JPS5838040B2 - 雑音抑圧回路 - Google Patents

雑音抑圧回路

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JPS5838040B2
JPS5838040B2 JP51127805A JP12780576A JPS5838040B2 JP S5838040 B2 JPS5838040 B2 JP S5838040B2 JP 51127805 A JP51127805 A JP 51127805A JP 12780576 A JP12780576 A JP 12780576A JP S5838040 B2 JPS5838040 B2 JP S5838040B2
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signal
signals
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interference
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JP51127805A
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JPS5353301A (en
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利雄 小泉
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Nippon Columbia Co Ltd
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Nippon Columbia Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多元立体再生装置の復調回路に用いる雑音抑圧
回路に係り、特にUMとして提案されたシステムに於け
るTQ信号に含まれる妨害波の振巾を抑圧する様に成し
た雑音抑圧回路に関するものである。
本出願人等は先にUMシステムとしての多元立体再生装
置特開昭48−46301号、特開昭,48−4630
2号を提案した。
上記システムによれば4つのチャンネルを伝送する場合
のUD−4と呼ばれる多元立体再生に於ではTR ,
TL , TT,及びTQと呼ばれる伝送信号を用いる
様に成されている。
上記、TR信号及びTL信号は従来のステレオ再生のた
めのオーディオ信号と同一性質の信号であるが、マルチ
チャンネル再生時における定位情報を増す為の第3の信
号TT信号及び第4の信号TQ信号は相異なる録音等化
特性を有するイコライザを介し、更に和差回路を径で加
算又は減算される。
このTT信号及びTQ信号の和差信号により搬送波を角
度変調し、これらの信号を夫々TL信号及びTR信号に
重畳してディスクの左右の音溝に録音している。
このディスクの音溝に録音した信号を再生する場合は録
音等化特性と逆特性の再生等化特性を有するイコライザ
を使用し、TT信号及びTQ信号を録音前の如くそれ等
の特性を平担にさせて再生する。
尚上述の録音等化特性はディスクの左右の音溝に録音す
る搬送波のクロストークによるひずみが生じるのを回避
する為に、第1図に示す如くそれらの特性の低域周波数
で20dBのレベル差を持たせてある。
従って一般に楽音の周波数スペクトラムの主成分が低域
周波数に集中している例が多いこと、及び録音時にTT
信号及びTQ信号の帯域を制限して高城周波数戒分を減
衰させていることを考え合せると搬送波を角度変調して
いるのは主としてTT信号と云うことになる。
従来のUD−4システムに於けるマルチチャンネルディ
スク再生装置の復調部を第2図を参照して設明すると、
エンコードされたTT信号及びTQ信号を(TT+TQ
)信号という和の形に威し、この信号を変調信号として
搬送波を角度変調した被変調波をキャリアディスク(図
示せず)より取り出して入力端子Aに加える。
一方エンコードされたTT信号及びTQ信号を(TT−
TQ)信号という差の形に成し、この信号を変調信号と
して搬送波を角度変調した被変調波をキャリャディスク
(図示せず)より取り出して入力端子Bに加える。
端子Aに加えた啓変調波を帯域増幅器1を介して復調器
3に加え、その出力端子Cに復調された(TT+TQ)
信号を得る。
他方端子Bに加えた被変調波を帯域増幅器2を介して復
調器4に加えその出力端子Dに復調された(TT−TQ
)信号を得る。
これらの復調信号(TT+TQ)及び(TT−TQ)を
和回路5に加え、その出力端子EにTT信号をうると共
に復調信号(TT+TQ)及び(TT−TQ)を差回路
6に加えその出力端子FにTQ信号を得る。
端子E及びFに得たTT信号及びTQ信号を夫々再生等
化増幅器7及び8に加え、再生等化増幅器8においてT
Q信号をTT信号に対して20dB増幅しで各々の信号
レベルを補正し、同じレベルのTT信号及びTQ信号を
出力端子G及びHに夫々得ている。
これらTT信号及びTQ信号を出力端子G友びHの次に
接続するデコードマトリックス(図示せず)に直接波信
号TL,TR信号と共に供給しその出力をスピーカに加
えて再生信号を形成している。
上述した構成に於で上記被変調波が復調器3及び4での
復調に必要な状態以外での外因で乱されたとき、復調器
3及び4の出力は本来復調されて生じるべき信号とは異
り妨害波を伴った信号となる。
この妨害波の振幅が復調信号(TT+TQ)及び(T’
r−TQ)の振幅より小さく妨害波がマスキングされる
状態であっても、復調器3及び4の次段に接続する差回
路6の出力として得るTQ信号の振幅より大きくなる場
合が一般的でこれは再生品質に多大な損傷を与えマルチ
チャンネルディスク再生上の大きな欠点となる。
上述の妨害波発生の様子を第3図により更に説明する。
同図a,a’は夫々復調器3,4の出力端子に得られる
復調信号(TT+TQ)及び(TT−TQ声あり、Lは
例えば復調信号(TT−TQ)に混入した妨害信号とす
る。
同図b , b’は夫々2つの復調信号を和及び差回路
5,6で演算することにより得られるTT信号及びTQ
信号である。
前述の如く搬送波を角度変調している変調信号の主成分
はTT信号であると云えるから第3図のbに示したTT
信号は復調信号(TT+TQ)又は(TT−TQ)信号
の略々2倍となり、同図のa′中に示された妨害波Lは
TT信号中では同図b中のMで示したようになることが
一般的であり、これを再生等化増幅器を通して得られた
TT信号においてもTT信号対妨害波の振幅比は同図中
CにNで示す様に大略変わらず、TT信号にマスキング
され聴感上再生品質に影響を与えない。
他方減算により差回路6の出力端に得られたTQ信号中
では第3図のb′中のMに示すように同図のa′中の妨
害波LはTQ信号に比べ振幅が相対的に大きくなる。
この妨害波を含むTQ信号を再生等化増幅器8によりT
T信号に比べ20dB増幅することによりTQ信号はT
T信号とほぼ同レベルになると共にTQ信号中の妨害波
は第3図C′中のN′に示すようにTQ信号の振幅及び
TT信号の振幅をこえる大きさとなり聴感上再生品質に
重大な影響を及ぼす。
本発明は上述の如き弊害を除去した雑音抑圧回路を付加
した多元立体再生装置を提供せんとするものでその特徴
はUD−4システムの如く、第3及び第4の伝送信号T
T及びTQの録音等化特性が異なるものに於で、第3及
び第4の伝送信号の和及び差信号を変調信号として搬送
波を角度変調している場合に搬送波を角度変調している
信号は主にTT信号である点から、復調信号に重畳され
た妨害波に基づく雑音は、TQ信号に含まれた妨害波の
振幅を抑圧することで聴感上問題のない点まで改善する
ことが出来る点にある。
以下本発明により妨害波の悪影響を取り除く装置を第4
図参照して説明する。
第4図における第2図と同一部分になる同一符号を付し
てその重複説明を省略する。
第4図において出力端子Eに得られたTT信号は第2図
におけると同じく再生等化増幅器7を経由して出力端子
GにTT信号を得る。
他方出力端子Fに得られたTQ信号は振幅制限器9を経
由した後再生等化増幅器8に送られる。
次に振幅制限器9の動作を第1図を参照して説明する。
差回路6の出力端子Fに得られたTQ信号は第1図に示
したTQ信号の基準録音等化曲線に従った周波数振幅分
布を有し、この信号を同図中線分JKで示されるような
出力振幅上限を有する振幅制p4に通すことによりTQ
信号に重畳された妨害波振幅は第1図中線分JKで示さ
れた振幅に抑圧される。
一方TQ信号は前述の通りそのスペクトルの主成分は低
減周波数に存在するから振幅制限器9の出力振幅上限に
触れることなく通過し゛うる。
又万一振幅制限器9の出力振幅上限に触れてTQ信号の
極く一部がクリツプされうろことがあっても第4図の再
生等化増幅器によりクリツプされた部分は滑かになり、
クリップにより発生した不要の高城成分は減衰されて再
生品質には殆んど支障ない。
振幅制限器9はダイオード等によるリミツタ又は所良特
性をもたせたリミツタアンプでも良いし後述実施例の如
く差動増幅器を使用し差回路6及び振幅制限器9の働ら
きを兼ねさせても良いことは勿論である。
上述の妨害信号抑圧作用を第5図により更に詳述する。
同図中a,a’はそれぞれ第4図の復調器3及び4の出
力端子C及びDに得られた復調信号(TT+TQ)及び
(TT−TQ)信号を示し(TT−TQ)信号にはOで
示す妨害信号が重畳されているものとする。
第5図bは該二信号(TT+TQ)及び(TT−TQ)
が差回路6を経由して出力端子に得られたTQ信号で同
図中Pで示した妨害信号はTQ信号に比べて振幅的には
るかに大きくなっている。
第5図Cは該TQ信号を振幅制限器9を通して得られた
信号で同図中Qに示した妨害信号がTQ信号lこ比べて
振幅的に近づいている。
第5図dは該TQ信号を再生等化増幅器8に通して得ら
れたTQ信号で、同信号中ではRで示した妨害信号は再
生等化されることにより滑かになりTQ信号によるマス
キングの効果を十分発揮でき、聴感上妨害信号の存在を
無視できるようになる。
上記のようにTQ信号通路に設けた振幅制限器に与える
出力振幅上限をいくらに設定するかにより本発明の効果
は変わってくるが、第1図に示したように変調周波数I
KHZ?こおけるTQ信号の基準録音等化曲線上の値
から線分JK迄の値Xを3〜20dBに設定するのが望
ましい。
このXの値を手動又は楽音レベルを検出してその検出信
号に応じて自動的に可変し.でも良い効果が得られるこ
とは勿論である。
第6図に本発明の振幅制限器の一実施例を示すもので上
述のXの値を大略1 2 dBに設定して良い効果を得
ている。
同図において入力端子C及びDには夫々復調信号(TT
+TQ)及び(TTTQ)が加えられるトランジスタT
R1TR2TR3により差動増幅器を構成し、差動増幅
器の有する本質的な出力振幅制限作用を利用して第4図
に示した所の差回路6及び振幅制限器9を兼ねている。
トランジスタTR3のコレクタ抵抗R1oの両端に取り
出された妨害信号を抑圧したTQ信号は、抵抗器R11
コンデンサC4トランジスタTR4TR5からなる再生
等化増幅器を通って、TQ信号を録音前の如くその特性
を平担にした上で出力端子Hに出力されデコーダマトリ
ックス(図示せず)に送るべき信号となる。
上述のように本発明によれば復調信号(TT−1−TQ
)及び(TT−TQ)に含まれた諸々の原因による妨害
信号によりTQ信号に現われてくる雑音を確実に抑圧し
て、TQ信号によるマスキング効果により雑音の存在を
聴感上無視することができる様に成し得る一方、TT信
号はその本質上同種雑音に強い為本発明によりUD−4
システムのキャリアディスクを再生したときの妨害信号
に基づく雑音の問題は全て解消される様に成る特徴を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はUD−4システムにおける基準録音等化曲線図
、第2図は従来のマルチチャンネルディスク再生装置の
ブロック図、第3図は従来の再生装置の各部の信号波形
図、第4図は本発明になるマルチチャンネル再生装置の
ブロック図、第5図は本発明になる再生装置の各部の信
号波形図、第6図は本発明になるマルチチャンネルディ
スク再生装置の用振幅制限器の一実施例を示す回路図で
ある。 1,2・・・・・・帯域増幅器、3,4・・・・・・復
調器、5・・・・・・和回路、6・・・・・・差回路、
7,8・・・・・・再生等化増幅器、9゛・・・・・・
振幅制限器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1及び第2の直接波信号TL及びTRと第1及び
    第2の定位情報TT及びTQとを有す6tJM方式多元
    立体信号の、上記第2の定位情報TQは低域周波数にて
    減衰させたものとし、上記第1の定位情報TT及び上記
    低域周波数にて減衰させた第2の定位情報TQから和信
    号TT−1−TQと差信号TT−TQを得、該和信号T
    ,T+TQ及び差信号TT−TQを変調信号として角度
    変調した第1及び第2の角度変調波を上記直接信号TL
    及びTRにそれぞれ重畳して得た第1及び第2の録音信
    号から上記第1及び第2の直接波信号TL及びTRと上
    記第1及び第2の定位情報TT及びTQとを再生するU
    M方式多元立体信号再生装置において、上記第1及び第
    2の角度変調波を複調して得た和信号TT−1−TQ及
    び差信号TT−TQを加減演算して上記定位情報TT及
    びTQを得、上記定位情報TQを振幅制限器を介して得
    ることを特徴とする雑音抑圧回路。
JP51127805A 1976-10-26 1976-10-26 雑音抑圧回路 Expired JPS5838040B2 (ja)

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JP51127805A JPS5838040B2 (ja) 1976-10-26 1976-10-26 雑音抑圧回路

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Publication Number Publication Date
JPS5353301A JPS5353301A (en) 1978-05-15
JPS5838040B2 true JPS5838040B2 (ja) 1983-08-19

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4890502A (ja) * 1972-03-02 1973-11-26
JPS51114128A (en) * 1975-03-31 1976-10-07 Nippon Columbia Co Ltd Noise suppressor circuit

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4890502A (ja) * 1972-03-02 1973-11-26
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JPS5353301A (en) 1978-05-15

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