JPS5812586B2 - 液晶表示管用フイルム状電極コネクタの製造方法 - Google Patents

液晶表示管用フイルム状電極コネクタの製造方法

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JPS5812586B2
JPS5812586B2 JP13375978A JP13375978A JPS5812586B2 JP S5812586 B2 JPS5812586 B2 JP S5812586B2 JP 13375978 A JP13375978 A JP 13375978A JP 13375978 A JP13375978 A JP 13375978A JP S5812586 B2 JPS5812586 B2 JP S5812586B2
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芝弘
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液晶表示管用フイルム状電極コネクタの製造方
法に係り、特に簡単な製造工程によって電気接続が完全
であり、かつプリント回路基板の反りや衝撃にも十分に
耐える接着力を有する液晶表示管用フイルム状電極コネ
クタを製造する方法に関するものである。
従来の液晶表示管用電極コネクタは、その製造工程が非
常に複雑であり、取付けが困難で液晶表示管の電極との
電気接続が悪く不良率が多い。
しかもコストが非常に高くなっている。
本発明は以上の欠点を除去するためになされたもので、
非常に簡単な製造工程によって電気接続が完全であり、
かつプリント回路基板の反りや、衝撃にも十分に耐える
接着力を有する液晶表示管用フイルム状電極コネクタを
製造する方法を提供しようとするものである。
本発明による液晶表示管用フイルム状電極コネクタの製
造方法は、先づ、(イ)酸化チタン、タルク、水利アル
ミナ等の粉末と、(ロ)クロロプレン系合成ゴム、ポリ
エステル樹脂、ポリアミド樹脂、エチレンー酢酸ビニル
共重合体樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂の1種又
は2種以上の熱可塑性高分子結合剤と、(ハ)イソホロ
ン、ジペンテン、アセトフエノン、クロルトルエン、ジ
エチルカルビトール、トルエンの1種又は2種以上の溶
剤と(イ+口+ハ)を、又はこれらにさらに (ニ)テ
ルペン系樹脂、フェノール系樹脂、脂肪族炭化水素系樹
脂の1種又は2種以上の粘着付与剤を添加混合(イ+口
+ハ、又は、イ+口+ハ+ニ)し溶解せしめて成る絶縁
性熱圧着懸濁液を用いて、可撓注絶縁基板フイルム1の
片面に、所望の液晶表示管電極端子部分2とプリント回
路基板端子部分3とを連結する導電通路を形成する縦縞
細条形のコネクタ回路パターン4を除く残余部分5か又
は片面全面部にスクリーン印刷にて塗布し加熱乾燥する
工程(A)(すなわち、絶縁性熱圧着層6を形成する工
程)と、(い)黒鉛粉末、銀粉末、及びカーボンブラッ
クの1種又は2種以上から成る導電性微粉末と、(ろ)
クロロプレン系合成ゴム、ポリエステル樹脂、ポリア
ミド樹脂、エチレンー酢酸ビニル共重合体樹脂及びポリ
メチルメタクリレート樹脂の1種又は2種以上の熱可塑
性高分子結合剤と、(は) イソホロン、ジペンテン、
アセトフエノン、クロルトルエン、ジエチル力ルビトー
ル、トルエンの1種又は2種以上の溶剤と(い+ろ+は
)を、又はこれらにさらに (に) テルペン系樹脂、
フェノール系樹脂、脂肪族炭化水素系樹脂の1種又は2
種以上の粘着付与剤を添加混合(い+ろ+は、又は、い
+ろ+は十に)し溶解せしめて成る導電性懸濁液を用い
て、前記基板フイルム1の片面上にさらに、前記液晶表
示管電極端子部分2とプリント回路基板端子部分3とを
連結する導電通路を形成する縦縞細条形のコネクタ回路
パターン4をスクリーン印刷にて塗布し加熱乾燥する工
程(B)(すなわち、導電層7を形成する工程)と、 該塗布乾燥工程(B)にて導電性縦縞細条層7を形成し
た基板フイルム1を所望の長さ及び幅寸法に切断する工
程(C)(すなわち、基板フイルム片8を形成する工程
)と、 該切断工程(C)にて得られた基板フイルム片8の一端
の導電性縦縞細条層7を前記液晶表示管電極端子部分2
に接触させ、他端の導電性縦縞細条層7を前記プリント
回路基板端子部分3に接触させ、かつ前記基板フイルム
片8の中央部分8aを上方又は下方に曲げて前記基板フ
イルム片8の両端部8a,8bを加熱加圧してそれぞれ
一体に熱圧着する工程(D)とから成ることを特徴とす
る。
又、本発明において、前記絶縁性熱圧着懸濁液における
(イ)酸化チタン、タルク、水利アルミナ等の粉末が5
〜30重量で、(ロ)熱可塑性高分子結合剤が10〜5
0重量%で、(ハ)溶剤が30〜80重量%で、又(ニ
)粘着付与剤が0.1〜20重量%であり、前記導電性
懸濁液における(い)導電性微粉末が10〜70重量%
で、(ろ)熱可塑性高分子結合剤が10〜65重量%で
、(は)溶剤が25〜60重量%で、又(に)粘着付与
剤が0.1〜20重量%であり、かつ前記の両加熱乾燥
工程(A及びB)が共に50〜140℃にて5〜15分
間であり、さらに前記熱圧着工程(D)における加熱温
度が100〜200℃で加圧力が1〜3 0 kg /
cri’tである。
又、本発明において、前記の黒鉛粉末、銀粉末の粒度が
0.1〜40μで、カーボンブラックの粒度が0,1μ
以下であり、前記の導電姓懸濁液(い十ろ+は、又は、
い+ろ+は士に)の見掛比重が1.1〜1.7、粘度が
100〜1000ポイズであり、さらに前記の熱圧着懸
濁液(イ+口+ハ、又は、イ+口+ハ−ニ)の見掛比重
が1.1〜1.7、粘度が100〜1000ポイズであ
る。
しかして、本発明に係る前記(い)の黒鉛、銀及びカー
ボンブラックの粉末の組成における数量限定、すなわち
10〜70重量%の上限及び下限を越える場合には、印
刷に用いる導電性懸濁液の安定性及び印刷性のいわゆる
「のり」と「稠度」が共に良くなく、特に上限を越える
場合は、接着力が十分に得られず不可であり、又、下限
未満では抵抗値が高くなり導電性が十分でなく不可であ
る。
又、前記粉末の粒度に対しては、黒鉛、銀の場合40μ
を越えると前記導電性懸濁液の安定性、印刷のいわゆる
「のり」及び付着性が十分得られず不可である。
又、下限を0.1μにしたのは通常工業的には入手可能
であり、懸濁液の粘度稠度並びに印刷性等から勘案して
好適なためである。
又、前記カーボンブラックの場合、0.1μ以下とした
のは、0.1μを越える粒度のものは、工業的に入手困
難なためである。
又、カーボンブラックの場合、1μとしたのは、前記黒
鉛、銀の場合と異なり粒子同志が鎖のように結合してい
るため、粒子が細かくても印刷性が好適である。
次に前記(ろ)熱可塑性高分子結合剤のうち、クロロプ
レン系合成ゴムとしては、例えばネオプレン系ゴムに属
する昭和高分子株式会社製商品名ビニロール2200、
ビニロール2700等を使用することができる。
次にポリアミド樹脂としては、ダイマー酸とアルキレン
ポリアミンとの縮合反応を行なわせて得られたもので、
平均分子量約700〜7000程度、軟化点110〜1
85℃、溶解粘度(200℃における粘度)1,8〜4
0ポイズのもので、実際には、富士化成工業株式会社製
商品名トーマイド及びこれに相当する東都化成株式会社
製商品名グツドマイドのポリアミド樹脂のものも使用で
きる。
又、ポリエステチ樹脂としては、例えば、東洋紡績株式
会社製商品名バイロン洗200、バイロン4300等、
又、ポリメチルメタクリレート樹脂としては、例えば三
菱レーヨン株式会社製商品名ダイヤナールLR−866
等を使用することが出来る。
次に前記(ろ)熱可塑性高分子結合剤における数量限定
、すなわち、10〜65重量%の下限未満になると、粘
度が低くなり、稠度も不十分で印刷性も悪くなり、又、
附着力がなく不可である。
上限を越えると、稠度が高すぎ、樹脂の溶解性が悪くな
り、又、印刷性が悪くなり不可である。
次に(に)の粘着付与剤樹脂のうち、テルペン系樹脂と
しては、例えば、日本ゼオン株式会社製商品名クィント
ンU−185(軟化点85℃、比重0.99)、クイン
トンA−100(軟化点100℃、比重0.97)、脂
肪族炭化水素樹脂としては、例えば、三井石油化学工業
株式会社製商品名三井ハイレツツ(平均分子量1200
,軟化点100℃、比重0.97)を用いることができ
る。
次に前記(に)粘着付与剤樹脂の組成における数量限定
、すなわち、0.1〜20重量%の上限を越えると、稠
度が高すぎ、樹脂の溶解性が悪くなり又、印刷性が悪く
なり不可である。
下限を越えると粘着附与効果が生ぜず不可である。
次に、前記(ろ)熱可塑性高分子結合剤と、(に)粘着
付与剤樹脂との溶剤(は)の数量限定、すなわち、25
〜60重量%の上限を越えると見掛比重及び粘度が共に
低下しすぎ不可であり、下限を越えると、逆に見掛比重
及び粘度が上昇し、溶解性が悪くなるので不可である。
以上、前記導電性懸濁液の各調製原料(い)、(ろ)、
(は)又は(い)、(ろ)、(は)、(に)をそれぞれ
各所定量づつ混合し、均一に溶解分散せしめた見掛比重
1.1〜1.7、粘度100〜1000ポイズの導電性
懸濁液(い+ろ+は)又は(い+ろ+は+に)を得るが
、この場合導電性懸濁液の見掛比重が1.1未満では、
黒鉛、銀、カーボンブラック(い)と熱可塑性高分子結
合剤(ろ)との、さらに粘着附与剤樹脂(に)との成分
が、不足で附着性が悪くなる傾向を示し、又、1.7を
越えると稠度が上昇し不可である。
粘度も前記の下限未満では附着性、印刷の「のり」等の
稠度が不足し、上限を越えると、稠度が高すぎ印刷性が
かえって悪くなり不可である。
次に、前記絶縁性熱圧着懸濁液〔(イ+口+ハ)又は(
イ+口+ハ−ニ)〕における酸化チタン粉末イ)として
は、粒度0.1〜5μ、比重3.9〜4.2のもので、
実際にはチタン工業株式会社製商品名アナターゼ型酸化
チタン、タルク粉末(イ)としては、粒度100〜30
0メッシュ、比重2.6〜2.8のもので、実際には、
日本タルク株式会社製商品名タルク粉末A、水和アルミ
ナ粉末(イ)としては、粒度100〜300メッシュ、
見掛比重3.7〜3.99のもので、実際には、昭和電
工株式会社製商品名ハイジライトH−32を使用するこ
とが出来る。
しかして、これら酸化チタン粉末、タルク粉末、水利ア
ルミナ粉末等の粉末(イ)の組成における数量限定、す
なわち、5〜30重量%の上限及び下限を越える場合に
は、印刷インキとして用いる懸濁液の安定性及び印刷性
のいわゆる「のり」と「稠度」が共に良くなく、特に上
限を越える場合は接着が十分に得られず不可である。
次に前Wdo)熱可塑性高分子結合剤の組成における数
量限定、すなわち、10〜50重量%の下限未満になる
と、粘度が低くなり、稠度も不十分で印刷性も悪くなり
又、附着力がなく不可である。
上限を越えると、稠度が高すぎ、樹脂の溶解性が悪くな
り、又、印刷性が悪くなり不可である。
さらに、(ニ)粘着付与剤の数量限定、すなわち、0.
1〜20重量%の上限を越えると、稠度が高すぎ、樹脂
の溶解性が悪くなり、下限未満では粘着付与効果が生ぜ
ず不可である。
又(ハ)溶剤の数量限定、すなわち、30〜80重量%
の上限を越えると見掛比重及び粘度が共に低下しすぎて
不可であり、下限未満では、逆に見掛比重及び粘度が上
昇し溶解性が悪くなるので不可である。
以上前記絶縁性熱圧着懸濁液の各調製原料(イ)、(ロ
)、(ハ)又は(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)をそれ
ぞれ各所定量づつ混合し、均一に溶解分散せしめた見掛
比重1.1〜1.7、粘度100〜1000ポイズの絶
縁性熱圧着懸濁液(イ+口+ハ)又は(イ+口+ハ−ニ
)を得るが、この場合、絶縁性熱圧着懸濁液の見掛比重
が1.1未満では、酸化チタン、水利アルミナ粉末、タ
ルク粉末(イ)と、熱可塑性高分子結合剤(ロ)との成
分が不足で、附着性が悪くなる傾向を示し、又1.7を
越えると稠度が上昇し不可である。
粘度も前記の下限未満では附着性印刷の「のり」等の稠
度が不足し、上限を越えると、稠度が高すぎ印刷性がか
えって悪くなり不可である。
次に、前記絶縁性熱圧着懸濁液及び導電性懸濁液のそれ
ぞれの印刷塗布後の加熱乾燥工程(A及びB)における
温度50〜140℃が50℃より低いと乾燥が不十分で
あり、140℃を越えると可撓性基板フイルム等にも悪
影響を及ぼす。
又、乾燥時間も5〜15分間が適当である。
5分未満では乾燥不十分のおそれあり、15分を越える
必要はない。
最後に、前記熱圧着工程(D)において、プレス等にて
温度100〜200℃、圧力1〜30kg/cm2で加
熱加圧し導電性接続部分を結合する。
この加熱加圧によって導電性ヒートシールが完成される
前記の加熱温度が100℃より低いとクロロプレン系合
成ゴム及び樹脂〔(向及び(ろ)〕が軟化溶融しにくく
、圧着効果が不十分で、接着強度に悪影響を与え、20
0℃を越えるとかえって種類によっては基板フイルム及
び液晶表示管自体にも悪影響を与える恐れがあり、樹脂
等の溶融から見ても必要性に乏しい。
又、加圧圧縮の強度が1kg/cm2未満では圧着の効
果が充分でなく不可であり、30kg/cm2を越える
と基板フイルム及び液晶表示管自体に対しても種類によ
っては悪影響を及ぼしその必要性に乏しい。
次に、図面で概略を説明すると、出発材料として第1a
図及び第1b図に示すような可撓性絶縁基板フイルム1
を用いる。
実際には、厚さ10〜200μのポリエステルフイルム
、ポリアミドフイルム、ポリカーボネートフイルム、ポ
リエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム等を用い
る。
先ずA工程により第2a図及び第2b図に示すように絶
縁性熱圧着層6を形成する。
図中空白の部分5は、すなわち縦縞細条形のコネクタ回
路パターン4を除いた基板フイルムの残余の部分であり
、次のB工程にて第3a図及び第3b図に示すように、
ここに導電層7を形成する。
この場合に前記熱圧着層6とこの導電層7とは略々同一
平面になるようにする。
第3a図において基板フィルム1の幅Aは、30〜50
0m、長さBは30〜500mm、導電性縦縞細条層7
の幅Cは0.2 〜3.0mm、さらに隣接する縦縞細
条層7間の間隔距離Dは0.2〜3.0mである。
なお、この場合逆に、第4a図及び第4b図に示すよう
に、最初に基板フィルム1の片面に導電性縦縞細条層7
を形成してから後で、残余の空白の部分の基板フイルム
面上に前記の絶縁性熱圧着層6を略々同じ面になるよう
に形成してもよい。
本発明においては、又、第5a図及び第5b図に示すよ
うに人工程において絶縁基板フイルム1の片面全面に絶
縁性熱圧着層6を形成してから、この表面上にさらにコ
ネクタ回路パターン4を印刷形成する導電性縦縞細条層
7を設けてもよい。
勿論この場合は第6b図に示すように前記導電層7は熱
圧着層6の上に稍々突出している。
すなわち基板フィルム1に直接接触して設けられていな
い。
次に何れにせよB工程で得られた基板フイルムを第7図
に示すようにC工程にて所望の寸法に切断してコネクタ
基板フイルム片8を得る。
このコネクタ基板フイルム片8の幅A′の寸法は10〜
100mmであり、縦縞方向の長さB’の寸法は25〜
100mmである。
第8図に示す如く、ガラス基板9上に液晶部分10が設
けられた所望の液晶表示管の液晶部分10から導出され
た導体11の端末部に液晶部分10の電極端子部分2が
設けられ、これと対向してプリント回路基板12の端子
部分3が設けられている。
前記C工程で得られたコネクタ基板フイルム片8を裏返
えしにしてその一端部8bにおける導電層7を、前記の
液晶表示管電極端子部分2に直接接触させ、又他端部8
bにおける同じ導電層7を、前記電極端子部分2と対向
するプリント回路基板12の端子部分3に直接接触させ
て載置し、それぞれ加熱加圧して一体に熱圧着させて連
結する。
かくしてその断面略図を第9a図及び第9b図に示すよ
うな液晶表示管用フイルム状電極コネクタが製造される
すなわち、第9a図ではコネクタ基板フイルム片8の中
央部分8aが、図中液晶表示管のガラス基板9と、プリ
ント回路基板12との下部にて曲げられていて、第9b
図では、これが図中上方にて曲げられている。
以上の如く本発明に係る液晶表示管用フイルム状電極コ
ネクタにおける熱圧着による接合、すなわちヒートシー
ルした部分の接着強度は、コネクタの中央部分8aを上
又は下に曲げているため、プリント回路基板の反りや衝
撃に対しても十分に保証される。
その上、製造工程が非常に簡単で、しかも電気接続が完
全であり、取付けが容易で不良率が少なく安価になる。
以下本発明をさらに実施例について説明する。
実施例 1 (イ)酸化チタン粉末10重量%と、(ロ)ネオプレン
系合成ゴムとして昭和高分子株式会社製商品名ビニロー
ル2200を25重量%と、(ハ)溶剤としてイソホロ
ン65重量%とを均一に混合(イ+口+ハ)し、十分に
攪拌溶解し分散せしめ、見掛比重1.3、粘度500ポ
イズの絶縁性熱圧着懸濁液を調製した。
これを用いて、厚さ25μのポリエステル基板フイルム
1の片面に、液晶表示管電極端子部分2(第8図参照)
とプリント回路基板端子部分3とを連結する導電通路を
形成する縦縞細条形のコネクタ回路パターンを除く残余
の絶縁部分5を、第2a図及び第2b図に示すようにス
クリーン印刷により印刷塗布し、温度100℃で15分
間加熱乾燥した(人工程)。
かくして絶縁性熱圧着層6を形成した。
次に、(い)粒度0.1〜40μの黒鉛粉末38重量%
と、(ろ)ネオプレン系合成ゴムとして昭和高分子株式
会社製商品名ビニロール2200を20重量%と、(は
)溶剤イソホロン42重量%とを均一に混合(い干ろ+
は)攪拌溶解し、分散せしめ、見掛比重1.1、粘度5
00ポイズの導電性懸濁液組成物を調製した。
次にこれを用いて、前記の厚み25μのポリエステル基
板フイルム1の片面の導電性のコネクタ回路パターン4
を第3a図及び第3b図に示すようにスクリーン印刷法
により印刷した。
すなわち、第2a図及び第3図に示す基板フイルム1の
空白の部分5を導電層7で満たした。
しかしてこの塗布面を温度100℃で15分間加熱乾燥
し導電層7を形成した(B工程)。
次に、前記工稍lにて導電性縦縞細条層7を形成したポ
リエステル基板フイルム1を、第7図に示すようにA’
の巾40mm、B’の長さ、45mmの寸法に切断した
(C工程)。
次にかくして得られた基板フイルム片8の塗布面の一端
8bをプリント回路基板12の端子3に導電性部分が重
なるように合せ、中央部分8aを上に曲げ、他の一端8
bを液晶表示管の電極端子2に導電性部分が重なるよう
に合せ、これをプレスにて温度150℃、圧力6kg/
cm2で加熱加圧して第8図に見られるように圧着した
(D工程)。
このヒートシールした部分のプリント回路基板12の電
極端子3と、液晶表示管の電極端子2との間の導電性は
完全であった。
又、この時の接着強度は十分であった。
さらにプリント回路基板の反りや衝撃に対しても接着強
度は十分であった。
なお、前記(0)クロロプレン系合成ゴムの代りに、ポ
リエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エチレンー酢酸ビニ
ル共重合体樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂を用い
ても略々同様の結果を得た。
さらに、前記の人工程とB工程とを逆にして、先に、第
4a図及び第4b図に示すように、B工程によって導電
性縦縞細条層7を形成し、その後で第3a図及び第3b
図に示すように、人工程によって熱圧着層6を形成して
も略々同様の良好な結果が得られた。
実施例 2 実施例1の絶縁性熱圧着懸濁液を用いて、厚さ25μの
ポリエステル基板フイルム1の片面上に、コネクタ回路
を除く絶縁部分5をスクリーン印刷法により印刷塗布し
この塗布面を温度100℃で15分間加熱乾燥し熱圧着
層6を第2a図及び第2b図に示すように形成した(A
工程)。
(い)粒度0.1〜40μの黒鉛粉末30重量%及び粒
度0.1μ以下のカーボンブラック10重量%と、前記
実施例1の(ろ)合成ゴム22重量%と、前記(は)溶
剤イソホロン38重量%とを均一に混合(い+ろ+は)
攪拌溶解し、分散せしめ、見掛比重1.2、粘度600
ポイズの導電性懸濁液組成物を調製した。
次にこれを用いて、前記のポリエステル基板フイルム1
の前記の片面に導電性のコネクタ回路パターン4をスク
リーン印刷法により印刷し、この塗布面を温度100℃
で15分間加熱乾燥し導電性縦縞細条層7を形成した(
B工程)次に、前記B工程を終えたポリエステル基板フ
イルム1を第7図に示すようにA7巾40mm,B’長
さ45mmの寸法に切断しコネクタ基板フィルム片8を
得た(C工程)。
このコネクタ基板フイルム片8の塗布面の一端8bをプ
リント回路基板12の端子部分3に導電層7が重なるよ
うに合せ、中央部分8aを下に曲げ他の一端8bを液晶
表示管の液晶部分10から導出される電極端子部分2に
導電層7が重なるように合わせ、第8図に見られるよう
に、これをプレスにて温度150℃、圧力6 kg/c
r?tで加熱加圧して圧着した(D工程)。
ヒートシールした部分のプリント回路基板12の電極端
子部分3と、液晶表示管の電極端子部分2との間の導電
性は完全であった。
又、この時の接着強度は十分であった。さらに、プリン
ト回路基板12の反りや衝撃に対しても接着強度は十分
であった。
なお、前記(ろ)クロロプレン系合成ゴムの代りに、ポ
リエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エチレンー酢酸ビニ
ル共重合体樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂を用い
ても略々同様の結果を得た。
さらに、この実施例においても、前記のA工程とB工程
とを逆にしてコネクタ基板フィルム片8を形成しても、
略々同様の結果が得られた。
実施例 3 実施例1の絶縁性熱圧着懸濁液を用いて、厚さ25μの
ポリエステル基板フイルム1の片面上のコネクタ回路を
除く絶縁部分5にスクリーン印刷法により印刷し、この
塗布面を温度100℃で15分間加熱乾燥し第2a図及
び第2b図に示すように熱圧着層6を形成した(A工程
)。
次に(い)粒度0.1〜40μの黒鉛粉末20重量%及
び粒度0.1μ以下のカーボンブラック10重量%と、
前記実施例1の(ろ)合成ゴム20重量%と、前記(に
)の粘着付与剤としてのテルペン系樹脂として日本ゼオ
ン株式会社製商品名クイントンU−185を10重量%
と、さらに前記(は)溶剤イソホロン40重量%とを均
一に混合(い+ろ+は+に)攪拌溶解し、見掛比重1.
2、粘度550ポイズの導電性懸濁液組成物(い+ろ+
は+に)を調製した。
これを用いて、前記のA工程を終えたポリエステル基板
フィルム1の片面に導電性のコネクタ回路パターン4を
第3a図及び第3b図に示すようにスクリーン印刷法に
より印刷し、この塗布面を温度100℃で15分間加熱
乾燥し導電性縦縞細条層7を形成した(B工程)。
次に、このB工程を終えた基板フィルム1を第7図に示
すようにA’幅40mm,E3’長さ45mmの寸法に
切断しコネクタ基板フイルム片8を得た(C工程)。
このコネクタ基板フイルム片8の塗布面の一端8bをプ
リント回路基板12の電極端子部分3に導電層7が重な
るように合せ、中央部分8aを下に曲げ、他の一端8b
を液晶表示管の液晶部分10から導出される電極端子部
分2に導電層7が重なるように合わせ、第8図に見られ
るように、これをプレスにて温度150℃、圧力6kg
/cm2で加熱加圧して圧着した(D工程)。
ヒートシールした部分のプリント回路基板12の電極端
子部分3と、液晶表示管の電極端子部分2との間の導電
性は完全であった。
また、この時の接着強度は十分であった。
さらに、プリント回路基板12の反りや衝撃に対しても
接着強度は十分であった。
なお、前記(ろ)クロロプレン系合成ゴムのかわりに、
ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エチレンー酢酸ビ
ニル共重合体樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂を用
いても、略々同様の結果を得た。
さらに、この実施例においても、前記A工程とBT程と
の順序をかえて逆にしてコネクタ基板フイルム片8を形
成しても、略々同様の結果が得られた。
実施例 4 実施例1の絶縁性熱圧着懸濁液を用いて、厚さ25μの
ポIJ−1ステル基板フイルム1の片面上のコネクタ回
路を除く絶縁部分5にスクリーン印刷法により印刷し、
この塗布面を温度100℃で15分間加熱乾燥し第2a
図及び第2b図に示すように熱圧着層6を形成した(人
工程)。
次次に、(い)粒度0.1〜40μの黒鉛粉末20重量
%、及び粒度1〜40μの銀粉末7重量%と、(ろ)の
ポリエステル樹脂として東洋紡績株式会社製商品名バイ
ロンA300,20重量%と、(は)溶剤イソホロン5
3重量%とを均一に混合(い+ろ+は)攪拌溶解し、見
掛比重1.3、粘度450ポイズの導電性懸濁液組成物
(い干ろ+は)を調製した。
これを用いて、A工程を終えたポリエステル基板フイル
ム1の片面に導電性のコネクタ回路パターン4を第3a
図及び第3b図に示すようにスクリーン印刷法により印
刷し、この塗布面を温度100℃で15分間加熱乾燥し
導電性縦縞細条層7を形成した(B工程)。
次にこれを第7図に示すようにA′、巾40mm,B’
長さ45mmの寸法に切断しコネクタ基板フイルム片8
を得た(C工程)。
次に、このコネクタ基板フイルム片8の塗布面の一端8
bをプリント回路基板12の電極端子部分3に導電層7
が重なるように合せ、中央部分8aを下に曲げ、他の一
端8bを液晶表示管の液晶部分10から導出される電極
端子部分2に導電層7が重なるように合わせ、第8図に
見られるように、これをプレスにて温度150℃、圧力
6kg/cm2で加熱加圧して圧着した(D工程)。
ヒートンシールした部分のプリント回路基板12の電極
端子部分3と、液晶表示管の電極端子部分2との間の導
電性は完全であった。
又、この時の接着強度は十分であった。
さらに、プリント回路基板12の反りや衝撃に対しても
接着強度は十分であつた。
なお、前記(ろ)ポリエステル樹脂の代りに、クロロプ
レン系合成ゴム、ポリアミド樹脂、エチレンー酢酸ビニ
ル共重合体樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂を用い
ても略々同様の結果を得た。
さらに、この実施例においても、前記人工程とB工程と
の順序をかえて逆にしてコネクタ基板フイルム片8を形
成しても、略々同様の結果が得られた。
実施例 5 前記実施例1の絶縁性熱圧着懸濁液(イ+口+ハ)を用
いて、厚さ30μのポリエステル基板フイルム1の片面
全体にスクリーン印刷法により印刷塗布し、この塗布面
を温度120℃で15分間加熱乾燥し絶縁注熱圧着層6
を形成した(人工程)(第5a図及び第5b図参照)。
次に、前記実施例1の導電性懸濁液組成物(い+ろ+は
)を用いて、前記A工程にて得られた被着面上に導電性
のコネクタ回路パターン4を、第6a図及び第6b図に
示すようにスクリーン印刷法により印刷し、この塗布面
を温度100℃で15分間加熱乾燥し、導電性縦縞細条
層7を形成した(B工程)。
次に、このB工程にて導電性縦縞細条層7を形成したポ
リエステル基板フイルム1を、第7図に示すようにA’
の巾35mm,B’の長さ45mmの寸法に切断した(
C工程)。
次にかくして得られた基板フイルム片8の塗布面の一端
8bをプリント回路基板12の端子部分3に導電性部分
7が重なるように合せ、中央部分8aを下に曲げ、他の
一端8bを液晶表示管の電極端子部分2に導電性部分7
が重なるように合せ、これをプレスにて温度150℃、
圧力6 反/cI/tで加熱加圧して第8図に見られる
ように圧着した(D工程)。
このヒートシールした部分のプリント回路基板12の電
極端子3と、液晶表示管の電極端子2との間の導電性は
完全であった。
又、この時の接着強度は十分であった。さらにプリント
回路基板の反りや衝撃に対しても接着強度は十分であっ
た。
なお、前記(ロ)クロロプレン系合成ゴムの代りに、ポ
リエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エチレンー酢酸ビニ
ル共重合体樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂を用い
ても略々同様の結果を得た。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本発明に係る可撓性絶縁基板フイルムを模式
的に拡大して示す平面図、第1b図は同じくその断面図
、第2a図は本発明の人工程にて導電通路を形成する縦
縞細条形のコネクタ回路パターンを除く部分に熱圧着層
を形成せしめた絶縁基板フイルムを模式的に拡大して示
す平面略図、第2b図は同じくその断面略図、第3a図
は本発明のB工程にて導電通路を形成する縦縞細条形の
コネクタ回路パターン部分(第2a図の空白部分)に導
電層を形成せしめた絶縁基板フイルムを模式的に拡大し
て示す平面略図、第3b図は同じくその断面略図、第4
a図は本発明の他の実施例において人工程で先に縦縞細
条形の導電層を形成せしめた絶縁基板フイルムを模式的
に拡大して示す平面略図、第4b図は同じくその断面略
図、第5a図は本発明のさらに他の実施例のA工程にて
熱圧着層を片面全面に形成せしめた絶縁基板フイルムを
模式的に拡大して示す平面略図、第5b図は同じくその
断面略図である。 第6a図は同じく本発明のさらに他の実施例のB工程に
て第5a図に示す熱圧着層の上にさらに縦縞細条形のコ
ネクタ回路パターンを示す導電層を形成せしめた絶縁基
板フイルムの模式拡大平面略図、第6b図は同じくその
断面略図、第7図は本発明のC工程にて所望寸法に切断
した縦縞導電層及び熱圧着層を兼備した絶縁基板フイル
ムを拡大して示す平面略図、第8図は本発明に係る電極
コネクタを模式的に拡大して示す部分切欠斜視図、第9
a図は本発明の一実施例に係る電極コネクタを拡大して
示す要部の断面略図、さらに第9b図は本発明の他の実
施例に係る電極コネクタを拡大して示す要部の断面略図
である。 1……可撓姓絶縁基板フィルム、2……液晶表示管電極
端子部分、3……プリント回路基板端子部分、4……縦
縞細条形のコネクタ回路パターン、5……縦縞細条形の
コネクタ回路パターン4を除く基板フイルムの残余部分
、6……熱圧着層、7……縦縞細条形のコネクタ回路パ
ターン4に印刷形成した導電性縦縞細条層、8……所望
寸法に切断し形成したコネクタ基板フイルム片、8a…
…コネクタ基板フイルム片8の中央部分、8b……コネ
クタ基板フイルム片8の両端部、9……液晶表示管のガ
ラス基板、10……液晶部分、11……導体、12……
プリント回路基板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)酸化チタン、タルク、水利アルミナ等の粉末
    と、((ロ)クロロプレン系合成ゴム、ポリエステル樹
    脂、ポリアミド樹脂、エチレンー酢酸ビニル共重合体樹
    脂、ポリメチルメタクリレート樹脂の1種又は2種以上
    の熱可塑性高分子結合剤と、(ハ)イソホロン、ジペン
    テン、アセトフエノン、クロルトルエン、ジエチル力ル
    ビトール、トルエ の1種又は2種以上の溶剤と(イ+
    口+ハ)を、又はこれらにさらに、(ニ)テルペン系樹
    脂、フェノール系樹脂、脂肪族炭化水素系樹脂の1種又
    は2種以上の粘着付与剤を添加混合(イ+口+ハ、又は
    、イ+口+ハ−ニ)し溶解せしめて成る絶縁性熱圧着懸
    濁液を用いて、可撓性絶縁基板フイルムの片面に、所望
    の液晶表示管電極端子部分とプリント回路基板端子部分
    とを連結する導電通路を形成する縦縞細条形のコネクタ
    回路パターンを除く残余部分をスクリーン印刷にて塗布
    し加熱乾燥する工程(A)と、 (い)黒鉛粉末、銀粉末、及びカーボンブラックの1種
    又は2種以上から成る導電性微粉末と、(ろ)クロロプ
    レン系合成ゴム、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、
    エチレンー酢酸ビニル共重合体樹脂及びポリメチルメタ
    クリレート樹脂の1種又は2種以上の熱可塑性高分子結
    合剤と、(は)イソホロン、ジペンテン、アセトフエノ
    ン、クロルトルエン、ジエチルカルビトール、トルエン
    の1種又は2種以上の溶剤と(い+ろ+は)を、又はこ
    れらにさらに、(に)テルペン系樹脂、フェノール系樹
    脂、脂肪族炭化水素系樹脂の1種又は2種以上の粘着付
    与剤を添加混合(い+ろ+は、又は、い+ろ+は十に)
    に溶解せしめて成る導電性懸濁液を用いて、前記基板フ
    イルムの片面上にさらに、前記液晶表示管電極端子部分
    とプリント回路基板端子部分とを連結する導電通路を形
    成する縦縞細条形のコネクタ回路パターンをスクリーン
    印刷にて塗布し加熱乾燥する工程(B)と、 該塗布乾燥工程(B)にて導電性縦縞細条層を形成した
    基板フイルムを所望の長さ及び幅寸法に切断する工程(
    C)と、 該切断工稍C)にて得られた基板フイルム片の一端の導
    電性縦縞細条層を前記液晶表示管電極端子部分に接触さ
    せ、他端の導電性縦縞細条層を前記プリント回路基板端
    子部分に接触させ、かつ前記基板フイルム片の中央部分
    を上方又は下方に曲げて前記基板フイルム片の両端部を
    加熱加圧してそれぞれ一体に熱圧着する工程(D)とか
    ら成ることを特徴とする液晶表示管用フイルム状電極コ
    ネクタの製造方法。 2 前記絶縁性熱圧着懸濁液における印酸化チタン、タ
    ルク、水利アルミナ等の粉末が5〜30重量%で、(ロ
    )熱可塑性高分子結合剤が10〜50重量%で、(ハ)
    溶剤が30〜80重量%で、又(ニ)粘着付与剤が0.
    1〜20重量%であり、前記導電性懸濁液における(い
    )導電性微粉末が10〜70重量%で、(ろ)熱可塑性
    高分子結合剤が10〜65重量%で、(は)溶剤が25
    〜60重量%で、又(に)粘着付与剤が0,1〜20重
    量%であり、かつ前記の両加熱乾燥工程(A及びB)が
    共に50〜140℃にて5〜15分間であり、さらに前
    記熱圧着工程(D)における加熱温度が100〜200
    ℃で加圧力が1〜30kg/cm2であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の液晶表示管用フイルム
    状電極コネクタの製造方法。 3 前記の黒鉛粉末、銀粉末の粒度が0.1〜40μで
    、カーボンブラックの粒度が0.1μ以下であり、前記
    の導電性懸濁液(い+ろ+は、又は、い+ろ+は+に)
    の見掛比重が1.1〜1.7、粘度が100〜1000
    ポイズであり、さらに前記の熱圧着懸濁液(イ+口+ハ
    、又は、イ+口+ハ±二)の見掛比重が1.1〜1.7
    、粘度が100〜1000ポイズであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項いずれかの記載の
    液晶表示管用フイルム状電極コネクタの製造方法。 4 (イ)酸化チタン、タルク、水利アルミナ等の粉末
    と、((ロ)クロロプレン系合成ゴム、ポリエステル樹
    脂、ポリアミド樹脂、エチレンー酢酸ビニル共重合体樹
    脂、ポリメチルメタクリレート樹脂の1種又は2種以上
    の熱可塑性高分子結合剤と、(ハ)イソホロン、ジペン
    テン、アセトフエノン、クロルトルエン、ジエチルカル
    ビトール、トルエンの1種又は2種以上の溶剤と(イ+
    口+ハ)を、又はこれらにさらに、(ニ)テルペン系樹
    脂、フェノール系樹脂、脂肪族炭化水素系樹脂の1種又
    は2種以,上の粘着付与剤を添加混合(イ+口+ハ、又
    は、イ+口+ハ−ニ)し溶解せしめて成る絶縁性熱圧着
    懸濁液を用いて、可撓性絶縁基板フイルムの片面全面部
    にスクリーン印刷にて塗布し加熱乾燥する工程(5)と
    、 (い)黒鉛粉末、銀粉末、及びカーボンブラックの1種
    又は2種以上から成る導電性微粉末と、(ろ)クロロプ
    レン系合成ゴム、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、
    エチレンー酢酸ビニル共重合体樹脂及びポリメチルメタ
    クリレート樹脂の1種又は12種以上の熱可塑性高分子
    結合剤と、(は)イソホロン、ジペンテン、アセトフエ
    ノン、クロルトルエン、ジエチル力ルビトール、トルエ
    ンの1種又は2種以上の溶剤と(い+ろ+は)を、又は
    これらにさらに、(に)テルペン系樹脂、フェノール系
    樹脂、脂肪族炭化水素系樹脂の1種又は2種以上の粘着
    付与剤を添加混合(い+ろ+は、又は、い+ろ+は十に
    )し溶解せしめて成る導電性懸濁液を用いて、前記基板
    フィルムの片面上にさらに、所望の液晶表示管電極端子
    部分とプリント回路基板端子部分とを連結する導電通路
    を形成する縦縞細条形のコネクタ回路パターンをスクリ
    ーン印刷にて塗布し加熱乾燥する工程(B)と、 該塗布乾燥工程(B)にて導電性縦縞細条層を形成した
    基板フイルムを所望の長さ及び幅寸法に切断する工程(
    C)と、 該切断工程(0にて得られた基板フイルム片の一端の導
    電性縦縞細条層を前記液晶表示管電極端子部分に接触さ
    せ、他端の導電性縦縞細条層を前記プリント回路基板端
    子部分に接触させ、かつ前記基板フイルム片の中央部分
    を上方又は下方に曲げて前記基板フイルム片の両端部を
    加熱加圧してそれぞれ一体に熱圧着する工程(自)とか
    ら成ることを特徴とする液晶表示管用フイルム状電極コ
    ネクタの製造方法。 5 前記絶縁性熱圧着懸濁液における(イ)酸化チタン
    、タルク、水和アルミナ等の粉末が5〜30重量%で、
    (ロ)熱可塑性高分子結合剤が10〜50重量%で、(
    ハ)溶剤が30〜80重量%で、又(ニ)粘着付与剤が
    0.1〜20重量%であり、前記導電性懸濁液における
    (い)導電性微粉末が10〜70重量%で、(ろ)熱可
    塑性高分子結合剤が10〜65重量%で、(は)溶剤が
    25〜60重量%で、又(に)粘着付与剤が0.1〜2
    0重量%であり、かつ前記の両加熱乾燥工程(A及びB
    )が共に50〜140℃にて5〜15分間であり、さら
    に前記熱圧着工稲lにおける加熱温度が100〜200
    ℃で加圧力が1〜30kg/cm2であることを特徴と
    する特許請求の範囲第4項記載の液晶表示管用フィルム
    状電極コネクタの製造方法。 6 前記の黒鉛粉末、銀粉末の粒度が0.1〜40μで
    、カーボンブラックの粒度が0.1μ以下であり、前記
    の導電性懸濁液(いゴーろ+は、又は、い+ろ+は+に
    )の見掛比重が1.1〜1.7、粒度が100〜100
    0ポイズであり、さらに前記の熱圧着懸濁液(イ+口+
    ハ、又は、イ+口+ハ−ニ)の見掛比重が1.1.〜1
    .7、粒度カ月OO〜1000ポイズであることを特徴
    とする特許請求の範囲第4項または第5項いずれかの記
    載の液晶表示管用フイルム状電極コネクタの製造方法。
JP13375978A 1978-11-01 1978-11-01 液晶表示管用フイルム状電極コネクタの製造方法 Expired JPS5812586B2 (ja)

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