JPH1196748A - メモリ装置及びそのアクセス制御方法 - Google Patents

メモリ装置及びそのアクセス制御方法

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JPH1196748A
JPH1196748A JP13717198A JP13717198A JPH1196748A JP H1196748 A JPH1196748 A JP H1196748A JP 13717198 A JP13717198 A JP 13717198A JP 13717198 A JP13717198 A JP 13717198A JP H1196748 A JPH1196748 A JP H1196748A
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    • G11C11/4063Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
    • G11C11/407Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 動画のディジタル処理に用いられるメモリ装
置において、フィールド若しくはフレームメモリの機能
と、複数のラインメモリの機能を組合せる。 【解決手段】 メモリ装置が主メモリアレイ及び副メモ
リアレイを有する。単一のバーストにおいて、データ
が、主メモリアレイ内の一連の列から読出され、主メモ
リアレイ内の一つの列から復命内の一つの列に転送さ
れ、副メモリアレイ内の一連の列から読出され、主メモ
リアレイ内の上記一つの列内に書込まれる。メモリ装置
はメモリアレイ及び別個のデータ入力端子及び出力端子
を有する。単一のバーストで、データはメモリアレイ内
の一連の列から読出され、上記一連の列のうちの一つの
列に、好ましくは最後の列に、書込まれる。書込むデー
タの入力は、入力データが書込まれる列から読出された
データの出力と同時に行なわれるのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば動画のデ
ィジタル処理に有用な特徴を有するメモリ装置及びその
アクセス制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の処理の必要性は次第に強くなっ
ている。例えば、テレビ受像機はディジタル画像処理技
術を利用するものが多くなり、パソコンやワークステー
ションは映像の表示に用いられることが多くなってい
る。また、動画がこれらの異なるメディア間でやり取り
されることが増えており、異なるフォーマット間の変換
が必要になっている。
【0003】多くのディジタル画像処理は複数の画素か
らなる矩形のブロックに対して行なわれる。その典型的
な例として、ノイズ削減のための空間的及び時間的フィ
ルタリング、効果処理及びフォーマット変換がある。他
の例として、画像圧縮のための動き予測がある。動画を
リアルタイムで処理するとき、画素のブロックを高速に
検索することが必要である。例えば、動画の新しい画素
の各々が受信され、記憶されるとき、新しい画素が生じ
た画素ブロック及び幾つかの先行する画像フレーム若し
くはフィールドからの対応する画素ブロックを、次の新
しい画素が受信される前に、読出す必要があるかも知れ
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のDRAMは、こ
のタスクには遅過ぎる。読出しや書込みのためのアクセ
スの度に、時間の掛かる新しいアドレスの入力を行なう
必要があるからである。
【0005】従来のデュアルポートDRAM(ビデオR
AM、VRAMとも呼ばれる)は、行全体の画素、例え
ば、画面上の水平走査線上の全ての画素の高速のシリア
ル読出しを可能にする。しかし、この特徴は矩形の画素
ブロックに対しては有用ではない。
【0006】同期DRAM(SDRAM)及び同期グラ
フィクスRAM(SGRAM)は画素のより小さなグル
ープに対するバーストアクセスを可能にするが、読出し
と書込みとで異なるアドレス入力を必要とする。この点
は、新しい画素の到着により、読出しと書込みの双方が
必要となる場合には不便である。SDRAM及びSGR
AMはまた、ディジタルフィルタリングで最も頻繁に要
求されるバースト長さをサポートしない。
【0007】その上、これらのメモリは何れも、幾つか
のフレーム若しくはフィールド内の画素ブロックへのア
クセスを可能にする従属接続をすることが困難である。
【0008】従来のRAMの性能が不十分であるため、
フィールド若しくはフレームを記憶するためにFIFO
メモリを用い、ラインメモリを備えたASIC(applica
tionspecific integrated circuit)を用い矩形の画素ブ
ロックのアクセスを行なっていた。例えば各々がSRA
M(static RAM) からなり、1024ワード(1ワード
=8ビット)を記憶するラインメモリを21個備えたA
SICが、ディジタルテレビ受像機に用いられた。SR
AMメモリセルは大きく、従って、ラインメモリはAS
IC内で大きなスペースを取り、画像処理回路のための
スペースが小さくなってしまう。また、SRAMはシフ
トレジスタとして動作するため、大きな電流を消費し、
ASICのコストが高くなる。
【0009】詳細は後述する。
【0010】本発明の目的は、フィールド若しくはフレ
ームメモリの機能と、複数のラインメモリの機能を組合
せたメモリ装置を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、単一の行−列アドレ
スの入力によりバースト読出しアクセス及び単一の書込
みアクセスを行なうことができるメモリ装置を提供する
ことにある。
【0012】本発明のさらに他の目的は、単一の行アド
レスの入力により、前もって入力された列アドレスを用
い、バースト読出しアクセス及び単一の書込みアクセス
を行なうことができるメモリ装置を提供することにあ
る。
【0013】本発明のさらに他の目的は、従属接続に適
したメモリ装置を提供することにある。
【0014】本発明のさらに他の目的は、動画の、複数
のフィールド若しくはフレームのための画素データを記
憶することができ、単一の組合せバーストで各フィール
ド若しくはフレームからの複数の画素データを出力する
ことができるメモリ装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明のメモ
リ装置は、主メモリアレイ及び副メモリアレイを有し、
これらが同じワード線、行デコーダ、及び内部データバ
スを共用する。副メモリアレイは、主メモリアレイより
も列の数が少ない。データバスはデータ入力ユニット及
びデータ出力ユニットに結合され、これらは外部データ
入力端子及び外部データ出力端子を有する。
【0016】列アドレス発生器が、外部列アドレス信号
により指定される単一の開始列アドレスを元にして一連
の列アドレスを発生する。主列デコーダは列アドレスを
デコードし、主メモリアレイ内の一連の列を選択する。
副列デコーダは列アドレスの下位ビットをデコードし、
副メモリアレイ内の一連の列を選択する。
【0017】制御信号発生器は内部制御信号を発生し、
これにより主メモリアレイ内に記憶されたデータ内部デ
ータバスを介して出力され、主メモリアレイ内に記憶さ
れたデータが内部データバスを介して副メモリアレイに
転送され、副メモリアレイに記憶されたデータが内部デ
ータバスを介して出力され、入力データが内部データバ
スを介して主メモリアレイに転送される。好ましくは、
これらの動作は単一のバーストで行なわれる。即ち、単
一のバーストにおいて、データが主メモリアレイ内の複
数の列及び副メモリアレイ内の複数の列から出力され、
主メモリアレイ内の一つの列から副メモリアレイ内の一
つの列に転送され、主メモリアレイ内の同じ一つの列に
入力される。
【0018】データ入力端子及びデータ出力端子は別個
のものであっても良く、この場合、データ出力ユニット
でデータを出力している間にデータ入力ユニットで入力
を行なうことができる。入力データと、入力データと同
時に出力されるデータは、主メモリアレイ内の同じ列ア
ドレスを有し、これによりメモリ装置の従属接続を容易
にするのが好ましい。
【0019】主メモリアレイから副メモリアレイへのデ
ータの転送を容易にするために、内部データバスを、主
メモリアレイに結合された主部分と、副メモリアレイに
結合された副部分とに分割しても良い。これら2つの部
分は、データバススイッチにより、又はデータ出力ユニ
ットにより相互に結合しても良い。データバススイッチ
が用いられる場合、書込み増幅器を設け、内部データバ
スの副部分から副メモリアレイに書込まれるデータを増
幅するのが好ましい。
【0020】列アドレス発生器を主列デコーダ及び副列
デコーダに結合する列アドレス信号線を同様にアドレス
バススイッチにより分割しても良く、これらのために別
個の信号線を設けても良い。
【0021】メモリ装置は、好ましくは、アドレスレジ
スタを有し、ここに開始アドレスを記憶し、列アドレス
発生器が、同じ開始アドレスを外部から繰返し入力しな
くても、同じ一連の列アドレスを繰返し発生する。
【0022】メモリ装置は、好ましくは少なくとも2つ
のバンクを有し、各バンクがそれぞれ主メモリアレイと
副メモリアレイを有する。単一のバーストで、第1のバ
ンク内の主メモリアレイからのデータの出力と、第2の
バンク内の主メモリアレイからのデータの出力と、第1
のバンク内の副メモリアレイからのデータの出力と、第
1のバンク内の主メモリアレイへのデータの入力とを行
なう。第1のバンク内の主メモリアレイへの入力データ
の書込みと、第1のバンク内の主メモリアレイから副メ
モリアレイへのデータの転送とは、第2のバンクの読出
しアクセスの間に行なわれるのが好ましい。転送レジス
タを設け、第1のバンク内の主メモリアレイから読出さ
れたデータを転送レジスタに一時的に記憶し、その後、
第2のバンクがアクセスされている間に第1のバンク内
の副メモリアレイに転送するのが好ましい。入力データ
レジスタを設け、第1のバンク内に主メモリアレイへの
書込みまでの間入力データを保持するのが好ましい。
【0023】本願の第2の発明のメモリ装置は、メモリ
アレイと、行デコーダと、列デコーダと、列アドレス発
生器と、内部データバスと、データ入力ユニットと、デ
ータ出力ユニットとを有する。データ入力ユニットのデ
ータ入力端子とデータ出力ユニットのデータ出力端子と
が別々に設けられている。データ出力ユニットはデータ
バススイッチを介して内部データバスに結合されてい
る。
【0024】メモリ装置はさらに制御信号発生器を有す
る。この制御信号発生器により発生される制御信号によ
り、列アドレス発生器が外部列アドレス信号により指定
された開始アドレスから一連の列アドレスを発生する。
メモリアレイ内の対応する列からデータがバーストの形
で読出される。バーストの最後に、入力データがデータ
入力ユニットにより受信され、メモリアレイ内の一つの
列に転送される。
【0025】この一つの列は、データが読出された列の
うちの最後の列であるのが好ましい。バッファ回路をデ
ータバススイッチとデータ出力ユニットの間に設け、最
後の列から読出されたデータがデータ出力ユニットによ
り出力されている間に、入力データをデータ入力ユニッ
トにより受信し、メモリアレイに転送することができる
ようにし、これによりメモリ装置の従属接続を容易にす
ることとしても良い。
【0026】データバス初期化ユニットを設け、最後の
列から読出されたデータがバッファ回路に転送された後
で、データ入力ユニットからメモリアレイへのデータの
転送の準備のため、内部データバスを初期化するのが好
ましい。
【0027】第1の発明と同様、アドレスレジスタを設
けるのが好ましい。
【0028】メモリアレイを、各々動画の1フィールド
又は1フレームを記憶する複数のブロックに分割しても
良い。この場合、ブロック選択ユニットを設け、少なく
とも一つの列アドレスビットをバーストの途中で修正
し、一つのブロックから他のブロックへバーストがジャ
ンプし、異なるフィールド又はフレームのためのデータ
を読出すようにしても良い。
【0029】さらに、メモリアレイを複数のバンクに分
割しても良い。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面を参照して説明する。しかし、その前に、動画
処理について一般的なことを説明する。
【0031】ディジタル画像処理の一つは、フィルタリ
ングである。これは画素の値をその周辺の画素の値によ
り修正するものである。図1において、そのようなフィ
ルタリング処理の一例は、n番目の走査線上の、ハッチ
ングした円で示す画素の値を、n−1番目の走査線、n
番目の走査線、n+1番目の走査線上の、ハッチングし
ない円で示す隣接画素により修正することである。
【0032】このようなフィルタリングは時間次元の方
向において行なわれる場合もある。図2は、動画の5つ
の相連続するフィールドを示す。この5つのフィールド
は、奇数番目フィールドFm−2,Fm,Fm+2と、
これらとインターレースする偶数番目のフィールドFm
−1,Fm+1を含む。シンボルΔtはフィールド周
期、例えば1/60又は1/50秒を表わす。空間的及
び時間的フィルタリング処理により、5つのグループD
Tm−2ないしDTm+2内の全ての画素の値に応じ
て、フィールドFm内の、ハッチングで示す位置におい
て、フィルタされた画素値が生じる。
【0033】図3は、5つの相連続するフィールドにお
ける、5×5の画素ブロックをアクセスする処理を一般
化して示し、空間的及び時間的フィルタリングが、3種
類の遅延により互いに分離されている画素への高速アク
セスを必要とすることを示す。この3種類の遅延とは、
同じライン上の相連続する画素間の間隔に対応するビッ
ト遅延(W)と、相連続するライン間の間隔に対応する
ライン遅延(L)と、フィールド間の間隔に対応するフ
ィールド遅延(t)である。
【0034】ビット遅延と言う用語が用いられているの
は、同じ画素のデータビットは同時に並列にアクセスさ
れることが多いからである。この用語は画素が単一のビ
ットにより表わされることを意味しない。画素は典型的
には、モノクロム画像の場合8ビットで表わされ、カラ
ー画像の場合には、それよりも多い数のビットで表わさ
れる。
【0035】図4は、図3に示される画素値へのアクセ
スのための従来のシステムを示す。ここでは1画素が8
ビットで表わされると想定している。左端に5つの従属
接続されたFIFOが示されている。各々は1フィール
ド分の画素データを記憶する。これらのフィールドメモ
リはデュアルポートメモリ装置であり、1つのメモリの
出力ポートが次のメモリの入力ポートに結合されてい
る。各画素は各フィールドメモリ内に1フィールド期間
Δtだけ存在する。入力及び出力は同時に、同じクロッ
ク信号(CLK)に同期して行なわれる。例えば、第1
のフィールドメモリF1は新しい画素Da5を受けると
同時に、先のフィールドの、同じ位置の画素Db5を第
2のフィールドメモリF2に渡す。フィールドメモリは
このように、図3に示すフィールド遅延(t)を有す
る。
【0036】ライン遅延(L)は複数のラインメモリL
11〜L54により与えられる。第1のフィールドメモ
リF1に供給される各画素は、第1のラインメモリL1
1にも供給される。ラインメモリL11はラインメモリ
L12、L13、L14と従属接続されている。画素は
この従属接続を通してシフトレジスタの場合と同じよう
にシフトされ、各ラインメモリにおいて、1水平走査周
期分の時間を費やす。従って、ラインメモリL11の出
力は1ライン分遅れており、ラインメモリL12の出力
は2ライン分遅れている。他のラインメモリも、フィー
ルドメモリF2〜F5の入力に対し、同様の遅延をもた
らす。
【0037】ビット遅延(W)は、D型フリップフロッ
プDFFの列により与えられる。フィールドメモリに入
力される、又はラインメモリから出力される各画素は、
4つのD型フリップフロップの従属接続にも供給され
る。これらの4つフリップフロップの出力は、フィール
ドメモリ及びラインメモリの入力及び出力とともに、図
3に示す5つの相連続するフィールドのそれぞれ5×5
のブロックの、すべての画素に対する同時読出しアクセ
スを可能にする。
【0038】図4のラインメモリ及びD型フリップフロ
ップは、従来ASIC内に形成されていた。しかし、上
記のように、ラインメモリはSRAMで構成されてお
り、大きなスペースを必要とし、また電流消費が多く、
装置が高価となる。
【0039】図5及び図6は、ブロックアクセスを画素
入力に同期させる2つの方法を示している。これらの図
はともに、1つのフィールドに記憶されている画素を示
している。ハッチングした円は、現に受信されているフ
ィールドに属する新しい画素を示し、ハッチングしない
円は、先のフィールドに属する画素を示す。「REA
D」と記した枠はフィルタリングに用いられている5×
5の画素ブロックの位置を示す。「WRITE」と記し
た矢印は現に受信されている画素の位置(Dn)を示
す。
【0040】図5において、新しい画素がフィールド内
の位置Dnに書込まれるとき、先のフィールドの5×5
の画素ブロックが処理されている。Dnを含む水平走査
線はこのブロック内の最も古い走査線である。画素デー
タは図4に示すように従属接続されたD型フリップフロ
ップを通される。従って、位置Dnの新しい画素を書込
む前に、太線の円Dn〜Dn+4で示された5つの位置
からのデータをD型フリップフロップにロードすれば充
分である。これらのデータはすべてフィールド内に保持
されている。
【0041】図6は、図5と類似の図である。但し、D
nを含む水平走査線が、ブロック内で最も新しい走査線
である。画素Dn−1〜Dn−4はすでに上書されてお
り、Dnがいま上書されようとしている。この場合上書
された画素を記憶するための手段を付加する必要があ
る。フィルタリング動作が現在のフィールドと先のフィ
ールドを共に必要とするのであれば、両フィールド内の
位置Dn〜Dn−4から画素値を出力しなければならな
い。
【0042】図7及び図8は図4の一部の拡大図であ
る。図7の点線の枠はフィールドメモリF1及びライン
メモリL21〜L24を示す。これらは図5の画素Dn
〜Dn+4に対する読出しアクセスを可能にする。図8
の点線の枠はフィールドメモリF1及びラインメモリL
11〜L24を示す。これらは図6の、現フィールド及
び先のフィールドの、画素Da5以外の画素Dn〜Dn
−4への読出しアクセスを可能にする。
【0043】本発明は、図7の点線により囲まれた部分
又は図8の点線により囲まれた部分のすべての機能をも
つ単一のメモリ装置を提供する。メモリ装置はさらに、
図4、図7、図8に示されたフィールドメモリの従属接
続に適したものである。
【0044】第1の実施の形態 第1の実施の形態のメモリ装置を図9のブロック図に示
す。これは図8の点線で囲まれた部分の機能を持つもの
である。本願の第1の発明を例示するもとして、メモリ
装置は主メモリアレイ2、副メモリアレイ4、行(X)
デコーダ6、主列デコーダ(MYD)8、副列デコーダ
(SYD)10、列(Y)アドレス発生器12、データ
入力ユニット(DI)14、データ出力ユニット(D
O)16を有する。データ入力ユニット14は少なくと
も一つのデータ入力端子DINを有する。データ出力ユ
ニット16は少なくとも一つの出力端子DOUTを有す
る。
【0045】以下の説明で、行及び列を表わすのに文字
X及びYを用いる。
【0046】Yアドレス発生器12は、上位アドレスバ
ス18により主Yデコーダ8に結合されており、下位ア
ドレスバス20により主Yデコーダ8及び副Yデコーダ
10に結合されている。下位アドレスバスはアドレスバ
ススイッチ22により2つの部分に分けられている。下
位アドレスバスの第1の部分は主Yデコーダ8に接続さ
れている。下位アドレスバスの第2の部分は副Yデコー
ダ10に接続されており、アドレスバススイッチ22に
よりYアドレス発生器12から分離可能となっている。
【0047】データ入力ユニット14及びデータ出力ユ
ニット16は、内部データバス24により主メモリアレ
イ2及び副メモリアレイ4に接続されている。内部デー
タバス24はデータバススイッチ26により2つの部分
に分けられており、一端が書込み増幅器(WAMP)2
8に接続されている。内部データバス24の2つの部分
は主データバス(MDB)及び副データバス(SDB)
と呼ばれる。
【0048】主メモリアレイ2及び副メモリアレイ4内
の円の各々は、同じX−Y(行−列)アドレスを持つメ
モリセルのグループを表わす。画像処理の用途において
は、各グループは1画素のデータを記憶する。相連続す
る水平走査線により走査される動画では、同じ列アドレ
ス(Yアドレス)を有する画素が同じ走査線上に配置さ
れる。従って、列が図面では水平方向に延在し、行が水
平方向に延在する。各行のメモリセルはワード線(W
L)に接続されている。ワード線は主メモリアレイ2及
び副メモリアレイ4で共通である。
【0049】図10は、第1の実施の形態の構成をより
詳細に示す。Xデコーダ6はXアドレス発生器29に接
続され、このXアドレス発生器29は外部から入力され
る行アドレスXADを受信する。Yアドレス発生器12
は、外部から入力される列アドレスYADを受信するも
ので、ダウンカウンタ(DC)30及びYアドレス出力
回路(YADOUT)32を有する。ダウンカウンタ3
0は列アドレスカウンタとして動作し、順次小さくなる
一連の列アドレス(Yアドレス)を発生する。データ入
力ユニット14は、入力データを保持するための内部ラ
ッチ(LT)34を有する。データ出力ユニット16は
出力データを増幅するための出力増幅器(OAMP)3
6を有する。主及び副YデコーダMYD及びSYDは、
上位アドレスバス18及び下位アドレスバス20に接続
された複数のANDゲート38を有する。アドレス保持
ラッチ(HLD)40は、下位アドレスバス20内のア
ドレス線の各々に対して設けられている。
【0050】主Yデコーダ内のANDゲート38には記
号And1〜Andnが付され、副Yデコーダ内のAN
Dゲート38にはAd1〜Adoが付されている。文
字"n"及び"o"はそれぞれ主メモリアレイ2及び副メモ
リアレイ4内の列の数を表わす。副メモリアレイ4は主
メモリアレイ2よりも列の数が少ない(o<n)。AN
Dゲート38は、列選択信号を発生し、この列選択信号
は、主YデコーダにおいてはY1〜Ynで、副Yデコー
ダにおいてはYs1〜Ysoで、それぞれで表わされて
いる。
【0051】データバスの各部分は、主データバスにお
いて一対の相補バスラインDm及びDm/を有し、副デ
ータバスにおいて一対の相補バスラインDs及びDs/
を有する。バスラインDm及びDsは、データバススイ
ッチ26内の、一対の逆のチャンネル型のトランジスタ
で構成されたトランスミッションゲートを介して互に結
合されている。同様に、バスラインDm/及びDs/
は、データバススイッチ26内の、トランスミッション
ゲートを介して互に結合されており、下位アドレス信号
線はアドレスバススイッチ22内のトランスミッション
ゲートにより開閉される。これらのトランスミッション
ゲートは副メモリイネーブル(SME)信号により制御
される。このSME信号は各トランスミッションゲート
の負チャンネルトランジスタに直接供給され、トランス
ミッションゲートの正チャンネルトランジスタにはイン
バータ42により反転された後に供給される。SME信
号はまた、インバータ44を介してアドレス保持ラッチ
40に制御のために供給される。
【0052】主メモリアレイ2は、複数対の相補ビット
線BL1及びBL1/〜BLn及びBLn/を有する。
これらは列方向に、即ちワード線WL1〜WLnに対し
直角の方向に延存している。ダイナミックメモリセルN
ijは、各々トランジスタとキャパシタを含み、ワード
線及びビット線に図示のように接続されている。センス
増幅器(SA)は各対の相補ビット線に接続されてい
る。主メモリアレイ2内の相補ビット線は、一対のトラ
ンスファートランジスタ46により相補データバスライ
ンDm及びDm/に接続されている。トランスファート
ランジスタ46は主デコーダ内のANDゲート38の一
つからの列選択信号により駆動される。
【0053】同様に副メモリアレイ4も複数対の相補ビ
ット線BLs1及びBLs1/〜BLso及びBLso
/、メモリセルNsij、センス増幅器SA、及びトラ
ンスファートランジスタ46を有する。主メモリアレイ
2及び副メモリアレイ4内のセンス増幅器はともに単一
のセンス増幅器制御信号PSAにより活性化される。
【0054】簡単のため、図10は各X−Yアドレスに
おいてメモリセルを一つだけ示している。上述のよう
に、一般には、各X−Yアドレスにメモリセルのグルー
プが配置されている。データバスは複数の相補対のバス
ラインを有する。各列において、同数の相補対のビット
線及び同数のセンス増幅器が存在し、データ入力ユニッ
ト14及びデータ出力ユニット16は同数の入力及び出
力端子を有する。
【0055】第1の実施の形態の部材のうち、図9及び
図10には示されていないものとしてメモリ制御信号発
生器がある。これは図10に示す制御信号を発生するも
のである。すでに述べたSME及びPSA制御信号に加
え、これらの制御信号には、制御信号R/Wがある。制
御信号PYEは副Yデコーダ内のANDゲートに供給さ
れる制御信号PYEと、Yアドレス出力回路32に供給
される制御信号R/Wとがある。メモリ制御信号発生器
は後の実施の形態において図示される。
【0056】次に第1の実施の形態の動作を説明する。
【0057】メモリ制御信号発生器は種々の動作モード
での制御を行ない得るようにプログラムされ得る。第1
のモードは図6に示す画素データへのアクセスを可能に
するものである。
【0058】このモードにつき、図9を参照して説明す
る。図6についての取決めに従い、図9のハッチングさ
れた円は現フィールドの画素を記憶するメモリセルのグ
ルーウを示し、ハッチングされていない円は先のフィー
ルドのデータを記憶するメモリセルのグループを示す。
【0059】このモードにおいて、Xアドレスが受信さ
れ、Xデコーダ6においてデコードされ、対応するワー
ド線WLが活性化される。このワード線に接続された
(主メモリアレイ2及び副メモリアレイ4内の)全ての
メモリセルがこれにより対応するビット線に接続され、
これらのメモリセルに記憶されているデータがセンス増
幅器により増幅される。
【0060】次に、始めのYアドレスがYアドレス発生
器12により発生され、主Yデコーダ8によりデコード
され、主メモリアレイ2内の対応する列が選択される。
この列とワード線WLの行との交点に位置するメモリセ
ルがデータバス24に接続され、それらのデータがデー
タ出力ユニット16に転送される。これが太い線(A)
で示されている。
【0061】同時に、これらのデータは主メモリアレイ
2から副メモリアレイ4に転送される。これが矢印
(B)で示されている。この転送は、内部データバス2
4を介して行なわれる。このとき主データバス及び副デ
ータバスはデータバススイッチ26で結合されている。
データは書込み増幅器28により増幅される。書込み増
幅器28がデータを得ると直ちにデータバススイッチ2
6が開き、主データバスと副データバスを分離する。略
同じ時に、副Yデコーダ10がYアドレスの下位アドレ
スビットをデコードし、副メモリアレイ4内の対応する
列を選択する。書込み増幅器28で増幅されたデータ
は、副メモリアレイ4内のこの列と、ワード線WLとの
交点に位置するメモリセルに書込まれる。
【0062】次に、Yアドレス発生器12内のダウンカ
ウンタ30が、順次減少するYアドレスを発生し、主Y
デコーダ8は、矢印(C)で示すように、主メモリアレ
イ2内の列を順に選択する。これらの列内の、ワード線
WL上のメモリセル内のデータはデータ出力ユニット1
6に順次転送される。データ出力ユニット16は転送さ
れたデータをデータ出力端子(DOUT)から、あるレ
イレンシーをもって出力する。
【0063】これらのデータ(C)の転送の間、データ
バススイッチ26は開いたままであり、従って転送は、
副メモリアレイ4に影響を与えない。アドレスバススイ
ッチ22も開いており、従って、副Yデコーダ10は、
順次変化するYアドレスを受信せず、アドレス保持ラッ
チ40から、最初のYアドレスを受信し続ける。従っ
て、主メモリアレイ2からデータ出力ユニット16に順
次データ(C)が転送される間、副メモリアレイ4内の
選択されたメモリセルへのデータ(B)の書込み動作が
続けられる。
【0064】図9に示された動作において、主メモリア
レイ2からデータ出力ユニット16へのデータの転送
は、3つの列がアクセスされると終る。この時までに、
副メモリアレイ4への最初に転送されたデータの書込み
動作は完了している。
【0065】次に、アドレスバススイッチ22及びデー
タバススイッチ26が閉じられ、Yアドレス発生器12
が同じ一連の3つのYアドレスを再び発生する。副メモ
リアレイ4内のワード線WL上の対応するメモリセル
(D)に記憶されたデータは、データバス24を介し
て、データ出力ユニット16に転送され、上記のレイテ
ンシーをもって出力される。主メモリアレイ2及び副メ
モリアレイ4からのデータはこのように単一の連続した
シリアルバーストとして出力される。
【0066】一方、データ入力端子(DIN)では、新
しい入力データが受信されており、データ入力ユニット
14内のラッチ34に保持されている。副メモリアレイ
4からデータ出力ユニット16へのデータ(D)の転送
が完了した後、Yアドレス発生器12は開始Yアドレス
を再び発生し、新しい入力データは入力ユニット14か
ら主メモリアレイ2に転送され(E)、バーストの最初
に読出されたのと同じメモリセルに書込まれる。
【0067】バーストの最後に新しいデータを書込む理
由の一つは、これにより読出しアクセスを中断なく連続
して行なうことが可能になるからである。新しいデータ
が、バーストの途中に書込むべきものであれば、読出し
−書込み−読出しの切換えのための余分な制御が必要と
なるのに対し、読出し−書込みの切換えを一度だけにす
れば動作がより速くなる。
【0068】新しいデータをバーストの最後に行なう他
の理由は、データ出力ユニット16のレイテンシーであ
る。これにより、データ出力ユニット16がなおも副メ
モリアレイ4から読出されたデータを出力している間
に、新しいデータが背景(バックグウランド)において
データバス24を介して転送されるのを可能にする。
【0069】上記の動作と図8との関係は以下の通りで
ある。図9の動作(A)は、図8において、フィールド
メモリF1からのDb5をフィールドメモリF2へ出力
することに対応する。図9の動作(C)は、図8におい
てラインメモリL11〜L14からのデータDa4〜D
a1を出力することに対応する。図9の動作(D)は、
図8においてフィールドメモリF1及びラインメモリL
21〜L24からデータDb5〜Db1を出力すること
に対応する。図9の動作(E)は、フィールドメモリF
1へ新しいデータDa5を入力することに対応する。こ
のように、第1の実施の形態は図8のフィールドメモリ
F1及びラインメモリL11〜L24の機能を持つ。
【0070】第1の実施の形態のメモリ装置を動画のデ
ィジタル処理に用いると、メモリ装置を制御するASI
Cにおいて、数千のSRAMメモリセルを要する8つの
ラインメモリL11〜L24が不要となり、代わりに短
い(例えば9段の)シフトレジスタによりメモリ装置か
ら読出されたデータのバーストを記憶すれば足りる。こ
の種のシフトレジスタの一例について後に図75を参照
して説明する。このようにして、ASICのサイズ、価
格、電流消費が大幅に減少する。
【0071】なお、上記の動作中にデータDb5の出力
が二度起きる。一度は、バーストの開始時に主メモリア
レイ2からであり、他の一度はバーストの途中において
副メモリアレイ4からである。この二重の出力は、メモ
リ装置が従属接続されている場合に、後述のような利用
が可能である。
【0072】第1の実施の形態の、上記の動作の幾つか
の側面についてさらに詳細に説明する。
【0073】第1の実施の形態の動作は図10に示す同
期信号(CLK)に同期して行なわれる。さらに第1の
実施の形態は以下の外部制御信号を受信する。即ち、チ
ップ選択(CS/)、行アドレスストローブ(RAS
/)、列アドレスストローブ(CAS/)、書込みイネ
ーブル(WE/)である。信号名におけるスラッシュ
「/」は、該信号が活性化されたとき低レベルとなるも
のであることを示す。第1の実施の形態はさらに、外部
アドレスバス(ADD)を有する。アドレス入力及び他
の入力及び出力信号は、クロック信号(CLK)の立上
がりエッジに同期している。
【0074】図11は、主メモリアレイ2からのデータ
の読出し、及び主メモリアレイ2から副メモリアレイ4
へのデータの転送の動作(図9の動作(A)、(B)、
(C))を行なっているときの、外部制御信号及び内部
制御信号の波形を示す。内部制御信号は、外部制御信号
に基づき、先に言及した制御信号発生器において、制御
信号発生器にプログラムされた動作モード情報に従っ
て、発生される。
【0075】時刻t1において、CS/及びRAS/は
低レベルであり、CAS/及びWE/は高レベルであ
る。制御信号のこの組合せは、アドレスバス(ADD)
上のアドレスが行アドレス(Xi:Xアドレス発生器2
9によりXデコーダ6に供給される)であることを示
す。Xデコーダ6は対応するワード線WLi(図11に
おいてWL3)を活性化し、このワード線上のメモリセ
ル内のキャパシタを主メモリアレイ2内のビット線BL
j及びBLj/(j=1〜n)及び副メモリアレイ4内
のビット線BLsj及びBLsj/(j=1〜o)に接
続する。これらのキャパシタに記憶されていたデータは
各相補 pariのビット線間に小さな電位の差として現わ
れる。次にセンス増幅器制御信号PSA(図示せず)が
センス増幅器を活性化し、センス増幅器が、両メモリア
レイ内のビット線上の電位差を増幅して電源電圧の幅一
杯の信号/に変換する。
【0076】時刻t2において、CS/、CAS/及び
WE/が低レベルであり、RAS/が高レベルである。
制御信号のこの組合せは、アドレスバス(ADD)上の
アドレスが列アドレス(Yj:Yアドレス発生器12内
のダウンカウンタ30にロードされる))であることを
示す。信号のこの組合せはまた入力データ端子(DI
N)における入力データの存在を示す。入力データはデ
ータ入力ユニット14内のラッチ34にラッチされる。
しかし、直ちに主メモリアレイ2に書込まれる訳ではな
い。
【0077】YアドレスYjの4つの下位ビット、従っ
てダウンカウンタ30により出力される開始アドレスの
4つの下位ビットYA3,YA2,YA1,YA0の値
が図示のように"0110"であると仮定する。主Yデコ
ーダ8内のANDゲート38はこの開始アドレスをデコ
ードする。これらのANDゲート38のうちの一つのみ
から出力される列選択信号(Yjとも表わされる)が、
時刻t2に始まる1/2クロックサイクルの間、高レベ
ルとなり、その1/2クロックサイクルの間、ビット線
BLj及びBLj/を主データバスラインDm及びDm
/に接続する。従って、ビット線BLj及びBLj/上
の電位がデータD1としてトランスファートランジスタ
46を介してデータバスラインDm及びDm/に転送さ
れる。
【0078】イネーブル信号SMEはこのとき高レベル
であり、主データバスラインDm及びDm/はデータバ
ススイッチ26を介して副データバスラインDs及びD
s/に接続されている。従って、データD1は副データ
バスラインDs及びDs/にも転送される。
【0079】R/W制御信号は、文字Lで示すように、
読出し動作中低レベルである。
【0080】PYE制御信号は、時刻t2に始まる1/
2クロックサイクルの間低レベルであり、この間副Yデ
コーダ10をディスエーブルにする(不活性にする)。
全てのANDゲート38から出力された列選択信号は、
この間低レベルに保たれる。この結果、書込み増幅器2
8は、副データバスラインDs及びDs/上の電位(D
1)をラッチし、内部的に増幅する時間を与えられる。
【0081】書込み増幅器28はイネーブル信号を有す
るが、簡単のため図示されていない。主Yデコーダイネ
ーブル信号も図示されていない。この主Yデコーダイネ
ーブル信号は、図11に示す動作では高レベルであり、
主Yデコーダ8をイネーブルする。この主Yデコーダイ
ナーブル信号は、PYEを副Yデコーダ10内のAND
ゲート38に供給するのと同じようにして、主Yデコー
ダ8内のANDゲート38に供給しても良く、代わり
に、主Yデコーダイネーブル信号を、Yアドレス出力回
路32に供給し、その後Yアドレス出力回路32からA
NDゲート38に余分のアドレスビットとして供給して
も良い。
【0082】時刻t2から1/2クロックサイクル経過
後、PYEは高レベルとなる。副Yデコーダ10は下位
アドレスビットをデコードし、副Yデコーダ10内の、
対応するANDゲート38により出力される列選択信号
Ysjが高レベルとなり、ビット線対BLsj及びBL
sj/を副データバスラインDs及びDs/に接続す
る。副データバスラインDs及びDs/は書込み増幅器
28によりデータD1の電位に保持されている。ビット
線BLsj及びBLsj/の先の電位に拘らず、書込み
増幅器28はこれらのビット線をデータD1の電位に駆
動する。
【0083】時刻t2から1クロックサイクル経過後、
ダウンカウンタ30の値が1だけ減少し、下位アドレス
ビットが"0110"から"0101"に変化する(YA3
からYA0の順に読むものとする)。しかし、Yアドレ
ス出力回路32の出力は、時刻t3の直前まで"011
0"のままである。データ出力ユニット16内の出力増
幅器36は、このとき、出力端子(DOUT)からデー
タD1の出力を開始する。
【0084】時刻t3の少し前に、イネーブル信号SM
Eが低レベルとなり、副データバスラインDs及びDs
/を主データバスラインDm及びDm/から分離し、副
Yデコーダ10への下位アドレスビットの更なる入力を
阻止する。アドレス保持ラッチ40は開始アドレスの下
位ビット値("0110")を保持し続け、信号Ysjは
高レベルのままであり、ビット線BLsj及びBLsj
/のデータD1は副メモリアレイ4内の対応するメモリ
セルに書込まれる。データD1の書込みは、他のデータ
が主メモリアレイ2から読出されている間、任意の期間
続けることができ、書込み増幅器28は、充分な時間を
掛けて、書込まれるキャパシタの充電又は放電を行なう
ことができる。
【0085】時刻t3において、Yアドレス出力回路3
2は減少したYアドレス(下位が"0101")を出力す
る。このアドレスは主Yデコーダ8でデコードされ、先
の列内のANDゲート38により出力される列選択信号
Yj−1が高レベルとなる。データD2がこの列のビッ
ト線から読まれ、主データバスラインDm及びDm/に
伝えられる。列アドレス信号の入力からバーストの最初
のデータの出力までの読出しレイテンシーは1クロック
サイクルである。
【0086】このようにしてバースト動作が続けられ
る。時刻t4において、Yアドレス出力回路32がさら
に減少したYアドレス(下位が"0100")を出力し、
主メモリアレイ2から主データバスラインDm及びDm
/へのデータD3の転送が始まるが、出力端子DOUT
においてはなおもデータD2が出力されている。バース
トのこの部分の更なる説明は省略する。
【0087】主メモリアレイ2からのデータの読出しが
終ると、副メモリアレイ4からのデータの読出しが同じ
ようにして行なわれる。このときイネーブル信号SME
及びPYEがともに高レベルであり、主Yデコーダイネ
ーブル信号(図示しない)が低レベルである。ダウンカ
ウンタ30はYアドレスYj(下位が"0110")から
カウントを再開する。
【0088】これらの動作の読出しレイテンシーは1ク
ロックサイクルに限らない。メモリ装置はより長い読出
しレイテンシーを有しても良く、また読出しレイテンシ
ーがプログラム可能であっても良い。
【0089】新しいデータを主メモリアレイ2に書込む
動作の詳細はここでは省略し、後の実施の形態に関して
説明する。
【0090】次に、第1の実施の形態の第2の動作モー
ドについて説明する。このモードでは、副メモリアレイ
4からのデータの読出しを、主メモリアレイ2からのデ
ータの読出しに続いて自動的に行なわない。代わりに、
副名4からのデータの読出しを、外部からのコマンドに
応じて行なう。このモードは外部装置が主メモリアレイ
2及び副メモリアレイ4から、異なる時にデータを得る
必要がある場合、又は主メモリアレイ2内の一つの行及
び副メモリアレイ4内の他の行からデータを得る必要が
ある場合に有用である。
【0091】主メモリアレイ2からのデータの読出し及
び主メモリアレイ2から副メモリアレイ4へのデータの
転送は図11に示し、上述したのと同じように行なわれ
る。
【0092】図12は、副メモリアレイ4からのデータ
の読出しを示す。この動作の間、それぞれH,Lで示す
ように、SME信号は高レベルであり、R/W信号は低
レベルである。
【0093】この動作の前に、制御信号発生器は、副メ
モリアレイ4へのアクセスを指定する外部コマンド(図
示しない)によりプログラムされている。従って時刻t
1にXアドレス(Xi)が入力されるとイネーブル信号
PYEが高レベルとなる。
【0094】時刻t2において、CS/及びCAS/が
低レベルであり、RAS/及びWE/が高レベルであ
る。従って、Yアドレス(Yj)が受信されても新しい
入力データはラッチされない。このYアドレス(下位
が"0110")はダウンカウンタ30及びYアドレス出
力回路32により直ちに出力される。SMEが高レベル
であるので、Yアドレスの下位ビットはアドレスバスス
イッチ22を介して副Yデコーダ10に伝えられる。P
YEが高レベルであるので、副Yデコーダ10はイネー
ブルされ、これら下位ビットをデコードする。副Yデコ
ーダ10内の対応するANDゲート38により出力され
る列選択信号Ysjは高レベルとなり(1クロックサイ
クルの間)、副メモリアレイ4の対応する列のワード線
WLi(WL3)上のメモリセルに記憶されているデー
タDs1は副データバスラインDs及びDs/に転送さ
れる。SMEが高レベルであるので、これらのデータD
s1はデータバススイッチ26を介して主データバスラ
インDm及びDm/、さらにデータ出力ユニット16に
転送される。
【0095】時刻t3において、出力増幅器36により
増幅されたデータDs1は出力データ端子DOUTから
出力される。このとき、ダウンカウンタ30の値は減少
して次の下位アドレス("0100"で終る)になってお
り、副Yデコーダ10は列選択信号Ysj−1を活性化
し、データDs2がこの信号Ysj−1により選択され
たメモリセルからデータバスラインに転送される。
【0096】読出し動作がこのように時刻t4及びt5
でも続けられる。更なる説明は省略する。
【0097】変形例として、第1の実施の形態を常に第
2のモードで動作するように構成することもできる。こ
の場合、副メモリアレイ4へのバーストアクセスの度に
別個のアドレス入力が必要である。別個のアドレス入力
は、主メモリアレイ2への書込みアクセスにも用い得
る。他の種々の動作モードも可能である。第1の実施の
形態の基本的特徴は、主メモリアレイ2と同じワード線
及び下位Yアドレスを共用し、主メモリアレイ2がアク
セスされたとき主メモリアレイ2からデータが自動的に
転送される副メモリアレイ4の存在である。
【0098】さらに他の変形例として、新しいデータD
a5の入力を古いデータDb5の最初の出力と同時に行
なうようにタイミングを定めることもできる。図11を
再度参照し、この場合CS/及びCAS/は時刻t2に
おいて低レベルとし、CS/及びWE/は時刻t3にお
いて低レベルとし、新しいデータを時刻t3(時刻t2
ではなく)に入力端子DINに供給する。代わりに、各
バーストの最初のデータの出力の際に、データ入力ユニ
ット14が新しいデータを、WE/信号が別個に入力さ
れなくても、自動的にラッチするモードで動作するよう
にメモリ装置をプログラムすることもできる。この変形
例は、図8に示すように、第1の実施の形態(F1)を
他のメモリ装置(F2)と従属接続する場合に便利であ
る。両メモリ装置F1、F2がともに入力データを同時
に受信することができるからである。
【0099】第2の実施の形態 図13を参照し、第2の実施の形態は第1の実施の形態
と類似である。異なるのはデータバスの構成である。第
1の実施の形態と同一又は相当する部材には同じ符号が
付されている。以下、第1の実施の形態との違いについ
て説明する。
【0100】第1の実施の形態では、主及び副データバ
スがデータバススイッチ26により相互接続されてい
た。第2の実施の形態ではこれらは相互接続されていな
い。代わりに主データバスラインDm及びDm/と副デ
ータバスラインDs及びDs/がデータ出力ユニット1
6内の出力増幅器36に独立に接続されている。出力増
幅器36は、主データバスから副データバスにデータを
転送することによりデータバススイッチ26と同じ役割
を果す。出力増幅器36はまた、副メモリアレイ4に書
込まれるデータを増幅し、第1の実施の形態の書込み増
幅器28の役割を果す。これによりデータバススイッチ
26及び書込み増幅器28を省略することができる。
【0101】主データバスラインDm及びDm/はデー
タ入力ユニット14内のラッチ34に接続されている。
副データバスラインDs及びDs/はデータ入力ユニッ
ト14に接続されていない。
【0102】第2の実施の形態は第1の実施の形態と同
じように動作する。しかし、データバススイッチ26を
省略したことに伴い、データバススイッチ26のトラン
ジスタの電気抵抗がなくなり、副メモリアレイ4へのア
クセスが一層速くなる。さらに、各データバスラインの
電気キャパシタンスが小さくなり、これもまた高速化に
貢献する。第2の実施の形態は従って第1の実施の形態
よりも高いクロックレートで動作可能である。
【0103】データバススイッチ26及び書込み増幅器
28をなくしたので、回路の構成が簡単になる。これも
更なる利点である。
【0104】第3の実施の形態 図14を参照し、第3の実施の形態は第1の実施の形態
と類似である。しかし、列(Y)アドレスバス構成が異
なる。第1の実施の形態と同一又は相当する部材には同
じ符号が付されている。以下、第1の実施の形態との違
いについて説明する。
【0105】第1の実施の形態では、下位アドレスバス
20が主Yデコーダ8に直接接続されており、アドレス
バススイッチ22を介して副Yデコーダ10に接続され
ていた。第3の実施の形態では、下位アドレスバス20
が二重に設けられ、一方の組の下位アドレスライン47
が主Yデコーダ8に接続され、他方の組の下位アドレス
ライン48が副Yデコーダ10に接続されている。第1
の実施の形態のアドレスバススイッチ22及びアドレス
保持ラッチ40は省略されている。
【0106】上位アドレスバス18及び下位アドレスラ
イン47の組合せにより主アドレスバスが構成され、こ
れによりYアドレス発生器12からのYアドレスの上位
及び下位部分を主Yデコーダ8に伝える。下位アドレス
ライン48は副アドレスバスを構成し、Yアドレス発生
器12からのYアドレスの下位部分を副Yデコーダ10
に伝える。
【0107】第3の実施の形態は第1の実施の形態と同
じように動作する。しかし、アドレスバススイッチ22
の省略により、アドレスバススイッチ22のトランジス
タの電気抵抗がなくなり副メモリアレイ4へのアクセス
が速くなる。さらに下位アドレスバスラインの電気キャ
パシタンスが小さくなるので、これもまたアクセスの高
速化に貢献する。従って、第3の実施の形態は第1の実
施の形態よりも速いクロックレートで動作可能である。
【0108】アドレスバススイッチ22及びアドレス保
持ラッチ40をなくしたの、回路構成が簡単になる。こ
れも第3の実施の形態の更なる利点である。
【0109】第4の実施の形態 図15を参照し、第4の実施の形態は第2の実施の形態
及び第3の実施の形態の特徴を組合せたものである。主
データバスラインDm及びDm/並びに副データバスラ
インDs及びDs/は、データ出力ユニット16内の出
力増幅器36に別個に接続され、主Yデコーダ8及び副
Yデコーダ10に対し別個の下位アドレスバスライン4
7及び48が設けてある。第1の実施の形態のアドレス
バススイッチ22、データバススイッチ26、書込み増
幅器28、及びアドレス保持ラッチ40はすべて除去さ
れている。
【0110】第4の実施の形態は、回路構成が簡単であ
り、動作が高速である点において、第2及び第3の実施
の形態の利点を兼備している。
【0111】第1ないし第4の実施の形態の動作を図1
6を参照して要約する。ここでも、Da1〜Da5によ
り現フィールドの画素データを表わし、Db1〜Db5
により先のフィールドの画素データを表わす。新たな画
素のデータDa5が受信されると、先のフィールドの同
じ画素のデータDb5が主メモリアレイ2から副メモリ
アレイ4に転送される。データDb5、Da4〜Da1
及びDb5〜Db1が主メモリアレイ2及び副メモリア
レイ4からバーストとして出力され、新しいデータDa
1が主メモリアレイ2に書込まれる。これらのデータは
全てメモリ装置内の同じ行アドレス(Xアドレス)を有
する。
【0112】楕円の矢印により示すように、副メモリア
レイ4は循環的に用いられる。主Yデコーダ8及び副Y
デコーダ10は別個のアドレスバスラインを有する第3
及び第4の実施の形態において、副メモリアレイ4の循
環的使用が行なわれる限り、副Yデコーダ10に供給さ
れるアドレスは主Yデコーダ8に供給されるアドレスの
下位ビットと同じである必要はない。この場合、副メモ
リアレイ4の列の数は2のべきでなくても良く、例え
ば、図16に示すように6であっても良い。
【0113】以上の説明において、データDb5は同じ
バーストにおいて2度出力された。しかし、これは必ず
しも必要ではない。例えば、データ入力ユニット14か
らデータ出力ユニット16に新しいデータDa5を転送
し、バーストの先頭においてDb5の代わりにDa5が
出力されるようにしても良い。この場合も、古いデータ
Db5が主メモリアレイ2から副メモリアレイ4に転送
される。以下の実施の形態でその具体例が説明される。
【0114】以上の説明において、バースト長さを制御
する手段、及び同じYアドレスをダウンカウンタ30に
繰返しロードするための手段の説明を省略した。これら
の手段の例については以下の実施の形態において説明す
る。しかし、第1ないし第4の実施の形態の以下の実施
の形態において示される手段に限定されない。先にも述
べたように、第1ないし第4の実施の形態は、同じアド
レスを外部から繰返し入力して動作するように構成する
こともできる。バースト長さも外部で制御するように構
成することもできる。
【0115】第5の実施の形態 図17を参照して第5の実施の形態は第1の実施の形態
と類似である。同一又は相当する部材には同じ符号が付
されている。第1の実施の形態とは異なり、Yアドレス
発生器12内に3つの付加的部材が設けられている。こ
れらの付加部材とは、アクセスカウンタ(AC)50、
アドレスレジスタ(ADR)52、及びアドレスレジス
タ出力スイッチ54である。アクセスカウンタ50は、
クロック信号CLK及び停止制御信号PSTを受信し、
アドレス入力制御信号PAIをアドレスレジスタ出力ス
イッチ54に出力する。アドレスレジスタ52は外部か
ら入力されるYアドレスYADを受信して記憶する。ア
ドレスレジスタ出力スイッチ54は、アドレスレジスタ
52をダウンカウンタ30に結合する。
【0116】制御信号PSTはアクセスカウンタ50
に、バースト長さを制御する値を初期設定する。この値
はアクセスカウンタ50にプリセットされる一定値であ
っても良く、メモリ制御信号発生器(図示しない)に記
憶されたプログラム可能な値であって、アクセスカウン
タ50に制御信号PST自体により伝達されるものであ
っても良い。アクセスカウンタ50は制御信号PAIを
出力するだけで良く、従って、アクセスカウンタ50は
例えばリングカウンタ又はシフトレジスタにより構成可
能である。
【0117】図面に明示されていないが、第5の実施の
形態はまたデータ入力ユニット14内のラッチ34に保
持されている入力データを、例えば主データバスライン
Dm及びDm/を介して、またはデータバスラインをバ
イパスする直接の相互接続線を介して、データ出力ユニ
ット16内の出力増幅器36に転送するための制御信号
を有する。この転送は、入力データを、一旦主メモリア
レイ2に記憶することなく、データ出力ユニット16か
ら出力することを可能にする。
【0118】図18を参照し、第5の実施の形態は、先
の実施の形態と同じCS/,RAS/,CAS/,WE
/制御信号を受信する。これに加えて、アドレス転送制
御信号ADX/を受信する。メモリ装置はこの制御信号
ADX/を用いて、アドレスバスADD上に入力がなく
ても、X又はYアドレス信号を内部で発生する。RAS
/及びADX/がともに低レベルであるとき、Xアドレ
ス発生器29は、先のXアドレスを増加することによ
り、新しいXアドレスを発生する。CAS/及びADX
/がともに低レベルであるとき、アドレスレジスタ52
に保持されているYアドレスはアドレスレジスタ出力ス
イッチ54を介してダウンカウンタ30に転送される。
【0119】図18に示す動作において、読出しレイテ
ンシーは、先の実施の形態とは異なり、2クロックサイ
クルである。新しいXアドレスXi及びYアドレスY
j、並びに新しいデータDa5の入力に続き、入力デー
タDa5が、上記のように、データ入力ユニット14か
らデータ出力ユニット16に転送される。入力データD
a5はまたデータ入力ユニット14内に保持される。新
しいデータDa5が書込まれるべきメモリセルに存在す
る古いデータDb5は主メモリアレイ2から副メモリア
レイ4に転送される。この場合、データ出力ユニット1
6にラッチされない。その後、先の実施の形態と同様、
データDa4〜Da1が主メモリアレイ2から読出さ
れ、データDb5〜Db1が副メモリアレイ4から読出
される。
【0120】従って、データ出力端子(DOUT)から
出力されるデータは、Da5、次にDa4〜Da1、次
にDb5〜Db1である。このように、現フィールドか
ら5つの画素、先のフィールドから対応する5つの画素
を提供する。
【0121】図18において、矢印Xは、アドレスレジ
スタ52からダウンカウンタ30へのアドレスYjの再
ローディングを示す。この動作はアクセスカウンタ50
により以下のように制御される。列アドレスストローブ
信号CAS/が低レベルとなるクロックサイクルにおい
て、内部制御信号PSTがアクセスカウンタ50を例え
ば値「5」に初期設定する。ダウンカウンタ30が5つ
の相連続するYアドレス(YjからYj−4)カウント
する間、アクセスカウンタ50は「5」から「0」にカ
ウントダウンする。アクセスカウンタ50の計数値がゼ
ロになると、アクセスカウンタ50は、PAI制御信号
を活性化し、アドレスレジスタ52に保持されているア
ドレスYjがダウンカウンタ30に再びロードされる。
従って、次のクロックサイクルにおいて、アドレスレジ
スタ52は再びYjからカウントダウンを始める。
【0122】このようにして、ダウンカウンタ30は、
主メモリアレイ2及び副メモリアレイ4の双方からデー
タを読出すためのYアドレスを、2度目のアドレス入力
なしで、容易に発生する。副メモリアレイ4からのデー
タの読出しの間、アクセスカウンタ50も再び「5」か
ら「0」へカウントダウンする。副メモリアレイ4から
のデータの読出しに続き、アクセスカウンタ50は再び
制御信号PAIを活性化し、開始アドレス(Yj)をダ
ウンカウンタ30に今一度ロードする。データ入力14
内のラッチ34に保持されている新しい入力データDa
5は主メモリアレイ2に転送され、以前データDb5に
より占められていたメモリセルに書込まれる。
【0123】このバーストアクセスの後、外部制御信号
ADX/は2度低レベルとなる。最初はCS/,RAS
/とともにであり、次はCS/,CAS/,WE/とと
もにである。これらのコマンドにより、Xアドレス発生
器29が次のXアドレス(Xi+1)を発生し、アクセ
スカウンタ50は同じYアドレス(Yj)をダウンカウ
ンタ30に再ロードする。従って、次のバーストによ
り、現フィールド及び先のフィールドのDa5〜Da1
及びDb5〜Db1よりも一つ右側の5つの画素が出力
される。
【0124】それ以後、ADX/により新しいアドレス
を発生して、同様にバーストを出力することができる。
水平走査線全体の画素データをこのようにして受信し、
メモリ装置に記憶するとともに、フィルタリングに必要
なバースト出力を提供することができる。しかもこれ
を、走査線の最初にただ一つのXアドレス及びYアドレ
スを用意することで実現できる。
【0125】図18はさらに、従来のSDRAMに対す
る第5実施の形態の利点を示している。第5の実施の形
態のバースト長さは、副メモリアレイ4のサイズによっ
てのみ(間接的に)制限される。これに対し、従来のS
DRAMにおけるバースト長さは、特定の値「1」、
「2」、「4、」、「8」に制限される。制限のないバ
ーストも可能ではあるが、その場合、外部制御によりバ
ーストを停止しなければならない。従来のSDRAMで
は、例えば、2つのフィールドの5つの相連続したアド
レスから読出された10個のデータを連続したバースト
として得ることが困難である。
【0126】第5の実施の形態は図19において点線で
囲んだフィールドメモリF1及びラインメモリL11〜
L24と同じ役割を果す。第1ないし第4の実施の形態
の場合よりも、新しいデータDa5の出力が含まれる点
において、機能が多い。しかし、メモリ装置を従属接続
する場合にはこの構成は第1ないし第4の実施の形態ほ
ど適切ではない。図19においてメモリ装置F1が単独
で用いられているのに対し、図8では、メモリ装置F1
がメモリ装置F2と従属接続されている。
【0127】図20は、第5の実施の形態における制御
信号PAIのタイミングを示している。ここで、開始Y
アドレス(Yj)が"0110"で終るものとしている。
主メモリアレイ2内においてアクセスされる列の数は
「5」ではなく、「3」であると仮定している。PAI
は時刻t2を中心とするクロックサイクルにおいて高レ
ベルとされ、開始アドレスYjがダウンカウンタ30に
ロードされ、"0110"がアドレス信号線YA3,YA
2,YA1,YA0に現われる。ダウンカウンタ30が
減少すると、アドレス出力値は時刻t3において"01
01"、時刻t4において、"0100"でそれぞれ終る
値に変わる。時刻t5を中心とするクロックサイクルに
おいて、アクセスカウンタ50はPAIを再び高レベル
にし、同じアドレス(Yj)をアドレスレジスタ52か
らダウンカウンタ30に再ロードさせ、値"0110"が
再びアドレス信号線YA3,YA2,YA1,YA0に
現われる。
【0128】第5の実施の形態は図18に示す動作モー
ドに限定されない。バーストの最初は、新しいデータD
a5ではなく、古いデータDb5とし、メモリ装置の従
属接続を可能にしても良い。この場合、第1の実施の形
態について説明したように、新しいデータDa5の入力
は、古いデータDb5の最初の出力と同じタイミングに
なるように制御されるのが好ましい。
【0129】バーストの最初を新しいデータDa5とす
るか古いデータDb5とするかに拘らず、ADX/制御
信号に応じての、アドレスレジスタ52からダウンカウ
ンタ30へのYアドレスの再ロードにより、第5の実施
の形態において、単一の列アドレスを入力するだけで、
水平走査線全体の画素を受信し、記憶することが可能に
なり、フィルタリングに必要な出力データのバーストを
得ることができる。これは第5の実施の形態を制御する
装置の利点である。制御装置は同じ列アドレスを繰返し
供給する必要がないからである。
【0130】第6の実施の形態 図21を参照し、第6の実施の形態は第5の実施の形態
と類似である。しかし、データバスの構成が異なる。第
5の実施の形態と同じ符号は同一又は相当する部材を示
す。以下第5の実施の形態との違いについて説明する。
【0131】第5の実施の形態では、主データバス及び
副データバスがデータバススイッチ26で相互接続され
ていた。第6の実施の形態では、主データバス及び副デ
ータバスが互いに接続されていない。第2の実施の形態
と同様、主データバスラインDm及びDm/、並びに副
データバスラインDs及びDs/は、データ出力ユニッ
ト16内の出力増幅器36に別個に接続されている。従
って、出力増幅器36は、第2の実施の形態と同様、主
データバスから副データバスへのデータの転送をする点
においてデータバススイッチ26の役割を果すととも
に、副メモリアレイ4に書込まれるデータを増幅する点
において上記書込み増幅器28の役割を果す。このた
め、データバススイッチ26及び書込み増幅器28を省
くことができる。
【0132】第2の実施の形態と同様、主データバスラ
インDm及びDm/はデータ入力ユニット14内のラッ
チ34に接続されている。副データバスラインDs及び
Ds/はデータ入力ユニット14に接続されていない。
【0133】第6の実施の形態は、第5の実施の形態と
同様に動作する。データバススイッチ26がないので、
データバススイッチ26内のトランジスタの電気抵抗が
なくなり、副メモリアレイ4へのアクセスがより速くな
る。また、第2の実施の形態と同様、データバスライン
対の電気キャパシタンスを小さくすることができる。従
って、第6の実施の形態は、第5の実施の形態よりも高
いクロックレートで動作することができ、データバスス
イッチ26及び書込み増幅器28の除去により回路構成
が簡単になる。
【0134】第7の実施の形態 図22を参照し、第7の実施の形態は第5の実施の形態
と類似である。しかし、列アドレスバスの構成が異な
る。第5の実施の形態と同一の符号は同一または相当す
る部材を示す。以下、第5の実施の形態との違いについ
て説明する。
【0135】第5の実施の形態では、下位アドレスバス
20が直接主Yデコーダ8に結合され、アドレスバスス
イッチ26を介して副Yデコーダ10に結合されてい
た。第7の実施の形態では、下位アドレスバスが二重に
なっており、一方の組の下位アドレスライン47が主Y
デコーダ8に結合され、他方の組の下位アドレスライン
48が副Yデコーダ10に結合されている。第5の実施
の形態のアドレスバススイッチ22及びアドレス保持ラ
ッチ40は省略されている。
【0136】第7の実施の形態は第5の実施の形態と同
様に動作する。しかし、アドレスバススイッチ22がな
いので、アドレスバススイッチ22内のトランジスタの
電気抵抗がなくなり、副メモリアレイ4へのアクセスが
一層高速になる。さらに、下位アドレスバスラインの電
気キャパシタンスを小さくできるので、これによっても
一層アクセスの高速化が図れる。従って、第7の実施の
形態は、第5の実施の形態よりも速いクロックレートで
動作することができ、アドレスバススイッチ22及びア
ドレス保持ラッチ40の除去により回路構成が簡単にな
る。
【0137】第8の実施の形態 図23を参照し、第8の実施の形態は、第6の実施の形
態の特徴と第7の実施の形態の特徴を組合せたものであ
る。主データバスラインDm及びDm/並びに副データ
バスラインDs及びDs/は、データ出力ユニット16
内の出力増幅器36に別個に接続され、別個の下位アド
レスバスライン47及び48が主Yデコーダ8及び副Y
デコーダ10のために設けられている。第5の実施の形
態のアドレスバススイッチ22、データバススイッチ2
6、書込み増幅器28、及びアドレス保持ラッチ40は
すべて省略されている。
【0138】第8の実施の形態は、回路構成の簡単化及
び動作の高速化と言う点に関し、第6の実施の形態の利
点と第7の実施の形態の利点とを併せ持っている。
【0139】第9の実施の形態 図24を参照し、第9の実施の形態のメモリ装置は、2
つのバンクA及びBを有する。2つのバンクの各々は第
5の実施の形態と構成が同じである。第5の実施の形態
と同一又は相当する部材は同一の符号に添字A、Bを付
して示す。斯くして、バンクAは、主メモリアレイ2
A、副メモリアレイ4A、Xデコーダ6A、主Yデコー
ダ8A、副Yデコーダ10A、Yアドレス発生器12
A、上位アドレスバス18A、下位アドレスバス20
A、アドレスバススイッチ22A、内部データバス24
A、データバススイッチ26A、書込み増幅器28A、
及びアドレス保持ラッチ40Aを有する。一方、バンク
Bは、主メモリアレイ2B、副メモリアレイ4B、Xデ
コーダ6B、主Yデコーダ8B、副Yデコーダ10B、
Yアドレス発生器12B、上位アドレスバス18B、下
位アドレスバス20B、アドレスバススイッチ22B、
内部データバス24B、データバススイッチ26B、書
込み増幅器28B、及びアドレス保持ラッチ40Bを有
する。2つのデータバス24A及び24Bはバンクスイ
ッチ56を介してデータ入力ユニット14及びデータ出
力ユニット16に結合されており、データ入力ユニット
14及びデータ出力ユニット16はバンクA及びBによ
り共用されている。
【0140】各バンクの回路構成の詳細は図17に示し
たのと同じである。
【0141】図24はまた第9の実施の形態の一つの動
作モードを示している。バンクA及びBの主メモリアレ
イは、両者で動画の1フレーム(2つの連続したフィー
ルドからなる)分の画素データを記憶している。フィー
ルドデータは2つのバンクに偶数−奇数の区別により、
後述のように分割されている。2つの副メモリアレイは
同じバンクの主メモリアレイ内のデータに対し1フレー
ム(2フィールド)遅れたデータを保持している。
【0142】この動作モードにおいて、出力バーストは
3つの部分に分けられる。
【0143】最初に例えばバンクA内の主メモリアレイ
2Aからデータが読出される(動作1)。このとき、1
画素のデータがバンクA内の副メモリアレイ4Aに転送
される。副メモリアレイ4Aに転送されるデータは2フ
ィールド古いものである。主メモリアレイ2Aから読出
される他のデータは現フィールドのものである。
【0144】次に1フィールド古い画素データがバンク
B内の主メモリアレイ2Bから読みされる(動作2
a)。同時に、現フィールド内の一つの新しい画素のデ
ータがバンクA内の主メモリアレイ2A内の、上記動作
1の副メモリアレイ4Aへのデータ転送の転送元である
位置に書込まれる(動作2b)。
【0145】最後に、バンクA内の副メモリアレイ4A
から画素データが読出される(動作3)。これらのデー
タは2フィールド古いものである。
【0146】バースト内の最初の画素データは、副メモ
リアレイ4Aに転送された古い画素であっても良く、主
メモリアレイ2Aに書込まれた新しい画素であっても良
い。これはメモリ装置が従属接続で用いられているかど
うかに依る。
【0147】図25は、バーストの各部分において5つ
の画素が出力される場合を示している。最初に最も新し
いフィールドに属する5つのデータDa5〜Da1がバ
ンクA内の主メモリアレイ2Aから出力される。(デー
タDa5は、実際には、データ入力ユニット14からデ
ータ出力ユニット16への直接転送により出力され
る。)次に、一つ前のフィールドに属するデータDb5
〜Db1がバンクB内の主メモリアレイ2Bから出力さ
れる。最後に、2つ前のフィールドに属するデータDc
5〜Dc1がバンクA内の副メモリアレイ4Aから出力
される図25に示すように、第9の実施の形態は、単一
のメモリ装置により、2つのフィールドメモリ(F1及
びF2)及び3組のラインメモリ(L11〜L34)の
役割を果し、3つの相連続するフィールド(フィールド
a、b、c)からのデータを提供することを可能にす
る。
【0148】図2を再び参照し、ディジタルフィルタリ
ングの際、処理動作の対象になるのは、通常奇数個のフ
ィールド内の画素であり、これにはフィルタされる画素
値が発生されるフィールドと、その前及び後の同数のフ
ィールドである。第9の実施の形態は、3つのフィール
ドFm,Fm−1,Fm+1内のデータに対し処理を行
なうことにより、フィールドFm内のフィルタされた画
素を発生するフィルタリング動作を、単一のメモリ装置
で実現する。ここでフィールドFm,Fm−1,Fm+
1はそれぞれフィールドa,b,cに対応する。
【0149】従属接続により、第9の実施の形態はさら
に、5つのフィールドFm,Fm−1,Fm−2,Fm
+1,Fm+2内のデータに対する演算によりフィール
ドFm内のフィルタリングされた画素を発生するフィル
タリング動作を2つのメモリ装置で実現する。第1のメ
モリ装置は、図25の新しい画素データDa5を受ける
と同時に、古い画素データDc5、及びこれに伴う他の
フィールドa,b,cからの画素データのバーストを出
力する(画素データDc5は2度出力されても良い。)
第2のメモリ装置は第1のメモリ装置から画素データD
c5を受け、フィールドc,d,eからの画素データを
出力する。フィールドa,b,c,d,eはフィールド
Fm+2,Fm+1,Fm,Fm−1,Fm−2にそれ
ぞれ対応する。この場合、2つのメモリ装置を従来の4
つのフィールドメモリ及び5組のラインメモリの代わり
に用いることができる。
【0150】図26〜29は第9の実施の形態のフィー
ルドデータを記憶する方法を示す。
【0151】図26において、バンクAは、フィールド
a(最新のフィールド)内の奇数Xアドレス(行アドレ
ス)の画素のデータ及びフィールドb(その前のフィー
ルド)の偶数Xアドレスの画素のデータを記憶する。バ
ンクBは、フィールドa内の偶数Xアドレスの画素のデ
ータ及びフィールドb内の奇数Xアドレスの画素のデー
タを記憶する。副メモリアレイはフィールドc及びdの
対応するデータを保持する。図面中の矢印に付された数
字「1」、「2」、「3」は、フィールドaにおいて奇
数Xアドレスの行内の3つの画素をデータを読む動作
(1)、フィールドbにおいて同じ行内の対応する3つ
の画素のデータを読む動作(2)、フィールド(c)に
おいて同じ行内の対応する3つの画素のデータを読む動
作(3)を示す。これらの動作は、奇数Xアドレスの新
しい画素が、黒いドットで示す位置に受信されたときに
行なわれる。
【0152】次に受信されるべき新しい画素は、偶数行
(X)アドレスを有する。この画素は図27において黒
いドットで示される場所に記憶される。一方、この偶数
Xアドレスを有する3つの画素のデータはフィールドa
から(4)、次にフィールドbから(5)、次にフィー
ルドcから(6)読出される。
【0153】これらの動作により、バンクA及びバンク
Bにおいて交互に新しい画素が記憶される。これらの動
作は、フィールドaの全ての画素が受信されるまで、続
けられる。
【0154】図28を参照し、次のフィールド(フィー
ルドz)において、偶数Xアドレスの画素のデータがバ
ンクAに記憶され、奇数Xアドレスの画素のデータがバ
ンクBに記憶される。これらの場合、フィールドbのデ
ータが上書され、フィールドaのデータは保存される。
黒いドットは、バンクA内において、偶数Xアドレスの
新しい画素のデータが記憶される位置を示す。数字
「1」、「2」、及び「3」は、フィールドzのこの偶
数Xアドレスの3つの画素のデータを読む動作(1)、
フィールドaの同じ行内の対応する3つの画素のデータ
を読む動作(2)、及びフィールドbの同じ行内の対応
する3つの画素のデータを読む動作(3)を示す。
【0155】図29において、バンクB内において、黒
いドットは次の新しい画素(奇数Xアドレスを有する)
のデータが記憶される位置を示す。数字「4」、
「5」、及び「6」は、フィールドzのこの奇数Xアド
レスの3つの画素のデータを読出す動作(4)、フィー
ルドaの同じ行の対応する3つの画素のデータを読出す
動作(5)、及びフィールドbの同じ行の対応する3つ
の画素のデータを読出す動作(6)を示す。
【0156】図26ないし図29においては、偶数及び
奇数行が分離して示してある。これは説明の便宜のため
であり、当然ながら偶数及び奇数行をインターリーブし
ても良い。
【0157】第9の実施の形態の幾つかの動作モードに
ついて次に説明する。最初の2つのモードにおいては、
図26〜図29を用いて概説した方法を用い、図30に
示すように、3つの相連続するフィールドから画素デー
タを単一のバーストで出力する。
【0158】図31は、従属接続されたメモリ構成に適
した動作モードを示す。
【0159】時刻t1において、CS/及びRAS/が
低レベルであり、奇数Xアドレス(Xi)がラッチさ
れ、デコードされ、バンクA内の対応するワード線(W
Li)がXデコーダ6Aにより駆動される。バンクバス
スイッチ56は、バンクAを出力ユニット16に接続す
る状態になる。
【0160】時刻t2において、CS/及びCAS/が
低レベルであり、Yアドレス(Yj)が受信され、バン
クA及びBのYアドレス発生器12A及び12B内のア
ドレスレジスタ52に記憶される。バンクAにおいて、
アドレスYjは、ダウンカウンタ30にロードされ、主
及び副Yデコーダ8A及び10Aが順にイネーブルさ
れ、アドレスバススイッチ22Aが制御され(第1の実
施の形態と同様)、古いデータDcjを、主メモリアレ
イ2Aから副メモリアレイ4Aに、そしてデータ出力ユ
ニット16に転送する。バンクBにおいては、この時ワ
ード線のプリチャージおよび、ビット線およびデータバ
スラインの初期化(プリチャージ及び等化)が開始され
る。
【0161】時刻t3において、CS/及びWE/が低
レベルであり、行アドレスXi、列アドレスYjの新し
いデータDajが受信され、データ入力ユニット14内
にラッチされる。同時に、データ出力ユニット16は同
じ行−列アドレスの古いデータDcjを出力する。この
間、Yアドレス発生器12A内のダウンカウンタ30は
減少を続け、データDaj−1及びDaj−2がバンク
A内の主メモリアレイ2Aからデータ出力ユニット16
に転送され、ワード線WLiはバンクB内において活性
化されている。
【0162】主メモリアレイ2Aからデータ出力ユニッ
ト16へのデータDaj−2の転送が完了すると、バン
クバススイッチ56は切換えられバンクBを出力ユニッ
ト16に接続し、バンクAを入力ユニット14に接続す
る。そして、バンクB内の主メモリアレイ2からデータ
出力ユニット16へのデータDbj,Dbj−1,Db
j−2の転送が始まる。このとき、Yアドレス発生器1
2b内のダウンカウンタ30は必要な列アドレスを発生
する。
【0163】データのバースト出力が時刻t3からt4
に示されるように続く。出力データは最初はバンクA
(フィールドa)から、次にバンクB(フィールドb)
から読出される。データがバンクB内の主メモリアレイ
2Bから読出されている間、アドレスYjがYアドレス
発生器12A内のダウンカウンタ30に再ロードされ新
しいデータDajがバンクA内の主メモリアレイ2Aに
書込まれる。バンクBからデータ出力ユニット16への
データの転送が終ると、バンクBは再びプリチャージさ
れ、初期化される。この間に、バンクA内の副メモリア
レイ4Aからデータ出力ユニット16へのデータの転送
も開始される。このとき、バンクバススイッチ56は、
バンクAを出力ユニット16に結合し、Yアドレス発生
器12A内のダウンカウンタ30は再びYjからYj−
2までカウントダウンする。
【0164】時刻t4において、次のXアドレス(Xi
+1)が入力される。これは偶数行アドレスであり、バ
ンクB内で対応するワード線(WLi+1)が活性化さ
れる。同時に、データ出力ユニット16はデータDcj
を出力し、データDcj−2がバンクA内の副メモリア
レイ4Aからデータ出力ユニット16に転送される。
【0165】時刻t5において、データ出力ユニット1
6からデータDcj−2が出力され、最初のバーストが
終る。同時に、CS/、CAS/及びADX/が低レベ
ルにされ、列アドレスYjがアドレスレジスタ52か
ら、両バンクのYアドレス発生器12A及び12B内の
ダウンカウンタ30内に再ロードされる。このとき、バ
ンクA内のワード線、ビット線、及びデータバスライン
の初期化(プリチャージ及び等化)が始まる。
【0166】時刻t6において、第2のバーストが始ま
り、バンクB内の主メモリアレイ2Bからのデータの出
力と、バンクB内の主メモリアレイ2B内に書込まれる
新しいデータの入力とが行なわれる。第2のバーストは
第1のバーストと同様に行なわれる。但し、バンクAと
バンクBの役割が入替わる。
【0167】時刻t7において、他の新しいXアドレス
(Xi+2)が受信され、第2のバーストの終了後、第
3のバーストが行なわれる。第3のバーストも、ADX
信号を用いて同じ列アドレスを再ロードして、第1のバ
ーストと同様に行なわれる。
【0168】図31に示すように、バンクA及びBのア
クセスを交互に行なうことで、一つのバンクのプリチャ
ージは他のバンクからのデータの読出しの間に行なわ
れ、バースト間の遅れを短くできる。各バンクへの新し
い入力データの書込みも、他のバンクからのデータの読
出しの間に行なわれる。これにより動作の効率が高くな
る。
【0169】同じX及びYアドレスを持つデータの同時
入力及び出力は、2つのメモリ装置を従属接続したと
き、両者が同じアドレス信号及び制御信号(CS/,R
AS/,CAS/,WE,及びADX/)を受け、両者
から同じタイミングで出力データが得られることを意味
する。この結果、従属接続されたメモリシステムの設計
が簡単になる。
【0170】図31のXアドレスはすべて外部で発生さ
れている。しかし、第9の実施の形態は、第5の実施の
形態で説明したモードで動作することができる。この場
合、新しいXアドレスはCS/,RAS/,及びADX
/に応じて自動的に発生される。
【0171】図32は、従属接続されないメモリ構成に
使用するのに適した同様の一連のバーストを示す。この
モードにおける動作は図31と略同じである。但し、新
しいデータ(Daj)の入力が2クロックサイクル早く
行なわれ、これにより新しいデータがデータ入力ユニッ
ト14からデータ出力ユニット16に転送され、バース
トの最初のデータとして出力されるのを可能にしてい
る。このモードにおいて、第9の実施の形態は、出力を
重複することなく、3フィールドの各々から3つの画素
のデータを出力する。詳細な説明は省略する。
【0172】第9の実施の形態の先に述べた動作モード
はフィールド遅延が要求されるディジタルフィルタリン
グにおいて有用である。しかし、第9の実施の形態は他
の動作、例えば動き予測(その場合フレーム遅延が必要
である)においても利点を発揮する。図33を参照し、
そのような動作の場合、フィールドa及びcからのデー
タのバーストが必要であり、間のフィールドbからのデ
ータは必要ではない。図34は従属モードにおけるこの
種のバーストの出力を示す。時刻t1におけるXアドレ
スの入力により開始される最初のバーストでは、フィー
ルドa及びcからのデータが出力される。データDcj
は2度出力される。1度は新しいデータDajの入力と
同時である。一つのバンク、例えばバンクAのみがこの
バーストで用いられる。他のバンク(バンクB)は、最
初のバースト中に、時刻t3からt4までの間にプリチ
ャージされる。バンクBを用いる、第2のバーストのた
めのコマンド及びデータの入力は、時刻t4、t5、t
6に起きる。これにより、第1のバーストの終了後直ち
に(中断なく)第2のバーストが始まる。第2のバース
トのためのアドレスは、第5の実施の形態で説明したよ
うにADX/信号により発生される。第2のバーストの
間に、背景動作として新しいデータDajがバンクA内
の主メモリアレイ2Aに書込まれ、バンクAがプリチャ
ージされる。
【0173】図35は、第9の実施の形態の類似の非従
属接続動作モードを示す。動作タイミングは図34と略
同じである。但し、新しいデータ(Daj)の入力が2
クロックサイクル早く行なわれ、新しい入力データが、
データ入力ユニット14からデータ出力ユニット16に
転送され、バーストの最初のデータとして出力されるの
を可能にしている。各バーストは2フィールド(相互間
に1フレーム遅延を有する)の各々からの5つの画素か
らなる。
【0174】画像処理動作のある種のものにおいては、
異なるフィールドに対し異なる量のデータが必要とされ
る。図36は、フィールドaから5画素、フィールドB
から3画素、フィールドcから5画素がそれぞれ要求さ
れる場合を示す。第9の実施の形態は、バンクA及びB
のための別個のYアドレス発生器12A及び12Bを有
するので、バンクA及びBのダウンカウンタ及びYアド
レスデコーダを別個に制御することにより、上記の要求
に簡単に応えることができる。
【0175】図37は、非従属接続モードにおける、こ
の種のバースト出力を示す。このバーストは、フィール
ドaからの5画素(DajからDaj−4)、フィール
ドbからの3画素(DbjからDbj−2)、及びフィ
ールドcからの5画素(DcjからDcj−4)を含
む。この種のバーストは、14クロックサイクルの周期
で繰返される。これは新しい画素の入力相互間の間隔
(文字「T」で示す)に等しい。
【0176】この種の動作の更なる詳細は後の実施の形
態の説明で現われる。
【0177】第10の実施の形態 図38を参照し、第10の実施の形態は、第9の実施の
形態と類似である。但し、第6の実施の形態と同様、各
バンクが主及び副メモリアレイのための別個のデータバ
スラインを有する。バンクAは主データバス58A及び
副データバス60Aを有する。バンクBは、主データバ
ス58B及び副データバス60Bを有する。主データバ
ス58A及び58Bはバンクバススイッチ56を介して
データ入力ユニット14及びデータ出力ユニット16に
接続されている。副データバス60A及び60Bはバン
クバススイッチ56を介してデータ出力ユニット16に
接続されている。
【0178】図38の他の部材は図24のものと同じで
あり、同じ符号が付されている。
【0179】別個の主及び副データバスを備えているの
で、第9の実施の形態のデータバススイッチ26A及び
26B並びに書込み増幅器28A及び28Bが不要とな
り、回路構成が簡単になる。さらに、第6の実施の形態
と同様、データバスラインの電気抵抗及びキャパシタン
スが小さくなり、動作速度が高まる。
【0180】第11の実施の形態 図39を参照し、第11の実施の形態は第9の実施の形
態と類似である。但し、第7の実施の形態と同様、各バ
ンクが、主及び副メモリアレイに対し別個のアドレスバ
スラインを有する。バンクAは主下位アドレスライン4
7A及び副下位アドレスライン48Aを有する。バンク
Bは主下位アドレスライン47B及び副下位アドレスラ
イン48Bを有する。図39の他の部材は、図24のも
のと同じであり、同じ符号が付されている。
【0181】別個の主及び副アドレスバスを備えること
により、第9の実施の形態のアドレスバススイッチ及び
アドレス保持ラッチが不要となり、回路構成が簡単にな
る。さらに、第7の実施の形態について述べたように、
アドレスバスラインの電気抵抗及びキャパシタンスを小
さくすることができ、動作速度が高くなる。
【0182】第12の実施の形態 図40を参照し、第12の実施の形態は第10及び第1
1の実施の形態の特徴を組合せたものである。別個の、
主データバス58A、58B、及び別個の副データバス
60A、60Bが設けられ、別個の主下位アドレスライ
ン47A、47B、及び別個の副下位アドレスライン4
8A、48Bが設けられている。第9の実施の形態のバ
ススイッチ22A、22B、26A、26B、書込み増
幅器28A、28B、及びアドレス保持ラッチ40A、
40Bがすべて不要となる。
【0183】第12の実施の形態は第10及び第11の
実施の形態の双方の利点(回路構成の簡単化及び動作の
高速化)を併せ持つ。
【0184】第13の実施の形態 図41を参照し、第13の実施の形態は第11の実施の
形態に類似である。但し、データバス24A、24Bは
主及び副部分に分割されておらず、書込み増幅器が設け
られていない。斯くして、第11の実施の形態のバスス
イッチ26A、26及び書込み増幅器28A、28Bが
除去されている。
【0185】新たな部材として、第13の実施の形態は
バンクバススイッチ56に結合された転送レジスタ62
を備えている。転送レジスタ62は、一つのバンク内の
主メモリアレイから副メモリアレイに転送されつつある
データを一時的に記憶し、これによりそのデータの副メ
モリアレイへの書込みを、他のバンクがアクセスされて
いる間に、背景動作として行なうことを可能にする。
【0186】他の部材は図39のものと同様であり、同
じ符号が付されている。データ入力ユニット14とデー
タ出力ユニット16の相互接続は図41に明示されてい
る。
【0187】次に第13の実施の形態の、非従属接続、
フィールド遅延モードにおける動作を、図42〜図47
を参照して説明する。入力及び出力データ及び制御信号
のタイミング関係は第9の実施の形態の対応するモード
と同じであるので、図32に示されたタイミング及びデ
ータ値をも参照する。
【0188】図32に示されるように、X及びYアドレ
スXi及びYjの入力(t1、t2)の後、図42のバ
ンクA、Bにおいてワード線WLai,WLbiが、第
9の実施の形態で説明したタイミングで活性化され、バ
ンクバススイッチ56がデータ出力ユニット16及び転
送レジスタ62を共にバンクAのデータバス24Aに結
合する。バンクAの主メモリアレイ2A内の、このX−
Yアドレス(Xi−Yj)に記憶された古いデータDc
jはデータバス24A及びバンクバススイッチ56を介
して転送レジスタ62に転送され(図42の矢印)、新
しい入力データDajはデータ入力ユニット14からデ
ータ出力ユニット16に転送される。データDajはデ
ータ出力ユニット16から、2クロックサイクルの読出
しレイテンシーを持って出力される(図32、時刻t
3)。
【0189】図43を参照し、データDcjの後、デー
タDaj−1,Daj−2が主メモリアレイ2Aからデ
ータバス24A及びバンクバススイッチ56を介してデ
ータ出力ユニット16に転送され、時刻t3後の次の2
クロックサイクルにデータ出力ユニット16から出力さ
れる。データDaj,Dcjはそれぞれデータ入力ユニ
ット14及び転送レジスタ62にそれぞれ保持されたま
まである。
【0190】図44を参照し、バンクA内の主メモリア
レイ2Aからデータ出力ユニット16へのデータDaj
−2の転送に続き、バンクバススイッチ56が切換えら
れ、データ入力ユニット14がバンクAのデータバス2
4Aに接続され、データ出力ユニット16がバンクBの
データバス24Bに接続される。Yアドレス発生器12
A、12Bはともに列アドレスYjを発生する。新しい
入力データDajはデータ入力ユニット14からバンク
バススイッチ56及びデータバス24Aを介してバンク
A内の主メモリアレイ2Aに転送され、データDcjが
記憶されていたメモリセルに書込まれる。略同時に、デ
ータDbjがバンクB内の主メモリアレイ2Bからデー
タバス24B及びバンクバススイッチ56を介して、デ
ータ出力ユニット16に転送され、データDaj−2の
次に出力される。
【0191】次に、図45を参照し、バンクA内のYア
ドレス発生器12Aは任意の便宜な列アドレスを発生す
る。一方、バンクB内のYアドレス発生器12Bはカウ
ントダウンして、Yj−1及びYj−2を出力する。こ
れらのクロックサイクルにおいて、転送レジスタ62に
保持されたデータDcjは、バンクバススイッチ56及
びデータバス24Aを介してバンクA内の副メモリアレ
イ4Aに転送され、Yアドレス発生器12Aにより指定
される列のメモリセル内に書込まれる。一方、データD
bj−1及びDbj−2はバンクB内の主メモリアレイ
2Bからデータバス24B及びバンクバススイッチ56
を介してデータ出力ユニット16に転送される。これら
のデータはデータDbjの次にデータ出力ユニット16
から出力される。
【0192】図46を参照し、次に、データ出力ユニッ
ト16に転送され、データ出力ユニット16から出力さ
れるべきデータは、転送レジスタ62に保持されている
データDcjである。データDcjは図32の時刻t4
にデータ出力ユニット16から出力される。
【0193】図47を参照し、バンクバススイッチ56
が再び切換えられ、データ出力ユニット16がバンクA
内のデータバス24Aに接続され、Yアドレス発生器1
2Aが更に2つ列アドレスを発生する。データDcj−
1及びDcj−2はバンクA内の副メモリアレイ4Aか
らデータバス24A及びバンクバススイッチ56を介し
てデータ出力ユニット16に転送され、データDcjに
続いて出力される。これにより図32の最初のバースト
が完了する。
【0194】次のバーストも同様に行なわれる。但し、
バンクA及びBの役割が入替わる。
【0195】第13の実施の形態も図31に示すように
従属接続モードで動作することができる。内部動作は図
42〜図47を参照して説明したのと同様である。但
し、データ入力ユニット14からデータ出力ユニット1
6への新しいデータDajの転送は行なわれない。代り
に古いデータDcjがデータ出力ユニット16に転送さ
れ、バーストの最初に出力され、新しいデータDajの
入力が古いデータDcjの出力と同時に行なわれる(図
48)。
【0196】第1の実施の形態における外部データ入力
及び出力のシーケンス及びタイミングは第9の実施の形
態と同じであるが、転送レジスタ62は内部動作に対す
る要求を幾つかの点で緩和する。図45に示すように、
データDcjの転送レジスタ62から副メモリアレイ4
Aへの書込みが、データDbj−1及びDbj−2の主
メモリアレイ2Bからデータ出力ユニット16への転送
の間に、背景において行なわれるので、副Mメモリアレ
イ4A内のビット線上のデータDcjの増幅のためのタ
イミングマージンが大きくなる。さらに、データDcj
の主2Aからの転送と、副メモリアレイ4Aへの転送と
が別個の動作で行なわれるので、副メモリアレイ4Aへ
のアクセスが始まるときにYアドレス発生器12A内の
ダウンカウンタ30に再ロードする必要がなく、ダウン
カウンタ30は現在の値を引続いてカウントダウンを続
ければ良い。Yアドレス発生器12A内のダウンカウン
タ30は、全バーストの間に、データDajを主メモリ
アレイ2Aに書込む前に、再ロードを(第9の実施の形
態のごとく2度ではなく)1度行なう必要がある。
【0197】上記の説明においてデータDajの主メモ
リアレイ2Aへの書込みが、データDcjの副メモリア
レイ4Aへの書込みの前に行なわれる。しかし、これら
の順序は逆にしても良い。
【0198】第13の実施の形態の変形として、副メモ
リアレイ4A及び4B内の任意のアドレスにデータを記
憶することができ、データバス24A及び24Bが主及
び副部分に分割されていないので、第13の実施の形態
をメモリアレイ、Yデコーダ、Yアドレスバンクが各バ
ンクに一つしかない場合に適用し得る。この場合、各バ
ンクのメモリアレイの一部は副部分として利用され、上
書されるデータが同じアレイの他の(主)部分からこの
副部分に転送される。
【0199】次に、第13の実施の形態に関連する更に
5つの実施の形態を説明する。如何の説明で図41と同
じ符号は等価な部材を示す。
【0200】第14の実施の形態 図49を参照し、第14の実施の形態は、データ入力ユ
ニット14とバンクバススイッチ56の間に結合された
入力データレジスタ64を含む。入力データはデータ入
力ユニット14から入力データレジスタ64に転送さ
れ、主メモリアレイの一つに書込まれるまでの間入力デ
ータレジスタ64に保持される。
【0201】この違いを除けば、第14の実施の形態は
第13の実施の形態と同様に動作する。従って、詳細な
説明は省略する。
【0202】入力データレジスタ64により、メモリ装
置の内部動作のタイミングに関し自由度が増大する。他
の利点は、入力データがメモリアレイの近くで記憶され
ることである。この点は、データ入力ユニット14から
バンクバススイッチ56の間には、信号線の長さ及び信
号伝搬時間と言う点で長い距離があるかも知れないので
重要である。
【0203】第15の実施の形態 図50を参照し、第15の実施の形態は第13の実施の
形態と同様である。但し、単一の転送レジスタ62の代
りに、バンクA、Bのデータバス24A、24Bに別個
の転送レジスタ62A、62Bが結合されている。この
構成により、データを、バンクバススイッチ56を介す
ることなく、各バンクの主メモリアレイから転送レジス
タに転送すること、及び転送レジスタから各バンクの副
メモリアレイに転送することが可能になる。そのため、
転送の際、バンクバススイッチ56の電気抵抗が障害と
ならない。
【0204】第16の実施の形態 図51を参照し、第16の実施の形態は、第14の実施
の形態及び第15の実施の形態の特徴を組合せたもので
ある。即ち、第14の実施の形態のように、入力データ
レジスタ64を有し、第15の実施の形態のように別個
の転送レジスタ62A、62Bを有する。この構成の利
点は上記の通りである。
【0205】第17の実施の形態 図52を参照し、第17の実施の形態は、バンクA、B
の双方に単一のフルデュープレクスデータバス66を用
いており、これにより、第13の実施の形態のバンクバ
ススイッチ56を除去している。フルデュープレクスデ
ータバスは、読出し及び書込みを、衝突を起こすことな
く、同時に行ない得るデータバスである。データバス6
6は、データ入力ユニット14、データ出力ユニット1
6及び転送レジスタ62に直接結合されている。
【0206】他の部材は、第13の実施の形態のものと
同様であり、同じ符号で示されている。
【0207】第17の実施の形態は第13の実施の形態
と略同様に動作する。但し、データバスの切換えの必要
がなく、またバンクバススイッチの電気抵抗もない。
【0208】第18の実施の形態 図53を参照し、第18の実施の形態は第14の実施の
形態及び第17の実施の形態の特徴を組合せたものであ
る。即ち、データ出力ユニット16、転送レジスタ6
2、及び入力データレジスタ64に結合されたフルデュ
ープレクスデータバス66を有する。この構成の利点は
上記の通りである。
【0209】第19の実施の形態 図54を参照し、第19の実施の形態は第13の実施の
形態に対して、Yアドレス発生器12A、12Bの構成
において異なる。第13の実施の形態では、各Yアドレ
ス発生器が別個にアクセスカウンタ50を有し、これに
よりダウンカウンタ30により発生されるアドレスの数
を制御していた。第19の実施の形態では、Yアドレス
発生器12A、12Bが同じアクセスカウンタ50を共
用する。共用されるアクセスカウンタ50はメモリ制御
信号発生器(SG)68(これまでの実施の形態では図
示の簡単化のため省略していた)により制御される。第
19の実施の形態にはまた、アクセスカウントレジスタ
70が設けられている。このアクセスカウントレジスタ
70は、アクセスカウンタ50のための初期値ADNを
記憶する。この値はメモリ制御信号発生器68から供給
される。
【0210】第19の実施の形態の他の部材(転送レジ
スタ62を含む)は第13の実施の形態と同じであり、
同じ符号で示されている。
【0211】第19の実施の形態は、Yアドレス発生器
12A、12Bの各々が常に固定数の相連続するアドレ
スを発生するようにアドレス発生器を制御するための効
率的な方法を提供する。メモリ制御信号発生器68は、
単に適切な固定数ADNをアクセスカウントレジスタ7
0に書込み、次いでアクセスカウンタ50に対し、この
固定数ADNを適切な時に再ロードするようコマンドを
与え、アクセスカウンタ50にYアドレス発生器12
A、12Bに対する制御を行なわせる。
【0212】この制御モードは、例えば、図31及び図
32に示すように、3つのフィールドの各々から同数の
画素を必要とするフィルタリング動作において有用であ
る。
【0213】第20の実施の形態 図55を参照し、第20の実施の形態は第14の実施の
形態と第19の実施の形態の特徴を組合せたものであ
り、転送レジスタ62、入力データレジスタ64、メモ
リ制御信号発生器68により制御される共用のアクセス
カウンタ50、固定値ADNを記憶するアクセスカウン
トレジスタ70を有する。アクセスカウントレジスタ7
0に記憶される固定値ADNは、Yアドレス発生器12
A、12Bにより発生される相連続するアドレスの数を
制御するためにアクセスカウンタ50により利用され
る。第20の実施の形態の利点は上記の通りである。
【0214】第21の実施の形態 図56を参照し、第21の実施の形態は、第15の実施
の形態の特徴と、第19の実施の形態の特徴を組合せた
ものであり、第19の実施の形態の単一の転送レジスタ
62の代りに、バンクA、B内のデータバス24A、2
4Bに結合された別個の転送レジスタ62A、62Bを
有する。第21の実施の形態の利点は上記の通りであ
る。
【0215】第22の実施の形態 図57を参照し、第22の実施の形態は第16の実施の
形態及び第19の実施の形態の特徴を組合せたものであ
り、入力データレジスタ64、別個のバンクA、B内の
データバス24A、24Bに結合された別個の転送レジ
スタ62A、62B、及び第19の実施の形態で説明さ
れた他の部材を有する。第22の実施の形態の利点は上
記の通りである。
【0216】第23の実施の形態 図58を参照し、第23の実施の形態は第17の実施の
形態及び第19の実施の形態の特徴を組合せたものであ
り、データ入力ユニット14、データ出力ユニット16
及び転送レジスタ62に結合されたフルデュープレクス
データバス66と、第19の実施の形態で説明した他の
部材を有する。第23の実施の形態の利点は上記の通り
である。
【0217】第24の実施の形態 図59を参照し、第24の実施の形態は第18の実施の
形態と第19の実施の形態の特徴を組合せたものであ
り、データ出力ユニット16、転送レジスタ62、及び
入力データレジスタ64に結合されたフルデュープレク
スデータバス66と、第19の実施の形態で説明した他
の部材を有する。第24の実施の形態の利点は上記した
のと同じである。
【0218】第25の実施の形態 図60を参照し、第25の実施の形態は、第19の実施
の形態の構成に、さらに2つのアクセスカウントレジス
タ72、74を付加したものである。第1のアクセスカ
ウントレジスタ70は、バースト内の最初にアクセスさ
れるフィールドから必要とされる画素の数に対応した値
ADN1を保持する。第2及び第3のアクセスカウント
レジスタ72、74、は第2、第3のフィールドから必
要とされる画素の数に対応した値ADN2、ADN3を
保持する。3つの値ADN1,ADN2,ADN3はす
べてメモリ制御信号発生器68から供給される。
【0219】第25の実施の形態は図36及び図37に
示したように、必要とされる画素データの数がフィール
ドごとに異なるフィルタリング動作において有用であ
る。図36及び図37の動作のためには、ADN1,A
DN2,ADN3はそれぞれ「5」、「3」、「5」に
設定される。ADN1は、バーストの最初の部分(この
ときデータは例えばバンクAの主メモリアレイ2Aから
読出される)を制御するために用いられる。ADN2
は、バーストの第2の部分(このときデータは例えばバ
ンクBの主メモリアレイ2Bから読出される)を制御す
るために用いられる。ADN3は、バーストの第3の部
分(このときデータは例えばバンクAの副メモリアレイ
4Aから読出される)を制御するために用いられる。
【0220】第26の実施の形態 図61を参照し、第26の実施の形態は第25の実施の
形態の構成に一対のアドレス再計算器(RECALC)
76A、76Bを付加したものである。アドレス再計算
器76Aは、バンクA内のYアドレス発生器12Aに結
合され、メモリ制御信号発生器68により出力されるシ
フト制御信号SFTaに応じて、Yアドレス発生器12
Aで用いられる開始Yアドレスを再計算する。アドレス
再計算器76Bは、バンクB内のYアドレス発生器12
Bに結合され、メモリ制御信号発生器68により出力さ
れるシフト制御信号SFTbに応じて、Yアドレス発生
器12Bで用いられる開始Yアドレスを再計算する。
【0221】第26の実施の形態はインターレース走査
から順次走査への変換に用いられるフィルタリングにお
いて特に有用である。これは図62〜図64に示されて
いる。図62〜図64は、時間軸に沿って分布するいく
つかの相連続するフィールドの垂直断面を示す。
【0222】図62において、インターレース走査にお
いては、偶数フィールド(フィールドa、c)の画素は
奇数フィールド(フィールドb、d)の画素の間の空間
に配置されている。画素Dc3の位置においてフィルタ
された画素値を生成するための典型的なフィルタリング
処理においては、偶数フィールドcからの5つの画素
(Dc1〜Dc5)、先の奇数フィールドdからの4つ
の画素(Dd2〜Dd5)、及び後の奇数フィールドb
からの4つの画素(Db2〜Db5)が必要とされる。
【0223】これらのデータは第25の実施の形態では
単一のバーストとして生成される。メモリ装置に記憶さ
れたとき、矢印で示すように画素Db5,Dc5,Dd
5がすべて同じ列アドレスを有するからである。即ち、
開始列アドレスはこれら3つのフィールドb,c,dに
おいて同じである。必要なのは、ADN1、ADN3に
値「4」を与え、ADN2に値「5」を与えることだけ
である。画素Db5の記号「×」は、バーストの間に新
しいデータが古いデータ上に書換えられる場所を示す。
【0224】順次走査への変換のためには、フィールド
cの画素Dc2,Dc3の中間に位置する新しい画素の
生成が求められ、図63に示されるデータ、即ちフィー
ルドdの画素Dd1〜Dd5,フィールドcの画素Dc
1〜Dc4、フィールドbの画素Db1〜Db5が必要
とされる。これらのデータを第25の実施の形態で生成
するのは容易ではない。フィールドcの開始アドレス
(列アドレスDc4)がフィールドb、dの開始アドレ
ス(Dd5,Db5)と異なるからである。
【0225】図64は、奇数フィールドb内の画素値D
b3の変換に必要な画素データ、即ちフィールドcのD
c1〜Dc4、フィールドbのDb1〜Db5、フィー
ルドaのDa1〜Da4を示す。この場合、フィールド
bの開始列アドレスが、フィールドa、cの開始列アド
レスと異なるだけでなく、新しい入力画素データDa5
が出力バーストの一部を構成しない。
【0226】第26の実施の形態はこれらのすべての場
合に対応し得る。以下に図62〜図64の動作を詳細に
説明する。
【0227】図62のバーストのためには、メモリ制御
信号発生器68はADN1を「4」に、ADN2を
「5」に、ADN3を「4」にそれぞれ設定し、SFT
a及びSFTbを共に「0」に設定する。図65は結果
として得られる出力シーケンスを示す。
【0228】出力がバンクBから始まると仮定し、最初
にADN1(「4」)がアクセスカウントレジスタ70
から読出されアクセスカウンタ50に書込まれる。そこ
で、アクセスカウンタ50は、バンクB内のYアドレス
発生器12Bに4つのYアドレス(Yj〜Yj−3)を
発生させる。データDd5はバンクB内の主メモリアレ
イ2Bから転送レジスタ62に転送され、新しい入力デ
ータDb5がデータ入力ユニット14からデータ出力ユ
ニット16に転送され、データDb4〜Db2がバンク
B内の主メモリアレイ2Bから読出され、データ出力ユ
ニット16から、データDb5の後に、出力される。
【0229】次にADN2(「5」)が第2のアクセス
カウントレジスタ72から読出されアクセスカウンタ5
0に書込まれる。そこで、アクセスカウンタ50は、バ
ンクA内のYアドレス発生器12Aに5つのYアドレス
(Yj〜Yj−4)を発生させる。Dc5〜Dc1がバ
ンクA内の主メモリアレイ2Aから順に出力される。こ
の間、背景において、データDd5が転送レジスタ62
からバンクBの副メモリアレイ4Bに書込まれ、データ
入力ユニット14内に保持されている新しい入力データ
Db5は主メモリアレイ2B内に書込まれる。
【0230】最後にADN3(「4」)が第3のアクセ
スカウントレジスタ74から読出されアクセスカウンタ
50に書込まれる。Yアドレス発生器12Bはさらに4
つのYアドレスを発生し、データDd5〜Dd2がバン
クB内の副メモリアレイ4Bから出力される。
【0231】図64のバーストのためには、出力がバン
クAから始まるものと仮定する。メモリ制御信号発生器
68はADN1を「4」に、ADN2を「5」に、AD
N3を「4」にそれぞれ設定し、SFTaを「1」にS
FTbを「0」に設定する。図66は結果として得られ
る出力シーケンスを示す。
【0232】最初にADN1(「4」)がアクセスカウ
ントレジスタ70から読出されアクセスカウンタ50に
書込まれる。そこで、Yアドレス発生器12Aは4つの
Yアドレスを発生する。SFTaが「1」であるので、
アドレス再計算器76Aでは開始アドレスが計算され、
Yjではなく、Yj−1が求められる。Yアドレス発生
器12AはアドレスYjをスキップし、Yj−1からY
アドレス出力を開始する。データDa4〜Da1がバン
クA内の主メモリアレイ2Aからデータ出力ユニット1
6に転送され、データ出力ユニット16によりバースト
の最初の部分として出力される。
【0233】次にADN2(「5」)が第2のアクセス
カウントレジスタ72から読出されアクセスカウンタ5
0に書込まれる。そこで、アクセスカウンタ50は、バ
ンクA内のYアドレス発生器12Bに5つのYアドレス
を発生させる。SFTbが「0」であるので、アドレス
再計算器76Bは開始アドレスを変更せず、従って開始
アドレスはYjのままである。Db5〜Db1がバンク
B内の主メモリアレイ2Bから順に出力され、データ出
力ユニット16により出力される。この間、バンクAで
は、背景において、Yアドレス発生器12Aが、先にス
キップされたアドレスYjを発生する。データDc5は
主メモリアレイ2Aから転送レジスタ62に転送され、
その新しい入力データDa5が主メモリアレイ2A内の
同じアドレスに書込まれる。この書込み動作の後、Yア
ドレス発生器12Aが適切なアドレスを発生し、転送レ
ジスタ62に保持されているデータDc5はバンクA内
の副メモリアレイ4A内に書込まれる。
【0234】最後にADN3(「4」)がアクセスカウ
ンタ50に書込まれ、Yアドレス発生器12A内の開始
アドレスがアドレス再計算器76Aにより再計算され、
Yアドレス発生器12Aは、再計算により求められた開
始アドレスから始まる4つのYアドレスを発生し、デー
タDc4〜Dc1がバンクBの副メモリアレイ4Bから
出力される。
【0235】図63のバーストのためには、バーストが
バンクBから始まる場合には、メモリ制御信号発生器6
8はADN1を「5」に、ADN2を「4」に、ADN
3を「5」に、SFTaを「1」に、SFbを「0」に
それぞれ設定する。詳細な説明は省略する。
【0236】フィールド毎に異なる数の画素を用いる上
記の動作は、インターレース走査から順次走査への変換
のみならず、ピクチャー・イン・ピクチャ処理、フォー
マット変換、ノイズ除去等にも有用である。
【0237】次に上記の実施の形態のすべてに当てはま
る変形例について説明する。
【0238】図67を参照し、この変形において、主メ
モリアレイ2及び副メモリアレイ4は別個のXデコーダ
及びワード線を有する。副メモリアレイ4はそれ自体の
Xデコーダ77を有する。バンクが2つある場合には、
各バンクの副メモリアレイが別個のXデコーダを有す
る。
【0239】X及びYデコーダはX−Yアドレス発生器
78で発生され、このX−Yアドレス発生器は、Xアド
レスをXアドレスバス79を介してXデコーダ6及び7
7に供給し、Yアドレスを上位Yアドレスバス18及び
下位アドレスバス20に供給する。
【0240】内部データバス24はデータバススイッチ
80により2つの部分に分割されている。データバスス
イッチ80は主データバス(MDB)をデータ入力ユニ
ット14及びデータ出力ユニット16に選択的に結合
し、副データバス(SDB)をデータ出力ユニット16
に選択的に結合し、主データバス及び副データバスを互
いに選択的に結合する。
【0241】Xアドレス(Xi)が受信されると、Xデ
コーダ6及び77が、主及び副メモリアレイの対応する
ワード線WLi,WLi’を同時に活性化する。2つの
ワード線WLi,WLi’が同時に活性化されるので、
これらは、同じワード線の異なる部分と考えることがで
きる。同様にXデコーダ6及び77はあたかも、二重デ
コード出力を発生する単一のXデコーダであるかのよう
に動作する。
【0242】Xデコーダ6及び77がともに同じXアド
レスを受けるので、この変形例は、第1の実施の形態と
略同様に動作し、これまでに説明した他の実施の形態と
同様の動作をするように改変することもできる。
【0243】これまでに述べた実施の形態は図6に示す
ような、現在処理中の列からのデータと、先に処理され
た列からのデータを含むデータブロックを得るための方
法を示す。以下の実施の形態は、図5に示すように現在
処理している列のデータ及び後で処理すべき列のデータ
を含むデータブロックを得るための同様の方法を示す。
【0244】この場合において、上書された画素データ
を副メモリアレイに転送しても意味がない。なぜなら、
上書されたデータが再度必要になるまでに、1フィール
ド近い間隔が経過し、この間隔の間にデータは消滅する
からである。むしろ上書されたデータは他のフィールド
メモリに転送されるべきである。即ち、フィールドメモ
リを図4に示すように従属接続する必要がある。
【0245】以下の実施の形態は、本願の第2の発明を
例示するものであって、上記の実施の形態の副メモリア
レイを持たず、一方従属接続に用いられる特徴、例えば
別個のデータ入力及びデータ出力端子を有する。これら
の実施の形態は、少なくとも、図7において点線で囲ま
れたフィールドメモリF1及びラインメモリL21〜L
24の機能を提供する。
【0246】先の実施の形態と同じ又は等価な部分には
同じ符号が付してある。
【0247】第27の実施の形態 図68を参照し、第27の実施の形態は、メモリアレイ
2、Xデコーダ6、Yデコーダ(YD)8、Yアドレス
発生器12、データ入力ユニット14、データ出力ユニ
ット16、内部データバス24、メモリ制御信号発生器
68、アドレス入力ユニット(ADIN)81、データ
バススイッチ(SW)82、及びバッファ回路(BU
F)83を有する。Yアドレス発生器12はダウンカウ
ンタ30及びアクセスカウンタ50を含む。
【0248】上記の実施の形態と同様、メモリアレイ2
内の円NijはXアドレス(Xi)及びYアドレス(Y
j)が共通のメモリセルのグループを表わしている。
【0249】アドレス入力ユニット81(先に述べた実
施の形態の図面では、図の簡単化のため省略していた)
は、外部アドレス端子(ADD)からXアドレス及びY
アドレスを別個に受け、内部アドレス信号XAD及びY
ADを発生する。Yアドレス信号YADはダウンカウン
タ30に供給され、このダウンカウンタ30は、YAD
からカウントダウンしてYデコーダ8に供給されるYア
ドレスYADDを発生する。ダウンカウンタ30及びア
クセスカウンタ50はともに内部クロック信号(CL
K’)に同期して動作する。この内部クロック信号(C
LK’)は、外部クロック信号(CLK)から発生され
るもので、本実施の形態においては、外部クロック信号
と同じ周波数を有する。アクセスカウンタ50は、アド
レス入力ユニット81からバースト長制御信号PAを受
け、ダウンカウンタ30及びデータバススイッチ82を
制御する制御信号PWを発生する。
【0250】データ入力ユニット14、データバススイ
ッチ82、バッファ回路83、及びデータ出力ユニット
16は、メモリ制御信号発生器68により制御される。
データ入力ユニット14は外部データ入力端子DINか
らの入力データを内部データバス24に伝える。データ
バススイッチ82はデータバス24からのデータをバッ
ファ回路83に伝える。このデータは、データ出力ユニ
ット16により外部データ出力端子DOUTから出力さ
れるまで、バッファ回路83に記憶される。バッファ回
路83(先に述べた実施の形態の図面では省略されてい
る)は、FIFOバッファであり、その深さはメモリ装
置の最長読出しレイテンシーに等しい。
【0251】メモリ制御信号発生器68は、内部モード
レジスタ(図示せず)を有する。これは読出しレイテン
シー及び他の種々のアクセスモードを指定し得るように
設計されている。モードレジスタは、CS/,CAS
/,RAS/,WE/信号及びアドレス入力ライン上で
受信された値の組合せにより形成されるコマンドにより
プログラムされている。これは現存するメモリ装置例え
ばOki MSM54V24632Aにおけるモードレ
ジスタのプログラミングと概して同様である。
【0252】図69を参照し、アドレス入力ユニット8
1は、3つの内部レジスタR1、R2、R3を有する。
これらはすべてアドレス入力端子ADDに結合されてい
る。メモリ制御信号発生器68がバースト長プログラミ
ングコマンドを受けると、アドレス入力端子において受
信された値がレジスタR1にラッチされる。他の時には
アドレス入力端子で受信された値は、CS/,CAS/
が活性化された状態であればレジスタR2にラッチさ
れ、CS/,RAS/が活性化された状態であればレジ
スタR3にラッチされる。XアドレスXADははレジス
タR3から出力され、YアドレスYADはレジスタR2
から出力され、バースト長制御信号PAはレジスタR1
から出力される。
【0253】図70を参照し、アクセスカウンタ50
は、カウンタ84と制御回路86とを有する。カウンタ
84は内部クロック信号CLK’及びバースト長制御信
号PAを受ける。制御回路86は、制御信号PA、及び
カウンタ84の出力を受け、PW制御信号を発生する。
【0254】PA信号は、P制御回路86にPW制御信
号を活性化させる、ゼロでない信号であり、一方PA信
号の値はカウンタ84にロードされる。カウンタ84
は、CLK’信号に同期してPA値からカウントダウン
する。カウンタ84の出力がゼロに達すると、制御回路
はPW制御信号を不活性にする。
【0255】次に、第27の実施の形態の好ましいモー
ドの動作について説明する。
【0256】バースト長がプログラムされると、バース
ト長がアドレス入力端子(ADD)から入力され、アド
レス入力ユニット81内のレジスタR1にラッチされ
る。パソコンやワークステーションにおいては、このプ
ログラミングはBIOSにより行なうことができる。先
に述べた実施の形態では、バースト長は副メモリアレイ
のサイズにより間接的に制限されていたが、本発明では
バーストを任意の長さに指定できる。以下の説明ではバ
ースト長は「5」である。
【0257】モードプログラミングの後、アクセス動作
が図71に示すように行なわれる。
【0258】時刻t1において、CS/,RAS/は低
レベルであり、行アドレス(Xi)がアドレス入力端子
(ADD)において受信される。行アドレスは、内部ク
ロック信号CLK’の立上がり(これは外部クロック信
号CLKの立上がりと略同時である)において、レジス
タR3にラッチされる。必要な内部ラッチ信号はメモリ
制御信号発生器68により発生される。このメモリ制御
信号発生器68はXデコーダ6に、Xアドレスのデコー
ドを行なわせ、メモリアレイ2内の対応するワード線を
活性化させる。このワード線に接続されている全てのメ
モリセルは、データを対応するビット線に伝える。
【0259】時刻t2において、CS/,CAS/が低
レベルであり、列アドレス(Yj)がアドレス入力端子
で受信され、ラッチされる。この列アドレス(Yj)は
直ちにアドレス入力ユニット81から列アドレス信号Y
ADとしてダウンカウンタ30に、そしてダウンカウン
タ30から列アドレス信号YADDとしてYデコーダ8
に供給される。Yデコーダ8はデコードされた信号(図
71に波形Yjとして図示)を出力する。このデコード
された信号はトランスファートランジスタを活性化し、
このトランスファートランジスタを介して列Yjの相補
ビット線が内部データバス24に結合される(第1の実
施の形態で説明した通り)。従ってメモリセルNjiに
保持されていたデータDbjがデータバス24に伝えら
れる。
【0260】時刻t2において、アドレス入力ユニット
81はPA信号(図示せず)を発生し、このPA信号に
よりアクセスカウンタ50はPW制御信号を活性化す
る。この信号によりデータバススイッチ82が閉じ、従
ってデータDbjがバッファ回路82に伝えられる。時
刻t3またはそれ以前に発生されるメモリ制御信号発生
器68(図示せず)からの更なる制御信号によりバッフ
ァ回路83はデータDbjを記憶する。
【0261】時刻t3において、ダウンカウンタ30の
カウント値YjからYj−1に減少し、Yデコーダ8は
列Yjの相補ビット線をデータバス24から切り離し、
代りに列j−1の相補ビット線をデータバス24に接続
する。これは、図71の時刻t3の少し後における、波
形Yjの高レベルから低レベルへの変化及び波形Yj−
1の低レベルから高レベルへの変化で示されている。制
御信号PWは高レベルのままである。従って、データバ
ススイッチ82は閉じた状態に保たれ、メモリセルNi
j−1に保持されているデータDbj−1がバッファ回
路83に記憶される。アクセスカウンタ50内のカウン
タ84はカウント値が「5」から「4」の減少する。
【0262】時刻t4において、ダウンカウンタ30は
そのカウント値がYj−1からYj−2に減少し、メモ
リセルNji−2に保持されているデータDbj−2が
同様にデータバス24、データバススイッチ82を介し
てバッファ回路83に転送される。カウンタ84はその
カウント値が「4」から「3」に減少する。
【0263】このときまで、データ出力ユニット16は
高インピーダンス状態であって、メモリ装置からデータ
は出力されていない。時刻t4の次のクロックCLKの
立上がりにおいて、メモリ制御信号発生器68は、デー
タ出力ユニット16に対し、時刻t2の後にバッファ回
路83に記憶されたデータDbjの出力を開始するよう
コマンドを与える。これらのデータDbjは、時刻t5
において、外部クロック信号CLKの立上がりに、デー
タ出力端子DOUT(A)に現われ、この時外部装置は
これを読むことができる。時刻t5において、ダウンカ
ウンタ30はカウント値がYj−2からYj−3に減少
し、メモリセルNij−3に保持されているデータDb
j−3がバッファ回路83に転送され、カウンタ84は
そのカウント値が「2」から「1」に減少する。
【0264】同様に、時刻t6において、データ出力ユ
ニット16はバッファ回路83からのデータDbj−1
を出力し、ダウンカウンタ30はカウント値がYj−4
に減少し、データDbj−4がメモリセルNji−4か
らバッファ回路83に転送され、カウンタ84のカウン
ト値が「2」から「1」に減少する。
【0265】時刻t7において、データ出力ユニット1
6は、データDbj−2を出力する。さらに、カウンタ
84はカウント値が「1」から「0」に減少し、これに
よりアクセスカウンタ50内の制御回路86が制御信号
PWを不活性化する。PW信号が不活性状態であると、
ダウンカウンタ30が停止し、データバススイッチ82
が開く。従って、新たなデータのバッファ回路83への
転送が行なわれなくなる。ダウンカウンタ30により出
力されるYアドレスYADDはYj−4のままであり、
Yデコーダ8は列Yj−4の相補ビット線をデータバス
24に接続した状態に保つ。
【0266】時刻t8において、データ出力ユニット1
6は、データDbj−3を出力する。時刻t8の直後の
外部クロック信号CLKの立下がりにおいて、CS/及
びWE/が低レベルとなり、メモリアレイ2に記憶すべ
き新しい入力データDaj−4がデータ入力端子DIN
(A)で受信される。
【0267】時刻t9において、データ出力ユニット1
6はデータDbj−4を出力し、データ入力ユニット1
4は新しいデータDaj−4をデータバス24を介して
メモリアレイ2に送る。このとき列Yj−4の相補ビッ
ト線はまだデータバス24に結合されたままであるの
で、データDaj−4は、出力されたばかりのデータD
bj−4の代りに、メモリセルNij−4に記憶され
る。
【0268】メモリ装置の出力端子DOUT(A)が同
じ構成の他のメモリ装置の入力端子DIN(B)に結合
される場合、この第2のメモリ装置は同じ書込みイネー
ブル信号WE/を受け、時刻t9において、第1のメモ
リ装置(A)が新しいデータAaj−4を記憶すると
き、第2のメモリ装置(B)は、第1のメモリ装置
(A)から出力されたデータDbj−4を受けて記憶す
る。これが図71の下に示してある。
【0269】第2のメモリ装置(B)は、時刻t9より
前に第1のメモリ装置(A)から出力されたデータDb
j−1ないしDbj−3を受信しているが、そのとき信
号WE/が不活性であるので、これらのデータDbj−
1ないしDbj−3を無視する。
【0270】時刻t9からある適切な時間が経過した
後、メモリ制御信号発生器68はYデコーダ8に対し全
てのビット線をデータバスから切り離すようコマンドを
与え、Xデコーダ6に対し、全てのワード線を不活性に
するようコマンドを与える。図71のYj−4信号はこ
のとき低レベルとなり、データバス24は次のアクセス
への準備のため初期化される。図71においてこの次の
アクセスは、同じ列アドレス(Yj)及び次の行アドレ
ス(Xi+1)を起点とする他の同様のバーストであ
る。
【0271】上記の動作をより詳しく見るため、図72
は、動画Pの1フィールド又は1フレームの記憶に用い
られるメモリアレイ2の一部を示す。画素データは、n
行及びm列に記憶されている。ここでnは1水平走査線
上の画素の数であり、mは1フィールド又はフレーム内
の水平走査線の数である。
【0272】図73は、第1の水平走査線の画素データ
が受信されるに伴い、メモリの内容が変化するかを示
し、またどの画素データが読出されるかを示している。
走査は左から右への順で行なわれ、また行アドレス即ち
Xアドレスはゼロで始まり、1ずつ大きくなる。列アド
レス(Yアドレス)も図示のようにゼロから始まる。文
字tは時刻を表わし、P1,P2,...Pnはメモリ
内容の変化する状態を示す。ハッチングしたドットはメ
モリアレイ2内にすでに記憶された(記憶されたばかり
の)画素データを示し、白いドットは先のフィールドの
古い画素データを示し、記号「x」を付したドットは上
書されようとしている古い画素データを示す。
【0273】上書される前に、古いデータ(「x」と記
したドット)は、その直下の4つの古いデータとととも
に(矩形の枠で示す)読出される。例えば状態P4にお
いて、新しいデータが列ゼロの古いデータに上書される
前に、行アドレスが「3」(Xi=3)で列アドレスが
「4」から「0」(Yj=4,Yj−4=0)の画素デ
ータが単一のバーストとして読出される。
【0274】この動作のためにメモリ装置に供給される
列アドレスYjは、「0」ではなく、「4」であるの
で、入力データは入力列アドレスで指定された列に記憶
される訳ではない。この点は不利ではなく、最初の数走
査線が垂直ブランキング期間内にあり、そこには記憶さ
れるべきデータがない映像信号の処理においては、便利
でさえある。
【0275】図74は、同様に第2の水平走査線の画素
データが受信されるときの変化(Pn+1〜P2n)を
示す。この場合、メモリ装置は列アドレス「5」(Yj
=5)を受け、列「5」から列「1」までの画素データ
をバーストとして出力し、列「1」に新しいデータを書
込む。列「0」(Yj=0)のデータは、次のフィール
ドの始めまで読出されることはない。先に述べたよう
に、これが1フィールドの一部のみの記憶容量しかない
副メモリアレイに列「0」のデータを記憶しない理由で
ある。
【0276】なお、上記の説明は順次走査の場合にも当
てはまる。この場合「フィールド」を「フレーム」に置
き換えて読む必要がある。
【0277】図75は、第27の実施の形態で出力され
るデータを受けるために用い得るD型フリップフロップ
88のマトリクスを示す。メモリAは図71に示すよう
にデータを受信し、出力する。メモリAから出力される
データがメモリBと最初のフリップフロップ88に伝え
られようとしている。このフリップフロップ88及びそ
の直下の4つのフリップフロップは、メモリAからのデ
ータの出力に同期しているバーストクロック信号(BC
LK)によりタイミングを制御される。バーストクロッ
ク信号BCLKは図71に示すクロック信号にゲートを
掛けることにより発生される。従って、例えば最初のバ
ーストにおいては、BCLKは時刻t5から時刻t9ま
での5つのクロックサイクルから成る。BCLKにより
タイミングを制御される5つのフリップフロップは、バ
ーストの間データDb5〜Db1を記憶するシフトレジ
スタを形成する。
【0278】図75の他のフリップフロップはRAS/
又はCAS/制御信号から発生される行クロック信号
(RCLK)によりタイミングを制御される。RCLK
は各バーストの始まる前に1度パルスが発生される。最
初のフリップフロップ88の右の4つのフリップフロッ
プは、データDb1の左側のデータDb11,Db2
1,Db31,Db41(これらは4つの先のバースト
においてメモリAから出力された)を保持する。
【0279】図76は、第27の実施の形態の3つのメ
モリ装置A,B,Cの従属接続を示している。各メモリ
装置は8つのデータ入力端子(DIN)及び8つのデー
タ出力端子(DOUT)を有するものとして示されてい
る。メモリAの出力端子DOUT(A)はメモリBの入
力端子DIN(B)に結合されている。メモリBの出力
端子DOUT(B)はメモリCの入力端子DIN(C)
に結合されている。同様にして任意の数のメモリ装置を
従属接続することができる。
【0280】メモリAの右側に示した出力データDb1
〜Db5は、図75に示されるBCLK信号によりタイ
ミングを制御されるD型フリップフロップ88内に記憶
された1バーストの出力を表わす。図75に示されるR
CLK信号によりタイミングを制御されるD型フリップ
フロップは図76においてD−FF×4と言う符号を有
する矩形のブロックで示されている。
【0281】従来のSDRAMの比べ、第27の実施の
形態はこの種の従属接続構成においていくつかの利点を
有する。
【0282】一つの利点は、バースト読出しアクセス及
び書込みアクセスの双方に対し、単一のX−Yアドレス
入力で足りることである。
【0283】他の利点は、同じX及びYアドレスを有す
るデータの入力及び出力を同時に行なえることである。
全く同じアドレス信号、書込みイネーブル信号、及び他
の制御信号を、同じタイミングで従属接続されたメモリ
装置のすべてに供給すれば良い。入力及び出力を同時に
行なえることは、読出し及び書込みアクセスを含むバー
ストが、従来のSDRAMよりも短い時間で完了するこ
とを意味する。
【0284】第3の利点は、各メモリ装置のデータ出力
端子を、従属接続における次のメモリ装置のデータ入力
端子に直接結合できることである。従来のSDRAMは
データ端子を1組しか持っておらず、それが入力及び出
力の双方に用いられていた。従来のSDRAMを従属接
続構成で用いる場合、間にスイッチを挿入し、入力デー
タを出力データから分離する必要があり、該スイッチを
制御するために別個の制御信号が必要である。
【0285】従属接続構成における、従来のSDRAM
に対するこれらの利点のため、第27の実施の形態はハ
ードウエアが少なく、しかも高速の動作が可能である。
【0286】第28の実施の形態 図77を参照し、第28の実施の形態は、第27の実施
の形態の構成にデータバス初期化ユニット90を付加し
たものである。データバス初期化ユニット90は、アク
セスカウンタ50からのリセット信号PRにより制御さ
れる。データバス初期化ユニット(INIT)90の役
割は、各対の相補データバスラインの2本のバスライン
を、電源電位及び接地電位の中間の、等しい電位に設定
することにより、内部データバス24を初期化するする
ことである。これは2本のバスラインを一時的に相互接
続することにより、又はバスラインを所望の中間電位に
プリチャージすることにより、或いはこれらの相互接続
とプリチャージを共に行なうことにより達成される。結
果は、各対の相補データバスラインは2進数の1のレベ
ル及び2進数の0のレベルの中間のレベルにセットされ
る。
【0287】第28の実施の形態の動作は図78に示さ
れている。ここに示される波形は、図71の波形と概し
て同じであるが、但しPR波形が付加されている。以下
データバス初期化動作について説明する。他の動作は第
27の実施の形態と同じである。
【0288】時刻t2から時刻t7に掛けての、メモリ
アレイ2からデータバス24を介してのバッファ回路8
3へのデータの転送の間、PW制御信号が高レベルのと
き、PR制御信号は低レベルのままであり、データバス
初期化ユニット90は不活性のままである。
【0289】時刻t7の後、アクセスカウンタ50がP
W信号を低レベルにするとき、アクセスカウンタ50は
同時に、時刻t8を中心とする1クロックサイクルの間
PR信号を高レベルにする。このクロックサイクルの
間、データバス24はデータバス初期化ユニット90に
より初期化される。列Yj−4のビット線(尚もデータ
バス24及び同じ列のメモリセルNij−4に接続され
ている)もまた初期化される。データバス初期化ユニッ
ト90は時刻t8及びt9の間のタイミングにおいて不
活性にされ、データバス24及びこれらのビット線及び
メモリセルが初期化された状態となる。
【0290】時刻t9において、新しい入力データDa
j−4が受信され、データ入力ユニット14からデータ
バス24へ転送される。データバスライン及びビット線
は、その中間電位から、2進数の1又は2進数の0を表
わすレベルに速やかに変ることができ、メモリセルNi
j−4内のキャパシタは速やかに充電又は放電されてデ
ータを記憶する。このように、データの書込みが短時間
で行なわれ、次のバーストの開始を早めることができ
る。
【0291】データバス24が初期化されず、新しい入
力データDaj−4が古いデータDbj−4と異なる場
合、データバスライン及びビット線は電源電位と接地電
位の間を一方から他方に変らなければならず、メモリセ
ル内のキャパシタは完全に充電又は放電されなければな
らなず、従って書込み動作に掛かる時間が長く、バース
ト相互間の時間を長くしなければならない。
【0292】バースト間の時間を短くすることにより、
第28の実施の形態のメモリ装置は、より長いバースト
を出力することができる。
【0293】第29の実施の形態 図79を参照し、第29の実施の形態は、第27の実施
の形態の構成に、第5の実施の形態で説明したアドレス
レジスタ52を付加したものである。アドレスレジスタ
52はアドレス入力ユニット81から出力されるYアド
レスYADを受信し、記憶する。これによりYアドレス
YADをダウンカウンタ30に繰返しロードすることが
できる。第5の実施の形態について説明したように、Y
アドレスYADの再ロードは外部制御信号ADX/に応
じて行なわれる。
【0294】アドレス入力ユニット81ではなく、アド
レスレジスタ52内にYアドレスYADを記憶すること
により、Yアドレスを回路構成上ダウンカウンタ30の
近くで保持することができ、さらに、アドレス入力ユニ
ット81を次のYアドレスの受信のための準備を開始す
ることできる。
【0295】ダウンカウンタ30はバーストの途中で再
ロードの必要がないので、アドレスレジスタ52とダウ
ンカウンタ30の間のスイッチは必ずしも必要ではな
い。ダウンカウンタ30はPW制御信号により、制御す
ることができる。即ちPW制御信号の立上がり毎にダウ
ンカウンタ30は、アドレスレジスタ52に保持されて
いるYアドレス値をロードし、その値からカウントダウ
ンする。アドレスレジスタ52は例えばトランスペアレ
ントラッチを用いて構成され、アドレス入力ユニット8
1により受信された新しいアドレス値はダウンカウンタ
30に直ちに利用できるようにすることができる。
【0296】第29の実施の形態の動作は、第5の実施
の形態及び第27の実施の形態の動作の説明から理解さ
れよう。従って、詳細な説明は省略する。しかし、関連
する説明が第31の実施の形態でなされる。第29の実
施の形態の利点は同じ列アドレスを外部から繰返し入力
することが不要だと言うことである。
【0297】第30の実施の形態 図80を参照し、第30の実施の形態は、第28の実施
の形態及び第29の実施の形態の特徴を組合せたもので
あり、アドレスレジスタ52とデータバス初期化ユニッ
ト90の双方を備えている。詳細な説明は省略する。第
30の実施の形態の動作は次の実施の形態の動作と略同
じである。
【0298】第31の実施の形態 図81を参照し、第31の実施の形態は第30の実施の
形態の構成に、アドレスレジスタ52とダウンカウンタ
30の間に接続され、アクセスカウンタ50からの制御
信号POで制御される、第5の実施の形態で説明したア
ドレス出力スイッチ54を付加したものである。さらに
アクセスカウンタ50からアドレスレジスタ52へ供給
される制御信号PMが付加されている。
【0299】図82は、第31の実施の形態の動作を示
す。以下、ダウンカウンタ30の再ロードの動作につき
説明する。他の動作は第28の実施の形態で説明した通
りである。
【0300】図82の、時刻t1から時刻t6までの最
初のバーストの間、PO制御信号は低レベルのままであ
り、ダウンカウンタがアドレスレジスタ52からロード
されるのを防いでいる。代りに時刻t2において、アド
レス入力ユニット81で受信された入力Yアドレス(Y
j)が図81に示されていない信号線を介して直接にダ
ウンカウンタ30にロードされる。YアドレスYjは、
時刻t2と時刻t6の間の任意の便宜な時刻に、制御信
号PM(図82には図示せず)に応じて、アドレスレジ
スタ52に記憶される。
【0301】最初のバーストは、第27及び第28の実
施の形態で説明したのと同じように行なわれる。時刻t
4の頃PR制御信号が活性化されると、データバス24
はデータバス初期化ユニット90により初期化される。
これは時刻t5における新しいデータDaj−4の書込
みが準備のためである。
【0302】第2のバーストは、新しいXアドレス(X
i+1)の入力とともに始まる。時刻t8において、C
S/,CAS/,ADX/信号は低レベルであり、PW
制御信号が高レベルに駆動されるとき、アクセスカウン
タ50はPO制御信号を高レベルとする。PO制御信号
は1クロックサイクルの間高レベルであり、この間アド
レスレジスタ出力スイッチ54が閉じられ、前と同じY
アドレス(Yj)がアドレスレジスタ52からダウンカ
ウンタ30にロードされる。第2のバーストの間、制御
信号PM(図示せず)は不活性のままであり、アドレス
レジスタ52は同じアドレス値を維持する。従って、第
2のバーストは同じ列内の、次の行(Xi+1)のデー
タをアクセスする。
【0303】第31の実施の形態は、データバス24の
初期化により、第28の実施の形態と同じく動作速度に
関する改善をもたらすとともに、同じ列アドレスを繰返
し入力する必要がない点で、第29及び第31の実施の
形態と同じ利点を有する。
【0304】第29及び第31の実施の形態と比較し、
第31の実施の形態は、アドレスレジスタ52が新たに
受信されたアドレスデータをダウンカウンタ30に直ち
に伝えなくても良いため、アドレスレジスタ52の設計
についての自由度が大きく、また、アドレス入力が必要
とされないときに、アドレスレジスタ52からダウンカ
ウンタ30が望ましくないアドレス入力を受けるのをア
ドレスレジスタ出力スイッチ54が防ぐため、ダウンカ
ウンタ30についての設計の自由度が大きい。
【0305】第32の実施の形態 図83を参照し、第32の実施の形態は第31の実施の
形態の構成に、メモリアレイ2内の異なるデータブロッ
クを選択するためのブロック選択ユニット92を付加し
たものである。
【0306】この実施の形態のアドレス入力ユニット8
1は受信されたYアドレスビットを上位グループPCと
下位グループPBに分割する。下位グループPBはアド
レスレジスタ52及びダウンカウンタ30に供給され
る。上位グループPCはブロック選択ユニット92に供
給される。供給されたアドレスビットからブロック選択
ユニット92は上位YアドレスYUADを発生し、この
上位YアドレスYUADはYデコーダ8に、ダウンカウ
ンタ30をバイパスして直接供給される。Yデコーダ8
はYUADを、例えば、Yアドレスの上位ビットとして
用いる。
【0307】第32の実施の形態のメモリ制御信号発生
器68は、アクセスカウンタ50に制御信号NBLを供
給する。この制御信号NBLは各ブロック内の、同じバ
ーストにおいてアクセスされるべき列の数を指定する。
アクセスカウンタ50は、次ブロック制御信号PNBL
をブロック選択ユニット92に供給し、これによりブロ
ック選択ユニット92は次のブロックのための上位Yア
ドレスYUADを出力する。
【0308】図84はダウンカウンタ30、アドレスレ
ジスタ52、アドレスレジスタ出力スイッチ54、及び
ブロック選択ユニット92の内部構成の一例を示す。文
字"n"は、上位アドレスビット及び下位アドレスビット
を含むYアドレスビットの合計数である。
【0309】ダウンカウンタ30は、相互接続され、カ
ウンタクロック信号CCLKにより駆動される一連の1
−ビットカウンタC0〜Cn−3から成る。カウンタク
ロック信号CCLKは、内部クロック信号CLK’と制
御信号PWを図示のようにNANDゲート及びインバー
タで組合せることにより得られる。各1−ビットカウン
タCiは、例えば、左隣の1−ビットカウンタCi−1
により出力される信号の特定の遷移(立上がり又は立下
がり)により反転する出力を有する回路である。全ての
出力の遷移はカウンタクロックCCLKに同期してい
る。
【0310】アドレスレジスタ52はラッチE0〜En
−3及びトランジスタTrdd0〜Trddn−3から
成る。トランジスタTrdd0〜Trddn−3は、P
M制御信号により制御されるものであり、n−2個の下
位YアドレスビットPB(Y0〜Yn−3)をアドレス
入力ユニット81からラッチE0〜En−3に供給す
る。
【0311】アドレスレジスタ出力スイッチ54は、P
O制御信号により制御されるトランジスタTrd0〜T
rdn−3から成り、アドレスレジスタ52内のラッチ
E0〜En−3の出力をダウンカウンタ30内の対応す
る1−ビットカウンタC0〜Cn−3に供給する。
【0312】ブロック選択ユニット92は一対の1−ビ
ットカウンタF0,F1と、1対の1−ビットラッチD
0,D1と、1対のトランジスタTrddn−2,Tr
ddn−1と、もう1対のトランジスタTrdn−2,
Trdn−1とを有する。トランジスタTrddn−
2,Trddn−1はPM制御信号により制御されるも
ので、2つの上位アドレスビットYn−2,Yn−1
(PC)をアドレス入力ユニット81から1−ビットカ
ウンタF0,F1に供給する。トランジスタTrdn−
2,Trdn−1はPO制御信号により制御されるもの
で、1−ビットカウンタF0,F1の出力をラッチD
0,D1に供給する。1−ビットカウンタF0,F1は
PNBL制御信号により駆動されるのもので、相互接続
され、アップカウンタ又はダウンカウンタとして動作す
る。
【0313】ダウンカウンタ30及びブロック選択ユニ
ット92の出力SY0〜SYn−1は、Yデコーダ8に
供給される完全なYアドレス信号を形成する。下位ビッ
トSY0〜SYn−3を組合せた値(YADD)はカウ
ンタクロックCCLKに同期してカウントダウンし、上
位ビットSYn−2,SYn−1を組合せた値(YUA
D)はPNBL制御信号に同期してカウントアップ及び
ダウンするする。
【0314】図85を参照し、ブロック選択ユニット9
2により出力された上位アドレスビットYUADはメモ
リアレイ2を複数のブロックに分割する。簡単のため、
1つの上位アドレスビット及び2つのブロック(ブロッ
クa及びブロックb)のみが図85に示されている。ブ
ロックaの上位アドレスビット(YUAD)の値は0で
あり、ブロックbの上位アドレスビットの値は1であ
る。
【0315】図85のメモリは各ブロック内の1フィー
ルドの画素データを記憶するために用いることができ、
従ってメモリアレイ2は2フィールド又は1フレームの
画素データを保持することができる。例えば偶数フィー
ルドはブロックaに記憶され、奇数フィールドはブロッ
クbに記憶される。
【0316】単一のバーストは、両フィールドからのデ
ータを含む。図85は、データが現に偶数フィールドの
ため受信され、ブロックa内に記憶されつつある場合を
示す。バーストは、ブロックbからの、先の奇数フィー
ルドの3つの画素のデータ(Yb3,Yb2,Yb1)
の読出しに始まり、次にブロックaからの先の偶数フィ
ールドの3つの画素のデータ(Yc3,Yc2,Yc
1)の読出しが行なわれ、次に新しい入力データ(Ya
1図示せず)の、最も古い読出しデータ(Yc1)上へ
の上書(ハッチングしたドットで示す)が行なわれる。
【0317】このバーストは、データYb1の転送の次
に、上位アドレスビットが1から0に変化し、開始アド
レス("10111")の下位アドレスビットが再度アド
レスレジスタ52からダウンカウンタ30にロードされ
るように、ブロック選択ユニット92及びアドレスレジ
スタ出力スイッチ54をPNBL及びPO制御信号によ
り制御することにより得られる。従って、バーストはブ
ロックb内の列アドレス"110101"(Yb1)から
ブロックa内の列アドレス"010111"(Yc3)
に、中断なくジャンプする。
【0318】次のフィールド(奇数フィールド)のデー
タの受信の間に、新しい偶数フィールドのデータがすべ
てブロックa内に記憶されると、図86に示すようにバ
ーストアクセスが行なわれる。今度は、各バーストはブ
ロックa内で始まりブロックb内で終り、新しい画素デ
ータはブロックb内に記憶される。
【0319】順次走査が用いられる場合、異なるフィー
ルドではなく異なるフレームのデータをそれぞれのブロ
ックに記憶する。異なるブロックが異なるフレームの画
素データを記憶する場合、データは異なるフレーム内の
同じ位置の画素を表わす。異なるブロックが異なるフィ
ールドの画素データを記憶する場合、データは異なるフ
ィールドの互いに隣接する位置の画素を表わす。例え
ば、図64に示すように、データDa1及びDb1は、
フィールドa及びbの互に隣接する位置の画素を表わ
す。
【0320】第32の実施の形態によれば、単一のメモ
リ装置が、複数のフィールド又はフレームからの画素デ
ータを単一のバーストで出力することができる。図85
及び図86ではフィールド又はフレームの数は2であ
る。しかし、上位アドレスビットの数に応じて、第32
の実施の形態のメモリアレイ2は、それぞれ異なるフィ
ールド又はフレームを記憶する任意の数のブロックに分
割することができる。第1ないし第26の実施の形態と
は異なり、第32の実施の形態は1つのブロックから他
のブロックへデータを転送する必要がない。従って、動
作は、上記先の実施の形態よりも簡単である。但し、記
憶すべきデータの量が多い。
【0321】第32の実施の形態の更なる詳細は第38
の実施の形態との関連で説明する。
【0322】第33の実施の形態 図87を参照し、第33の実施の形態は第27の実施の
形態と類似であるが、2つのメモリバンクを有し、別個
のメモリアレイ2A,2Bと別個のXデコーダ6A,6
Bと、別個のYデコーダ8A,8Bとを有する。両バン
クは同じ内部データバス24及びダウンカウンタ30を
共用する。
【0323】2つのバンクの一方は、偶数Xアドレスの
画素データを記憶し、他方のバンクは同じフィールドの
奇数Xフィールドの画素データを記憶し、従って他方の
バンクへのアクセスの間に一方のバンクをプリチャージ
することができる。
【0324】第33の実施の形態の動作の詳細は、第3
8の実施の形態についての説明から理解されよう。
【0325】第34の実施の形態 図88を参照し、第34の実施の形態は第28の実施の
形態の特徴と第33の実施の形態の特徴とを組合せたも
のである。即ち、第34の実施の形態は第33の実施の
形態の2バンク構成にデータバス初期化ユニット90を
加えたものである。第34の実施の形態は第28の実施
の形態の利点及び第33の実施の形態の利点を併せ持
つ。
【0326】第34の実施の形態の動作の詳細は、第3
8の実施の形態についての説明から理解されよう。
【0327】第35の実施の形態 図89を参照し、第35の実施の形態は第29の実施の
形態の特徴と第33の実施の形態の特徴とを組合せたも
のである。即ち、第35の実施の形態は第33の実施の
形態の構成にアドレスレジスタ52を加えたものであ
る。第35の実施の形態は第29の実施の形態の利点及
び第33の実施の形態の利点を併せ持つ。
【0328】第35の実施の形態の動作の詳細は、第3
8の実施の形態についての説明から理解されよう。
【0329】第36の実施の形態 図90を参照し、第36の実施の形態は第30の実施の
形態の特徴と第33の実施の形態の特徴とを組合せたも
のである。即ち、第36の実施の形態は第33の実施の
形態の構成にアドレスレジスタ52及びデータバス初期
化ユニット90を加えたものである。第36の実施の形
態は第30の実施の形態の利点及び第33の実施の形態
の利点を併せ持つ。
【0330】第36の実施の形態の動作の詳細は、第3
8の実施の形態についての説明から理解されよう。
【0331】第37の実施の形態 図91を参照し、第37の実施の形態は第31の実施の
形態の特徴と第33の実施の形態の特徴とを組合せたも
のである。即ち、第37の実施の形態は第36の実施の
形態の構成にアドレスレジスタ出力スイッチ54を加え
たものである。第37の実施の形態は第31の実施の形
態の利点及び第33の実施の形態の利点を併せ持つ。
【0332】第37の実施の形態の動作の詳細は、第3
8の実施の形態についての説明から理解されよう。
【0333】第38の実施の形態 図92を参照し、第38の実施の形態は、第32の実施
の形態及び第33の実施の形態の特徴を組合せたもので
あり、第32の実施の形態と同様ブロック選択ユニット
92を有するとともに、第33の実施の形態と同様2つ
のメモリバンクを有する。各メモリバンクは、ブロック
選択ユニット92により出力される上位アドレスビット
YUADに応じて、複数のブロックに分割されている。
【0334】図93は、第38の実施の形態の内部構成
をより詳しく示す。
【0335】アドレス入力ユニット81はXアドレス信
号XAD及び3つの他の制御及びアドレス信号PA,P
B,PCを出力する。PAはアクセスカウンタ50に供
給され、バースト長を制御する。この点は、第27の実
施の形態について説明した通りである。PBはYアドレ
スの下位ビットから成り、アドレスレジスタ52に供給
される。PCはYアドレスの上位ビットから成り、ブロ
ック選択ユニット92に供給される。
【0336】アクセスカウンタ50はメモリ制御信号発
生器68からのNBL制御信号を受ける。第32の実施
の形態で説明したように、NBLは一つのバーストによ
り、各ブロックから読出されるビットの数を制御する。
アクセスカウンタ50は、第31の実施の形態で示した
ように、PO制御信号を出力し、第32の実施の形態で
説明したようにブロック選択ユニット92を制御するP
NBL信号を出力し、通常は低レベルであり、バースト
の終りを示すときに高レベルとなるフラグ信号を出力す
る。
【0337】アドレスレジスタ52、アドレスレジスタ
出力スイッチ54、及びダウンカウンタ30は、例えば
図84に示す構成を有する。但し、アドレスレジスタ出
力スイッチ54は、アクセスカウンタ50からPO制御
信号を受けるほか、メモリ制御信号発生器68からNO
制御信号を受ける。アドレスレジスタ出力スイッチ54
は、NO又はPOが活性化された状態のときアドレスレ
ジスタ52をダウンカウンタ30に接続する。
【0338】メモリ制御信号発生器68は、先の実施の
形態で説明したもののほか、種々の制御信号を出力す
る。そのうちの2つ、出力イネーブル信号POE及び読
出しタイミング信号PTRが明示されている。他の制御
信号は纏めて太い矢印で示してある。メモリ制御信号発
生器68はアクセスカウンタ50により出力されたフラ
グ信号を受ける。
【0339】ブロック選択ユニット92は、例えば図8
4に示される構造を有し、上位Yアドレス信号YUAD
を生成する1−ビットカウンタF0,F1を有する。
【0340】内部データバス24は、バンクAのため
の、一対の相補信号線Da,Da/及びバンクBのため
の、他の一対の相補信号線Db,Db/を有する。簡単
のため、各バンクにつきデータバスラインが各1対のみ
示されている。データバス24もまた読出しバスライン
RD,RD/及びRRDa,RRDa/(これらにより
データバスラインDa,Da/,Db,Db/がトラン
ジスタスイッチ(後述する)を介してバッファ回路83
に結合される)の相補対、及び書込みデータバスライン
WDa,WDa/(これらによりデータバスラインD
a,Da/,及びDb,Db/が他のトランジスタスイ
ッチ(後述する)を介してデータ入力ユニット14に結
合される)の相補対を有する。
【0341】データバス初期化ユニット90は、データ
バスラインの相補対を等化するトランジスタTra1,
Trb1を有する。これらのトランジスタはリセット制
御信号PRa,PRb(メモリ制御信号発生器68によ
り発生される制御信号の一部)により駆動される。
【0342】バンクAから引出されたデータバスライン
Da,Da/はトランジスタSWaを介して書込みデー
タバスラインWDa,WDa/に結合されている。トラ
ンジスタSWaは、バンクAのための内部書込みイネー
ブル制御信号PWEaにより駆動される。同様に、バン
クBから引出されたデータバスラインDb,Db/はト
ランジスタSWbを介して書込みデータバスラインWD
a,WDa/に結合されている。トランジスタSWb
は、バンクbのための内部書込みイネーブル制御信号P
WEbにより駆動される。制御信号PWEa及びPWE
Bはメモリ制御信号発生器68から出力される。書込み
データバスラインWDa及びWDa/はデータ入力ユニ
ット14に結合されている。
【0343】データバス24をバッファ回路83に結合
するデータバススイッチ82は、トランジスタSRa
1,SRb1,SR2を有する。トランジスタSRa1
はバンクAのデータバスラインDa,Da/を読出しデ
ータバスラインRD,RD/に結合するものであり、バ
ンクAのための内部読出しイネーブル制御信号PREa
により駆動される。トランジスタSRb1はバンクBの
データバスラインDb,Db/を読出しデータバスライ
ンRD,RD/に結合するものであり、バンクBのため
の内部読出しイネーブル制御信号PREbにより駆動さ
れる。トランジスタSR2は読出しデータバスラインR
D,RD/を読出しデータバスラインRRDa,RRD
a/に結合するものであり、メモリ制御信号発生器68
から出力される読出しレディ(準備完了)制御信号PR
Rにより駆動される。読出しデータバスラインRRD
a,RRDa/はバッファ回路83に結合されている。
増幅器96が読出しデータバスライRD,RD/及びデ
ータバスラインDb,Db/(トランジスタSRb1か
らメモリアレイ2Bに至る)に結合され、読出しデータ
を増幅する。
【0344】読出しイネーブル制御信号PREa,PR
Ebは例えばANDゲート及びORゲートを含み、メモ
リ制御信号発生器68からのPTR制御信号及びアクセ
スカウンタ50からのフラグ信号を受信する論理回路9
8により発生される。論理回路98はまたメモリ制御信
号発生器68により出力され、それぞれバンクA,Bを
選択する制御信号Pa,Pbを受信する。
【0345】データ出力ユニット16は、メモリ制御信
号発生器68からの内部出力イネーブル信号POEによ
り制御される。
【0346】Yデコーダ8A及び8Bは図10に示すよ
うにANDゲートを有する。図93において、これらの
ANDゲートは、Yデコーダ8A内のものがYDa1〜
YDanで、Yデコーダ8B内のものがYDb1〜YD
bnで示されている。
【0347】図94はメモリアレイ2A,2Bの内部構
造を示す。幾つかの記号の違いがあるが、この構造は、
図10の主メモリアレイ2の構造と同じである。以下の
説明は、記号の違いに関するものである。
【0348】図93と同様、YDa1(YDb1)〜Y
Dan(YDbn)はYデコーダ8A,8B内のAND
ゲートを表わし、これらは図10のANDゲート38と
等価である。
【0349】図10においてY1〜Ymで示された信号
は、図93においてはYa1(Yb1)〜Yan(Yb
n)で示されている。文字"a","b"はそれぞれバンク
A,Bを表わす。
【0350】ビット線をデータバスラインDa(D
b),Da/(Db/)に接続するトランスファートラ
ンジスタ46は、符号S1〜Snで示されている。ビッ
ト線はBL1,BL1/〜BLn,BLn/で示されて
いる。
【0351】PSAA,PSABはバンクA,Bのセン
ス増幅器(SA)を活性化する信号である。T1〜Tn
は列1〜nを表わす。文字"m"は各メモリバンク内の行
の数を表わす。文字"n"は各メモリバンク内の列の数を
表わす。
【0352】次に、第38の実施の形態の動作を説明す
る。以下の説明は、6画素のデータが1つのバンクから
読出されるバーストの場合についてのものであり、6画
素は2フィールドから各々3画素ずつを取り出したもの
であり、データはバンク内の別個のブロックに記憶され
る。
【0353】以下の説明は、第32ないし第37の実施
の形態にも、これらの実施の形態が本実施の形態と共通
の特徴を有する限りにおいて、当てはまる。
【0354】図95を参照し、時刻t1において、CS
/,RAS/が低レベルであり、Xアドレス(Xi)が
アドレス入力端子ADDで受信される。メモリ制御信号
発生器68は、例えばXアドレスのLSBに従ってバン
クA又はBを選択し、Xアドレスを対応するXデコーダ
6A、6Bに送り、該Xデコーダ6A,6Bは対応する
ワード線WLiを駆動する。以下の説明で、バンクAが
選択されるものと仮定する。この場合、制御信号Paが
高レベルであり、制御信号Pbが低レベルである。
【0355】時刻t1の後、メモリ制御信号発生器68
は、選択されたバンクA内のセンス増幅器活性化信号
(PSAA)を駆動し(高レベルにし)、バンクA内の
ビット線(BL1,BL1/〜BLn,BLn/)上に
データが現われ始める。バンクBは不活性のままであ
る。
【0356】時刻t2において、CS/,CAS/が低
レベルであり、YアドレスYjがアドレス入力端子AD
D/において受信される。アドレス入力ユニット81は
下位アドレスビット(PB)をアドレスレジスタ52に
送り、上位アドレスビット(PC)をブロック選択ユニ
ット92に送る。アドレス入力ユニット81はまたPA
制御信号をアクセスカウンタ50に送り、6サイクルの
バースト長を指定する。メモリ制御信号発生器68から
アクセスカウンタ50に送られるNBL制御信号は、バ
ーストが選択メモリバンク内の各ブロックのアクセスに
3サイクル費やすべきことを示す。
【0357】本発明は、PA及びNBL制御信号を用い
る特定の方法に限定されない。他の方法として、PAが
3サイクルを指定し、NBLが各3サイクルを2回繰返
すことを指定しても良い。
【0358】時刻t2とt3の間の時点において、メモ
リ制御信号発生器68はNO制御信号を活性化し、アド
レスレジスタ出力スイッチ54はこれに応答してアドレ
スレジスタ52をダウンカウンタ30に接続し、下位Y
アドレスビットをダウンカウンタ30にロードする。こ
れらのビットは、ブロック選択ユニット92から出力さ
れる上位アドレスビットYUAD出力と組合せられ、Y
デコーダ8Aは入力YアドレスYjの全体を受け、バン
クA内の指定された列Tj内のビット線をデータバス2
4に接続する信号Yajを活性化する。
【0359】なお、図95のデコーダ出力波形(Ya
j,Yaj−1, ...,Ybj−2)内の文字"
a","b"はバンクA、Bを意味しない。このバースト
のアクセスはすべてバンクAに対するものである。デコ
ーダ出力波形における"a","b"は、図86のように、
バンクA内のブロックa,bを示す。
【0360】時刻t3において、データDaj(図86
のデータDa3に対応する)がビット線BLj,BLj
/から転送され、バンクAのデータバスラインDa,D
a/に現われ始める。次のクロックサイクル中に、内部
読出しイネーブル制御信号PREaがある期間活性化さ
れ、この間にデータDajはデータバスラインDa,D
a/からトランジスタSRa1を介して読出しデータバ
スラインRDa,RDa/に転送される(図95の波形
参照)。PRR制御信号(図示せず)も活性化された状
態であり、データDajはトランジスタSR2及び読出
しデータバスラインRRDa,RRDa/を介してバッ
ファ回路83に転送され、バッファ回路83にラッチさ
れ、データ出力ユニット16に伝えられる。
【0361】PREa信号は図93に示す論理回路98
により、PRR読出しタイミング信号から発生される。
アクセスカウンタ50により出力されるフラグ信号は低
レベルであり、Paは高レベルである。従って、PRE
aはPTRの高レベル及び低レベルの遷移に追従する
(概して図95の波形に示される通り)。
【0362】時刻t3より少し後、メモリ制御信号発生
器68は、出力イネーブル制御信号POEを活性化し、
次のサイクルにおいてデータ出力ユニット16は図示の
ようにデータDajを出力端子DOUTに出力する。
【0363】このようにして、動作が進行し(この間ダ
ウンカウンタ30のカウント値は1ずつ減少する)、デ
ータDaj−1,Daj−2がメモリアレイ2Aからバ
ッファ回路83に転送される。これらの転送は時刻t4
の前後のクロックサイクルに行なわれる。
【0364】時刻t5より少し後、アクセスカウンタ5
0は、先にPA及びNBL信号により供給された情報か
ら、ブロックaから充分なデータが読出された判断し、
PO制御信号を活性化し、開始Yアドレス(下位ビッ
ト)をアドレスレジスタ52からダウンカウンタ30に
再ロードさせる。同時に、図95には示されていない
が、アクセスカウンタ50はPNBL制御信号をブロッ
ク選択ユニット92に送り、上位アドレスビットYUA
Dを、次のブロック(b)を指示する内容のものに変え
る。かくして、時刻t5において、Yデコーダ8Aが、
メモリバンクA内のブロックb内の列を選択する信号Y
bjを発生し、データDbj(図86のYb3に対応す
る)がデータバスラインDa,Da/,RDa,RDa
/,RRDa,RRDa/を介してバッファ回路83に
転送される。
【0365】時刻t6,t7の後で、後続のデータDb
j−1,Dbj−2(図86のYb2,Yb1に対応す
る)がメモリアレイ2AからデータバスラインDa,D
a/,RDa,RDa/,RRDa,RRDa/を介し
てバッファ回路83に転送される。データDbj,Db
j−1,Dbj−2は,データ出力ユニット16によ
り、それぞれ時刻t6,t7,t8に出力される。
【0366】時刻t8の頃、データDbj−2がバッフ
ァ回路83への転送が済み、データ出力ユニット16に
より出力されつつあるときに、メモリ制御信号発生器6
8は、データバスリセット制御信号PRaを活性化し、
データバスラインDa,Da/を初期化する。Yデコー
ダ8Aは、Ybj−2列選択信号を出力し続け、従って
この信号により選択されたビット線はまた初期化され
る。新しい入力データ(ハッチングしたドットで示して
ある)が時刻t8にデータ入力端子DINにおいて受信
され、書込みデータバスラインWDa,WDa/に供給
される。
【0367】このとき、アクセスカウンタ50はフラグ
信号を活性化し、バーストの終りを示す。フラグ信号を
受け、メモリ制御信号発生器68は、読出しタイミング
信号PTRの出力を停止し、従って、時刻t8の後PT
Rパルスは発生されない。従って、PREaパルスも時
刻t8の後は発生されない。
【0368】なお、図93では、読出しイネーブル信号
PREa,PREbを発生する論理回路98がフラグ信
号を受けるものをして示されているが、論理回路98に
フラグ信号を入力しなくても、PREa,PREbを正
しく発生することができるので、この入力は省力するこ
とができる。
【0369】時刻t8より少し後、メモリ制御信号発生
器68は、内部書込みイネーブル信号PWEaを活性化
し、書込みデータバスラインWDa,WDa/を、メモ
リアレイ2AのためのデータバスラインDa,Da/に
接続する。時刻t9において、新しいデータがデータバ
スラインDa,Da/に転送される。Yデコーダ8Aは
信号Ybj−2を出力し続けるので、入力データは、選
択されたビット線に転送され、これまでデータDbj−
2を記憶していたブロック内のメモリセル内に書込まれ
る。これらのビット線は図95においてBlj,BLj
/と示されているが、バースト内の最初のデータDaj
が読出されたのと同じビット線BLj,BLj/と同じ
ではない。データDajはブロックaから読出されたか
らである。
【0370】このバーストの間、バンクB内のワード線
を、次のバースト(バンクBがアクセスされる)の準備
のためにプリチャージすることもできる。バンクA内の
データバスライン及びビット線も初期化できる。
【0371】図95において、フラグ信号は時刻t8か
ら時刻t12まで高レベルのままであるとして示されて
いる。しかしこのフラグ信号は、それより前に低レベル
にして次のバーストに備えることとしても良い。タイミ
ングに関する他の細かな変形も可能であり、図95は、
正確なタイミングの関係を示しているのではなく、それ
ぞれの事象の大まかな流れを示しているに過ぎない。
【0372】第32の実施の形態と同様、第38の実施
の形態によれば、単一のメモリ装置により、複数のフィ
ールド又はフレームからの画素データを単一のバースト
で出力することができる。さらに第38の実施の形態に
よれば、各バンクのプリチャージングを他のバンクのア
クセスに隠すことで(同時に行なうことで)バースト間
の間隔を短くすることができる。2つのバンクを用いる
ことにより、第38の実施の形態は、第38の実施の形
態の好ましい用い方は、各走査線内の奇数番号の画素の
ためのデータを一つのバンクに記憶し、各走査線内の偶
数番号の画素のためのデータを他のバンクに記憶し、2
つのバンクを交互にアクセスすることである。
【0373】変形例 以上の実施の形態においては、一つのおきの行が交互の
バンクにアクセスされるバンクインターリービングが行
なわれた。しかし、バンク間で列インタリービングを行
なうこともできる。
【0374】バンクの数は2つに限らず、より多くても
良い。
【0375】Yアドレス発生器内のダウンカウンタの代
りにアップカウンタを用いても良い。ダウンカウンタを
用いた場合の利点は、動画内の走査線は概して画面の上
から下へ昇順にアドレスされ走査されので、上記のよう
なバースト(データが走査線の走査順とは逆に出力され
る)の場合、ダウンカウンタの方が便利である点であ
る。
【0376】第1ないし第26の実施の形態を非従属接
続構成で用い、入力及び出力が異なる時刻に行なわれる
場合、データ入力ユニット14及びデータ出力ユニット
16は同じ外部データ端子を共用することができる。
【0377】第19ないし第26の実施の形態のアクセ
スカウントレジスタ及びアドレス再計算器は、他の実施
の形態においても用い得る。
【0378】第31の実施の形態のPM及びPO制御信
号は、アクセスカウンタ50ではなく、メモリ制御信号
発生器68で発生することとしても良い。
【0379】第27の実施の形態のPA制御巣は、アド
レス入力ユニット81ではなく、メモリ制御信号発生器
68で発生することとしても良い。
【0380】本発明は動画のディジタル処理における問
題の解決のためのものとして説明したが、本発明のメモ
リ装置は、動画のディジタル処理以外の用途にも用い得
る。当業者には、特許請求の範囲の記載の範囲内でさら
に種々の変形が可能であろう。
【0381】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フィー
ルド若しくはフレームメモリの機能と、複数のラインメ
モリの機能を組合せたメモリ装置が得られる。また、単
一の行−列アドレスの入力によりバースト読出しアクセ
ス及び単一の書込みアクセスを行なうことができるメモ
リ装置が得られる。さらに、単一の行アドレスの入力に
より、前もって入力された列アドレスを用い、バースト
読出しアクセス及び単一の書込みアクセスを行なうこと
ができるメモリ装置が得られる。さらにまた、従属接続
に適したメモリ装置が得られる。さらにまた、動画の、
複数のフィールド若しくはフレームのための画素データ
を記憶することができ、単一の組合せバーストで各フィ
ールド若しくはフレームからの複数の画素データを出力
することができるメモリ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画素の群を示す図である。
【図2】 動画のいくつかの相連続するフィールド内の
画素の群を示す図である。
【図3】 動画の相連続するフィールド内の、より多く
の画素の群を示す図である。
【図4】 図3の画素の読出しアクセスのための従来の
システムを示す図である。
【図5】 読出し及び書込みアクセスの一例を示す図で
ある。
【図6】 読出し及び書込みアクセスを示す他の例を示
す図である。
【図7】 図5のアクセス動作に対応する図4の一部を
示す図である。
【図8】 図6のアクセス動作に対応する図4の一部を
示す図である。
【図9】 本発明の第1の実施の形態を示すブロック図
である。
【図10】 第1の実施の形態をより詳細に示す回路図
である。
【図11】 第1の実施の形態の主メモリアレイへの読
出しアクセスを示すタイミング図である。
【図12】 第1の実施の形態の副メモリアレイへの読
出しアクセスを示すタイミング図である。
【図13】 本発明の第2の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図14】 本発明の第3の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図15】 本発明の第4の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図16】 第1ないし第4の実施の形態の主及び副メ
モリアレイの使用方法を示す図である。
【図17】 本発明の第5の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図18】 第5の実施の形態のバーストアクセス動作
を示すタイミング図である。
【図19】 図18のアクセス動作に対応する図4の一
部を示す図である。
【図20】 第5の実施の形態のダウンカウンタの再ロ
ードを示すタイミング図である。
【図21】 本発明の第6の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図22】 本発明の第7の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図23】 本発明の第8の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図24】 本発明の第9の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図25】 第9の実施の形態により置き換え得る図4
のシステムの一部を示す図である。
【図26】 第9の実施の形態における画素データの記
憶及びアクセスを示す概念図である。
【図27】 第9の実施の形態における画素データの記
憶及びアクセスを示す概念図である。
【図28】 第9の実施の形態における画素データの記
憶及びアクセスを示す概念図である。
【図29】 第9の実施の形態における画素データの記
憶及びアクセスを示す概念図である。
【図30】 第9の実施の形態において単一バーストに
よりアクセスされる画素データを示す図である。
【図31】 従属接続に適した方法で図30に示す画素
データをアクセスするバーストを示すタイミング図であ
る。
【図32】 図30に示す画素データをアクセスする他
のバーストを示すタイミング図である。
【図33】 第9の実施の形態において単一バーストに
よりアクセスされるより多くの画素データを示す図であ
る。
【図34】 従属接続に適した方法で、図33に示す画
素データをアクセスするバーストを示すタイミング図で
ある。
【図35】 図33に示される画素データをアクセスす
る他のバーストを示すタイミング図である。
【図36】 第9の実施の形態において単一バーストで
アクセスされる更により多くの画素を示す図である。
【図37】 図36に示す画素データをアクセスするバ
ーストを示すタイミング図である。
【図38】 本発明の第10の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図39】 本発明の第11の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図40】 本発明の第12の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図41】 本発明の第13の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図42】 非従属接続モードにおける第13の実施の
形態の動作を示す図である。
【図43】 非従属接続モードにおける第13の実施の
形態の動作を示す図である。
【図44】 非従属接続モードにおける第13の実施の
形態の動作を示す図である。
【図45】 非従属接続モードにおける第13の実施の
形態の動作を示す図である。
【図46】 非従属接続モードにおける第13の実施の
形態の動作を示す図である。
【図47】 非従属接続モードにおける第13の実施の
形態の動作を示す図である。
【図48】 バーストの最初における第13の実施の形
態の動作を示す図である。
【図49】 本発明の第14の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図50】 本発明の第15の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図51】 本発明の第16の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図52】 本発明の第17の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図53】 本発明の第18の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図54】 本発明の第19の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図55】 本発明の第20の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図56】 本発明の第21の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図57】 本発明の第22の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図58】 本発明の第23の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図59】 本発明の第24の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図60】 本発明の第25の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図61】 本発明の第26の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図62】 偶数及び奇数フィールドからの異なる数の
画素を用いて、相連続するフィールドに対し行なわれる
フィルタリング動作においてアクセスされる画素データ
を示す図である。
【図63】 偶数及び奇数フィールドからの異なる数の
画素を用いて、相連続するフィールドに対し行なわれる
フィルタリング動作においてアクセスされる画素データ
を示す図である。
【図64】 偶数及び奇数フィールドからの異なる数の
画素を用いて、相連続するフィールドに対し行なわれる
フィルタリング動作においてアクセスされる画素データ
を示す図である。
【図65】 第26の実施の形態における、図62に示
す画素データへのバーストアクセスを示すタイミング図
である。
【図66】 第26の実施の形態における、図64に示
す画素データへのバーストアクセスを示すタイミング図
である。
【図67】 先の実施の形態の変形例を示す図である。
【図68】 本発明の第27の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図69】 図68のアドレス入力ユニットのより詳細
なブロック図である。
【図70】 図68のアクセスカウンタのより詳細なブ
ロック図である。
【図71】 従属接続された入力及び出力を示す、第2
7の実施の形態の動作を示すタイミング図である。
【図72】 第27の実施の形態におけるメモリアレイ
内のフィールドデータの配置を示す図である。
【図73】 第27の実施の形態による、連続するバー
ストアクセスを示す図である。
【図74】 第27の実施の形態による、連続するバー
ストアクセスを示す図である。
【図75】 第27の実施の形態により出力されたデー
タを受ける回路を示す図である。
【図76】 第27の実施の形態のメモリ装置の従属接
続を示す図である。
【図77】 本発明の第28の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図78】 第28の実施の形態の動作を示すタイミン
グ図である。。
【図79】 本発明の第29の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図80】 本発明の第30の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図81】 本発明の第31の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図82】 第31の実施の形態の動作を示すタイミン
グ図である。
【図83】 本発明の第32の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図84】 第32の実施の形態におけるアドレスレジ
スタ、アドレスレジスタ出力スイッチ、ダウンカウン
タ、及びブロック選択ユニットの内部構成の一例を示す
図である。
【図85】 第32の実施の形態において単一バースト
でアクセスされるデータの一例を示す図である。
【図86】 第32の実施の形態において単一バースト
でアクセスされるデータの他の例を示す図である。
【図87】 本発明の第33の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図88】 本発明の第34の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図89】 本発明の第35の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図90】 本発明の第36の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図91】 本発明の第37の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図92】 本発明の第38の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図93】 第38の実施の形態のより詳細なブロック
図である。
【図94】 第38の実施の形態内のメモリアレイを示
す概念図である。
【図95】 第38の実施の形態の動作を示すタイミン
グ図である。
【符号の説明】
A,B メモリバンク、 2,2A,2B 主メモリア
レイ、 4,4A,4B 副メモリアレイ、 6,6
A,6B 行デコーダ、 8,8A,8B 主列デコー
ダ、 10,10A,10B 副列デコーダ、 12,
12A,12B列アドレス発生器、 14 データ入力
ユニット、 16 データ出力ユニット、 18 上位
アドレスバス、 20 下位アドレスバス、 22 ア
ドレスバススイッチ、 24,24A,24B 内部デ
ータバス、 26 データバススイッチ、 28 書込
み増幅器、 30 アドレスカウンタ、 40 アドレ
ス保持ラッチ、 47 主アドレスバス、 48 副ア
ドレスバス、 50 アクセスカウンタ、 52 アド
レスレジスタ、 54 アドレスレジスタ出力スイッ
チ、 56 バンクバススイッチ、 62,62A 転
送レジスタ、 64入力データレジスタ、 68 メモ
リ制レス発生器、 70,72,74 アクセスカウン
トレジスタ、 76A,76B アドレス再計算器、
82 データバススイッチ、 83 バッファ回路、
90 データバス初期化ユニット、92 ブロック選択
ユニット。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/68 400A

Claims (72)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行及び列アドレス信号、入力データ、及
    び外部制御信号を、クロック信号に同期して受けるメモ
    リ装置であって、上記入力データを受けるデータ入力ユ
    ニットと、出力データの出力のためのデータ出力ユニッ
    トと、複数のワード線と、上記ワード線のうち、受信し
    た行アドレス信号によって選択されたワード線を活性化
    する行デコーダとを備え、さらに、主メモリアレイと、
    内部データバスと、列アドレス発生器と、主列デコーダ
    と、副メモリアレイと、副列デコーダと、制御信号発生
    器とを備え、 上記主メモリアレイは、互いに交差する行及び列を形成
    するように配列された複数のメモリセルを有し、上記ワ
    ード線が該メモリセルのそれぞれの行に結合され、 上記列アドレス発生器は、単一の受信された列アドレス
    信号から一連の列アドレスを発生し、該列アドレスの各
    々は上位部分と下位部分とを有し、 上記主列デコーダは、上記主メモリアレイ及び上記列ア
    ドレス発生器に結合され、上記列アドレスをデコード
    し、上記主メモリアレイ内の対応するメモリセルの列を
    上記内部データバスに結合し、 上記副メモリアレイは、互いに交差する行及び列を形成
    するように配列された複数のメモリセルを有し、上記ワ
    ード線はまた上記副メモリアレイ内のメモリセルのそれ
    ぞれの列に結合され、上記副メモリアレイ内の上記列の
    数が上記主メモリアレイの列の数よりも少なく、 上記副列デコーダは、上記副メモリアレイ及び上記列ア
    ドレス発生器に結合され、上記列アドレスの下位部分を
    デコードし、上記副メモリアレイ内のメモリセルの対応
    する列を上記内部データバスに結合し、 上記制御信号発生器は、上記列アドレス発生器に結合さ
    れ、上記外部制御信号を受け、これに基づき、上記主列
    デコーダ及び上記副列デコーダをイネーブルし、上記デ
    ータ入力ユニット及びデータ出力ユニットを制御する内
    部制御信号を発生し、これにより、上記主メモリアレイ
    に記憶されているデータを、上記内部データバス及び上
    記データ出力ユニットを介して出力させ、上記主メモリ
    アレイに記憶されているデータを、上記内部データバス
    を介して上記副メモリアレイに転送させて記憶させ、上
    記副メモリアレイに記憶されているデータを、上記内部
    データバス及び上記データ出力ユニットを介して出力さ
    せ、上記データ入力ユニットにより受信された入力デー
    タを、上記内部データバスを介して上記主メモリアレイ
    に転送させて記憶させるメモリ装置。
  2. 【請求項2】 上記制御信号発生器は、行アドレス信
    号、列アドレス信号、及び入力データの受信に伴い、上
    記主メモリアレイ内の第1の位置から上記副メモリアレ
    イ内の第2の位置にデータが転送され、上記第1の位置
    に入力データが記憶され、上記主メモリアレイの第1の
    一連の位置からデータが出力され、上記副メモリアレイ
    の第2の一連の位置からデータが出力される動作モード
    を有する請求項1に記載のメモリ装置。
  3. 【請求項3】 上記第2の位置は上記第2の一連の列内
    にある請求項2に記載のメモリ装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の位置は上記第1の一連の位置
    内にある請求項3に記載のメモリ装置。
  5. 【請求項5】 さらに複数の外部データ端子を有し、上
    記データ入力ユニット及びデータ出力ユニットは異なる
    外部データ端子に結合され、データの入力及び出力を同
    時に行ない得る請求項4に記載のメモリ装置。
  6. 【請求項6】 上記入力データの受信と上記主メモリア
    レイ内の上記第1の位置に記憶されているデータの出力
    が同時に行なわれる請求項5に記載のメモリ装置。
  7. 【請求項7】 上記内部データバスを、上記主メモリア
    レイに結合された第1の部分と、上記副メモリアレイに
    結合された第2の部分に分割するデータバススイッチを
    さらに有する請求項1に記載のメモリ装置。
  8. 【請求項8】 上記内部データバスの上記第2の部分に
    結合され、上記主メモリアレイから上記副メモリアレイ
    に転送されるデータを増幅する書込み増幅器をさらに有
    する請求項7に記載のメモリ装置。
  9. 【請求項9】 上記データ出力ユニットは、上記内部デ
    ータバスを、上記主メモリアレイに結合された第1の部
    分と、上記副メモリアレイに結合された第2の部分とに
    分割し、上記データ出力ユニットが上記主メモリアレイ
    から上記副メモリアレイに転送されるデータを増幅する
    請求項1に記載のメモリ装置。
  10. 【請求項10】 さらに、 上記列アドレス発生器に結合され、上記列アドレスの上
    位部分を上記主列デコーダに伝える上位アドレスバス
    と、 上記列アドレス発生器に結合され、上記列アドレスの下
    位部分を伝える下位アドレスバスと、 上記下位アドレスバスを、上記主列デコーダに結合され
    た第1の部分と、上記副列デコーダに結合された第2の
    部分とに分割し、上記制御信号発生器により制御され
    て、上記下位アドレスバスの上記第2の部分を上記列ア
    ドレス発生器から切り離すことのできるアドレスバスス
    イッチとを有する請求項1に記載のメモリ装置。
  11. 【請求項11】 上記下位アドレスバスの上記第2の部
    分に結合され、上記列アドレスの下位部分をラッチし、
    上記下位アドレスバスの上記第2の部分が上記列アドレ
    ス発生器から分離されたときに上記下位部分を上記副列
    デコーダに供給するアドレス保持ラッチをさらに有する
    請求項10に記載のメモリ装置。
  12. 【請求項12】 上記列アドレス発生器に結合され、上
    記列アドレスの上記上位部分及び上記下位部分を上記主
    列デコーダに伝える主アドレスバスと、 上記列アドレス発生器に結合され、上記列アドレスの下
    位部分を上記副列デコーダに伝える副アドレスバスとを
    さらに有する請求項1に記載のメモリ装置。
  13. 【請求項13】 上記列アドレス発生器は、 上記メモリ装置により受信された上記列アドレス信号に
    より指定される列アドレスを記憶するアドレスレジスタ
    と、 上記アドレスレジスタに記憶されている列アドレスを開
    始点として、上記クロック信号により決定されるレート
    で、上記一連の列アドレスを発生する列アドレスカウン
    タと、 上記列アドレスカウンタにより発生される列アドレスを
    計数し、発生された上記列アドレスの数が所定値に達し
    たら上記列アドレスカウンタを停止させるアクセスカウ
    ンタとを有する請求項1に記載のメモリ装置。
  14. 【請求項14】 上記制御信号発生器は、上記アドレス
    レジスタに記憶されている上記列アドレスを上記列アド
    レスカウンタに繰返しロードする制御信号を発生し、上
    記メモリ装置により単一の列アドレス信号が受信される
    と、これに続き上記列アドレスカウンタが同じ一連の列
    アドレスを繰返し発生することを可能にする請求項13
    に記載のメモリ装置。
  15. 【請求項15】 上記制御信号発生器は、上記メモリ装
    置が異なる行アドレス信号を受信すると、受信された列
    アドレス信号が一つだけであっても、これに続き、上記
    列アドレスカウンタに上記同一の一連の列アドレスを繰
    返し発生させる制御信号を発生する請求項14に記載の
    メモリ装置。
  16. 【請求項16】 少なくとも2つのメモリバンクを有
    し、各メモリバンクが請求項1に記載のように構成さ
    れ、上記2つ以上のメモリバンクが上記データ入力ユニ
    ット、上記データ出力ユニット、及び上記制御信号発生
    器を共用し、別個の主メモリアレイ、別個の副メモリア
    レイ、別個の行デコーダ、別個の主列デコーダ、及び別
    個の副列デコーダを有する請求項1に記載のメモリ装
    置。
  17. 【請求項17】 上記2つ以上のメモリバンクが別個の
    列アドレス発生器を有し、 上記制御信号発生器に結合され、上記制御信号発生器か
    ら供給された、各バンク内で上記一連の列アドレス内に
    おいて発生すべき列アドレスの数を示す値を記憶するア
    クセスカウントレジスタと、 上記アクセスカウントレジスタに結合され、上記アクセ
    スカウントレジスタ内に記憶された値に応じて各バンク
    内の列アドレス発生器を制御するアクセスカウンタとを
    さらに備えた請求項16に記載のメモリ装置。
  18. 【請求項18】 上記制御信号発生器が、上記メモリバ
    ンクのうちの第1のメモリバンクの主メモリアレイから
    のデータの出力を、上記メモリバンクのうちの第2のメ
    モリバンクの主メモリアレイからのデータの出力と、上
    記第2のメモリバンクの副メモリアレイからのデータの
    出力との間に行なわせる請求項16に記載のメモリ装
    置。
  19. 【請求項19】 上記2つ以上のメモリバンクは、別個
    の列アドレス発生器を有し、 上記制御信号発生器に結合され、上記制御信号発生器か
    ら供給される第1の値を記憶する第1のアクセスカウン
    トレジスタと、 上記制御信号発生器に結合され、上記制御信号発生器か
    ら供給される第2の値を記憶する第2のアクセスカウン
    トレジスタと、 上記制御信号発生器に結合され、上記制御信号発生器か
    ら供給される第3の値を記憶する第3のアクセスカウン
    トレジスタと、 アクセスカウンタとをさらに備え、 上記アクセスカウンタは、 上記第1のアクセスカウントレジスタ、上記第2のアク
    セスカウントレジスタ、及び上記第3のアクセスカウン
    トレジスタに結合され、 上記第1の値に応じて上記第2のメモリバンク内の列ア
    ドレス発生器を制御し、対応する量のデータを上記第2
    のメモリバンク内の主メモリアレイから出力させ、 上記第2の値に応じて上記第1のメモリバンク内の列ア
    ドレス発生器を制御し、対応する量のデータを上記第1
    のメモリバンク内の主メモリアレイから出力させ、 上記第3の値に応じて上記第2のバンク内の列アドレス
    発生器を制御し、対応する量のデータを上記第2のバン
    ク内の副メモリアレイから出力させる請求項18に記載
    のメモリ装置。
  20. 【請求項20】 それぞれのバンク内の上記列アドレス
    発生器に結合され、上記制御信号発生器から供給された
    制御信号に応じて、それぞれの列アドレス発生器により
    発生された一連の列アドレスの中の初期列アドレスを修
    正し、これにより、それぞれのバンク内の上記メモリア
    レイ及び副メモリアレイから出力されるデータの量を修
    正する少なくとも2つのアドレス再計算器をさらに有す
    る請求項19に記載のメモリ装置。
  21. 【請求項21】 上記制御信号発生器は、上記メモリバ
    ンクの一つからデータば出力されている間に、上記デー
    タ入力ユニットにより受信された入力データを、上記メ
    モリバンクのうちの他のメモリバンクの主メモリアレイ
    に転送させる請求項16に記載のメモリ装置。
  22. 【請求項22】 上記少なくとも2つメモリバンクは、
    別個の内部データバスを有し、 上記別個の内部データバスを上記データ入力ユニット及
    び上記データ出力ユニットに結合するバンクバススイッ
    チをさらに有する請求項16又は17に記載のメモリ装
    置。
  23. 【請求項23】 上記バンクバススイッチに結合され、 上記少なくとも2つのメモリバンクのすべてにより共用
    される転送レジスタをさらに有し、 上記少なくとも2つのメモリバンクの一つ内の上記主メ
    モリアレイから副メモリアレイに転送されるデータは、
    最初に上記主メモリアレイから上記転送レジスタに転送
    され、次に、上記少なくとも2つのメモリバンク内の他
    のメモリバンクからデータが出力されている間に、上記
    転送レジスタから上記副メモリアレイに転送される請求
    項22に記載のメモリ装置。
  24. 【請求項24】 上記2つ以上のメモリバンクの各々
    に、上記内部データバスに結合された転送レジスタをさ
    らに有し、 上記メモリバンク内の上記主メモリアレイから副メモリ
    アレイに転送されるデータは、最初に上記主メモリアレ
    イから上記転送レジスタに転送され、次に、上記少なく
    とも2つのメモリバンク内の他のメモリバンクからデー
    タが出力されている間に、上記転送レジスタから上記副
    メモリアレイに転送される請求項22に記載のメモリ装
    置。
  25. 【請求項25】 上記データ入力ユニットと上記バンク
    バススイッチの間に結合され、上記入力データが上記メ
    モリバンクの一つの上記主メモリアレイに転送されるま
    で、上記データ入力ユニットにより受信された入力デー
    タを一時的に記憶する入力データレジスタをさらに有す
    る請求項23又は24に記載のメモリ装置。
  26. 【請求項26】 上記少なくとも2つのメモリバンク
    は、上記請求項1に記載された内部データバスを共用す
    る請求項16又は17に記載のメモリ装置。
  27. 【請求項27】 上記内部データバスに結合された転送
    レジスタをさらに有し、 上記メモリバンク内の一つの上記主メモリアレイから副
    メモリアレイに転送されるデータは、最初に上記主メモ
    リアレイから上記転送レジスタに転送され、次に、上記
    メモリバンク内の他のメモリバンクからデータが出力さ
    れている間に、上記転送レジスタから上記副メモリアレ
    イに転送される請求項26に記載のメモリ装置。
  28. 【請求項28】 上記データバスに結合され、上記入力
    データが上記メモリバンクの一つの上記主メモリアレイ
    に転送されるまで、上記データ入力ユニットにより受信
    された入力データを一時的に記憶する入力データレジス
    タをさらに有する請求項27に記載のメモリ装置。
  29. 【請求項29】 上記少なくとも2つのメモリバンク
    は、別個の内部データバスを有し、 さらに、 上記別個の内部データバスを上記データ入力ユニット及
    び上記データ出力ユニットに結合するバンクバススイッ
    チと、 上記バンクバススイッチに結合され、上記メモリバンク
    のすべてにより共用される転送レジスタを有し、 上記メモリバンクの一つ内の上記主メモリアレイから副
    メモリアレイに転送されるデータは、最初に上記主メモ
    リアレイから上記転送レジスタに転送され、次に、上記
    メモリバンク内の他のメモリバンクからデータが出力さ
    れている間に、上記転送レジスタから上記副メモリアレ
    イに転送される請求項18又は19に記載のメモリ装
    置。
  30. 【請求項30】 行及び列アドレス信号、入力データ、
    外部制御信号を、クロック信号に同期して受けるメモリ
    装置であって、 互に交差する行及び列に配置された複数のメモリセルを
    有するメモリアレイと、 それぞれのメモリセルの行に結合された複数のワード線
    と、 上記複数のワード線のうちの、受信された行アドレス信
    号により選択されたワード線を活性化する行デコーダと
    を備え、 さらに、 上記入力データを受けるための少なくとも一つのデータ
    入力端子を有するデータ入力ユニットと、 データの出力のための少なくとも一つのデータ出力端子
    を有するデータ出力ユニットと、 上記データ入力ユニットに結合された内部データバス
    と、 上記内部データバスを上記データ出力ユニットに結合す
    るデータバススイッチと、 単一の開始列アドレスから、一連の列アドレスを発生す
    る列アドレス発生器と、 上記列アドレス発生器及び上記メモリアレイに結合さ
    れ、上記一連の列アドレスをデコードし、上記メモリア
    レイ内の、対応する一連のメモリセル列を、一列ずつ、
    上記内部データバスに結合する列デコーダと、 上記列アドレス発生器に結合され、上記外部制御信号を
    受け、上記列アドレス発生器、上記データバススイッ
    チ、上記データ入力ユニット、及び上記データ出力ユニ
    ットを制御して、 行アドレス信号、列アドレス信号、及び上記に右データ
    の受信に伴い、 上記行アドレス信号により指定された行と上記一連の列
    との交点に配置されたメモリセルからのデータの出力
    と、 上記入力データの、上記データ入力ユニットから、上記
    行アドレス信号により指定された行と上記一連の列のう
    ちの一つとの交点に配置されたメモリセルへのデータの
    転送とが行なわれるようにする制御信号発生器とを有す
    るメモリ装置。
  31. 【請求項31】 上記列アドレス発生器は、上記入力デ
    ータが上記データ入力ユニットから転送されている間、
    上記一連の列アドレスの最後の列アドレスの出力を維持
    し、上記一つの列は上記最後の列に対応する請求項30
    に記載のメモリ装置。
  32. 【請求項32】 上記データバススイッチと上記データ
    出力ユニットの間に結合され、上記メモリアレイから上
    記データ出力ユニットに転送されるデータを一時的に記
    憶し、これにより、上記一つの列から読出されたデータ
    が上記出力ユニットにより出力される間に、上記データ
    入力ユニットが上記入力データを受信するのを可能にす
    るバッファ回路をさらに有する請求項31に記載のメモ
    リ装置。
  33. 【請求項33】 上記一つの列からのデータの転送の
    後、上記内部データバスを初期状態にリセットするデー
    タバス初期化ユニットをさらに有する請求項31に記載
    のメモリ装置。
  34. 【請求項34】 上記列アドレス発生器は、 上記クロック信号により決定されるレートで、上記一連
    の列アドレスを発生する列アドレスカウンタと、 上記列アドレスカウンタにより発生される列アドレスを
    計数し、発生された列アドレスがある数に達すると、上
    記列アドレスカウンタを停止させるアクセスカウンタと
    を有する請求項30に記載のメモリ装置。
  35. 【請求項35】 上記列アドレスカウンタがダウンカウ
    ンタである請求項34に記載のメモリ装置。
  36. 【請求項36】 上記列アドレス発生器がさらに、上記
    メモリ装置により受信された上記列アドレス信号により
    指定される列アドレスを記憶するアドレスレジスタを有
    し、 上記列アドレス発生器は上記アドレスレジスタに記憶さ
    れた列アドレスを、上記開始列アドレスとして用いる請
    求項34に記載のメモリ装置。
  37. 【請求項37】 上記制御信号発生器によりにより受信
    される上記外部制御信号の一つにより、上記アドレスレ
    ジスタに記憶された列アドレスが、他の外部列アドレス
    信号の入力なしで、上記アドレスカウンタに再ロードさ
    れる請求項36に記載のメモリ装置。
  38. 【請求項38】 さらにアドレスレジスタ出力スイッチ
    を有し、これを介して上記アドレスレジスタが上記列ア
    ドレスカウンタに結合される請求項36に記載のメモリ
    装置。
  39. 【請求項39】 上記メモリアレイが少なくとも2つの
    ブロックに分割され、各列のメモリセルは上記ブロック
    の一つにのみ配置され、 さらに、 上記列アドレス発生器に結合され、上記列アドレス発生
    器により発生される一連の列アドレスの途中で、少なく
    とも一つの列アドレスビットを修正し、これにより、上
    記一連の列アドレスを一つのブロックから他のブロック
    へジャンプさせるブロック選択ユニットを有する請求項
    30に記載のメモリ装置。
  40. 【請求項40】 2つのメモリブロックを有し、各メモ
    リブロックが、請求項30に記載のように構成され、上
    記2つのメモリバンクが上記データ入力ユニット、上記
    データ出力ユニット、及び上記制御信号発生器を共用す
    る一方、別個のメモリアレイ、別個のワード線、別個の
    列デコーダ、及び別個の列デコーダを有する請求項30
    に記載のメモリ装置。
  41. 【請求項41】 メモリ装置のメモリアレイへのアクセ
    スを制御する方法であって、 上記メモリアレイが、互いに交差するメモリセルの行及
    び列を有し、上記メモリアレイが主メモリアレイと副メ
    モリアレイとに分けられ、上記副メモリアレイが上記主
    メモリアレイと同数の行と上記主メモリアレイよりも少
    ない列とを有し、 (a) 行アドレス信号を受け、上記主メモリアレイ及び上
    記副メモリアレイ内の対応する行を活性化するステップ
    と、 (b) 上記メモリ装置内において、上記主メモリアレイ内
    の異なる列を指定する第1の一連の列アドレスを発生す
    るステップと、 (c) 上記ステップ(a)で活性化された行と上記ステップ
    (b)で指定された列との交点に配置されているメモリセ
    ルからデータを読出し、読出されたデータを出力するス
    テップと、 (d) 上記ステップ(a)において活性化された行内で、上
    記主メモリアレイ内の一つの列から、上記副メモリアレ
    イ内の一つの列へデータを転送し、転送されたデータを
    上記副メモリアレイ内に記憶するステップと、 (e) 上記メモリ装置内において、上記副メモリアレイ内
    の列を指定する第2の一連の列アドレスを発生するステ
    ップと、 (f) 上記ステップ(a)において活性化された行と上記ス
    テップ(e)において指定された列の交点に配置されてい
    るメモリセルからデータを読出し、読出されたデータを
    出力するステップと、 (g) 入力データを受けるステップと、 (h) 上記入力データを上記主メモリアレイ内の上記一つ
    の列内であって、上記ステップ(a)で活性化された行内
    のメモリセル内に記憶するステップとを有するメモリ装
    置のメモリアレイへのアクセスを制御する方法。
  42. 【請求項42】 上記主メモリアレイ内の上記一つの列
    が上記ステップ(b)で指定される列の内の最初のもので
    ある請求項41に記載の方法。
  43. 【請求項43】 上記メモリ装置は入力及び出力のため
    の別個の端子を有し、上記ステップ(g)が、上記ステッ
    プ(c)における上記主メモリアレイ内の上記一つの列か
    らのデータの出力と同時に行なわれる請求項41に記載
    の方法。
  44. 【請求項44】 上記ステップ(d)において、上記転送
    されたデータが上記第2の一連の列アドレスの一つによ
    り指定された列に記憶される請求項41に記載の方法。
  45. 【請求項45】 上記第1の一連の列アドレスと上記第
    2の一連のアドレスとは同数の列アドレスからなる請求
    項41に記載の方法。
  46. 【請求項46】 上記第1の一連の列アドレスと上記第
    2の一連の列アドレスとは列アドレスの数が異なる請求
    項41に記載の方法。
  47. 【請求項47】 上記第1の一連の列アドレスと上記第
    2の一連の列アドレスとは、ともに外部から入力される
    単一の開始列アドレスに基づき発生される請求項41に
    記載の方法。
  48. 【請求項48】 開始列アドレスを受信するステップ
    と、 上記開始列アドレスをアドレスレジスタに記憶するステ
    ップとをさらに有し、 上記ステップ(a)ないし(h)が繰返し実行され、 上記第1の一連の列アドレスは、更に外部から列アドレ
    ス入力を受けることなく、上記アドレスレジスタ内に記
    憶されている列アドレスから始まる請求項41に記載の
    方法。
  49. 【請求項49】 上記ステップ(h)はさらに、上記入力
    データを、該入力データが上記主メモリアレイ内に記憶
    されるまで、一時的に入力データレジスタに記憶するス
    テップを含む請求項41に記載の方法。
  50. 【請求項50】 上記メモリアレイに記憶されているデ
    ータが順次走査線により走査される動画内の画素を表わ
    し、異なる走査線内の画素のデータが上記主メモリアレ
    イ内の異なる列に記憶される請求項41に記載の方法。
  51. 【請求項51】 上記ステップ(c)で読出されたデータ
    と、上記ステップ(f)で読出されたデータとが、上記動
    画の2つの異なるフィールド内の画素を表わす請求項5
    0に記載の方法。
  52. 【請求項52】 上記ステップ(c)で読出されたデータ
    と、上記ステップ(f)で読出されたデータとが、上記動
    画の2つの異なるフレーム内の画素を表わす請求項50
    に記載の方法。
  53. 【請求項53】 上記メモリアレイが少なくとも2つの
    バンクに分けられ、 各バンクが主メモリアレイと副メモリアレイとを有し、 異なるバンクが異なる行のメモリセルを有し、 上記ステップ(a)において、上記少なくとも2つのバン
    クのうちの第1のバンク内の行及び第2のバンク内の行
    が活性化され、上記ステップ(c)〜(h)が上記第1のバン
    クにおいて行なわれ、 (i) 上記第2のバンク内の主メモリアレイ内の相連続す
    る列のメモリセルを指定する第3の一連の列アドレスを
    発生するステップと、 (j) 上記ステップ(a)において活性化された上記第2の
    バンク内の行と、上記ステップ(i)において指定された
    列との交点に配置されたメモリセルからデータを読出し
    て出力するステップとをさらに有し、 上記ステップ(j)が上記ステップ(c)と上記ステップ(f)
    の間に行なわれる請求項41に記載の方法。
  54. 【請求項54】 上記ステップ(d)及び(h)が、上記ステ
    ップ(j)が行なわれている間に行なわれる請求項53に
    記載の方法。
  55. 【請求項55】 上記ステップ(d)は、 (k) 上記第1のバンク内の主メモリアレイ内の上記一つ
    の列からデータを読出すステップと、 (l) 上記ステップ(k)で読出されたデータを一時的に転
    送レジスタに記憶するステップと、 (m) 上記転送レジスタに記憶されたデータを、上記ステ
    ップ(j)が行なわれている間に、上記第1のバンク内の
    副メモリアレイに転送するステップとを有する請求項5
    4に記載の方法。
  56. 【請求項56】 上記ステップ(a)において、上記ステ
    ップ(c)の前に上記第1のバンク内の上記行が活性化さ
    れ、上記ステップ(c)が行なわれている間に上記第2の
    バンク内の上記行が活性化される請求項53に記載の方
    法。
  57. 【請求項57】 メモリアレイに記憶されるデータは、
    相連続する走査線に沿って走査される、動画の画素を表
    わし、異なる走査線の画素のデータが、各バンク内の主
    メモリアレイ内の異なる列に記憶される請求項53に記
    載の方法。
  58. 【請求項58】 上記ステップ(c)で読出されたデー
    タ、上記ステップ(f)で読出されたデータ、及び上記ス
    テップ(j)で読出されたデータは、上記動画の3つの異
    なるフィールド内の画素を表わす請求項57に記載の方
    法。
  59. 【請求項59】 上記ステップ(c)で読出されたデー
    タ、上記ステップ(f)で読出されたデータ、及び上記ス
    テップ(j)で読出されたデータは、上記動画の3つの異
    なるフレーム内の画素を表わす請求項57に記載の方
    法。
  60. 【請求項60】 上記第1の一連の列アドレス、上記第
    2の一連の列アドレス、及び上記第3の一連の列アドレ
    スは等しい数の列アドレスから成る請求項53に記載の
    方法。
  61. 【請求項61】 上記第1の一連の列アドレス、及び上
    記第2の一連の列アドレスは等しい数の列アドレスから
    成り、上記第3の一連の列アドレスは異なる数の列アド
    レスから成る請求項53に記載の方法。
  62. 【請求項62】 上記ステップ(d)において、転送され
    たデータが、上記第2の一連の列アドレスにより指定さ
    れた列内に記憶される請求項61に記載の方法。
  63. 【請求項63】 上記第1のバンク内の上記主メモリア
    レイ内の上記一つの列は上記第1の一連の列アドレスに
    より指定される列の中にある請求項62に記載の方法。
  64. 【請求項64】 上記第1のバンク内の上記主メモリア
    レイ内の上記一つの列は、上記第1の一連の列アドレス
    で指定される列の中にはなく、上記ステップ(d)におい
    て、転送されたデータが上記第2の一連の列アドレスに
    より指定されない列に転送される請求項61に記載の方
    法。
  65. 【請求項65】 メモリ装置内のメモリアレイへのアク
    セスを制御する方法であって、 上記メモリアレイが互いに交差するメモリセルの行及び
    列を有し、 上位メモリ装置が別個のデータ入力端子およびデータ出
    力端子を有し、 (a) 行アドレス信号を受け、上記メモリアレイ内の対応
    する行を活性化するステップと、 (b) 上記メモリ装置内において、上記メモリアレイ内の
    異なる列を指定する一連の列アドレスを発生するステッ
    プと、 (c) 上記ステップ(a)により活性化された行と、上記ス
    テップ(b)において指定された列との交点に配置された
    メモリセルからデータを読出して出力するステップと、 (d) 上記ステップ(c)において一つの列から読出された
    データの出力と同時に入力データを受けるステップと、 (e) 上記ステップ(a)で活性化された行と上記一つの列
    との交点に配置されたメモリセルに上記入力データを記
    憶するステップとを有する方法。
  66. 【請求項66】 上記一つの列は、上記ステップ(b)に
    おいて指定された列のうちの最後のものである請求項6
    5に記載の方法。
  67. 【請求項67】 上記メモリ装置は、上記メモリ装置内
    のデータの読出しおよび書込みの双方に用いられる内部
    データバスを有し、 さらに、上記ステップ(c)における上記一つの列からの
    データの読出しの後であって、上記ステップ(e)の前
    に、上記内部データバスを初期化するステップを有する
    請求項66に記載の方法。
  68. 【請求項68】 上記一連の列アドレスが、外部からの
    開始列アドレスの入力に基づいて発生される請求項65
    に記載の方法。
  69. 【請求項69】 開始列アドレスを受信するステップ
    と、 上記開始列アドレスをアドレスレジスタ内に記憶するス
    テップとさらにを有し、 上記ステップ(a)ないし(e)が繰返し実行され、 上記ステップ(b)において発生された上記一連の列アド
    レスは、更に外部から列アドレスの入力を受けることな
    く、上記アドレスレジスタに記憶された開始列アドレス
    から始まる請求項65に記載の方法。
  70. 【請求項70】 上記メモリアレイに記憶されるデータ
    は、相連続する走査線により走査される動画内の画素を
    表わし、異なる走査線の画素のデータが上記メモリアレ
    イ内の異なる列に記憶される請求項65に記載の方法。
  71. 【請求項71】 上記メモリアレイは列のブロックに分
    割され、上記ブロックは、上記動画の異なるフィールド
    のデータを記憶し、上記一連の列アドレスは、異なるフ
    ィールド内の互いに隣接する位置の画素を表わすデータ
    を記憶する、少なくとも2つのブロック内の列を指定す
    る請求項70に記載の方法。
  72. 【請求項72】 上記メモリアレイは列のブロックに分
    割され、上記ブロックは、上記動画の異なるフレームの
    データを記憶し、上記一連の列アドレスは、異なるフレ
    ーム内の同一の位置の画素を表わすデータを記憶する、
    少なくとも2つのブロック内の列を指定する請求項70
    に記載の方法。
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