JP3776295B2 - シリアルアクセスメモリおよびデータライト/リード方法 - Google Patents

シリアルアクセスメモリおよびデータライト/リード方法 Download PDF

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    • G06F5/06Methods or arrangements for data conversion without changing the order or content of the data handled for changing the speed of data flow, i.e. speed regularising or timing, e.g. delay lines, FIFO buffers; over- or underrun control therefor

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,シリアルアクセスメモリおよびシリアルアクセスメモリのデータライト/リード方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビやVTRの映像信号をディジタル処理する場合,A/Dコンバータによって変換されたディジタル・データは,ビデオメモリに展開される。3次元Y/C分離に代表されるフレーム間演算が必要な場合には,ビデオメモリとして,画像1フレーム分のデータを格納することが可能なフレームメモリが用いられる。
【0003】
一般的に,フレームメモリにはデータをシリアルに入出力するシリアルアクセスメモリ(SAM:Serial Access Memory)が備えられている。従来のシリアルアクセスメモリは,アクセス方法の違いからラインアクセスタイプとFIFO(First In First Out)タイプに分類される。
【0004】
FIFOタイプのシリアルアクセスメモリは,外部からのアドレス入力を必要としない。ライト動作とリード動作はともにリセット信号の入力によって開始される。ライト動作が開始されると,先頭アドレスのメモリセルから順番に,すべてのメモリセルに対して画像データが連続的に書き込まれる。また,リード動作が開始されると,先頭アドレスのメモリセルから順番に,すべてのメモリセルから格納データが連続的に読み出される。
【0005】
一方,ラインアクセスタイプのシリアルアクセスメモリは,ライト/リード動作の際,外部から入力されるアドレスに従い,複数のワード線の中から一のワード線が選択される。そして,選択されたワード線に接続されている複数のメモリセルがアクセスされる。このように,ラインアクセスタイプのシリアルアクセスメモリによれば,ランダムにラインアドレスを設定することができるため,例えば,画面分割表示や子画面表示のための画像データをディスプレイに対して供給することが可能となる。
【0006】
FIFOタイプのシリアルアクセスメモリおよびラインアクセスタイプのシリアルアクセスメモリはともに,メモリセルアレイに対して書き込まれるデータを一時的に格納するライトレジスタとメモリセルアレイから読み出されたデータを一時的に格納するリードレジスタを備えている。さらに,FIFOタイプのシリアルアクセスメモリは,ライトレジスタとリードレジスタの他に,ライト/リードレジスタを備えている。このライト/リードレジスタには,シリアルアクセスメモリに入力されたシリアルデータのうち,先頭から所定ビット分のデータが格納される。
【0007】
シリアルアクセスメモリにおいて,ライトレジスタからメモリセルアレイに対してデータを転送する際,または,メモリセルアレイからリードレジスタに対してデータを転送する際,一のワード線が選択されるが,この選択されたワード線が所定の電位に達するまでには通常200〜300nsの時間が必要となる。シリアルアクセスメモリでは,リード動作とライト動作が相互に非同期に実行されるため,ライト動作におけるライトレジスタからメモリセルへのライトデータ転送動作と,リード動作におけるメモリセルアレイからリードレジスタへのリードデータ転送動作が時期的に重なる場合がある。これに加えてセルフリフレッシュ動作が重なる場合もある。
【0008】
したがって,ラインアクセスタイプのシリアルアクセスメモリにおいて,外部からアドレスが入力された後,メモリセルアレイに対してデータを書き込む実質的なライト動作,あるいは,メモリセルアレイからデータを読み出す実質的なリード動作を開始するまでに,所定の時間(ウェイト時間:約1.5μs)の経過を待つ必要がある。
【0009】
この点,FIFOタイプのシリアルアクセスメモリは,上述のようにライト/リードレジスタを備えており,選択されたワード線が所定の電位に達するまでの間,このライト/リードレジスタに対するアクセスが行われる。したがって,ラインアクセスタイプのシリアルアクセスメモリとは異なり,リセット信号が入力された直後から実質的なライト/リード動作が開始される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように,従来のシリアルアクセスメモリには2種類のタイプが存在し,それぞれ機能上の特徴を有する。従来,シリアルアクセスメモリが組み込まれるシステムの仕様に基づいて,いずれかのタイプが選択されていた。
【0011】
しかし,一方のタイプのシリアルアクセスメモリを選択した場合でも,他方のタイプの機能が要求される場合もある。例えば,FIFOタイプのシリアルアクセスメモリは,ランダムなアドレス指定が不可能である。したがって,このタイプのシリアルアクセスメモリを用いてライン補間等の画像処理を行う場合,特殊な方法が用いられていた。具体的には,先頭アドレスのワード線から順次ワード線が選択されている間,所定のアドレスのワード線が選択されるまでリードイネーブル信号をインアクティブ状態としてメモリセルから格納データが読み出されないようにする必要があった。
【0012】
本発明は,上記のような問題点に鑑みてなされたものであり,その目的は,従来のFIFOタイプのシリアルアクセスメモリが有する機能と,ラインアクセスタイプのシリアルアクセスメモリが有する機能を兼ね備え,データ処理の観点から最適なデータライト/リード動作を適宜選択することが可能なシリアルアクセスメモリおよびデータライト/リード方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために,本発明の第1の観点によれば,複数のワード線と複数のビット線の各交差部に配置された複数のメモリセルと,各ワード線に接続されている複数のメモリセルによって記憶される1ワードのデータを格納することが可能な容量を有し,1ワードの入力シリアルデータを格納した後,複数のワード線の中から選択された一のワード線に接続されている複数のメモリセルに対して,格納した1ワードのデータを転送する第1レジスタと,各ワード線に接続されている複数のメモリセルによって記憶される1ワードのデータを格納することが可能な容量を有し,複数のワード線の中から選択された一のワード線に接続されている複数のメモリセルから1ワードの格納データが転送され,転送されたデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第2レジスタと,各ワード線に接続されている複数のメモリセルによって記憶される1ワードのデータを格納することが可能な容量を有し,1ワードの入力シリアルデータを格納した後,1ワードの出力シリアルデータとして出力する第3レジスタとを備えることを特徴とする,シリアルアクセスメモリが提供される。かかる構成によれば,第1レジスタに格納され,選択された一のワード線に接続されている複数のメモリセルに対して転送されるデータと同じデータを第3レジスタに格納することが可能となる。したがって,選択された一のワード線に接続されている複数のメモリセルに格納されているデータを読み出す場合,このデータに代えて,第3レジスタに格納されているデータを読み出すことも可能となる。
【0014】
通アドレス手段を備えて,この共通アドレス手段から出力されるアドレス信号にしたがって,第2レジスタに格納されているデータと,第3レジスタに格納されているデータをシリアルに出力するようにしてもよい。第2レジスタと第3レジスタ個別にアドレス手段を備える場合に比べて,回路規模が縮小される。
【0015】
第1レジスタに格納された入力シリアルデータを,第3レジスタに対して転送するデータ転送手段備えるようにしてもよい。この構成によれば,第1レジスタから第3レジスタに対してデータを一括して転送することが可能となり,個別に第3レジスタにシリアルデータを格納する場合に比べて,データ格納にかかる時間が短縮される。
【0016】
本発明の第2の観点によれば,複数のワード線と複数のビット線の各交差部に配置された複数のメモリセルと,各ワード線に接続されている複数のメモリセルによって記憶される1ワードのデータを格納することが可能な容量を有する第1レジスタと,各ワード線に接続されている複数のメモリセルによって記憶される1ワードのデータを格納することが可能な容量を有する第2レジスタと,各ワード線に接続されている複数のメモリセルによって記憶される1ワードのデータを格納することが可能な容量を有する第3レジスタとを備えるシリアルアクセスメモリのライト/リード方法が提供される。そして,このシリアルアクセスメモリのライト/リード方法は,1ワードの入力シリアルデータを第1レジスタおよび第3レジスタに格納する第1ライト工程と,第1ライト工程において,第1レジスタに格納された1ワードのデータを複数のワード線の中から選択された一のワード線に接続されている複数のメモリセルに対して転送する第2ライト工程と,第1ライト工程において,第1レジスタおよび第3レジスタに格納された1ワードの入力シリアルデータの次の1ワードの入力シリアルデータを,第1レジスタに格納する第3ライト工程と,第3ライト工程において,第1レジスタに格納された1ワードのデータを複数のワード線の中から選択された他のワード線に接続されている複数のメモリセルに対して転送する第4ライト工程とを含むことを特徴としている。この方法によれば,第2ライト工程において第1レジスタからデータが転送された一のワード線に接続されている複数のメモリセルには,第3レジスタに格納されているデータと同じデータが格納されることになる。
【0017】
本発明の第3の観点によれば,1ワードの入力シリアルデータを第1レジスタに格納する第1ライト工程と,第1ライト工程において,第1レジスタに格納された1ワードのデータを複数のワード線の中から選択された一のワード線に接続されている複数のメモリセルに対して転送するとともに,第3レジスタに対して転送する第2ライト工程と,第1ライト工程において,第1レジスタに格納された1ワードの入力シリアルデータの次の1ワードの入力シリアルデータを,第1レジスタに格納する第3ライト工程と,第3ライト工程において,第1レジスタに格納された1ワードのデータを複数のワード線の中から選択された他のワード線に接続されている複数のメモリセルに対して転送する第4ライト工程とを含むことを特徴とする,シリアルアクセスメモリのライト/リード方法が提供される。この方法によれば,第2ライト工程において第1レジスタからデータが転送された一のワード線に接続されている複数のメモリセルには,第3レジスタに格納されているデータと同じデータが格納されることになる。しかも,第1レジスタから第3レジスタに対して1ワードのデータを一括して転送することが可能となり,第3レジスタに対して1ワードのシリアルデータを格納する場合比べて,ライト時間が短縮され,消費電力が低減される。
【0018】
本発明の第4の観点によれば,1ワードの入力シリアルデータを第1レジスタに格納する第1ライト工程と,第1ライト工程において,第1レジスタに格納された1ワードのデータを第3レジスタに対して転送する第2ライト工程と,第1ライト工程において,第1レジスタに格納された1ワードの入力シリアルデータの次の1ワードの入力シリアルデータを,第1レジスタに格納する第3ライト工程と,第3ライト工程において,第1レジスタに格納された1ワードのデータを複数のワード線の中から選択された一のワード線に接続されている複数のメモリセルに対して転送する第4ライト工程と,第3ライト工程において,第1レジスタに格納された1ワードの入力シリアルデータの次の1ワードの入力シリアルデータを,第1レジスタに格納する第5ライト工程と,第5ライト工程において,第1レジスタに格納された1ワードのデータを複数のワード線の中から選択された他のワード線に接続されている複数のメモリセルに対して転送する第6ライト工程とを含むことを特徴とする,シリアルアクセスメモリのライト/リード方法が提供される。この方法によれば,第3レジスタに格納されるデータが,各ワード線に接続されている複数のメモリセルに対して,重複して格納されなくなるため,ライト動作の効率が向上する。
【0019】
上記のシリアルアクセスメモリのライト/リード方法を構成する各ライト工程に続いて,一のワード線に接続されている複数のメモリセルから1ワードの格納データを第2レジスタに転送する第1リード工程と,第1リード工程において,第2レジスタに転送され格納されたデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第2リード工程と,一のワード線以外の他のワード線に接続されている複数のメモリセルから1ワードの格納データを第2レジスタに転送する第3リード工程と,第3リード工程において,第2レジスタに転送され格納されたデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第4リード工程と実施するようにしてもよい。また,第3レジスタに格納されているデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第1リード工程と,一のワード線以外の他のワード線に接続されている複数のメモリセルから1ワードの格納データを第2レジスタに転送する第2リード工程と,第2リード工程において,第2レジスタに転送され格納されたデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第3リード工程とを追加実施するようにしてもよい。
【0020】
さらに上記のシリアルアクセスメモリのライト/リード方法に対して,第3レジスタに格納されているデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第1リード工程と,一のワード線に接続されている複数のメモリセルから1ワードの格納データを第2レジスタに転送する第2リード工程と,第2リード工程において,第2レジスタに転送され格納されたデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第3リード工程と,一のワード線以外の他のワード線に接続されている複数のメモリセルから1ワードの格納データを第2レジスタに転送する第4リード工程と,第4リード工程において,第2レジスタに転送され格納されたデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第5リード工程追加するようにしてもよい
【0021】
2リード工程を第1リード工程に並行して行うことによって,データリードにかかる時間の短縮が実現する。
【0022】
本発明の第5の観点によれば,複数のワード線と複数のビット線の各交差部に配置された複数のメモリセルと,各ワード線に接続されている複数のメモリセルによって記憶される1ワードのデータ(mビット)を格納することが可能な容量を有する第1レジスタと,各ワード線に接続されている複数のメモリセルによって記憶される1ワードのデータ(mビット)を格納することが可能な容量を有する第2レジスタと,各ワード線に接続されている複数のメモリセルによって記憶される1ワードのデータ(mビット)よりも小さい容量(pビット)を有する第3レジスタとを備えるシリアルアクセスメモリのライト/リード方法が提供される。そして,この方法は,1ワードの入力シリアルデータの第1ビットから第pビットまでを第3レジスタに格納する第1ライト工程と,1ワードの入力シリアルデータの第p+1ビットから第mビットまでを第1レジスタに格納する第2ライト工程と,第2ライト工程において,第1レジスタに格納された第p+1ビットから第mビットまでのデータを複数のワード線の中から選択された一のワード線に接続されている複数のメモリセルに対して転送する第3ライト工程と,第1ライト工程および第2ライト工程において,第3レジスタおよび第1レジスタに格納された1ワードの入力シリアルデータの次の1ワードの入力シリアルデータを,第1レジスタに格納する第4ライト工程と,第4ライト工程において,第1レジスタに格納された1ワードのデータを一のワード線以外の他のワード線に接続されている複数のメモリセルに対して転送する第5ライト工程とを含むことを特徴としている。
【0023】
上記のシリアルアクセスメモリのライト/リード方法に対して,一のワード線に接続されている複数のメモリセルの格納データを第2レジスタに転送する第1リード工程と,第3レジスタに格納されているデータをpビット長の出力シリアルデータとして出力する第2リード工程と,第1リード工程において,第2レジスタに転送され格納されたデータのうち,第p+1ビットから第mビットまでを出力シリアルデータとして出力する第3リード工程と,一のワード線以外の他のワード線に接続されている複数のメモリセルから1ワードの格納データを第2レジスタに転送する第4リード工程と,第4リード工程において,第2レジスタに転送され格納されたデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第5リード工程追加実行するようにしてもよい
【0024】
また,上記のシリアルアクセスメモリのライト/リード方法に対して,第3レジスタに格納されているデータをpビット長の出力シリアルデータとして出力する第1リード工程と,第1リード工程に並行して,一のワード線に接続されている複数のメモリセルの格納データを第2レジスタに転送する第2リード工程と,第2リード工程において,第2レジスタに転送され格納されたデータのうち,第p+1ビットから第mビットまでを出力シリアルデータとして出力する第3リード工程と,一のワード線以外の他のワード線に接続されている複数のメモリセルから1ワードの格納データを第2レジスタに転送する第4リード工程と,第4リード工程において,第2レジスタに転送され格納されたデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第5リード工程追加実行するようにしてもよい
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかるシリアルアクセスメモリおよびデータライト/リード方法の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,以下の説明および添付された図面において,略同一の機能および構成を有する構成要素については,同一符号を付することによって重複説明を省略する。
【0026】
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101の構成を図1に示す。
【0027】
本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101は,メモリセルアレイ11,メモリ制御部12,Xアドレス手段13,ライトYアドレス手段14,リードYアドレス手段15,ライト第1転送手段グループ16,ライトレジスタグループ17,ライト第2転送手段グループ18,リード第1転送手段グループ19,リードレジスタグループ20,リード第2転送手段グループ21,入力手段22,出力手段23,入出力手段24,ライト/リードYアドレス手段30,ライト/リード転送手段グループ31,およびライト/リードレジスタグループ32を備える。
【0028】
Xアドレス手段13は,メモリ制御部12に制御され,複数のワード線WL1〜WLn(nは,正の整数)の中から一のワード線を選択しHレベルとする。
【0029】
メモリセルアレイ11は,複数のワード線WL1〜WLnと複数のビット線対BL1,/BL1〜BLm,/BLm(mは正の整数)との交差位置に配された複数のメモリセルMC11〜MCmnから構成されている。各メモリセルMC11〜MCmnは,トランジスタ(図示せず)とキャパシタ(図示せず)を1個ずつ備えている。
【0030】
ビット線対BL1,/BL1〜BLm,/BLmには,センスアンプSA1〜SAmが接続されており,これらのセンスアンプSA1〜SAmによってビット線対BL1,/BL1〜BLm,/BLmに現れる電位変化が増幅される。
【0031】
次に,メモリセルアレイ11からみてライト側の回路構成について説明する。
【0032】
ビット線対BL1,/BL1〜BLm,/BLmは,ライト第1転送手段グループ16を介して,ライトレジスタグループ17に接続されている。ライト第1転送手段グループ16は,各ビット線対BL1,/BL1〜BLm,/BLmに対応するライト第1転送手段16−1〜16−mから構成されている。ライトレジスタグループ17は,各ビット線対BL1,/BL1〜BLm,/BLmに対応するライトレジスタWreg−1〜Wreg−mから構成されている。
【0033】
各ライト第1転送手段16−1〜16−mは,2つのトランジスタから構成されている。例えば,ビット線BL1は,ライト第1転送手段16−1を構成する一方のトランジスタのドレイン・ソースを介して,また,ビット線/BL1は他方のトランジスタのドレイン・ソースを介して,ライトレジスタWreg−1に接続されている。そして,ライト第1転送手段16−1〜16−mを構成する2×m個のトランジスタは,制御信号WTによってオン/オフ制御される。
【0034】
ライトレジスタグループ17は,ライト第2転送手段グループ18を介して,ライトデータバスWD,/WDに接続されている。ライト第2転送手段グループ18は,ライトレジスタグループ17を構成するライトレジスタWreg−1〜Wreg−mそれぞれに対応するライト第2転送手段18−1〜18−mから構成されている。
【0035】
各ライト第2転送手段18−1〜18−mは,2つのトランジスタから構成されている。例えば,ライトレジスタWreg−1は,ライト第2転送手段18−1を構成する2個のトランジスタのドレイン・ソースを介して,ライトデータバスWD,/WDに接続されている。各ライト第2転送手段18−1〜18−mには,ライトYアドレス手段14から出力されるライトYアドレス信号YW1〜YWmが入力されており,各ライト第2転送手段18−1〜18−mを構成する2個のトランジスタは,ライトYアドレス信号YW1〜YWmによってオン/オフ制御される。
【0036】
ライトデータバスWD,/WDは,入力手段22を介して,入力端子DINに接続されている。
【0037】
次に,メモリセルアレイ11からみてリード側の回路構成について説明する。
【0038】
ビット線対BL1,/BL1〜BLm,/BLmは,リード第1転送手段グループ19を介して,リードレジスタグループ20に接続されている。リード第1転送手段グループ19は,各ビット線対BL1,/BL1〜BLm,/BLmに対応するリード第1転送手段19−1〜19−mから構成されている。リードレジスタグループ20は,各ビット線対BL1,/BL1〜BLm,/BLmに対応するリードレジスタRreg−1〜Rreg−mから構成されている。
【0039】
各リード第1転送手段19−1〜19−mは,2つのトランジスタから構成されている。例えば,ビット線BL1は,リード第1転送手段19−1を構成する一方のトランジスタのドレイン・ソースを介して,また,ビット線/BL1は他方のトランジスタのドレイン・ソースを介して,リードレジスタRreg−1に接続されている。リード第1転送手段19−1〜19−mを構成する2×m個のトランジスタは,制御信号RTによってオン/オフ制御される。
【0040】
リードレジスタグループ20は,リード第2転送手段グループ21を介して,リードデータバスRD,/RDに接続されている。リード第2転送手段グループ21は,リードレジスタグループ20を構成するリードレジスタRreg−1〜Rreg−mそれぞれに対応するリード第2転送手段21−1〜21−mから構成されている。
【0041】
各リード第2転送手段21−1〜21−mは,2つのトランジスタから構成されている。例えば,リードレジスタRreg−1は,リード第2転送手段21−1を構成する2個のトランジスタのドレイン・ソースを介して,リードデータバスRD,/RDに接続されている。各リード第2転送手段21−1〜21−mには,リードYアドレス手段15から出力されるリードYアドレス信号YR1〜YRmが入力されており,各リード第2転送手段21−1〜21−mを構成する2個のトランジスタは,リードYアドレス信号YR1〜YRmによってオン/オフ制御される。
【0042】
リードデータバスRD,/RDは,出力手段23を介して,出力端子DOUTに接続されている。
【0043】
ライト側に位置する入力手段22とリード側に位置する出力手段23はそれぞれ,ライトデータバスWD,/WDとリードデータバスRD,/RDによって,入出力手段24に接続されている。
【0044】
ライト/リードレジスタグループ32は,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mから構成されている。これらライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mは,ライトレジスタグループ17を構成するライトレジスタWreg−1〜Wreg−mおよびリードレジスタグループ20を構成するリードレジスタRreg−1〜Rreg−mと同様に,各ワード線WL1〜WLnに接続されているメモリセルと同数(m個)である。
【0045】
ライト/リードレジスタグループ32は,ライト/リード転送手段グループ31およびライト/リードデータバスWRD,/WRDを介して入出力手段24に接続されている。ライト/リード転送手段グループ31は,ライト/リードレジスタグループ32を構成するライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mそれぞれに対応するライト/リード転送手段31−1〜31−mから構成されている。
【0046】
各ライト/リード転送手段31−1〜31−mは,2つのトランジスタから構成されている。例えば,ライト/リードレジスタWRreg−1は,ライト/リード転送手段31−1を構成する2個のトランジスタのドレイン・ソースを介して,ライト/リードデータバスWRD,/WRDに接続されている。各ライト/リード転送手段31−1〜31−mには,ライト/リードYアドレス手段30から出力されるライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmが入力されており,各ライト/リード転送手段31−1〜31−mを構成する2個のトランジスタは,ライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmによってオン/オフ制御される。
【0047】
以上のように構成された本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101の動作について,図2,図3,図4,図5を用いて説明する。シリアルアクセスメモリ101は,ライト/リード動作を行うにあたり,モード信号MODEがメモリ制御部12に入力され,動作モードが設定される。
【0048】
図2は,第1モードに設定されたシリアルアクセスメモリ101のライト動作を示すタイミングチャートである。以下,図中の時刻ごとにこのライト動作を説明する。
【0049】
<時刻t1>
メモリ制御部12に対して,ライトXアドレスWXADがシリアルに入力される。なお,ライトXアドレスWXADをメモリ制御部12に取り込むため,予めメモリ制御部12に対して,Hレベルのライトアドレスイネーブル信号WADEが入力される。まず,時刻t1において,ライトXアドレスWXADの最上位ビット(MSB)のデータAmがメモリ制御部12に取り込まれる。以後,クロック信号CLKに同期して,順次ライトXアドレスWXADの各ビットデータがメモリ制御部12に取り込まれる。
【0050】
<時刻t2>
ライトXアドレスWXADの最下位ビット(LSB)のデータA1がメモリ制御部12に取り込まれ,ライトXアドレスWXADの取り込みが完了する。ここで,メモリ制御部12に対して入力されるライトアドレスイネーブル信号WADEがLレベルとされる。なお,ライトXアドレスWXADによって,最初にワード線WL1が選択された場合に即してライト動作を説明する。
【0051】
<時刻t3>
時刻t2から所定の時間(ウェイト時間:約1.5μs)が経過した時刻t3において,クロック信号CLKの立ち上がりのタイミングで,メモリ制御部12は,Hレベルのライトイネーブル信号WEを検出する。これによって,実質的なライト動作が開始される。ライトYアドレス手段14は,ライトYアドレス信号YW1〜YWmの中からライトYアドレス信号YW1を選択しHレベルとする。同時に,ライト/リードYアドレス手段30は,ライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmの中からライト/リードYアドレス信号YWR1を選択しHレベルとする。このとき,入力端子DINから入力された入力データDI1は,入力手段22を介してライトデータバスWD,/WDに伝達されるとともに,入出力手段24を介してライト/リードデータバスWRD,/WRDに伝達されている。HレベルのライトYアドレス信号YW1によってライト第2転送手段18−1がオン状態となるため,入力データDI1がライトレジスタWreg−1に格納される。また,Hレベルのライト/リードYアドレス信号YWR1によってライト/リード転送手段31−1がオン状態となるため,入力データDI1がライト/リードレジスタWRreg−1にも格納される。
【0052】
<時刻t3〜t4>
時刻t3以降,時刻t4までに,ライトYアドレス手段14は,クロック信号CLKに同期してライトYアドレス信号YW1〜YWmの中から順次ライトYアドレス信号YW2〜YWmを選択しHレベルとする。これに並行して,ライト/リードYアドレス手段30は,クロック信号CLKに同期してライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmの中から順次ライト/リードYアドレス信号YWR2〜YWRmを選択しHレベルとする。入力端子DINには入力データDI2〜DImが順次入力されており,各入力データDI2〜DImは,入力手段22およびライトデータバスWD,/WDを経由してライトレジスタWreg−2〜Wreg−mに格納され,入力手段22,ライトデータバスWD,/WD,入出力手段24,およびライト/リードデータバスWRD,/WRDを経由してライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mに格納される。
【0053】
<時刻t5>
メモリ制御部12に対して,Hレベルのライトリセット信号WRが入力され,ライトレジスタグループ17に格納されている入力データDI1〜DIm(1ワード)の,メモリセルアレイ11への転送が開始される。
【0054】
<時刻t6>
時刻t1〜t2において選択されたワード線WL1がXアドレス手段13によってHレベルとされ,さらに制御信号WTがメモリ制御部12によってHレベルとされる。この結果,ライトレジスタグループ17に格納されている入力データDI1〜DImが,ワード線WL1に接続されているメモリセルMC11〜MCm1に対して一斉に転送される。この時点で,ワード線WL1に接続されているメモリセルMC11〜MCm1と,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mには,同一のデータDI1〜DImが格納されている。
【0055】
<時刻t7>
再び,メモリ制御部12に対して,ライトXアドレスWXADがシリアルに入力される。なお,ライトXアドレスWXADをメモリ制御部12に取り込むため,予めメモリ制御部12に対して,Hレベルのライトアドレスイネーブル信号WADEが入力される。時刻t7において,ライトXアドレスWXADの最上位ビット(MSB)のデータAm’がメモリ制御部12に取り込まれる。以後,クロック信号CLKに同期して,順次ライトXアドレスWXADの各ビットデータがメモリ制御部12に取り込まれる。
【0056】
<時刻t8>
ライトXアドレスWXADの最下位ビット(LSB)のデータA1’がメモリ制御部12に取り込まれ,ライトXアドレスWXADの取り込みが完了する。ここで,メモリ制御部12に対して入力されるライトアドレスイネーブル信号WADEがLレベルとされる。なお,ライトXアドレスWXADによって,最初のワード線WL1の選択に続いてワード線WL2が選択された場合に即してライト動作を説明する。
【0057】
<時刻t9>
時刻t8から所定の時間(ウェイト時間:約1.5μs)が経過した時刻t9において,クロック信号CLKの立ち上がりのタイミングで,メモリ制御部12は,Hレベルのライトイネーブル信号WEを検出する。これによって,実質的なライト動作が開始される。ライトYアドレス手段14は,ライトYアドレス信号YW1〜YWmの中からライトYアドレス信号YW1を選択しHレベルとする。このとき,入力端子DINから入力された入力データDI1’は,入力手段22を介してライトデータバスWD,/WDに伝達されている。HレベルのライトYアドレス信号YW1によってライト第2転送手段18−1がオン状態となるため,入力データDI1’がライトレジスタWreg−1に格納される。
【0058】
<時刻t9〜t10>
時刻t9以降,時刻t10までに,ライトYアドレス手段14は,クロック信号CLKに同期してライトYアドレス信号YW1〜YWmの中から順次ライトYアドレス信号YW2〜YWmを選択しHレベルとする。入力端子DINには入力データDI2’〜DIm’が順次入力されており,各入力データDI2’〜DIm’は,入力手段22およびライトデータバスWD,/WDを経由してライトレジスタWreg−2〜Wreg−mに格納される。
【0059】
<時刻t11>
メモリ制御部12に対して,Hレベルのライトリセット信号WRが入力され,ライトレジスタグループ17に格納されている入力データDI1’〜DIm’の,メモリセルアレイ11への転送が開始される。
【0060】
<時刻t12>
時刻t7〜t8において選択されたワード線WL2がXアドレス手段13によってHレベルとされ,さらに制御信号WTがメモリ制御部12によってHレベルとされる。この結果,ライトレジスタグループ17に格納されている入力データDI1’〜DIm’が,ワード線WL2に接続されているメモリセルMC12〜MCm2に対して一斉に転送される。
【0061】
以上が,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101が第1モードに設定された場合のライト動作の一例である。ここでは,最初にワード線WL1が選択され,続いてワード線WL2が選択され,選択されたワード線に接続されたメモリセルに対してデータが格納されている。ただし,選択するワード線と選択の順番は,外部から入力されるライトXアドレスWXADによって適宜設定可能である。例えば,時刻t12において,ワード線WL2に代えてワード線WLnを選択してもよい(図2破線部)。すなわち,このライト動作によれば,ライトXアドレスWXADに従って,ワード線WL1〜WLnがランダムに選択され,選択されたワード線に接続されているメモリセルに対してデータが書き込まれることになる。このように,第1モードに設定されたシリアルアクセスメモリ101のライト動作は,従来のラインアクセスタイプのシリアルアクセスメモリのライト動作に相当する。
【0062】
次に,モード信号MODEに基づいて第2モードに設定されたシリアルアクセスメモリ101のライト動作について,図3を用いて説明する。
【0063】
<時刻t1>
ライト動作は,メモリ制御部12に対して,ライトリセット信号WRが入力されることによって開始される。クロック信号CLKの立ち上がりのタイミングで,メモリ制御部12は,Hレベルのライトリセット信号WRを検出する。
【0064】
<時刻t2>
ライトYアドレス手段14は,ライトYアドレス信号YW1〜YWmの中からライトYアドレス信号YW1を選択しHレベルとする。同時に,ライト/リードYアドレス手段30は,ライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmの中からライト/リードYアドレス信号YWR1を選択しHレベルとする。このとき,入力端子DINから入力された入力データDI1は,入力手段22を介してライトデータバスWD,/WDに伝達されるとともに,入出力手段24を介してライト/リードデータバスWRD,/WRDに伝達されている。HレベルのライトYアドレス信号YW1によってライト第2転送手段18−1がオン状態となるため,入力データDI1がライトレジスタWreg−1に格納される。また,Hレベルのライト/リードYアドレス信号YWR1によってライト/リード転送手段31−1がオン状態となるため,入力データDI1がライト/リードレジスタWRreg−1に格納される。
【0065】
<時刻t2〜t3>
時刻t2以降,時刻t3までに,ライトYアドレス手段14は,クロック信号CLKに同期してライトYアドレス信号YW1〜YWmの中から順次ライトYアドレス信号YW2〜YWmを選択しHレベルとする。これに並行して,ライト/リードYアドレス手段30は,クロック信号CLKに同期してライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmの中から順次ライト/リードYアドレス信号YWR2〜YWRmを選択しHレベルとする。入力端子DINには入力データDI2〜DImが順次入力されており,各入力データDI2〜DImは,入力手段22およびライトデータバスWD,/WDを経由してライトレジスタWreg−2〜Wreg−mに格納され,入力手段22,ライトデータバスWD,/WD,入出力手段24,およびライト/リードデータバスWRD,/WRDを経由してライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mに格納される。
【0066】
<時刻t4>
ワード線WL1がXアドレス手段13によってHレベルとされ,さらに制御信号WTがメモリ制御部12によってHレベルとされる。この結果,ライトレジスタグループ17に格納されている入力データDI1〜DImが,ワード線WL1に接続されているメモリセルMC11〜MCm1に対して一斉に転送される。この時点で,ワード線WL1に接続されているメモリセルMC11〜MCm1と,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mには,同一のデータDI1〜DImが格納されている。
【0067】
<時刻t5>
ライトYアドレス手段14は,ライトYアドレス信号YW1〜YWmの中からライトYアドレス信号YW1を選択しHレベルとする。このとき,入力端子DINから入力された入力データDI1’は,入力手段22を介してライトデータバスWD,/WDに伝達されている。HレベルのライトYアドレス信号YW1によってライト第2転送手段18−1がオン状態となるため,入力データDI1’がライトレジスタWreg−1に格納される。
【0068】
<時刻t5〜t6>
時刻t5以降,時刻t6までに,ライトYアドレス手段14は,クロック信号CLKに同期してライトYアドレス信号YW1〜YWmの中から順次ライトYアドレス信号YW2〜YWmを選択しHレベルとする。入力端子DINには入力データDI2’〜DIm’が順次入力されており,各入力データDI2’〜DIm’は,入力手段22およびライトデータバスWD,/WDを経由してライトレジスタWreg−2〜Wreg−mに格納される。
【0069】
<時刻t7>
ワード線WL2がXアドレス手段13によってHレベルとされ,さらに制御信号WTがメモリ制御部12によってHレベルとされる。この結果,ライトレジスタグループ17に格納されている入力データDI1’〜DIm’が,ワード線WL2に接続されているメモリセルMC12〜MCm2に対して一斉に転送される。
【0070】
<時刻t7以降>
時刻t2から時刻t7までの動作を,ワード線WLのアドレスを一つずつインクリメントしながら繰り返し,入力データをワード線WL3〜WLnそれぞれに接続されているメモリセルアレイMC13〜MCm3,・・・,MC1n〜MCmnに格納する。
【0071】
以上が,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101が第2モードに設定された場合のライト動作の一例である。このライト動作によれば,外部からライトXアドレスWXADが入力されなくても,ワード線WL1〜WLnが順番に選択され,選択されたワード線に接続されているメモリセルに対してデータが書き込まれることになる。このように,第2モードに設定されたシリアルアクセスメモリ101のライト動作は,従来のFIFOタイプのシリアルアクセスメモリのライト動作に相当する。
【0072】
なお,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101は,図1に示した回路と同じ構成の回路を別個に備えており(図示せず),いわゆるデュアルバンク構成を採用している。図3に示した時刻t4から時刻t5の間に入力端子DINに順次入力される入力データは,他方のバンクに属するライトレジスタに一旦書き込まれた後,他方のバンクに属するメモリセルアレイに書き込まれている。
【0073】
次に,モード信号MODEに基づいて第1モードに設定されたシリアルアクセスメモリ101のリード動作について,図4を用いて説明する。
【0074】
<時刻t1>
メモリ制御部12に対して,リードXアドレスRXADがシリアルに入力される。なお,リードXアドレスRXADをメモリ制御部12に取り込むため,予めメモリ制御部12に対して,Hレベルのリードアドレスイネーブル信号RADEが入力される。まず,時刻t1において,リードXアドレスRXADの最上位ビット(MSB)のデータAmがメモリ制御部12に取り込まれる。以後,クロック信号CLKに同期して,順次リードXアドレスRXADの各ビットデータがメモリ制御部12に取り込まれる。
【0075】
<時刻t2>
リードXアドレスRXADの最下位ビット(LSB)のデータA1がメモリ制御部12に取り込まれ,リードXアドレスRXADの取り込みが完了する。ここで,メモリ制御部12に対して入力されるリードアドレスイネーブル信号RADEがLレベルとされる。以下,リードXアドレスRXADによって,ワード線WL1が選択された場合に即してリード動作を説明する。
【0076】
<時刻t3>
時刻t2で選択されたワード線WL1がXアドレス手段13によってHレベルとされ,さらに制御信号RTがメモリ制御部12によってHレベルとされる。この結果,ワード線WL1に接続されているメモリセルMC11〜MCm1に格納されている各データが,リード側第1転送手段グループ19を介して,リードレジスタRreg−1〜Rreg−mに対して一斉に転送される。
【0077】
<時刻t4>
クロック信号CLKの立ち上がりのタイミングで,メモリ制御部12は,Hレベルのリードイネーブル信号REを検出する。リードYアドレス手段15は,リードYアドレス信号YR1〜YRmの中からリードYアドレス信号YR1を選択しHレベルとする。HレベルのリードYアドレス信号YR1によってリード側第2転送手段21−1がオン状態となるため,リードレジスタRreg−1に格納されているデータがリードデータバスRD,/RDに伝達される。リードデータバスRD,/RDに伝達されたデータは,出力データDO1として,出力手段23を介して出力端子DOUTに出力される。
【0078】
<時刻t4〜t5>
時刻t4以降,時刻t5までに,リードYアドレス手段15は,クロック信号CLKに同期してリードYアドレス信号YR1〜YRmの中から順次リードYアドレス信号YR2〜YRmを選択しHレベルとする。これにともない,リードレジスタRreg−2〜Rreg−mに格納されている各データは,順次リードデータバスRD,/RDに伝達される。リードデータバスRD,/RDに順次伝達された各データは,出力データDO2〜DOmとして,出力手段23を介して出力端子DOUTに出力される。
【0079】
以上が,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101が第1モードに設定された場合のリード動作の一例である。ここでは,ワード線WL1が選択され,選択されたワード線に接続されたメモリセルの格納データが読み出されているが,選択するワード線は,外部から入力されるリードXアドレスRXADによって適宜設定可能である。すなわち,このリード動作によれば,リードXアドレスRXADに従って,ワード線WL1〜WLnがランダムに選択され,選択されたワード線に接続されているメモリセルから格納データが読み出されることになる。このように,第1モードに設定されたシリアルアクセスメモリ101のリード動作は,従来のラインアクセスタイプのシリアルアクセスメモリのリード動作に相当する。
【0080】
図4に示したリード動作では,時刻t4〜時刻t5においてリードYアドレス信号YR1〜YRmが順次選択されることによって,ワード線WL1に接続されているメモリセルMC11〜MCm1の格納データが読み出されている。ところで,上で説明したように,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101のライト動作によれば,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mには,ワード線WL1に接続されているメモリセルMC11〜MCm1に格納されている各データと同じデータが格納されている。したがって,リード動作において,メモリセルMC11〜MCm1から格納データを読み出すのではなく,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mから格納データを読み出すようにしてもよい(図4破線部)。この場合,図2に示した第1モードでのライト動作および図3に示した第2モードでのライト動作の中で,時刻t3〜時刻t4,時刻t2〜時刻t3において行われていたライトレジスタWreg−1〜Wreg−mとライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mへの入力データDI1〜DImの共通書き込みが不要となる。すなわち,ライトレジスタWreg−1〜Wreg−mへの入力データDI1〜DImの書き込みを省略することが可能となり,省電力化に繋がる。さらには,ワード線WL1およびこれに接続されるメモリセルを削除あるいはダミー化することも可能である。
【0081】
次に,モード信号MODEに基づいて第2モードに設定されたシリアルアクセスメモリ101のリード動作について,図5を用いて説明する。
【0082】
<時刻t1>
リード動作は,メモリ制御部12に対して,リードリセット信号RRが入力されることによって開始される。クロック信号CLKの立ち上がりのタイミングで,メモリ制御部12は,Hレベルのリードリセット信号RRを検出する。ライト/リードYアドレス手段30は,ライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmの中からライト/リードYアドレス信号YWR1を選択しHレベルとする。Hレベルのライト/リードYアドレス信号YWR1によってライト/リード転送手段31−1がオン状態となるため,ライト/リードレジスタWRreg−1に格納されているデータが,ライト/リードデータバスWRD,/WRDに出力され,さらに,入出力手段24,リードデータバスRD,/RD,および出力手段23を経由し,出力データDO1として出力端子DOUTに出力される。このリード動作では,リードリセット信号RRが入力された後,ウェイト時間の経過を待つことなく,最初の出力データDO1が出力される。
【0083】
<時刻t2>
ワード線WL2がXアドレス手段13によってHレベルとされ,さらに制御信号RTがメモリ制御部12によってHレベルとされる。この結果,ワード線WL2に接続されているメモリセルMC12〜MCm2に格納されている各データが,リード第1転送手段グループ19を介して,リードレジスタRreg−1〜Rreg−mに一斉に転送される。このように,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mからのデータ読み出し動作に並行して,リードレジスタRreg−1〜Rreg−mに対して,ワード線WL2に接続されているメモリセルMC12〜MCm2の格納データを転送しておくことによって,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mからのデータ読み出し動作が完了した直後からリードレジスタRreg−1〜Rreg−mからのデータ読み出し動作を開始させることが可能となる。
【0084】
<時刻t3>
ライト/リードYアドレス手段30は,クロック信号CLKに同期してライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmの中からライト/リードYアドレス信号YWR2を選択しHレベルとする。Hレベルのライト/リードYアドレス信号YWR2によってライト/リード転送手段31−2がオン状態となるため,ライト/リードレジスタWRreg−2に格納されているデータが,ライト/リードデータバスWRD,/WRDに出力され,さらに,入出力手段24,リードデータバスRD,/RD,および出力手段23を経由し,出力データDO2として出力端子DOUTに出力される。
【0085】
<時刻t3〜t4>
時刻t3以降,時刻t4までに,ライト/リードYアドレス手段30は,クロック信号CLKに同期してライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmの中から順次ライト/リードYアドレス信号YWR2〜YWRmを選択しHレベルとする。これにともない,ライト/リードレジスタWRreg−2〜WRreg−mに格納されている各データは,順次ライト/リードデータバスWRD,/WRDに出力され,さらに入出力手段24,リードデータバスRD,/RD,および出力手段23を経由し,出力データDO2〜DOmとして出力端子DOUTに出力される。
【0086】
<時刻t5>
リードYアドレス手段15は,クロック信号CLKに同期してリードYアドレス信号YR1〜YRmの中からリードYアドレス信号YR1を選択しHレベルとする。HレベルのリードYアドレス信号YR1によってリード第2転送手段21−1がオン状態となるため,リードレジスタRreg−1に格納されているデータがリードデータバスRD,/RDを経由して出力手段23に伝達され,出力データDO1’として出力端子DOUTに出力される。
【0087】
<時刻t6>
リードYアドレス手段15は,クロック信号CLKに同期してリードYアドレス信号YR1〜YRmの中からリードYアドレス信号YR2を選択しHレベルとする。HレベルのリードYアドレス信号YR2によってリード第2転送手段21−2がオン状態となるため,リードレジスタRreg−2に格納されているデータがリードデータバスRD,/RDを経由して出力手段23に伝達され,出力データDO2’として出力端子DOUTに出力される。
【0088】
<時刻t6以降>
リードYアドレス手段15は,クロック信号CLKに同期してリードYアドレス信号YR1〜YRmの中から順次リードYアドレス信号YR2〜YRmを選択しHレベルとする。これにともない,リードレジスタRreg−2〜Rreg−mに格納されている各データは,順次リードデータバスRD,/RDを経由して出力手段23に伝達され,出力データDO2’〜DOm’として出力端子DOUTに出力される。
【0089】
以上が,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101が第2モードに設定された場合のリード動作の一例である。このリード動作によれば,外部からリードXアドレスRXADが入力されなくても,ワード線WL1〜WLnが順番に選択され,選択されたワード線に接続されているメモリセルから格納データが読み出されることになる。このように,第2モードに設定されたシリアルアクセスメモリ101のリード動作は,従来のFIFOタイプのシリアルアクセスメモリのリード動作に相当する。
【0090】
以上の説明のとおり,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101およびこのライト/リード動作によれば,従来のラインアクセスタイプのシリアルアクセスメモリのライト/リード動作,または,従来のFIFOタイプのシリアルアクセスメモリのライト/リード動作を適宜選択して実行することが可能となる。
【0091】
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ201の構成を図6に示す。
【0092】
本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ201は,第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101に対して,リードYアドレス手段15およびライト/リードYアドレス手段30がライト/リードYアドレス手段211に置き換えられた構成を有するものである。すなわち,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ201は,メモリセルアレイ11,メモリ制御部12,Xアドレス手段13,ライトYアドレス手段14,ライト第1転送手段グループ16,ライトレジスタグループ17,ライト第2転送手段グループ18,リード第1転送手段グループ19,リードレジスタグループ20,リード第2転送手段グループ21,入力手段22,出力手段23,入出力手段24,ライト/リード転送手段グループ31,ライト/リードレジスタグループ32,およびライト/リードYアドレス手段211を備える。
【0093】
ライト/リードYアドレス手段211は,第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101に備えられたライトYアドレス手段15とライト/リードYアドレス手段30の両方の機能を兼備しており,リードYアドレス信号YR1〜YRmをリード第2転送手段21−1〜21−mを構成するトランジスタのゲートに対して出力し,ライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmをライト/リード転送手段31−1〜31−mを構成するトランジスタのゲートに対して出力するように構成されている。そして,メモリ制御部12から出力される切替信号YCに従って,リードYアドレス信号YR1〜YRmの出力ポートまたはライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmの出力ポートのいずれか一方がイネーブルとされる。
【0094】
第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101のライト動作を示す図2,図3,および,リード動作を示す図4,図5からも明らかなように,リードYアドレス信号YR1〜YRmの出力タイミングと,ライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmの出力タイミングが重なることはない。したがって,切替信号YCを適切なタイミングでライト/リードYアドレス手段211に供給すれば,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ201によって,第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101と略同一のライト/リード動作を行うことが可能となる。
【0095】
シリアルアクセスメモリ201がライト動作を行う場合,第1モード(従来のラインアクセスタイプ相当)または第2モード(従来のFIFOタイプ相当)のどちらに設定されていても,メモリ制御部12は,切替信号YCによって,ライト/リードYアドレス手段211に対してライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmの出力ポートをイネーブルとするように指示する。
【0096】
シリアルアクセスメモリ201が第1モード(従来のラインアクセスタイプ相当)に設定されリード動作を行う場合,メモリ制御部12は,入力されるリードXアドレスRXADが先頭ワード線(ワード線WL1)を示しているときのみ,切替信号YCによって,ライト/リードYアドレス手段211に対してライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmの出力ポートをイネーブルとするように指示し,それ以外にはリードYアドレス信号YR1〜YRmの出力ポートをイネーブルとするように指示する。
【0097】
シリアルアクセスメモリ201が第2モード(従来のFIFOタイプ相当)に設定されリード動作を行う場合,メモリ制御部12は,リードリセット信号RRが入力された直後の一ラインアクセス時に限り,切替信号YCによって,ライト/リードYアドレス手段211に対してライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmの出力ポートをイネーブルとするように指示し,それ以降はリードYアドレス信号YR1〜YRmの出力ポートをイネーブルとするように指示する。
【0098】
以上のように,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ201によれば,第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101と同様の効果が得られると共に,回路規模の縮小が実現する。
【0099】
なお,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ201において,ライト動作を行う場合,先頭ラインアドレスにかかる入力データDI1〜DImを,ライトレジスタWreg−1〜Wreg−mに転送せず,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mにのみ転送し,そこに格納するようにしてもよい。この場合,リード動作において,メモリセルMC11〜MCm1から格納データを読み出すのではなく,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mから格納データを読み出す。この方法によれば,ライトレジスタWreg−1〜Wreg−mへの入力データDI1〜DImの書き込み省略による消費電力の低減が期待できる。さらには,ワード線WL1およびこれに接続されるメモリセルを削除あるいはダミー化することも可能である。
【0100】
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ301の構成を図7に示す。
【0101】
本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ301は,第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101に対して,ライト第3転送手段グループ311が追加され,入出力手段24が削除され,さらにはライト/リードYアドレス手段30,ライト/リード転送手段グループ31,ライト/リードレジスタグループ32がリード側からライト側にレイアウト変更された構成を有するものである。すなわち,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ301は,メモリセルアレイ11,メモリ制御部12,Xアドレス手段13,ライトYアドレス手段14,リードYアドレス手段15,ライト第1転送手段グループ16,ライトレジスタグループ17,ライト第2転送手段グループ18,リード第1転送手段グループ19,リードレジスタグループ20,リード第2転送手段グループ21,入力手段22,出力手段23,ライト/リードYアドレス手段30,ライト/リード転送手段グループ31,ライト/リードレジスタグループ32,およびライト第3転送グループ311を備える。
【0102】
ライト第3転送手段グループ311は,各ライトレジスタWreg−1〜Wreg−mに対応するライト側第3転送手段311−1〜311−mから構成されている。各ライト第3転送手段311−1〜311−mは,2つのトランジスタから構成されている。ライト第3転送手段311−1〜311−mを構成する2×m個のトランジスタは,制御信号WTDによってオン/オフ制御される。例えば,ライトレジスタWreg−1に格納されているデータは,ライト第3転送手段311−1を構成する2つのトランジスタがオンすることによって,それぞれのドレイン・ソースを経由してライト/リードレジスタWRreg−1に転送される。
【0103】
ライト/リードレジスタグループ32は,ライト/リード転送手段グループ31を介して,リードデータバスRD,/RDに接続されている。ライト/リード転送手段グループ31は,ライト/リードレジスタグループ32を構成するライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mそれぞれに対応するライト/リード転送手段31−1〜31−mから構成されている。
【0104】
各ライト/リード転送手段31−1〜31−mは,2つのトランジスタから構成されている。例えば,ライト/リードレジスタWRreg−1は,ライト/リード転送手段31−1を構成する2個のトランジスタのドレイン・ソースを介して,リードデータバスRD,/RDに接続されている。各ライト/リード転送手段31−1〜31−mには,ライト/リードYアドレス手段30から出力されるライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmが入力されており,各ライト/リード転送手段31−1〜31−mを構成する2個のトランジスタは,ライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmによってオン/オフ制御される。
【0105】
以上のように構成された本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ301の動作について,図8,図9を用いて説明する。シリアルアクセスメモリ301は,ライト/リード動作を行うにあたり,モード信号MODEがメモリ制御部12に入力され,動作モードが設定される。
【0106】
図8は,第1モードに設定されたシリアルアクセスメモリ301のライト動作を示すタイミングチャートである。第1モードに設定されたシリアルアクセスメモリ301のライト動作は,図2に示した第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101のライト動作に対して,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mへのデータ転送に関する動作が異なる。以下,ライト動作の相違点を中心に説明する。
【0107】
<時刻t1〜t2>
時刻t1,時刻t2におけるシリアルアクセスメモリ301のライト動作は,第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101のライト動作と同じである。
【0108】
<時刻t3>
ライトYアドレス手段14は,ライトYアドレス信号YW1〜YWmの中からライトYアドレス信号YW1を選択しHレベルとする。HレベルのライトYアドレス信号YW1によってライト第2転送手段18−1がオン状態となるため,入力データDI1がライトレジスタWreg−1に格納される。この動作は,シリアルアクセスメモリ301とシリアルアクセスメモリ101との間で共通する。
【0109】
ただし,時刻t3におけるシリアルアクセスメモリ101のライト動作によれば,ライト/リードYアドレス手段30はライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmの中からライト/リードYアドレス信号YWR1を選択しHレベルとするが(図2),シリアルアクセスメモリ301のライト動作によれば,ライト/リードYアドレス手段30はすべてのライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmをLに保持する(図8)。
【0110】
<時刻t3〜t4>
時刻t3から時刻t4までの間も同様に,シリアルアクセスメモリ301のライト動作によれば,ライトYアドレス手段14は順次ライトYアドレス信号YW2〜YWmを選択しHレベルとするが,ライト/リードYアドレス手段30はライト/リードYアドレス信号YWR2〜YWRmをLに保持する。この結果,入力データDI1〜DImは,ライトレジスタRreg−1〜Rreg−mにのみ格納され,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mには格納されない。
【0111】
<時刻t5>
メモリ制御部12に対して,Hレベルのライトリセット信号WRが入力され,ライトレジスタグループ17に格納されている入力データDI1〜DImの,メモリセルアレイ11への転送が開始される。
【0112】
<時刻t6>
時刻t1〜t2において選択されたワード線WL1がXアドレス手段13によってHレベルとされ,さらに制御信号WTがメモリ制御部12によってHレベルとされる。この結果,ライトレジスタグループ17に格納されている入力データDI1〜DImが,ワード線WL1に接続されているメモリセルMC11〜MCm1に対して一斉に転送される。
【0113】
<時刻t6’>
制御信号WTDがメモリ制御部12によってHレベルとされる。これによって,ライトレジスタグループ17に格納されている入力データDI1〜DImが,ライト/リードレジスタグループ32に一斉に転送される。この時点で,ワード線WL1に接続されているメモリセルMC11〜MCm1と,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mには,同一のデータDI1〜DImが格納されている。
【0114】
<時刻t7以降>
時刻7以降におけるシリアルアクセスメモリ301のライト動作は,第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101のライト動作と同じである。
【0115】
以上が,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ301が第1モードに設定された場合のライト動作の一例である。
【0116】
次に,第2モードに設定されたシリアルアクセスメモリ301のライト動作を図9に基づいて説明する。第2動作モードに設定されたシリアルアクセスメモリ301のライト動作は,図3に示した第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101のライト動作に対して,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mへのデータ転送に関する動作が異なる。以下,ライト動作の相違点を中心に説明する。
【0117】
<時刻t1>
時刻t1におけるシリアルアクセスメモリ301のライト動作は,第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101のライト動作と同じである。
【0118】
<時刻t2>
ライトYアドレス手段14は,ライトYアドレス信号YW1〜YWmの中からライトYアドレス信号YW1を選択しHレベルとする。HレベルのライトYアドレス信号YW1によってライト第2転送手段18−1がオン状態となるため,入力データDI1がライトレジスタWreg−1に格納される。この動作は,シリアルアクセスメモリ301とシリアルアクセスメモリ101との間で共通する。
【0119】
ただし,時刻t2におけるシリアルアクセスメモリ101のライト動作によれば,ライト/リードYアドレス手段30はライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmの中からライト/リードYアドレス信号YWR1を選択しHレベルとするが(図3),シリアルアクセスメモリ301のライト動作によれば,ライト/リードYアドレス手段30はすべてのライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmをLに保持する(図9)。
【0120】
<時刻t2〜t3>
時刻t2から時刻t3までの間も同様に,シリアルアクセスメモリ301のライト動作によれば,ライトYアドレス手段14は順次ライトYアドレス信号YW2〜YWmを順次選択しHレベルとするが,ライト/リードYアドレス手段30はライト/リードYアドレス信号YWR2〜YWRmをLに保持する。この結果,入力データDI1〜DImは,ライトレジスタRreg−1〜Rreg−mにのみ格納され,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mには格納されない。
【0121】
<時刻t4>
ワード線WL1がXアドレス手段13によってHレベルとされ,さらに制御信号WTがメモリ制御部12によってHレベルとされる。この結果,ライトレジスタグループ17に格納されている入力データDI1〜DImが,ワード線WL1に接続されているメモリセルMC11〜MCm1に対して一斉に転送される。
【0122】
<時刻t4’>
制御信号WTDがメモリ制御部12によってHレベルとされる。これによって,ライトレジスタグループ17に格納されている入力データDI1〜DImが,ライト/リードレジスタグループ32に一斉に転送される。この時点で,ワード線WL1に接続されているメモリセルMC11〜MCm1と,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mには,同一のデータDI1〜DImが格納されている。
【0123】
<時刻t5以降>
時刻7以降におけるシリアルアクセスメモリ301のライト動作は,第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101のライト動作と同じである。
【0124】
以上が,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ301が第2モードに設定された場合のライト動作の一例である。
【0125】
なお,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ301のリード動作は,図4,図5に示した第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101のリード動作と略同一である。
【0126】
以上説明したように,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ301によれば,第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101と同様に,従来のラインアクセスタイプのシリアルアクセスメモリのライト/リード動作およびFIFOタイプのシリアルアクセスメモリのライト/リード動作に相当するライト/リード動作を選択的に実行することが可能となる。
【0127】
さらに,シリアルアクセスメモリ301によれば,ライト動作中におけるライト/リードYアドレス手段30のライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRmの選択動作が不要となるため,省電力化が実現する。
【0128】
本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ301のライト動作において,先頭ラインアドレスにかかる入力データDI1〜DImを,ライトレジスタWreg−1〜Wreg−mからワード線WL1に接続されているメモリセルMC11〜MCm1に対して転送格納せず,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mにのみ格納するようにしてもよい。具体的には,図8の時刻t6および図9の時刻t4において,Hレベルとされている制御信号WTをLレベルに維持する。ライト第1転送手段16−1〜16−mは,オフ状態を保持するため,ライトレジスタWreg−1〜Wreg−mに格納されているデータがメモリセルアレイ11に転送されることはない。そして,続いて制御信号WTDをHレベルとすることによって,ライトレジスタWreg−1〜Wreg−mに格納されているデータがライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mに対して転送される。この結果,先頭ラインアドレスにかかる入力データDI1〜DImは,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mにのみ格納されることになる。続くリード動作では,メモリセルMC11〜MCm1へはアクセスせずに,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mから格納データを読み出す。
【0129】
このように,先頭ラインアドレスにかかる入力データDI1〜DImをライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mにのみ格納することによって,データ転送時間が短縮し,消費電力が低減する。
【0130】
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ401の構成を図10に示す。
【0131】
本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ401は,第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101に対して,リード/ライトYアドレス手段30,ライト/リード転送手段グループ31,およびライト/リードレジスタグループ32が,リード/ライトYアドレス手段430,ライト/リード転送手段グループ431,およびライト/リードレジスタグループ432に置き換えられた構成を有するものである。すなわち,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ401は,メモリセルアレイ11,メモリ制御部12,Xアドレス手段13,ライトYアドレス手段14,リードYアドレス手段15,ライト第1転送手段グループ16,ライトレジスタグループ17,ライト第2転送手段グループ18,リード第1転送手段グループ19,リードレジスタグループ20,リード第2転送手段グループ21,入力手段22,出力手段23,ライト/リードYアドレス手段430,ライト/リード転送手段グループ431,およびライト/リードレジスタグループ432を備える。
【0132】
ライト/リードレジスタグループ432は,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−pから構成されている。
【0133】
ライト/リードレジスタグループ432は,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−pから構成されている。これらライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−pは相互に同一の構成であり,各ワード線WL1〜WLnに接続されているメモリセルとの個数(m個)よりも少ない個数(p個)である。
【0134】
ライト/リードレジスタグループ432は,ライト/リード転送手段グループ431およびライト/リードデータバスWRD,/WRDを介して入力手段22および出力手段23に接続されている。ライト/リード転送手段グループ431は,ライト/リードレジスタグループ432を構成するライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−pそれぞれに対応するライト/リード転送手段31−1〜31−pから構成されている。
【0135】
各ライト/リード転送手段31−1〜31−pは,2つのトランジスタから構成されている。例えば,ライト/リードレジスタWRreg−1は,ライト/リード転送手段31−1を構成する2個のトランジスタのドレイン・ソースを介して,ライト/リードデータバスWRD,/WRDに接続されている。各ライト/リード転送手段31−1〜31−pには,ライト/リードYアドレス手段430から出力されるライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRpが入力されており,各ライト/リード転送手段31−1〜31−pを構成する2個のトランジスタは,ライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRpによってオン/オフ制御される。
【0136】
以上のように構成された本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ401の動作について,図11,図12,図13,図14を用いて説明する。シリアルアクセスメモリ401は,ライト/リード動作を行うにあたり,モード信号MODEがメモリ制御部12に入力され,動作モードが設定される。
【0137】
図11は,第1モードに設定されたシリアルアクセスメモリ401のライト動作を示すタイミングチャートである。以下,図中の時刻ごとにこのライト動作を説明する。
【0138】
<時刻t1>
メモリ制御部12に対して,ライトXアドレスWXADがシリアルに入力される。なお,ライトXアドレスWXADをメモリ制御部12に取り込むため,予めメモリ制御部12に対して,Hレベルのライトアドレスイネーブル信号WADEが入力される。まず,時刻t1において,ライトXアドレスWXADの最上位ビット(MSB)のデータAmがメモリ制御部12に取り込まれる。以後,クロック信号CLKに同期して,順次ライトXアドレスWXADの各ビットデータがメモリ制御部12に取り込まれる。
【0139】
<時刻t2>
ライトXアドレスWXADの最下位ビット(LSB)のデータA1がメモリ制御部12に取り込まれ,ライトXアドレスWXADの取り込みが完了する。ここで,メモリ制御部12に対して入力されるライトアドレスイネーブル信号WADEがLレベルとされる。なお,ライトXアドレスWXADによって,最初にワード線WL1が選択された場合に即してライト動作を説明する。
【0140】
<時刻t3>
時刻t2から所定の時間(ウェイト時間:約1.5μs)が経過した時刻t3において,クロック信号CLKの立ち上がりのタイミングで,メモリ制御部12は,Hレベルのライトイネーブル信号WEを検出する。これによって,実質的なライト動作が開始される。ライト/リードYアドレス手段430は,ライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRpの中からライト/リードYアドレス信号YWR1を選択しHレベルとする。このとき,入力端子DINから入力された入力データDI1は,入力手段22を介してライトデータバスWD,/WDおよびライト/リードデータバスWRD,/WRDに伝達されている。Hレベルのライト/リードYアドレス信号YWR1によってライト/リード転送手段31−1がオン状態となるため,入力データDI1がライト/リードレジスタWRreg−1に格納される。
【0141】
<時刻t3〜t3’>
時刻t3以降,時刻t3’までに,ライト/リードYアドレス手段430は,クロック信号CLKに同期してライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRpの中から順次ライト/リードYアドレス信号YWR2〜YWRpを選択しHレベルとする。入力端子DINには入力データDI2〜DIpが順次入力されており,各入力データDI2〜DIpは,入力手段22およびライト/リードデータバスWRD,/WRDを経由してライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−pに格納される。
【0142】
<時刻t3’’>
入力データDIpがライト/リードレジスタWRreg−pに格納されたところで,メモリ制御部12は,ライトアドレスセット信号WASを出力する。ライトYアドレス手段14はポインタによるアドレス設定が可能なように構成されており,メモリ制御部12から出力されたライトアドレスセット信号WASに基づいて,ライトレジスタグループ17のスタートアドレスとしてHレベルのライトYアドレス信号YWp+1を出力する。このとき,入力端子DINから入力された入力データDIp+1は,入力手段22を介してライトデータバスWD,/WDに伝達されている。HレベルのライトYアドレス信号YWp+1によってライト第2転送手段18−p+1がオン状態となるため,入力データDIp+1がライトレジスタWreg−p+1に格納される。
【0143】
<時刻t3’’〜t4>
時刻t3’’以降,時刻t4までに,ライトYアドレス手段14は,クロック信号CLKに同期してライトYアドレス信号YW1〜YWmの中から順次ライトYアドレス信号YWp+1〜YWmを選択しHレベルとする。入力端子DINには入力データDIp+1〜DImが順次入力されており,各入力データDIp+1〜DImは,入力手段22およびライトデータバスWD,/WDを経由してライトレジスタWreg−p+1〜Wreg−mに格納される。
【0144】
<時刻t5以降>
時刻t5以降の本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ401のライト動作は,第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101のライト動作と略同一である。
【0145】
以上が,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ401が第1モードに設定された場合のライト動作の一例である。
【0146】
次に,第2モードに設定されたシリアルアクセスメモリ401のライト動作を図12に基づいて説明する。
【0147】
<時刻t1>
ライト動作は,メモリ制御部12に対して,ライトリセット信号WRが入力されることによって開始される。クロック信号CLKの立ち上がりのタイミングで,メモリ制御部12は,Hレベルのライトリセット信号WRを検出する。
【0148】
<時刻t2>
ライト/リードYアドレス手段430は,ライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRpの中からライト/リードYアドレス信号YWR1を選択しHレベルとする。このとき,入力端子DINから入力された入力データDI1は,入力手段22を介してライト/リードデータバスWRD,/WRDに伝達されている。Hレベルのライト/リードYアドレス信号YWR1によってライト/リード転送手段31−1がオン状態となるため,入力データDI1がライト/リードレジスタWRreg−1に格納される。
【0149】
<時刻t2〜t2’>
時刻t2以降,時刻t2’までに,ライト/リードYアドレス手段430は,クロック信号CLKに同期してライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRpの中から順次ライト/リードYアドレス信号YWR2〜YWRpを選択しHレベルとする。入力端子DINには入力データDI2〜DIpが順次入力されており,各入力データDI2〜DIpは,入力手段22およびライト/リードデータバスWRD,/WRDを経由してライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−pに格納される。
【0150】
<時刻t2’’>
入力データDIpがライト/リードレジスタWRreg−pに格納されたところで,メモリ制御部12は,ライトアドレスセット信号WASを出力する。ライトYアドレス手段14はポインタによるアドレス設定が可能なように構成されており,メモリ制御部12から出力されたライトアドレスセット信号WASに基づいて,ライトレジスタグループ17のスタートアドレスとしてHレベルのライトYアドレス信号YWp+1を出力する。このとき,入力端子DINから入力された入力データDIp+1は,入力手段22を介してライトデータバスWD,/WDに伝達されている。HレベルのライトYアドレス信号YWp+1によってライト第2転送手段18−p+1がオン状態となるため,入力データDIp+1がライトレジスタWreg−p+1に格納される。
【0151】
<時刻t2’’〜t3>
時刻t2’’以降,時刻t3までに,ライトYアドレス手段14は,クロック信号CLKに同期してライトYアドレス信号YW1〜YWmの中から順次ライトYアドレス信号YWp+1〜YWmを選択しHレベルとする。入力端子DINには入力データDIp+1〜DImが順次入力されており,各入力データDIp+1〜DImは,入力手段22およびライトデータバスWD,/WDを経由してライトレジスタWreg−p+1〜Wreg−mに格納さる。
【0152】
時刻t5以降の本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ401のライト動作は,第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101のライト動作と略同一である。
【0153】
以上が,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ401が第2モードに設定された場合のライト動作の一例である。
【0154】
次に,第1モードに設定されたシリアルアクセスメモリ401のリード動作を図13に基づいて説明する。
【0155】
<時刻t1>
メモリ制御部12に対して,リードXアドレスRXADがシリアルに入力される。なお,リードXアドレスRXADをメモリ制御部12に取り込むため,予めメモリ制御部12に対して,Hレベルのリードアドレスイネーブル信号RADEが入力される。まず,時刻t1において,リードXアドレスRXADの最上位ビット(MSB)のデータAmがメモリ制御部12に取り込まれる。以後,クロック信号CLKに同期して,順次リードXアドレスRXADの各ビットデータがメモリ制御部12に取り込まれる。
【0156】
<時刻t2>
リードXアドレスRXADの最下位ビット(LSB)のデータA1がメモリ制御部12に取り込まれ,リードXアドレスRXADの取り込みが完了する。ここで,メモリ制御部12に対して入力されるリードアドレスイネーブル信号RADEがLレベルとされる。以下,リードXアドレスRXADによって,ワード線WL1が選択された場合に即してリード動作を説明する。
【0157】
<時刻t3>
時刻t2で選択されたワード線WL1がXアドレス手段13によってHレベルとされ,さらに制御信号RTがメモリ制御部12によってHレベルとされる。この結果,ワード線WL1に接続されているメモリセルMC11〜MCm1に格納されている各データが,リード側第1転送手段グループ19を介して,リードレジスタRreg−1〜Rreg−mに対して一斉に転送される。
【0158】
<時刻t4>
クロック信号CLKの立ち上がりのタイミングで,メモリ制御部12は,Hレベルのリードイネーブル信号REを検出する。ライト/リードYアドレス手段430は,ライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRpの中からリードYアドレス信号YWR1を選択しHレベルとする。Hレベルのライト/リードYアドレス信号YWR1によってライト/リード転送手段31−1がオン状態となるため,ライト/リードレジスタWRreg−1に格納されているデータがライト/リードデータバスWRD,/WRDに伝達される。ライト/リードデータバスWRD,/WRDに伝達されたデータは,出力データDO1として,出力手段23を介して出力端子DOUTに出力される。
【0159】
<時刻t4〜t4’>
時刻t4以降,時刻t4’までに,ライト/リードYアドレス手段430は,クロック信号CLKに同期してライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRpの中から順次リードYアドレス信号YWR2〜YWRpを選択しHレベルとする。これにともない,ライト/リードレジスタWRreg−2〜WRreg−pに格納されている各データは,順次ライト/リードデータバスWRD,/WRDに伝達される。ライト/リードデータバスWRD,/WRDに順次伝達された各データは,出力データDO2〜DOpとして,出力手段23を介して出力端子DOUTに出力される。
【0160】
<時刻t4’’>
ライト/リードレジスタWRreg−pから格納データがライト/リードデータバスWRD,/WRDに出力されたところで,メモリ制御部12は,リードアドレスセット信号RASを出力する。リードYアドレス手段15はポインタによるアドレス設定が可能なように構成されており,メモリ制御部12から出力されたリードアドレスセット信号RASに基づいて,リードレジスタグループ20のスタートアドレスとしてHレベルのリードYアドレス信号YRp+1を出力する。HレベルのリードYアドレス信号YRp+1によってリード側第2転送手段21−p+1がオン状態となるため,リードレジスタRreg−p+1に格納されているデータがリードデータバスRD,/RDに伝達される。リードデータバスRD,/RDに伝達されたデータは,出力データDOp+1として,出力手段23を介して出力端子DOUTに出力される。
【0161】
<時刻t4’’〜t5>
時刻t4’’以降,時刻t5までに,リードYアドレス手段15は,クロック信号CLKに同期してリードYアドレス信号YR1〜YRmの中から順次リードYアドレス信号YRp+1〜YRmを選択しHレベルとする。これにともない,リードレジスタRreg−p+1〜Rreg−mに格納されている各データは,順次リードデータバスRD,/RDに伝達される。リードデータバスRD,/RDに順次伝達された各データは,出力データDOp+1〜DOmとして,出力手段23を介して出力端子DOUTに出力される。
【0162】
以上が,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ401が第1モードに設定された場合のリード動作の一例である。
【0163】
次に,第2モードに設定されたシリアルアクセスメモリ401のリード動作を図14に基づいて説明する。
【0164】
<時刻t1>
リード動作は,メモリ制御部12に対して,リードリセット信号RRが入力されることによって開始される。クロック信号CLKの立ち上がりのタイミングで,メモリ制御部12は,Hレベルのリードリセット信号RRを検出する。ライト/リードYアドレス手段430は,ライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRpの中からライト/リードYアドレス信号YWR1を選択しHレベルとする。Hレベルのライト/リードYアドレス信号YWR1によってライト/リード転送手段31−1がオン状態となるため,ライト/リードレジスタWRreg−1に格納されているデータが,ライト/リードデータバスWRD,/WRDおよび出力手段23を経由し,出力データDO1として出力端子DOUTに出力される。このリード動作では,リードリセット信号RRが入力された後,ウェイト時間の経過を待つことなく,最初の出力データDO1が出力される。
【0165】
<時刻t2>
ワード線WL1がXアドレス手段13によってHレベルとされ,さらに制御信号RTがメモリ制御部12によってHレベルとされる。この結果,ワード線WL1に接続されているメモリセルMC11〜MCm1に格納されている各データが,リード第1転送手段グループ19を介して,リードレジスタRreg−1〜Rreg−mに一斉に転送される。このように,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mからのデータ読み出し動作に並行して,リードレジスタRreg−1〜Rreg−mに対して,ワード線WL1に接続されているメモリセルMC11〜MCm1の格納データを転送しておくことによって,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−pからのデータ読み出し動作が完了した直後からリードレジスタRreg−1〜Rreg−mからのデータ読み出し動作を開始させることが可能となる。
【0166】
<時刻t3>
ライト/リードYアドレス手段430は,クロック信号CLKに同期してライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRpの中からライト/リードYアドレス信号YWR2を選択しHレベルとする。Hレベルのライト/リードYアドレス信号YWR2によってライト/リード転送手段31−2がオン状態となるため,ライト/リードレジスタWRreg−2に格納されているデータが,ライト/リードデータバスWRD,/WRDおよび出力手段23を経由し,出力データDO2として出力端子DOUTに出力される。
【0167】
<時刻t3〜t4>
時刻t3以降,時刻t4までに,ライト/リードYアドレス手段430は,クロック信号CLKに同期してライト/リードYアドレス信号YWR1〜YWRpの中から順次ライト/リードYアドレス信号YWR2〜YWRpを選択しHレベルとする。これにともない,ライト/リードレジスタWRreg−2〜WRreg−pに格納されている各データは,順次ライト/リードデータバスWRD,/WRDおよび出力手段23を経由し,出力データDO2〜DOpとして出力端子DOUTに出力される。
【0168】
<時刻t5>
ライト/リードレジスタWRreg−pから格納データがライト/リードデータバスWRD,/WRDに出力されたところで,メモリ制御部12は,リードアドレスセット信号RASを出力する。リードYアドレス手段15はポインタによるアドレス設定が可能なように構成されており,メモリ制御部12から出力されたリードアドレスセット信号RASに基づいて,リードレジスタグループ20のスタートアドレスとしてHレベルのリードYアドレス信号YRp+1を出力する。HレベルのリードYアドレス信号YRp+1によってリード第2転送手段21−p+1がオン状態となるため,リードレジスタRreg−p+1に格納されているデータがリードデータバスRD,/RDを経由して出力手段23に伝達され,出力データDOp+1として出力端子DOUTに出力される。
【0169】
<時刻t5以降>
リードYアドレス手段15は,クロック信号CLKに同期してリードYアドレス信号YR1〜YRmの中から順次リードYアドレス信号YRp+1〜YRmを選択しHレベルとする。これにともない,リードレジスタRreg−p+1〜Rreg−mに格納されている各データは,順次リードデータバスRD,/RDを経由して出力手段23に伝達され,出力データDOp+1〜DOmとして出力端子DOUTに出力される。
【0170】
以上が,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ401が第2モードに設定された場合のリード動作の一例である。
【0171】
以上の説明のとおり,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ401およびこのライト/リード動作によれば,第1,2,3の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ101,201,301と同様に,従来のラインアクセスタイプのシリアルアクセスメモリのライト/リード動作,または,従来のFIFOタイプのシリアルアクセスメモリのライト/リード動作を適宜選択して実行することが可能となる。
【0172】
さらに,本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ401によれば,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−pの個数が,各ワード線WL1〜WLnに接続されているメモリセルとの個数(m個)よりも少ない個数(p個)とされているため,回路レイアウトの面積が縮小化される。なお,pの値すなわちライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−pの個数については,上述のウェイト時間と,ライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−mのデータライト/リード時間に応じて設定することが好ましい。
【0173】
図11,図12に示した本実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリ401のライト動作では,先頭ラインアドレスにかかる入力データDI1〜DImのうち,入力データDI1〜DIpがライト/リードレジスタWRreg−1〜WRreg−pにのみ格納されていたが,このデータを同時にライトレジスタWreg−1〜Wreg−pにも格納するようにしてもよい。この方法によれば,ライトアドレスセット信号WASに基づいて行われるライトYアドレス手段14のライトレジスタグループ17に対するアドレス制御が不要となる。すなわち,シリアルアクセスメモリ401のライト動作の制御が容易化されることになる。
【0174】
添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる実施の形態に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0175】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,従来のラインアクセスタイプのシリアルアクセスメモリのライト/リード動作,または,従来のFIFOタイプのシリアルアクセスメモリのライト/リード動作を適宜選択して実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリの構成を示す回路図である。
【図2】図1のシリアルアクセスメモリのライト動作(第1モード)を示すタイミングチャートである。
【図3】図1のシリアルアクセスメモリのライト動作(第2モード)を示すタイミングチャートである。
【図4】図1のシリアルアクセスメモリのリード動作(第1モード)を示すタイミングチャートである。
【図5】図1のシリアルアクセスメモリのリード動作(第2モード)を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリの構成を示す回路図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリの構成を示す回路図である。
【図8】図7のシリアルアクセスメモリのライト動作(第1モード)を示すタイミングチャートである。
【図9】図7のシリアルアクセスメモリのライト動作(第2モード)を示すタイミングチャートである。
【図10】本発明の第4の実施の形態にかかるシリアルアクセスメモリの構成を示す回路図である。
【図11】図10のシリアルアクセスメモリのライト動作(第1モード)を示すタイミングチャートである。
【図12】図10のシリアルアクセスメモリのライト動作(第2モード)を示すタイミングチャートである。
【図13】図10のシリアルアクセスメモリのリード動作(第1モード)を示すタイミングチャートである。
【図14】図10のシリアルアクセスメモリのリード動作(第2モード)を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
11:メモリセルアレイ
12:メモリ制御部
13:Xアドレス手段
14:ライトYアドレス手段
15:リードYアドレス手段
16:ライト第1転送手段グループ
16−1〜16−m:ライト第1転送手段
17:ライトレジスタグループ
18:ライト第2転送手段グループ
18−1〜18−m:ライト第2転送手段
19:リード第1転送手段グループ
19−1〜19−m:リード第1転送手段
20:リードレジスタグループ
21:リード第2転送手段グループ
21−1〜21−m:リード第2転送手段
22:入力手段
23:出力手段
24:入出力手段
30:ライト/リードYアドレス手段30
31:ライト/リード転送手段グループ
31−1〜31−m:ライト/リード転送手段
32:ライト/リードレジスタグループ
101,201,301,401:シリアルアクセスメモリ
311:ライト第3転送手段グループ
311−1〜311−m:ライト第3転送手段
431:ライト/リード転送手段グループ
BL1,/BL1〜BLm,/BLm:ビット線対
CLK:クロック信号
DI1〜DIm:入力データ
DO1〜DOm:出力データ
MC11〜MCmn:メモリセル
MODE:モード信号
RADE:リードアドレスイネーブル信号
RAS:リードアドレスセット信号
RD,/RD:リードデータバス
RE:リードイネーブル信号
Rreg−1〜Rreg−m:リードレジスタ
RT:制御信号
RXAD:リードXアドレス
WADE:ライトアドレスイネーブル信号
WAS:ライトアドレスセット信号
WD,/WD:ライトデータバス
WE:ライトイネーブル信号
WL1〜WLn:ワード線
WR:ライトリセット信号
WRD,/WRD:ライト/リードデータバス
WRreg−1〜WRreg−m:ライト/リードレジスタ
Wreg−1〜Wreg−m:ライトレジスタ
WT:制御信号
WTD:制御信号
WXAD:ライトXアドレス
YR1〜YRm:リードYアドレス信号
YW1〜YWm:ライトYアドレス信号
YWR1〜YWRm:ライト/リードYアドレス信号

Claims (7)

  1. 複数のワード線と複数のビット線の各交差部に配置された複数のメモリセルと,前記各ワード線に接続されている複数のメモリセルによって記憶される1ワードのデータを格納することが可能な容量を有する第1レジスタと,前記各ワード線に接続されている複数のメモリセルによって記憶される1ワードのデータを格納することが可能な容量を有する第2レジスタと,前記各ワード線に接続されている複数のメモリセルによって記憶される1ワードのデータを格納することが可能な容量を有する第3レジスタと,を備えるシリアルアクセスメモリのライト/リード方法であって,
    1ワードの入力シリアルデータを前記第1レジスタに格納する第1ライト工程と,
    前記第1ライト工程において,前記第1レジスタに格納された1ワードのデータを前記複数のワード線の中から選択された一のワード線に接続されている複数のメモリセルに対して転送するとともに,前記第3レジスタに対して転送する第2ライト工程と,
    前記第1ライト工程において,前記第1レジスタに格納された1ワードの入力シリアルデータの次の1ワードの入力シリアルデータを,前記第1レジスタに格納する第3ライト工程と,
    前記第3ライト工程において,前記第1レジスタに格納された1ワードのデータを前記複数のワード線の中から選択された他のワード線に接続されている複数のメモリセルに対して転送する第4ライト工程と,
    を含むことを特徴とする,シリアルアクセスメモリのライト/リード方法。
  2. 前記一のワード線に接続されている複数のメモリセルから1ワードの格納データを前記第2レジスタに転送する第1リード工程と,
    前記前記第1リード工程において,前記第2レジスタに転送され格納されたデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第2リード工程と,
    前記一のワード線以外の他のワード線に接続されている複数のメモリセルから1ワードの格納データを前記第2レジスタに転送する第3リード工程と,
    前記前記第3リード工程において,前記第2レジスタに転送され格納されたデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第4リード工程と,
    を含むことを特徴とする,請求項に記載のシリアルアクセスメモリのライト/リード方法。
  3. 前記第3レジスタに格納されているデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第1リード工程と,
    前記一のワード線以外の他のワード線に接続されている複数のメモリセルから1ワードの格納データを前記第2レジスタに転送する第2リード工程と,
    前記前記第2リード工程において,前記第2レジスタに転送され格納されたデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第3リード工程と,
    を含むことを特徴とする,請求項に記載のシリアルアクセスメモリのライト/リード方法。
  4. 前記第2リード工程は,前記第1リード工程に並行して行われることを特徴とする,請求項に記載のシリアルアクセスメモリのライト/リード方法。
  5. 複数のワード線と複数のビット線の各交差部に配置された複数のメモリセルと,前記各ワード線に接続されている複数のメモリセルによって記憶される1ワードのデータ(mビット)を格納することが可能な容量を有する第1レジスタと,前記各ワード線に接続されている複数のメモリセルによって記憶される1ワードのデータ(mビット)を格納することが可能な容量を有する第2レジスタと,前記各ワード線に接続されている複数のメモリセルによって記憶される1ワードのデータ(mビット)よりも小さい容量(pビット)を有する第3レジスタと,を備えるシリアルアクセスメモリのライト/リード方法であって,
    1ワードの入力シリアルデータの第1ビットから第pビットまでを前記第3レジスタに格納する第1ライト工程と,
    前記1ワードの入力シリアルデータの第p+1ビットから第mビットまでを前記第1レジスタに格納する第2ライト工程と,
    前記第2ライト工程において,前記第1レジスタに格納された第p+1ビットから第mビットまでのデータを前記複数のワード線の中から選択された一のワード線に接続されている複数のメモリセルに対して転送する第3ライト工程と,
    前記第1ライト工程および前記第2ライト工程において,前記第3レジスタおよび前記第1レジスタに格納された1ワードの入力シリアルデータの次の1ワードの入力シリアルデータを,前記第1レジスタに格納する第4ライト工程と,
    前記第4ライト工程において,前記第1レジスタに格納された1ワードのデータを前記一のワード線以外の他のワード線に接続されている複数のメモリセルに対して転送する第5ライト工程と,
    を含むことを特徴とする,シリアルアクセスメモリのライト/リード方法。
  6. 前記一のワード線に接続されている複数のメモリセルの格納データを前記第2レジスタに転送する第1リード工程と,
    前記第3レジスタに格納されているデータをpビット長の出力シリアルデータとして出力する第2リード工程と,
    前記前記第1リード工程において,前記第2レジスタに転送され格納されたデータのうち,第p+1ビットから第mビットまでを出力シリアルデータとして出力する第3リード工程と,
    前記一のワード線以外の他のワード線に接続されている複数のメモリセルから1ワードの格納データを前記第2レジスタに転送する第4リード工程と,
    前記前記第4リード工程において,前記第2レジスタに転送され格納されたデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第5リード工程と,
    を含むことを特徴とする,請求項に記載のシリアルアクセスメモリのライト/リード方法。
  7. 前記第3レジスタに格納されているデータをpビット長の出力シリアルデータとして出力する第1リード工程と,
    前記第1リード工程に並行して,前記一のワード線に接続されている複数のメモリセルの格納データを前記第2レジスタに転送する第2リード工程と,
    前記前記第2リード工程において,前記第2レジスタに転送され格納されたデータのうち,第p+1ビットから第mビットまでを出力シリアルデータとして出力する第3リード工程と,
    前記一のワード線以外の他のワード線に接続されている複数のメモリセルから1ワードの格納データを前記第2レジスタに転送する第4リード工程と,
    前記前記第4リード工程において,前記第2レジスタに転送され格納されたデータを1ワードの出力シリアルデータとして出力する第5リード工程と,
    を含むことを特徴とする,請求項に記載のシリアルアクセスメモリのライト/リード方法。
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