JPS58102755A - 油浸電気絶縁用ラミネ−ト - Google Patents
油浸電気絶縁用ラミネ−トInfo
- Publication number
- JPS58102755A JPS58102755A JP56200908A JP20090881A JPS58102755A JP S58102755 A JPS58102755 A JP S58102755A JP 56200908 A JP56200908 A JP 56200908A JP 20090881 A JP20090881 A JP 20090881A JP S58102755 A JPS58102755 A JP S58102755A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- laminate
- oil
- biaxially oriented
- swelling
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、油&W気機器1例えは、コンデンサー、ケー
ブル、トランス、モーター、ジェネレーターなどの油浸
絶縁層に用いられる油浸電気絶縁用ラミオート(極゛層
体)に関するものである。従来から、ポリプロピレンフ
ィルムを板数枚重ねたラミネート、あるいけ、ポリプロ
ピレンフィルムとポリエチレンテレフタレートフィルム
を重ねたラミネートを油浸電気絶縁材料として用いるこ
とは公知である(例えは特開昭52−23678号、特
開昭52−23679号など)。しかしながら、かかる
従来のラミネートには、絶縁油中での膨潤が大きいとい
う欠点があった。ここで膨潤とは、ラミネートが絶縁油
を吸いこんで体積増加を示す現象であシ、これが大きい
と、絶縁層が巻きしまってしまい、油流通性の低下や゛
しわ”の発生を生じ、このため絶縁破壊を起しやすくな
るのである。
ブル、トランス、モーター、ジェネレーターなどの油浸
絶縁層に用いられる油浸電気絶縁用ラミオート(極゛層
体)に関するものである。従来から、ポリプロピレンフ
ィルムを板数枚重ねたラミネート、あるいけ、ポリプロ
ピレンフィルムとポリエチレンテレフタレートフィルム
を重ねたラミネートを油浸電気絶縁材料として用いるこ
とは公知である(例えは特開昭52−23678号、特
開昭52−23679号など)。しかしながら、かかる
従来のラミネートには、絶縁油中での膨潤が大きいとい
う欠点があった。ここで膨潤とは、ラミネートが絶縁油
を吸いこんで体積増加を示す現象であシ、これが大きい
と、絶縁層が巻きしまってしまい、油流通性の低下や゛
しわ”の発生を生じ、このため絶縁破壊を起しやすくな
るのである。
本発明の目的は、との膨潤という欠点をできるだけ少な
くシ、油浸電気絶縁性にすぐれたラミネートを提供せん
とするものである。
くシ、油浸電気絶縁性にすぐれたラミネートを提供せん
とするものである。
本発明は上記目的を達成するため1次の構成。
すなわち、密度0.905〜0.915g/ロ3.複屈
折0.020〜0035の範囲にあるポリプロピレンフ
ィルム〔以下、ppフィルム(A)と略称する〕の片面
または両面に、二軸配向ポリプロピレンフィルム(以下
。
折0.020〜0035の範囲にあるポリプロピレンフ
ィルム〔以下、ppフィルム(A)と略称する〕の片面
または両面に、二軸配向ポリプロピレンフィルム(以下
。
二軸配向ppフィルムと略称する)またはポリエチレン
テレフタレートフィルム(以下、二軸配向PFjTフィ
ルムと略称する)を積層せしめてなる油浸電気絶縁用ラ
ミネートを特徴とするものである。
テレフタレートフィルム(以下、二軸配向PFjTフィ
ルムと略称する)を積層せしめてなる油浸電気絶縁用ラ
ミネートを特徴とするものである。
本発明のppフィルム(A)は、密度が0905〜0.
915好ましくは0.9’L17〜0.912 g/a
n’の範囲にあることが必要である。密度が上記範囲よ
り小さい場合は。
915好ましくは0.9’L17〜0.912 g/a
n’の範囲にあることが必要である。密度が上記範囲よ
り小さい場合は。
絶縁油による膨潤が大きくなってしまうし、また逆に、
密度が上記範囲より大きい場合は、フィルムが脆くなり
、絶縁層の機械的強度が不足する。
密度が上記範囲より大きい場合は、フィルムが脆くなり
、絶縁層の機械的強度が不足する。
まだ1本発明フィルム(A)の複屈折は、 0.02
0〜0.035好ましくは、 0.025〜0.052
の範囲にあることが必要である。複屈折がこの範囲よシ
小さいと、絶縁油による膨潤が大きくなってしまうし、
まだ逆に。
0〜0.035好ましくは、 0.025〜0.052
の範囲にあることが必要である。複屈折がこの範囲よシ
小さいと、絶縁油による膨潤が大きくなってしまうし、
まだ逆に。
この範囲より仲屈折が大きく々ると、フィルムが割れや
すくなって、絶縁破壊の、原因となるので本発明目的に
合致しない。
すくなって、絶縁破壊の、原因となるので本発明目的に
合致しない。
このようなPPフィルム(AJの片面または両面に積層
せしめる二軸配向PPフィルムとは、被屈折り〜0.0
18の範囲にあるものであり、、 tた。二軸配回PP
フィルムとは1俵屈折0〜0.[]50の範囲にあるも
のである。本発明ラミネート中に占める二軸配向PPま
たはPF、Tフィルムの比率は、ラミネート全体の厚み
を基準として、5〜40%、好ましくは10〜′50%
の範囲にあることが望ましい。二軸配向フィルムの比率
がこの範囲より多いと、絶縁油による膨潤が大きくなっ
たシ、誘電特性が悪化したシして好ましくない。また逆
に、この範囲より少ないと、ラミネートの機械的強靭さ
が不足してくる。
せしめる二軸配向PPフィルムとは、被屈折り〜0.0
18の範囲にあるものであり、、 tた。二軸配回PP
フィルムとは1俵屈折0〜0.[]50の範囲にあるも
のである。本発明ラミネート中に占める二軸配向PPま
たはPF、Tフィルムの比率は、ラミネート全体の厚み
を基準として、5〜40%、好ましくは10〜′50%
の範囲にあることが望ましい。二軸配向フィルムの比率
がこの範囲より多いと、絶縁油による膨潤が大きくなっ
たシ、誘電特性が悪化したシして好ましくない。また逆
に、この範囲より少ないと、ラミネートの機械的強靭さ
が不足してくる。
ppフィルム(A)と二軸配向P−PまたはPETフィ
ルムとの積層方法として特に好ましいのは、熱硬化性接
着剤による積層である。熱硬化性接着剤を用いることに
よシ、積層フィルムの油による膨潤、特に、油による膨
潤によって、積層フィルムが長手方向や幅方同に伸びる
という欠点を抑制することができる。熱硬化性接着剤と
しては、アミン系、フェノール系、レゾルシノール・ホ
ルムアルデヒド系、キシレン系、フラン系、エポキシ系
。
ルムとの積層方法として特に好ましいのは、熱硬化性接
着剤による積層である。熱硬化性接着剤を用いることに
よシ、積層フィルムの油による膨潤、特に、油による膨
潤によって、積層フィルムが長手方向や幅方同に伸びる
という欠点を抑制することができる。熱硬化性接着剤と
しては、アミン系、フェノール系、レゾルシノール・ホ
ルムアルデヒド系、キシレン系、フラン系、エポキシ系
。
ポリイソシアネート系、不飽和ポリエステル系および熱
硬化性アクリル系の各樹脂を使用することができるが、
これらの中でも特に好ましいのは。
硬化性アクリル系の各樹脂を使用することができるが、
これらの中でも特に好ましいのは。
ポリイソシアネート系接着剤およびエポキシ系接着剤で
あシ、さらに最も好ましいのは、ポリニステルルポリイ
ソシアネート系接着剤である。この両者は油の中へ溶は
出して、油の電気特性を悪くする程度が極めて少ないと
いう点において、特にすぐれているのである。積層のた
めに用いる接着剤の量は、0.5〜5g/m2(接着剤
の乾いた状態での重量)の範囲がよく、特に好ましいの
は、1〜4g/m2の範囲である。この範囲よシ多量の
場合は。
あシ、さらに最も好ましいのは、ポリニステルルポリイ
ソシアネート系接着剤である。この両者は油の中へ溶は
出して、油の電気特性を悪くする程度が極めて少ないと
いう点において、特にすぐれているのである。積層のた
めに用いる接着剤の量は、0.5〜5g/m2(接着剤
の乾いた状態での重量)の範囲がよく、特に好ましいの
は、1〜4g/m2の範囲である。この範囲よシ多量の
場合は。
積層フィルムの電気特性(特に誘電正接)が悪化しやす
く、また逆に、この範囲よシ少量では、油の中で、フィ
ルム同志が剥れやすくなってしまう。
く、また逆に、この範囲よシ少量では、油の中で、フィ
ルム同志が剥れやすくなってしまう。
次に1本発明ラミネートの製造法の1例を述べる。まず
常法によって未延伸のPPフィルムを作る。この未延伸
ppフィルムを、1組・の圧延ロールの間に挿入して圧
延する。圧延倍率(圧延前のフィルム厚さを、圧延後の
フィルム厚さで割った値)は、5〜12倍、好ましくは
7〜10倍とする。
常法によって未延伸のPPフィルムを作る。この未延伸
ppフィルムを、1組・の圧延ロールの間に挿入して圧
延する。圧延倍率(圧延前のフィルム厚さを、圧延後の
フィルム厚さで割った値)は、5〜12倍、好ましくは
7〜10倍とする。
゛圧延ロールの温度は60〜160℃、好ましくは80
〜150℃の範囲がよく、圧延時の圧力は、10〜30
00鞄10.好ましくけ100〜1000kg/’an
の範囲とする。
〜150℃の範囲がよく、圧延時の圧力は、10〜30
00鞄10.好ましくけ100〜1000kg/’an
の範囲とする。
圧延を円滑に行なうだめに、圧延ロールに入る直前のフ
ィルム表面を、水、界面活性剤の水溶液。
ィルム表面を、水、界面活性剤の水溶液。
エチレングリコール、ポリエチレングリコール。
グリセリンあるいは電気絶縁油などの流体で湿らしてや
ってもよい。圧延されたフィルムを、100〜150℃
、好ましくは110〜140℃の雰囲気中に1〜20秒
間はど保持して熱処理する。この熱処理は、フイ°ルム
に弛緩を許さない緊張熱処理でもよいが、長手方向に原
寸の0.5〜10%弛緩して、この分の収縮を許容しつ
つ熱処理する方が、熱安定性向上のためにすぐれている
。このフィルムの両面に、 600〜6000 J/m
2程度の電、気エネルギー量で。
ってもよい。圧延されたフィルムを、100〜150℃
、好ましくは110〜140℃の雰囲気中に1〜20秒
間はど保持して熱処理する。この熱処理は、フイ°ルム
に弛緩を許さない緊張熱処理でもよいが、長手方向に原
寸の0.5〜10%弛緩して、この分の収縮を許容しつ
つ熱処理する方が、熱安定性向上のためにすぐれている
。このフィルムの両面に、 600〜6000 J/m
2程度の電、気エネルギー量で。
コロナ放電処理を行なう。この処理は、空気中で行なっ
てもよいが、できれば窒素、炭酸ガスあるいは窒素と炭
酸ガスの混合雰囲気の中で行なった方が接着剤がつきや
すく、各フィルム間の接着強さが強固なものとなる。こ
のコロナ放電処理されたppフィルム表面に、熱硬化性
接着剤の有機溶媒溶液を塗布し、これを50〜100℃
の熱風で予備乾燥した後、この表面に二軸配向PPtた
はPETフィルムを合わせ、加熱したプレスロールで押
圧してラミネートとする。このラミネートを、常温であ
れば1日〜7日間、50℃であれば10〜48時間、1
00℃であれば1〜24時間エイジングする。
てもよいが、できれば窒素、炭酸ガスあるいは窒素と炭
酸ガスの混合雰囲気の中で行なった方が接着剤がつきや
すく、各フィルム間の接着強さが強固なものとなる。こ
のコロナ放電処理されたppフィルム表面に、熱硬化性
接着剤の有機溶媒溶液を塗布し、これを50〜100℃
の熱風で予備乾燥した後、この表面に二軸配向PPtた
はPETフィルムを合わせ、加熱したプレスロールで押
圧してラミネートとする。このラミネートを、常温であ
れば1日〜7日間、50℃であれば10〜48時間、1
00℃であれば1〜24時間エイジングする。
以上が本発明ラミネートの製法の1例である。
上述したように2本発明で用いるppフィルム(A)は
圧延によって作るのが最も好ましいが、他の方法1例え
ば圧延と延伸の組合せ、あるいは密間隔ロール間での延
伸というような方法によっても作ることができる。
圧延によって作るのが最も好ましいが、他の方法1例え
ば圧延と延伸の組合せ、あるいは密間隔ロール間での延
伸というような方法によっても作ることができる。
本発明は1以上に述べたような特性を持つラミネートを
特徴とするものであるが、このラミネートに深さ1〜1
00μm、好ましくは1〜50μmの微凹凸加工を施す
ことによって、さらにすぐれた油浸電気絶縁用ラミネー
トとすることができる。この微凹凸の付与によって、絶
縁油の流通性はさらに向上し、まだ、絶縁層を形成した
後の厚さ方間の変形を吸収する緩衝効果をも持たせるこ
とができる。
特徴とするものであるが、このラミネートに深さ1〜1
00μm、好ましくは1〜50μmの微凹凸加工を施す
ことによって、さらにすぐれた油浸電気絶縁用ラミネー
トとすることができる。この微凹凸の付与によって、絶
縁油の流通性はさらに向上し、まだ、絶縁層を形成した
後の厚さ方間の変形を吸収する緩衝効果をも持たせるこ
とができる。
この微凹凸の深さが上記範囲より小さい場合は。
上述の効果がほとんどない。また逆に、微凹凸の深さが
上記範囲よシ大きいと、絶縁欠陥の原因になりやすいの
で好ましくない。このような微凹凸の付与方法としては
各種方法があるが、最も良いのけ、ラミネートを一組の
加圧ロール間を通過させて、該加圧ロール表面に該まれ
ている微凹凸パターンをラミネートの表面に転写させる
方法である。この場合、加圧ロールの温度は100〜1
40℃。
上記範囲よシ大きいと、絶縁欠陥の原因になりやすいの
で好ましくない。このような微凹凸の付与方法としては
各種方法があるが、最も良いのけ、ラミネートを一組の
加圧ロール間を通過させて、該加圧ロール表面に該まれ
ている微凹凸パターンをラミネートの表面に転写させる
方法である。この場合、加圧ロールの温度は100〜1
40℃。
加圧する圧力(線圧)は10〜100kg/■が好まし
い。
い。
以上述べたように1本発明は特定のppフィルム(A)
と二軸配回PPあるいはPITフィルムとを積層せしめ
たことによって1次のようにすぐれた効果を生じるもの
である。
と二軸配回PPあるいはPITフィルムとを積層せしめ
たことによって1次のようにすぐれた効果を生じるもの
である。
(1)絶縁油による膨潤が少ない。
(2)絶縁油中での紙とppフィルム間の接着力が強固
である。
である。
(3) 絶縁層を巻く時の作業性が良好である。
(4)絶縁層の巻き締シおよび巻き緩みともに起りに−
くい。
くい。
(5)誘電正接、誘電率および耐圧特性もすぐれている
。
。
(6)絶縁油の汚染度が極めて小さい。
次に本発明で用いる測定法について以下にまとめておく
。。
。。
(1) 密度: ASTM D1505による。
(2)複屈折:アツベの屈折計を用いて、フィルムの長
手方向の屈折率(Ny)および幅方向の屈折率(NX)
を測定し・NyとNxO差の絶対値を複屈折とする。な
お、測定時の光源にはナトリウムD線を用い、マウント
液は、ppの場合はサリチル酸メチル、PETの場合は
沃化メチレンを用いる。
手方向の屈折率(Ny)および幅方向の屈折率(NX)
を測定し・NyとNxO差の絶対値を複屈折とする。な
お、測定時の光源にはナトリウムD線を用い、マウント
液は、ppの場合はサリチル酸メチル、PETの場合は
沃化メチレンを用いる。
(3) 微凹凸の深さ:J工S BO601−197
6に記載されている方法でRmaxを測定し、これを微
凹凸の深さとする。カットオフ値は0.8 mmとする
。
6に記載されている方法でRmaxを測定し、これを微
凹凸の深さとする。カットオフ値は0.8 mmとする
。
(4)絶縁油による膨潤度:フィルムから、100mm
X 10 []mmの試料を切シとり、これの重量をW
(■)とする。この試料を80℃のアルキルベンゼン油
中に浸し、24時間放置する。次いで、この試料を取り
出し、ろ紙で表面の油を拭きとった後、アセトン中に浸
して洗浄し、アセトンを含ませたガーゼで、さらに完全
に表面の油を除去する。この試料の重量を測り、これを
W′(■)とすると、膨潤度(%)は次式で求められる
。
X 10 []mmの試料を切シとり、これの重量をW
(■)とする。この試料を80℃のアルキルベンゼン油
中に浸し、24時間放置する。次いで、この試料を取り
出し、ろ紙で表面の油を拭きとった後、アセトン中に浸
して洗浄し、アセトンを含ませたガーゼで、さらに完全
に表面の油を除去する。この試料の重量を測り、これを
W′(■)とすると、膨潤度(%)は次式で求められる
。
膨潤度C96)= 100X(W’ −W)/W次に実
施例に基づいて1本発明の実施態様を説明する。
施例に基づいて1本発明の実施態様を説明する。
実施例1
PPペレットを常法によって260℃で溶融押出してシ
ート状とし、これを25℃の冷却ドラムに巻きつけて冷
却固化せしめた。このシートを一組の圧延ロールの間に
送り込んで、圧延倍率95倍で圧延した。この時の圧延
ロールの温度は140℃圧延圧力(ロール間の線圧)は
600kg/cynであシ。
ート状とし、これを25℃の冷却ドラムに巻きつけて冷
却固化せしめた。このシートを一組の圧延ロールの間に
送り込んで、圧延倍率95倍で圧延した。この時の圧延
ロールの温度は140℃圧延圧力(ロール間の線圧)は
600kg/cynであシ。
圧延ロール表面を微量のポリエチレングリコールで濡ら
しながら圧延した。圧延されたフィルムを120℃の熱
風オラン中を通して10秒間熱処理した。この熱処理区
間においてみフィルムを長手方向に原寸”の396収縮
させた。このフィルム(厚さ60μm)を窒素と炭酸ガ
スの混合雰囲気(窒素と炭酸ガスの容積比1:1)中に
置き、フィルムの両面を3000 J/m2の電気エネ
ルギー量でコロナ放電処理した。このフィルムの両表面
に1次の組成の有機溶媒溶液を塗布し、80℃の熱風で
予備乾燥した(片面の塗布量:約3g/m、’)。
しながら圧延した。圧延されたフィルムを120℃の熱
風オラン中を通して10秒間熱処理した。この熱処理区
間においてみフィルムを長手方向に原寸”の396収縮
させた。このフィルム(厚さ60μm)を窒素と炭酸ガ
スの混合雰囲気(窒素と炭酸ガスの容積比1:1)中に
置き、フィルムの両面を3000 J/m2の電気エネ
ルギー量でコロナ放電処理した。このフィルムの両表面
に1次の組成の有機溶媒溶液を塗布し、80℃の熱風で
予備乾燥した(片面の塗布量:約3g/m、’)。
〈溶液の組成〉
飽和ポリエステル共重合体=15重量部テリレンジイソ
シアネー):5.5重量部メチルエテルケトン :
81.5重量部〈飽和ポリエステル共重合体〉 酸成分としてテレフタル酸72モル%、セバシン酸28
モル%、ジオール成分として、エチレンクリコール35
モル%、ネオヘンチルクリコール65モル%からなるポ
リエステル共重合体。粘度平均分子量約18000゜ 次いで、この塗布面の上にコン、デンサー用二軸配向P
Pフィルム(厚さ12μm、lJ屈折0.013)を合
わせ、100℃に加熱されたプレスロールで押圧するこ
とによって3枚のフィルムを貼り合せてラミネートを作
った。このラミネートを30℃の部屋の中に5日間放置
した後、絶縁油による膨潤度などをljj定した。その
結果を次にまとめて示す。
シアネー):5.5重量部メチルエテルケトン :
81.5重量部〈飽和ポリエステル共重合体〉 酸成分としてテレフタル酸72モル%、セバシン酸28
モル%、ジオール成分として、エチレンクリコール35
モル%、ネオヘンチルクリコール65モル%からなるポ
リエステル共重合体。粘度平均分子量約18000゜ 次いで、この塗布面の上にコン、デンサー用二軸配向P
Pフィルム(厚さ12μm、lJ屈折0.013)を合
わせ、100℃に加熱されたプレスロールで押圧するこ
とによって3枚のフィルムを貼り合せてラミネートを作
った。このラミネートを30℃の部屋の中に5日間放置
した後、絶縁油による膨潤度などをljj定した。その
結果を次にまとめて示す。
* 特開昭52−23678号公報記載の方法に従って
、厚さ60μmの二軸配回PPフィルムの両面に、厚さ
12μmの二軸配向PPフィルムを貼シ合せたもの。
、厚さ60μmの二軸配回PPフィルムの両面に、厚さ
12μmの二軸配向PPフィルムを貼シ合せたもの。
以上の結果から1本発明ラミネートは、絶縁油による膨
潤度が極めて小さく、油浸絶縁材料として好適であるこ
とがわかる。
潤度が極めて小さく、油浸絶縁材料として好適であるこ
とがわかる。
実施例2
実施例1で作った本発明ラミネートを、130℃に加熱
されたエンボスロールの間に通し、線圧50沙tのi力
をかけて、ロール表面の微凹凸パターン(10uメツシ
ユの絹目パターン。微凹凸の深さ100μm)をラミネ
ートに転写させた。得られた微凹凸付きラミネートの微
凹凸の深さは35μm・みかけの厚さは約110μmで
あった。このラミネートを多層に重ね巻きして、その層
間の絶縁油の流通性を調べたところ、非常に良好な流通
性を示した。また、絶縁油によってラミネートが少し膨
潤しても、微凹凸が緩衝効果を持っているため、はとん
ど巻きしまり現象を生じなかった。
されたエンボスロールの間に通し、線圧50沙tのi力
をかけて、ロール表面の微凹凸パターン(10uメツシ
ユの絹目パターン。微凹凸の深さ100μm)をラミネ
ートに転写させた。得られた微凹凸付きラミネートの微
凹凸の深さは35μm・みかけの厚さは約110μmで
あった。このラミネートを多層に重ね巻きして、その層
間の絶縁油の流通性を調べたところ、非常に良好な流通
性を示した。また、絶縁油によってラミネートが少し膨
潤しても、微凹凸が緩衝効果を持っているため、はとん
ど巻きしまり現象を生じなかった。
実施例3
実施例1の二軸配向ppフィルムのかわりに。
厚さ12μmの二軸配向PITフィルム(複屈折0.0
25)を用い、あとは同様の操作を行なって、′5層ラ
ミネートを得た。このラミネートの絶縁油による膨潤度
を測定したところ、0.8%であシ、絶縁油による膨潤
が極めて小さく、油浸絶縁材料として好適なものである
ことがわかった。
25)を用い、あとは同様の操作を行なって、′5層ラ
ミネートを得た。このラミネートの絶縁油による膨潤度
を測定したところ、0.8%であシ、絶縁油による膨潤
が極めて小さく、油浸絶縁材料として好適なものである
ことがわかった。
Claims (1)
- 密度0905〜0.915g/図3.複屈折0.020
〜0.035の範囲にあるポリプロピレンフィルムの片
面または両面に、二軸配回ポリプロピレンフィルムまた
は二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムを積層
せしめてなる油浸電気絶縁用ラミネート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56200908A JPS58102755A (ja) | 1981-12-15 | 1981-12-15 | 油浸電気絶縁用ラミネ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56200908A JPS58102755A (ja) | 1981-12-15 | 1981-12-15 | 油浸電気絶縁用ラミネ−ト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58102755A true JPS58102755A (ja) | 1983-06-18 |
Family
ID=16432259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56200908A Pending JPS58102755A (ja) | 1981-12-15 | 1981-12-15 | 油浸電気絶縁用ラミネ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58102755A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6063826A (ja) * | 1983-09-19 | 1985-04-12 | 古河電気工業株式会社 | 油浸積層絶縁体 |
-
1981
- 1981-12-15 JP JP56200908A patent/JPS58102755A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6063826A (ja) * | 1983-09-19 | 1985-04-12 | 古河電気工業株式会社 | 油浸積層絶縁体 |
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