JPH09111017A - ガスバリアフィルム及びその製造方法 - Google Patents

ガスバリアフィルム及びその製造方法

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JPH09111017A
JPH09111017A JP7274018A JP27401895A JPH09111017A JP H09111017 A JPH09111017 A JP H09111017A JP 7274018 A JP7274018 A JP 7274018A JP 27401895 A JP27401895 A JP 27401895A JP H09111017 A JPH09111017 A JP H09111017A
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裕 原田
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将弘 木村
Koichi Abe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高湿度下でのガスバリア性、耐久テスト後のガ
スバリア性及び塗膜と基材フィルムの接着性を保有する
ガスバリアフィルムを提供することを目的とする。 【解決手段】熱可塑性樹脂基材フィルムの少なくとも片
面上に水溶性高分子及び無機系層状化合物を主たる構成
成分とした塗膜を形成したフィルムにおいて、該基材フ
ィルムの塗膜層側表面(A面)の窒素と炭素の原子数比
(N/C)が0.001〜0.1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスバリアフィルム
及びその製造方法に関するものであり、さらに詳しくは
高湿度下でのガスバリア性及び防湿性を有するガスバリ
アフィルム及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品や薬品などの包装分野では、外気か
らの酸素などの侵入があると内容物の変質によって長期
保存ができないことから、外気の混入を防ぐことができ
るガスバリア性をもったフィルムの開発が行われてい
る。
【0003】ポリマー エンジアニアリング アンド
サイエンス、20巻、22号、1543〜1546頁
(1986年 12月)によると、従来より開発された
ガスバリア性フィルムとしては、ポリ塩化ビニリデン、
ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコールなどがあ
る。しかし、ポリ塩化ビニリデンは塩素原子、ポリアク
リロニトリルは−CN基を含有しているため、廃棄の際
に環境に対する問題が近年持ち上がっている。また、ポ
リビニルアルコールは−OH基を含有しているため、ガ
スバリア性の湿度依存性が大きく、高湿度ではガスバリ
ア性が著しく低下してしまう。ポリビニルアルコールの
湿度依存性を改良したエチレンービニルアルコール共重
合体においても、高湿度でのガスバリア性はまだ十分と
は言えない。
【0004】一方、酸化珪素(特公昭53−12953
号公報等)や酸化アルミニウム(特開昭62−1799
35号公報等)などの無機物を基材の表面に蒸着したフ
ィルムが開発されている。しかし、これらのフィルムの
形成には蒸着過程が加わるのでコストが非常に高くなる
欠点や、無機蒸着膜の可とう性の無さ、基材との接着性
が悪い等によるフィルムとしての取り扱いにくさの問題
が生じている。
【0005】これらの問題を解決する手段として、基材
に金属酸化物及びポリビニルアルコールからなる塗膜を
設けたフィルム(特開昭56−4563号公報等)が開
発されているが、高湿度下でのガスバリア性に関しては
まだ満足のいくレベルではない。また、無機層状化合物
及び高水素結合性化合物からなるガスバリア層を有する
フィルム(特開平6−93133公報、特開平7−41
685公報等)があるがハイバリア性を得るにはガスバ
リア層を形成する過程において長時間の乾燥または熱処
理が必要であるので生産性の点で大きく不利であり、耐
久テスト後のガスバリア性の低下が大きい。また、オレ
フィン系樹脂基材フィルム上に塗膜を形成すると塗膜と
フィルムとの接着性が悪く簡単に剥がれてしまうという
問題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、以上
述べた従来のガスバリアフィルムの問題点を解消し、か
つ高湿度下でも高いガスバリア性を有するガスバリアフ
ィルム及びその製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、熱可塑性樹脂基材フィルムの少なくと
も片面上に水溶性高分子及び無機系層状化合物を主たる
構成成分とした塗膜を形成したフィルムにおいて、該基
材フィルムの塗膜層側表面(A面)の窒素と炭素の原子
数比(N/C)が0.001〜0.1であることを特徴
とするガスバリアフィルムからなるものである。
【0008】また、窒素と炭素の原子数比(N/C)が
0.001〜0.1である熱可塑性樹脂基材フィルム表
面上に水溶性高分子及び無機系層状化合物を主たる構成
成分とする塗剤を塗布、乾燥することを特徴とするガス
バリアフィルムの製造方法からなるものである。
【0009】
【発明実施の形態】本発明は、基材フィルムの塗膜層側
の窒素と炭素の原子数比(N/C)を規定したフィルム
上に水溶性高分子及び無機系層状化合物からなる塗膜を
形成することにより高湿度下でのガスバリア性、特に耐
久テスト後のガスバリア性及び塗膜の接着性に優れたガ
スバリアフィルムを開発したものであり、その効果は非
常に大きいものである。
【0010】本発明においては、基材フィルムの塗膜層
側の表面(A面)の窒素と炭素の原子数比(N/C)
は、ガスバリア性、塗膜の接着性、技術的問題等を考慮
すると、0.001〜0.1の範囲内であることが必要
である。より好ましくは0.0015〜0.08、特に
好ましくは0.002〜0.05の範囲内である。A面
のN/Cの値は、X線光電子分光(ESCA)スペクト
ルの測定によって求めることができる。塗膜を形成した
フィルムのN/Cの値を求めるには、熱水処理やスパッ
タリング等で塗膜を除去してスペクトルを測定しても良
いが、イオンエッチング等を行いながらのESCAスペ
クトルを測定し表面から深さ方向への組成分布を調べ、
塗膜と基材フィルムとの界面付近において窒素原子数が
極大となった深さをA面とし、その深さでのスペクトル
からN/Cを求める方法が好ましく用いられる。極大を
とらない場合は界面付近において最大値と最小値の和の
1/2の値の深さをA面とすることができる。また、2
次イオン質量分析計(SIMS)を用いて深さ方向への
組成分布を測定しN/Cを求める方法も好ましく用いら
れる。
【0011】本発明において用いられる熱可塑性樹脂基
材フィルムは、主として機械的性質やフィルムの加工性
等を付与するために必要であり、一般に市販されている
各種の熱可塑性樹脂フィルムが含まれる。樹脂としては
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹
脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート等のポ
リエステル系樹脂、ナイロン6、ナイロン12などのア
ミド系樹脂、ポリ塩化ビニル、エチレン酢酸ビニル共重
合体またはそのけん化物、ポリスチレン、ポリカーボネ
ート、ポリスルホン、ポリフェニレンオキサイド、ポリ
フェニレンサルファイド、芳香族ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリアミドイミド、セルロース、酢酸セルロース、
ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリビニ
ルアルコールなど、およびこれらの共重合体が挙げられ
る。基材フィルムの樹脂としては、透明性、ガスバリア
性等の観点から、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの
オレフィン系樹脂もしくはポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,
6−ナフタレート等のポリエステル系樹脂が好ましい。
更に、防湿性の点でポリエチレン、ポリプロピレンなど
のオレフィン系樹脂が好ましく、ポリプロピレンが特に
好ましい。
【0012】基材フィルムにポリプロピレンが用いられ
る場合には、ポリプロピレン重合体を主成分とする層の
みからなる単層フィルムが好ましく用いられるが、ポリ
プロピレン共重合体を主成分とする樹脂層(I層)がポ
リプロピレン重合体を主成分とする基層(II層)の少な
くとも片面に積層してなるポリプロピレン複合フィルム
であることがより好ましい。
【0013】I層の主成分であるポリプロピレン共重合
体(以下PP−1と略す)とは、エチレン、ブテン−1
などのα−オレフィンモノマーを1〜15wt%、好ま
しくは1〜10wt%、さらに好ましくは1〜6wt%
の範囲で共重合したポリプロピレン共重合体である。P
P−1の融点は、フィルムの耐熱性の点で、135〜1
65℃が好ましく、さらに140〜155℃が好まし
い。他の樹脂との相溶性の点から、例えば、エチレン/
プロピレン共重合体、エチレン/ブテン/プロピレン共
重合体が好ましい。また、PP−1のメルトフローイン
デックス(MFI)は0.1〜1g/minが好まし
く、0.2〜0.6g/minがより好ましい。I層を
構成する樹脂としてはPP−1が好ましく用いられる
が、PP−1とエチレン共重合体との混合樹脂とするこ
とがより好ましい。PP−1とエチレン共重合体との混
合樹脂とすることでI層表面の粗大突起が少なく、緻密
な突起群が形成され、ガスバリアフィルムとしての防湿
性が向上する。
【0014】本発明のPP−1に混合するエチレン共重
合体(以下ECPと略す)とは、エチレン−α−オレフ
ィン共重合体、エチレンと酢酸ビニル、アクリル酸エス
テル、アクリル酸モノマーとの共重合体などが挙げられ
る。エチレン−α−オレフィン共重合体のα−オレフィ
ンモノマーとしては、プロピレン、ブテン−1、ヘキセ
ン−1、オクテン−1などが挙げられ、特にプロピレ
ン、ブテン−1が好ましい。α−オレフィンの共重合量
としては、10〜30wt%が好ましい。また、エチレ
ンと酢酸ビニル、アクリル酸エステル、アクリル酸モノ
マーとの共重合体の共重合モノマーの共重合量は樹脂の
相溶性の点で、15wt%以下が好ましい。ECPとし
て好ましいのは、エチレン−ブテン−1共重合体、エチ
レン−メチルメタアクリレートである。ECPのMFI
は(ポリエチレン樹脂法、温度=190℃)は0.1〜
2g/minが好ましく、0.2〜1g/minがより
好ましい。I層表面が粗くなり防湿性が悪化するので、
PP−1とECPの樹脂混合比は重量比で95:5〜7
5:25が好ましく、92:8〜80:20がより好ま
しく、90:10〜85:15が特に好ましい。
【0015】II層の主成分とするポリプロピレン重合体
(以下PP−2と略す)とは結晶性ポリプロピレンであ
り、プロピレンの単独重合体、あるいはエチレン、ブテ
ン−1などのα−オレフィンを好ましくは10wt%以
下、より好ましくは6wt%以下、特に好ましくは4w
t%以下共重合した共重合体も含まれる。好ましくはポ
リプロピレンの単独重合体である。PP−2のMFIは
0.1〜1g/minの範囲が好ましく、より好ましく
は0.2〜0.6g/minである。フィルムの結晶化
度を高くすることができフィルムの防湿性から有利であ
るので、アイソタクチックインデックス(II)は95
〜99.5%が好ましく、より好ましくは97〜99.
0%の範囲である。またフィルムの製造上、フィルムの
端部が切り除かれ、これらを回収原料として本発明を構
成するII層に再利用すると、フィルムの製造コストダウ
ンができ好ましい。この場合本発明のポリプロピレン重
合体に積層するI層樹脂が15wt%以下混合したもの
も本発明のII層に含まれる。
【0016】本発明における基材フィルムは、未延伸、
一軸延伸、二軸延伸のいずれでもよいが、寸法安定性お
よび機械特性の観点から、二軸延伸されたものが特に好
ましい。また、基材フィルムの構成は、I層/II層ある
いはI層/II層/I層の複合フィルムが好ましく、より
好ましくはI層/II層の複合フィルムである。この場合
はI層/II層/ヒートシール層となるようにヒートシー
ル層を積層することもできる。基材フィルムの全厚みは
限定されるものではないが、1〜500μmが好まし
い。ガスバリア性と耐熱性を両立させるために、I層の
厚みは0.2〜5μmが好ましく、より好ましくは0.
3〜2.5μmである。
【0017】本発明のA面の濡れ張力は31〜60mN
/m、より好ましくは35〜60mN/m、40〜55
mN/mがさらに好ましい。
【0018】本発明の基材フィルムは、必要に応じて少
量の熱安定剤、酸化防止剤、無機あるいは有機の粒子な
どを含有させても良い。例えば、熱安定剤としては2,
6−ジ−第3−ブチル−4−メチルフェノール(BH
T)などが0.5wt%以下、酸化防止剤としてはテト
ラキス−(メチレン−(3,5−ジ−第3−ブチル4−
ハイドロオキシ−ハイドロシンナメート))ブタン
(“Irganox”1010)などを0.1wt%以
下で添加されていてもよい。無機、有機の粒子として
は、例えば、タルク、カオリン、炭酸カルシウム、酸化
チタン、酸化珪素、フッ化カルシウム、フッ化リチウ
ム、アルミナ、硫酸バリウム、ジルコニア、マイカ、リ
ン酸カルシウム、架橋ポリスチレン系粒子などである。
【0019】本発明の基材フィルムのA面の表面粗さR
aは、ガスバリア性と防湿性の点から、0.03〜0.
12μmが好ましく、より好ましくは0.03〜0.1
0μm、特に好ましくは0.04〜0.08μmの範囲
である。ガスバリア性と防湿性が悪化するのは、塗膜形
成後のフィルムとロールとの接触等により塗膜が削られ
るためと考えられる。A面の表面粗さRaの変更は、基
材フィルムへの無機または有機の粒子を混合や樹脂のM
FIの変更で達成でき、I層表面がA面になる場合はP
P−1のMFIの変更、PP−1のMFIとECPのM
FIの組み合わせあるいは混合比率の変更で達成するこ
とができる。I層に無機あるいは有機の粒子を添加しな
いのが好ましく、添加する場合は粒径1μm以下の粒子
が好ましい。
【0020】さらに、これらの熱可塑性樹脂基材フィル
ムは、透明であることが好ましい。光線透過率が、40
%以上が好ましく、60%以上がさらに好ましい。
【0021】本発明における塗膜を構成する主成分の一
つである水溶性高分子とは、常温で水に完全に溶解もし
くは微分散可能なな高分子を指し、例えば、ポリビニル
アルコールおよびその誘導体、カルボチシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘
導体、酸化でんぷん、エーテル化でんぷん、デキストリ
ンなどのでんぷん類、ポリビニルピロリドン、ポリアク
リル酸、ポリメタクリル酸、またはそのエステル、塩類
およびそれらの共重合体、スルホイソフタル酸等の極性
基を含有する共重合ポリエステル、ポリヒドロキシエチ
ルメタクリレートおよびその共重合体などのビニル系重
合体、あるいはこれらの各種重合体のカルボキシル基な
ど官能基変性重合体などが挙げられる。好ましくはポリ
ビニルアルコール系重合体およびその誘導体であり、特
に好ましくはけん化度75mol%以上のポリビニル
アルコール、全水酸基の40mol%以下がアセター
ル化しているポリビニルアルコール、ビニルアルコー
ル単位が60mol%以上である共重合ポリビニルアル
コールである。ポリビニルアルコールおよびその誘導体
の重合度は、100〜5000が好ましく、500〜3
000がさらに好ましい。
【0022】塗膜を構成するもう一つの主成分である無
機系層状化合物とは、極薄の単位結晶層が数枚重なって
一つの層状粒子を形成している無機化合物のことであ
り、溶媒に膨潤・へき開するものが好ましい。これらの
中でも特に溶媒への膨潤性を持つ粘土化合物が好ましく
用いられる。本発明における溶媒への膨潤性を持つ粘土
化合物とは極薄の単位結晶層間に水を配位、吸収・膨潤
する性質を持つ粘土化合物であり、一般にはSi4+がO
2-対して配位し4面体構造を構成する層とAl3+、Mg
2+、Fe2+、Fe3+等がO2-およびOH- に対して配位
し8面体構造を構成する層とが1対1あるいは2対1で
結合し積み重なって層状構造を構成しており、天然のも
のであっても合成されたものでも良い。代表的なものと
しては、カオリナイト、ハロイサイト、モンモリロナイ
ト、バーキュライト、ディッカイト、ナクライト、アン
チゴライト、パイロフィライト、ヘクトライト、バイデ
ライト、マーガライト、タルク、テトラシリリックマイ
カ、白雲母、金雲母、緑泥石等が挙げられる。層状化合
物の大きさとしては、平均粒径5μm以下、厚さ500
nm以下が好ましい。
【0023】本発明において、塗膜面の表面粗さパラメ
ータRt/Raは、ガスバリア性の観点から、20以下
であることが好ましく、15以下であることがより好ま
しい。Rtは最大高さであり表面粗さ曲線の最大の山と
最深の谷の距離である。ガスバリア性が悪化するのは、
高速で塗膜を形成したときロールとの接触や巻取り時の
フィルム同士での接触で塗膜面が削れてしまうためであ
ると考えられる。なお、パラメータの詳細は奈良治朗著
「表面粗さの測定法・評価法」(総合技術センター、1
983)等に示されている。
【0024】本発明における水溶性高分子/層状化合物
の混合比率は、塗膜の強度(伸度、屈曲性やピンホール
性)とガスバリア性を両立させるために、重量比で10
/90〜95/5の範囲内が好ましい。
【0025】本発明における該塗膜の厚さは特に限定さ
れないが、ガスバリア性フィルムの観点から、0.1〜
10μmが好ましく、0.3〜6μmが特に好ましい。
【0026】また該塗膜中には、ガスバリア性を損なわ
ない範囲内であれば各種の添加剤が含まれていても良
い。例えば、酸化防止剤、耐候剤、熱安定剤、滑剤、結
晶核剤、紫外線吸収剤、着色剤等である。また、透明性
を損なわない程度であれば、無機または有機の粒子を含
んでいても良い。例えば、タルク、カオリン、炭酸カル
シウム、酸化チタン、酸化珪素、フッ化カルシウム、フ
ッ化リチウム、アルミナ、硫酸バリウム、ジルコニア、
マイカ、リン酸カルシウム、架橋ポリスチレン系粒子な
どである。
【0027】さらに、該塗膜を形成させる上で層状化合
物−ポリマ間、ポリマ間または層状化合物間等の相互作
用を高めるために、2価以上の金属塩、触媒成分などを
添加しても良い。カルシウム、マグネシウム、アルミニ
ウム元素などを有する酢酸塩、硫酸塩、または硝酸塩な
どを用いると耐湿性が向上するので望ましい。その量と
しては、塗膜に対して1〜10000ppm程度であ
る。
【0028】次に、本発明のガスバリアフィルムの代表
的製造方法について述べるが、これに限定されるもので
はない。
【0029】まず、基材フィルムを公知の方法で製膜す
る。例えばポリプロピレンの場合は、原料となる樹脂を
準備し押出機に供給し、230〜280℃の温度で溶融
し濾過フィルターを経た後、スリット状口金から押出
す。この時、I層とII層からなる複合フィルムの場合は
それぞれの樹脂を別々の押出機に供給し溶融した後、短
管内あるいは口金内で、I層/II層あるいはI層/II層
/I層となるように合流せしめスリット状口金から押出
す。これを金属ドラムに巻き付けてシート状に冷却固化
せしめ、未延伸フィルムとする。この場合冷却用金属ド
ラムの温度は30〜70℃としフィルムを結晶化させる
のが好ましい。この未延伸フィルムを二軸延伸し、二軸
配向せしめる。延伸方法は、逐次二軸延伸法、又は同時
二軸延伸法を用いることができ、特に防湿性の点で逐次
二軸延伸法が好ましい。逐次二軸延伸法としては、まず
未延伸フィルムを115〜145℃の温度に加熱し、長
手方向に4〜7倍延伸し冷却後、テンター式延伸機内に
導き140〜165℃の温度に加熱し幅方向に5〜10
倍に延伸した後、155〜170℃の温度で弛緩熱処理
した後冷却することで得られる。
【0030】得られた基材フィルムのA面の窒素と炭素
の原子数比(N/C)を本発明の範囲内とするには、塗
膜層形成前にA面にコロナ放電処理あるいは減圧下にお
いて希薄ガス中でのプラズマ処理を施して行われる。コ
ロナ放電処理時の雰囲気は窒素ガス(酸素濃度が3vo
l%以下)、炭酸ガスあるいは窒素/炭酸ガスの混合ガ
スが好ましく、窒素/炭酸ガスの混合ガス(体積比=9
5/5〜50/50)がさらに好ましい。また、プラズ
マ処理は10-2Pa程度の真空度の容器内に少量のアル
ゴン、ヘリウム、炭酸ガスなどを導入しながら高電圧を
印加した電極からフィルムのA面に向けてグロー状放電
させながら処理する。この時、処理効果及び経済性の点
で炭酸ガスが好ましい。処理強度は、電圧×電流/(電
極幅×フィルム走行速度)(W・min/m2 )から算
出するが、5〜400が好ましく、10〜200がより
好ましく、20〜100がさらに好ましい。また、ウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂などの公知のアンカー処理剤を
用いてアンカー処理を施しておいても良い。
【0031】熱可塑性樹脂基材フィルム上に塗剤を塗布
する方法は特に限定されず、押出しラミネート法、メル
トコーティング法を用いても良いが、高速で薄膜コート
する事が可能である点で、塗膜の構成成分を各種溶媒に
分散させた分散溶液をグラビアコート、リバースコー
ト、スプレーコート、キッスコート、ダイコートあるい
はメタリングバーコートするのが好適である。また、オ
フラインコート、インラインコートのどちらの方法でも
良いが、ガスバリア性の点でオフラインコートが好まし
い。また、I層とII層から構成される複合フィルムの場
合には、I層表面に塗膜が形成されることが望ましい。
【0032】塗膜の乾燥方法は特に限定されず、熱ロー
ル接触法、熱媒(空気、オイル等)接触法、赤外線加熱
法、マイクロ波加熱法等が利用できる。塗膜の乾燥は、
ガスバリア性の観点から、80℃から170℃の範囲内
で行われることが好ましく、乾燥の時間としては20秒
以内が好ましい。
【0033】塗膜の構成成分を含んだ塗剤は、溶媒に水
溶性高分子が均一に溶解もしくは分散しかつ層状化合物
が均一に分散もしくは膨潤した溶液が好ましい。溶媒と
しては、水または水/低級アルコール混合溶液が用いら
れるが、高湿度下でのガスバリア性、塗膜の接着性及び
生産性の観点で水/低級アルコール混合溶液を用いるこ
とが好ましい。低級アルコールとは炭素数1〜3の直鎖
または分岐鎖の脂肪族基を有するアルコール性化合物の
ことであり、例えばメタノール、エタノール、n−また
はイソ−プロパノールが好ましく用いられる。また、水
/アルコールの混合比率は重量比で99/1〜20/8
0が好ましい。
【0034】また、フィルムへの塗布性を付与するため
に、分散溶液の安定性が維持される範囲内であれば、混
合溶媒中に第3成分として他の水溶性有機化合物が含ま
れていても良い。上記水溶性有機化合物としては例え
ば、メタノール、エタノール、n−またはイソ−プロパ
ノール等のアルコール類、エチレングリコール、プロピ
レングリコール等のグリコール類、メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ、n−ブチルセルソルブ等のグリコー
ル誘導体、グリセリン、ワックス類等の多価アルコール
類、ジオキサン等のエーテル類、酢酸エチル等のエステ
ル類、メチルエチルケトン等のケトン類が挙げられる。
また、分散溶液のpHは溶液の安定性の面から2〜11
が好ましい。
【0035】該塗剤の調整方法は特に限定されないが、
水溶性高分子を溶媒に均一に溶解させた後に層状化合物
を均一に分散させた溶液と混合する方法等が有効に用い
られる。
【0036】
【特性の評価方法】本発明にて用いた特性の評価方法は
以下の通りである。
【0037】(1)ガスバリア性(酸素透過率) JIS K7126 B法に準じて、酸素透過率測定装
置(mocon社製、OX−TRAN2/20)を用い
て酸素透過率を測定した。測定条件は温度23℃、相対
湿度80%である。
【0038】(2)耐久テスト後のガスバリア性 ゲルボフレックステスターにおいて5℃で100回のゲ
ルボ繰り返し(往復運動周期:40回/分)を行ったサ
ンプル(280mm×180mm)について、前述の方
法でガスバリア性を測定した。
【0039】(3)防湿性(水蒸気透過率) JIS K7129 B法に準じて、透湿度測定装置
(mocon社製、PERMATRAN−W1A)を用
いて、40℃、90%RHの雰囲気下で水蒸気透過率を
測定した。
【0040】(4)窒素と炭素の原子数比(N/C) ESCAスペクトロメータ(島津製作所製、ESCA7
50)を用い、励起X線MgKα 1.2線(284.
6eV)、光電子脱出角度90°で窒素1S軌道
(N1S)スペクトルと炭素の1S軌道(C1S)スペクト
ルを測定し、各々のピークの積分強度比をもとに、A面
の窒素原子数と炭素の原子数の比を求めた。
【0041】(5)表面粗さ(Ra)、最大高さ(R
t) 小坂研究所製高精度薄膜段差測定器ET−10を用いて
測定した。測定条件は下記の通りであり、20回の測定
の平均値をもって値とした。
【0042】 触針先端半径:0.5μm 触針荷重 :5mg 測定長 :1mm カットオフ :0.08mm
【0043】(5)塗膜と基材の密着性 塗膜に1mm2 のクロスカットを100個入れ、ニチバ
ン製“セロハンテープ”をその上に貼り付け指で強く押
しつけた後、90°方向に急速に剥離し、残存した塗膜
の個数により4段階評価(◎:100、○:80〜9
9、△:50〜79×:0〜49)した。(◎、○)を
接着性良好とした。
【0044】(6)アイソタクチックインデックス(I
I) 試料を130℃で2時間乾燥した。これから重量W(m
g)の試料をとり、ソックスレー抽出器にいれ沸騰、n
−ヘプタンで12時間抽出した。次にこの試料をとりだ
しアセトンで十分洗浄した後、130℃で6時間乾燥し
その後重量W’(mg)を測定し次式で求めた。
【0045】II=(W’/W)×100 (%)
【0046】(7)メルトフローインデックス(MF
I) JIS K−6758ポリプロピレン試験法(230
℃、21.2N)で測定した値を示した。
【0047】
【実施例】
実施例1 まず、以下の方法で基材フィルムを製膜した。
【0048】本発明のI層を構成する樹脂としてエチレ
ン量3.2wt%共重合したポリプロピレン(MFI=
0.45g/min、融点=145℃、PP−1)及び
ブテンー1を15wt%共重合したエチレンーブテン共
重合体(MFI=0.36g/min、ECP)とII層
を構成する樹脂としてポリプロピレン単独重合体(II
=97.0%、MFI=0.25g/min、PP−
2)を表1に示した組成に混合した樹脂を準備し、これ
らI層樹脂とII層樹脂を別々の押出機に供給し、260
℃の温度で溶融させ濾過フィルターを経由し短管内でI
層/II層となるように合流せしめスリット状口金から押
出し、40℃の温度に加熱した金属ドラムに巻き付けて
シート状に成形した。このシートを135℃の温度に加
熱し長手方向に5倍延伸し冷却後、引き続きテンター式
延伸機に導き、165℃の温度に加熱し幅方向に9倍延
伸後、165℃の温度で幅方向に8%の弛緩を与えつつ
熱処理して常温に冷却した。その後、窒素/炭酸ガス
(体積比85/15)の混合ガス雰囲気下でコロナ放電
処理(処理強度=60W・min/m2 )行い、基材フ
ィルムを得た。フィルムの全厚さは18μm、I層の厚
さは0.8μmであった。
【0049】次に、水溶性高分子としてけん化度98.
5mol%以上、重合度2400のポリビニルアルコー
ル(以下PVAと略す)を5wt%になるよう水/イソ
プロピルアルコール(以下IPA)溶液(重量比90/
10)に分散させた(A液)。層状化合物としてモンモ
リロナイト(クニミネ工業社製、クニピア−F)を3w
t%になるよう水に分散させた(B液)。PVA/モン
モリロナイトの混合比が重量比で50/50になるよう
にA液とB液を混合し、IPAが全塗剤に対して10w
t%、固形分濃度2.5wt%になるように塗剤を調製
した。
【0050】該塗剤を基材フィルム上にリバースコータ
ー(塗工速度60m/min)にて塗布後、熱風乾燥式
ドライヤー内に導き低張力下で120℃、10秒間乾燥
し、フィルムを巻取った。
【0051】得られたフィルムの塗膜厚さは0.5μm
で、その他の特性は表2に示す。ガスバリア性、防湿
性、塗膜接着性に優れるフィルムが得られた。
【0052】実施例2及び3 基材フィルムの組成を表1に示した通りに変更したこと
以外は実施例1と同様にしてフィルムを得た。ガスバリ
ア性、防湿性、接着性に優れるフィルムが得られた。
【0053】実施例4 基材フィルムへの表面処理方法を窒素ガス雰囲気下での
コロナ放電処理(処理強度=60W・min/m2 )に
変更したこと以外は実施例1と同様にしてフィルムを得
た。ガスバリア性、防湿性、接着性に優れるフィルムが
得られた。
【0054】実施例5 ポリプロピレン単独重合体(II=97.0%、MFI
=0.25g/min、PP−2)を準備し、これを押
出機に供給し、260℃の温度で溶融させ濾過フィルタ
ーを経由しスリット状口金から押出したこと以外は実施
例1と同様にしてフィルムを得た。ガスバリア性、防湿
性、接着性に優れるフィルムが得られた。
【0055】比較例1 基材フィルムへの表面処理を行わないこと以外は実施例
1と同様にしてフィルムを得た。被膜が形成されず、ガ
スバリア性、塗膜の接着性が不良であった。
【0056】比較例2 基材フィルムへの表面処理を大気中でのコロナ放電処理
(処理強度=60W・min/m2 )に変更したこと以
外は実施例1と同様にしてフィルムを得た。耐久テスト
後のガスバリア性、塗膜の接着性が不良であった。
【0057】
【表1】 なお、A面の表面処理方法は以下の通りである。a法は
窒素/炭酸ガス(体積比85/15)の混合ガス雰囲気
下でのコロナ放電処理(処理強度=60W・min/m
2 )、b法は窒素ガス雰囲気下でのコロナ放電処理(処
理強度=60W・min/m2 )、c法は空気中でのコ
ロナ放電処理(処理強度=60W・min/m2 )であ
る。
【0058】
【表2】
【0059】
【発明の効果】本発明で得られたフィルムは、高湿度下
でのガスバリア性、耐久テスト後のガスバリア性及び塗
膜と基材フィルムの接着性を保有することから、あらゆ
る包装材料として使用することができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂基材フィルムの少なくとも
    片面上に水溶性高分子及び無機系層状化合物を主たる構
    成成分とした塗膜を形成したフィルムにおいて、該基材
    フィルムの塗膜層側表面(A面)の窒素と炭素の原子数
    比(N/C)が0.001〜0.1であることを特徴と
    するガスバリアフィルム。
  2. 【請求項2】 該基材フィルムがオレフィン系樹脂から
    なることを特徴とする請求項1に記載のガスバリアフィ
    ルム。
  3. 【請求項3】 該基材フィルムが、ポリプロピレン共重
    合体を主成分とする樹脂層(I層)がポリプロピレン重
    合体を主成分とする基層(II層)の少なくとも片面に積
    層してなるポリプロピレン複合フィルムであり、I層表
    面に該塗膜層を形成したことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のガスバリアフィルム。
  4. 【請求項4】 樹脂層(I層)がポリプロピレン共重合
    体とエチレン共重合体との混合樹脂からなり、両者の混
    合比が重量比で95:5〜75:25であることを特徴
    とする請求項3に記載のガスバリアフィルム。
  5. 【請求項5】 窒素と炭素の原子数比(N/C)が0.
    001〜0.1である熱可塑性樹脂基材フィルム表面上
    に水溶性高分子及び無機系層状化合物を主たる構成成分
    とする塗剤を塗布、乾燥することを特徴とするガスバリ
    アフィルムの製造方法。
  6. 【請求項6】 該基材フィルムがオレフィン系樹脂であ
    ることを特徴とする請求項5に記載のガスバリアフィル
    ムの製造方法。
  7. 【請求項7】 該基材フィルムが、ポリプロピレン共重
    合体を主成分とする樹脂層(I層)がポリプロピレン重
    合体を主成分とする基層(II層)の少なくとも片面に積
    層してなるポリプロピレン複合フィルムであり、I層表
    面に該塗膜層を形成することを特徴とする請求項5また
    は請求項6に記載のガスバリアフィルムの製造方法。
  8. 【請求項8】 樹脂層(I層)がポリプロピレン共重合
    体とエチレン共重合体との混合樹脂からなり、両者の混
    合比が重量比で95:5〜75:25であることを特徴
    とする請求項7に記載のガスバリアフィルムの製造方
    法。
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