JP2016184980A - 通信装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】相手が出るのを待たなければならない等の煩わしさが伴うことなく、気軽にコミュニケーションを取ることが可能になる通信装置を提供する。
【解決手段】予め通話許可されている相手に電話を掛ける際、[呼びかけモード]ボタンCmを選択して発信すると、相手の携帯端末10Bでは、着信音が鳴動せずに受話動作のみで回線接続され、発信元から呼びかけられた音声「おじいちゃん、おばあちゃん、いってきま〜す」が直ちに出力されると共に、呼びかけモードの着信中である旨を表記した[着信中:呼びかけモード]ボタンRCが表示される。相手端末10Bにおいて[着信中:呼びかけモード]ボタンRCが押下されると、両端末10A,10Bにおいて相互通話が可能になる。相手が電話に出るまで待ち続ける必要なく、例えば朝晩や外出・帰宅時の呼びかけができるので、遠隔地の家族に対しても気軽にコミュニケーションが取れる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、通話機能を備えた通信装置およびその制御プログラムに関する。
固定電話、携帯電話、テレビ電話等、人と人のコミュニケーションの為の様々な通信装置が普及している。これらの通信装置が普及したことで、離れている人同士でもコミュニケーションが取りやすくなった。例えば、離れて暮らす家族間では、遠隔地の家族と近況状況を報告し合ったり、悩み事を相談したりできる。
従来の通信装置において、複数の相手先番号とその相手先名称とを対応付けて登録した電話帳情報を表示させ、任意の1つの相手先名称を指定することで、発呼先を容易に選択可能な発呼先選択装置が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−111674号公報
ここで、家族間のコミュニケーションについて考えてみる。
前述したような通信装置が普及した環境であっても、離れて暮らしている場合と、同居している場合とでは、コミュニケーションに大きな違いがある。
例えば、同居している場合には普通に行われる朝晩や外出・帰宅時の会話(「おはよう」「おやすみ」「いってきます」「いってらっしゃい」「ただいま!」「おかえり!」)のような短い会話は、離れた家族間ではほとんど行われない。
通常電話では、相手が在宅か不在かが分からない状態で発信し、相手が電話に出るまで待ち続けなければならない。このことは、挨拶のような短い会話の為に電話をした場合に非常に煩わしく、コミュニケーションの機会が失われる一因と考えられる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、相手が出るのを待たなければならない等の煩わしさが伴うことなく、気軽にコミュニケーションを取ることが可能になる通信装置およびその制御プログラムを提供することを目的とする。
請求項1は、通話機能を備えた通信装置であって、他の通信装置を指定して発信する発信手段と、この発信手段による発信に応じて前記他の通信装置から返信された応答を受信する応答受信手段と、ユーザの音声を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段により入力された音声の区切りを検出する音声区切り検出手段と、前記応答受信手段により前記他の通信装置から返信された応答が受信された後、前記音声入力手段により入力された音声を前記他の通信装置の着信音として送信する着信音声送信手段と、を備え、前記着信音声送信手段は、前記応答受信手段により前記他の通信装置から返信された応答が受信された後、前記音声入力手段により入力された音声を前記他の通信装置の着信音として送信する入力音声送信手段と、この入力音声送信手段により前記音声入力手段により入力された音声を前記他の通信装置の着信音として送信するのに伴い、前記音声区切り検出手段により音声の区切りが検出された一区切りの音声を記憶する音声記憶手段と、この音声記憶手段により記憶された一区切りの音声を前記他の通信装置の着信音として繰り返し送信する繰り返し音声送信手段と、を有することを特徴とする。
請求項2は、通話機能を備えた通信装置であって、他の通信装置の発信手段により発信された呼びかけ通話の要求を受信する要求受信手段と、この要求受信手段により受信した前記呼びかけ通話の要求に対する応答を返信する応答返信手段と、この応答返信手段により応答を返信した後に、前記他の通信装置から送信された音声を受信し着信音として出力する着信音声出力手段と、を備え、前記着信音声出力手段は、前記他の通信装置側からの音声の内で一区切りの音声として検出されて記憶された音声を、前記着信音として繰り返し出力する、ことを特徴とする。
請求項3は、通話機能を備えた通信装置であって、他の通信装置を指定して呼びかけ通話の要求を発信した後に、当該他の通信装置から応答を受信する応答受信手段と、ユーザの音声を入力する音声入力手段と、前記応答受信手段による前記応答の受信の後に、前記音声入力手段から入力された音声を前記他の通信装置の着信音として送信すると共に、その入力された音声の内で一区切りの音声を検出して記憶し、その記憶された一区切りの音声を前記他の通信装置の着信音として繰り返し送信する音声送信手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、相手が出るのを待たなければならない等の煩わしさが伴うことなく、気軽にコミュニケーションを取ることが可能になる通信装置およびその制御プログラムを提供できる。
本発明の通信装置の実施形態に係るタッチパネル式携帯端末(携帯電話)10A/10Bの電子回路の構成を示すブロック図。 前記携帯端末(携帯電話)10Aを発信側とし他の携帯端末(携帯電話)10Bを着信側とした場合の通常モード処理を示すシーケンス図。 前記通常モード処理に伴う発信側携帯端末10Aと着信側携帯端末10Bの表示動作を示す図。 前記携帯端末(携帯電話)10Aを発信側とし他の携帯端末(携帯電話)10Bを着信側とした場合の第1実施形態の呼びかけモード処理を示すシーケンス図。 前記第1実施形態の呼びかけモード処理に伴う発信側携帯端末10Aと着信側携帯端末10Bの表示動作を示す図。 前記携帯端末(携帯電話)10Aを発信側とし他の携帯端末(携帯電話)10Bを着信側とした場合の第2実施形態の呼びかけモード処理を示すシーケンス図。 前記第2実施形態の呼びかけモード処理(変形例)に伴う発信側携帯端末10Aと着信側携帯端末10Bの表示動作を示す図。 前記携帯端末(携帯電話)10Aを発信側とし他の携帯端末(携帯電話)10Bを着信側とした場合の第3実施形態の呼びかけモード処理に伴う呼びかけ音声リピート機能(その1)を説明する図。 前記携帯端末(携帯電話)10Aを発信側とし他の携帯端末(携帯電話)10Bを着信側とした場合の第3実施形態の呼びかけモード処理に伴う呼びかけ音声リピート機能(その2)を説明する図。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の通信装置の実施形態に係るタッチパネル式携帯端末(携帯電話)10A/10Bの電子回路の構成を示すブロック図である。
なお、この通信装置の実施形態は、タッチパネル式携帯端末(携帯電話)10A/10Bに限らず、固定電話、他の携帯電話、テレビ電話等、通話機能を備えた電子機器であれば何れも実施可能である。
前記タッチパネル式携帯端末(携帯電話)10A/10Bの電子回路は、コンピュータである制御部(CPU)11を備えている。
制御部(CPU)11は、記憶装置12に予め記憶されているシステムプログラムや端末制御プログラム12a,12b,12c、あるいはメモリカードなどの外部記憶媒体13から記憶媒体読み込み部14を介して記憶装置12に読み込まれた端末制御プログラム12a,12b,12c、あるいは通信ネットワークN上のWebサーバ(プログラムサーバ)20から通信制御部15を介してダウンロードされ前記記憶装置12に読み込まれた端末制御プログラム12a,12b,12cに従い、RAM16を作業用メモリとして回路各部の動作を制御する。そして、前記記憶装置12に記憶されたシステムプログラムや端末制御プログラム12a,12b,12cは、キー入力部17からのキー入力信号、タッチパネル付き表示部18からのタッチ入力信号、音声入出力部19からの音声入力信号、通信ネットワークNから通信制御部15に受信される他の携帯端末(携帯電話)10BやWebサーバ20からの通信信号に応じて起動される。ここで、キー入力部17は、電源キー、音量キー、数字キー等を備える。音声入出力部19は、通話に伴い入力されたアナログ音声をデジタル信号に変換しCPU11に出力したり、相手の携帯端末(携帯電話)10Bから通信制御部15を介してCPU11に受信されたデジタル信号をアナログ音声に変換して出力したりする。
前記記憶装置12に記憶される端末制御プログラム12a,12b,12cには、メールやWebブラウザ等を制御する各種アプリケーションの端末制御プログラム12aの他に、電話機能により通常の通話(通常モード)を実行するための通常通話処理プログラム12b、呼びかけの通話(呼びかけモード)を実行するための呼びかけ通話処理プログラム12cが含まれる。
RAM16には、表示データメモリ16a、通話モードデータメモリ16b、発信元番号データメモリ16c、呼びかけ認証用発信元データメモリ16dの他、各種の処理に伴い制御部11に入出力される種々のデータが必要に応じて記憶される作業用データメモリが確保される。
なお、通話時間設定データメモリ16e、通話時間カウントデータメモリ16fについては、後述の第2実施形態において、音声データメモリ16gについては、後述の第3実施形態において説明する。
表示データメモリ16aには、タッチパネル付き表示部18に表示させるための表示画面サイズで生成されたビットマップパターンのデータが記憶される。
通話モードデータメモリ16bには、ユーザ操作に応じて選択された通常モードのデータか、又は呼びかけモードのデータが記憶される。
発信元番号データメモリ16cには、着信に伴い発信側の携帯端末10Bから通知された発信元の電話番号のデータが記憶される。
呼びかけ認証用発信元データメモリ16dには、呼びかけモードでの通話を許可する知人、友人等の携帯端末10B…の電話番号のデータが、ユーザ操作に応じて予め記憶され登録される。
このように構成されたタッチパネル式携帯端末(携帯電話)10A/10Bは、CPU11が前記端末制御プログラム12a,12b,12cに記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べる通常通話機能および呼びかけ通話機能を実現する。
次に、前記構成のタッチパネル式携帯端末(携帯電話)10A/10Bの動作について説明する。
(通常モード処理)
図2は、前記携帯端末(携帯電話)10Aを発信側とし他の携帯端末(携帯電話)10Bを着信側とした場合の通常モード処理を示すシーケンス図である。
図3は、前記通常モード処理に伴う発信側携帯端末10Aと着信側携帯端末10Bの表示動作を示す図である。
携帯端末10Aにおいて、端末制御プログラム12aに従い電話機能のアプリケーションが起動されると、図3(A)に示すように、タッチパネル付き表示部18には[通常モード]ボタンNmと[呼びかけモード]ボタンCmが表示される。
ユーザA(Ua)により前記タッチパネル付き表示部18に表示された[通常モード]ボタンNmが押下され、キー入力部17の数字キーにより入力されるか、表示部18に選択的に表示させたユーザB(Ub)(携帯端末10B)の電話番号(図示せず)が押下されると(ステップA1)、通常通話処理プログラム12bに従い、携帯端末10Aから携帯端末10Bへ通常通話要求が発信される(ステップA2)。
携帯端末10Bにおいて、前記通常通話要求が受信されると、通常通話処理プログラム12bに従い、図3(B)に示すように、通常モードの着信中である旨を表記した[着信中:通常モード]ボタンRNが表示される(ステップB1)。なお、図3(B)の着信側携帯端末10Bでは発信者番号を表示させていないが、表示させてもよい。
さて、着信側携帯端末10Bにおいて、図3(C)に示すように、ユーザB(Ub)により[着信中:通常モード]ボタンRNが押下されると(ステップB2)、前記発信側携帯端末10Aに対して、通常通話要求応答が返信される(ステップB3)。
これにより、図3(D)に示すように、携帯端末10Aと携帯端末10Bとの通話回線が開通して相互通話処理に移行され(ステップA3/B4)、ユーザA(Ua)とユーザB(Ub)との会話が可能になる。
なお、前記図2、図3を参照した通常モードの動作説明では、ユーザA(Ua)の携帯端末10Aから発信する場合について示したが、ユーザB(Ub)の携帯端末10Bから発信する場合でも同様である。
(呼びかけモード処理:第1実施形態)
図4は、前記携帯端末(携帯電話)10Aを発信側とし他の携帯端末(携帯電話)10Bを着信側とした場合の第1実施形態の呼びかけモード処理を示すシーケンス図である。
図5は、前記第1実施形態の呼びかけモード処理に伴う発信側携帯端末10Aと着信側携帯端末10Bの表示動作を示す図である。
ユーザA(Ua)の携帯端末10Aにおいて、例えば身内であるユーザB(Ub)に「おはよう」「いってきます」などの日々の挨拶をしたいときに、図5(A)に示すように、タッチパネル付き表示部18に表示された[呼びかけモード]ボタンCmが押下され、キー入力部17の数字キーにより入力されるか、表示部18に選択的に表示させたユーザB(Ub)(携帯端末10B)の電話番号(図示せず)が押下されると(ステップA1)、呼びかけ通話処理プログラム12cに従い、携帯端末10Aから携帯端末10Bへ呼びかけ通話要求が発信される(ステップA2)。
携帯端末10Bおいて、前記呼びかけ通話要求が受信されると、呼びかけ通話処理プログラム12cに従い、発信側端末10Aの電話番号が発信元番号データメモリ16cに記憶される共に、この発信元の電話番号が呼びかけ認証用発信元データメモリ16dに登録されている電話番号と照合される(ステップB1)。
ここで、発信元の電話番号が呼びかけ認証用発信元データメモリ16dに登録されている電話番号と一致することで同発信元が認証されると、図5(B)(C)に示すように、携帯端末10Aに対して、呼びかけ通話要求応答が返信されて回線接続されると共に(ステップB2)、呼びかけモードでの着信中である旨を表記した[着信中:呼びかけモード]ボタンRCが表示される(ステップB3)。この際、着信側携帯端末10Bでは、受話音声の出力のみ可能な状態に設定され、音声の入力動作、送話動作は禁止される。
一方、前記着信側携帯端末10Bにおいて、発信元の電話番号が呼びかけ認証用発信元データメモリ16dに登録されている電話番号と一致せず同発信元が認証されない場合には、携帯端末10Aに対して呼びかけ通話要求拒否が返信され回線は接続されない。
なお、図5(C)の着信側携帯端末10Bでは発信者番号を表示させていないが、表示させてもよい。
携帯端末10Aにおいて、前記携帯端末10Bからの呼びかけ通話要求応答が受信されると、通話処理に移行されるが、ここでは送話動作のみ可能な状態に設定される(ステップA3)。
すなわち、呼びかけモードでの発信により着信側携帯端末10Bと自動接続されると、当該着信側携帯端末10Bでは着信音の鳴動はせずに受話動作のみの制限状態となり、また発信側端末装置10Aでは送話動作のみの制限状態となるもので、これにより、発信側のユーザUaは、着信側のユーザUbの応答を待たずに、所望の音声(例えば「オーイ!今、居る〜?居るなら電話に出て〜!」「おはよう〜!起きてる〜?」「おじいちゃん、おばあちゃん、いってきま〜す」等)を送信し着信側の携帯端末10Bにて出力させることができ、着信側のユーザUb(例えば、祖父や祖母)は、あたかも同居している家族や孫子から呼び掛けられたようにして着信を知ることができる。
そして、着信側の携帯端末10Bにおいて、ユーザB(Ub)がユーザA(Ua)からの通話要求を受ける場合に、図5(D)に示すように、表示部18に表示されている[着信中:呼びかけモード]ボタンRCが押下されると(ステップB4)、前記発信側携帯端末10Aに対して、通話開始応答が返信される(ステップB5)。
すると、図5(E)に示すように、携帯端末10Bの送話動作の禁止状態が解除されると共に、携帯端末10Aの受話動作の禁止状態も解除されて相互通話処理に移行され(ステップA4/B6)、ユーザA(Ua)とユーザB(Ub)との会話が可能になる。
なお、前記図4、図5を参照した呼びかけモードの動作説明では、ユーザA(Ua)の携帯端末10Aから発信する場合について示したが、ユーザB(Ub)の携帯端末10Bから発信する場合でも同様である。
したがって、前記構成のタッチパネル式携帯端末(携帯電話)10A/10Bの第1実施形態の呼びかけ通話機能によれば、予め通話許可されている相手に電話を掛ける際に、呼びかけモードを選択して発信すると、相手の携帯端末(携帯電話)10Bでは、着信音が鳴動せずに受話動作のみで回線接続され、発信元から呼びかけられた音声(例えば「おじいちゃん、おばあちゃん、いってきま〜す」)が直ちに出力されると共に、表示部18に呼びかけモードの着信中である旨を表記した[着信中:呼びかけモード]ボタンRCが表示される。そして、相手端末10Bにおいて、前記[着信中:呼びかけモード]ボタンRCが押下されると、両端末10A,10Bにおいて相互通話が可能になる。
このため、相手が電話に出るまで待ち続ける必要なく、例えば朝晩や外出・帰宅時の呼びかけ(「おはよう」「おやすみ」「いってきます」「ただいま!」)ができるので、遠隔地の家族に対しても気軽にコミュニケーションを取ることができる。そして、相手端末では、必要に応じて[着信中:呼びかけモード]ボタンRCを押下しその応答(「いってらっしゃい」「おかえり!」)を返すことができる。
(呼びかけモード処理:第2実施形態)
この第2実施形態の呼びかけ通話機能では、着信側携帯端末10Bにて[着信中:呼びかけモード]ボタンRCを押下し相互通話が可能な状態に移行した場合に、予め設定された一定の短時間のみ通話可能な状態にして回線切断する構成とする。これにより、呼びかけに伴う会話は短時間であることを規定して、より気軽にコミュニケーションが図れるようにする。
そして、この第2実施形態の呼びかけ通話機能では、図1に示すように、RAM16に確保する作業用データメモリとして、通話時間設定データメモリ16e、通話時間カウントダウンデータメモリ16fを追加する。
通話時間設定データメモリ16eには、前記呼びかけモードから相互通話可能な状態に移行した際の通話可能な時間を定める時間データが、固定値あるいはユーザ任意の時間に設定されて記憶される。
通話時間カウントデータメモリ16fには、前記呼びかけモードから相互通話処理が開始されるのに伴い前記通話時間設定データメモリ16eに記憶された時間データがセットされ、このセットされた時間データはカウントダウンされる。
図6は、前記携帯端末(携帯電話)10Aを発信側とし他の携帯端末(携帯電話)10Bを着信側とした場合の第2実施形態の呼びかけモード処理を示すシーケンス図である。
この図6を参照して説明する第2実施形態の呼びかけモード処理において、前記図4を参照して説明した第1実施形態の呼びかけモード処理と同一の処理部分については、同一のステップ符号を付してその説明を省略する。
すなわち、発信側携帯端末10Aからの呼びかけ通話要求に応じて着信側携帯端末10Bから呼びかけ通話要求応答が返信され、発信側端末10Aでは送話のみ可能、着信側端末10Bでは受話のみ可能となる呼びかけ通話の回線接続状態において(ステップA1〜A3/B1〜B3)、図5(D)で示したように、携帯端末10Bに表示された[着信中:呼びかけモード]ボタンRCが押下されると(ステップB4)、携帯端末10Aに対して、通話開始応答が返信されると共に(ステップB5)、前記通話時間設定データメモリ16eに記憶されている短時間通話の時間データ(例えば60秒)が通話時間カウントデータメモリ16dにセットされ、同時間データのカウントダウンを伴う相互通話処理が開始される(ステップB6,B7)。
また、携帯端末10Aにおいて、前記携帯端末10Bからの通話開始応答が受信されると、通話時間設定データメモリ16eに記憶されている短時間通話の時間データ(60秒)が通話時間カウントデータメモリ16dにセットされ、同時間データのカウントダウンを伴う相互通話処理が開始される(ステップA4,A5)。
これにより、携帯端末10Aにおける受話動作の禁止状態と携帯端末10Bにおける送話動作の禁止状態とが解除され、短時間通話の時間データ(60秒)に制限された相互通話処理に移行され(ステップA5/B7)、ユーザA(Ua)とユーザB(Ub)との相互通話が一定の短時間だけ可能になる。
この後、互いの携帯端末10A/10Bにおいて、前記短時間通話の時間データ(60秒)のカウントダウンが終了し残り時間T(=0)になると、相手側端末10B/10Aに対して相互に切断要求応答が発信され(ステップA6/B8)、回線切断処理が実行される(ステップA7/B9)。これにより携帯端末10A/10B相互の通話回線が切断され、図示しない通話終了メッセージが表示される。
なお、前記図6を参照した呼びかけモード(第2実施形態)の動作説明では、ユーザA(Ua)の携帯端末10Aから発信する場合について示したが、ユーザB(Ub)の携帯端末10Bから発信する場合でも同様である。
したがって、前記構成のタッチパネル式携帯端末(携帯電話)10A/10Bの第2実施形態の呼びかけ通話機能によれば、前記第1実施形態と同様に、相手が電話に出るまで待ち続ける必要なく、例えば朝晩や外出・帰宅時の呼びかけ(「おはよう」「おやすみ」「いってきます」「ただいま!」)ができるので、遠隔地の家族に対しても気軽にコミュニケーションを取ることができるのは勿論、[着信中:呼びかけモード]ボタンRCが押下され相互通話が開始されると、設定された短時間データのカウントダウン終了まで短時間に制限された相互通話が可能になる。
このため、発信側も着信側も、予め制限された時間内での通話であることを承知したうえで相互通話を開始できるので、例えば通話が長くなることを嫌って通話の機会が失われてしまう事態を回避でき、より気軽にコミュニケーションが図れるようになる。
(呼びかけモード処理:第2実施形態(変形例))
なお、前記第2実施形態の呼びかけ通話機能では、着信側端末10Bでの[着信中:呼びかけモード]ボタンRCの押下に応じて両端末10A/10B間での相互通話が開始されると、無条件で短時間に制限された相互通話状態に設定される構成とした。
これに対し、例えば図7(A)に示すように、発信側携帯端末10A(10B)の表示部18に、通常の通話をする場合の[通常モード]ボタンNmと、前記第1実施形態と同様の呼びかけ通話をする場合の[呼びかけモード(通常通話)]ボタンCmnとに加え、前記第2実施形態と同様に呼びかけ後の相互通話を短時間に制限する場合の[呼びかけモード(短時間通話)]ボタンCmsを併せて表示させ、これを発信側のユーザA(Ua)(又はユーザB(Ub))により任意に選択できる構成としてもよい。
この場合、図7(B)に示すように、着信側の携帯端末10B(10A)の表示部18には、発信側端末10A(10B)から前記[呼びかけモード(通常通話)]ボタンCmnに応じた呼びかけ通話要求(通常通話)が受信されたときには、[着信中:呼びかけモード(通常通話)]ボタンRCnを表示させて前記第1実施形態と同様の呼びかけ通話処理を実行する構成とし、また、発信側端末10A(10B)から前記[呼びかけモード(短時間通話)]ボタンCmsに応じた呼びかけ通話要求(短時間通話)が受信されたときには、[着信中:呼びかけモード(短時間通話)]ボタンRCsを表示させて前記第2実施形態と同様の呼びかけ通話処理を実行する構成とすればよい。
図7は、前記第2実施形態の呼びかけモード処理(変形例)に伴う発信側携帯端末10Aと着信側携帯端末10Bの表示動作を示す図である。
(呼びかけモード処理:第3実施形態)
この第3実施形態の呼びかけ通話機能では、前記第1実施形態の呼びかけ通話機能、あるいは前記第2実施形態の呼びかけ通話機能を有する携帯端末10A(10B)において、呼びかけ通話の要求とその応答に応じた呼びかけ通話が開始された際に、発信側の携帯端末10A(10B)に入力された一区切りの呼びかけ音声を録音しリピートして出力する機能を付加する。
そして、この第3実施形態の呼びかけ通話機能では、図1に示すように、RAM16に確保する作業用データメモリとして、音声データメモリ16gを追加する。
図8は、前記携帯端末(携帯電話)10Aを発信側とし他の携帯端末(携帯電話)10Bを着信側とした場合の第3実施形態の呼びかけモード処理に伴う呼びかけ音声リピート機能(その1)を説明する図である。
すなわち、発信側の携帯端末10Aにおいて、送話動作のみの呼びかけ通話処理が確立された状態(ステップA1〜A3)で、図8(A)に示すように、音声入出力部19から入力される呼びかけ音声(例えば「おはよう!起きてる?」「誰も居ないの〜?」)を着信側の携帯端末10Bへ送信するのに伴い、発信側の携帯端末10Aの入力レベルを監視し、一定時間以上入力レベルが予め定められた閾値以下の場合、それまでの音声を一区切りとし、その一区切りを検出して音声データメモリ16gに記憶させ、図8(B)に示すように、当該記憶した一区切りの呼びかけ音声「おはよう!起きてる?」を着信側の携帯端末10Bへ予め設定された複数回(この場合は2回)繰り返し送信して出力させる。
これにより、発信側のユーザA(Ua)は、着信側のユーザB(Ub)に対する呼びかけ音声を繰り返し発声せずとも、当該呼びかけ音声をユーザB(Ub)に着信音に代えて繰り返し聞かせることができ、利便性良く効果的に気軽なコミュニケーションが図れるようになる。
なお、前記図8を参照して説明した第3実施形態の呼びかけモード処理に伴う呼びかけ音声リピート機能(その1)では、音声データメモリ16gに記憶した一区切りの呼びかけ音声を予め設定された複数回繰り返し送信する構成としたが、次の図9に示すように、繰り返しの回数を設定せず、記憶された一区切りの呼びかけ音声について、次の一区切りの呼びかけ音声が検出されて記憶されるか、又は着信側の携帯端末10Bにて[着信中:呼びかけモード]ボタンRCが押下されるまで、連続的に繰り返し送信する構成としてもよい。
図9は、前記携帯端末(携帯電話)10Aを発信側とし他の携帯端末(携帯電話)10Bを着信側とした場合の第3実施形態の呼びかけモード処理に伴う呼びかけ音声リピート機能(その2)を説明する図である。
したがって、前記構成のタッチパネル式携帯端末(携帯電話)10A/10Bの第3実施形態の呼びかけ通話機能によれば、前記第1、第2実施形態と同様に、相手が電話に出るまで待ち続ける必要なく、例えば朝晩や外出・帰宅時の呼びかけ(「おはよう」「おやすみ」「いってきます」「ただいま!」)ができるので、遠隔地の家族に対しても気軽にコミュニケーションを取ることができるのは勿論、発信側からの呼びかけ音声のリピート送信機能を備えたので、当該呼びかけ音声を着信側ユーザB(Ub)に着信音に代えて繰り返し聞かせることができ、利便性良く効果的に気軽なコミュニケーションが図れるようになる。
なお、呼びかけ音声の一区切りを前記携帯端末(携帯電話)10Aの入力レベルによって検出したが、これに限らず図示しないボタン等を設け、そのボタンが押下された時点を一区切りとしてもよい。
なお、前記各実施形態では、通信ネットワークNに接続された2台の通信装置(携帯端末10A/10B)間で呼びかけ通話処理を実行する場合として説明したが、これに限定されるわけではなく、グループ通話等、3台以上の通信装置間で実行する場合でも同様に適用可能である。
なお、前記各実施形態では、着信側の携帯端末10Bから呼びかけ通話要求応答が返信された後、ユーザの音声を入力したが、これに限定されるわけではなく、予め録音した音声を着信側の携帯端末10Bに出力してもよい。
なお、前記各実施形態において記載した通信装置(10A/10B)による各処理の手法、すなわち、図4のシーケンス図に示す第1実施形態の呼びかけモード処理、図6のシーケンス図に示す第2実施形態の呼びかけモード処理、図8(図9)の説明図に示す第3実施形態の呼びかけモード処理などの各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶媒体(13)に格納して配布することができる。そして、音声通信機能を有する電子機器(10A/10B)のコンピュータ(CPU11)は、この外部記憶媒体(13)に記憶されたプログラムを記憶装置(12)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明した呼びかけ通話機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワークN上を伝送させることができ、この通信ネットワークNに接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ20)から前記のプログラムデータを音声通信機能を有する電子機器(10A/10B)に取り込んで記憶装置(12)に記憶させ、前述した呼びかけ通話機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
通話機能を備えた通信装置であって、
他の通信装置を指定して発信する発信手段と、
この発信手段による発信に応じて前記他の通信装置から返信された応答を受信する応答受信手段と、
ユーザの音声を入力する音声入力手段と、
前記応答受信手段により前記他の通信装置から返信された応答が受信された後、前記音声入力手段により入力された音声を前記他の通信装置の着信音として送信する着信音声送信手段と、
を備えたことを特徴とする通信装置。
[2]
通話機能を備えた通信装置であって、
他の通信装置の発信手段により発信された呼びかけ通話の要求を受信する要求受信手段と、
この要求受信手段により呼びかけ通話の要求が受信された場合に、前記他の通信装置へ当該呼びかけ通話の要求の応答を返信する呼びかけ応答返信手段と、
この呼びかけ応答返信手段により呼びかけ通話の要求の応答を返信した後に、前記他の通信装置から送信された音声を受信し着信音として出力する着信音声出力手段と、
を備えたことを特徴とする通信装置。
[3]
通話機能を備えた通信装置であって、
他の通信装置を指定して呼びかけ通話の要求を発信する発信手段と、
他の通信装置の発信手段により発信された呼びかけ通話の要求を受信する要求受信手段と、
この要求受信手段により呼びかけ通話の要求が受信された場合に、要求発信元の他の通信装置へ当該呼びかけ通話の要求の応答を返信する呼びかけ応答返信手段と、
他の通信装置の呼びかけ応答返信手段により返信された呼びかけ通話の要求の応答を受信する応答受信手段と、
ユーザの音声を入力する音声入力手段と、
前記応答受信手段により他の通信装置から返信された呼びかけ通話の要求の応答を受信した後に、前記音声入力手段により入力された音声を前記他の通信装置の着信音として送信する着信音声送信手段と、
前記呼びかけ応答返信手段により呼びかけ通話の要求の応答を返信した後に、前記要求発信元の他の通信装置の着信音声送信手段により送信された音声を受信し、着信音として出力する着信音声出力手段と、
を備えたことを特徴とする通信装置。
[4]
前記音声入力手段により入力された音声の区切りを検出する音声区切り検出手段を備え、
前記着信音声送信手段は、
前記応答受信手段により前記他の通信装置から返信された応答が受信された後、前記音声入力手段により入力された音声を前記他の通信装置の着信音として送信する入力音声送信手段と、
この入力音声送信手段により前記音声入力手段により入力された音声を前記他の通信装置の着信音として送信するのに伴い、前記音声区切り検出手段により音声の区切りが検出された一区切りの音声を記憶する音声記憶手段と、
この音声記憶手段により記憶された一区切りの音声を前記他の通信装置の着信音として繰り返し送信する繰り返し音声送信手段と、
有することを特徴とする[1]または[3]に記載の通信装置。
[5]
前記繰り返し音声送信手段により前記音声記憶手段により記憶された一区切りの音声を前記他の通信装置の着信音として繰り返し送信している際に、前記音声入力手段により新たな音声が入力された場合には、当該新たに入力された音声を前記入力音声送信手段により前記他の通信装置の着信音として送信する、
ことを特徴とする[4]に記載の通信装置。
[6]
前記呼びかけ応答返信手段は、
前記要求受信手段により呼びかけ通話の要求が受信された場合に、予め記憶された発信元情報に基づき要求発信元を認証する発信元認証手段を有し、
この発信元認証手段により要求発信元が認証された場合に、当該要求発信元の他の通信装置へ呼びかけ通話の要求の応答を返信する、
ことを特徴とする[2]または[3]に記載の通信装置。
[7]
通話機能を備えた通信装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
他の通信装置を指定して発信する発信手段と、
この発信手段による発信に応じて前記他の通信装置から返信された応答を受信する応答受信手段と、
ユーザの音声を入力する音声入力手段と、
前記応答受信手段により前記他の通信装置から返信された応答が受信された後、前記音声入力手段により入力された音声を前記他の通信装置の着信音として送信する着信音声送信手段、
として機能させるためのプログラム。
[8]
通話機能を備えた通信装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
他の通信装置の発信手段により発信された呼びかけ通話の要求を受信する要求受信手段と、
この要求受信手段により呼びかけ通話の要求が受信された場合に、前記他の通信装置へ当該呼びかけ通話の要求の応答を返信する呼びかけ応答返信手段と、
この呼びかけ応答返信手段により呼びかけ通話の要求の応答を返信した後に、前記他の通信装置から送信された音声を受信し着信音として出力する着信音声出力手段、
として機能させるためのプログラム。
[9]
通話機能を備えた通信装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
他の通信装置を指定して呼びかけ通話の要求を発信する発信手段と、
他の通信装置の発信手段により発信された呼びかけ通話の要求を受信する要求受信手段と、
この要求受信手段により呼びかけ通話の要求が受信された場合に、要求発信元の他の通信装置へ当該呼びかけ通話の要求の応答を返信する呼びかけ応答返信手段と、
他の通信装置の呼びかけ応答返信手段により返信された呼びかけ通話の要求の応答を受信する応答受信手段と、
ユーザの音声を入力する音声入力手段と、
前記応答受信手段により他の通信装置から返信された呼びかけ通話の要求の応答を受信した後に、前記音声入力手段により入力された音声を前記他の通信装置の着信音として送信する着信音声送信手段と、
前記呼びかけ応答返信手段により呼びかけ通話の要求の応答を返信した後に、前記要求発信元の他の通信装置の着信音声送信手段により送信された音声を受信し、着信音として出力する着信音声出力手段、
として機能させるためのプログラム。
10A,10B…タッチパネル式携帯端末(携帯電話)
11 …CPU
12 …記憶装置
12a…端末制御プログラム
12b…通常通話処理プログラム
12c…呼びかけ通話処理プログラム
13 …外部記憶媒体
14 …記憶媒体読み込み部
15 …通信制御部
16 …RAM
16a…表示データメモリ
16b…通話モードデータメモリ
16c…発信元番号データメモリ
16d…呼びかけ認証用発信元データメモリ
16e…通話時間設定データメモリ
16f…通話時間カウントデータメモリ
16g…音声データメモリ
17 …キー入力部
18 …タッチパネル付き表示部
19 …音声入出力部
20 …Webサーバ(プログラムサーバ)
Ua …ユーザA
Ub …ユーザB
Nm …[通常モード]ボタン
Cm …[呼びかけモード]ボタン
RN …[着信中:通常モード]ボタン
RC …[着信中:呼びかけモード]ボタン
Cmn…[呼びかけモード(通常通話)]ボタン
Cms…[呼びかけモード(短時間通話)]ボタン
RCn…[着信中:呼びかけモード(通常通話)]ボタン
RCs…[着信中:呼びかけモード(短時間通話)]ボタン
請求項1は、通話機能を備えた通信装置であって、相手装置からの発信による着信があった際は、その着信が呼びかけ発信による着信か否かが分かるように識別して着信報知する報知手段と、前記着信が前記呼びかけ発信による第1着信であれば、当該通信装置側でのユーザ操作無しに前記相手装置から当該通信装置への片方向通話を許容制御する第1制御手段と、前記着信が前記呼びかけ発信による着信でない第2着信であれば、当該通信装置側でのユーザ操作を待って前記相手装置と当該通信装置との双方向通話を許容制御する第2制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項5は、通話機能を備えた通信装置であって、通話相手となる相手装置に対して特殊通話要求を発信する発信手段と、前記発信手段による発信に対して、前記相手装置から前記特殊通話要求の自動受入応答があった場合には、当該通信装置から前記相手装置への片方向通話を許容制御する第1制御手段と、前記片方向通話の制御中にあって前記相手装置から通話要求があった際は、当該相手装置との短時間内での双方向通話を許容制御する第2制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項8は、通話機能を備えた通信装置であって、相手装置からの発信で特殊通話要求を受信する受信手段と、前記受信手段で特殊通話要求を受信した際は、前記相手装置の照合の後に、当該相手装置から当該通信装置への片方向通話を許容制御する第1制御手段と、前記片方向通話の制御中にあって前記相手装置との双方向通話の要求が指示された際は、当該相手装置との短時間内での双方向通話を許容制御する第2制御手段と、を備えたことを特徴とする。

Claims (9)

  1. 通話機能を備えた通信装置であって、
    他の通信装置を指定して発信する発信手段と、
    この発信手段による発信に応じて前記他の通信装置から返信された応答を受信する応答受信手段と、
    ユーザの音声を入力する音声入力手段と、
    前記音声入力手段により入力された音声の区切りを検出する音声区切り検出手段と、
    前記応答受信手段により前記他の通信装置から返信された応答が受信された後、前記音声入力手段により入力された音声を前記他の通信装置の着信音として送信する着信音声送信手段と、
    を備え、
    前記着信音声送信手段は、
    前記応答受信手段により前記他の通信装置から返信された応答が受信された後、前記音声入力手段により入力された音声を前記他の通信装置の着信音として送信する入力音声送信手段と、
    この入力音声送信手段により前記音声入力手段により入力された音声を前記他の通信装置の着信音として送信するのに伴い、前記音声区切り検出手段により音声の区切りが検出された一区切りの音声を記憶する音声記憶手段と、
    この音声記憶手段により記憶された一区切りの音声を前記他の通信装置の着信音として繰り返し送信する繰り返し音声送信手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 通話機能を備えた通信装置であって、
    他の通信装置の発信手段により発信された呼びかけ通話の要求を受信する要求受信手段と、
    この要求受信手段により受信した前記呼びかけ通話の要求に対する応答を返信する応答返信手段と、
    この応答返信手段により応答を返信した後に、前記他の通信装置から送信された音声を受信し着信音として出力する着信音声出力手段と、
    を備え、
    前記着信音声出力手段は、前記他の通信装置側からの音声の内で一区切りの音声として検出されて記憶された音声を、前記着信音として繰り返し出力する、
    ことを特徴とする通信装置。
  3. 通話機能を備えた通信装置であって、
    他の通信装置を指定して呼びかけ通話の要求を発信した後に、当該他の通信装置から応答を受信する応答受信手段と、
    ユーザの音声を入力する音声入力手段と、
    前記応答受信手段による前記応答の受信の後に、前記音声入力手段から入力された音声を前記他の通信装置の着信音として送信すると共に、その入力された音声の内で一区切りの音声を検出して記憶し、その記憶された一区切りの音声を前記他の通信装置の着信音として繰り返し送信する音声送信手段と、
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  4. 前記繰り返し音声送信手段により前記音声記憶手段により記憶された一区切りの音声を前記他の通信装置の着信音として繰り返し送信している際に、前記音声入力手段により新たな音声が入力された場合には、当該新たに入力された音声を前記入力音声送信手段により前記他の通信装置の着信音として送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記着信音声出力手段は、前記音声を前記着信音として繰り返し出力している際に、前記他の通信装置から新たに送信された音声を受信した場合には、その新たに受信した音声を前記記憶の音声に代わって出力する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  6. 前記応答返信手段は、
    前記要求受信手段により呼びかけ通話の要求が受信された場合に、予め記憶された発信元情報に基づき要求発信元を認証する発信元認証手段を有し、
    この発信元認証手段により要求発信元が認証された場合に、当該要求発信元の他の通信装置へ呼びかけ通話の要求の応答を返信する、
    ことを特徴とする請求項2または5に記載の通信装置。
  7. 前記音声送信手段は、
    前記一区切りの音声の送信の後に、前記音声入力手段により新たな音声が入力された場合には、その新たに入力された音声を前記他の通信装置の新たな着信音として送信する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  8. 通話機能を備えた通信装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    他の通信装置の発信手段により発信された呼びかけ通話の要求を受信する要求受信手段、
    この要求受信手段により受信した前記呼びかけ通話の要求に対する応答を返信する応答返信手段、
    この応答返信手段により応答を返信した後に、前記他の通信装置から送信された音声を受信し着信音として出力する着信音声出力手段、
    として機能させ、
    前記着信音声出力手段は、前記他の通信装置側からの音声の内で一区切りの音声として検出されて記憶された音声を、前記着信音として繰り返し出力する、
    ことを特徴とするプログラム。
  9. 通話機能を備えた通信装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    他の通信装置を指定して呼びかけ通話の要求を発信した後に、当該他の通信装置から応答を受信する応答受信手段、
    ユーザの音声を入力する音声入力手段、
    前記応答受信手段による前記応答の受信の後に、前記音声入力手段から入力された音声を前記他の通信装置の着信音として送信すると共に、その入力された音声の内で一区切りの音声を検出して記憶し、その記憶された一区切りの音声を前記他の通信装置の着信音として繰り返し送信する音声送信手段、
    として機能させるためのプログラム。
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