JPH1196202A - 自動配線装置及び自動配線方法 - Google Patents

自動配線装置及び自動配線方法

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JPH1196202A
JPH1196202A JP9252458A JP25245897A JPH1196202A JP H1196202 A JPH1196202 A JP H1196202A JP 9252458 A JP9252458 A JP 9252458A JP 25245897 A JP25245897 A JP 25245897A JP H1196202 A JPH1196202 A JP H1196202A
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JP
Japan
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wiring
line width
current
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voltage
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JP9252458A
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English (en)
Inventor
Toshio Nagayama
年夫 永山
Hirotaka Shibata
裕隆 柴田
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Fujitsu Frontech Ltd
Original Assignee
Fujitsu Frontech Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、プリント基板の配線を行う際に、配
線の線幅を自動的に設定することである。 【解決手段】電源配線の概略が決まったなら、電源配線
の各分岐部に流れる電流値を算出し、分岐部に流れる電
流値から暫定的に電源配線の線幅を定める(図2、S
5)。次に、線幅により定まる電圧低下値から線路のイ
ンピーダンスを算出する(S6)。線路のインピーダン
スと配線長と分岐部に流れる電流値とから電圧低下値を
求め、末端における電源電圧が設計許容値を満たすか否
かを判別し、設計許容値を満足するときには、最初に定
めた線幅をその電源配線の線幅として設定する(S
7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板の部
品の配置及び配線を行う自動配線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CAD等によりプリント基板に搭載する
部品の配置を決め、部品相互間の配線を自動的に行うこ
とが一般的になってきている。しかしながら、プリント
基板の配線が自動的に行えても、配線の線幅は、ディス
プレイに表示される部品と配線パターンを確認しながら
ユーザが決めなければならなかった。
【0003】電源部などの配線の線幅を決めるために
は、その配線に流れる最大電流を考慮する必要がある
が、配線毎に接続されている負荷の消費電流を計算する
ことは煩雑なので、配線に流れるおおよその電流値を見
積もり、それに対して余裕のある線幅を設定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにプリン
ト基板のパターン設計者が配線の線幅を個々に設定して
いると、設計に時間がかかり、設計者の負担が大きくな
るという問題点があった。また、配線が細かくなって信
号線を通すために電源パターンの線幅を細くしたい場合
でも、従来の方法では電源パターンの線幅として最小限
必要な値を簡易に知ることができないので、線幅をどこ
まで細くすることができるかが分からず、使用可能な最
小の線幅を設定することができなかった。
【0005】本発明の課題は、プリント基板の配線を行
う際に、配線の線幅を自動的に設定できるようにするこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動配線装置
は、部品の接続先を指定する回路データと部品の端子配
列を指定する部品データとに基づいて部品間の配線を決
定する配線手段と、配線の分岐部に流れる電流値を、該
配線に接続される部品の消費電流から算出する電流算出
手段と、電流算出手段で算出された分岐部を流れる電流
値が、線幅により定まる許容電流値以内となるように配
線の線幅を設定する線幅設定手段とを備える。
【0007】本発明によれば、配線に接続されている部
品の消費電流から配線の分岐部に流れる電流値を求め、
その電流値が線幅により定まる許容電流値以内となるよ
うに線幅が自動的に設定されるので、パターン設計時に
負荷電流を考慮して線幅を決める必要がなくなり、設計
作業が大幅に軽減される。
【0008】また、配線の末端での電圧を算出する電圧
算出手段を設けることで、例えば配線長が長くなり、配
線の末端で電源電圧が低下する場合でも、電源電圧が許
容電圧値を満足するような線幅を自動的に設定すること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態の自
動配線装置の主要部の構成を示す図である。この自動配
線装置は、図示していないが、ディスプレイと、プリン
ト基板上の部品の配置、配線を修正するための入力部
と、入力部から入力されたデータ、回路データ及び部品
データ等に基づいて部品の配置、接続関係をディスプレ
イ上に表示するプログラムが内蔵された本体装置とから
なる。本体装置には、フロッピーディスク、CDROM
等の記憶媒体に記憶されたプログラムを読み取る読み取
り装置と、部品データベース、電流・線幅データベー
ス、線長・電圧低下データベース及びプログラム等を記
憶する磁気記憶装置と、プログラムを実行するCPU等
が格納されている。
【0010】図1において、回路データ部11には、部
品相互の接続関係を定義した回路データが記憶され、部
品データベース12には部品の形状、端子配列、消費電
流等の部品データが記憶される。電流・線幅データベー
ス13には、パターンの線幅と許容電流値とを対応づけ
たデータが記憶されており、それらのデータを線幅決定
演算部15へ出力する。線長・電圧低下データベース1
4には、線幅により定まる最大許容電流を流したときの
電圧低下値が線幅に対応づけて記憶されており、それら
のデータを線幅決定演算部15に出力する。
【0011】線幅決定演算部15は、図示しない配置エ
ディタにより決められる部品の配置及び電源部の配線
と、部品データベースの12の部品の消費電流から、電
源部の配線に流れる電流値を算出する。さらに、線幅決
定演算部15は、その電流値と配線のインピーダンスと
から配線の末端における電源電圧の低下値を算出し、配
線の末端における電源電圧が設計基準許容値を満足し、
かつ配線に流れる電流値が配線の許容電流値以下となる
ような線幅を決める。配線エディタ16は、電源部の配
線の線幅が決定したなら、決定した線幅で電源の自動配
線を行い、次に各部品の信号線の自動配線を実行する。
【0012】図2は、自動配線装置の動作を示すフロー
チャートである。先ず、回路データ部11に記憶されて
いる部品の接続先を示す回路データを取り込む(図2、
S1)。次に、配置エディタが回路データ部11から取
り込んだ部品の接続先を示す回路データと部品データベ
ース12の部品の形状及び端子配列を示す部品データと
に基づいて配置設計を行う(S2)。
【0013】部品配置が決まったなら、基板の部品に電
源電圧を供給する電源部と各部品の電源端子とを結ぶ電
源パターンの配線ルートの概略を決める(S3)。電源
パターンの配線ルートが決まったなら、それぞれの配線
ルートの配線長を計算する(S4)。次に、電源パター
ンに接続されている部品の消費電流から、各分岐部に流
れる電流値と、それらの電流値を合計した総電流値を算
出する(S5)。
【0014】次に、各分岐部に流れる電流値が許容最大
電流値以下となるような最も狭い線幅を暫定的に定め、
線長・電圧低下データベース14を参照して、その線幅
の単位長さ当たり(1cm当たり)の電圧低下値を求め
る。この電圧低下値は、線幅で決まる許容最大電流を流
したときの値であるので、その電圧低下値から単位長さ
当たりのインピーダンスを算出する(S6)。
【0015】算出したインピーダンスと配線長と分岐部
に流れる電流値を乗算して、電源パターンの末端におけ
る電圧低下値を求め、さらに末端における電源電圧値を
求めて、その電源電圧値が主電源の設計基準許容値を満
足するか否かを判断する。末端における電源電圧の計算
値が主電源の設計基準許容値を満足しているときには、
暫定的に定めた線幅をその電源パターンの線幅として設
定する(S7)。このとき末端における電源電圧値が主
電源の設計基準許容値を満たさない場合には、次に広い
線幅を定めて上記のステップS6の処理を再度実行し、
主電源の設計基準許容値を満足するような線幅を求め
る。線幅が決まったなら、配線エディタにより信号線の
自動配線を行う(S8)。
【0016】ここで、部品A〜Hが図3に示すような電
源パターンで接続されているときに、図2のステップS
5の分岐部の電流値算出処理、ステップS6のインピー
ダンス算出処理及びステップS7の線幅設定処理の内容
を図4を参照して説明する。
【0017】図4の線長・電圧低下データベース14に
は、電源パターンの線幅毎の単位長さ当たりの電圧低下
値が記憶されており、例えば線幅0.2mmのときの電
圧低下値が0.14mV/cmで、線幅0.5mmのと
きの電圧低下値が0.09mV/cmであることが記憶
されている。電流・線幅データベース13には、各線幅
に対する許容最大電流値が記憶されており、例えば線幅
が0.2mmのときの許容最大電流が0.2Aで、線幅
が0.5mmのときの許容最大電流値が0.5Aである
ことが記憶されている。また、線幅種類データベース2
1は、プリント基板のパターンの線幅として使用可能な
線幅が複数記憶されている。
【0018】先ず、電源パターンの各分岐部に流れる電
流を計算する。メインルートの分岐Eと末端との間の分
岐部E−ENDを流れる電流値は、末端に接続されてい
る部品Hの消費電流の100mAとなる。次に、分岐D
と分岐Eとの間の分岐部D−Eに流れる電流値は、分岐
Eから流れ出す電流値、すなわち部品Fの消費電流10
0mAと上記の分岐部E−ENDに流れる電流100m
Aを合計した200mAとなる。分岐Cと分岐Dとの間
の分岐部C−Dに流れる電流値は、分岐Dから流れ出す
電流値、すなわち部品Dの消費電流100mAと上記の
分岐部D−Eに流れる電流200mAを合計した300
mAとなる。
【0019】分岐Aと分岐Cとの間の分岐部A−Cに流
れる電流値は、分岐Cから流れ出す電流値、すなわち部
品Bの消費電流100mAと上記の分岐部C−Dを流れ
る電流300mAを合計した400mAとなる。次の分
岐Bと分岐Aとの間の分岐部B−Aを流れる電流値は、
分岐Aから流れ出す電流値、すなわち部品Aの消費電流
100mAと上記の分岐部A−Cを流れる電流値400
mAを合計した500mAとなる。
【0020】同様な計算を別のメインルートの分岐Bと
分岐Fとの間について行うと、分岐Bと分岐Fとの間の
分岐部B−Fに流れる電流値は200mAとなる。分岐
Bにはこの他に部品Cが接続されているので、コネクタ
31と分岐Bとの間の分岐部O−Bに流れる総電流値は
800mAとなる。
【0021】以上のようにして総電流値と各分岐部の電
流値を算出したなら、それらの電流値を基に電源パター
ンの線幅を決める。コネクタ31と分岐Bとの間は充分
広い電源パターンを形成できるものとし、以下、分岐B
から先のメインルートの電源パターンの線幅を設定する
場合について説明する。
【0022】上述した分岐部に流れる電流値の計算から
分岐部B−Aに流れる電流値は500mAであるので、
電流・線幅データベース13を参照して、メインルート
の線幅として0.5mmを暫定的に選択する。
【0023】次に、線長・電圧低下データベース14か
ら、線幅0.5mmの場合の配線長1cm当たりの電圧
低下値0.09mV/cmを求め、その電圧低下値と電
圧低下を生じるときの電流値(許容最大電流値)0.5
Aとから配線の1cm当たりのインピーダンスを求め
る。
【0024】次に、分岐部Bから次の分岐Aまでの配線
長、分岐Aから次の分岐Cまでの配線長、分岐Cから次
の分岐Dまでの配線長、分岐Dから次の分岐Eまでの配
線長、分岐Eから末端までの配線長をそれぞれ計算す
る。
【0025】そして、単位長さ当たりの線路のインピー
ダンスと、分岐Bと分岐Aとの間の配線長と、分岐部B
ーAを流れる電流値から分岐B、A間の電圧低下値を求
める。以下、同様に分岐A、C間の電圧低下値、分岐
C、D間の電圧低下値、分岐D、E間の電圧低下値、分
岐Eと末端との間の電圧低下値を求め、それらを合計し
て配線の末端における電圧低下値を求める。これにより
末端の部品Hに供給される電源電圧値が分かるので、そ
の電圧値が電源電圧の設計基準許容値である5V±10
%の範囲に入るか否かを判断する。末端の電源電圧が設
計基準許容値を下回る場合には、次に広い線幅を選択し
て上述した計算を再度行う。
【0026】他方、末端の電源電圧値が設計基準許容値
の範囲に入る場合には、暫定的に決めた線幅をメインル
ートの線幅として設定する。なお、使用可能な線幅が設
計基準許容値の最低線幅の0.2mmを下回る場合に
は、設計上の最低線幅である0.2mmを線幅として設
定する。
【0027】分岐Bから分岐Aを経て末端の部品Hに至
るメインルートの線幅が決定したなら、次にそのメイン
ルートに接続するサブルートの線幅を決定する。分岐E
でメインルートに接続されるサブルートには、部品Fの
みが接続されており、その消費電流は100mAである
ので、電流・線幅データベース13を参照して設計基準
許容値の最低線幅の0.2mmを暫定的に選択する。線
幅0.2mmの電圧低下値は、線長・電圧低下データベ
ース14から0.14mV/cmであるので、メインル
ートの場合と同様にしてその電圧低下値から線路インピ
ーダンスを求め、その線路インピーダンスに分岐Eから
部品Fの電源端子までの配線長とサブルートに流れる電
流値を乗算してサブルートの電圧低下値を求める。そし
て、その電圧低下値と、分岐Eにおける電源電圧値とか
ら部品Fの電源端子に供給される電源電圧値を求め、そ
の電圧値が設計基準許容値の5V±10%を満足するか
否かを判断する。電源電圧が設計基準許容値を満足する
場合には、暫定的に定めた線幅0.2mmを分岐Eから
部品Fの電源端子に至る分岐部の線幅として設定する。
他のサブルートについても同様に、末端の部品の電源端
子における電圧低下値を求め、サブルートの末端の電源
電圧が5V±10%の範囲に入るような線幅を設定す
る。
【0028】次に、分岐Bから分岐Fに至る別のメイン
ルートの線幅を決定する。このメインルートには2個の
部品E、Gが接続されているので、分岐Bと分岐Fとの
間の分岐部B−Fを流れる電流値は200mAとなる。
そこで、電流・線幅データベース13から電流値200
mAに対応する線幅0.2mmを選択し、線長・電圧低
下データベース14からその線幅における電圧低下値
0.14mV/cmを求め、さらに、その電圧低下値か
ら1cm当たりの線路インピーダンスを求める。
【0029】次に、分岐Bから次の分岐Fまでの配線長
と、分岐Fから末端の部品Gの電源端子までの配線長を
計算する。そして、1cm当たりの線路インピーダンス
と、分岐Bから分岐Fまでの配線長と、その線路に流れ
る電流値200mAを乗算して、分岐Bと分岐Fとの間
の電圧低下値を算出する。同様に線路インピーダンス
と、分岐Fから末端の部品Gの電源端子までの配線長
と、分岐Fと末端との間に流れる電流値とを乗算して分
岐Fと末端の部品Gとの間の電圧低下値を算出する。そ
して、それらの電圧低下値を合計して、部品Gの電源端
子における電圧低下値を求め、部品Gの電源端子に供給
される電源電圧を求める。この電源電圧が設計基準許容
値である5V±10%の範囲に入るようにメインルート
の線幅を設定する。
【0030】この場合、サブルートは分岐Fと部品Eの
電源端子とを結ぶルートとなるので、その間に流れる電
流値は100mAとなる。そこで、最低線幅の0.2m
mを選択し、線路インピーダンスと、分岐Fから部品E
の電源端子までの配線長を計算する。そして、部品Eの
電源端子における電圧低下値を計算し、電源電圧が設計
基準許容値の5V±10%の範囲に入るかどうかを確認
する。
【0031】以上のようにして電源パターンの線幅が自
動的に設定される。この実施の形態によれば、ユーザが
電源パターンに流れる電流値を考慮して線幅を指定しな
くとも、適切な線幅の電源パターンを自動的に作成する
ことができる。
【0032】次に、図5は電源パターンの他の例を示す
図である。同図は、分岐した電源パターンにそれぞれ2
個の部品が接続されているので、各分岐部に流れる電流
は等しくなる。
【0033】先ず、分岐Aから先のメインルートの線幅
を決める。分岐Bと分岐Cとの間の分岐部B−Cに流れ
る電流は200mAとなり、分岐Bと分岐Dとの間の分
岐部B−Dに流れる電流値も200mAとなるので、分
岐Aと分岐Bとの間を流れる電流値は400mAとな
る。線幅決定演算部15は、電流・線幅データべース1
3を参照して線幅として0.5mmを暫定的に選択し、
線長・電圧低下データベース14からその線幅の電圧低
下値0.09mV/cmを求め、その線幅の配線に流す
許容最大電流から1cm当たりの線路インピーダンスを
求める。
【0034】次に、分岐Bと分岐Cとの間の配線長を算
出し、その配線長と線路インピーダンスと分岐部B−C
に流れる電流値を乗算して、分岐Bと分岐Cとの間の電
圧低下値を算出する。同様に分岐Cと末端の部品Bの電
源端子との間の配線長を算出し、その配線長と線路イン
ピーダンスと分岐Cと末端の部品Bとの間に流れる電流
値100mAを乗算して、分岐Cと末端の部品Bとの間
の電圧低下値を算出する。そして、それらの電圧低下値
を合計して末端の部品Bにおける電圧低下値を求め、部
品Bの電源端子に供給される電源電圧が設計基準許容値
を満足するか否かを判断する。電源電圧が設計基準許容
値を満足すれば、暫定的に決めた線幅0.5mmをメイ
ンルートの線幅として設定する。以下、他の配線ルート
についても同様にして線幅を決定する。
【0035】図6は、自動生成された配線の一例を示す
図であり、同図に太線61で示す部分がメインルート6
1とであり、部品A〜Eの消費電流の合計値以上の許容
電流値を持ち、末端の部品Aに供給される電源電圧が設
計基準許容値を満足するような線幅が設定され、そのメ
インルート61に接続するサブルート62の線幅とし
て、そのサブルート62に接続される部品の消費電流値
以上で、電源電圧が設計基準許容値を満足する線幅が設
定される。
【0036】なお、上記の実施の形態では、1つのメイ
ンルートの線幅を電源部の近くの分岐から末端まで同じ
線幅としているが、分岐部に流れる電流値に応じてルー
トの途中で線幅を変更してもよい。例えば、部品配置の
都合上より狭い線幅にする必要がある場合には、その分
岐以降のルートについて上述したのを同じ計算を行い、
配線の線幅を設定するようにしてもよい。また、上述し
たような配線の線幅の自動設定は電源パターンに限ら
ず、信号線の線幅にも適用できる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、プリント基板の配線の
線幅を自動的に決めることができるので、プリント基板
の設計作業が簡単になり、設計時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動配線装置のブロック図である。
【図2】自動配線装置の動作フローチャートである。
【図3】電源パターンの一例を示す図である。
【図4】分岐部の電流値算出、インピーダンス算出及び
線幅決定処理の説明図である。
【図5】電源パターンの一例を示す図である。
【図6】自動生成された電源パターンの一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
11 回路データ部 12 部品データベース 13 電流・線幅データベース部 14 線長・電圧低下データベース部 15 線幅決定演算部 16 配線エディタ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品の接続先を指定する回路データと部品
    の端子配列を指定する部品データとに基づいて部品間の
    配線を決定する配線手段と、 前記配線の分岐部に流れる電流値を、該配線に接続され
    る部品の消費電流から算出する電流算出手段と、 前記電流算出手段で算出された前記分岐部を流れる電流
    値が、線幅により定まる許容電流値以内となるように前
    記配線の線幅を設定する線幅設定手段とを備えることを
    特徴とする自動配線装置。
  2. 【請求項2】前記決定された配線の末端の電圧を算出す
    る電圧算出手段を有し、 前記線幅設定手段は、前記電流算出手段で算出された前
    記分岐部を流れる電流値が線幅により定まる許容電流値
    以内で、かつ前記電圧算出手段で算出される前記末端の
    電圧が許容電圧値以内となるように前記配線の線幅を設
    定することを特徴とする請求項1記載の自動配線装置。
  3. 【請求項3】前記配線の配線長を算出する配線長算出手
    段を有し、 前記電圧算出手段は、線幅により定まる配線の単位長さ
    当たりのインピーダンスと、前記配線長算出手段で算出
    される配線長と、前記電流算出手段で算出される前記分
    岐部の電流値から前記配線の末端における電源電圧を算
    出し、 前記線幅設定手段は、前記分岐部を流れる電流値が線幅
    により定まる許容電流値以内で、かつ前記端末の電源電
    圧が許容電圧値以内となるように前記配線の線幅を設定
    することを特徴とする請求項2記載の自動配線装置。
  4. 【請求項4】前記部品の接続先を指定する回路データを
    記憶する回路データ記憶部と、 前記部品の消費電流及び端子配列を示す部品データを記
    憶する部品データ記憶部と、 線幅と該線幅の許容電流値とを対応させて記憶する電流
    /線幅記憶部と、 線幅に対応させて配線の単位長さ当たりの電圧低下値ま
    たはインピーダンスを記憶する電圧低下値/インピーダ
    ンス記憶部と、 前記回路データ記憶部に記憶されている回路データと前
    記部品データ記憶部に記憶されている部品データとに基
    づいて部品間の配線を決定する配線手段と、 前記配線の分岐部に流れる電流値を、該配線に接続され
    る部品の消費電流から算出する電流算出手段と、 前記配線の配線長を算出する配線長算出手段と、 前記配線長算出手段で算出された配線長と、前記電圧低
    下値/インピーダンス記憶部に記憶された電圧低下値ま
    たはインピーダンスと、前記電流算出手段で算出された
    前記配線の前記分岐部の電流値とから前記末端の電圧低
    下値を算出し、該電圧低下値から前記末端の電源電圧を
    算出する電圧算出手段と、 前記電流算出手段で算出された前記分岐部を流れる前記
    電流値が線幅により定まる許容電流値以内で、かつ前記
    電圧算出手段で算出される前記末端の電源電圧が許容電
    圧値以内となるように前記配線の線幅を設定する線幅設
    定手段とを備えることを特徴とする自動配線装置。
  5. 【請求項5】部品の接続先を指定する回路データと部品
    の端子配列を指定する部品データとに基づいて部品間の
    配線を決定し、、 前記配線の分岐部に流れる電流値を該配線に接続される
    部品の消費電流から算出し、 前記算出された前記分岐部を流れる電流値が、線幅によ
    り定まる許容電流値以内となるように前記配線の線幅を
    設定することを特徴とする自動配線方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114025481A (zh) * 2021-11-12 2022-02-08 深圳市一晤未来科技有限公司 一种识别并管理阻抗线的方法及其系统

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