベロー
プ検波を行ない、その出力をコンパレータ回路24で所
定のレベルと比較する。また、第2同期分離回路25に
おいて、上記再生映像信号より同期信号が分離される。 そして、上記FM復調回路22の出力である再生映像信
号は第1の再生信号処理回路26へ入力され、ここでA
/D変換された後、上記第2同期分離回路25の出力に
もとづき再生信号の時間軸補正、ドロップアウト補償な
どの処理を行なう。一方、セグメント検出回路27では
、上記第2同期分離回路25から出力される同期分離出
力をもとに、再生映像信号より記録時にあらかじめ付加
されているセグメント判別信号を分離してセグメント判
別を行ない、その結果をマスクパルス発生回路102へ
出力する。
【0029】マスクパルス発生回路102では、フォワ
ードサーチ、リバースサーチ、スロー再生等の特殊再生
モード、セグメント検出結果をもとに基準HSW信号お
よびコンパレータ出力信号を用いてPCMエリアを検出
する。
【0030】以下、上記マルチパルス発生回路102に
よるPCMエリアの検出方法について説明する。このマ
スクパルス発生回路102では基準HSW信号、コンパ
レータ出力およびセグメントの検出結果を利用してセグ
メント判別を行ない、マスクパルスを発生する。図2お
よび図4を用いて、上記マスクパルス発生回路102の
回路動作について説明する。図4(a)は、従来例と同
様に、7倍速のスピードサーチを行なった場合のトラッ
クパターンとヘッド走査軌跡の関係を示す図であり、同
図において、網線を施した部分にPCM音声が記録され
ており、また、アジマス効果により回転ヘッドより再生
されてくる再生信号は同図の黒く塗りつぶした部分であ
る。図4(b)は回転ヘッドの出力波形、同図(c)は
コンパレータ回路24の出力波形、同図(d)は基準H
SW信号を示し、HSWパルス発生回路110はその基
準HSW信号のエッジを検出する。また、図4(e)は
HSWパルス発生回路110の出力を示し、RSフリッ
プフロップ111はHSWパルス発生回路110の出力
でセットし、エリアカウンタ112より出力されるキャ
リー出力でリセットする構成になっており、図4(f)
に示すエリア信号を発生する。なお、上記エリアカウン
タ112は基準HSW信号を基準にして所定期間、つま
りPCMエリアに相当する期間カウントする。
【0031】一方、セグメント判別回路113では、セ
グメント検出結果、基準HSW信号およびコンパレータ
出力を用いてセグメントを判別する。すなわち、図4(
b)および(c)に示すように、コンパレータ出力はト
ラックのジャンプ情報に相当する。したがって、本実施
例のフォワードサーチの場合はセグメントナンバーが2
つあがる。また、ヘッド切り換えが行なわれると、セグ
メントナンバーが1つあがる。これらのことを考慮して
セグメント判別回路113ではセグメント判別を行なう
。図4(g)はそのセグメント判別結果を示す。なお、
PCMエリアでのセグメント検出情報はマスクする構成
になっている。
【0032】パルス発生回路114では、セグメント判
別結果が第1セグメントでエリア信号がアクティブな場
合(この部分がPCMエリアに相当する)、図4(h)
に示すようなマスクパルスを発生する。図4(i)はH
SW信号を示す。ここで、従来のHSW信号を基準に上
述のような制御を行なうとすると、第3セグメントの最
後の部分に書き込まれているPCM音声信号でセグメン
トの検出を誤った場合に確実にPCMエリアを検出でき
ない。
【0033】メモリ制御回路103では、第2同期分離
回路25からの同期分離出力に同期して上記第1の再生
信号処理回路26の出力のフィールドメモリ28への書
き込み制御を行なう。その際、フィールドメモリ28へ
の書き込みは、再生信号の出力が十分に得られる部分、
すなわち、コンパレータ回路24の出力がアクティブと
なる部分のみ書き込むように制御し、メモリ制御回路1
03のメモリへの書き込みアドレスは上記セグメント検
出回路27でのセグメント判別結果および基準HSW信
号を基準にして発生させている。この基準HSW信号は
セグメント内での書き込みアドレスを発生させる際に用
いる。すなわち、ヘッド切り換えが行なわれてからの時
間を基準にしてセグメント内での書き込みアドレスを発
生させている。また、フィールドメモリ28からの読み
出し制御は、同期分離出力とは非同期に行なわれる。フ
ィールドメモリ28から読み出されたTCI信号は、第
2の再生信号処理回路30でもとのカラーTV信号、つ
まり、Y、R−Y、B−Y信号に復元される。
【0034】上記のような構成により、垂直ブランキン
グ期間にPCM音声が記録されているセグメント記録方
式を採用するVTRにおいても、特殊再生時に再生信号
、コンパレータ出力および基準HSW信号を用いて、上
記PCMエリアを検出することができるので、この部分
の再生信号のフィールドメモリ28への書き込みをマス
クでき、良好な特殊再生画像を得ることができる。
【0035】なお、上記実施例では、7倍速のフォワー
ド方向のスピードサーチについて述べたが、どのような
速度のフォワード方向のスピードサーチ、リバース方向
のスピードサーチ、スロー再生でもセグメント判別回路
113での検出方法が変わるだけで、上記回路構成で確
実にPCMエリアを検出でき、上記実施例と同様な効果
を奏する。
【0036】また、上記実施例では、1フィールドの映
像信号を3つのセグメントに分割して記録再生するVT
Rについて説明したが、これに限ることなく、多チャン
ネル多セグメント記録方式を採用するVTRにおいても
、特殊再生時に上記の回路構成でPCMエリアを検出す
ることができ、上記実施例と同様な効果を奏する。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、多セ
グメント記録方式を採用し、記録信号の垂直ブランキン
グ期間にディジタル音声信号を記録するVTRにおいて
、通常再生時は再生信号より分離された同期信号を基準
にしてディジタルデータの記録エリアを検出し、特殊再
生時は再生信号より検出したセグメント情報、コンパレ
ータ出力および基準HSW信号により再生信号のセグメ
ントを検出することにより、上記ディジタル音声の記録
エリアを検出してこの部分の信号をフィールドメモリ内
に書き込まないようにメモリをコントロールするので、
ディジタル音声信号が画面上に現れない良好な特殊再生
画像を合成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるVTRの再生信号処
理系の構成を示すブロック図である。
【図2】マスクパルス発生回路の一構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】基準信号と再生映像信号のタイミングを示すタ
イミングチャートである。
【図4】実施例の動作を説明する信号波形図である。
【図5】TCI信号と3セグメント記録方式の概念図で
ある。
【図6】従来のVTRの記録信号とHSW信号のタイミ
ングを説明する図である。
【図7】従来のVTRの記録信号処理系の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】従来のVTRにおける1H内の記録信号フォー
マットを示す図である。
【図9】従来のVTRの再生信号処理系の構成を示すブ
ロック図である。
【図10】従来のVTRの問題点を説明するための図で
ある。
【図11】従来のVTRの動作を説明する信号波形図で
ある。
【符号の説明】
6  記録信号処理回路 23エンベロープ検波回路 24  コンパレータ回路 25  第2同期分離回路 27  セグメント検出回路 28  フィールドメモリ 40  ドラム制御回路 100  基準信号発生発生回路 101  遅延回路 102  マスクパルス発生回路 103  メモリ制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  1フィールドの映像信号を複数のセグ
    メントに分割してFM変調し、またディジタル音声信号
    を上記記録映像信号の垂直ブランキング期間に時分割に
    多重して記録再生を行なうように構成された磁気記録再
    生装置において、記録時に、記録映像信号の水平ブラン
    キング期間に変速再生時にセグメント判別を行なうため
    の基準信号を付加する基準信号付加手段と、再生時に、
    フィールドメモリの書き込み制御を行なうための基準信
    号を発生する基準信号発生手段と、この基準信号発生手
    段の出力を所定量遅延する遅延手段と、この遅延手段の
    出力を基準にして回転ドラムを制御するドラム制御手段
    と、再生信号をエンベロープ検波し所定のレベルと比較
    する比較手段と、再生信号より同期信号を分離する同期
    分離手段と、通常再生時は上記ディジタル音声信号の記
    録されているエリアを上記同期分離手段の出力パターン
    により検出し、かつ変速再生時は上記同期分離手段の出
    力を基準として上記セグメント判別信号をもとに現在再
    生中のセグメントを検出するセグメント検出手段と、上
    記基準信号、比較手段の出力およびセグメント判別結果
    を用いて上記ディジタル音声信号の記録エリアを検出す
    るエリア検出手段と、通常再生時は上記同期分離手段の
    出力にもとづいてフィールドメモリへの書き込みアドレ
    スを発生させ、かつ変速再生時は上記比較手段の出力、
    エリア検出手段の出力信号、セグメント検出手段の出力
    および基準信号にもとづいてフィールドメモリへの書き
    込みアドレスを発生させるアドレス発生手段と、上記同
    期分離手段の出力に同期してフィールドメモリへの書き
    込み制御をおこない、かつ読み出しは上記同期信号とは
    非同期制御するフィールドメモリ読み出し制御手段とを
    備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
JP3075467A 1991-04-09 1991-04-09 磁気記録再生装置 Pending JPH04310080A (ja)

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