JP2017085391A - 電話器システム - Google Patents

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竹生 檜山
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Abstract

【課題】迷惑電話対策として発信者番号を認識し電話番号だけで対策する方法では、自己の電話器以外、例えば友人の電話を借用してからの着信は迷惑電話として拒絶されるため通話できない欠点がある。
【解決手段】着信許可リストで拒絶された電話番号からの着信に対しても、第3者を介した応答、あるいは機械的手段で応答し、会話を続行すべきかの判断を行い、迷惑電話でないと判断したときは、会話を続行できるようにする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、迷惑電話の防止対策に有用な電話器システムに関するものである。
昨今、しつこいセールス電話や、ストーカ的電話や振り込め詐欺電話など、受信者に迷惑な電話が多発するため、かかってきた電話をすべて留守番電話で受信したり、発信者番号通知機能を利用し、相手先の電話番号によっては応答しないような対策が採られた電話を使用したりして、迷惑電話を受けない工夫がなされている。特許文献1には、着信した電話番号がブラックリストやホワイトリストと対比し、着信を許可するかどうかを、ホームゲートウェイとサーバーで判断する技術が開示されている。
特開2015−56841
近年、携帯電話を一人が1台は所有するという時代になっているが、携帯電話は、電池消耗が激しく、電話しようとしたときに自分の携帯電話が使えず、やむを得ずそばにいる友人の電話を借りて電話するというケースも多い。この場合、相手の電話器が着信許可リストによって着信を許可したり拒否する機能を有する場合、着信許可リストにない電話番号からの着信であるゆえ着信が拒否されてしまう難点を有している。本発明はその難点を解決するものである。
着信許可リストにない電話番号からの着信であっても、第3者がその着信に応答し、異常性の高い電話かどうかや、悪意のある電話かどうか、を判断し、異常性がないと判断したときは、電話会話が可能なようにするため、着信許可リストにない着呼は、電話器とは別の通信回路でサービスセンタに転送し、サービスセンタでは第3者が発信者と会話を行う。第3者は人であっても良く、機械的に音声認識や声紋認識でもよく、いずれにせよ短時間で異常かどうかを判断し、その結果を着呼者に伝え、正常な時は、着呼者は、発呼者と会話できるようにし、異常な時は、着呼者の電話器を留守番電話にするとともに、着信許可リストの自動更新を行い、正常な発呼者へかける迷惑を最小限に抑えるようにする。
特に高齢者世帯では、電話器がなると番号非通知であっても、電話に出てしまう傾向があるため、番号非通知者との電話、あるいは、番号が通知されていても電話帳登録にない電話番号者との会話内容は録音し会話終了後、会話内容を予め定めた娘などの近親者へ送信し、その近親者が、会話内容を聞くことで、振り込め詐欺に遭遇しているのかのチェックを行い、被害を未然に阻止することができるようにする。
また、高齢者世帯では、電話帳登録の操作が面倒であり、着信時、電話器の液晶表示部に発信者の名前が表示されず、番号表示になり、誰からの電話が不明で、つい応答してしまうので、できるだけ名前が表示できる状態に保つことも重要であり、近親者が、高齢者宅の電話帳を、随時、更新できるよう、近親者が自分の電話を用いて更新する事を可能にしている。
本発明によれば、単に電話番号で着信するかどうかを判断する方法に加え、発信者の音声の特徴を抽出しているので、より正確な着信許可、拒否が可能になる。また特に振り込め詐欺被害に遭遇しやすい高齢者宅へかかってくる不審な電話を、高齢者の近親者がフォローすることで、被害を防止することが可能で、さらに、高齢者宅電話器の電話帳登録の更新も近親者の電話器を利用して遠隔操作(リモート操作)できるので、高齢者が不審な電話に応答してしまう危険度が低減される。
本発明による電話器システムの全体構成図である。 本発明の電話器の内部構成を示すブロック図である。 本発明による電話器システムのサービスセンタの構成を示すブロック図である。 本発明による電話器システムの第2の実施形態を示す電話器の内部構成を示す図である。 本発明による電話器システムの、発呼者、着呼者、サービスセンタ間の信号シーケンスを示す図である。 本発明で電話帳データを更新するための携帯電話と電話器間の通信シーケンスを示す図である。
以下本発明を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の構成を通信網を中心に描いたものであり、一般の公衆通信網と同じく、公衆通信網1に、一般の電話器(固定電話とも呼ばれている)4、5や携帯電話器6、また、電話サービス等の業務を行うサービスセンタ2、本発明の電話器3が接続されている。
図2は、本発明の電話器システムの内部構成を示す。
電話端子(1)10は、電話器の電話線との接続端子であり、すべての電話器が所有するリング検出部11、発呼部22、呼出音発生部14、ハンドセット20に加え、発信者番号通知サービスを利用するのに必要な発信番号検出部12を有している。
スイッチ19は、電話端子(1)10の信号を、ハンドセット20に繋げるか、通信回路23に繋げるかの切替を行うものである。電話帳16は、近年は多くの電話器が、所有する電話番号と電話番号に対応した名前のほかに、その電話番号を使って電話する候補者の名前とかその他の属性データを登録・保存している。トーン検出部15は電話帳データの書き換えをリモートで行えるようにするため、「電話帳を書き換えます」などの意思データが数字4桁のDTMF信号で送られてくるが、そのDTMF信号を検出するものである。前記トーン信号に続いて、電話帳書換えデータが送られてくるが、そのデータは、電話帳データ通信部17で信号形成・復号される。会話録音部18は、電話会話の内容や留守番電話用メッセージを録音するものである。電話器3に着呼があると、まずは、発信者番号検出部12で、発信者番号が識別されるが、最初に電話帳16に、後述する方法で拒否リストとして登録されている番号かどうかを判別し、拒否リスト番号に該当するときは、着呼に応答しない(発呼者からみると、相手が電話に出てこない状態)か、留守番電話で応答する。次にその番号が電話帳16に着信許可リストとして登録されているかを、比較部(1)13で比較確認し、登録されていれば、呼出音発生部14を作動し、呼出音で電話がかかってきたことを人に伝える。あわせて、スイッチ19をハンドセット20側に倒し、会話できるようにする。図示しないが、もし人が不在で一定時間内にハンドセットが持ち上げられない時は、留守番電話と同じように、会話録音部18にメッセージが録音される。
比較部(1)13で、電話帳16に着信許可リストとして登録されてない番号からの着信と判明したときは、その旨を、サービスセンタ2へ伝えるため、比較部(1)13の出力を、制御信号生成復元部24へ導く。通信回路23は、サービスセンタ2へ、着信許可リストとして登録されてない相手からの着信があったことを伝えると同時に、その相手との通話を可能にするためのもので、電話器回路と同じように携帯電話や固定電話の発呼回路を持ち、着信許可リストとして登録されてない相手からの着信があったことを伝えるため制御信号生成復元部24からDTMF信号(例、#5)の送出の後、電話端子(1)10の音声信号とホットなラインを結ぶ。なお、着信許可リストとして登録されてない相手からの電話のときは、呼出音発生部14を作動させないが、相手には、呼び出しているかのような擬似呼出音を、擬似呼出音発生部25から送信しておく。この擬似呼出音は、近年普及しているFAX機能付き電話器が使用している擬似呼出音と同様な音である。
通信回路は、ここでは電話回路、つまり電話回線をもう一本使うという前提であるが、インタネット回線でもよい。この場合通信回路23は、図示しないがアナログ音声データをデジタルに変換するためのAD変換回路が必要になる。インタネット通信回路としては、インタネットに直接アクセスできる機能を具備するか、WiFi無線回路で、他のインタネットアクセス機器を経由してもよい。
図2には、発信制御部21、発呼部22を含むが、これらは不審と思われる音声会話の内容を特定の相手先に送るためのものであり、その動作については、後述する。
なお、電話帳16に登録されてない相手からの電話に応答し会話してしまった場合、図示しないが、通話終了後に、「この電話番号を電話帳に登録しておきますか?」という表示が電話器の液晶画面に表示されるが、登録するときは、登録ボタン26を押すことで、その電話番号は登録される。登録ボタンが5秒間押されない時は、次に「この番号を拒否リストに登録しますか?」と表示され、登録ボタン26を押すと、電話帳16に拒否番号リストとして登録される。前記二つの問合せに対し、なにもしなければ何も登録されない。
図3はサービスセンタ2の構成を示す。
電話端子(2)30に着信があると、発信番号検出部12で、サービスセンタを利用するどの顧客からの着呼かが分かり、顧客別電話帳37にアクセスしその内容が表示器31に表示される。サービスセンタ2と契約した顧客は、まず、電話帳16(図2参照)をサービスセンタ2へ転送するが、それには、後述する方法などを用いる。サービスセンタ2はすべての顧客の電話帳を顧客毎に顧客別電話帳37で管理している。
会話応答部32は、オペレータと会話するためのもので、オペレータが会話の開始時、終了時にボタンを押す操作スイッチ32−1がある。操作スイッチには、図示しないが、「会話開始」、「通話OK」、「通話NG」の三つの意味を持つスイッチがあり、それらのスイッチ情報は、制御信号生成部34で信号形成され、電話器3に届き、電話器3の制御信号生成復元部24にて復元され、電話器3内の必要な制御動作に使用される。
電話器3は「会話開始」信号を受信すると、電話器3から送信されていた擬似呼出音発生部25の動作を止める。擬似呼出音の発生が止まると、オペレータは相手と会話し、相手の名前を聞きながら、その名前が、電話帳に登録されているかを表示器31(一般的にはパソコン画面)で確認しながら、通話してもよいかどうかを判定し、その結果は、操作スイッチ32−1の「通話OK」、「通話NG」のどちらかのボタンを押し、制御信号生成部34から電話器3の制御信号生成復元部24に届く。これらの制御信号には、表1に示すDTMFトーンが用いられる。
通話してもよい相手の場合、オペレータは相手に「呼び出していますので、少しお待ち下さい」と話し通話を終了する。同時に電話器3は呼出音発生部14を作動させ、着信があったことを伝える。通話してはいけない相手の時は、オペレータは相手に「不在のようです」と伝え、電話器3は留守番電話が作動するようにする。サービスセンタ2が通話中などで応答しないときも、同様に留守番電話にする。オペレータ、つまり第3者が会話することは、振り込め詐欺などの不審な電話にも気付くことになる。
なお、「通話OK」のときは、制御信号生成復元部24より、電話帳16にその旨を伝え、その電話番号を電話帳16に登録しておく。なお電話帳登録は、電話器3の登録ボタン26でも可能であるが、高齢者はその登録操作を忘れがちになるので、自動的に登録できる手段は有効である。ボタンによる登録と自動登録の二つの方法が実装されているので、場合によってはボタンによる登録方法はなくしてもよく、それはコスト削減になろう。
また、上記留守番電話の再生後、留守番電話の内容を聞いて、その相手先番号を登録しておくか、あるいは、不審者からの電話として拒否リストに登録しておくかの問合せメッセージが前記したように、液晶画面に表示され登録ボタン26の操作で電話帳16が更新される。会話録音部18には、着信ごとに着信時間が管理されているので、着信履歴部29のデータ(すべての着信が、時刻と電話番号で管理されている)と照合することで、操作者が登録ボタン26を押すと自動的に電話番号が識別され、電話帳16が更新可能となる。なお、会話録音部18が着信時間と同時に発信者番号を管理してもよい。
図5は、上記したサービスセンタ2と発呼者、着呼者(電話器3)間の通信シーケンスを示す。
また表1には、サービスセンタ2と着呼者間で交わされる通信信号のリストを示す。
Figure 2017085391
電話帳16は、着信許可リストと着信拒否リストを含むが、ここで本発明の電話帳に着信許可リストとして登録する内容について表2で説明する。表2中、「電話番号」と「表示名」は通常の電話帳と同じである。「ランク」は後述するが、夜中でも着信に応じるか等を判別するものである。「名前候補」はその電話番号を使って電話してくる人の候補であり、取引先の会社や銀行などでは、複数の人があろうし、親族ではその家族の全員の名が候補になろう。「声」は、電話で会話した人の声を数秒間声紋判定ができる程度の時間だけ録音したもので、名前候補者のすべてに人の声が登録されていることが望ましい。電話会話の後、会話の冒頭部10秒間程度を自動的に録音しておく等の方法が採れよう。抽出部27は、このための回路であり、電話番号をインデックスとして抽出した音声が、声データとしてその電話番号部分に登録される。
Figure 2017085391
着信拒否リストについては、電話番号が一覧的に登録されているだけであり、表を用いて説明するまでもない。
上記の実施形態はサービスセンタ2ではオペレータが会話する例で記述したが、オペレータが介在せず、機械的に行うことも可能である。
図3で、オペレータの代わりに音声合成部28から、「恐れ入りますが、どちら様でしょうか?」を送り、相手が、「XX(所属会社)のYY(氏名)です」と答えたり、親族では、単に「名のみ」を答えるケース、さらに、しつこいセールス電話では、「名を名乗った後間髪を入れず一方的に喋る」ケースもある。音声認識部(1)39では、相手の話した名前を認識し、顧客別電話帳に記載の全ての名前情報(表2の「名前候補」欄にあるすべての名前)を含む候補者名リスト29−1と対比したり、会話が一方的に長く不自然さを認識したりして、比較部(3)40で、通話OKかどうかを判断し、その情報を、通話判定部33へ送る。さらに、判定精度を増すためには、予め登録している声と比較判定してもよい。顧客別電話帳37から声紋部のみを抽出した声紋データリスト38と、声紋分析部35の結果を比較部(2)36で、比較判定し、その結果を通話判定部33に送る。
図4は、本発明の第2の実施態様を示すもので、図3のサービスセンタ機能を本電話器の中に組み込んだ例である。この場合、サービスセンタとの通信は不要になり、通信回路23と制御信号生成復元部24は不要になる。また、擬似信号音発生部25は、サービスセンタ2が応答するまでの時間を気にする必要が無くなるので不要となる。候補者名リスト29−1には電話帳データから名前候補者名の全リストが保存されている。
着呼があると、比較部(1)13で、電話帳の電話番号と比較され、電話帳にない番号からの着信の場合は、音声合成部28を起動し、「恐れ入りますが、どちら様でしょうか?」を送り、相手の声を聞き、音声認識部(2)29−3で、名前を認識したり、勧誘セールス電話によくある一方的に喋る会話パタンを認識したりする。認識された名前は候補者名リスト29−1のデータと比較判定部29−2で判定し、通話OKと判定されたら、呼出音発生部14を起動するとともに、スイッチ19を、ハンドセット20側に倒す。この場合、会話終了後に会話した電話番号を電話帳に登録しておく。通話NGと判定されたら、音声合成部28から「不在のようです」と返事し、留守番電話にするため会話録音部18を起動する。
本発明においては、番号非通知での着信に応答し会話したとき、あるいは着信拒否リストの番号からの着信や電話帳16に登録されてない番号からの着信に応答したとき、会話内容が録音され、通話終了後に、その会話内容が予め設定した電話番号に転送されるようになっている。電話で振り込めに遭遇しないよう、高齢者の近親者である娘や息子が高齢者にかかってきた不審な電話を、即、聞き取ることができ、「この電話は振り込め詐欺」だと分かったら、即、高齢者に電話し、以後その電話は受けないよう忠告することができる。発信制御部21は、息子や娘の電話番号に自動発信するもので、発呼部22を起動し、相手と繋がったら、まず、音声合成部28より「X時Y分に、不審な電話がありましたので転送します」というアナウンスを行い、それに続いて会話録音部18から直近の会話データを再生・送信する。この方法は、電話帳16に登録されてない番号からの着信に対し、上記した音声認識などによる通話を行うかどうかの自動判定機能を有しなくても、それなりの迷惑電話対策になり、迷惑電話対策電話としての商品メニュも成立できよう。その場合、電話の相手先の電話番号が電話帳16に登録されているかどうかは、重要になり、登録ボタン26の実装は必要である。
本発明では、電話帳データの書換えをリモートで行うことができ、図6は、その通信シーケンスを示す。
電話帳をリモートでの書換え操作を行おうとする者(高齢者の娘や息子)は、まず、自己の携帯電話に、電話番号をリモートで書換えるためのアプリケーションソフトをロードしておく。そのアプリケーションソフトでは、図示しないが「電話帳データ取得」と「電話帳書換」の操作アイコンと、自己の電話帳とは別に、他人の電話帳が用意されている。また、高齢者宅では、電話帳の書換行為を許す娘や息子の電話番号を設定しておく。高齢者の電話帳を書き換える操作としては、まず、最新の電話帳データを取得する必要があり、そのため「電話帳データ取得」のアイコンをタッチする。すると、携帯電話が高齢者(ここでは親と説明)の電話番号に自動発呼し、電話帳データ取得を意味するDTMFトーン(例、#1234)が送信される。高齢者宅では、発信番号検出部12で検知された番号が、予め設定されている娘や息子の番号であることを確認した上で、電話器3の図2のトーン検出部15で、そのDTMFトーンが検出され、電話帳データ通信部17が、電話帳データを引出し、表1に示した電話帳において、電話番号と表示名が送信され、その情報が、携帯電話の他人の電話帳に入力されるとともに携帯電話に表示される。そのデータを見ながら、娘や息子は、親の電話番号に電話し、表示名のない番号に対し、どう表示すればよいのかを、親と電話会話し、メモし、他人の電話帳で表示名のない電話番号に対しメモ情報を入力する。その後、携帯電話で、「電話帳書換」アイコンをタッチすることで、親の電話に自動発呼し、「電話帳書換」を意味するDTMFトーン(例えば#5678)が送出される。送信データは、電話帳データ通信部17を介して、電話帳16を更新する。「電話帳データ取得」と「電話帳書換」の制御信号は前記したようにDTMFトーンを使用するが、電話帳データの送受信には、モデムが使用される。一つの電話帳データ長(表1の1行分)は、表1の「声」部を除けば、たかだか20バイト程度であり、電話帳リストが100存在する(表1が100行ある)と仮定すると、全電話帳データ長は16Kビット(=20*100*8)となる。前記モデムは、この数字を考慮した速度と伝送時間(1〜2秒)から選定すればよく、ここでは方式は問わない。電話帳データ通信部17はDTMF信号のデコードとモデム機能を有している。
前述したように、サービスセンタと契約した顧客は、はじめに、電話帳データをサービスセンタに転送しておく必要があるが、その転送は、サービスセンタが、その電話番号を顧客に伝え、息子や娘の携帯電話のように振る舞い、電話帳データを送信してもらうことで可能である。そのため、図3のサービスセンタには、図示していないが、図2と同様にトーン検出部15、電話帳データ通信部17が電話端子(2)30と顧客別電話帳37の間に接続される。
なお、この電話帳転送は、インタネットを利用して電話帳データを転送してもよい。
本発明の電話帳の着信許可リストには、表2に示すように個別番号ごとにランクづけがなされている。迷惑電話の防止も兼ね、夜間は自動的に留守番電話に設定し、電話呼出音を鳴らさない設定にしたり、近親者からの電話は夜間でも留守番電話に設定せず、電話呼出音を鳴らすようにしたり、あるいは、銀行や証券会社からの電話は常時留守番電話にしたりすることが、電話帳登録の時に、ランクを入力することで可能となる。
表3は、上記内容を整理して示すものである。
Figure 2017085391
表3では、ランクに応じて、呼出音の変化を呼出音量を変化させる例を示したが、ランクに応じて、いわゆる、「着メロ(登録商標)」のようなメロデイ音を変化させてもよい。表3の機能を電話器に付加するだけでも、簡易型迷惑電話対策商品として成立するだろう。
本発明による電話器は、迷惑電話対策用として市場性は高く、今後高齢者が増加することとあいまち、実用性はますます高まる。また迷惑電話対策電話器として本格対策版、簡易対策版など数種の商品を提供することが可能であり、ユーザーにとっては、自分の都合に最適な商品を選別する自由度が増す。
10 電話端子(1)
11 リング検出部
12 発信番号検出部
13 比較部(1)
14 呼出音発生部
15 トーン検出部
16 電話帳
17 電話帳データ通信部
18 会話録音部
19 スイッチ
20 ハンドセット
21 発信制御部
22 発呼部
23 通信回路
24 制御信号生成復元部
25 擬似呼出音発生部
26 登録ボタン
27 抽出部
28 音声合成部
29 着信履歴部
29−1 候補者名リスト
29−2 比較判定部
29−3 音声認識部(2)
30 電話端子(2)
31 表示器
32 会話応答部
32−1 操作スイッチ
33 通話判定部
34 制御信号生成部
35 声紋分析部
36 比較部(2)
37 顧客別電話帳
38 声紋データリスト
39 音声認識部(1)
40 比較部(3)

Claims (7)

  1. 電話器が、着信許可電話番号リストを有し、該着信許可電話番号リストのない着呼に対し、その着信を、通信回路を介して、サービスセンタへ転送するとともに、該サービスセンタでは、発信者と会話することで、着信を許可すべき着呼であるか否かを判断し、許可すべきと判断したときは、転送元の電話器にその旨の制御信号を送信し、着呼者が発信者と通話できるようしたことを特徴とする電話器システム。
  2. 電話器が、着信許可電話番号リストを有し、該着信許可電話番号リストのない着呼に対し、その着信を、通信回路を介して、サービスセンタへ転送するとともに、該サービスセンタでは、発信者の会話内容を音声認識し、着信を許可すべき着呼であるか否かを判断し、許可すべきと判断したときは、転送元の電話器にその旨の制御信号を送信し、着呼者が発信者と通話できるようしたことを特徴とする電話器システム。
  3. 電話器が、着信許可電話番号リストを有し、該着信許可電話番号リストのない着呼に対し、音声合成音で応答し、発呼者の名前を音声認識するとともに、前記着信許可電話番号リストに登録されているその電話番号から発呼する可能性のある候補者名と比較することで、その着呼に応答するかを判断することを特徴とする電話器システム。
  4. 電話器が、電話帳を所有するとともに、該電話帳にない発信者番号あるいは番号非通知からの着呼に応答会話した場合、その会話内容を録音するとともに、応答終了後、予め設定された電話番号にその会話内容を再生送信することを特徴とする電話器システム。
  5. 電話器1が、電話帳を有するとともに、該電話器1に電話帳の書換えを許可する番号として登録された電話番号をもつ他の電話器2が、前記電話器1への発呼後、第1の制御信号を送出することで前記電話器1の電話帳データを取得し、前記電話器2で取得した電話帳データを書き換えた後、前記電話器2へ第2の制御信号を送出し、前記電話器1の電話帳データを書換えることを特徴とする電話器システム。
  6. 電話器が、留守番電話機能と電話帳を有するとともに、該電話帳には、着信許可のレベルを、応答の必要性によって複数のレベルを設定登録しておき、着信時、該レベルにより、留守番電話の起動や、着信呼出音を変化させることを特徴とする電話器システム。
  7. 留守番電話機能を有する電話器が、電話会話の後、及び、留守番電話メッセージを再生した後、該応答・再生した電話番号を拒否番号リストとして登録できるようにしたことを特徴とする電話器システム。
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