JPS58101184A - 撥水撥油剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、性能の改善された撥水撥油剤組成物に関する
ものである。

更に詳しくは本発明はパーフルオロアルキル基を有する
含弗素系撥水撥油剤とこれに添加しうる特定の共重合体
との混合物を含んでなる撥水撥油剤組成物に関するもの
である。

従来、パーフルオロアルキル基乞有するアクリル酸又は
メタアクリル酸エステルの様なフルオロアルキル基含有
の重合し得る化合物の重合体あるいはこれとアクリル酸
エステル、ブタジェン、スチレン等の他の化合物との共
重合体よりなる撥水撥油剤は良く知られている。

しかしながら、このような弗素系撥水撥油剤は、概して
鳥価であり、商業的に広範囲には用い難いという欠点が
ある。従って、パーフルオることによって、かかる価格
面での問題点を解決しようとする試みが行なわれてきて
いる。たとえば特公昭８８−２２４８７号公報、特公昭
４１−８５７９号公１１には、パーフルオロアルキル基
含有のメタアクリル酸エステルの重合体又は共重合体と
メタアクリル酸エステル、ブタジェン、スチレンの様な
重合性ビニル化合物の重合体との混合物よりなる撥水撥
油剤組成物に関し７て記載されている。また特公昭４９
−４２８１８号公報には、アクリル酸エステルとアクリ
ロニトリルの共重合体が、弗素系撥水撥油剤のエクスチ
ングーとして提案されている。

いずれにしても、従来提案されてきているポリマー型エ
クステンダーとしては、その基本構成モノマーとしてア
クリル酸エステル類が必須成分となっており、これの重
合体あるいは共重合体として用いられている例がほとん
どである。

本発明者らは、このようなアクリル酸エステル系エクス
テンダーよりもさらに安価で、性能的にも良好なるエク
ステンダーにつき鋭意検討した結果、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体が、撥水撥油性能を低下させない弗素系撥
水撥油剤のエクステンダーとして好適であることを見出
し、本発明を完成するに到った。すなわち本発明は、パ
ーフルオロアルキル基を有する含弗素重合体の水性分散
液にエチレン・酢酸ビニル共重合体を含有させてなる撥
水撥油剤組成物である。

本発明において用いられる含弗素重合体としては、炭素
数ｓ　アｇ１のパーフルオロアルキル基を側鎖として有
する各種重合体が包含される。

０■ 曝 （４）　　　ＲｆＣＨｍＣＨＣｆＩｉｏｏＣＣＲ”＝Ｃ
Ｉｈ００Ｒｓ （Ｉｓ）　ＲｆＣＨｇＣＨＣ；ＨｔｏｏＯＣＲ”＝ＣＨ
＊（６）　　ＲｆＣＨ＋α）ＯＣｆｌ＝ＣＨ１（７）　
ＲｆＣＨ＝ＣＨ（ＣＨ＊）ｎＯｏＣｃＲ”＝ＣＨ！〔但
し、式中Ｒｆは炭素数８〜２１のパーフルオロアルキル
基、Ｒは水素又は炭素数１〜１０のアルキレン基％Ｒ’
は炭素数１〜１０のアルキレン基　ｕｌは水素又はメチ
ル基を示し、ｎは１〜１０の整数を示す。〕 で表わされるような一端に炭素数８〜２１のパーフルオ
ロアルキル基を有し、かつ他端に炭素−炭素二重結合を
有する単量体の単独重合、相互共重合、又は上記単量体
と他の重合性モノマーとの共重合により得られる重合体
である。

上記含弗素単量体と共重合させうる単量体としては、例
えば次のものがあげられる。

（１）　　アクリル酸、メタアクリル酸及びこれ等のメ
チル、エチル、ブチル、イソブチル、プロピル、２−エ
チルヘキシル、ヘキシル、デシル、ラウリル、ステアリ
ル、β−ヒドロキシエチル、グリシジルエステル類 （２）　　酢酸、プロピオン酸、カプリル酸、ラウリル
酸、ステアリン酸等の脂肪族のビニルエステル類 （８）スチレン、ａ−メチルスチレン、ｐ−メチルスチ
レン等のスチレン系化合物 （４）　　弗化ビニル、塩化ビニル、臭化ビニル、弗化
ビニリデン、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニルまた
はビニリデン化合物類 （６）　　へブタン酸アリル、カプリル酸アリル、カプ
ロン酸アリル等の脂肪族アリルエステル類（６）゛　ビ
ニルメチルケトン、ビニルエチルケトン等のビニルアル
キルケトン類 （７）　Ｎ−メチロールアクリルアミド等のアクリルア
ミド類 （８）２，８−ジクロロ−１，８ブタジエ〉、イソプレ
ン等のジエン類 重合反応の方式は、任意に選択できるが一般的には乳化
重合方式であり、通常のビニル化合物の乳化重合に対し
て普通行なわれている方法を採用すれば良い。たとえば
重合しようとする単量体の１種又は２種以上を界面活性
剤の存在下に水に乳化させ、攪拌下に重合させる方法が
採られる。

本発明で用いられるエチレン−酢酸ビニル共重合体とし
ては、エチレンと酢酸ビニルとの割合については特に限
定ないが、通常、酢酸ビニルの割合を多くした方が好ま
しく、エチレン：酢酸ビニルの重態比が８６〜５：６５
〜９６の範囲にあるものが好ましい。また本発明で用い
るエチレン−酢酸ビニル共重合体は、熱反応性を付与さ
せるために、エチレン−酢酸ビニル以外に、これらの合
計に対し、１０重鳳％以下のＮ−メチロールアクリルア
ミドを含んでいてもよい。重合反応の方式は一般には、
乳化重合法が採られる。

本発明において、弗素系撥水撥油剤に対するエチレシー
酢酸ビニル共重合体の添加割合は弗素系撥水撥油剤の種
類などに応じて最適条件が決められろ。ただし、添加量
が多過ぎろ場合には、得られる撥水撥油剤組成物の撥水
撥油性能が低下し、また逆に少な過ぎる場合には、撥水
撥油剤組成物の低廉化という目的上意味が薄れるために
、通常は弗素系撥水撥油剤の固型分１重量部に対して６
重量部以下、特に好ましくは、弗素系撥水撥油剤１重態
部に対し０．２〜８重鳳重態範囲で添加される。

本発明の具体的加工方法としては、パーフルオロアルキ
ル基を有する撥水撥油剤の水性分散液とエチレン−酢酸
ビニル共重合体の水性分散液とを予め混合して貯蔵した
ものを用いるか、あるいはそれぞれ処理時に別個に配合
して処理液を調整したのち、繊維製品を浸漬し、均一に
ロール等で絞った後、乾燥させ必要に応じ、キユアリン
グを行なうことにより達成される。なお本発明において
は、パーフルオロアルキル基を有する撥水撥油剤の水性
分散液とエチレン−酢酸ビニル共重合体の水性分散液を
含む処理液には、他の撥水剤や撥油剤、帯電防止剤、柔
軟剤、難燃剤、防しわ防縮剤および硬化用触媒、染料固
着剤などの橋々の添加剤を、本発明による効果を阻害し
ない範囲で添加することもできる。

以下実施例によって本発明を具体的に説明するが本発明
はこれら実施例のみに限定されるものではない。

実施例において、本発明による撥水撥油剤で処理した加
工布の撥水度および撥油度の測定は下記の条件にて行な
った。

（１１＠本震 ＪＩ８　　Ｌ−１０９２（スプレー法）に準拠した。判
定は下記の通りである。

（第１表） （２１＠油度 下記第２表に示す様にｎ−へプタシとヌジョールとを各
々の比率で混合した組成物を試料の上に数滴（直径約４
日）置き、８分間以上、その液滴を保持するか否かをも
って撥油度として表わした。

実施例１ （ＣＦＩ）！０Ｆ（ＣＦＩハＯＨ鵞０ＨＣＨｔ　０００
ＣＨ＝ＣＨ窒０００（］ｌＩａ 上記化合物７２重量％とメタアクリル酸−２−エチルヘ
キシル！８重量％からなるモノマーを共重合して得られ
る共重合体の水分散液（固型分２６重量％）と、下記＾
、＠、０のエチレン−酢酸ビニル共重合体の水分散液（
固型分６０重量Ｘ）を第８表の混合比で用いて調製した
撥水撥油剤処理液に、ポリエステルトロピカルを浸漬し
、ついでマングルで均一に絞った。この時の絞り率は９
６％であった。次いで１０５℃で２分間乾燥し、１８０
℃で８０秒間ヒートセットを行なった。得られた撥水撥
油剤処理布の撥水度、撥油度を測定して第８表の結果が
得られた。

エチレン−酢酸ビニル共重合体の単量体組成比（エチレ
ン／酢酸ビニル） ＾：２５／７６（重量％） 出）：１０／９０（Ｉ鳳％） （Ｃ）：８Ｇ／７０（重量％） 実施例２ １ＨＩＳ ０Ｆｓ（ＣＦ＊）ｙ８０ｍＮ　ＣＨｉｃＨｚｏｏＣ（１
＝ＣＨ１上記化合物８０重量％とメタアクリル酸−２−
エチルヘキシル２０重量％カラなるモノマーを共重合し
て得られる共重合体の水分散液（２０重重鳳）と、下記
囚、ｅのエチレン−酢酸ビニル共重合体の水分散液（固
型分５０重量％）を第４表の混合比で用いて調製した撥
水撥油剤処理液に、ポリエステルアムンゼン及びポリエ
ステル／綿混紡布を浸漬し、ついでマングルで均一に絞
った。この時の絞り率はポリエステルアムンゼンが１０
８Ｘ。

ポリエステル／綿混紡布が６５Ｘであった。

次いで８０℃で２分乾燥し、１５０℃で８分ヒートセッ
トを行なった。得られた撥水撥油剤処理布の撥水度、撥
油度を測定して第４表が得られた。

エチレン−酢酸ビニル共重合体の単量体組成比（エチレ
ン／酢酸ビニル／Ｎ−メチロールアクリルアミド）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. パーフルオロアルキル基を有する合邦ＸＩＩＦ重合体の
   水性分散液にエチレン−酢酸ビニル共重合体を含有させ
   てなる撥水撥油剤組成物。