JP2004077623A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成或いは画像読み取りに選択的に使用されるユニットによる電力消費を更に節減する。
【解決手段】シート上に画像を形成して排出する画像形成手段102〜160;制御電圧5Vおよび動力電圧24Vを出力する電源80;該電源から、画像形成手段に対してシートを送給し或いは画像形成手段が排出するシートを搬出する周辺ユニット34〜36およびスキャナユニット10内の制御装置への5V給電ラインに介挿された5Vスイッチswb〜swd;電源から、各ユニットの動力機器ドライバへの24V給電ラインに介挿された24VスイッチswB〜swD;および、5Vスイッチをオンにして、各ユニットの状態情報を取得してから、指示された画像形成モードによる各ユニットの使用/不使用に対応して、使用のときに24Vスイッチをオンにする電源投入制御手段1,131;を備える。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関する。この画像形成装置は、例えば複写機,プリンタおよびファクシミリに用いることができる。
【0002】
【従来技術】
例えば、感熱記録,熱定着,熱乾燥を利用するプリンタ,複写機,ファクシミリ等は、画像形成時の電力が大きい。画像形成指示を待つスタンバイモードでは、画像形成時よりも電力消費が少ないが、電気回路の電力消費がある。したがって、スタンバイモードになって所定時間経過すると、復帰指示の到来を認知する待機回路やデータ保持が必要なメモリなど必要最小限の電気要素に給電を継続し、他の電気回路または電気要素には待機電力供給も遮断する休止モードに切り換わる省エネ切換え制御が用いられている。
【0003】
特開平6−255213号公報は、画像形成装置のプリント待機時の消費電力を低減するため、プリント待機時に外部と通信するためのCPUの電源電圧を下げる、あるいはCPUクロック周波数を下げるとともに、他の回路への電源供給をしないようにし、あるいは他の回路の機能を制限することにより、プリント待機時の消費電力を少なくする方法を提示している。
【0004】
画像形成装置のシステムには、大量の用紙や複数のサイズの用紙を収納して供給する給紙装置や、片面にプリントされた用紙を反転し、再給紙し両面プリントを行う反転給紙装置、排紙される用紙の仕分けやステープラを行う後処理装置などの周辺ユニットが接続され或いは組み込まれ、これらの装置を経由して作業させることによってユーザの望む形態のドキュメント出力が行われる。一連の動作の中では、必ず全てのユニットが使用されるわけではなく、使用されないユニットもある。
【0005】
特開平9−026730号公報は、画像形成装置の周辺ユニットの所要のもののみに選択的に給電する省電力システムを開示している。1つの態様では、各周辺ユニットが直流電源を備え、画像形成装置が交流電源を各ユニットの直流電源に接続するための各交流スイッチを備えて、画像形成処理に必要とする周辺ユニットのみを交流電源に接続する。もう1つの態様では、周辺ユニットに給電する直流電源と、該電源を各ユニットに接続するための各スイッチを備えて、画像形成処理に必要とする周辺ユニットのみを直流電源に接続する。後者の態様は、特願2002−65569号にも記載がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
周辺ユニットの電気回路は、モータ等の動力機器を駆動する動力機器ドライバ(通電回路)すなわちパワー系電気回路と、画像形成装置本体との通信,センサチェックおよび動力機器ドライバの動作制御をおこなう制御回路すなわち信号系電気回路に分類される。パワー系は比較的動作電圧が高い、もしくは電流値が大きく電圧変動を生じ易いため、信号系とは電源が別系統となる事が多い。
【0007】
前記特開平9−026730号公報は、周辺ユニットに単一のスイッチを介してユニット原電圧を印加するので、周辺ユニットにおいてパワー系電源と信号系電源発生して2系統にするか、或いはユニット原電圧をそのまま両系統共用にする。したがって、周辺ユニットに給電するスイッチをオンにすると、動力機器を駆動しない待機時でも、信号系電気回路およびパワー系電気回路で待機電力消費がある。
【0008】
画像形成装置の元電源スイッチを投入した直後や、省エネのため、画像処理に関連するユーザの操作又は指示(ユーザアクセス)を認知する電気回路部には認知に必要な最低限の電圧を印加するが、他の電気回路への給電は遮断する休止モードから、画像形成或いは画像読み取りができる待機モード(スタンバイモード/低電力モード)に復帰したときには、画像形成装置本体は、その各部のみならず、周辺ユニットの状態情報(それの接続があるか、設定状態,正常/異常)を取得して、画像形成システムの構成(使用できる、複写モード,プリントモード,読み取りモード),各部設定状態(用紙サイズ,倍率,濃度),各部の正常/異常を認識して、状態表示を行う。このときは、周辺ユニットの使用/不使用は不明であるが、周辺ユニットに給電するスイッチをオンにしなければならない。スイッチオンの間、パワー系電気回路が待機電力を消費する。
【0009】
また、待機モード(スタンバイモード/低電力モード)では、周辺ユニットユーザアクセス(用紙の補充,交換)があることを想定して、また、ADF(自動原稿送給装置)に原稿の装填がある(画像読み取りタスクが発生する可能性がある)ことを想定して、周辺ユニットやADFの状態情報の変化を認知するために、周辺ユニットに給電するスイッチをオンにしておくのが好ましい。この場合のスイッチオンの間、パワー系電気回路が待機電力を消費する。
【0010】
本発明は、画像形成或いは画像読み取りに選択的に使用されるユニットによる電力消費を更に節減することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)シート上に画像を形成して排出する画像形成手段(102〜160);
制御電圧(+5V)および動力電圧(+24V)を出力する電源(80);
該電源(80)から、前記画像形成手段に対してシートを送給し或いは該画像形成手段が排出するシートを搬出する周辺ユニット(34〜36)内の制御装置への、制御電圧(+5V)の給電ラインに介挿された制御電圧オン/オフスイッチ(swb〜swd);前記電源(80)から、前記周辺ユニット(34〜36)の動力機器ドライバへの、動力電圧(+24V)の給電ラインに介挿された動力電圧オン/オフスイッチ(swB〜swD);および、
前記制御電圧オン/オフスイッチ(swb〜swd)をオンにして、周辺ユニット(34〜36)の状態情報を取得(図7の32〜41b)してから、指示された画像形成モードによる前記周辺ユニットの使用/不使用に対応して、使用のときに前記動力電圧オン/オフスイッチ(swB〜swD)をオンにする(図7〜9の45,60,67,74,81)電源投入制御手段(1,131);を備える画像形成装置(100,ACP:図5)。
【0012】
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素又は対応事項の符号もしくは対応事項を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
【0013】
これによれば、待機モード(スタンバイモード)のとき制御電圧オン/オフスイッチ(swb〜swd)をオンにして、周辺ユニット(34〜36)の状態情報を取得し、状態に対応した画像処理モードを設定できる。このときは動力電圧オン/オフスイッチ(swB〜swD)はオフに留めて、周辺ユニットの電力消費を少なく維持できる。指示された画像形成モードによる周辺ユニットの使用/不使用に対応して、使用のときに動力電圧オン/オフスイッチ(swB〜swD)をオンにするので、周辺ユニットの使用は妨げられない。画像形成を速やかに進めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(2)原稿と、その画像を読取って画像信号に変換する光学系の少なくとも一方を走査駆動する動力機器,それに通電する動力機器ドライバおよびその動作を制御する制御装置を備える画像読み取りユニット(10);
前記画像信号を前記画像形成手段(102〜160)が画像形成に用いる画像データに変換する画像データ処理装置(ACP);
前記電源(80)から、前記画像読み取りユニット(10)の制御装置への、制御電圧(+5V)の給電ラインに介挿された制御電圧オン/オフスイッチ(swa);および、
前記電源(80)から、前記画像読み取りユニット(10)の動力機器ドライバへの、動力電圧(+24V)の給電ラインに介挿された動力電圧オン/オフスイッチ(swA);を更に備え、
前記電源投入制御手段(1,131)が、制御電圧オン/オフスイッチ(swa〜swd)をオンにしてユニット(10,34〜36)の状態情報を取得してから、指示された画像処理モードによる各ユニットの使用/不使用に対応して、使用のユニットに動力電圧を給電する動力電圧オン/オフスイッチ(swA〜swD)をオンにする;上記(1)の画像形成装置(10,100,ACP:図5)。
【0015】
これによれば、待機モード(スタンバイモード,低電力モード)のとき制御電圧オン/オフスイッチ(swa)をオンにして、画像読み取りユニット(10)の状態情報も取得することができる。このときは動力電圧オン/オフスイッチ(swA)はオフに留めて、画像読み取りユニット(10)の電力消費も少なく維持できる。指示された画像処理モードによる画像読み取りユニット(10)の使用/不使用に対応して、使用のときに動力電圧オン/オフスイッチ(swA)をオンにするので、画像読み取りユニット(10)の使用は妨げられない。画像読み取りを速やかに進めることができる。
【0016】
(3)シート上に画像を形成して排出する画像形成手段(102〜160);
制御電圧(+5V)および動力電圧(+24V)を出力する電源(80);
該電源(80)から、前記画像形成手段に対してシートを送給し或いは該画像形成手段が排出するシートを搬出する動力機器,それに通電する動力機器ドライバ,該ドライバと動力電圧(+24V)受電ラインの間に介挿された動力電圧オン/オフスイッチ(swB〜swD)および制御装置を持つ周辺ユニット(34〜36)内の該制御装置への、制御電圧(+5V)の給電ラインに介挿された制御電圧オン/オフスイッチ(swb〜swd);および、
前記制御電圧オン/オフスイッチ(swb〜swd)をオンにして、周辺ユニット(34〜36)の状態情報を取得してから、指示された画像形成モードによる前記周辺ユニットの使用/不使用に対応して、使用のときに前記周辺ユニット(34〜36)の制御装置を介して前記動力電圧オン/オフスイッチ(swB〜swD)をオンにする電源投入制御手段(1,131);を備える画像形成装置(100,ACP:図10)。
【0017】
これによっても、上記(1)に記述の作用効果が同様に得られる。
【0018】
(4)原稿と、その画像を読取って画像信号に変換する光学系の少なくとも一方を走査駆動する動力機器,それに通電する動力機器ドライバ,該ドライバと動力電圧(+24V)受電ラインの間に介挿された動力電圧オン/オフスイッチ(swA)および制御装置、を備える画像読み取りユニット(10);
前記画像信号を前記画像形成手段(102〜160)が画像形成に用いる画像データに変換する画像データ処理装置(ACP);および、
前記電源(80)から、前記画像読み取りユニット(10)の制御装置への、制御電圧(+5V)の給電ラインに介挿された制御電圧オン/オフスイッチ(swa);を更に備え、
前記電源投入制御手段(1,131)が、制御電圧オン/オフスイッチ(swa〜swd)をオンにして、ユニット(34〜36)の状態情報を取得してから、指示された画像処理モードによる各ユニットの使用/不使用に対応して、使用のユニット(10,34〜36)の制御装置を介してその動力電圧オン/オフスイッチ(swA〜swD)をオンにする;上記(3)の画像形成装置(10,100,ACP:図10)。
【0019】
これによっても、上記(2)に記述の作用効果が同様に得られる。
【0020】
(5)前記電源(80)は、その制御電圧(+5VE)を前記制御電圧オン/オフスイッチ(swa〜swd)に印加するラインに介挿した省エネスイッチ(85)を持ち、休止モードでも操作又は指示を認知する箇所には、省エネスイッチ(85)を介しないで制御電圧(+5VE)を印加し;前記電源投入制御手段(1,131)が、省エネスイッチ(85)のオン/オフを制御し、省エネスイッチ(85)をオンにしている間に操作又は指示が設定時間継続して無いと、省エネスイッチ(85)をオフに切換える;上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0021】
これによれば、操作又は指示が設定時間継続して無いと休止モードに進んで省エネスイッチ(85)をオフにするので、制御電圧オン/オフスイッチ(swa〜swd)への制御電圧の供給もなく、制御電圧オン/オフスイッチでの電力消費がないので、電力消費が更に節減する。
【0022】
(6)前記電源投入制御手段(1,131)は、省エネスイッチ(85)をオンにしている間に操作又は指示が設定時間継続して無いと省エネスイッチ手段(85)をオフに切換え(図6の29)、操作又は指示があるとオンに切換える(図6の3)省エネ制御手段(1)と、省エネスイッチ(85)がオフからオンに切り換わると、制御電圧オン/オフスイッチ(swa〜swd)をオンにして、それによって制御電圧(+5V)が印加されるユニット(10,34〜36)の状態情報を取得し(図7の32〜41b)、指示された画像形成モードによる各ユニットの使用/不使用に対応して、使用のユニット(10,34〜36)に動力電圧を給電する動力電圧オン/オフスイッチ(swA〜swD)をオンにする(図7〜9の45,60,67,74,81)ユニット給電制御手段(131)と、を含む;上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0023】
休止モード/待機モード(スタンバイモード,低電力モード)の切換えをする省エネ制御手段(1)で省エネスイッチ手段(85)のオフ/オンを該モードの切換えに対応して自動的に行うので、休止モードでの制御電圧オン/オフスイッチ(swa〜swd)の電力消費もなく、省エネ効果が高い。
【0024】
指示された画像形成モードによる各ユニットの使用/不使用に対応して、使用のユニットに動力電圧を給電する動力電圧オン/オフスイッチをオンにするユニット給電制御手段(131)が、待機モードに切り換わったときに自動的にユニットの状態情報を取得するので、ユニット給電制御手段(131)は、状態情報に基づいてそれが使用可の場合のみに動力電圧を給電することができ、速やかに画像形成又は画像読み取りを設定できる。
【0025】
(7)省エネモードに低電力モードおよび休止モードを含み;省エネ制御手段(1)は、休止モードでは省エネスイッチ手段(85)オフであるが画像形成装置に対する操作又は指示を検知する回路(20,ACP,FCU)には通電し、低電力モードでは省エネスイッチ手段(85)オンであり定着ヒータ(87)以外に通電し、待機モードであるスタンバイモードでは省エネスイッチ手段(85)オンであり定着ヒータにも通電する;上記(6)の画像形成装置。
【0026】
(8)省エネ制御手段(1)は、操作又は指示が無くスタンバイモードが第1設定時間(TD1)継続すると低電力モードに切換え、操作又は指示が無く低電力モードが第2設定時間(TD2)継続すると休止モードに切換える;上記(7)の画像形成装置。
【0027】
(9)操作又は指示を検知する回路は、操作ボード(20)のキーインを検知する回路,外部PC(パソコン)の通信を検知する回路およびファクシミリ(FCU)の呼び通信を検知する回路を含む;上記(7)又は(8)の画像形成装置。
【0028】
(10)画像形成装置と給紙及び排紙後処理等を行う周辺ユニットを接続して構成された画像形成システムにおいて、
各周辺ユニットは、画像形成装置の制御部からの制御及び電源供給を受けて動作する構成であり、
画像形成装置の制御部は各周辺ユニットに対する電源供給を制御する機能を有し、画像形成装置はプリントを行わない待機状態で、省電力モード状態にあるときには、周辺ユニットへの電源供給を遮断し(図7の53)、プリント命令を受けたときに、プリント用紙の搬送経路にかかる周辺ユニットを選択し、電源供給を行う機能(図7〜9の49−54〜74)を有する画像形成システム。
【0029】
これによればプリントを行うときに、動作にかかるユニットのみ電源が供給され、使用されないユニットは電源が供給されないため、動作しないユニットの待機電力を削減して、プリント動作にかかる電力を低下させることができる。
【0030】
(11)上記(10)の画像形成システムにおいて、
画像形成装置の制御部は、選択された各周辺ユニットへの電源供給を、任意のシーケンスに従い非同期にて開始する。
【0031】
これによればプリント命令を受けて、周辺ユニットに電源供給を開始するとき、ユニットが複数であったならば、投入タイミングをユニット毎にずらして実行することにより、各ユニットの突入電流が重なることを防がれるため、制御部の瞬間的な電圧変動を最小にして不具合の発生や対策部品の追加を少なくすることができる。
【0032】
(12)上記(10)又は(11)の画像形成システムにおいて、画像形成装置の制御部により制御される電源は、周辺ユニットの制御部電源と駆動部電源を各々個別に制御可能である。
【0033】
状況によって、周辺ユニットへの電源供給を信号系のみとすることにより、パワー系に電源が供給されないため、待機消費電力を削減することができ、エラーチェックのみなどを低消費状態で実行することができる。
【0034】
(13)上記(10),(11)又は(12)の画像形成システムにおいて、周辺ユニットの制御部は、該ユニットの駆動部の電源供給制御を行う機能を有し、画像形成装置との通信により、電源制御を行う機能を有する。
【0035】
パワー系の電源供給の制御回路を周辺ユニット自身が持つことにより、画像形成装置本体の制御の負荷を軽減することができ、画像形成装置本体のコストダウンを図ることができる。
【0036】
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0037】
【実施例】
−第1実施例−
図1に、本発明の第1実施例の複合機能フルカラーデジタル複写機の外観を示す。このフルカラー複写機は、大略で、自動原稿送り装置(ADF)30と、操作ボード20と、カラースキャナ10と、カラープリンタ100の各ユニットで構成されている。ステープラ及び作像された用紙を積載可能なトレイ付きのフィニッシャ34と、両面ドライブユニット33と、増設給紙バンク35と、大容量給紙トレイ36は、プリンタ100に装着されているが、これらはプリンタ100から分離可能な周辺ユニットであり、各々動力機器ドライバやセンサ入力およびコントローラを有する制御ボードを有して、画像形成装置本体であるプリンタ100の制御ボード(のプロセスコントローラ131:図4)と直接または間接に通信を行いタイミング制御されて用紙の送給,搬送の動作を行う。なお、操作ボード20と、ADF30付きのカラースキャナ10もプリンタ100から分離可能なユニットであり、カラースキャナ10も動力機器ドライバやセンサ入力およびコントローラを有する制御ボードを有して、プリンタ100の制御ボードと直接または間接に通信を行いタイミング制御されて原稿画像の読み取りを行う。
【0038】
機内の画像データ処理装置ACP(図4)には、パソコンPCが接続したLAN(Local Area Network)が接続されており、ファクシミリコントロールユニットFCU(図4)には、電話回線PN(ファクシミリ通信回線)に接続された交換器PBXが接続されている。カラープリンタ100のプリント済の用紙は、排紙トレイ108上またはフィニッシャ34に排出される。
【0039】
図2に、カラープリンタ100の機構を示す。この実施例のカラープリンタ100は、レーザプリンタである。このレーザプリンタ100は、マゼンダ(M),シアン(C),イエロー(Y)および黒(ブラック:K)の各色の画像を形成するための4組のトナー像形成ユニットが、転写紙の移動方向(図中の右下から左上方向y)に沿ってこの順に配置されている。即ち、4連ドラム方式のフルカラー画像形成装置である。
【0040】
これらマゼンダ(M),シアン(C),イエロー(Y)および黒(K)のトナー像形成ユニットは、それぞれ、感光体ドラム111M,111C,111Yおよび111Kを有する感光体ユニット110M,110C,110Yおよび110Kと、現像ユニット120M,120C,120Yおよび120Kとを備えている。また、各トナー像形成部の配置は、各感光体ユニット内の感光体ドラム111M,111C,111Yおよび111Kの回転軸が水平x軸(主走査方向)に平行になるように、且つ、転写紙移動方向y(副走査方向)に所定ピッチの配列となるように、設定されている。
【0041】
また、レーザプリンタ100は、上記トナ−像形成ユニットのほか、レーザ走査による光書込ユニット102、給紙カセット103,104、レジストローラ対105、転写紙を担持して各トナ−像形成部の転写位置を通過するように搬送する転写搬送ベルト160を有する転写ベルトユニット106、ベルト定着方式の定着ユニット107、排紙トレイ108,両面ドライブ(面反転)ユニット33等を備えている。また、レーザプリンタ100は、図示していない手差しトレイ、トナ−補給容器、廃トナーボトル、なども備えている。
【0042】
光書込ユニット102は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラム111M,111C,111Yおよび111Kの表面にレーザ光を、x方向に振り走査しながら照射する。また図2上の一点鎖線は、転写紙の搬送経路を示している。給紙カセット103,104から給送された転写紙は、図示しない搬送ガイドで案内されながら搬送ローラで搬送され、レジストローラ対105に送られる。このレジストローラ対105により所定のタイミングで転写搬送ベルト160に送出された転写紙は転写搬送ベルト160で担持され、各トナ−像形成部の転写位置を通過するように搬送される。
【0043】
各トナー像形成部の感光体ドラム111M,111C,111Yおよび111Kに形成されたトナー像が、転写搬送ベルト160で担持され搬送される転写紙に転写され、各色トナー像の重ね合わせ即ちカラー画像が形成された転写紙は、定着ユニット107に送られる。すなわち転写は、転写紙上にじかにトナー像を転写する直接転写方式である。定着ユニット107を通過する時トナー像が転写紙に定着する。トナー像が定着した転写紙は、排紙トレイ108,フィニッシャ36又は両面ドライブユニット33に排出又は送給される。
【0044】
イエローYのトナ−像形成ユニットの概要を次に説明する。他のトナ−像形成ユニットも、イエローYのものと同様な構成である。イエローYのトナー像形成ユニットは、前述のように感光体ユニット110Y及び現像ユニット120Yを備えている。感光体ユニット110Yは、感光体ドラム111Yのほか、感光体ドラム表面に潤滑剤を塗布するブラシローラ,感光体ドラム表面をクリーニングする揺動可能なブレード,感光体ドラム表面に光を照射する除電ランプ,感光体ドラム表面を一様帯電する非接触型の帯電ローラ、等を備えている。
【0045】
感光体ユニット110Yにおいて、交流電圧が印加された帯電ローラにより一様帯電された感光体ドラム111Yの表面に、光書込ユニット102で、プリントデータに基づいて変調されポリゴンミラーで偏向されたレーザ光Lが走査されながら照射されると、感光体ドラム111Yの表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム11IY上の静電潜像は、現像ユニット20Yで現像されてイエローYのトナー像となる。転写搬送ベルト160上の転写紙が通過する転写位置では、感光体ドラム11IY上のトナー像が転写紙に転写される。トナ−像が転写された後の感光体ドラム111Yの表面は、ブラシローラで所定量の潤滑剤が塗布された後、ブレードでクリーニングされ、除電ランプから照射された光によって除電され、次の静電潜像の形成に備えられる。
【0046】
現像ユニット120Yは、磁性キャリア及びマイナス帯電のトナ−を含む二成分現像剤を収納している。そして、現像ケース120Yの感光体ドラム側の開口から一部露出するように配設された現像ローラや、搬送スクリュウ、ドクタブレード、トナ−濃度センサ,粉体ポンプ等を備えている。現像ケース内に収容された現像剤は、搬送スクリュウで攪拌搬送されることにより摩擦帯電する。そして、現像剤の一部が現像ローラの表面に担持される。ドクタブレードが現像ローラの表面の現像剤の層厚を均一に規制し、現像ローラの表面の現像剤中のトナーが感光体ドラムに移り、これにより静電潜像に対応するトナー像が感光体ドラム111Y上に現われる。現像ケース内の現像剤のトナー濃度はトナ−濃度センサで検知される。濃度不足の時には、粉体ポンプが駆動されてトナーが補給される。
【0047】
転写ベルトユニット106の転写搬送ベルト160は、各トナ−像形成部の感光体ドラム111M,111C,111Yおよび111Kに接触対向する各転写位置を通過するように、4つの接地された張架ローラに掛け回されている。張架ローラの1つが109である。これらの張架ローラのうち、2点鎖線矢印で示す転写紙移動方向上流側の入口ローラには、電源から所定電圧が印加された静電吸着ローラが対向するように配置されている。これらの2つのローラの間を通過した転写紙は、転写搬送ベルト160上に静電吸着される。また、転写紙移動方向下流側の出口ローラは、転写搬送ベルトを摩擦駆動する駆動ローラであり、図示しない駆動源に接続されている。また、転写搬送ベルト160の外周面には、電源から所定のクリーニング用電圧が印加されたバイアスローラが接触するように配置されている。このバイアスローラにより転写搬送ベルト160上に付着したトナ−等の異物が除去される。
【0048】
また、感光体ドラム111M,111C,111Yおよび111Kに接触対向する接触対向部を形成している転写搬送ベルト160の裏面に接触するように、転写バイアス印加部材を設けている。これらの転写バイアス印加部材は、マイラ製の固定ブラシであり、各転写バイアス電源から転写バイアスが印加される。この転写バイアス印加部材で印加された転写バイアスにより、転写搬送ベルト160に転写電荷が付与され、各転写位置において転写搬送ベルト160と感光体ドラム表面との間に所定強度の転写電界が形成される。
【0049】
転写搬送ベルト160で搬送され、感光体ドラム111M,111C,111Yおよび111Kに形成された各色トナー像が転写された用紙は、定着装置107に送り込まれてそこで、トナー像が加熱,加圧によって用紙に熱定着される。熱定着後、用紙は左側板の上部のフィニッシャ34への排紙口34otからフィニッシャ34に送り込まれる。又は、プリンタ本体の上面の排紙トレイ108に排出される。
【0050】
4個の感光体ドラムの中の、マゼンダ像,シアン像およびイエロー像形成用の感光体ドラム111M,111Cおよび111Yは、図示しないカラードラム駆動用の1個の電気モータ(カラードラムモータ;カラードラムM:図示略)により、動力伝達系及び減速機(図示略)を介して1段減速にて駆動される。ブラック像形成用の感光体ドラム111Kはブラックドラム駆動用の1個の電気モータ(Kドラムモータ:図示略)により、動力伝達系及び減速機(図示略)を介して1段減速にて駆動される。また、転写搬送ベルト160は、上記Kドラムモータによる動力伝達系を介した転写駆動ローラの駆動により、回動移動する。従って、上記Kドラムモータは、K感光体ドラム11Kと転写搬送ベルト60を駆動し、上記カラードラムモータは、M,C,Y感光体ドラム11M,11C,11Yを駆動する。
【0051】
また、K現像器120Kは、定着ユニット107を駆動している電気モータ(図示略)で、動力伝達系およびクラッチ(図示略)を介して駆動される。M,C,Y現像器120M,120C,120Yは、レジストローラ105を駆動する電気モータ(図示略)で、動力伝達系およびクラッチ(図示略)を介して駆動される。現像器120M,120C,120Y,120Kは絶えず駆動されている訳ではなく、所定タイミングを持って駆動出来る様、上記クラッチにより駆動伝達を受ける。
【0052】
再度図1を参照する。フィニッシャ34は、スタッカトレイすなわち積載降下トレイ34hsおよびソートトレイ群34stを持ち、積載降下トレイ34hsに用紙(プリント済紙,転写済紙)を排出するスタッカ排紙モードと、ソートトレイ群34stに排紙するソータ排紙モードを持つ。
【0053】
プリンタ100からフィニッシャ34に送り込まれた用紙は、左上方向に搬送されそして上下逆U字型の搬送路を経て、下向きに搬送方向を切換えてから、設定されているモードに応じて、スタッカ排紙モードのときには排出口から積載降下トレイ34hsに排出される。ソータ排紙モードのときには、ソータトレイ群34stの、そのとき排出中の用紙が割り当てられたソータトレイに排出される。
【0054】
ソータ排紙モードが指定されるとフィニッシャ内排紙コントローラは、最下部の重ね待避位置に置いたソートトレイ群34stを、図1上で2点鎖線で示す使用位置に上駆動し、ソータトレイ間の間隔を広げる。ソータ排紙モードでは、1回(一人)の設定枚数の複写又はプリントは、部ソートにソータ排紙モードが設定されているときには、同一原稿(画像)をプリントした各転写紙をソートトレイ群34stの各トレイに仕分け収納する。頁ソートにソータ排紙モードが設定されているときには、各トレイを各頁(画像)に割り当てて、同一頁をプリントした各転写紙を1つのソートトレイに積載する。
【0055】
図3に、スキャナ10およびそれに装着されたADF30の、原稿画像読み取り機構を示す。このスキャナ10のコンタクトガラス231上に置かれた原稿は、照明ランプ232により照明され、原稿の反射光(画像光)が第1ミラー233で副走査方向yと平行に反射される。照明ランプ232および第1ミラー233は、図示しない、副走査方向yに定速駆動される第1キャリッジに搭載されている。第1キャリッジと同方向にその1/2の速度で駆動される、図示しない第2キャリッジには第2および第3ミラー234,235が搭載されており、第1ミラー233が反射した画像光は第2ミラー234で下方向(z)に反射され、そして第3ミラー235で副走査方向yに反射されて、レンズ236により集束され、CCD207に照射され、電気信号に変換される。第1および第2キャリッジは、走行体モーター238を駆動源として、y方向に往(原稿走査),復(リタ−ン)駆動される。
【0056】
スキャナ10には、自動原稿供給装置ADF 30が装着されている。ADF30の原稿トレイ241に積載された原稿は、ピックアップローラ242およびレジストローラ対243で搬送ドラム244と押さえローラ245の間に送り込まれて、搬送ドラム244に密着して読み取りガラス240の上を通過し、そして排紙ローラ246,247で、原稿トレイ241の下方の圧板兼用の排紙トレイ248上に排出される。原稿は、読み取りガラス240を通過する際に、その直下に移動している照明ランプ232により照射され、原稿の反射光は、第1ミラー233以下の光学系を介してCCD207に照射され光電変換される。
【0057】
読み取りガラス240と原稿始端の位置決め用のスケール251との間には、白基準板239、ならびに、第1キャリッジを検出する基点センサ249がある。白基準板239は、照明ランプ232の個々の発光強度のばらつき,また主走査方向のばらつきや、CCD207の画素毎の感度ムラ等が原因で、一様な濃度の原稿を読み取ったにもかかわらず、読み取りデータがばらつく現象を補正(シェーディング補正)するために用意されている。このシェーディング補正は、まず白基準板239を原稿スキャン前に主走査方向1ライン分読み取り、この読み取った白基準データをメモリに記憶し、原稿画像を読み取るときは、原稿をスキャンした画素毎に、画像データを前記メモリ上の対応する白基準データで割り算するものである。
【0058】
図4に、図1に示す複写機の画像処理系統のシステム構成を示す。このシステムでは、読取ユニット11と画像データ出力I/F(Interface:インターフェイス)12でなるカラー原稿スキャナ10が、画像データ処理装置ACPの画像データインターフェース制御CDIC(以下単にCDICと表記)に接続されている。画像データ処理装置ACPにはまた、カラープリンタ100が接続されている。カラープリンタ100は、画像データ処理装置ACPの画像データ処理器IPP(Image Processing Processor;以下では単にIPPと記述)から、書込みI/F134に記録画像データを受けて、作像ユニット135でプリントアウトする。作像ユニット135は、図2に示すものである。
【0059】
画像データ処理装置ACP(以下では単にACPと記述)は、パラレルバスPb,画像メモリアクセス制御IMAC(以下では単にIMACと記述),画像メモリであるメモリモジュールMEM(以下では単にMEMと記述),システムコントローラ1,RAM4,不揮発メモリ5,フォントROM6,CDIC,IPP等、を備える。パラレルバスPbには、ファクシミリ制御ユニットFCU(以下単にFCUと記述)を接続している。操作ボード20はシステムコントローラ1に接続している。
【0060】
カラー原稿スキャナ10の、原稿を光学的に読み取る読取ユニット11は、原稿に対するランプ照射の反射光をセンサボードユニットSBU上のCCDで光電変換してR,G,B画像データを生成し、RGB画像データに変換しかつシェーディング補正して、出力I/F12を介してCDICに送出する。
【0061】
CDICは、画像データに関し、出力I/F12,パラレルバスPb,IPP間のデータ転送,プロセスコントローラ131とACPの全体制御を司るシステムコントローラ1との間の通信をおこなう。また、RAM132はプロセスコントローラ131のワークエリアとして使用され、不揮発メモリ133はプロセスコントローラ131の動作プログラム等を記憶している。
【0062】
画像メモリアクセス制御IMAC(以下では単にIMACと記述)は、MEMに対する画像データの書き込み/読み出しを制御する。システムコントローラ1は、パラレルバスPbに接続される各構成部の動作を制御する。また、RAM4はシステムコントローラ1のワークエリアとして使用され、不揮発メモリ5はシステムコントローラ1の動作プログラム等を記憶している。
【0063】
操作ボード20は、ACPがおこなうべき処理を入力する。たとえば、処理の種類(複写、ファクシミリ送信、画像読込、プリント等)および処理の枚数等を入力する。これにより、画像データ制御情報の入力をおこなうことができる。
【0064】
スキャナ10の読取ユニット11より読み取った画像データは、スキャナ10のSBU(センサボードユニット)でシェーディング補正210を施してから、IPPで、スキャナガンマ補正,フィルタ処理などの、読取り歪を補正する画像処理を施してから、MEMに蓄積する。MEMの画像データをプリントアウトするときには、IPPにおいてRGB信号をYMCK信号に色変換し、プリンタガンマ変換,階調変換,および、ディザ処理もしくは誤差拡散処理などの階調処理などの画質処理をおこなう。画質処理後の画像データはIPPから書込みI/F134に転送される。書込みI/F134は、階調処理された信号に対し、パルス幅とパワー変調によりレーザー制御をおこなう。その後、画像データは作像ユニット135へ送られ、作像ユニット135が転写紙上に再生画像を形成する。
【0065】
IMACは、システムコントローラ1の制御に基づいて、画像データとMEMのアクセス制御,LAN上に接続した図示しないパソコンPC(以下では単にPCと表記)のプリント用データの展開,MEMの有効活用のための画像データの圧縮/伸張をおこなう。
【0066】
IMACへ送られた画像データは、データ圧縮後、MEMに蓄積され、蓄積された画像データは必要に応じて読み出される。読み出された画像データは、伸張され、本来の画像データに戻しIMACからパラレルバスPbを経由してCDICへ戻される。CDICからIPPへの転送後は画質処理をして書込みI/F134に出力し、作像ユニット135において転写紙上に再生画像を形成する。
【0067】
画像データの流れにおいて、パラレルバスPbおよびCDICでのバス制御により、デジタル複合機の機能を実現する。ファクシミリ送信は、スキャナ10で読取られた画像データをIPPにて画像処理を実施し、CDICおよびパラレルバスPbを経由してFCUへ転送することによりおこなわれる。FCUは、通信網へのデータ変換をおこない、それを公衆回線PNへファクシミリデータとして送信する。ファクシミリ受信は、公衆回線PNからの回線データをFCUにて画像データへ変換し、パラレルバスPbおよびCDICを経由してIPPへ転送することによりおこなわれる。この場合、特別な画質処理はおこなわず、書込みI/F134から出力し、作像ユニット135において転写紙上に再生画像を形成する。
【0068】
複数ジョブ、たとえば、コピー機能,ファクシミリ送受信機能,プリンタ出力機能が並行に動作する状況において、読取ユニット11,作像ユニット135およびパラレルバスPbの使用権のジョブへの割り振りは、システムコントローラ1およびプロセスコントローラ131において制御する。プロセスコントローラ131は画像データの流れを制御し、システムコントローラ1はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管理する。また、デジタル複合機の機能選択は、操作ボード20においておこなわれ、操作ボード20の選択入力によって、コピー機能,ファクシミリ機能等の処理内容を設定する。
【0069】
システムコントローラ1とプロセスコントローラ131は、パラレルバスPb,CDICおよびシリアルバスSbを介して相互に通信をおこなう。具体的には、CDIC内においてパラレルバスPbとシリアルバスSbとのデータ,インターフェースのためのデータフォーマット変換をおこなうことにより、システムコントローラ1とプロセスコントローラ131間の通信を行う。
【0070】
各種バスインターフェース、たとえばパラレルバスI/F 7、シリアルバスI/F 9、ローカルバスI/F 3およびネットワークI/F 8は、IMACに接続されている。コントローラーユニット1は、ACP全体の中での独立性を保つために、複数種類のバス経由で関連ユニットと接続する。
【0071】
システムコントローラ1は、パラレルバスPbを介して他の機能ユニットの制御をおこなう。また、パラレルバスPbは画像データの転送に供される。システムコントローラ1は、IMACに対して、画像データをMEMに蓄積させるための動作制御指令を発する。この動作制御指令は、IMAC,パラレルバスI/F
7、パラレルバスPbを経由して送られる。
【0072】
この動作制御指令に応答して、画像データはCDICからパラレルバスPbおよびパラレルバスI/F 7を介してIMACに送られる。そして、画像データはIMACの制御によりMEMに格納されることになる。
【0073】
一方、ACPのシステムコントローラ1は、PCからのプリンタ機能としての呼び出しの場合、プリンタコントローラとネットワーク制御およびシリアルバス制御として機能する。ネットワーク経由の場合、IMACはネットワークI/F
8を介してプリント出力要求データを受け取る。
【0074】
汎用的なシリアルバス接続の場合、IMACはシリアルバスI/F 9経由でプリント出力要求データを受け取る。汎用のシリアルバスI/F 9は複数種類の規格に対応しており、たとえばUSB(Universal Serial Bus)、1284または1394等の規格のインターフェースに対応する。
【0075】
PCからのプリント出力要求データはシステムコントローラ1により画像データに展開される。その展開先はMEM内のエリアである。展開に必要なフォントデータは、ローカルバスI/F 3およびローカルバスRb経由でフォントROM6を参照することにより得られる。ローカルバスRbは、このコントローラ1を不揮発メモリ5およびRAM4と接続する。
【0076】
シリアルバスSbに関しては、PCとの接続のための外部シリアルポート2以外に、ACPの操作部である操作ボード20との転送のためのインターフェースもある。これはプリント展開データではなく、IMAC経由でシステムコントローラ1と通信し、処理手順の受け付け、システム状態の表示等をおこなう。
【0077】
システムコントローラ1とMEMおよび各種バスとのデータ送受信は、IMACを経由しておこなわれる。MEMを使用するジョブはACP全体の中で一元管理される。
【0078】
図5に、図4に示すプリンタ100,操作ボード20,画像データ処理装置ACP,FCU,スキャナ10,フィニッシャ34,大容量給紙トレイ36および給紙バンク35の各部に動作電圧を与える給電系統の概要を示す。主電源スイッチである元電源スイッチ79が閉じられると、商用交流100Vが、DC電源/AC制御板80の整流平滑回路81およびAC回路86に加わる。整流平滑回路81の直流出力がDC/DCコンバータ82に印加される。この例ではDC/DCコンバータ82は、安定化した+24Vおよび+5Vの、2系統の直流電圧+24VE,+5VEを発生する。本例においては+5VはCPUなどの制御系や信号系に使用され、+24Vはモータ,ソレノイド,クラッチなどのパワー系に使用されている。
【0079】
DC電源/AC制御板80では、コンバータ出力の+24VE(+24Vの電圧)と+5VE(+5Vの電圧)にそれぞれスイッチ84,85が接続されている。ACPのシステムコントローラ1には、休止モード時でも通電状態にある+5VEが供給される。プリンタ100のプロセスコントローラ131には、休止モード時に通電がオフされる+5Vが供給される。
【0080】
定着装置のヒータ87に通電するAC回路86には、スイッチ83を通してあたえられる+24Vによって閉じられる電源リレーがあり、この電源リレーが閉じることにより、AC回路86の、定着ヒータ87に通電する交流通電回路に商用交流ACが印加される。この交流通電回路は、トライアック(位相制御スイッチング素子)を用いる位相制御の交流通電回路であり、定着温度センサ88の温度検出信号を参照して、定着温度が目標温度になるように、トライアックの導通位相を制御する。
【0081】
上述のスイッチ83,84,85のオン/オフを行うための制御信号がシステムコントローラ1からスイッチ83,84,85に与えられる。定着装置の目標温度を、トナー像を転写した転写紙の定着処理に定められた定着動作温度として定着ローラの温度をそれに維持する、コピースタートあるいはプリントコマンドに応答して実質上遅れ時間無く画像形成を開始することが出来る「スタンバイモード」(作動モード;通常モード)では、システムコントローラ1は上記制御信号でスイッチ83,84および85を共にオンにしている。
【0082】
「低電力モード」ではシステムコントローラ1は、定着装置のヒータ87に通電するAC回路86の電源リレーにオン指示電圧+24Vを与えるスイッチ83を、オフに切り替える。すなわち「低電力モード」では、プリント出力を伴なわない、MEMに蓄積する画像読取,ファクシミリ送信のための画像読取、および、パソコンPCに送る原稿の画像読取、のためのスキャナ10およびADF30の動作は可能にするために、動力系に+24Vを給電するスイッチ84および制御系および通信系に+5Vを給電するスイッチ85はオンを継続し、定着ヒータ87への通電のみを遮断する。
【0083】
「休止モード」ではシステムコントローラ1は、+24Vを給電するスイッチ84および+5Vを給電するスイッチ85を、ともにオフにする。すなわちスイッチ83〜85のすべてをオフにする。
【0084】
しかし休止モードでは、スイッチ83〜85がオフではあるが、システムコントローラ1および操作ボード20の、複写機使用の可能性を伺わせるオペータの行為を検知する電気回路,パソコンPCのプリントコマンドを検知する電気回路、および、ファクシミリコントロールユニットFCUのファクシミリ受信検知回路に+5VEが継続して印加される。システムコントローラ1においては、該検知を待ちそれに応答してスイッチ83,84,85をオンにする回路ならびに不揮発保持が必要とされるデータを格納するメモリに+5VEが継続して印加される。
【0085】
次の表1に、上述の省エネ切換えの各モードと、給電スイッチ83〜85のオン/オフの関係を示し、表2には、上述の各モードで可能な情報処理を要約して示す。
【0086】
【表1】
Figure 2004077623
【0087】
【表2】
Figure 2004077623
【0088】
表2上の「送,受信」はFCUの、プリントアウトを伴なわないファクシミリ送,受信であり、データ保持は、MEMの蓄積画像データの保持である。
【0089】
DC/AC制御板80は、スイッチ85がオンのときに現れる+5Vを、プロセスコントローラ131,操作ボード20,ACPおよびFCUに直接に、待機時および動作時の制御電圧として与える。しかし、スキャナ10,フィニッシャ34,大容量給紙トレイ36および給紙バンク35には、FETを主体とするスイッチング回路である制御電圧オン/オフスイッチswa〜swdのそれぞれを介して、プロセスコントローラ131が該スイッチを選択的にオン(スイッチ閉)にすることにより、制御電圧として与える。同様に、プリンタ100内の、動作電圧+24Vを必要とする電気回路(ドライバ:通電回路)には、スイッチ84がオンのときに現れる+24Vを直接に動力電圧として与えるが、スキャナ10,フィニッシャ34,大容量給紙トレイ36および給紙バンク35の、動作電圧+24Vを必要とするドライバには、FETを主体とするスイッチング回路である動力電圧オン/オフスイッチswA〜swDのそれぞれを介して、プロセスコントローラ131が該スイッチを選択的にオンにすることにより、動力電圧として与える。
【0090】
すなわち、スキャナ10,フィニッシャ34,大容量給紙トレイ36および給紙バンク35の各ユニットへの制御電圧+5V,動力電圧+24Vの供給/停止は、プロセスコントローラ131が、プリンタ100にあるスイッチswa〜swd,swA〜swDをオン/オフすることにより行う。
【0091】
図6に、システムコントローラ1の、操作ボード20のCPUと共同して実行する、スタンバイモード/低電力モード/休止モード間の切換え制御、および、図4に示す画像処理システムの画像入出力制御、を示す。
【0092】
図6を参照すると、図5に示すDC電源/AC制御板80と商用交流電源(コンセント)との間の元電源スイッチ79が閉じてDC電源/AC制御板80が動作電圧を与えると、システムコントローラ1は、電源オン応答の初期化処理(ステップ1)をして、そこでスタンバイモードを設定する(ステップ2,3)。すなわちスイッチ83〜85をオンする。次に、スタンバイモードから低電力モードへの切換え待ち時間Td1を時限値とするタイマTd1をスタートし(ステップ4)、入力読み取り(ステップ5)を行う。
【0093】
なお、以下においては、カッコ内にはステップと言う語を省略してステップ番号数字のみを記す。
【0094】
初期化処理(1)においては、操作ボード20のCPUがシステムコントローラ1の指示に応じて、操作ボード20のNVRAMにある標準処理モードのコピー条件を読み出して操作ボード20の液晶ディスプレイに表示する。
【0095】
入力読み取り(5)では、操作ボード20のCPUが操作ボード20に対するユーザの操作(入力)を読み込んでシステムコントローラ1に報知し、また、システムコントローラ1が、パソコンPCおよびFCUからのコマンドを解読する。操作ボード20のCPUは、操作ボード20に対するユーザの操作に対応して、置数キーの押下の読込みと入力数字データの生成,スタートキーの押下の読込みと、スタート指示のシステムコントローラ1への転送,用紙サイズの切換え入力の読取りなど、通常の複写機の操作読取りおよび表示出力の制御を行う。
【0096】
スタンバイモードから低電力モードへの切換えの待ち時間Td1および低電力モードから休止モードへの切換えの待ち時間Td2は、操作部20から入力できるものであり、入力値が操作ボード20のNVRAMに格納(登録)されているものである。
【0097】
「入力読み取り」(5)で、指示入力、例えば、操作ボード20に対するユーザの操作(置数キーの押下,スタートキーの押下,用紙サイズの切換え,その他),原稿スキャナ10の原稿押えスイッチの閉(押え位置)から開(開き位置)への変化,ADF30での原稿検知,パソコンPC又はFCUからのプリントコマンド、を受けるとシステムコントローラ1は、指示入力に対応した処理に進む(7−20)。
【0098】
しかし指示入力がないと、タイマTd1がタイムオーバしたかをチエックする(21,22)。指示入力が無くタイマTd1がタイムオーバすると、システムコントローラ1は、モードレジスタFTに低電力モードであることを示す「1」を書き込んで(23)、Td2時限のタイマTd2をスタートして(24)、低電力モードに移行する(25)。すなわち、スイッチ83をオフにする。スイッチ84,85はオンを継続する。そしてその後、入力が無くタイマTd2がタイムオーバすると(6,21,26,27)、システムコントローラ1は、操作ボード20の液晶ディスプレイに表示中の画像処理モードを操作ボード20のNVRAMに前回モードとして書込み、モードレジスタFTに休止モードであることを示す「2」を書き込んで(28)、休止モードに移行する(29)。すなわち、スイッチ83,84および85をオフにする。
【0099】
スタンバイモードを設定しているときに操作ボード20の、省エネ関係のモード切換えを指示するための電源キーがオンすると、システムコントローラ1は、ユーザが休止モードへの切換えを指示したとみなして、操作ボード20の液晶ディスプレイに表示中の画像処理モードを、操作ボード20のNVRAMに前回モードとして書込み、休止モードに移行する。低電力モード又は休止モードを設定しているときに操作ボード20の電源キーがオンするとシステムコントローラ1は、ユーザがスタンバイモードへの切換えを指示したとみなして、スタンバイモードを設定し、操作ボード20のNVRAMに書き込んでいる前回画像処理モードを読出して操作ボード20の液晶ディスプレイに表示する。
【0100】
「入力読み取り」(5)で指示入力を認知するとシステムコントローラ1は、指示入力が、操作ボード20に対するユーザの操作,原稿スキャナ10の原稿押えスイッチの閉から開への変化,ADF30での原稿検知など、複写使用を伺わせるものであると、或いは、パソコンPC又はFCUからのプリントコマンドであったときには、現在がスタンバイモードである場合には、オペレータ或いはPC又はFCUの複写モード設定入力又はプリントモード設定を読込み、プロセスコントローラ131を介して、複写又はプリントアウトをする(7,8,9)。そしてタイマTd1をスタートする(10)。
【0101】
現在が低電力モード又は休止モードの場合には、モードレジスタFTにスタンバイモードであることを示す「0」を書き込んで(2)、スタンバイモードに移行しタイマTd1をスタートする(3,4)。すなわち、スイッチ83,84および85をオンにする。そしてプロセスコントローラ131を介して、複写またはプリントアウトを行う(5〜9)。
【0102】
PCによる原稿画像読込又はFCUによるファクシミリ送信のための原稿画像読込のときには、システムコントローラ1は、現在がスタンバイモードである場合には、プロセスコントローラ131を介して、原稿スキャナ10による画像読み取りを行って画像データをMEMに格納し、そしてPC又はFCUへの画像データの転送を行う(12,18)。これを終えるとタイマTd1をスタートする(19)。現在が低電力モードである場合には、同様に画像読み取りと転送を行うが(13,16)、それを終えるとタイマTd2をスタートする(17)。現在が休止モードである場合には、モードレジスタFTに低電力モードであることを示す「1」を書き込んで(14)、低電力モードに移行し(15)すなわちスイッチ84,85をオンにして、同様に画像読み取りと転送を行い(16)、それを終えるとタイマTd2をスタートする(17)。
【0103】
上述の複写,プリントアウト又は画像読み取りを直接に指示しない入力、例えば、操作ボード20の電源キーのオン,ドア開閉,初期設定キー入力,管理用キー入力、があると、それを読み込んで入力対応の処理を行う(20)。
【0104】
上述の「スタンバイモード」が設定されるときにはスイッチ83,84および85がオンになるので、AC回路86内の、交流電源スイッチである図示しない電源リレーにスイッチ84の出力+24Vが加わり、AC回路86内の、定着ヒータ(本実施例ではハロゲンヒータ)87に通電するトライアック回路(位相制御による交流通電回路)および86内直流電源回路に商用交流電圧が加わり、該直流電源回路が、AC回路86内の、ASIC(Application Specific IC)である通電コントローラに動作電圧を与える。
【0105】
プロセスコントローラ131は、システムコントローラ1が与えるコマンドに従って、その内容(処理モード)の複写,プリント,画像読取、のプロセス制御を行うが、その実行のために、スキャナ10および周辺ユニット34〜36への電源投入およびそれらの状態の読み取りを行う。その内容を図7〜図9に示す。
【0106】
まず図7を参照する。システムコントローラ1が、スタンバイモードを設定するためにスイッチ85をオンにすると、スイッチ85を通して、DC/DCコンバータ82が出力する+5Vがプロセスコントローラ131に加わり、プロセスコントローラ131は、電源オン応答の初期化処理(31)を行う。そして、プリンタ100内各部の状態信号(用紙搬送路の残紙有無,給紙カセットの有無,カセット内用紙有無(サイズ検知兼用),ヒータ温度,トナー有無(不足)等々)を取得する(32)。なお、スタンバイモードおよび低電力モードでは、スイッチ85がオンであるので、スイッチ85を通して、DC/DCコンバータ82が出力する+5Vがプリンタ100内の全ての制御電圧ラインに加わっているので、プロセスコントローラ131はプリンタ100内の全箇所の状態信号を収集し、状態レジスタ(プロセッサコントローラ131の内部メモリの1領域:状態メモリ)に書込む。
【0107】
次にプロセスコントローラ131は、スイッチswaをオンにして(33)、シリアルバスSbを介してスキャナ10がレディ信号を送ってくるのを待ち、レディ信号を送ってくると、シリアルバスSbを介してスキャナ10にその内部の状態を表す状態情報を要求して(転送を指示して)収集し状態レジスタに書込む(34)。スイッチswaをオンにしてから所定時間内にレディ信号が到来しないと、プロセスコントローラ131は、スキャナ10が接続されていないこと(スキャナなし)を表わす状態情報を状態レジスタに書込み、スイッチswaをオフに戻す(34)。
【0108】
次にプロセスコントローラ131は、スイッチswbをオンにして(35)、シリアルバスSbを介してフィニッシャ34がレディ信号を送ってくるのを待ち、レディ信号を送ってくると、シリアルバスSbを介してフィニッシャ34にその内部の状態(ケースドアの開,閉、残紙の有無,機構の状態等々)を表す状態情報を要求して収集し状態レジスタに書込む(36)。スイッチswbをオンにしてから所定時間内にレディ信号が到来しないと、プロセスコントローラ131は、フィニッシャ34が接続されていないこと(フィニッシャなし)を表わす状態情報を状態レジスタに書込み、スイッチswbをオフに戻す(36)。
【0109】
次にプロセスコントローラ131は、スイッチswcをオンにして(37)、シリアルバスSbを介して大容量給紙トレイ36がレディ信号を送ってくるのを待ち、レディ信号を送ってくると、シリアルバスSbを介して大容量給紙トレイ36にその内部の状態(ケースドアの開,閉、用紙の有無およびサイズ,用紙昇降台の位置,機構状態等々)を表す状態情報を要求して収集し、状態レジスタに書込む(38)。スイッチswcをオンにしてから所定時間内にレディ信号が到来しないと、プロセスコントローラ131は、大容量給紙トレイ36が接続されていないこと(大容量給紙トレイなし)を表わす状態情報を状態レジスタに書込み、スイッチswcをオフに戻す(38)。
【0110】
次にプロセスコントローラ131は、スイッチswdをオンにして(39)、シリアルバスSbを介して給紙バンク35がレディ信号を送ってくるのを待ち、レディ信号を送ってくると、シリアルバスSbを介して給紙バンク35にその内部の状態(ケースドアの開,閉、カセットの有無,用紙の有無およびサイズ,用紙ジャム,機構状態等々)を表す状態情報を要求して収集し、状態レジスタに書込む(40)。スイッチswbをオンにしてから所定時間内にレディ信号が到来しないと、プロセスコントローラ131は、給紙バンク35が接続されていないこと(給紙バンクなし)を表わす状態情報を状態レジスタに書込み、スイッチswdをオフに戻す(40)。
【0111】
次にプロセスコントローラ131は、収集した状態情報をシステムコントローラ1に転送する。システムコントローラ1は状態情報を自己の状態レジスタに保存すると共に、状態情報に対応して、装備しているユニットの組み合せ(システム構成)に対応する、オペレータ入力画面を操作ボード20の液晶ディスプレイに表示する。異常があればそれも表示する(41a)。
【0112】
プロセスコントローラ131は、自己の状態レジスタに保持する状態情報に、プリント(画像形成)が不可になるプリンタ異常情報があると、ステップ32に戻る。すなわち、正常に修復されるのを待つ(41b−32)。プリンタ100が正常であると、ステップ42に進む(41b−42)。
【0113】
次に、図8および図9も参照する。ステップ42に進むと、プロセスコントローラ131は、システムコントローラ1から、「複写」,「プリント」あるいは「画像読取」のコマンドがあるのを待ち(42〜44−49,50−42)、待っている間に、スタンバイモードから低電力モードに切換わると、低電力モードではプリンタ100のみならず周辺ユニット34,35,36は使用しないので、スイッチswb〜swdをオフにして(53)、「画像読取」のコマンドがあるのを待つ(53−80−42−52−80)。
【0114】
低電力モードからスタンバイモードに変わると、「画像読取」のみならず「複写」又は「プリント」のコマンドを受ける可能性があるので、プロセスコントローラ131は、ステップ42−43−35の経路でステップ35以下に進んで、swb〜swdを順次にオンにして、各周辺ユニット34,36,35の状態情報を収集する(35〜41b)。
【0115】
スタンバイモードであるときに、「複写」のコマンドを受けるとプロセスコントローラ131は、動力電圧オン/オフスイッチswAをオンにし(45)、そしてシリアルバスSbを介してスキャナ10にその内部の状態を表す状態情報を要求して(転送を指示して)収集する(46)。このときにはスキャナ10は、プロセスコントローラ131の要求に応答して、照明灯を点灯し、走査機構をホームポジションに位置決めし、各部の状態信号(ADFの情報例えばADF有無,原稿有無を含む)を取得して、正常であると、状態情報とスタートレディをプロセスコントローラ131に報知する。異常であるとそれを表す情報を含む状態情報を報知する。プロセスコントローラ131は、その内部の状態レジスタのデータを、今回受信した状態情報に更新する(47)。異常情報があると、スイッチswAをオフに戻し、システムコントローラ1にスキャナ異常を報知し(48)、システムコントローラ1から新たにコマンドが到来するのを待つ。システムコントローラ1はスキャナ異常を、操作ボード20の液晶ディスプレイに表示する。
【0116】
スキャナ10が正常であるとプロセスコントローラ131は、プリンタ100内各部の状態信号(用紙搬送路の残紙有無,給紙カセットの有無,カセット内用紙有無(サイズ検知兼用),ヒータ温度,トナー有無(不足)等々)を取得する(32)。なお、「複写」および「プリント」を開始可能なスタンバイモードでは、スイッチ83〜85の全てがオンであるので、定着ヒータ87が通電されている。
【0117】
プリンタ100に、プリント(画像形成)が不可になる異常情報があると、それをシステムコントローラ1に報知して、ステップ44に戻って、正常に修復されてシステムコントローラ1が新たにコマンドを与えるのを待つ。システムコントローラ1はプリンタ異常を、操作ボード20の液晶ディスプレイに表示する。
【0118】
プリンタ100が正常であるとプロセスコントローラ131は、インターバルタイマをスタートして(57)、それがタイムオーバするのを待つ(58)。すなわち、先にスイッチswAをオンにしてスキャナ10に動力電圧+24Vを印加してから、所定時間が経過するのを待つ。
【0119】
低電力モードからスタンバイモードに切換わった直後は、定着ヒータ87への通電が始まってDC/AC制御板80の電力消費が大きい可能性があり、全ユニット10,34〜36に同時に動力電圧を印加すると、各ユニットの突入電流により一時的に電力消費が増大して、交流電源に電圧変動をもたらす可能性がある。また、スタンバイモードに切り換わってからの経過時間が比較的に長く定着ヒータ87の温度が高く、その消費電力が小さい場合でも、全ユニット10,34〜36に同時に動力電圧を印加すると、各ユニットの突入電流が重なって、DC/DCコンバータ82の負荷が1時的に過大になって、DC/DCコンバータ82に不具合が発生するとか、DC/DCコンバータ82が出力する+5VEが一時的に低下して、制御電圧+5VE,+5Vを受けて動作する各箇所のコントローラ(制御装置)が誤ったリセット動作(電源オンリセット)をしてしまうなどの不具合が発生する場合もあるため、+5VE系の電圧安定化のためのコンデンサの容量を大きくするなどの対策を必要とすることがある。そこで本実施例では、スイッチswA〜swDの同時のオン切換えを避け、1つづつ所定の時間間隔で順次にオンにして行くようにしている。この時間間隔を、前記インターバルタイマで定める。
【0120】
インターバルタイマがタイムオーバ(タイムアップ)すると、プロセスコントローラ131は、システムコントローラ1が与えた「複写」又は「プリント」のコマンドの内容(複写モード又はプリントモード)に対応して、それがフィニッシャ34を使用するものであると、動力電圧オン/オフスイッチswBをオンにし(59−60)、そしてシリアルバスSbを介してフィニッシャ34にその内部の状態を表す状態情報を要求して収集する(61)。このときにはフィニッシャ34は、プロセスコントローラ131の要求に応答して、内部機構の位置を初期化し、すなわちホームポジションに位置決めし、各部の状態信号を取得して、正常であると、状態情報とスタートレディをプロセスコントローラ131に報知する。異常であるとそれを表す情報を含む状態情報を報知する。プロセスコントローラ131は、その内部の状態レジスタのデータを、今回受信した状態情報に更新する(61)。異常情報があると、スイッチswBをオフに戻し、システムコントローラ1にフィニッシャ異常を報知し(63)、システムコントローラ1から新たにコマンドが到来するのを待つ。システムコントローラ1はフィニッシャ異常を、操作ボード20の液晶ディスプレイに表示する。
【0121】
フィニッシャ34が正常であるとプロセスコントローラ131は、インターバルタイマをスタートして(64)、それがタイムオーバするのを待ち(65)、タイムオーバすると、システムコントローラ1が指示した複写モード又はプリントモードに対応して、それが大容量給紙トレイ36を使用するものであると、動力電圧オン/オフスイッチswCをオンにし(66−67)、そしてシリアルバスSbを介して大容量給紙トレイ36にその内部の状態を表す状態情報を要求して収集する(68)。このときには大容量給紙トレイ36は、プロセスコントローラ131の要求に応答して、各部の状態信号を取得して、正常であると、状態情報とスタートレディをプロセスコントローラ131に報知する。異常であるとそれを表す情報を含む状態情報を報知する。プロセスコントローラ131は、その内部の状態レジスタのデータを、今回受信した状態情報に更新する(68)。異常情報があると、スイッチswCをオフに戻し、システムコントローラ1に大容量給紙トレイ異常を報知し(69−70)、システムコントローラ1から新たにコマンドが到来するのを待つ。システムコントローラ1は大容量給紙トレイ異常を、操作ボード20の液晶ディスプレイに表示する。
【0122】
大容量給紙トレイ36が正常であるとプロセスコントローラ131は、インターバルタイマをスタートして(71)、それがタイムオーバするのを待ち(72)、タイムオーバすると、システムコントローラ1が指示した複写モード又はプリントモードに対応して、それが給紙バンク35を使用するものであると、動力電圧オン/オフスイッチswDをオンにし(73−74)、そしてシリアルバスSbを介して給紙バンク35にその内部の状態を表す状態情報を要求して収集する(75)。このときには給紙バンク35は、プロセスコントローラ131の要求に応答して、各部の状態信号を取得して、正常であると、状態情報とスタートレディをプロセスコントローラ131に報知する。異常であるとそれを表す情報を含む状態情報を報知する。プロセスコントローラ131は、その内部の状態レジスタのデータを、今回受信した状態情報に更新する(75)。異常情報があると、スイッチswDをオフに戻し、システムコントローラ1に給紙バンク異常を報知し(76−77)、システムコントローラ1から新たにコマンドが到来するのを待つ。システムコントローラ1は給紙バンク異常を、操作ボード20の液晶ディスプレイに表示する。
【0123】
給紙バンク35が正常であるとプロセスコントローラ131は、システムコントローラ1が指示した複写モード又はプリントモードの画像形成を行う(77)。これを完了するとプロセスコントローラ131は、駆動電圧オン/オフスイッチswA〜swDをオフにして(79)、新たにシステムコントローラ1がコマンドを与えるのを待つ(79−44−49−50)。
【0124】
「プリント」のコマンドが与えられたときには、プロセスコントローラ131は、「プリンタ100の状態チェック」(54)に進んで、それ以降の処理を前述の「複写」の場合と同様に行う(49−54〜79)。スキャナ10には駆動電圧+24Vは印加しない。
【0125】
「画像読取」のコマンドが与えられたときには、図9のステップ81に進んでスイッチswAをオンにして、そしてシリアルバスSbを介してスキャナ10にその内部の状態を表す状態情報を要求して収集する(82)。このときにはスキャナ10は、プロセスコントローラ131の要求に応答して、照明灯を点灯し、走査機構をホームポジションに位置決めし、各部の状態信号を取得して、正常であると、状態情報とスタートレディをプロセスコントローラ131に報知する。異常であるとそれを表す情報を含む状態情報を報知する。プロセスコントローラ131は、その内部の状態レジスタのデータを、今回受信した状態情報に更新する(82)。異常情報があると、スイッチswAをオフに戻し、システムコントローラ1にスキャナ異常を報知し(84)、システムコントローラ1から新たにコマンドが到来するのを待つ(84−44)。システムコントローラ1はスキャナ異常を、操作ボード20の液晶ディスプレイに表示する。
【0126】
スキャナ10が正常であるとプロセスコントローラ131は、画像読取スタートをスキャナ10に与えて、スキャナ10がこれに応答してビジィを報知し、そして画像読取(ADFに原稿があったときには、全原稿の画像読み取り。ADFに原稿が無かったときには、コンタクトガラス板上の原稿の読み取り)を終了してレディを報知してくるのを待つ(85)。このレディの報知があると、プロセスコントローラ131は、スイッチswAをオフにして(86)、新たにシステムコントローラ1がコマンドを与えるのを待つ(86−80−42−43−44:スタンバイモードの場合。86−80−42−52−80:低電力モードの場合)。
【0127】
なお、休止モード(スイッチ84オフ)からスタンバイモード又は低電力モード(スイッチ84オン)に切換わったときに、制御電圧+5Vを各ユニット10,34〜36に印加してそれら並びにプリンタ100の状態情報をプロセスコントローラ131で収集してシステムコントローラ1に転送して(32〜41b)、システムコントローラ1がシステム構成と各部異常(あれば)を操作ボード20の液晶ディスプレイに表示するので、ユーザおよびシステムコントローラ1は、実行可能な複写モード,プリントモード或いは画像読取を設定できる。この場合、各ユニット10,34〜36には動力電圧+24Vは印加しないので、各ユニットにおいて電力消費は少ない。周辺ユニット10,34〜36を使用する可能性が無い低電力モードでは、それらへの制御電圧+5Vも遮断するので(53)、電力消費が更に少ない。
【0128】
フローチャートには示していないが、制御電圧+5Vが印加されているユニットは、その状態の変化を定常的に監視しており、例えばユーザが用紙の補充,取換え,原稿の装填などを行っ場合には、変化した状態情報をプロセスコントローラ131に報知する。これに応じてプロセスコントローラ131は状態レジスタのデータを更新し、また、システムコントローラ1に報知する。プロセスコントローラ131はプリンタ100内の状態を監視しており、状態変化があると状態レジスタの情報を更新し、システムコントローラ1に報知する。したがってユーザおよびシステムコントローラ1は、プリンタ100および各ユニットの現状状態に対応した処理モード(複写モード,プリントモード,画像読取)を選択し設定できる。
【0129】
コマンド(処理モード)が与えられるとプロセスコントローラ131が、その実施に必要なユニットに選択的に動力電圧+24Vを印加して更に状態情報の取得をするので、動力機構,電気系統の異常の有無も認識することができ、ユーザおよびシステムコントローラ1はこの段階で、あるユニットに異常が見つかれば、それを使用しない処理モードを更新設定できる。
【0130】
−第2実施例−
図10に、本発明の第2実施例の複合機能がある複写機の、プリンタ100にある、DC/AC制御板80に装備した電源回路の概要と、該電源回路から周辺ユニットに給電する電源ラインを示す。この第2実施例では、動力電圧+24Vのスイッチングを行うスイッチswA〜swDを、スキャナ10および周辺ユニット34〜36の制御ボードに配置して、スキャナ10および周辺ユニット34〜36側で動力電圧+24Vの供給/遮断を制御する。プリンタ100のプロセスコントローラ131が、スキャナ10および周辺ユニット34〜36の制御ボード上の制御回路のCPUと、シリアルバスSbを介するシリアル通信をして、スキャナおよび周辺ユニットから状態情報を取得し、また、スイッチswA〜swDのオン,オフを指示する。第2実施例のその他のハードウエアおよび電源投入制御は、前述の、第1実施例のものと同様である。
【0131】
この第2実施例では、プリンタ100には動力電圧オン/オフスイッチswA〜swDがなく、プロセスコントローラ131はシリアル通信によってコマンドを与えてそれらのスイッチのオン,オフを制御するので、プロセスコントローラ131の制御出力線が少なく、プロセスコントローラ131周りのハードウエアが簡素になる。
【0132】
【発明の効果】
待機モード(スタンバイモード)のとき制御電圧オン/オフスイッチ(swb〜swd)をオンにして、周辺ユニット(34〜36)の状態情報を取得し、状態に対応した画像処理モードを設定できる。このときは動力電圧オン/オフスイッチ(swB〜swD)はオフに留めて、周辺ユニットの電力消費を少なく維持できる。指示された画像形成モードによる周辺ユニットの使用/不使用に対応して、使用のときに動力電圧オン/オフスイッチ(swB〜swD)をオンにするので、周辺ユニットの使用は妨げられない。画像形成を速やかに進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の複合機能がある複写機の外観を示す正面図である。
【図2】図1に示すプリンタ100の作像機構の概要を示す拡大縦断面図である。
【図3】図1に示す原稿スキャナ10の読取り機構の概要を示す拡大縦断面図である。
【図4】図1に示す複写機の画像処理システムの概要を示すブロック図である。
【図5】図1および図4に示すプリンタ100にある、DC/AC制御板80に装備した電源回路の概要と、該電源回路から周辺ユニットに給電する電源ラインを示すブロック図である。
【図6】図4に示すシステムコントローラ1の、スタンバイモード/低電力モード/休止モード間の切換え処理の概要を示すフローチャートである。
【図7】図4に示すプロセスコントローラ131の、周辺ユニットの状態読み取りおよび周辺ユニットの電源投入制御の概要を示すフローチャート、の一部である。
【図8】図4に示すプロセスコントローラ131の、周辺ユニットの状態読み取りおよび周辺ユニットの電源投入制御の概要を示すフローチャート、の他の一部である。
【図9】図4に示すプロセスコントローラ131の、周辺ユニットの状態読み取りおよび周辺ユニットの電源投入制御の概要を示すフローチャート、の更に他の一部である。
【図10】本発明の第2実施例の複合機能がある複写機のプリンタ100にある、DC/AC制御板80に装備した電源回路の概要と、該電源回路から周辺ユニットに給電する電源ラインを示すブロック図である。
【符号の説明】
10:カラー原稿スキャナ 20:操作ボード
30:自動原稿供給装置  34:フィニッシャ
34hs:積載降下トレイ 34ud:昇降台
34st:ソートトレイ群
100:カラープリンタ  PC:パソコン
PBX:交換器      PN:通信回線
102:光書込みユニット 103,104:給紙カセット
105:レジストローラ対 106:転写ベルトユニット
107:定着ユニット   108:排紙トレイ
110M,110C,110Y,110K:感光体ユニット
111M,111C,111Y,111K:感光体ドラム
120M,120C,120Y,120K:現像器
160:転写搬送ベルト  ACP:画像データ処理装置
CDIC:画像データインターフェース制御
IMAC:画像メモリアクセス制御
IPP:画像データ処理器
231:原稿台ガラス  232:照明ランプ
233:第1ミラー   234:第2ミラー
235:第3ミラー   236:レンズ
207:CCD     238:走行体モータ
239:基準白板    240:ガラス
241:原稿トレイ  242:ピックアップローラ
243:レジストローラ対 244:搬送ドラム
245:押さえローラ 246,247:排紙ローラ
248:排紙トレイ兼用の圧板
249:基点センサ   250:軸
251:スケール    260:モータ制御ユニット

Claims (6)

  1. シート上に画像を形成して排出する画像形成手段;
    制御電圧および動力電圧を出力する電源;
    該電源から、前記画像形成手段に対してシートを送給し或いは該画像形成手段が排出するシートを搬出する周辺ユニット内の制御装置への、制御電圧の給電ラインに介挿された制御電圧オン/オフスイッチ;
    前記電源から、前記周辺ユニットの動力機器ドライバへの、動力電圧の給電ラインに介挿された動力電圧オン/オフスイッチ;および、
    前記制御電圧オン/オフスイッチをオンにして、周辺ユニットの状態情報を取得してから、指示された画像形成モードによる前記周辺ユニットの使用/不使用に対応して、使用のときに前記動力電圧オン/オフスイッチをオンにする電源投入制御手段;を備える画像形成装置。
  2. 原稿と、その画像を読取って画像信号に変換する光学系の少なくとも一方を走査駆動する動力機器,それに通電する動力機器ドライバおよびその動作を制御する制御装置を備える画像読み取りユニット;
    前記画像信号を前記画像形成手段が画像形成に用いる画像データに変換する画像データ処理装置;
    前記電源から、前記画像読み取りユニットの制御装置への、制御電圧の給電ラインに介挿された制御電圧オン/オフスイッチ;および、
    前記電源から、前記画像読み取りユニットの動力機器ドライバへの、動力電圧の給電ラインに介挿された動力電圧オン/オフスイッチ;を更に備え、
    前記電源投入制御手段が、制御電圧オン/オフスイッチをオンにしてユニットの状態情報を取得してから、指示された画像処理モードによる各ユニットの使用/不使用に対応して、使用のユニットに動力電圧を給電する動力電圧オン/オフスイッチをオンにする;請求項1に記載の画像形成装置。
  3. シート上に画像を形成して排出する画像形成手段;
    制御電圧および動力電圧を出力する電源;
    該電源から、前記画像形成手段に対してシートを送給し或いは該画像形成手段が排出するシートを搬出する動力機器,それに通電する動力機器ドライバ,該ドライバと動力電圧受電ラインの間に介挿された動力電圧オン/オフスイッチおよび制御装置を持つ周辺ユニット内の該制御装置への、制御電圧の給電ラインに介挿された制御電圧オン/オフスイッチ;および、
    前記制御電圧オン/オフスイッチをオンにして、周辺ユニットの状態情報を取得してから、指示された画像形成モードによる前記周辺ユニットの使用/不使用に対応して、使用のときに前記周辺ユニットの制御装置を介して前記動力電圧オン/オフスイッチをオンにする電源投入制御手段;を備える画像形成装置。
  4. 原稿と、その画像を読取って画像信号に変換する光学系の少なくとも一方を走査駆動する動力機器,それに通電する動力機器ドライバ,該ドライバと動力電圧受電ラインの間に介挿された動力電圧オン/オフスイッチおよび制御装置、を備える画像読み取りユニット;
    前記画像信号を前記画像形成手段が画像形成に用いる画像データに変換する画像データ処理装置;および、
    前記電源から、前記画像読み取りユニットの制御装置への、制御電圧の給電ラインに介挿された制御電圧オン/オフスイッチ;を更に備え、
    前記電源投入制御手段が、制御電圧オン/オフスイッチをオンにして、ユニットの状態情報を取得してから、指示された画像処理モードによる各ユニットの使用/不使用に対応して、使用のユニットの制御装置を介してその動力電圧オン/オフスイッチをオンにする;請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記電源は、その制御電圧を前記制御電圧オン/オフスイッチに印加するラインに介挿した省エネスイッチを持ち、休止モードでも操作又は指示を認知する箇所には、省エネスイッチを介しないで制御電圧を印加し;前記電源投入制御手段が、省エネスイッチ手段のオン/オフを制御し、省エネスイッチをオンにしている間に操作又は指示が設定時間継続して無いと、省エネスイッチをオフに切換える;請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記電源投入制御手段は、省エネスイッチをオンにしている間に操作又は指示が設定時間継続して無いと省エネスイッチをオフに切換え、操作又は指示があるとオンに切換える省エネ制御手段(1)と、省エネスイッチがオフからオンに切り換わると、制御電圧オン/オフスイッチをオンにして、それによって制御電圧が印加されるユニットの状態情報を取得し、指示された画像形成モードによる各ユニットの使用/不使用に対応して、使用のユニットに動力電圧を給電する動力電圧オン/オフスイッチをオンにするユニット給電制御手段と、を含む;請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
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