JPH1195804A - プラントデータ監視システム - Google Patents

プラントデータ監視システム

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JPH1195804A
JPH1195804A JP25871697A JP25871697A JPH1195804A JP H1195804 A JPH1195804 A JP H1195804A JP 25871697 A JP25871697 A JP 25871697A JP 25871697 A JP25871697 A JP 25871697A JP H1195804 A JPH1195804 A JP H1195804A
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JP
Japan
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computer
backup
plant data
master
plant
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JP25871697A
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English (en)
Inventor
Yutaka Yoshida
田 豊 吉
Koji Tachibana
孝 治 橘
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラントからの全てのプラントデータについ
ての読み込み及び記憶を行うことができるようにする。 【解決手段】 短期保存サーバ4は、入力装置2のパッ
ケージ処理手段3によりパッケージ化されて伝送線N1
上に送出されたプラントデータを取り込み、これを保存
する。そして、取り込み開始から1日経過した時点で、
それまで保存していたデータを長期保存サーバ5に出力
する。その後、サーバ内をリセットして、次の1日分の
プラントデータの保存を開始する。長期保存サーバ5
は、短期保存サーバ4から出力されたプラントデータを
入力し、これを圧縮した状態で半年間又は1年間保存す
る。マスタ側計算機6,7,8及びバックアップ側計算
機13,14,15は、これら短期保存サーバ4及び長
期保存サーバ5に保存されたデータの中から必要なデー
タを取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスタ側計算機及
びバックアップ側計算機を有する、原子力プラント等に
おけるプラントデータ監視システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】原子力プラントにおいては、プラントか
ら入力されるプラントデータに基づき、計算機が種々の
処理及び制御を行っている。そして、原子力プラントに
おいて用いられる計算機システムには、計算機が故障し
た場合に備えて多重化された構成が採用されている。す
なわち、通常使用されている計算機(以下、マスタ側計
算機と呼ぶ。)が故障した場合は、この計算機の機能が
直ちに、予備的に設置されている計算機(以下、バック
アップ側計算機と呼ぶ。)の側に切り換えられ、監視シ
ステムに支障を及ぼすことがないように配慮がなされて
いる。
【0003】図2は、このようなマスタ側計算機及びバ
ックアップ側計算機を備えた従来のプラントデータ監視
システムの構成を示すブロック図である。この図におい
て、検出器51からのプラントデータは入力装置52に
より収集され、ここでA/D変換されてマスタ側計算機
53及びバックアップ側計算機54に送られるようにな
っている。マスタ側計算機53及びバックアップ側計算
機54は、入力装置52からのプラントデータ信号をそ
れぞれ表示器55,56に表示すると共に、共有メモリ
57のマスタ側領域及びバックアップ側領域にそれぞれ
書き込み記憶させるようになっている。
【0004】共有メモリ57に記憶されたプラントデー
タは、マスタ側計算機58及びバックアップ側計算機5
9により読み出されるようになっている。マスタ側計算
機58及びバックアップ側計算機59には制御選択スイ
ッチ60を介して表示器61及び図示を省略してある制
御機器が接続されている。そして、マスタ側計算機5
3,58及びバックアップ側計算機54,59は同一の
建屋に設置されている。
【0005】次に、図2の動作につき説明する。検出器
51からのプラントデータは、入力装置52により収集
されてA /D 変換され、マスタ側計算機53及びバック
アップ側計算機54に送出される。マスタ側計算機53
及びバックアップ側計算機54は、入力装置52からの
プラントデータを表示器55,56に表示すると共に、
これを共有メモリ57の自己の領域に書き込む。
【0006】マスタ側計算機58及びバックアップ側計
算機59は、共有メモリ57に書き込まれたデータを読
み出しているが、制御選択スイッチ60の接点がマスタ
側計算機58の方に選択されているので、マスタ側計算
機58が読み出したデータの内容、あるいは読み出した
データに基づき演算等を施した内容が表示器61に表示
され、また、図示を省略してある制御機器に制御信号等
が出力される。
【0007】このとき、マスタ側計算機53,58及び
バックアップ側計算機54,59は、それぞれ相手側が
正常に動作しているか否かを常時監視している。そし
て、マスタ側に異常が発生した場合には直ちにその異常
発生が表示器に表示されると共にバックアップ側がその
機能を引き継ぎ、一方、バックアップ側に異常が発生し
た場合には直ちにその異常発生が表示器に表示される。
例えば、マスタ側計算機58に異常が発生した場合、バ
ックアップ側計算機59がその異常を検知し、制御選択
スイッチ60の選択を自ら自己の側に切り換えると共
に、マスタ側計算機58の異常発生を表示器61に表示
する。また、バックアップ側計算機59に異常が発生し
た場合、マスタ側計算機58がその異常を検知し、バッ
クアップ側計算機59の異常発生を表示器61に表示す
る(バックアップ側の異常なので制御選択スイッチ60
の切り換えは行われない。)。なお、制御選択スイッチ
60はオペレータが手動で操作することもできるように
なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のプラン
トデータ監視システムは、マスタ側計算機53,58及
びバックアップ側計算機54,59などの全ての計算機
が同一建屋内に設置されていること、並びに、プラント
データの情報量の多さ等に付随して次のような課題を有
していた。ここで、マスタ側計算機53,58及びバッ
クアップ側計算機54,59が同一建屋内に設置されて
いる理由は、現在稼働している既存のプラントデータ監
視システムの設立当時は、ネットワーク技術がそれほど
発達しておらず、各計算機間の接続は通常の配線ケーブ
ルを使用していたことに起因している。すなわち、マス
タ側計算機とバックアップ側計算機とを別々の建屋に設
置したとすると、配線ケーブルの長さが長くなってしま
い、電圧のドロップ分が無視し得ないほどに大きくなっ
てしまうからである。
【0009】このように、全ての計算機が同一の建屋に
設置されていると、第一に、本来ならば別の建屋におい
てもできるような簡単な操作のために、作業員はわざわ
ざ計算機が設置されている建屋に移動しなければなら
ず、作業員に余分な労力を強いる結果となっている。例
えば、各計算機の運行状態監視、初期化、及びマスタ側
とバックアップ側との間の切り換え等は常に特定の建屋
内でしか行うことができず、非効率的なものとなってい
る。特に、原子力プラントにおいては、計算機が設置さ
れている建屋は放射線管理区域である場合が多く、計算
機の簡単な操作のためだけに、その都度作業者が放射線
管理区域に入域するのは、安全管理上の面からも好まし
いものではなかった。
【0010】第二に、全ての計算機が同一建屋に設置さ
れていると、火災又は漏水等の事故が発生した場合、全
ての計算機が使用不能となったり全てのデータを喪失し
てしまう虞れがあり、システムの信頼性保障の観点から
も好ましいものではなかった。
【0011】第三に、全ての計算機が同一建屋に設置さ
れていると、この建屋における他の機器の設置スペース
を制限せざるを得ず、建屋のスペースを有効に利用する
ことができない状態となっていた。
【0012】また、プラントから送られてくるプラント
データの中には数十〜数百ミリオーダーの周期で入力さ
れるものも含まれているが、このようなものまで含めた
全てのプラントデータを記憶させるためには、膨大の記
憶容量が必要となる。そのため、複数の記憶装置を設置
しなければならず、装置間の制御が複雑になっていた。
【0013】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、マスタ側計算機及びバックアップ側計算機を別々
の建屋に設置することができ、また、プラントからの全
てのプラントデータについての読み込み及び記憶を行う
ことが可能なプラントデータ監視システムを提供するこ
とを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、プラントからの
プラントデータを収集し、ネットワークは出力する入力
装置と、前記ネットワークを介しての入力装置からのプ
ラントデータ信号の入力に基づき制御装置に制御指令信
号を出力するマスタ側計算機と、前記マスタ側計算機を
バックアップする前記ネットワークに接続されるバック
アップ側計算機と、を備え、前記マスタ側計算機の故障
時に、マスタ側とバックアップ側との間の切り換えを行
い、それまでのバックアップ側計算機をマスタ側計算機
として用いるプラントデータ監視システムであって、前
記マスタ側計算機及び前記バックアップ側計算機をそれ
ぞれ別個の建屋に設置すると共に、これら両計算機を前
記ネットワークを介して接続し、マスタ側とバックアッ
プ側との間の切り換えをバックアップ側計算機が行うよ
うにした、ことを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記マスタ側計算機及び前記バックアップ
側計算機は、自己が正常に動作していることを表す正常
動作信号を常時前記ネットワークに出力し、いずれか一
方の側の計算機は、他方の側の計算機からこの正常動作
信号が出力されているか否かを常時監視し、出力されて
いない場合に、前記マスタ側とバックアップ側との間の
切り換えについての切り換えを行うか、あるいは異常警
報信号を出力するものである、ことを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、プラントからのプ
ラントデータを収集し、これをネットワークに出力する
入力装置に設けられており、所定時間の間に入力したプ
ラントデータを1つのパッケージとするパッケージ処理
を行うと共に、各パッケージに対してパッケージ番号を
付加するパッケージ処理手段と、前記ネットワークに、
前記パッケージ番号に従って前記パッケージ処理された
プラントデータを短期間又は長期間保存する短期保存サ
ーバ又は長期保存サーバと、を備えたことを特徴とす
る。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記パッケージ処理手段は、前記パッケー
ジ番号と共に、時刻データを各パッケージに付加するも
のである、ことを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項3又は4記
載の発明において、前記長期保存サーバは、前記短期保
存サーバに保存されているプラントデータを圧縮して保
存するものである、ことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づき説明する。図1は、本発明の実施形態に係るプラン
トデータ監視システムの構成を示すブロック図である。
この図において、建屋Aには、検出器1、パッケージ処
理手段3を有する入力装置2、短期保存サーバ4、長期
保存サーバ5、正常動作監視手段9を有するマスタ側計
算機6,7,8、表示器10、及び制御選択スイッチ1
1が設置されている。そして、入力装置2、短期保存サ
ーバ4、長期保存サーバ5、及びマスタ側計算機6,
7,8は、ノード12を介してネットワークの伝送線N
1 に接続されている。この伝送線N1 は、ノード12を
介して他の伝送線N2 ,N3 に接続されている。なお、
ネットワークとしては、通常、LAN(ローカルネット
ワーク)等が用いられる。
【0020】建屋Bには、正常動作監視手段9を有する
バックアップ側計算機13,14,15、及び表示器1
6が設置されている。そして、バックアップ側計算機1
3,14,15は、ノード12を介してネットワークの
伝送線N1 に接続されている。
【0021】建屋Cには、統括計算機17及び表示器1
8が設置されており、統括計算機17はノード12を介
してネットワークの伝送線N2 に接続されている。
【0022】建屋Dには、検出器1、入力装置2、及び
図示を省略してある他の計算機等の機器が設置されてい
る。そして、これらの機器はノード12を介してネット
ワークの伝送線N3 に接続されている。
【0023】入力装置2内のパッケージ処理手段3は、
検出器1から入力する複数のプラントデータをパッケー
ジ化して伝送線N1 上に送出する機能を有するものであ
る。例えば、検出器1から入力装置2への入力ラインが
100本あり、入力装置2は約1秒毎に100個のプラ
ントデータを入力するものであるとすると、パッケージ
処理手段3はこの100個のプラントデータを1つのパ
ッケージにパッケージ化する処理を行うと共に、各パッ
ケージに対してパッケージ番号を付加する。各パッケー
ジは、それに付されたパッケージ番号により、入力装置
2から本日の第何番目に送出されたパッケージであるか
を特定することができる。このパッケージ番号は、時系
列的に連続して付された番号であるから、最初のパッケ
ージ番号に対応する時刻が分かれば、以後のパッケージ
のパッケージ番号に対応する時刻も分かることになる。
すなわち、あるパッケージが1日のうちの何時何分何秒
に送出されたものであるかを、このパッケージ番号によ
って特定することができる。しかし、故障等が発生した
場合には、このパッケージ番号と正確な時刻との対応関
係が崩れてしまうことが考えられる。そこで、本実施形
態におけるパッケージ処理手段3は、各パッケージに対
して、パッケージ番号と共に、時刻データを付すること
ができるようになっている。これにより、故障等が発生
した場合でも、各パッケージ番号に対応する正確な時刻
を常に把握することが可能になっている。
【0024】短期保存サーバ4は、入力装置2から伝送
線N1 上にパッケージ化されて送出されたプラントデー
タを取り込み、これを短期間(本実施形態では1日すな
わち24時間とする。)保存するようになっている。そ
して、短期保存サーバ4は24時間経過毎に、それまで
保存していたプラントデータを長期保存サーバ5に出力
すると共に、サーバ内をリセットして次のパッケージ化
されたプラントデータを取り込むようになっている。
【0025】長期保存サーバ5は、短期保存サーバ4か
ら出力されてくるパッケージ化されたプラントデータを
24時間毎に入力し、これ長期間(本実施形態では半年
又は1年とする。)保存するようになっている。長期保
存サーバ5は、短期保存サーバ4からのプラントデータ
を圧縮して保存するようになっており、これによって半
年分〜1年分という膨大な情報量の保存が可能になって
いる。
【0026】マスタ側計算機6,7,8及びバックアッ
プ側計算機13,14,15内の正常動作監視手段9
は、自己の計算機が正常に動作していることを示す正常
動作信号を伝送線N1 上に常時送出するものである。そ
して、マスタ側及びバックアップ側の互いに対応する計
算機は、相手側の計算機からこの正常動作信号が常時送
出されているかどうかを監視している。例えば、バック
アップ側計算機13は、伝送線N1 上にマスタ側計算機
6の正常動作信号が送出されているか否かを監視してお
り、送出されていない場合には、マスタ側計算機6が故
障であると見なして、制御選択スイッチ11を自己の側
に切り換える。なお、図面が煩雑になるのを避けるため
図示を省略してあるが、マスタ側計算機7とバックアッ
プ側計算機14との間、及びマスタ側計算機8とバック
アップ側計算機15との間の切り換えを行うための制御
選択スイッチ11も同様に設置されている。
【0027】次に、上記のように構成される本実施形態
の動作につき説明する。検出器1から入力装置2へ10
0個のプラントデータが約1秒毎に入力されるとする
と、入力装置2のパッケージ処理手段3は、これら10
0個のデータを1つのパッケージとし、これにパッケー
ジ番号及び時刻データを付加して伝送線N1 上に送出す
る。マスタ側計算機6,7,8及びバックアップ側計算
機13,14,15は、このようにパッケージ化されて
伝送線N1 上に送出されたプラントデータを取り込み、
自己の処理対象となっているデータを表示器10,16
に表示し、あるいは必要な演算等を行い、その結果を伝
送線N1 上に送出するようにする。
【0028】建屋C内の統括計算機17は、伝送線N1
,N2 を介して入力装置2からのプラントデータ、マ
スタ側計算機6,7,8及びバックアップ側計算機1
3,14,15からの演算結果等を取り込み、これらを
表示器18に表示する。統括計算機17は、また他の建
屋Dからも同様に、プラントデータ及び演算結果等を取
り込んでいる。
【0029】マスタ側計算機6,7,8及びバックアッ
プ側計算機13,14,15内の各正常動作監視手段9
は、自己の計算機が正常に動作していることを示す正常
動作信号を伝送線N1 上に送出すると共に、伝送線N1
上に流れている相手側計算機の正常動作信号を監視して
いる。例えば、マスタ側計算機6の正常動作信号が伝送
線N1 上に流れなくなった場合は、これを監視していた
バックアップ側計算機13が前述した通り制御選択スイ
ッチ11を自己の側に切り換える。逆に、バックアップ
側計算機13の正常動作信号が伝送線N1 上に流れなく
なった場合は、当然のことながら制御選択スイッチ11
の切り換えは行われず、これを監視していたマスタ側計
算機6が表示器10に異常警報を表示し、バックアップ
側計算機13が故障であることを知らせるようにする。
【0030】また、短期保存サーバ4は、入力装置2の
パッケージ処理手段3によりパッケージ化されて伝送線
N1 上に送出されたプラントデータを取り込み、これを
保存する。そして、取り込み開始から1日経過した時点
で、それまで保存していたデータを長期保存サーバ5に
出力する。その後、サーバ内をリセットして、次の1日
分のプラントデータの保存を開始する。長期保存サーバ
5は、短期保存サーバ4から出力されたプラントデータ
を入力し、これを圧縮した状態で半年間又は1年間保存
する。
【0031】マスタ側計算機6,7,8及びバックアッ
プ側計算機13,14,15は、これら短期保存サーバ
4及び長期保存サーバ5に保存されたデータの中から必
要なデータを取り出すことができる。この際、各計算機
は、プラントデータに付加されているパッケージ番号及
び時刻データを利用することにより、特定の日時のデー
タを速やかに検索することができる。また、短期保存サ
ーバ4及び長期保存サーバ5に保存されているデータの
利用は、マスタ側計算機6,7,8及びバックアップ側
計算機13,14,15だけでなく、建屋C内の統括計
算機17や建屋D内の他のマスタ側計算機及びバックア
ップ側計算機も行うことができる。
【0032】上記した図1のプラントデータ監視システ
ムにおいては、LAN等のネットワークを有効に活用す
ることにより、従来システムが抱えていた課題を解決し
ている。すなわち、マスタ側計算機6,7,8及びバッ
クアップ側計算機13,14,15は、それぞれ別個の
建屋A,Bに設置されており、作業員は建屋A,Bのう
ちのいずれからでも、マスタ側とバックアップ側との間
の切り換え、及び各計算機に対する初期化を行うことが
でき、さらに、建屋C内の統括計算機17や建屋D内の
他の計算機を用いることによってもこのような切り換え
及び初期化を行うことができる。したがって、作業員
は、このような簡単な操作を行うために、わざわざ或る
特定の建屋に行く必要がなくなり、作業員が現在いる建
屋においてこのような操作を行うことができる。特に、
従来は、放射線管理区域内の建屋に入って上記の操作を
行わなければならないことがあり、作業員の労力を増大
させるばかりか安全管理上の面からも好ましいものでは
なかったが、図1の構成によれば、このような作業員に
対する労力負担及び危険の増大を回避することができ
る。
【0033】また、各計算機はそれぞれ別個の建屋に設
置されているので、全ての建屋に対して火災又は漏水等
の事故が発生しない限りは、全ての計算機が使用不能と
なったり全てのデータが喪失してしまうことがなくな
る。したがって、システムの信頼性をより向上させるこ
とができる。
【0034】そして、従来のようにある特定の建屋に計
算機が集中して設置されていることがなくなり、各建屋
A,B,C,Dに対し分散して計算機が設置された状態
となっている。したがって、どの建屋においても他の機
器の設置スペースを制限する必要がなくなり、建屋のス
ペースを有効に利用することができるようになる。
【0035】なお、電線ケーブル等の通常の配線材を用
いていた従来システムとは異なり、図1の構成では、ネ
ットワークの伝送線N1 ,N2 ,N3 には光ファイバ等
が用いられているので、各建屋A,B,C,D間の距離
が長い場合であっても、電圧降下等の問題が生じること
はない。
【0036】さらに、検出器1から送られてくるプラン
トデータを、入力装置2のパッケージ処理手段3がパッ
ケージ化すると共にパッケージ番号及び時刻データを付
加して伝送線N1 に送出し、これを短期保存サーバ4及
び長期保存サーバ5が保存するようにしているので、プ
ラントからの膨大な量の全てのプラントデータを記憶し
ておくことが可能になっている。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、LAN
等のネットワークを有効に活用した構成としてあるの
で、マスタ側計算機及びバックアップ側計算機を別々の
建屋に設置することができ、また、プラントからの全て
のプラントデータについての読み込み及び記憶を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプラントデータ監視シ
ステムの構成を示すブロック図。
【図2】従来のプラントデータ監視システムの構成を示
すブロック図。
【符号の説明】
1 検出器 2 入力装置 3 パッケージ処理手段 4 短期保存サーバ 5 長期保存サーバ 6 マスタ側計算機 7 マスタ側計算機 8 マスタ側計算機 9 正常動作監視手段 10 表示器 11 制御選択スイッチ 12 ノード 13 バックアップ側計算機 14 バックアップ側計算機 15 バックアップ側計算機 16 表示器 17 統括計算機 18 表示器 51 検出器 52 入力装置 53 マスタ側計算機 54 バックアップ側計算機 55 表示器 56 表示器 57 共有メモリ 58 マスタ側計算機 59 バックアップ側計算機 60 制御選択スイッチ 61 表示器 A 建屋 B 建屋 C 建屋 D 建屋 N1 伝送線 N2 伝送線 N3 伝送線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラントからのプラントデータを収集し、
    ネットワークに出力する入力装置と、 前記ネットワークを介しての入力装置からのプラントデ
    ータ信号の入力に基づき制御装置に制御指令信号を出力
    するマスタ側計算機と、 前記マスタ側計算機をバックアップする前記ネットワー
    クに接続されるバックアップ側計算機と、 を備え、前記マスタ側計算機の故障時に、マスタ側とバ
    ックアップ側との間の切り換えを行い、それまでのバッ
    クアップ側計算機をマスタ側計算機として用いるプラン
    トデータ監視システムであって、 前記マスタ側計算機及び前記バックアップ側計算機をそ
    れぞれ別個の建屋に設置すると共に、これら両計算機を
    前記ネットワークを介して接続し、マスタ側とバックア
    ップ側との間の切り換えをバックアップ側計算機が行う
    ようにした、 ことを特徴とするプラントデータ監視システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のプラントデータ監視システ
    ムにおいて、 前記マスタ側計算機及び前記バックアップ側計算機は、
    自己が正常に動作していることを表す正常動作信号を常
    時前記ネットワークに出力し、いずれか一方の側の計算
    機は、他方の側の計算機からこの正常動作信号が出力さ
    れているか否かを常時監視し、出力されていない場合
    に、前記マスタ側とバックアップ側との間の切り換えに
    ついての切り換えを行うか、あるいは異常警報信号を出
    力するものである、 ことを特徴とするプラントデータ監視システム。
  3. 【請求項3】プラントからのプラントデータを収集し、
    これをネットワークに出力する入力装置に設けられてお
    り、所定時間の間に入力したプラントデータを1つのパ
    ッケージとするパッケージ処理を行うと共に、各パッケ
    ージに対してパッケージ番号を付加するパッケージ処理
    手段と、 前記ネットワークに、前記パッケージ番号に従って前記
    パッケージ処理されたプラントデータを短期間又は長期
    間保存する短期保存サーバ又は長期保存サーバと、 を備えたことを特徴とするプラントデータ監視システ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項3記載のプラントデータ監視システ
    ムにおいて、前記パッケージ処理手段は、前記パッケー
    ジ番号と共に、時刻データを各パッケージに付加するも
    のである、 ことを特徴とするプラントデータ監視システム。
  5. 【請求項5】請求項3又は4記載のプラントデータ監視
    システムにおいて、 前記長期保存サーバは、前記短期保存サーバに保存され
    ているプラントデータを圧縮して保存するものである、 ことを特徴とするプラントデータ監視システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005284388A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Toshiba Corp プラントの運転スケジュール最適化方法および最適化システム
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