JP2011059325A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データ毎に画像形成モードをカラーモードおよび白黒モードのいずれかに切り換える切り換えモードが設定されている場合の生産性を向上させることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】カラー/白黒自動切り換えモードが設定されている印刷ジョブの場合、印刷ジョブの各ページの画像データにおけるカラー画像データおよび白黒画像データの並び順および連続枚数などに基づいて所要時間Tr1と所要時間Tr2が算出される。そして、所要時間Tr1と所要時間Tr2に基づいて、画像形成に要する時間を短くする制御として、画像形成を、プロセススピードを切り換えずにカラースピードで行うか、カラースピードから白黒スピードへの切り換えを含むプロセススピードの切り換えを制御しながら行うが決定される(ステップS104〜S109)。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像データ毎に、画像形成モードを、カラー画像形成を行うカラーモードと白黒画像形成を行う白黒モードとのいずれかに切り換える切り換えモードを設定可能な画像形成装置およびその制御方法に関する。
カラー画像形成装置として、対応する色(Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック))のトナー像をそれぞれ形成する複数の画像形成ユニットを有するものがある。このカラー画像形成装置において、カラー画像形成を行うカラーモード時には、各画像形成ユニットによりそれぞれ形成されたトナー像が順に中間転写ベルト上に重ね合わされて転写され(一次転写)、フルカラーのトナー像が形成される。この中間転写ベルト上に転写されたフルカラーのトナー像は、給紙された用紙上に転写される(二次転写)。用紙上に転写されたフルカラーのトナー像は、定着装置により加熱、加圧されて用紙上に定着される。
ここで、カラーモード時の定着に関しては、白黒画像形成を行う白黒モード時より多量の熱量を必要とするので、定着装置を通過する用紙の速度が、カラーモードのプロセススピード(以下、カラースピードと略す)を基準に設定されている。即ち、カラーモードと白黒モードのそれぞれのプロセススピードとして、カラースピードが用いられている。
また、読み取った原稿が白黒原稿であるかカラー原稿であるかに応じて、コピーモードを白黒モードまたはカラーモードへ自動的に切り換えるカラー/白黒自動切り換えモードを設定可能なカラー画像形成装置が知られている。このカラー/白黒自動切り換えモードが設定されている場合、カラーモードまたは白黒モードのいずれにおいても、プロセススピードとしてカラースピードが用いられている。カラースピードは、白黒モードに対応可能なプロセススピード(以下、白黒スピードと略す)より遅いスピードである。換言すれば、白黒画像形成は、カラースピードより速いプロセススピードで行うことが可能である。
プロセススピードの切り換えにおいては、対応する駆動部の速度の切り換え例えばポリゴンミラー(その駆動モータ)の回転速度の切り換えが行われる。このポリゴンミラーの回転速度の切り換えにおいては、当該ポリゴンミラーの回転が安定するまでの待ち時間(数秒以上)が必要である。
ここで、カラー/白黒自動切り換えモードによるコピーモードの切り換えに応じてプロセススピードを切り換えると、プロセススピードを切り換える度に、上述した待ち時間が発生するので、生産性が著しく低下する場合がある。よって、カラー/白黒自動切り換えモードの場合、上記待ち時間の発生を無くすために、白黒モードまたはカラーモードのいずれにおいても、同じカラースピードが用いられる。
しかし、カラー/白黒自動切り換えモードが設定されている状態で、白黒原稿のみをコピーする場合、当該コピーに長い時間が掛ることになる。そこで、カラー/白黒自動切り換えモードの設定状態で、ユーザが白黒速度優先モードを選択した場合のみ、プロセススピードを白黒スピードに切り換えて画像形成を行うカラー画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−215984号公報
しかしながら、カラー/白黒自動切り換えモードが設定されている状態で、ユーザが白黒速度優先モードを選択しなければ、白黒スピードより遅いカラースピードで画像形成が行われることになる。その結果、ユーザが白黒速度優先モードを選択せずに画像形成を行うと、当該画像形成に要する時間は、ユーザが白黒速度優先モードを選択した場合に比して、長くなる場合があり、生産性を向上させることができない。
本発明の目的は、画像データ毎に画像形成モードをカラーモードおよび白黒モードのいずれかに切り換える切り換えモードが設定されている場合の生産性を向上させることができる画像形成装置およびその制御方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、画像データ毎にカラー画像データであるか白黒画像データであるかに応じて、画像形成モードを、カラー画像形成を行うカラーモードと白黒画像形成を行う白黒モードとのいずれかに切り換える切り換えモードを設定可能な画像形成装置であって、ジョブに含まれる全ての画像データにおけるカラー画像データと白黒画像データとのそれぞれの並び順および連続枚数を算出する算出手段と、プロセススピードを、前記カラーモードに対応可能な第1のプロセススピードと前記第1のプロセススピードより速い前記白黒モードに対応可能な第2のプロセススピードとに可逆的に切り換えるプロセススピード切り換え手段と、前記切り換えモードが設定されている場合、前記ジョブに対する画像形成を、前記画像データに対応する画像形成モードにより、前記第1のプロセススピードで行うように制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1のプロセススピードで前記ジョブに対する画像形成を開始した後に、前記算出手段の算出結果、前記プロセススピードの切り換え時間、前記カラーモードおよび前記白黒モードのそれぞれの1枚当たりの画像形成に要する時間に基づいて、前記ジョブに対する画像形成に要する時間を短くする制御として、前記ジョブに対する画像形成を、前記第1のプロセススピードで続行するか、前記第1のプロセススピードから前記第2のプロセススピードへの切り換えを含むプロセススピードの切り換えを制御しながら行うかを決定することを特徴とする画像形成装置を提供する。
また、本発明は、画像形成装置の制御方法を提供する。
本発明によれば、画像データ毎に画像形成モードをカラーモードおよび白黒モードのいずれかに切り換える切り換えモードが設定されている場合の生産性を向上させることができる。
は本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の内部構成を示す縦断面図である。 図1のレーザスキャナユニット103y〜103kの主要部構成を示す斜視図である。 図1の画像形成ユニット102y〜102kの主要部構成を示す縦断面図である。 図1のカラー複写機の制御構成を示すブロック図である。 図4の操作部700を示す平面図である。 本実施の形態の複合機とLAN800を介して接続されるPCに表示される印刷設定画面に含まれる印刷モードプロパティ画面の一例を示す図である。 ポリゴンミラー503の回転速度をカラースピードに対応する回転速度まで立ち上げた後に白黒スピードに対応する回転速度へ切り換えた際のポリゴンミラー503の回転速度と時間との関係を示す図である。 印刷モードとしてカラー/白黒自動切り換えモードが設定されている印刷ジョブの処理の手順を示すフローチャートである。 印刷モードとしてカラー/白黒自動切り換えモードが設定されている印刷ジョブの処理の手順を示すフローチャートである。 コピーモードとしてカラー/白黒自動切り換えモードが設定されているコピージョブの処理の手順を示すフローチャートである。 出力部数が1部である印刷ジョブに含まれるカラー画像データおよび白黒画像データの並び順とそれぞれの連続枚数を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の内部構成を示す縦断面図である。図2は図1のレーザスキャナユニット103y〜103kの主要部構成を示す斜視図である。図3は図1の画像形成ユニット102y〜102kの主要部構成を示す縦断面図である。ここでは、画像形成装置として、カラーコピー機能およびカラープリンタ機能を含む複数の機能を提供する複合機を説明する。
複合機は、図1に示すように、カラー画像を読み取り可能なリーダ100およびカラー画像を形成可能なプリンタ200を備える。リーダ100は、原稿を1枚ずつ給送する自動原稿給送装置119および自動原稿給送装置119により給送された原稿上の画像をフルカラーで読み取ることが可能なスキャナ118を有する。スキャナ118は、読み取った原稿上の画像を示す画像データを、後述する画像処理部600(図4)に出力する。プリンタ200は、電子写真方式により、上記画像処理部600(図4)から出力されたデータに基づいて、カラー画像または白黒画像を用紙上に形成する。
プリンタ200は、詳細には、複数のレーザスキャナユニット103y,103m,103c,103kおよび複数の画像形成ユニット102y,102m,102c,102kを有する。
各レーザスキャナユニット103y〜103kは、図2に示すように、レーザダイオード501と、画像信号に基づいて変調されたレーザ光を発光するようにレーザダイオード501を駆動するレーザドライバ500を有する。このレーザダイオード501の前方には、ポリゴンモータ502によって等角速度で回転駆動されるポリゴンミラー503が配置されている。回転するポリゴンミラー503に入射したレーザ光は、左右に振られながら反射される。反射されたレーザ光は、結像レンズ504を経て折り返しミラー505で感光ドラム510に向けて反射され、感光ドラム510上に照射される。これにより、感光ドラム510の表面は、露光走査され、感光ドラム510の表面には、画像信号が示す画像の静電潜像が形成される。また、ポリゴンミラー503の反射方向の結像レンズ504の近傍には、レーザ光を検知するためのビーム検知センサ507が配置されている。このビーム検知センサ507の検知信号は、画像形成開始タイミングの検知に用いられる。
各画像形成ユニット102y〜102kは、図3に示すように、感光ドラム510、現像器511、帯電ローラ512、感光ドラムクリーナ513などから構成される。感光ドラム510には、対応するレーザスキャナユニット103y〜103kによる露光走査により、(イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk))の対応する色の静電潜像が形成される。現像器511は、感光ドラム510に形成された静電潜像をトナー像に現像化するためのトナーを感光ドラム510に供給する。帯電ローラ512は、感光ドラム510の一様に帯電する。感光ドラムクリーナ513は、感光ドラム510上に残留するトナーを回収する。
各画像形成ユニット102y〜102kの感光ドラム510にそれぞれ形成されたトナー像は、一次転写ローラ105y,105m,105c,105kにより、中間転写ベルト104に順に重ね合わせて転写される(一次転写)。これにより、フルカラーのトナー像が形成される。
中間転写ベルト104に転写されたトナー像は、二次転写位置において、二次転写ローラ106により、各用紙カセット109または手差しトレイ111から給紙された用紙上に転写される(二次転写)。
トナー像が転写された用紙は、定着ユニット113に送られる。定着ユニット113は、定着ローラ114aおよび加圧ローラ114bを有し、定着ローラ114aと加圧ローラ114bの間には、用紙を狭持搬送するためのニップ部が形成される。用紙は、上記ニップ部を通過する際に、加熱、加圧され、用紙に転写されたトナー像は、当該用紙上に定着される。
定着ユニット113を通過した用紙は、排紙フラッパ115により、インナー排紙トレイ116または排紙トレイ117に送られる。
各用紙カセット109は、対応するサイズの用紙を収納し、当該用紙は、給紙ローラ110によって給紙される。各用紙カセット109から給紙された用紙は、レジストレーションローラ112に向けて搬送される。そして、用紙は、レジストローションローラ112により斜行が補正された後、画像形成開始タイミングに合わせて二次転写ローラ106に向けて送り出される。手差しトレイ111には、用紙が載置され、当該載置された用紙は、給紙ローラ120によってレジストレーション112に向けて送り出される。
本実施の形態の複合機は、カラー/白黒自動切り換えモード、カラー画像形成を行うカラーモード、白黒画像形成を行う白黒モードのうちのいずれかの画像形成モードを設定可能であり、それぞれの画像形成モードにより画像形成を行うことができる。カラー/白黒自動切り換えモードは、ページ単位の画像データ毎にカラー画像データであるか白黒画像データであるかを判別し、この判別結果に基づいて画像形成モードをカラーモードまたは白黒モードに切り換えるモードである。
また、本実施の形態の複合機は、プロセススピードを、第1のプロセススピードと第2のプロセススピードとに可逆的に切り換え可能である。プロセススピードは、中間転写ベルト104、感光ドラム510、ポリゴンミラー503などの回転速度、用紙が上記二次転写位置(二次転写ローラ106)に突入してから定着ユニット113を抜けるまでの用紙の搬送速度を規定するスピードである。
上記第1のプロセススピードは、カラー画像形成に対応可能なプロセススピード(以下、カラースピードと略す)であり、カラーモードが設定されているときには、プロセススピードがカラースピードに切り換えられる。上記第2のプロセススピードは、白黒画像形成に対応可能なプロセススピード(以下、白黒スピードと略す)であって、カラースピードより速いスピードである。画像形成モードとして白黒モードが設定されているときには、プロセススピードがカラースピードに切り換えられる。ここで、白黒画像形成は、カラースピードで行うことは可能であるが、カラー画像形成は、白黒スピードで行うことはできない。
次に、本実施の形態の本実施の形態の複合機の制御構成について図4を参照しながら説明する。図4は図1のカラー複写機の制御構成を示すブロック図である。図5は図4の操作部700を示す平面図である。
本実施の形態の複合機は、図4に示すように、コントローラ300を有し、コントローラ300は、CPU301、ROM302、RAM303などから構成される。CPU301は、操作部700から入力されたユーザの指示または設定に応じた動作を実行するように、リーダ100(原稿給送装置119およびスキャナ118)、プリンタ200、外部I/F400、画像処理部600を制御する。この制御は、ROM302に格納されているプログラムに従って実行される。この制御の際、RAM303は、CPU301の作業領域を提供する。
外部I/F400は、LAN800を介して、コンピュータ(PC)などの外部装置と接続され、外部装置からの印刷ジョブを受信する。受信した印刷ジョブに含まれる画像データは、画像処理部600に入力される。
画像処理部600は、リーダ100からの画像データおよび外部I/F400が受信した印刷ジョブに含まれる画像データを入力し、入力された画像データに対して所定の処理を施す。処理された画像データは、プリンタ200が処理可能なデータに変換された後に、プリンタ200に出力される。ここで、画像処理部600は、処理前の画像データまたは処理後の画像データを一時的に画像メモリ601に格納する。
操作部700は、図5に示すように、指示、設定などを入力するためにユーザにより操作される複数のキー(例えばスタートキー701、テンキー群702など)および表示部703を有する。ユーザの各キーの操作により入力された指示または設定は、コントローラ300のCPU301に入力され、CPU301は、入力された指示または設定に基づいて、対応する制御を実行する。表示部703には、CPU301からの信号に基づいて、現在の装置状態、設定状態、メッセージなどが表示される。また、表示部703には、コピーモードを設定するためのコピーモード設定キー704を含む複数のソフトキーが表示される。
コピーモード設定キー704は、コピーモード(画像形成モード)として、カラー/白黒自動切り換えモード、カラーモード、白黒モードの3つのうちの一つのモードを選択して設定するためのキーである。通常、カラー/白黒自動切り換えモードは、デフォルトモードとして設定される。
また、LAN800上のPCにおいて、本実施の形態の複合機を選択し、印刷モード(画像形成モード)として、カラー/白黒自動切り換えモード、カラーモード、白黒モードの3つのうちの一つのモードを選択して設定することが可能である。
このPCにおいて、印刷モードを設定する操作について図6を参照しながら説明する。図6は本実施の形態の複合機とLAN800を介して接続されるPCに表示される印刷設定画面に含まれる印刷モードプロパティ画面の一例を示す図である。
PCにおいて印刷モードを設定する際、まず、印刷設定画面(図示せず)が表示され、当該印刷設定画面で、利用するプリンタ、印刷部数などの基本的な項目の選択のための操作が、ユーザにより行われる。また、さらに詳細な設定を行う場合は、プロパティ画面が選択され、表示される。
上記プロパティ画面は、ページ設定タブ、仕上げタブ、給紙タブ、印刷モードタブを含む画面からなる。ページ設定タブは、原稿サイズ、出力用紙サイズ、出力部数、印刷の向きなどを設定するためのタブである。仕上げタブは、ソート、ステープルなどの仕上げに関する詳細な設定を行うためのタブであり、給紙タブは、給紙段などの設定を行うためのタブである。
ここで、印刷モードタブが選択されると、例えば図6に示すような、印刷モードの詳細を設定するための印刷モードプロパティ画面80が表示される。この印刷モードプロパティ画面80においては、印刷モードとして、カラー/白黒自動切り換えモード、カラーモード、白黒モードの3つのうちの一つのモードが選択可能である。ここでは、カラー/白黒自動切り換えモードが選択されており、「OK」ボタン81が押下されると、カラー/白黒自動切り換えモードが印刷モードとして設定される。通常、カラー/白黒自動切り換えモードは、印刷モードのデフォルトとして設定されている。
このようにして印刷に関する設定が行われると、当該設定された内容および印刷する画像データを含む印刷ジョブが選択されたプリンタ(ここでは本実施の形態の複合機)に送信される。
本実施の形態の複合機は、印刷ジョブの場合、当該印刷ジョブに設定されている印刷モードにより画像形成を行い、また、コピージョブの場合、コピージョブに設定されているコピーモードにより画像形成を行う。
ここで、カラーモードが設定されている場合、カラースピードでカラーモードにより画像形成が行われ、白黒モードが設定されている場合、白黒スピードで白黒モードにより画像形成が行われる。カラー/白黒自動切り換えモードが設定されている場合、印刷ジョブまたはコピージョブに含まれる画像データ毎にカラー画像データであるか白黒画像データであるかの判別が行われる。そして、上記判別結果に基づいて画像形成モード(印刷モードまたはコピーモード)がカラーモードまたは白黒モードに切り換えられ、カラーモードまたは白黒モード即ち画像データに対応する画像形成モードにより画像形成が行われる。
次に、カラー/白黒自動切り換えモードについて詳細に説明する。
印刷ジョブまたはコピージョブにおいて、カラー/白黒自動切り換えモードが設定されている場合、まず、カラースピードで白黒モードによる画像形成を行うように、画像形成ユニット102kおよび一次転写ローラ105kのみがスタンバイされる。そして、ジョブに含まれる各ページの画像データ毎にカラー画像データであるか白黒画像データであるかの判別が行われ、上記判別結果に基づいて画像形成モードがカラーモードまたは白黒モードに切り換えられる。
例えば、最初のページの画像データが白黒画像データであれば、カラースピードで白黒モードによる画像形成が行われる。このカラースピードでの白黒モードによる画像形成は、途中でカラー画像データのページが入るまで、続行される。途中でカラー画像データのページが入ると、カラーモードによる画像形成を行うように、各画像形成ユニット102y〜102c、一次転写ローラ105y〜105cがスタンバイされる。そして、プロセススピードをカラースピードに保持した状態で、カラーモードによる画像形成が行われる。このカラーモードは、次に白黒画像データのページが入るまで保持される。
最初から全ての画像形成ユニット102y〜102kおよび一次転写ローラ105y〜105kをスタンバイさせないのは、使用しない部材、部品に対してバイアス電荷などを印加した状態に保持すると、当該部材、部品などが無駄に消耗されるからである。ただし、消耗の問題がなければ、最初から全ての画像形成ユニット102y〜102kおよび一次転写ローラ105y〜105kをスタンバイさせるようにしてもよい。
ここで、例えばジョブに含まれる全てのページの画像データが白黒画像データである場合、ユーザが白黒モードを選択していれば、白黒スピードで画像形成を行うことができる。その結果、ジョブに対する画像形成を短時間で終了させることができる。しかし、ユーザが意図して白黒モードを選択しなければ、デフォルトモードであるカラー/白黒自動切り換えモードが設定されることになり、ジョブに対する画像形成は、カラースピードで行われることになる。この場合、ジョブに対する画像形成に要する時間が長くなる。即ち、印刷ジョブまたはコピージョブにおける生産性が低下することになる。
そこで、本実施の形態の複合機は、印刷ジョブまたはコピージョブにおいて、カラー/白黒自動切り換えモードが設定されている場合、ジョブに対する画像形成に要する時間を短くするための制御を、第1の制御とするか第2の制御とするかを決定する。この制御の決定は、変数As1,As2,C1,C2が算出された後に、変数As1,As2,C1,C2、およびプロセススピードにより規定される複数の定数(時間Tex,Tc,Tk1,Tk2)に基づいて、行われる。
ここで、第1の制御は、画像形成を、カラースピードで続行するようにする制御である。第2の制御は、画像形成を、カラースピードから白黒スピードへの切り換えを含むプロセススピードの切り換えを制御しながら行うようにする制御である。
変数As1,As2は、ジョブに含まれるカラー画像データと白黒画像データとのそれぞれの並び順である。変数C1,C2は、カラー画像データと白黒画像データとのそれぞれの連続枚数である。時間Texは、カラースピードから白黒スピードへまたはその逆に切り換える場合のプロセススピードの切り換え時間である。時間Tc,Tk1,Tk2は、それぞれ、カラースピードで1枚当たりのカラー画像形成に要する時間、カラースピードで1枚当たりの白黒画像形成に要する時間、白黒スピードで1枚当たりの白黒像形成に要する時間である。
ここで、プロセススピードをカラースピードから白黒スピードへまたはその逆に切り換える際にポリゴンミラー503が対応する回転速度に達して安定するまでの時間について図7を参照しながら説明する。図7はポリゴンミラー503の回転速度をカラースピードに対応する回転速度まで立ち上げた後に白黒スピードに対応する回転速度へ切り換えた際のポリゴンミラー503の回転速度と時間との関係を示す図である。
ポリゴンミラー503に対しては、精度が高い回転速度での回転が要求される。例えば図7に示すように、まず、ポリゴンモータ502により、ポリゴンミラー503の回転速度が零からカラースピードに対応する回転速度まで立ち上げられるとする。この場合、ポリゴンミラー503の回転速度がカラースピードに対応する回転速度に達して安定するまでに要する時間は、時間Tex1(sec)である。
カラースピードに対応する回転速度に保持されているポリゴンミラー503の回転速度を白黒スピードに対応する回転速度に切り換える場合、ポリゴンミラー503の回転速度が白黒スピードに対応する回転速度まで上げられる。ポリゴンミラー503の回転速度が白黒スピードに対応する回転速度に達して安定するまでに要する時間は、時間Tex2(sec)である。
ここで、ポリゴンミラー503の回転速度を零からカラースピードに対応する回転速度まで立ち上げる際の速度差は、カラースピードに対応する回転速度から白黒スピードに対応する回転速度に切り換える場合の速度差より大きい。しかし、時間Tex1と時間Tex2は、ほぼ同じ時間である。これは、ポリゴンミラー503の回転の慣性などが関連しているからである。例えば実際の機器においては、時間Tex1および時間Tex2は、約4秒となる。この時間Tex1または時間Tex2が、カラースピードから白黒スピードへの切り換えまたはその逆の切り換えに要する時間、即ちプロセススピードの切り換え時間Texとなる。
次に、印刷モードとしてカラー/白黒自動切り換えモードが設定されている印刷ジョブの処理について図8および図9を参照しながら説明する。図8および図9は印刷モードとしてカラー/白黒自動切り換えモードが設定されている印刷ジョブの処理の手順を示すフローチャートである。図8および図9のフローチャートに示す手順は、ROM302に格納されているプログラムに従い、CPU301により実行されるものである。
LAN800上のPCにおいてユーザが所望のファイルを印刷する際、ユーザは、使用するプリンタ、出力部数、印刷モードなどを選択し、設定する。そして、PCからは、上記設定された内容および印刷するファイルを含む印刷ジョブが、LAN800を介して、送信される。
外部I/F400がPCからの印刷ジョブを受信すると、図8に示すように、CPU301は、受信した印刷ジョブに設定されている印刷モードがカラーモード、白黒モード、カラー/白黒自動切り換えモードのいずれであるかを判定する(ステップS101)。受信した印刷ジョブに含まれる各ページの画像データは、画像メモリ601に格納される。
上記ステップS101において印刷モードとしてカラーモードまたは白黒モードが設定されていると判定された場合、CPU301は、カラーモードまたは白黒モードにより、対応するプロセススピードで画像形成を行うように制御する(ステップS102)。画像メモリ601に格納された各ページの画像データは、カラー画像データであるか白黒画像データであるか判別された後に、ページ順にプリンタ200に送られる。そして、プリンタ200は、画像データに対応する画像形成モード(カラーモードまたは白黒モード)により、対応するプロセススピード(カラースピードまたは白黒スピード)で、画像形成を行う。
上記ステップS101においてカラー/白黒自動切り換えモードが設定されていると判定された場合、CPU301は、画像データに対応する画像形成モードにより、カラースピードで、画像形成を開始するように制御する(ステップS103)。画像メモリ601に格納された各ページの画像データは、カラー画像データであるか白黒画像データであるか判別された後に、ページ順にプリンタ200に送られる。そして、プリンタ200は、画像データに対応する画像形成モード(カラーモードまたは白黒モード)により、カラースピードで、画像形成を開始する。
次いで、CPU301は、画像メモリ601に格納された各ページの画像データにおけるカラー画像データおよび白黒画像データの並び順および連続枚数を算出する(ステップS104)。上記算出結果は、RAM303に記憶される。
次いで、CPU301は、受信した印刷ジョブに設定されている出力部数が1部であるか否かを判定する(ステップS105)。
上記ステップS105において出力部数が1部であると判定された場合、CPU301は、所要時間Tr1,Tr2をそれぞれ算出する(ステップS106)。所要時間Tr1は、第1の制御により、残りのページの画像データの画像形成を、プロセスピードを切り換えずにカラースピードで続行する場合に当該画像形成に要する時間である。所要時間Tr2は、第2の制御により、残りのページの画像データの画像形成を、カラースピードから白黒スピードへの切り換えを含むプロセススピードの切り換えを制御しながら行う場合に当該画像形成に要する時間である。ここで、残りのページの画像データとは、上記ステップS106でカラー画像データおよび白黒画像データの並び順および連続枚数の算出が終了した時点でまだ画像形成されていないページの画像データをいう。
各所要時間Tr1,Tr2の算出は、RAM303に記憶された残りのページの画像データに対する変数As1,As2,C1,C2、および時間Tex,Tc,Tk1,Tk2に基づいて、行われる。また、所要時間Tr2は、カラー画像データのページから白黒画像データのページにまたはその逆に変わる場合のタイミングでプロセススピードを切り換えることを前提として、算出される。また、残りの画像データの最初のページの時点でのプロセススピードを切り換えることが可能である場合、このタイミングがプロセススピードの切り換えタイミングとして考慮される。また、複数の切り換えタイミングがある場合、この中から、画像形成に要する時間を最短するような1つ以上の最適な切り換えタイミングが抽出される。そして、抽出された1つ以上の切り換えタイミングでプロセススピードを切り換えることを条件として算出される時間が、所要時間Tr2となる。
次いで、CPU301は、上記算出された所要時間Tr1と所要時間Tr2の間にTr2<Tr1の関係式が成立するか否かを判定する(ステップS107)。Tr2<Tr1の関係式が成立すると判定された場合、CPU301は、残りのページの画像データの画像形成に要する時間を短くするための制御を、第2の制御とすることを決定する(ステップS108)。この決定された第2の制御により、残りのページの画像データの画像形成が、カラースピードから白黒スピードへの切り換えを含むプロセススピードの切り換えを制御しながら行われる。そして、CPU301は、本処理を終了する。
これに対し、上記ステップS107においてTr2<Tr1の関係式が成立しないと判定された場合、CPU301は、残りのページの画像データの画像形成に要する時間を短くするための制御を、第1の制御とすることを決定する(ステップS109)。この決定された第1の制御により、残りのページの画像データの画像形成が、プロセススピードを切り換えることなく、カラースピードで続行される。そして、CPU301は、本処理を終了する。
このように、出力部数が複数部である印刷ジョブの場合、残りのページの画像データに対する画像形成が、当該画像形成に要する時間を短くするために、第1または第2の制御により、行われる。
上記ステップS105において出力部数が1部でない即ち複数部であると判定された場合、図9に示すように、CPU301は、所要時間Tr3,Tr4をそれぞれ算出する(ステップS110)。所要時間Tr3は、第1の制御により、1部の画像形成を、カラースピードで行う場合に当該1部の画像形成に要する時間である。また、所要時間Tr4は、第2の制御により、1部の画像形成を、カラースピードから白黒スピードへの切り換えを含むプロセススピードの切り換えを制御しながら行う場合に当該1部の画像形成に要する時間である。
各所要時間Tr3,Tr4の算出は、RAM303に記憶された全てのページの画像データに対する変数As1,As2,C1,C2、および時間Tex,Tc,Tk1,Tk2に基づいて、行われる。また、所要時間Tr4は、所要時間Tr2と同様に、カラー画像データのページから白黒画像データのページにまたはその逆に変わる場合のタイミングでプロセススピードを切り換えることを前提として、算出される。ただし、プロセススピードの切り換えタイミングとしては、1ページ目から最終ページ目までにおけるプロセススピードが切り換え可能なタイミングが考慮されることになる。
次いで、CPU301は、上記算出された所要時間Tr3と所要時間Tr4の間にTr4<Tr3の関係式が成立するか否かを判定する(ステップS111)。Tr4<Tr3の関係式が成立すると判定された場合、CPU301は、2部目以降の画像形成に要する時間を短くするための制御を、第2の制御とすることを決定する(ステップS112)。この決定された第2の制御により、2部目以降の画像形成が、カラースピードから白黒スピードへの切り換えを含むプロセススピードの切り換えを制御しながら行われる。ここで、1部目の画像形成は、カラースピードで行われる。そして、CPU301は、本処理を終了する。
これに対し、上記ステップS107においてTr4<Tr3の関係式が成立しないと判定された場合、CPU301は、2部目以降の画像形成に要する時間を短くするための制御を、第1の制御とすることを決定する(ステップS113)。この決定された第1の制御により、2部目以降の画像形成が、1部目の画像形成と同様に、プロセススピードを切り換えずにカラースピードで続行される。そして、CPU301は、本処理を終了する。
このように、出力部数が1部である印刷ジョブの場合、1部目の画像形成は、カラースピードで行われ、2部目以降の画像形成は、当該画像形成に要する時間を短くするために、第1または第2の制御により、行われる。
次に、コピーモードとしてカラー/白黒自動切り換えモードが設定されているコピージョブの処理について図10を参照しながら説明する。図10はコピーモードとしてカラー/白黒自動切り換えモードが設定されているコピージョブの処理の手順を示すフローチャートである。図10のフローチャートに示す手順は、ROM302に格納されているプログラムに従い、CPU301により実行されるものである。
ユーザがコピーを行う場合、ユーザは、原稿給送装置119に所望の原稿を載置し、必要な設定(出力部数の設定、濃度の設定、カラーモードの設定など)を行う。そして、ユーザは、スタートキー701を押下する。
スタートキー701が押下されると、図10に示すように、コピージョブに設定されているコピーモードがカラーモード、白黒モード、カラー/白黒自動切り換えモードのいずれであるかを判定する(ステップS201)。このとき、原稿給送装置119から原稿が1枚ずつページ順に給送され、スキャナ118により読み取られる。スキャナ118からはページ単位の画像データが出力され、当該画像データは、ページ順に画像メモリ601に格納される。そして、画像データ毎にカラー画像データであるか白黒画像データであるかの判別が行われる。
上記ステップS201においてカラーモードまたは白黒モードが設定されていると判定された場合、CPU301は、カラーモードまたは白黒モードにより、カラースピードまたは白黒スピードで、画像形成を行うように制御する(ステップS202)。これにより、画像メモリ601に格納された各ページの画像データは、カラー画像データであるか白黒画像データであるか判別された後に、ページ順にプリンタ200に送られる。プリンタ200は、カラーモードまたは白黒モードにより、カラースピードまたは白黒スピードで、画像形成を行う。そして、CPU301は、本処理を終了する。
上記ステップS201においてカラー/白黒自動切り換えモードが設定されていると判定された場合、CPU301は、画像データに対応する画像形成モードにより、カラースピードで、画像形成を開始するように制御する(ステップS203)。これにより、画像メモリ601に格納された各ページの画像データは、カラー画像データであるか白黒画像データであるか判別された後に、ページ順にプリンタ200に送られる。そして、プリンタ200は、画像データに対応するコピーモードにより、カラースピードで、画像形成を開始する。
次いで、CPU301は、印刷ジョブの場合と同様に、ステップS104以降のステップを実行する。よって、ステップS104以降の説明は、省略する。
次に、出力部数が1部である印刷ジョブ(またはコピージョブ)において、当該印刷ジョブに対する画像形成に要する時間を短くするための制御の決定例について図11を参照しながら説明する。図11は出力部数が1部である印刷ジョブに含まれるカラー画像データおよび白黒画像データの並び順とそれぞれの連続枚数を模式的に示す図である。
ここでは、1枚当たりの白黒画像形成に要する時間Tk2,Tk1は、白黒スピードの場合は1秒、カラースピードの場合は1.2秒であるとする。また、プロセススピードの切り換え時間(カラースピードから白黒スピードへの切り換え時間)Texは、4秒であるとする。また、カラー画像データおよび白黒画像データの並び順とそれぞれの連続枚数を算出した時点での残りのページが(n(n>1)+1)ページ以降のページであり、(n+1)ページ目から最終ページまで白黒画像データのページが連続するものとする。
ここで、図11に示すように、残りのページの画像データが(n+1)ページ目から(n+20)ページまで(20枚)連続する白黒画像データである場合を想定する。この場合、プロセススピードを切り換えずにカラースピードで、(n+1)ページ目から最終ページの(n+20)ページ目までの白黒画像データに対する画像形成を行うと、当該画像形成に要する所要時間Tr1は、以下の時間となる。
Tr1=1.2×20=24
また、nページの画像形成が終了したタイミングtでプロセススピードを白黒スピードに切り換えると、このタイミングtから(n+20)ページ目までの白黒画像データに対する画像形成に要する所要時間Tr2は、以下の時間となる。
Tr2=4(プロセススピードの切り換え時間)+1×20=24
このように、残りの画像データが(n+1)ページ目から(n+20)ページ目まで連続する白黒画像データである場合、所要時間Tr1と所要時間Tr2は、同じ時間になる。よって、残りの画像データが(n+1)ページ目から(n+20)ページ目を超えて連続する場合、画像形成に要する時間を短くするための制御を第2の制御とすることにより、第1の制御より、画像形成に要する時間を短くすることができる。逆に、残りの画像データが(n+1)ページ目から(n+20)ページ未満のページ目まで連続する場合、画像形成に要する時間を短くするための制御を第1の制御とすることにより、第2の制御より、画像形成に要する時間を短くすることができる。
ここで、1枚当たりの白黒画像形成に要する時間、プロセスピードの切り換え時間などの条件が異なれば、本例の画像形成に要する時間を短くするための制御とは、異なる制御が決定されることは言うまでもない。
また、連続する白黒画像データのページの後にカラー画像データのページが続く場合もあり、このような場合は、白黒スピードからカラースピードへの切り換え時間を考慮して、画像形成に要する時間を短くするための制御を決定する必要がある。
リーダ 100
200 プリンタ
300 コントローラ
301 CPU
302 ROM
400 外部I/F
502 ポリゴンミラー
503 ポリゴンモータ
601 画像メモリ
700 操作部
704 コピーモード設定キー

Claims (8)

  1. 画像データ毎にカラー画像データであるか白黒画像データであるかに応じて、画像形成モードを、カラー画像形成を行うカラーモードと白黒画像形成を行う白黒モードとに切り換える切り換えモードを設定可能な画像形成装置であって、
    ジョブに含まれる全ての画像データにおけるカラー画像データと白黒画像データとのそれぞれの並び順および連続枚数を算出する算出手段と、
    プロセススピードを、カラー画像形成に対応可能な第1のプロセススピードと前記第1のプロセススピードより速い白黒画像形成に対応可能な第2のプロセススピードとに可逆的に切り換えるプロセススピード切り換え手段と、
    前記切り換えモードが設定されている場合、前記ジョブに対する画像形成を、前記画像データに対応する画像形成モードにより、前記第1のプロセススピードで行うように制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記第1のプロセススピードで前記ジョブに対する画像形成を開始した後に、前記算出手段の算出結果および前記プロセススピードにより規定される複数の定数に基づいて、前記ジョブに対する画像形成に要する時間を短くするための制御を、画像形成を前記第1のプロセススピードで続行する第1の制御とするか、画像形成を、前記第1のプロセススピードから前記第2のプロセススピードへの切り換えを含むプロセススピードの切り換えを制御しながら行う第2の制御とするかを決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記ジョブに対する出力部数が1部である場合、前記算出手段が前記カラー画像データと白黒画像データとのそれぞれの並び順および連続枚数の算出を終了した時点での前記ジョブに含まれる画像データのうちの残りの画像データに対する画像形成に要する時間を短くするための制御を前記第1の制御とするか前記第2の制御とするかを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記ジョブに対する出力部数が複数部である場合、前記算出手段が前記カラー画像データと白黒画像データとのそれぞれの並び順および連続枚数の算出を終了した時点で、前記ジョブに対する2部目以降の画像形成に要する時間を短くするための制御を前記第1の制御とするか、前記第2の制御とするかを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記ジョブに対する1部目の画像形成を、前記第1のプロセススピードで行うように制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記算出手段の算出結果および前記プロセススピードにより規定される複数の定数に基づいて、前記ジョブに含まれる画像データのうちの残りの画像データに対する画像形成を前記第1の制御により行う場合の該画像形成に要する時間と、前記ジョブに含まれる画像データのうちの残りの画像データに対する画像形成を前記第2の制御により行う場合の該画像形成に要する時間とを算出し、該算出されたそれぞれの時間に基づいて、前記ジョブに含まれる画像データのうちの残りの画像データに対する画像形成に要する時間を短くするための制御を前記第1の制御とするか、前記第2の制御とするかを決定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記算出手段の算出結果および前記プロセススピードにより規定される1つ以上の定数に基づいて、前記ジョブに対する1部の画像形成を前記第1の制御により行う場合の該画像形成に要する時間と、前記ジョブに対する1部の画像形成を前記第2の制御により行う場合の該画像形成に要する時間とを算出し、該算出されたそれぞれの時間に基づいて、前記ジョブに対する2部目以降の画像形成に要する時間を短くするための制御を前記第1の制御とするか、前記第2の制御とするかを決定することを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  7. 前記プロセススピードにより規定される複数の定数は、前記プロセススピードの切り換え時間、前記第1のプロセススピードで1枚当たりのカラー画像形成に要する時間、前記第1のプロセススピードで1枚当たりの白黒画像形成に要する時間、および前記第2のプロセススピードで1枚当たりの白黒像形成に要する時間であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 画像データ毎にカラー画像データであるか白黒画像データであるかに応じて、画像形成モードを、カラー画像形成を行うカラーモードと白黒画像形成を行う白黒モードとのいずれかに切り換える切り換えモードを設定する設定手段と、プロセススピードを、前記カラーモードに対応可能な第1のプロセススピードと前記第1のプロセススピードより速い前記白黒モードに対応可能な第2のプロセススピードとに可逆的に切り換えるプロセススピード切り換え手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
    ジョブに含まれる全ての画像データにおけるカラー画像データと白黒画像データとのそれぞれの並び順および連続枚数を算出する工程と、
    前記切り換えモードが設定されている場合、前記ジョブに対する画像形成を、前記画像データに対応する画像形成モードにより、前記第1のプロセススピードで行うように制御する工程と、
    前記第1のプロセススピードで前記ジョブに対する画像形成を開始した後に、前記算出手段の算出結果および前記プロセススピードにより規定される複数の定数に基づいて、前記ジョブに対する画像形成に要する時間を短くするための制御を、画像形成を前記第1のプロセススピードで続行する第1の制御とするか、画像形成を、前記第1のプロセススピードから前記第2のプロセススピードへの切り換えを含むプロセススピードの切り換えを制御しながら行う第2の制御とするかを決定する工程と
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013184359A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Casio Electronics Co Ltd 印刷装置
JP2015066803A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 理想科学工業株式会社 印刷システム
US9207893B2 (en) 2012-12-19 2015-12-08 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus with speed determination

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