JP3871287B2 - 通信支援装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話機と情報処理装置が通信制御装置を介して通信網に接続する通信支援装置において、電話機が情報処理装置内の情報を表示することが可能な通信支援装置に関する。
近年、日本においてもパソコンは家庭に普及しつつある。また、インターネットやパソコン通信の利用を目的として電話回線を使用するモデムも同じように普及しつつある。即ち、現在では従来の電話機とパソコンが電話回線を使用している。ところが、パソコンと電話機は別々の処理を行っており、お互いに一体感がない。
【0002】
そこで、電話機がパソコン側の機能を利用するような電話機とパソコンを連携した通信支援装置が要求されている。
【0003】
【従来の技術】
従来において、事業者側から発信者番号の通知サービスがある場合、このサービスに対応した専用電話機を使用すると、その専用電話機は、着信時に発信元の発信者番号及び発信者名を電話機の表示部に表示する。
また、電話機と情報処理装置がモデムを介して通信網と接続するような従来の通信支援装置では、情報処理装置に事業者側からの発信者番号及び発信者名を表示する電話サービスのアプリケーションが搭載されている場合、着信時に発信元の発信者番号及び発信者名を情報処理装置の画面上に表示している。
【0004】
上記、前者のように専用電話機を使用した場合に、発信者番号及び発信者名を電話機の表示部に表示する動作フローは、図31のように示すことができる。
現在、専用電話機は第三者からの着信を待ち受けている状態とする(S201)。ここで、通話を希望する第三者からの着信があると、専用電話機は、事業者が提供している発信者番号を検出し、その発信者番号を専用電話機の表示部に表示する(S202)。尚、その発信者番号に対応する発信者名が予め専用電話機内に記憶されていれば、専用電話機は発信者番号と共に発信者名も表示する。
【0005】
専用電話機の使用者がこの着信に対して応答する場合は、オフフックすることによって専用電話機と通信網の回線が接続され、通話可能な状態となる(S203)。
また後者のように従来の通信支援装置を使用した場合に、発信者番号及び発信者名を情報処理装置の画面上に表示する動作フローは、上記と同様に図31のように示すことができる。
【0006】
現在、通信支援装置の電話機は第三者からの着信を待ち受けている状態とする(S201)。ここで、通話を希望する第三者からの着信があると、通信支援装置のモデムは、事業者が提供している発信者番号を検出し、その発信者番号を情報処理装置に対して送信する(S202)。発信者番号を受信した情報処理装置は、画面上にその発信者番号を表示する(S202)。尚、その発信者番号に対応する発信者名及びその他の情報が予め情報処理装置内に記憶されていれば、情報処理装置は、その発信者番号と共に発信者名及びその他の情報も表示する。
【0007】
通信支援装置の電話機の使用者がこの着信に対して応答する場合は、オフフックすることによって電話機と通信網の回線が接続され、通話可能な状態となる(S203)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電話機のコードレス化に伴い、着信時に必ずしも電話機のディスプレイや情報処理装置のディスプレイを見ることが可能ではなくなっており、発信者の発信者番号及び発信者名を確認する場合は、電話機のディスプレイや情報処理装置のディスプレイのある場所に移動して見なければならないという問題があった。
【0009】
本発明は、着信時、情報処理手段が電話機に対して発信者の情報を通知することによって発信者を確認することができ、更に発信者を確認した後にその着信に対して応答可能な便利な通信支援装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するため、本発明の通信支援装置は、請求項1に記載のように、電話機及び情報処理装置が通信制御装置を介して通信網と接続する通信支援装置であって、前記通信制御装置が、前記通信制御装置の音声インターフェース及びPCインターフェースを介して前記情報処理装置と接続され、前記通信制御装置が、第三者からの着信時に前記通信網側からの発信者番号を検出する発信者番号検出手段と、前記通信網からの音声を前記電話機に送信する第一のラインを、前記電話機と前記通信網間の通話が開始される前の状態において、接続状態に設定し、前記通信網側からの発信者番号が前記発信者番号検出手段により検出された後に前記情報処理装置から送出されるコマンドに応じて前記第一のラインを切断状態に設定し、前記情報処理装置からの音声を前記電話機に送信する第二のラインを接続状態に設定するライン切替手段とを有し、前記情報処理装置が、前記発信者番号検出手段から前記PCインターフェースを介して入力された発信者番号に対応する予め前記情報処理装置のデータベースに蓄積されている発信者情報を検索すると共に、前記通信制御装置の前記音声インターフェースと前記ライン切替手段により接続状態に設定された前記第二のラインを介して前記電話機に該発信者情報を音声で通知する制御手段を有し、前記制御手段が、第三者からの着信後に前記電話機のオフフック状態が検出された場合に、前記PCインターフェースを介して前記コマンドを前記通信制御装置に送信することにより、前記ライン切替手段が前記第一のラインを切断状態に設定し前記第二のラインを接続状態に設定することを特徴とする。
【0011】
本発明の通信支援装置において、発信者である第三者から着信があると、発信者番号検出手段は、通信網より通知される発信者番号を検出し、更に一時その発信者番号を格納し、ライン切替手段を情報処理装置と電話機が接続するように制御する。ライン切替手段の制御が完了した後に、先に格納しておいた発信者番号を情報処理装置に通知する。情報処理装置では、発信者番号検出手段より通知された発信者番号を参照して、発信者番号に関連付けて予め格納してある情報処理装置内の発信者名を検索する。更に情報処理装置は、検索した発信者名を音声合成処理することによって、音声を電話機に通知し、受話器から音声が再生されるようにする。
【0012】
また、本発明の通信支援装置は、請求項2に記載のように、請求項1記載の通信支援装置において、前記通信制御装置が、前記発信者情報が音声にて前記電話機に通知された後に前記電話機から出力される所定の制御信号を検出する制御信号検出手段を有し、該制御信号検出手段にて所定の制御信号が検出されたとき、前記ライン切替手段が前記電話機と前記通信網間の回線を接続することによって、前記電話機は、第三者からの着信に応答することを特徴とする。
【0013】
また、本発明の通信制御装置は、請求項3に記載のように、電話機及び情報処理装置を通信網に接続させるための通信制御装置であって、前記通信制御装置が、前記通信制御装置の音声インターフェース及びPCインターフェースを介して前記情報処理装置と接続され、前記通信制御装置が、第三者からの着信時に前記通信網側からの発信者番号を検出する発信者番号検出手段と、前記通信網からの音声を前記電話機に送信する第一のラインを、前記電話機と前記通信網間の通話が開始される前の状態において、接続状態に設定し、前記通信網側からの発信者番号が前記発信者番号検出手段により検出された後に前記情報処理装置から送出されるコマンドに応じて前記第一のラインを切断状態に設定し、前記情報処理装置からの音声を前記電話機に送信する第二のラインを接続状態に設定するライン切替手段とを有し、前記通信制御装置が、前記発信者番号検出手段にて検出された発信者番号を前記PCインターフェースを介して前記情報処理装置に通知すると共に、第三者からの着信後に前記電話機のオフフック状態が検出された場合に、前記情報処理装置から送出される前記コマンドを前記PCインターフェースを介して受信することにより、前記ライン切替手段が前記第一のラインを切断状態に設定し前記第二のラインを接続状態に設定し、かつ、前記情報処理装置にて検索された発信者情報を、前記音声インターフェースと前記ライン切替手段により接続状態に設定された前記第二のラインを介して前記電話機に音声にて通知することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の通信制御装置は、請求項4に記載のように、請求項3記載の通信制御装置において、前記通信制御装置が、前記発信者情報が音声にて前記電話機に通知された後に前記電話機から出力される所定の制御信号を検出する制御信号検出手段を有し、該制御信号検出手段にて所定の制御信号が検出されたとき、前記ライン切替手段が前記電話機と前記通信網間の回線を接続することによって、前記電話機が、第三者からの着信に応答することを特徴とする。
【0015】
また、本発明の通信支援装置は、請求項5に記載のように、請求項1記載の通信支援装置において、前記通信制御装置が、前記情報処理装置からの所定の表示データと前記通信網側からの音声を多重化する表示データ多重化手段を更に備え、かつ、前記電話機が、前記表示データ多重化手段にて多重化された信号を元の表示データと音声に分離する表示データ分離手段と、前記表示データ分離手段にて分離された所定の表示データを表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
本発明の通信支援装置では、通信制御装置の表示データ多重化手段が情報処理装置からの所定の表示データと通信網側からの音声を多重化することにより一つの信号として電話機に送信し、その信号を受信した電話機の表示データ分離手段が元の所定の表示データと音声に信号を分離し、更に表示手段がその表示データを表示している。
【0017】
また、本発明の通信支援装置は、請求項6に記載のように、請求項5記載の通信支援装置において、前記電話機が、所定の制御信号と受話器からの音声を多重化する制御信号多重化手段を備え、かつ、前記通信制御装置が、前記制御信号多重化手段にて多重化された信号を元の制御信号と音声に分離する制御信号分離手段を更に備えることを特徴とする。
【0018】
本発明の通信支援装置では、電話機の制御信号多重化手段が所定の制御信号と受話器からの音声を多重化することにより一つの信号として通信制御装置に送信し、その信号を受信した通信制御装置の制御信号分離手段が元の所定の制御信号と音声に信号を分離している。
従って、本発明の通信支援装置は、電話機から情報処理装置を制御することが可能である。
【0019】
また、本発明の通信支援装置は、請求項7に記載のように、請求項5記載の通信支援装置において、前記情報処理装置からの所定の表示データが該発信者番号検出手段にて検出される発信者番号とすることを特徴とする。また、本発明の通信支援装置は、請求項8に記載のように、請求項5記載の通信支援装置において、前記情報処理装置からの所定の表示データが該発信者番号検出手段にて検出される発信者番号に対応する予め前記情報処理装置内に蓄積されている発信者名とすることを特徴とする。さらに、本発明の通信支援装置は、請求項9に記載のように、請求項5記載の通信支援装置において、前記情報処理装置からの所定の表示データが、該発信者番号検出手段にて検出される発信者番号と、該発信者番号に対応する予め前記情報処理装置内に蓄積されている発信者名とすることを特徴とする。
【0020】
また、本発明の通信支援装置は、請求項10に記載のように、請求項5記載の通信支援装置において、更に前記情報処理装置からの所定の表示データが、予め前記情報処理装置内に蓄積されている、前記電話機が実行可能な制御と各制御に割り当てられたボタンを対応付けた一覧表とすることを特徴とする。また、本発明の通信支援装置は、請求項11に記載のように、請求項5記載の通信支援装置において、更に前記情報処理装置からの所定の表示データが予め前記情報処理装置内に蓄積されている電話帳情報とすることを特徴とする。
【0021】
また、本発明の通信支援装置は、請求項12に記載のように、請求項5記載の通信支援装置において、前記通信制御装置が、前記電話機からの所定の制御信号を検出する制御信号検出手段と、前記電話機と前記通信網間の回線を接続又は切断する回線切替手段とを更に備え、該制御信号検出手段にて所定の制御信号が検出され、更に該回線切替手段にて電話機と通信網間の回線を接続することによって、前記電話機が、第三者からの着信に応答することを特徴とする。
【0022】
また、本発明の通信制御装置は、請求項13に記載のように、請求項3記載の通信制御装置において、前記情報処理装置からの所定の表示データと通信網側からの音声を多重化する表示データ多重化手段と、前記電話機からの多重化された信号を所定の制御信号と音声に分離する制御信号分離手段とを更に備えることを特徴とする。
【0023】
また、本発明の通信支援装置は、請求項14に記載のように、請求項1記載の通信支援装置において、前記電話機が、前記通信制御装置からの多重化された信号を所定の表示データと音声に分離する表示データ分離手段と、該表示データ分離手段にて分離された所定の表示データを表示する表示手段と、所定の制御信号と受話器からの音声を多重化する制御信号多重化手段とを有することを特徴とする。
【0027】
また、本発明の通信支援装置上で動作する通信支援サービスの実行方法は、請求項15に記載のように、電話機及び情報処理装置が通信制御装置を介して通信網と接続するとともに、前記通信制御装置が、前記通信制御装置の音声インターフェース及びPCインターフェースを介して前記情報処理装置と接続される通信支援装置上で動作する通信支援サービスの実行方法であって、前記通信制御装置が第三者からの着信時に前記通信網側からの発信者番号を検出する発信者番号検出ステップと、前記通信網からの音声を前記電話機に送信する第一のラインを、ライン切替手段により、前記電話機と前記通信網間の通話が開始される前の状態において、接続状態に設定するステップと、前記通信網側からの発信者番号が前記発信者番号検出ステップにより検出された後に前記情報処理装置から送出されるコマンドに応じて、前記ライン切替手段により、前記第一のラインを切断状態に設定し、前記情報処理装置からの音声を前記電話機に送信する第二のラインを接続状態に設定するライン切替ステップと、前記情報処理装置が、前記発信者番号検出ステップにて検出され、前記PCインターフェースを介して入力された発信者番号に対応する予め前記情報処理装置のデータベースに蓄積されている発信者情報を検索するステップと、前記情報処理装置が、前記音声インターフェースと前記ライン切替ステップにより接続状態に設定された前記第二のラインを介して前記電話機に該発信者情報を音声で通知するステップとを含み、第三者からの着信後に前記電話機のオフフック状態が検出された場合に、前記情報処理装置が前記PCインターフェースを介して前記コマンドを前記通信制御装置に送信することにより、前記ライン切替手段が前記第一のラインを切断状態に設定し前記第二のラインを接続状態に設定することを特徴とする。
【0028】
また、本発明の通信支援装置上で動作する通信支援サービスの実行方法は、請求項16に記載のように、請求項15記載の通信支援サービスの実行方法において、前記通信制御装置が、前記情報処理装置からの所定の表示データと前記通信網側からの音声を多重化する表示データ多重化ステップと、前記電話機が、前記表示データ多重化ステップにて多重化された信号を元の表示データと音声に分離する表示データ分離ステップと、前記表示データ分離ステップにて分離された所定の表示データを表示する表示ステップとを含むことを特徴とする。
【0029】
また、本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項17に記載のように、電話機及び情報処理装置が通信制御装置を介して通信網と接続するとともに、前記通信制御装置が、前記通信制御装置の音声インターフェース及びPCインターフェースを介して前記情報処理装置と接続される通信支援装置のコンピュータに通信支援サービスの実行方法を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記通信制御装置が第三者からの着信時に前記通信網側からの発信者番号を検出する発信者番号検出ステップと、前記通信網からの音声を前記電話機に送信する第一のラインを、ライン切替手段により、前記電話機と前記通信網間の通話が開始される前の状態において、接続状態に設定するステップと、前記通信網側からの発信者番号が前記発信者番号検出ステップにより検出された後に前記情報処理装置から送出されるコマンドに応じて、前記ライン切替手段により、前記第一のラインを切断状態に設定し、前記情報処理装置からの音声を前記電話機に送信する第二のラインを接続状態に設定するライン切替ステップと、前記情報処理装置が、前記発信者番号検出ステップにて検出され、前記PCインターフェースを介して入力された発信者番号に対応する予め前記情報処理装置のデータベースに蓄積されている発信者情報を検索するステップと、前記情報処理装置が、前記音声インターフェースと前記ライン切替ステップにより接続状態に設定された前記第二のラインを介して前記電話機に該発信者情報を音声で通知するステップとを含み、第三者からの着信後に前記電話機のオフフック状態が検出された場合に、前記情報処理装置が前記PCインターフェースを介して前記コマンドを前記通信制御装置に送信することにより、前記ライン切替手段が前記第一のラインを切断状態に設定し前記第二のラインを接続状態に設定することを特徴とする。
【0030】
また、本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、請求項18に記載のように、請求項17記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、前記通信制御装置が前記情報処理装置からの所定の表示データと前記通信網側からの音声を多重化する表示データ多重化ステップと、前記電話機が前記表示データ多重化機能にて多重化された信号を元の表示データと音声に分離する表示データ分離ステップと、前記表示データ分離機能にて分離された所定の表示データを表示する表示ステップとを前記コンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の通信支援装置の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の通信支援装置の原理構成図を示す。
図1において、通信支援装置は、電話機1と通信制御装置2と情報処理装置3と通信網4で構成され、電話機1及び情報処理装置3を通信制御装置2を介して通信網4に接続している。
【0032】
電話機1は、既存の音声送受信とダイヤル機能を有する。尚、電話機1はコードレスの電話機、または親子電話でも良い。
通信制御装置2は、電話機1と通信網4を接続するラインと、電話機1と情報処理装置3を接続するラインとを切り替えるライン切替回路5と、着信時に事業者が提供する発信者番号通知サービスによる発信者番号を検出する発信者番号検出回路6で構成され、電話機1及び情報処理装置3を通信網4に接続する機能を有する。
【0033】
情報処理装置3は、通信制御装置2から通知される発信者番号に基づいて、発信者名を検索し、電話機1と情報処理装置3を接続するラインを介してその発信者名を音声で電話機1に通知する機能を有する。尚、情報処理装置3には、予め発信者番号(電話番号)と発信者名(名前)を対応付けて登録してあるものとする。
【0034】
図1のように構成される通信支援装置において、発信者である第三者から着信があると、発信者番号検出回路6は、通信網より通知される発信者番号を検出し、更に一時その発信者番号を格納し、ライン切替回路5を情報処理装置3と電話機1が接続するように制御する。ライン切替回路5の制御が完了した後に、先に格納しておいた発信者番号を情報処理装置3に通知する。情報処理装置3では、発信者番号検出回路6より通知された発信者番号を参照して、発信者番号に関連付けて予め格納してある情報処理装置3内の発信者名を検索する。この状態で電話機1の使用者がオフフックすると、情報処理装置3は、検索した発信者名を音声合成処理することによって音声データを生成し、その音声データを電話機1に通知し、電話機1の受話器から音声が再生される。
【0035】
従って、通信支援装置の使用者は、発信者名が表示されるディスプレイから離れた場所で着信に対する応答をした場合でも、受話器から音声によって発信者名を確認することができる。
図2は、図1で発信者名を確認した後、着信の呼に対する応答を実行する通信支援装置の原理構成図を示す。
【0036】
図2において、通信支援装置は、電話機1と通信制御装置2と情報処理装置3と通信網4で構成され、電話機1及び情報処理装置3を通信制御装置2を介して通信網4に接続している。尚、図1で説明した図2と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
通信制御装置2の制御回路検出回路7は、電話機1からの制御信号として、例えば、DTMF信号を検出してライン切替回路5を制御する機能を有する。
【0037】
図2のように構成される通信支援装置において、発信者である第三者から着信があると、図1の通信支援装置と同様に電話機1をオフフックすることによって、発信者名が電話機1の受話器から音声で再生される。但し、この状態では、着信した呼に対してまだ応答しておらず、電話機1と通信網4間の回線は接続されていない。
【0038】
ここで、電話機1の使用者が所定の制御信号として、例えば、DTMF信号を通信制御装置2に対して送信すると、そのDTMF信号は制御信号検出回路7によって検出される。制御回路検出回路7は、ライン切替回路5を制御して電話機1と通信網4を接続するラインに切り替え、電話機1の使用者は、第三者との通話を開始する。
【0039】
従って、通信システムの使用者は、発信者名が表示されるディスプレイから離れた場所で着信に対する応答をした場合でも、受話器から音声によって発信者名が確認できるため、発信者名が表示されるディスプレイまで移動する必要がなく、更に発信者名を聞いた後に着信するかどうかを判断することが可能となる。
尚、ここでいう所定の制御信号は、特定のDTMF信号であり、着信に対する応答コマンドとして定義される。また、この信号は、DTMF信号に限らず、ダイヤルパルス及び、特定の周波数に設定された専用ボタンによる信号に置き換えることも可能である。
【0040】
また、図1及び図2の通信支援装置は、具体的に図3のようなシステム構成で使用される。図3のシステム構成おいて、通信支援装置は、電話機1としての電話機またはディスプレイ付き電話機13と、通信制御装置2としてのモデム12と、情報処理装置3としてのパソコン11と、通信網4としてのネットワーク14で構成されている。尚、電話機1はコードレスの電話機、または親子電話でも良い。
【0041】
図4は、着信時、情報処理装置が電話機に対して発信者の情報を通知することによって電話機の使用者が発信者を確認でき、更に発信者を確認した後にその着信に対して応答可能な通信支援装置の第一の実施例を示す。
図4において、本発明の通信支援装置は、電話機201と通信網202と、ボイスリレー203とオフフックリレー204とオフフック検出回路205と2線4線変換回路206と発信者ID検出回路207とリンガ検出回路208と2線4線変換回路209とDTMF検出回路210と切替機制御回路211と切替機212とCPU213とバス214と音声インターフェース215とPCインターフェース216を有する通信制御装置2と、音声合成実行部217とメイン制御部218とアドレスデータベース219とリンガ音発生部220とスピーカ221を有する情報処理装置3で構成され、着信時に、情報処理装置3が電話機201に対して発信者の情報を通知することによって電話機201の使用者が発信者を確認でき、更に発信者を確認した後にその着信に対して応答し、通話を開始する。
【0042】
電話機201は、既存の音声送受信とダイヤル機能を有する。尚、電話機1はコードレスの電話機、または親子電話でも良い。
通信網202は、公衆回線等の通信網を示す。
CPU213は、バス214に接続された各回路からの通知を処理し、更にバス214に接続された各回路を制御する機能を有する。
【0043】
ボイスリレー203は、電話機201と通信網202間の回線を接続及び切断する。尚、通話はこの回線が接続されているときに行われる。
オフフックリレー204は、回線上の発信者番号を検出するために、着信時に接続される。
オフフック検出回路205は、電話機201のオフフック状態を検出する。
【0044】
2線4線変換回路206及び2線4線変換回路209は、公衆回線上の音声データを通信網202側からの音声と電話機201からの音声とに分離する機能を有する。
発信者ID検出回路207は、オフフックリレー204が閉じられているときに通信網202から通知される発信者番号を検出する機能を有する。
【0045】
リンガ検出回路208は、通信網202からの着信を検出する機能を有する。
DTMF検出回路210は、電話機201からのDTMF信号を検出する機能を有する。
切替機制御回路211は、CPU213の制御によりボイスリレー203、オフフックリレー204、及び切替機212を切り替える機能を有する。
【0046】
切替機212は、通信網202からの音声データを電話機201に送信するライン(以後、状態1という。)と情報処理装置3からの音声データを電話機201に送信するライン(以後、状態2という。)とを切り替える機能を有する。
音声インターフェース215は、情報処理装置3にて生成された音声データを通信制御装置2に接続する機能を有する。
【0047】
PCインターフェース216は、発信者番号を情報処理装置3に通知する機能を有する。
音声合成実行部217は、電話機201に送信する発信者名の音声データを生成する機能を有する。
アドレスデータベース219は、発信者番号(電話番号)と発信者名(名前)が関連付けて記憶されている。
【0048】
メイン制御部218は、発信者番号が通知された場合に情報処理装置3からリンガ音を発生させる制御を実行し、その発信者番号に基づいてアドレスデータベース219を検索することによって発信者名を特定し、その発信者名を音声合成実行部217に通知する機能を有する。
リンガ音発生部220は、メイン制御部の制御によってリンガ音を生成し、スピーカ221から出力する。
【0049】
尚、電話機201からの制御信号がDTMF信号ではなくダイアルパルスの場合は、DTMF検出回路210をトーン信号検出回路に置き換えることによって、図4の通信支援装置と同様に電話サービスを実行することができる。更に電話機201からの制御信号が特定の周波数毎に割り当てられた専用信号の場合は、DTMF検出回路210を前記信号を検出可能な回路に置き換えることによって図4の通信支援装置と同様に電話サービスを実行することができる。
【0050】
上記図4のように構成される通信支援装置の処理フローを図5に従って説明する。
現在の通信支援装置は、第三者からの着信を待ち受けている状態とする(S1)。ここで、通話を希望する第三者からの着信があると、リンガ検出回路208は、着信を検出してその旨をCPU213に通知する。
は、CPU213は、この通知に対する応答として切替器制御回路211制御し、切替器制御回路211は、ボイスリレー203を開き(S2)、更に発信者番号を検出可能にするためにオフフックリレー204を閉じる(S3)。
【0051】
続いて発信者ID検出回路207は、通信網202からの発信者番号を検出し(S4)、更にCPU213の制御によってその発信者番号をバス214及びPCインターフェース216を介してメイン制御部218に通知する。
通知された発信者番号は、メイン制御部218に一時的に保存される(S5)。更にメイン制御部218は、発信者番号の受信完了通知をPCインターフェース216及びバス214を介してCPU213に送信する。発信者番号の受信完了通知を受信したCPU213は、切替器制御回路211に対してオフフックリレー204を開くように命令する(S6)。
【0052】
また、メイン制御部218は、リンガ音発生部220に対してリンガ音の鳴動を開始させる(S7)。リンガ音発生部220により鳴動したリンガ音声は、スピーカ221により再生される。
この状態で、電話機201の使用者が受話器をオフフックすると、オフフック検出回路205がオフフック状態を検出し(S8)、その旨をバス214及びPCインターフェース216を介してメイン制御部218に通知する。
【0053】
オフフック状態の通知を受信したメイン制御部218は、PCインターフェース216及びバス214を介して、CPU213に対して切替器212を状態2に設定するためのコマンドを発行し、CPU213は、切替器制御回路211に対して切替器212の接続を状態2にするように制御する(S9)。
切替器212による切り替えが終了した後に、メイン制御部218は、アドレスデータベース219を参照し、先にメイン制御部218内に一時手に保存した発信者番号に基づいて発信者名を検索する(S10)。
【0054】
検索の結果、その発信者番号に対応する発信者名がなかった場合(S10、NO)、メイン制御部218は,電話番号を音声合成実行部217に通知する。電話番号を受信した音声合成実行部217は、受信した信号を音声データに変更し、その音声データを音声インターフェース215及び状態2のラインを介して電話機201に送信する。電話機201は、受信した音声データを受話器から再生し(S16)、電話機201の使用者からの着信に対する応答を待つ。
【0055】
一方、発信者番号に対応する発信者名があった場合(S10、YES)、メイン制御部218は、検索した発信者名を音声合成実行部217に通知する。発信者名を受信した音声合成実行部217は、受信した信号を音声データに変更し、その音声データを音声インターフェース215及び状態2のラインを介して電話機201に送信する。電話機201は、受信した音声データを受話器から再生し(S11)、メイン制御部218は電話機201の使用者からの着信に対する応答を待つ。
【0056】
次に発信者名を確認後、電話機201の使用者が着信に対して応答する動作について説明する。
電話機201の使用者は、予め設定されている着信に対する応答信号として、例えば、特定のDTMF信号を送出することによって着信に応答することができる。特定のDTMF信号は、DTMF検出回路210により検出され(S12)、バス214及びPCインターフェース216を介してメイン制御部218に通知される。
【0057】
DTMF信号を受信したメイン制御部218は、そのDTMF信号が着信に対する応答信号を意味するかどうかを確認する(S13)。そのDTMF信号が着信に対する応答信号でない場合(S13、NO)、メイン制御部218は、再度DTMF信号の受信を待ち(S14、NO)、規定の時間内にDTMF信号の受信がなければ(S14、YES)、PCインターフェース216及びバス214を介してCPU213に対してボイスリレー203を閉じるためのコマンドを発行し、CPU213は、切替器制御回路211に対してボイスリレー203を閉じるように制御する(S15)。
【0058】
一方、ステップ13の確認において、DTMF信号が着信に対する応答信号である場合(S13、YES)、メイン制御部218は、PCインターフェース216及びバス214を介してCPU213に対してボイスリレー203を閉じるためのコマンドを発行し、CPU213は、切替器制御回路211に対してボイスリレー203を閉じるように制御する(S15)。
【0059】
このようにして本発明の通信支援装置では、電話機から予め設定された特定のDTMF信号を送出することによって、発信者名を確認した後で着信に対する応答をすることができる。尚、着信に対する応答は、DTMF信号に限定されず、ダイヤルパルス、フッキング、その他電話機201が生成することができる全ての信号に対応させることができる。
【0060】
更にメイン制御部218が留守番電話機能を有する場合は、DTMF信号の送出によってボイスリレー203を閉じる代わりにオフフックリレー204を閉じることにより、留守番電話による応答も可能である。また、メイン制御部218が上記以外の電話サービスを実行可能な場合も同様にして、その電話サービスをDTMF信号によって行うことができる。
【0061】
図6は、着信時、情報処理装置が電話機に対して発信者の情報を通知することによって電話機の使用者が発信者を確認でき、更に発信者を確認した後にその着信に対して応答可能な通信支援装置の第二の実施例を示す。
図6において、本発明の通信支援装置は、通信網304と、電話手段305と情報表示部306と制御信号多重化回路307と表示データ分離回路308とPCインターフェース309を有する電話機301と、オフフックリレー310とボイスリレー311とCPU312と回線インターフェース313とリンガ検出回路314と切替制御回路315と発信者番号検出回路316と回線状態検出回路317とDTMF検出回路318と電話機機能検出回路319と表示データ多重化回路320と制御信号分離回路321と電話インターフェース322を有する通信制御装置302と、メイン制御回路323とデータベース324を有する情報処理装置303で構成され、着信時に、情報処理装置303が電話機301に対して発信者の情報を通知することによって電話機301の使用者が発信者を確認でき、更に発信者を確認した後にその着信に対して応答し、通話を開始する。尚、図7に示す第三の実施例は、電話機301を電話機401のそれぞれの子機402a、402b、402c、402dに置き換えて説明することができるため説明を省略する。
【0062】
通信網304は、公衆回線等の通信網を示す。
電話手段305は、既存の音声送受信及びダイヤル機能を有する。
情報表示部306は、情報処理装置303からの表示データを表示する機能を有する。
制御信号多重化回路307は、電話手段305からの所定の制御信号として、例えば、DTMF信号、ダイヤルパルス、オンフック、オフフック等の信号と、電話手段305の受話器からの音声を多重化して一つの信号を生成する機能を有する。
【0063】
表示データ分離回路308は、通信制御装置302からの信号を電話手段305への音声データと、情報表示部306への表示データに分離する機能を有する。
PCインターフェース309及び電話インターフェース322は、電話機301と通信制御装置302を接続する機能を有する。
【0064】
オフフックリレー310は、回線上の発信者番号を検出するために、着信時に接続される。
ボイスリレー311は、電話機301と通信網304間の回線を接続及び切断する。尚、通話はこの回線が接続されているときに行われる。
CPU312は、バス325に接続された各回路からの通知を処理し、更にバス325に接続された各回路を制御する機能を有する。
【0065】
回線インターフェース313は、通信網304とバス325を接続する機能を有する。
リンガ検出回路314は、通信網304からの着信を検出する機能を有する。切替制御回路315は、CPU312の制御によりボイスリレー311とオフフックリレー310を切り替える機能を有する。
【0066】
発信者番号検出回路316は、オフフックリレー310が閉じられているときに通信網304から通知される発信者番号を検出する機能を有する。
回線状態検出回路317は、オフフックリレー310が閉じられているときに通信網304から通知される回線状態として、例えば、呼び出し中、回線切断、回線接続、着信等をを検出する機能を有する。
【0067】
DTMF検出回路318は、電話機301からのDTMF信号を検出する機能を有する。
電話機状態検出回路319は、電話機301の、例えば、オンフック及びオフフック状態、その他のDTMF信号以外の信号を検出する。
表示データ多重化回路320は、通信網304からの音声データと情報処理装置303からの表示データを多重化して一つの信号を生成する機能を有する。
【0068】
制御信号分離回路321は、電話機301から送出される信号を、所定の制御信号として、例えば、DTMF信号、ダイヤルパルス、オンフック、オフフック等の信号と、音声データとに分離する機能を有する。
データベース324は、発信者番号(電話番号)、発信者名(名前)及びその発信者に係わるその他の情報が関連付けて記憶されている。
【0069】
メイン制御回路323は、発信者番号が通知された場合に、その発信者番号に基づいてデータベース324を検索することによって発信者名及びその他の情報を特定し、その発信者名、発信者番号及びその他の情報を電話機301に通知する機能を有する。
尚、電話機301からの制御信号がDTMF信号ではなくダイアルパルスの場合は、DTMF検出回路318をトーン信号検出回路に置き換えることによって、図6の通信支援装置と同様に電話サービスを実行することができる。更に電話機301からの制御信号が特定の周波数毎に割り当てられた専用信号の場合は、DTMF検出回路318を前記信号を検出可能な回路に置き換えることによって図6の通信支援装置と同様に電話サービスを実行することができる。
【0070】
上記図6のように構成される通信支援装置の基本的な動作フローを図8及び図14に従って順に説明する。
図6の通信支援装置は、全ての電源が投入され、第三者からの着信、及び電話機301からの信号を待っている状態、または通話中とし、DTMF検出回路318、電話機状態検出回路319、リンガ検出回路314、回線状態検出回路317では、発生するイベントの検出が可能であり、CPU312は検出された信号の解析がいつでも可能な状態とする。
【0071】
この状態で電話機301の使用者によってリダイヤルボタンが押されると、その信号は電話機状態検出回路319によって検出され(図8、S21)、CPU312はその旨をバス325を介してメイン制御回路323に対して通知する。メイン制御回路323では、例えば、図9に示すようなリダイヤル処理を実行する(S22)。
【0072】
また、通信支援装置がイベントを待ち受けている状態で電話機301の使用者によってオンフックされると、その信号は電話機状態検出回路319によって検出され(S21)、CPU312はその旨をバス325を介してメイン制御回路323に対して通知する。メイン制御回路323では、例えば、図10に示すようなオンフック処理を実行する(S23)。
【0073】
また、通信支援装置がイベントを待ち受けている状態で電話機301の使用者によってテンキーが押されると、その信号は電話機状態検出回路319によって検出され(S21)、CPU312はその旨をバス325を介してメイン制御回路323に対して通知する。メイン制御回路323では、例えば、図11に示すようなテンキー処理を実行する(S24)。
【0074】
また、通信支援装置がイベントを待ち受けている状態で電話機301の使用者によってオフフックされると、その信号は電話機状態検出回路319によって検出され(S21)、CPU312はその旨をバス325を介してメイン制御回路323に対して通知する。メイン制御回路323では、例えば、図12に示すようなオフフック処理を実行する(S25)。
【0075】
また、通信支援装置がイベントを待ち受けている状態で電話機301の使用者によってDTMF信号を発生させる専用ボタンが押されると、その信号は、電話機状態検出回路319によって検出され(S21)、CPU312はその旨をバス325を介してメイン制御回路323に対して通知する。メイン制御回路323では、例えば、図13に示すような専用ボタン処理を実行する(S26)。
【0076】
また、通信支援装置が通話中の通信網304から音声を入力すると(図14、S71)、通信制御装置302は、例えば、図15に示すような音声処理を実行する(S72)。
また、通信支援装置が第三者を呼び出し中の場合、その状態は回線状態検出回路317によって検出され(S71)、CPU312はその旨をバス325を介してメイン制御回路323に対して通知する。メイン制御回路323では、例えば、図16に示すような呼び出し中処理を実行する(S73)。
【0077】
また、通信支援装置が通話中に通信網304からの切断通知を受信すると、その状態は回線状態検出回路317によって検出され(S71)、CPU312はその旨をバス325を介してメイン制御回路323に対して通知する。メイン制御回路323では、例えば、図17に示すような切断通知処理を実行する(S74)。
【0078】
また、通信支援装置がイベントを待ち受けている状態で通信網304からの接続通知を受信すると、その状態は回線状態検出回路317によって検出され(S71)、CPU312はその旨をバス325を介してメイン制御回路323に対して通知する。メイン制御回路323では、例えば、図18に示すような接続通知処理を実行する(S75)。
【0079】
また、通信支援装置がイベントを待ち受けている状態で通信網304からの着信通知を受信すると、その状態はリンガ検出回路314によって検出され(S71)、CPU312はその旨をバス325を介してメイン制御回路323に対して通知する。メイン制御回路323では、例えば、図19に示すような着信通知処理を実行する(S76)。
【0080】
ここで、図8のステップ21、及び図14のステップ71のイベント解析の解析結果により発生するそれぞれの処理の基本フローを図9から図13、及び図15から図19に従って説明する。尚、情報処理装置303及び通信制御装置302で実行する図9から図13及び図15から図19の処理は、それぞれが通信網304と電話機301を接続する回線の状態(ステータス)を管理し、そのステータス値は次のように定義される。例えば、ステータス値’0’は空き状態、ステータス値’1’は発信中状態、ステータス値’2’は呼び出し中状態、ステータス値’3’は着信中状態、ステータス値’4’は接続処理中状態、ステータス値’5’は接続中状態、ステータス値’6’は切断中状態を示す。尚、このステータス値、及び回線の状態は各処理の説明上便宜的に設定したものであるため、この限りではない。
【0081】
図9は、リダイヤル処理の動作フローを示す。
電話機301の使用者がリダイヤルボタンを押し、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、現在のステータスの状態を確認する(S31)。確認の結果、ステータス値が’0’、または’1’の場合(S31、0または1)、メイン制御回路323は、記憶されている電話番号を回線が認識可能なコマンドに変換し(S32)、電話番号の発信要求を回線が認識可能なコマンドに変換し(S33)、更にステータス値を’1’(発信中状態)に設定する(S34)。
【0082】
次にメイン制御回路323は、CPU312に対してステップ32及びステップ33において生成した電話番号と発信要求のコマンドを通知する(S35)。ここで、CPU312は、切替制御回路315に対してオフフックリレー310を閉じる命令を発行し(S36)、オフフックリレー310が閉じられた後、回線インターフェース313を介して電話番号を発信する。尚、ステップ31によるステータスの確認の結果、ステータス値が’0’、’1’以外の場合は(S31、他)、メイン制御回路323は、リダイヤル処理を終了する。
【0083】
図10は、オンフック処理の動作フローを示す。
電話機301の使用者がオンフックし、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、現在のステータスの状態を確認する(S41)。確認の結果、ステータス値が’1’、’2’、または’5’の場合(S41、1、2、または5)、メイン制御回路323は、ステータス値を’6’(切断中状態)に設定し、オフフック処理を終了する。尚、ステップ41による確認の結果、ステータス値が’1’、’2’、及び’5’以外の場合(S41、他)、メイン制御回路323は、オフフック処理を実行しない。
【0084】
図11は、テンキー処理の動作フローを示す。
電話機301の使用者がテンキーを押し、その旨がメイン制御回路323に通知されるても、メイン制御回路323は、何もしないで処理を終了する(S45)。
図12は、オフフック処理の動作フローを示す。
【0085】
電話機301の使用者がオフフックし、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、現在のステータスの状態を確認する(S51)。確認の結果、ステータス値が’0’の場合(S51、0)、メイン制御回路323は、発信要求を回線に認識可能なコマンドに変更した発信要求を生成する(S53)。
【0086】
発信要求を生成後、メイン制御回路323は、データベース324内の情報として、例えば、電話番号、名前、及びそれらに関連する他の情報等を読み出し(S54)、その情報を電話機301側に送出し(S55)、更にステータスを’1’(発信中状態)に設定する(S56)。
次にメイン制御回路323は、CPU312に対してステップ53において生成した発信要求のコマンドを通知する(S57)。ここで、CPU312は、切替制御回路315に対してオフフックリレー310を閉じる命令を発行し(S58)、オフフックリレー310が閉じられた後、回線インターフェース313を介して発信要求を送出する。尚、ステップ51による確認の結果、ステータス値が’3’の場合(S51、3)、メイン制御回路323は、ステータスを’4’(接続処理中状態)に設定し(S52)、オフフック処理を終了する。また、ステップ51による確認の結果、ステータス値が’0’及び’3’以外の場合(S51、他)、メイン制御回路323は、オフフック処理を実行しない。
【0087】
図13は、専用ボタン処理の動作フローを示す。
電話機301の使用者が専用ボタンとして、例えば、DTMF信号を発生させるボタンを押し、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、そのDTMF信号が示すコマンドの意味を解析する(S61)。確認の結果、例えば、情報を蓄積するコマンドの場合(S61、情報蓄積)、メイン制御回路323は、情報処理装置303のデータベース324内に電話機301から通知された情報を蓄積し(S62)、更に蓄積されたことを電話機301に通知する(S63)。
【0088】
一方、ステップ61による確認の結果、例えば、情報を読み出すコマンドの場合(S61、情報取り出し)、メイン制御回路323は、情報処理装置303のデータベース324内から蓄積された情報を読み出し(S64)、更に読み出した情報を電話機301に送出する(S65)。
図15は、音声処理の動作フローを示す。
【0089】
通話中に通信網304からの音声が入力されると、その音声はボイスリレー311及び表示データ多重化回路320を介して電話機301に送出される(S81)。また、通信網304からの音声と共に情報処理装置303からの表示データを電話機301に送出する場合、その音声及び表示データは、表示データ多重化回路320で多重化され、一つの信号として電話機301に送出される(S81)。
【0090】
図16は、呼び出し中処理の動作フローを示す。
第三者を呼び出し中に、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、ステータス値を’2’(呼び出し中状態)に設定し(S82)、呼び出し中処理を終了する。
図17は、切断通知処理の動作フローを示す。
【0091】
回線状態検出回路317により通信網304からの切断通知が検出された場合、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、ステータス値を’0’(空き状態)に設定し(S83)、更にオフフックリレー310を開放する命令をCPU312に対して発行し(S84)、切断通知処理を終了する。
【0092】
図18は、接続通知処理の動作フローを示す。
回線状態検出回路317により通信網304からの接続通知が検出された場合、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、ステータス値を’5’(接続中状態)に設定し(S85)、接続通知処理を終了する。
【0093】
図19は、着信通知処理の動作フローを示す。
リンガ検出回路314により通信網304からの着信通知が検出された場合、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、ステータス値を’3’(着信中状態)に設定し(S91)、続いて通信網304から発信者番号を獲得する(S92)。更にメイン制御回路323は、電話機301に対して着信したことを通知し(S93)、ボイスリレー311を閉じて、オフフックリレーを開放する命令をCPU312に対して発行し(S94)、着信通知処理を終了する。
【0094】
図20は、図8及び図14の処理を実行するときの電話機301の動作フローを示す。
電話機301がリダイヤル要求、オンフック、テンキー押下、オフフック、及び専用ボタン押下の各処理を実行すると(S101)、電話機301の制御信号多重化回路307は、それぞれに対応する信号をイベントとして通信制御装置302に送出している(S102)。尚、通話中の場合は、制御信号多重化回路307は、受話器からの音声と前記各処理に対応する信号を多重化し、一つの信号として通信制御装置302に送出している。
【0095】
また、電話機301が情報処理装置303からの表示データを受信した場合(S101)、表示データ分離回路308は、情報表示部306に前記表示データを表示する(S103)。尚、通話中の場合は、表示データ分離回路308は、通信網304からの音声と前記表示データを分離し、音声は受話器から再生され、表示データは情報表示部306に表示される。
【0096】
また、図6のように構成される通信支援装置が電話機301に電話番号を表示する場合の動作フローを図21に従って説明する。
リンガ検出回路314により通信網304からの着信通知が検出された場合、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、メイン制御回路323はステータス値を’3’(着信中状態)に設定し(S111)、更にCPU312に対してボイスリレー311を開き、オフフックリレー310を閉じる命令を発行する。ここで、切替制御回路315はCPU312の制御によってボイスリレー311を開き、オフフックリレー310を閉じる処理を実行する。
【0097】
ボイスリレー311及びオフフックリレー310を設定後、発信者番号検出回路316は、通信網304から発信者番号を検出し(S112)、その発信者番号をメイン制御回路323に通知する。
メイン制御回路323は、通知された発信者番号を表示データ多重化回路320へ送信し、更に着信したことを通知する(S113)。表示データ多重化回路320では、その発信者番号を電話インターフェース322を介して電話機301に送信する。PCインターフェース309を介して発信者番号を受信した表示データ分離回路308は、その発信者番号を情報表示部306に表示する。
【0098】
ここで、CPU312は、ボイスリレー311を閉じ、オフフックリレー310を開く命令をCPU312に対して発行する(S114)。
また、図6のように構成される通信支援装置が電話機301に電話番号とそれに関連する情報を表示する場合の動作フローを図22に従って説明する。
リンガ検出回路314により通信網304からの着信通知が検出された場合、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、ステータス値を’3’(着信中状態)に設定し(S121)、更にCPU312に対してボイスリレー311を開き、オフフックリレー310を閉じる命令を発行する。ここで、切替制御回路315はCPU312の制御によってボイスリレー311を開き、オフフックリレー310を閉じる処理を実行する。
【0099】
ボイスリレー311及びオフフックリレー310を設定後、発信者番号検出回路316は、通信網304から発信者番号を検出し(S122)、その発信者番号をメイン制御回路323に通知する。
発信者番号を受信したメイン制御回路323は、ボイスリレー311を閉じ、オフフックリレー310を開く命令を発行する。ここで、切替制御回路315はCPU312の制御によってボイスリレー311を閉じ、オフフックリレー310を開く処理を実行する(S123)。
【0100】
この状態でメイン制御回路323は、先に受信した発信者番号に基づいて、発信者の名前やその他の関連する情報を検索する処理を実行する。
メイン制御回路323は、例えば、変数iを’0’とし(S124)、データベース324内に登録された情報があるかどうかを確認する(S125)。登録数が’0’で情報がない場合(S125、YES)、メイン制御回路323は、発信者番号のみを表示データ多重化回路320に送信する(S130)。表示データ多重化回路320では、その発信者番号を電話インターフェース322を介して電話機301に送信する。PCインターフェース309を介して発信者番号を受信した表示データ分離回路308は、その発信者番号を情報表示部306に表示する。
【0101】
一方、ステップ125の確認において、登録数が’0’でなく情報がある場合(S125、NO)、メイン制御回路323は、例えば、図28(a)のようなデータベース324内の情報管理テーブルから変数i=0番目の情報を読み出し(S126)、取り出した情報内の電話番号と発信者番号を比較する(S127)。
【0102】
比較の結果、一致しなければ(S127、NO)、メイン制御回路323は、変数i=0に’1’を加算し、変数i=1番目の情報を読み出し、変数i=1番目の情報内の電話番号と発信者番号を比較する。メイン制御回路323は、変数iを’1’ずつ加算し、変数i=n番目の情報内の電話番号と発信者番号が一致するまでステップ125からステップ128の処理を繰り返す。尚、変数nは、任意の整数とする。
【0103】
変数i=n番目の情報内の電話番号と発信者番号が一致した場合(S127、YES)、メイン制御回路323は、図28(a)のような変数i=n番目の情報を表示データ多重化回路320に送信する(S129)。表示データ多重化回路320では、前記情報を電話インターフェース322を介して電話機301に送信する。PCインターフェース309を介して前記情報を受信した表示データ分離回路308は、その情報を、例えば、図28(b)のように情報表示部306に表示する。
【0104】
尚、データベース324内に図28のような情報管理テーブルを生成する方法は図22に示す。図8の処理において、DTMF検出回路318により電話機301からの特定のDTMF信号が検出された場合、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、電話機301から送信される情報をデータベース324内に蓄積する(S131)。更にメイン制御回路323は、例えば、登録数=登録数+1を実行し(S132)、データベース324に情報を登録したことを電話機301に通知する(S132)。ステップ132で実行される登録数は記録され、次の情報を登録するときは、この登録数で情報を蓄積し、また登録数=登録数+1を実行しておく。
【0105】
また、図6のように構成される通信支援装置の電話機301からの特定のDTMF信号に対応する制御一覧表を表示する場合の動作フローを図23に従って説明する。
図8において、リンガ検出回路314により通信網304からの着信通知が検出された場合、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、データベース324内の図29(a)のような情報管理テーブルから制御一覧表情報を読み出し(S141)、その制御一覧表情報を表示データ多重化回路320に送信する。表示データ多重化回路320では、その制御一覧表情報を電話インターフェース322を介して電話機301に送信する。PCインターフェース309を介して制御一覧表情報を受信した表示データ分離回路308は、その制御一覧表情報を、例えば、図29(b)ように情報表示部306に表示する(S142)。
【0106】
尚、上記ステップ142による制御一覧表の表示は、第三者からの着信による表示のため(S143)、メイン制御回路323は、ステータス値を’3’(着信中状態)に設定し(S145)、更にボイスリレー311を閉じ、オフフックリレー310を開く命令をCPU312に対して発行する(S146)。
一方、図8において、回線状態検出回路317により通信網304からの接続通知が検出された場合、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、データベース324内の図29(a)のような情報管理テーブルから制御一覧表情報を読み出し(S141)、その制御一覧表情報を表示データ多重化回路320に送信する。表示データ多重化回路320では、その制御一覧表情報と通話中の音声データを多重化し、電話インターフェース322を介して電話機301に送信する。PCインターフェース309を介して多重化された信号を受信した表示データ分離回路308は、多重化された信号を元の制御一覧表情報と音声データに分離し、一方の通信網304からの音声データを受話器に再生し、他方の制御一覧表情報を、例えば、図29(b)ように情報表示部306に表示する(S142)。
【0107】
尚、上記ステップ142による制御一覧表の表示は、回線からの接続通知による表示のため(S143)、更にメイン制御回路323は、ステータス値を’5’(接続中状態)に設定する(S144)。
また、図6のように構成される通信支援装置が電話機301から電話帳の検索及び登録を実行する場合の動作フローを図24に従って説明する。
【0108】
図8において、電話機状態検出回路319により電話機301からのオフフックが検出された場合、その旨がメイン制御回路323に通知されると(S151)、メイン制御回路323は、現在のステータス値が’0’かどうかを確認する(S152)。
ステータス値が’0’以外の場合(S152、NO)、且つステータス値が’3’以外の場合(S153、NO)、メイン制御回路323は、処理を終了する。
【0109】
また、ステータス値が’0’以外の場合(S152、NO)、且つステータス値が’3’の場合(S153、YES)、メイン制御回路323は、ステータス値を’4’(接続処理中状態)に設定し、その後、処理を終了する。
また、ステータス値が’0’の場合(S152、YES)、メイン制御回路323は、回線が認識可能なコマンドとしての発信要求を生成して回線に送出し(S155)、ステータス値を’1’(発信中状態)に設定する(S156)。
【0110】
ステータス値を設定したメイン制御回路323は、オフフックリレー310を開き、ボイスリレー311を閉じる命令を発行する。ここで、切替制御回路315はCPU312の制御によってオフフックリレー310を開き、ボイスリレー311を閉じる処理を実行する(S157)。
この状態でメイン制御回路323は、電話帳を検索する処理を実行する。
【0111】
メイン制御回路323は、例えば、変数iを’0’とし(S158)、データベース324内に電話帳があるかどうかを確認する(S159)。登録数が’0’で電話帳がない場合(S159、YES)、メイン制御回路323は、処理を終了する。
一方、ステップ159の確認において、登録数が’0’でなく電話帳がある場合(S159 NO)、メイン制御回路323は、例えば、図30(a)のようなデータベース324内の情報管理テーブルから変数i=0番目の情報を読み出し(S160)、変数i=0に’1’を加算し(S161)、変数i=登録数になるまで(S162)、つまり、データベース324内の情報管理テーブルからすべての電話帳情報を読み出すまでステップ160からステップ162の処理を繰り返す。
【0112】
変数i=登録数の場合(S162、YES)、メイン制御回路323は、すべての電話帳情報を表示データ多重化回路320に送信する。表示データ多重化回路320では、前記電話帳情報を電話インターフェース322を介して電話機301に送信する。PCインターフェース309を介して前記情報を受信した表示データ分離回路308は、その情報を、例えば、図30(b)のように情報表示部306に表示する(S163)。
【0113】
尚、データベース324内に図30のような情報管理テーブルを生成する方法は図24に示す。図8の処理において、DTMF検出回路318により電話機301からの特定のDTMF信号が検出された場合、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、電話機301から送信される情報をデータベース324内に蓄積する(S164)。更にメイン制御回路323は、例えば、登録数=登録数+1を実行し(S165)、データベース324に情報を登録したことを電話機301に通知する。ステップ165で実行される登録数は記録され、次の情報を登録するときは、この登録数で情報を蓄積し、また登録数=登録数+1を実行しておく。
【0114】
また、図6のように構成される通信支援装置が着信時に電話機301の使用者からの応答により回線を接続する場合の動作フローを図25、図26、図27に従って順に説明する。
リンガ検出回路314により通信網304からの着信通知が検出された場合、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、ステータス値を’3’(着信中状態)に設定し(図25、S171)、更にCPU312に対してボイスリレー311を開き、オフフックリレー310を閉じる命令を発行する。ここで、切替制御回路315はCPU312の制御によってボイスリレー311を開き、オフフックリレー310を閉じる処理を実行する。
【0115】
ボイスリレー311及びオフフックリレー310を設定後、発信者番号検出回路316は、通信網304から発信者番号を検出し、その発信者番号をメイン制御回路323に通知する(S172)。
発信者番号を受信したメイン制御回路323は、オフフックリレー310を開く命令を発行する。ここで、切替制御回路315はCPU312の制御によってオフフックリレー310を開く処理を実行する。
【0116】
この状態でメイン制御回路323は、電話機301に対して着信したことを通知し(S173)、処理を終了する。
ここで、電話機301の使用者がオフフックして電話に出ると、通信制御装置302の電話機状態検出回路319は、電話機301からのオフフックを検出し、その旨をメイン制御回路323に通知する。
【0117】
オフフックを受信したメイン制御回路323は、ステータス値を確認する(図26、S174)。確認の結果、ステータス値が’0’、’3’以外の場合(S174、他)、メイン制御回路323は、処理を終了する。
また、確認の結果、ステータス値が’0’の場合(S174、0)、メイン制御回路323は、発信要求を回線が認識可能なコマンドに変換し(S182)、そのコマンドを回線に送信し(S183)、更にステータス値を’1’(発信中状態)に設定する(S184)。
【0118】
ここで、メイン制御回路323は、CPU312に対してオフフックリレー310を開き、ボイスリレー311を閉じる命令を発行し、切替制御回路315は、CPU312の制御によって、オフフックリレー310を開き、ボイスリレー311を閉じる処理を実行し(S185)、電話機301と通信網304の回線が接続される。
【0119】
また、ステップ174による確認の結果、ステータス値が’3’の場合(S174、YES)、メイン制御回路323は、先に受信した発信者番号に基づいて、発信者の名前やその他の関連する情報を検索する処理を実行する。
メイン制御回路323は、例えば、変数iを’0’とし(S175)、データベース324内に登録された情報があるかどうかを確認する(S176)。登録数が’0’で情報がない場合(S176、YES)、メイン制御回路323は、発信者番号のみを表示データ多重化回路320に送信する(S177)。表示データ多重化回路320では、その発信者番号を電話インターフェース322を介して電話機301に送信する。PCインターフェース309を介して発信者番号を受信した表示データ分離回路308は、その発信者番号を情報表示部306に表示する。
【0120】
一方、ステップ176の確認において、登録数が’0’でなく情報がある場合(S176、NO)、メイン制御回路323は、例えば、図28(a)のようなデータベース324内の情報管理テーブルから変数i=0番目の情報を読み出し(S178)、取り出した情報内の電話番号と発信者番号を比較する(S179)。
【0121】
比較の結果、一致しなければ(S179、NO)、メイン制御回路323は、変数i=0に’1’を加算し(S180)、変数i=1番目の情報を読み出し、変数i=1番目の情報内の電話番号と発信者番号を比較する。メイン制御回路323は、変数iを’1’ずつ加算し、変数i=n番目の情報内の電話番号と発信者番号が一致するまでステップ176からステップ180の処理を繰り返す。尚、変数nは、任意の整数とする。
【0122】
変数i=n番目の情報内の電話番号と発信者番号が一致した場合(S179、YES)、メイン制御回路323は、図28(a)のような変数i=n番目の情報を表示データ多重化回路320に送信する(S181)。表示データ多重化回路320では、前記情報を電話インターフェース322を介して電話機301に送信する。PCインターフェース309を介して前記情報を受信した表示データ分離回路308は、その情報を、例えば、図28(b)のように情報表示部306に表示する。
【0123】
電話機301の使用者が情報表示部306の表示を確認後、専用ボタンとして、例えば、DTMF信号を発生させるボタンを押し、その旨がメイン制御回路323に通知されると、メイン制御回路323は、そのDTMF信号が示すコマンドの意味を解析する(S186)。
DTMF信号が示すコマンドが回線を接続する要求の場合(S186、YES)、メイン制御回路323は、CPU312に対してオフフックリレー312を閉じる命令を発行した後、更に回線接続命令を生成し(S187)、発行し(S188)、更にステータス値を’4’(接続処理中状態)に設定する(S189)。ここで、切替制御回路315はCPU312の制御によってボイスリレー311を閉じる処理を実行する(S193)。
【0124】
一方、ステップ186の解析の結果、DTMF信号が示すコマンドが回線を切断する要求の場合(S186、NO)、メイン制御回路323は、CPU312に対してオフフックリレー310を閉じる命令を発行した後、更に回線切断命令を生成し(S190)、発行し(S191)、更にステータス値を’6’(切断中状態)に設定する(S192)。ここで、切替制御回路315はCPU312の制御によってボイスリレー311を閉じる処理を実行する(S193)。
【0125】
尚、図4のCPU213及び図6、図7のCPU312は、メモリ格納されたプログラムで動作する。また、情報処理装置3、303は、内部にプロセッサとメモリを有し、メモリ内のプログラムを処理するものである。本実施例で開示した種々のフローチャートの動作を、これらのプログラムで動作させても良い。その場合、それらのプログラムは、フロッピー、CD−ROM等の媒体で提供され、実施例の装置にインストールすることも可能である。
【0126】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の通信支援装置によれば、発信者名が表示されるディスプレイから離れた場所で着信に対する応答をした場合でも、受話器から音声によって発信者名が確認できるため、発信者名が表示されるディスプレイまで移動する必要がない。
【0127】
また、本発明の通信支援装置によれば、電話機が表示手段を有しているため、情報処理装置のディスプレイから離れた場所で着信に対する応答をした場合でも、表示手段を確認することによって発信者名が確認できるため、情報処理装置のディスプレイまで移動する必要がない。
また、本発明の通信支援装置によれば、電話機の使用者は、発信者名を聞いた後に着信するかどうかを判断することが可能となる。
【0128】
従って、本発明によれば、着信時、情報処理手段が電話機に対して発信者の情報を通知することによって発信者を確認することができ、更に発信者を確認した後にその着信に対して応答可能な便利な通信支援装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信支援装置の原理構成図である。
【図2】本発明の通信支援装置の原理構成図である。
【図3】通信支援装置のシステム構成図である。
【図4】本発明の第一の実施例である。
【図5】第一の実施例の処理フローである。
【図6】本発明の第二の実施例である。
【図7】本発明の第三の実施例である。
【図8】電話機からの要求による通信制御装置及び情報処理装置の動作フローである。
【図9】リダイヤル要求時の動作フローである。
【図10】オンフック時の動作フローである。
【図11】テンキー押下時の動作フローである。
【図12】オフフック時の動作フローである。
【図13】専用ボタン押下時の動作フローである。
【図14】通信網からの要求による通信制御装置及び情報処理装置の動作フローである。
【図15】音声入力時の動作フローである。
【図16】呼び出し時の動作フローである。
【図17】回線切断時の動作フローである。
【図18】回線接続時の動作フローである。
【図19】着信時の動作フローである。
【図20】電話機の動作フローである。
【図21】電話番号を表示する場合の動作フローである。
【図22】電話番号とその他の情報を表示する場合、及び情報を登録する場合の動作フローである。
【図23】制御一覧表を表示する場合の動作フローである。
【図24】電話帳を検索及び登録する場合の動作フローである。
【図25】着信時に電話機の使用者からの応答により回線を接続する場合の動作フローである。
【図26】着信時に電話機の使用者からの応答により回線を接続する場合の動作フローである。
【図27】着信時に電話機の使用者からの応答により回線を接続する場合の動作フローである。
【図28】電話機の表示例である。
【図29】電話機の表示例である。
【図30】電話機の表示例である。
【図31】従来の通信支援装置の動作フローである。
【符号の説明】
1 電話機
2 通信制御装置
3 情報処理装置
4 通信網
5 ライン切替回路
6 発信者番号検出回路
7 制御信号検出回路
11 パソコン
12 モデム
13 電話機またはディスプレイ付き電話機
14 ネットワーク
201 電話機
202 通信網
203 ボイスリレー
204 オフフックリレー
205 オフフック検出回路
206 2線4線変換回路
207 発信者ID検出回路
208 リンガ検出回路
209 2線4線変換回路
210 DTMF検出回路
211 切替機制御回路
212 切替機
213 CPU
214 バス
215 音声インターフェース
216 PCインターフェース
217 音声合成実行部
218 メイン制御部
219 アドレスデータベース
220 リンガ音発生部
221 スピーカ
301 電話機
302 通信制御装置
303 情報処理装置
304 通信網
305 電話手段
306 情報表示部
307 制御信号多重化回路
308 表示データ分離回路
309 PCインターフェース
310 オフフックリレー
311 ボイスリレー
312 CPU
313 回線インターフェース
314 リンガ検出回路
315 切替制御回路
316 発信者番号検出回路
317 回線状態検出回路
318 DTMF検出回路
319 電話機状態検出回路
320 表示データ多重化回路
321 制御信号分離回路
322 電話インターフェース
323 メイン制御回路
324 データベース
401 電話機
402 子機
Claims (18)
- 電話機及び情報処理装置が通信制御装置を介して通信網と接続する通信支援装置において、
前記通信制御装置は、前記通信制御装置の音声インターフェース及びPCインターフェースを介して前記情報処理装置と接続され、
前記通信制御装置は、第三者からの着信時に前記通信網側からの発信者番号を検出する発信者番号検出手段と、前記通信網からの音声を前記電話機に送信する第一のラインを、前記電話機と前記通信網間の通話が開始される前の状態において、接続状態に設定し、前記通信網側からの発信者番号が前記発信者番号検出手段により検出された後に前記情報処理装置から送出されるコマンドに応じて前記第一のラインを切断状態に設定し、前記情報処理装置からの音声を前記電話機に送信する第二のラインを接続状態に設定するライン切替手段とを有し、
前記情報処理装置は、前記発信者番号検出手段から前記PCインターフェースを介して入力された発信者番号に対応する予め前記情報処理装置のデータベースに蓄積されている発信者情報を検索すると共に、前記通信制御装置の前記音声インターフェースと前記ライン切替手段により接続状態に設定された前記第二のラインを介して前記電話機に該発信者情報を音声で通知する制御手段を有し、
前記制御手段が、第三者からの着信後に前記電話機のオフフック状態が検出された場合に、前記PCインターフェースを介して前記コマンドを前記通信制御装置に送信することにより、前記ライン切替手段が前記第一のラインを切断状態に設定し前記第二のラインを接続状態に設定することを特徴とする通信支援装置。 - 請求項1記載の通信支援装置において、前記通信制御装置は、前記発信者情報が音声にて前記電話機に通知された後に前記電話機から出力される所定の制御信号を検出する制御信号検出手段を有し、該制御信号検出手段にて所定の制御信号が検出されたとき、前記ライン切替手段が前記電話機と前記通信網間の回線を接続することによって、前記電話機は、第三者からの着信に応答することを特徴とする通信支援装置。
- 電話機及び情報処理装置を通信網に接続させるための通信制御装置において、
前記通信制御装置は、前記通信制御装置の音声インターフェース及びPCインターフェースを介して前記情報処理装置と接続され、
前記通信制御装置は、第三者からの着信時に前記通信網側からの発信者番号を検出する発信者番号検出手段と、前記通信網からの音声を前記電話機に送信する第一のラインを、前記電話機と前記通信網間の通話が開始される前の状態において、接続状態に設定し、前記通信網側からの発信者番号が前記発信者番号検出手段により検出された後に前記情報処理装置から送出されるコマンドに応じて前記第一のラインを切断状態に設定し、前記情報処理装置からの音声を前記電話機に送信する第二のラインを接続状態に設定するライン切替手段とを有し、
前記通信制御装置は、前記発信者番号検出手段にて検出された発信者番号を前記PCインターフェースを介して前記情報処理装置に通知すると共に、第三者からの着信後に前記電話機のオフフック状態が検出された場合に、前記情報処理装置から送出される前記コマンドを前記PCインターフェースを介して受信することにより、前記ライン切替手段が前記第一のラインを切断状態に設定し前記第二のラインを接続状態に設定し、かつ、前記情報処理装置にて検索された発信者情報を、前記音声インターフェースと前記ライン切替手段により接続状態に設定された前記第二のラインを介して前記電話機に音声にて通知することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項3記載の通信制御装置において、前記通信制御装置は、前記発信者情報が音声にて前記電話機に通知された後に前記電話機から出力される所定の制御信号を検出する制御信号検出手段を有し、該制御信号検出手段にて所定の制御信号が検出されたとき、前記ライン切替手段が前記電話機と前記通信網間の回線を接続することによって、前記電話機は、第三者からの着信に応答することを特徴とする通信支援装置。
- 請求項1記載の通信支援装置において、前記通信制御装置は、前記情報処理装置からの所定の表示データと前記通信網側からの音声を多重化する表示データ多重化手段を更に備え、かつ、前記電話機は、前記表示データ多重化手段にて多重化された信号を元の表示データと音声に分離する表示データ分離手段と、前記表示データ分離手段にて分離された所定の表示データを表示する表示手段とを備えることを特徴とする通信支援装置。
- 請求項5記載の通信支援装置において、前記電話機は、所定の制御信号と受話器からの音声を多重化する制御信号多重化手段を備え、かつ、前記通信制御装置は、前記制御信号多重化手段にて多重化された信号を元の制御信号と音声に分離する制御信号分離手段を更に備えることを特徴とする通信支援装置。
- 請求項5記載の通信支援装置において、前記情報処理装置からの所定の表示データは、該発信者番号検出手段にて検出される発信者番号とすることを特徴とする通信支援装置。
- 請求項5記載の通信支援装置において、前記情報処理装置からの所定の表示データは、該発信者番号検出手段にて検出される発信者番号に対応する予め前記情報処理装置内に蓄積されている発信者名とすることを特徴とする通信支援装置。
- 請求項5記載の通信支援装置において、前記情報処理装置からの所定の表示データは、該発信者番号検出手段にて検出される発信者番号と、該発信者番号に対応する予め前記情報処理装置内に蓄積されている発信者名とすることを特徴とする通信支援装置。
- 請求項5記載の通信支援装置において、更に前記情報処理装置からの所定の表示データは、予め前記情報処理装置内に蓄積されている、前記電話機が実行可能な制御と各制御に割り当てられたボタンを対応付けた一覧表とすることを特徴とする通信支援装置。
- 請求項5記載の通信支援装置において、更に前記情報処理装置からの所定の表示データは、予め前記情報処理装置内に蓄積されている電話帳情報とすることを特徴とする通信支援装置。
- 請求項5記載の通信支援装置において、前記通信制御装置は、前記電話機からの所定の制御信号を検出する制御信号検出手段と、前記電話機と前記通信網間の回線を接続又は切断する回線切替手段とを更に備え、該制御信号検出手段にて所定の制御信号が検出され、更に該回線切替手段にて電話機と通信網間の回線を接続することによって、前記電話機は、第三者からの着信に応答することを特徴とする通信支援装置。
- 請求項3記載の通信制御装置において、前記情報処理装置からの所定の表示データと通信網側からの音声を多重化する表示データ多重化手段と、前記電話機からの多重化された信号を所定の制御信号と音声に分離する制御信号分離手段とを更に備えることを特徴とする通信制御装置。
- 請求項1記載の通信支援装置において、前記電話機は、前記通信制御装置からの多重化された信号を所定の表示データと音声に分離する表示データ分離手段と、該表示データ分離手段にて分離された所定の表示データを表示する表示手段と、所定の制御信号と受話器からの音声を多重化する制御信号多重化手段とを有することを特徴とする通信支援装置。
- 電話機及び情報処理装置が通信制御装置を介して通信網と接続するとともに、前記通信制御装置が前記通信制御装置の音声インターフェース及びPCインターフェースを介して前記情報処理装置と接続する通信支援装置上で動作する通信支援サービスの実行方法において、
前記通信制御装置が第三者からの着信時に前記通信網側からの発信者番号を検出する発信者番号検出ステップと、
前記通信網からの音声を前記電話機に送信する第一のラインを、ライン切替手段により、前記電話機と前記通信網間の通話が開始される前の状態において、接続状態に設定するステップと、
前記通信網側からの発信者番号が前記発信者番号検出ステップにより検出された後に前記情報処理装置から送出されるコマンドに応じて、前記ライン切替手段により、前記第一のラインを切断状態に設定し、前記情報処理装置からの音声を前記電話機に送信する第二のラインを接続状態に設定するライン切替ステップと、
前記情報処理装置が、前記発信者番号検出ステップにて検出され、前記PCインターフェースを介して入力された発信者番号に対応する予め前記情報処理装置のデータベースに蓄積されている発信者情報を検索するステップと、
前記情報処理装置が、前記音声インターフェースと前記ライン切替ステップにより接続状態に設定された前記第二のラインを介して前記電話機に該発信者情報を音声で通知するステップとを含み、
第三者からの着信後に前記電話機のオフフック状態が検出された場合に、前記情報処理装置が前記PCインターフェースを介して前記コマンドを前記通信制御装置に送信することにより、前記ライン切替手段が前記第一のラインを切断状態に設定し前記第二のラインを接続状態に設定することを特徴とする通信支援サービスの実行方法。 - 請求項15記載の通信支援サービスの実行方法において、前記通信制御装置が、前記情報処理装置からの所定の表示データと前記通信網側からの音声を多重化する表示データ多重化ステップと、前記電話機が、前記表示データ多重化ステップにて多重化された信号を元の表示データと音声に分離する表示データ分離ステップと、前記表示データ分離ステップにて分離された所定の表示データを表示する表示ステップとをさらに含むことを特徴とする通信支援サービスの実行方法。
- 電話機及び情報処理装置が通信制御装置を介して通信網と接続するとともに、前記通信制御装置が前記通信制御装置の音声インターフェース及びPCインターフェースを介して前記情報処理装置と接続される通信支援装置のコンピュータに通信支援サービスの実行方法を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記通信制御装置が第三者からの着信時に前記通信網側からの発信者番号を検出する発信者番号検出ステップと、
前記通信網からの音声を前記電話機に送信する第一のラインを、ライン切替手段により、前記電話機と前記通信網間の通話が開始される前の状態において、接続状態に設定するステップと、
前記通信網側からの発信者番号が前記発信者番号検出ステップにより検出された後に前記情報処理装置から送出されるコマンドに応じて、前記ライン切替手段により、前記第一のラインを切断状態に設定し、前記情報処理装置からの音声を前記電話機に送信する第二のラインを接続状態に設定するライン切替ステップと、
前記情報処理装置が、前記発信者番号検出ステップにて検出され、前記PCインターフェースを介して入力された発信者番号に対応する予め前記情報処理装置のデータベースに蓄積されている発信者情報を検索するステップと、
前記情報処理装置が、前記音声インターフェースと前記ライン切替ステップにより接続状態に設定された前記第二のラインを介して前記電話機に該発信者情報を音声で通知するステップとを含み、
第三者からの着信後に前記電話機のオフフック状態が検出された場合に、前記情報処理装置が前記PCインターフェースを介して前記コマンドを前記通信制御装置に送信することにより、前記ライン切替手段が前記第一のラインを切断状態に設定し前記第二のラインを接続状態に設定することを特徴とする通信支援サービスの実行方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 請求項17記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記通信制御装置が前記情報処理装置からの所定の表示データと前記通信網側からの音声を多重化する表示データ多重化ステップと、前記電話機が前記表示データ多重化機能にて多重化された信号を元の表示データと音声に分離する表示データ分離ステップと、前記表示データ分離機能にて分離された所定の表示データを表示する表示ステップとをさらに含 むことを特徴とする前記通信支援サービスの実行方法を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25579697A JP3871287B2 (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 通信支援装置 |
US09/049,088 US6240165B1 (en) | 1997-09-19 | 1998-03-27 | Communication support system in which a caller profile from a data processing device is transmitted to a telephone device upon incoming of a call |
DE69839004T DE69839004T2 (de) | 1997-09-19 | 1998-03-30 | System zur Unterstützung einer Kommunikation |
EP98302432A EP0903912B1 (en) | 1997-09-19 | 1998-03-30 | Communication support system |
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