JPH1198600A - ステレオ音声信号の再生回路 - Google Patents

ステレオ音声信号の再生回路

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JPH1198600A
JPH1198600A JP9259555A JP25955597A JPH1198600A JP H1198600 A JPH1198600 A JP H1198600A JP 9259555 A JP9259555 A JP 9259555A JP 25955597 A JP25955597 A JP 25955597A JP H1198600 A JPH1198600 A JP H1198600A
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JP
Japan
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delay time
audio signal
stereo audio
delay
circuit
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Application number
JP9259555A
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English (en)
Inventor
Yoshio Uno
慶生 宇野
Toshiya Murakami
敏哉 村上
Miyuki Kobayashi
幸 小林
Yukie Yoshizawa
幸恵 吉澤
Masaki Yoshihara
正樹 吉原
Kazue Toguchida
和恵 戸口田
Yoshihiro Kubota
義浩 久保田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メイン側の経路とサブ側の経路に挿入された
帯域通過フィルタの遅延時間の差によりマトリックス演
算処理後の高域セパレーションが悪化する課題があっ
た。 【解決手段】 メイン側の経路とサブ側の経路に挿入さ
れた帯域通過フィルタ31,32の内で遅延時間の短い
方の遅延特性を有した一方の帯域通過フィルタ31によ
り抽出されたステレオ音声信号の遅延時間と、他方の帯
域通過フィルタ32により抽出されたステレオ音声信号
の遅延時間との差を小さくするため、前記一方の帯域通
過フィルタ31により抽出されFM復調された前記ステ
レオ音声信号に新たな遅延時間を付与する遅延回路を遅
延時間補正手段として挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテープなど
の記録媒体に変調されて記録したステレオ音声信号を再
生したり、変調されたステレオ音声信号を空間、電線な
どの伝送経路上に伝送させるステレオシステムに用いて
好適な、高域でのセパレーション特性の悪化を防止でき
るステレオ音声信号の再生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音声信号をFM変調してテープなどの記
録媒体に記録し、再生するAFM(Audio Fre
quency Modulation)ステレオシステ
ムや空間、電線などの伝送経路上に前記FM変調した音
声信号を伝送するステレオシステムなどに用いられてい
る従来のステレオ音声信号の再生回路では、前記テープ
などの記録媒体、前記空間、電線などの伝送経路の周波
数上の制限から、前記記録媒体や前記伝送経路の帯域を
有効に利用するために、左チャネル(以下、Lchとい
う)と右チャネル(以下、Rchという)の音声入力信
号に対しマトリックス処理を施し、例えばL+Rおよび
L−Rの2信号にした後にFM変調し、さらにこれら信
号を合成してテープなどの記録媒体に記録したり、空
間、電線などの伝送経路上に出力した前記合成した信号
を、前記マトリクス処理とは逆の処理を行なって再生す
る処理方式が採用されている。以下、この処理方式につ
いて8mmVTRのAFMステレオシステムを例にして
説明する。先ず、記録系の処理について説明する。図6
は、この記録系についての処理を示すブロック図であ
る。但し、説明の便宜上、今回説明する信号処理以外の
例えばノイズリダクションなどの他の回路ブロックにつ
いては省略する。この記録系の処理では、Lch、Rc
hそれぞれに入力された音声信号をL、Rとすると、マ
トリックス回路1によりメインチャネル側出力が(L+
R)/2、またサブチャネル側出力が(L−R)/2に
なるように演算処理される。その後、メインチャネル側
出力はFM変調器2で図7に示すようなキャリアが1.
5MHzの基準デビエーションが±60KHzのFM変
調信号に、またサブチャネル側出力はFM変調器3によ
りキャリアが1.7MHzの基準デビェーションが±3
0KHzのFM変調信号にそれぞれ変調される。次に、
加算回路4により、前記2つのFM変調信号がミキシン
グされ、このミキシングされた信号はさらに後段の加算
回路5に供給され、FM変調された映像信号とミキシン
グされた後、テープに記録され、または空間、電線など
の伝送経路へ出力される。
【0003】次に、ステレオ音声信号の再生回路による
再生系の処理について説明する。図8は、この再生系に
つての処理を示すブロック図である。テープから再生さ
れ、または前記空間、電線などの伝送経路へ出力された
FM信号に対しては、図9に示す特性の帯域通過フィル
タ11、帯域通過フィルタ13によりそれぞれメインチ
ャネルFM信号(1.5MHz)、サブチャネルFM信
号(1.7MHz)が取り出され、FM復調器12、F
M復調器14によりオーディオ信号に復調される。更
に、この復調されたオーディオ信号は、マトリックス回
路15において記録側のマトリックス回路1の演算処理
を逆変換して、LchとRchのそれぞれの信号に戻さ
れる。
【0004】これらマトリックス回路1,15による記
録再生時の演算の様子を示したのが図10である。記録
側のマトリックス回路1では、入力された音声信号L,
Rに対して記録側のマトリックス回路1のメインチャネ
ル側出力は(L+R)/2、またサブチャネル側出力は
(L−R)/2となる。再生時の処理は、再生側のマト
リックス回路15の出力が、 (L+R)/2+(L−R)/2=L (L+R)/2−(L−R)/2=R となり、それそれ元の音声信号L,Rに戻される。
【0005】この8mmVTRのAFMステレオシステ
ムの信号処理では、上記のようにメイン側のFM変調信
号の基準デビエーションは±60KHzであるのに対し
て、サブ側のFM変調信号の基準デビエーションは±3
0KHzであり、サブ側はメイン側の半分のデビエーシ
ョンである。従って、再生側の帯域通過フィルタ11,
13の帯域は図9に示すように、メイン側の帯域通過フ
ィルタ11に比ベ、サブ側の帯域通過フィルタ13の方
が帯域の狭い特性が要求される。この帯域が狭い特性と
は、つまり帯域通過フィルタのQが高くなることを意味
し、この結果、メイン側の帯域通過フィルタ11に比べ
て、サブ側の帯域通過フィルタ13の遅延時間が長くな
る。実際の8mmVTRでは、メイン側の帯域通過フィ
ルタ11に比べてサブ側の帯域通過フィルタ13の遅延
時間が2μsec程度多い。今ここで、上記のように帯
域通過フィルタ11,13間の遅延時間の差をτとする
と、図10に示すマトリックス演算処理は、図11に示
すようなサブ側の経路に遅延時間τの遅延特性の遅延時
間付加要素24が挿入されたものとして書き直すことが
出来る。
【0006】この遅延時間付加要素24による遅延時間
τがサブ側の経路に生じた場合のマトリックス演算処理
におけるセパレーション論理特性を、メイン側とサブ側
の信号レベル差をm、位相差をθとしたときの周波数と
セパレーションの関係として図示したのが図12であ
る。(図12では、レベル差なし“m=1”としてグラ
フ化している)図12に示すグラフ特性a〜cを見ても
わかるように、再生側の帯域通過フィルタの遅延時間差
の影響により、マトリックス回路での高域のセパレーシ
ョンが悪化している様子がわかる。具体的には、2μs
ecの遅延時間差がある場合の20KHzのセパレーシ
ョンは、図12のグラフ特性dに示すように−17dB
程度のセパレーションしか期待できないのが論理的にも
明らかである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のステレオ音声信
号の再生回路は以上のように構成されていたので、メイ
ン側の経路とサブ側の経路に挿入された帯域通過フィル
タの遅延時間の差によりマトリックス演算処理後の高域
セパレーションが悪化する課題があった。そこで本発明
の目的は、高域セパレーションの悪化を防止し、高域ま
でセパレーション特性の優れたオーディオ信号の再生が
可能なステレオ音声信号の再生回路を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、マトリックス処理された一方のチャネルと他
方のチャネルの和信号であるFM変調されたステレオ音
声信号、および差信号であるFM変調されたステレオ音
声信号を抽出する各抽出手段を有し、前記各抽出手段に
より抽出したそれぞれの前記ステレオ音声信号をFM復
調した後、前記マトリックス処理の逆変換であるマトリ
ックス処理を施して前記一方のチャネルと前記他方のチ
ャネルの元の音声信号を再生するステレオ音声信号の再
生回路において、前記各抽出手段の遅延特性の違いによ
る遅延時間差を小さくするための遅延時間補正手段を備
えていることを特徴とする。
【0009】本発明のステレオ音声信号の再生回路は、
マトリックス処理された一方のチャネルと他方のチャネ
ルの和信号であるFM変調されたステレオ音声信号を抽
出する抽出手段と、前記一方のチャネルと前記他方のチ
ャネルの差信号であるFM変調されたステレオ音声信号
を抽出する抽出手段における信号通過帯域幅の違いから
生じる前記各抽出手段間の群遅延時間差をなくし、また
は小さくするように、前記各抽出手段で抽出された前記
ステレオ音声信号に付与されている遅延時間を、前記マ
トリックス処理の逆変換であるマトリックス処理の実行
前に補正し、マトリックス処理における高い周波数帯域
でのセパレーション特性の悪化を防止し、高い周波数帯
域まで良好なセパレーション特性を確保する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるステレオ音声
信号の再生回路の実施の一形態について説明する。図1
は、本発明の実施の一形態例によるステレオ音声信号の
再生回路の部分構成を示すブロック図である。図におい
て、帯域通過フィルタ31は、テープなどの記録媒体か
ら再生された再生FM信号から1.5MHzのメイン側
のFM変調信号を取り出すフィルタである。FM復調器
33は、帯域通過フィルタ31により取り出された1.
5MHzのメイン側のFM変調信号を復調する復調器で
ある。帯域通過フィルタ32は、前記再生FM信号から
1.7MHzのサブ側のFM変調信号を取り出すフィル
タである。FM復調器34は、帯域通過フィルタ32に
より取り出された1.7MHzのサブ側のFM変調信号
を復調する復調器である。遅延回路35は、帯域通過フ
ィルタ32と帯域通過フィルタ31との間の遅延時間差
に設定された遅延時間量をFM復調器33の出力に付与
する遅延要素である。マトリックス回路36は、遅延回
路35で遅延時間が付与されたFM復調器33の出力
と、FM復調器34の出力から、元のLch,Rchの
音声信号を再生し出力する再生マトリックス処理ブロッ
クを示している。
【0011】次に動作について説明する。このようなス
テレオ音声信号の再生回路で再生処理を行なった場合、
入力された再生FM信号は、メイン信号経路である帯域
通過フィルタ31→FM復調器33→遅延回路35→マ
トリックス回路36の経路と、サブ信号経路である帯域
通過フィルタ32→FM復調器34→マトリックス回路
36の経路に別れる。メイン信号経路の遅延回路35の
遅延時間は、メイン信号経路の帯域通過フィルタ31と
サブ信号経路の帯域通過フィルタ帯域通過フィルタ32
の遅延時間差に設定されているため、マトリックス回路
36までのメイン信号経路とサブ信号経路の遅延時間を
同じ量にすることが出来る。
【0012】従って、従来問題になっていた帯域通過フ
ィルタ31と帯域通過フィルタ32との遅延時間差によ
って生じる図12に示すような高域のセパレーションの
悪化が、メイン信号経路に遅延回路35を挿入してメイ
ン信号経路の帯域通過フィルタ31とサブ信号経路の帯
域通過フィルタ32の遅延時間差を相殺させることで解
決され、高域までセパレーション特性に優れた再生オー
ディオ信号を得ることが可能になる。
【0013】図2は、遅延回路35の構成例を示す回路
図であり、OPアンプを使用して遅延回路を構成したも
のである。図2において、入力端子INとOPアンプO
PAMPの非反転入力端に抵抗R1が直列に接続され、
さらにOPアンプOPAMPの非反転入端と抵抗R1と
の接続点とアース間にはコンデンサC1が接続されてい
る。また、OPアンプOPAMPの反転入力端は抵抗R
2を介して入力端子INに接続されている。また、OP
アンプOPAMPの出力端OUTと反転入力端間には抵
抗R3を介して接続されている。この遅延回路の遅延特
性は、帯域通過フィルタ32と帯域通過フィルタ31と
の遅延時間差に正確に設定するのが最適であるが、図1
2に示すように、遅延時間差が0.2μsec程度あっ
ても20KHzでのセパレーションは35dB以上取れ
るので、求められる性能に比例した精度で遅延特性を決
めれば良い。例えば帯域通過フィルタ32と帯域通過フ
ィルタ31の遅延時間差が2μsecの場合であり、こ
の遅延時間差を遅延回路35を挿入することで補正する
回路を設計するときに、20KHzのセパレーション特
性が35dBで良い場合、遅延回路35に必要な遅延特
性は2μsec±0.2μsec程度で良いことにな
り、図2に示すような簡単なRC素子を用いた遅延特性
にバラツキが生じやすい遅延回路が使用できることな
る。つまり、求められる性能に応じた遅延回路を用意す
れば良い。
【0014】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、遅延回路35をFM変調器33とマトリックス回
路36との間のメイン信号経路に挿入することで、マト
リックス回路36までのメイン信号経路とサブ信号経路
の遅延時間を同じ量に調整することが出来るため、高域
でのセパレーションの悪化を補正して高域までセパレー
ション特性に優れた再生オーディオ信号の得られるステ
レオ音声信号の再生回路が提供できる効果がある。
【0015】以上、説明した実施の形態では、遅延回路
35をFM変調器33とマトリックス回路36との間の
メイン信号経路に挿入する構成にしたが、帯域通過フィ
ルタ32と帯域通過フィルタ31との遅延時間差に相当
する遅延補正を行なえばよく、図3から図5に示すよう
な構成であっても同様の効果を奏する。図3は、FM復
調後に遅延回路を挿入した他の実施の形態のステレオ音
声信号の再生回路の部分構成を示すブロック図である。
図3において図1と同一または相当の部分については同
一の符号を付し説明を省略する。図において、遅延回路
37は、FM復調器33とマトリックス回路36との間
のメイン信号経路に挿入した遅延要素である。遅延回路
38は、FM復調器34とマトリックス回路36との間
のサブ信号経路に挿入した遅延要素である。遅延回路3
7と遅延回路38がそれぞれ有する遅延特性による遅延
時間は、遅延回路37により設定される遅延時間をτ
1、遅延回路38により設定される遅延時間をτ2とす
ると、τ1−τ2の遅延時間量が帯域通過フィルタ32
と帯域通過フィルタ31との遅延時間差に等しくなるよ
うに設定される。このようにFM復調後に遅延回路を挿
入する場合は、オーディオ帯域のため、大きな遅延時間
をかせぐことが容易に可能となる特徴を持ち、また遅延
させる目的で低域通過フィルタを使用しても前記実施の
形態と同様な効果を奏する。
【0016】図4および図5はFM復調前に遅延回路を
挿入した別の実施の形態のステレオ音声信号の再生回路
の部分構成を示すブロック図である。図4および図5に
おいて図1と同一または相当の部分については同一の符
号を付し説明を省略する。図4において遅延回路39
は、帯域通過フィルタ31とFM復調器33との間のメ
イン信号経路に挿入した遅延要素である。この遅延回路
39が有する遅延特性による遅延時間は、遅延回路39
により設定される遅延時間をτ3とすると、τ3が帯域
通過フィルタ32と帯域通過フィルタ31との遅延時間
差に等しくなるように設定される。また、図5に示す遅
延回路40は、帯域通過フィルタ31とFM復調器33
との間のメイン信号経路に挿入した遅延要素であり、遅
延回路41は、帯域通過フィルタ32とFM復調器34
との間のサブ信号経路に挿入した遅延要素である。これ
ら遅延回路40,遅延回路41が有する遅延特性による
遅延時間は、遅延回路40により設定される遅延時間を
τ4、遅延回路41により設定される遅延時間をτ5と
すると、τ4とτ5との遅延時間差が帯域通過フィルタ
32と帯域通過フィルタ31との遅延時間差に等しくな
るように設定される。このように、FM復調前に遅延回
路を挿入する場合は、帯域通過フィルタを構成するブロ
ックとは別に遅延回路のブロックを設ければ良く、信号
が狭帯域のパルス信号という性質上、低域通過フィル
タ,高域通過フィルタ,帯域通過フィルタ,イコライザ
などのフィルタや、パルス遅延回路で構成しても前記実
施の形態と同様の効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、マトリ
ックス処理された一方のチャネルと他方のチャネルの和
信号であるFM変調されたステレオ音声信号、および差
信号であるFM変調されたステレオ音声信号を抽出する
各抽出手段間の遅延時間差を、遅延時間補正手段により
補正して小さくする構成を備えたので、マトリックス処
理における高い周波数帯域でのセパレーションの悪化が
防止でき、高い周波数帯域までセパレーション特性に優
れたオーディオ信号の再生が可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態例によるステレオ音声信
号の再生回路の部分構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態例によるステレオ音声信
号の再生回路の遅延回路の構成例を示す回路図である。
【図3】FM復調後に遅延回路を挿入した本発明の他の
実施の形態のステレオ音声信号の再生回路の部分構成を
示すブロック図である。
【図4】FM復調前に遅延回路を挿入した本発明の別の
実施の形態のステレオ音声信号の再生回路の部分構成を
示すブロック図である。
【図5】FM復調前に遅延回路を挿入した本発明の別の
実施の形態のステレオ音声信号の再生回路の部分構成を
示すブロック図である。
【図6】従来のステレオ音声信号の再生回路において再
生するLchとRchの音声入力信号に対する記録系に
ついての処理を示すブロック図である。
【図7】従来のステレオ音声信号の再生回路において再
生するLchとRchの音声入力信号に対する記録系の
メインチャネル側とサブチャネル側のFM変調信号の信
号スペクトラムを示す説明図である。
【図8】従来のステレオ音声信号の再生回路における処
理を示すブロック図である。
【図9】従来のステレオ音声信号の再生回路におけるメ
イン側とサブ側の帯域通過フィルタの特性を示す説明図
である。
【図10】マトリックス演算処理を示す説明図である。
【図11】従来のステレオ音声信号の再生回路における
メイン側とサブ側の帯域通過フィルタの遅延時間に差が
あるときのマトリックス演算処理を示すブロック図であ
る。
【図12】遅延時間付加要素による遅延時間がサブ側の
経路に生じた場合のマトリックス演算処理におけるセパ
レーション論理特性を示す論理特性図である。
【符号の説明】
31,32……帯域通過フィルタ(抽出手段)、35,
37,38,39,40,41……遅延回路(遅延時間
補正手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉澤 幸恵 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 吉原 正樹 鹿児島県国分市野口北5番1号 ソニー国 分株式会社内 (72)発明者 戸口田 和恵 鹿児島県国分市野口北5番1号 ソニー国 分株式会社内 (72)発明者 久保田 義浩 愛知県名古屋市西区康生通2丁目20番1号 株式会社メイテック内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス処理された一方のチャネル
    と他方のチャネルの和信号であるFM変調されたステレ
    オ音声信号、および差信号であるFM変調されたステレ
    オ音声信号を抽出する各抽出手段を有し、前記各抽出手
    段により抽出したそれぞれの前記ステレオ音声信号をF
    M復調した後、前記マトリックス処理の逆変換であるマ
    トリックス処理を施して前記一方のチャネルと前記他方
    のチャネルの元の音声信号を再生するステレオ音声信号
    の再生回路において、 前記各抽出手段の遅延特性の違いによる遅延時間差を小
    さくするための遅延時間補正手段を備えている、 ことを特徴とするステレオ音声信号の再生回路。
  2. 【請求項2】 前記遅延時間補正手段は、前記各抽出手
    段の内で遅延時間の短い方の遅延特性を有した一方の抽
    出手段により抽出された前記ステレオ音声信号の遅延時
    間と、他方の抽出手段により抽出された前記ステレオ音
    声信号の遅延時間との差を小さくするため、前記一方の
    抽出手段により抽出されFM復調された前記ステレオ音
    声信号に新たな遅延時間を付与する遅延回路であること
    を特徴とする請求項1記載のステレオ音声信号の再生回
    路。
  3. 【請求項3】 前記遅延時間補正手段は、前記各抽出手
    段の内で遅延時間の短い方の遅延特性を有した一方の抽
    出手段により抽出された前記ステレオ音声信号の遅延時
    間と、他方の抽出手段により抽出された前記ステレオ音
    声信号の遅延時間との差を小さくするため、前記一方の
    抽出手段および前記他方の抽出手段により抽出されFM
    復調された前記各ステレオ音声信号に新たな遅延時間を
    付与する遅延回路であることを特徴とする請求項1記載
    のステレオ音声信号の再生回路。
  4. 【請求項4】 前記遅延時間補正手段は、前記各抽出手
    段の内で遅延時間の短い方の遅延特性を有した一方の抽
    出手段により抽出された前記ステレオ音声信号の遅延時
    間と、他方の抽出手段により抽出された前記ステレオ音
    声信号の遅延時間との差を小さくするため、前記一方の
    抽出手段により抽出されたFM変調されているステレオ
    音声信号に新たな遅延時間を付与する遅延回路であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のステレオ音声信号の再生
    回路。
  5. 【請求項5】 前記遅延時間補正手段は、前記各抽出手
    段の内で遅延時間の短い方の遅延特性を有した一方の抽
    出手段により抽出されたステレオ音声信号の遅延時間
    と、他方の抽出手段により抽出された前記ステレオ音声
    信号の遅延時間との差を小さくするため、前記一方の抽
    出手段および前記他方の抽出手段によりそれぞれ抽出さ
    れたFM変調されているステレオ音声信号に新たな遅延
    時間を付与する遅延回路であることを特徴とする請求項
    1記載のステレオ音声信号の再生回路。
JP9259555A 1997-09-25 1997-09-25 ステレオ音声信号の再生回路 Abandoned JPH1198600A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010213325A (ja) * 2003-07-21 2010-09-24 Embracing Sound Experience Ab オーディオステレオ処理方法、装置およびシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010213325A (ja) * 2003-07-21 2010-09-24 Embracing Sound Experience Ab オーディオステレオ処理方法、装置およびシステム

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