JPH07315186A - ブレーキ制御システム - Google Patents

ブレーキ制御システム

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JPH07315186A
JPH07315186A JP11285794A JP11285794A JPH07315186A JP H07315186 A JPH07315186 A JP H07315186A JP 11285794 A JP11285794 A JP 11285794A JP 11285794 A JP11285794 A JP 11285794A JP H07315186 A JPH07315186 A JP H07315186A
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JP
Japan
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brake
pressure
valve
wheel
actuator
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JP11285794A
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English (en)
Inventor
Yoshio Tobisawa
美雄 飛澤
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各種ブレーキ制御システムに容易にかつ柔軟に
対応することができるようにしながら、しかもできるだ
け部品点数を少なくして安価に形成する。 【構成】ECU27には、ABSを行うために第1、第
2供給弁19,20および第1、第2排出弁9,12を制
御するABS手段27a、自動ブレーキ作動条件となっ
たと判断したとき、自動的にブレーキが作動および解除
するように第1、第2供給弁19,20および第1、第
2排出弁9,12を制御する自動ブレーキ制御手段27
b、プロポーショニングバルブ特性を行うブレーキ圧前
後分配制御手段27c、旋回ブレーキ特性を行うブレー
キ圧旋回側分配制御手段27d、TRCを行うために駆
動輪である右側前輪FRのフロントブレーキシリンダ3
に対応する第1供給弁19および第1排出弁9を制御す
るTRC手段27e、および回生ブレーキ制御手段が、
それぞれ設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制動時に車輪がロック
した場合にこのロックを解消するようにブレーキ圧を調
整するためのアンチスキッドブレーキ制御(以下、AB
Sともいう)、車両発進時や急加速時に駆動輪が空転し
た場合にこの空転を解消させるために駆動輪にブレーキ
をかけるブレーキ制御によるトラクションコントロール
(以下、TRCともいう)、あるいは坂道発進時等に運
転者の通常のブレーキ動作によることなく、自動的にブ
レーキを作動する自動ブレーキ制御を行うことのできる
ブレーキ制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ABSは、制動時に車輪がロック傾向と
なったことを検出したとき、その車輪のブレーキ力を弱
めてロック傾向を解消し、その後再びブレーキ力を大き
くするようにブレーキ力を調整することにより、車両の
操縦を安定させると共に、制動距離ができるだけ短くな
るようにブレーキ制御を行うものである。
【0003】またブレーキ制御によるTRCは、車両発
進時や急加速時に駆動輪が空転傾向となったことを検出
したとき、その駆動輪にブレーキをかけてその回転駆動
力を弱めて空転傾向を解消することにより、車両の発進
あるいは加速をより確実にかつ容易に行うようにするも
のである。
【0004】更に自動ブレーキ装置は、前方障害物まで
の距離が所定値となったとき、車両停車後の停車保持の
とき、あるいは定速走行時に、運転者のブレーキペダル
踏み込みによる通常のブレーキ動作に関係なく自動的に
ブレーキを作動させたり、坂道発進時や定速走行時に自
動的にブレーキを解除したりするものである。
【0005】ところで、このようなABS、TRC、あ
るいは自動ブレーキのいくつかを組み合わせたブレーキ
制御システムが従来から開発されており、その一つとし
て例えばABS装置と自動ブレーキ装置とを組み合わせ
たブレーキ制御システムが特開平5ー310119号公
報により提案されている。
【0006】図3は、この後方に開示されているブレー
キ制御システムを示す図である。図3において、31は
ブレーキ倍力装置、32はブレーキペダル、33はマス
タシリンダ、34は自動ブレーキ制御装置、35はAB
S制御装置、36は車輪、37は自動ブレーキ制御装置
のポンプ、38は自動ブレーキ制御装置のアキュムレー
タ、39は常開の電磁遮断弁、40は常閉の電磁遮断
弁、41は常閉の電磁遮断弁、42はABS制御装置の
3ポート2位置弁からなる電磁切換弁、43はABS制
御装置のポンプ、44,45はアキュムレータ、および
46はブレーキシリンダである。そして、このブレーキ
システムは、通常時は各電磁弁39,40,41,42は図示の状
態にある。
【0007】この状態で、通常のブレーキをかけるため
に運転者がブレーキペダル32を踏み込むと、マスタシ
リンダ33はブレーキ倍力装置31により倍力されたブ
レーキ踏込力に応じたブレーキ圧が発生する。このブレ
ーキ圧は電磁遮断弁39および電磁切換弁42を通って
ブレーキシリンダ46に伝達され、車輪36にブレーキ
がかけられる。ブレーキペダル32を解放すると、マス
タシリンダ33のブレーキ圧が消滅するので、ブレーキ
シリンダ46の作動が解除されて、ブレーキが解除す
る。
【0008】自動ブレーキ作動の条件が成立すると、図
示しない電子制御装置が電磁遮断弁39,40をそれぞれ切
り換える。これにより、マスタシリンダ33とブレーキ
シリンダ46とが遮断されるとともに、アキュムレータ
38とブレーキシリンダ46とが連通する。したがっ
て、アキュムレータ38内の蓄圧された圧力がブレーキ
シリンダ46に伝達され、車輪36に自動ブレーキがか
けられる。自動ブレーキ解除条件となると、電磁遮断弁
40,41がともに切り換えられ、ブレーキシリンダ46が
アキュムレータ38と遮断するとともにマスタシリンダ
33のリザーバに連通する。したがって、ブレーキシリ
ンダ46内のブレーキ圧が排出され、車輪36のブレー
キが解除する。
【0009】制動中に車輪36がロックすると、電子制
御装置は電磁切換弁42を切り換えるとともに、ポンプ
43を回転する。これにより、ブレーキシリンダ46が
マスタシリンダ33側と遮断するとともにアキュムレー
タ44に連通する。したがって、ブレーキシリンダ46
内のブレーキ圧のブレーキ液がアキュムレータ44に排
出され、ブレーキ圧が減圧される。その結果、車輪36
のブレーキ力が減少し、ブレーキが緩められる。アキュ
ムレータ44内のブレーキ液はポンプ43によりアキュ
ムレータ45に貯溜されアキュムレータ内は所定圧に蓄
圧される。車輪36のロックが解除されると、電磁切換
弁42が初期位置に切り換えられ、アキュムレータ45
の圧力がマスタシリンダ33からのブレーキ圧とともに
ブレーキシリンダ46に送られ、ブレーキシリンダ46
内のブレーキ圧が再び増圧される。このようにブレーキ
圧の減圧および増圧を繰り返すことにより、車輪36の
ブレーキ力が調整される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
ブレーキ制御システムにおいては、圧力源であるポンプ
37,43が二つ必要となっている。このため、部品点数が
多く、コストが高くなるという問題がある。
【0011】また、自動ブレーキ用のアキュムレータ3
8は、自動ブレーキ時に通常のブレーキと同様のブレー
キ力を得るために、比較的大容量のアキュムレータが必
要であり、しかもこの大容量のアキュムレータ38には
自動ブレーキの不使用時であっても高圧を常時蓄圧する
必要がある。このため、アキュムレータ38の内部から
の圧力漏れにより、エネルギのロスが生じるという問題
がある。更に、車両が長時間停車した後はアキュムレー
タ38内の圧力が比較的低圧となるため、アキュムレー
タ38内が十分に蓄圧されるまでは、自動ブレーキを作
動できないという問題もある。
【0012】また、従来のブレーキ制御システムにおい
ては、ABSシステム、ブレーキ制御によるTRCシス
テム、あるいは自動ブレーキシステム等の各種ブレーキ
制御システムに容易にかつ柔軟に対応することのできる
ブレーキ制御システムは提案されていなかった。
【0013】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、ABSシステム、ブレー
キ制御によるTRCシステム、自動ブレーキシステム、
あるいはブレーキのフェイルセーフシステム等の各種ブ
レーキ制御システムに容易にかつ柔軟に対応することが
できるようにしながら、しかもできるだけ部品点数を少
なくして安価に形成することのできるブレーキ制御シス
テムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、ブレーキを作動するための作
動流体を蓄えるリザーバと、前記作動流体によりブレー
キ作動に最大限必要な最大ブレーキ圧を発生する圧力源
と、この圧力源からの圧力が供給されて車輪にブレーキ
をかけるブレーキアクチュエータと、前記圧力源と前記
ブレーキアクチュエータとを接続する第1流体路に設け
られ、前記圧力源からの圧力の供給、停止を制御する電
磁弁からなる常閉の供給弁と、前記ブレーキアクチュエ
ータと前記リザーバとを接続する第2流体路に設けら
れ、前記ブレーキアクチュエータの圧力の排出、停止を
制御する電磁弁からなる常閉の排出弁と、前記圧力源と
前記供給弁との間の前記第1流体路に設けられ、前記最
大ブレーキ圧より低い設定蓄圧を少なくとも蓄える中圧
アキュムレータと、ブレーキペダルの踏み込みによりブ
レーキ操作圧を出力するブレーキ操作手段と、このブレ
ーキ操作手段の前記ブレーキ操作圧を検出する第1圧力
検出手段と、前記中圧アキュムレータの圧力を検出する
第2圧力検出手段と、前記ブレーキアクチュエータのブ
レーキ圧を検出する第3圧力検出手段と、前記車輪の車
輪速を検出する車輪速検出手段と、前記第1圧力検出手
段、前記第2圧力検出手段、前記第3圧力検出手段、お
よび前記車輪速検出手段からの各検出信号に基づいて、
前記圧力源、前記供給弁、および前記排出弁を制御する
電子制御装置とを備えていることを特徴としている。
【0015】また請求項2の発明は、前記ブレーキ操作
手段が出力するブレーキ操作圧を吸収するボリューム室
と、前記中圧アキュムレータの圧力が前記中圧アキュム
レータの前記設定蓄圧より低く設定された切換設定圧よ
り低いときは前記ブレーキ操作圧を前記ブレーキアクチ
ュエータに供給可能に、また前記中圧アキュムレータの
圧力が前記切換設定圧以上のときは前記ブレーキ操作圧
を前記ボリューム室に供給可能に切換制御される切換弁
とを備えていることを特徴としている。
【0016】更に請求項3の発明は、前記電子制御装置
に、前記第1圧力検出手段および前記車輪速検出手段か
らの各検出信号に基づいて、制動時車輪がロック傾向に
あると判断したとき、このロック傾向を解消させるアン
チスキッドブレーキ制御を行うように前記供給弁および
前記排出弁を制御するアンチスキッドブレーキ制御手段
と、前記第1圧力検出手段、前記第3圧力検出手段、お
よび前記車輪速検出手段からの各検出信号および車両発
進操作検出手段からの車両発進操作検出信号に基づいて
自動ブレーキ作動条件となったと判断したとき、自動的
にブレーキが作動および解除するように前記供給弁およ
び前記排出弁を制御する自動ブレーキ制御手段とが設け
られていることを特徴としている。
【0017】更に請求項4の発明は、前記ブレーキアク
チュエータが所定数設けられているとともに、前記供給
弁、前記排出弁、前記第3圧力検出手段、および前記車
輪速センサはそれぞれ各ブレーキアクチュエータ毎に設
けられており、更に前記ブレーキアクチュエータのうち
一部のブレーキアクチュエータが前記車輪のなかの前輪
に対応して設けられているとともに前記ブレーキアクチ
ュエータのうち残りの他部のブレーキアクチュエータが
前記車輪のなかの後輪に対応して設けられており、前記
電子制御装置に、前記第1圧力検出手段および前記第3
圧力検出手段からの各検出信号に基づいて、制動時前記
前後輪のブレーキ圧の所定圧上昇後、前記後輪の前記ブ
レーキアクチュエータに対応する前記供給弁および前記
排出弁を制御して、前記後輪の前記ブレーキアクチュエ
ータに供給する圧力上昇を、前記前輪の前記ブレーキア
クチュエータに供給する圧力上昇より小さくするプロポ
ーショニングバルブ特性を行うブレーキ圧前後分配制御
手段が設けられていることを特徴としている。
【0018】更に請求項5の発明は、前記ブレーキアク
チュエータが所定数設けられているとともに、前記供給
弁、前記排出弁、前記第3圧力検出手段、および前記車
輪速センサはそれぞれ各ブレーキアクチュエータ毎に設
けられており、前記電子制御装置に、車両旋回中の制動
時前記車輪のブレーキ圧の所定圧上昇後、左右のうち旋
回する側の車輪の前記ブレーキアクチュエータに対応す
る前記供給弁および前記排出弁を制御して、前記旋回す
る側の車輪の前記ブレーキアクチュエータに供給する圧
力上昇を、前記旋回する側と反対側の車輪の前記ブレー
キアクチュエータに供給する圧力上昇より小さくする旋
回ブレーキ特性を行うブレーキ圧旋回左右分配制御手段
が設けられていることを特徴とする請求項2ないし4記
載のいずれか1記載のブレーキ制御システム。
【0019】更に請求項6の発明は、前記ブレーキアク
チュエータが所定数設けられているとともに、前記供給
弁、前記排出弁、前記第3圧力検出手段、および前記車
輪速センサはそれぞれ各ブレーキアクチュエータ毎に設
けられており、更に前記ブレーキアクチュエータのうち
一部のブレーキアクチュエータが前記車輪のなかの駆動
輪に対応して設けられているとともに前記ブレーキアク
チュエータのうち残りの他部のブレーキアクチュエータ
が前記車輪のなかの非駆動輪に対応して設けられてお
り、前記ブレーキ操作手段からの前記ブレーキ操作圧を
前記切換弁を通して前記非駆動輪に対応して設けられた
前記ブレーキアクチュエータのそれぞれに供給するそれ
ぞれの流体路に、それぞれ前記電子制御装置により前記
ブレーキ操作圧の供給、停止を制御する電磁弁からなる
常閉の遮断弁が設けられており、前記電子制御装置に、
前記車輪速検出手段からの各検出信号に基づいて前記駆
動輪が空転傾向にあると判断したとき、この空転傾向を
抑制するブレーキによるトラクションコントロールを行
うように少なくとも前記駆動輪の前記ブレーキアクチュ
エータに対応する前記供給弁および前記排出弁を制御す
るトラクションコントロール手段が設けられていること
を特徴としている。
【0020】更に請求項7の発明は、前記圧力源、前記
供給弁、前記排出弁、および前記各圧力検出手段の少な
くともいずれか1つが異常時に、ブレーキ操作手段が出
力するブレーキ操作圧が前記切換弁を通して前記ブレー
キアクチュエータに供給されてブレーキを作動するフェ
イルセーフシステムを備えていることを特徴としてい
る。
【0021】更に請求項8の発明は、発電ブレーキ等の
回生ブレーキが設けられており、前記電子制御装置に回
生ブレーキ制御手段が設けられており、前記電子制御装
置が前記回生ブレーキによるブレーキ力が必要とするブ
レーキ力より不足した分を前記ブレーキアクチュエータ
により補充することを特徴としている。
【0022】
【作用】このような構成をした本発明によるブレーキ制
御システムにおいては、電子制御装置により圧力源、供
給弁および排出弁を制御することにより、1つの圧力源
で各種のブレーキ制御システムに容易にかつ柔軟に対応
することができるようになる。特に請求項3の発明にお
いては、ABSシステムと自動ブレーキシステムとに対
応することができ、また請求項4の発明においては、同
一のブレーキ制御システムでブレーキ力の前後分配を行
うプロポーショニングバルブ特性のブレーキ制御システ
ムに対応することができ、更に請求項5の発明において
は、車両旋回時に、同一のブレーキ制御システムでブレ
ーキ力の左右分配を行う旋回ブレーキ特性のブレーキ制
御システムに対応することができ、更に請求項6の発明
においては、TRCシステムに対応することができ、更
に請求項7の発明においては、失陥時のフェイルセーフ
システムに対応することができ、更に請求項8の発明に
おいては、回生ブレーキと組み合わせたブレーキ制御シ
ステムに対応することができる。
【0023】また、本発明においては中圧アキュムレー
タの設定蓄圧により、ブレーキ操作後遅れがほとんどな
く、圧力源からの圧力によるブレーキを作動することが
できる。
【0024】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明に係るブレーキ制御システムの一実施
例を示す図である。
【0025】図1に示すように、この実施例のブレーキ
制御システムは前輪駆動の車両に適用されているもので
あり、そのブレーキ回路はX配管の第1ブレーキ系統A
及び第2ブレーキ系統Bからなる2系統に形成されてい
る。第1及び第2ブレーキ系統A,Bは同じ構成を有し
かつ同じ作用を行うので、以後、第1ブレーキ系統Aに
ついて説明し、第2ブレーキ系統Bの説明は省略する。
なお、X配管以外のどのような配管方式のブレーキ系統
でもよいことは言うまでもない。
【0026】第1ブレーキ系統Aにおいては、本発明の
ブレーキ操作手段であるタンデムマスタシリンダ1の一
方の液室1aからブレーキ液供給通路2が延設されてお
り、このブレーキ液供給通路2は途中で2路に分岐し、
その一方の分岐通路2aは駆動輪である右側前輪FRの
フロントホイールシリンダ3の接続されているととも
に、他方の分岐通路2bは非駆動輪である左側後輪RL
のリヤホイールシリンダ4に接続されている。フロント
およびリヤホイールシリンダ3,4は、それぞれ本発明
のブレーキアクチュエータを構成している。
【0027】液室1aと分岐点との間のブレーキ液供給
通路2には、二位置三方弁のメカニカルバルブからなる
切換弁5が設けられている。この切換弁5は、液室1a
と両ホイールシリンダ3,4およびボリューム室6のい
ずれか一方とを選択的に連通するようになっており、通
常時は図示のように液室1aを両ホイールシリンダ3,
4に連通させているとともにボリューム室6から遮断さ
せている。このボリューム室6は、液室1aと両ホイー
ルシリンダ3,4との遮断時にブレーキペダルのストロ
ークを確保してペダルフィーリングを良好にするもので
ある。なお、ボリューム室6に代えてスプリングにより
付勢されるピストンを内蔵したシリンダを設けてもよ
い。
【0028】一方の分岐通路2aとマスタシリンダ1に
一体的に設けられたリザーバ7との間を接続する液路8
には、二位置二方電磁弁からなる常閉の第1排出弁9が
配設されている。また、他方の分岐通路2bには、電磁
弁からなる常開の遮断弁10が配設されているととも
に、他方の分岐通路2bとリザーバ7に接続する液路8
との間を連通する液路11には、二位置二方電磁弁から
なる常閉の第2排出弁12が配設されている。
【0029】更に、リザーバ7に接続される液路8にリ
ザーバ7内のブレーキ液を吸い込むポンプ13(本発明
の圧力源に相当する)が接続されており、このポンプ1
3はモータM14で回転駆動されるようになっている。
ポンプ13の吐出側は、液路15およびリリーフバルブ
16を介して液路8に接続されている。ポンプ吐出側の
液路15には、中圧アキュムレータ17が設けられてお
り、この中圧アキュムレータ17内には、通常のブレー
キを作動するために必要な圧力よりも低い設定圧が蓄え
られるようになっている。このように設定圧を低くする
理由は、ブレーキペダルを踏み込んだ後、ポンプからの
吐出圧が各ブレーキシリンダに送られるまでにかかる時
間、すなわちタイムラグを防止するために、中圧アキュ
ムレータ17内に圧力を蓄えるものであるので、中圧ア
キュムレータ17内の圧力は比較的小圧でよいからであ
る。また、リリーフバルブ16のリリーフ圧はこの中圧
アキュムレータ17の設定圧よりも高い圧に設定されて
いる。
【0030】ポンプ13の吐出側の圧力は切換弁5にパ
イロット圧として作用するようになっており、このパイ
ロット圧が切換設定圧となったとき、切換弁5は切り換
えられ、液室1aが両ホイールシリンダ3,4から遮断
されるとともに、ボリューム室6に接続されるようにな
っている。この切換設定圧は中圧アキュムレータ17の
設定蓄圧よりも低く設定されている。
【0031】リリーフバルブ16の上流側の液路15
は、液路18およびその分岐通路18a,18bを介し
て両分岐通路2a,2bすなわち両ブレーキシリンダ3,
4に接続されている。両分岐通路18a,18bには、
それぞれ二位置二方電磁弁からなる常閉の第1、第2供
給弁19,20がそれぞれ配設されている。液路15,1
8,18a,18,2a,2bにより、本発明の第1流体路
が構成されているとともに、液路8,11により、本発
明の第2流体路が構成されている。
【0032】油室1a内に発生した圧力、すなわち本発
明のブレーキ操作圧であるマスタシリンダ1の出力圧を
検出する第1圧力センサ21、ポンプ吐出側の圧力を検
出する第2圧力センサ22、フロントホイールシリンダ
3のブレーキ圧を検出する第3圧力センサ23、リヤホ
イールシリンダ4のブレーキ圧を検出する第4圧力セン
サ24、右側前輪FRの車輪速度を検出する車輪速セン
サ25、および左側後輪RLの車輪速度を検出する車輪
速センサ26がそれぞれ設けられている。
【0033】そして、切換弁5、第1、第2排出弁9,
12、遮断弁10、第1、第2供給弁19,20、モー
タM14、第1ないし第4圧力センサ21,22,23,
24、および車輪速センサ25,26は、それぞれ電子
制御装置ECU27に接続されかつこのECU27によ
り制御されるようになっている。
【0034】このECU27には、ABSを行うために
第1、第2供給弁19,20および第1、第2排出弁9,
12を制御するABS手段27a、車両発進操作検出手
段からの例えば発進のために半クラッチに操作したとき
にその半クラッチを検出する半クラッチ位置検出センサ
等の車両発進操作検出信号に基づいて自動ブレーキ作動
条件となったと判断したとき、自動的にブレーキが作動
および解除するように第1、第2供給弁19,20およ
び第1、第2排出弁9,12を制御する自動ブレーキ制
御手段27b、プロポーショニングバルブ(以下、Pバ
ルブともいう)特性を行うブレーキ圧前後分配制御手段
27c、旋回ブレーキ特性を行うブレーキ圧旋回側分配
制御手段27d、TRCを行うために駆動輪である右側
前輪FRのフロントブレーキシリンダ3に対応する第1
供給弁19、第1排出弁9および遮断弁10を制御する
TRC手段27eが、それぞれ設けられている。
【0035】このように構成された本実施例のブレーキ
制御システムにおいては、まず車両を運転するために図
示しないイグニッションスイッチをオンした後、ECU
27は第2圧力センサ22からの圧力検出信号により中
圧アキュムレータ17内の圧力が設定蓄圧未満であると
判断すると、モータM14を駆動してポンプ13を回転
駆動する。これにより、中圧アキュムレータ17内には
圧力が蓄えられ、中圧アキュムレータ17内の圧力、す
なわちポンプ13の吐出側圧力が切換設定圧になると、
切換弁5が切り換えられ、マスタシリンダ1の液室1a
はボリューム室6に接続されるとともに、両ホイールシ
リンダ3,4から遮断される。そして、更にポンプ13
の駆動により、中圧アキュムレータ17内に設定蓄圧が
蓄圧され、中圧アキュムレータ17内の圧力が設定蓄圧
となったことを第2圧力センサ22によって検出される
と、この第2圧力センサ22からの検出信号により、E
CU27はモータM14すなわちポンプ13の駆動を停
止する。
【0036】この状態で通常の制動を行うためにブレー
キペダルを踏み込むと、マスタシリンダ1の液室1aに
は圧力が発生し、マスタシリンダ1はブレーキ液供給通
路2に発生した圧力を出力する。このとき、切換弁5が
切り換えられているので、ペダル踏込時のペダルストロ
ークはボリューム室6によって確保され、良好なペダル
フィーリングが得られる。
【0037】マスタシリンダ1の出力圧は第1圧力セン
サ21によって検出されてECU27に送られる。EC
U27は第1圧力センサ21からの圧力検出信号により
第1、第2供給弁19,20を開くとともに、モータ1
4を駆動する。これにより、ポンプ13を回転駆動して
中圧アキュムレータ17の設定蓄圧およびポンプ13か
らの吐出圧が液路15,18,18a,18b、第1、第
2供給弁19,20、分岐通路2a,2bを通して両ホイ
ールシリンダ3,4に供給され、両車輪FR,RLにブレ
ーキがかけられる。その場合、中圧アキュムレータ17
内に予め設定圧が蓄圧されているので、ポンプ13から
の吐出圧が両ホイールシリンダ3,4に供給されるため
にかかる時間すなわちタイムラグが吸収され、ブレーキ
作動遅れが防止される。
【0038】そして、ECU27は、第1、第3、第4
圧力センサ21,23,24からの各圧力検出信号に基づ
いて第1、第2供給弁19,20の開閉を制御し、その
結果両ホイールシリンダ3,4のブレーキ圧がマスタシ
リンダ1の出力圧すなわちブレーキペダル踏込量に応じ
て制御される。
【0039】なお、ブレーキペダル踏込時には中圧アキ
ュムレータ17の圧力が設定蓄圧となってもポンプ13
の回転は停止されなく、ポンプ13の吐出圧は中圧アキ
ュムレータ17の設定蓄圧以上に上昇するが、ポンプ1
3の吐出圧がリリーフバルブ16のリリーフ圧を超える
とリリーフバルブ16が開いて、ポンプ吐出圧のリリー
フ圧を超えた分がリザーバ7に排出される。したがっ
て、リリーフバルブ16のリリーフ圧が通常のブレーキ
作動に必要なブレーキ圧とされている。
【0040】制動解除のためブレーキペダルを解放する
と、マスタシリンダ1の出力圧が降下する。第1圧力セ
ンサ21からのマスタシリンダ1の出力圧の降下検出信
号により、ECU27は第1、第2排出弁9,12をオ
ンして開き、両ホイールシリンダ3,4内のブレーキ圧
がリザーバ7に排出されて、ブレーキ圧が降下する。そ
の場合、ECU27は、第1、第3、第4圧力センサ2
1,23,24からの各圧力検出信号に基づいてマスタシ
リンダ1の出力圧の降下に応じて両ホイールシリンダ
3,4内のブレーキ圧が降下するように、第1、第2排
出弁9,12を開閉制御する。
【0041】マスタシリンダ1の出力圧が所定圧以下に
降下すると、ECU27はモータM14すなわちポンプ
13の駆動を停止するとともに、第1、第2供給弁1
9,20が閉じられる。この状態では、中圧アキュムレ
ータ17内にリリーフ圧が蓄圧されたままとなり、また
切換弁5は切り換えられた状態となっている。そして、
ECU27は、ブレーキペダルが完全に解放されて、第
1、第3、第4圧力センサ21,23,24からの各圧力
検出信号に基づいてマスタシリンダ1の出力圧および両
ホイールシリンダ3,4のブレーキ圧がともに完全にな
くなると、第1、第2排出弁9,12を閉じる。こうし
て、ブレーキが解除される。
【0042】なお、イグニッションスイッチをオンした
まま長時間駐車した時等に圧力漏れにより中圧アキュム
レータ17の圧力が設定蓄圧以下に低下すると、前述と
同様にECU27はモータM14を駆動する。これによ
り、ポンプ13が回転して中圧アキュムレータ17内に
設定蓄圧が蓄圧される。
【0043】制動時に、ECU27内のABS手段27
aは車輪速センサ25,26からの車輪速信号に基づい
て例えば右側前輪FRがロック傾向にあると判断する
と、第1供給弁19をオフして閉じる。これにより、右
側前輪FRのブレーキシリンダ3にはポンプ13からの
吐出圧が供給されなく、そのブレーキ圧がそのときの圧
力に保持され、ABS制御の保持モードとなる。ABS
制御の保持モードとなっても、ABS手段27aは右側
前輪FRがまだロック傾向にあると判断すると、第1排
出弁9をオンして開く。これにより、ブレーキシリンダ
3のブレーキ圧はリザーバ7に排出されて減圧され、A
BS制御の減圧モードとなる。なお、右側前輪FRのロ
ック傾向が検出されたとき、前述の保持モードを省略し
て、直接、この減圧モードに入るようにしてもよい。そ
の場合には、ABS手段27aは第1供給弁19をオフ
して閉じると同時に第1排出弁9をオンして開くように
制御する。
【0044】ABS手段27aは、ブレーキ圧の減圧に
より右側前輪FRの車輪速が所定量回復してロック傾向
が解消またはほぼ解消したと判断すると、第1排出弁9
をオフして閉じる。これにより、ブレーキ圧はそれ以上
減圧されなく、そのときの圧力に保持され、再びABS
制御の保持モードとなる。この保持モードとなっても、
ABS手段27aは右側前輪FRの車輪速がまだ上昇す
ると判断すると、第1供給弁19をオンして開く。これ
により、ブレーキシリンダ3にポンプ13からの吐出圧
が供給され、ブレーキシリンダ3のブレーキ圧は上昇
し、ABS制御の増圧モードとなる。なお、右側前輪F
Rの車輪速が所定量回復してロック傾向が解消またはほ
ぼ解消したと判断されたとき、前述の保持モードを省略
して、直接、増圧モードに入るようにしてもよい。その
場合には、ABS手段27aは第1排出弁9をオフして
閉じると同時に第1供給弁19をオンして開くように制
御する。
【0045】ABS手段27aは、ブレーキ圧の増圧に
より右側前輪FRが再びロック傾向にあると判断する
と、前述のようにABS制御の保持モードを行い、以
後、減圧モード、保持モード、増圧モード、保持モー
ド、および減圧モードをこれらの順に繰り返す。なお、
保持モードはまったく省略するか、減圧から増圧の間あ
るいは増圧から減圧の間の保持モードのいくつかを適宜
省略するかしてABS制御を行うようにしてもよい。
【0046】このABS制御においては、第1供給弁1
9および第2供給弁20が増圧弁として機能し、第1排
出弁9および第2排出弁12が減圧弁として機能し、更
に第1供給弁19と第1排出弁9、および第2供給弁2
0と第2排出弁12が、それぞれ保持弁として機能す
る。このようにして、制動中における車輪ロック傾向検
出時にABS制御が行われ、車両の操縦安定性が確保さ
れるとともに制動距離の短縮が図られる。
【0047】なお、ABS手段27aは、左側後輪RL
のロック傾向を検出したときにも、その車輪のブレーキ
に関係する第2供給弁20および第2排出弁12を制御
することにより、その車輪に対して前述と同様にABS
制御が行われる。
【0048】車両発進時あるいは車両走行中の急加速時
等に、ECU27内のTRC手段27eは、例えば車輪
速センサ25の車輪速検出信号に基づいて駆動輪である
右側前輪FRが空転(以下、スリップともいう)傾向に
あると判断すると、モータM14を駆動してポンプ13
を回転駆動する。また同時に、TRC手段27eは常開
の遮断弁10をオンして閉じるとともに、常閉の第1供
給弁19をオンして開く。これにより、ポンプ13から
の吐出圧がフロントブレーキシリンダ3に供給され、駆
動輪である右側前輪FRにブレーキがかけられる。その
結果、右側前輪FRの回転駆動力が弱められ、右側前輪
FRの空転が抑制される。その場合、遮断弁10が閉じ
られているので、ブレーキシリンダ3に供給されるポン
プ13からの吐出圧は、右側後輪RLのブレーキシリン
ダ4には供給されなく、非駆動輪である左側後輪RLは
ブレーキがかけられない。
【0049】そして、TRC手段27eは、車輪速セン
サ26からの右側前輪FRの車輪速検出信号および第3
圧力センサ23からの圧力検出信号に基づいて第1供給
弁19および第1排出弁9を開閉制御して、ブレーキシ
リンダ3のブレーキ圧を最適に制御する。こうして、右
側前輪FRの空転時に右側前輪FRにブレーキをかけて
この空転を抑制するようにブレーキによるTRCが行わ
れ、このTRCにより、回転駆動力が効果的に路面に伝
達され、車両は容易に発進または加速できるようにな
る。
【0050】更に制動時に、前輪にかかる荷重が大きく
なるのに対して、後輪にかかる荷重が小さくなるため、
ブレーキ圧がある程度上昇すると後輪がロックしがちに
なる。このため、第4圧力センサ24からの圧力検出信
号により、左側後輪RLのブレーキシリンダ4のブレー
キ圧が所定圧になったことを検出すると、ECU27内
のブレーキ圧前後分配制御手段27cは第2供給弁20
および第2排出弁12のオン、オフを繰り返して開閉制
御する。これにより、左側後輪RLのリヤブレーキシリ
ンダ4のブレーキ圧を右側前輪FRのフロントブレーキ
シリンダ3のブレーキ圧の上昇よりも低い勾配で上昇さ
せる。すなわち、ブレーキ圧前後分配制御手段27cは
制動時にPバルブ特性を発揮するように第2供給弁20
および第2排出弁12を制御する。このPバルブ特性に
より、左側後輪RLのロックが抑制される。
【0051】更に車両の旋回時には、外輪にかかる荷重
が大きくなるのに対して内輪にかかる荷重が小さくなる
ため、旋回中の制動時にブレーキ圧がある程度上昇する
と内輪がロックしがちになる。このため、例えば車両の
右旋回中の制動時には、第3圧力センサ23からの圧力
検出信号により、右側前輪FRのブレーキシリンダ3の
ブレーキ圧が所定圧になったことを検出すると、ECU
27内のブレーキ圧旋回側分配制御手段27dは第1供
給弁19および第1排出弁9のオン、オフを繰り返して
開閉制御する。これにより、フロントブレーキシリンダ
3のブレーキ圧をリヤブレーキシリンダ4のブレーキ圧
の上昇よりも低い勾配で上昇させる。すなわち、ブレー
キ圧旋回側分配制御手段27dは右旋回中の制動時に旋
回ブレーキ特性を発揮するように右側前輪FRに対応す
る第1供給弁19および第1排出弁9を制御する。この
旋回ブレーキ特性により、車両右旋回中の制動時に内輪
側である右側前輪FRのロックが抑制される。なお、車
両左旋回中の制動時には左側後輪RLに対して同様の旋
回ブレーキ特性のブレーキ制御が行われる。
【0052】更に、車両の停車時にブレーキをかけたま
まに保持したり、例えば坂道発進等のブレーキがかけら
れた車両停止状態からブレーキ作動を解除して車両を発
進させたり、あるいは車両の定速走行時等に車速に応じ
てブレーキをかけたり解除したりする場合は、運転者の
ブレーキ動作によらないでブレーキ作動および作動解除
を行う自動ブレーキが必要となる。
【0053】このため、例えば第1圧力センサ21によ
り検出されたマスタシリンダ1の出力圧および車輪速セ
ンサ25,26により検出された各車輪FR,RLの車輪
速に基づいて、ECU27内の自動ブレーキ制御手段2
7bは車輪速が0になった状態でマスタシリンダ1の出
力圧すなわちブレーキペダルの踏み込みが所定時間継続
したと判断すると、第1、第2供給弁19,20をオフ
にして閉じ、両ブレーキシリンダ3,4にブレーキ圧を
封入した状態にする。この状態で、運転者がブレーキペ
ダルの踏み込みを解除し、マスタシリンダ1の出力圧が
なくなっても、自動ブレーキ制御手段27bは第1、第
2排出弁9,12をオフのままにして開かなく、したが
ってブレーキがかけられたままの停車時のブレーキ保持
状態となる。
【0054】また、例えば坂道でこのような停車時のブ
レーキ保持状態から車両を発進させる際、例えば図示し
ないクラッチストロークセンサからの半クラッチ検出信
号、アクセル踏み込みセンサからのアクセルペダル踏み
込み検出信号、ニュートラルスイッチからのギヤシフト
検出信号等の車両発進に関連する動作の検出信号によ
り、自動ブレーキ制御手段27bは第1、第2排出弁
9,12をオンにして開き、両ブレーキシリンダ3,4の
ブレーキ圧が排出されてブレーキが解除され、車両が発
進可能となる。これにより、例えば坂道発進等を容易に
行うことができる。
【0055】更に、車両の定速走行においては、自動ブ
レーキ制御手段27bは車輪速センサ25,26からの
車輪速に基づいて車速を演算し、その車速が設定車速よ
り高いと、モータM14を駆動するとともに、第1、第
2供給弁19,20をオンして開く。これにより、ポン
プ13からの吐出圧が各ブレーキシリンダ3,4に供給
され、各車輪FR,RLにブレーキがかけられる。これ
により、車速が低下して設定車速に近づくように車両が
減速される。また、このブレーキ作動により車速が設定
車速より低くなると、自動ブレーキ制御手段27bはモ
ータM14の駆動を停止し、同時に第1、第2供給弁1
9,20をオフして閉じるとともに第1、第2排出弁9,
12をオンして開く。これにより、各ブレーキシリンダ
に供給されたブレーキ圧がリザーバ7に排出されて、ブ
レーキが解除されるか弱められるかし、車速が設定車速
に近づくように車両が加速される。こうして、車両の定
速走行時にブレーキが自動的に作動されるとともに自動
的に解除され、自動ブレーキの機能を発揮するようにな
る。
【0056】更に、電気制御系の故障によりモータM1
4およびポンプ13が駆動しなかったりあるいはリリー
フバルブの故障等により、ポンプ吐出圧が得られなかっ
たり、中圧アキュムレータ17に蓄圧できなかったりし
た場合には、切換弁5の圧力が設定圧より低くなるの
で、切換弁5が図1に示すように初期位置に切り換わ
る。これにより、マスタシリンダ1の油室1aと各ブレ
ーキシリンダ3,4とが接続され、従来と同様にマスタ
シリンダ1の吐出圧によりブレーキがかけられる。すな
わち、電気制御系やリリーフバルブの故障時等にも、ブ
レーキ作動が確保される。このようにマスタシリンダ
1、ブレーキ供給通路2、切換弁5、分岐通路2a,2
bにより、フェイルセーフシステムが構成されている。
【0057】本実施例のブレーキ制御システムの変形例
として、図1に二点鎖線で示すように発電ブレーキ等の
回生ブレーキ28と組み合わせて、回生ブレーキ28の
ブレーキ力不足分を本実施例のブレーキ制御システムの
ブレーキ力で補充するブレーキ制御システムを構成する
ことができる。
【0058】このブレーキ制御システムにおいては、ブ
レーキペダルの踏み込み時に発生するマスタシリンダ1
の出力圧を第1圧力センサ21により検出し、この圧力
検出信号に基づいてECU27内の回生ブレーキ制御手
段27fは回生ブレーキ28を作動する。そして、回生
ブレーキ制御手段27fは、この回生ブレーキ28によ
りマスタシリンダ1の出力圧に対応したブレーキ力を得
られないと判断したときは、第1、第2供給弁19,2
0をオンして開き、ポンプ吐出圧を各ブレーキシリンダ
3,4に供給してブレーキをかけることにより、ブレー
キ力の不足した分を補充する。こうして、回生ブレーキ
28と各ブレーキシリンダ3,4によるブレーキとによ
り、ブレーキペダルを踏み込み量に応じたブレーキ力で
ブレーキがかけられるようになる。
【0059】このように、本実施例のブレーキ制御シス
テムにおいては、ABSシステム、TRCシステム、P
バルブ特性、旋回ブレーキ特性、自動ブレーキシステ
ム、電気制御系やリリーフバルブの故障時等のフェイル
セーフシステム、および回生ブレーキとの組合せブレー
キ制御システム等の各種のブレーキ制御システムに容易
にかつ柔軟に対応することができる。
【0060】しかも、ポンプ13は第1ブレーキ系統A
に1つしか必要としなく、安価にブレーキ制御システム
を形成することができる。また、中圧アキュムレータ1
7の設定蓄圧により、ブレーキ操作後遅れがほとんどな
く、ポンプ13の吐出圧によるブレーキを作動すること
ができる。
【0061】更に、中圧アキュムレータ17には、ポン
プ3が作動し、ブレーキに十分な圧力を発生するまでの
時間遅れを補うだけの容量があればよいので、中圧アキ
ュムレータ17はコンパクトで比較的軽量構造で済むよ
うになる。更に、中圧アキュムレータ17の設定蓄圧が
比較的低いことから、中圧アキュムレータ17の内部か
らの圧力漏れが抑制されるので、エネルギのロスが防止
される。更に、車両が長時間停車した後でも、ポンプ1
3の吐出圧が速やかに中圧アキュムレータ17を満た
し、ブレーキシリンダ3,4に供給されるので、自動ブ
レーキを必要時に確実に作動することができる。
【0062】図2は、本発明の他の実施例を示す図1と
同様の図である。なお、前述の実施例と同じ構成要素に
は同じ符号を付すことにより、その詳細な説明は省略す
る。前述の実施例ではポンプ吐出圧により切り換えられ
る切換弁5を用いるようにしているが、本実施例では、
図2に示すようにメカニカルバルブの切換弁5の代わり
に二位置三方電磁弁からなる切換弁5´を用いている。
この切換弁5´は通常時は図示の位置に設定されるよう
に付勢されている。そして、ECU27は、第2圧力セ
ンサ22からの中圧アキュムレータ17の蓄圧検出信号
に基づいて中圧アキュムレータ17の蓄圧が切換設定圧
より高いとき、この切換弁5´をオンして切り換える。
また本実施例の場合は、各センサ類、各供給弁および各
排出弁、あるいはECU27の異常時に切換弁5´が図
示位置に設定されるので、マスタシリンダ1の液室1a
が各ブレーキシリンダ3,4に接続される。したがっ
て、従来と同様にマスタシリンダ1の出力圧によりブレ
ーキがかけられ、このような異常時にも、ブレーキ作動
が確保される。本実施例におけるその他の作動は前述の
実施例と同じであるのでその説明は省略する。
【0063】なお、前述の前述の実施例はいずれも前輪
駆動の車両に本発明のブレーキ制御システムを適用した
場合について説明しているが、本発明は、後輪駆動の車
両あるいは全輪駆動の車両にも適用することができる。
その場合、後輪駆動の車両においては、遮断弁10を分
岐通路2a側のみに配設し、全輪駆動の車両において
は、遮断弁10を両分岐通路2a,2bに配設し、この
遮断弁10をECU27で適宜制御するようにすればよ
い。また、本発明は、前述の実施例のような液圧ブレー
キ制御システムの他に、エアブレーキ制御システムにも
適用することができることは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るブレーキ制御システムによれば、ABSシステ
ム、TRCシステム、Pバルブ特性、旋回ブレーキ特
性、自動ブレーキシステム、電気制御系やリリーフバル
ブの故障時等のフェイルセーフシステム、および回生ブ
レーキとの組合せブレーキ制御システム等の各種のブレ
ーキ制御システムに容易にかつ柔軟に対応することがで
きる。
【0065】しかも、ブレーキ作動のための圧力源を各
種ブレーキ制御システムに対して1つだけ設ければよ
く、その分安価にブレーキ制御システムを形成すること
ができる。
【0066】また、本発明によれば、中圧アキュムレー
タの設定蓄圧により、ブレーキ操作後遅れがほとんどな
しに、圧力源からの圧力によるブレーキを作動すること
ができる。
【0067】更に、中圧アキュムレータには、例えばポ
ンプ等の圧力源が作動し、ブレーキに十分な圧力を発生
するまでの時間遅れを補うだけの容量があればよいの
で、中圧アキュムレータをコンパクトにかつ比較的軽量
構造に形成することができる。更に、中圧アキュムレー
タの設定蓄圧が比較的低いことから、中圧アキュムレー
タの内部からの圧力漏れが抑制されるので、圧力エネル
ギのロスを防止できる。更に、車両が長時間停車した後
でも、圧力源の圧力を速やかに中圧アキュムレータに満
たし、ブレーキシリンダに確実にかつ迅速に供給するこ
とができるので、自動ブレーキを必要時に確実に作動す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るブレーキ制御システムの一実施
例を示す回路図である。
【図2】 本発明の他の実施例を示す回路図である。
【図3】 従来のブレーキ制御システムの一例を示す回
路図である。
【符号の説明】
1…タンデムマスタシリンダ、2…ブレーキ液供給通
路、2a,2b…分岐通路、3…フロントホイールシリ
ンダ、4…リヤホイールシリンダ、5…切換弁、6…ボ
リューム室、7…リザーバ、8,11,15,18,18
a,18b…液路、9…第1排出弁、10…遮断弁、1
2…第2排出弁、13…ポンプ、14…モータM、16
…リリーフバルブ、17…中圧アキュムレータ、19…
第1供給弁、20…第2供給弁、21…第1圧力セン
サ、22…第2圧力センサ、23…第3圧力センサ、2
4…第4圧力センサ、25,26…車輪速センサ、27
…電子制御装置(ECU)、27a…ABS手段、27
b…自動ブレーキ制御手段、27c…ブレーキ圧前後分
配制御手段、27d…ブレーキ圧旋回側分配制御手段、
27e…TRC手段、27f…回生ブレーキ制御手段、
28…回生ブレーキ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキを作動するための作動流体を蓄
    えるリザーバと、前記作動流体によりブレーキ作動に最
    大限必要な最大ブレーキ圧を発生する圧力源と、この圧
    力源からの圧力が供給されて車輪にブレーキをかけるブ
    レーキアクチュエータと、前記圧力源と前記ブレーキア
    クチュエータとを接続する第1流体路に設けられ、前記
    圧力源からの圧力の供給、停止を制御する電磁弁からな
    る常閉の供給弁と、前記ブレーキアクチュエータと前記
    リザーバとを接続する第2流体路に設けられ、前記ブレ
    ーキアクチュエータの圧力の排出、停止を制御する電磁
    弁からなる常閉の排出弁と、前記圧力源と前記供給弁と
    の間の前記第1流体路に設けられ、前記最大ブレーキ圧
    より低い設定蓄圧を少なくとも蓄える中圧アキュムレー
    タと、ブレーキペダルの踏み込みによりブレーキ操作圧
    を出力するブレーキ操作手段と、このブレーキ操作手段
    の前記ブレーキ操作圧を検出する第1圧力検出手段と、
    前記中圧アキュムレータの圧力を検出する第2圧力検出
    手段と、前記ブレーキアクチュエータのブレーキ圧を検
    出する第3圧力検出手段と、前記車輪の車輪速を検出す
    る車輪速検出手段と、前記第1圧力検出手段、前記第2
    圧力検出手段、前記第3圧力検出手段、および前記車輪
    速検出手段からの各検出信号に基づいて、前記圧力源、
    前記供給弁、および前記排出弁を制御する電子制御装置
    とを備えていることを特徴とするブレーキ制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキ操作手段が出力するブレー
    キ操作圧を吸収するボリューム室と、前記中圧アキュム
    レータの圧力が前記中圧アキュムレータの前記設定蓄圧
    より低く設定された切換設定圧より低いときは前記ブレ
    ーキ操作圧を前記ブレーキアクチュエータに供給可能
    に、また前記中圧アキュムレータの圧力が前記切換設定
    圧以上のときは前記ブレーキ操作圧を前記ボリューム室
    に供給可能に切換制御される切換弁とを備えていること
    を特徴とする請求項1記載のブレーキ制御システム。
  3. 【請求項3】 前記電子制御装置に、前記第1圧力検出
    手段および前記車輪速検出手段からの各検出信号に基づ
    いて、制動時車輪がロック傾向にあると判断したとき、
    このロック傾向を解消させるアンチスキッドブレーキ制
    御を行うように前記供給弁および前記排出弁を制御する
    アンチスキッドブレーキ制御手段と、前記第1圧力検出
    手段、前記第3圧力検出手段、および前記車輪速検出手
    段からの各検出信号および車両発進操作検出手段からの
    車両発進操作検出信号に基づいて自動ブレーキ作動条件
    となったと判断したとき、自動的にブレーキが作動およ
    び解除するように前記供給弁および前記排出弁を制御す
    る自動ブレーキ制御手段とが設けられていることを特徴
    とする請求項2記載のブレーキ制御システム。
  4. 【請求項4】 前記ブレーキアクチュエータは所定数設
    けられているとともに、前記供給弁、前記排出弁、前記
    第3圧力検出手段、および前記車輪速センサはそれぞれ
    各ブレーキアクチュエータ毎に設けられており、更に前
    記ブレーキアクチュエータのうち一部のブレーキアクチ
    ュエータは前記車輪のなかの前輪に対応して設けられて
    いるとともに前記ブレーキアクチュエータのうち残りの
    他部のブレーキアクチュエータは前記車輪のなかの後輪
    に対応して設けられており、前記電子制御装置に、前記
    第1圧力検出手段および前記第3圧力検出手段からの各
    検出信号に基づいて、制動時前記前後輪のブレーキ圧の
    所定圧上昇後、前記後輪の前記ブレーキアクチュエータ
    に対応する前記供給弁および前記排出弁を制御して、前
    記後輪の前記ブレーキアクチュエータに供給する圧力上
    昇を、前記前輪の前記ブレーキアクチュエータに供給す
    る圧力上昇より小さくするプロポーショニングバルブ特
    性を行うブレーキ圧前後分配制御手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項2または3記載のいずれか1記
    載のブレーキ制御システム。
  5. 【請求項5】 前記ブレーキアクチュエータは所定数設
    けられているとともに、前記供給弁、前記排出弁、前記
    第3圧力検出手段、および前記車輪速センサはそれぞれ
    各ブレーキアクチュエータ毎に設けられており、前記電
    子制御装置に、車両旋回中の制動時前記車輪のブレーキ
    圧の所定圧上昇後、前記旋回する側の車輪の前記ブレー
    キアクチュエータに対応する前記供給弁および前記排出
    弁を制御して、前記旋回する側の車輪の前記ブレーキア
    クチュエータに供給する圧力上昇を、前記旋回する側と
    反対側の車輪の前記ブレーキアクチュエータに供給する
    圧力上昇より小さくする旋回ブレーキ特性を行うブレー
    キ圧旋回側分配制御手段が設けられていることを特徴と
    する請求項2ないし4記載のいずれか1記載のブレーキ
    制御システム。
  6. 【請求項6】 前記ブレーキアクチュエータは所定数設
    けられているとともに、前記供給弁、前記排出弁、前記
    第3圧力検出手段、および前記車輪速センサはそれぞれ
    各ブレーキアクチュエータ毎に設けられており、更に前
    記ブレーキアクチュエータのうち一部のブレーキアクチ
    ュエータは前記車輪のなかの駆動輪に対応して設けられ
    ているとともに前記ブレーキアクチュエータのうち残り
    の他部のブレーキアクチュエータは前記車輪のなかの非
    駆動輪に対応して設けられており、前記ブレーキ操作手
    段からの前記ブレーキ操作圧を前記切換弁を通して前記
    非駆動輪に対応して設けられた前記ブレーキアクチュエ
    ータのそれぞれに供給するそれぞれの流体路に、それぞ
    れ前記電子制御装置により前記ブレーキ操作圧の供給、
    停止を制御する電磁弁からなる常閉の遮断弁が設けられ
    ており、前記電子制御装置に、前記車輪速検出手段から
    の各検出信号に基づいて前記駆動輪が空転傾向にあると
    判断したとき、この空転傾向を抑制するブレーキによる
    トラクションコントロールを行うように少なくとも前記
    駆動輪の前記ブレーキアクチュエータに対応する前記供
    給弁および前記排出弁を制御するトラクションコントロ
    ール手段が備えていることを特徴とする請求項2ないし
    5記載のいずれか1記載のブレーキ制御システム。
  7. 【請求項7】 前記圧力源、前記供給弁、前記排出弁、
    および前記各圧力検出手段の少なくともいずれか1つが
    異常時に、ブレーキ操作手段が出力するブレーキ操作圧
    が前記切換弁を通して前記ブレーキアクチュエータに供
    給されてブレーキを作動するフェイルセーフシステムを
    備えていることを特徴とする請求項2ないし6記載のい
    ずれか1記載のブレーキ制御システム。
  8. 【請求項8】 発電ブレーキ等の回生ブレーキが設けら
    れており、前記電子制御装置に回生ブレーキ制御手段が
    設けられており、前記電子制御装置は前記回生ブレーキ
    によるブレーキ力が必要とするブレーキ力より不足した
    分を前記ブレーキアクチュエータにより補充することを
    特徴とする請求項1〜7のいずれか1記載のブレーキ制
    御システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100331657B1 (ko) * 1997-12-27 2002-05-09 밍 루 차량용 안티록 브레이크 시스템
JP2011037404A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Toyota Motor Corp ブレーキ制御装置
US8708427B2 (en) * 2006-02-01 2014-04-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Brake control system and control method for brake control system

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