JPH1184218A - 電動レボルバ制御装置 - Google Patents

電動レボルバ制御装置

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JPH1184218A
JPH1184218A JP6870198A JP6870198A JPH1184218A JP H1184218 A JPH1184218 A JP H1184218A JP 6870198 A JP6870198 A JP 6870198A JP 6870198 A JP6870198 A JP 6870198A JP H1184218 A JPH1184218 A JP H1184218A
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objective lens
revolver
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rotation direction
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JP6870198A
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English (en)
Inventor
Shinji Matsushita
真治 松下
Takashi Nagano
隆 長野
Masaru Fujiwara
勝 藤原
Tatsuyoshi Yamada
達喜 山田
Kazuhiro Hasegawa
和宏 長谷川
Nobuyuki Nagasawa
伸之 永沢
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、対物レンズの他への衝突を確実に回
避できる電動レボルバ制御装置を提供する。 【解決手段】使用者が対物切換えスイッチSW1〜SW
5により目標とする対物レンズを選択することで、レボ
ルバ本体2の最短距離の回転方向を決定するとともに、
この回転方向について他に干渉する対物レンズの有無を
判断し、干渉する対物レンズが無い場合は最短距離の回
転方向でレボルバ本体2を回転させ、干渉する対物レン
ズが有る場合はレボルバ本体2の回転方向を反転して回
転させるようにして、レボルバ本体2の最適な回転方向
を自動的に決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば顕微鏡に用
いられる電動レボルバ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に顕微鏡は、複数の対物レンズを観
察光軸に挿脱可能に切換える対物レンズレボルバに着脱
可能に保持しており、この対物レンズレボルバを回転し
て観察光軸上の対物レンズを切換えることにより、所望
の倍率にて観察を行なうようにしている。
【0003】ところで、レボルバの回転操作に関して
は、検鏡作業のスピードアップや、レボルバ操作による
試料付近へのごみの落下などを防止する必要がある。こ
のため最近では、電動機を用いて電気的にレボルバを回
転制御する電動レボルバが用いられている。
【0004】しかしながら、このような電動レボルバで
は、例えばレンズ径が大きな対物レンズを装着している
場合、不用意にレボルバを回転して対物レンズの切換え
動作を行なうと、このレンズ径が大きな対物レンズがレ
ボルバ本体や顕微鏡本体に衝突することがある。
【0005】そこで従来では、特開平8−338939
号公報に開示されているような電動レボルバ制御装置が
考えられている。この装置では、電動レボルバに対物レ
ンズを倍率順に装着している。そして、高倍のものから
低倍のものへ切換える場合、切換経路が最短距離になる
ように電動レボルバを回転させる。逆に低倍のものから
高倍のものへ切換える場合、最初に最短距離になるよう
に電動レボルバを回転させ、この回転で目標となる対物
レンズの倍率より高倍率の対物レンズが光路を横切る場
合は、今度は逆方向に回転するようにして対物レンズの
衝突の確率を低くするようにしている。
【0006】また、特開平8−50226号公報に開示
されているレボルバ制御装置では、電動レボルバに対物
レンズを倍率順に装着し、最低倍率のものから最高倍率
のものへの対物レンズの切換えが選択された場合、その
切換えの命令を無効化することで、対物レンズの衝突の
確率を低くするようにしている。
【0007】また、特願平9−186201号公報に
は、対物レンズと試料またはステージの衝突を防止する
方法が開示されている。この方法では、対物レンズの情
報を予め登録し、その情報を基に電動レボルバの回転方
向を制御することで、対物レンズと電動レボルバ本体ま
たは顕微鏡本体とが接触しないようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述したよう
な従来技術においても、例えば極低倍の対物レンズのよ
うにレンズ径が大きな対物レンズを電動レボルバに装着
しているような場合、高倍のものから低倍のものへ対物
レンズを切換えるために、いきなり最短距離になるよう
に電動レボルバを回転させると、レンズ径の大きな対物
レンズがレボルバ本体や顕微鏡本体に衝突することがあ
る。この場合、その対物レンズが選択されるたびに電動
レボルバまたは顕微鏡本体に接触する。よって、対物レ
ンズを始めとして、レボルバ本体や顕微鏡本体を破損し
てしまうおそれがある。
【0009】このため、極低倍のようなレンズ径の大き
な対物レンズを用いる場合、使用者が対物レンズの大き
さを確認して、電動レボルバの回転方向を決定するなど
しており、このような面倒な作業をする必要があり、作
業効率が悪化する。
【0010】そこで、レンズ径の大きい対物レンズを装
着しても、顕微鏡本体などに接触しないようにするに
は、電動レボルバ全体を、全ての対物レンズについて衝
突を回避する程度に大型化することが考えられる。しか
し、電動レボルバは顕微鏡の光路上に配置されるため、
電動レボルバの重量が大きくなると顕微鏡自身に歪みを
生じるおそれがある。また、電動レボルバを大型化する
と、試料周囲の作業空間の減少や、顕微鏡全体の重量も
増加してしまい、取扱いが不便になるという問題もあ
る。
【0011】また、対物レンズの情報を登録し、その情
報を基に電動レボルバの回転方向を制御することで衝突
を回避する方法においても、対物レンズの登録番号を誤
ったり、表示されているレボルバ番号とCPUが認識し
ているレボルバ番号とが対応していないような場合に、
レンズ径の大きな対物レンズがレボルバ本体または顕微
鏡本体と衝突するおそれがある。この場合も、その対物
レンズが選択されるたびに電動レボルバまたは顕微鏡本
体に接触することになる。
【0012】本発明の目的は、対物レンズの他への衝突
を確実に回避できる電動レボルバ制御装置を提供するこ
とにある。また本発明の目的は、同一の対物レンズが電
動レボルバ本体または顕微鏡本体に2回以上接触するこ
とのない電動レボルバ制御装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の電動レボルバ制御装置は以下
の如く構成されている。請求項1記載の発明は、複数の
対物レンズを装着し、回転可能に設けられたレボルバ本
体と、このレボルバ本体を回転駆動する駆動手段と、光
路位置に挿入する目標とする対物レンズを選択する目標
対物レンズ選択手段と、光路位置に挿入される対物レン
ズを認識する対物レンズ認識手段と、前記レボルバ本体
に装着される各対物レンズの情報を登録する対物レンズ
情報登録手段と、前記対物レンズ認識手段により認識さ
れた光路位置に挿入される対物レンズ情報と前記目標対
物レンズ選択手段により選択された目標対物レンズ情報
により前記レボルバ本体の最短距離の回転方向を決定す
るとともに、前記対物レンズ情報登録手段による各対物
レンズ情報により前記レボルバ本体の回転により他に干
渉する対物レンズの有無を判断し、干渉する対物レンズ
が無い場合は前記駆動手段により最短距離の回転方向で
前記レボルバ本体を回転させ、干渉する対物レンズが有
る場合は前記駆動手段により前記レボルバ本体の回転方
向を反転して回転させる制御手段とにより構成してい
る。
【0014】請求項2記載の発明は、複数の対物レンズ
を装着し、回転可能に設けられたレボルバ本体と、この
レボルバ本体を回転駆動する駆動手段と、前記レボルバ
本体の回転方向を指定するとともに、光路位置に挿入す
る目標とする対物レンズを選択する回転方向指定・目標
対物レンズ選択手段と、光路位置に挿入される対物レン
ズを認識する対物レンズ認識手段と、前記レボルバ本体
に装着される各対物レンズの情報を登録する対物レンズ
情報登録手段と、前記回転方向指定・目標対物レンズ選
択手段により指定された回転方向について前記対物レン
ズ情報登録手段による各対物レンズ情報により前記レボ
ルバ本体の回転により他に干渉する対物レンズの有無を
判断し、干渉する対物レンズが無い場合は前記駆動手段
により前記指定された回転方向で前記レボルバ本体を回
転させ、干渉する対物レンズが有る場合は前記駆動手段
により前記レボルバ本体の回転方向を反転して回転させ
る制御手段とにより構成している。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載において、前記制御手段は、レボルバ本体の回転方
向を変更しても干渉する対物レンズが有る場合は警告を
発するようにしている。
【0016】請求項4記載の発明は、複数の対物レンズ
を装着し、回転可能に設けられたレボルバ本体と、この
レボルバ本体を回転駆動する駆動手段と、光路位置に挿
入する目標とする対物レンズを選択する目標対物レンズ
選択手段と、光路位置に挿入される対物レンズを認識す
る対物レンズ認識手段と、前記レボルバ本体に装着され
る各対物レンズの情報を登録する対物レンズ情報登録手
段と、前記対物レンズ認識手段により認識された光路位
置に挿入される対物レンズ情報と前記目標対物レンズ選
択手段により選択された目標対物レンズ情報により前記
レボルバ本体の最短距離の回転方向を決定するととも
に、前記対物レンズ情報登録手段による各対物レンズ情
報により前記レボルバ本体の回転により他に干渉する対
物レンズの有無を判断し、干渉する対物レンズが無い場
合は前記駆動手段により最短距離の回転方向で前記レボ
ルバ本体を回転させ、干渉する対物レンズが有る場合は
前記駆動手段により前記レボルバ本体の回転方向を反転
して回転させる第1の制御手段と、前記駆動手段におけ
る電流値上昇を検知する検知手段と、この検知手段で電
流値上昇を検知した場合、前記駆動手段による回転駆動
を逆回転させる第2の制御手段と、前記検知手段で電流
値上昇を検知した場合、前記対物レンズ情報登録手段に
登録された情報を再登録する再登録手段とにより構成し
ている。
【0017】請求項5記載の発明は、複数の対物レンズ
を装着し、回転可能に設けられたレボルバ本体と、この
レボルバ本体を回転駆動する駆動手段と、前記レボルバ
本体の回転方向を指定する回転方向指定手段と、光路位
置に挿入される対物レンズを認識する対物レンズ認識手
段と、前記レボルバ本体に装着される各対物レンズの情
報を登録する対物レンズ情報登録手段と、前記回転方向
指定手段により指定された回転方向について前記対物レ
ンズ情報登録手段による各対物レンズ情報により前記レ
ボルバ本体の回転により他に干渉する対物レンズの有無
を判断し、干渉する対物レンズが無い場合は前記駆動手
段により前記指定された回転方向で前記レボルバ本体を
回転させ、干渉する対物レンズが有る場合は前記駆動手
段により前記レボルバ本体の回転方向を反転して回転さ
せる第1の制御手段と、前記駆動手段における電流値上
昇を検知する検知手段と、この検知手段で電流値上昇を
検知した場合、前記駆動手段による回転駆動を逆回転さ
せる第2の制御手段と、前記検知手段で電流値上昇を検
知した場合、前記対物レンズ情報登録手段に登録された
情報を再登録する再登録手段とにより構成している。
【0018】上記手段を講じた結果、それぞれ次のよう
な作用が生じる。請求項1記載の発明によれば、使用者
が目標対物レンズ選択手段により目標とする対物レンズ
を選択するのみで、レボルバ本体の最適な回転方向を自
動的に決定できるので、使用者の不用意な対物レンズ切
換えによっても対物レンズが他に衝突するような事態を
回避でき、また、使用者は、対物レンズの切換え方向を
意識しなくて済むことから、作業効率も向上する。
【0019】請求項2記載の発明によれば、使用者が回
転方向指定・目標対物レンズ選択手段を操作するのみ
で、指定されたレボルバ本体の回転方向に基づいて最適
な回転方向を決定できるので、使用者の不用意な対物レ
ンズ切換えによっても対物レンズが他に衝突するような
事態を回避でき、また、使用者は、対物レンズの切換え
方向を意識しなくて済むことから、作業効率も向上す
る。
【0020】請求項3記載の発明によれば、対物レンズ
の装着位置を変更するなど、その後の対策を迅速に行う
ことができる。請求項4記載の発明によれば、使用者が
目標対物レンズ選択手段により目標とする対物レンズを
選択するのみで、レボルバ本体の最適な回転方向を自動
的に決定できるので、使用者の不用意な対物レンズ切換
えによっても対物レンズが他に衝突するような事態を回
避でき、また、使用者は、対物レンズの切換え方向を意
識しなくて済むことから、作業効率も向上する。さら
に、使用者の対物レンズ情報の登録ミス等があった場合
でも、前記検知手段で前記駆動手段における電流値上昇
を検知した場合、前記駆動手段による回転駆動を逆回転
させるとともに、当該対物レンズの登録情報を「干渉す
る対物レンズ」として再登録するので、同一の対物レン
ズが電動レボルバ本体もしくは顕微鏡本体に2回以上接
触することがなくなる。
【0021】請求項5記載の発明によれば、使用者が回
転方向指定手段を操作するのみで、指定されたレボルバ
本体の回転方向に基づいて最適な回転方向を決定できる
ので、使用者の不用意な対物レンズ切換えによっても対
物レンズが他に衝突するような事態を回避でき、また、
使用者は、対物レンズの切換え方向を意識しなくて済む
ことから、作業効率も向上する。さらに、使用者の対物
レンズ情報の登録ミス等があった場合でも、前記検知手
段で前記駆動手段における電流値上昇を検知した場合、
前記駆動手段による回転駆動を逆回転させるとともに、
当該対物レンズの登録情報を「干渉する対物レンズ」と
して再登録するので、同一の対物レンズが電動レボルバ
本体もしくは顕微鏡本体に2回以上接触することがなく
なる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る電動レボルバ制御装置の概略構成を示す図であ
る。図1において、電動レボルバ1は図示しない顕微鏡
本体に装着され、回転可能に支持された円板状のレボル
バ本体2を有している。このレボルバ本体2には、その
周縁部に沿って倍率の異なる複数(図示例では#1〜#
5)の対物レンズ3a〜3eが装着されている。また、
レボルバ本体2は回転用モータ4とセンサ5を備えてい
る。
【0023】回転用モータ4は、レボルバ本体2を回転
させ、対物レンズ3a〜3eのうち所望のものを光路位
置Aまで移動させるためのものである。センサ5は、レ
ボルバ本体2周縁の各対物レンズ3a〜3eの装着部に
対応する位置に設けられている。センサ5は、例えば3
種類の磁性パターンを読取って光路位置Aにある対物レ
ンズ装着部の位置識別番号を検出し、光路位置Aに現在
挿入されている対物レンズを認識する。
【0024】制御回路10は、比較部7、CPU8、メ
モリ9を有している。比較部7にはセンサ5と対物切換
えスイッチSW1〜SW5が接続されており、CPU8
には比較部7、メモリ9、ドライバ11及び対物レンズ
登録部12が接続されている。
【0025】対物切換えスイッチSW1〜SW5は、そ
れぞれ電動レボルバ1のレボルバ本体2に装着された#
1〜#5の対物レンズ3a〜3eに対応して設けられ、
光路位置Aに挿入する目標とする対物レンズを選択する
ものである。ドライバ11は、回転用モータ4に対して
駆動指令を与えるものである。対物レンズ登録部12
は、電動レボルバ1でのレボルバ本体2の各対物レンズ
装着部に、どのような形状の対物レンズが装着されてい
るかを表す対物レンズ形状情報を登録するものである。
【0026】また比較部7は、対物切換えスイッチSW
1〜SW5で選択された目標対物レンズ情報とセンサ5
で認識された光路位置Aにある対物レンズ情報とを比較
し、その比較結果をCPU8に出力するものである。メ
モリ9は、対物切換えスイッチSW1〜SW5で選択さ
れた目標対物レンズ情報と対物レンズ登録部12で登録
された対物レンズ形状情報とを記憶するものである。
【0027】CPU8は、比較部7での比較結果、セン
サ5で認識された光路位置Aにある対物レンズ情報、メ
モリ9に記憶された目標対物レンズ情報、及び対物レン
ズ登録部12で登録された対物レンズ形状情報などによ
り、電動レボルバ1のレボルバ本体2の回転方向および
回転量を決定し、ドライバ11に回転命令を出力する。
【0028】図2及び図3は、以上のように構成された
電動レボルバ制御装置の動作手順を示すフローチャート
である。以下、図2及び図3を基に当該電動レボルバ制
御装置の動作手順を説明する。
【0029】まずステップ201で、使用者により電源
が投入される。次にステップ202で、対物レンズ登録
部12により、電動レボルバ1のレボルバ本体2の各対
物レンズ装着部にどのような形状の対物レンズが装着さ
れているかを表す対物レンズ形状情報を登録し、これら
対物レンズ形状情報をメモリ9に記憶する。そしてステ
ップ203で、図3に示すレボルバ本体2を回転制御す
るルーチンに移行し、対物切換えスイッチSW1〜SW
5が操作されるまで待機する。
【0030】図3のルーチンでは、まずステップ301
で、比較部7はレボルバ操作に係るスイッチが操作され
たことを検出すると、ステップ302で、対物切換えス
イッチSW1〜SW5の操作であるかを判断し、これら
対物切換えスイッチSW1〜SW5の操作以外のもので
あれば、ステップ301に戻る。一方、対物切換えスイ
ッチSW1〜SW5の操作であれば、ステップ303
で、対物切換えスイッチSW1〜SW5で選択された目
標対物レンズ情報を確認する。
【0031】次に、ステップ304で、CPU8は対物
切換えスイッチSW1〜SW5で選択された目標対物レ
ンズと現在光路位置Aにある対物レンズが異なるもので
あるか否かを、比較部7の比較結果から判断する。ここ
で、同じものであれば、ステップ301に戻る。また異
なるものであれば、ステップ305で、センサ5で認識
された光路位置Aにある対物レンズ情報とメモリ9に記
憶された目標対物レンズ情報を用いて、CPU8により
レボルバ本体2の最短距離の回転方向と回転量を計算に
より決定する。
【0032】次にステップ306で、CPU8はメモリ
9に記憶された対物レンズ形状情報を用いて、最短距離
の回転方向について目標対物レンズが光路位置Aに達す
るまでの回転途中で、顕微鏡本体に接触するような対物
レンズがあるか否かを判断する。ここで、顕微鏡本体に
接触するような対物レンズがないと判断されると、ステ
ップ310で、CPU8からドライバ11へ回転命令を
出力し、レボルバ本体2の回転用モータ4を回転させ
る。
【0033】そしてステップ311で、CPU8は図示
しないタイマをスタートし、ステップ312で、センサ
5により光路位置Aに到達する対物レンズを検出しなが
ら、ステップ313で、レボルバスイッチSW1〜SW
5で選択された目標対物レンズが光路位置Aに到達した
か否かを比較部7の比較結果から判断する。ここで、目
標対物レンズが光路位置Aに到達すれば、ステップ31
6で、CPU8はドライバ11へ停止命令を出力し、回
転用モータ4の回転を停止させてステップ301に戻
る。
【0034】また、ステップ313で目標対物レンズが
光路位置Aに到達せず、ステップ314でタイムオーバ
ーを判断すると、ステップ315で、CPU8はドライ
バ11へ緊急停止命令を出力し、回転用モータ4の回転
を緊急停止させて処理を終了する。
【0035】一方、ステップ306で、最短距離の回転
方向への回転途中に顕微鏡本体に接触するような対物レ
ンズがあるとCPU8で判断されると、ステップ307
で、レボルバ本体2の回転方向を反転するとともに、回
転量を再度計算する。次にステップ308で、CPU8
は再度メモリ9に記憶された対物レンズ形状情報を用い
て、反転した回転方向についても目標対物レンズが光路
位置Aに達するまでの回転途中で顕微鏡本体に接触する
ような対物レンズがあるか否かを判断する。ここで、さ
らに顕微鏡本体に接触するような対物レンズがあると判
断されると、ステップ309で、CPU8は図示しない
ブザーやランプにより警告を発し、ステップ301に戻
る。
【0036】一方、ステップ308で顕微鏡本体に接触
するような対物レンズがないと判断されると、ステップ
310で、CPU8からドライバ11へ逆回転命令を出
力し、レボルバ本体2の回転用モータ4を逆回転させ
る。そして、ステップ310で、CPU8は上記タイマ
をスタートし、ステップ312で、センサ5により光路
位置Aに到達する対物レンズを検出しながら、ステップ
313で、レボルバスイッチSW1〜SW5で選択され
た目標対物レンズが光路位置Aに到達したか否かを比較
部7の比較結果から判断する。
【0037】ここで、目標対物レンズが光路位置Aに到
達すれば、ステップ316で、CPU8はドライバ11
へ停止命令を出力し、回転用モータ4の回転を停止させ
てステップ301に戻る。また、目標対物レンズが光路
位置Aに到達せず、ステップ314で、タイムオーバー
を判断すると、ステップ315で、CPU8はドライバ
11へ緊急停止命令を出力し、回転用モータ4の回転を
緊急停止させて処理を終了する。
【0038】図4(a)(b)、図5(a)〜(e)、
及び図6(a)(b)は当該電動レボルバ制御装置の動
作を説明するための図である。以上のような一連の動作
により、いま、図4(a)に示すように光路位置Aに対
し、レボルバスイッチSW5で選択された目標対物レン
ズを#5の対物レンズ3eとし、顕微鏡本体Bと接触な
どにより干渉する対物レンズを#4の対物レンズ3dと
する。この場合、まず、光路位置Aにある#1の対物レ
ンズ3aの情報と目標とする#5の対物レンズ3eの情
報により最短距離の回転方向(ここでは時計方向)が回
転量(ここでは1穴分)とともに決定される。
【0039】また、この最短距離の回転方向について目
標対物レンズ(#5の対物レンズ3e)が光路位置Aに
達するまでの回転途中で、#4の対物レンズ3dが顕微
鏡本体Bと干渉するかを判断するが、ここでは干渉しな
いので、回転用モータ4によりレボルバ本体2を時計方
向に回転させ、同図(b)に示すように#5の対物レン
ズ3eが光路位置Aに到達したところで、回転用モータ
4の回転を停止する。
【0040】次に、図5(a)に示すように光路位置A
に対し、レボルバスイッチSW2で選択された目標対物
レンズを#2の対物レンズ3bとし、顕微鏡本体Bと接
触などにより干渉する対物レンズを#4の対物レンズ3
dとする。この場合、まず、光路位置Aにある#1の対
物レンズ3aの情報と目標とする#2の対物レンズ3b
の情報により最短距離の回転方向(ここでは反時計方
向)が回転量(ここでは1穴分)とともに決定される。
【0041】また、この最短距離の回転方向について目
標対物レンズ(#2の対物レンズ3b)が光路位置Aに
達するまでの回転途中で、#4の対物レンズ3dが顕微
鏡本体Bに干渉するかを判断するが、ここでは干渉する
ので、回転方向を反転(今度は時計方向)するととも
に、新たな回転量(ここでは4穴分)が決定される。
【0042】そして、この反転方向についても目標対物
レンズ(#2の対物レンズ3b)が光路位置Aに達する
までの回転途中で、#4の対物レンズ3dが顕微鏡本体
Bと干渉するかを判断するが、ここでは干渉しないの
で、回転用モータ4によりレボルバ本体2を時計方向に
回転させ、同図(b)に示すように#2の対物レンズ3
bが光路位置Aに到達したところで、回転用モータ4の
回転を停止する。つまり、この時のレボルバ本体2の反
転方向(時計方向)の回転は、図5(c)(d)(e)
の順で行われ、目標とする#2の対物レンズ3bは、光
路位置Aに到達するようになる。
【0043】次に、図6(a)に示すように光路位置A
に対し、レボルバスイッチSW2で選択された目標対物
レンズを#2の対物レンズ3bとし、顕微鏡本体Bと接
触などにより干渉する対物レンズを#1の対物レンズ3
aと#4の対物レンズ3dとする。この場合、まず、光
路位置Aにある#1の対物レンズ3aの情報と目標とす
る#2の対物レンズ3bの情報により最短距離の回転方
向(ここでは反時計方向)が回転量(ここでは1穴分)
とともに決定される。また、この最短距離の回転方向に
ついて目標対物レンズ(#2の対物レンズ3b)が光路
位置Aに達するまでの回転途中で、#1の対物レンズ3
aと#4の対物レンズ3dが顕微鏡本体Bと干渉するか
を判断するが、ここでは#4の対物レンズ3dが顕微鏡
本体Bと干渉するので、回転方向を反転(今度は時計方
向)するとともに、回転量(ここでは4穴分)が決定さ
れる。
【0044】そして、この反転方向についても目標対物
レンズ(#2の対物レンズ3b)が光路位置Aに達する
までの回転途中で、#1の対物レンズ3aと#4の対物
レンズ3dが顕微鏡本体Bと干渉するかを判断するが、
今度は#1の対物レンズ3aが顕微鏡本体Bと干渉する
ので、この場合は、ブザーやランプにより使用者に警告
を発するようになる。
【0045】また、図6(b)に示すようにレボルバ本
体2に#1〜#6の対物レンズ3a〜3fを装着するよ
うな場合、光路位置Aに対し、レボルバスイッチSW2
で選択された目標対物レンズを#2の対物レンズ3bと
し、顕微鏡本体Bと接触などにより干渉する対物レンズ
を#5の対物レンズ3eとすると、この場合、まず、光
路位置Aにある#1の対物レンズ3aの情報と目標とす
る#2の対物レンズ3bの情報により最短距離の回転方
向(ここでは反時計方向)が回転量(ここでは1穴分)
とともに決定される。
【0046】また、この最短距離の回転方向の回転途中
で、#5の対物レンズ3eが顕微鏡本体Bと干渉するか
を判断するが、ここでは干渉するので、回転方向を反転
(今度は時計方向)するとともに、回転量(ここでは5
穴分)が決定される。そして、この反転方向についても
回転途中で、#5の対物レンズ3eが顕微鏡本体Bと干
渉するかを判断するが、ここでも干渉するので、この場
合もブザーやランプにより使用者に警告を発するように
なる。
【0047】したがって、このようにすれば、使用者が
対物切換えスイッチSW1〜SW5により目標とする対
物レンズを選択するのみで、まず、レボルバ本体2の最
短距離の回転方向を決定するとともに、この回転方向に
ついて他に干渉する対物レンズの有無を判断し、干渉す
る対物レンズが無い場合は最短距離の回転方向でレボル
バ本体2を回転させ、干渉する対物レンズが有る場合は
レボルバ本体2の回転方向を反転して回転させるように
して、レボルバ本体2の最適な回転方向を自動的に決定
できる。
【0048】これにより、使用者が不用意な対物レンズ
切換えを行なっても、対物レンズが他に衝突するような
事態を回避でき、対物レンズを始め、他の顕微鏡本体や
レボルバ本体の破損を確実に防止できる。また、使用者
は、対物レンズの切換え方向を意識しなくて済むことか
ら、作業効率も向上する。
【0049】さらに、レボルバ本体2の回転方向を変更
しても、他に干渉する対物レンズが有る場合は、警告を
発するようにしたので、使用者は、対物レンズの装着位
置を変更するなど、その後の対策を迅速に行なうことが
できる。さらにまた、従来のレンズ径の大きい対物レン
ズを装着するため、電動レボルバ全体を、全ての対物レ
ンズについて衝突を回避できる程に大型化したものに比
べ、小型にでき、試料周囲の作業空間の減少や顕微鏡全
体の重量も増加などの不都合を全て解消できる。
【0050】(第2の実施の形態)図7は、本発明の第
2の実施の形態に係る電動レボルバ制御装置の概略構成
を示す図であり、図1と同一部分には同符号を付してい
る。図7において、正転スイッチSW11及び逆転スイ
ッチSW12は、上述した対物切換えスイッチSW1〜
SW5に代わるものであり、レボルバ本体2の正転(時
計方向)または逆転(半時計方向)を指定するととも
に、操作回数により目標とする対物レンズを選択するも
のである。
【0051】また、メモリ9は、正転スイッチSW11
及び逆転スイッチSW12で指定された回転方向及び目
標対物レンズの情報と対物レンズ登録部12で登録され
た対物レンズ形状情報とを記憶するものである。CPU
8は、正転スイッチSW11及び逆転スイッチSW12
で指定された回転方向、目標対物レンズ情報、及びセン
サ5で認識された光路位置Aにある対物レンズ情報から
電動レボルバ1のレボルバ本体2の回転方向を決定し、
ドライバ11に回転命令を出力する。
【0052】図2及び図8は、以上のように構成された
電動レボルバ制御装置の動作手順を示すフローチャート
である。以下、図2及び図8を基に当該電動レボルバ制
御装置の動作手順を説明する。
【0053】まずステップ201で、使用者により電源
が投入される。次にステップ202で、対物レンズ登録
部12により、電動レボルバ1のレボルバ本体2の各対
物レンズ装着部にどのような形状の対物レンズが装着さ
れているかを表す対物レンズ形状情報を登録し、これら
対物レンズ形状情報をメモリ9に記憶する。そしてステ
ップ203で、図8に示すレボルバ本体2を回転制御す
るルーチンに移行し、対物切換えスイッチSW11また
はSW12が操作されるまで待機する。
【0054】図8のルーチンでは、まずステップ801
で、比較部7はレボルバ操作に係るスイッチが操作され
たことを検出すると、ステップ802で、対物切換えス
イッチSW11またはSW12の操作から正転または逆
転の回転方向を確認するとともに、操作回数により目標
対物レンズを特定する。
【0055】次にステップ803で、CPU8はメモリ
9に記憶された対物レンズ形状情報を用いて、この時の
回転方向について目標対物レンズが光路位置Aに達する
までの回転途中で、顕微鏡本体に接触するような対物レ
ンズがあるか否かを判断する。ここで、顕微鏡本体に接
触するような対物レンズがないと判断されると、ステッ
プ807で、CPU8からドライバ11へ回転命令を出
力し、レボルバ本体2の回転用モータ4を回転させる。
【0056】そして、ステップ808で、CPU8は図
示しないタイマをスタートし、ステップ812で、セン
サ5により光路位置Aに到達する対物レンズを検出しな
がら、ステップ810で、対物切換えスイッチSW11
またはSW12の操作により選択された目標対物レンズ
が光路位置Aに到達したか否かを比較部7の比較結果か
ら判断する。ここで、目標対物レンズが光路位置Aに到
達すれば、ステップ813で、CPU8はドライバ11
へ停止命令を出力し、回転用モータ4の回転を停止させ
てステップ801に戻る。
【0057】また、ステップ810で目標対物レンズが
光路位置Aに到達せず、ステップ811でタイムオーバ
ーを判断すると、ステップ812で、CPU8はドライ
バ11へ緊急停止命令を出力し、回転用モータ4の回転
を緊急停止させて処理を終了する。
【0058】一方、ステップ803で、回転方向の回転
途中に顕微鏡本体に接触するような対物レンズがあると
CPU8で判断されると、ステップ804で、レボルバ
本体2の回転方向を反転するとともに、ステップ805
で、この時の回転方向とメモリ9に記憶された対物レン
ズ形状情報を用いて、再度、この回転方向について目標
対物レンズが光路位置Aに達するまでの回転途中で、顕
微鏡本体に接触するような対物レンズがあるか否かを判
断する。ここで、さらに顕微鏡本体に接触するような対
物レンズがあると判断されると、ステップ806で、C
PU8は図示しないブザーやランプにより警告を発し、
ステップ801に戻る。
【0059】一方、ステップ805で顕微鏡本体に接触
するような対物レンズがないと判断されると、ステップ
807で、CPU8からドライバ11へ回転命令を出力
し、レボルバ本体2の回転用モータ4を回転させる。そ
して、ステップ808で、CPU8は上記タイマをスタ
ートし、ステップ809で、センサ5により光路位置A
に到達する対物レンズを検出しながら、ステップ810
で、対物切換えスイッチSW11またはSW12の操作
により選択された目標対物レンズが光路位置Aに到達し
たか否かを比較部7の比較結果から判断する。
【0060】ここで、目標対物レンズが光路位置Aに到
達すれば、ステップ813で、CPU8はドライバ11
へ停止命令を出力し、回転用モータ4の回転を停止させ
てステップ801に戻る。また、目標対物レンズが光路
位置Aに到達せず、ステップ811で、タイムオーバー
を判断すると、ステップ812で、CPU8はドライバ
11へ緊急停止命令を出力し、回転用モータ4の回転を
緊急停止させて処理を終了する。
【0061】したがって、このようにすれば、使用者が
正転スイッチSW11または逆転スイッチSW12を操
作するのみで、この時指定されたレボルバ本体2の回転
方向に基づいて最適な回転方向を決定できる。よってこ
の場合も、上述した第1の実施の形態と同様に、使用者
が不用意な対物レンズ切換えを行なっても、対物レンズ
が顕微鏡本体などと衝突するような事態を回避でき、対
物レンズを始め、他の顕微鏡本体やレボルバ本体の破損
を確実に防止できる。また、使用者は、対物レンズの切
換え方向を意識しなくて済むことから、作業効率も向上
する。
【0062】さらに、レボルバ本体2の回転方向を変更
しても、他に干渉する対物レンズが有る場合は、警告を
発するようにしたので、使用者は、対物レンズの装着位
置を変更するなど、その後の対策を迅速に行なうことが
できる。
【0063】(第3の実施の形態)図9は、本発明の第
3の実施の形態に係る電動レボルバ制御装置の概略構成
を示す図であり、図1と同一部分には同符号を付してい
る。図9において、電動レボルバ1は図示しない顕微鏡
本体に装着され、回転可能に支持された円板状のレボル
バ本体2を有している。このレボルバ本体2には、その
周縁部に沿って倍率の異なる複数(図示例では#1〜#
5)の対物レンズ3a〜3eが装着されている。また、
レボルバ本体2は回転用モータ4とセンサ5を備えてい
る。
【0064】回転用モータ4は、レボルバ本体2を回転
させ、対物レンズ3a〜3eのうち所望のものを光路位
置Aまで移動させるためのものである。センサ5は、レ
ボルバ本体2周縁の各対物レンズ3a〜3eの装着部に
対応する位置に設けられている。センサ5は、例えば3
種類の磁性パターンを読取って光路位置Aにある対物レ
ンズ装着部の位置識別番号を検出し、光路位置Aに現在
挿入されている対物レンズを認識する。
【0065】制御回路14は、比較部7、CPU8、メ
モリ9、電流測定部13を有している。比較部7にはセ
ンサ5と対物切換えスイッチSW1〜SW5が接続され
ており、CPU8には比較部7、メモリ9、ドライバ1
1、対物レンズ登録部12、及び電流測定部13が接続
されている。電流測定部13にはドライバ11が接続さ
れている。
【0066】対物切換えスイッチSW1〜SW5は、そ
れぞれ電動レボルバ1のレボルバ本体2に装着された#
1〜#5の対物レンズ3a〜3eに対応して設けられ、
光路位置Aに挿入する目標とする対物レンズを選択する
ものである。ドライバ11は、回転用モータ4に対して
駆動指令を与えるものである。対物レンズ登録部12
は、電動レボルバ1でのレボルバ本体2の各対物レンズ
装着部に、どのような形状の対物レンズが装着されてい
るかを表す対物レンズ形状情報を登録するものである。
【0067】また比較部7は、対物切換えスイッチSW
1〜SW5で選択された目標対物レンズ情報とセンサ5
で認識された光路位置Aにある対物レンズ情報とを比較
し、その比較結果をCPU8に出力するものである。メ
モリ9は、対物切換えスイッチSW1〜SW5で選択さ
れた目標対物レンズ情報と対物レンズ登録部12で登録
された対物レンズ形状情報とを記憶するものである。電
流測定部13は、対物レンズがレボルバ本体もしくは顕
微鏡本体に接触したことを示すドライバ11の電流値の
増加を検出するものである。
【0068】CPU8は、比較部7での比較結果、セン
サ5で認識された光路位置Aにある対物レンズ情報、メ
モリ9に記憶された目標対物レンズ情報、及び対物レン
ズ登録部12で登録された対物レンズ形状情報などによ
り、電動レボルバ1のレボルバ本体2の回転方向および
回転量を決定し、ドライバ11に回転命令を出力する。
さらにCPU8は、電流測定部13が電流値の増加を検
出することで対物レンズの接触を検出すると、対物レン
ズの接触を回避するとともに、該対物レンズの対物レン
ズ情報を「干渉する対物レンズ」として再登録を行な
う。
【0069】図2及び図10は、以上のように構成され
た電動レボルバ制御装置の動作手順を示すフローチャー
トである。以下、図2及び図10を基に当該電動レボル
バ制御装置の動作手順を説明する。
【0070】まずステップ201で、使用者により電源
が投入される。次にステップ202で、対物レンズ登録
部12により、電動レボルバ1のレボルバ本体2の各対
物レンズ装着部にどのような形状の対物レンズが装着さ
れているかを表す対物レンズ形状情報を登録し、これら
対物レンズ形状情報をメモリ9に記憶する。そしてステ
ップ203で、図10に示すレボルバ本体2を回転制御
するルーチンに移行し、対物切換えスイッチSW1〜S
W5が操作されるまで待機する。
【0071】図10のルーチンでは、まずステップ10
01で、比較部7はレボルバ操作に係るスイッチが操作
されたことを検出すると、ステップ1002で、対物切
換えスイッチSW1〜SW5の操作であるかを判断し、
これら対物切換えスイッチSW1〜SW5の操作以外の
ものであれば、ステップ1001に戻り、対物切換えス
イッチSW1〜SW5が操作されるのを待つ。一方、対
物切換えスイッチSW1〜SW5の操作であれば、ステ
ップ1003で、対物切換えスイッチSW1〜SW5で
選択された目標対物レンズ情報を確認する。
【0072】次に、ステップ1004で、CPU8は対
物切換えスイッチSW1〜SW5で選択された目標対物
レンズと現在光路位置Aにある対物レンズが異なるもの
であるか否かを、比較部7の比較結果から判断する。こ
こで、同じものであれば、ステップ1001に戻る。ま
た異なるものであれば、ステップ1005で、センサ5
で認識された光路位置Aにある対物レンズ情報とメモリ
9に記憶された目標対物レンズ情報を用いて、CPU8
によりレボルバ本体2の最短距離の回転方向と回転量を
計算により決定する。
【0073】次にステップ1006で、CPU8はメモ
リ9に記憶された対物レンズ形状情報を用いて、最短距
離の回転方向について目標対物レンズが光路位置Aに達
するまでの回転途中で、顕微鏡本体に接触するような対
物レンズがあるか否かを判断する。ここで、顕微鏡本体
に接触するような対物レンズがないと判断されると、ス
テップ1010で、CPU8からドライバ11へ回転命
令を出力し、レボルバ本体2の回転用モータ4を回転さ
せる。
【0074】そしてステップ1011で、CPU8は図
示しないタイマをスタートし、ステップ1012で、電
流測定部13はドライバ11の電流値を測定する。ステ
ップ1013で、電流測定部13が電流値の増加を検出
しない場合、対物レンズはレボルバ本体または顕微鏡本
体に接触していないことを示している。このため、ステ
ップ1014で、センサ5により光路位置Aに到達する
対物レンズを検出しながら、ステップ1015で、レボ
ルバスイッチSW1〜SW5で選択された目標対物レン
ズが光路位置Aに到達したか否かを比較部7の比較結果
から判断する。
【0075】ここで、目標対物レンズが光路位置Aに到
達すれば、ステップ1018で、CPU8はドライバ1
1へ停止命令を出力し、回転用モータ4の回転を停止さ
せてステップ1001に戻る。また、ステップ1015
で目標対物レンズが光路位置Aに到達せず、ステップ1
016でタイムオーバーを判断すると、ステップ101
7で、CPU8はドライバ11へ緊急停止命令を出力
し、回転用モータ4の回転を緊急停止させて処理を終了
する。
【0076】一方、ステップ1013で電流値の増加を
検出した場合、対物レンズはレボルバ本体または顕微鏡
本体に接触していることを示している。このため、ステ
ップ1019で、CPU8からドライバ11へ逆回転命
令を出力し、レボルバ本体2の回転用モータ4を逆回転
させることで、対物レンズの接触状態を回避する。そし
てCPU8は、対物レンズ登録部12の対物レンズ形状
情報における該対物レンズの登録情報を「該対物レンズ
は干渉する対物レンズである」として再登録し、次回以
降の操作では接触しないよう制御を行なう。
【0077】一方、ステップ1006で、最短距離の回
転方向への回転途中に顕微鏡本体に接触するような対物
レンズがあるとCPU8で判断されると、ステップ10
07で、レボルバ本体2の回転方向を反転するととも
に、回転量を再度計算する。次にステップ1008で、
CPU8は再度メモリ9に記憶された対物レンズ形状情
報を用いて、反転した回転方向についても目標対物レン
ズが光路位置Aに達するまでの回転途中で顕微鏡本体に
接触するような対物レンズがあるか否かを判断する。こ
こで、さらに顕微鏡本体に接触するような対物レンズが
あると判断されると、ステップ1009で、CPU8は
図示しないブザーやランプにより警告を発し、ステップ
1001に戻る。また、ステップ1008で顕微鏡本体
に接触するような対物レンズがないと判断されると、上
述したステップ1010以降の動作を行なう。
【0078】したがって、このようにすれば、使用者が
対物切換えスイッチSW1〜SW5により目標とする対
物レンズを選択するのみで、まず、レボルバ本体2の最
短距離の回転方向を決定するとともに、この回転方向に
ついて他に干渉する対物レンズの有無を判断し、干渉す
る対物レンズが無い場合は最短距離の回転方向でレボル
バ本体2を回転させ、干渉する対物レンズが有る場合は
レボルバ本体2の回転方向を反転して回転させるように
して、レボルバ本体2の最適な回転方向を自動的に決定
できる。
【0079】これにより、使用者が不用意な対物レンズ
切換えを行なっても、対物レンズが他に衝突するような
事態を回避でき、対物レンズを始め、他の顕微鏡本体や
レボルバ本体の破損を確実に防止できる。また、使用者
は、対物レンズの切換え方向を意識しなくて済むことか
ら、作業効率も向上する。
【0080】さらに、レボルバ本体2の回転方向を変更
しても、他に干渉する対物レンズが有る場合は、警告を
発するようにしたので、使用者は、対物レンズの装着位
置を変更するなど、その後の対策を迅速に行なうことが
できる。さらにまた、従来のレンズ径の大きい対物レン
ズを装着するため、電動レボルバ全体を、全ての対物レ
ンズについて衝突を回避できる程に大型化したものに比
べ、小型にでき、試料周囲の作業空間の減少や顕微鏡全
体の重量も増加などの不都合を全て解消できる。
【0081】また、電流測定部13がドライバ11の電
流値の増加を検出した場合、対物レンズがレボルバ本体
または顕微鏡本体に接触していることを示しており、こ
の場合レボルバ本体2の回転用モータ4を逆回転させる
ことで、対物レンズの接触状態を回避することができ
る。これにより、例えばメモリ9や対物レンズ登録部1
2における対物レンズの登録番号が誤っていたり、表示
されているレボルバ番号とCPU8が認識しているレボ
ルバ番号とが対応していないような場合に、レンズ径の
大きな対物レンズがレボルバ本体または顕微鏡本体に接
触しても速やかに回避できるとともに、対物レンズ情報
の再登録を行なうため、同一の対物レンズが電動レボル
バ本体または顕微鏡本体に2回以上接触することがなく
なる。
【0082】(第4の実施の形態)図11は、本発明の
第4の実施の形態に係る電動レボルバ制御装置の概略構
成を示す図であり、図9と同一部分には同符号を付して
いる。図11において、正転スイッチSW11及び逆転
スイッチSW12は、上述した対物切換えスイッチSW
1〜SW5に代わるものであり、レボルバ本体2の正転
(時計方向)または逆転(半時計方向)を指定するとと
もに、操作回数により目標とする対物レンズを選択する
ものである。
【0083】また、メモリ9は、正転スイッチSW11
及び逆転スイッチSW12で指定された回転方向及び目
標対物レンズの情報と対物レンズ登録部12で登録され
た対物レンズ形状情報とを記憶するものである。CPU
8は、正転スイッチSW11及び逆転スイッチSW12
で指定された回転方向、目標対物レンズ情報、及びセン
サ5で認識された光路位置Aにある対物レンズ情報から
電動レボルバ1のレボルバ本体2の回転方向を決定し、
ドライバ11に回転命令を出力する。さらにCPU8
は、電流測定部13が電流値の増加を検出することで対
物レンズの接触を検出すると、対物レンズの接触を回避
するとともに、該対物レンズの対物レンズ情報を「干渉
する対物レンズ」として再登録を行なう。
【0084】図2及び図12は、以上のように構成され
た電動レボルバ制御装置の動作手順を示すフローチャー
トである。以下、図2及び図12を基に当該電動レボル
バ制御装置の動作手順を説明する。
【0085】まずステップ201で、使用者により電源
が投入される。次にステップ202で、対物レンズ登録
部12により、電動レボルバ1のレボルバ本体2の各対
物レンズ装着部にどのような形状の対物レンズが装着さ
れているかを表す対物レンズ形状情報を登録し、これら
対物レンズ形状情報をメモリ9に記憶する。そしてステ
ップ203で、図12に示すレボルバ本体2を回転制御
するルーチンに移行し、対物切換えスイッチSW11ま
たはSW12が操作されるまで待機する。
【0086】図12のルーチンでは、まずステップ12
01で、比較部7はレボルバ操作に係るスイッチが操作
されたことを検出すると、ステップ1202で、対物切
換えスイッチSW11またはSW12の操作から正転ま
たは逆転の回転方向を確認するとともに、操作回数によ
り目標対物レンズを特定する。
【0087】次にステップ1203で、CPU8はメモ
リ9に記憶された対物レンズ形状情報を用いて、この時
の回転方向について目標対物レンズが光路位置Aに達す
るまでの回転途中で、顕微鏡本体に接触するような対物
レンズがあるか否かを判断する。ここで、顕微鏡本体に
接触するような対物レンズがないと判断されると、ステ
ップ1207で、CPU8からドライバ11へ回転命令
を出力し、レボルバ本体2の回転用モータ4を回転させ
る。
【0088】そしてステップ1208で、CPU8は図
示しないタイマをスタートし、ステップ1209で、電
流測定部13はドライバ11の電流値を測定する。ステ
ップ1210で、電流測定部13が電流値の増加を検出
しない場合、対物レンズはレボルバ本体または顕微鏡本
体に接触していないことを示している。このため、ステ
ップ1211で、センサ5により光路位置Aに到達する
対物レンズを検出しながら、ステップ1212で、対物
切換えスイッチSW11またはSW12の操作により選
択された目標対物レンズが光路位置Aに到達したか否か
を比較部7の比較結果から判断する。
【0089】ここで、目標対物レンズが光路位置Aに到
達すれば、ステップ1215で、CPU8はドライバ1
1へ停止命令を出力し、回転用モータ4の回転を停止さ
せてステップ1201に戻る。また、目標対物レンズが
光路位置Aに到達せず、ステップ1213で、タイムオ
ーバーを判断すると、ステップ1214で、CPU8は
ドライバ11へ緊急停止命令を出力し、回転用モータ4
の回転を緊急停止させて処理を終了する。
【0090】一方、ステップ1210で電流値の増加を
検出した場合、対物レンズはレボルバ本体または顕微鏡
本体に接触していることを示している。このため、ステ
ップ1216でCPU8からドライバ11へ逆回転命令
を出力し、レボルバ本体2の回転用モータ4を逆回転さ
せることで、対物レンズの接触状態を回避する。そして
CPU8は、対物レンズ登録部12の対物レンズ形状情
報における該対物レンズの登録情報を「該対物レンズは
干渉する対物レンズである」として再登録し、次回以降
の操作では接触しないよう制御を行なう。
【0091】一方、ステップ1203で、最短距離の回
転方向への回転途中に顕微鏡本体に接触するような対物
レンズがあるとCPU8で判断されると、ステップ12
04で、レボルバ本体2の回転方向を反転するととも
に、回転量を再度計算する。次にステップ1205で、
CPU8は再度メモリ9に記憶された対物レンズ形状情
報を用いて、反転した回転方向についても目標対物レン
ズが光路位置Aに達するまでの回転途中で顕微鏡本体に
接触するような対物レンズがあるか否かを判断する。こ
こで、さらに顕微鏡本体に接触するような対物レンズが
あると判断されると、ステップ1206で、CPU8は
図示しないブザーやランプにより警告を発し、ステップ
1201に戻る。また、ステップ1205で顕微鏡本体
に接触するような対物レンズがないと判断されると、上
述したステップ1207以降の動作を行なう。
【0092】したがって、このようにすれば、使用者が
正転スイッチSW11または逆転スイッチSW12を操
作するのみで、この時指定されたレボルバ本体2の回転
方向に基づいて最適な回転方向を決定できる。よってこ
の場合も、上述した第3の実施の形態と同様に、使用者
が不用意な対物レンズ切換えを行なっても、対物レンズ
が顕微鏡本体などと衝突するような事態を回避でき、対
物レンズを始め、他の顕微鏡本体やレボルバ本体の破損
を確実に防止できる。また、使用者は、対物レンズの切
換え方向を意識しなくて済むことから、作業効率も向上
する。
【0093】さらに、レボルバ本体2の回転方向を変更
しても、他に干渉する対物レンズが有る場合は、警告を
発するようにしたので、使用者は、対物レンズの装着位
置を変更するなど、その後の対策を迅速に行なうことが
できる。
【0094】また、電流測定部13がドライバ11の電
流値の増加を検出した場合、対物レンズがレボルバ本体
または顕微鏡本体に接触していることを示しており、こ
の場合レボルバ本体2の回転用モータ4を逆回転させる
ことで、対物レンズの接触状態を回避することができ
る。これにより、例えばメモリ9や対物レンズ登録部1
2における対物レンズの登録番号が誤っていたり、表示
されているレボルバ番号とCPU8が認識しているレボ
ルバ番号とが対応していないような場合に、レンズ径の
大きな対物レンズがレボルバ本体または顕微鏡本体に接
触しても速やかに回避できるとともに、対物レンズの再
登録を行なうため、同一の対物レンズが電動レボルバ本
体または顕微鏡本体に2回以上接触することがなくな
る。なお、本発明は上記各実施の形態のみに限定され
ず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施できる。
【0095】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、使用
者が目標対物レンズ選択手段により目標とする対物レン
ズを選択するのみで、レボルバ本体の最適な回転方向を
自動的に決定できるので、使用者の不用意な対物レンズ
切換えによっても対物レンズが他に衝突するような事態
を回避でき、対物レンズを始め、他の顕微鏡本体やレボ
ルバ本体の破損を確実に防止でき、さらに、使用者は、
対物レンズの切換え方向を意識しなくて済むことから、
作業効率も向上する。
【0096】また、使用者が回転方向指定・目標対物レ
ンズ選択手段を操作するのみで、指定されたレボルバ本
体の回転方向に基づいて最適な回転方向を決定できるの
で、使用者の不用意な対物レンズ切換えによっても対物
レンズが他の物体に衝突するような事態を回避でき、こ
の場合も、対物レンズを始め、他の顕微鏡本体やレボル
バ本体の破損を確実に防止でき、さらに、使用者は、対
物レンズの切換え方向を意識しなくて済むことから、作
業効率も向上する。さらに、対物レンズの装着位置を変
更するなど、その後の対策を迅速に行うことができる。
【0097】また、極低倍の対物レンズなどのようにレ
ンズ径が大きい対物レンズが装着された電動レボルバに
本発明の電動レボルバ制御装置を適用すると、使用者の
対物レンズ情報の登録ミス等があった場合でも、同一の
対物レンズが電動レボルバ本体もしくは顕微鏡本体に2
回以上接触することがなくなり、使用者が対物レンズの
回転方向を意識しなくて済み、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電動レボルバ
制御装置の概略構成を示す図。
【図2】本発明の第1〜第4の実施の形態に係る電動レ
ボルバ制御装置の動作手順を示すフローチャート。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る電動レボルバ
制御装置の動作手順を示すフローチャート。
【図4】本発明の第1〜第4の実施の形態に係る電動レ
ボルバ制御装置の動作を説明するための図。
【図5】本発明の第1〜第4の実施の形態に係る電動レ
ボルバ制御装置の動作を説明するための図。
【図6】本発明の第1〜第4の実施の形態に係る電動レ
ボルバ制御装置の動作を説明するための図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る電動レボルバ
制御装置の概略構成を示す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る電動レボルバ
制御装置の動作手順を示すフローチャート。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る電動レボルバ
制御装置の概略構成を示す図。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る電動レボル
バ制御装置の動作手順を示すフローチャート。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る電動レボル
バ制御装置の概略構成を示す図。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る電動レボル
バ制御装置の動作手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…電動レボルバ、 2…レボルバ本体、 3a〜3f…対物レンズ、 4…回転用モータ、 5…センサ、 7…比較部、 8…CPU、 9…メモリ、 10…制御回路、 11…ドライバ、 12…対物レンズ登録部、 13…電流測定部 14…制御回路、 SW1〜SW5、SW11、SW12…対物切換えスイ
ッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 達喜 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 長谷川 和宏 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 永沢 伸之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の対物レンズを装着し、回転可能に
    設けられたレボルバ本体と、 このレボルバ本体を回転駆動する駆動手段と、 光路位置に挿入する目標とする対物レンズを選択する目
    標対物レンズ選択手段と、 光路位置に挿入される対物レンズを認識する対物レンズ
    認識手段と、 前記レボルバ本体に装着される各対物レンズの情報を登
    録する対物レンズ情報登録手段と、 前記対物レンズ認識手段により認識された光路位置に挿
    入される対物レンズ情報と前記目標対物レンズ選択手段
    により選択された目標対物レンズ情報により前記レボル
    バ本体の最短距離の回転方向を決定するとともに、前記
    対物レンズ情報登録手段による各対物レンズ情報により
    前記レボルバ本体の回転により他に干渉する対物レンズ
    の有無を判断し、干渉する対物レンズが無い場合は前記
    駆動手段により最短距離の回転方向で前記レボルバ本体
    を回転させ、干渉する対物レンズが有る場合は前記駆動
    手段により前記レボルバ本体の回転方向を反転して回転
    させる制御手段と、 を具備したことを特徴とする電動レボルバ制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の対物レンズを装着し、回転可能に
    設けられたレボルバ本体と、 このレボルバ本体を回転駆動する駆動手段と、 前記レボルバ本体の回転方向を指定するとともに、光路
    位置に挿入する目標とする対物レンズを選択する回転方
    向指定・目標対物レンズ選択手段と、 光路位置に挿入される対物レンズを認識する対物レンズ
    認識手段と、 前記レボルバ本体に装着される各対物レンズの情報を登
    録する対物レンズ情報登録手段と、 前記回転方向指定・目標対物レンズ選択手段により指定
    された回転方向について前記対物レンズ情報登録手段に
    よる各対物レンズ情報により前記レボルバ本体の回転に
    より他に干渉する対物レンズの有無を判断し、干渉する
    対物レンズが無い場合は前記駆動手段により前記指定さ
    れた回転方向で前記レボルバ本体を回転させ、干渉する
    対物レンズが有る場合は前記駆動手段により前記レボル
    バ本体の回転方向を反転して回転させる制御手段と、 を具備したことを特徴とする電動レボルバ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、レボルバ本体の回転方
    向を変更しても干渉する対物レンズが有る場合は警告を
    発することを特徴とする請求項1または2記載の電動レ
    ボルバ制御装置。
  4. 【請求項4】 複数の対物レンズを装着し、回転可能に
    設けられたレボルバ本体と、 このレボルバ本体を回転駆動する駆動手段と、 光路位置に挿入する目標とする対物レンズを選択する目
    標対物レンズ選択手段と、 光路位置に挿入される対物レンズを認識する対物レンズ
    認識手段と、 前記レボルバ本体に装着される各対物レンズの情報を登
    録する対物レンズ情報登録手段と、 前記対物レンズ認識手段により認識された光路位置に挿
    入される対物レンズ情報と前記目標対物レンズ選択手段
    により選択された目標対物レンズ情報により前記レボル
    バ本体の最短距離の回転方向を決定するとともに、前記
    対物レンズ情報登録手段による各対物レンズ情報により
    前記レボルバ本体の回転により他に干渉する対物レンズ
    の有無を判断し、干渉する対物レンズが無い場合は前記
    駆動手段により最短距離の回転方向で前記レボルバ本体
    を回転させ、干渉する対物レンズが有る場合は前記駆動
    手段により前記レボルバ本体の回転方向を反転して回転
    させる第1の制御手段と、 前記駆動手段における電流値上昇を検知する検知手段
    と、 この検知手段で電流値上昇を検知した場合、前記駆動手
    段による回転駆動を逆回転させる第2の制御手段と、 前記検知手段で電流値上昇を検知した場合、前記対物レ
    ンズ情報登録手段に登録された情報を再登録する再登録
    手段と、 を具備したことを特徴とする電動レボルバ制御装置。
  5. 【請求項5】 複数の対物レンズを装着し、回転可能に
    設けられたレボルバ本体と、 このレボルバ本体を回転駆動する駆動手段と、 前記レボルバ本体の回転方向を指定する回転方向指定手
    段と、 光路位置に挿入される対物レンズを認識する対物レンズ
    認識手段と、 前記レボルバ本体に装着される各対物レンズの情報を登
    録する対物レンズ情報登録手段と、 前記回転方向指定手段により指定された回転方向につい
    て前記対物レンズ情報登録手段による各対物レンズ情報
    により前記レボルバ本体の回転により他に干渉する対物
    レンズの有無を判断し、干渉する対物レンズが無い場合
    は前記駆動手段により前記指定された回転方向で前記レ
    ボルバ本体を回転させ、干渉する対物レンズが有る場合
    は前記駆動手段により前記レボルバ本体の回転方向を反
    転して回転させる第1の制御手段と、 前記駆動手段における電流値上昇を検知する検知手段
    と、 この検知手段で電流値上昇を検知した場合、前記駆動手
    段による回転駆動を逆回転させる第2の制御手段と、 前記検知手段で電流値上昇を検知した場合、前記対物レ
    ンズ情報登録手段に登録された情報を再登録する再登録
    手段と、 を具備したことを特徴とする電動レボルバ制御装置。
JP6870198A 1997-07-11 1998-03-18 電動レボルバ制御装置 Withdrawn JPH1184218A (ja)

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JP9-186201 1997-07-11
JP18620197 1997-07-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006106029A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Olympus Corp 複合顕微鏡
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