JPH1184989A - 画像形成装置内の空気流制御方法 - Google Patents

画像形成装置内の空気流制御方法

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JPH1184989A
JPH1184989A JP9245372A JP24537297A JPH1184989A JP H1184989 A JPH1184989 A JP H1184989A JP 9245372 A JP9245372 A JP 9245372A JP 24537297 A JP24537297 A JP 24537297A JP H1184989 A JPH1184989 A JP H1184989A
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fan
image forming
forming apparatus
air
unit
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JP9245372A
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Takashi Horioka
岳志 堀岡
Eishiyou Muraguchi
栄章 邑口
Masataka Suzuki
雅隆 鈴木
Otoya Kosugiyama
乙矢 小杉山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1基の冷却ファンで方向の異なる2つの空気
流を発生させて画像形成装置内の被冷却部材や被冷却ユ
ニットを効率的に冷却することができる画像形成装置内
の空気流制御方法を提供すること。 【構成】 冷却ファンを用いて画像形成装置本体1内の
空気流を制御する方法において、前記冷却ファンとして
側面に空気取入用の穴を形成して成る側面穴開きファン
(角形軸流ファン)100を用い、該側面穴開きファン
100の側面から吸い込まれてプロペラ100aから排
出されるファン側面の空気流とプロペラ100aの上流
から下流へ流れるファン正面の空気流を画像形成装置本
体1内の冷却に用いる。本発明によれば、側面に穴が形
成された1基の側面穴開きファン100で方向の異なる
2つの空気流を発生させることができるため、画像形成
装置本体1内の被冷却ユニット(スキャナーユニット
8、電装部30及びプロセスカートリッジ40)を効率
的に冷却することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却ファンを利用
して機内温度を制御する画像形成装置内の空気流制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】冷却ファンを利用して機内の昇温を制御
する画像形成装置の例をレーザービームプリンタについ
て以下に説明する。
【0003】図13は従来から良く使用されている角形
の冷却ファン20の構成図、図14は冷却ファン20の
プロペラ20aを回転駆動したときに得られる風向きを
示す側面図であり、冷却ファン20によって発生する風
の向きは図14に矢印にて示すようにプロペラ20aの
軸20bを中心に風下に進むに連れて拡散する特徴を有
している。
【0004】又、図15はレーザービームプリンタの主
要ユニットを示す側断面図、図16は特に冷却ファン2
0によって各ユニットの昇温を制御する場合の風向きを
矢印で示した側面図である。
【0005】図15において、1は画像形成装置本体、
30は画像形成装置本体1を制御する電装部、40は感
光ドラム6、現像装置、クリーニング装置等を一体化し
て成るプロセスカートリッジ、20は画像形成装置本体
1の左側側面のフレーム部に装着されている冷却ファン
である。
【0006】而して、給紙カセット2に積載された転写
材Sは、所定のタイミングで給紙ローラ3が回転するこ
とによって1枚ずつ給紙されてレジストローラ4まで搬
送される。そして、レジストローラ4へ送られた転写材
Sは、所定のタイミングで感光ドラム6と転写ローラ7
の間へ送られる。
【0007】ところで、前記プロセスカートリッジ40
内の感光ドラム6はクリーニングされた後に帯電処理さ
れ、スキャナーユニット8からのレーザー光の照射を受
けることによってその表面に潜像が形成され、この潜像
は現像装置によって現像されてトナー像として顕像化さ
れる。その後、感光ドラム6上のトナー像は転写ローラ
7によって転写材Sに転写され、トナー像の転写を受け
た転写材Sは感光ドラム6と転写ローラ7の搬送力によ
って定着装置9へ送られ、ここでトナー像の定着を受け
る。そして、トナー像の定着を受けた転写材Sは、排紙
部の搬送路を通り、排紙ローラ対11を経て画像形成装
置本体1から排出されて積載トレイ12上に積載され
る。
【0008】以上によって一般的な印字プロセスが終了
するが、この印字プロセスによって画像形成装置本体1
の機内昇温は主に熱源である電装部30と定着装置9か
らの発熱によって発生し、電装部30付近は100℃、
プロセスカートリッジ40付近は50℃近くまで昇温す
ることがある。
【0009】一方、画像を形成するプロセスカートリッ
ジ40やスキャナーユニット8及び電装部30は特に環
境温度の影響を受け易いユニットであり、所定の動作環
境温度を超えると正常に動作しないばかりでなく、破損
することもある。
【0010】そこで、印字プロセス中は冷却ファン20
によって外気を吹き込んで(又は機内の空気を吐き出し
て)、各ユニットを所定の温度以下、例えば、電装部3
0は電子部品を正常に動作できる温度80℃付近まで、
プロセスカートリッジ40は45℃付近まで、スキャナ
ーユニット8は60℃以下までそれぞれ下げられる。
【0011】図16に特に画像形成装置本体1内におい
て重要で温度の影響を受け易いスキャナーユニット8、
プロセスカートリッジ40及び電装部30の風の流れを
示すが、冷却ファン20はスキャナーユニット8、プロ
セスカートリッジ40及び電装部30の各ユニットに空
気が吹き込まれるような主要な大きさと回転数で空気の
流れを確保する。又、このとき、各ユニット間の温度差
による結露や外気を取り込むことによる空気のごみ、け
ば等によってスキャナーユニット8のレンズに付着する
画像障害を防ぐため、フレームに仕切り板21,22,
23を設けて空気が直接吹き込まないようにするととも
に、風量を低減させて機内昇温を制御している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上説
明した画像形成装置における空気流の制御方法には以下
のような問題が生じ、効率の良い機内昇温制御ができな
かった。
【0013】即ち、各ユニット部に空気を吹き込むため
に各ユニットに跨がる大きな冷却ファンが必要となり、
それによるコストアップや画像形成装置の大型化が発生
する。
【0014】又、冷却ファンの風向きは拡散する性質が
あるため、冷却ファンから離れた部分を冷却するために
はより大きな風圧と風量を得るために冷却ファンの回転
数を上げる必要があり、冷却ファンの大きさもプラスし
て稼働音が大きくなる。
【0015】ところで、冷却する方法として空気を吹き
付ける方法と吸い込む方法があるが、何れの方法を採用
するかは冷却ファンの取付方法によって限定されてい
た。空気を吹き付ける方法は風圧が大きく冷却効果が大
きいが、画像形成装置周辺の埃等を含んだ空気を吹き付
けることとなる。このため、スキャナーユニット等の埃
や結露の影響を受け易いユニットを埃から守るために埃
取り用の防塵フィルター等が必要であり、この防塵フィ
ルターが冷却効果を低下させていた。又、定期的な清掃
や交換の必要もあった。
【0016】一方、空気を吸い込む方法は風圧が大きく
ないために冷却は緩やかで埃の問題は発生せず、防塵フ
ィルターに関する問題も発生しないが、冷却ファンから
離れたユニットの冷却効果は吹き付け方法に比して小さ
く、より大きな冷却ファンや複雑なダクトが必要であっ
た。
【0017】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、1基の冷却ファンで方向の異
なる2つの空気流を発生させて画像形成装置内の被冷却
部材や被冷却ユニットを効率的に冷却することができる
画像形成装置内の空気流制御方法を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、冷却ファンを用いて画像形
成装置内の空気流を制御する方法において、前記冷却フ
ァンとして側面に空気取入用の穴を形成して成る角形軸
流ファンを用い、該角形軸流ファンの側面から吸い込ま
れてプロペラから排出されるファン側面の空気流とプロ
ペラ上流から下流へ流れるファン正面の空気流を画像形
成装置内の冷却に用いることを特徴とする。
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記角形軸流ファンを画像形成装置の外装
カバー近傍に設置し、該角形軸流ファンの側面近傍に外
装カバーを選択的に設けたことを特徴とする。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、画像形成装置内の被冷却部材又は被冷却ユ
ニットと前記角形軸流ファンの相対位置関係によって前
記角形軸流ファンの4つの側面に選択的に穴を形成した
したことを特徴とする。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記角形軸流ファンによって発生する最大
4つの側面部の空気流が各々主に担当する被冷却部材又
は被冷却ユニットが異なることを特徴とする。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記角形軸流ファンの4つの側面に穴を設
け、画像形成装置の角形軸流ファンの保持部材又は近傍
の部材によって、角形軸流ファンの側面に発生する空気
流路が選択的に開放又は密閉されていることを特徴とす
る。
【0023】従って、本発明によれば、側面に穴が形成
された1基の角形軸流冷却ファンで方向の異なる2つの
空気流を発生させることができるため、画像形成装置内
の被冷却部材や被冷却ユニットを効率的に冷却すること
ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0025】<実施の形態1>図1はレーザービームプ
リンタの概略構成を示す断面図、図2は側面穴開きファ
ンの斜視図、図3は同側面穴開きファンの風向き特性を
示す断面図である。
【0026】図1に示すレーザービームプリンタにおい
て、1は画像形成装置本体、8はスキャナーユニット、
30は電装部、40はプロセスカートリッジであり、ス
キャナーユニット8は上部、プロセスカートリッジ40
は中央、電装部30は底部にそれぞれ配置されている。
【0027】又、100は角形軸流ファンである側面穴
開きファンであり、これは画像形成装置本体1の左側面
フレーム部に取り付けられている。この側面穴開きファ
ン100において、100aはプロペラ、100bは
軸、100−1〜100−4(100−4は不図示)は
上面、下面、前面及び奥側面であり、各側面100−1
〜100−4には空気取入口である穴が形成されてい
る。
【0028】更に、図1において、103はプロセスカ
ートリッジ40とスキャナーユニット8とを仕切るため
の仕切り板、104はプロセスカートリッジ40と電装
部30とを仕切るの仕切り板であり、104−1は風の
流れを規制する風切り板である。又、105は画像形成
装置本体1の外装カバーに設けられた空気取入口である
ルーバーである。
【0029】ところで、前記側面穴開きファン100は
画像形成装置本体1のカートリッジ収納部の側面に設置
され、その高さはカートリッジ収納部の高さとほぼ同じ
に設定され、4つの側面100−1〜100−4には前
述のように穴がそれぞれ設けられている。
【0030】而して、スキャナーユニット8とプロセス
カートリッジ40の間には仕切り板103が設けられて
おり、プロセスカートリッジ40と電装部30との間に
も仕切り板104が設けられているため、スキャナーユ
ニット8とプロセスカートリッジ40の間及びプロセス
カートリッジ40と電装部30との間には空気が自由に
流れることはできない。但し、仕切り板104の風切り
板104−1の作用によって、側面穴開きファン100
で発生する風の方向は部分的に下部の電装部30に向か
う。尚、ルーバー105の上部は側面穴開きファン10
0と同じ位置から下に設けられており、下、前、奥側に
関しては側面穴開きファン100よりも若干大きく設け
られている。
【0031】次に、このレーザービームプリンタの動作
を説明する。
【0032】不図示の制御装置から給紙信号が出力され
ると、給紙カセットから転写材が給紙され、転写材は一
連のプロセスを経て搬送、定着及び排紙される。
【0033】ところで、このレーザービームプリンタに
おいては、電装部30、定着装置(熱ローラ方式の定着
方式を用いている場合)、スキャナーユニット8が熱源
であり、電装部30とスキャナーユニット8が正常に動
作するために、又、定着装置の周辺の部材(例えばプロ
セスカートリッジ40等)が所定の温度度を超えること
のないように画像形成装置本体1内を冷却する必要があ
る。因に、冷却を怠ると、画像形成装置本体1内の昇温
は電装部30周辺は100℃、定着装置の周辺は130
℃、プロセスカートリッジ40の周辺は50℃近くまで
上昇する。
【0034】そこで、機内の昇温を防ぐために、制御装
置から給紙信号が出力されると同期して側面穴開きファ
ン100も動作し、外部から空気を画像形成装置本体1
に吹き込んで画像形成装置本体1内の冷却を行う。
【0035】而して、画像形成装置本体1内に入った空
気は図1に矢印にて示すように流れる。即ち、側面穴開
きファン100の正面、下面、前面及び奥側面において
は、画像形成装置本体1の外部からルーバー105を経
由して冷たい空気が取り込まれ、この冷たい空気は機内
に吹き付けられる。そして、この冷たい空気流によっ
て、特に温度上昇に弱い電装部30とプロセスカートリ
ッジ40が冷却され、その後、空気はカバーの隙間から
自然に機外に排出される。この場合、風が軸方向に拡散
せず、風量が多いという側面穴開きファン100の特性
によって、電装部30とプロセスカートリッジ40全体
の冷却が行われる。
【0036】一方、スキャナーユニット8に関しては、
側面穴開きファン100の上側面100−1にルーバー
105が設けられておらず、外気と密閉されているた
め、側面穴開きファン100の上側面101−1は機内
の上部のスキャナーユニット8より側面穴開きファン1
00の内部に取り込まれる緩やかな風によって冷却され
る。
【0037】以上のように、本実施の形態においては、
機内に吸い込む方向に側面穴開きファン100を取り付
けているにも拘らず、該側面穴開きファン100の側面
100−1〜100−4から空気を取り込む流れを利用
して吹き付けと吐出の異なる空気の流れを発生させ、冷
却するユニットに対してこれを使い分けることができ
る。即ち、特に空気中に浮遊する埃の粒子(例えば、た
ばこの煙等の汚れ)に対して問題が発生する危険性があ
るスキャナーユニット8については吹き付けないで緩や
かな空気流で冷却し、それ以外の電装部30とプロセス
カートリッジ40については吹き付ける空気流で冷却す
ることができる。
【0038】又、風を軸方向に拡散させないで直線的に
流し、且つ、風量が多いという側面穴開きファン100
の特性により、該側面穴開きファン100から離れた図
1の右側に位置する領域まで広い範囲において空気を循
環させて冷却することができ、エアーフロー構成も非常
に簡単となる。
【0039】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図4に基づいて説明する。尚、図4はレーザービ
ームプリンタの概略構成を示す断面図であり、本図にお
いては図1に示したと同一要素には同一符号を付してお
り、以下、それらについての説明は省略する。
【0040】本実施の形態は、実施の形態1で説明した
画像形成装置本体1内に空気を吸い込む場合に対し、画
像形成装置本体1から空気を吐き出す場合を示す。
【0041】図4において、106は画像形成装置本体
1のカバーに取り付けられたルーバーであり、このルー
バー106は側面穴付きファン100に相対する部分の
みに設けられている。
【0042】又、スキャナーユニット8とプロセスカー
トリッジ40間は実施の形態1と同様に仕切り板103
によって仕切られており、プロセスカートリッジ40と
電装部30間も仕切り板104によって仕切られてお
り、これらのユニット間の空気流は遮断されている。
【0043】次に、このレーザービームプリンタの動作
を説明する。但し、給紙から排紙までの一連の動作は実
施の形態1で示した内容と同等であるため、これについ
ての説明は省略し、側面穴開きファン100が動作する
段階から説明する。
【0044】画像形成動作が開始されると、機内昇温を
防ぐために制御装置から給紙信号が出力されると同期し
て側面穴開きファン100も動作し、画像形成装置本体
1内の空気を機外へ吐き出す。側面にも空気の吸い込み
口を有する側面穴開きファン100において、機外から
該側面穴開きファン100の側面に吸い込まれる空気流
はルーバー106によって遮断されている。
【0045】従って、画像形成装置本体1内の空気の流
れは図4に矢印にて示す状態になり、スキャナーユニッ
ト8、プロセスカートリッジ40及び電装部30の熱は
側面穴開きファン100の軸流方向と4つの側面から当
該ファン100の軸を経て機外へ流れる空気流によって
排出される。側面穴開きファン100の正面の軸流方向
の空気の流れは流量と風圧が共に最も大きいため、風切
り板104−1でプロセスカートリッジ40側と電装部
30側に適正に振り分けられる。この結果、側面穴開き
ファン100の上下、左右に配置されているスキャナー
ユニット8、プロセスカートリッジ40及び電装部30
の冷却を1つの側面穴開きファン100で行うことがで
きる。
【0046】以上のように、本実施の形態においては、
開口部の大きい又は複数個のファンを用いることなく、
比較的小さな側面穴開きファン100で、しかも、簡単
なダクト構成で冷却を行うことが可能である。
【0047】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図5乃至図7に基づいて説明する。尚、図5は側
面穴開きファンの斜視図、図6は側面穴開きファンを取
り付けた画像形成装置の部分斜視図、図7は同画像形成
装置の断面図である。
【0048】本実施の形態は、側面に開口部のある側面
冷却ファン120を画像形成装置の天面に取り付けたこ
とを特徴とする。
【0049】図5において、120は側面の全てに開口
部を有する側面穴開きファン、121a,121bは側
面穴開きファン120の側面に一体的に取り付けられた
遮蔽板であって、これらの遮蔽板121a,121bは
2面の空気流を遮蔽する。
【0050】従って、図6に示すように遮蔽板121
a,121bを側面穴開きファン120に一体的に取り
付けた状態においては、側面開き開きファン12の側面
120a,120bは開放されている。尚、図7におい
て、30は電装部、40はプロセスカートリッジ、81
はスキャナーユニットである。
【0051】以下に本構成の動作を説明する。
【0052】図6に示すように、側面穴開きファン12
0の側面のうち、スキャナーユニット81と電装部30
に面した側面120a,120bには開口部が形成され
ているが、その他の2面121a,121bは塞がれて
いて空気の流れはない。
【0053】而して、側面穴開きファン120は、プロ
セスカートリッジ40の熱は主に側面穴開きファン12
0の下方から、スキャナーユニット81の熱は主に側面
穴開きファン120の側面120aから、電装部30の
熱は主にファン120の側面120bからそれぞれ吸い
込んで上向きに風を送り、画像形成装置本体1の外装カ
バーに設けられた不図示のルーバーから内部の熱を吹き
出す。
【0054】一般に、側面に穴を待たないファンにおい
ては、ファンの側面方向(即ち、ファンの回転軸方向に
垂直な方向)の空気流は存在しない。そのため、本実施
の形態のようにファンの下部及び側面に冷却したいユニ
ットや熱源が配置された場合には、軸方向の風の流れを
湾曲させるダクトを設ける必要があった。又、スキャナ
ーユニット81や電装部30専用の小型ファンを別途設
ける場合もあった。
【0055】然るに、本実施の形態によれば、前記実施
の形態と同様に1基の側面穴開きファン120でありな
がら、簡単なダクト構成で側面穴開きファン120の左
右に位置する電装部30、プロセスカートリッジ40及
びスキャナーユニット81も冷却することが可能であ
る。この場合、側面穴開きファン120は側面121
a,121bを塞いでいるため、全側面に穴を設ける場
合よりも側面120a,120bの風量が増加し、より
効果的に画像形成装置本体1内の冷却を行うことができ
る。
【0056】ところで、一般に塞ぐ側面の割合が多い
程、残りの開いた部分の風量が増加して冷却能力が増大
する。従って、本実施の形態では、スキャナーユニット
81側と電装部30側に対向する側面穴開きファン12
0の側面に同じ大きさの穴を設けたが、必要に応じて穴
の大きさと位置を変えることによって風量と風圧を調整
することが可能である。本実施の形態では、4つの側面
のうち2面を完全に塞いだ例を示したが、塞ぐ面の数や
穴の位置を変更することによって同様な効果が得られる
ことは言うまでもない。
【0057】又、本実施の形態では、側面穴開きファン
120の側面の穴を部材を用いて選択的に塞いだが、2
面のみ開口部を設けた冷却ファンを用いても良い。
【0058】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形
態4を図8乃至図10に基づいて説明する。尚、図8は
アース板の斜視図、図9は側面穴開きファンの斜視図、
図10は側面穴開きファンを取り付けた画像形成装置の
部分斜視図である。
【0059】実施の形態は、前記実施の形態においてフ
ァン周辺に取り付けられる別機能部材を用いてファンの
側面の穴を選択的に遮蔽することを特徴とする。
【0060】図8において、301は金属製のアース板
であり、このアース板301は側面穴開きファン120
に一体的に取り付けられ、これには複数の穴301−1
が形成されている。
【0061】側面穴開きファン120に取り付けられる
アース板301は、側面穴開きファン120が廃熱ファ
ンである場合には画像形成装置の外装カバーに接近して
取り付けられ、これには空気の流路としてのルーバーが
形成されている。
【0062】以下に本構成の動作を説明する。
【0063】アース板301は、画像形成装置とユーザ
ー間で静電気の電位差があり、両者間でスパークしたと
きに側面穴開きファン120の電装部品がこのスパーク
によって破損するのを防止するために設けられる部材で
ある。
【0064】図10に示すように、アース板301は側
面穴開きファン120と一体的に取り付けられ、この状
態でスキャナーユニット81側の電装部30側の側面は
アース板301の穴301−1によって開放されている
ため、側面穴開きファン120への空気の吸い込みが行
われる。これに対して、残りの2面はアース板301で
遮蔽されており、空気の吸い込みは行われない。
【0065】以上のように、本実施の形態によれば、前
記実施の形態と同様の効果が得られるとともに、ファン
には半ば必然的に設けられるアース部材を用いて側面穴
開きファン120の側面の選択的な遮蔽が行われるため
にコスト的なメリットも得られる。そして、アース板3
01は側面穴開きファン120と画像形成装置のアース
と電気的に接続されるため、必然的に本体に対しての位
置が決まり、組み立てミスが発生することもない。
【0066】<実施の形態5>次に、本発明の実施の形
態5を図11及び図12に基づいて説明する。尚、図1
1は側面穴開きファンの装置本体フレームへの取付状態
を示す斜視図、図12は側面穴開きファンを取り付けた
画像形成装置の断面図である。
【0067】本実施の形態は、側面に開口部を有する側
面穴開きファン123を画像形成装置の側面に取り付け
たことを特徴とする。
【0068】図において、123は4側面に開口部を有
する側面穴開きファンであり、123aはその上側面、
123bは下側面である。又、302は画像形成装置本
体1のフレームであって、その材質はモールドであり、
側面穴開きファン123は不図示のネジで本体フレーム
302に取り付けられている。
【0069】更に、302a,302bは本体フレーム
302の一部であって、これらは側面穴開きファン12
3の左右側面を塞ぐように突出した仕切りリブである。
尚、図12において、2は給紙カセット、8はスキャナ
ーユニット、30は電装部、40はプロセスカートリッ
ジである。
【0070】図12に示すように、側面穴開きファン1
23の側面のうち、スキャナーユニット8に近い側面1
23aと電装部30に近い側面123bには開口部が設
けられているが、その他の側面は本体フレーム302の
一部である前記仕切りリブ302a,302bによって
塞がれていて空気の流れはない。
【0071】従って、側面穴開きファン123の正面1
23Aからプロセスカートリッジ40の熱が吸い込ま
れ、側面123aからスキャナーユニット8の熱が吸い
込まれ、側面123aから電装部30の熱が吸い込ま
れ、これらの熱は画像形成装置本体1の外部へ吹き出さ
れる。このため、側面穴開きファン123は小型であり
ながら、その上部と下部に位置するスキャナーユニット
8と電装部30も冷却することができる。
【0072】以上の構成において、側面穴開きファン1
23においては側面のうち123aと123bのみが開
いているため、これらの側面123a,123bの風量
が増加し、画像形成装置本体1内の冷却効果が増大す
る。
【0073】又、側面穴開きファン123を取り付けて
いる部材である本体フレーム302と仕切りリブ302
a,302bが一体部品であるため、側面穴開きファン
123に対する仕切りリブ302a,302bの相対位
置を高精度に保つことができる。因に、ファンと仕切り
部材との位置関係にばらつきのある設計、例えば、仕切
り部材とファンがそれぞれ異なる部材に取り付けられる
場合は、隙間からの空気の漏れを防ぐために間にモルト
プレン等の弾性部材を介在させる必要があるが、本実施
の形態では側面穴開きファン123と仕切りリブ302
a,302bとの位置関係にばらつきがなく、隙間も2
部品間の部品公差内に抑えることができるため、風の流
れを容易に制御することが可能である。従って、側面穴
開きファン123を本体フレーム302に取り付けるだ
けで、ばらつきなく設計通りの冷却効果を得ることがで
きる。
【0074】尚、本実施の形態では、仕切りリブ302
a,302bで単純に左右側面を塞いだが、フレーム3
02がモールドである場合には複雑な形状を容易に形成
することができるため、冷却するユニットの位置、温度
等を考慮して最適の空気流を実現することも可能であ
る。
【0075】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、冷却ファンを用いて画像形成装置内の空気流を
制御する方法において、前記冷却ファンとして側面に空
気取入用の穴を形成して成る角形軸流ファンを用い、該
角形軸流ファンの側面から吸い込まれてプロペラから排
出されるファン側面の空気流とプロペラ上流から下流へ
流れるファン正面の空気流を画像形成装置内の冷却に用
いるようにしたため、1基の冷却ファンで方向の異なる
2つの空気流を発生させて画像形成装置内の被冷却部材
や被冷却ユニットを効率的に冷却することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るレーザービームプ
リンタの概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る側面穴開きファン
の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る側面穴開きファン
の風向き特性を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係るレーザービームプ
リンタの概略構成を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係る側面穴開きファン
の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る側面穴開きファン
を取り付けた画像形成装置の部分斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係る側面穴開きファン
を取り付けた画像形成装置の断面図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係るアース板の斜視図
である。
【図9】本発明の実施の形態4に係る側面穴開きファン
の斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態4に係る側面穴開きファ
ンを取り付けた画像形成装置の部分斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態5に係る側面穴開きファ
ンの装置本体フレームへの取付状態を示す斜視図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態5に係る側面穴開きファ
ンを取り付けた画像形成装置の断面図である。
【図13】従来の冷却ファンの斜視図である。
【図14】従来の冷却ファンを回転駆動したときに得ら
れる風向きを示す側面図である。
【図15】従来のレーザービームプリンタの主要ユニッ
トを示す側断面図である。
【図16】冷却ファンによって各ユニットの昇温を制御
する場合の風向きを矢印で示した従来のレーザービーム
プリンタの側面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 8 スキャナーユニット 30 電装部 40 プロセスカートリッジ 100 側面穴開きファン(角形軸流ファン) 100a プロペラ 100b 軸 120 側面穴開きファン(角形軸流ファン) 123 側面穴開きファン(角形軸流ファン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小杉山 乙矢 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却ファンを用いて画像形成装置内の空
    気流を制御する方法において、 前記冷却ファンとして側面に空気取入用の穴を形成して
    成る角形軸流ファンを用い、該角形軸流ファンの側面か
    ら吸い込まれてプロペラから排出されるファン側面の空
    気流とプロペラ上流から下流へ流れるファン正面の空気
    流を画像形成装置内の冷却に用いることを特徴とする画
    像形成装置内の空気流制御方法。
  2. 【請求項2】 前記角形軸流ファンを画像形成装置の外
    装カバー近傍に設置し、該角形軸流ファンの側面近傍に
    外装カバーを選択的に設けたことを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置内の空気流制御方法。
  3. 【請求項3】 画像形成装置内の被冷却部材又は被冷却
    ユニットと前記角形軸流ファンの相対位置関係によって
    前記角形軸流ファンの4つの側面に選択的に穴を形成し
    たしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置内
    の空気流制御方法。
  4. 【請求項4】 前記角形軸流ファンによって発生する最
    大4つの側面部の空気流が各々主に担当する被冷却部材
    又は被冷却ユニットが異なることを特徴とする請求項3
    記載の画像形成装置内の空気流制御方法。
  5. 【請求項5】 前記角形軸流ファンの4つの側面に穴を
    設け、画像形成装置の角形軸流ファンの保持部材又は近
    傍の部材によって、角形軸流ファンの側面に発生する空
    気流路が選択的に開放又は密閉されていることを特徴と
    する請求項3記載の画像形成装置内の空気流制御方法。
JP9245372A 1997-09-10 1997-09-10 画像形成装置内の空気流制御方法 Pending JPH1184989A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009069319A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2011248206A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US10031477B2 (en) 2015-12-08 2018-07-24 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2019053238A (ja) * 2017-09-19 2019-04-04 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

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