JPS58125306A - 冷間圧延用ロ−ルの耐久化法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は冷間圧蝙用ロールの耐久化法に関するものであ
る。

アルミキルド鋼やアルミニウムで脱酸した連続鋳造−片
より圧延された材料の薄板冷間圧延を行うとワークロー
ルの表面が早期に摩耗平滑化して、圧延時の噛込み性や
、圧延性の負荷状態が変動し、圧延を不安定ならしめて
、全体的な摩耗は殆んどないのに、非常に早期にロール
を替えざるを得なくなる。このような状態は、通常のア
ルミキルド鋼の薄板圧延を多量に行う場合や、溶解アル
ばニウムが０．００１前後の非常に少ないアルミニウム
脱酸連続鋳造材の圧延に現われ、通常のリムド鋼中、キ
ャップド鋼、或いは８１キルド調圧延の場合の１／２か
らｌＡ程度の圧延でワークロール面が平滑化してしまう
、これに対して圧延油組成を変更して平滑化現象を緩和
する方法がとられている（鍬本他３名；日本塑性加工学
会第１９回圧延工学分科会資料Ｐ、−６）が、なお、問
題が残されたままである。

ま九りムド鋼中８１キルドｆｓを圧延スケジュール中に
３０９６以上組合せて早期平滑化を防ぐ方策がとられて
いる。しかしながら、最近の連続鋳造の大きな発展と、
鋳造材質確保からのアルミニウム脱酸がさけられない現
在、この問題は益々深刻な状態になシつつある。

本発明者らは、このようなアルミキルド−の冷間薄板圧
延におけるロール摩耗現象ラミクロ的に詳しく−べ、そ
の主原因が、圧゛延時のワークロールと圧延薄板間の圧
延警触弧面における圧延相衣ｌ微細片の剥離とロール表
面えの耐着によるいわゆる摩耗粉による摩耗であること
をつきとめた。

即ち、圧延材表面から剥離した微細汁粉はワークロール
面に耐着したままワークロールを支えるパ、クア、！ロ
ールとの間に噛み込まれ、この摩耗粉は題い圧力のもと
にのしつぶされてワークロールに更に強く耐着してしま
うか或いはパ、クアッグ表向に耐着することであシ、こ
のロール面への耐着は圧延材がアル１ニウムを極〈わず
かでも含有することで非常に助長される。

また、ロール面の微細な耐着物を調べると、ノ肴ックア
、デとの接触圧力でロール面に固く凝着したとみられる
ものは、ロール母材表面の微細破壊摩耗粉と圧延材微細
片が混シ合ってのしつぶされた摩耗粉凝着状態がみられ
、このような耐着物はバックアップに接する前に落とす
必要があることが判った。

以上のようなロールの摩耗現象を把握した本発明者らは
、圧延中にワークロール表面に耐着した倣細な摩耗粉を
、バックアップロールに行く前に機械的に落とすととに
着目し、圧延時、ワークロール出側にロール表面の硬さ
と同程度の硬さをもつ高硬線材を用いた鋼綜ブラッシを
圧接せしめロール面の耐着、凝着物を強制的に落とすこ
とを研究した。この場合プラックはロール面に摩りｌ叔
看しないことが条件で６９、もちろん、アルミニウムを
含む材料や軟質スオンレス鋼製プラッシなどは不適であ
ることが判った。また、プラックの先端に耐着する摩耗
粉を落とすためプラック先端から冷却水など高圧水を吹
き出させるか或いは、−ＩＮ！ツラ、シなどの場合のブ
ラッシングを防止するため潤滑油を連続又は間欠的に直
接吹き出させて使用するのがよく、この方法をとるとパ
、クア。

！ロール面に潤滑油が直接塗布され、しかもワークロー
ルとの転勤接触圧力で均一に延ばされて剛着シ、パ、ク
ア、ｆロール面への摩耗粉の附ｙｅｔを防ぐ効果も現わ
れる。ま九ワークロール通自体も同様に塗布されるので
圧延潤滑効果にも有効となる。

一方ロール耐着摩耗粉を取シ除く方法として上述の！う
、シングの他に１０一ル面に高圧水を吹きつけて洗い落
とす方法も研究し、ブラッシングと同様な効果が得られ
ることが判明し九・この場合の高圧水の圧力拡高い程有
利であるが、少な（とも５　ｋ＃／３１”以上の圧力が
ロール面で必要であ）また、吹付は角度もロール面に対
してロール回転方向に逆らうよう４５”前後が有利であ
る。これは、高圧水の他にエマルジーンとした圧延潤滑
液などでもよく、吹付けられる液滴でロール面の耐着物
が洗い落とされればよい。

次に本発明全図面に示す実施態様例にもとづき詳細に説
明する。

第１図（Ａ）は、ワータロール耐着物ヲプラ、シングし
て落とす方式會、また０１）Ｋ高水圧で耐着物を洗い落
とす方式を示したもので、図中１はアルミキルド鋼薄板
圧延板、２＃−ｉ冷延用ワークロール、３はワークロー
ルを受けて転勤するバックアップロール、４は硬鋼線プ
ラッタ、５はプラ、シ中に圧力水を吹込みプラック先端
に耐着した摩耗粉を落とすための水誘導管、６は水誘導
と同様に潤滑油を導入する管である。また、７はワーク
ロール面に圧力水を吹き付ける高圧水吹付はノズルであ
り、８はその導入管である。

次に該装置を使用して圧延した場合のワークロール表面
粗さの変化と圧延量の関係１第２図に示した。アルミキ
ルド鋼薄板圧延では、従来通りの圧延を行うとリムド鋼
の場合の凡そｌ／３の圧延でロール表面粗さ限界に到達
してしまうが、これを本発明によるワークロールのブラ
ッシング、または、高圧水吹付けによるロール表面の耐
着物路としを行うとリムド調圧延の場合の７０９６が確
保できることがわかる。この場合吹付は水圧Ｆｉｌ。

Ｋｌ／ｄを確保し、水量は５０番伽１ｎ以上として洗い
落としを行っている。一方圧延量がリムド鋼の７０ｖ１
程度に制限されるのは、圧蝙材材質の特性によるもので
、これはアルミ中ルド鋼表面が圧延過程中でリムド鋼の
表面よシも一層硬い状態を示し、また、圧蝙接触弧面内
／回転でのロール表面摩耗がりムド鋼のそれよシ大きい
為である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるワークロール表面の耐着物ｔ＠と
す方式を示す図であシ、（４）は鋼線ワイヤーブラシを
用いた場合、（８）は高圧水を吹付けて附に物ｔ−洗い
洛としながら圧延する状ｌＩを示す。第２図は本発明方
法で、アルきキルド鋼薄板冷間圧一時のワークロール表
面を処理した場合のロールの粗さの変化と圧延量の関係
を、従来の圧延法ならびにリムド綱圧延と比較して表示
した図である。 ｌ：圧延材、　　　　　　２：ワークロール、３：パッ
クア、ｆロール、４：ワイヤーブラシ、５：圧力水誘導
管、　　６：＠滑油誘導管、７：筒王水吹付はノズル、
８：高王水誘導管。 第　１　図 （Ａ）　　　　　　　　　　　　　　　　（８）１１２
　【コ ｍ−圧延量（＝ｏ−ル磨云動舷）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 連続−造材勢アルオ中ルド鋼を冷間圧延するに際し、ワ
   ークロールの早期摩耗に起因するワークロール表面平滑
   化を防止するために、圧延材の放出側において、ワーク
   ロール表面から圧延摩耗粉を、パックア、ｆロールに接
   する以前に除去することを特徴とする冷間圧延用ロール
   の耐久化法。