JPH1195380A - Dirカプラーを含む写真要素 - Google Patents

Dirカプラーを含む写真要素

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JPH1195380A
JPH1195380A JP10201704A JP20170498A JPH1195380A JP H1195380 A JPH1195380 A JP H1195380A JP 10201704 A JP10201704 A JP 10201704A JP 20170498 A JP20170498 A JP 20170498A JP H1195380 A JPH1195380 A JP H1195380A
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alkyl
coupler
dir
phenyl
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JP10201704A
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Baretsuto Maakeru Pooru
バレット マーケル ポール
Niiru Posurazunii Jierarudo
ニール ポスラズニー ジェラルド
Eichi Reinoruzu Jieemuzu
エイチ.レイノルズ ジェームズ
Aasaa Jieemuzu Kuraaku Baanaado
アーサー ジェームズ クラーク バーナード
Nikorasu Goorii Robaato
ニコラス ゴーリー ロバート
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Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高い層内重層効果を与え、高い活性を示すと
共に、望ましい特性の全てを有するようなイエローDI
Rカプラーを提供する。 【解決手段】 1つのハロゲン化銀乳剤および以下の構
造Iおよび構造IIからなるアシルアセトアニリドまたは
マロンアニリドのイエロー色素生成DIRカプラーを有
する支持体を含んでなる写真要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イエローDIRカ
プラーを含む写真要素に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの写真材料、特にカラーネガフィル
ムは、いわゆるDIR(現像抑制剤放出型)カプラーを
含む。画像形成色素を生成することに加えて、DIRカ
プラーは、多層写真材料の他の層内でも同様に起る、層
内での銀現像を抑制することができる抑制剤を放出す
る。DIRカプラーは、ガンマまたはコントラストの制
御を助け、鮮明さやアキュータンスを高め、粘度を小さ
くし、かつ層内重層効果によって色補正を与えることが
できる。
【0003】銀現像の好適な抑制およびその望ましい写
真効果を与えるために、DIRカプラーは、現像時に銀
および/またはハロゲン化銀と効果的に相互作用する抑
制剤を放出しなければならない。適当な構造型式からな
るものであることに加えて、抑制剤は効果的に銀現像を
減ずるために好適な程度の疎水性を有していなければな
らない。抑制剤強度と関連している疎水性の尺度の一つ
は、logPであり、抑制剤に係るオクタノール/水の
分配係数である。抑制剤とlogPとの関連は、R.P.Sz
ajewski 等の「Progress in Basic Principles of Imag
ing Systems (画像形成システムの基本的原理における
進歩)」、F.Granzer およびE.Moisar版、Vieweg & Soh
n, Braunschweig 、1987年、第425 頁、および米国特許
第4,782,012号および同第5,006,448
号明細書に記載されている。抑制剤は、logPが増大
するにつれてより疎水性になる。抑制剤は、また、アル
キル鎖における炭素数が増え、また、塩素置換基の数が
増えるにつれて、この両メチレンおよび塩素基が比較的
に疎水性であるので、一層疎水性となる。仮に抑制剤の
疎水性の程度が低すぎる場合には、銀現像を効果的に抑
制しなくなり、かくして低いlogP値を有し、あるい
は炭素原子または塩素原子の数が不十分である抑制剤で
は有効でないという傾向を有する。アルキル鎖にチオエ
ーテル基を付加すると、銀およびハロゲン化銀との相互
作用を高める傾向があり、よって、多少低いlogP値
を有する化合物あるいは炭素原子数の少ない化合物が効
果的な抑制剤となる。仮に予期される抑制剤のlogP
値または疎水性が高すぎる場合には、抑制剤が水性処理
溶液に不溶性となるためそのほとんどは銀またはハロゲ
ン化銀粒子に拡散することなくむしろ分散液体粒子に残
存するようになるので、その効用も減少する傾向があ
る。また、疎水性が過ぎる抑制剤では、ほんの僅かの抑
制剤しかそれが発生する層の外に拡散できないので、ほ
とんど層内重層効果を実現しないことになりかねない。
【0004】米国特許第4,182,630号公報に
は、アルキル鎖に1〜18個の炭素原子を有する3−カ
ルボン酸エステル置換基(R2 )をもつ、1,2,4−
トリアゾールカプリング離脱基を有するDIRカプラー
を含む、トリアゾール放出型DIRカプラーが広い範囲
に亘って開示されている。しかしながら、このようなカ
プラーは、銀現像の最少限の抑制しか発揮しない比較的
効果のないDIRカプラーである。米国特許第3,93
3,500号明細書には、また、トリアゾールカプリン
グ離脱基をもつカプラーが広い範囲で開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】より有効なイエロー色
素生成DIRカプラーを求める要求がある。高い重層カ
ラー補正を与えるイエローDIRカプラーは、現代のカ
ラーネガフィルムに特に要望されている。さらに、かか
るカプラーは抑制剤の放出の比率と効率を最大にし、か
つ付着量を最小にするような高活性を有していることが
望まれている。DIRカプラーを含むフィルムが現像直
後に(つまり、停止浴の介在無しに)漂白溶液に浸漬さ
れるときに、低い継続性のあるカプリング性を満足に示
すDIRカプラーも、必要とされている。本発明のDI
Rカプラーでは、これらの望ましい特性の全てを有し、
特に、高い層内重層効果並びに高い活性を有している。
また、それらは合成も容易である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも1
つのハロゲン化銀乳剤および少なくとも1つの以下の構
造Iまたは構造IIからなるアシルアセトアニリドまたは
マロンアニリドのイエロー色素生成DIRカプラーを含
有する支持体を含んでなる写真要素を含む。
【化3】 (式中、R1 は、第三級アルキル基、フェニル基、アニ
リノ基またはインドリノ基であり;Xは、ハロゲン原
子、アルコキシ基またはアルキル基であり;R2 は、ア
ニリノ窒素に対してパラ位もしくはメタ位にある1以上
の置換基であって、かつそれぞれがハロゲン原子、およ
びアルキル、フェニル、アルコキシカルボニル、アリー
ルオキシカルボニル、スルホンアミド、スルファモイ
ル、スルホネート、アルキルスルホニル、アリールスル
ホニル、スルホキシル、アシルオキシ、カルバモイル、
アシル、カルボンアミドおよびシアノ基からなる群より
選ばれ;mは、1,2または3であり;R3 は、アルキ
ル基またはフェニル基であり;R3 がアルキル基である
ときは、R3 における炭素および塩素原子の総数が少な
くとも7個であり;R3 がフェニル基であるときは、R
3 における炭素および塩素原子の総数が少なくとも9個
であり;nは、1または2であり、そしてR4 は、少な
くとも3個の炭素原子を有するアルキル基またはフェニ
ル基である。)
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、1つ以上のハロゲン化
銀乳剤および1つ以上の以下の構造Iまたは構造IIから
なるアシルアセトアニリドまたはマロンアニリドのイエ
ロー色素生成DIRカプラーを含有する支持体を含む写
真要素に関する。
【化4】 (式中、R1 は、第三級アルキル基、フェニル基、アニ
リノ基またはインドリノ基であり;Xは、ハロゲン原
子、アルコキシ基またはアルキル基であり;R2 は、ア
ニリノ窒素に対してパラ位もしくはメタ位にある1以上
の置換基であって、かつ、それぞれがハロゲン原子、お
よびアルキル、フェニル、アルコキシカルボニル、アリ
ールオキシカルボニル、スルホンアミド、スルファモイ
ル、スルホネート、アルキルスルホニル、アリールスル
ホニル、スルホキシル、アシルオキシ、カルバモイル、
アシル、カルボンアミドおよびシアノ基からなる群より
選ばれ;mは、1,2または3であり;R3 は、アルキ
ル基またはフェニル基であり;R3 がアルキル基である
ときは、R3 における炭素および塩素原子の総数が少な
くとも7個であり;R3 がフェニル基であるときは、R
3 における炭素および塩素原子の総数が少なくとも9個
であり;nは、1または2であり、そしてR4 は、少な
くとも3個の炭素原子を有するアルキル基またはフェニ
ル基である)。
【0008】一つの特に有用な実施態様では、R1 は、
t−ブチル基である。その他の有用な実施態様では、R
1 は、環状第3級アルキル基(例えば、以下の構造A9
におけるような1−メチルシクロプロピル基)である。
他の有用な実施態様では、R 1 は、インドリノ基または
アニリノ基である。好ましい実施態様では、Xは、ハロ
ゲン原子、例えば塩素または弗素原子である。特に有用
な実施態様では、mは1であって、かつR2 はX基に対
してパラ位のスルホンアミドまたはアルコキシカルボニ
ル基である。その他の有用な実施態様では、DIRカプ
ラーが構造Iからなり、かつR3 は、8〜14個の炭素
原子を有する非置換アルキル基である。他の有用な実施
態様では、DIRカプラーが構造IIからなり、nは2
で、かつR 4 は、4〜10個の炭素原子を有する非置換
アルキル基である。本発明の他の有用な実施態様では、
3 は、構造−CHCO2 5 (こゝで、R5 は、少な
くとも7個の炭素原子を有するアルキル基である)のア
ルキル基であるか、あるいはR3 は、構造−CH2 CH
2 NHCOR6 (こゝで、R6 は、少なくとも8個の炭
素原子を有するアルキル基である)のアルキル基であ
る。本発明のその他有用な実施態様では、構造IのDI
Rカプラーは、3.3〜7.1のlogPを有する1,
2,4−トリアゾール抑制剤を放出する。本発明の更な
る他の有用な実施態様では、構造IIのDIRカプラー
は、1.7〜5.5のlogPを有する1,2,4−ト
リアゾール抑制剤を放出する。本発明の特に有用な実施
態様では、1,2,4−トリアゾール環の3−位にある
エステル基は、容易に加水分解されるように置換されて
おり、それによって強抑制剤の蓄積による現像液のシー
ズニングを防いでいる。容易に加水分解できるエステル
基とは、40℃下でのKodak C−41現像液にお
ける1時間を超えない加水分解の半減期を有するものを
意味している。
【0009】上記で言及したLogP値は、Medch
emのプログラムのバージョン3.54を用いて計算さ
れた。このプログラムは、カリフォルニア州クレアモン
トのパロマ大学内のMadicinal Chemistry プロジェクト
により構築されたものである。logP値についての更
なる問題は、「Exploring QSAR」、C.Hansch & A.Leo、
アメリカ化学協会、ワシントンD.C., 1995年の第4
および5章に掲載されている。
【0010】好ましくは、本発明の写真要素は、一以上
の青感性ハロゲン化銀乳剤をもつ同一層中に本発明のD
IRカプラーを含む。
【0011】R1 を構成するアルキル、フェニル、アニ
リノおよびインドリノ基は、置換されていなくてもある
いは置換されていてもよい。R2 〜R6 およびXを構成
するアルキル基は、直鎖、分岐鎖または環状であってよ
く、また、置換されていなくてもあるいは置換されてい
てもよい。Xを構成するアルコキシ基は、分岐されてい
なくてもあるいは分岐されていても、また置換されてい
なくてもあるいは置換されていてもよい。R2 ,R3
よびR4 を構成するフェニル基は、置換されていなくて
もあるいは置換されていてもよい。R2 を構成するアル
コキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、スルホ
ンアミド、スルファモイル、スルホネート、アルキルス
ルホニル、アリールスルホニル、スルホキシル、アシル
オキシ、カルバモイル、アシルおよびカルボンアミド基
は、また、更に置換されていてもよい。本発明のR1
6 およびX基を更に置換するために、本発明のアシル
アセトアニリドまたはマロンアニリドDIRカプラーの
性能に悪影響を与えないいかなる置換基が選ばれてもよ
い。好適な置換基には、塩素のようなハロゲン原子、ア
ルケニル基、アルキニル基、アリール基、水酸基、アル
コキシ基、アリールオキシ基、アシル基、アシルオキシ
基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、カルボンアミド基(アルキル−、アリール−、ア
ルコキシ−、アリールオキシ−およびアルキルアミノ−
カルボンアミド基を含む)、カルバモイル基、カルバモ
イルオキシ基、スルホンアミド基、スルファモイル基、
アルキルチオ基、アリールチオ基、スルホキシル基、ス
ルホニル基、スルホニルオキシ基、アルコキシスルホニ
ル基、アリールオキシスルホニル基、トリフルオロメチ
ル基、シアノ基、イミド基、および2−フリル、3−フ
リル、2−チエニル、1−ピロリル、2−ピロリル、1
−イミダゾリルおよびN−スクシンイミジル基のような
複素環基が含まれる。R1 〜R4 を構成するフェニル基
およびR1 を構成するアニリノおよびインドリノ基は、
また、1個以上の非置換、置換もしくは環状のアルキル
基で置換されてもよい。
【0012】本発明のアシルアセトアニリドまたはマロ
ンアニリドDIRカプラーの有用な塗布量は、約0.0
05〜約0.60g/m2 、またはより典型的には0.
02〜0.30g/m2 の範囲である。
【0013】本発明のDIRカプラーは、通常、これを
高沸点カプラー溶媒に溶解し、次いでその有機カプラー
とカプラー溶媒との混合物をゼラチンおよび界面活性剤
からなる水性溶媒中に(混練または均質化を経て)微小
粒子として分散させることによって用いられる。有機相
中におけるカプラーの溶解を促進するために、エチルア
セテートまたはシクロヘキサノンのような除去可能な補
助有機溶媒が使用されてもよい。本発明の実施に有用な
カプラー溶媒には、アリールホスフェート(例えば、ト
リトリルホスフェート)、アルキルホスフェート(例え
ば、トリオクチルホスフェート)、混合アリールアルキ
ルホスフェート(例えば、ジフェニル2−エチルヘキシ
ルホスフェート)、アリール、アルキルまたは混合アリ
ールアルキルホスフォネート、酸化ホスフィン(例え
ば、酸化トリオクチルホスフィン)、芳香族酸のエステ
ル(例えば、ジブチルフタレート、オクチルベンゾエー
ト、またはベンジルサリシレート)、脂肪族酸のエステ
ル(例えば、クエン酸アセチルトリブチルまたはセバシ
ン酸ジブチル)、アルコール(例えば、オレイルアルコ
ール)、フェノール(例えば、p−ドデシルフェノー
ル)、カルボンアミド(例えば、N,N−ジブチルドデ
カンアミドまたはN−ブチルアセトアニリド)、スルホ
キシド(例えば、ビス(2−エチルヘキシル)スルホキ
シド)、スルホンアミド(例えば、N,N−ジブチル−
p−トルエンスルホンアミド)または炭化水素(例え
ば、ドデシルベンゼン)が含まれる。さらなるカプラー
溶媒および補助溶媒は、Research Disclosure 、198
9年12月、第308119節、第993頁に特に言及
されている。有用な、カプラー:カプラー溶媒の重量比
は、約1:0.1〜1:8.0、好ましくは1:0.2
〜1:4.0の範囲である。
【0014】本発明の1,2,4−トリアゾール放出型
のアシルアセトアニリドまたはマロンアニリドDIRカ
プラーの具体例には、以下のものが含まれるが、A1〜
A26に限定されない。
【0015】
【化5】
【0016】
【化6】
【0017】
【化7】
【0018】
【化8】
【0019】
【化9】
【0020】
【化10】
【0021】
【化11】
【0022】本発明のDIRカプラーは、多層写真材料
の同一の層あるいは異なる層内で多種類の他の型のカプ
ラーと共に使用されてもよい。特に意図していること
は、青感性写真要素において本発明のアシルアセトアニ
リドまたはマロンアニリドDIRカプラーを、以下の構
造III により定義されるような、1つ以上のアシルアセ
トアニリドのイエロー色素生成画像形成カプラーと一緒
に使用することである。
【0023】
【化12】
【0024】(式中:Ra は、アルキル、アルコキシ、
またはアリールオキシ基であり;Rb は、アルキルまた
はアリール基であり;Rc は、水素またはアルキル基で
あり;Rd は、置換基であり;Re は、水素、トリフル
オロメチル、アルコキシおよびアリールオキシからなる
群より選ばれ;各Rf は、アニリノ窒素に対して4−位
または5−位で結合しており、かつ、独立して、ハロゲ
ン、アルコキシカルボニル(−CO2 G)、カルバモイ
ル(−CONGG′)、スルホネート(−OSO
2 G)、スルファモイル(−SO2 NGG′)、スルホ
ニル(−SO2 G′)、トリフルオロメチル、シアノ、
およびスルホンアミド(−NGSO2 G′)(こゝで、
GおよびG′は、独立して、アルキル基またはアリール
基である)からなる群より選ばれる置換基であり;q
は、1または2であり;nは、0〜(3−q)の整数で
あり;Rg およびRh は、独立して水素またはアルキル
基である。)
【0025】特に意図していることは、以下のカプラー
Y−1またはY−2との組合せで本発明のDIRカプラ
ーを用いることである。
【化13】
【0026】また、本発明のDIRカプラーを、磁気記
録層を含むカラーネガフィルムに使用することも、特に
考えている。本発明の有効なDIRカプラーは、そのよ
うなフィルムにおけるイエロー着色マゼンタ色素生成マ
スキングカプラーの量を低下させ、それによってこれ以
外の場合には望ましくない程高くなる可能性があるよう
な青の最小濃度を下げるようにしてもよい。
【0027】本発明の写真要素の乳剤層には、いかなる
一層以上の写真要素の感光層が含まれてもよい。本発明
によって作られる写真要素は、黒白要素、単色要素また
は多色要素であってよい。多色要素には、スペクトルの
三原色域のそれぞれに感光性の色素画像形成ユニットが
含まれる。各ユニットは、スペクトルの所定域に感光性
の単一乳剤層あるいは多層乳剤層からなってよい。該要
素の各層は、画像形成ユニットの層を含め、当該技術分
野で知られているような種々な順に配列してもよい。別
の様式では、スペクトルの三原色域のそれぞれに感光性
の乳剤が、単一の区画された層として処理されてもよ
い。
【0028】典型的な多色写真要素は、少なくとも1つ
のシアン色素生成カプラーを含む少なくとも1つの赤感
性ハロゲン化銀乳剤層を含むシアン色素画像形成ユニッ
ト、少なくとも1つのマゼンタ色素生成カプラーを含む
少なくとも1つの緑感性ハロゲン化銀乳剤層を含むマゼ
ンタ色素画像形成ユニット、および少なくとも1つのイ
エロー色素生成カプラーを含む少なくとも1つの青感性
ハロゲン化銀乳剤層を含むイエロー色素画像形成ユニッ
トを含有してなる支持体を含む。この要素は、フィルタ
ー層、中間層、オーバーコート層、下塗り層等の付加的
な層を含んでもよい。これら全ては、透明または反射性
(例えば、紙支持体)である支持体上に塗布されてよ
い。
【0029】本発明の写真要素は、また、Research Dis
closure 、第34390節、1992年11月に記載さ
れるような磁気記録材料、または、米国特許第4,27
9,945号および同第4,302,523号明細書に
おけるような透明支持体の下面上に磁性粒子を有する層
のような透明磁気記録層を含めるのも有用である。該要
素は、典型的に5〜30μmの全厚(支持体を含む)を
有する。発色感光層の順序は変えることができるが、透
明支持体上での順序は、通常これらは赤感性層、緑感性
層および青感性層の順であるが(つまり、青感性層が支
持体から最も離れた位置にある)、反射支持体上ではこ
れらの層は逆順であるのが典型である。
【0030】本発明では、また、屡々、単一使用カメラ
(即ち、「レンズ付きフィルム」ユニット)と呼ばれる
ものに本発明の写真要素を用いることも意図している。
これらのカメラは、フィルムが予め装填されて販売さ
れ、かつカメラ全体がカメラ内部に露光フィルムが残さ
れたまま処理業者に戻される。このようなカメラは、写
真要素が露光されるガラスまたはプラスチックのレンズ
を有していてもよい。
【0031】本発明の要素に用いるのに好適な材料につ
いての以下の議論では、Research Disclosure 、199
6年9月、第389巻、第38957節に言及するが、
これは、以後、“Research Disclosure I”なる用語に
よって識別される。以後言及される項は、他に指示がな
い限り、Research Disclosure Iの項である。引用され
るResearch Disclosure の全ては、英国,ハンプシャー
州 P0107DQ ,エムスワース,12a北通り、Dudley Ann
exのKenneth Mason Publication 社により発行されてい
る。上記参考文献および本件明細書中に引用されたその
他全ての文献は、本明細書中での言及により本明細書に
含まれる。
【0032】本発明の写真要素に用いられるハロゲン化
銀乳剤は、表面感光乳剤または非カブリ内部潜像形成乳
剤のようなネガ型であっても、あるいは内部潜像形成タ
イプ(処理時にカブらされる)のポジ型乳剤であっても
よい。好適な乳剤およびその調製、並びに化学増感およ
び分光増感は、第I〜V項に記載されている。発色剤お
よび現像調節剤は、第V〜XX項に記載されている。写真
要素に使用できるベヒクルは、第II項に記載され、そし
て、蛍光増白剤、カブリ防止剤、安定剤、光吸収および
散乱物質、硬膜剤、塗工助剤、可塑剤、滑剤および艶消
剤は、例えば第VI〜VIII項に記載されている。製造法は
全ての項に、層の配置は特に第XI項に、露光の選択肢は
第XVI 項に、そして処理法および処理剤は第XIX および
XX項に記載されている。
【0033】ネガ型ハロゲン化銀を用いると、ネガ画像
が形成される。ネガ画像が典型的には最初に形成される
が、選択的にポジ(即ち、リバーサル)画像が形成され
てもよい。
【0034】本発明の写真要素は、また、欧州特許第2
13490号明細書、特開昭58−172647号公
報、米国特許第2,983,608号明細書、独国出願
第2,706,117C号明細書、英国特許第1,53
0,272号明細書、特願昭11−3935号明細書、
米国特許第4,070,191号明細書および独国出願
第2,643,965号明細書に記載されるもののよう
なカラードカプラー(例えば、内層補正のレベルを調節
するため)およびマスキングカプラーを使用してもよ
い。
【0035】写真要素は、また、画質を改善するために
漂白または定着の処理工程を促進させ、あるいは逆に緩
和する材料を含んでもよい。欧州特許第193389
号、同第301477号明細書;米国特許第4,16
3,669号、同第4,865,956号、および同第
4,923,784号明細書に記載される漂白促進剤
は、特に有用である。また、核生成剤、現像促進剤また
はそれらの先駆体(英国特許第2,097,140号、
同第2,131,188号明細書);現像抑制剤および
それらの先駆体(米国特許第5,460,932号、同
第5,478,711号明細書);電子移動剤(米国特
許第4,859,578号、同第4,912,025号
明細書);カブリ防止剤およびハイドロキノン、アミノ
フェノール、アミン、没食子酸の誘導体のようなカラー
混合防止剤;カテコール;アスコルビン酸;ヒドラジ
ド;スルホンアミドフェノール;および無発色カプラー
を使用することも意図している。
【0036】該要素は、また、コロイド状銀ゾルまたは
イエローおよび/またはマゼンタフィルター色素および
/またはハレーション防止色素を(特に、全ての感光層
の下のアンダーコート中に、あるいは全ての感光層があ
るその反対側の支持体面上に)、水中油型分散液、ラテ
ックス分散液または固体粒子分散液のいずれかとして含
むフィルター色素層を含んでもよい。さらに、それら
は、“スメアリング”カプラー(例えば、米国特許第
4,366,237号明細書、欧州特許第096570
号明細書、米国特許第4,420,556号および同第
4,543,323号明細書に記載されるような)と共
に用いられてもよい。また、このカプラーは、例えば、
特願昭61−258,249号明細書および米国特許第
5,019,492号明細書に記載されるような保護形
態でブロックされ、あるいは被覆されていてもよい。
【0037】写真要素は、さらに、“現像抑制剤放出
型”化合物(DIR)のようなその他の画像調節化合物
を含んでよい。本発明の要素に有用な付加的DIRは、
当該技術分野で知られており、そして具体例としては、
米国特許第3,137,578号、同第3,148,0
22号、同第3,148,062号、同第3,227,
554号、同第3,384,657号、同第3,37
9,529号、同第3,615,506号、同第3,6
17,291号、同第3,620,746号、同第3,
701,783号、同第3,733,201号、同第
4,049,455号、同第4,095,984号、同
第4,126,459号、同第4,149,886号、
同第4,150,228号、同第4,211,562
号、同第4,248,962号、同第4,259,43
7号、同第4,362,878号、同第4,409,3
23号、同第4,477,563号、同第4,782,
012号、同第4,962,018号、同第4,50
0,634号、同第4,579,816号、同第4,6
07,004号、同第4,618,571号、同第4,
678,739号、同第4,746,600号、同第
4,746,601号、同第4,791,049号、同
第4,857,447号、同第4,865,959号、
同第4,880,342号、同第4,886,736
号、同第4,937,179号、同第4,946,76
7号、同第4,948,716号、同第4,952,4
85号、同第4,956,269号、同第4,959,
299号、同第4,966,835号、同第4,98
5,336号明細書;並びに英国特許第1,560,2
40号、同第2,007,662号、同第2,032,
914号、同第2,099,167号明細書;独国特許
第2,842,063号、同第2,937,127号、
同第3,636,824号;並びに次の欧州特許第27
2,573号、同第335,319号、同第336,4
11号、同第346,899号、同第362,870
号、同第365,252号、同第365,346号、同
第373,382号、同第376,212号、同第37
7,463号、同第378,236号、同第384,6
70号、同第396,486号、同第401,612
号、同第401,613号明細書に記載されている。
【0038】DIR化合物は、また、Photographic Sci
ence and Engineering(写真の科学と工業)、第13
巻、第174頁(1969年)のC.R.Barr, J.R.Thirtl
e およびP.W.Vittum等の発表の「Developer-Inhibitor-
Releasing (DIR) Coupler forColor Photograph(カラ
ー写真用の現像液抑制剤放出型(DIR)カプラー)」
(こゝに言及したことにより、本願明細書中に含める)
に記載されている。
【0039】また、本発明の発想は、英国,ハンプシャ
ー州 P0101 7DQ, エムスワース,12a北通り、Dudley
AnnexのKenneth Mason Publications社から入手可能の
Research Disclosure 、第18716節、1979年1
1月(こゝで言及したことにより本明細書中に含める)
に記載されているような反射カラープリントを得るため
に使用されてもよいことも考えている。本発明の要素を
形成するための乳剤および材料は、米国特許第4,91
7,994号明細書に記載されているようなpH調節され
た支持体上に、エポキシ溶媒を用いて(欧州特許第01
64961号明細書)、付加的な安定剤を用いて(例え
ば、米国特許第4,346,165号、同第4,54
0,653号および同第4,906,559号明細書に
記載されるように)、カルシウムのような多価カチオン
に対する感度を下げるために、米国特許第4,994,
359号明細書に記載されるもののようなバラスト封鎖
剤を用いて、および米国特許第5,068,171号お
よび同第5,096,805号明細書に記載されるよう
なステイン低減化合物を用いて、塗布されてもよい。本
発明の要素に有用である可能性のあるその他の化合物
は、日本の公開公報、特開昭58−9959号、特開昭
58−62586号、特開平2−72629号、特開平
2−72630号、特開平2−72632号、特開平2
−72633号、特開平2−72634号、特開平2−
77822号、特開平2−78229号、特開平2−7
8230号、特開平2−79336号、特開平2−79
338号、特開平2−79690号、特開平2−796
91号、特開平2−80487号、特開平2−8048
9号、特開平2−80490号、特開平2−80491
号、特開平2−80492号、特開平2−80494
号、特開平2−85928号、特開平2−86669
号、特開平2−86670号、特開平2−87361
号、特開平2−87362号、特開平2−87363
号、特開平2−87364号、特開平2−88096
号、特開平2−88097号、特開平2−93662
号、特開平2−93663号、特開平2−93664
号、特開平2−93665号、特開平2−93666
号、特開平2−93668号、特開平2−94055
号、特開平2−94056号、特開平2−101937
号、特開平2−103409号、特開平2−15157
7号公報に開示されている。
【0040】写真要素に使用されるハロゲン化銀は、沃
臭化銀、臭化銀、塩化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀等であ
ってよい。
【0041】ハロゲン化銀粒子のタイプは、好ましく
は、多形、立方体および八面体が含まれる。ハロゲン化
銀の粒度は、写真配合物に有用であることが知られてい
るいかなる分布を有していてもよく、また、多分散ある
いは単分散のいずれでもよい。
【0042】平板状粒子のハロゲン化銀乳剤が用いられ
てもよい。平板状粒子は、どの残りの粒子面よりも明ら
かに大きい二つの平行主面をもつものであり、そして平
板状粒子乳剤は、平板状粒子が全粒子投影面積の少なく
とも30%、より典型的には少なくとも50%、好まし
くは>70%そして最大では>90%を占めるものであ
る。平板状粒子は、全粒子の投影面積の実質的全て(>
97%)を占めてもよい。平板状粒子の乳剤は、高アス
ペスト比の平板状粒子乳剤--即ちECD/t>8、(こ
ゝで、ECDは、粒子の投影面積に等しい面積を有する
円の直径であり、そしてtは、平板状粒子の厚さであ
る)、中間アスペクト比の平板状粒子乳剤--即ち、EC
D/t=5〜8、または低アスペクト比の平板状粒子乳
剤--即ち、ECD/t=2〜5であってよい。この乳剤
は、典型的に高い平板度(T)を示す(こゝで、T(即
ち、ECD/t2 )>25で、ECDおよびtは両方と
もミクロンメーター(μm)で測定される)。平板状粒
子は、平板状粒子乳剤の目的とする平均アスペクト比お
よび/または平均平板度の達成に匹敵するいかなる厚さ
からなっていてもよい。好ましくは、投影面積要件を満
足する平板状粒子は、<0.3μmの厚さを有するもの
であり、薄い(<0.2μm)平板状粒子であれば特に
好ましく、また超薄(<0.07μm)の平板状粒子で
あれば、最高の平板状粒子の性能高さであると考えられ
る。沃ハロゲン化物平板状粒子の固有の青吸収が青感度
に当てにされるときは、比較的、厚い平板状粒子、典型
的には厚さ0.5μmまでのものが、考慮される。
【0043】高沃化物の平板状乳剤は、House の米国特
許第4,490,458号明細書、Maskaskyの米国特許
第4,459,353号明細書および八木等の欧州特許
第0410410号明細書によって説明されている。面
心立方晶(岩塩型)の格子構造を形成するハロゲン化銀
からなる平板状粒子は、{100}または{111}の
主面をもつことができる。{111}の主面の平板状粒
子を含む乳剤は、調節された粒子分散度、ハロゲン化物
分布、双晶面間隔、エッジ構造および列理転位をもつも
の、並びに吸着{111}粒子面の安定化剤を含めて、
Research Disclosure I、第I.B.(3)項(第50
3頁)に引用される参照文献に説明されている。
【0044】本発明で用いれるハロゲン化銀粒子は、Re
search Disclosure IおよびJames著のThe Theory of t
he Photographic Process(写真処理の理論)に記載さ
れるもののような、当該技術分野で知られている方法に
よって調製されてよい。これらには、アンモニア性乳剤
製造、中性または酸性乳剤製造、および当該分野で知ら
れる他の製造法のような方法が含まれる。これらの方法
は、一般に、水溶性銀塩を保護コロイドの存在下に水溶
性ハロゲン化物塩と混合して、沈殿によるハロゲン化銀
の生成時に、温度、pAg 、pH値等を調節することを含
む。
【0045】粒子成長の過程において、1以上のドーパ
ント(銀およびハロゲン化物以外の粒子吸蔵)が、粒子
特性を変えるために導入されてもよい。例えば、Resear
ch Disclosure 、第38957節、第I章の「Emulsion
grains and their preparation (乳剤粒子とその調
製)」、細別G.の「Grain modifying conditions and
adjustments(粒子の変性条件と調整)」、パラグラフ
(3),(4)および(5)に開示される種々な慣用の
ドーパントのいずれが、本発明の乳剤中に存在してもよ
い。さらに、Olm 等の米国特許第5,360,712号
明細書に教示されるように(この開示は、こゝに参照す
ることによって本明細書中に含める)、1以上の有機配
位子をもつ遷移金属の6配位錯塩を粒子にドープするこ
とも特に考えている。
【0046】Research Disclosure 、第36736節、
1994年11月発行に論じられているように(こゝで
参照することにより本明細書中に含める)、浅い電子ト
ラップ(以後、SETともいう)を形成することによっ
て画像形成速度を増大することができるドーパントを粒
子の面心立方結晶格子に導入することが、特に意図され
ている。
【0047】このSETドーパントは、粒子内のどの部
位にあっても有効である。一般には、SETドーパント
が、銀を基にして粒子の50%外側に含まれているとき
により良い結果が得られる。SET導入の最大粒子領域
は、粒子を形成する全銀の50〜85%にわたる銀によ
って形成されているものである。SETは、反応容器中
に全てが一度に導入されてもよいし、あるいは粒子の沈
殿が継続している期間にわたって注ぎ込まれてもよい。
一般に、SET形成ドーパントは、少なくとも1×10
-7モル/銀モルからその溶解限度、典型的には約5×1
-4モル/銀モルまでの濃度で含まれることが考えられ
ている。
【0048】SETドーパントは、相反不軌を低下させ
るのに有効であることが知られている。SETドーパン
トとしては、特にイリジウムの6配位錯塩またはIr+4
錯塩の使用が有利である。
【0049】また、浅い電子トラップを与えるのに有効
でないイリジウムドーパント(非SETドーパント)
が、相反不軌を低減するために、ハロゲン化銀粒子乳剤
の粒子に導入されてもよい。相反の改善に有効であるた
めにはこのIrは粒子構造内のどの位置に存在してもよ
い。相反の改善を与えるためのIrドーパントの粒子構
造内の好適な位置は、粒子を形成する全銀の最初の60
%後でかつ最後の1%前(最も好ましくは最後の3%
前)に形成される粒子が沈殿している領域である。ドー
パントは、全てが一度に容器中に導入されてもよいし、
あるいは粒子の沈殿が持続している期間にわたって容器
に注ぎ込まれてもよい。一般に、相反を改善する非SE
T Irドーパントは、その最も低い有効濃度で導入さ
れるべきものと考えられている。
【0050】写真要素のコントラストは、McDugle 等の
米国特許第4,933,272号明細書に開示されてい
るように(この開示は、こゝで参照することにより本明
細書中に含める)、粒子にニトロシルまたはチオニトロ
シル配位子を有する6配位錯塩(NZドーパント)をド
ープすることによって更に増強されてもよい。
【0051】コントラスト増強ドーパントは、粒子構造
中のいかなる好都合の位置に導入されてもよい。しか
し、仮にこのNZドーパントが粒子の表面に存在するな
らば、それは粒子の感度を低下させてしまう。したがっ
て、NZドーパントは、それらが沃塩化銀粒子の形成時
に沈殿する全銀の少なくとも1%(最も好ましくは少な
くとも3%)だけ粒子表面から離れているような粒子中
に位置していることが好ましい。NZドーパントの好ま
しいコントラスト増強濃度は、1×10-11 〜4×10
-8モル/銀モルの範囲であり、特に好ましい濃度は、1
×10-10 〜1×10-8モル/銀モルの範囲である。
【0052】種々のSET、非SET IrおよびNZ
ドーパントのための一般に好ましい濃度範囲は、上記に
述べたけれども、これらの一般的範囲内の特定の最適濃
度範囲は、日常試験によって特定利用のために確定でき
ることが認められている。特に考えていることは、SE
T、非SET IrおよびNZドーパントを単独で、あ
るいは組合せて用いることである。例えば、SETドー
パントおよび非SETIrドーパントの組合せを含む粒
子は、特に考慮している。同様にSETおよびNZドー
パントは、組合せて使用される。最後に、非SET I
rドーパントをSETドーパントおよびNZドーパント
と組合せて使用してもよい。この最後の三つの方法のド
ーパントの組合せの場合は、一般に、沈殿時点において
先ずNZドーパントを導入し、次いでSETドーパント
を導入し、最後に非SET Irドーパントを導入する
のが最も便利である。
【0053】本発明の写真要素は、普通のことだが、乳
剤の形でハロゲン化銀が提供される。写真乳剤には、一
般に、写真要素の層として乳剤を塗布するためのベヒク
ルが含まれる。有用なベヒクルには、蛋白質、蛋白誘導
体、セルロース誘導体(例えば、セルロースエステ
ル)、ゼラチン(例えば、牛骨または皮革ゼラチンのよ
うなアルカリ処理ゼラチン、または豚皮ゼラチンのよう
な酸処理ゼラチン)、脱イオン化ゼラチン、ゼラチン誘
導体(例えば、アセチル化ゼラチン、フタレート化ゼラ
チン等)のような天然産出物質、およびResearch Discl
osure Iに記載されるようなその他のものの両者が含ま
れる。また、ベヒクルまたはベヒクル増量剤として、親
水性の水透過性コロイドも有用である。これらには、Re
search Disclosure Iに記載されるような、合成ポリマ
ー解膠剤、キャリア、および/または、ポリ(ビニルア
ルコール)、ポリ(ビニルラクタム)、アクリルアミド
ポリマー、ポリビニルアセタール、アルキルおよびスル
ホアルキルアクリレートおよびメタクリレートのポリマ
ー、加水分解ポリビニルアセテート、ポリアミド、ポリ
ビニルピリジン、メタクリルアミド共重合体等のような
バインダーが含まれる。ベヒクルは、写真乳剤に有用な
いかなる量でも、乳剤中に存在してよい。また、乳剤に
は、写真乳剤に有用であることが知られているどんな添
加剤が含まれてもよい。
【0054】本発明に用いられるハロゲン化銀は、有利
に化学増感が付されてよい。ハロゲン化銀の化学増感に
有用な化合物および手段は、当該分野で周知であり、ま
Research Disclosure Iおよびそこに引用された参考
文献に記載されている。化学増感剤として有用な化合物
には、例えば、活性ゼラチン、硫黄、セレン、テルル、
金、白金、パラジウム、イリジウム、オスミウム、レニ
ウム、燐、またはこれらの組合せが含まれる。化学増感
は、一般に、Research Disclosure I、第IV項(第51
0〜511頁)およびそこの引用文献に記載されている
ように、5〜10のpAg 、4〜8のpH、および30〜8
0℃の温度下で実施される。
【0055】ハロゲン化銀は、Research Disclosure I
に記載されるような、当該分野で周知ないかなる方法に
よる増感色素によって増感されてもよい。該色素は、写
真要素上への乳剤の塗布前(例えば、化学増感時または
その後で)あるいは塗布と同時のいかなる時期でも、ハ
ロゲン化銀乳剤粒子および親水性コロイドからなる乳剤
に対して添加してよい。該色素は、例えば、水溶液また
はアルコール溶液として添加してもよい。この色素/ハ
ロゲン化銀乳剤は、塗布の直前あるいは塗布中(例え
ば、2時間)に発色画像形成カプラーと混合してもよ
い。
【0056】本発明の写真要素は、Research Disclosur
e I、第XVI 項に記載されるものを含む周知技術のいず
れを用いても、好ましく像様露光される。これには、典
型的にスペクトルの可視領域での露光が含まれ、そして
露光は、光放射装置(例えば、発光ダイオード、CRT
等)によって格納像(例えば、コンピューター格納画
像)に対して露光することもできるが、典型的には、か
かる露光は、活像からなる。
【0057】本発明の配合物を含む写真要素は、例え
ば、Research Disclosure I、またはT.H.James 編のTh
e Theory of the Photographic Process(写真処理の理
論)、第4版、Macmillan 、ニューヨーク、1977年
に記載されるように、多くの周知の処理組成物を用い
て、多くの周知の写真処理のいずれでも処理することが
できる。ネガ型要素を処理する場合には、該要素は発色
現像液で処理され(これは、発色カプラーで着色画像色
素を形成するものである)、次いで、酸化剤および溶媒
で処理されて、銀およびハロゲン化銀が除去される。リ
バーサルカラー要素を処理する場合には、該要素は、先
ず、黒白現像液(つまり、カプラー化合物で着色色素を
形成しない現像液である)で処理され、続いて、ハロゲ
ン化銀をカブらせる(通常は、化学カブリまたは光カブ
リ)処理に付し、次いで発色現像液での処理が行われ
る。
【0058】好ましい発色現像主薬は、p−フェニレン
ジアミンである。特に好ましいものは、以下のものであ
る。塩酸4−アミノN,N−ジエチルアニリン、塩酸4
−アミノ−3−メチル−N,N−ジエチルアニリン、4
−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−(メタ
ンスルホンアミド)エチルアニリン)セスキ硫酸水和物 硫酸4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−
ヒドロキシエチル)アニリン 塩酸4−アミノ−3−β−(メタンスルホンアミド)エ
チル−N,N−ジエチルアニリン 4−アミノ−N─エチル−N−(2−メトキシエチル)
−m−トルイジン−ジ−p−トルエンスルホン酸。
【0059】色素像は、色素像発生還元剤と組合せて、
Bissonetteの米国特許第3,748,138号、同第
3,826,652号、同第3,862,842号およ
び同第3,989,526号明細書およびTravisの米国
特許第3,765,891号明細書に説明されるような
不活性遷移金属イオン錯塩酸化剤、および/またはMate
jec の米国特許第3,674,490号明細書、Resear
ch Disclosure 、第116巻、1973年12月、第1
1660節、およびResearch Disclosure 、第148
巻、1976年8月、第14836、第14846およ
び第14847節により説明されるような過酸化物酸化
剤を用いる処理によって、形成または増強されてもよ
い。写真要素は、Dunn等の米国特許第3,822,12
9号明細書、Bissonetteの米国特許第3,834,90
7号および同第3,902,905号明細書、Bissonet
te等の米国特許第3,847,619号明細書、Mowrey
の米国特許第3,904,413号明細書、平井等の米
国特許第4,880,725号明細書、岩野の米国特許
第4,954,425号明細書、Marsden 等の米国特許
第4,983,504号明細書、Evans 等の米国特許第
5,246,822号明細書、Twist の米国特許第5,
324,624号明細書、Fyson の欧州特許第0487
616号明細書、Tannahill 等のWO90/13039
号明細書、Marsden等のWO90/13061号明細
書、Grimsey 等のWO91/16666号明細書、Fyso
n のWO91/17479号明細書、Marsden 等のWO
92/01972号明細書、Tannahill のWO92/0
5471号明細書、HensonのWO92/07299号明
細書、Twist のWO93/01524号およびWO93
/11460号明細書およびWingender 等の独国公開明
細書第4,211,460号により説明されているよう
な処理によって色素像を形成するために特に用いてもよ
い。
【0060】現像の後に、銀またはハロゲン化銀を除去
するための漂白−定着が続き、更に洗浄および乾燥され
る。
【0061】
【実施例】実施例1 この実施例により、本発明のDIRカプラーにより与え
られる改善された抑制および重層効果を有する写真要素
を説明する。本発明のDIRカプラーにより提供される
優れた抑制および層内重層を説明するために、本発明の
カプラーA1,A2,A3,A4およびA7と比較DI
RカプラーC1およびC2を、表Iに示す多層コーザー
/レシーバー様式で評価した。先に示さなかった成分の
構造は、表IIの後に与えられている。g/m2 の成分付
着量は、表I中にカッコで示される。DIRカプラー
は、全て86マイクロモル/m2 の量で塗布した。全て
のDIRカプラーは、ジブチルフタレート(S−2)中
に1:1の重量比で分散させた。分散液は、ゼラチンと
分散剤ALKANOL XC(DuPont)を10:1の重
量比で含む水性相に対して、1:1:3の重量比のDI
Rカプラー:S−2:エチルアセテートを含む油相を添
加して調製した。この混合物は次いでこれをコロイドミ
ルに通過させて、水性相中に油相を小粒子として分散さ
せた。塗布時にエチルアセテートの補助溶媒は蒸発す
る。カプラーY−1を燐酸トリトリル(S−1、混合異
性体)を用いて1:0.5の重量比で分散させた。フィ
ルムサンプルにセンシトメトリー白色光(中性)露光を
与え、表IIにおけるようなKODAK FLEXICO
LOR C−41処理で処理した。次に、青(コーザ
ー)および緑(レシーバー)のステータスM濃度対露光
量を、DIRカプラー無しの基準フィルムAの場合、並
びに比較DIRカプラーを有するフィルムおよび本発明
のDIRカプラーを有するフィルムの場合について測定
した。その後、濃度対log露光量のプロットの勾配か
ら青および緑のガンマ値を得た。DIRカプラーが、ガ
ンマまたは層内コントラストまたはカラー記録(これ
は、高められた鮮明さ、低下した粒度および改善された
露光ラチチュードのような利点を与えるようにDIRカ
プラーが塗布されている)を効果的に下げることが望ま
しい。高い層内重層と高いカラー補正のためには、DI
Rカプラーが、それ自体(コーザー)の層におけるガン
マ減少が過大とならずに、レシーバー層におけるガンマ
減少を実質的に与えることが望ましい。この場合、青の
ガンマはコーザーガンマに相当し、また緑のガンマはレ
シーバーガンマに相当する。中性露光量からの青および
緑のガンマは、表III に示されている。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【化14】
【0065】
【化15】
【0066】
【表3】
【0067】表III のデータから、比較DIRカプラー
のC1およびC2のいずれもが、青のガンマ減少を与え
ないことが明らかである。したがって、青のコントラス
トにおける減少と関連している改善された鮮明さ、低下
した粒度および増加した露光ラチチュードの利点は、D
IRカプラーC1またはC2によって与えられない。こ
れに対して、本発明のDIRカプラーの全ては、DIR
カプラー無しの基準塗膜Aと比較して、青のガンマ、即
ちコーザーガンマに有意な減少を与えている。よって、
本発明のDIRカプラーの全ては、青記録における鮮明
さ、粒度および露光ラチチュードの改善を与えるであろ
う。さらに、比較DIRカプラーC1およびC2は、基
準塗膜Aと比較して、緑のガンマ、即ちレシーバーガン
マにおいて極く僅かの減少をも与えないのに対して、本
発明のDIRカプラーの全てが、緑のガンマにおける実
質的な減少を与えている。このことは、本発明のDIR
カプラーが、層内重層効果によって有効なカラー補正を
与えるであろうことを意味している。本発明のDIRカ
プラーA2およびA4は青および緑のガンマ値の低減に
おいて驚くほど有効である。
【0068】実施例2 この実施例により、本発明のイエローDIRカプラーを
含む多層フィルム構造を説明する。この実施例で用いた
多層フィルム構造を、表IVに図式的に示す。先に与えら
れなかった成分の構造は、以下の表IVに続けて示す。成
分の付着量は、他に指示がない限り、g/m2 の単位で
示している。この配合物は、またポリエチレンナフタレ
ートのような支持体上に磁気記録層を含めて塗布しても
よい。このフィルムをKODAK FLEXICOLO
R C−41薬剤を用いて処理したところ、優れたラチ
チュード、鮮明さ、色および層内重層効果を得た。
【0069】
【表4】
【0070】
【表5】
【0071】
【表6】
【0072】
【化16】
【0073】
【化17】
【0074】
【化18】
【0075】
【化19】
【0076】
【化20】
【0077】
【化21】
【0078】
【発明の効果】本発明のイエロー色素生成DIRカプラ
ーは、高い重層カラー補正を与えるので、特に現代のカ
ラーネガフィルムに望ましい。さらに、かかるカプラー
は、抑制剤の放出比率および効率を最大にし、かつ付着
量を最小となす高い活性を有することが望ましい。DI
Rカプラーを含むフィルムが現像後直ちに(つまり、停
止浴を介在させることなしに)漂白液に移されるとき
に、継続されるカプリングが許容可能な程に低く示され
るDIRカプラーも必要とされている。本発明のDIR
カプラーは、これらの要望される全ての特性、特に高い
層内重層効果と高い活性を有している。これらはまた、
容易に合成される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ エイチ.レイノルズ アメリカ合衆国,ニューヨーク 14618, ロチェスター,ダートフォード ロード 65 (72)発明者 バーナード アーサー ジェームズ クラ ーク イギリス国,エスエル6 8ユーイー,バ ークシャー,メイデンヘッド,フルブルッ ク クローズ 23 (72)発明者 ロバート ニコラス ゴーリー イギリス国,エイチピー21 7ジェイディ ー,バッキンガムシャー,アイルスベリ ー,キング エドワード アベニュ 18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのハロゲン化乳剤および
    少なくとも1つの以下の構造Iまたは構造IIからなるア
    シルアセトアニリドまたはマロンアニリドのイエロー色
    素生成DIRカプラーを含有する支持体を含んでなる写
    真要素。 【化1】 (式中、R1 は、第三級アルキル基、フェニル基、アニ
    リノ基またはインドリノ基であり;Xは、ハロゲン原
    子、アルコキシ基またはアルキル基であり;R2 は、ア
    ニリノ窒素に対してパラ位もしくはメタ位にある1以上
    の置換基であって、かつ、それぞれがハロゲン原子、お
    よびアルキル、フェニル、アルコキシカルボニル、アリ
    ールオキシカルボニル、スルホンアミド、スルファモイ
    ル、スルホネート、アルキルスルホニル、アリールスル
    ホニル、スルホキシル、アシルオキシ、カルバモイル、
    アシル、カルボンアミドおよびシアノ基からなる群より
    選ばれ;mは、1,2または3であり;R3 は、アルキ
    ル基またはフェニル基であり;R3 がアルキル基である
    ときは、R3 における炭素および塩素原子の総数が少な
    くとも7個であり;R3 がフェニル基であるときは、R
    3 における炭素および塩素原子の総数が少なくとも9個
    であり;nは、1または2であり、そしてR4 は、少な
    くとも3個の炭素原子を有するアルキル基またはフェニ
    ル基である。)
  2. 【請求項2】 構造Iまたは構造IIからなる前記DIR
    カプラーが、以下の構造III からなるアシルアセトアニ
    リドのイエロー色素生成画像形成カプラーと同一層中で
    用いられる、請求項1に記載の写真要素。 【化2】 (式中、Ra は、アルキル、アルコキシまたはアリール
    オキシ基であり;Rb は、アルキルまたはアリール基で
    あり;Rc は、水素またはアルキル基であり;Rd は、
    置換基であり;Re は、ハロゲン、トリフルオロメチ
    ル、アルコキシおよびアリールオキシからなる群より選
    ばれ;各Rf は、アニリノ窒素に対して4−位または5
    −位に結合され、かつそれぞれがハロゲン、アルコキシ
    カルボニル(−CO2 G)、カルバモイル(−CONG
    G′)、スルホネート(−OSO2 G)、スルファモイ
    ル(−SO2 NGG′)、スルホニル(−SO
    2 G′)、トリフルオロメチル、シアノ、およびスルホ
    ンアミド(−NGSO2 G′)、(こゝで、各Gおよび
    G′は、独立してアルキル基またはアリール基である)
    からなる群より選ばれる置換基であり;qは、1または
    2であり;nは、0〜(3−q)の整数であり;Rg
    よびRh は、独立して水素またはアルキル基である。)
JP10201704A 1997-07-18 1998-07-16 Dirカプラーを含む写真要素 Pending JPH1195380A (ja)

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US5981158A (en) 1999-11-09

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