JPH1198269A - 通信支援装置 - Google Patents

通信支援装置

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JPH1198269A
JPH1198269A JP9255796A JP25579697A JPH1198269A JP H1198269 A JPH1198269 A JP H1198269A JP 9255796 A JP9255796 A JP 9255796A JP 25579697 A JP25579697 A JP 25579697A JP H1198269 A JPH1198269 A JP H1198269A
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知善 竹林
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俊宏 浅見
Jun Tsunoda
潤 角田
Jinichi Furukawa
仁一 古川
Yasuo Sato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、着信時、情報処理手段が電話機に対
して発信者の情報を通知することによって発信者を確認
することができ、更に発信者を確認した後にその着信に
対して応答可能な便利な通信支援装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】電話機及び情報処理装置が通信制御装置を
介して通信網と接続する通信支援装置において、該通信
制御装置は、第三者からの着信時に通信網側からの発信
者番号を検出する発信者番号検出手段と、通信網からの
音声を電話機に接続する第一のラインと、情報処理装置
からの音声を電話機に接続する第二のラインとを切り替
えるライン切替手段とを有する構成とし、該情報処理装
置は、該発信者番号検出手段にて検出される発信者番号
に対応する予め情報処理装置内に蓄積されている発信者
名を検索し、該ライン切替手段にて接続される第二のラ
インを介して前記電話機に該発信者名を音声で通知する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機と情報処理
装置が通信制御装置を介して通信網に接続する通信支援
装置において、電話機が情報処理装置内の情報を表示す
ることが可能な通信支援装置に関する。近年、日本にお
いてもパソコンは家庭に普及しつつある。また、インタ
ーネットやパソコン通信の利用を目的として電話回線を
使用するモデムも同じように普及しつつある。即ち、現
在では従来の電話機とパソコンが電話回線を使用してい
る。ところが、パソコンと電話機は別々の処理を行って
おり、お互いに一体感がない。
【0002】そこで、電話機がパソコン側の機能を利用
するような電話機とパソコンを連携した通信支援装置が
要求されている。
【0003】
【従来の技術】従来において、事業者側から発信者番号
の通知サービスがある場合、このサービスに対応した専
用電話機を使用すると、その専用電話機は、着信時に発
信元の発信者番号及び発信者名を電話機の表示部に表示
する。また、電話機と情報処理装置がモデムを介して通
信網と接続するような従来の通信支援装置では、情報処
理装置に事業者側からの発信者番号及び発信者名を表示
する電話サービスのアプリケーションが搭載されている
場合、着信時に発信元の発信者番号及び発信者名を情報
処理装置の画面上に表示している。
【0004】上記、前者のように専用電話機を使用した
場合に、発信者番号及び発信者名を電話機の表示部に表
示する動作フローは、図31のように示すことができ
る。現在、専用電話機は第三者からの着信を待ち受けて
いる状態とする(S201)。ここで、通話を希望する
第三者からの着信があると、専用電話機は、事業者が提
供している発信者番号を検出し、その発信者番号を専用
電話機の表示部に表示する(S202)。尚、その発信
者番号に対応する発信者名が予め専用電話機内に記憶さ
れていれば、専用電話機は発信者番号と共に発信者名も
表示する。
【0005】専用電話機の使用者がこの着信に対して応
答する場合は、オフフックすることによって専用電話機
と通信網の回線が接続され、通話可能な状態となる(S
203)。また後者のように従来の通信支援装置を使用
した場合に、発信者番号及び発信者名を情報処理装置の
画面上に表示する動作フローは、上記と同様に図31の
ように示すことができる。
【0006】現在、通信支援装置の電話機は第三者から
の着信を待ち受けている状態とする(S201)。ここ
で、通話を希望する第三者からの着信があると、通信支
援装置のモデムは、事業者が提供している発信者番号を
検出し、その発信者番号を情報処理装置に対して送信す
る(S202)。発信者番号を受信した情報処理装置
は、画面上にその発信者番号を表示する(S202)。
尚、その発信者番号に対応する発信者名及びその他の情
報が予め情報処理装置内に記憶されていれば、情報処理
装置は、その発信者番号と共に発信者名及びその他の情
報も表示する。
【0007】通信支援装置の電話機の使用者がこの着信
に対して応答する場合は、オフフックすることによって
電話機と通信網の回線が接続され、通話可能な状態とな
る(S203)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電話機
のコードレス化に伴い、着信時に必ずしも電話機のディ
スプレイや情報処理装置のディスプレイを見ることが可
能ではなくなっており、発信者の発信者番号及び発信者
名を確認する場合は、電話機のディスプレイや情報処理
装置のディスプレイのある場所に移動して見なければな
らないという問題があった。
【0009】本発明は、着信時、情報処理手段が電話機
に対して発信者の情報を通知することによって発信者を
確認することができ、更に発信者を確認した後にその着
信に対して応答可能な便利な通信支援装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するため、本発明の通信支援装置は、請求項1に記載の
ように、電話機及び情報処理装置が通信制御装置を介し
て通信網と接続する通信支援装置において、該通信制御
装置は、第三者からの着信時に通信網側からの発信者番
号を検出する発信者番号検出手段(後述する実施例の発
信者番号検出手段6、発信者ID検出回路207に相
当)と、通信網からの音声を電話機に接続する第一のラ
インと、情報処理装置からの音声を電話機に接続する第
二のラインとを切り替えるライン切替手段と(後述する
実施例のライン切替回路5、切替器制御回路211、切
替器212に相当)を有し、該情報処理装置は、該発信
者番号検出手段にて検出される発信者番号に対応する予
め情報処理装置内に蓄積されている発信者名を検索し、
該ライン切替手段にて接続される第二のラインを介して
前記電話機に該発信者名を音声で通知することを特徴と
する。
【0011】本発明の通信支援装置において、発信者で
ある第三者から着信があると、発信者番号検出手段は、
通信網より通知される発信者番号を検出し、更に一時そ
の発信者番号を格納し、ライン切替手段を情報処理装置
と電話機が接続するように制御する。ライン切替手段の
制御が完了した後に、先に格納しておいた発信者番号を
情報処理装置に通知する。情報処理装置では、発信者番
号検出手段より通知された発信者番号を参照して、発信
者番号に関連付けて予め格納してある情報処理装置内の
発信者名を検索する。更に情報処理装置は、検索した発
信者名を音声合成処理することによって、音声を電話機
に通知し、受話器から音声が再生されるようにする。
【0012】従って、本発明は、発信者名が表示される
ディスプレイから離れた場所で着信に対する応答をした
場合でも、受話器から音声によって発信者名が確認でき
るため、発信者名が表示されるディスプレイまで移動す
る必要がない。また、本発明の通信支援装置は、請求項
2に記載のように、請求項1記載の通信支援装置におい
て、更に該通信制御装置は、電話機からの所定の制御信
号を検出する制御信号検出手段(後述する実施例のDT
MF検出回路210、オフフック検出回路205に相
当)と、電話機と通信網間の回線を接続及び切断する回
線切替手段と(後述する実施例の切替器制御回路21
1、ボイスリレー203に相当)を有し、該制御信号検
出手段にて所定の制御信号が検出され、更に該回線切替
手段にて電話機と通信網間の回線を接続することによっ
て、電話機は、第三者からの着信に応答することを特徴
とする。
【0013】従って、電話機の使用者は、発信者名を聞
いた後に着信するかどうかを判断することが可能とな
る。また、本発明の通信制御装置は、請求項3に記載の
ように、電話機及び情報処理装置を通信網に接続させる
ための通信制御装置において、第三者からの着信時に通
信網側からの発信者番号を検出する発信者番号検出手段
(後述する実施例の発信者番号検出手段6、発信者ID
検出回路207に相当)と、通信網からの音声を電話機
に接続する第一のラインと、情報処理装置からの音声を
電話機に接続する第二のラインとを切り替えるライン切
替手段と(後述する実施例のライン切替回路5、切替器
制御回路211、切替器212に相当)を有し、該発信
者番号検出手段にて検出される発信者番号を情報処理装
置に通知し、情報処理装置からの該発信者名を該ライン
切替手段にて接続される第二のラインを介して電話機に
音声で通知することを特徴とする。
【0014】従って、本発明の通信制御装置を使用した
通信支援装置では、発信者名が表示されるディスプレイ
から離れた場所で着信に対する応答をした場合でも、受
話器から音声によって発信者名が確認できるため、発信
者名が表示されるディスプレイまで移動する必要がな
い。また、本発明の通信制御装置は、請求項4に記載の
ように、請求項3記載の通信制御装置において、更に電
話機からの所定の制御信号を検出する制御信号検出手段
と(後述する実施例のDTMF検出回路210、オフフ
ック検出回路205に相当)、電話機と通信網間の回線
を接続及び切断する回線切替手段と(後述する実施例の
切替器制御回路211、ボイスリレー203に相当)を
有し、該制御信号検出手段にて所定の制御信号が検出さ
れた場合、該回線切替手段にて電話機と通信網間の回線
を接続することを特徴とする。
【0015】従って、本発明の通信制御装置を使用して
いる通信支援装置では、発信者名を聞いた後に着信する
かどうかを判断することが可能となる。また、本発明の
通信支援装置は、請求項5に記載のように、電話機及び
情報処理装置が通信制御装置を介して通信網と接続する
通信支援装置において、該通信制御装置は、情報処理装
置からの所定の表示データと通信網側からの音声を多重
化する表示データ多重化手段(後述する実施例の表示デ
ータ多重化回路320に相当)を、該電話機は、表示デ
ータ多重化手段にて多重化された信号を元の表示データ
と音声に分離する表示データ分離手段(後述する実施例
の表示データ分離回路308に相当)と、該表示データ
分離手段にて分離された所定の表示データを表示する表
示手段と(後述する実施例の情報表示部306に相当)
を有する構成とする。
【0016】本発明の通信支援装置では、通信制御装置
の表示データ多重化手段が情報処理装置からの所定の表
示データと通信網側からの音声を多重化することにより
一つの信号として電話機に送信し、その信号を受信した
電話機の表示データ分離手段が元の所定の表示データと
音声に信号を分離し、更に表示手段がその表示データを
表示している。
【0017】従って、本発明の通信支援装置は、電話機
が表示手段を有しているため、情報処理装置のディスプ
レイから離れた場所で着信に対する応答をした場合で
も、表示手段を確認することによって発信者名が確認で
きるため、情報処理装置のディスプレイまで移動する必
要がない。また、本発明の通信支援装置は、請求項6に
記載のように、請求項5記載の通信支援装置において、
更に該電話機は、所定の制御信号と受話器からの音声を
多重化する制御信号多重化手段(後述する実施例の制御
信号多重化回路307に相当)を、該通信制御装置は、
制御信号多重化手段にて多重化された信号を元の制御信
号と音声に分離する制御信号分離手段(後述する実施例
の制御信号分離回路321に相当)を有する構成とす
る。
【0018】本発明の通信支援装置では、電話機の制御
信号多重化手段が所定の制御信号と受話器からの音声を
多重化することにより一つの信号として通信制御装置に
送信し、その信号を受信した通信制御装置の制御信号分
離手段が元の所定の制御信号と音声に信号を分離してい
る。従って、本発明の通信支援装置は、電話機から情報
処理装置を制御することが可能である。
【0019】また、本発明の通信支援装置は、請求項7
に記載のように、請求項5または6記載の通信支援装置
において、更に通信制御装置は、第三者からの着信時に
通信網側からの発信者番号を検出する発信者番号検出手
段(後述する実施例の発信者番号検出回路316に相
当)を有する構成とする。従って、本発明の通信支援装
置において、情報処理装置からの所定の表示データは、
請求項8に記載のように、該発信者番号検出手段にて検
出される発信者番号とすることができる。更に、情報処
理装置からの所定の表示データは、請求項9に記載のよ
うに、該発信者番号検出手段にて検出される発信者番号
に対応する予め情報処理装置内に蓄積されている発信者
名とすることができる。更に、情報処理装置からの所定
の表示データは、請求項10に記載のように、該発信者
番号検出手段にて検出される発信者番号と、該発信者番
号に対応する予め情報処理装置内に蓄積されている発信
者名とすることができる。
【0020】また、情報処理装置からの所定の表示デー
タは、発信者番号検出手段にて検出される発信者番号に
限らず、例えば、請求項11に記載のように、予め情報
処理装置内に蓄積されている、電話機が実行可能な制御
と各制御に割り当てられたボタンを対応付けた一覧表と
することもでき、更に請求項12に記載のように、予め
情報処理装置内に蓄積されている電話帳情報とすること
もできる。
【0021】また、本発明の通信支援装置は、請求項1
3に記載のように、請求項5乃至12いずれか一項記載
の通信支援装置において、更に該通信制御装置は、電話
機からの所定の制御信号を検出する制御信号検出手段
(後述する実施例の電話機機能検出回路319、DTM
F検出回路318に相当)と、電話機と通信網間の回線
を接続及び切断する回線切替手段と(後述する実施例の
切替制御回路315、ボイスリレー311に相当)を有
し、該制御信号検出手段にて所定の制御信号が検出さ
れ、更に該回線切替手段にて電話機と通信網間の回線を
接続することによって、電話機は、第三者からの着信に
応答することを特徴とする。
【0022】従って、本発明の通信支援装置は、発信者
名を確認した後に着信するかどうかを判断することが可
能となる。また、本発明の通信制御装置は、請求項14
に記載のように、電話機及び情報処理装置を通信網に接
続させるための通信制御装置において、情報処理装置か
らの所定の表示データと通信網側からの音声を多重化す
る表示データ多重化手段(後述する実施例の表示データ
多重化回路320に相当)と、電話機からの多重化され
た信号を所定の制御信号と音声に分離する制御信号分離
手段(後述する実施例の制御信号分離回路321に相
当)を有する構成とする。
【0023】従って、本発明の通信制御装置を使用した
通信支援装置は、情報処理装置のディスプレイから離れ
た場所で着信に対する応答をした場合でも、電話機を確
認することによって発信者名が確認できるため、情報処
理装置のディスプレイまで移動する必要がない。また、
本発明の通信制御装置は、請求項15に記載のように、
請求項14記載の通信制御装置において、更に第三者か
らの着信時に通信網側からの発信者番号を検出する発信
者番号検出手段(後述する実施例の発信者番号検出回路
316に相当)を有する構成とする。
【0024】従って、本発明の通信支援装置において、
情報処理装置からの所定の表示データは、発信者番号検
出手段にて検出される発信者番号とすることができる。
更に、情報処理装置からの所定の表示データは、発信者
番号検出手段にて検出される発信者番号に対応する予め
情報処理装置内に蓄積されている発信者名とすることが
できる。更に、情報処理装置からの所定の表示データ
は、発信者番号検出手段にて検出される発信者番号と、
該発信者番号に対応する予め情報処理装置内に蓄積され
ている発信者名とすることができる。
【0025】また、本発明の通信制御装置は、請求項1
6に記載のように、請求項14乃至15いずれか一項記
載の通信制御装置において、更に電話機からの所定の制
御信号を検出する制御信号検出手段(後述する実施例の
電話機機能検出回路319、DTMF検出回路318に
相当)と、電話機と通信網間の回線を接続及び切断する
回線切替手段と(後述する実施例の切替制御回路31
5、ボイスリレー311に相当)を有し、該制御信号検
出手段にて所定の制御信号が検出された場合、該回線切
替手段にて電話機と通信網間の回線を接続することを特
徴とする。
【0026】従って、本発明の通信制御手段を使用した
通信支援装置は、発信者名を確認した後に着信するかど
うかを判断することが可能となる。また、本発明の電話
機は、請求項17に記載のように、情報処理装置と共に
通信制御装置を介して通信網と接続する電話機におい
て、通信制御装置からの多重化された信号を所定の表示
データと音声に分離する表示データ分離手段(後述する
実施例の表示データ分離回路308に相当)と、該表示
データ分離手段にて分離された所定の表示データを表示
する表示手段(後述する実施例の情報表示部306に相
当)と、所定の制御信号と受話器からの音声を多重化す
る制御信号多重化手段(後述する実施例の制御信号多重
化回路307に相当)とを有する構成とする。
【0027】従って、本発明の電話機を使用した通信支
援装置は、電話機が表示手段を有しているため、情報処
理装置のディスプレイから離れた場所で着信に対する応
答をした場合でも、表示手段を確認することによって発
信者名が確認できるため、情報処理装置のディスプレイ
まで移動する必要がない。また、本発明の通信支援装置
上で動作する通信支援サービスの実行方法は、請求項1
8に記載のように、電話機及び情報処理装置が通信制御
装置を介して通信網と接続する通信支援装置上で動作す
る通信支援サービスの実行方法において、該通信制御装
置は、第三者からの着信時に通信網側からの発信者番号
を検出する発信者番号検出ステップ(後述する実施例の
S4に相当)と、通信網からの音声を電話機に接続する
第一のラインと、情報処理装置からの音声を電話機に接
続する第二のラインとを切り替えるライン切替ステップ
(後述する実施例のS9に相当)とを含み、該情報処理
装置は、該発信者番号検出ステップにて検出される発信
者番号に対応する予め情報処理装置内に蓄積されている
発信者名を検索し、該ライン切替ステップにて接続され
る第二のラインを介して前記電話機に該発信者名を音声
で通知することを特徴とする。
【0028】また、本発明の通信支援装置上で動作する
通信支援サービスの実行方法は、請求項19に記載のよ
うに、電話機及び情報処理装置が通信制御装置を介して
通信網と接続する通信支援装置上で動作する通信支援サ
ービスの実行方法において、該通信制御装置は、情報処
理装置からの所定の表示データと通信網側からの音声を
多重化する表示データ多重化ステップ(後述する実施例
のS54、S55、S64、S65に相当)を、該電話
機は、表示データ多重化ステップにて多重化された信号
を元の表示データと音声に分離する表示データ分離ステ
ップ(後述する実施例のS101に相当)と、該表示デ
ータ分離ステップにて分離された所定の表示データを表
示する表示ステップ(後述する実施例のS103に相
当)とを含む。
【0029】また、本発明の通信支援装置に実行させる
プログラムを記憶した記憶媒体は、請求項20に記載の
ように、電話機及び情報処理装置が通信制御装置を介し
て通信網と接続する通信支援装置で実行させるプログラ
ムを記憶した記憶媒体において、該通信制御装置は、第
三者からの着信時に通信網側からの発信者番号を検出す
る発信者番号検出機能(後述する実施例の発信者番号検
出手段6、発信者ID検出回路207に相当)と、通信
網からの音声を電話機に接続する第一のラインと、情報
処理装置からの音声を電話機に接続する第二のラインと
を切り替えるライン切替機能(後述する実施例のライン
切替回路5、切替器制御回路211、切替器212に相
当)とを有することにより、該情報処理装置が該発信者
番号検出機能にて検出される発信者番号に対応する予め
情報処理装置内に蓄積されている発信者名を検索し、該
ライン切替機能にて接続される第二のラインを介して前
記電話機に該発信者名を音声で通知する機能を実現させ
る。
【0030】また、本発明の通信支援装置に実行させる
プログラムを記憶した記憶媒体は、請求項21に記載の
ように、電話機及び情報処理装置が通信制御装置を介し
て通信網と接続する通信支援装置で実行させるプログラ
ムを記憶した記憶媒体において、該通信制御装置が情報
処理装置からの所定の表示データと通信網側からの音声
を多重化する表示データ多重化機能(後述する実施例の
表示データ多重化回路320に相当)を、該電話機が表
示データ多重化機能にて多重化された信号を元の表示デ
ータと音声に分離する表示データ分離機能(後述する実
施例の表示データ分離回路308に相当)と、該表示デ
ータ分離機能にて分離された所定の表示データを表示す
る表示機能(後述する実施例の情報表示部306に相
当)とを実現させる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の通信支援装置の実
施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の通信
支援装置の原理構成図を示す。図1において、通信支援
装置は、電話機1と通信制御装置2と情報処理装置3と
通信網4で構成され、電話機1及び情報処理装置3を通
信制御装置2を介して通信網4に接続している。
【0032】電話機1は、既存の音声送受信とダイヤル
機能を有する。尚、電話機1はコードレスの電話機、ま
たは親子電話でも良い。通信制御装置2は、電話機1と
通信網4を接続するラインと、電話機1と情報処理装置
3を接続するラインとを切り替えるライン切替回路5
と、着信時に事業者が提供する発信者番号通知サービス
による発信者番号を検出する発信者番号検出回路6で構
成され、電話機1及び情報処理装置3を通信網4に接続
する機能を有する。
【0033】情報処理装置3は、通信制御装置2から通
知される発信者番号に基づいて、発信者名を検索し、電
話機1と情報処理装置3を接続するラインを介してその
発信者名を音声で電話機1に通知する機能を有する。
尚、情報処理装置3には、予め発信者番号(電話番号)
と発信者名(名前)を対応付けて登録してあるものとす
る。
【0034】図1のように構成される通信支援装置にお
いて、発信者である第三者から着信があると、発信者番
号検出回路6は、通信網より通知される発信者番号を検
出し、更に一時その発信者番号を格納し、ライン切替回
路5を情報処理装置3と電話機1が接続するように制御
する。ライン切替回路5の制御が完了した後に、先に格
納しておいた発信者番号を情報処理装置3に通知する。
情報処理装置3では、発信者番号検出回路6より通知さ
れた発信者番号を参照して、発信者番号に関連付けて予
め格納してある情報処理装置3内の発信者名を検索す
る。この状態で電話機1の使用者がオフフックすると、
情報処理装置3は、検索した発信者名を音声合成処理す
ることによって音声データを生成し、その音声データを
電話機1に通知し、電話機1の受話器から音声が再生さ
れる。
【0035】従って、通信支援装置の使用者は、発信者
名が表示されるディスプレイから離れた場所で着信に対
する応答をした場合でも、受話器から音声によって発信
者名を確認することができる。図2は、図1で発信者名
を確認した後、着信の呼に対する応答を実行する通信支
援装置の原理構成図を示す。
【0036】図2において、通信支援装置は、電話機1
と通信制御装置2と情報処理装置3と通信網4で構成さ
れ、電話機1及び情報処理装置3を通信制御装置2を介
して通信網4に接続している。尚、図1で説明した図2
と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省
略する。通信制御装置2の制御回路検出回路7は、電話
機1からの制御信号として、例えば、DTMF信号を検
出してライン切替回路5を制御する機能を有する。
【0037】図2のように構成される通信支援装置にお
いて、発信者である第三者から着信があると、図1の通
信支援装置と同様に電話機1をオフフックすることによ
って、発信者名が電話機1の受話器から音声で再生され
る。但し、この状態では、着信した呼に対してまだ応答
しておらず、電話機1と通信網4間の回線は接続されて
いない。
【0038】ここで、電話機1の使用者が所定の制御信
号として、例えば、DTMF信号を通信制御装置2に対
して送信すると、そのDTMF信号は制御信号検出回路
7によって検出される。制御回路検出回路7は、ライン
切替回路5を制御して電話機1と通信網4を接続するラ
インに切り替え、電話機1の使用者は、第三者との通話
を開始する。
【0039】従って、通信システムの使用者は、発信者
名が表示されるディスプレイから離れた場所で着信に対
する応答をした場合でも、受話器から音声によって発信
者名が確認できるため、発信者名が表示されるディスプ
レイまで移動する必要がなく、更に発信者名を聞いた後
に着信するかどうかを判断することが可能となる。尚、
ここでいう所定の制御信号は、特定のDTMF信号であ
り、着信に対する応答コマンドとして定義される。ま
た、この信号は、DTMF信号に限らず、ダイヤルパル
ス及び、特定の周波数に設定された専用ボタンによる信
号に置き換えることも可能である。
【0040】また、図1及び図2の通信支援装置は、具
体的に図3のようなシステム構成で使用される。図3の
システム構成おいて、通信支援装置は、電話機1として
の電話機またはディスプレイ付き電話機13と、通信制
御装置2としてのモデム12と、情報処理装置3として
のパソコン11と、通信網4としてのネットワーク14
で構成されている。尚、電話機1はコードレスの電話
機、または親子電話でも良い。
【0041】図4は、着信時、情報処理装置が電話機に
対して発信者の情報を通知することによって電話機の使
用者が発信者を確認でき、更に発信者を確認した後にそ
の着信に対して応答可能な通信支援装置の第一の実施例
を示す。図4において、本発明の通信支援装置は、電話
機201と通信網202と、ボイスリレー203とオフ
フックリレー204とオフフック検出回路205と2線
4線変換回路206と発信者ID検出回路207とリン
ガ検出回路208と2線4線変換回路209とDTMF
検出回路210と切替機制御回路211と切替機212
とCPU213とバス214と音声インターフェース2
15とPCインターフェース216を有する通信制御装
置2と、音声合成実行部217とメイン制御部218と
アドレスデータベース219とリンガ音発生部220と
スピーカ221を有する情報処理装置3で構成され、着
信時に、情報処理装置3が電話機201に対して発信者
の情報を通知することによって電話機201の使用者が
発信者を確認でき、更に発信者を確認した後にその着信
に対して応答し、通話を開始する。
【0042】電話機201は、既存の音声送受信とダイ
ヤル機能を有する。尚、電話機1はコードレスの電話
機、または親子電話でも良い。通信網202は、公衆回
線等の通信網を示す。CPU213は、バス214に接
続された各回路からの通知を処理し、更にバス214に
接続された各回路を制御する機能を有する。
【0043】ボイスリレー203は、電話機201と通
信網202間の回線を接続及び切断する。尚、通話はこ
の回線が接続されているときに行われる。オフフックリ
レー204は、回線上の発信者番号を検出するために、
着信時に接続される。オフフック検出回路205は、電
話機201のオフフック状態を検出する。
【0044】2線4線変換回路206及び2線4線変換
回路209は、公衆回線上の音声データを通信網202
側からの音声と電話機201からの音声とに分離する機
能を有する。発信者ID検出回路207は、オフフック
リレー204が閉じられているときに通信網202から
通知される発信者番号を検出する機能を有する。
【0045】リンガ検出回路208は、通信網202か
らの着信を検出する機能を有する。DTMF検出回路2
10は、電話機201からのDTMF信号を検出する機
能を有する。切替機制御回路211は、CPU213の
制御によりボイスリレー203、オフフックリレー20
4、及び切替機212を切り替える機能を有する。
【0046】切替機212は、通信網202からの音声
データを電話機201に送信するライン(以後、状態1
という。)と情報処理装置3からの音声データを電話機
201に送信するライン(以後、状態2という。)とを
切り替える機能を有する。音声インターフェース215
は、情報処理装置3にて生成された音声データを通信制
御装置2に接続する機能を有する。
【0047】PCインターフェース216は、発信者番
号を情報処理装置3に通知する機能を有する。音声合成
実行部217は、電話機201に送信する発信者名の音
声データを生成する機能を有する。アドレスデータベー
ス219は、発信者番号(電話番号)と発信者名(名
前)が関連付けて記憶されている。
【0048】メイン制御部218は、発信者番号が通知
された場合に情報処理装置3からリンガ音を発生させる
制御を実行し、その発信者番号に基づいてアドレスデー
タベース219を検索することによって発信者名を特定
し、その発信者名を音声合成実行部217に通知する機
能を有する。リンガ音発生部220は、メイン制御部の
制御によってリンガ音を生成し、スピーカ221から出
力する。
【0049】尚、電話機201からの制御信号がDTM
F信号ではなくダイアルパルスの場合は、DTMF検出
回路210をトーン信号検出回路に置き換えることによ
って、図4の通信支援装置と同様に電話サービスを実行
することができる。更に電話機201からの制御信号が
特定の周波数毎に割り当てられた専用信号の場合は、D
TMF検出回路210を前記信号を検出可能な回路に置
き換えることによって図4の通信支援装置と同様に電話
サービスを実行することができる。
【0050】上記図4のように構成される通信支援装置
の処理フローを図5に従って説明する。現在の通信支援
装置は、第三者からの着信を待ち受けている状態とする
(S1)。ここで、通話を希望する第三者からの着信が
あると、リンガ検出回路208は、着信を検出してその
旨をCPU213に通知する。は、CPU213は、こ
の通知に対する応答として切替器制御回路211制御
し、切替器制御回路211は、ボイスリレー203を開
き(S2)、更に発信者番号を検出可能にするためにオ
フフックリレー204を閉じる(S3)。
【0051】続いて発信者ID検出回路207は、通信
網202からの発信者番号を検出し(S4)、更にCP
U213の制御によってその発信者番号をバス214及
びPCインターフェース216を介してメイン制御部2
18に通知する。通知された発信者番号は、メイン制御
部218に一時的に保存される(S5)。更にメイン制
御部218は、発信者番号の受信完了通知をPCインタ
ーフェース216及びバス214を介してCPU213
に送信する。発信者番号の受信完了通知を受信したCP
U213は、切替器制御回路211に対してオフフック
リレー204を開くように命令する(S6)。
【0052】また、メイン制御部218は、リンガ音発
生部220に対してリンガ音の鳴動を開始させる(S
7)。リンガ音発生部220により鳴動したリンガ音声
は、スピーカ221により再生される。この状態で、電
話機201の使用者が受話器をオフフックすると、オフ
フック検出回路205がオフフック状態を検出し(S
8)、その旨をバス214及びPCインターフェース2
16を介してメイン制御部218に通知する。
【0053】オフフック状態の通知を受信したメイン制
御部218は、PCインターフェース216及びバス2
14を介して、CPU213に対して切替器212を状
態2に設定するためのコマンドを発行し、CPU213
は、切替器制御回路211に対して切替器212の接続
を状態2にするように制御する(S9)。切替器212
による切り替えが終了した後に、メイン制御部218
は、アドレスデータベース219を参照し、先にメイン
制御部218内に一時手に保存した発信者番号に基づい
て発信者名を検索する(S10)。
【0054】検索の結果、その発信者番号に対応する発
信者名がなかった場合(S10、NO)、メイン制御部
218は,電話番号を音声合成実行部217に通知す
る。電話番号を受信した音声合成実行部217は、受信
した信号を音声データに変更し、その音声データを音声
インターフェース215及び状態2のラインを介して電
話機201に送信する。電話機201は、受信した音声
データを受話器から再生し(S16)、電話機201の
使用者からの着信に対する応答を待つ。
【0055】一方、発信者番号に対応する発信者名があ
った場合(S10、YES)、メイン制御部218は、
検索した発信者名を音声合成実行部217に通知する。
発信者名を受信した音声合成実行部217は、受信した
信号を音声データに変更し、その音声データを音声イン
ターフェース215及び状態2のラインを介して電話機
201に送信する。電話機201は、受信した音声デー
タを受話器から再生し(S11)、メイン制御部218
は電話機201の使用者からの着信に対する応答を待
つ。
【0056】次に発信者名を確認後、電話機201の使
用者が着信に対して応答する動作について説明する。電
話機201の使用者は、予め設定されている着信に対す
る応答信号として、例えば、特定のDTMF信号を送出
することによって着信に応答することができる。特定の
DTMF信号は、DTMF検出回路210により検出さ
れ(S12)、バス214及びPCインターフェース2
16を介してメイン制御部218に通知される。
【0057】DTMF信号を受信したメイン制御部21
8は、そのDTMF信号が着信に対する応答信号を意味
するかどうかを確認する(S13)。そのDTMF信号
が着信に対する応答信号でない場合(S13、NO)、
メイン制御部218は、再度DTMF信号の受信を待ち
(S14、NO)、規定の時間内にDTMF信号の受信
がなければ(S14、YES)、PCインターフェース
216及びバス214を介してCPU213に対してボ
イスリレー203を閉じるためのコマンドを発行し、C
PU213は、切替器制御回路211に対してボイスリ
レー203を閉じるように制御する(S15)。
【0058】一方、ステップ13の確認において、DT
MF信号が着信に対する応答信号である場合(S13、
YES)、メイン制御部218は、PCインターフェー
ス216及びバス214を介してCPU213に対して
ボイスリレー203を閉じるためのコマンドを発行し、
CPU213は、切替器制御回路211に対してボイス
リレー203を閉じるように制御する(S15)。
【0059】このようにして本発明の通信支援装置で
は、電話機から予め設定された特定のDTMF信号を送
出することによって、発信者名を確認した後で着信に対
する応答をすることができる。尚、着信に対する応答
は、DTMF信号に限定されず、ダイヤルパルス、フッ
キング、その他電話機201が生成することができる全
ての信号に対応させることができる。
【0060】更にメイン制御部218が留守番電話機能
を有する場合は、DTMF信号の送出によってボイスリ
レー203を閉じる代わりにオフフックリレー204を
閉じることにより、留守番電話による応答も可能であ
る。また、メイン制御部218が上記以外の電話サービ
スを実行可能な場合も同様にして、その電話サービスを
DTMF信号によって行うことができる。
【0061】図6は、着信時、情報処理装置が電話機に
対して発信者の情報を通知することによって電話機の使
用者が発信者を確認でき、更に発信者を確認した後にそ
の着信に対して応答可能な通信支援装置の第二の実施例
を示す。図6において、本発明の通信支援装置は、通信
網304と、電話手段305と情報表示部306と制御
信号多重化回路307と表示データ分離回路308とP
Cインターフェース309を有する電話機301と、オ
フフックリレー310とボイスリレー311とCPU3
12と回線インターフェース313とリンガ検出回路3
14と切替制御回路315と発信者番号検出回路316
と回線状態検出回路317とDTMF検出回路318と
電話機機能検出回路319と表示データ多重化回路32
0と制御信号分離回路321と電話インターフェース3
22を有する通信制御装置302と、メイン制御回路3
23とデータベース324を有する情報処理装置303
で構成され、着信時に、情報処理装置303が電話機3
01に対して発信者の情報を通知することによって電話
機301の使用者が発信者を確認でき、更に発信者を確
認した後にその着信に対して応答し、通話を開始する。
尚、図7に示す第三の実施例は、電話機301を電話機
401のそれぞれの子機402a、402b、402
c、402dに置き換えて説明することができるため説
明を省略する。
【0062】通信網304は、公衆回線等の通信網を示
す。電話手段305は、既存の音声送受信及びダイヤル
機能を有する。情報表示部306は、情報処理装置30
3からの表示データを表示する機能を有する。制御信号
多重化回路307は、電話手段305からの所定の制御
信号として、例えば、DTMF信号、ダイヤルパルス、
オンフック、オフフック等の信号と、電話手段305の
受話器からの音声を多重化して一つの信号を生成する機
能を有する。
【0063】表示データ分離回路308は、通信制御装
置302からの信号を電話手段305への音声データ
と、情報表示部306への表示データに分離する機能を
有する。PCインターフェース309及び電話インター
フェース322は、電話機301と通信制御装置302
を接続する機能を有する。
【0064】オフフックリレー310は、回線上の発信
者番号を検出するために、着信時に接続される。ボイス
リレー311は、電話機301と通信網304間の回線
を接続及び切断する。尚、通話はこの回線が接続されて
いるときに行われる。CPU312は、バス325に接
続された各回路からの通知を処理し、更にバス325に
接続された各回路を制御する機能を有する。
【0065】回線インターフェース313は、通信網3
04とバス325を接続する機能を有する。リンガ検出
回路314は、通信網304からの着信を検出する機能
を有する。切替制御回路315は、CPU312の制御
によりボイスリレー311とオフフックリレー310を
切り替える機能を有する。
【0066】発信者番号検出回路316は、オフフック
リレー310が閉じられているときに通信網304から
通知される発信者番号を検出する機能を有する。回線状
態検出回路317は、オフフックリレー310が閉じら
れているときに通信網304から通知される回線状態と
して、例えば、呼び出し中、回線切断、回線接続、着信
等をを検出する機能を有する。
【0067】DTMF検出回路318は、電話機301
からのDTMF信号を検出する機能を有する。電話機状
態検出回路319は、電話機301の、例えば、オンフ
ック及びオフフック状態、その他のDTMF信号以外の
信号を検出する。表示データ多重化回路320は、通信
網304からの音声データと情報処理装置303からの
表示データを多重化して一つの信号を生成する機能を有
する。
【0068】制御信号分離回路321は、電話機301
から送出される信号を、所定の制御信号として、例え
ば、DTMF信号、ダイヤルパルス、オンフック、オフ
フック等の信号と、音声データとに分離する機能を有す
る。データベース324は、発信者番号(電話番号)、
発信者名(名前)及びその発信者に係わるその他の情報
が関連付けて記憶されている。
【0069】メイン制御回路323は、発信者番号が通
知された場合に、その発信者番号に基づいてデータベー
ス324を検索することによって発信者名及びその他の
情報を特定し、その発信者名、発信者番号及びその他の
情報を電話機301に通知する機能を有する。尚、電話
機301からの制御信号がDTMF信号ではなくダイア
ルパルスの場合は、DTMF検出回路318をトーン信
号検出回路に置き換えることによって、図6の通信支援
装置と同様に電話サービスを実行することができる。更
に電話機301からの制御信号が特定の周波数毎に割り
当てられた専用信号の場合は、DTMF検出回路318
を前記信号を検出可能な回路に置き換えることによって
図6の通信支援装置と同様に電話サービスを実行するこ
とができる。
【0070】上記図6のように構成される通信支援装置
の基本的な動作フローを図8及び図14に従って順に説
明する。図6の通信支援装置は、全ての電源が投入さ
れ、第三者からの着信、及び電話機301からの信号を
待っている状態、または通話中とし、DTMF検出回路
318、電話機状態検出回路319、リンガ検出回路3
14、回線状態検出回路317では、発生するイベント
の検出が可能であり、CPU312は検出された信号の
解析がいつでも可能な状態とする。
【0071】この状態で電話機301の使用者によって
リダイヤルボタンが押されると、その信号は電話機状態
検出回路319によって検出され(図8、S21)、C
PU312はその旨をバス325を介してメイン制御回
路323に対して通知する。メイン制御回路323で
は、例えば、図9に示すようなリダイヤル処理を実行す
る(S22)。
【0072】また、通信支援装置がイベントを待ち受け
ている状態で電話機301の使用者によってオンフック
されると、その信号は電話機状態検出回路319によっ
て検出され(S21)、CPU312はその旨をバス3
25を介してメイン制御回路323に対して通知する。
メイン制御回路323では、例えば、図10に示すよう
なオンフック処理を実行する(S23)。
【0073】また、通信支援装置がイベントを待ち受け
ている状態で電話機301の使用者によってテンキーが
押されると、その信号は電話機状態検出回路319によ
って検出され(S21)、CPU312はその旨をバス
325を介してメイン制御回路323に対して通知す
る。メイン制御回路323では、例えば、図11に示す
ようなテンキー処理を実行する(S24)。
【0074】また、通信支援装置がイベントを待ち受け
ている状態で電話機301の使用者によってオフフック
されると、その信号は電話機状態検出回路319によっ
て検出され(S21)、CPU312はその旨をバス3
25を介してメイン制御回路323に対して通知する。
メイン制御回路323では、例えば、図12に示すよう
なオフフック処理を実行する(S25)。
【0075】また、通信支援装置がイベントを待ち受け
ている状態で電話機301の使用者によってDTMF信
号を発生させる専用ボタンが押されると、その信号は、
電話機状態検出回路319によって検出され(S2
1)、CPU312はその旨をバス325を介してメイ
ン制御回路323に対して通知する。メイン制御回路3
23では、例えば、図13に示すような専用ボタン処理
を実行する(S26)。
【0076】また、通信支援装置が通話中の通信網30
4から音声を入力すると(図14、S71)、通信制御
装置302は、例えば、図15に示すような音声処理を
実行する(S72)。また、通信支援装置が第三者を呼
び出し中の場合、その状態は回線状態検出回路317に
よって検出され(S71)、CPU312はその旨をバ
ス325を介してメイン制御回路323に対して通知す
る。メイン制御回路323では、例えば、図16に示す
ような呼び出し中処理を実行する(S73)。
【0077】また、通信支援装置が通話中に通信網30
4からの切断通知を受信すると、その状態は回線状態検
出回路317によって検出され(S71)、CPU31
2はその旨をバス325を介してメイン制御回路323
に対して通知する。メイン制御回路323では、例え
ば、図17に示すような切断通知処理を実行する(S7
4)。
【0078】また、通信支援装置がイベントを待ち受け
ている状態で通信網304からの接続通知を受信する
と、その状態は回線状態検出回路317によって検出さ
れ(S71)、CPU312はその旨をバス325を介
してメイン制御回路323に対して通知する。メイン制
御回路323では、例えば、図18に示すような接続通
知処理を実行する(S75)。
【0079】また、通信支援装置がイベントを待ち受け
ている状態で通信網304からの着信通知を受信する
と、その状態はリンガ検出回路314によって検出され
(S71)、CPU312はその旨をバス325を介し
てメイン制御回路323に対して通知する。メイン制御
回路323では、例えば、図19に示すような着信通知
処理を実行する(S76)。
【0080】ここで、図8のステップ21、及び図14
のステップ71のイベント解析の解析結果により発生す
るそれぞれの処理の基本フローを図9から図13、及び
図15から図19に従って説明する。尚、情報処理装置
303及び通信制御装置302で実行する図9から図1
3及び図15から図19の処理は、それぞれが通信網3
04と電話機301を接続する回線の状態(ステータ
ス)を管理し、そのステータス値は次のように定義され
る。例えば、ステータス値’0’は空き状態、ステータ
ス値’1’は発信中状態、ステータス値’2’は呼び出
し中状態、ステータス値’3’は着信中状態、ステータ
ス値’4’は接続処理中状態、ステータス値’5’は接
続中状態、ステータス値’6’は切断中状態を示す。
尚、このステータス値、及び回線の状態は各処理の説明
上便宜的に設定したものであるため、この限りではな
い。
【0081】図9は、リダイヤル処理の動作フローを示
す。電話機301の使用者がリダイヤルボタンを押し、
その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン
制御回路323は、現在のステータスの状態を確認する
(S31)。確認の結果、ステータス値が’0’、また
は’1’の場合(S31、0または1)、メイン制御回
路323は、記憶されている電話番号を回線が認識可能
なコマンドに変換し(S32)、電話番号の発信要求を
回線が認識可能なコマンドに変換し(S33)、更にス
テータス値を’1’(発信中状態)に設定する(S3
4)。
【0082】次にメイン制御回路323は、CPU31
2に対してステップ32及びステップ33において生成
した電話番号と発信要求のコマンドを通知する(S3
5)。ここで、CPU312は、切替制御回路315に
対してオフフックリレー310を閉じる命令を発行し
(S36)、オフフックリレー310が閉じられた後、
回線インターフェース313を介して電話番号を発信す
る。尚、ステップ31によるステータスの確認の結果、
ステータス値が’0’、’1’以外の場合は(S31、
他)、メイン制御回路323は、リダイヤル処理を終了
する。
【0083】図10は、オンフック処理の動作フローを
示す。電話機301の使用者がオンフックし、その旨が
メイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路
323は、現在のステータスの状態を確認する(S4
1)。確認の結果、ステータス値が’1’、’2’、ま
たは’5’の場合(S41、1、2、または5)、メイ
ン制御回路323は、ステータス値を’6’(切断中状
態)に設定し、オフフック処理を終了する。尚、ステッ
プ41による確認の結果、ステータス値が’1’、’
2’、及び’5’以外の場合(S41、他)、メイン制
御回路323は、オフフック処理を実行しない。
【0084】図11は、テンキー処理の動作フローを示
す。電話機301の使用者がテンキーを押し、その旨が
メイン制御回路323に通知されるても、メイン制御回
路323は、何もしないで処理を終了する(S45)。
図12は、オフフック処理の動作フローを示す。
【0085】電話機301の使用者がオフフックし、そ
の旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制
御回路323は、現在のステータスの状態を確認する
(S51)。確認の結果、ステータス値が’0’の場合
(S51、0)、メイン制御回路323は、発信要求を
回線に認識可能なコマンドに変更した発信要求を生成す
る(S53)。
【0086】発信要求を生成後、メイン制御回路323
は、データベース324内の情報として、例えば、電話
番号、名前、及びそれらに関連する他の情報等を読み出
し(S54)、その情報を電話機301側に送出し(S
55)、更にステータスを’1’(発信中状態)に設定
する(S56)。次にメイン制御回路323は、CPU
312に対してステップ53において生成した発信要求
のコマンドを通知する(S57)。ここで、CPU31
2は、切替制御回路315に対してオフフックリレー3
10を閉じる命令を発行し(S58)、オフフックリレ
ー310が閉じられた後、回線インターフェース313
を介して発信要求を送出する。尚、ステップ51による
確認の結果、ステータス値が’3’の場合(S51、
3)、メイン制御回路323は、ステータスを’4’
(接続処理中状態)に設定し(S52)、オフフック処
理を終了する。また、ステップ51による確認の結果、
ステータス値が’0’及び’3’以外の場合(S51、
他)、メイン制御回路323は、オフフック処理を実行
しない。
【0087】図13は、専用ボタン処理の動作フローを
示す。電話機301の使用者が専用ボタンとして、例え
ば、DTMF信号を発生させるボタンを押し、その旨が
メイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路
323は、そのDTMF信号が示すコマンドの意味を解
析する(S61)。確認の結果、例えば、情報を蓄積す
るコマンドの場合(S61、情報蓄積)、メイン制御回
路323は、情報処理装置303のデータベース324
内に電話機301から通知された情報を蓄積し(S6
2)、更に蓄積されたことを電話機301に通知する
(S63)。
【0088】一方、ステップ61による確認の結果、例
えば、情報を読み出すコマンドの場合(S61、情報取
り出し)、メイン制御回路323は、情報処理装置30
3のデータベース324内から蓄積された情報を読み出
し(S64)、更に読み出した情報を電話機301に送
出する(S65)。図15は、音声処理の動作フローを
示す。
【0089】通話中に通信網304からの音声が入力さ
れると、その音声はボイスリレー311及び表示データ
多重化回路320を介して電話機301に送出される
(S81)。また、通信網304からの音声と共に情報
処理装置303からの表示データを電話機301に送出
する場合、その音声及び表示データは、表示データ多重
化回路320で多重化され、一つの信号として電話機3
01に送出される(S81)。
【0090】図16は、呼び出し中処理の動作フローを
示す。第三者を呼び出し中に、その旨がメイン制御回路
323に通知されると、メイン制御回路323は、ステ
ータス値を’2’(呼び出し中状態)に設定し(S8
2)、呼び出し中処理を終了する。図17は、切断通知
処理の動作フローを示す。
【0091】回線状態検出回路317により通信網30
4からの切断通知が検出された場合、その旨がメイン制
御回路323に通知されると、メイン制御回路323
は、ステータス値を’0’(空き状態)に設定し(S8
3)、更にオフフックリレー310を開放する命令をC
PU312に対して発行し(S84)、切断通知処理を
終了する。
【0092】図18は、接続通知処理の動作フローを示
す。回線状態検出回路317により通信網304からの
接続通知が検出された場合、その旨がメイン制御回路3
23に通知されると、メイン制御回路323は、ステー
タス値を’5’(接続中状態)に設定し(S85)、接
続通知処理を終了する。
【0093】図19は、着信通知処理の動作フローを示
す。リンガ検出回路314により通信網304からの着
信通知が検出された場合、その旨がメイン制御回路32
3に通知されると、メイン制御回路323は、ステータ
ス値を’3’(着信中状態)に設定し(S91)、続い
て通信網304から発信者番号を獲得する(S92)。
更にメイン制御回路323は、電話機301に対して着
信したことを通知し(S93)、ボイスリレー311を
閉じて、オフフックリレーを開放する命令をCPU31
2に対して発行し(S94)、着信通知処理を終了す
る。
【0094】図20は、図8及び図14の処理を実行す
るときの電話機301の動作フローを示す。電話機30
1がリダイヤル要求、オンフック、テンキー押下、オフ
フック、及び専用ボタン押下の各処理を実行すると(S
101)、電話機301の制御信号多重化回路307
は、それぞれに対応する信号をイベントとして通信制御
装置302に送出している(S102)。尚、通話中の
場合は、制御信号多重化回路307は、受話器からの音
声と前記各処理に対応する信号を多重化し、一つの信号
として通信制御装置302に送出している。
【0095】また、電話機301が情報処理装置303
からの表示データを受信した場合(S101)、表示デ
ータ分離回路308は、情報表示部306に前記表示デ
ータを表示する(S103)。尚、通話中の場合は、表
示データ分離回路308は、通信網304からの音声と
前記表示データを分離し、音声は受話器から再生され、
表示データは情報表示部306に表示される。
【0096】また、図6のように構成される通信支援装
置が電話機301に電話番号を表示する場合の動作フロ
ーを図21に従って説明する。リンガ検出回路314に
より通信網304からの着信通知が検出された場合、そ
の旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制
御回路323は、メイン制御回路323はステータス値
を’3’(着信中状態)に設定し(S111)、更にC
PU312に対してボイスリレー311を開き、オフフ
ックリレー310を閉じる命令を発行する。ここで、切
替制御回路315はCPU312の制御によってボイス
リレー311を開き、オフフックリレー310を閉じる
処理を実行する。
【0097】ボイスリレー311及びオフフックリレー
310を設定後、発信者番号検出回路316は、通信網
304から発信者番号を検出し(S112)、その発信
者番号をメイン制御回路323に通知する。メイン制御
回路323は、通知された発信者番号を表示データ多重
化回路320へ送信し、更に着信したことを通知する
(S113)。表示データ多重化回路320では、その
発信者番号を電話インターフェース322を介して電話
機301に送信する。PCインターフェース309を介
して発信者番号を受信した表示データ分離回路308
は、その発信者番号を情報表示部306に表示する。
【0098】ここで、CPU312は、ボイスリレー3
11を閉じ、オフフックリレー310を開く命令をCP
U312に対して発行する(S114)。また、図6の
ように構成される通信支援装置が電話機301に電話番
号とそれに関連する情報を表示する場合の動作フローを
図22に従って説明する。リンガ検出回路314により
通信網304からの着信通知が検出された場合、その旨
がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回
路323は、ステータス値を’3’(着信中状態)に設
定し(S121)、更にCPU312に対してボイスリ
レー311を開き、オフフックリレー310を閉じる命
令を発行する。ここで、切替制御回路315はCPU3
12の制御によってボイスリレー311を開き、オフフ
ックリレー310を閉じる処理を実行する。
【0099】ボイスリレー311及びオフフックリレー
310を設定後、発信者番号検出回路316は、通信網
304から発信者番号を検出し(S122)、その発信
者番号をメイン制御回路323に通知する。発信者番号
を受信したメイン制御回路323は、ボイスリレー31
1を閉じ、オフフックリレー310を開く命令を発行す
る。ここで、切替制御回路315はCPU312の制御
によってボイスリレー311を閉じ、オフフックリレー
310を開く処理を実行する(S123)。
【0100】この状態でメイン制御回路323は、先に
受信した発信者番号に基づいて、発信者の名前やその他
の関連する情報を検索する処理を実行する。メイン制御
回路323は、例えば、変数iを’0’とし(S12
4)、データベース324内に登録された情報があるか
どうかを確認する(S125)。登録数が’0’で情報
がない場合(S125、YES)、メイン制御回路32
3は、発信者番号のみを表示データ多重化回路320に
送信する(S130)。表示データ多重化回路320で
は、その発信者番号を電話インターフェース322を介
して電話機301に送信する。PCインターフェース3
09を介して発信者番号を受信した表示データ分離回路
308は、その発信者番号を情報表示部306に表示す
る。
【0101】一方、ステップ125の確認において、登
録数が’0’でなく情報がある場合(S125、N
O)、メイン制御回路323は、例えば、図28(a)
のようなデータベース324内の情報管理テーブルから
変数i=0番目の情報を読み出し(S126)、取り出
した情報内の電話番号と発信者番号を比較する(S12
7)。
【0102】比較の結果、一致しなければ(S127、
NO)、メイン制御回路323は、変数i=0に’1’
を加算し、変数i=1番目の情報を読み出し、変数i=
1番目の情報内の電話番号と発信者番号を比較する。メ
イン制御回路323は、変数iを’1’ずつ加算し、変
数i=n番目の情報内の電話番号と発信者番号が一致す
るまでステップ125からステップ128の処理を繰り
返す。尚、変数nは、任意の整数とする。
【0103】変数i=n番目の情報内の電話番号と発信
者番号が一致した場合(S127、YES)、メイン制
御回路323は、図28(a)のような変数i=n番目
の情報を表示データ多重化回路320に送信する(S1
29)。表示データ多重化回路320では、前記情報を
電話インターフェース322を介して電話機301に送
信する。PCインターフェース309を介して前記情報
を受信した表示データ分離回路308は、その情報を、
例えば、図28(b)のように情報表示部306に表示
する。
【0104】尚、データベース324内に図28のよう
な情報管理テーブルを生成する方法は図22に示す。図
8の処理において、DTMF検出回路318により電話
機301からの特定のDTMF信号が検出された場合、
その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン
制御回路323は、電話機301から送信される情報を
データベース324内に蓄積する(S131)。更にメ
イン制御回路323は、例えば、登録数=登録数+1を
実行し(S132)、データベース324に情報を登録
したことを電話機301に通知する(S132)。ステ
ップ132で実行される登録数は記録され、次の情報を
登録するときは、この登録数で情報を蓄積し、また登録
数=登録数+1を実行しておく。
【0105】また、図6のように構成される通信支援装
置の電話機301からの特定のDTMF信号に対応する
制御一覧表を表示する場合の動作フローを図23に従っ
て説明する。図8において、リンガ検出回路314によ
り通信網304からの着信通知が検出された場合、その
旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御
回路323は、データベース324内の図29(a)の
ような情報管理テーブルから制御一覧表情報を読み出し
(S141)、その制御一覧表情報を表示データ多重化
回路320に送信する。表示データ多重化回路320で
は、その制御一覧表情報を電話インターフェース322
を介して電話機301に送信する。PCインターフェー
ス309を介して制御一覧表情報を受信した表示データ
分離回路308は、その制御一覧表情報を、例えば、図
29(b)ように情報表示部306に表示する(S14
2)。
【0106】尚、上記ステップ142による制御一覧表
の表示は、第三者からの着信による表示のため(S14
3)、メイン制御回路323は、ステータス値を’3’
(着信中状態)に設定し(S145)、更にボイスリレ
ー311を閉じ、オフフックリレー310を開く命令を
CPU312に対して発行する(S146)。一方、図
8において、回線状態検出回路317により通信網30
4からの接続通知が検出された場合、その旨がメイン制
御回路323に通知されると、メイン制御回路323
は、データベース324内の図29(a)のような情報
管理テーブルから制御一覧表情報を読み出し(S14
1)、その制御一覧表情報を表示データ多重化回路32
0に送信する。表示データ多重化回路320では、その
制御一覧表情報と通話中の音声データを多重化し、電話
インターフェース322を介して電話機301に送信す
る。PCインターフェース309を介して多重化された
信号を受信した表示データ分離回路308は、多重化さ
れた信号を元の制御一覧表情報と音声データに分離し、
一方の通信網304からの音声データを受話器に再生
し、他方の制御一覧表情報を、例えば、図29(b)よ
うに情報表示部306に表示する(S142)。
【0107】尚、上記ステップ142による制御一覧表
の表示は、回線からの接続通知による表示のため(S1
43)、更にメイン制御回路323は、ステータス値
を’5’(接続中状態)に設定する(S144)。ま
た、図6のように構成される通信支援装置が電話機30
1から電話帳の検索及び登録を実行する場合の動作フロ
ーを図24に従って説明する。
【0108】図8において、電話機状態検出回路319
により電話機301からのオフフックが検出された場
合、その旨がメイン制御回路323に通知されると(S
151)、メイン制御回路323は、現在のステータス
値が’0’かどうかを確認する(S152)。ステータ
ス値が’0’以外の場合(S152、NO)、且つステ
ータス値が’3’以外の場合(S153、NO)、メイ
ン制御回路323は、処理を終了する。
【0109】また、ステータス値が’0’以外の場合
(S152、NO)、且つステータス値が’3’の場合
(S153、YES)、メイン制御回路323は、ステ
ータス値を’4’(接続処理中状態)に設定し、その
後、処理を終了する。また、ステータス値が’0’の場
合(S152、YES)、メイン制御回路323は、回
線が認識可能なコマンドとしての発信要求を生成して回
線に送出し(S155)、ステータス値を’1’(発信
中状態)に設定する(S156)。
【0110】ステータス値を設定したメイン制御回路3
23は、オフフックリレー310を開き、ボイスリレー
311を閉じる命令を発行する。ここで、切替制御回路
315はCPU312の制御によってオフフックリレー
310を開き、ボイスリレー311を閉じる処理を実行
する(S157)。この状態でメイン制御回路323
は、電話帳を検索する処理を実行する。
【0111】メイン制御回路323は、例えば、変数i
を’0’とし(S158)、データベース324内に電
話帳があるかどうかを確認する(S159)。登録数
が’0’で電話帳がない場合(S159、YES)、メ
イン制御回路323は、処理を終了する。一方、ステッ
プ159の確認において、登録数が’0’でなく電話帳
がある場合(S159 NO)、メイン制御回路323
は、例えば、図30(a)のようなデータベース324
内の情報管理テーブルから変数i=0番目の情報を読み
出し(S160)、変数i=0に’1’を加算し(S1
61)、変数i=登録数になるまで(S162)、つま
り、データベース324内の情報管理テーブルからすべ
ての電話帳情報を読み出すまでステップ160からステ
ップ162の処理を繰り返す。
【0112】変数i=登録数の場合(S162、YE
S)、メイン制御回路323は、すべての電話帳情報を
表示データ多重化回路320に送信する。表示データ多
重化回路320では、前記電話帳情報を電話インターフ
ェース322を介して電話機301に送信する。PCイ
ンターフェース309を介して前記情報を受信した表示
データ分離回路308は、その情報を、例えば、図30
(b)のように情報表示部306に表示する(S16
3)。
【0113】尚、データベース324内に図30のよう
な情報管理テーブルを生成する方法は図24に示す。図
8の処理において、DTMF検出回路318により電話
機301からの特定のDTMF信号が検出された場合、
その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン
制御回路323は、電話機301から送信される情報を
データベース324内に蓄積する(S164)。更にメ
イン制御回路323は、例えば、登録数=登録数+1を
実行し(S165)、データベース324に情報を登録
したことを電話機301に通知する。ステップ165で
実行される登録数は記録され、次の情報を登録するとき
は、この登録数で情報を蓄積し、また登録数=登録数+
1を実行しておく。
【0114】また、図6のように構成される通信支援装
置が着信時に電話機301の使用者からの応答により回
線を接続する場合の動作フローを図25、図26、図2
7に従って順に説明する。リンガ検出回路314により
通信網304からの着信通知が検出された場合、その旨
がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回
路323は、ステータス値を’3’(着信中状態)に設
定し(図25、S171)、更にCPU312に対して
ボイスリレー311を開き、オフフックリレー310を
閉じる命令を発行する。ここで、切替制御回路315は
CPU312の制御によってボイスリレー311を開
き、オフフックリレー310を閉じる処理を実行する。
【0115】ボイスリレー311及びオフフックリレー
310を設定後、発信者番号検出回路316は、通信網
304から発信者番号を検出し、その発信者番号をメイ
ン制御回路323に通知する(S172)。発信者番号
を受信したメイン制御回路323は、オフフックリレー
310を開く命令を発行する。ここで、切替制御回路3
15はCPU312の制御によってオフフックリレー3
10を開く処理を実行する。
【0116】この状態でメイン制御回路323は、電話
機301に対して着信したことを通知し(S173)、
処理を終了する。ここで、電話機301の使用者がオフ
フックして電話に出ると、通信制御装置302の電話機
状態検出回路319は、電話機301からのオフフック
を検出し、その旨をメイン制御回路323に通知する。
【0117】オフフックを受信したメイン制御回路32
3は、ステータス値を確認する(図26、S174)。
確認の結果、ステータス値が’0’、’3’以外の場合
(S174、他)、メイン制御回路323は、処理を終
了する。また、確認の結果、ステータス値が’0’の場
合(S174、0)、メイン制御回路323は、発信要
求を回線が認識可能なコマンドに変換し(S182)、
そのコマンドを回線に送信し(S183)、更にステー
タス値を’1’(発信中状態)に設定する(S18
4)。
【0118】ここで、メイン制御回路323は、CPU
312に対してオフフックリレー310を開き、ボイス
リレー311を閉じる命令を発行し、切替制御回路31
5は、CPU312の制御によって、オフフックリレー
310を開き、ボイスリレー311を閉じる処理を実行
し(S185)、電話機301と通信網304の回線が
接続される。
【0119】また、ステップ174による確認の結果、
ステータス値が’3’の場合(S174、YES)、メ
イン制御回路323は、先に受信した発信者番号に基づ
いて、発信者の名前やその他の関連する情報を検索する
処理を実行する。メイン制御回路323は、例えば、変
数iを’0’とし(S175)、データベース324内
に登録された情報があるかどうかを確認する(S17
6)。登録数が’0’で情報がない場合(S176、Y
ES)、メイン制御回路323は、発信者番号のみを表
示データ多重化回路320に送信する(S177)。表
示データ多重化回路320では、その発信者番号を電話
インターフェース322を介して電話機301に送信す
る。PCインターフェース309を介して発信者番号を
受信した表示データ分離回路308は、その発信者番号
を情報表示部306に表示する。
【0120】一方、ステップ176の確認において、登
録数が’0’でなく情報がある場合(S176、N
O)、メイン制御回路323は、例えば、図28(a)
のようなデータベース324内の情報管理テーブルから
変数i=0番目の情報を読み出し(S178)、取り出
した情報内の電話番号と発信者番号を比較する(S17
9)。
【0121】比較の結果、一致しなければ(S179、
NO)、メイン制御回路323は、変数i=0に’1’
を加算し(S180)、変数i=1番目の情報を読み出
し、変数i=1番目の情報内の電話番号と発信者番号を
比較する。メイン制御回路323は、変数iを’1’ず
つ加算し、変数i=n番目の情報内の電話番号と発信者
番号が一致するまでステップ176からステップ180
の処理を繰り返す。尚、変数nは、任意の整数とする。
【0122】変数i=n番目の情報内の電話番号と発信
者番号が一致した場合(S179、YES)、メイン制
御回路323は、図28(a)のような変数i=n番目
の情報を表示データ多重化回路320に送信する(S1
81)。表示データ多重化回路320では、前記情報を
電話インターフェース322を介して電話機301に送
信する。PCインターフェース309を介して前記情報
を受信した表示データ分離回路308は、その情報を、
例えば、図28(b)のように情報表示部306に表示
する。
【0123】電話機301の使用者が情報表示部306
の表示を確認後、専用ボタンとして、例えば、DTMF
信号を発生させるボタンを押し、その旨がメイン制御回
路323に通知されると、メイン制御回路323は、そ
のDTMF信号が示すコマンドの意味を解析する(S1
86)。DTMF信号が示すコマンドが回線を接続する
要求の場合(S186、YES)、メイン制御回路32
3は、CPU312に対してオフフックリレー312を
閉じる命令を発行した後、更に回線接続命令を生成し
(S187)、発行し(S188)、更にステータス値
を’4’(接続処理中状態)に設定する(S189)。
ここで、切替制御回路315はCPU312の制御によ
ってボイスリレー311を閉じる処理を実行する(S1
93)。
【0124】一方、ステップ186の解析の結果、DT
MF信号が示すコマンドが回線を切断する要求の場合
(S186、NO)、メイン制御回路323は、CPU
312に対してオフフックリレー310を閉じる命令を
発行した後、更に回線切断命令を生成し(S190)、
発行し(S191)、更にステータス値を’6’(切断
中状態)に設定する(S192)。ここで、切替制御回
路315はCPU312の制御によってボイスリレー3
11を閉じる処理を実行する(S193)。
【0125】尚、図4のCPU213及び図6、図7の
CPU312は、メモリ格納されたプログラムで動作す
る。また、情報処理装置3、303は、内部にプロセッ
サとメモリを有し、メモリ内のプログラムを処理するも
のである。本実施例で開示した種々のフローチャートの
動作を、これらのプログラムで動作させても良い。その
場合、それらのプログラムは、フロッピー、CD−RO
M等の媒体で提供され、実施例の装置にインストールす
ることも可能である。
【0126】
【発明の効果】上述の如く、本発明の通信支援装置によ
れば、発信者名が表示されるディスプレイから離れた場
所で着信に対する応答をした場合でも、受話器から音声
によって発信者名が確認できるため、発信者名が表示さ
れるディスプレイまで移動する必要がない。
【0127】また、本発明の通信支援装置によれば、電
話機が表示手段を有しているため、情報処理装置のディ
スプレイから離れた場所で着信に対する応答をした場合
でも、表示手段を確認することによって発信者名が確認
できるため、情報処理装置のディスプレイまで移動する
必要がない。また、本発明の通信支援装置によれば、電
話機の使用者は、発信者名を聞いた後に着信するかどう
かを判断することが可能となる。
【0128】従って、本発明によれば、着信時、情報処
理手段が電話機に対して発信者の情報を通知することに
よって発信者を確認することができ、更に発信者を確認
した後にその着信に対して応答可能な便利な通信支援装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信支援装置の原理構成図である。
【図2】本発明の通信支援装置の原理構成図である。
【図3】通信支援装置のシステム構成図である。
【図4】本発明の第一の実施例である。
【図5】第一の実施例の処理フローである。
【図6】本発明の第二の実施例である。
【図7】本発明の第三の実施例である。
【図8】電話機からの要求による通信制御装置及び情報
処理装置の動作フローである。
【図9】リダイヤル要求時の動作フローである。
【図10】オンフック時の動作フローである。
【図11】テンキー押下時の動作フローである。
【図12】オフフック時の動作フローである。
【図13】専用ボタン押下時の動作フローである。
【図14】通信網からの要求による通信制御装置及び情
報処理装置の動作フローである。
【図15】音声入力時の動作フローである。
【図16】呼び出し時の動作フローである。
【図17】回線切断時の動作フローである。
【図18】回線接続時の動作フローである。
【図19】着信時の動作フローである。
【図20】電話機の動作フローである。
【図21】電話番号を表示する場合の動作フローであ
る。
【図22】電話番号とその他の情報を表示する場合、及
び情報を登録する場合の動作フローである。
【図23】制御一覧表を表示する場合の動作フローであ
る。
【図24】電話帳を検索及び登録する場合の動作フロー
である。
【図25】着信時に電話機の使用者からの応答により回
線を接続する場合の動作フローである。
【図26】着信時に電話機の使用者からの応答により回
線を接続する場合の動作フローである。
【図27】着信時に電話機の使用者からの応答により回
線を接続する場合の動作フローである。
【図28】電話機の表示例である。
【図29】電話機の表示例である。
【図30】電話機の表示例である。
【図31】従来の通信支援装置の動作フローである。
【符号の説明】
1 電話機 2 通信制御装置 3 情報処理装置 4 通信網 5 ライン切替回路 6 発信者番号検出回路 7 制御信号検出回路 11 パソコン 12 モデム 13 電話機またはディスプレイ付き電話機 14 ネットワーク 201 電話機 202 通信網 203 ボイスリレー 204 オフフックリレー 205 オフフック検出回路 206 2線4線変換回路 207 発信者ID検出回路 208 リンガ検出回路 209 2線4線変換回路 210 DTMF検出回路 211 切替機制御回路 212 切替機 213 CPU 214 バス 215 音声インターフェース 216 PCインターフェース 217 音声合成実行部 218 メイン制御部 219 アドレスデータベース 220 リンガ音発生部 221 スピーカ 301 電話機 302 通信制御装置 303 情報処理装置 304 通信網 305 電話手段 306 情報表示部 307 制御信号多重化回路 308 表示データ分離回路 309 PCインターフェース 310 オフフックリレー 311 ボイスリレー 312 CPU 313 回線インターフェース 314 リンガ検出回路 315 切替制御回路 316 発信者番号検出回路 317 回線状態検出回路 318 DTMF検出回路 319 電話機状態検出回路 320 表示データ多重化回路 321 制御信号分離回路 322 電話インターフェース 323 メイン制御回路 324 データベース 401 電話機 402 子機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅見 俊宏 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 角田 潤 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 古川 仁一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 佐藤 泰雄 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話機及び情報処理装置が通信制御装置を
    介して通信網と接続する通信支援装置において、 該通信制御装置は、第三者からの着信時に通信網側から
    の発信者番号を検出する発信者番号検出手段と、 通信網からの音声を電話機に接続する第一のラインと、
    情報処理装置からの音声を電話機に接続する第二のライ
    ンとを切り替えるライン切替手段とを有し、 該情報処理装置は、該発信者番号検出手段にて検出され
    る発信者番号に対応する予め情報処理装置内に蓄積され
    ている発信者名を検索し、該ライン切替手段にて接続さ
    れる第二のラインを介して前記電話機に該発信者名を音
    声で通知することを特徴とする通信支援装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の通信支援装置において、 更に該通信制御装置は、電話機からの所定の制御信号を
    検出する制御信号検出手段と、 電話機と通信網間の回線を接続及び切断する回線切替手
    段とを有し、 該制御信号検出手段にて所定の制御信号が検出され、更
    に該回線切替手段にて電話機と通信網間の回線を接続す
    ることによって、電話機は、第三者からの着信に応答す
    ることを特徴とする通信支援装置。
  3. 【請求項3】電話機及び情報処理装置を通信網に接続さ
    せるための通信制御装置において、 第三者からの着信時に通信網側からの発信者番号を検出
    する発信者番号検出手段と、 通信網からの音声を電話機に接続する第一のラインと、
    情報処理装置からの音声を電話機に接続する第二のライ
    ンとを切り替えるライン切替手段とを有し、 該発信者番号検出手段にて検出される発信者番号を情報
    処理装置に通知し、情報処理装置からの該発信者名を該
    ライン切替手段にて接続される第二のラインを介して電
    話機に音声で通知することを特徴とする通信制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の通信制御装置において、 更に電話機からの所定の制御信号を検出する制御信号検
    出手段と、 電話機と通信網間の回線を接続及び切断する回線切替手
    段とを有し、 該制御信号検出手段にて所定の制御信号が検出された場
    合、該回線切替手段にて電話機と通信網間の回線を接続
    することを特徴とする通信制御装置。
  5. 【請求項5】電話機及び情報処理装置が通信制御装置を
    介して通信網と接続する通信支援装置において、 該通信制御装置は、情報処理装置からの所定の表示デー
    タと通信網側からの音声を多重化する表示データ多重化
    手段を、 該電話機は、表示データ多重化手段にて多重化された信
    号を元の表示データと音声に分離する表示データ分離手
    段と、 該表示データ分離手段にて分離された所定の表示データ
    を表示する表示手段とを有することを特徴とする通信支
    援装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の通信支援装置において、 更に該電話機は、所定の制御信号と受話器からの音声を
    多重化する制御信号多重化手段を、 該通信制御装置は、制御信号多重化手段にて多重化され
    た信号を元の制御信号と音声に分離する制御信号分離手
    段を有することを特徴とする通信支援装置。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載の通信支援装置にお
    いて、 更に通信制御装置は、第三者からの着信時に通信網側か
    らの発信者番号を検出する発信者番号検出手段を有する
    ことを特徴とする通信支援装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の通信支援装置において、 前記情報処理装置からの所定の表示データは、該発信者
    番号検出手段にて検出される発信者番号とすることを特
    徴とする通信支援装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載の通信支援装置において、 前記情報処理装置からの所定の表示データは、該発信者
    番号検出手段にて検出される発信者番号に対応する予め
    情報処理装置内に蓄積されている発信者名とすることを
    特徴とする通信支援装置。
  10. 【請求項10】請求項7記載の通信支援装置において、 前記情報処理装置からの所定の表示データは、該発信者
    番号検出手段にて検出される発信者番号と、 該発信者番号に対応する予め情報処理装置内に蓄積され
    ている発信者名とすることを特徴とする通信支援装置。
  11. 【請求項11】請求項5乃至10いずれか一項記載の通
    信支援装置において、 更に前記情報処理装置からの所定の表示データは、予め
    情報処理装置内に蓄積されている、電話機が実行可能な
    制御と各制御に割り当てられたボタンを対応付けた一覧
    表とすることを特徴とする通信支援装置。
  12. 【請求項12】請求項5乃至11いずれか一項記載の通
    信支援装置において、 更に前記情報処理装置からの所定の表示データは、予め
    情報処理装置内に蓄積されている電話帳情報とすること
    を特徴とする通信支援装置。
  13. 【請求項13】請求項5乃至12いずれか一項記載の通
    信支援装置において、 更に該通信制御装置は、電話機からの所定の制御信号を
    検出する制御信号検出手段と、 電話機と通信網間の回線を接続及び切断する回線切替手
    段とを有し、 該制御信号検出手段にて所定の制御信号が検出され、更
    に該回線切替手段にて電話機と通信網間の回線を接続す
    ることによって、電話機は、第三者からの着信に応答す
    ることを特徴とする通信支援装置。
  14. 【請求項14】電話機及び情報処理装置を通信網に接続
    させるための通信制御装置において、 情報処理装置からの所定の表示データと通信網側からの
    音声を多重化する表示データ多重化手段と、 電話機からの多重化された信号を所定の制御信号と音声
    に分離する制御信号分離手段を有することを特徴とする
    通信制御装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載の通信制御装置におい
    て、 更に第三者からの着信時に通信網側からの発信者番号を
    検出する発信者番号検出手段を有することを特徴とする
    通信制御装置。
  16. 【請求項16】請求項14乃至15いずれか一項記載の
    通信制御装置において、 更に電話機からの所定の制御信号を検出する制御信号検
    出手段と、 電話機と通信網間の回線を接続及び切断する回線切替手
    段とを有し、 該制御信号検出手段にて所定の制御信号が検出された場
    合、該回線切替手段にて電話機と通信網間の回線を接続
    することを特徴とする通信制御装置。
  17. 【請求項17】情報処理装置と共に通信制御装置を介し
    て通信網と接続する電話機において、 通信制御装置からの多重化された信号を所定の表示デー
    タと音声に分離する表示データ分離手段と、 該表示データ分離手段にて分離された所定の表示データ
    を表示する表示手段と、 所定の制御信号と受話器からの音声を多重化する制御信
    号多重化手段とを有することを特徴とする電話機。
  18. 【請求項18】電話機及び情報処理装置が通信制御装置
    を介して通信網と接続する通信支援装置上で動作する通
    信支援サービスの実行方法において、 該通信制御装置は、第三者からの着信時に通信網側から
    の発信者番号を検出する発信者番号検出ステップと、 通信網からの音声を電話機に接続する第一のラインと、
    情報処理装置からの音声を電話機に接続する第二のライ
    ンとを切り替えるライン切替ステップとを含み、 該情報処理装置は、該発信者番号検出ステップにて検出
    される発信者番号に対応する予め情報処理装置内に蓄積
    されている発信者名を検索し、該ライン切替ステップに
    て接続される第二のラインを介して前記電話機に該発信
    者名を音声で通知することを特徴とする通信支援サービ
    スの実行方法。
  19. 【請求項19】電話機及び情報処理装置が通信制御装置
    を介して通信網と接続する通信支援装置上で動作する通
    信支援サービスの実行方法において、 該通信制御装置は、情報処理装置からの所定の表示デー
    タと通信網側からの音声を多重化する表示データ多重化
    ステップを、 該電話機は、表示データ多重化ステップにて多重化され
    た信号を元の表示データと音声に分離する表示データ分
    離ステップと、 該表示データ分離ステップにて分離された所定の表示デ
    ータを表示する表示ステップとを含むことを特徴とする
    通信支援サービスの実行方法。
  20. 【請求項20】電話機及び情報処理装置が通信制御装置
    を介して通信網と接続する通信支援装置で実行させるプ
    ログラムを記憶した記憶媒体において、 該通信制御装置は、第三者からの着信時に通信網側から
    の発信者番号を検出する発信者番号検出機能と、 通信網からの音声を電話機に接続する第一のラインと、
    情報処理装置からの音声を電話機に接続する第二のライ
    ンとを切り替えるライン切替機能と、 該情報処理装置が該発信者番号検出機能にて検出される
    発信者番号に対応する予め情報処理装置内に蓄積されて
    いる発信者名を検索し、該ライン切替機能にて接続され
    る第二のラインを介して前記電話機に該発信者名を音声
    で通知する機能を実現させるためのプログラムを記憶し
    たコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  21. 【請求項21】電話機及び情報処理装置が通信制御装置
    を介して通信網と接続する通信支援装置で実行させるプ
    ログラムを記憶した記憶媒体において、 該通信制御装置が情報処理装置からの所定の表示データ
    と通信網側からの音声を多重化する表示データ多重化機
    能を、 該電話機が表示データ多重化機能にて多重化された信号
    を元の表示データと音声に分離する表示データ分離機能
    と、 該表示データ分離機能にて分離された所定の表示データ
    を表示する表示機能とを実現させるためのプログラムを
    記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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