JP2006080997A - 電話通信装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 速やかにPSTN電話通信をVoIP電話通信に変更するとともに、変更操作に伴うユーザの負担を減少させることが可能な電話通信装置を提供する。
【解決手段】 電話通信装置100は、PSTN電話通信の着信時に、ダイヤル検出信号検出回路17で相手先のPSTN電話番号を検出し、記憶手段10に記憶されている電話帳データを参照して、PSTN電話番号に関連付けられたVoIP電話番号を取得する。CPU9は、PSTN電話通信を終了するとともに、取得したVoIP電話番号に基づいてVoIP電話通信の発信を行う。PSTN電話通信を終了する前に、相手先の電話通信装置に対して、電話通信を切り替えることを示すメッセージ、たとえば「IP電話で電話を掛け直しますので、電話を切ってお待ちください」などの音声メッセージを送出することが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、公衆電話交換回線網(以下、Public Switched Telephone Network から「PSTN」と略称することがある)を介しての通話および通信が可能なPSTN電話機能を有し、且つインターネットを介し、インターネットプロトコル(Internet Protocol 以下、「IP」と略称することがある)を利用して通信および通話が可能なIP電話機能を兼ね備えた電話通信装置に関する。
従来から公衆回線網を介した電話通信であるPSTN電話通信は、広く利用されているが、近年非対称デジタル加入者回線網(略称ADSL:Asymmetric Digital Subscriber
Line)、およびCATV(Cable Television)、FTTH(Fiber To The Home)などの光ファイバ網の発展など、インターネットによるデジタル通信網の拡充により、また、インターネットを利用することで通信料金が低化傾向にあることにより、インターネットを介したVoIP(Voice over IP)による電話通信であるVoIP電話通信が普及しつつある。しかし、VoIP電話通信は、PSTN電話通信による通信可能な相手先の範囲を全てカバーできていないこと、停電時には通信不可能であることなどから、単独で用いられるのではなく、PSTN電話通信と併用されることが一般的である。さらに、PSTN電話通信およびVoIP電話通信を共に行うことが可能な電話通信装置では、電話を掛ける側のユーザの選択によって、何れかの電話通信を選択的に使用することが可能となっている。このような電話通信装置では、電話番号、IPアドレスなど入力された相手先の識別番号によって、PSTN電話通信を行うかVoIP電話通信を行うかを判断し、適切な電話通信を行っている(たとえば、特許文献1参照)。
また電話通信装置の多くには、相手先の名称などと電話番号とを関連付けて記憶する電話帳機能が内蔵されており、ユーザが電話帳機能で電話番号を選択することによって、PSTN電話通信を行うかVoIP電話通信を行うかを選択することができる。
特開2004−40251号公報
PSTN電話通信またはVoIP電話通信のいずれの電話通信を行うかは、上記のように、入力された電話番号などに基づいて判断されるか、ユーザが自ら選択するため、一旦PSTN電話通信を行い、通信料金を低減させるなどの理由でVoIP電話通信に変更したい場合は、PSTN電話通信を行った側のユーザ、すなわち電話を掛けたユーザが、変更するための新たな操作を行わない限り変更することができないという問題がある。
本発明の目的は、速やかにPSTN電話通信をVoIP電話通信に変更するとともに、変更操作に伴うユーザの負担を減少させることが可能な電話通信装置を提供することである。
本発明は、公衆電話交換回線網を介するアナログ電話通信とインターネットプロトコルを利用するデジタル電話通信とを行う電話通信装置であって、
前記アナログ電話通信用の電話番号と、前記デジタル電話通信用の電話番号とを関連付けて記憶する記憶手段と、
着信時に相手先の電話番号を検出する発信者番号検出手段と、
前記アナログ電話通信または前記デジタル電話通信で発信を行う発信手段と、
検出された相手先の電話番号が、前記記憶手段にアナログ電話通信用の電話番号として記憶されているかどうかを判断し、アナログ電話通信用の電話番号が記憶されていた場合はアナログ電話通信用の電話番号に関連付けられたデジタル電話通信用の電話番号が記憶されているかどうかを判断し、デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合は、前記発信手段にデジタル電話通信で発信を行わせる制御手段とを有することを特徴とする電話通信装置である。
また本発明は、相手先の電話通信装置に対して音声メッセージを送出するメッセージ送出手段を有し、
前記デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合、前記制御手段は、アナログ電話通信を行い、デジタル電話通信に切り替えることを示す音声メッセージをアナログ電話通信によって前記メッセージ送出手段に送出させ、アナログ電話通信を終了させた後、前記発信手段にデジタル電話通信で発信を行わせることを特徴とする。
また本発明は、相手先の電話通信装置に対して音声メッセージを送出するメッセージ送出手段を有し、
前記デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合、前記制御手段は、アナログ電話通信を行い、前記発信手段にデジタル電話通信で発信を行わせ、相手先の呼び出しを確認した後、デジタル電話通信に切り替えることを示す音声メッセージをアナログ電話通信によって前記メッセージ送出手段に送出させ、アナログ電話通信を終了させることを特徴とする。
また本発明は、相手先の電話通信装置に対して音声メッセージを送出するメッセージ送出手段を有し、
前記デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合、前記制御手段は、前記発信手段にデジタル電話通信で発信を行わせ、相手先の呼び出しを確認した後、アナログ電話通信が開始していれば、デジタル電話通信に切り替えることを示す音声メッセージをアナログ電話通信によって前記メッセージ送出手段に送出させ、アナログ電話通信を終了させることを特徴とする。
また本発明は、前記デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合、前記制御手段は、前記発信手段にデジタル電話通信で発信を行わせ、相手先の呼び出しを確認した後、アナログ電話通信が開始していなければ、アナログ電話通信を終了させることを特徴とする。
また本発明は、ユーザが前記アナログ電話通信用の電話番号または前記デジタル電話通信用の電話番号を入力するための入力手段を有し、
前記入力手段によって、アナログ電話通信用の電話番号が入力された場合、前記制御手段は、
前記記憶手段に入力された電話番号に関連付けられたデジタル電話通信用の電話番号が記憶されているかどうかを判断し、デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合は、前記発信手段にアナログ電話通信での発信ではなくデジタル電話通信で発信を行わせることを特徴とする。
本発明によれば、公衆電話交換回線網を介するアナログ電話通信とインターネットプロトコルを利用するデジタル電話通信とを行う電話通信装置である。
記憶手段には、予め前記アナログ電話通信用の電話番号と、前記デジタル電話通信用の電話番号とを関連付けて記憶しておく。
着信時に発信者番号検出手段が、相手先の電話番号を検出すると、制御手段は、検出された相手先の電話番号が、前記記憶手段にアナログ電話通信用の電話番号として記憶されているかどうかを判断する。アナログ電話通信用の電話番号が記憶されていた場合はアナログ電話通信用の電話番号に関連付けられたデジタル電話通信用の電話番号が記憶されているかどうかを判断する。デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合は、発信手段にデジタル電話通信で発信を行わせる。この後、相手先でオフフックされれば、デジタル電話通信を行うことができる。
このように、記憶手段にアナログ電話通信用の電話番号に関連付けられたデジタル電話通信用の電話番号が記憶されていれば、デジタル電話通信で発信を行うので、アナログ電話通信からデジタル電話通信へ変更する際の操作に伴うユーザの負担を減少させることができる。
また本発明によれば、相手先の電話通信装置に対して音声メッセージを送出するメッセージ送出手段を有している。
前記デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合、前記制御手段は、アナログ電話通信を行い、デジタル電話通信に切り替えることを示す音声メッセージをアナログ電話通信によって前記メッセージ送出手段に送出させる。メッセージを送出すると、アナログ電話通信を終了させて、前記発信手段にデジタル電話通信で発信を行わせる。
これにより、速やかにアナログ電話通信からデジタル電話通信へ変更することができる。また、音声メッセージとしてたとえば、「IP電話で電話を掛け直しますので、電話を切ってお待ちください」などのメッセージを送出し、相手先のユーザにデジタル電話通信に切り替えることを報知することで、より速やかにデジタル電話通信へ変更することができる。
また本発明によれば、相手先の電話通信装置に対して音声メッセージを送出するメッセージ送出手段を有している。
前記デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合、前記制御手段は、アナログ電話通信を行い、前記発信手段にデジタル電話通信で発信を行わせる。相手先の呼び出しを確認した後、アナログ電話通信によってデジタル電話通信に切り替えることを示す音声メッセージを前記メッセージ送出手段に送出させ、アナログ電話通信を終了させる。
これにより、速やかにかつ確実にアナログ電話通信からデジタル電話通信へ変更することができる。また、音声メッセージとしてたとえば、「IP電話で電話を掛け直しますので、電話を切ってお待ちください」などのメッセージを送出し、相手先のユーザにデジタル電話通信に切り替えることを報知することで、より速やかにデジタル電話通信へ変更することができる。
また本発明によれば、相手先の電話通信装置に対して音声メッセージを送出するメッセージ送出手段を有している。
前記デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合、前記制御手段は、前記発信手段にデジタル電話通信で発信を行わせる。相手先の呼び出しを確認した後、アナログ電話通信が開始していれば、アナログ電話通信によってデジタル電話通信に切り替えることを示す音声メッセージを前記メッセージ送出手段に送出させ、アナログ電話通信を終了させる。
これにより、速やかにかつ確実にアナログ電話通信からデジタル電話通信へ変更することができる。また、音声メッセージとしてたとえば、「IP電話に切り替えます。」などのメッセージを送出し、相手先のユーザにデジタル電話通信に切り替えることを報知することで、より速やかにデジタル電話通信へ変更することができる。
また本発明によれば、前記デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合、前記制御手段は、前記発信手段にデジタル電話通信で発信を行わせ、相手先の呼び出しを確認した後、アナログ電話通信が開始していなければ、アナログ電話通信を終了させる。
これにより、速やかにかつ確実にアナログ電話通信からデジタル電話通信へ変更することができる。
また本発明によれば、ユーザが前記アナログ電話通信用の電話番号または前記デジタル電話通信用の電話番号を入力するための入力手段を有している。
前記入力手段によって、アナログ電話通信用の電話番号が入力された場合、前記制御手段は、前記記憶手段に入力された電話番号に関連付けられたデジタル電話通信用の電話番号が記憶されているかどうかを判断する。デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合は、前記発信手段にアナログ電話通信での発信ではなくデジタル電話通信で発信を行わせる。
これにより、着信時だけでなく発信時であってもデジタル電話通信へ変更する際の操作に伴うユーザの負担を減少させることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態である電話通信装置100の構成を示すブロック図である。この電話通信装置100は、公衆電話回線網(PSTN)を介しての電話通信であるPSTN電話通信(アナログ電話通信)およびインターネットなどを介し、VoIPを利用する電話通信であるVoIP電話通信(デジタル電話通信)を行う。
電話通信装置100は、PSTN回線インタフェース(I/F)1、PSTN回線用2線−4線変換手段2、電話機音声回路3、受話器4、2線−4線送受話制御手段5、PSTN回線I/F制御手段6、PSTN回線ダイヤル送出制御手段7、ADSL回路制御手段8、CPU(中央演算処理装置)9、記憶手段10、表示画面制御手段11、表示素子12、各種キー読み込み手段13、各種キー14、音声メッセージ発生手段15、CAR信号検出回路16、ダイヤル信号検出回路17、ADSL回線I/F18、ADSL変復調回路19、デジタル信号処理回路20および音声コーデック21を含んで構成される。
PSTN電話通信を行うため、公衆電話回線の加入者線にはインタフェース回路であるPSTN回線I/F1を介して接続する。PSTN回線を介して受信される音声信号は、PSTN回線用2線−4線変換手段2の2線側に入力される。入力された音声信号は、4線側のうちの2線を使用する受話用に分けられ、電話機音声回路3で増幅されて受話器4のスピーカで再生される。PSTN回線に対して送信する音声信号は、受話器4のマイクに入力された音声が電気信号に変換され、電話機音声回路3で増幅される。増幅された音声信号は、PSTN回線用2線−4線変換手段2の4線側の2線を使用する送話用として入力され、2線側からPSTN回線I/F1を介してPSTN回線に送出される。
このようなPSTN回線用2線−4線変換手段2の動作は、2線−4線送受話制御手段5によって制御され、PSTN回線I/F1の動作は、PSTN回線I/F制御手段6によって制御される。
PSTN回線ダイヤル送出制御手段7は、PSTN回線I/F1を介してPSTN回線にダイヤル信号を送出する。
CAR信号検出回路16は、PSTN電話機の電話番号を検出する時の検出起動信号としてのCAR信号を検出し、ダイヤル信号検出回路17は、相手先のダイヤル番号を検出するモデム機能を含む発信者番号検出手段である。
電話通信装置の付加的な機能を実現するために、記憶手段10は、電話通信装置100を制御するための制御プログラム、留守番電話機能を実現するための留守番電話プログラムなどの各種プログラム、相手先の名称などとPSTN電話通信用の電話番号(PSTN電話番号)およびVoIP電話通信用の電話番号(VoIP電話番号)とを関連付けた電話帳データなどを記憶する。
表示素子12は、液晶表示装置などで実現され、表示画面制御手段11に制御され、電話通信装置の各機能を動作させるためのメニュー画面、現在の電話通信装置の状態を示すステータス画面など、ユーザに報知するべき情報を表示する。
各種キー14は、相手先の電話番号などを入力するためのダイヤルキー、各機能を動作させるためのファンクションキーなどで構成され、ユーザによって押下されると、各種キー読み込み手段13によっていずれのキーが押されたかが判断される。
音声メッセージ発生手段15は、予め記憶している音声メッセージを再生する。
VoIP回線を利用するVoIP電話通信を行うため、スプリッタなどで加入者線から分離したADSL回線にADSL回線I/F18を介して接続し、ADSL変復調回路19による変調、デジタル信号処理回路20によるVoIP電話用のプロトコル変換および音声信号の送受信を行う。音声コーデック21は、VoIP回線を介して受信するデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、変換された音声信号が受話器4のスピーカから音声として出力される。受話器4のマイクに入力された音声は、アナログ音声信号として音声コーデック21はデジタル音声信号に変換する。ADSL回路制御手段8は、ADSL回線I/F18およびADSL変復調回路19の動作を制御する。
CPU9は、上記の各回路および手段を制御することで電話通信装置100全体の制御を行う制御手段である。
発信手段は、CPU9および記憶手段10を含んで構成される。メッセージ送出手段は、CPU9および音声メッセージ発生手段15を含んで構成される。入力手段は、CPU9、記憶手段10、各種キー読み込み手段13および各種キー14を含んで構成される。
なお、ADSL回線以外のブロードバンド接続用としてFTTH、CATV用のモデム、その他のルータ、ゲートウエイに接続用として、WAN(Wide Area Network)I/F、LAN(Local Area Network)I/Fを備えていてもよい。
電話通信装置100は、PSTN電話通信の着信時に、相手先のPSTN電話番号を検出し、電話帳データを参照して、PSTN電話番号に関連付けられたVoIP電話番号を取得する。PSTN電話通信を終了するとともに、取得したVoIP電話番号に基づいてVoIP電話通信の発信を行う。PSTN電話通信を終了する前に、相手先の電話通信装置に対して、電話通信を切り替えることを示すメッセージ、たとえば「IP電話で電話を掛け直しますので、電話を切ってお待ちください」などの音声メッセージを送出することが好ましい。
記憶手段10にPSTN電話番号に関連付けられたVoIP電話番号が記憶されていれば、VoIP電話通信で発信を行うので、PSTN電話通信からVoIP電話通信へ変更する際の操作に伴うユーザの負担を減少させることができる。
PSTN電話通信の着信時において、相手先のPSTN電話番号を検出するには、予め発信者番号通知サービスを、電話キャリアと契約する必要がある。契約が完了していると、電話が掛かってくるたびに、まず。CAR信号(PSTN回線の呼出信号と同じ周波数成分を持ち、呼出信号と周期が異なる信号で、特有の信号ON/OFFの周期を持つ信号)が、交換機から電話通信装置に発信される。CAR信号を受信した電話通信装置は、CAR信号検出回路16にて信号を検出し、CPU9によって、正しくCAR信号であるかを確認する。CAR信号であることが確認されると、発信者番号(PSTN電話番号)を受信するために、CPU9は、PSTN回線I/F制御手段6を動作させ、PSTN回線I/F1を制御してPSTN回線用2線−4線変換手段2とPSTN回線とを接続する。PSTN回線用2線−4線変換手段2とPSTN回線とが接続されると、交換機が、電話通信装置側で発信者番号の受信準備が出来たことを検出し、電話番号に相当するダイヤル信号を送出する。送出されたダイヤル信号は、PSTN回線用2線−4線変換手段2を経由してダイヤル信号検出回路17に入力され、デジタル信号に変換されて、CPU9が発信者番号を取得する。取得した発信者番号は、たとえば、CPU9が表示画面制御手段11を動作させ、表示素子12に表示される。
図2は、記憶手段10に記憶されている電話帳データ30の構成を示す図である。電話帳データ30は、名称31、PSTN電話番号32およびVoIP電話番号33からなる。名称31は、相手先電話通信装置のユーザ名や会社名などを示す。PSTN電話番号32およびVoIP電話番号33は、それぞれPSTN電話通信に用いる電話番号およびVoIP電話通信に用いる電話番号を示し、名称31、PSTN電話番号32およびVoIP電話番号33は相互に関連付けられている。たとえば図2では、名称がBさんおよびC社のデータについては、PSTN電話番号およびVoIP電話番号のいずれも関連付けて記憶されている。また、名称がAさんのデータについては、PSTN電話番号のみが記憶されており、Dさんのデータについては、VoIP電話番号のみが記憶されている。
BさんまたはC社の電話通信装置からPSTN電話通信の着信があった場合、電話帳データ30を参照し、検出したPSTN電話番号に関連付けられたVoIP電話番号に基づいて、VoIP電話通信の発信を行うことができる。
本実施形態では、PSTN電話通信の通話状態に移行した後、切り替えを示す音声メッセージを送出し、PSTN電話通信を終了してVoIP電話通信の発信を行う。相手先のユーザがオフフックすることで、VoIP電話通信による通話が可能となる。これにより、速やかにアナログ電話通信からデジタル電話通信へ変更することができる。
PSTN交換網とIP通信網は、各々独立した網であるので、PSTN電話通信の接続を切断する、しないにかかわらず、VoIP電話通信で発信を行うことは可能である。
第2の実施形態では、PSTN電話通信の通話状態に移行した後、VoIP電話通信の発信を行い、呼び出しが確認できた時点で音声メッセージを送出してPSTN電話通信を終了する。相手先のユーザがオフフックすることで、VoIP電話通信による通話が可能となる。これにより、より速やかにアナログ電話通信からデジタル電話通信へ変更することができる。
第3の実施形態では、PSTN電話通信の通話状態に移行する前にVoIP電話通信の発信を行い、呼び出しが確認できた時点でPSTN電話通信の通話状態に移行すれば、音声メッセージを送出してPSTN電話通信を終了する。このときの音声メッセージとしては、たとえば「IP電話に切り替えます。」などのメッセージを送出する。これにより、より速やかにアナログ電話通信からデジタル電話通信へ変更することができる。
第4の実施形態では、PSTN電話通信の通話状態に移行する前にVoIP電話通信の発信を行い、呼び出しが確認できた時点で未だPSTN電話通信の通話状態に移行していなければ、PSTN電話通信を終了し、VoIP電話通信の呼び出しを継続する。相手先のユーザがオフフックすることで、VoIP電話通信による通話が可能となる。このときは、一度も通話状態に移行していないので音声メッセージを送出する必要はない。これにより、より速やかにアナログ電話通信からデジタル電話通信へ変更することができる。
なお、第2〜第4の実施形態について、構成を示すブロック図および電話帳データなどは、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
図3および図4は、第1の実施形態である電話通信装置100の電話通信処理を示すフローチャートである。
この処理は着信待機状態で開始される。ステップS1では、CPU9が電話通信の着信があるかどうかを判断し、着信があればステップS2に進み、着信がなければ待機状態を維持する。ステップS2では、CPU9がPSTN回線からの着信であるかどうかを判断し、PSTN回線からの着信であればステップS3に進み、PSTN回線からの着信でなければステップS8に進む。
ステップS3では、ダイヤル信号検出回路17などを動作させて前述のように発信者番号の検出を行う。ステップS4では、CPU9が発信者番号の検出が可能であるかどうかを判断し、可能であればステップS5に進み、不可能であればステップS8に進む。発信者番号の検出が不可能な場合とは、たとえば相手先の設定が発信者番号非通知である場合、相手先の電話通信装置が公衆電話機である場合などである。
ステップS5では、CPU9が記憶手段10に記憶されている電話帳データ30を参照して、相手先の発信者番号が、PSTN電話番号として記憶されているかどうかを判断する。記憶されていればステップS6に進み、記憶されていなければステップS8に進む。ステップS6では、CPU9が電話帳データ30を参照して、PSTN電話番号に関連付けられたVoIP電話番号が記憶されているかどうかを判断する。記憶されていればステップS7に進み、記憶されていなければステップS8に進む。ステップS7では、音声メッセージ発生手段15などを動作させて音声メッセージの送出準備を行う。
またステップS8では、CPU9が呼び出しの継続を判断し、継続していればステップS9に進み、継続していなければ処理を終了し、着信待機状態に戻る。呼び出しが継続していない場合とは、相手先の電話通信装置においてオンフックされ、通信回線が切断された場合である。ステップS9では、CPU9がオフフックされたかどうかを判断し、オフフックされればステップS10に進み、オフフックされなければステップS8に戻る。
ステップS10では、通話処理を行い、相手先の電話通信装置と電話通信装置100との間で音声信号を送受信する。ステップS11でオンフック操作が行われると通信回線を切断し処理を終了する。
ステップS12では、CPU9がオフフックされたかどうかを判断し、オフフックされればステップS13に進み、オフフックされなければステップS19に進む。ステップS19では、CPU9が呼び出しの継続を判断し、継続していればステップS12に戻り、継続していなければ処理を終了し、着信待機状態に戻る。
ステップS13では、通話処理を行い、相手先の電話通信装置と電話通信装置100との間で音声信号の送受信を可能とする。ステップS14では、音声メッセージ発生手段15などを動作させて電話通信を切り替えることを示す音声メッセージを送出する
ステップS15では、PSTN回線の切断などPSTN電話通信の終了処理を行う。ステップS16では、電話通信を切り替えるためにVoIP電話通信での発信を行う。ステップS17では、VoIP電話通信での通話処理を行う。ステップS18でオンフック操作が行われると通話処理を終了する。
第2〜第4の実施形態についてのフローチャートは、上記のフローチャートにおいてステップの順序を入れ替えるまたはステップを省略するだけである。第2の実施形態は、ステップS15とステップS16の順序を入れ替えることで実現できる。第3の実施形態は、ステップS16をステップS12の直前に行うことで実現できる。第4の実施形態は、ステップS7、ステップS12〜ステップS14、ステップS19を省略し、ステップS15とステップS16の順序を入れ替えることで実現できる。
また、本発明の電話通信装置から発信を行うときに、PSTN電話番号をたとえばBさんに電話をするときに回した電話番号が、PSTN電話用で有ったとき、自動的な電話帳検索で、IP電話番号を持っていれば、PSTN電話ではなく、IP電話として自動的にダイヤルすることも可能となる。
第1〜第4の実施形態において、発信時にユーザによって、ダイヤルキーが押下される、電話帳機能で予め記憶されている電話番号が選択されるなどして、PSTN電話番号が入力された場合、CPU9は、電話帳データ30を参照し、入力されたPSTN電話番号に関連付けられたVoIP電話番号が記憶されているかどうかを判断する。関連付けられたVoIP電話番号が記憶されていれば、PSTN電話通信での発信ではなく、VoIP電話通信の発信を行う。
本発明の第1の実施形態である電話通信装置100の構成を示すブロック図である。 記憶手段10に記憶されている電話帳データ30の構成を示す図である。 第1の実施形態である電話通信装置100の電話通信処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態である電話通信装置100の電話通信処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 PSTN回線I/F
2 PSTN回線用2線−4線変換
3 電話機音声回路
4 受話器
5 2線−4線送受話制御手段
6 PSTN回線I/F制御手段
7 PSTNダイヤル送出制御手段
8 ADSL回路制御手段
9 CPU
10 記憶手段
11 表示画面制御手段
12 表示素子
13 各種キー読み込み手段
14 各種キー
15 音声メッセージ発生手段
16 CAR信号検出回路
17 ダイヤル信号検出回路
18 ADSL回線I/F
19 ADSL変復調回路
20 デジタル信号処理回路
21 音声コーデック
30 電話帳データ
100 電話通信装置

Claims (6)

  1. 公衆電話交換回線網を介するアナログ電話通信とインターネットプロトコルを利用するデジタル電話通信とを行う電話通信装置であって、
    前記アナログ電話通信用の電話番号と、前記デジタル電話通信用の電話番号とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    着信時に相手先の電話番号を検出する発信者番号検出手段と、
    前記アナログ電話通信または前記デジタル電話通信で発信を行う発信手段と、
    検出された相手先の電話番号が、前記記憶手段にアナログ電話通信用の電話番号として記憶されているかどうかを判断し、アナログ電話通信用の電話番号が記憶されていた場合はアナログ電話通信用の電話番号に関連付けられたデジタル電話通信用の電話番号が記憶されているかどうかを判断し、デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合は、前記発信手段にデジタル電話通信で発信を行わせる制御手段とを有することを特徴とする電話通信装置。
  2. 相手先の電話通信装置に対して音声メッセージを送出するメッセージ送出手段を有し、
    前記デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合、前記制御手段は、アナログ電話通信を行い、デジタル電話通信に切り替えることを示す音声メッセージをアナログ電話通信によって前記メッセージ送出手段に送出させ、アナログ電話通信を終了させた後、前記発信手段にデジタル電話通信で発信を行わせることを特徴とする請求項1記載の電話通信装置。
  3. 相手先の電話通信装置に対して音声メッセージを送出するメッセージ送出手段を有し、
    前記デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合、前記制御手段は、アナログ電話通信を行い、前記発信手段にデジタル電話通信で発信を行わせ、相手先の呼び出しを確認した後、デジタル電話通信に切り替えることを示す音声メッセージをアナログ電話通信によって前記メッセージ送出手段に送出させ、アナログ電話通信を終了させることを特徴とする請求項1記載の電話通信装置。
  4. 相手先の電話通信装置に対して音声メッセージを送出するメッセージ送出手段を有し、
    前記デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合、前記制御手段は、前記発信手段にデジタル電話通信で発信を行わせ、相手先の呼び出しを確認した後、アナログ電話通信が開始していれば、デジタル電話通信に切り替えることを示す音声メッセージをアナログ電話通信によって前記メッセージ送出手段に送出させ、アナログ電話通信を終了させることを特徴とする請求項1記載の電話通信装置。
  5. 前記デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合、前記制御手段は、前記発信手段にデジタル電話通信で発信を行わせ、相手先の呼び出しを確認した後、アナログ電話通信が開始していなければ、アナログ電話通信を終了させることを特徴とする請求項1記載の電話通信装置。
  6. ユーザが前記アナログ電話通信用の電話番号または前記デジタル電話通信用の電話番号を入力するための入力手段を有し、
    前記入力手段によって、アナログ電話通信用の電話番号が入力された場合、前記制御手段は、
    前記記憶手段に入力された電話番号に関連付けられたデジタル電話通信用の電話番号が記憶されているかどうかを判断し、デジタル電話通信用の電話番号が記憶されていた場合は、前記発信手段にアナログ電話通信での発信ではなくデジタル電話通信で発信を行わせることを特徴とする請求項1記載の電話通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008258963A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Nec Access Technica Ltd 通話料金抑制装置、通話料金抑制方法、通話料金抑制プログラム
US7983248B2 (en) 2008-03-26 2011-07-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information communication terminal
WO2011108222A1 (ja) * 2010-03-04 2011-09-09 パナソニック株式会社 移動通信端末装置及び無線通信方法
KR101101345B1 (ko) 2011-09-16 2012-01-02 현진닷컴주식회사 싸인위조방지를 위한 사진인증방식의 카드결제기능을 갖는 전화 단말기 및 이를 포함하는 홈 허브 단말기
KR101127319B1 (ko) 2011-08-24 2012-03-29 현진닷컴주식회사 인스턴트 메시징 기능을 갖는 전화 단말기 및 이를 포함하는 홈 허브 단말기

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