JPH1197942A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH1197942A
JPH1197942A JP9256626A JP25662697A JPH1197942A JP H1197942 A JPH1197942 A JP H1197942A JP 9256626 A JP9256626 A JP 9256626A JP 25662697 A JP25662697 A JP 25662697A JP H1197942 A JPH1197942 A JP H1197942A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度が高いレベルシフト電圧を得ることので
きる半導体集積回路を実現すること。 【解決手段】 エミッタフォロワ回路を構成する第1の
バイポーラトランジスタのベースが入力端子とされ、前
記第1のバイポーラトランジスタのエミッタに第1の抵
抗体の一端が接続されて該第1の抵抗体の他端が出力端
子とされ、前記第1のバイポーラトランジスタの順方向
ベース・エミッタ間電圧値の温度ドリフトを打ち消す電
流を前記第1の抵抗体に流す温度補償手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイポーラトラン
ジスタにて形成されるエミッタフォロワ回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般にエミッタフォロワ回路は、低出力
インピーダンスを得る場合や信号のレベルシフトを行う
場合によく利用されている。このエミッタフォロワ回路
は、半導体集積回路内で形成される場合が多く、半導体
集積回路内に搭載されている信号処理回路間あるいは信
号処理回路出力端に接続されることが一般的である。
【0003】上記のようなエミッタフォロワ回路とし
て、図5に示すようなものが従来から利用されている。
【0004】図5において、入力端子(IN)にNPN
型バイポーラトランジスタ(以下NPNトランジスタと
称する)501のベースが接続され、出力端子(OU
T)にNPNトランジスタ501のエミッタと、ある特
定の電流値を出力する電流源503の一端が接続され、
NPNトランジスタ501のコレクタに電源端子(VC
C)が接続され、電流源503の他端に電源端子(VE
E)が按続される。この図5から明らかのように、出力
端子(OUT)から出力される信号レベルは、入力端子
(IN)に対し、NPNトランジスタ1の順方向ベース
・エミッタ間電圧(以下VBEと略す)の分だけ電位降
下が生じる。すなわちエミッタフォロワ回路の入力端子
(IN)の信号は、必ずVBEだけレベルシフトした信
号が出力端子(OUT)から出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すNPNトラ
ンジスタ1のVBEは、ある特定の温度ドリフトを持
ち、その値はほぼ温度上昇に対して−2mV/℃である
ということが明らかになっている。いま例えば図5にお
いて、電源端子(VCC)と(VEE)に3Vと零Vの
電源がそれぞれ供給され、入力端子(IN)には3Vの
信号レベルが供給され、エミッタフォロワ回路の接合温
度が零℃の状態に対し、出力端子(OUT)からは2.
1Vの信号レベルが出力されていると仮定する。そして
接合温度が零から100℃に上昇した状態を考えると、
先に示したVBEの温度ドリフトの影響で、NPNトラ
ンジスタ1のVBEが0.2Vだけ小さくなり、出力端
子(OUT)から出力される信号レベルは、2.3Vに
まで上昇する。すなわち図5に示す従来回路は、温度の
変動に対し、精度の高いレベルシフト電圧を得ることが
できないという問題点があった。
【0006】ところで、NPNトランジスタ501のV
BEは、トランジスタの製造過程の条件変動などによる
製造ばらつきが必ず含まれる。そのばらつきはある一定
の傾向を示すことはなく、無秩序に変動することが明ら
かになっている。そのため図5に示す従来回路は、出力
端子(OUT)から出力される信号レベルがVBEの製
造ばらつきによって無秩序に変動し、精度の高いレベル
シフト電圧を得ることができないという問題点があっ
た。
【0007】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、精度が高いレ
ベルシフト電圧を得ることのできる半導体集積回路を実
現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
は、エミッタフォロワ回路を構成する第1のバイポーラ
トランジスタのベースが入力端子とされ、前記第1のバ
イポーラトランジスタのエミッタに第1の抵抗体の一端
が接続されて該第1の抵抗体の他端が出力端子とされ、
前記第1のバイポーラトランジスタの順方向ベース・エ
ミッタ間電圧値の温度ドリフトを打ち消す電流を前記第
1の抵抗体に流す温度補償手段を備えることを特徴とす
る。
【0009】本発明の他の形態による半導体集積回路
は、エミッタフォロワ回路を構成する第1のバイポーラ
トランジスタのベースが入力端子とされ、前記第1のバ
イポーラトランジスタのエミッタに第1の抵抗体の一端
が接続されて該第1の抵抗体の他端が出力端子とされ、
前記第1のバイポーラトランジスタの順方向ベース・エ
ミッタ間電圧値の温度ドリフト及び前記第1の抵抗体の
温度ドリフトと製造ばらつきによる変動を打ち消す電流
を前記第1の抵抗体に流す温度補償手段を備えることを
特徴とする。
【0010】これらの場合、温度補償手段が、出力端子
に接続される電流源回路であるとしてもよい。
【0011】この場合、電流源回路が、前記第1のバイ
ポーラトランジスタ及び第1の抵抗体と同程度の温度ド
リフト及び製造ばらつきを有する第2のバイポーラトラ
ンジスタ及び第2の抵抗体にて形成されることとしても
よい。
【0012】上記の電流源回路は、第2のバイポーラト
ランジスタのベースに安定化電源回路が接続され、第2
のバイポーラトランジスタのエミッタに第2の抵抗体の
一端が接続され、第2のバイポーラトランジスタのコレ
クタから第1の抵抗体に流す電流に比例した電流値を出
力することとしてもよい。
【0013】上記のいずれにおいても、第1及び第2の
バイポーラトランジスタは、ダーリントン接続されるこ
ととしてもよい。
【0014】「作用」上記のように構成される本発明に
おいては、温度補償手段により第1のバイポーラトラン
ジスタの順方向ベース・エミッタ間電圧値の温度ドリフ
トを打ち消す電流を前記第1の抵抗体に流されて第1の
バイポーラトランジスタの順方向ベース・エミッタ間電
圧値の温度ドリフト成分が打ち消されるので、出力端子
から出力される信号レベルは、温度の変動に関わらずに
一定の値を示すものとなる。
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例の構成
を示す回路図である。
【0015】本実施例は、NPNトランジスタ101、
抵抗素子102および電流源回路103から構成されて
いる。NPNトランジスタ101のベースは入力端子
(IN)に接続され、コレクタは電源端子(VCC)に
接続され、エミッタは抵抗素子102の一端に接続され
ている。抵抗素子102の他端は出力端子(OUT)お
よび電流源回路103の一端に接続され、電流源回路1
03の他端は電源端子(VEE)に接続されている。
【0016】NPNトランジスタ101のVBEの温度
ドリフト特性は−2mV/℃であり、抵抗素子102お
よび電流源回路103は抵抗素子102を通過すること
で生成される起電力の温度ドリフト特性がNPNトラン
ジスタ101のVBEの温度ドリフト特性を打ち消すも
のとなるように構成されている。具体的には、NPNト
ランジスタ101のVBEの温度ドリフト特性と同じ大
きさであって逆方向の作用が生じる+2mV/℃とされ
ている。
【0017】上記のように構成される本実施例の動作に
ついて説明する。NPNトランジスタ101はVBEの
温度ドリフト特性が−2mV/℃であり、抵抗素子10
2および電流源回路103は、その出力電流において、
抵抗素子102を通過することで生成される起電力の温
度ドリフト特性が+2mV/℃であるために、出力端子
(OUT)から出力される信号レベルは、NPNトラン
ジスタ101のVBEの温度ドリフト特性が打ち消さ
れ、温度の変動に関わらずに一定の値を示すものとな
り、温度補償機能を備えた精度の高いレベルシフト回路
を得ることができた。
【0018】次に、本発明の第2の実施例についてその
回路図である図2を参照して説明する。
【0019】本実施例は、NPNトランジスタ201,
204、抵抗素子202および電流源回路203から構
成されている。NPNトランジスタ201のベースは入
力端子(IN)に接続され、エミッタはNPNトランジ
スタ204のベースに接続され、コレクタはNPNトラ
ンジスタ204のコレクタとともに電源端子(VCC)
に接続されている。抵抗素子202の一端はNPNトラ
ンジスタ204のエミッタに接続され、他端は出力端子
(OUT)と電流源回路203の一端に接続されてい
る。電流源回路203の他端は電源端子(VEE)に接
続されている。
【0020】上記のようなNPNトランジスタ201及
び204の接続は、一般にダーリントン接続と呼ばれ、
レベルシフト電圧をより大きくしたい場合などによく利
用される。
【0021】NPNトランジスタ201,204それぞ
れのVBEの温度ドリフト特性は−2mV/℃であり、
ダーリントン接続されたNPNトランジスタ201,2
04としての順方向ベース・エミッタ間電圧(以下、V
BE4と称する)の温度ドリフト特性は−4mV/℃と
なる。抵抗素子202および電流源回路203は抵抗素
子202を通過することで生成される起電力の温度ドリ
フト特性がVBE4の温度ドリフト特性を打ち消すもの
となるように構成されている。具体的には、VBE4の
温度ドリフト特性と同じ大きさであって逆方向の作用が
生じる+4mV/℃とされている。
【0022】上記のように構成される本実施例の動作に
ついて説明する。NPNトランジスタ201及び204
は、それぞれ−2mV/℃の温度ドリフトを持っている
ため、NPNトランジスタ204のエミッタからは入力
端子(IN)の信号レベルに対して−4mV/℃の温度
ドリフト特性を持つことになる。電流源回路203はそ
の出力電流において、抵抗素子202を通過することで
生成される起電力が、+4mV/℃になるように作用す
る。従って、出力端子(OUT)から出力される信号レ
ベルは、VBE4の温度ドリフト特性が打ち消され、温
度の変動に関わらずに一定の値を示すものとなり、ダー
リントン接続された場合でも、温度補償を持った精度の
高いレベルシフト回路を得ることができた。
【0023】図3はNPNトランジスタ304のコレク
タをベースに短絡接続することにより図2とほぼ同等の
レベルシフト電圧を得る第3の実施例の構成を示す回路
図である。
【0024】本実施例はNPNトランジスタ301,3
04、抵抗素子302および電流源回路303から構成
されている。NPNトランジスタ301のベースは入力
端子(IN)に接続され、エミッタはNPNトランジス
タ304のベースおよびコレクタに接続され、コレクタ
は電源端子(VCC)に接続されている。抵抗素子20
2の一端はNPNトランジスタ304のエミッタに接続
され、他端は出力端子(OUT)と電流源回路203の
一端に接続されている。電流源回路203の他端は電源
端子(VEE)に接続されている。
【0025】NPNトランジスタ301,304それぞ
れのVBEの温度ドリフト特性は−2mV/℃であり、
NPNトランジスタ301,304としての順方向ベー
ス・エミッタ間電圧の温度ドリフト特性は−4mV/℃
となる。抵抗素子302および電流源回路303は抵抗
素子302を通過することで生成される起電力の温度ド
リフト特性がNPNトランジスタ301,304として
の順方向ベース・エミッタ間電圧の温度ドリフト特性を
打ち消すものとなるように構成されている。具体的に
は、NPNトランジスタ301,304としての順方向
ベース・エミッタ間電圧の温度ドリフト特性と同じ大き
さであって逆方向の作用が生じる+4mV/℃とされて
いる。
【0026】本実施例における出力端子(OUT)の温
度補償作用は上述した第2の実施例の場合と同様である
ため、説明は省略する。
【0027】ところで、これまでに説明した実施例にお
いて、電流源回路は、抵抗素子を通過して生成される起
電力が、+2mV/℃または+4mV/℃になるような
出力電流を生成するものとして説明した。以下ではその
ような出力電流を生成する電流源回路の実施例につい
て、その回路図である図4を参照して説明する。
【0028】本実施例は、図1に示した実施例と等価の
ものであり、図4中のNPNトランジスタ401、抵抗
素子402のそれぞれは図1中のNPNトランジスタ1
01、抵抗素子102に等しい。また、図1に示した電
流源回路103は、図4中のNPNトランジスタ405
と抵抗素子406とPMOSトランジスタ407及び4
08とNMOSトランジスタ409及び410により形
成されている。
【0029】電流源回路の各構成要素について説明する
と、出力端子(OUT)にNMOSトランジスタ410
のドレインが接続され、NMOSトランジスタ410の
ゲートにNMOSトランジスタ409のドレイン及びゲ
ートとPMOSトランジスタ408のドレインが接続さ
れ、PMOSトランジスタ408のゲートにPMOSト
ランジスタ407のゲート及びドレインとNPNトラン
ジスタ405のコレクタが接続され、NPNトランジス
タ405のベースに安定化電源(VRR)が接続され、
NPNトランジスタ405のエミッタに抵抗素子406
の一端が接続され、NMOSトランジスタ409及び4
10のソースと抵抗素子406の他端が電源端子(VE
E)にそれぞれ接続され、PMOSトランジスタ407
及び408のソースが電源端子(VCC)に接続され
る。
【0030】次に、上記のように構成された本実施例の
動作について説明する。安定化電源(VRR)は、温度
や電源端子(VCC,VEE)の変動を受けても、一定
の電圧値を示す電源である。この安定化電源(VRR)
とNPNトランジスタ405及び抵抗素子406によっ
て生成される電流はNPNトランジスタ405のコレク
タから出力され、その値は以下の式(1)にて表され
る。
【0031】 IC5=(VRR−VBE5)/R6…(1) 但し、 IC5:NPNトランジスタ405のコレクタ電流 VRR:安定化電源の供給電圧 VBE5:NPNトランジスタ405の順方向ベース・
エミッタ間電圧 R6:抵抗素子406の電気抵抗値 である。一方、出力端子(OUT)の出力レベルは以下
の式(2)で表される。 VOUT=VIN−VBE−ID10×R2…(2) 但し、 VOUT:出力端子(OUT)の出力レベル VIN=入力端子(IN)の入力レベル ID10:NMOSトランジスタ410のドレイン電流 R2:抵抗素子402の電気抵抗値 である。IC5とID10は正比例の関係にあり、以下
の式(3)で表される。 ID10=α×IC5…(3) 但し、αは比例定数である。式(3)のような関係を示
す理由は、カレントミラー回路を形成しているPMOS
トランジスタ407及び408、あるいはNMOSトラ
ンジスタ409及び410のそれぞれを流れる電流の比
が、互いのゲート幅の比を調節することによって、容易
に制御できるためである。以上の式(1)と(3)より
式(2)を表すと、以下の式(4)を得る。
【0032】 VOUT=VIN−VBE−α×(R2/R6)×(VRR−VBE5)…( 4) 式(4)の温度ドリフトを排除するためには、以下の式
(5)が成立する必要がある。
【0033】 d(VOUT)/d(T)=−d(VBE)/d(T)+α×(R2/R6) ×d(VBE5)/d(T)=0…(5) 但し、 T:温度 d:偏微分 である。VBEとVBE5は、同じ集積回路内に搭載さ
れていれば、ほぼ同等の製造ばらつきと温度ドリフトを
示す。従って式(5)を満足するには以下の式(6)を
満たせばよい。
【0034】R6=α×R2…(6) すなわち、式(6)を満足するようにαや抵抗素子40
6の電気抵抗値を調節すれば、出力端子(OUT)の出
力レベルは、VBEの温度ドリフトと製造ばらつきを排
除することができ、精度の高いレベルシフト回路を得る
ことができる。
【0035】ところで、抵抗系子402と406は、同
じ集積回路内に搭載されていれば、電気抵抗値はほぼ同
等の製造ばらつきと温度ドリフトを示し、特に同じ材質
で形成された抵抗素子であれば、素子サイズを変えるこ
とによって容易に電気抵抗値の比を設定することができ
る。この特徴を利用し、いま抵抗素子402と406の
関係を式(7)で表すと、上記の式(6)は以下の式
(8)で表される。
【0036】R2=β×R6…(7) α×β=1…(8) すなわち、式(8)を満足するようにαとβを調節すれ
ば、出力端子(OUT)の出力レベルは、VBE及び抵
抗素子402の温度ドリフトと製造ばらつきを排除する
ことができ、より精度の高いレベルシフト回路を得るこ
とができる。
【0037】また、図4に示したNPNトランジスタ4
01を、図2に示したようにダーリントン接続としてN
PNトランジスタを迫加した場合でも、VBEとVBE
4及び抵抗素子2の温度ドリフトと製造ばらつきを排除
することができる。このことは、上記に示した式(1)
ないし(8)を導いた過程からも、式(6)と式(8)
は下記に示す式(9)と式(10)としてそれぞれ表す
ことができることは明らかである。
【0038】R6=α×R2/2…(9) α×β=2…(10) なお、これまでに説明したバイポーラトランジスタはN
PNトランジスタを利用したが、これは回路動作説明の
便宜上流用したにすぎず、PNP型バイポーラトランジ
スタ(以下PNPトランジスタと略す)にて構成された
場合でも、基本的な動作は全く同様である。
【0039】また、図4で利用したカレントミラー回路
はPMOSトランジスタまたはNPNトランジスタにて
構成したが、これはほんの一例にすぎず、他のカレント
ミラー回路で構成される場合もあり得る。例えば、PM
OSトランジスタ407と408をPNPトランジスタ
にて構成し、またNMOSトランジスタ409と410
をNPNトランジスタにて構成することは一般的によく
行われることでありこのように構成してもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0041】エミッタフォロワ回路を形成しているバイ
ポーラトランジスタの順方向ベース・エミッタ間電圧の
温度ドリフトを打ち消すような電流を抵抗体に流すこと
によって出力レベルの温度依存性を排除することができ
るため、精度が高いレベルシフト電圧を得ることができ
る。
【0042】また、電流を供給する電流源回路を、バイ
ポーラトランジスタ及び抵抗体と同じ依存性の温度ドリ
フト及び製造ばらつきを示すバイポーラトランジスタ及
び抵抗体を用いて形成することにより、出力レベルの温
度及び製造ばらつきの依存性を排除することができた
め、より精度が高いレベルシフト電圧を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す回路図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示す回路図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例の構成を示す回路図であ
る。
【図4】本発明に用いられる電流源回路の構成を示す回
路図である。
【図5】従来例の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
101,201,204,301,304,401,4
05 NPNトランジスタ 102,202,302,405 抵抗素子 103,203,303 電流源回路 407,408 PMOSトランジスタ 409,410 NMOSトランジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミッタフォロワ回路を構成する第1の
    バイポーラトランジスタのベースが入力端子とされ、前
    記第1のバイポーラトランジスタのエミッタに第1の抵
    抗体の一端が接続されて該第1の抵抗体の他端が出力端
    子とされ、前記第1のバイポーラトランジスタの順方向
    ベース・エミッタ間電圧値の温度ドリフトを打ち消す電
    流を前記第1の抵抗体に流す温度補償手段を備えること
    を特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 エミッタフォロワ回路を構成する第1の
    バイポーラトランジスタのベースが入力端子とされ、前
    記第1のバイポーラトランジスタのエミッタに第1の抵
    抗体の一端が接続されて該第1の抵抗体の他端が出力端
    子とされ、前記第1のバイポーラトランジスタの順方向
    ベース・エミッタ間電圧値の温度ドリフト及び前記第1
    の抵抗体の温度ドリフトと製造ばらつきによる変動を打
    ち消す電流を前記第1の抵抗体に流す温度補償手段を備
    えることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 温度補償手段が、出力端子に接続される
    電流源回路であることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 電流源回路が、前記第1のバイポーラト
    ランジスタ及び第1の抵抗体と同程度の温度ドリフト及
    び製造ばらつきを有する第2のバイポーラトランジスタ
    及び第2の抵抗体にて形成されることを特徴とする請求
    項3記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 電流源回路は、第2のバイポーラトラン
    ジスタのベースに安定化電源回路が接続され、第2のバ
    イポーラトランジスタのエミッタに第2の抵抗体の一端
    が接続され、第2のバイポーラトランジスタのコレクタ
    から第1の抵抗体に流す電流に比例した電流値を出力す
    ることを特徴とする、請求項4記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 第1及び第2のバイポーラトランジスタ
    は、ダーリントン接続されることを特徴とする請求項1
    乃至請求項5のいずれかに記載の半導体集積回路。
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