JP2016178507A - 詐欺被害警告装置、及びプログラム - Google Patents

詐欺被害警告装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】使い勝手の低下を抑止しつつ、詐欺被害を抑止する機能を提供する。
【解決手段】詐欺被害警告装置は、通話中の音声を取得する音取得部と、過去に発生した詐欺被害時の会話に含まれる特定語を含む詐欺被害情報が記憶されている記憶部から、前記詐欺被害情報を取得する詐欺被害情報取得部と、前記音取得部が取得した音声と、前記詐欺被害情報取得部が取得した前記詐欺被害情報とに基づいて、前記音取得部が取得した音声に含まれる語から、詐欺被害に関連する会話に含まれる特定語を、前記通話中に抽出する特定語抽出部と、前記特定語抽出部によって前記特定語が抽出された場合に、前記特定語が抽出されたことを示す警告情報を、前記通話中に出力する警告出力制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、詐欺被害警告装置、及びプログラムに関する。
近年、電話を利用した詐欺事件が発生していることに鑑み、例えば特許文献1には、発話内容から詐欺に関するキーワードを音声認識技術により検知することによって、例えば「オレオレ詐欺」等を防止するといった技術が開示されている。
特開2007−139864号公報
この従来技術においては、会話の相手の音声データと、予め記憶されているキーワード等とを比較することにより、詐欺等の危険性がある会話か否かを判定する。しかしながら、この従来技術においては、この種の詐欺の対象に比較的なりやすい、通信装置の操作に不慣れなユーザにとって、使い勝手がよい機能を提供することまでは必ずしもできなかった。
本発明は、使い勝手の低下を抑止しつつ、詐欺等の迷惑電話を抑止する機能を提供することができる詐欺被害警告装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態は、通話中の音声を取得する音取得部と、過去に発生した詐欺被害時の会話に含まれる特定語の情報を含む詐欺被害情報が記憶されている記憶部から、前記詐欺被害情報を取得する詐欺被害情報取得部と、前記音取得部が取得した音声と、前記詐欺被害情報取得部が取得した前記詐欺被害情報とに基づいて、前記音取得部が取得した音声に含まれる語から、詐欺被害に関連する会話に含まれる特定語を、前記通話中に抽出する特定語抽出部と、前記特定語抽出部によって前記特定語が抽出された場合に、前記特定語が抽出されたことを示す警告情報を、前記通話中に出力する警告出力制御部とを備える詐欺被害警告装置である。
また、本発明の一実施形態の詐欺被害警告装置において、前記通話中の相手の端末情報を、前記通話中に取得する相手情報取得部と、通話の相手の端末情報が電話帳情報として予め記憶されている電話帳情報記憶部から、前記通話中の相手の端末の前記電話帳情報を取得する登録情報取得部と、をさらに備え、前記警告出力制御部は、前記相手情報取得部が取得した前記通話中の相手の端末情報が、前記登録情報取得部が取得した前記電話帳情報の中に含まれているか否かに基づいて、前記警告情報を出力するか否かを判定する。
また、本発明の一実施形態の詐欺被害警告装置において、前記警告出力制御部は、更に、前記登録情報取得部が取得した前記電話帳情報の更新履歴に基づいて、前記警告情報を出力するか否かを判定する。
また、本発明の一実施形態の詐欺被害警告装置において、前記特定語抽出部によって前記特定語が抽出された場合に、予め登録されている端末を前記通話中の通話に参加させる通話制御部を更に備える。
また、本発明の一実施形態の詐欺被害警告装置において、自装置の位置を取得する位置取得部を更に備え、前記詐欺被害情報には、過去に発生した詐欺被害に関連する場所の情報を含み、前記警告出力制御部は、前記位置取得部が取得した自装置の位置と、前記詐欺被害情報に含まれる前記詐欺被害に関連する場所の情報とに基づいて、前記警告情報とは警告の態様が異なる第2の警告情報を出力する。
本発明の一実施形態は、無線通信装置が備えるコンピュータに、通話中の音声を取得する音取得ステップと、過去に発生した詐欺被害時の会話に含まれる特定語の情報を含む詐欺被害情報が記憶されている記憶部から、前記詐欺被害情報を取得する詐欺被害情報取得ステップと、前記音取得ステップにおいて取得された音声と、前記詐欺被害情報取得ステップにおいて取得された前記詐欺被害情報とに基づいて、前記音取得ステップにおいて取得された音声に含まれる語から、詐欺被害に関連する会話に含まれる特定語を、前記通話中に抽出する特定語抽出ステップと、前記特定語抽出ステップにおいて前記特定語が抽出された場合に、前記特定語が抽出されたことを示す警告情報を、前記通話中に出力する警告出力制御ステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、使い勝手の低下を抑止しつつ、様々な機能を提供することができる無線通信装置を提供することができる。
本実施形態の詐欺被害警告装置を備える無線通信装置の外観構成の一例を示す模式図である。 本実施形態の無線通信装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態の無線通信装置による音声通話処理の流れの一例を示す流れ図である。 本実施形態の無線通信装置による警告処理の流れの一例を示す流れ図である。 本実施形態の無線通信装置が表示する警告画像の具体例を示す模式図である。 本実施形態の無線通信装置による警告処理の流れの変形例を示す流れ図である。
[実施形態]
以下、図を参照して詐欺被害警告装置の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の詐欺被害警告装置を備える無線通信装置1の外観構成の一例を示す模式図である。この詐欺被害警告装置は、電話機に内蔵され、又は外付けされる。本実施形態では、一例として、詐欺被害警告装置が、無線通信装置1が備えるコンピュータの一機能として実装される場合について説明する。
なお、この詐欺被害警告装置は、図1に示す無線通信装置1に限らず、有線通信による固定電話機、スマートフォンや携帯電話機などの無線通信機器などに実装されていてもよい。
無線通信装置1は、無線通信モジュール205を備えている。無線通信装置1は、この無線通信モジュール205によって、無線基地局3及びネットワークNを介して、他の通信装置2及び詐欺被害情報サーバ4と接続される。
無線通信モジュール205は、電話用の音声情報と、データ通信用の情報とを同一の回線で送受信可能な高速データ通信回線に接続が可能である。この高速データ通信回線とは、例えば、LTE(Long Term Evolution)通信網である。この高速データ通信回線は、画像や文字などのデジタル情報の送受信に加えて、音声通話を可能にするサービス(VoLTE;Voice over LTE)を提供する。すなわち、無線通信モジュール205は、無線基地局3との間において無線通信回線を介した音声通話及びデータ通信を行う。
無線通信装置1は、他の通信装置2との間における音声通話機能及びデータ通信機能を有する。ここでいう他の通信装置2とは、例えば、固定電話、携帯電話、スマートフォンである。以下の説明においては、この他の通信装置2を、単に通信装置2とも記載する。
また、無線通信装置1は、詐欺被害情報サーバ4との間におけるデータ通信機能を有する。
本実施形態の無線通信装置1は、本体装置10と、タブレット装置20とを備えている。タブレット装置20は、本体装置10との着脱が可能である。これら本体装置10と、タブレット装置20とのいずれか一方、または両方に、無線通信モジュール205が備えられている。以下の説明において、本体装置10とタブレット装置20とを区別しない場合には、無線通信装置1と記載する。なお、無線通信装置1は、本体装置10と、タブレット装置20とが一体化されている構成であってもかまわない。
[タブレット装置の構成]
次に、本体装置10及びタブレット装置20の構成の詳細について、図1及び図2を参照して説明する。
図2は、本実施形態の無線通信装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。まず、タブレット装置20の構成の詳細について説明する。タブレット装置20は、上述した無線通信モジュール205に加え、表示部201と、操作検出部202と、タブレット通信部204と、タブレット記憶部206と、タブレット制御部220とを備えている。
タブレット制御部220は、CPU(Central Processing Unit)を備えており、タブレット装置20が備える各部を制御する。
タブレット記憶部206には、タブレット制御部220が使用する各種の情報が記憶される。
表示部201は、液晶ディスプレイを備えており、文字や写真などの画像を表示する。この表示部201が表示する画像には、着信を待ち受けている場合に表示される電話メニュー画像PTmが含まれる。電話メニュー画像PTmの一例を図1に示す。電話メニュー画像PTmには、電話メニュータイトル画像と、日付時刻画像と、電話アイコンと、FAXアイコンとが含まれる。電話メニュータイトル画像とは、表示部201が表示する画像が、電話メニュー画像PTmであることを示す画像である。日付時刻画像とは、現在の日付及び時刻を示す画像である。電話アイコンとは、電話サブメニュー画像(不図示)を表示するための操作用画像である。FAXアイコンとは、FAXサブメニュー画像(不図示)を表示するための操作用画像である。
操作検出部202は、表示部201に表示される操作用画像に対する操作を検出する。具体的には、操作検出部202は、表示部201を覆う透明なタッチパネルセンサを備えており、ユーザの操作を検出する。
タブレット通信部204は、無線通信又は有線通信によって本体装置10と通信する。この一例では、タブレット装置20が本体装置10との無線通信機能を備えている場合について説明する。この場合、タブレット通信部204は、無線通信によって本体装置10と通信する。この無線通信には、種々のプロトコルが適用可能である。この無線通信によって送受信される情報には、音声通話情報と、通信情報とが含まれる。
音声通話情報とは、音声通話に用いられる情報である。より具体的には、この音声通話情報とは、無線通信装置1と通信装置2との間における、無線通信回線を介した音声通話に用いられる情報である。
通信情報とは、無線通信回線を介したデータ通信に用いられる情報である。より具体的には、通信情報とは、無線通信装置1と通信装置2との間における、無線通信回線を介したデータ通信に用いられる情報である。すなわち、タブレット通信部204は、無線通信回線を介した音声通話に用いられる音声通話情報と、無線通信回線を介したデータ通信に用いられる通信情報とを、本体装置10との間において送受信する。
[本体装置の構成]
本体装置10は、本体通信部104と、本体記憶部106と、本体音出力部108と、受話器110と、本体制御部120とを備えている。この本体装置10は、タブレット装置20のクレードルとしての機能を有している。ここで、クレードルとは、装着された装置(ここでは、タブレット装置20)を保持する保持機能、装着された装置を充電する充電機能、装着された装置との間において情報を授受する通信機能などを備える装置である。
受話器110は、マイクとスピーカとを備えており、マイクによって取得した音声情報を本体制御部120に供給するとともに、本体制御部120から供給される情報に基づく音をスピーカから出力する。この受話器110は、無線通信モジュール205を介した音声通話に用いられるほか、音声認識によって無線通信装置1を操作する場合には、音声認識用の音を取得するマイクとしても用いられる。
この受話器110は、いわゆる固定電話の受話器と同様の外形を備える。具体的には、受話器110は、ユーザによって把持される把持部と、両端部とを備えている(いずれも不図示)。受話器110は、この両端部のうち、一方の端部にマイクを備え、他方の端部にスピーカを備える。また、この受話器110の把持部は、マイクをユーザの口元に近づけた場合に、スピーカがこのユーザの耳元に近づくような寸法により設計されている。したがって、本実施形態の無線通信装置1によれば、固定電話となんら変わらない操作によって、電話をかけることができる。つまり、無線通信装置1は、固定電話の使い勝手を踏襲しつつ、高速データ通信回線を使用した機能を提供することができる。
なお、以下の説明において、受話器110が本体装置10に載置されている状態を、オンフックとも記載する。また、以下の説明において、受話器110が本体装置10から持ち上げられている状態を、オフフックとも記載する。
本体音出力部108は、スピーカを備えており、本体制御部120の制御に基づいて、音を出力する。この本体音出力部108が出力する音には、電話や電子メールの着信音が含まれる。
本体通信部104は、無線通信又は有線通信によって、タブレット装置20のタブレット通信部204と通信する。
本体記憶部106には、本体制御部120が使用する各種の情報が記憶される。
本体制御部120は、CPUを備えており、本体装置10が備える各部を制御する。本体制御部120は、その機能部として、音取得部121と、詐欺被害情報取得部122と、相手情報取得部123と、特定語抽出部124と、登録情報取得部125と、警告出力制御部126とを備える。
音取得部121は、無線通信装置1と通信装置2との間の通話中の音声を取得する。この無線通信装置1と通信装置2との間の音声通話について、図3を参照して説明する。
[音声通話]
図3は、本実施形態の無線通信装置1による音声通話処理の流れの一例を示す流れ図である。音声通話処理とは、無線基地局3を介して、通信装置2との間において音声通話を行う処理である。ここでは、通信装置2が電話機であり、この電話機が発信した音声通話を、無線通信装置1が受信する場合を一例にして説明する。
通信装置2は、無線通信装置1に対して音声通話を発信する(ステップS021)。具体的には、通信装置2は、無線通信装置1の電話番号に対して音声通信を発信する。次に、無線基地局3は、無線通信装置1の無線通信モジュール205と通信を行い、通信装置2が音声通話を発信したことを通知する。なお、無線基地局3の動作は、既知の高速データ通信回線に対する動作と同様であるため、その説明を省略する。
タブレット装置20のタブレット制御部220は、無線通信モジュール205を介して音声通話の着信を検出する(ステップS2210)。次に、タブレット制御部220は、音声通話の着信を示す情報を、本体装置10の本体制御部120に送信する(ステップS2220)。なお、タブレット制御部220と、本体制御部120との間の送受信には、タブレット通信部204と、本体通信部104とが介在するが、以下ではその説明を省略する。
本体制御部120は、タブレット制御部220から音声通話の着信を示す情報を受信する(ステップS1210)と、電話着信音を本体音出力部108のスピーカから出力する(ステップS1220)。
なお、ステップS2210において、タブレット制御部220は、音声通話の着信を示す情報を、(A)規定回数(例えば、1回)だけ送信してもよく、(B)本体装置10がオフフックを検出するまでの間、送信し続けてもよい。
上述の(A)の場合には、本体制御部120は、着信応答を示す情報を受信するまでの間、着信音を出力し続ける。本体装置10又はタブレット装置20が着信応答をすると、タブレット制御部220は、着信応答を示す情報を本体制御部120に送信する。本体制御部120は、着信応答を示す情報を受信すると、着信音の出力を停止する。
また、上述の(B)の場合には、本体制御部120は、音声通話の着信を示す情報を受信している間、着信音を出力し続ける。本体装置10又はタブレット装置20が着信応答をすると、タブレット制御部220は、音声通話の着信を示す情報の送信を停止する。本体制御部120は、音声通話の着信を示す情報の受信をしなくなると、着信音の出力を停止する。
なお、本体記憶部106には、様々なメロディーの着信音、又は様々な音色の着信音の音源データが予め記憶されていてもよい。この場合、本体制御部120は、音声通信の発信元の種類に応じて、着信音の切り換えを行ってもよい。具体的には、本体制御部120は、予め登録されている発信元から着信した場合の着信音と、登録されていない発信元から着信した場合の着信音とを切り換えてもよい。一例として、タブレット記憶部206に電話帳情報が記憶されている場合には、タブレット制御部220は、発信元の電話番号が、タブレット記憶部206に記憶されている電話帳情報に登録されているか否かを判定する。タブレット制御部220は、発信元の電話番号が電話帳情報に登録されている場合には、第1の音源データを選択するように本体制御部120に指示する。また、タブレット制御部220は、発信元の電話番号が電話帳情報に登録されていない場合には、第2の音源データを選択するように本体制御部120に指示する。
本体制御部120は、受話器110のフック状態を取得する(ステップS1230)。フック状態を示す情報がオフフックを示す場合には、受話器110が持ち上げられたことを示している。
次に、本体制御部120は、ユーザが受話器110を持ち上げたか否かを判定する。すなわち、本体制御部120は、ステップS1230において取得したフック状態が、オフフックであるか、オンフックであるかを判定する(ステップS1240)。本体制御部120は、オフフックである場合(ステップS1240;YES)には、処理をステップS1250に進める。一方、本体制御部120は、オンフックである場合(ステップS1240;NO)には、処理をステップS1240に戻す。
次に、本体制御部120は、ステップS1220において出力を開始した着信音を停止する(ステップS1250)。
次に、本体制御部120は、ステップS1230において取得したフック状態を示す情報をタブレット制御部220に送信する(ステップS1260)。
タブレット制御部220は、ステップS1260において送信されたフック状態を示す情報を受信する(ステップS2230)。タブレット制御部220は、フック状態を示す情報を受信することにより、受話器110が持ち上げられたか否かを判定することができる。ここで、ステップS1260において送信されたフック状態を示す情報は、受話器110が持ち上げられたことを示している。すなわち、タブレット制御部220は、ステップS2230において、受話器110が持ち上げられたと判定する。受話器110のオフフック動作とは、通信装置2との通話接続の応答指示である。タブレット制御部220は、受話器110が持ち上げられたと判定すると、処理をステップS2240に進めて、通信装置2からの通話着信に対する応答を行う。
次に、タブレット制御部220と、通信装置2とは、相互に音声情報の送受信を開始する(ステップS2240、及びステップS022)。
次に、本体制御部120、タブレット制御部220、及び通信装置2との間において、音声通話処理が行われる。この音声通話処理の一例を、図3の破線によって囲まれた処理群(ステップSTel)によって示す。この音声通話処理には、無線通信装置1が受信側である場合の処理と、無線通信装置1が送信側である場合の処理とがある。
まず、無線通信装置1が受信側である場合の処理について説明する。通信装置2は、音声情報を送信する(ステップS023)。タブレット制御部220は、ステップS023において送信された音声情報を受信する(ステップS201)と、受信した音声情報を本体制御部120に対して転送する(ステップS202)。本体制御部120は、ステップS202において送信された音声情報を受信する(ステップS101)。
次に、無線通信装置1が送信側である場合の処理について説明する。本体制御部120は、音声情報を送信する(ステップS102)。タブレット制御部220は、ステップS102において送信された音声情報を受信する(ステップS203)と、受信した音声情報を通信装置2に対して転送する(ステップS204)。通信装置2は、ステップS204において送信された音声情報を受信する(ステップS024)。
この音声通話処理は、ユーザが受話器110を本体装置10に置くまで継続される。本体制御部120は、受話器110のフック状態を取得し、オンフックであるか、オフフックであるかを判定する(ステップS1270)。本体制御部120は、オンフックであると判定した場合(ステップS1270;YES)には、処理をステップS1280に進める。また、本体制御部120は、オンフックでないと判定した場合(ステップS1270;NO)には、音声通話処理を継続する。
ステップS1280において、本体制御部120は、受話器110のフック状態を示す情報をタブレット制御部220に送信する。タブレット制御部220は、ステップS1280において送信されたフック状態を示す情報を受信する(ステップS2250)。ここで、ステップS1280において送信されたフック状態を示す情報は、受話器110が本体装置10に置かれたことを示している。すなわち、タブレット制御部220は、ステップS2250において、受話器110が置かれたと判定する。受話器110のオンフック動作とは、通信装置2との通話接続の終了指示である。タブレット制御部220は、受話器110が置かれたと判定すると、処理をステップS2260に進めて、通信装置2との通話接続を終了する。
タブレット制御部220と、通信装置2とは、音声情報の送受信を終了する(ステップS2260、及びステップS025)。
[詐欺通話に対する警告処理]
次に、本体制御部120が行う詐欺通話の警告処理について説明する。以下の説明においては、本体装置10と、タブレット装置20とを区別せずに、これら装置の動作を、無線通信装置1の動作として説明する。
図1に示すように、詐欺被害情報サーバ4は、詐欺被害情報記憶部40を備えている。この詐欺被害情報記憶部40には、詐欺被害情報が記憶されている。この詐欺被害情報とは、過去に発生した詐欺被害時の会話に含まれる特定語の情報を含む情報である。ここで、特定語とは、詐欺被害に関する単語やフレーズなどである。具体的には、詐欺被害情報には、過去に発生した詐欺被害時の電話の会話が録音された音声情報が含まれる。また、詐欺被害情報には、詐欺被害時の会話を音声解析することによって抽出された、詐欺被害に関する単語、フレーズが含まれていてもよい。以下の説明においては、詐欺被害情報サーバ4の詐欺被害情報記憶部40に記憶されている詐欺被害情報を、詐欺被害情報サーバ4の詐欺被害情報、又は単に、詐欺被害情報とも記載する。
次に、図4を参照して、詐欺加害者からの通話に対して本体制御部120が行う警告処理の流れについて説明する。
図4は、本実施形態の無線通信装置1による警告処理の流れの一例を示す流れ図である。本体制御部120の詐欺被害情報取得部122は、詐欺被害情報サーバ4から詐欺被害情報を取得する(ステップS41、ステップS11)。具体的には、詐欺被害情報サーバ4は、高速データ通信回線を利用したデータ通信によって、詐欺被害情報記憶部40に記憶されている詐欺被害情報を無線通信装置1に送信する。詐欺被害情報取得部122は、詐欺被害情報を取得して、取得した詐欺被害情報を、本体記憶部106に記憶させる。
詐欺被害情報サーバ4が無線通信装置1に詐欺被害情報を送信するタイミングは、任意に定めることができる。例えば、このタイミングは、無線通信装置1から要求があった場合であってもよく、所定の時刻であってもよい。この一例では、無線通信装置1は、音声通話が行われていない場合において、すなわちバックグラウンド処理によって、詐欺被害情報サーバ4に対して、詐欺被害情報の送信を要求する。この要求に応じて、詐欺被害情報サーバ4は、無線通信装置1に対して詐欺被害情報を送信する。ここで、高速データ通信回線において、音声通話の帯域とデータ通信の帯域との割合が可変である場合、音声通話を行っていない場合には、より多くの帯域をデータ通信に割り当てることができる。すなわち、音声通話が行われていない場合に詐欺被害情報を送受信すると、音声通話中に詐欺被害情報を送受信する場合に比べて、詐欺被害情報の送受信に割り当てられる帯域が多い。このため無線通信装置1は、詐欺被害情報の送受信を高速化することができる。
また、この一例では、無線通信装置1は、通信装置2からの音声通話の着信(図3のステップS2210)があった場合においても、詐欺被害情報サーバ4に対して、詐欺被害情報の送信を要求する。これにより、無線通信装置1は、詐欺被害情報サーバ4に記憶されている最新の詐欺被害情報を、通話開始の時点において取得することができる。なお、無線通信装置1は、通信装置2からの音声通話の着信があった場合において、詐欺被害情報の差分の送信を要求してもよい。ここで、詐欺被害情報の差分とは、無線通信装置1が取得済みの詐欺被害情報と、詐欺被害情報サーバ4に記憶されている最新の詐欺被害情報との差分である。これにより、無線通信装置1は、詐欺被害情報サーバ4に記憶されている最新の詐欺被害情報をすべて取得する場合に比べて、情報の取得時間を短縮することができる。
次に、音声通話処理(図3のステップSTel)において、本体制御部120が行う警告処理の流れについて、図4を参照して説明する。なお、図4においては、ステップSTelの各ステップ(ステップS101〜S102、ステップS201〜S204、及びステップS023〜S024)の後に、本体制御部120が行う警告処理が実行されるとして説明するが、これに限られない。例えば、ステップSTelのいずれかのステップの間に本体制御部120が行う警告処理が実行されてもよい。
無線通信装置1と、通信装置2とは、ステップSTelの各ステップ(ステップS101〜S102、ステップS201〜S204、及びステップS023〜S024)において音声情報を送受信する。
音取得部121は、ステップSTelにおいて送受信される音声情報を取得する(ステップS12)。すなわち、音取得部121は、通話中の音声を取得する。
なお、本体制御部120は、無線通信装置1と通信装置2との間の通話を録音してもよい(ステップS13)。
次に、特定語抽出部124は、無線通信装置1と通信装置2との間の通話音声に、特定語が含まれている場合に、この特定語を抽出する(ステップS14)。ここで、特定語とは、電話による詐欺において発せられる頻度が高いキーワードである。特定語の具体例には、「オレだよ」「事故にあった」「会社のお金を横領した」「困っている」「お金が必要になった」「振り込みして」「風邪をひいて声が変だ」「電話番号が変わった」などがある。これらの特定語に関する情報は、詐欺被害情報として詐欺被害情報サーバ4に記憶されている。無線通信装置1は、これらの特定語の情報を含む詐欺被害情報を予め受信して(上述のステップS11)、本体記憶部106に記憶させている。特定語抽出部124は、本体記憶部106に記憶されている詐欺被害情報を取得する。特定語抽出部124は、取得した詐欺被害情報に含まれる特定語の情報と、ステップS12において音取得部121が取得した通話中の音声とを比較する(ステップS15)。この比較は、ステップSTelにおいて行われる。すなわち、この比較は、無線通信装置1と通信装置2との間の通話中に行われる。
特定語抽出部124は、通話中の音声に、詐欺被害情報に含まれる特定語が含まれると判定した場合(ステップS15;YES)には、処理をステップS16に進める。また、特定語抽出部124、通話中の音声に、詐欺被害情報に含まれる特定語が含まれないと判定した場合(ステップS15;NO)には、処理をステップS12に戻す。これにより、本体制御部120は、ステップSTelが終了するまで、警告処理を繰り返し実行する。
次に、ステップS16からステップS18において、警告出力制御部126は、警告を出力するか否かを判定する。この一例では、警告出力制御部126は、無線通信装置1の通話の相手が、すなわち、通信装置2を使用しているユーザが、信頼できる相手であるか否かによって、警告を出力するか否かを判定する。この一例では、警告出力制御部126は、通話の相手が信頼できる相手であるか否かを、登録済みユーザであるか否かによって判定する。具体的には、本体記憶部106には、電話帳情報が記憶されている。この電話帳情報には、相手の氏名の情報、及び電話番号やIPアドレスなどの端末情報が含まれている。警告出力制御部126は、通話の相手が、この電話帳情報に登録されているユーザか否かによって、警告を出力するか否かを判定する。なお、ここでは、無線通信装置1の通信相手である通信装置2の端末情報が、相手情報取得部123によって予め取得されているとして説明する。
より具体的には、相手情報取得部123は、通話中の相手の端末情報を、通話中に取得する。警告出力制御部126は、本体記憶部106に記憶されている電話帳情報を取得する(ステップS16)。警告出力制御部126は、相手情報取得部123が取得した通話中の相手の端末情報と、電話帳情報とを比較する(ステップS17)。警告出力制御部126は、話中の相手の端末情報が電話帳情報に登録済みであると判定した場合(ステップS17;YES)には、警告をせずに処理をステップS12に戻す。一方、警告出力制御部126は、話中の相手の端末情報が電話帳情報に登録済みでないと判定した場合(ステップS17;NO)には、警告を出力する(ステップS18)。すなわち、警告出力制御部126は、特定語抽出部124によって特定語が抽出された場合に、特定語が抽出されたことを示す警告情報を、通話中に出力する。警告出力制御部126が出力する警告の一例について、図5を参照して説明する。
図5は、本実施形態の警告出力制御部126が表示させる警告画像の具体例を示す模式図である。警告出力制御部126は、ステップS18において、図5(A)に示す警告画像Pw1を、タブレット装置20の表示部201に表示する。具体的には、警告出力制御部126は、ステップS18において、表示部201に「警告!詐欺の危険性があります」との文字を表示する。
以上説明したように、警告出力制御部126は、ステップSTelにおいて、すなわち通話中において、警告を出力する。これにより、無線通信装置1は、無線通信装置1を使用して通話を行っているユーザに対して、ユーザの操作によることなく、即時に警告を出力することができる。すなわち、無線通信装置1は、使い勝手の低下を抑止しつつ、詐欺等の迷惑電話を抑止する機能を提供することができる。
また、警告出力制御部126は、相手情報取得部123が取得した通話中の相手の端末情報が、登録情報取得部125が取得した電話帳情報の中に含まれているか否かに基づいて、警告情報を出力するか否かを判定する。これにより、無線通信装置1は、登録されていないユーザとの通話を、登録されているユーザとの通話に比べて詐欺の危険性が高い通話であると判定することができる。すなわち、無線通信装置1は、電話帳情報に基づいて警告情報を出力するか否かを判定することにより、警告情報を出力するか否かの判定精度を向上させることができる。
また、警告出力制御部126は、声紋認証技術を採用することにより、通話相手を判定してもよい。これにより、無線通信装置1は、警告情報を出力するか否かの判定精度を向上させることができる。
なお、ステップS13において無線通信装置1と通信装置2との間の通話の録音を開始した場合には、次のように構成することもできる。すなわち、無線通信装置1は、警告出力制御部126が警告を出力すると判定した場合には、録音された通話の内容を、詐欺被害情報サーバ4に送信してもよい。詐欺被害情報サーバ4は、送信された通話の内容によって、詐欺被害情報を更新する。これにより、詐欺被害情報サーバ4は、詐欺被害情報を逐次蓄積することができる。
また、無線通信装置1は、警告出力制御部126が警告を出力しないと判定した場合には、録音された通話の内容を破棄してもよい。これにより、本体記憶部106の記憶容量が、録音データによって圧迫されることを抑止することができる。
[変形例1:電話帳の更新履歴に基づく警告判定]
なお、警告出力制御部126は、登録情報取得部125が取得した電話帳情報の更新履歴に基づいて、警告情報を出力するか否かを判定してもよい。ここで、電話による詐欺が行われる場合、詐欺被害者の不信感を低減させるため、詐欺加害者は、詐欺被害者の家族等になりすまして、詐欺被害者から詐欺加害者に対して電話を掛け直すように伝える場合がある。ここで、詐欺被害者の手元の電話帳情報には、なりすまされた家族の真の電話番号が記憶されている。そこで、詐欺加害者は、詐欺被害者に対して電話番号が変わったことを伝え、詐欺被害者の手元の電話帳情報を偽の電話番号、すなわち詐欺加害者の電話番号に書き換えさせる場合がある。したがって、無線通信装置1が、単に電話帳情報に基づいて警告情報を出力するか否かを判定すると、偽の電話番号が登録されている場合には、警告すべき場合に警告情報を出力することができなくなる場合がある。
そこで、警告出力制御部126は、登録情報取得部125が取得した電話帳情報の更新履歴を参照し、相手方の電話番号が所定の期間内に更新されているか否かを判定する。ここで、所定の期間とは、例えば、1週間や1か月である。この所定の期間は、実際の詐欺被害状況に応じて更新されてもよい。また、この所定の期間の情報が、詐欺被害情報サーバ4に記憶される詐欺被害情報に含まれていてもよい。
警告出力制御部126は、相手方の電話番号が所定の期間内に更新されていると判定した場合には、相手方の電話番号が電話帳情報に登録されている場合であっても、警告情報を出力する。
このように構成することにより、無線通信装置1は、警告出力の判定条件の精度を向上させることができる。
[変形例2:位置情報に基づく警告出力]
また、警告出力制御部126は、無線通信装置1の位置情報に基づいて、警告情報を出力してもよい。具体的には、無線通信装置1がスマートフォンや携帯電話などの可搬型装置である場合に、無線通信装置1は、自装置の位置を取得する位置取得部(不図示)を備えている場合がある。この場合には、警告出力制御部126は、位置取得部が取得した自装置の位置に基づいて、警告情報を出力する。
ここで、詐欺被害情報サーバ4に記憶されている詐欺被害情報には、過去に発生した詐欺被害時の金銭の受け渡し場所の位置情報が含まれている場合を一例として説明する。この場合、警告出力制御部126は、位置取得部が取得した自装置の位置が、詐欺被害情報に含まれる詐欺被害時の金銭の受け渡し場所に近い場合には、図5(B)に示す警告画面Pw2を表示する。
より具体的に、無線通信装置1がスマートフォン1aである場合について説明する。スマートフォン1aは、記憶部106aと、スピーカ108aと、制御部120aと、表示部201aと、操作検出部202aと、無線通信モジュール205aとを備える。これらはそれぞれ、上述した本体記憶部106と、本体音出力部108と、本体制御部120と、表示部201と、操作検出部202と、無線通信モジュール205とに相当する。この制御部120aは、上述した警告出力制御部126をその機能部として備えている。
警告出力制御部126は、位置取得部が取得した自装置の位置が、詐欺被害情報に含まれる詐欺被害時の金銭の受け渡し場所に近い場合には、表示部201aに「警告!お金を渡す前に警察に相談を!」との文字を表示する。これにより、スマートフォン1aは、詐欺被害を未然に防止することができる確率を高めることができる。
なお、この一例では、詐欺被害情報には、過去に発生した詐欺被害時の金銭の受け渡し場所の位置情報が含まれている場合について説明したが、これに限られない。詐欺被害情報には、過去に発生した詐欺被害に関する場所の情報が含まれていればよい。例えば、詐欺被害情報には、金融機関の自動現金預払い機の場所や、詐欺被害が多発する場所の情報が含まれていてもよい。
[変形例3:三者通話による詐欺被害の抑止]
次に、図6を参照して、無線通信装置1による三者通話による詐欺被害の抑止について説明する。
図6は、本実施形態の無線通信装置1による警告処理の流れの変形例を示す流れ図である。なお、この図6において、上述した図4と同一の処理については、同一の符号を付してその説明を省略する。具体的には、図6に示す警告処理においては、ステップS19以降が追加される点において、図4に示す警告処理と異なる。
警告出力制御部126が警告出力を行う(ステップS18)と、本体制御部120は、本体記憶部106に予め登録された装置5に対して、音声通話を発信する(ステップS19)。装置5は、無線通信装置1からの音声通話を着信する(ステップS051)。ここで、装置5の具体例としては、無線通信装置1の利用者の家族の携帯電話がある。この具体例の場合、本体制御部120は、家族の携帯電話に対して音声通話を発信する。
本体制御部120は、装置5が音声通話に応答すると、自装置と、通信装置2と、装置5との間において三者通話を開始する(ステップS20、ステップS026、ステップS052)。この三者通話には、既知の技術が適用できる。具体的には、本体制御部120は、上述したVoLTEによる三者通話機能を利用して、自装置と、通信装置2と、装置5との間における三者通話を実現する。また、通信装置2、又は装置5が三者通話に対応していない装置であっても三者通話を行うことができる。具体的には、無線通信装置1は、通信装置2及び装置5とそれぞれ通話しつつ、通信装置2との通話に装置5との間の通話音声を重ね、装置5との通話に通信装置2との間の通話音声を重ねることにより、三者通話を行うことができる。
このように構成することにより、無線通信装置1は、詐欺被害者の操作によることなく、詐欺加害者と詐欺被害者との1対1の会話に対して、第三者を参加させることができる。これにより、無線通信装置1は、詐欺被害者が詐欺被害に気付く確率を高め、詐欺被害を未然に防止することができる確率を向上させることができる。また、このように構成することにより、無線通信装置1は、第三者が通話に介入する可能性があることにより、詐欺加害者に対する詐欺行為の抑止力を向上させることができる。
なお、無線通信装置1は、警告出力制御部126による警告出力として、予め登録された宛先に対して電子メールやSNS(Social Networking Service)によるメッセージを送信してもよい。この予め登録された宛先には、家族の宛先や、警察などの行政機関の宛先が含まれる。また、無線通信装置1は、警告出力制御部126による警告出力として、音や振動を出力してもよい。
以上、本発明の実施形態及びその変形を説明したが、これらの実施形態及びその変形は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態及びその変形は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、上述の各装置は内部にコンピュータを有している。そして、上述した各装置の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…無線通信装置、10…本体装置、104…本体通信部、110…受話器、120…本体制御部、121…音取得部、122…詐欺被害情報取得部、123…相手情報取得部、124…特定語抽出部、125…登録情報取得部、126…警告出力制御部、20…タブレット装置、201…表示部、202…操作検出部、204…タブレット通信部、205…無線通信モジュール、220…タブレット制御部

Claims (6)

  1. 通話中の音声を取得する音取得部と、
    過去に発生した詐欺被害時の会話に含まれる特定語の情報を含む詐欺被害情報が記憶されている記憶部から、前記詐欺被害情報を取得する詐欺被害情報取得部と、
    前記音取得部が取得した音声と、前記詐欺被害情報取得部が取得した前記詐欺被害情報とに基づいて、前記音取得部が取得した音声に含まれる語から、詐欺被害に関連する会話に含まれる特定語を、前記通話中に抽出する特定語抽出部と、
    前記特定語抽出部によって前記特定語が抽出された場合に、前記特定語が抽出されたことを示す警告情報を、前記通話中に出力する警告出力制御部と
    を備える詐欺被害警告装置。
  2. 前記通話中の相手の端末情報を、前記通話中に取得する相手情報取得部と、
    通話の相手の端末情報が電話帳情報として予め記憶されている電話帳情報記憶部から、前記通話中の相手の端末の前記電話帳情報を取得する登録情報取得部と、
    をさらに備え、
    前記警告出力制御部は、
    前記相手情報取得部が取得した前記通話中の相手の端末情報が、前記登録情報取得部が取得した前記電話帳情報の中に含まれているか否かに基づいて、前記警告情報を出力するか否かを判定する
    請求項1に記載の詐欺被害警告装置。
  3. 前記警告出力制御部は、
    更に、前記登録情報取得部が取得した前記電話帳情報の更新履歴に基づいて、前記警告情報を出力するか否かを判定する
    請求項2に記載の詐欺被害警告装置。
  4. 前記特定語抽出部によって前記特定語が抽出された場合に、予め登録されている端末を前記通話中の通話に参加させる通話制御部
    を更に備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の詐欺被害警告装置。
  5. 自装置の位置を取得する位置取得部
    を更に備え、
    前記詐欺被害情報には、過去に発生した詐欺被害に関連する場所の情報を含み、
    前記警告出力制御部は、
    前記位置取得部が取得した自装置の位置と、前記詐欺被害情報に含まれる前記詐欺被害に関連する場所の情報とに基づいて、前記警告情報とは警告の態様が異なる第2の警告情報を出力する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の詐欺被害警告装置。
  6. 無線通信装置が備えるコンピュータに、
    通話中の音声を取得する音取得ステップと、
    過去に発生した詐欺被害時の会話に含まれる特定語の情報を含む詐欺被害情報が記憶されている記憶部から、前記詐欺被害情報を取得する詐欺被害情報取得ステップと、
    前記音取得ステップにおいて取得された音声と、前記詐欺被害情報取得ステップにおいて取得された前記詐欺被害情報とに基づいて、前記音取得ステップにおいて取得された音声に含まれる語から、詐欺被害に関連する会話に含まれる特定語を、前記通話中に抽出する特定語抽出ステップと、
    前記特定語抽出ステップにおいて前記特定語が抽出された場合に、前記特定語が抽出されたことを示す警告情報を、前記通話中に出力する警告出力制御ステップと
    を実行させるためのプログラム。
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