JPH0811006B2 - 移動農作業機の昇降制御装置 - Google Patents

移動農作業機の昇降制御装置

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JPH0811006B2
JPH0811006B2 JP63006380A JP638088A JPH0811006B2 JP H0811006 B2 JPH0811006 B2 JP H0811006B2 JP 63006380 A JP63006380 A JP 63006380A JP 638088 A JP638088 A JP 638088A JP H0811006 B2 JPH0811006 B2 JP H0811006B2
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石田  伊佐男
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、移動農作業機の昇降制御装置に関するも
ので、乗用、及び歩行型の田植機はもとより、コンバイ
ン等に利用できる。
〔従来技術とその課題〕
田植機において、車体が耕盤等の変化によって沈下さ
れると、この沈下をフロート等の圧力検出によって、車
体に対する苗植装置を上昇制御して、苗植装置の土壌中
への陥没を防止し、苗の植付深さを常時一定に維持する
形態がとられている。しかし、耕盤等の変化が大きく、
急であるときや、旋回操作するとき等においては、この
検出から上昇制御に亘る一連の連動が遅く、苗植装置の
上下変化が大きくなり易い。又、油圧制御回路全体の油
圧を高めると耕盤等の変化が少ない圃場では苗植装置の
上下揺動が激しくなり易い。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、前記の従来技術の課題を解消するため
に、車体1又は作業装置2の圃場に対する上下高さ位置
の検出によって自動昇降制御弁3を制御して作業装置2
部の作業高さを一定化するように自動昇降制御する昇降
油圧制御回路4に、油圧ポンプ19から自動昇降制御弁3
へ一定流量以上の圧油を送らないように両者の間に定量
分流弁21を設けて過剰流量分をタンクに戻す構成とし、
該車体1又は作業装置2が適正位置から一定以上に下動
したことを検出することによって前記定量分流弁21から
タンクに戻す圧油を自動昇降制御弁3へ送る上昇増加制
御弁5を設けてなる移動農作業機の昇降制御装置とした
ものである。
〔発明の作用効果〕
車体1及び作業装置2の推進によって、作業装置2に
より土壌面に対して一定の高さ又は深さに作業が行われ
る。車体1の推進走行中、土壌耕盤の深浅等によって車
体1又は作業装置2等が上下変化するが、この車体1又
は作業装置2が適正位置から上動すると、これを検出し
て昇降油圧制御回路4の自動昇降制御弁3を制御して作
業装置2部が下降制御されて、作業高さを適正位置に戻
す。又、車体1又は作業装置2が適正位置から下動する
と、これを検出して作業装置2部が上昇制御されて、作
業高さを適正位置に戻す。このようにして、車体1の上
下動に拘らず作業装置2の上昇制御によって自動的に一
定の作業高さ、又は深さに維持されて、安定した作業を
維持する。そして、作業装置2が適正位置からの上下動
量が少ないときは、定量分流弁21からの一定流量にて自
動昇降制御弁3にて上下制御されるので、作業装置2が
過剰上下動にて上下振動をして上手く制御が行なえなく
なるような事態が防止できる。
また、このような自動制御による作業中に、耕盤等の
変化が大きくて車体1又は作業装置2が適正位置から一
定以上に下動したことを検出すると、上昇増加制御弁5
が制御されて定量分流弁21からタンクに戻す圧油を自動
昇降制御弁3に送るので、該自動昇降制御弁3に上昇制
御の油圧量が増加され、作業装置2の上昇速が速くな
り、速やかに作業高さの一定位置を復帰維持することが
できる。
従って、圃場条件を問わず安定した良好な作業が行な
える。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図〜第4図において、車体1は、操縦ハンドル6に
よって操向される前車輪7、及び後車輪8を有して、操
縦席9下に搭載のエンジン10によって伝動回転して走行
推進する乗用型を構成するもので、この車体1の後方
に、油圧シリンダ11によって昇降される昇降リンク12を
介して苗植装置からなる作業装置2が連結される。又、
この作業装置2は該車体1の後部から動力取出軸13によ
って連動される。
作業装置2である苗植装置は、下側に土壌面を滑走す
るフロート14を有し、上部には苗を収容して供給する苗
タンク15、及びこの苗タンク15から供給される苗を分離
挿植する植付装置16等を設けてなり、フロート14で均平
化した土壌面上一定の深さに苗を植付ける。該フロート
14の一部は、該油圧シリンダ11の昇降奴制御回路4の自
動昇降制御弁3とリンク、ワイヤー等の連動機構17等で
連動連結されていて、このフロート14が苗植装置に対す
る枢軸18回りに一定領域に亘り上下揺動することによ
り、フロート14の上動によって油圧シリンダ11を伸長さ
せて作業装置2を上昇させ、又、フロート14の下動によ
って油圧シリンダ11を短縮させて作業装置2を下降させ
て、フロート14による土壌面に対する接地圧を一定化
し、植付装置16による苗植付深さを一定に維持するよう
に制御連動している。
又、昇降油圧制御回路4には、上昇増加制御弁5が設
けられ、油圧ポンプ19側から該自動昇降制御弁3を経て
油圧シリンダ11へ供給される油量を増加するように制御
するもので、該フロート14の一定以上の上動によって切
替制御される。該自動昇降制御弁3には、プッシュアー
ム20が設けられ、このプッシュアーム20が上昇増加制御
弁5の端面を押圧することにより、この上昇増加制御弁
5が開いて、自動昇降制御弁3の上昇側への油量を増加
させる。21は定量分流弁で、油圧ポンプ19から直接自動
昇降制御弁3への回路Aと、該上昇増加制御弁5を経る
回路Bとに分流するものである。この回路A,Bをフロー
ト14の上下揺動による揺動検出域A1,B1と対応させる
と、上昇増加制御弁5が開かれる検出域B1は、フロート
14の通常の上下揺動検出域A1を越えて上方へ回動したと
きとなるように設定する。又、油圧ポンプ19の回転数R
とこれら回路A,Bを流れる流量Qとの関係は、エンジン1
0の回転域E内においては、回路Aではほぼ一定A2であ
り、回路Bではポンプ19の回転変化に伴って変化B2す
る。
作業装置2は、油圧回路4の油圧シリンダ11の伸縮に
よって昇降される。作業中でフロート14が接地滑走して
いるときは、車輪7,8が耕盤近くに支持されるために、
この耕盤の深浅や土壌の硬軟等の変化によって車体1が
上下変化し、これに伴って作業装置2が浮沈変化する。
これによって作業装置2が土壌面上に浮上すると、フロ
ート14は下動するために、自動昇降制御弁3を中立位置
イから下降位置ロへ切替えて、油圧シリンダ11の油圧を
抜くために、この油圧シリンダ11が短縮されてリンク12
を下動させて作業装置2が下降され、フロート14の接地
圧が増して自動昇降制御弁3を中立位置イへ戻す。又、
逆に耕盤が深い所になって作業装置2が沈下し過ぎる
と、フロート14が押上げられて、自動昇降制御弁3が中
立位置イから上昇位置ハへ切替えられて、油圧シリンダ
11が伸長されて作業装置2が上昇されて、フロート14の
接地圧が小さくなり、該自動昇降制御弁3も中立位置イ
へ戻る。このような作用によって、作業装置2は土壌面
上一定の位置に維持されて、植付装置16による苗植付深
さが一定に維持される。又、このような自動制御のフロ
ート14による検出作動は検出域A1において行われるが、
耕盤が著しく深くなったようなときは、フロート14が検
出域A1からB1に上動される。このときは中立位置イから
上昇位置ハに切り替った自動昇降制御弁3と一体のプッ
シュアーム20によって上昇増加制御弁5が中立位置ニか
ら上昇位置ホへ切替えられる。これによって、回路Aだ
けから油圧シリンダ11へ送られていた油圧は、回路Bか
らも追加されて、油圧シリンダ11の伸長は、急速に行わ
れる。この結果作業装置2が急速に適正位置へ上昇され
るとフロート14が通常の位置に戻るから、自動制御弁3
は中立位置イに戻り、上昇増加制御弁5は中立位置ニと
なり、油圧回路Bは閉止される。
第5図の実施例は、車体1の後部に作業装置2を直
結、又は、一体的に設けた歩行型の田植機で、車体1に
対して車輪25を昇降制御して作業部を一定位置に維持す
る形態である。左右一対の車輪25を伝動軸架する伝動ケ
ース26が車体1に対して車輪伝動軸27の周りに上下回動
自在に設けられ、この車輪伝動ケース26を油圧シリンダ
11の伸縮制御によって昇降させるもので、フロート14の
上下揺動によって自動昇降制御弁3、及び上昇増加制御
弁5を介して作動制御される。フロート14が上動すると
車輪伝動ケース26は下動制御され、又、フロート14が下
動すると車輪伝動ケース26は上動制御されて、後部の作
業装置2部の土壌面に対する位置を一定に維持する。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は油圧回
路図、第2図は一部の作動側面図、第3図は油圧回路の
流量変化を示すグラフ、第4図は側面図、第5図は別実
施例の側面図である。 図中符号、1は車体、2は作業装置、3は自動昇降制御
弁、4は昇降油圧制御回路、5は上昇増加制御弁、19は
油圧ポンプ、21は定量分流弁を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体1又は作業装置2の圃場に対する上下
    高さ位置の検出によって自動昇降制御弁3を制御して作
    業装置2部の作業高さを一定化するように自動昇降制御
    する昇降油圧制御回路4に、油圧ポンプ19から自動昇降
    制御弁3へ一定流量以上の圧油を送らないように両者の
    間に定量分流弁21を設けて過剰流量分をタンクに戻す構
    成とし、該車体1又は作業装置2が適正位置から一定以
    上に下動したことを検出することによって前記定量分流
    弁21からタンクに戻す圧油を自動昇降制御弁3へ送る上
    昇増加制御弁5を設けてなる移動農作業機の昇降制御装
    置。
JP63006380A 1988-01-14 1988-01-14 移動農作業機の昇降制御装置 Expired - Fee Related JPH0811006B2 (ja)

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