JPH119032A - 苗植機 - Google Patents

苗植機

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JPH119032A
JPH119032A JP14272398A JP14272398A JPH119032A JP H119032 A JPH119032 A JP H119032A JP 14272398 A JP14272398 A JP 14272398A JP 14272398 A JP14272398 A JP 14272398A JP H119032 A JPH119032 A JP H119032A
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seedling
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seedling transplanting
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JP14272398A
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Isao Ishida
石田  伊佐男
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圃場面を接地滑走するフロ−ト14の前部の
上下動に基づいて苗植装置10を昇降して圃場面位置に
対する苗植装置10の高さが設定高さに維持されるよう
制御する構成とした苗植機において、圃場面位置に対す
る苗植装置の高さ変動以外の要因でフロ−トの前部が上
動して苗植付深さが浅くなり植付苗が倒れる等の問題
を、多様な圃場状態や作業環境に対応して防止できるよ
うにする。 【構成】 フロ−ト14の前部を上動させる要因であっ
て圃場面位置に対する苗植装置10の高さ変動以外の複
数の要因に基づいて苗植付深さを深くする制御をする制
御装置を設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、苗植装置を昇降制
御する構成とした苗植機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圃場面を接地滑走するフロ−トの
前部の上下動に基づいて苗植装置を昇降して圃場面位置
に対する苗植装置の高さが設定高さに維持されるよう制
御する構成とした苗植機において、機体の前進速度が高
速になることに基づいて苗植深さを深くする制御をする
制御装置を設けたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術は、
フロ−トの前部を上動させる要因であって圃場面位置に
対する苗植装置の高さ変動以外の要因一つに基づいて苗
植付深さを深くする制御をする構成なので、その一の要
因(上記の場合は走行速度)に対しては植付深さが浅く
なることによる植付苗の倒れ等の問題が防止できる。し
かし、圃場状態や作業環境は多様であり、上記一の要因
のみでは上記の問題を確実に防止できない状況があっ
た。そこで、本発明は、多様な圃場状態や作業環境に対
応して、上記の問題が防止されるようにすることを課題
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、圃場面を接地滑走するフロ−ト14の
前部の上下動に基づいて苗植装置10を昇降して圃場面
位置に対する苗植装置10の高さが設定高さに維持され
るよう制御する構成とした苗植機において、前記フロ−
ト14の前部を上動させる要因であって圃場面位置に対
する苗植装置10の高さ変動以外の複数の要因に基づい
て苗植付深さを深くする制御をする制御装置を設けたこ
とを特徴とする苗植機としたものである。
【0005】
【作用】この苗植機は、フロ−ト14の前部を上動させ
る要因であって苗植装置10に対する圃場面位置の変動
以外の複数の要因に基づいて苗植付深さを深くする制御
をする。
【0006】
【発明の効果】この発明により、圃場面を接地滑走する
フロ−ト14の前部の上下動に基づいて苗植装置10を
昇降して圃場面位置に対する苗植装置10の高さが設定
高さに維持されるよう制御する構成とした苗植機におい
て、前記フロ−ト14の前部を上動させる要因であって
圃場面位置に対する苗植装置10の高さ変動以外の複数
の要因に基づいて苗植付深さを深くする制御をする制御
装置を設けたから、圃場面位置に対する苗植装置の高さ
変動以外の要因でフロ−トの前部が上動して苗植付深さ
が浅くなり植付苗が倒れる等の問題を、多様な圃場状態
や作業環境に対応して、防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例の乗用型苗植
機について、以下に詳細に説明する。図1、図2におい
て、車体1は、ステアリングハンドル2によって操向自
在の前車輪3と操縦席4より後側の後車輪5とを車軸
6,7に装着し、操縦席4の下側に搭載のエンジン8の
動力が伝動して駆動される四輪駆動形態とし、この腹部
下に前後方向、又は左右方向へ揺動自在の振り子形態の
非接地式の傾斜センサ9を設けている。
【0008】苗植装置10は、苗植機体11に、苗を収
容して繰出す苗タンク12、この苗タンク12から繰出
される苗を分離して挿植する苗植付装置13、これら苗
植機体11等を支持して土壌面を滑走しながら均平化す
るフロ−ト14等を有し、苗植機体11を車体1後部に
対して平行リンク機構からなる昇降リンク15を介して
昇降自在にして連結し、車体1後部の油圧による昇降シ
リンダ16の伸縮によって昇降する構成としている。
【0009】なお、車体1の後部上には、施肥装置17
を設け、可撓性の施肥パイプ18で、苗植装置10のフ
ロ−ト14に設けた作溝器19上にのぞませて、エンジ
ン8の動力が伝動して回動される送風機20によって、
施肥装置17から繰出される肥料を苗植付土壌面に形成
した溝内へ噴射させて施肥する構成としている。車体1
の後部には、油圧ポンプPによって昇降シリンダ16の
ピストン21を伸縮する油圧回路22を設け、この油圧
回路22には昇降制御弁23、及び排油弁24を設け
る。昇降制御弁23は、操作レバ−25で操作自在に設
けると共に、フロ−ト14前部のフロ−ト軸26回りの
上下回動によって、フロ−ト14の仰角が大きくなると
昇降シリンダ16を伸長して苗植装置10を上昇し、フ
ロ−ト14の仰角が小さくなると昇降シリンダ16を縮
少して苗植装置10を下降するようにして、フロ−ト1
4による土壌面接地圧をほぼ一定に維持して、苗植付深
さを一定に保つように構成している。
【0010】排油弁24は、車体1が水平状の姿勢にあ
るときは、傾斜センサ9により中立位置にあって昇降シ
リンダ16からタンクポ−トTへの油圧回路を閉鎖し、
車体1が前後方向又は左右方向へ傾斜したときは、この
傾斜センサ9の車体1に対する前後揺動又は左右揺動に
よって、排油弁24を中立位置からタンクポ−トTへ連
通する排油位置へ切換って、昇降制御弁23の切換制御
に拘らず昇降シリンダ16内の排油が苗植装置10の重
量によって行われてピストン21が押戻され、苗植装置
10が下降する。このような排油弁24による苗植装置
10の下降は、車体1が水平状に戻ることによって排油
弁24が中立位置に切換り、又、フロ−ト14が接地面
近くに達することによって止まる。
【0011】よって、トラックへの積み降ろしを行なう
とき、また、圃場への出入りのときや畦越えを行なうと
きなどにおいて、苗植装置10を上昇させた状態で機体
が一定以上傾斜すると、傾斜センサ9がその傾斜を検出
して、排油弁24をタンクポ−トTへ切換えて、昇降シ
リンダ16の油圧をこのタンクポ−トTへ抜いてピスト
ン21を引込めて、苗植装置10を下降させる。これに
より、機体全体の重心位置が低くなって、転倒しにくく
なり安全に走行できる。
【0012】そして、図1、図4に示すものは、前記昇
降制御弁23を、苗植機体11前方に突出する取付部材
27とフロ−ト14の前部との間に設けている。28は
拡縮リンクである。又、フロ−ト14の後部を支持する
フロ−ト軸26は、苗植機体11に対して上下回動自在
に枢支29した調節ア−ム30の後端に設けられ、この
調節ア−ム30をサ−ボモ−タ31によって、該枢支部
29回りに上下回動させてフロ−ト14の接地高さ、即
ち苗植付装置13による土壌面に対する苗植付深さを変
更調節する構成としている。
【0013】このサ−ボモ−タ31を駆動するコントロ
−ラ32には、マイクロコンピュ−タCPUを有して、
次のようなセンサによる検出によってモ−タ31を正転
又は逆転制御してフロ−ト14のフロ−ト軸26位置を
上下動する。このセンサとしては、走行土壌面の水深を
検出して、深水検出時に深植するように調節ア−ム30
を下動させる水深センサ33、土壌の硬軟を検出して、
硬い土壌の検出時は深植に制御する硬軟センサ34、フ
ロ−ト14の向い角(仰角)を検出して、向い角が大き
いときは深植に制御するフロ−ト角度センサ35、車
速、乃至苗植付装置13の伝動回転数を検出して、高速
のときは深植に制御する車速センサ36乃至植付速セン
サ、苗タンク12内の苗丈を検出して、苗丈が高いとき
は深植に制御する苗丈センサ37、苗植作業時の風力を
検出して、強風のときは深植に制御する風力センサ3
8、士壌中のわら屑等の挟雑物を検出し、挟雑物が多い
ときは深植に制御する挟雑物センサ39、苗植装置10
の昇降リンク15に対するロ−リング制御の度数や大き
さ等を検出して、このロ−リングが多いときや大きいと
きは深植に制御するロ−リングセンサ40、フロ−ト1
4及び昇降制御弁23等によるピッチング制御の度数や
大きさ等を検出して、このピッチングが多いときや大き
いときは深植に制御するピッチングセンサ41、車体1
の前後傾斜を検出して、前下り傾斜が大きいときは深植
に制御する水平センサ42、又は、苗植付装置13によ
る苗タンク12からの苗取量を検出することにより、苗
取量の少いときは深植に制御する苗量センサ43等を設
け、これら各センサの一つ、又は複数センサ−による検
出にもとづいて、モ−タ31を駆動制御する。なお、こ
の場合、水平センサ42は、前記傾斜センサ9によるも
よい。
【0014】よって、上記構成としたものは、フロ−ト
14の前部を上動する要因であって圃場面位置に対する
苗植装置10の高さ変動以外の要因である上記の複数の
要因に基づいて苗植付深さを深くするよう制御する制御
装置を設けたものであり、よって、これにより、圃場面
位置に対する苗植装置の高さ変動以外の要因でフロ−ト
の前部が上動して苗植付深さが浅くなり植付苗が倒れる
等の問題を、多様な圃場状態や作業環境に対応して、防
止できる。
【0015】なお、図3においては、油圧回路22に、
フロ−ト14の上下動によって、昇降シリンダ16の排
油量を切換制御する絞弁44をワイヤ−45で連動して
設け、苗植装置10が非作業位置に上昇された位置か
ら、昇降制御弁23の切換によって下降されるとき、フ
ロ−ト14の自重で大きく垂れ下っている状態では、こ
の絞弁44は全開であり、高速で降下するが、地面にフ
ロ−ト14が、接して垂れ下りが小さくなると、絞弁4
4が絞られてタンクポ−トTへの排油量を制限して、苗
植装置10の降下速度を減速して、苗植装置10に衝撃
を与えない。なおこの絞弁44は可変絞りの形態とする
もよい。
【0016】なお、このような苗植装置10を、昇降シ
リンダ16の油圧回路に設けられる昇降制御弁23の操
作で下降制御する行程で、フロ−ト14の苗植機体11
に対する上下位置や開き等によって、下降速度を制御す
る構成は、車体と苗植機体とを一体的構成として、車輪
に対する相対的上下位置を変更しながら苗植装置を昇降
制御する歩行形態の苗植機においても応用しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植機の側面図。
【図2】苗植機の油圧回路図。
【図3】苗植機の別構成の油圧回路図。
【図4】制御ブロック図
【符号の説明】
10:苗植装置 14:フロ−ト 31:サ−ボモ−タ31 32:コントロ−ラ CPU:マイクロコンピュ−タ 33:水深センサ 34:硬軟センサ 35:フロ−ト角度センサ 36:車速センサ 37:苗丈センサ 38:風力センサ 39:挟雑物センサ 40:ロ−リングセンサ 41:ピッチングセンサ 42:水平センサ 43:苗量センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圃場面を接地滑走するフロ−ト14の前
    部の上下動に基づいて苗植装置10を昇降して圃場面位
    置に対する苗植装置10の高さが設定高さに維持される
    よう制御する構成とした苗植機において、前記フロ−ト
    14の前部を上動させる要因であって圃場面位置に対す
    る苗植装置10の高さ変動以外の複数の要因に基づいて
    苗植付深さを深くする制御をする制御装置を設けたこと
    を特徴とする苗植機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015159739A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 井関農機株式会社 苗移植機
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