JPH118916A - 金属封止されたガス絶縁開閉装置 - Google Patents

金属封止されたガス絶縁開閉装置

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JPH118916A
JPH118916A JP10104863A JP10486398A JPH118916A JP H118916 A JPH118916 A JP H118916A JP 10104863 A JP10104863 A JP 10104863A JP 10486398 A JP10486398 A JP 10486398A JP H118916 A JPH118916 A JP H118916A
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switchgear
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Franz Heil
フランツ・ハイル
Piero Tecchio
ピエロ・テッチオ
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ABB AB
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ABB Asea Brown Boveri Ltd
Asea Brown Boveri AB
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02BBOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02B5/00Non-enclosed substations; Substations with enclosed and non-enclosed equipment
    • H02B5/06Non-enclosed substations; Substations with enclosed and non-enclosed equipment gas-insulated
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02BBOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02B1/00Frameworks, boards, panels, desks, casings; Details of substations or switching arrangements
    • H02B1/20Bus-bar or other wiring layouts, e.g. in cubicles, in switchyards
    • H02B1/22Layouts for duplicate bus-bar selection

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  • Power Engineering (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 占有場所を著しく低減できるように構成され
ている金属封止されたガス絶縁開閉装置を提示する。 【解決手段】 各相当たり少なくとも一つの電力遮断器
1,2,3と、この電力遮断器1,2,3の駆動部側に
設けてあり、第一平面から離れている第一接続短管16
と、電力遮断器1,2,3の駆動部とは反対の側に設
け、第一接続短管16に平行な第一平面から離れる第二
電気接続短管25と、軸間隔sを持つ少なくとも一つの
母線システムと、を備えている単相の金属封止されたガ
ス絶縁開閉装置にあって、電力遮断器1,2,3の第一
接続短管16と第二接続短管25との間の中心の間隔が
母線の軸のモジュール寸法Mである軸間隔sの少なくと
も3倍ほど、しかも高々4倍ほど大きく、開閉区域の電
力遮断器1,2,3が母線軸の軸間隔sに相当するモジ
ュール寸法Mほど互いにずれていて、第二平面が第一平
面に平行に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基礎の表面上に
配置された切換開閉区域と、各相当たり一つの電力遮断
器と、第一および第二接続短管と、母線システムとを備
えている単相の金属封止されたガス絶縁開閉装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】会社、ブラウン・ボベリとシイ(Brown,
Boveri and Cie )の刊行物、番号 CH − A 161 312 F
により、種々の標準設備回路の一つの後に組み込まれて
いる単相の金属封止されたガス絶縁開閉装置は周知であ
る。標準装置の回路は、例えば単純な母線配置、補助レ
ールを有する単純な母線配置、1・1/2 開閉器配置、リ
ング通路、二重開閉器装置、二重母線を持つ種々の配
置、等である。母線を上部に持つ1・1/2 開閉器配置は
非常に強くずらして配置されている電力遮断器で実現さ
れている。前記刊行物の第54図にはこの配置が示して
ある。各相毎に必要となる水平に配置された三つの電力
遮断器は、ここでは分離していて、比較的大きな間隔で
隣の相から切り離して配置されている。二つの母線シス
テムは基礎の表面に平行な面内で電力遮断器の接続端子
の上部の領域の中にあり、使用されていない大きな中間
スペースを有する。この種の金属封止されたガス絶縁開
閉装置は比較的大きな場所を占めるため、この構成で
は、建物の中に組み込むためにのみ必要である。母線は
比較的高く配置されているので、母線とそれぞれ付属す
る電力遮断器の間に電気接続するため、高価で長い金属
封止された接続部分を設ける必要がある。
【0003】刊行物、ブラウン・ボベリイ技術(Brown
Boveri Technik) 86 年、第 9巻、第 488〜 497頁、第
5図により、金属封止されたガス絶縁開閉装置は周知で
ある。この装置は、水平方向に揃えて隣接配置された一
連の電力遮断器と、これ等の電力遮断器の電気接続端子
の上にある母線システムとを有する。これ等の母線シス
テムは、上方に垂直に通じる電力遮断器の電気接続部に
より仕切られる領域の上から一部その外にある領域にあ
るので、これは母線システムの空間を制限していない。
それ故、この配置に対して比較的大きな構造容積が必要
になる。ここでも、母線と付属する各電力遮断器の間の
電気接続部に対して経費のかかる金属封止された接続片
が必要になる。
【0004】この種の金属封止されたガス絶縁開閉装置
は、指定された幾何学形状のため比較的大きな占有場所
を必要とする。更に、母線への接続片が比較的長くなる
と開閉装置のコストを高める。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、占
有場所を著しく低減できるように構成されている金属封
止されたガス絶縁開閉装置を提示することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
により、基礎の表面8の上に固定された少なくとも一つ
の多相の切換開閉区域と、この切換開閉区域の全ての領
域に直接隣接配置されている相と、第一長手軸4,5,
6に沿って延び、この第一長手軸4,5,6が第一平面
に配置されている各相当たり少なくとも一つの電力遮断
器1,2,3と、この電力遮断器1,2,3の駆動部側
に設け、第一平面から離れている第一接続短管16,1
7,18と、電力遮断器1,2,3の駆動部とは反対の
側に設け、第一接続短管16,17,18に平行な第一
平面から離れている第二電気接続短管25,26,27
と、少なくとも一つの第二平面内に配置され、平行に延
びる母線軸13,14,15に沿って延び、これ等の母
線軸13,14,15が第一長手軸4,5,6の方向に
垂直な方向に延びていて、軸間隔sを持つ少なくとも一
つの母線システムと、を備えている単相の金属封止され
たガス絶縁開閉装置にあって、電力遮断器1,2,3の
第一接続短管16,17,18と第二接続短管25,2
6,27との間の中心の間隔が母線の軸13,14,1
5のモジュール寸法Mである軸間隔sの少なくとも3倍
ほど、しかも高々4倍ほど大きく、切換開閉区域の電力
遮断器1,2,3が母線軸13,14,15の軸間隔s
に相当するモジュール寸法Mほど互いにずれていて、第
二平面が第一平面に平行に配置されている、ことによっ
て解決されている。
【0007】更に、上記の課題は、この発明により、基
礎の表面8の上に固定された少なくとも一つの多相の切
換開閉区域と、第一軸4,5,6に沿って延びていて、
切換開閉区域の中にあり、一列に揃えて隣接配置され、
第一軸4,5,6が第一平面内に配置されている各相当
たり少なくとも一つの電力遮断器1,2,3と、この電
力遮断器1,2,3の駆動部の側に設けてあり、第一平
面から離れている第一接続短管16,17,18と、電
力遮断器1,2,3の駆動部7とは反対側に設けてあ
り、第一接続短管16,17,18に平行な第一平面か
ら離れている第二接続短管25,26,27と、第一平
面に垂直な少なくとも一つの第二平面内に配置され、母
線60,61,62から平行に延びる軸63,64,6
5に沿って延び、これ等の軸63,64,65が第一軸
4,5,6の方向に垂直な方向に延び、軸間隔sを持つ
少なくとも一つの母線システムと、を備えている単相の
金属封止されたガス絶縁開閉装置にあって、電力遮断器
1,2,3の第一接続短管16,17,18と第二接続
短管25,26,27の間の中心の間隔が前記軸63,
64,65のモジュール寸法Mである軸間隔sの少なく
とも3倍ほど、しかも高々4倍ほど大きい、ことによっ
て解決されている。
【0008】この発明による他の有利な構成は、特許請
求の範囲の従属請求項に記載されている。
【0009】
【発明の実施の形態】
【0010】
【実施例】以下、種々の実施例を示す図面に基づきこの
発明を詳しく説明する。なお、全ての図面で、同じ作用
の部材には同じ符号を付ける。この発明を直接理解する
ために必要でない部材は全て図示しないか、あるいは説
明しない。図1は単相の金属封止されたガス絶縁開閉装
置の出てゆく部分として設計された切換開閉区域の単純
化された斜視図を示し、図2a はこの切換開閉区域の単
純化された側面図を示す。この開閉装置の内部空間には
絶縁媒体、例えばSF6 ガスが充填されていて、このガ
スは約 5〜 6バールの圧力にされている。この実施態様
の切換開閉区域では、3つの電力遮断器1,2,3が水
平に、しかも平行に互いに直接隣接して配置されてい
る。これ等の電力遮断器1,2,3にはそれぞれ一つの
長手軸4,5,6があり、長手軸4は電力遮断器1に、
長手軸5は電力遮断器2に、そして長手軸6は電力遮断
器3に付属している。電力遮断器1,2,3の各々には
一つの独立した駆動部7がある。長手軸4,5,6はこ
こでは第一平面内にあり、この第一平面は電力遮断器
1,2,3が固定されている基礎面8に平行に配置され
ている。この第一平面は、必要であれば、基礎面8に対
して簡単に垂直に配置することもできる。
【0011】電力遮断器1,2,3は長手軸方向にモジ
ュール寸法Mほどずらして配置されている。このモジュ
ール寸法Mは母線9,10,11の軸間隔sに正確に一
致している。これ等の母線は一点鎖線で示す第二の平面
内にある。この第二平面は第一平面に平行に配置されて
いる。母線9,10,11は、図2c の平面図から分か
るように、互いに平行で、長手軸4,5,6に垂直に延
びる軸13,14,15を有し、軸13は母線9に、軸
14は母線10に、そして軸15は母線11に付属して
いる。
【0012】電力遮断器1,2,3には、図2b から分
かるように、それぞれ駆動側で上部に垂直に向いた接続
短管16,17,18がある。接続短管16は電力遮断
器1に、接続短管17は電力遮断器2に、そして接続短
管18は電力遮断器3に付属している。これ等の接続短
管16,17,19にはそれぞれ一つの汎用的に使用で
きる接続部材19が圧力封止されてフランジ接続されて
いる。
【0013】図17に単純化して示す接続部材19は、
欧州公開特許第 0 744 803号明細書に記載されているハ
ウジングを前提としている。それ故、ここでは詳しく説
明をしない。この部材は、前記特許明細書に記載されて
いる組込可能性を依然として種々の分離態様に対して提
供する。長手軸21に対称に配置されている新たに入れ
た延長部品20には、接地部品、破裂円板、センサ等に
対する図示していない組込可能性がある。長手軸21に
垂直に横軸21a がある。接続部材19の長手軸21は
電力遮断器1,2,3の駆動側の接続短管16,17,
18の各長手軸22,23,24に一致する。長手軸2
2が接続短管16に、長手軸23が接続短管17に、そ
して長手軸24が接続短管18に付属している。母線
9,10,11は各接続部材19を貫通し、接続部材1
9の内部空間19a に分岐分離器が配置されている。こ
の分岐分離器は母線9,10,11を付属する各電力遮
断器1,2,3に電気接続することを切り離す。接続部
材19の上部開口19b は、この場合、カバーで圧力気
密状態で閉ざされ、このカバーは内部空間19a の中に
配置されている分岐分離器の駆動部を担持する。
【0014】長手軸21の方向の接続部材19の長さ
は、気密フランジ中間層の中心間のモジュール寸法Mの
1.5倍である。長手軸21に垂直な横軸21a の方向の
接続部材19の幅は、絶縁体のフランジの中心までのモ
ジュール寸法Mに相当する。これ等の絶縁体のフランジ
は、気密端部のフランジ中間層と同じ厚さに形成されて
いる。
【0015】電力遮断器1,2,3には、駆動部とは反
対側に、図2a から分かるように、垂直に上向きの接続
短管25,26,27がある。その場合、接続短管25
が電力遮断器1に、接続短管26が電力遮断器2に、そ
して接続短管27が電力遮断器3に付属している。接続
短管25に長手軸28が、接続短管26に長手軸29
が、そして接続短管27に長手軸30が付属している。
【0016】接続短管25,26,27には、ここでは
それぞれ一つの中間片31がフランジ止めされている。
この中間片31には、例えば電流センサのようなセンサ
がある。中間片31はモジュール寸法Mの 0.5倍に相当
する構造長を有する。中間片31の上には、接続部材1
9の長手軸21が長手軸28,29,30に一致するよ
うにそれぞれ一つの接続部材19が載置されている。こ
れ等の接続部材19には、出口と付属する各電力遮断器
1,2,3の間の電気接続を中断する一つの長手分離器
が組み込まれている。接続部材19の上部の開口19b
の上には、ここでは中間円管32が気密状態で載置され
ている。この中間円管32は単一のモジュール寸法Mに
相当する構造長を有する。中間円管32の上には他の接
続部材19が、横軸21a が各長手軸28,29,30
に一致するように組み込まれている。この接続部材19
の長手軸21は出口36,37,38の第三面内にある
長手軸33,34,35に一致する。図1は互いに平行
に配置された出口36,37,38を示すが、例えば出
口36,37,38の端部に高圧高架線の中継用の高圧
貫通穴を備えているなら、これ等の端部で高架線に必要
な電圧間隔にするため、出口36,37,38を広げる
必要がある。出口36,37,38のこれ等の広げは中
間円管32を簡単に捩じって達成している。
【0017】上に交差している接続部材19の上部開口
には、ここでは、これ等の接続部材19に三相補助母線
を接続するため各一つのアングル分離器を組み込むのな
ら、この補助母線を載置してもよい。電気接続のために
前記金属カプセルの内部に常時存在する能動部分はここ
では詳しく説明しない。図3は母線9,10,11と電
力遮断器1,2,3の配置に関連して重要な図1あるい
は図2a の切換開閉区域の長手軸の模式的に図示されて
いる配置を示す。電力遮断器1,2,3の長手軸4,
5,6は基礎の表面8に平行な第一面内にある。電力遮
断器1の接続部の長手軸22と28は、この実施例の場
合、間隔L 1 にして配置されている。電力遮断器2の接
続部の長手軸23と29は、この実施例の場合、間隔L
2 にして配置されている。電力遮断器3の接続部の長手
軸24と30は、この実施例の場合、間隔L3 にして配
置されている。しかし、三つの間隔L1,2,3 は、電
力遮断器1,2,3を同じようにずらしているため、同
じ大きさ、つまりそれぞれ母線の軸間隔sの 3.5倍に一
致するか、あるいはモジュール寸法Mの 3.5倍に一致す
る。
【0018】電力遮断器1の上部の長手軸22,4と2
8の間のU字状に形成された領域は3.5 Mの幅で、三つ
の母線9,10,11の全てを入れるのに十分である。
この場合、母線9の横断面の半分がこの領域内にある。
電力遮断器2の上部の長手軸23,5と29の間のU字
状に形成された領域は 3.5 Mの幅であるが、二つの母線
10と11のみを収納する。その場合、母線10の横断
面の半分は、図2c から明確に分かるように、この領域
にのみある。電力遮断器3の上部の長手軸24,6と3
0の間のU字状に形成された領域は 3.5 Mの幅である
が、ただ一つの母線11の一部のみ収納する。その場
合、図2c から明確に分かるように、母線11の横断面
の半分のみがこの領域内にある。母線9と10は、電力
遮断器3の場合、図示する領域の外にある。事実、幅が
3M のU字状領域は母線9,10,11を組み込むのに
十分であるが、 3.5M の幅を選んでいる。
【0019】母線9,10,11を水平に配置するとこ
れ等の母線を基礎の表面8に対して比較的狭い間隔に配
置できるので、機械的および電気的な衝撃負荷が加わっ
た時に生じる振動は僅かな範囲にしか生じない。電力遮
断器1,2,3の駆動部7とは反対側の出口部分も比較
的小さく形成できるので、切換開閉区域全体の重心が低
くなり、これは地震の負荷でも特に有利に作用する。単
純な母線を装備したこの切換開閉区域は、特にコンパク
トに形成できるので、有利な小さな輸送ユニットとな
る。
【0020】図4,5a,5b と5c は金属封止されたガ
ス絶縁開閉装置の母線の長手結合用の結合区域として設
計された切換開閉区域の実施態様の単純化された図面を
示す。この結合区域も非常にコンパクトに構成されてい
る。図5c の結合区域の単純化された平面図は、この結
合区域に左から接続する図示していない母線の軸13,
14,15を示す。母線の各々は駆動側で付属する電力
遮断器に導電接続している。そのためにそれぞれ一つの
接続部材19と一つの中間片31が使用されている。駆
動部7とは反対側には電流路が延びていて、同じように
それぞれ中間片31および接続部材19を通している。
保線の軸13,14,15がある一点鎖線12で示す第
二平面の高さでは、電流路は軸13,14,15に平行
な方向に曲がり、その後、第二平面に垂直な方向に曲が
る。一点鎖線42で示す母線の上にある他の平面内にあ
る接続レール39,40,41は上から対応する母線に
接触し、これ等の母線は軸13,14,15に沿って結
合区域から右に離れるように通じている。他の平面はモ
ジュール寸法Mほど母線の上にある。到来する母線のカ
プセルと同じ平面内にある出てゆく母線のカプセルの間
には目視できる中間スペース43,44,45がある
(図5c を参照)。母線の長手結合用のこの結合区域は
特に小さな構造高さの点で優れている。
【0021】図6,7a,7b と7c は、三つの切換開閉
区域、つまり二つの出口区域46と47および両者の間
にある結合区域48から成る1・1/2 開閉器配置の第一
実施例の単純化した図面を示す。二つの通しの母線系4
9と50は出口の平面の上にあるが、図3に関連して説
明したように、これ等の電力遮断器の上のU字状の領域
内にある。軸の間隔は図3の場合と同じである。電力遮
断器1,2,3は出口区域46に付属し、電力遮断器1
a,2a,3a は結合区域48に付属している。そして、電
力遮断器1b,2b,3b は第二の出口区域47に付属して
いる。切換開閉区域毎にそれぞれ3つある電力遮断器
は、上記の実施例で説明したように互いにずらして配置
されている。この1・1/2 開閉器配置は、特にコンパク
トで場所を節約して形成できる。
【0022】他の実施例は、電力遮断器1,2,3が既
に説明したのと同じように構成されているが、一列に揃
えて直接横に並べてある切換開閉区域に係わる。この設
置例も、電力遮断器をずらして配置している設置のよう
に、切換開閉区域に対して望ましい多数の構造例を提供
する。図8,9a,9b と9c は、出口区域として設計さ
れた金属封止されたガス絶縁開閉装置の切換開閉区域の
第二実施例の単純化した図面を示す。この切換開閉区域
では、単純な母線として設計された母線60,61,6
2がモジュール寸法Mに一致する軸間隔sで電力遮断器
1,2,3のU字状領域の完全に外に互いに直交するよ
うに配置されている。しかし、これ等の母線60,6
1,62はU字状領域の中に完全に配置されてもいる。
母線60,61,62の軸63,64,65は一点鎖線
66で示す平面内にあり、この平面は基礎の表面8と第
一平面に垂直に配置されている。母線60,61,62
の軸63,64,65の方向は、電力遮断器1,2,3
の長手軸4,5,6の方向に垂直に延びている。母線6
0は電力遮断器1に、母線61は電力遮断器2に、そし
て母線62は電力遮断器3に接続している。母線60,
61,62の駆動側での接続は、先の実施例の場合と同
じ軸間隔sが母線60,61,62で達成されるよう
に、接続部材19と中間片31により実現される。出口
を担持する各支柱の構造は、図2a に示す構造に一致す
る。出口は軸67で示してある。接続部材19は、この
場合、図8から分かるように、それぞれ母線60,6
1,62の一部として使用されている。
【0023】図10は図8の切換開閉区域の母線60,
61,62と電力遮断器の模式的に示す配置および母線
の他の配置の可能性を示す。母線60,61,62は電
力遮断器1,2,3の駆動側の接続短管16,17,1
8の長手軸22,23,24から間隔sにしてU字状の
領域の外側に垂直に互いに重ねて配置されている。この
装置に二重母線システムを装備したいのであれば、付加
的な母線68,69,70を電力遮断器1,2,3の上
のU字状領域の内部に長手軸22,23,24から間隔
sに母線60,61,62に対して鏡面対称に配置す
る。これ等の母線68,69,70の軸は母線60,6
1,62に平行な一点鎖線71で示す面内に延びてい
る。互いに対応する母線は同じ高さにある。
【0024】図11,12a,12b と12c は金属封止
されたガス絶縁開閉装置の出口として設計された切換開
閉区域の第三実施例の単純化した図面を示す。この装置
には二重母線が装備されている。母線68,69,70
の軸は母線60,61,62に平行な一点鎖線71で示
す面内に延びている。母線68,69,70は、図8の
母線60,61,62に関連して説明したものと同じ方
式で導入されている。軸67で示す出口は、図1と同じ
ように形成されている。
【0025】図13と図14は二重母線を持つ金属封止
されたガス絶縁開閉装置の母線の横結合用の結合区域と
して設計された切換開閉区域の実施例の単純化した図面
を示す。母線60,61,62と母線68,69,70
は図10に示すのと同じ網目に従って配置されている。
母線60は、この横結合区域の場合、電力遮断器1を貫
通して母線68に連結している。母線61は電力遮断器
2を貫通して母線69に連結している。そして、母線6
2は電力遮断器3を貫通して母線70に連結している。
この横結合区域は非常にコンパクトに形成され、比較的
特別に低い構造高さである。
【0026】図15は三つの切換開閉区域から成る1・
1/2 開閉器配置の第二実施例の単純化した斜視図を示
す。この配置では、二つの母線システムが電力遮断器
1,2,3,1a,2a,3a ,1b,2b と3b の上にU字
状の領域の内部にある。この母線の有利でコンパクトな
配置は、リング回路として、あるいは二重回路装置とし
て設計された開閉装置でも生じる。図10には、それが
母線68,69,70およびその横に破線で示す母線7
2,73,74である。これ等の母線72,73,74
は一点鎖線75で示す平面内に配置されていて、この平
面は一点鎖線71で示す平面から 1.5倍のモジュール寸
法Mの間隔でこの平面に平行になっている。二つの母線
システムの軸は互いに平行に延びている。見通しを良く
するため、図16には図15の1・1/2 開閉器配置の実
施例の抜き出した単相である。これから、1・1/2 開閉
器配置の構造を明確に理解できる。この1・1/2 開閉器
配置の占有場所は非常に小さい。何故なら、二つの母線
システムは電力遮断器の上にあり何時でも存在するU字
状の領域内に完全に導入されていて、余分なスペースを
必要としないからである。この配置は、好ましくは重心
が低く、特に接続通路が短い。
【0027】電力遮断器をずらして一列に揃えて配置さ
れているここに説明した切換開閉区域は、接続短管1
6,17,18および接続短管25,26,27の上縁
部分から上に向けて一貫してモジュール式にモジュール
寸法Mの網目で形成されている。こうして、必要な接続
部品の点数を有利に最小化し、これが保管と倉庫管理を
著しく簡単にする。モジュール寸法Mは切換開閉区域の
構造高さが通常の配置の場合より著しく低くなるように
選択される。モジュール寸法Mを母線の軸間隔sと同じ
くすると、説明した実施例の示すように、切換開閉区域
に対して特に場所を節約した配置が可能になる。しか
し、隣接する電力遮断器の間の間隔はモジュール式の網
目に必ずしも合わせる必要はない。
【0028】電力遮断器に対して二つの設置態様によ
り、切換開閉区域の可能な構成の個数を有利に高まる。
第一に二つの設置態様を持って特定の標準回路を実現す
ることができる。その結果、構造的および財政的な状況
に最良に合った構成を選択できる。このように有利な柔
軟さは、金属封止されたガス絶縁開閉装置の企画構成を
著しく容易にする。更に有利に作用することは、切換開
閉区域が非常にコンパクトに形成され、地震に対する安
全性に関しても、小さな輸送ユニットに関しても非常に
有効である点にある。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明により
得られる利点は、通常のガス絶縁開閉装置で必要とされ
る種々の接続ハウジングが開閉装置のモジュール構造に
より規格化される点にある。特に、開閉装置に必要な構
造高さは通常の開閉装置の場合より一般に小さくなるこ
とが有利な効果を与える。金属封止されたガス絶縁開閉
装置は比較的非常にコンパクトに構成され、これが地震
に対する安全性に関して特に有利に作用する。この開閉
装置の三相輸送ユニットを有利に小さく形成できるの
で、この輸送に特別な車両を必要としない。これ等の種
々の接続ハウジングを省ているので、ガス絶縁された開
閉装置に組み込む装置を蜜に詰め込むことができる。
【0030】電力遮断器はモジュールの寸法ほど互いに
ずらしたり、一列に揃えて隣接配置でき、更に、電力遮
断器に入れる消弧室を、駆動側にも、この駆動部とは反
対の電力遮断器の容器の端面にも検査のために解体した
り組み込むことができる。従って、この開閉装置への操
作通路を電力遮断器の動作側にも、この電力遮断器の駆
動部と反対側にも設けることができる。従って、この発
明による金属封止されたガス絶縁開閉装置は、多様な回
路の可能性、多様な構成の可能性、および建物の中に非
常に柔軟に装備できる可能性を提供するので、各顧客の
要望に応じて価格や場所の要請から最適な開閉装置を絶
えず利用できる。
【0031】モジュール寸法Mほどずらして配置されて
いる電力遮断器を用いる構成は特に経済的な解決策であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 金属封止されたガス絶縁開閉装置の出口区域
として設計された切換開閉区域の第一実施例の単純化さ
れた斜視図、
【図2】 図1の切換開閉区域の単純化した側面図
(a),駆動側から見た図1の切換開閉区域の単純化し
た正面図(b),および図1の切換開閉区域の単純化し
た平面図(c),
【図3】 図1の切換開閉区域の母線と電力遮断器の模
式的に示す配置図、
【図4】 金属封止されたガス絶縁開閉装置の母線の長
手結合用の結合区域として設計された切換開閉区域の実
施例の単純化した斜視図、
【図5】 図4の結合区域の単純化した側面図(a),
駆動側から見た図4の結合区域の単純化した正面図
(b),および図4の結合区域の単純化した平面図
(c),
【図6】 3つの切換開閉区域から成る1・1/2 開閉器
配置の第一実施例の単純化した斜視図、
【図7】 図6の1・1/2 開閉器配置の単純化した側面
図(a),駆動側から見た図6の1・1/2 開閉器配置の
単純化した正面図(b),および図6の1・1/2 開閉器
配置の単純化した平面図(c),
【図8】 金属封止されたガス絶縁開閉装置の出口区域
として設計された切換開閉区域の第二実施例の単純化し
た斜視図、
【図9】 図8の切換開閉区域の単純化した側面図
(a),駆動側から見た図8の切換開閉区域の単純化し
た正面図(b),および図8の切換開閉区域の単純化し
た平面図(c),
【図10】 図8の切換開閉区域の中の母線および電力
遮断器の模式的に示す配置、
【図11】 金属封止されたガス絶縁開閉装置の出口区
域として設計された切換開閉区域の第三実施例の単純化
した斜視図、
【図12】 図11の切換開閉区域の単純化した側面図
(a),駆動側から見た図11の切換開閉区域の単純化
した正面図(b),および図11の切換開閉区域の単純
化した平面図(c),
【図13】 金属封止されたガス絶縁開閉装置の母線の
横結合に対する結合区域として設計された切換開閉区域
の実施例の単純化した斜視図、
【図14】 図13の結合区域の単純化した側面図、
【図15】 3つの切換開閉区域から成る1・1/2 開閉
器配置の第二実施例の単純化した斜視図、
【図16】 図15の1・1/2 開閉器配置の実施例の抜
き出したただ一つの相の単純化した斜視図、
【図17】 接続部材として設計され単純化して示すハ
ウジングの断面図である。
【符号の説明】
1,2,3 電力遮断器 4,5,6 長手軸 7 駆動部 8 基礎の表面 9,10,11 母線 12 一点鎖線 13,14,15 軸 16,17,18 接続短管 19 接続部材 19a 内部スペース 19b,19c 開口 20 延長部分 21 長手軸 21a 横軸 22,23,24 長手軸 25,26,27 接続短管 28,29,30 長手軸 31 中間片 32 中間円管 33,34,35 長手軸 36,37,38 出口 39,40,41 接続レール 42 一点鎖線 43,44,45 中間スペース 46,47 出口区域 48 結合区域 49,50 母線システム 60,61,62 母線 63,64,65 軸 66 一点鎖線 67 軸 68,69,70 母線 71 一点鎖線 72,73,74 母線 75 一点鎖線 s 母線の軸間隔 M モジュール寸法

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎の表面(8)の上に固定された少な
    くとも一つの多相の切換開閉区域と、この切換開閉区域
    の全ての領域に直接隣接配置されている相と、第一長手
    軸(4,5,6)に沿って延び、この第一長手軸(4,
    5,6)が第一平面に配置されている各相当たり少なく
    とも一つの電力遮断器(1,2,3)と、この電力遮断
    器(1,2,3)の駆動部側に設け、第一平面から離れ
    ている第一接続短管(16,17,18)と、電力遮断
    器(1,2,3)の駆動部とは反対の側に設け、第一接
    続短管(16,17,18)に平行な第一平面から離れ
    ている第二電気接続短管(25,26,27)と、少な
    くとも一つの第二平面内に配置され、平行に延びる母線
    軸(13,14,15)に沿って延び、これ等の母線軸
    (13,14,15)が第一長手軸(4,5,6)の方
    向に垂直な方向に延びていて、軸間隔(s)を持つ少な
    くとも一つの母線システムと、を備えている単相の金属
    封止されたガス絶縁開閉装置において、 電力遮断器(1,2,3)の第一接続短管(16,1
    7,18)と第二接続短管(25,26,27)との間
    の中心の間隔が母線の軸(13,14,15)のモジュ
    ール寸法Mである軸間隔(s)の少なくとも3倍ほど、
    しかも高々4倍ほど大きく、 切換開閉区域の電力遮断器(1,2,3)が母線軸(1
    3,14,15)の軸間隔sに相当するモジュール寸法
    Mほど互いにずれていて、 第二平面が第一平面に平行に配置されている、ことを特
    徴とする開閉装置。
  2. 【請求項2】 基礎の表面(8)の上に固定された少な
    くとも一つの多相の切換開閉区域と、第一軸(4,5,
    6)に沿って延びていて、切換開閉区域の中にあり、一
    列に揃えて隣接配置され、第一軸(4,5,6)が第一
    平面内に配置されている各相当たり少なくとも一つの電
    力遮断器(1,2,3)と、この電力遮断器(1,2,
    3)の駆動部の側に設けてあり、第一平面から離れてい
    る第一接続短管(16,17,18)と、電力遮断器
    (1,2,3)の駆動部(7)とは反対側に設けてあ
    り、第一接続短管(16,17,18)に平行な第一平
    面から離れている第二接続短管(25,26,27)
    と、第一平面に垂直な少なくとも一つの第二平面内に配
    置され、母線(60,61,62)から平行に延びる軸
    (63,64,65)に沿って延び、これ等の軸(6
    3,64,65)が第一軸(4,5,6)の方向に垂直
    な方向に延びていて、軸間隔sを持つ少なくとも一つの
    母線システムと、を備えている単相の金属封止されたガ
    ス絶縁開閉装置において、 電力遮断器(1,2,3)の第一接続短管(16,1
    7,18)と第二接続短管(25,26,27)の間の
    中心の間隔が前記軸(63,64,65)のモジュール
    寸法Mである軸間隔(s)の少なくとも3倍で高々4倍
    ほど大きい、ことを特徴とする開閉装置。
  3. 【請求項3】第一平面が基礎の表面(8)に平行か、あ
    るいは垂直に配置されていることを特徴とする請求項1
    または2に記載の開閉装置。
  4. 【請求項4】電力遮断器(1,2,3)の第一接続短管
    (16,17,18)と第二接続短管(25,26,2
    7)との間の中心の間隔は、モジュール寸法Mの 3.5倍
    であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記
    載の開閉装置。
  5. 【請求項5】電力遮断器(1,2,3)の容器は消弧室
    をこの容器の両方の端面から取り出せるように設計され
    ていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記
    載の開閉装置。
  6. 【請求項6】切換開閉区域は接続短管(16,17,1
    8,25,26,27)の上縁部分からモジュール式に
    形成され、 これに合わせて長手方向に段付き構造部材が使用されて
    いる、ことを特徴とする請求項1または2に記載の開閉
    装置。
  7. 【請求項7】構造部材としては、モジュール寸法Mの半
    分の長さであるセンサの組込に適した装置を有する中間
    片(31)を備え、 構造部材としては、モジュール寸法Mの長さである中間
    円管(32)を備え、 構造部材としては、長手軸(21)に沿って 1.5倍のモ
    ジュール寸法Mを有する接続部材(19)を備え、前記
    接続部材(19)は長手軸(21)に垂直な横軸(21
    a )に沿ってモジュール寸法Mの長さを有する、ことを
    特徴とする請求項6に記載の開閉装置。
  8. 【請求項8】接続部材(19)にフランジを備えた直径
    の同じ4つの開口を設け、二つの開口は中心として横軸
    (21a )を有し、他の二つの開口は中心として対称軸
    を形成する長手軸(21)を有し、 中心として横軸(21a )を有する二つの開口はそれぞ
    れ長手軸(21)の両側にモジュール寸法Mの半分の間
    隔にして配置され、 中心として長手軸(21)を有する二つの開口(19b,
    19c )の第一の開口(19b )が横軸(21a )の一
    方の側にモジュール寸法Mの半分の間隔にして配置さ
    れ、 中心として長手軸(21)を有する二つの開口(19b,
    19c )の第二の開口(19c )が横軸(21a )の他
    方の側にモジュール寸法Mの間隔にして配置されてい
    る、ことを特徴とする請求項7に記載の開閉装置。
  9. 【請求項9】1・1/2 開閉器配置、リング回路あるいは
    二重開閉器配置を持つ切換開閉区域の場合、二つの母線
    システムは出口の平面の上に突出しないように、電力遮
    断器(1,2,3)の上の領域で第一接続短管(16,
    17,18)と第二接続短管(25,26,27)との
    間に配置されている、ことを特徴とする請求項2に記載
    の開閉装置。
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