JPH1199935A - ブレーキ液圧制御装置およびブレーキ液充填方法 - Google Patents

ブレーキ液圧制御装置およびブレーキ液充填方法

Info

Publication number
JPH1199935A
JPH1199935A JP26596797A JP26596797A JPH1199935A JP H1199935 A JPH1199935 A JP H1199935A JP 26596797 A JP26596797 A JP 26596797A JP 26596797 A JP26596797 A JP 26596797A JP H1199935 A JPH1199935 A JP H1199935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake fluid
pressure
valve
path
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26596797A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Hosoi
則行 細井
Kanekichi Nagatani
金吉 永谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP26596797A priority Critical patent/JPH1199935A/ja
Publication of JPH1199935A publication Critical patent/JPH1199935A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ液を充填する際に駆動回路を減圧制
御弁に接続する必要のないブレーキ液圧制御装置とブレ
ーキ液充填方法の提供。 【解決手段】 エア抜き・ブレーキ液充填工程(B2)
ではマスタシリンダから真空引きする。このとき増圧制
御弁および減圧制御弁は共に駆動されていないので、減
圧制御弁のみは閉状態であるがブレーキ液戻し経路に設
けられた開弁圧が0気圧の逆止弁が存在するためブレー
キ液圧制御装置全体が真空状態となる。次いでブレーキ
液を注入すると、減圧制御弁と逆止弁とに囲まれた部分
にはブレーキ液が充填されず真空状態のままとなるが、
後になされる検査工程(C)にて減圧制御弁の作動がな
され、真空状態のままであった部分にもブレーキ液が流
れ込み充填される。このようにブレーキ液充填時には駆
動回路を取り付ける必要が無く、ロボットによる自動作
業が可能となり、作業効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキ液圧制御
装置およびこのブレーキ液圧制御装置に対するブレーキ
液充填方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ABS制御等に用いられるブレーキ液圧
制御装置は、種々の理由により、車両に組み付けてか
ら、マスタシリンダ(ブレーキ液圧発生手段に相当す
る。)から増圧系ブレーキ液経路を介してブレーキ液を
ブレーキ液圧制御装置内に充填する場合がある。
【0003】このように車両組み付け後になされるブレ
ーキ液充填においては、既にブレーキ液圧制御装置には
制動力を制御するための増圧制御弁や減圧制御弁が配置
され、特に減圧制御弁は非駆動時には閉状態にある。こ
のため、非駆動状態では減圧制御弁がブレーキ液の流入
を阻止するので、減圧制御弁からリザーバ(貯液手段に
相当する。)までの経路に、ブレーキ液を充填すること
は不可能であり、ブレーキ液圧制御装置全体にブレーキ
液を充填することはできない。
【0004】増圧系ブレーキ液経路と減圧系ブレーキ液
経路との間は、ブレーキ液戻し経路にて接続されるが、
このブレーキ液戻し経路には、増圧系ブレーキ液経路か
ら減圧系ブレーキ液経路へのブレーキ液の流れを阻止す
る逆止弁が存在しているので、減圧制御弁が閉状態であ
る限りは、このブレーキ液戻し経路を経由して、減圧制
御弁からリザーバまでの経路にブレーキ液を充填させる
こともできない。
【0005】このように不完全な充填状態、すなわち、
減圧制御弁からリザーバ(貯液手段に相当する。)まで
の経路に空気を残したままでは、ブレーキ液圧制御装置
内に気泡が残り、制動性能の低下のおそれがある。した
がって、ブレーキ液充填時に減圧制御弁を駆動状態にす
るために、駆動回路と減圧制御弁とを接続し、減圧制御
弁を駆動して開状態にした後、前述のごとくマスタシリ
ンダから真空ポンプで真空引きし、真空引き後にマスタ
シリンダからブレーキ液圧制御装置全体にブレーキ液を
注入していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、ブレーキ
液圧制御装置を車両に組み付けた後、ブレーキ液を注入
するのみの工程であるにも関わらず、駆動回路を準備し
て減圧制御弁と接続し、そして減圧制御弁を駆動して減
圧制御弁を開状態にする必要があった。
【0007】単に、ブレーキ液を注入するのみの工程で
あれば、ロボットにより自動化可能な工程となるはずの
作業が、駆動回路を減圧制御弁と接続する人手による作
業が必要となるために、自動化することができなかっ
た。本発明は、このようなブレーキ液をブレーキ液圧制
御装置に充填する際には、駆動回路を減圧制御弁に接続
する必要のないブレーキ液圧制御装置およびブレーキ液
充填方法の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明の
ブレーキ液圧制御装置は、乗員による制動操作状態に応
じたブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発生手段と、
前記ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を受けて
車輪に制動力を発生させる車輪制動力発生手段と、前記
車輪制動力発生手段から排出されたブレーキ液を貯める
貯液手段と、前記ブレーキ液圧発生手段と前記車輪制動
力発生手段とを結ぶ増圧系ブレーキ液経路と、前記車輪
制動力発生手段と貯液手段とを結ぶ減圧系ブレーキ液経
路と、前記増圧系ブレーキ液経路と前記減圧系ブレーキ
液経路とを結ぶブレーキ液戻し経路と、前記増圧系ブレ
ーキ液経路に設けられ、非駆動時に開状態であり駆動時
に閉状態となることで前記増圧系ブレーキ液経路の開閉
状態を調整する増圧制御弁と、前記減圧系ブレーキ液経
路に設けられ、非駆動時に閉状態であり駆動時に開状態
となることで前記減圧系ブレーキ液経路の開閉状態を調
整する減圧制御弁と、前記ブレーキ液戻し経路に設けら
れ、前記増圧系ブレーキ液経路から前記減圧系ブレーキ
液経路へのブレーキ液の流れを阻止する逆止弁と、を備
えたブレーキ液圧制御装置であって、前記逆止弁は、開
弁圧が大気圧未満(例えば、1kgf/cm2未満)で
あることを特徴とする。
【0009】このような構成のブレーキ液圧制御装置の
増圧系ブレーキ液経路内を真空引きすると、増圧系ブレ
ーキ液経路およびブレーキ液戻し経路の内で逆止弁より
も増圧系ブレーキ液経路側の部分においては、増圧制御
弁が非駆動時には開状態であるため、真空引き通りに空
気が抜かれて真空となる。
【0010】一方、減圧系ブレーキ液経路、貯液手段お
よびブレーキ液戻し経路の内で逆止弁よりも減圧系ブレ
ーキ液経路側部分においては、減圧制御弁が非駆動状態
では閉状態であるので、減圧制御弁から空気が抜かれる
のは阻止される。しかし、逆止弁側では、増圧系ブレー
キ液経路側が減圧されて、減圧系ブレーキ液経路との間
で十分な差圧が生じて逆止弁の開弁圧以上となれば、逆
止弁が開いて圧系ブレーキ液経路、貯液手段およびブレ
ーキ液戻し経路の内で逆止弁よりも減圧系ブレーキ液経
路側部分における空気は、その圧力が開弁圧と同じにな
るまで増圧系ブレーキ液経路側へ排出される。
【0011】このため、逆止弁と減圧制御弁とを両端と
して密閉されていた減圧系ブレーキ液経路、貯液手段お
よびブレーキ液戻し経路の内で逆止弁よりも減圧系ブレ
ーキ液経路側部分の内部が減圧されることになる。この
ように、増圧系ブレーキ液経路およびブレーキ液戻し経
路の一部では真空状態まで空気が抜かれ、減圧系ブレー
キ液経路、貯液手段およびブレーキ液戻し経路の他の一
部では、逆止弁の開弁圧と同じ差圧となるまで減圧され
る。
【0012】このような状態とした後に、増圧系ブレー
キ液経路内へブレーキ液を注入すると、ブレーキ液は、
真空状態である増圧系ブレーキ液経路およびブレーキ液
戻し経路の一部に満たされる。減圧系ブレーキ液経路、
貯液手段およびブレーキ液戻し経路の他の一部は、増圧
系ブレーキ液経路側からのブレーキ液の進入を逆止弁と
減圧制御弁とが阻止するので、減圧されたままである。
【0013】この状態で以後、何らかの工程、例えば減
圧制御弁の検査工程で、駆動回路と減圧制御弁とが接続
されて、減圧制御弁が一時的に開状態となれば、増圧系
ブレーキ液経路側からブレーキ液が減圧制御弁を介し
て、減圧系ブレーキ液経路、貯液手段およびブレーキ液
戻し経路の一部へ進入する。
【0014】減圧系ブレーキ液経路、貯液手段およびブ
レーキ液戻し経路の一部は、減圧されているため、空気
は十分に抜かれており、ブレーキ液進入後に存在する気
泡は、ほとんど問題ないほどに少ない。特に、逆止弁の
開弁圧を0気圧と設定しておけば、減圧系ブレーキ液経
路、貯液手段およびブレーキ液戻し経路の一部は、増圧
系ブレーキ液経路およびブレーキ液戻し経路の他の一部
と同じく、真空状態まで空気が抜かれるので、気泡を完
全に排除できる。
【0015】なお、ブレーキ液充填直後に少々の気泡が
存在していたとしても、ブレーキ液に空気が溶け込むこ
とにより、気泡を消失させることができる。本発明のブ
レーキ液圧制御装置は、上述したごとく構成されている
ため、ブレーキ液注入工程にて、駆動回路を減圧制御弁
に接続する必要性がない。このため、減圧制御弁を駆動
するのは別工程とすることができ、ブレーキ液注入工程
はロボットにより自動化可能な工程となり、作業性が向
上する。
【0016】更に、減圧制御弁を駆動するのは、減圧制
御弁を含むブレーキ液圧制御装置の検査工程等にて行わ
れることから、そのような他の目的でなされる工程を、
減圧系ブレーキ液経路、貯液手段およびブレーキ液戻し
経路の一部にブレーキ液を充填するために減圧制御弁を
駆動する工程を兼ねさせることができる。したがって、
全く工程を増加させることなく、効率的に、ブレーキ液
圧制御装置全体にブレーキ液を充填させることができ
る。
【0017】なお、逆止弁は、ブレーキ液戻し経路に2
つ以上直列に設けられていても良い。この場合は、全逆
止弁の合計の開弁圧が大気圧未満であることが必要であ
る。もちろん、この逆止弁の各開弁圧が0気圧であれ
ば、一層好ましい。なお、真空引きおよびブレーキ液注
入は、直接、増圧系ブレーキ液経路に対して行う必要は
なく、増圧系ブレーキ液経路へ直接的あるいは間接的に
接続されている部分から注入しても良い。例えば、ブレ
ーキ液圧発生手段からブレーキ液を注入しても良い。
【0018】
【発明の実施の形態】
[ブレーキ液圧制御装置の構成]図1は、本発明が適用
された実施の形態としての自動車のブレーキ液圧制御装
置2の構成を表わす概略構成図である。
【0019】図1に示すごとく、車両の各車輪(左前輪
FL,右前輪FR,左後輪RL,右後輪RR)には、各
車輪FL〜RRに制動力を与えるための油圧式のブレー
キ装置(以下、ホイールシリンダあるいはW/Cと言
う。)2FL,2FR,2RL,2RR、および各車輪
FL〜RRの回転速度を検出するための車輪速度センサ
4FL,4FR,4RL,4RRがそれぞれ設けられて
いる。
【0020】一方、エンジン6(ここでは内燃機関であ
る。)から、変速機8および駆動軸11を介して出力さ
れるトルクは、ディファレンシャルギヤ10によって左
右後輪RL,RRの各々に分配されるようになってい
る。また、図示していない車体には前後方向の縦加速度
センサおよび左右方向の横加速度センサの両方の機能を
有するGセンサ14が設けられ、ブレーキペダル32の
操作時にオン(ON)状態となるストップスイッチ36
も設けられており、これらGセンサ14とストップスイ
ッチ36からの検出信号、および各車輪速度センサ4F
L〜4RRからの検出信号等が、電子制御装置20(以
下、ECUと言う。)に入力されている。
【0021】そして、ECU20は、これらの検出信号
に基づきブレーキペダル32の踏込によりブレーキ液を
吐出するマスタシリンダ(以下、M/Cと言う。)34
から各車輪FL〜RRのホイールシリンダ2FL〜2R
Rに至る油圧経路に設けられた油圧回路40内の各種ア
クチュエータを制御することにより、車両制動時に車輪
FL〜RRに生じたスリップを抑制するアンチスキッド
制御(以下、ABS制御と言う。)やトラクションコン
トロールを実行している。
【0022】尚、ECU20は、CPU,ROM,RA
M等を備えたマイクロコンピュータを中心に構成されて
いる。なお、ABS制御およびトラクションコントロー
ル等の制動力制御用のECU20が実行する各処理は、
プログラムとして前記ROM中に記憶され、必要に応じ
て実行される。
【0023】次に、油圧回路40について説明する。図
2に示すごとく、油圧回路40は、M/C34の2個の
油路から圧送されるブレーキ液を、左前輪FLと右前輪
FR、左後輪RLと右後輪RRにそれぞれ供給するため
の2系統の増圧系ブレーキ液経路42,44を備えてい
る。なお、図2では、左前輪FLと右前輪FRにブレー
キ液を供給するための増圧系ブレーキ液経路42のみを
示し、同一構成・同一機能の左後輪RLと右後輪RRに
ブレーキ液を供給するための増圧系ブレーキ液経路44
については省略している。以下、増圧系ブレーキ液経路
42の説明をして、増圧系ブレーキ液経路44の説明に
代える。
【0024】増圧系ブレーキ液経路42は、左前輪FL
のホイールシリンダ2FLに至る増圧系ブレーキ液経路
42FLと、右前輪FRのホイールシリンダ2FRに至
る増圧系ブレーキ液経路42FRとに分岐している。こ
の増圧系ブレーキ液経路42FL,42FRの途中に
は、開閉動作により増圧系ブレーキ液経路42FL,4
2FRを連通・遮断する電磁式の増圧制御弁46FL,
46FRが配置されている。駆動電流が供給されていな
い場合は、増圧制御弁46FL,46FRは開状態にあ
る。
【0025】増圧系ブレーキ液経路42FL,42FR
は、ホイールシリンダ2FL,2FRと増圧制御弁46
FL,46FRとの間の位置から、減圧系ブレーキ液経
路47FL,47FRが分岐し、減圧系ブレーキ液経路
47に合流してリザーバ50に到達している。この減圧
系ブレーキ液経路47FL,47FRの途中には、開閉
動作により減圧系ブレーキ液経路47FL,47FRを
連通・遮断する電磁式の減圧制御弁48FL,48FR
が配置されている。駆動電流が供給されていない場合
は、減圧制御弁48FL,48FRは閉状態にある。
【0026】また、増圧制御弁46FL,46FRと並
列に設けられたブレーキ液経路49FL,49FRに
は、逆止弁52FL,52FRが設けられ、ブレーキペ
ダル32の踏み戻し時等に、増圧制御弁46FL,46
FRが閉じていても、ホイールシリンダ2FL,2FR
からM/C34側へブレーキ液が戻るのを可能にしてい
る。
【0027】リザーバ50から増圧系ブレーキ液経路4
2へは、ブレーキ液戻し経路54が形成されている。こ
のブレーキ液戻し経路54は、ABS制御中あるいはト
ラクションコントロール中やそれらの制御終了後に、リ
ザーバ50に蓄積されたブレーキ液をM/C34側へ戻
すために設けられている。また、ブレーキペダル32の
踏み込み時に、M/C34からブレーキ液戻し経路54
を経て、リザーバ50、減圧系ブレーキ液経路47およ
び減圧系ブレーキ液経路47FL,47FR側へブレー
キオイルが供給されないように、ブレーキ液戻し経路5
4には逆止弁56が設けられている。
【0028】この逆止弁56の構成を図3に示す。逆止
弁56は、基部62、カバー部64およびボール弁66
とから構成されている。基部62の中心には、ブレーキ
液戻し経路54の内のリザーバ50側である上流部54
aに連続する流路62aが設けられており、その流路6
2aの下流側端部にはシート部62bが設けられてい
る。このシート部62bを覆うように、カバー部64が
基部62の下流側に設けられている。
【0029】カバー部64と基部62とが形成する収納
部68にはボール弁66が収納されている。また、カバ
ー部64には、収納部68と、ブレーキ液戻し経路54
の内の増圧系ブレーキ液経路42側(M/C34側とも
言える。)である下流部54bとを連通する開口部64
aが形成されている。
【0030】運転者がブレーキペダル32を踏み込んだ
場合などで、増圧系ブレーキ液経路42側のブレーキ液
圧が減圧系ブレーキ液経路47側よりも小さいときに
は、図3に実線で示すごとく、ボール弁66はシート部
62bに押しつけられることにより、逆止弁56を閉じ
るので、増圧系ブレーキ液経路42からリザーバ50へ
ブレーキ液が流入することはない。
【0031】また、運転者がブレーキペダル32を踏ん
でいない場合などで、増圧系ブレーキ液経路42側のブ
レーキ液圧が低く、かつリザーバ50にブレーキ液が貯
まっているためにリザーバ50のバネ50aにより生じ
ているブレーキ液圧が高い場合には、図3に破線で示す
ごとく、ボール弁66はシート部62bから離れること
により、逆止弁56を開くので、リザーバ50側から増
圧系ブレーキ液経路42およびM/C34へブレーキ液
が戻る。
【0032】なお、ボール弁66は、シート部62bに
バネなどで付勢されていないので、逆止弁56の開弁圧
は0気圧である。 [ブレーキ液充填方法]次に、ブレーキ液圧制御装置2
全体にブレーキ液を充填する処理について説明する。図
4にその工程の流れを示す。
【0033】まず、車両に前述したブレーキ液圧制御装
置2を組み付ける組付工程(A)の後に、ブレーキ液充
填処理(B)が行われる。なお、ブレーキ液充填処理
(B)は、組付工程(A)の後ならば良く、組付工程
(A)の直後に行う必要はない。したがって、組付工程
(A)とブレーキ液充填処理(B)との間に他の工程が
存在しても良い。
【0034】ブレーキ液充填処理(B)では、ポンプ取
付工程(B1)、エア抜き・ブレーキ液充填工程(B
2)およびポンプ取外工程(B3)が実行される。ま
ず、ポンプ取付工程(B1)では、図2に示しているエ
ア抜き・ブレーキ液充填装置72をM/C34に破線で
示すごとく取り付ける。この破線部分はエア抜き・ブレ
ーキ液充填経路を形成するための取付チューブ72dに
該当する。この取付チューブ72dは、三方弁72cに
接続されている。
【0035】次に行われるエア抜き・ブレーキ液充填工
程(B2)では、まず、三方弁72cを真空ポンプ72
a側に切り換え、真空ポンプ72aを駆動させる。この
ことによりM/C34が真空引きされ、M/C34から
空気が抜かれる。このとき、増圧制御弁46FL,46
FRおよび減圧制御弁48FL,48FRには駆動回路
が接続されておらず、何ら駆動されていないので、増圧
制御弁46FL,46FRは開状態にあり、減圧制御弁
48FL,48FRは閉状態にある。
【0036】増圧制御弁46FL,46FRが開状態に
あるため、増圧系ブレーキ液経路42,42FL,42
FRおよびホイールシリンダ2FL,2FRまで、真空
引きされる。また、減圧制御弁48FL,48FRは閉
状態なので、減圧系ブレーキ液経路47FL,47FR
については、増圧系ブレーキ液経路42FL,42FR
から分岐した位置から減圧制御弁48FL,48FRま
では、増圧系ブレーキ液経路42FL,42FRから空
気が抜けて真空となる。減圧制御弁48FL,48FR
からリザーバ50までとブレーキ液戻し経路54との経
路については、増圧系ブレーキ液経路42からブレーキ
液戻し経路54および逆止弁56を介して空気が抜けて
真空となる。前述したごとく逆止弁56は、開弁圧が0
気圧であるので、減圧制御弁48FL,48FRから逆
止弁56までの経路も真空となる。
【0037】次に、三方弁72cを切り換えて、フルー
ドポンプ72bからM/C34内にブレーキ液が注入さ
れる。この時、ブレーキ液はM/C34から増圧系ブレ
ーキ液経路42,42FL,42FRを介して、ホイー
ルシリンダ2FL,2FRまで充填する。また、減圧系
ブレーキ液経路47FL,47FRについては、増圧系
ブレーキ液経路42FL,42FRから分岐した位置か
ら減圧制御弁48FL,48FRまで充填する。ブレー
キ液戻し経路54については、増圧系ブレーキ液経路4
2から逆止弁56まで、ブレーキ液が充填する。
【0038】この時、減圧制御弁48FL,48FRが
駆動されていないので閉状態であり、更に、逆止弁56
は、ブレーキ液戻し経路54の上流部54aより下流部
54bの方が圧力が高いので、図3の実線のごとく閉じ
てしまい、逆止弁56からリザーバ50までのブレーキ
液戻し経路54、リザーバ50および減圧制御弁48F
L,48FRからリザーバ50までの減圧系ブレーキ液
経路47FL,47FR,47については、ブレーキ液
が充填することはなく、真空状態のままとなる。
【0039】次に、ポンプ取外工程(B3)に移り、図
2に示した取付チューブ72dが取り外される。こうし
て、ブレーキ液充填処理(B)が終了する。なお、上述
したブレーキ液充填処理(B)は、単に取付チューブ7
2dをM/C34に接続して、三方弁72cの切り換え
と、真空ポンプ72aおよびフルードポンプ72bの駆
動を行うだけであるので、ブレーキ液充填処理(B)の
全工程はロボットにより行われる。
【0040】このブレーキ液充填処理(B)の後に、検
査工程(C)が行われる。なお、検査工程(C)は自動
車の製造工程のほぼ最後の方であり、ブレーキ液充填処
理(B)の直後に行うとは限らない。したがって、ブレ
ーキ液充填処理(B)と検査工程(C)との間に他の工
程が存在している場合もある。
【0041】この検査工程(C)においては、上述した
ブレーキ液圧制御装置2を駆動するABS作動(あるい
はトラクションコントロール作動)検査も含まれる。し
たがって、減圧制御弁48FL,48FRを開く動作も
行われる。このような検査工程(C)にて、減圧制御弁
48FL,48FRを開く処理が行われると、前に行わ
れたブレーキ液充填処理(B)ではブレーキ液が充填す
ることはなく真空状態のままであった部分、すなわち逆
止弁56からリザーバ50までのブレーキ液戻し経路5
4、リザーバ50および減圧制御弁48FL,48FR
からリザーバ50までの減圧系ブレーキ液経路47F
L,47FR,47に、減圧制御弁48FL,48FR
からブレーキ液が流れ込み、減圧制御弁48FL,48
FRからリザーバ50までの減圧系ブレーキ液経路47
FL,47FR,47、リザーバ50および逆止弁56
からリザーバ50までのブレーキ液戻し経路54を充填
する。
【0042】このようにして、検査工程(C)における
検査のための作業そのものがブレーキ液の充填の一部の
工程を兼ねて、ブレーキ液の充填を補助することにな
る。従来のブレーキ液充填方法は、図5に示すごとく行
われる。本実施の形態のブレーキ液充填方法と異なる点
は、ブレーキ液充填処理(B′)である。また、この従
来法では逆止弁56の代わりに、大気圧よりも十分に高
い開弁圧の逆止弁が配置されている。以下、ブレーキ液
充填処理(B′)を中心に説明する。
【0043】従来法におけるブレーキ液充填処理
(B′)では、ポンプ取付工程(B′1)、減圧制御弁
駆動回路接続(B′2)、エア抜き・ブレーキ液充填工
程(B′3)、減圧制御弁駆動回路切離(B′4)およ
びポンプ取外工程(B′5)が実行される。
【0044】ポンプ取付工程(B′1)は、図4に示し
た本実施の形態のポンプ取付工程(B1)と同じであ
る。ただし、次の減圧制御弁駆動回路接続(B′2)を
作業員が手動で行うので、このポンプ取付工程(B′
1)も作業員が手動で行う。ポンプ取付工程(B′1)
の次に行われる減圧制御弁駆動回路接続(B′2)は、
減圧制御弁48FL,48FRを駆動するために、駆動
回路を減圧制御弁48FL,48FRに接続する処理で
ある。この接続処理はロボットにては困難であり作業員
が手動で行う。
【0045】エア抜き・ブレーキ液充填工程(B′3)
は、まず、駆動回路を作業員が手動で作動させて、減圧
制御弁48FL,48FRを開状態にする。次に、本実
施の形態のエア抜き・ブレーキ液充填工程(B2)と同
じ処理を行う。ただし、この作業も作業員が手動で行
う。
【0046】すなわち、まず、三方弁72cを真空ポン
プ72a側に切り換え、真空ポンプ72aを駆動させ
る。このことによりM/C34から空気が抜かれる。こ
のとき、増圧制御弁46FL,46FRに対しては何ら
駆動されていないので、開状態にあり、一方、減圧制御
弁48FL,48FRは駆動回路にて駆動されているの
で、開状態にある。
【0047】増圧制御弁46FL,46FRおよび減圧
制御弁48FL,48FRが共に開状態にあるため、増
圧系ブレーキ液経路42,42FL,42FR、ホイー
ルシリンダ2FL,2FR、減圧系ブレーキ液経路47
FL,47FR,47、リザーバ50およびブレーキ液
戻し経路54がすべて真空引きされて真空となる。
【0048】次に、三方弁72cを切り換えて、フルー
ドポンプ72bを作動させ、M/C34内にブレーキ液
が充填される。この時も、増圧制御弁46FL,46F
Rも減圧制御弁48FL,48FRも共に開状態にある
ので、真空状態にある部分は全て、ブレーキ液が充填す
る。
【0049】次に、減圧制御弁駆動回路切離(B′4)
が行われて、作業員が手動で駆動回路を取り外す。そし
てポンプ取外工程(B′5)にて、図4に示した本実施
の形態のポンプ取外工程(B3)と同じく取付チューブ
72dが取り外される。ただし、この作業も作業員が手
動で行う。
【0050】こうして、従来法のブレーキ液充填処理
(B′)が終了する。このブレーキ液充填処理(B′)
の後に、検査工程(C)が行われる。前述したごとくこ
の検査工程(C)は本実施の形態の検査工程(C)と同
じである。ただし、既に、ブレーキ液圧制御装置2内に
ブレーキ液は完全に充填されているので、この従来法で
の検査工程(C)はブレーキ液充填作業を兼ねてはいな
い。
【0051】このように、従来法では、ブレーキ液充填
処理(B′)にて、増圧系ブレーキ液経路42,42F
L,42FR、ホイールシリンダ2FL,2FR、減圧
系ブレーキ液経路47FL,47FR,47、リザーバ
50およびブレーキ液戻し経路54の全てにブレーキ液
を充填することしか考慮していないため、わざわざ駆動
回路を接続して減圧制御弁48FL,48FRを開状態
にするという処理(B′2)を行い、ブレーキ液充填処
理(B′)の終了時にも駆動回路を切り離す処理(B′
4)を行っている。このため、ブレーキ液充填処理
(B′)をロボットに任すことはできず、すべて人間が
手動で行う工程となり、作業効率が低下し、製造コスト
が高いものとならざるを得ない。
【0052】また、従来法では、逆止弁56の代わりに
大気圧よりも十分に高い開弁圧の逆止弁を用いているた
め、本実施の形態のような方法を用いても、エア抜き・
ブレーキ液充填工程(B2)が終了した時点では、逆止
弁56からリザーバ50までのブレーキ液戻し経路5
4、リザーバ50および減圧制御弁48FL,48FR
からリザーバ50までの減圧系ブレーキ液経路47F
L,47FR,47は空気が大気圧状態で残っている。
したがって、その後に検査工程(C)を実施しても、逆
止弁56からリザーバ50までのブレーキ液戻し経路5
4、リザーバ50および減圧制御弁48FL,48FR
からリザーバ50までの減圧系ブレーキ液経路47F
L,47FR,47には大量の空気が存在する。したが
って、本実施の形態のブレーキ液充填処理(B)を適用
したとしても、ブレーキ性能を低下させるおそれがあ
る。
【0053】一方、本実施の形態のブレーキ液充填処理
(B)は、駆動回路の接続は必要ないので、ブレーキ液
充填処理(B)の全行程は、ロボットによる作業に任せ
ることができ、極めて効率的に作業ができ、製造コスト
を低減できる。[その他]前述した実施の形態では、検
査工程(C)が、ブレーキ液圧制御装置2の一部の経路
へブレーキ液を充填する工程を兼ねていたが、ブレーキ
液充填処理(B)の後に、別の工程として、特別に駆動
回路を接続して減圧制御弁48FL,48FRを一時的
に開状態とする工程を設けても良い。このような工程を
特別に設けても、ブレーキ液充填処理(B)の工程とは
別個の工程とできるので、ブレーキ液充填処理(B)を
ロボットによる自動化することができ、やはり作業性が
従来法よりも効率的となる。
【0054】前述した実施の形態では、逆止弁56とし
て開弁圧が0気圧のものを用いたが、逆止弁56は開弁
圧が大気圧未満であれば良い。開弁圧が大気圧未満であ
れば、エア抜き・ブレーキ液充填工程(B2)の工程で
は、開弁圧分の圧力の空気が逆止弁56からリザーバ5
0までのブレーキ液戻し経路54、リザーバ50および
減圧制御弁48FL,48FRからリザーバ50までの
減圧系ブレーキ液経路47FL,47FR,47に残留
する。しかし、この程度の空気ならば、ブレーキ液中に
溶解させることができ、実質的に空気をなくすことがで
きるので問題ない。開弁圧は大気圧未満の内でも、特に
1〜0kgf/cm2であることが残留空気を確実にな
くすために好ましい。
【0055】前述した実施の形態では、ブレーキ液戻し
経路54に設けた逆止弁56は1つであったが、複数設
けても良い。ブレーキ液戻し経路54に逆止弁を複数設
けた場合は、その開弁圧の合計が大気圧未満である必要
がある。この内でも、個々の開弁圧が0気圧であること
が好ましい。
【0056】なお、前述した実施の形態では、リザーバ
50からブレーキ液戻し経路54を経由して増圧系ブレ
ーキ液経路42およびM/C34側へブレーキ液を戻す
のに、自然に生じる圧力差を利用したが、ブレーキ液戻
し経路54にポンプを設けて強制的にブレーキ液を戻す
タイプのブレーキ液圧制御装置2であっても良い。この
場合には、ブレーキ液戻し経路54に設けられたポンプ
の上流と下流とに、ポンプの駆動上、少なくともそれぞ
れ1つの逆止弁が設けられる。したがって、これらの逆
止弁を含めた逆止弁の合計の開弁圧が大気圧未満に設定
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された実施の形態としての自動
車のブレーキ液圧制御装置の構成を表わす概略構成図で
ある。
【図2】 実施の形態のブレーキ液圧制御装置の油圧回
路図である。
【図3】 実施の形態における逆止弁の構成説明図であ
る。
【図4】 実施の形態におけるブレーキ液を充填する処
理の工程説明図である。
【図5】 従来のブレーキ液充填方法における工程説明
図である。
【符号の説明】
2…ブレーキ液圧制御装置 2FL,2FR,2RL,2RR…ホイールシリンダ
(W/C) 4FL,4FR,4RL,4RR…車輪速度センサ 6…エンジン 8…変速機 10…ディファレン
シャルギヤ 11…駆動軸 14…Gセンサ 20…電子制御装
置(ECU) 32…ブレーキペダル 34…マスタシリンダ(M/
C) 36…ストップスイッチ 40…油圧回路 42,42FL,42FR,44…増圧系ブレーキ液経
路 46FL,46FR…増圧制御弁 47FL,47FR,47…減圧系ブレーキ液経路 48FL,48FR…減圧制御弁 49FL,49FR…ブレーキ液経路 50…リザー
バ 50a…バネ 52FL,52FR…逆止弁 54…ブレーキ液戻し経路 54a…ブレーキ液戻し経路の上流部 54b…ブレーキ液戻し経路の下流部 56…逆止弁 62…基部 62a…流路 62b…シート部 64…カバー部 64a…開口
部 66…ボール弁 68…収納部 72…エア抜き・ブレーキ液充填装置 72a…真空
ポンプ 72b…フルードポンプ 72c…三方弁 72d
…取付チューブ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗員による制動操作状態に応じたブレーキ
    液圧を発生するブレーキ液圧発生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を受けて
    車輪に制動力を発生させる車輪制動力発生手段と、 前記車輪制動力発生手段から排出されたブレーキ液を貯
    める貯液手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段と前記車輪制動力発生手段と
    を結ぶ増圧系ブレーキ液経路と、 前記車輪制動力発生手段と貯液手段とを結ぶ減圧系ブレ
    ーキ液経路と、 前記増圧系ブレーキ液経路と前記減圧系ブレーキ液経路
    とを結ぶブレーキ液戻し経路と、 前記増圧系ブレーキ液経路に設けられ、非駆動時に開状
    態であり駆動時に閉状態となることで前記増圧系ブレー
    キ液経路の開閉状態を調整する増圧制御弁と、 前記減圧系ブレーキ液経路に設けられ、非駆動時に閉状
    態であり駆動時に開状態となることで前記減圧系ブレー
    キ液経路の開閉状態を調整する減圧制御弁と、 前記ブレーキ液戻し経路に設けられ、前記増圧系ブレー
    キ液経路から前記減圧系ブレーキ液経路へのブレーキ液
    の流れを阻止する逆止弁と、 を備えたブレーキ液圧制御装置であって、 前記逆止弁は、開弁圧が大気圧未満であることを特徴と
    するブレーキ液圧制御装置。
  2. 【請求項2】前記逆止弁の開弁圧は、0気圧であること
    を特徴とする請求項1記載のブレーキ液圧制御装置。
  3. 【請求項3】前記逆止弁は、前記ブレーキ液戻し経路に
    2つ以上直列に設けられ、前記逆止弁の合計の開弁圧が
    大気圧未満であることを特徴とする請求項1記載のブレ
    ーキ液圧制御装置。
  4. 【請求項4】前記逆止弁の各開弁圧は、0気圧であるこ
    とを特徴とする請求項3記載のブレーキ液圧制御装置。
  5. 【請求項5】ブレーキ液が充填されていない請求項1〜
    4のいずれかのブレーキ液圧制御装置に対するブレーキ
    液充填方法であって、 前記増圧制御弁および前記減圧制御弁を非駆動状態のま
    まとして、 前記増圧系ブレーキ液経路内を真空引きした後、前記増
    圧系ブレーキ液経路内へブレーキ液を注入することを特
    徴とするブレーキ液充填方法。
  6. 【請求項6】ブレーキ液が充填されていない請求項1〜
    4のいずれかのブレーキ液圧制御装置に対するブレーキ
    液充填方法であって、 前記増圧制御弁および前記減圧制御弁を非駆動状態のま
    まとして、 前記増圧系ブレーキ液経路内を真空引きした後、前記増
    圧系ブレーキ液経路内へブレーキ液を注入し、 次に、前記減圧制御弁を駆動させることを特徴とするブ
    レーキ液充填方法。
  7. 【請求項7】前記減圧制御弁を駆動させる工程は、前記
    減圧制御弁の検査工程であることを特徴とする請求項6
    記載のブレーキ液充填方法。
  8. 【請求項8】前記真空引きおよびブレーキ液注入は、前
    記ブレーキ液圧発生手段から行われることを特徴とする
    請求項5〜7のいずれか記載のブレーキ液充填方法。
JP26596797A 1997-09-30 1997-09-30 ブレーキ液圧制御装置およびブレーキ液充填方法 Pending JPH1199935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26596797A JPH1199935A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 ブレーキ液圧制御装置およびブレーキ液充填方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26596797A JPH1199935A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 ブレーキ液圧制御装置およびブレーキ液充填方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1199935A true JPH1199935A (ja) 1999-04-13

Family

ID=17424542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26596797A Pending JPH1199935A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 ブレーキ液圧制御装置およびブレーキ液充填方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1199935A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397262B1 (ko) * 2001-06-29 2003-09-13 주식회사 만도 압 전자 제어부의 브레이크 오일 충전 장치
JP2007062464A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Mitsubishi Motors Corp ブレーキ液充填方法
CN109159778A (zh) * 2018-10-18 2019-01-08 深圳市德平国瀚汽车电子科技有限公司 改良液压制动系统用排空设备及液压制动系统改良方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397262B1 (ko) * 2001-06-29 2003-09-13 주식회사 만도 압 전자 제어부의 브레이크 오일 충전 장치
JP2007062464A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Mitsubishi Motors Corp ブレーキ液充填方法
CN109159778A (zh) * 2018-10-18 2019-01-08 深圳市德平国瀚汽车电子科技有限公司 改良液压制动系统用排空设备及液压制动系统改良方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3869000B2 (ja) 自動車のアンチロックブレーキシステムの操作方法
CN102348584B (zh) 制动系统、用于运行制动系统的方法以及用于制动系统的制造方法
CN109641584B (zh) 液压控制装置以及制动系统
JP4805174B2 (ja) 自動二輪車のブレーキ装置
JP4561464B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
US20040075337A1 (en) Method for controlling an electrohydraulic braking system
US6349995B1 (en) Brake control system for a vehicle
JPS63110064A (ja) トラクションスリップ制御付きアンチロックブレーキ装置
KR20140002706A (ko) 차량용 브레이크 시스템 및 차량용 브레이크 시스템의 작동 방법
JPS63258251A (ja) アンチロックブレーキ装置
KR20200055092A (ko) 브레이크 시스템 및 그러한 브레이크 시스템을 동작시키기 위한 두 가지 방법들
CN1192720A (zh) 汽车滑动调节双回路制动装置的排气方法
JP3750242B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JP4543540B2 (ja) 車両のブレーキ制御装置
JPH1199935A (ja) ブレーキ液圧制御装置およびブレーキ液充填方法
US6286914B1 (en) Automotive brake fluid pressure control apparatus
JP3644210B2 (ja) 自動車のブレーキ液充填方法
KR20190134980A (ko) 자율 주행 육상 차량을 위한 전기 유압식 차량 파워 브레이크 시스템
JP4432237B2 (ja) 車両用制動制御装置
JP2005512878A (ja) 自動車用電気油圧式ブレーキ装置でガスまたは空気を検出する方法
JP4006791B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JP3716484B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JPH0649440B2 (ja) 車両用ブレ−キ装置
JP4432238B2 (ja) 車両用制動制御装置
JPH07315186A (ja) ブレーキ制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060131

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060328

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060718

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02