JPH1195646A - 教習システム及び教習方法並びに記憶媒体 - Google Patents
教習システム及び教習方法並びに記憶媒体Info
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- JPH1195646A JPH1195646A JP25048497A JP25048497A JPH1195646A JP H1195646 A JPH1195646 A JP H1195646A JP 25048497 A JP25048497 A JP 25048497A JP 25048497 A JP25048497 A JP 25048497A JP H1195646 A JPH1195646 A JP H1195646A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 道路状況の変化を予測して適切な行動を選択
できるように対話的に教習すると共に、個人あるいはグ
ループに対する教習を効率的に行うのに好適な危険予測
教習システムを提供する。 【解決手段】 問題となる状況を画面表示し、さらに状
況の変化を予測させるための番号ボタンを設けた画面を
表示し、そのボタンの何れかが指示入力されると、予測
された状況でどのような行動をとるべきかを選択させる
ための番号ボタンを設けた画面を表示し、そのボタンの
何れかが指示入力されると、状況予測と行動選択につい
ての正誤を判定し、予測状況下における選択行動の結果
を画面上で解説する。
できるように対話的に教習すると共に、個人あるいはグ
ループに対する教習を効率的に行うのに好適な危険予測
教習システムを提供する。 【解決手段】 問題となる状況を画面表示し、さらに状
況の変化を予測させるための番号ボタンを設けた画面を
表示し、そのボタンの何れかが指示入力されると、予測
された状況でどのような行動をとるべきかを選択させる
ための番号ボタンを設けた画面を表示し、そのボタンの
何れかが指示入力されると、状況予測と行動選択につい
ての正誤を判定し、予測状況下における選択行動の結果
を画面上で解説する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車運転教習所
における教習や各種の交通安全講習会等で用いられ、個
人あるいはグループで道路状況の変化を予測し適切な行
動を選択するための判断力を養成するのに好適な教習シ
ステム及び教習方法並びに記憶媒体に関する。
における教習や各種の交通安全講習会等で用いられ、個
人あるいはグループで道路状況の変化を予測し適切な行
動を選択するための判断力を養成するのに好適な教習シ
ステム及び教習方法並びに記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車運転教習所等において、自動車の
運転操作を模擬的に練習するために、種々の訓練装置が
用いられている。例えば、特開昭51−90627号公
報に記載されている装置では、ハンドル、アクセルペダ
ル、ブレーキペダル、クラッチペダル等の操作機構、及
び速度計、ウィンカー等の補助機構を有する模擬運転台
と、TVモニタと、模擬運転台の操作に応じてTVモニ
タ上の模擬視界を移動させる画像発生装置と、模擬運転
台の基本操作説明をTVモニタ上に表示するためのビデ
オテープレコーダと、前記模擬視界と基本操作説明とを
選択的に切り替える選択手段とを備え、TVモニタにお
いて、操作機構の基本操作説明を行う視覚表示(音声メ
ッセージによる説明を含む)と、操作機構による練習操
作を先導するための移動模擬視界の画像表示とを切り替
え、何れか一方を表示するように構成しているので、初
歩的な基本操作説明と高級な運転操作の練習とを1台の
装置で兼用できる。
運転操作を模擬的に練習するために、種々の訓練装置が
用いられている。例えば、特開昭51−90627号公
報に記載されている装置では、ハンドル、アクセルペダ
ル、ブレーキペダル、クラッチペダル等の操作機構、及
び速度計、ウィンカー等の補助機構を有する模擬運転台
と、TVモニタと、模擬運転台の操作に応じてTVモニ
タ上の模擬視界を移動させる画像発生装置と、模擬運転
台の基本操作説明をTVモニタ上に表示するためのビデ
オテープレコーダと、前記模擬視界と基本操作説明とを
選択的に切り替える選択手段とを備え、TVモニタにお
いて、操作機構の基本操作説明を行う視覚表示(音声メ
ッセージによる説明を含む)と、操作機構による練習操
作を先導するための移動模擬視界の画像表示とを切り替
え、何れか一方を表示するように構成しているので、初
歩的な基本操作説明と高級な運転操作の練習とを1台の
装置で兼用できる。
【0003】なお、前記模擬視界については、ビデオゲ
ームにおけるコンピュータグラフィックスを利用した2
次元表現から各種のテーマパークで用いられるような3
次元表現まで種々の画像処理及びシミュレーション方法
が採用されている。前記ビデオゲームにおいては、CP
U、プログラム及び動画データを記憶したROM、及び
RAM等からなるゲーム基板を用い、CPUが画像表示
回路からの1垂直走査時間を周期とする割り込み信号を
受け付けて、リアルタイムで画像処理を行うものであ
る。すなわち、背景映像とキャラクタ映像を重ねて電子
的に合成したセルアニメーションをコマ撮りのように割
り込み制御して動画を表示する。また、前記3次元表現
の動画を作成する場合には、ポリゴナイザ(ポリゴン生
成用ソフトウェア)によって、コンピュータグラフィッ
クスにおける立体物の表現単位である多角形(ポリゴ
ン)を例えば1/60秒ごとに画面表示し、背景を示す
画像データは全て3次元データとして記憶し、前記割り
込み制御によってキャラクタの動きに合わせた画像を表
示する。なお、3次元画像処理においては、前記ポリゴ
ンによるサーフィスモデルに対し、まず、アフィン変
換、透視投影変換、及びクリッピングが行われ、スクリ
ーン座標系に変換される。次に、前段で得られたポリゴ
ンのZ座標を元に各ポリゴンを視点からの距離の順にソ
ートする。次に、ソート済みのポリゴン情報から、フィ
ールド単位で水平走査線ごとに各ポリゴンの輪郭情報を
算出し、その両端のX座標値とポリゴン情報をフィール
ドメモリに蓄積する。最後に、前段までで得られたフィ
ールド情報を元に、水平走査ごとの画像生成処理を行
い、デュアルラインバッファ方式で生成画像を蓄積し、
隠面消去を行い、1フィールドの処理を終了する。コン
ピュータグラフィックスを利用した2次元あるいは3次
元動画像は、前記模擬視界やシミュレーション用に広く
使われている。
ームにおけるコンピュータグラフィックスを利用した2
次元表現から各種のテーマパークで用いられるような3
次元表現まで種々の画像処理及びシミュレーション方法
が採用されている。前記ビデオゲームにおいては、CP
U、プログラム及び動画データを記憶したROM、及び
RAM等からなるゲーム基板を用い、CPUが画像表示
回路からの1垂直走査時間を周期とする割り込み信号を
受け付けて、リアルタイムで画像処理を行うものであ
る。すなわち、背景映像とキャラクタ映像を重ねて電子
的に合成したセルアニメーションをコマ撮りのように割
り込み制御して動画を表示する。また、前記3次元表現
の動画を作成する場合には、ポリゴナイザ(ポリゴン生
成用ソフトウェア)によって、コンピュータグラフィッ
クスにおける立体物の表現単位である多角形(ポリゴ
ン)を例えば1/60秒ごとに画面表示し、背景を示す
画像データは全て3次元データとして記憶し、前記割り
込み制御によってキャラクタの動きに合わせた画像を表
示する。なお、3次元画像処理においては、前記ポリゴ
ンによるサーフィスモデルに対し、まず、アフィン変
換、透視投影変換、及びクリッピングが行われ、スクリ
ーン座標系に変換される。次に、前段で得られたポリゴ
ンのZ座標を元に各ポリゴンを視点からの距離の順にソ
ートする。次に、ソート済みのポリゴン情報から、フィ
ールド単位で水平走査線ごとに各ポリゴンの輪郭情報を
算出し、その両端のX座標値とポリゴン情報をフィール
ドメモリに蓄積する。最後に、前段までで得られたフィ
ールド情報を元に、水平走査ごとの画像生成処理を行
い、デュアルラインバッファ方式で生成画像を蓄積し、
隠面消去を行い、1フィールドの処理を終了する。コン
ピュータグラフィックスを利用した2次元あるいは3次
元動画像は、前記模擬視界やシミュレーション用に広く
使われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
特開昭51−90627号公報に記載された装置では、
基本操作説明と模擬視界の何れか一方を切り替え表示す
るように構成されているので、例えば運転操作の練習後
に、両方の画像を併用し、練習者の運転操作に対応させ
て移動模擬視界を表示しながら、TVモニタ上で評価及
び解説を行うことは難しかった。具体的には、交差点
等、他車や歩行者の動きを含む道路状況の変化を予測し
て運転操作を行う必要がある場合について、移動模擬視
界を表示しながら、どのような運転操作をするべきかを
詳しく解説したり、間違った運転操作をするとどうなる
かをシミュレートしながら解説することは難しかった。
すなわち、道路状況の変化を予測して適切な行動を選択
するための判断力を養成する点については十分な配慮が
なされていなかった。
特開昭51−90627号公報に記載された装置では、
基本操作説明と模擬視界の何れか一方を切り替え表示す
るように構成されているので、例えば運転操作の練習後
に、両方の画像を併用し、練習者の運転操作に対応させ
て移動模擬視界を表示しながら、TVモニタ上で評価及
び解説を行うことは難しかった。具体的には、交差点
等、他車や歩行者の動きを含む道路状況の変化を予測し
て運転操作を行う必要がある場合について、移動模擬視
界を表示しながら、どのような運転操作をするべきかを
詳しく解説したり、間違った運転操作をするとどうなる
かをシミュレートしながら解説することは難しかった。
すなわち、道路状況の変化を予測して適切な行動を選択
するための判断力を養成する点については十分な配慮が
なされていなかった。
【0005】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、道路状況の変化を予測して適切な行動を選択できる
ように対話的かつ多面的な見方で教習すると共に、個人
あるいはグループに対する教習を効率的に行うのに好適
な教習システム及び教習方法並びに記憶媒体を提供する
ことにある。
し、道路状況の変化を予測して適切な行動を選択できる
ように対話的かつ多面的な見方で教習すると共に、個人
あるいはグループに対する教習を効率的に行うのに好適
な教習システム及び教習方法並びに記憶媒体を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の教習システムは、少なくとも教習用のプロ
グラム及び画像データを記憶したROMと、そのROM
に記憶された画像データをもとに画像信号を発生させる
画像発生手段と、その画像発生手段にて生成された画像
を表示する表示手段と、前記表示手段に表示されたボタ
ンを指示入力するための指示入力手段と、前記プログラ
ムに従い、問題となる状況を画面表示し、さらにその状
況の変化を予測させるための番号ボタンを設けた画面を
表示し、そのボタンの何れかが指示入力されると、予測
された状況でどのような行動をとるべきかを選択させる
ための番号ボタンを設けた画面を表示し、そのボタンの
何れかが指示入力されると、状況予測と行動選択につい
ての正誤を判定し、予測状況下における選択行動の結果
を画面上で解説するための制御手段とを備えたことを特
徴とする。
め、本発明の教習システムは、少なくとも教習用のプロ
グラム及び画像データを記憶したROMと、そのROM
に記憶された画像データをもとに画像信号を発生させる
画像発生手段と、その画像発生手段にて生成された画像
を表示する表示手段と、前記表示手段に表示されたボタ
ンを指示入力するための指示入力手段と、前記プログラ
ムに従い、問題となる状況を画面表示し、さらにその状
況の変化を予測させるための番号ボタンを設けた画面を
表示し、そのボタンの何れかが指示入力されると、予測
された状況でどのような行動をとるべきかを選択させる
ための番号ボタンを設けた画面を表示し、そのボタンの
何れかが指示入力されると、状況予測と行動選択につい
ての正誤を判定し、予測状況下における選択行動の結果
を画面上で解説するための制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0007】また、上記課題を解決するため、本発明の
教習方法は、少なくとも教習用のプログラム及び画像デ
ータを記憶したROMと、前記プログラムに従い、シス
テム全体を制御するCPUと、前記ROMに記憶された
画像データをもとに画像信号を発生させる画像発生手段
と、その画像発生手段にて生成された画像を表示する表
示手段と、前記表示手段に表示されたボタンを指示入力
するための指示入力手段とを備えたシステムの教習方法
であって、問題となる状況を示す画面を表示し、その状
況の変化を予測させるための番号ボタンを設けた画面を
表示し、そのボタンの何れかの指示入力で予測された状
況で、どのような行動をとるべきかを選択させるための
番号ボタンを設けた画面を表示し、前記予測された状況
と前記番号ボタンの何れかの指示入力で選択された行動
とについての正誤を判定して、予測状況下における選択
行動の結果を解説する画面を表示することを特徴とす
る。
教習方法は、少なくとも教習用のプログラム及び画像デ
ータを記憶したROMと、前記プログラムに従い、シス
テム全体を制御するCPUと、前記ROMに記憶された
画像データをもとに画像信号を発生させる画像発生手段
と、その画像発生手段にて生成された画像を表示する表
示手段と、前記表示手段に表示されたボタンを指示入力
するための指示入力手段とを備えたシステムの教習方法
であって、問題となる状況を示す画面を表示し、その状
況の変化を予測させるための番号ボタンを設けた画面を
表示し、そのボタンの何れかの指示入力で予測された状
況で、どのような行動をとるべきかを選択させるための
番号ボタンを設けた画面を表示し、前記予測された状況
と前記番号ボタンの何れかの指示入力で選択された行動
とについての正誤を判定して、予測状況下における選択
行動の結果を解説する画面を表示することを特徴とす
る。
【0008】さらに、上記課題を解決するため、本発明
の記憶媒体は、ディスプレイ表示画面中の所定ボタンを
指示することにより、そのボタンの指示による入力信号
と各画面を示す画像信号とから遷移先の画面を特定する
ためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、問題の
道路状況の変化を予測させるための予測選択画面に表示
された、予測される道路状況の選択肢の番号ボタンが指
示されたとき、予測された道路状況で運転者がどのよう
な行動をとるかを選択させるための行動選択画面へ遷移
する機能と、前記行動選択画面に表示された、運転者の
行動を選択する選択肢の番号ボタンが指示されたとき、
予測された道路状況及び選択された行動を確認させるた
めの選択確認画面へ遷移する機能と、前記選択確認画面
に表示された、前記道路状況の予測及び行動の選択を確
認する確認ボタンが指示されたとき、前記道路状況の予
測及び行動の選択の正誤を示す結果画面へ遷移する機能
とを実現させるためのプログラムを記憶したことを特徴
とする。
の記憶媒体は、ディスプレイ表示画面中の所定ボタンを
指示することにより、そのボタンの指示による入力信号
と各画面を示す画像信号とから遷移先の画面を特定する
ためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、問題の
道路状況の変化を予測させるための予測選択画面に表示
された、予測される道路状況の選択肢の番号ボタンが指
示されたとき、予測された道路状況で運転者がどのよう
な行動をとるかを選択させるための行動選択画面へ遷移
する機能と、前記行動選択画面に表示された、運転者の
行動を選択する選択肢の番号ボタンが指示されたとき、
予測された道路状況及び選択された行動を確認させるた
めの選択確認画面へ遷移する機能と、前記選択確認画面
に表示された、前記道路状況の予測及び行動の選択を確
認する確認ボタンが指示されたとき、前記道路状況の予
測及び行動の選択の正誤を示す結果画面へ遷移する機能
とを実現させるためのプログラムを記憶したことを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【0010】本実施形態の危険予測教習システムは、例
えば自動車免許の取得希望者が多様な道路状況に応じて
的確に危険を予測し、正しい行動を取ることを教習する
ためのものであり、複数の危険予測教習装置と指導者用
教習装置とを接続して構築されたネットワークからな
る。
えば自動車免許の取得希望者が多様な道路状況に応じて
的確に危険を予測し、正しい行動を取ることを教習する
ためのものであり、複数の危険予測教習装置と指導者用
教習装置とを接続して構築されたネットワークからな
る。
【0011】前記危険予測教習装置の構成は図1に示す
通りである。CPU11は、装置全体を制御する。RA
M12は、CPU11のワークエリアとして使用される
と共に、学習者の成績(今回得点、回答率、前回成績と
の比較結果等)やその他の必要データを記憶するための
メモリである。ROM13は、CPU11の動作を制御
する危険予測教習用プログラム及びデータ(道路状況を
示す3次元動画ファイル、選択行動をシミュレートする
ための俯瞰図データからなる3次元動画ファイル、案内
/解説メッセージ用の音声データファイル、案内/解説
メッセージ用の文字データファイルを含む)を記憶した
メモリである。なお、画像データは前述のコンピュータ
グラフィックスを利用して作成されたものである。ビデ
オRAM14は、ビットマップディスプレイのドットに
1対1に対応して画像データ及び文字データを展開し、
マルチウィンドウ表示するためのメモリである。網制御
ユニット(NCU)18は、他端末との間を結ぶネット
ワーク回線の接続を制御する。ビットマップディスプレ
イ19は、マルチウィンドウ機能を有し、例えばCRT
等から構成される。このマルチウィンドウ機能により、
各教習コースの問題、予測選択結果、解説(シミュレー
ションを含む)、案内等をファイル別に区分けして画面
上に表示する。プリンタ20は、設問に対する予測選択
結果の成績(正誤)等を出力するためのものである。こ
のプリンタ20は、指導者用端末のみに設けてもよい。
音声出力回路21は、ROM13に記憶された案内/解
説メッセージ(音声データ)を出力する。操作パネル2
2は、図示していないシステムスイッチや図2に示す解
説動画の再生操作ボタン31及びツマミ31´、解説動
画の表示ボタン32、状況動画の再生操作ボタン33及
びツマミ33´等からなる。図2に示す各種ボタン及び
ツマミは、後述の複数参加のディスカッションによる教
習時に用いられる。なお、表示ボタン32において、
『1』〜『4』は道路状況と行動との組み合わせに対応
する解説動画に付与された番号を示し、『無表示』は解
説動画を表示しない場合(例えば、マニュアルの解説書
による解説のみを用いる場合)を示す。ポインティング
デバイス(以下、マウスと呼ぶ)23は、ディスプレイ
画面上に表示された各種ボタン(後述の問題ボタン、
『次へ』ボタン等)を指すために用いる。画像発生回路
16は、マイクロプロセッサ等からなり、前記ROM1
3に記憶された文字データや前記コンピュータグラフィ
ックスを利用した3次元画像データから画像信号を発生
する処理を行う。これにより、本実施形態における自動
車の移動に伴う道路状況の遷移や俯瞰図を用いたシミュ
レーションの表示を可能にする。なお、ROM13から
読み出された画像データは、動画または静止画としてあ
るいはマルチウインドウ表示の一部のみ動画として表示
される。なお、電源回路15は、本実施形態の危険予測
教習端末に電力を供給する。
通りである。CPU11は、装置全体を制御する。RA
M12は、CPU11のワークエリアとして使用される
と共に、学習者の成績(今回得点、回答率、前回成績と
の比較結果等)やその他の必要データを記憶するための
メモリである。ROM13は、CPU11の動作を制御
する危険予測教習用プログラム及びデータ(道路状況を
示す3次元動画ファイル、選択行動をシミュレートする
ための俯瞰図データからなる3次元動画ファイル、案内
/解説メッセージ用の音声データファイル、案内/解説
メッセージ用の文字データファイルを含む)を記憶した
メモリである。なお、画像データは前述のコンピュータ
グラフィックスを利用して作成されたものである。ビデ
オRAM14は、ビットマップディスプレイのドットに
1対1に対応して画像データ及び文字データを展開し、
マルチウィンドウ表示するためのメモリである。網制御
ユニット(NCU)18は、他端末との間を結ぶネット
ワーク回線の接続を制御する。ビットマップディスプレ
イ19は、マルチウィンドウ機能を有し、例えばCRT
等から構成される。このマルチウィンドウ機能により、
各教習コースの問題、予測選択結果、解説(シミュレー
ションを含む)、案内等をファイル別に区分けして画面
上に表示する。プリンタ20は、設問に対する予測選択
結果の成績(正誤)等を出力するためのものである。こ
のプリンタ20は、指導者用端末のみに設けてもよい。
音声出力回路21は、ROM13に記憶された案内/解
説メッセージ(音声データ)を出力する。操作パネル2
2は、図示していないシステムスイッチや図2に示す解
説動画の再生操作ボタン31及びツマミ31´、解説動
画の表示ボタン32、状況動画の再生操作ボタン33及
びツマミ33´等からなる。図2に示す各種ボタン及び
ツマミは、後述の複数参加のディスカッションによる教
習時に用いられる。なお、表示ボタン32において、
『1』〜『4』は道路状況と行動との組み合わせに対応
する解説動画に付与された番号を示し、『無表示』は解
説動画を表示しない場合(例えば、マニュアルの解説書
による解説のみを用いる場合)を示す。ポインティング
デバイス(以下、マウスと呼ぶ)23は、ディスプレイ
画面上に表示された各種ボタン(後述の問題ボタン、
『次へ』ボタン等)を指すために用いる。画像発生回路
16は、マイクロプロセッサ等からなり、前記ROM1
3に記憶された文字データや前記コンピュータグラフィ
ックスを利用した3次元画像データから画像信号を発生
する処理を行う。これにより、本実施形態における自動
車の移動に伴う道路状況の遷移や俯瞰図を用いたシミュ
レーションの表示を可能にする。なお、ROM13から
読み出された画像データは、動画または静止画としてあ
るいはマルチウインドウ表示の一部のみ動画として表示
される。なお、電源回路15は、本実施形態の危険予測
教習端末に電力を供給する。
【0012】次に、本実施形態の危険予測教習システム
において、各人が個々に危険予測教習を受ける場合の画
面遷移について述べる。本実施形態では、画面上に表示
された各種ボタンと各画面の画像信号(映像の絵柄と表
示位置を示す)とから、特定の画面に遷移するようにプ
ログラムされており、以下に示すステップは必要データ
と共にROM13に予め記憶されている。
において、各人が個々に危険予測教習を受ける場合の画
面遷移について述べる。本実施形態では、画面上に表示
された各種ボタンと各画面の画像信号(映像の絵柄と表
示位置を示す)とから、特定の画面に遷移するようにプ
ログラムされており、以下に示すステップは必要データ
と共にROM13に予め記憶されている。
【0013】学習者が前記システムスイッチをONする
と、図示していないスタート画面が表示され、その画面
上の開始ボタンをマウス23にて指すと、図示していな
い説明画面(マウス23による操作についての説明画
面)が表示される(図3のステップ301)。学習者が
その画面上の『次へ』ボタン(=遷移ボタン)をマウス
23で指すと、図4に示すコース選択画面に移る。この
コース選択画面にはA〜Dの四つのコースが示され、そ
れぞれのコースについて5問分の問題ボタン41〜44
が設けられている。この問題ボタンの各問表示は、例え
ば『未実施:黒』、『正解:青』、『不正解:赤』とい
うように実施の有無及び結果に応じて色分けされてい
る。このため、未実施の問題を認識するばかりでなく、
誤りのあった問題を識別して復習することもできる。な
お、初回のスタート時点では、全ての問題ボタンが黒で
表示されている。また、画面上には終了ボタン45が設
けられており、マウス23で指すことにより前記スター
ト画面に戻るように構成されている。
と、図示していないスタート画面が表示され、その画面
上の開始ボタンをマウス23にて指すと、図示していな
い説明画面(マウス23による操作についての説明画
面)が表示される(図3のステップ301)。学習者が
その画面上の『次へ』ボタン(=遷移ボタン)をマウス
23で指すと、図4に示すコース選択画面に移る。この
コース選択画面にはA〜Dの四つのコースが示され、そ
れぞれのコースについて5問分の問題ボタン41〜44
が設けられている。この問題ボタンの各問表示は、例え
ば『未実施:黒』、『正解:青』、『不正解:赤』とい
うように実施の有無及び結果に応じて色分けされてい
る。このため、未実施の問題を認識するばかりでなく、
誤りのあった問題を識別して復習することもできる。な
お、初回のスタート時点では、全ての問題ボタンが黒で
表示されている。また、画面上には終了ボタン45が設
けられており、マウス23で指すことにより前記スター
ト画面に戻るように構成されている。
【0014】例えば学習者がその画面上のCコースを選
択し、問題ボタン41の『1』をマウス23で指すと
(ステップ302)、図5に示すマルチウィンドウ表示
の問題スタート画面に移り、運転者の視点でとらえた道
路状況画面が表示される。また、その画面にはフレキシ
ブルディスク15から読み出された案内メッセージ(文
字データ)が表示される。学習者がマウス23で『次
へ』ボタン(=遷移ボタン)51を指すと、自動車は走
行を開始し、自動車と共に運転者の視点で道路状況画面
も動き出す(ステップ303)。こうして自動車は走行
し、図6に示すマルチウィンドウ表示の予測選択画面に
到達する。この予測選択画面で自動車の走行は停止し、
静止画面(終了静止した道路状況画面)が表示されると
共に、画面下部には次の道路状況を予測するための選択
肢が表示される。学習者は、その選択肢ごとに設けられ
た予測ボタン(=番号ボタン)61,62の何れかをマ
ウス23で指すことにより、次の道路状況を予測する
(ステップ304)。こうして道路状況予測がなされる
と、その画面下部の表示のみが切り替わり、図7に示す
ように運転者(=学習者)の行動を選択するための選択
肢が表示されたマルチウィンドウ表示の行動選択画面に
移る。学習者は、その選択肢ごとに設けられた行動ボタ
ン(=番号ボタン)71,72の何れかをマウス23で
指すことにより、自らが予測した次の道路状況に適する
行動を選択する(ステップ305)。こうして運転者の
行動が選択されると、図8に示すマルチウィンドウ表示
の選択確認画面が表示され、その画面下部には、学習者
が選択した次の道路状況及び行動と確認ボタン81
(『はい』、『いいえ』)とが表示される。
択し、問題ボタン41の『1』をマウス23で指すと
(ステップ302)、図5に示すマルチウィンドウ表示
の問題スタート画面に移り、運転者の視点でとらえた道
路状況画面が表示される。また、その画面にはフレキシ
ブルディスク15から読み出された案内メッセージ(文
字データ)が表示される。学習者がマウス23で『次
へ』ボタン(=遷移ボタン)51を指すと、自動車は走
行を開始し、自動車と共に運転者の視点で道路状況画面
も動き出す(ステップ303)。こうして自動車は走行
し、図6に示すマルチウィンドウ表示の予測選択画面に
到達する。この予測選択画面で自動車の走行は停止し、
静止画面(終了静止した道路状況画面)が表示されると
共に、画面下部には次の道路状況を予測するための選択
肢が表示される。学習者は、その選択肢ごとに設けられ
た予測ボタン(=番号ボタン)61,62の何れかをマ
ウス23で指すことにより、次の道路状況を予測する
(ステップ304)。こうして道路状況予測がなされる
と、その画面下部の表示のみが切り替わり、図7に示す
ように運転者(=学習者)の行動を選択するための選択
肢が表示されたマルチウィンドウ表示の行動選択画面に
移る。学習者は、その選択肢ごとに設けられた行動ボタ
ン(=番号ボタン)71,72の何れかをマウス23で
指すことにより、自らが予測した次の道路状況に適する
行動を選択する(ステップ305)。こうして運転者の
行動が選択されると、図8に示すマルチウィンドウ表示
の選択確認画面が表示され、その画面下部には、学習者
が選択した次の道路状況及び行動と確認ボタン81
(『はい』、『いいえ』)とが表示される。
【0015】学習者によりマウス23で『はい』が指さ
れると(ステップ306)、次の結果画面に移る(ステ
ップ307)。なお、『いいえ』が指された場合には、
前記スタート画面に戻る。前記結果画面では、まず図9
に示すように、学習者によってなされた道路状況予測及
び選択行動と共に、この問題に対する基本的な考え方と
行動についての解説メッセージ(音声と文字)が表示さ
れる。さらに、運転者の視点から見た道路状況画面(静
止画面)の他に、その画面に対応する俯瞰図が加わりマ
ルチウィンドウ表示される。この俯瞰図には、車道9
5、横断歩道93、信号94、運転者(=学習者)が運
転する自動車92、その前方を走行する自動車91等が
表示される。図9に示した画面において、学習者がマウ
ス23にて『次へ』ボタン51を指すと、俯瞰図中の自
動車91,92が選択行動通りに動き、俯瞰図動画が停
止した後、学習者の行動選択の正誤(〇×)が表示され
る(図示せず)。すなわち、画面上で学習者が予測した
道路状況及びそれに基づいて選択した行動のシミュレー
ションが行われる。
れると(ステップ306)、次の結果画面に移る(ステ
ップ307)。なお、『いいえ』が指された場合には、
前記スタート画面に戻る。前記結果画面では、まず図9
に示すように、学習者によってなされた道路状況予測及
び選択行動と共に、この問題に対する基本的な考え方と
行動についての解説メッセージ(音声と文字)が表示さ
れる。さらに、運転者の視点から見た道路状況画面(静
止画面)の他に、その画面に対応する俯瞰図が加わりマ
ルチウィンドウ表示される。この俯瞰図には、車道9
5、横断歩道93、信号94、運転者(=学習者)が運
転する自動車92、その前方を走行する自動車91等が
表示される。図9に示した画面において、学習者がマウ
ス23にて『次へ』ボタン51を指すと、俯瞰図中の自
動車91,92が選択行動通りに動き、俯瞰図動画が停
止した後、学習者の行動選択の正誤(〇×)が表示され
る(図示せず)。すなわち、画面上で学習者が予測した
道路状況及びそれに基づいて選択した行動のシミュレー
ションが行われる。
【0016】この後、学習者がマウス23にて『次へ』
ボタン51を指すと、図10に示すマルチウィンドウ表
示の解説画面(第1の解説画面)に移り、より詳しい解
説メッセージ(音声と文字)が俯瞰図動画と共に表示さ
れる(ステップ308)。図10において、91´,9
2´は、自動車91,92の行動を学習者の予測にした
がってシミュレートした際の遷移位置を示すものであ
る。この後、自動的に図11に示すマルチウィンドウ表
示の解説画面(第2の解説画面)に移り、学習者が予測
選択しなかった道路状況及び行動に対する結果を表示す
る。つまり、学習者が予測選択した以外の道路状況と行
動を組み合わせ、その組み合わせに対応する道路状況画
面と俯瞰図動画を表示しながら、詳しい解説メッセージ
(音声と文字)を表示する(ステップ309)。こうし
て、学習者が予測選択した以外の全てのケースについて
解説が終了し、全コースが終了すると(ステップ310
のY)、教習は終了する。ここで、RAM12に記憶さ
れたデータをもとに、今回成績(得点数、回答率、順位
等)を記載した成績表がプリンタ20より出力される。
また、同一学習者が何れかのコースを再履修した場合に
は、前回結果との対比が数値や図表でプリンタ20より
出力される。これらの機能は、各装置から個人ごとに出
力するように構成してもよいし、指導者用の装置から出
力するようにしてもよい。なお、コース途中の場合には
(ステップ310のN)、前記コース選択画面に戻る。
ボタン51を指すと、図10に示すマルチウィンドウ表
示の解説画面(第1の解説画面)に移り、より詳しい解
説メッセージ(音声と文字)が俯瞰図動画と共に表示さ
れる(ステップ308)。図10において、91´,9
2´は、自動車91,92の行動を学習者の予測にした
がってシミュレートした際の遷移位置を示すものであ
る。この後、自動的に図11に示すマルチウィンドウ表
示の解説画面(第2の解説画面)に移り、学習者が予測
選択しなかった道路状況及び行動に対する結果を表示す
る。つまり、学習者が予測選択した以外の道路状況と行
動を組み合わせ、その組み合わせに対応する道路状況画
面と俯瞰図動画を表示しながら、詳しい解説メッセージ
(音声と文字)を表示する(ステップ309)。こうし
て、学習者が予測選択した以外の全てのケースについて
解説が終了し、全コースが終了すると(ステップ310
のY)、教習は終了する。ここで、RAM12に記憶さ
れたデータをもとに、今回成績(得点数、回答率、順位
等)を記載した成績表がプリンタ20より出力される。
また、同一学習者が何れかのコースを再履修した場合に
は、前回結果との対比が数値や図表でプリンタ20より
出力される。これらの機能は、各装置から個人ごとに出
力するように構成してもよいし、指導者用の装置から出
力するようにしてもよい。なお、コース途中の場合には
(ステップ310のN)、前記コース選択画面に戻る。
【0017】次に、本実施形態の危険予測教習システム
において、複数の学習者が一つの画面を共用し、ディス
カッションしながら危険予測教習を受ける場合の画面遷
移について述べる。この場合、各学習者はシステム操
作、教習コース、各問の解説等について記載されたマニ
ュアルを見ながら教習を受けるものとする。また、端末
側では、予めプログラム等が例えば内蔵ハードディスク
(図示せず)に移されて使用可能状態にあり、指導者あ
るいは学習者が前述の操作パネル22を操作することに
よって、道路状況、解説メッセージ、及びシミュレート
した画像を含む動画を任意に再生できるものとする。
において、複数の学習者が一つの画面を共用し、ディス
カッションしながら危険予測教習を受ける場合の画面遷
移について述べる。この場合、各学習者はシステム操
作、教習コース、各問の解説等について記載されたマニ
ュアルを見ながら教習を受けるものとする。また、端末
側では、予めプログラム等が例えば内蔵ハードディスク
(図示せず)に移されて使用可能状態にあり、指導者あ
るいは学習者が前述の操作パネル22を操作することに
よって、道路状況、解説メッセージ、及びシミュレート
した画像を含む動画を任意に再生できるものとする。
【0018】例えば学習者の一人が前記システムスイッ
チをONすると、前記スタート画面が表示される。さら
に、この画面上の開始ボタンを押すと、教習コース選択
画面(前記コース選択画面に相当)が表示される。ここ
で、学習者が教習ボタン(前記問題ボタンに相当)の番
号を選択押下すると、その番号に対応する教習画面に表
示が移る。この教習画面では、運転者から見た道路状況
(交通状況動画)が表示される。複数の学習者は、共用
する一つの画面を見ながら図2に示した操作パネルの状
況動画の再生操作ボタン33及びツマミ33´を操作し
て状況動画(前記予測選択画面に相当)の再生等を行
い、ディスカッションして道路状況を予測把握しなが
ら、適切な行動を選択し、解説動画の表示ボタン32で
解説動画(例えば図番1〜4)の何れかを選択し、解説
画面表示に切り替える。解説動画(前記行動選択/結果
/解説画面に相当)に切り替わると、複数の学習者は、
操作パネルの解説動画の再生操作ボタン31及びツマミ
31´を操作して解説動画の再生等を行い、先にディス
カッションした道路状況予測及び行動選択の正誤を理解
する。また、表示ボタン32を切り替えることにより、
予めシステム側が設定した複数の道路状況及びそれに対
する行動の正誤を理解する。また、解説動画においては
前記俯瞰図によるシミュレーションが行われる。また、
解説のより詳細な理解のために補助図を表示してもよ
い。さらに、前記実施形態の他にも、例えば指導者のみ
が教習装置を操作し、大型ディスプレイを用いて複数の
学習者に説明する場合、あるいは指導者用教習装置と分
散配置された学習者用教習装置とを、通信回線を介して
接続し、指導者が解説をしながら、学習者に学習者用教
習装置を使用させる場合、等に前述の危険予測教習シス
テムを適用してもよい。
チをONすると、前記スタート画面が表示される。さら
に、この画面上の開始ボタンを押すと、教習コース選択
画面(前記コース選択画面に相当)が表示される。ここ
で、学習者が教習ボタン(前記問題ボタンに相当)の番
号を選択押下すると、その番号に対応する教習画面に表
示が移る。この教習画面では、運転者から見た道路状況
(交通状況動画)が表示される。複数の学習者は、共用
する一つの画面を見ながら図2に示した操作パネルの状
況動画の再生操作ボタン33及びツマミ33´を操作し
て状況動画(前記予測選択画面に相当)の再生等を行
い、ディスカッションして道路状況を予測把握しなが
ら、適切な行動を選択し、解説動画の表示ボタン32で
解説動画(例えば図番1〜4)の何れかを選択し、解説
画面表示に切り替える。解説動画(前記行動選択/結果
/解説画面に相当)に切り替わると、複数の学習者は、
操作パネルの解説動画の再生操作ボタン31及びツマミ
31´を操作して解説動画の再生等を行い、先にディス
カッションした道路状況予測及び行動選択の正誤を理解
する。また、表示ボタン32を切り替えることにより、
予めシステム側が設定した複数の道路状況及びそれに対
する行動の正誤を理解する。また、解説動画においては
前記俯瞰図によるシミュレーションが行われる。また、
解説のより詳細な理解のために補助図を表示してもよ
い。さらに、前記実施形態の他にも、例えば指導者のみ
が教習装置を操作し、大型ディスプレイを用いて複数の
学習者に説明する場合、あるいは指導者用教習装置と分
散配置された学習者用教習装置とを、通信回線を介して
接続し、指導者が解説をしながら、学習者に学習者用教
習装置を使用させる場合、等に前述の危険予測教習シス
テムを適用してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、例えば
交差点等、他車や歩行者の動きを含む道路状況の変化を
予測して運転操作を行う必要がある場合について、学習
者に変化予測及び行動を画面上で対話的に選択させ、そ
の学習者が選択した行動の結果をシミュレートしなが
ら、どのような運転操作をするべきかを詳しく解説した
り、間違った運転操作をするとどうなるかを解説するこ
とができるので、道路状況の変化を予測して適切な行動
を選択するための判断力を効率的に養成することができ
る。
交差点等、他車や歩行者の動きを含む道路状況の変化を
予測して運転操作を行う必要がある場合について、学習
者に変化予測及び行動を画面上で対話的に選択させ、そ
の学習者が選択した行動の結果をシミュレートしなが
ら、どのような運転操作をするべきかを詳しく解説した
り、間違った運転操作をするとどうなるかを解説するこ
とができるので、道路状況の変化を予測して適切な行動
を選択するための判断力を効率的に養成することができ
る。
【0020】なお、複数の学習者が1台の端末装置を共
有して教習を受ける場合にも、個人の場合と同様に道路
状況の予測と行動選択に対する詳細な解説がなされるの
で、適切な行動を選択できるように教習することができ
る。
有して教習を受ける場合にも、個人の場合と同様に道路
状況の予測と行動選択に対する詳細な解説がなされるの
で、適切な行動を選択できるように教習することができ
る。
【図1】本発明の実施の一形態である危険予測教習装置
の機能構成図である。
の機能構成図である。
【図2】本発明の実施の一形態である危険予測教習装置
における操作パネルを示す図である。
における操作パネルを示す図である。
【図3】本発明の実施の一形態である危険予測教習方法
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の一形態である危険予測教習のコ
ース選択画面を示す図である。
ース選択画面を示す図である。
【図5】本発明の実施の一形態である危険予測教習の問
題スタート画面を示す図である。
題スタート画面を示す図である。
【図6】本発明の実施の一形態である危険予測教習の予
測選択画面を示す図である。
測選択画面を示す図である。
【図7】本発明の実施の一形態である危険予測教習の行
動選択画面を示す図である。
動選択画面を示す図である。
【図8】本発明の実施の一形態である危険予測教習の選
択確認画面を示す図である。
択確認画面を示す図である。
【図9】本発明の実施の一形態である危険予測教習の結
果画面を示す図である。
果画面を示す図である。
【図10】本発明の実施の一形態である危険予測教習の
解説画面1を示す図である。
解説画面1を示す図である。
【図11】本発明の実施の一形態である危険予測教習の
解説画面2を示す図である。
解説画面2を示す図である。
11 CPU 12 RAM 13 ROM 14 ビデオRAM 15 電源回路 16 画像発生回路 18 NCU 19 ビットマップディスプレイ 20 プリンタ 21 音声出力回路 22 操作パネル 23 ポインティングデバイス
Claims (7)
- 【請求項1】 少なくとも教習用のプログラム及び画像
データを記憶したROMと、 該ROMに記憶された画像データをもとに画像信号を発
生させる画像発生手段と、 該画像発生手段にて生成された画像を表示する表示手段
と、 前記表示手段に表示されたボタンを指示入力するための
指示入力手段と、 前記プログラムに従い、問題となる状況を画面表示し、
さらに該状況の変化を予測させるための番号ボタンを設
けた画面を表示し、該ボタンの何れかが指示入力される
と、予測された状況でどのような行動をとるべきかを選
択させるための番号ボタンを設けた画面を表示し、該ボ
タンの何れかが指示入力されると、状況予測と行動選択
についての正誤を判定し、予測状況下における選択行動
の結果を画面上で解説するための制御手段と、を備えた
ことを特徴とする教習システム。 - 【請求項2】 教習用のプログラム及び画像/音声デー
タを記憶したROMと、 該ROMに記憶された画像データをもとに画像信号を発
生させる画像発生手段と、 該画像発生手段にて生成された画像を表示する表示手段
と、 前記ROMに記憶された音声データをもとに音声メッセ
ージを出力する音声出力手段と、 前記表示手段に表示されたボタンを指示入力するための
指示入力手段と、 前記プログラムに従い、運転席から見た道路状況及び該
状況の変化を予測させるための選択肢の番号ボタンを含
む予測選択画面を表示し、該ボタンの何れかが指示入力
されると、予測された道路状況における行動を選択させ
るための選択肢の番号ボタンを含む行動選択画面を表示
し、該ボタンの何れかが指示入力されると、前記予測さ
れた道路状況と選択された行動との組み合わせによる結
果を示す結果画面を表示し、前記結果についての解説メ
ッセージ及び前記結果に至るまでのシミュレーション動
画を含む第1の解説画面を表示すると共に、音声による
解説メッセージを出力するための制御手段と、を備えた
ことを特徴とする教習システム。 - 【請求項3】 前記予測された道路状況と選択された行
動との組み合わせ以外の組み合わせによる結果につい
て、解説メッセージ及び前記結果に至るまでのシミュレ
ーション動画を含む第2の解説画面を表示すると共に、
音声による解説メッセージを出力するための制御手段を
備えたことを特徴とする請求項2記載の教習システム。 - 【請求項4】 前記ROMには、前記シミュレーション
動画を生成するためのコンピュータグラフィックスによ
る3次元俯瞰図からなる動画ファイルが記憶されている
ことを特徴とする請求項2または3記載の教習システ
ム。 - 【請求項5】 少なくとも教習用のプログラム及び画像
データを記憶したROMと、前記プログラムに従い、シ
ステム全体を制御するCPUと、前記ROMに記憶され
た画像データをもとに画像信号を発生させる画像発生手
段と、該画像発生手段にて生成された画像を表示する表
示手段と、前記表示手段に表示されたボタンを指示入力
するための指示入力手段とを備えたシステムの教習方法
であって、 問題となる状況を示す画面を表示し、 該状況の変化を予測させるための番号ボタンを設けた画
面を表示し、 該ボタンの何れかの指示入力で予測された状況で、どの
ような行動をとるべきかを選択させるための番号ボタン
を設けた画面を表示し、 前記予測された状況と前記番号ボタンの何れかの指示入
力で選択された行動とについての正誤を判定して、予測
状況下における選択行動の結果を解説する画面を表示す
ることを特徴とする教習方法。 - 【請求項6】 教習用のプログラム及び画像/音声デー
タを記憶したROMと、前記プログラムに従い、システ
ム全体を制御するCPUと、前記ROMに記憶された画
像データを元に画像信号を発生させる画像発生手段と、
該画像発生手段にて生成された画像を表示する表示手段
と、前記ROMに記憶された音声データをもとに音声メ
ッセージを出力する音声出力手段と、前記表示手段に表
示されたボタンを指示入力するための指示入力手段とを
備えたシステムの教習方法であって、 運転席から見た道路状況及び該状況の変化を予測させる
ための選択肢の番号ボタンを含む予測選択画面を表示
し、 学習者によって選択予測された道路状況における行動を
選択させるための選択肢の番号ボタンを含む行動選択画
面を表示し、 前記予測された道路状況と学習者によって選択された行
動との組み合わせによる結果を示す結果画面を表示し、 前記結果についての解説メッセージ及び前記結果に至る
までのシミュレーション動画を含む第1の解説画面を表
示すると共に、音声による解説メッセージを出力するこ
とを特徴とする教習方法。 - 【請求項7】 ディスプレイ表示画面中の所定ボタンを
指示することにより、該ボタンの指示による入力信号と
各画面を示す画像信号とから遷移先の画面を特定するた
めのプログラムを記憶した記憶媒体であって、 問題の道路状況の変化を予測させるための予測選択画面
に表示された、予測される道路状況の選択肢の番号ボタ
ンが指示されたとき、予測された道路状況で運転者がど
のような行動をとるかを選択させるための行動選択画面
へ遷移する機能と、 前記行動選択画面に表示された、運転者の行動を選択す
る選択肢の番号ボタンが指示されたとき、予測された道
路状況及び選択された行動を確認させるための選択確認
画面へ遷移する機能と、 前記選択確認画面に表示された、前記道路状況の予測及
び行動の選択を確認する確認ボタンが指示されたとき、
前記道路状況の予測及び行動の選択の正誤を示す結果画
面へ遷移する機能と、を実現させるためのプログラムを
記憶したことを特徴とする記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25048497A JPH1195646A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 教習システム及び教習方法並びに記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25048497A JPH1195646A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 教習システム及び教習方法並びに記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1195646A true JPH1195646A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17208552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25048497A Pending JPH1195646A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 教習システム及び教習方法並びに記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1195646A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002008064A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-11 | Toyota Motor Corp | プレゼンテーションシステム |
US6435880B1 (en) | 1999-08-23 | 2002-08-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Learning-support device and learning-support method |
JP2002297017A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Honda Motor Co Ltd | ライディングシミュレーション装置 |
JP2002311801A (ja) * | 2001-04-11 | 2002-10-25 | Technica Av:Kk | 運転者教育支援システム |
GB2412479A (en) * | 2004-03-27 | 2005-09-28 | Alan Hutchison | System for the development and assessment of time-critical judgement and hazard awareness |
JP2007264490A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | National Univ Corp Shizuoka Univ | 情報提示評価システム |
JP2008151935A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Honda Motor Co Ltd | 運転研修装置 |
JP2008151934A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Honda Motor Co Ltd | 運転研修装置 |
CN110488699A (zh) * | 2019-08-19 | 2019-11-22 | 中车永济电机有限公司 | 有轨电车司机显示单元设计方法 |
JP2021067825A (ja) * | 2019-10-24 | 2021-04-30 | 国立大学法人 鹿児島大学 | コミュニケーション能力評価装置、コミュニケーション能力評価システム、コミュニケーション能力評価方法及びプログラム |
-
1997
- 1997-09-16 JP JP25048497A patent/JPH1195646A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6435880B1 (en) | 1999-08-23 | 2002-08-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Learning-support device and learning-support method |
JP2002008064A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-11 | Toyota Motor Corp | プレゼンテーションシステム |
JP2002297017A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Honda Motor Co Ltd | ライディングシミュレーション装置 |
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JP2008151935A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Honda Motor Co Ltd | 運転研修装置 |
JP2008151934A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Honda Motor Co Ltd | 運転研修装置 |
CN110488699A (zh) * | 2019-08-19 | 2019-11-22 | 中车永济电机有限公司 | 有轨电车司机显示单元设计方法 |
CN110488699B (zh) * | 2019-08-19 | 2022-04-26 | 中车永济电机有限公司 | 有轨电车司机显示单元设计方法 |
JP2021067825A (ja) * | 2019-10-24 | 2021-04-30 | 国立大学法人 鹿児島大学 | コミュニケーション能力評価装置、コミュニケーション能力評価システム、コミュニケーション能力評価方法及びプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040127 |