JPH1195622A - 画像形成システム - Google Patents
画像形成システムInfo
- Publication number
- JPH1195622A JPH1195622A JP9257017A JP25701797A JPH1195622A JP H1195622 A JPH1195622 A JP H1195622A JP 9257017 A JP9257017 A JP 9257017A JP 25701797 A JP25701797 A JP 25701797A JP H1195622 A JPH1195622 A JP H1195622A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image forming
- printer
- saving mode
- power saving
- power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 システム全体での省エネルギーを図りつつ、
画像形成における作業効率の低下を防止した画像形成シ
ステムを提供することである。 【解決手段】 制御装置は、2台とも節電モードが有効
に設定されていると(ステップS201でY)、2台と
も不使用状態かシステム猶予時間継続したか否か判断す
る(ステップS202)。2台とも不使用状態がシステ
ム猶予時間継続していれば、比較装置は複写機と、プリ
ンタとの両消費電力を読み取り(ステップS203)、
両消費電力を比較し(ステップS204)、比較結果を
制御装置にそれぞれ通知する。比較の結果、消費電力の
多い複写機の制御装置は、節電モードを実行し(ステッ
プS205)、消費電力の少ないプリンタの制御装置
は、節電モードへの移行を停止することにより、待機モ
ードを維持する(ステップS206)。
画像形成における作業効率の低下を防止した画像形成シ
ステムを提供することである。 【解決手段】 制御装置は、2台とも節電モードが有効
に設定されていると(ステップS201でY)、2台と
も不使用状態かシステム猶予時間継続したか否か判断す
る(ステップS202)。2台とも不使用状態がシステ
ム猶予時間継続していれば、比較装置は複写機と、プリ
ンタとの両消費電力を読み取り(ステップS203)、
両消費電力を比較し(ステップS204)、比較結果を
制御装置にそれぞれ通知する。比較の結果、消費電力の
多い複写機の制御装置は、節電モードを実行し(ステッ
プS205)、消費電力の少ないプリンタの制御装置
は、節電モードへの移行を停止することにより、待機モ
ードを維持する(ステップS206)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やレーザプ
リンタなどの画像形成装置を複数ネットワーク接続した
画像形成システムに関し、特にシステム全体での省エネ
ルギーを図りつつ、画像形成における作業効率の低下を
防止する技術に関する。
リンタなどの画像形成装置を複数ネットワーク接続した
画像形成システムに関し、特にシステム全体での省エネ
ルギーを図りつつ、画像形成における作業効率の低下を
防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、静電複写方式で画像形成を行う
複写機の分野においては、短時間でより多くのプリント
を行うためにプリント速度の高速化が要求されている。
このようなプリント速度の高速化を実現するためには、
特に内部の機械的部分の動作、例えば感光体ドラムの回
転速度や、感光体ドラム表面を露光走査する光ビームの
走査速度、複写紙などの記録シートの搬送速度(この回
転速度、走査速度、搬送速度を総称して、以下「システ
ム速度」という。)を高速化する必要があるが、印字精
度やペーパーハンドリングなどの観点から機械的部分の
システム速度の高速化にも限界がある。そこで、複数の
複写機をネットワーク接続し、一連のプリントを各複写
機で分担して並列実行できる複写システムが従来から考
えられており、これによりシステム全体での単位時間当
たりのプリント枚数が増大され、無理なくプリント速度
を高速化できるようになっている。
複写機の分野においては、短時間でより多くのプリント
を行うためにプリント速度の高速化が要求されている。
このようなプリント速度の高速化を実現するためには、
特に内部の機械的部分の動作、例えば感光体ドラムの回
転速度や、感光体ドラム表面を露光走査する光ビームの
走査速度、複写紙などの記録シートの搬送速度(この回
転速度、走査速度、搬送速度を総称して、以下「システ
ム速度」という。)を高速化する必要があるが、印字精
度やペーパーハンドリングなどの観点から機械的部分の
システム速度の高速化にも限界がある。そこで、複数の
複写機をネットワーク接続し、一連のプリントを各複写
機で分担して並列実行できる複写システムが従来から考
えられており、これによりシステム全体での単位時間当
たりのプリント枚数が増大され、無理なくプリント速度
を高速化できるようになっている。
【0003】ところで、上記複写機においては、感光体
ドラムに形成されたトナー像を記録シート上に転写し、
この記録シートを、ヒータが内蔵された定着ローラによ
って例えば170℃程度の定着温度で加熱しながら加圧
して定着されるが、一連のプリント終了後においても、
常時、定着ローラの表面を定着温度に保持し、すぐにプ
リント開始できる状態で待機させておくと、そのために
多くの電力が無駄に消費されることになる。そこで、複
写システムでは、いずれの複写機においてもプリント動
作が行われない状態が所定の時間(例えば1分)継続す
ると、例えば定着ローラを60℃程度に予熱するように
ヒータへの給電量を低減したり、あるいはヒータへの給
電を停止するといった節電モードに各複写機を連動して
一律に移行させ、システム全体での省エネルギー対策を
図るようになっている。なお、上記プリント動作を即時
に実行できる状態で待機しているモードを以下、「待機
モード」といい、上記プリント動作が行われない状態を
以下、「不使用状態」といい、上記所定の時間を以下、
「システム猶予時間」という。
ドラムに形成されたトナー像を記録シート上に転写し、
この記録シートを、ヒータが内蔵された定着ローラによ
って例えば170℃程度の定着温度で加熱しながら加圧
して定着されるが、一連のプリント終了後においても、
常時、定着ローラの表面を定着温度に保持し、すぐにプ
リント開始できる状態で待機させておくと、そのために
多くの電力が無駄に消費されることになる。そこで、複
写システムでは、いずれの複写機においてもプリント動
作が行われない状態が所定の時間(例えば1分)継続す
ると、例えば定着ローラを60℃程度に予熱するように
ヒータへの給電量を低減したり、あるいはヒータへの給
電を停止するといった節電モードに各複写機を連動して
一律に移行させ、システム全体での省エネルギー対策を
図るようになっている。なお、上記プリント動作を即時
に実行できる状態で待機しているモードを以下、「待機
モード」といい、上記プリント動作が行われない状態を
以下、「不使用状態」といい、上記所定の時間を以下、
「システム猶予時間」という。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
複写システムでは、不使用状態がシステム猶予時間経過
すると各複写機が連動して一律に節電モードになってし
まうため、操作者がいずれかの複写機でいざプリントを
しようとしても、複写機のいずれにおいても定着ローラ
のウォーミングアップに時間がかかり、プリント作業が
待たされる。したがって、従来のシステムでは、ウォー
ミングアップ待ちによるプリント作業の作業効率が低下
した。
複写システムでは、不使用状態がシステム猶予時間経過
すると各複写機が連動して一律に節電モードになってし
まうため、操作者がいずれかの複写機でいざプリントを
しようとしても、複写機のいずれにおいても定着ローラ
のウォーミングアップに時間がかかり、プリント作業が
待たされる。したがって、従来のシステムでは、ウォー
ミングアップ待ちによるプリント作業の作業効率が低下
した。
【0005】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、システム全体での省エネルギーを図りつ
つ、画像形成における作業効率の低下を防止した画像形
成システムを提供することを目的とする。
ものであり、システム全体での省エネルギーを図りつ
つ、画像形成における作業効率の低下を防止した画像形
成システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る画像形成システムは、複数の画像形成
装置をネットワーク接続した画像形成システムであっ
て、所定の時間が経過しても前記複数の画像形成装置の
いずれにおいても画像形成動作が実行されない場合、全
画像形成装置の中の1つの画像形成装置の画像形成動作
を即時に実行可能な待機モードに維持し、残余の画像形
成装置を節電モードに制御するモード制御手段を備える
ことを特徴とする。
に、本発明に係る画像形成システムは、複数の画像形成
装置をネットワーク接続した画像形成システムであっ
て、所定の時間が経過しても前記複数の画像形成装置の
いずれにおいても画像形成動作が実行されない場合、全
画像形成装置の中の1つの画像形成装置の画像形成動作
を即時に実行可能な待機モードに維持し、残余の画像形
成装置を節電モードに制御するモード制御手段を備える
ことを特徴とする。
【0007】また、本発明に係る画像形成システムは、
前記待機モードに維持する画像形成装置として、待機モ
ードにおける消費電力が1番少ない画像形成装置が選択
されていることを特徴とする構成とすることもできる。
前記待機モードに維持する画像形成装置として、待機モ
ードにおける消費電力が1番少ない画像形成装置が選択
されていることを特徴とする構成とすることもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成シス
テムの実施の形態を、一般的なディジタル複写機(以
下、単に「複写機」という。)一台と、レーザプリンタ
(以下、単に「プリンタ」という。)一台とを用いて構
成した複写システムを例にして説明する。
テムの実施の形態を、一般的なディジタル複写機(以
下、単に「複写機」という。)一台と、レーザプリンタ
(以下、単に「プリンタ」という。)一台とを用いて構
成した複写システムを例にして説明する。
【0009】(1)複写システムの全体構成 図1は、当該複写システムの全体構成を一部切り欠いて
示す図である。同図に示すように、この複写システム
は、複写機10と、ケーブル20を介して複写機10と
通信可能に連結されるプリンタ30と、複写機10とプ
リンタ30との間に配設され、複写機10やプリンタ3
0から排出される再現画像が定着された記録シートをソ
ートするソータ40とからなっている。
示す図である。同図に示すように、この複写システム
は、複写機10と、ケーブル20を介して複写機10と
通信可能に連結されるプリンタ30と、複写機10とプ
リンタ30との間に配設され、複写機10やプリンタ3
0から排出される再現画像が定着された記録シートをソ
ートするソータ40とからなっている。
【0010】複写機10は、大きく分けて、原稿画像を
読み取る画像読取部11と、画像読取部11で読み取ら
れた画像を静電複写方式で記録シート上に再現するプリ
ンタ部12とを備えている。
読み取る画像読取部11と、画像読取部11で読み取ら
れた画像を静電複写方式で記録シート上に再現するプリ
ンタ部12とを備えている。
【0011】画像読取部11は、不図示のプラテン上に
載置された原稿画像を光学的に読み取るスキャナー11
aと、スキャナー11aの上部に後方へ開閉可能に設け
られ、閉状態においてセットされた原稿を1枚ずつ上記
プラテン上に自動搬送する原稿自動搬送部11bとから
なる。原稿自動搬送部11bは、原稿給紙トレイ111
にセットされた原稿を1枚ずつ原稿給紙ローラにより繰
り出し、繰り出された原稿を原稿搬送ベルトによってプ
ラテンガラス上の読取位置まで搬送し、読取後再び当該
原稿を搬送ベルトによって原稿排紙トレイ112に排出
し、原稿給紙トレイ111にセットされた原稿がなくな
るまで原稿自動送りを継続する構成となっている。スキ
ャナー11aは、原稿をライン状に照射する露光ランプ
や、露光ランプを副走査方向に移動させるスライダー、
原稿で反射された反射光を受光するCCDセンサーなど
を備えている。露光ランプで照射された原稿の画像は、
CCDセンサーで光電変換されて電気信号となって制御
装置16(図2参照)に送られ、この制御装置16の内
部に設けられた画像メモリに一旦格納された後、必要に
応じて読み出され、プリンタ部12のレーザダイオード
駆動信号として出力される。
載置された原稿画像を光学的に読み取るスキャナー11
aと、スキャナー11aの上部に後方へ開閉可能に設け
られ、閉状態においてセットされた原稿を1枚ずつ上記
プラテン上に自動搬送する原稿自動搬送部11bとから
なる。原稿自動搬送部11bは、原稿給紙トレイ111
にセットされた原稿を1枚ずつ原稿給紙ローラにより繰
り出し、繰り出された原稿を原稿搬送ベルトによってプ
ラテンガラス上の読取位置まで搬送し、読取後再び当該
原稿を搬送ベルトによって原稿排紙トレイ112に排出
し、原稿給紙トレイ111にセットされた原稿がなくな
るまで原稿自動送りを継続する構成となっている。スキ
ャナー11aは、原稿をライン状に照射する露光ランプ
や、露光ランプを副走査方向に移動させるスライダー、
原稿で反射された反射光を受光するCCDセンサーなど
を備えている。露光ランプで照射された原稿の画像は、
CCDセンサーで光電変換されて電気信号となって制御
装置16(図2参照)に送られ、この制御装置16の内
部に設けられた画像メモリに一旦格納された後、必要に
応じて読み出され、プリンタ部12のレーザダイオード
駆動信号として出力される。
【0012】プリンタ部12は、感光体ドラム120を
中心にして、その表面を露光走査する露光部や、露光さ
れた画像を顕像化して記録シート上に再現する作像部1
2a、搬送部12b、定着装置12cなどからなる。露
光部は、制御装置16から出力された駆動信号によりレ
ーザダイオードから出射される光ビームを変調する。こ
の光ビームは、定速回転されるポリゴンミラーのミラー
面で反射されることにより偏向され、感光体ドラム12
0表面を露光走査する。作像部12aは、感光体ドラム
120の周囲に配設される帯電チャージャ121、現像
器122、転写ローラ123、分離ローラ124などを
備えており、周知の電子写真の技術により感光体ドラム
120表面にトナー画像を形成し、これを給紙トレイや
手差しトレイから搬送部12bを介して搬送されてくる
記録シートに転写する。トナー画像が転写された記録シ
ートは、定着装置12cまで搬送され、内部にヒータを
備えた定着ローラと加圧ローラとで加熱圧接されること
によりトナーが定着され、定着後の記録シートは、ソー
タ40に排紙される。
中心にして、その表面を露光走査する露光部や、露光さ
れた画像を顕像化して記録シート上に再現する作像部1
2a、搬送部12b、定着装置12cなどからなる。露
光部は、制御装置16から出力された駆動信号によりレ
ーザダイオードから出射される光ビームを変調する。こ
の光ビームは、定速回転されるポリゴンミラーのミラー
面で反射されることにより偏向され、感光体ドラム12
0表面を露光走査する。作像部12aは、感光体ドラム
120の周囲に配設される帯電チャージャ121、現像
器122、転写ローラ123、分離ローラ124などを
備えており、周知の電子写真の技術により感光体ドラム
120表面にトナー画像を形成し、これを給紙トレイや
手差しトレイから搬送部12bを介して搬送されてくる
記録シートに転写する。トナー画像が転写された記録シ
ートは、定着装置12cまで搬送され、内部にヒータを
備えた定着ローラと加圧ローラとで加熱圧接されること
によりトナーが定着され、定着後の記録シートは、ソー
タ40に排紙される。
【0013】スキャナー11aの手前側上部の操作しや
すい位置には、操作者が各種のプリントモードなどを設
定するための操作部13が設けられており、この操作部
13には、プリント部数やプリント倍率を入力するため
のテンキーや、プリント動作を開始させるためのスター
トキー、設定されたプリントモードを表示するための表
示部などの他、節電モードを有効化する設定あるいは無
効化する設定や、節電モードが有効に設定されている場
合に、最後のプリント終了時から節電モードに移行する
までの時間(この時間を、以下「APO時間」とい
う。)を入力することができるようになっている。
すい位置には、操作者が各種のプリントモードなどを設
定するための操作部13が設けられており、この操作部
13には、プリント部数やプリント倍率を入力するため
のテンキーや、プリント動作を開始させるためのスター
トキー、設定されたプリントモードを表示するための表
示部などの他、節電モードを有効化する設定あるいは無
効化する設定や、節電モードが有効に設定されている場
合に、最後のプリント終了時から節電モードに移行する
までの時間(この時間を、以下「APO時間」とい
う。)を入力することができるようになっている。
【0014】プリンタ30は、複写機10のプリンタ部
12と同構成のプリンタ部31などを備えている。プリ
ンタ部31は、感光体ドラム310を中心にして、その
表面を露光走査する露光部や、露光された画像を顕像化
して記録シート上に再現する作像部31a、搬送部31
b、定着装置31cなどからなる。露光部は、複写機1
0の画像メモリに格納された原稿画像をケーブル20を
介して受信し、制御装置34(図2参照)から出力され
た駆動信号によりレーザダイオードから出射される光ビ
ームを変調する。この光ビームは、定速回転されるポリ
ゴンミラーのミラー面で反射されることにより偏向さ
れ、感光体ドラム310表面を露光走査する。作像部3
1aは、感光体ドラム310の周囲に配設される帯電チ
ャージャ312、現像器311、転写ローラ313、分
離ローラ314などを備えており、周知の電子写真の技
術により感光体ドラム310表面にトナー画像を形成
し、これを給紙トレイや手差しトレイから搬送部31b
を介して搬送されてくる記録シートに転写する。トナー
画像が転写された記録シートは、定着装置31cまで搬
送され、内部にヒータを備えた定着ローラと加圧ローラ
とで加熱圧接されることによりトナーが定着され、定着
後の記録シートは、ソータ40に排紙される。
12と同構成のプリンタ部31などを備えている。プリ
ンタ部31は、感光体ドラム310を中心にして、その
表面を露光走査する露光部や、露光された画像を顕像化
して記録シート上に再現する作像部31a、搬送部31
b、定着装置31cなどからなる。露光部は、複写機1
0の画像メモリに格納された原稿画像をケーブル20を
介して受信し、制御装置34(図2参照)から出力され
た駆動信号によりレーザダイオードから出射される光ビ
ームを変調する。この光ビームは、定速回転されるポリ
ゴンミラーのミラー面で反射されることにより偏向さ
れ、感光体ドラム310表面を露光走査する。作像部3
1aは、感光体ドラム310の周囲に配設される帯電チ
ャージャ312、現像器311、転写ローラ313、分
離ローラ314などを備えており、周知の電子写真の技
術により感光体ドラム310表面にトナー画像を形成
し、これを給紙トレイや手差しトレイから搬送部31b
を介して搬送されてくる記録シートに転写する。トナー
画像が転写された記録シートは、定着装置31cまで搬
送され、内部にヒータを備えた定着ローラと加圧ローラ
とで加熱圧接されることによりトナーが定着され、定着
後の記録シートは、ソータ40に排紙される。
【0015】プリンタ部31の手前側上部の操作しやす
い位置には、操作者が各種のプリントモードなどを設定
するための操作部32が設けられており、この操作部3
2には、画像データが受信できるオンライン状態と、受
信できないオフライン状態を切り換えるオンラインキー
や、オフライン状態でテスト印刷を行うテスト印刷キ
ー、設定されたプリントモードを表示するための表示部
などの他、節電モードを有効化する設定あるいは無効化
する設定や、節電モードが有効に設定されている場合
に、APO時間を入力することができるようになってい
る。
い位置には、操作者が各種のプリントモードなどを設定
するための操作部32が設けられており、この操作部3
2には、画像データが受信できるオンライン状態と、受
信できないオフライン状態を切り換えるオンラインキー
や、オフライン状態でテスト印刷を行うテスト印刷キ
ー、設定されたプリントモードを表示するための表示部
などの他、節電モードを有効化する設定あるいは無効化
する設定や、節電モードが有効に設定されている場合
に、APO時間を入力することができるようになってい
る。
【0016】ソータ40は、複写機10の記録シート排
紙側に上下に多段構造で水平方向に突設される複数のビ
ン41a(図示1つ)と、プリンタ30の記録シート排
紙側に上下に多段構造で水平方向に突設される複数のビ
ン41b(図示1つ)と、排紙された記録シートを各ビ
ン41aや、各ビン41bのいずれに排出するかの通路
の切替えを行う切換爪と、切換爪を通過した記録シート
を各ビン41a,41bまで搬送する駆動ローラなどか
らなっている。
紙側に上下に多段構造で水平方向に突設される複数のビ
ン41a(図示1つ)と、プリンタ30の記録シート排
紙側に上下に多段構造で水平方向に突設される複数のビ
ン41b(図示1つ)と、排紙された記録シートを各ビ
ン41aや、各ビン41bのいずれに排出するかの通路
の切替えを行う切換爪と、切換爪を通過した記録シート
を各ビン41a,41bまで搬送する駆動ローラなどか
らなっている。
【0017】このソータ40の機能自体は公知のもので
あるが、1つのプリントジョブが複写機10のプリンタ
部12と、プリンタ30のプリンタ部31とで分担して
実行された結果、複写機10とプリンタ30との両方か
ら記録シートが排紙された場合などに対処するため、各
ビン41bが対応するビン41aまで延長されており、
プリンタ30から排紙された記録シートを各ビン41b
を介して対応するビン41aに排出することができるよ
うになっている。
あるが、1つのプリントジョブが複写機10のプリンタ
部12と、プリンタ30のプリンタ部31とで分担して
実行された結果、複写機10とプリンタ30との両方か
ら記録シートが排紙された場合などに対処するため、各
ビン41bが対応するビン41aまで延長されており、
プリンタ30から排紙された記録シートを各ビン41b
を介して対応するビン41aに排出することができるよ
うになっている。
【0018】図2は、図1の複写機10およびプリンタ
30の電気的構成を示すブロック図であり、図1と対応
する部分に同一番号を付して説明する。
30の電気的構成を示すブロック図であり、図1と対応
する部分に同一番号を付して説明する。
【0019】同図に示すように、複写機10は、制御装
置16を中心として構成されており、制御装置16に
は、上記画像読取部11や、プリンタ部12、操作部1
3の他、プリンタ30と通信するためのI/F部14
と、複写機10とプリンタ30との待機モード時の消費
電力(図3参照)を比較する比較装置15とが接続され
ている。
置16を中心として構成されており、制御装置16に
は、上記画像読取部11や、プリンタ部12、操作部1
3の他、プリンタ30と通信するためのI/F部14
と、複写機10とプリンタ30との待機モード時の消費
電力(図3参照)を比較する比較装置15とが接続され
ている。
【0020】複写機10の制御装置16は、その内部に
CPUと、節電モード起動に関するプログラムや、スキ
ャン動作、画像形成動作、通信動作に関する制御プログ
ラムなどの他、複写機10の待機モード時の消費電力
(例えば、150W)などのデータや、操作部13の表
示部に表示する表示データが格納されるROMと、操作
部13から入力された節電モードの有効、無効の設定を
表す節電モード設定フラグ、APO時間や、プログラム
実行時における操作者の指示や装置各部の動作状態など
を記憶するためのワークエリアを提供するバッテリーバ
ックアップされたRAMと、上記システム時間やAPO
時間などの各種時間を計時するタイマーと、画像読取部
11で読み取られた画像データを一時的に格納する画像
メモリなどを備えている。制御装置16は、内部CPU
のプログラムの実行により、操作部13のテンキー、プ
リントキーなどの各種キー入力を受け付けて、画像読取
部11やプリンタ部12のモータ、ソレノイド、チャー
ジャなどに駆動信号を出力するとともに、各種センサー
からの状態信号を受け付け、各種センサなどの検出出力
に基づいて、画像読取動作、画像形成動作のタイミング
を取りながら統一的に制御して円滑な複写動作を実行さ
せる。
CPUと、節電モード起動に関するプログラムや、スキ
ャン動作、画像形成動作、通信動作に関する制御プログ
ラムなどの他、複写機10の待機モード時の消費電力
(例えば、150W)などのデータや、操作部13の表
示部に表示する表示データが格納されるROMと、操作
部13から入力された節電モードの有効、無効の設定を
表す節電モード設定フラグ、APO時間や、プログラム
実行時における操作者の指示や装置各部の動作状態など
を記憶するためのワークエリアを提供するバッテリーバ
ックアップされたRAMと、上記システム時間やAPO
時間などの各種時間を計時するタイマーと、画像読取部
11で読み取られた画像データを一時的に格納する画像
メモリなどを備えている。制御装置16は、内部CPU
のプログラムの実行により、操作部13のテンキー、プ
リントキーなどの各種キー入力を受け付けて、画像読取
部11やプリンタ部12のモータ、ソレノイド、チャー
ジャなどに駆動信号を出力するとともに、各種センサー
からの状態信号を受け付け、各種センサなどの検出出力
に基づいて、画像読取動作、画像形成動作のタイミング
を取りながら統一的に制御して円滑な複写動作を実行さ
せる。
【0021】また、プリンタ30は、制御装置34を中
心として構成されており、制御装置34には、上記プリ
ンタ部31や、操作部32の他、複写機10と通信する
ためのI/F部33が接続されている。
心として構成されており、制御装置34には、上記プリ
ンタ部31や、操作部32の他、複写機10と通信する
ためのI/F部33が接続されている。
【0022】プリンタ30の制御装置34は、その内部
にCPUと、節電モード起動に関するプログラムや、画
像形成動作、通信動作に関する制御プログラムなどの
他、プリンタ30の待機モード時の消費電力(例えば、
100W)などのデータや、操作部32の表示部に表示
する表示データが格納されるROMと、操作部13から
入力された節電モードの有効、無効の設定を表す節電モ
ード設定フラグ、APO時間や、プログラム実行時にお
けるや装置各部の動作状態などを記憶するためのワーク
エリアを提供するバッテリーバックアップされたRAM
と、上記システム時間やAPO時間などの各種時間を計
時するタイマーと、複写機10から受信した画像データ
を一時的に格納する画像メモリなどを備えている。制御
装置34は、内部CPUのプログラムの実行により、操
作部32のオンラインキーなどの各種キー入力や複写機
10からのプリント要求を受け付けて、プリンタ部31
のモータ、ソレノイド、チャージャなどに駆動信号を出
力するとともに、各種センサーからの状態信号を受け付
け、各種センサなどの検出出力に基づいて、画像形成動
作のタイミングを取りながら統一的に制御して円滑なプ
リント動作を実行させる。
にCPUと、節電モード起動に関するプログラムや、画
像形成動作、通信動作に関する制御プログラムなどの
他、プリンタ30の待機モード時の消費電力(例えば、
100W)などのデータや、操作部32の表示部に表示
する表示データが格納されるROMと、操作部13から
入力された節電モードの有効、無効の設定を表す節電モ
ード設定フラグ、APO時間や、プログラム実行時にお
けるや装置各部の動作状態などを記憶するためのワーク
エリアを提供するバッテリーバックアップされたRAM
と、上記システム時間やAPO時間などの各種時間を計
時するタイマーと、複写機10から受信した画像データ
を一時的に格納する画像メモリなどを備えている。制御
装置34は、内部CPUのプログラムの実行により、操
作部32のオンラインキーなどの各種キー入力や複写機
10からのプリント要求を受け付けて、プリンタ部31
のモータ、ソレノイド、チャージャなどに駆動信号を出
力するとともに、各種センサーからの状態信号を受け付
け、各種センサなどの検出出力に基づいて、画像形成動
作のタイミングを取りながら統一的に制御して円滑なプ
リント動作を実行させる。
【0023】さらに、制御装置16,34は、それぞれ
プリンタ部12,31のプリント動作の有無をモニター
しており、プリント動作終了毎に内部タイマによる計時
を開始し、システム時間やAPO時間内に次のプリント
動作がない場合に、操作部13,32から入力された節
電モードの有効、無効の設定と、複写機10の比較装置
15によって読み取られた複写機10,プリンタ30の
待機モード時の消費電力の比較結果などとに基づいて、
複写機10とプリンタ30とのいずれを待機モードに維
持し、いずれを節電モードに制御するか決定し、節電モ
ードでは定着ローラを60℃程度に予熱するようにヒー
タへの給電量を低減したり、あるいはヒータへの給電を
停止するようになっている。
プリンタ部12,31のプリント動作の有無をモニター
しており、プリント動作終了毎に内部タイマによる計時
を開始し、システム時間やAPO時間内に次のプリント
動作がない場合に、操作部13,32から入力された節
電モードの有効、無効の設定と、複写機10の比較装置
15によって読み取られた複写機10,プリンタ30の
待機モード時の消費電力の比較結果などとに基づいて、
複写機10とプリンタ30とのいずれを待機モードに維
持し、いずれを節電モードに制御するか決定し、節電モ
ードでは定着ローラを60℃程度に予熱するようにヒー
タへの給電量を低減したり、あるいはヒータへの給電を
停止するようになっている。
【0024】なお、複写機10が節電モードに移行され
た場合、定着ローラの表面温度が定着温度に達しないた
め、プリンタ部12におけるプリント動作は実行されな
いが、節電モード時においても、操作部13における各
種キーのキー入力は受け付けられ、画像読取部11にお
ける原稿画像の読取動作や、画像データのプリンタ30
への送信などは実行できるようになっている。
た場合、定着ローラの表面温度が定着温度に達しないた
め、プリンタ部12におけるプリント動作は実行されな
いが、節電モード時においても、操作部13における各
種キーのキー入力は受け付けられ、画像読取部11にお
ける原稿画像の読取動作や、画像データのプリンタ30
への送信などは実行できるようになっている。
【0025】(2) 制御装置16,34の制御動作 次に、制御装置16,34の制御動作について説明す
る。複写機10、プリンタ30に電源が投入されると、
不図示のメインルーチンが起動され、制御装置16,3
4の各CPUは、ROMに格納されている初期化プログ
ラムを読み出して、RAMのワークエリアの初期化など
の初期設定を行い、内部タイマーにより計時を開始し
て、当該メインルーチンの時間が所定の時間となるよう
に監視する。
る。複写機10、プリンタ30に電源が投入されると、
不図示のメインルーチンが起動され、制御装置16,3
4の各CPUは、ROMに格納されている初期化プログ
ラムを読み出して、RAMのワークエリアの初期化など
の初期設定を行い、内部タイマーにより計時を開始し
て、当該メインルーチンの時間が所定の時間となるよう
に監視する。
【0026】内部タイマーの計時開始後、操作部13,
32上の様々なキーの受付および表示部への表示処理を
行うパネル入出力処理、節電モード設定フラグ、APO
時間や、画像データ、各種状態を表すデータを相互に通
信するデータ通信処理、複写機10とプリンタ30との
いずれを待機モードに維持し、いずれを節電モードに制
御するか決定し、決定された装置の節電モードを起動す
る節電モード起動処理、設定されたプリントモードにし
たがってプリントを行うプリント動作処理、上記以外の
その他の処理を順次繰り返して実行する。なお、上記パ
ネル入出力処理、データ通信処理、プリント動作処理、
その他の処理については、プリント動作や通信動作に関
連して一般的に行われる公知のものであって既存技術を
利用できるので、ここでは、本発明の実施の形態に特有
の節電モード起動処理について詳述する。
32上の様々なキーの受付および表示部への表示処理を
行うパネル入出力処理、節電モード設定フラグ、APO
時間や、画像データ、各種状態を表すデータを相互に通
信するデータ通信処理、複写機10とプリンタ30との
いずれを待機モードに維持し、いずれを節電モードに制
御するか決定し、決定された装置の節電モードを起動す
る節電モード起動処理、設定されたプリントモードにし
たがってプリントを行うプリント動作処理、上記以外の
その他の処理を順次繰り返して実行する。なお、上記パ
ネル入出力処理、データ通信処理、プリント動作処理、
その他の処理については、プリント動作や通信動作に関
連して一般的に行われる公知のものであって既存技術を
利用できるので、ここでは、本発明の実施の形態に特有
の節電モード起動処理について詳述する。
【0027】図4は、上記節電モード起動処理のサブル
ーチンの内容を示すフローチャートである。このルーチ
ンにおいては、制御装置16,34は、まず2台の節電
モード有効フラグを読み取って、2台とも節電モードが
有効に設定されているか否か判断する(ステップS20
1)。
ーチンの内容を示すフローチャートである。このルーチ
ンにおいては、制御装置16,34は、まず2台の節電
モード有効フラグを読み取って、2台とも節電モードが
有効に設定されているか否か判断する(ステップS20
1)。
【0028】2台とも節電モードが有効に設定されてい
ると、すなわち、複写機10の節電モード設定フラグ、
プリンタ30の節電モード設定フラグともに有効に設定
されていれば、内部タイマーの計時時間を読み取って、
2台とも不使用状態かシステム猶予時間継続したか否か
判断する(ステップS202)。2台とも不使用状態が
システム猶予時間継続していれば、比較装置15は複写
機10と、連結されたプリンタ30との両消費電力を読
み取り(ステップS203)、両消費電力を比較し(ス
テップS204)、比較結果を制御装置16,34にそ
れぞれ通知する。比較の結果、消費電力の多い複写機1
0の制御装置16は、節電モードを実行し(ステップS
205)てメインルーチンにリターンし、消費電力の少
ないプリンタ30の制御装置34は、節電モードへの移
行を停止することにより、待機モードを維持し(ステッ
プS206)、メインルーチンにリターンする。
ると、すなわち、複写機10の節電モード設定フラグ、
プリンタ30の節電モード設定フラグともに有効に設定
されていれば、内部タイマーの計時時間を読み取って、
2台とも不使用状態かシステム猶予時間継続したか否か
判断する(ステップS202)。2台とも不使用状態が
システム猶予時間継続していれば、比較装置15は複写
機10と、連結されたプリンタ30との両消費電力を読
み取り(ステップS203)、両消費電力を比較し(ス
テップS204)、比較結果を制御装置16,34にそ
れぞれ通知する。比較の結果、消費電力の多い複写機1
0の制御装置16は、節電モードを実行し(ステップS
205)てメインルーチンにリターンし、消費電力の少
ないプリンタ30の制御装置34は、節電モードへの移
行を停止することにより、待機モードを維持し(ステッ
プS206)、メインルーチンにリターンする。
【0029】この結果、複写機10だけが節電モードに
移行され、プリンタ30が待機モードに維持されるの
で、操作者がいざプリントをしようとした場合、画像読
取部11で読み取った画像をプリンタ30に送ることに
よりプリンタ部31でウォーミングアップ待ちすること
なくすぐにプリントでき、プリント作業の作業効率が向
上する。しかも、消費電力の大きい複写機10が節電モ
ードに制御され、待機モード時における消費電力が一番
少ないプリンタ30が待機しているので、システム全体
での省エネルギー効果を最大にすることができる。
移行され、プリンタ30が待機モードに維持されるの
で、操作者がいざプリントをしようとした場合、画像読
取部11で読み取った画像をプリンタ30に送ることに
よりプリンタ部31でウォーミングアップ待ちすること
なくすぐにプリントでき、プリント作業の作業効率が向
上する。しかも、消費電力の大きい複写機10が節電モ
ードに制御され、待機モード時における消費電力が一番
少ないプリンタ30が待機しているので、システム全体
での省エネルギー効果を最大にすることができる。
【0030】なお、複写機10とプリンタ30の2台の
待機モード時における消費電力が同じであれば、両制御
装置16,34でいずれか一方を節電モードを実行し、
他方を待機モードに維持するように決定すればよい。
待機モード時における消費電力が同じであれば、両制御
装置16,34でいずれか一方を節電モードを実行し、
他方を待機モードに維持するように決定すればよい。
【0031】ステップS202において、2台とも不使
用状態がシステム猶予時間継続している状態でなけれ
ば、すなわち、複写機10,プリンタ30の少なくとも
一方の不使用状態がシステム猶予時間に達していなけれ
ば、制御装置16,34は、1台のみ不使用状態がシス
テム猶予時間継続している状態か否か判断し(ステップ
S207)、2台とも不使用状態がシステム猶予時間に
達していなければ、ステップS208をスキップしてメ
インルーチンにリターンし、1台のみ不使用状態がシス
テム猶予時間に達すると、当該1台のみ節電モードを実
行し(ステップS208)、メインルーチンにリターン
する。
用状態がシステム猶予時間継続している状態でなけれ
ば、すなわち、複写機10,プリンタ30の少なくとも
一方の不使用状態がシステム猶予時間に達していなけれ
ば、制御装置16,34は、1台のみ不使用状態がシス
テム猶予時間継続している状態か否か判断し(ステップ
S207)、2台とも不使用状態がシステム猶予時間に
達していなければ、ステップS208をスキップしてメ
インルーチンにリターンし、1台のみ不使用状態がシス
テム猶予時間に達すると、当該1台のみ節電モードを実
行し(ステップS208)、メインルーチンにリターン
する。
【0032】この結果、システム猶予時間に達した複写
機10、プリンタ30のいずれか一方だけが節電モード
に移行され、他方が待機モードに維持されるので、操作
者がいざプリントをしようとした場合、一方においてウ
ォーミングアップ待ちすることなくすぐにプリントで
き、プリント作業の作業効率が向上する。しかも、いず
れか一方が節電モードに制御されるので、一定程度の省
エネルギーを図ることができる。
機10、プリンタ30のいずれか一方だけが節電モード
に移行され、他方が待機モードに維持されるので、操作
者がいざプリントをしようとした場合、一方においてウ
ォーミングアップ待ちすることなくすぐにプリントで
き、プリント作業の作業効率が向上する。しかも、いず
れか一方が節電モードに制御されるので、一定程度の省
エネルギーを図ることができる。
【0033】ステップS201において、2台とも節電
モードが有効に設定されている状態でなければ、すなわ
ち複写機10が節電モード有効に設定されプリンタ30
が節電モード無効に設定されている場合や、この逆の場
合、あるいは複写機10およびプリンタ30ともに節電
モード無効に設定されている場合には、制御装置16,
34は、1台のみ節電モードが有効に設定されているか
否か判断し(ステップS209)、2台とも節電モード
が有効に設定されていなければ、2台とも待機モードに
維持したまま、メインルーチンにリターンする。
モードが有効に設定されている状態でなければ、すなわ
ち複写機10が節電モード有効に設定されプリンタ30
が節電モード無効に設定されている場合や、この逆の場
合、あるいは複写機10およびプリンタ30ともに節電
モード無効に設定されている場合には、制御装置16,
34は、1台のみ節電モードが有効に設定されているか
否か判断し(ステップS209)、2台とも節電モード
が有効に設定されていなければ、2台とも待機モードに
維持したまま、メインルーチンにリターンする。
【0034】ステップS209において、1台のみ節電
モードが有効に設定されていれば、すなわち、複写機1
0が節電モード有効に設定されプリンタ30が節電モー
ド無効に設定されている場合や、この逆の場合には、不
使用状態が設定されたAPO時間継続したか否か判断し
(ステップS210)、継続していなければ、ステップ
S211をスキップしてメインルーチンにリターンし、
APO時間に達すると、節電モードが有効に設定された
方を、節電モードを実行し(ステップS211)、メイ
ンルーチンにリターンする。
モードが有効に設定されていれば、すなわち、複写機1
0が節電モード有効に設定されプリンタ30が節電モー
ド無効に設定されている場合や、この逆の場合には、不
使用状態が設定されたAPO時間継続したか否か判断し
(ステップS210)、継続していなければ、ステップ
S211をスキップしてメインルーチンにリターンし、
APO時間に達すると、節電モードが有効に設定された
方を、節電モードを実行し(ステップS211)、メイ
ンルーチンにリターンする。
【0035】この結果、節電モード有効に設定され、A
PO時間に達した複写機10、プリンタ30のいずれか
一方だけが節電モードに移行され、他方が待機モードに
維持されるので、操作者がいざプリントをしようとした
場合、一方でウォーミングアップ待ちすることなくすぐ
にプリントでき、プリント作業の作業効率が向上する。
しかも、いずれか一方が節電モードに制御されるので、
一定程度の省エネルギーを図ることができる。
PO時間に達した複写機10、プリンタ30のいずれか
一方だけが節電モードに移行され、他方が待機モードに
維持されるので、操作者がいざプリントをしようとした
場合、一方でウォーミングアップ待ちすることなくすぐ
にプリントでき、プリント作業の作業効率が向上する。
しかも、いずれか一方が節電モードに制御されるので、
一定程度の省エネルギーを図ることができる。
【0036】このような処理を繰り返すことで、節電も
図ることができ、複写機10、プリンタ30のいずれか
一方が待機モードに維持されるので、プリントしたいと
きにウォーミングアップ待ちすることなくすぐにプリン
トすることができる。
図ることができ、複写機10、プリンタ30のいずれか
一方が待機モードに維持されるので、プリントしたいと
きにウォーミングアップ待ちすることなくすぐにプリン
トすることができる。
【0037】(3) 変形例 以上、本発明に係る画像形成システムを実施の形態に基
づいて説明してきたが、本発明の内容が、上述の実施の
形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形
例が考えられる。
づいて説明してきたが、本発明の内容が、上述の実施の
形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形
例が考えられる。
【0038】上記実施の形態では画像形成装置として複
写機10、プリンタ30を用いたが、ファクシミリなど
の他の画像形成装置にも適用できる。
写機10、プリンタ30を用いたが、ファクシミリなど
の他の画像形成装置にも適用できる。
【0039】また、上記実施の形態では画像読取部を持
たないプリンタ30を含めてシステムを構成したが、画
像読取部を有する装置だけでシステムを構成してもよ
い。
たないプリンタ30を含めてシステムを構成したが、画
像読取部を有する装置だけでシステムを構成してもよ
い。
【0040】また、上記実施の形態では複写機10とプ
リンタ30との待機モード時の消費電力を制御装置1
6,34のROMに予め格納したが、この消費電力を各
操作部13,32から入力するようにしてもよい。
リンタ30との待機モード時の消費電力を制御装置1
6,34のROMに予め格納したが、この消費電力を各
操作部13,32から入力するようにしてもよい。
【0041】また、上記実施の形態では節電モード時に
定着ローラのヒータへの給電を減らしたり、切るように
したが、節電モード時に操作部13,32の表示部を消
灯してさらに消費電力を節約するようにしてもよい。こ
の場合には、テンキーなどが触られたときに表示部を点
灯すればよい。
定着ローラのヒータへの給電を減らしたり、切るように
したが、節電モード時に操作部13,32の表示部を消
灯してさらに消費電力を節約するようにしてもよい。こ
の場合には、テンキーなどが触られたときに表示部を点
灯すればよい。
【0042】また、上記実施の形態では複写機10,プ
リンタ30の両方とも節電モードを備えていたが、節電
モードを有しない画像形成装置を1台含むシステムにも
適用できる。
リンタ30の両方とも節電モードを備えていたが、節電
モードを有しない画像形成装置を1台含むシステムにも
適用できる。
【0043】また、上記実施の形態では複写機10,プ
リンタ30の両方とも節電モードが有効に設定されてい
る場合に待機モード時における消費電力の多い複写機1
0を節電モードに移行させ、消費電力の少ないプリンタ
30を待機モードに維持するようにしたが、複写機1
0,プリンタ30のいずれか一方あるいは両方とも節電
モードが有効に設定されていない場合においても、複写
機10を強制的に節電モードに移行させるようにしても
よい。
リンタ30の両方とも節電モードが有効に設定されてい
る場合に待機モード時における消費電力の多い複写機1
0を節電モードに移行させ、消費電力の少ないプリンタ
30を待機モードに維持するようにしたが、複写機1
0,プリンタ30のいずれか一方あるいは両方とも節電
モードが有効に設定されていない場合においても、複写
機10を強制的に節電モードに移行させるようにしても
よい。
【0044】さらに、上記実施の形態では画像形成装置
2台の連結でシステムを構成したが、図5に示すように
3台以上の複数の画像形成装置(例えば、2台の複写機
10,10’と1台のプリンタ30)の連結でシステム
を構成してもよい。この場合には、1台のみを待機モー
ドに維持する装置として選択し、残りの装置を節電モー
ドに制御すればよく、連結台数が多くなるほど、省エネ
ルギーの効果を大きくすることができる。
2台の連結でシステムを構成したが、図5に示すように
3台以上の複数の画像形成装置(例えば、2台の複写機
10,10’と1台のプリンタ30)の連結でシステム
を構成してもよい。この場合には、1台のみを待機モー
ドに維持する装置として選択し、残りの装置を節電モー
ドに制御すればよく、連結台数が多くなるほど、省エネ
ルギーの効果を大きくすることができる。
【0045】
【発明の効果】以上、説明してきたように本発明に係る
画像形成システムによれば、モード制御手段が所定の時
間が経過しても前記各画像形成装置のいずれにおいても
画像形成動作が実行されない場合、当該各画像形成装置
の中の1つを除いた残余の画像形成装置が、消費電力を
低減させる節電モードを実行するように制御し、前記所
定の時間が経過しても前記各画像形成装置のいずれにお
いても画像形成動作が実行されない場合、前記各画像形
成装置の中の1つだけを画像形成動作を即時に実行可能
な待機モードに維持されるので、システム全体での省エ
ネルギーを図りつつ、画像形成における作業効率の低下
を防止することができる。
画像形成システムによれば、モード制御手段が所定の時
間が経過しても前記各画像形成装置のいずれにおいても
画像形成動作が実行されない場合、当該各画像形成装置
の中の1つを除いた残余の画像形成装置が、消費電力を
低減させる節電モードを実行するように制御し、前記所
定の時間が経過しても前記各画像形成装置のいずれにお
いても画像形成動作が実行されない場合、前記各画像形
成装置の中の1つだけを画像形成動作を即時に実行可能
な待機モードに維持されるので、システム全体での省エ
ネルギーを図りつつ、画像形成における作業効率の低下
を防止することができる。
【0046】また、本発明に係る画像形成システムによ
れば、前記待機モードに維持する画像形成装置として、
待機モードにおける消費電力が1番少ない画像形成装置
が選択されるので、システム全体での省エネルギー効果
を最大にすることができる。
れば、前記待機モードに維持する画像形成装置として、
待機モードにおける消費電力が1番少ない画像形成装置
が選択されるので、システム全体での省エネルギー効果
を最大にすることができる。
【図1】複写システムの全体構成を一部切り欠いて示す
図である。
図である。
【図2】図1の複写機10およびプリンタ30の電気的
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図3】図1の複写機10およびプリンタ30の消費電
力を示す図である。
力を示す図である。
【図4】節電モード起動ルーチンを示すフローチャート
である。
である。
【図5】本発明の他の実施の形態の電気的構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
10 複写機 11 画像読取部 11a スキャナー 11b 原稿自動搬送部 12,31 プリンタ部 12a,31a 作像部 12b,31b 搬送部 12c,31c 定着装置 13,32 操作部 14,33 I/F部 15 比較装置 16,34 制御装置 20 ケーブル 30 プリンタ
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の画像形成装置をネットワーク接続
した画像形成システムであって、 所定の時間が経過しても前記複数の画像形成装置のいず
れにおいても画像形成動作が実行されない場合、全画像
形成装置の中の1つの画像形成装置の画像形成動作を即
時に実行可能な待機モードに維持し、残余の画像形成装
置を節電モードに制御するモード制御手段を備えること
を特徴とする画像形成システム。 - 【請求項2】 前記待機モードに維持する画像形成装置
として、待機モードにおける消費電力が1番少ない画像
形成装置が選択されていることを特徴とする画像形成シ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9257017A JPH1195622A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 画像形成システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9257017A JPH1195622A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 画像形成システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1195622A true JPH1195622A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17300585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9257017A Pending JPH1195622A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 画像形成システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1195622A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003043868A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-14 | Canon Inc | 画像処理装置および画像処理装置の制御方法および記憶媒体 |
JP2007060375A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像読取装置および画像形成装置の制御方法 |
JP2012183799A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Seiko Epson Corp | プリンターの制御方法及びプリンタードライバー |
JP2013109678A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-06 | Sharp Corp | 画像形成システム及びその管理サーバ |
-
1997
- 1997-09-22 JP JP9257017A patent/JPH1195622A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003043868A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-14 | Canon Inc | 画像処理装置および画像処理装置の制御方法および記憶媒体 |
JP2007060375A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像読取装置および画像形成装置の制御方法 |
JP2012183799A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Seiko Epson Corp | プリンターの制御方法及びプリンタードライバー |
JP2013109678A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-06 | Sharp Corp | 画像形成システム及びその管理サーバ |
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