JPH1196249A - 業務ドキュメント出力装置、業務関連表、及び記憶媒体 - Google Patents

業務ドキュメント出力装置、業務関連表、及び記憶媒体

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JPH1196249A
JPH1196249A JP9259041A JP25904197A JPH1196249A JP H1196249 A JPH1196249 A JP H1196249A JP 9259041 A JP9259041 A JP 9259041A JP 25904197 A JP25904197 A JP 25904197A JP H1196249 A JPH1196249 A JP H1196249A
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Junichi Shimizu
潤一 清水
Kazumasa Morichika
和正 森近
Toshihito Terada
俊仁 寺田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、業務内容に合うように、各部門に
おける業務間の流れを表した流れず図を描画ツールを利
用して描画するだけで、業務処理システムを構築、改善
することを可能とし、業務における手順や処理内容の変
更に伴う業務処理システムの変更を容易にすることであ
る。 【解決手段】 CPU2は、業務フロー描画処理におい
て出力された業務フロー図上で業務の流れに沿って業務
オブジェクトが指定されると、その業務オブジェクトに
関連する業務関連図を作成出力するための基本フォーム
をRAM6から読み出して表示し、この基本フォーム内
で当該業務オブジェクトの出力位置を特定し、当該業務
オブジェクトデータ、組織オブジェクトデータ、及び伝
票オブジェクトデータを先に記憶した記憶装置7から読
み出し、伝票オブジェクトに係る項目データをRAM6
に格納された伝票項目テーブルから読み出して、特定し
た出力位置に出力した業務関連図を表示あるいは印字出
力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝票に基づいて各
種業務を行う業務処理システムに適用される業務ドキュ
メント出力装置、業務関連表、及びその各処理プログラ
ムを格納する記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、企業において各種業務をシステ
ム化する場合には、コンピュータに関する専門知識が必
要となり、この専門知識を持っているシステムエンジニ
アに頼らなければならない。この場合、システムエンジ
ニアが各業務における処理内容を分析し、ユーザーの要
望に沿って概要設計、プログラミング設計等を行ってお
り、ユーザーである一般の業務担当者は、プログラミン
グ等の知識を有しておらず、業務処理におけるシステム
の全体像、及びその処理内容についてブラックボックス
になっているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来におい
ては、業務処理システムの構築を全てシステムエンジニ
アが担当していたため、その設計内容はシステムエンジ
ニアに依存し、システムメンテナンスの増大やコストア
ップの原因にもなり、しかも、各業務毎に別個独立して
システム設計を行っているため、各業務間の連結性が悪
くなる等、業務システムの生産性や品質性の点において
も問題があった。しかも、実際の業務は、時間の経過に
つれてその手順や処理内容を変更する必要か発生し、業
務処理システムが現実の業務に適合しなくなり、その業
務処理システムのままでは現状の業務内容にマッチした
事務処理を行うことができなくなる場合がある。
【0004】このように業務の改善が必要になった場
合、従来においては、業務処理システムの一部を変更す
ることによって対処するようにしているが、その都度、
概要設計、及びプログラミング設計を行うことは極めて
煩雑であり、度重なる変更により、事務処理システムの
全体像、及びその処理内容が見えなくなり、プログラム
を解読するために手間がかかるという問題もあった。
【0005】本発明の課題は、伝票や帳票を理解してい
る一般の業務担当者であれば、業務内容に合うように、
各部門における業務間の流れを表した流れず図を描画ツ
ールを利用して描画するだけで、業務処理システムを容
易に構築したり、改善することを可能として、業務にお
ける手順や処理内容の変更に伴う業務処理システムの変
更を容易にすることである。
【0006】すなわち、業務担当者が日常使用している
伝票を基に部門間の業務の流れを表す流れ図を描画ツー
ルを利用して作成描画すると、この流れ図を基に業務処
理システムを構築することができ、また、業務改善が必
要となった場合には流れ図の一部を変更するだけで業務
処理システムを改善することができ、現場の業務担当者
が業務処理システムの構築、改善を全て担当することが
でき、実際の業務体系に合ったきめ細かなシステム設計
が可能となるとともに、システムメンテナンスやコスト
面でも有利なものとなり、しかも、流れ図にしたがって
各業務を有機的に連結することができ、更に流れ図をド
キュメントとして出力すれば、常に最新のシステム化さ
れている業務処理全体を容易に理解して、業務の流れを
改善することができる等、有益な業務ドキュメントを出
力可能とすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の業務に対する処理手順とその各業務で処理される
伝票の伝票情報とを対応付けて記憶するとともに、その
各伝票毎にその伝票内項目情報を記憶する記憶手段と、
所定業務についての所定ドキュメントの出力を指示する
指示手段と、この指示手段により所定ドキュメントの出
力が指示されると、そのドキュメントの指示内容に基づ
いて、前記個々の業務を示す各図形オブジェクトを生成
し、この各図形オブジェクトを前記処理手順の順番で所
定方向に配置し、かつ前記個々の業務で処理される各伝
票における複数の伝票内項目情報を前記記憶手段から読
み込み、この読み込んだ各伝票における伝票内項目を、
前記図形オブジェクトの配置位置に対応付けて配置して
業務ドキュメントを出力するドキュメント出力手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0008】この請求項1記載の発明の業務ドキュメン
ト出力装置によれば、複数の業務に対する処理手順とそ
の各業務で処理される伝票の伝票情報とを対応付けて記
憶するとともに、その各伝票毎にその伝票内項目情報を
記憶手段に記憶し、指示手段により所定業務についての
所定ドキュメントの出力が指示されると、ドキュメント
出力手段は、そのドキュメントの指示内容に基づいて、
前記個々の業務を示す各図形オブジェクトを生成し、こ
の各図形オブジェクトを前記処理手順の順番で所定方向
に配置し、かつ前記個々の業務で処理される各伝票にお
ける複数の伝票内項目情報を前記記憶手段から読み込
み、この読み込んだ各伝票における伝票内項目を、前記
図形オブジェクトの配置位置に対応付けて配置して業務
ドキュメントを出力する。
【0009】請求項6記載の発明は、複数の業務を示す
業務ブロック情報と、複数の伝票を示す伝票ブロック情
報と、これらの各業務ブロックと各伝票ブロックとを結
合する結合情報と、を記憶する記憶手段と、この記憶手
段に記憶された各業務ブロック情報と各伝票ブロック情
報とを、結合情報に基づいて関連付けて描画し、かつ各
業務ブロック同士の結合状態を描画した描画情報を生成
する描画情報生成手段と、この描画情報生成手段により
生成された描画情報に基づいて、前記各業務で処理され
る伝票、及び各業務の手順の各情報を特定する情報特定
手段と、所定業務についての所定ドキュメントの出力を
指示する指示手段と、この情報特定手段により特定され
た前記各伝票に対応する複数の伝票項目情報を前記記憶
手段から読み込み、前記指示手段により指示された所定
ドキュメントを出力する際には、前記情報特定手段によ
り特定された各情報に基づいて、前記各業務の手順、前
記各業務で処理される伝票、及び各伝票における伝票項
目を整列させて一覧出力するドキュメント出力手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0010】この請求項6記載の発明の業務ドキュメン
ト出力装置によれば、複数の業務を示す業務ブロック情
報と、複数の伝票を示す伝票ブロック情報と、これらの
各業務ブロックと各伝票ブロックとを結合する結合情報
と、を記憶手段に記憶し、描画情報生成手段により、こ
の記憶手段に記憶された各業務ブロック情報と各伝票ブ
ロック情報とを、結合情報に基づいて関連付けて描画
し、かつ各業務ブロック同士の結合状態を描画した描画
情報を生成し、この描画情報生成手段により生成された
描画情報に基づいて、情報特定手段により前記各業務で
処理される伝票、及び各業務の手順の各情報を特定する
と、ドキュメント出力手段により、この特定された前記
各伝票に対応する複数の伝票項目情報を前記記憶手段か
ら読み込み、前記指示手段により指示された所定ドキュ
メントを出力する際には、前記情報特定手段により特定
された各情報に基づいて、前記各業務の手順、前記各業
務で処理される伝票、及び各伝票における伝票項目を整
列させて一覧出力する。
【0011】したがって、複数の業務データと複数の伝
票データとを関連付けて設定記憶さえすれば、その記憶
内容から各業務の手順に従って各業務に対応する図形オ
ブジェクトが自動的に描画され、かつ各図形オブジェク
トに対応する位置にその業務で処理される伝票の項目内
容が自動的に描画されるため、複数の業務の流れの中で
の個々の業務についての役割、仕事の内容、各伝票間で
の対応関係等が一望できて把握し易くなり、不要業務の
発見等、業務改革に役立てることができる。
【0012】請求項10記載の発明は、複数の業務につ
いてその各業務に関連する処理情報等を配置して出力す
る業務関連表において、複数の業務について、その個々
の業務に1対1で対応する図形オブジェクトを、その業
務の処理手順の順番で所定方向に一列に配置し、かつ前
記個々の業務で関連処理される各伝票における複数の伝
票内項目を前記図形オブジェクトの配置位置に対応付け
て配置出力したことを特徴としている。
【0013】この請求項10記載の発明によれば、複数
の業務についてその各業務に関連する処理情報等を配置
して出力する業務関連表において、複数の業務につい
て、その個々の業務に1対1で対応する図形オブジェク
トを、その業務の処理手順の順番で所定方向に一列に配
置し、かつ前記個々の業務で関連処理される各伝票にお
ける複数の伝票内項目を前記図形オブジェクトの配置位
置に対応付けて配置出力する。
【0014】したがって、業務関連表では、複数の業務
についての各業務の流れと各業務で処理される伝票デー
タの内容とが対応付けて配列されて一覧形式で表現され
ているため、複数の業務の流れの中で個々の業務につい
ての役割、仕事の内容、各伝票間での対応関係等が一望
して把握し易くなり、不要業務の発見等による業務改革
に役立てることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0016】図1〜図13は、本発明を適用したコンピ
ュータシステムの一実施の形態を示す図である。
【0017】まず、構成を説明する。
【0018】図1は、本実施の形態のコンピュータシス
テム1全体の概要を示す図である。この図1において、
コンピュータシステム1は、会社内のローカルエリアネ
ットワーク(LAN)に接続されたオフィスコンピュー
タ等であり、このコンピュータシステム1は、会社内の
所定部門(例えば、業務管理部門等)に設置され、構内
専用回線を介して他の各部門に設置されているコンピュ
ータシステムと接続されている。このコンピュータシス
テム1は、入力された伝票データを入力処理して伝票レ
コードを生成したり、この伝票レコードに基づいて所定
ファイルのレコードを更新したり、所定ファイルのレコ
ードを集計してその集計結果を帳表データとして印刷出
力する等、各種の処理を実行可能なものであるが、例え
ば、クライアントマシンとしての各ターミナル装置が構
内専用回線を介して接続されている場合には、各ターミ
ナル装置から送信されてきた伝票レコードを取り込み、
この伝票レコードに基づいてファイルの更新処理を行う
ようにしてもよい。
【0019】このコンピュータシステム1は、その本体
1aにキーボード3aとポインティングデバイスである
マウス3bとから構成された入力装置3、表示装置4、
及び印刷装置5が接続されており、これら各部の入出力
動作を制御する。
【0020】コンピュータシステム1の本体1a内に
は、図2に示す要部構成のブロック図のように、CPU
2、RAM6、記憶装置7、及び記憶媒体8が設けら
れ、記憶媒体8を除く各部、及び上記入力装置3、表示
装置5、及び印刷装置5はバス9を介して接続されてい
る。
【0021】CPU(Central Processing Unit )2
は、記憶装置7内に格納されているシステムプログラム
及び当該システムに対応する各種アプリケーションプロ
グラムの中から指定されたアプリケーションプログラム
をRAM6内の図示しないプログラム格納領域に展開
し、入力装置3から入力される各種指示あるいはデータ
をRAM6内に一時的に格納し、この入力指示及び入力
データに応じて記憶装置7内に格納されたアプリケーシ
ョンプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結
果をRAM6内に格納するとともに、表示装置5に表示
する。そして、RAM6に格納した処理結果を入力装置
3から入力指示される記憶装置7内の保存先に保存す
る。
【0022】また、CPU2は、後述する業務フロー描
画処理を実行し、後述するRAM6内に格納された業務
フロー描画用の図形である各種オブジェクト(組織オブ
ジェクト、業務オブジェクト、伝票オブジェクト、結線
オブジェクト)の各基本フォーマットに基づいて、入力
される組織名、及び業務名、から対応する組織オブジェ
クト、及び業務オブジェクトを生成するとともに、選択
される伝票名から対応する伝票項目をRAM6内に格納
された伝票項目テーブルから読み込んで伝票オブジェク
トを生成し、これらの生成した各オブジェクトを組織毎
に関連付けて当該業務フロー描画用オブジェクトとして
記憶装置7に記憶するとともに、これらの生成したオブ
ジェクトのうち各組織オブジェクトに含まれる業務オブ
ジェクト、及び伝票オブジェクト間を結線オブジェクト
により接続して業務フローを描画して表示装置4に出力
して表示する。
【0023】さらに、CPU2は、後述する業務関連図
の出力処理を実行し、上記業務フロー描画処理において
出力された業務フロー図を表示し、この業務フロー図上
で業務の流れに沿って業務オブジェクトが指定される
と、その業務オブジェクトに関連する業務関連図を作成
出力するための基本フォームをRAM6から読み出して
表示し、この基本フォーム内で当該業務オブジェクトの
出力位置を特定し、当該業務オブジェクトデータ、当該
業務オブジェクトに係る組織オブジェクトデータ、及び
伝票オブジェクトデータを先に記憶した記憶装置7から
読み出すとともに、伝票オブジェクトに係る項目データ
をRAM6に格納された伝票項目テーブルから読み出し
て、先に特定した出力位置に業務オブジェクトデータ、
組織オブジェクトデータ、伝票オブジェクトデータを基
本フォーム内に出力する。そして、CPU2は、当該業
務オブジェクトに関連して記憶装置7に記憶された業務
オブジェクトデータ、組織オブジェクトデータ、伝票オ
ブジェクトデータを順次読み出して基本フォーム上に展
開することにより、後述する業務関連図を表示装置4に
表示させるとともに、印刷装置5から印字出力させる。
【0024】さらにまた、CPU2は、後述する業務オ
ブジェクトの選択処理を実行することにより、上記業務
フロー描画処理において出力された業務フロー図を表示
し、この業務フロー図上で業務関連図を作成出力するた
めの始点となる業務オブジェクトと終点となる業務オブ
ジェクトとが範囲指定されると、その指定された終点業
務オブジェクトの業務IDを記憶装置7から読み出して
RAM6内に格納された選択テーブルに記憶し、その終
点業務オブジェクトを出力IDとする結線オブジェクト
データから当該終点業務オブジェクトの入力側業務オブ
ジェクトを特定し、この入力側業務オブジェクトに接続
される結線オブジェクトデータから入力側業務オブジェ
クトを特定する処理を繰返し実行して、範囲指定された
始点業務オブジェクトと終点業務オブジェクトの間の関
連する業務オブジェクトを順次特定し、選択テーブルに
記憶された各業務オブジェクトのIDの記憶順を逆にし
て記憶することにより、上記業務関連図の出力処理にお
いて必要となる業務オブジェクトの指定操作を容易にす
る。
【0025】入力装置3は、カーソルキー、数字入力キ
ー及び各種機能キー等を備えたキーボード3a及びマウ
ス3bを含み、キーボード3aにおいて押下されたキー
の押下信号やマウス3bの位置信号をCPU2に出力す
る。
【0026】表示装置4は、CRT(Cathode Ray Tub
e)等により構成され、CPU2から入力される表示デ
ータ(業務フロー図や業務関連図等)を表示する。印刷
装置5は、CPU2から入力される印字データ(業務フ
ロー図や業務関連図等)を所定の記録紙に印字して出力
する。
【0027】RAM(Random Access Memory)6は、C
PU2が上記各種アプリケーションプログラムを実行す
る際に各種データを展開するメモリ領域を形成するとと
もに、CPU2により実行される上記業務フロー描画処
理に際して生成される組織オブジェクト、業務オブジェ
クト、伝票オブジェクト、及び結線オブジェクトの各基
本フォーマットを格納している。この各オブジェクトの
基本フォーマットを図3に示す。
【0028】図3(a)は組織オブジェクトを生成する
ための基本フォーマットを示しており、その基本フォー
マット内には組織ID、組織名、及び描画位置の各デー
タを記憶する。また、図3(b)は業務オブジェクトを
生成するための基本フォーマットを示しており、その基
本フォーマット内には業務ID、業務名、組織ID、入
力項目、出力項目、及び描画位置の各データを記憶す
る。また、図3(c)は伝票オブジェクトオブジェクト
を生成するための基本フォーマットを示しており、その
基本フォーマット内には伝票ID、伝票名、伝票分類、
新規入力項目、入力項目、出力項目、及び描画位置の各
データを記憶する。また、図3(d)は結線オブジェク
トを生成するための基本フォーマットを示しており、そ
の基本フォーマット内には結線ID、始点オブジェクト
ID、終点オブジェクトID、及び描画位置の各データ
を記憶する。また、図3(e)は各種伝票に対応する伝
票項目を記憶する伝票項目テーブルを示しており、その
伝票項目テーブル内には各伝票オブジェクトに対応する
伝票名、伝票ID、伝票分類、及び伝票項目1〜nを記
憶する。
【0029】また、RAM4は、各種伝票の伝票名のリ
ストを記憶し、上記CPU2により実行される業務関連
図の出力処理により利用される業務関連図の基本フォー
ム、及び上記CPU2により実行される業務オブジェク
トの選択処理により指定された各業務オブジェクトの業
務IDを記憶する選択テーブル(図示せず)を格納して
いる。
【0030】記憶装置7は、プログラムやデータ等が予
め記憶されている記憶媒体8を有しており、この記憶媒
体8は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリ
で構成されている。この記憶媒体8は記憶装置7に固定
的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであ
り、この記憶媒体8には上記システムプログラム及び当
該システムに対応する各種アプリケーションプログラ
ム、業務フロー描画処理プログラム、業務関連図の出力
処理プログラム、業務オブジェクトの選択処理プログラ
ム、及び各処理プログラムで処理されたデータ等を記憶
する。
【0031】また、この記憶媒体8に記憶するプログラ
ム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機
器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通信
回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体を
備えた記憶装置を設け、この記憶媒体8に記憶されてい
るプログラム、データを通信回線を介して使用する構成
にしてもよい。
【0032】さらに、記憶装置7には、上記CPU2に
より実行される業務フロー描画処理により生成された組
織オブジェクト、業務オブジェクト、伝票オブジェク
ト、及び結線オブジェクトを記憶する。
【0033】また、本実施の形態のコンピュータシステ
ム1には、図1に示すように、通常備えられているオペ
レーティングシステム13等の基本ソフトウエアや各種
のアプリケーションソフトの他、上述した本実施の形態
に特有の業務フロー描画処理、業務関連図の出力処理、
及び業務オブジェクトの選択処理を実現するため業務構
築システム11、業務運用システム12が組み込まれて
いる。
【0034】次に、本実施の形態の動作を説明する。
【0035】本実施の形態のコンピュータシステム1に
より実行される業務フロー描画処理、業務関連図の出力
処理の動作原理について図4に示す図を参照して説明す
る。
【0036】コンピュータシステム1では、出力業務の
選択によりRAM6内に記憶された各種オブジェクト
の基本フォーマットに基づいて業務フロー図を作成出
力し、その業務フロー図の作成に際して各出力業務に対
応して生成する各種オブジェクトブロック(組織オブジ
ェクト、業務オブジェクト、伝票オブジェクト、結線オ
ブジェクト)を記憶装置7内に記憶する。そして、コ
ンピュータシステム1では、業務フロー図に表示され
た業務オブジェクトの選択により先に記憶された対応す
る各種オブジェクトブロックに設定された組織、業務、
伝票、及び結線の各オブジェクトデータ、及び伝票項目
テーブルに記憶された伝票オブジェクトに係る伝票項
目データに基づいて組織、業務、及び伝票を関連付ける
業務関連図を作成出力する。
【0037】以上の図4に示したように、本実施の形態
のコンピュータシステム1では、業務フロー図の作成出
力機能と、業務関連図の作成出力機能を有している。
【0038】まず、上記CPU2により実行される業務
フロー描画処理について図5、図6に示すフローチャー
トに基づいて説明する。
【0039】コンピュータシステム1では、表示装置4
に各種処理モード等を選択可能な処理モード選択画面等
を表示し、この処理モード選択画面において、「業務フ
ロー描画処理」が選択されると、CPU2は、図5に示
す業務フロー描画処理を開始する。
【0040】図5において、CPU2は、まず、組織オ
ブジェクトを描画するため、オペレータにより表示画面
内で組織オブジェクトを描画する描画位置を指定させ
(ステップS1)、組織オブジェクトの描画位置が指定
されると、その組織オブジェクトに入力する組織名を入
力させる(ステップS2)。組織名が入力されると、そ
の組織名に対応する組織IDを生成する(ステップS
3)。そして、当該組織オブジェクトの描画位置と、組
織IDと、及び組織名とを対応付けて、RAM6に記憶
された図3(a)に示す組織オブジェクトの基本フォー
マットに設定して、記憶装置7に記憶するとともに、当
該組織オブジェクトを表示画面内の指定描画位置に描画
して表示する(ステップS4)。
【0041】以上のステップS1〜ステップS4の処理
により組織オブジェクトデータとして記憶装置7に記憶
された描画位置と、組織IDと、及び組織名の例を図7
(a)に示す。この図7(a)に示す組織オブジェクト
データでは、組織IDとして「S001,S002,S
003・・・」、組織名として「開発・設計,資材管
理,原価統轄・・・」、描画位置として「×××,××
×,×××・・・」が記憶された場合を示している。
【0042】次いで、組織オブジェクトの描画の終了指
示が入力されたか否かを判別し(ステップS5)、組織
オブジェクトの描画終了が指示されなければ、ステップ
S1の処理に戻って、ステップS1〜ステップS4の組
織オブジェクトの描画処理を繰返し実行する。組織オブ
ジェクトの描画終了が指示された場合は、組織オブジェ
クト毎に業務オブジェクトの描画位置を指定させ(ステ
ップS6)、業務オブジェクトの描画位置が指定される
と、その業務オブジェクトに入力する業務名を入力させ
る(ステップS7)。業務名が入力されると、その業務
名に対応する業務IDを生成する(ステップS8)。そ
して、当該業務オブジェクトの描画位置から当該組織オ
ブジェクトの組織IDを特定する(ステップS9)。
【0043】すなわち、当該組織オブジェクトに対応す
る組織IDを上記ステップS4で記憶装置7に記憶され
た組織オブジェクトデータを参照して特定する。
【0044】次いで、当該業務オブジェクトの直前に描
画された伝票オブジェクトが有るか否かを、記憶装置7
に記憶される伝票オブジェクトデータに基づいて判別す
る(ステップS10)。当該業務オブジェクトの直前に
描画された伝票オブジェクトが無ければ、ステップS1
2の処理に移行し、当該業務オブジェクトの直前に描画
された伝票オブジェクトが有れば、その記憶装置7に記
憶された当該伝票オブジェクトの出力項目を現在の業務
オブジェクトの入力項目として、ステップS8で生成し
た業務IDに対応付けて、図3(b)に示す業務オブジ
ェクトの基本フォーマットに設定して、記憶装置7に記
憶する(ステップS11)。
【0045】また、当該業務IDに対応付けて、先に入
力された業務名、特定した組織ID、及び描画位置を図
3(b)に示す業務オブジェクトの基本フォーマットに
設定して記憶装置7に記憶するとともに、当該業務オブ
ジェクトを表示画面内の指定描画位置に描画して表示す
る(ステップS12)。
【0046】次いで、組織オブジェクトと業務オブジェ
クトが表示された表示画面内で伝票オブジェクトの描画
位置を指定させ(ステップS13)、伝票オブジェクト
の描画位置が指定されると、RAM6から伝票名を読み
込んで表示画面上にサブウインドウ形式等でリスト表示
して(ステップS14)、伝票名を選択させる(ステッ
プS15)。伝票名が選択されると、当該伝票名に対応
する複数の伝票項目を、RAM6に格納された伝票項目
テーブルから読み込み(ステップS16)、その伝票項
目をサブウインドウ形式等でリスト表示する(ステップ
S17)。
【0047】そして、そのリスト表示から前の業務オブ
ジェクトデータからの入力項目を選択させ(ステップS
18)、入力項目が選択されると、次の業務オブジェク
トへの出力項目を選択させ(ステップS19)、出力項
目が選択されると、更に、新規入力項目を選択させる
(ステップS20)。新規入力項目が選択されると、伝
票項目テーブルから当該伝票名に対応する伝票ID、及
び伝票分類を読み込む(ステップS21)。
【0048】そして、読み込んだ伝票IDに対応付け
て、伝票名、伝票分類、新規入力項目、入力項目、出力
項目、及び各描画位置を図3(c)に示す伝票オブジェ
クトの基本フォーマットに設定して記憶装置7に記憶す
るとともに、当該伝票オブジェクトを表示画面内の指定
描画位置に描画して表示する(ステップS22)。この
伝票オブジェクトに設定された入力項目を直前に描画さ
れた業務オブジェクトの出力項目として、記憶装置7に
記憶された当該直前の業務オブジェクトデータに記憶す
る(ステップS23)。
【0049】次いで、全オブジェクトの描画終了が指示
されたか否かを判別し(ステップS24)、全オブジェ
クトの描画終了が指示され無ければ、ステップS6の処
理に戻って、上記ステップS6〜ステップS23の処理
を繰返し実行して、業務オブジェクト、及び伝票オブジ
ェクトの各描画処理を繰返し実行する。
【0050】以上のステップS6〜ステップS23の処
理により業務オブジェクデータとして記憶装置7に記憶
された描画位置と、組織IDと、業務名、入力項目及び
出力項目の例を図7(b)に示すとともに、伝票オブジ
ェクトデータとして記憶装置7に記憶された伝票ID、
伝票名、伝票分類、新規入力項目、入力項目、出力項
目、及び各描画位置の例を図7(c)に示す。
【0051】この図7(b)に示す業務オブジェクトデ
ータでは、業務IDとして「G001,G002,G0
03・・・」、業務名として「ラインアップ案内,起票
&入力,転記・・・」、組織IDとして「S001,S
002,S003・・・」、入力項目として「−,製品
名,製品CD・・・」、出力項目として「製品名,製品
CD,製品CD・・・」、描画位置として「×××,×
××,×××・・・」が記憶された場合を示している。
【0052】また、図7(c)に示す伝票オブジェクト
データでは、伝票IDとして「D111,D112,D
113・・・」、伝票名として「ラインアップ案内,品
目入力帳票,製品登録依頼票・・・」、伝票分類として
「補助伝票,補助伝票,補助伝票・・・」、新規入力項
目として「製品名,製品CD,−・・・」、入力項目と
して「規格品,製品名,製品CD・・・」、出力項目と
して「−,製品CD,製品CD・・・」、描画位置とし
て「×××,×××,×××・・・」が記憶された場合
を示している。
【0053】また、ステップS24において、全オブジ
ェクトの描画終了が指示されれば、描画した各業務オブ
ジェクト、及び各伝票オブジェクト間に結線オブジェク
トをそれぞれ描画し(ステップS25)、その各業務オ
ブジェクト、及び各伝票オブジェクト間に描画した各結
線オブジェクトの結線IDをそれぞれ生成する(ステッ
プS26)。そして、各結線IDに対応付けて始点オブ
ジェクト(業務オブジェクトあるいは伝票オブジェク
ト)のIDと終点オブジェクト(業務オブジェクトある
いは伝票オブジェクト)のID、及び各描画位置を図3
(d)に示す結線オブジェクトの基本フォーマットに設
定して記憶装置7に記憶する(ステップS27)。
【0054】以上のステップS25〜ステップS27の
処理により結線オブジェクトデータとして記憶装置7に
記憶された結線ID、始点オブジェクトID、終点オブ
ジェクトID、及び描画位置の例を図7(d)に示す。
この図7(d)に示す結線オブジェクトデータでは、結
線IDとして「K001,K002,K003,K00
4・・・」、始点オブジェクトIDとして「G001
(業務ID),D111(伝票ID),G002(業務
ID),D112(伝票ID)・・・」、終点オブジェ
クトIDとして「D111(伝票ID),G002(業
務ID),D112(伝票ID),G003(業務I
D)・・・」、描画位置として「×××,×××,××
×,×××・・・」が記憶された場合を示している。
【0055】次いで、上記表示画面内に描画した描画情
報に対応付けて各組織オブジェクト、各業務オブジェク
ト、及び伝票オブジェクトを記憶装置7に記憶して(ス
テップS28)、本業務フロー描画処理を終了する。
【0056】以上の業務フロー描画処理により描画され
た業務フロー図の一例を図8に示す。この図8に示す業
務フロー図では、「業務名:製品登録マスター」の業務
フローを描画した場合を示しており、組織オブジェクト
として「開発・設計,資材管理,原価統轄,経営企画,
事業企画」の順にそれぞれ描画され、この各組織オブジ
ェクトに対応する業務オブジェクトとして「ラインアッ
プ案内,起表&入力,転記,受付,記入」の順に描画さ
れ、その各業務オブジェクトに対応する伝票オブジェク
トとして「ラインアップ案内,品目入力帳票,製品登録
依頼票,製品登録依頼票,製品登録依頼票」の順に描画
され、その各業務オブジェクトと各伝票オブジェクトと
の間には結線オブジェクトが描画されている。
【0057】この図8に示す業務フロー図では、各組織
の描画枠内に描画された業務オブジェクトと伝票IDが
結線オブジェクトにより接続されるとともに、組織間で
は伝票オブジェクトと業務オブジェクトとが、その業務
の流れに沿って結線オブジェクトにより接続されてい
る。
【0058】このように業務フロー描画処理により描画
された業務フロー図を見ることにより、ユーザーは、そ
の「業務名:製品登録マスター」の業務に関わる組織
と、その組織毎の業務内容と、その業務内容に係る伝票
内容と、業務の流れを容易に把握することが可能とな
る。
【0059】次に、上記CPU2により実行される業務
関連図の出力処理について図9、図10に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0060】コンピュータシステム1では、表示装置4
に各種処理モード等を選択可能な処理モード選択画面等
を表示し、この処理モード選択画面において、「業務関
連図の出力処理」が選択されると、CPU2は、図9に
示す業務関連図の出力処理を開始する。
【0061】図9において、CPU2は、まず、上記業
務フロー描画処理により描画された図8に示したような
業務フロー図を表示装置4に表示し(ステップS3
1)、この表示した業務フロー図において、オペレータ
の操作により業務の流れに沿って業務オブジェクトを1
つずつ順次選択させる(ステップS32)。業務オブジ
ェクトが選択されると、その選択された業務オブジェク
トに対応する業務IDを記憶装置7から読み出してRA
M6に記憶し(ステップS33)、図11に示すような
「部門」出力枠と、「業務の流れ」出力枠と、「補助伝
票」出力枠と、「本伝票」出力枠と、を設定した業務関
連図の基本フォームをRAM6から読み出し表示装置4
に表示する(ステップS34)。
【0062】次いで、表示した業務関連図の基本フォー
ム内に展開する業務ブロックの出力位置として“1”を
設定し(ステップS35)、すなわち、図11に示す業
務関連図の基本フォームにおいて各出力枠の左端位置を
出力位置“1”として設定し、ステップS32で選択さ
れた当該業務オブジェクトの業務IDを指定する(ステ
ップS36)。そして、当該業務IDに対応する業務名
を記憶装置7に記憶された当該業務オブジェクトデータ
から読み出し(ステップS37)、その業務IDに対応
して当該業務オブジェクトデータに設定された組織ID
に基づいて組織名を読み出す(ステップS38)。その
業務IDを始点オブジェクトIDとして設定された結線
オブジェクトデータを記憶装置7から検索し、当該結線
オブジェクトデータに設定された終点オブジェクトID
である伝票ID「D111,D112,D113・・・
(図7(c)参照)」を読み込む(ステップS39)。
【0063】そして、読み込んだ伝票IDから伝票分類
「補助伝票・・・(図7(c)参照)」、伝票名「ライ
ンアップ案内,品目入力帳票,製品登録依頼票・・・
(図7(c)参照)」、新規入力項目「製品名,製品C
D,−・・・(図7(c)参照)」を、記憶装置7に記
憶された当該伝票オブジェクトデータから読み出し(ス
テップS40)、当該伝票名に対応する全伝票項目をR
AM6に格納された伝票項目テーブルから読み出す(ス
テップS41)。次いで、上記ステップS34で表示し
た業務関連図の基本フォーム内の「部門」出力枠内にお
いて、上記ステップS35で設定したブロック出力位置
“1”に組織名を出力する(ステップS42)。
【0064】図11に示す業務関連図内の「部門」出力
枠では組織名として「開発・設計」が出力された状態を
示している。
【0065】次いで、上記ステップS40で読み出した
伝票分類「補助伝票」に応じた伝票項目出力位置の特定
を、図11の業務関連図の基本フォーム内において行う
(ステップS43)。すなわち、図11の業務関連図の
基本フォーム内の「補助伝票」出力枠内において、上記
ステップS35で設定したブロック出力位置“1”に特
定する。そして、その特定した伝票項目出力位置に、上
記ステップS40で読み出した伝票名、及びステップS
41で読み出した全伝票項目名を出力する(ステップS
44)。
【0066】図11に示す業務関連図内の「補助伝票」
出力枠では伝票名として「ラインアップ案内」と、全伝
票項目名として「製品名,規格名」が出力された状態を
示している。
【0067】次いで、現在の業務オブジェクトの前に業
務オブジェクトが設定されているか否かを、現在の業務
オブジェクトデータに入力項目が設定されているか否か
により判別する(ステップS45)。現在の業務オブジ
ェクトの前に業務オブジェクトが設定されていなけれ
ば、すなわち、図11の業務関連図内の「業務の流れ」
出力枠では、業務オブジェクト「ラインアップ案内」の
前には業務オブジェクトが設定されていないため、ステ
ップS49の処理に移行して、現在の伝票オブジェクト
データに新規入力項目が設定されているか否かを判別す
る。現在の伝票オブジェクトデータに新規入力項目が設
定されていれば、その新規入力項目を網掛出力する(ス
テップS50)。
【0068】図11に示す業務関連図内の「補助伝票」
出力枠では新規入力項目として「製品名,規格名」が網
掛出力された状態を示している。
【0069】以上の業務関連図の出力処理により図11
の業務関連図では、上記ステップS36の処理で出力位
置1とした各出力枠において、上記ステップS32で選
択された業務オブジェクトのうち1番目の業務オブジェ
クトに係るデータとして、「部門」出力枠には組織名
「開発・設計」が出力され、「業務の流れ」出力枠には
業務名「ラインアップ案内」が出力され、「補助伝票」
出力枠には伝票名「ラインアップ案内」と、新規入力項
目「製品名,規格名」が網掛出力されている。
【0070】次いで、上記ステップS32の処理で選択
された全オブジェクトの業務関連図への出力が終了した
か否かを判別し(ステップS51)、選択された全オブ
ジェクトの業務関連図への出力が終了していなければ、
業務ブロックの出力位置を“+1”して、すなわち、図
11に示す業務関連図の基本フォームにおいて各出力枠
の左端位置からブロック1つ分右側に移動した出力位置
として設定し(ステップS54)、上記ステップS36
の処理に戻って、ステップS32で選択された2番目の
業務オブジェクトの業務ID「G002」(図7(b)
参照)を指定する。
【0071】そして、当該業務ID「G002」に対応
する業務名「起票&入力」を記憶装置7に記憶された当
該業務オブジェクトデータから再度読み出し(ステップ
S37)、その業務ID「G002」に対応して当該業
務オブジェクトデータに設定された組織ID「S00
2」に基づいて、次の組織名「資材管理」を読み出す
(ステップS38)。その業務ID「G002」を始点
オブジェクトIDとして設定された結線オブジェクトデ
ータ(図7(d)参照)を記憶装置7から検索し、当該
結線オブジェクトデータに設定された終点オブジェクト
IDである伝票ID「D112」を図7(c)の伝票オ
ブジェクトデータから読み込む(ステップS39)。
【0072】そして、その読み込んだ伝票ID「D11
2」から伝票分類「補助伝票」、伝票名「品目入力帳
票」、新規入力項目「製品CD」を、記憶装置7に記憶
された当該伝票オブジェクトデータから読み出し(ステ
ップS40)、当該伝票名「品目入力帳票」に対応する
全伝票項目「製品名,規格名,製品CD」をRAM6に
格納された伝票項目テーブルから読み出す(ステップS
41)。次いで、上記ステップS34で表示した業務関
連図の基本フォーム内の「部門」出力枠内において、上
記ステップS35で設定したブロック出力位置“+1”
(左端から2番目のブロック出力位置)、すなわち、図
11に示す業務関連図内の「部門」出力枠に組織名「資
材管理」を出力する(ステップS42)。
【0073】次いで、上記ステップS40で読み出した
伝票分類「補助伝票」に応じた伝票項目出力位置の特定
を、図11の業務関連図の基本フォーム内において行う
(ステップS43)。すなわち、図11の業務関連図の
基本フォーム内の「補助伝票」出力枠内において、上記
ステップS35で設定したブロック出力位置“+1”
(左端から2番目のブロック出力位置)に特定する。そ
して、その特定した図11に示す業務関連図内の伝票項
目出力位置に、上記ステップS40で読み出した伝票名
「品目入力帳票」、及びステップS41で読み出した全
伝票項目名「製品名,規格名,製品CD」を出力する
(ステップS44)。
【0074】次いで、現在の業務オブジェクトの前に業
務オブジェクトが設定されているか否かを、現在の業務
オブジェクトデータに入力項目が設定されているか否か
により判別する(ステップS45)。現在の業務オブジ
ェクトの前に業務オブジェクトが設定されていれば、す
なわち、図11の業務関連図内の「業務の流れ」出力枠
では、業務オブジェクト「起票&入力」の前には業務オ
ブジェクト「ラインアップ案内」が設定されているた
め、この業務オブジェクト「ラインアップ案内」に設定
された出力項目「製品名」の出力座標を始点として特定
する(ステップS46)。そして、現在の業務オブジェ
クト「起票&入力」に設定された入力項目「製品名」の
出力座標を終点として特定する(ステップS47)。そ
の特定した始点項目「製品名」と終点項目「製品名」と
の間に、図11に示すように矢印図形を描画出力する
(ステップS48)。
【0075】次いで、現在の伝票オブジェクト「品目入
力帳票」に新規入力項目が設定されているか否かを判別
する。現在の伝票オブジェクト「品目入力帳票」には新
規入力項目として「製品CD」設定されているため、そ
の新規入力項目「製品CD」を図11に示すように網掛
出力する(ステップS50)。
【0076】以上の業務関連図の出力処理により図11
の業務関連図では、上記ステップS36の処理で出力位
置+1とした各出力枠において、上記ステップS32で
選択された業務オブジェクトのうち2番目の業務オブジ
ェクトに係るデータとして、「部門」出力枠には組織名
「資材管理」が出力され、「業務の流れ」出力枠には業
務名「起票&入力」が出力され、「補助伝票」出力枠に
は伝票名「品目入力帳票」と、伝票項目「製品名,規格
名」が出力されるとともに、新規入力項目「製品CD」
が網掛出力されている。
【0077】次いで、上記ステップS32の処理で選択
された全オブジェクトの業務関連図への出力が終了した
か否かを判別し(ステップS51)、選択された全オブ
ジェクトの業務関連図への出力が終了していなければ、
業務ブロックの出力位置を更に“+1”して、すなわ
ち、図11に示す業務関連図の基本フォームにおいて各
出力枠の左端位置からブロック2つ分右側に移動した出
力位置として設定し(ステップS54)、上記ステップ
S36の処理に戻って、ステップS32で選択された3
番目の業務オブジェクトの業務ID「G003」(図7
(b)参照)を指定する。
【0078】そして、当該業務ID「G003」に対応
する業務名「転記」を記憶装置7に記憶された当該業務
オブジェクトデータから再度読み出し(ステップS3
7)、その業務ID「G003」に対応して当該業務オ
ブジェクトデータに設定された組織ID「S003」に
基づいて、次の組織名「原価統轄」を読み出す(ステッ
プS38)。その業務ID「G003」を始点オブジェ
クトIDとして設定された結線オブジェクトデータを記
憶装置7から検索し、当該結線オブジェクトデータに設
定された終点オブジェクトIDである伝票ID「D11
3」を図7(c)の伝票オブジェクトデータから読み込
む(ステップS39)。
【0079】そして、その読み込んだ伝票ID「D11
3」から伝票分類「補助伝票」、伝票名「製品登録依頼
票」、新規入力項目「なし」を、記憶装置7に記憶され
た当該伝票オブジェクトデータから読み出し(ステップ
S40)、当該伝票名「製品登録依頼票」に対応する全
伝票項目「製品名,規格名,製品CD,管理No.,大
分類,中分類,小分類,取引部門,仕様2」をRAM6
に格納された伝票項目テーブルから読み出す(ステップ
S41)。次いで、上記ステップS34で表示した業務
関連図の基本フォーム内の「部門」出力枠内において、
上記ステップS35で設定したブロック出力位置“+
2”(左端から3番目のブロック出力位置)、すなわ
ち、図11に示す業務関連図内の「部門」出力枠に組織
名「原価統轄」を出力する(ステップS42)。
【0080】次いで、上記ステップS40で読み出した
伝票分類「補助伝票」に応じた伝票項目出力位置の特定
を、図11の業務関連図の基本フォーム内において行う
(ステップS43)。すなわち、図11の業務関連図の
基本フォーム内の「補助伝票」出力枠内において、上記
ステップS35で設定したブロック出力位置“+2”
(左端から3番目のブロック出力位置)に特定する。そ
して、その特定した図11に示す業務関連図内の伝票項
目出力位置に、上記ステップS40で読み出した伝票名
「製品登録依頼票」、及びステップS41で読み出した
全伝票項目名「製品名,規格名,製品CD,管理N
o.,大分類,中分類,小分類,取引部門,仕様2」を
出力する(ステップS44)。
【0081】次いで、現在の業務オブジェクトの前に業
務オブジェクトが設定されているか否かを、現在の業務
オブジェクトデータに入力項目が設定されているか否か
により判別する(ステップS45)。現在の業務オブジ
ェクトの前に業務オブジェクトが設定されていれば、す
なわち、図11の業務関連図内の「業務の流れ」出力枠
では、業務オブジェクト「原価統轄」の前には業務オブ
ジェクト「資材管理」が設定されているため、この業務
オブジェクト「資材管理」に設定された出力項目「製品
CD」の出力座標を始点として特定する(ステップS4
6)。そして、現在の業務オブジェクト「原価統轄」に
設定された入力項目「製品CD」の出力座標を終点とし
て特定する(ステップS47)。その特定した始点項目
「製品CD」と終点項目「製品CD」との間に、図11
に示すように矢印図形を描画出力する(ステップS4
8)。
【0082】次いで、現在の伝票オブジェクト「製品登
録依頼票」に新規入力項目が設定されているか否かを判
別する。現在の伝票オブジェクト「製品登録依頼票」に
は新規入力項目が設定されていないため、ステップS5
1の処理に移行して、上記ステップS32の処理で選択
された全オブジェクトの業務関連図への出力が終了した
か否かを判別する。
【0083】以上の業務関連図の出力処理により図11
の業務関連図では、上記ステップS36の処理で出力位
置+2とした各出力枠において、上記ステップS32で
選択された業務オブジェクトのうち3番目の業務オブジ
ェクトに係るデータとして、「部門」出力枠には組織名
「原価統轄」が出力され、「業務の流れ」出力枠には業
務名「転記」が出力され、「補助伝票」出力枠には伝票
名「製品登録依頼票」と、全伝票項目「製品名,規格
名,製品CD,管理No.,大分類,中分類,小分類,
取引部門,仕様2」が出力されている。
【0084】以後、上記ステップS36〜ステップS5
0の処理を繰返し実行することにより、図11の業務関
連図において、4番目、及び5番目の各出力枠に対し
て、上記ステップS32の処理で選択された全オブジェ
クトの業務関連図への出力が繰返し実行される。
【0085】図11の業務関連図内の4番目のブロック
出力枠では、「部門」出力枠には組織名「経営企画」が
出力され、「業務の流れ」出力枠には業務名「受付」が
出力され、「補助伝票」出力枠には伝票名「製品登録依
頼票」と、伝票項目「製品名,規格名,管理No.,大
分類,中分類,小分類,取引部門,仕様2」が出力され
るとともに、新規入力項目「製品CD」が網掛出力され
ている。
【0086】また、図11の業務関連図内の5番目のブ
ロック出力枠では、「部門」出力枠には組織名「事業企
画」が出力され、「業務の流れ」出力枠には業務名「記
入」が出力され、「補助伝票」出力枠には伝票名「製品
登録依頼票」と、伝票項目「製品名,規格名,製品C
D,管理No.」が出力されるとともに、新規入力項目
「大分類,中分類,小分類,取引部門,仕様2」が網掛
出力されている。
【0087】次いで、上記ステップS32の処理で選択
された全オブジェクトの業務関連図への出力が終了した
か否かを判別し(ステップS51)、選択された全オブ
ジェクトの業務関連図への出力が終了していれば、すな
わち、図11の業務関連図を表示装置4に表示させると
ともに(ステップS52)、印刷装置5から印刷させて
(ステップS53)、本業務関連図の出力処理を終了す
る。
【0088】このように描画された業務関連図を見るこ
とにより、ユーザーは、業務に関わる組織の業務と伝票
の流れを把握することが容易になり、かつ組織毎の伝票
業務内容を把握することが容易になる。その結果、例え
ば、業務内容に無駄かないか否かを把握することがで
き、この業務関連図を業務内容の改善に役立てることが
可能となる。
【0089】次に、上記CPU2により実行される業務
オブジェクトの選択処理について図12に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0090】この業務オブジェクトの選択処理では、上
記業務関連図の出力処理においてオペレータにより業務
フロー図の流れに沿って1つずつ順次指定されていた業
務オブジェクトの指定操作を、始点オブジェクトと終点
オブジェクトの2点を指定するだけで、業務関連図を描
画する業務オブジェクトの範囲指定を可能とする操作方
法を提供する。
【0091】図9において、CPU2は、まず、上記業
務フロー描画処理により描画された図8に示したような
業務フロー図を表示装置4に表示し、この表示した業務
フロー図において、オペレータの操作により始点となる
業務オブジェクトと終点となる業務オブジェクトを含む
範囲が指定されると、その範囲指定された始点の業務オ
ブジェクトを指定し(ステップS61)、その指定した
始点業務オブジェクトに対応する業務IDを記憶装置7
から読み出して始点IDとする(ステップS62)。
【0092】次いで、その範囲指定された終点の業務オ
ブジェクトを指定し(ステップS63)、その指定した
終点業務オブジェクトに対応する業務IDを記憶装置7
から読み出して終点IDとして(ステップS64)、R
AM6内の選択テーブルに終点IDを記憶する(ステッ
プS65)。そして、当該終点業務オブジェクトを出力
ID(終点オブジェクトID)とする結線オブジェクト
を記憶装置7から検索し、その結線オブジェクトデータ
から入力ID(始点オブジェクトID)を特定する(ス
テップS66)。
【0093】次いで、その特定した入力ID(始点オブ
ジェクトID)は、業務オブジェクトであるか否かを判
別する(ステップS67)。業務オブジェクトでなけれ
ば、ステップS70の処理に移行し、業務オブジェクト
であれば、その入力IDをRAM6内の選択テーブルに
記憶し(ステップS68)、その入力IDは始点オブジ
ェクトIDであるか否かを結線オブジェクトデータによ
り判別する(ステップS69)。その入力IDが始点オ
ブジェクトIDでなければ、入力IDを出力IDとする
結線オブジェクトを記憶装置7から検索し、その結線オ
ブジェクトデータから入力ID(始点オブジェクトI
D)を特定して(ステップS70)、ステップS67の
処理に戻って、その入力IDは業務オブジェクトである
か否かの判別を繰返し、入力IDが始点オブジェクトI
Dである結線オブジェクトを選択テーブルに記憶するよ
うにする。
【0094】また、ステップS68の処理で選択テーブ
ルに記憶した入力IDが始点オブジェクトIDであれ
ば、選択テーブルに記憶した各入力IDと各終点IDの
記憶順を逆にして再度記憶し(ステップS71)、本業
務オブジェクトの選択処理を終了する。
【0095】以上の業務オブジェクトの選択処理を実行
することにより、上記業務関連図の出力処理において業
務フロー図の流れに沿って1つずつ順次指定されていた
業務オブジェクトの指定操作を、始点オブジェクトと終
点オブジェクトを2点を範囲指定する指定操作だけで済
ませることができ、オブジェクトの指定操作を簡便かつ
容易にすることができる。
【0096】そして、この業務オブジェクトの選択処理
により選択テーブルに記憶された各入力IDと各終点I
Dの記憶順に従って業務オブジェクトを選択することに
より、上記業務関連図の出力処理を実行することができ
る。
【0097】以上のように、本実施の形態のコンピュー
タシステム1では、業務フロー描画処理により描画され
た業務フロー図を見ることにより、ユーザーは、その
「業務名:製品登録マスター」の業務に関わる組織と、
その組織毎の業務内容と、その業務内容に係る伝票内容
と、業務の流れを容易に把握することが可能となる。
【0098】すなわち、複数の業務データと複数の伝票
データとを関連付けて設定記憶さえすれば、その記憶内
容から各業務の手順に従って各業務に対応する図形オブ
ジェクトが自動的に描画され、かつ各図形オブジェクト
に対応する位置にその業務で処理される伝票の項目内容
が自動的に描画されるため、複数の業務の流れの中での
個々の業務についての役割、仕事の内容、各伝票間での
対応関係等が一望できて把握し易くなり、不要業務の発
見等、業務改革に役立てることができる。
【0099】また、本実施の形態のコンピュータシステ
ム1では、業務関連図の出力処理により描画された業務
関連図を見ることにより、ユーザーは、業務に関わる組
織の業務と伝票の流れを把握することが容易になり、か
つ組織毎の伝票業務内容を把握することが容易になる。
その結果、例えば、業務内容に無駄かないか否かを把握
することができ、この業務関連図を業務内容の改善に役
立てることが可能となる。
【0100】すなわち、業務関連図では、複数の業務に
ついての各業務の流れと各業務で処理される伝票データ
の内容とが対応付けて配列されて一覧形式で表現されて
いるため、複数の業務の流れの中で個々の業務について
の役割、仕事の内容、各伝票間での対応関係等が一望し
て把握し易くなり、不要業務の発見等による業務改革に
役立てることができる。
【0101】また、上記実施の形態のコンピュータシス
テム1では、出力される業務関連図において各業務に対
応する個々の組織名が各業務の図形オブジェクトに対応
付けて自動的に配置出力されるため、業務毎に組織名を
対応付ける手間を省略することができる。
【0102】また、上記実施の形態のコンピュータシス
テム1では、出力される業務関連図において業務毎に処
理される伝票内で引き継がれる伝票項目間を自動的に結
ばれるため、業務間で引き継がれる伝票項目内容を識別
することができる。
【0103】さらに、上記実施の形態のコンピュータシ
ステム1では、出力される業務関連図において業務毎に
処理される伝票の種類に応じて配置位置が自動的に変更
されるため、業務毎に処理される伝票の種類を把握する
ことが容易になる。
【0104】さらにまた、上記実施の形態のコンピュー
タシステム1では、出力される業務フロー図において描
画された複数の業務ブロックを選択するだけで、所望の
業務範囲に対する処理内容を一覧形式の業務関連図で確
認することができる。
【0105】なお、上記実施の形態の業務フロー描画処
理により描画された図8に示した業務フロー図では、組
織間で各業務オブジェクトと各伝票オブジェクトとの間
を結線オブジェクトにより接続する場合を示したが、そ
の結線オブジェクトの描画形態としては、例えば、図1
3に示すように、その組織間で業務オブジェクトと業務
オブジェクトを結ぶように結線オブジェクトを描画する
ようにしてもよく、その結線オブジェクトの描画形態は
限定されるものではない。
【0106】また、上記実施の形態の業務フロー描画処
理、及び業務関連図の出力処理において、処理対象とし
た業務内容、及び伝票内容は限定されるものではなく、
様々な業種の業務内容、及び伝票内容に対しても上記業
務フロー描画処理、及び業務関連図の出力処理を適用可
能であることは勿論である。
【0107】
【発明の効果】請求項1、及び請求項6記載の発明の業
務ドキュメント出力装置によれば、複数の業務データと
複数の伝票データとを関連付けて設定記憶さえすれば、
その記憶内容から各業務の手順に従って各業務に対応す
る図形オブジェクトが自動的に描画され、かつ各図形オ
ブジェクトに対応する位置にその業務で処理される伝票
の項目内容が自動的に描画されるため、複数の業務の流
れの中での個々の業務についての役割、仕事の内容、各
伝票間での対応関係等が一望できて把握し易くなり、不
要業務の発見等、業務改革に役立てることができる。
【0108】請求項2、及び請求項7記載の発明の業務
ドキュメント出力装置によれば、各業務に対応する個々
の組織名を各業務の図形オブジェクトに対応付けて自動
的に配置出力することができ、業務毎に組織名を対応付
ける手間を省略することができる。
【0109】請求項3記載の発明の業務ドキュメント出
力装置によれば、業務毎に処理される伝票内で引き継が
れる伝票項目間を自動的に結ぶことができ、業務間で引
き継がれる伝票項目内容を識別することができる。
【0110】請求項4記載の発明の業務ドキュメント出
力装置によれば、業務毎に処理される伝票内で新規に入
力される伝票項目を自動的に識別出力することができ、
業務毎に伝票に新規入力する伝票項目を把握することが
容易になる。
【0111】請求項5記載の発明の業務ドキュメント出
力装置によれば、業務毎に処理される伝票の種類に応じ
て配置位置を自動的に変更することがてき、業務毎に処
理される伝票の種類を把握することが容易になる。
【0112】請求項8記載の発明の業務ドキュメント出
力装置によれば、描画された複数の業務ブロックを選択
するだけで、所望の業務範囲に対する処理内容を一覧形
式で確認することができる。
【0113】請求項9記載の発明の業務ドキュメント出
力装置によれば、描画された複数の業務ブロックにおい
て始点の業務ブロックと終点の業務ブロックを含む範囲
選択を行うだけで、所望の業務範囲に対する処理内容を
一覧形式で確認することができ、業務ブロックの選択操
作を簡便にすることができる。
【0114】請求項10記載の発明の業務関連表によれ
ば、複数の業務についての各業務の流れと各業務で処理
される伝票データの内容とが対応付けて配列されて一覧
形式で表現されているため、複数の業務の流れの中で個
々の業務についての役割、仕事の内容、各伝票間での対
応関係等が一望して把握し易くなり、不要業務の発見等
による業務改革に役立てることができる。
【0115】請求項11記載の発明の業務関連表によれ
ば、各業務に対応する個々の組織名を各業務の図形オブ
ジェクトに対応付けて自動的に配置出力することがで
き、業務関連表において業務毎に組織名を対応付ける手
間を省略することができる。
【0116】請求項12記載の発明の業務関連表によれ
ば、業務毎に処理される伝票の種類に応じて配置位置を
自動的に変更することがてき、業務関連表において業務
毎に処理される伝票の種類を把握することが容易にな
る。
【0117】請求項13、及び請求項14記載の発明の
記憶媒体によれば、複数の業務データと複数の伝票デー
タとを関連付けて設定記憶さえすれば、その記憶内容か
ら各業務の手順に従って各業務に対応する図形オブジェ
クトが自動的に描画され、かつ各図形オブジェクトに対
応する位置にその業務で処理される伝票の項目内容が自
動的に描画されるプログラムをコンピュータで実行する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態のコンピュータ
システム1全体の概要を示す図である。
【図2】図1のコンピュータシステム1における本体1
a内の要部構成を示すブロック図である。
【図3】図2のRAM6内に記憶される業務フロー描画
用の各種オブジェクトの基本フォーマットを示す図であ
り、(a)は組織オブジェクトの基本フォーマットを示
す図、(b)は業務オブジェクトの基本フォーマットを
示す図、(c)は伝票オブジェクトの基本フォーマット
を示す図、(d)は結線オブジェクトの基本フォーマッ
トを示す図、(e)は伝票項目テーブルのデータ構成を
示す図である。
【図4】本実施の形態のコンピュータシステム1におい
て実行される業務ドキュメント処理の動作原理を説明す
るための図である。
【図5】図1のCPU2により実行される業務フロー描
画処理の一部を示すフローチャートである。
【図6】図5に続く業務フロー描画処理の一部を示すフ
ローチャートである。
【図7】図5、図6の業務フロー描画処理により生成さ
れる各種オブジェクトデータの一例を示す図である。
【図8】図5、図6の業務フロー描画処理により作成出
力される業務フロー図の一例を示す図である。
【図9】図1のCPU2により実行される業務関連図の
出力処理の一部を示すフローチャートである。
【図10】図9に続く業務関連図の出力処理の一部を示
すフローチャートである。
【図11】図9、図10の業務関連図の出力処理により
作成出力される業務関連図の一例を示す図である。
【図12】図1のCPU2により実行される業務オブジ
ェクトの選択処理を示すフローチャートである。
【図13】図5、図6の業務フロー描画処理により作成
出力される業務フロー図のその他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 コンピュータシステム 1a 本体 2 CPU 3 入力装置 3a キーボード 3b マウス 4 表示装置 5 印刷装置 6 RAM 7 記憶装置 8 記憶媒体 9 バス 11 業務構築システム 12 業務運用システム 13 オペレーティングシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺田 俊仁 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 カシ オ計算機株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の業務に対する処理手順とその各業務
    で処理される伝票の伝票情報とを対応付けて記憶すると
    ともに、その各伝票毎にその伝票内項目情報を記憶する
    記憶手段と、 所定業務についての所定ドキュメントの出力を指示する
    指示手段と、 この指示手段により所定ドキュメントの出力が指示され
    ると、そのドキュメントの指示内容に基づいて、前記個
    々の業務を示す各図形オブジェクトを生成し、この各図
    形オブジェクトを前記処理手順の順番で所定方向に配置
    し、かつ前記個々の業務で処理される各伝票における複
    数の伝票内項目情報を前記記憶手段から読み込み、この
    読み込んだ各伝票における伝票内項目を、前記図形オブ
    ジェクトの配置位置に対応付けて配置して業務ドキュメ
    ントを出力するドキュメント出力手段と、 を備えたことを特徴とする業務ドキュメント出力装置。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は、更に前記各業務に対応付
    けて組織名の情報を記憶し、 前記ドキュメント出力手段は、前記業務ドキュメントを
    出力する際に、前記配置出力する各業務に対応する個々
    の組織名を前記記憶手段から読み込み、この読み込んだ
    各組織名を各業務に対応する前記図形オブジェクトの配
    置位置に対応付けて出力することを特徴とする請求項1
    記載の業務ドキュメント出力装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段は、更に前記各業務に対応付
    けて前の業務から引き継がれる伝票項目情報を記憶し、 前記ドキュメント出力手段は、前記業務ドキュメントを
    出力する際に、前記各業務に対応して配置出力される各
    伝票内項目のうち前記前の業務から引き継がれる伝票項
    目情報により特定される伝票内項目を当該前の業務の同
    一伝票内項目と線によって結んで識別出力することを特
    徴とする請求項1記載の業務ドキュメント出力装置。
  4. 【請求項4】前記記憶手段は、更に前記各伝票の中でそ
    の伝票によって新規に入力される伝票項目情報を記憶
    し、 前記ドキュメント出力手段は、前記業務ドキュメントを
    出力する際に、前記各業務に対応して配置出力される各
    伝票内項目のうち前記新規入力伝票項目情報により特定
    される伝票項目を識別出力することを特徴とする請求項
    1記載の業務ドキュメント出力装置。
  5. 【請求項5】前記記憶手段は、更に前記各伝票を分類す
    る伝票分類情報を記憶し、 前記ドキュメント出力手段は、前記各図形オブジェクト
    の配置位置に対応付けて前記伝票内項目を出力する際
    は、前記記憶手段に記憶された各伝票における伝票分類
    情報の内容に応じてその配置位置を異ならせて配置出力
    することを特徴とする請求項1記載の業務ドキュメント
    出力装置。
  6. 【請求項6】複数の業務を示す業務ブロック情報と、複
    数の伝票を示す伝票ブロック情報と、これらの各業務ブ
    ロックと各伝票ブロックとを結合する結合情報と、を記
    憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された各業務ブロック情報と各伝票
    ブロック情報とを、結合情報に基づいて関連付けて描画
    し、かつ各業務ブロック同士の結合状態を描画した描画
    情報を生成する描画情報生成手段と、 この描画情報生成手段により生成された描画情報に基づ
    いて、前記各業務で処理される伝票、及び各業務の手順
    の各情報を特定する情報特定手段と、 所定業務についての所定ドキュメントの出力を指示する
    指示手段と、 この情報特定手段により特定された前記各伝票に対応す
    る複数の伝票項目情報を前記記憶手段から読み込み、前
    記指示手段により指示された所定ドキュメントを出力す
    る際には、前記情報特定手段により特定された各情報に
    基づいて、前記各業務の手順、前記各業務で処理される
    伝票、及び各伝票における伝票項目を整列させて一覧出
    力するドキュメント出力手段と、 を備えたことを特徴とする業務ドキュメント出力装置。
  7. 【請求項7】前記記憶手段は、更に前記各業務と対応す
    る複数の組織を示す組織ブロックを記憶し、 前記描画情報生成手段は、前記描画情報中に描画された
    前記各業務ブロックの各描画位置に、更に前記記憶手段
    に記憶された複数の組織ブロックを関連付けて描画し、 前記情報特定手段は、前記描画情報生成手段により描画
    情報中に更に描画された複数の組織ブロックの各描画位
    置から前記各業務ブロックに対応する各業務の属する組
    織の情報を特定し、 前記ドキュメント出力手段は、前記指示された所定ドキ
    ュメントを出力する際には、前記各業務の出力位置に対
    応付けてその各業務が属する組織名を前記特定された組
    織情報から出力することを特徴とする請求項6記載の業
    務ドキュメント出力装置。
  8. 【請求項8】前記描画情報生成手段により生成された前
    記描画情報において描画された前記業務ブロックの中か
    ら所望の業務ブロックを選択する選択手段を更に備え、 前記ドキュメント出力手段は、選択手段により前記描画
    情報において業務ブロックが複数選択されると、その選
    択された各業務ブロックに対応する各業務を対象として
    前記一覧出力を行うことを特徴とする請求項6記載の業
    務ドキュメント出力装置。
  9. 【請求項9】前記選択手段は、前記描画情報において前
    記業務ブロックを複数選択する際は、その選択対象とな
    る各業務ブロックの中で先頭の第1業務ブロックと最後
    の第2業務ブロックとを指定することにより、その第
    1、第2業務ブロック間を結合する各業務ブロックを選
    択することを特徴とする請求項8記載の業務ドキュメン
    ト出力装置。
  10. 【請求項10】複数の業務についてその各業務に関連す
    る処理情報等を配置して出力する業務関連表において、 複数の業務について、その個々の業務に1対1で対応す
    る図形オブジェクトを、その業務の処理手順の順番で所
    定方向に一列に配置し、かつ前記個々の業務で関連処理
    される各伝票における複数の伝票内項目を前記図形オブ
    ジェクトの配置位置に対応付けて配置出力したことを特
    徴とする業務関連表。
  11. 【請求項11】前記各業務が行われる各組織名が前記各
    業務に対応する図形オブジェクトの配置位置に対応する
    位置に配置出力したことを特徴とする請求項10記載の
    業務関連表。
  12. 【請求項12】前記各伝票における複数の伝票内項目の
    配置位置を、その伝票の分類に応じて異なるようにした
    ことを特徴とする請求項10記載の業務関連表。
  13. 【請求項13】コンピュータが実行可能なプログラムを
    格納した記憶媒体であって、 指示手段により所定ドキュメントの出力が指示される
    と、そのドキュメントの指示内容に基づいて、前記個々
    の業務を示す各図形オブジェクトを生成するためのコン
    ピュータが実行可能なプログラムコードと、 この生成された各図形オブジェクトを前記処理手順の順
    番で所定方向に配置し、かつ前記個々の業務で処理され
    る各伝票における複数の伝票内項目情報を、複数の業務
    に対する処理手順とその各業務で処理される伝票の伝票
    情報とを対応付けて記憶するとともに、その各伝票毎に
    その伝票内項目情報を記憶する記憶手段から読み込み、
    この読み込んだ各伝票における伝票内項目を、前記図形
    オブジェクトの配置位置に対応付けて配置して業務ドキ
    ュメントを出力するためのコンピュータが実行可能なプ
    ログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  14. 【請求項14】コンピュータが実行可能なプログラムを
    格納した記憶媒体であって、 記憶手段に記憶された複数の業務を示す各業務ブロック
    情報と複数の伝票を示す各伝票ブロック情報とを、その
    記憶された各業務ブロックと各伝票ブロックとを結合す
    る結合情報に基づいて関連付けて描画し、かつ各業務ブ
    ロック同士の結合状態を描画した描画情報を生成するた
    めのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、 この生成された描画情報に基づいて、前記各業務で処理
    される伝票、及び各業務の手順の各情報を特定するため
    のコンピュータが実行可能なプログラムコードと、 この特定された前記各伝票に対応する複数の伝票項目情
    報を前記記憶手段から読み込み、指示手段により指示さ
    れた所定ドキュメントを出力する際には、前記特定され
    た各情報に基づいて、前記各業務の手順、前記各業務で
    処理される伝票、及び各伝票における伝票項目を整列さ
    せて一覧出力するためのコンピュータが実行可能なプロ
    グラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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