JP4187288B2 - 電動レボルバ制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば光学式顕微鏡に用いられ複数の対物レンズを光路上に切り替える電動レボルバ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学式顕微鏡には、複数の対物レンズを取り付け、このうちの所望倍率の対物レンズを光路上に切り替えるレボルバが備えられており、このレボルバの回転は、作業のスピードアップ、操作による試料(標本)近傍のごみの落下防止等の観点から、電動機等により電気的に回転制御することが多くなっている。
【0003】
このような電動レボルバとして、例えば特開平3−213811号公報には、レボルバの位置制御、対物レンズの指定のためのスイッチ等を備えたことが記載されている。
【0004】
又、特許第2539903号公報には、レボルバが決められた停止位置にたどり着いたかどうかをセンサで読取りながらレボルバの駆動モータを加減速させる制御方法が記載されており、これは目標の対物レンズを顕微鏡の光路上に位置決めするときのオーバーラン(行き過ぎ)や行き足らずを防止するための一般的な制御である。
【0005】
以上のような各電動レボルバには、対物レンズの切り替えのために、レボルバに設けられた各対物レンズの各取り付け穴に対応して複数のレボルバスイッチ (直接指定スイッチ)を設けることが多く、この直接指定スイッチで指定された目標の対物レンズに切り替えるものとなっている。
【0006】
ところが、一般的な半導体検査作業などでは、光学式顕微鏡で観察を続けながらブラインド操作でレボルバスイッチを操作して目標の対物レンズに切り替えるとが行われており、レボルバスイッチが複数個、例えば5個、6個付いていると、これらレボルバスイッチの触感で目標の対物レンズに切り替えるためのレボルバスイッチを認識することが困難である。
【0007】
このようなことからブラインド操作による目標の対物レンズへの切り替えには、触感で分かりやすい正転、逆転の2つのレボルバスイッチ(方向指定スイッチ)が好まれている。
【0008】
このような正転、逆転の2つのレボルバスイッチを設けた電動レボルバ制御装置は、例えば特開平8−338939号公報中に記載がある。
図5はかかる電動レボルバ制御装置の構成図である。
【0009】
電動レボルバ1には、回転自在に支持された円板状の取付け体(以下、レボルバと称する)2が設けられている。このレボルバ2には、円環状に所定の順序で複数の対物レンズA、B…E、例えば倍率が5倍、10倍、20倍、50倍、100倍と異なる各対物レンズA、B、…Eが取付けられている。
【0010】
又、レボルバ2を回転させるための回転用電動機(回転用モータ)3が設けられ、かつレボルバ2に設けられた各対物レンズA、B、…Eの各取り付け穴の位置を認識するための磁気センサ4が設けられている。
【0011】
この磁気センサ4は、例えばレボルバ2の外周面に配置されている例えば3種類の磁性材パターンを読み取って、光学式顕微鏡の光軸5に位置決めされている対物レンズA、B、…Eの各取付け穴の位置、例えば図5では対物レンズAの取付け穴の位置に対応する認識番号を認識するための信号を出力するものとなっている。
【0012】
一方、レボルバ2を正転又は逆転させるための2つのレボルバスイッチSW−H、SW−Lが備えられ、これらスイッチSW−H、SW−Lが処理回路6に接続されている。
【0013】
この処理回路6は、図6に示す対物レンズ切り替え制御フローチャートに従って、2つのレボルバスイッチSW−H、SW−Lのいずれかの押し操作を検知し、レボルバスイッチSW−Hが押し操作されたときに対物レンズA、B、…Eの倍率が順に高くなる方向、例えば対物レンズAから対物レンズEの方向にレボルバ2を回転させる回転指令をドライバ7に発し、かつレボルバスイッチSW−Lが押し操作されたときに対物レンズA、B、…Eの倍率が順に低くなる方向、例えば対物レンズAから対物レンズBへの方向にレボルバ2を回転させる回転指令をドライバ7に発するものとなっている。
【0014】
この場合、処理回路6は、1回のレボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作で1つだけ隣接する対物レンズへの切り替え、例えば対物レンズAから左側又は右側に1つ隣接する対物レンズE又はBへの切り替えを行うものとなっている。
【0015】
このような構成であれば、作業者により2つのレボルバスイッチSW−H、SW−Lのうちいずれか一方のレボルバスイッチSW−H又はSW−Lが押し操作されると、処理回路6は、ステップ#1において、レボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作を検出し、次のステップ#2において、レボルバスイッチSW−H又はSW−Lによる回転用モータ3の正転又は逆転の入力であることを検知する。
【0016】
次に、処理回路6は、回転用モータ3の正転又は逆転のレボルバスイッチ入力であることを検知すると、ステップ#3に移ってレボルバスイッチSW−H又はSW−Lのよる回転用モータ3の正転又は逆転の方向を決定し、続くステップ#4において回転用モータ3の正転又は逆転の回転指令をドライバ7に発し、回転用モータ3を回転駆動する。
【0017】
例えばレボルバスイッチSW−Hの押し操作の検知であれば、回転用モータ3を回転駆動により、レボルバ2は、対物レンズAから対物レンズEに切り替わる方向に回転する。
【0018】
次に、処理回路6は、ステップ#5において対物レンズAから対物レンズEへの切り替わり動作中に、磁気センサ4により読み取られる識別番号を受け取り、この識別番号が対物レンズEの取付け穴の位置に対応する番号であれば、ステップ#6において目標とする対物レンズEが顕微鏡の光軸5に位置決めされたと判断し、ステップ#7において回転用モータ3を停止する。
【0019】
従って、対物レンズAから対物レンズDに切り替える場合、レボルバスイッチSW−Hを1度押し操作して対物レンズEに切り替え、この切替え動作の終了の後に、再びレボルバスイッチSW−Hを1度押し操作することにより目標とする対物レンズDに切り替わる。
【0020】
このような対物レンズA、B、…Eの切り替え制御であるので、実際には、作業者はレボルバスイッチSW−H又はSW−Lを短い間隔で押し続け、一刻も早く目標の倍率の対物レンズに切り替わるようにレボルバを回転させる。
【0021】
そして、作業者は、目標の倍率の対物レンズに切り替わるまでの途中の倍率での観察はほとんど行わない。なお、一瞬でも途中の倍率での観察を行うことにより、標本と対物レンズとの衝突の回避や、僅かな同焦差の補正を行う。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、処理回路6においてレボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作を検出するのは、レボルバが停止しているとき、すなわち回転用モータ3が停止している期間のみであり、回転用モータ3の回転中(例えば0.5〜1sec の期間)には、レボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作を受け付けないものとなっている。
【0023】
さらに、対物レンズの切り替え時の正確な位置再現を行うために磁気センサ4を設け、確実にレボルバが決められた位置に停止したことを確認する処理(ステップ#6)を行っているために、レボルバ停止後の僅かな時間(例えば0.1秒以下)だけレボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作の検出を行っていない。
【0024】
このため、作業者が素早く連続して2回レボルバスイッチSW−H又はSW−Lを押し操作しても、実際には、1回分の押し操作のレボルバの回転しか行われず、作業効率を低下させている。
【0025】
一方、対物レンズの標本に対する緊急退避について説明すると、作業者が目標の対物レンズA、B、…Eのいずれかに切り替えるためにレボルバスイッチを押し操作するとき、直接指定スイッチを用いた場合には、間違ったレボルバスイッチを押してしまうことがある。
【0026】
又、上記レボルバスイッチSW−H又はSW−Lのような指定スイッチを用いた場合には、例えば2回押し操作したつもりが実際には3回押し操作してしまったりすることがある。
【0027】
このように間違ってレボルバスイッチを押し操作した場合、対物レンズの作動距離が極端に短い場合には、対物レンズと標本との衝突の危険性があったりするので、これを回避する方法が例えば特開平4−20911号公報に記載されている。
【0028】
これは、対物レンズの切り替え前のレボルバ位置を記憶する手段を持ち、1つのスイッチで2本の対物レンズを交互に切り替える機能を備えたもので、スイッチでの誤操作を取り消すために、切り替え途中でレボルバの動作を止めるものとなっている。
【0029】
しかしながら、レボルバスイッチでの誤操作を取り消すために専用のスイッチを設けなければならず、ブラインド操作に不利であり、製造コストも高くなる。他の技術としてレボルバスイッチを連続で押し操作することによって、レボルバが連続して回転するタイプもあるが、目標の対物レンズで確実に位置決めする制御が困難であり、緊急時の退避も不可能である。
【0030】
そこで本発明は、2つのレボルバスイッチを用いて時間ロスを無くして素早く確実に目標の対物レンズに切り替えることができる電動レボルバ制御装置を提供することを目的とする。
【0031】
又、本発明は、2つのレボルバスイッチを用いて時間ロスを無くして素早く目標の対物レンズに切り替えることができ、かつレボルバスイッチの誤操作による目標の対物レンズ以外への切り替えを極力防止できる電動レボルバ制御装置を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の対物レンズを取り付けたレボルバを方向指定スイッチの操作に従って正転又は逆転させ、現在位置決めされている対物レンズから左側又は右側に隣接する他の対物レンズに切り替える電動レボルバ制御装置において、方向指定スイッチの操作時から他の対物レンズへの切り替え終了までの切替動作中に、方向指定スイッチが再度操作されたことを検知すると、この方向指定スイッチの操作回数に基づいて目標の対物レンズを再設定し、レボルバを回転させ、現在位置決めされている対物レンズから再設定された目標の対物レンズに切り替える切替制御手段とを備えた電動レボルバ制御装置である。
【0035】
【発明の実施の形態】
(1) 以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図5と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図1は電動レボルバ制御装置の構成図である。
【0036】
処理回路10は、図2に示す対物レンズ切り替え制御フローチャートに従って作動し、2つのレボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作を検知し、これらレボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作に応じた正転又は逆転の回転指令をドライバ7に送出し、回転用モータ3を正転又は逆転させて隣接する対物レンズA、B、…Eに切り替え制御する機能を有するとともに、後述するスイッチ検知手段11及び切替制御手段12の各機能を有している。
【0037】
このうちスイッチ検知手段11は、2つのレボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作時から隣接する対物レンズA、B、…Eへの切り替え終了までの切替動作中に、再度レボルバスイッチSW−H又はSW−Lが押し操作されたことを検知する機能を有している。
【0038】
切替制御手段12は、スイッチ検知手段11によりレボルバスイッチSW−H又はSW−Lが再度押し操作されたことを検知すると、これらレボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作回数に基づいて回転用モータ3を回転駆動し、現在位置決めされている対物レンズから目標の対物レンズに切り替える機能を有している。
【0039】
この場合、切替制御手段12は、目標の対物レンズA、B、…Eへの切替動作中に、再度押し操作されたレボルバスイッチSW−H又はSW−Lによるレボルバ2の回転方向が切替動作中のレボルバ2の回転方向と同一方向の場合だけレボルバ2を連続して回転動作させる機能を有している。
【0040】
次に上記の如く構成された装置の作用について図2に示す対物レンズ切り替え制御フローチャートに従って説明する。
作業者により2つのレボルバスイッチSW−H、SW−Lのうちいずれか一方のレボルバスイッチSW−H又はSW−Lが押し操作されると、処理回路10は、ステップ#10においてレボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作を検出し、次のステップ#11においてレボルバスイッチSW−H又はSW−Lによる回転用モータ3の正転又は逆転の入力であることを検知する。
【0041】
次に、処理回路10は、回転用モータ3の正転又は逆転のレボルバスイッチ入力であることを検知すると、ステップ#12に移ってレボルバスイッチSW−H又はSW−Lのよる回転用モータ3の正転又は逆転の方向を決定し、続くステップ#13において回転用モータ3の正転又は逆転の回転指令をドライバ7に発し、回転用モータ3を回転駆動する。
【0042】
例えばレボルバスイッチSW−Hの押し操作の検知であれば、回転用モータ3を回転駆動により、レボルバ2は、対物レンズAから対物レンズEに切り替わる方向に回転する。
【0043】
次に、処理回路10は、ステップ#14において、対物レンズAから対物レンズEへの切り替え動作中に、磁気センサ4が識別番号を読み取れるかを検出し、このとき対物レンズEの取付け穴の位置に対応する番号が読み取れるのであれば、ステップ#15において1つ隣接する対物レンズEが顕微鏡の光軸5に位置決めされたと判断し、次のステップ#16において回転用モータ3を停止する。
【0044】
このようにレボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作時から隣接する対物レンズEへの切り替え終了までの切替動作中、スイッチ検知手段11は、ステップ#15からステップ#17及び#18に移り、再度レボルバスイッチSW−H又はSW−Lが押し操作されるか否かを検知する。
【0045】
ここで、例えばレボルバスイッチSW−H又はSW−Lが再度押し操作されると、スイッチ検知手段11は、ステップ#17において再度押し操作されたレボルバスイッチSW−H又はSW−Lを検出し、次のステップ#18においてレボルバスイッチSW−H又はSW−Lによる回転用モータ3の正転又は逆転の入力であることを検知する。
【0046】
次に、切替制御手段12は、ステップ#19において、スイッチ検知手段11により検知された再度押し操作のレボルバスイッチSW−H又はSW−Lによるレボルバ2の回転方向が切替動作中のレボルバ2の回転方向と同一方向であるかを判断する。
【0047】
例えば、切替動作中にレボルバスイッチSW−Hが押し操作されたとすると、切替制御手段12は、このレボルバスイッチSW−Hの回転方向と切替動作中のレボルバ2の回転方向(レボルバスイッチSW−Hの回転方向)とを比較し、これら回転方向が同一であると判断すると、次にステップ#20に移ってレボルバ2の回転量を加算し、目標の対物レンズを対物レンズEから対物レンズDに再設定し、再びステップ#14に戻る。
【0048】
これにより、処理回路10は、回転用モータ3に同じ回転指令を送出し続け、レボルバ2を連続して回転動作させ、ステップ#15において磁気センサ4により読み取られる識別番号が対物レンズDの取付け穴の位置に対応する番号であれば、再設定された目標の対物レンズDが顕微鏡の光軸5に位置決めされたと判断し、次のステップ#16において回転用モータ3を停止する。
【0049】
従って、例えば対物レンズAから対物レンズDに切り替える場合、1回目のレボルバスイッチSW−Hの押し操作による対物レンズの切替動作中に、作業者が素早く2回目のレボルバスイッチSW−Hを押し操作することにより、レボルバ2が連続して回転し、対物レンズAから対物レンズDに切り替わる。
【0050】
なお、切替制御手段12は、ステップ#19の判断の結果、再度押し操作されたレボルバスイッチSW−Hの回転方向と切替動作中のレボルバ2の回転方向とが相違していれば、目標の対物レンズを対物レンズEのまま変更せず、再びステップ#14に戻り、上記同様に、ステップ#15において磁気センサ4により読み取った識別番号が対物レンズEの取付け穴の位置に対応する番号であれば、目標の対物レンズEが顕微鏡の光軸5に位置決めされたと判断し、次のステップ#16において回転用モータ3を停止する。
【0051】
このように上記第1の実施の形態においては、2つのレボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作時から隣接する対物レンズA、B、…Eへの切り替え終了までの切替動作中に、再度レボルバスイッチSW−H又はSW−Lが押し操作されると、これらレボルバスイッチSW−H又はSW−Lの再押し操作によるレボルバ2の回転方向が切替動作中のレボルバ2の回転方向と同一方向であれば、レボルバ2を連続して回転動作させるので、例えば対物レンズAから対物レンズDに切り替える場合、作業者がレボルバスイッチSW−Hを素早く連続して2回押し操作するだけで、目的の対物レンズDに切り替えることができる。
【0052】
従って、一般的な半導体検査作業において顕微鏡で観察を続けながらブラインド操作でレボルバスイッチSW−H又はSW−Lを押し操作して目標の対物レンズA、B…Eに切り替えるときにその作業効率を向上できる。
(2) 以下、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0053】
図3は電動レボルバ制御装置の構成図である。
処理回路20は、図4に示す対物レンズ切り替え制御フローチャートに従って作動し、2つのレボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作を検知し、これらレボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作に応じた正転又は逆転の回転指令をドライバ7に送出し、回転用モータ3を正転又は逆転させて隣接する対物レンズA、B、…Eに切り替え制御する機能を有するとともに、後述するスイッチ検知手段11及び切替制御手段21の各機能を有している。
【0054】
このうちスイッチ検知手段11は、上記同様に、2つのレボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作時から隣接する対物レンズA、B、…Eへの切り替え終了までの切替動作中に、再度レボルバスイッチSW−H又はSW−Lが押し操作されたことを検知する機能を有している。
【0055】
切替制御手段21は、レボルバスイッチSW−H又はSW−Lのいずれか一方又は両方が連続して複数回押し操作された場合、これら押し操作された回数及びこれらの回転方向に基づいてレボルバ2の最終的な回転方向及びその回転量を判断し、これら回転方向及びその回転量に従ってドライバ7に回転指令を発してレボルバ2を正転又は逆転させる機能を有している。
【0056】
次に上記の如く構成された装置の作用について図4に示す対物レンズ切り替え制御フローチャートに従って説明する。
作業者により2つのレボルバスイッチSW−H、SW−Lのうちいずれか一方のレボルバスイッチSW−H又はSW−Lが押し操作されると、処理回路20は、ステップ#10においてレボルバスイッチSW−H又はSW−Lの押し操作を検出し、次のステップ#11においてレボルバスイッチSW−H又はSW−Lによる回転用モータ3の正転又は逆転の入力であることを検知する。
【0057】
次に、処理回路20は、ステップ#12に移って、レボルバスイッチSW−H又はSW−Lのよる回転用モータ3の正転又は逆転の方向を決定し、続くステップ#13において回転用モータ3の正転又は逆転の回転指令をドライバ7に発し、回転用モータ3を回転駆動する。
【0058】
この回転用モータ3を回転駆動により、例えばレボルバスイッチSW−Hの押し操作の検知であれば、レボルバ2は、対物レンズAから対物レンズEに切り替わる方向に回転する。
【0059】
次に、処理回路20は、ステップ#14において、対物レンズAから対物レンズEへの切り替え動作中に、磁気センサ4が識別番号を読み取れるかを検出し、このとき対物レンズEの取付け穴の位置に対応する番号が読み取れるのであれば、ステップ#15において隣接する対物レンズEが顕微鏡の光軸5に位置決めされたと判断し、次のステップ#16において回転用モータ3を停止する。
【0060】
次に、処理回路20は、ステップ#30において、後述するステップ#33で目標の対物レンズが保存されてたかを判断するが、ここでは目標の対物レンズが保存されていないとしてステップ#10に戻る。
【0061】
一方、先の対物レンズの切替動作中、例えば対物レンズAから隣接する対物レンズEに切り替えられるまでの間、スイッチ検知手段11は、ステップ#15からステップ#17及び#18に移り、再度レボルバスイッチSW−H又はSW−Lが押し操作されたか否かを検知する。
【0062】
すなわち、スイッチ検知手段11は、ステップ#17において再度操作されるレボルバスイッチSW−H又はSW−Lを検出し、次のステップ#18においてレボルバスイッチSW−H又はSW−Lによる回転用モータ3の正転又は逆転の入力であることを検知する。
【0063】
次に、切替制御手段21は、ステップ#19において、スイッチ検知手段11により検知された再度押し操作のレボルバスイッチSW−H又はSW−Lによるレボルバ2の回転方向が切替動作中のレボルバ2の回転方向と同一方向であるかを判断し、これら回転方向が同一方向であれば、ステップ#20に移ってレボルバ2の回転量を加算し、目標の対物レンズを対物レンズEから対物レンズDに再設定し、再びステップ#14に戻る。
【0064】
これにより、処理回路10は、上記第1の実施の形態と同様に、回転用モータ3に回転指令を送出し続け、レボルバ2を連続して回転動作させ、ステップ#15において磁気センサ4により読み取られた識別番号が対物レンズDの取付け穴の位置に対応する番号であれば、再設定された目標の対物レンズDが顕微鏡の光軸5に位置決めされたと判断し、次のステップ#16において回転用モータ3を停止する。
【0065】
従って、例えば対物レンズAから対物レンズDに切り替える場合、1回目のレボルバスイッチSW−Hの押し操作により対物レンズAから対物レンズEへの切替動作中に、作業者が素早く2回目のレボルバスイッチSW−Hを押し操作することにより、レボルバ2が連続して回転し、対物レンズAから対物レンズDに切り替えられる。
【0066】
これに対して、切替制御手段21によるステップ#19での判断の結果、再度押し操作のレボルバスイッチSW−H又はSW−Lによるレボルバ2の回転方向が切替動作中のレボルバ2の回転方向と反対方向であれば、切替制御手段21は、ステップ#31に移ってレボルバ2の回転量(以下、移動量と称する)を減算し、次にステップ#32においてレボルバ2の移動量が「0」以下であるかを判断する。
【0067】
例えば、レボルバスイッチSW−Hによるレボルバ2の回転方向を正の値「1」とし、レボルバスイッチSW−Lによるレボルバ2の回転方向を負の値「−1」とした場合、例えばレボルバスイッチSW−Hが2回、次にレボルバスイッチSW−Lが1回再押し操作されると、レボルバ2の移動量の演算処理結果は[1+2−1=2]となり、レボルバ2の移動量は「0」以上になり、最終的なレボルバ2の回転方向は、レボルバスイッチSW−Hによる回転方向で変わらず、かつ対物レンズは、対物レンズAから2個隣りの対物レンズDに切り替わるものとなる。
【0068】
従って、処理回路20は、回転用モータ3に回転指令を送出し続け、レボルバ2を連続して回転動作させ、ステップ#15において磁気センサ4により読み取られた識別番号が対物レンズDの取付け穴の位置に対応する番号であれば、再設定された目標の対物レンズDが顕微鏡の光軸5に位置決めされたと判断し、次のステップ#16において回転用モータ3を停止する。
【0069】
一方、例えばレボルバスイッチSW−Hが1回、次にレボルバスイッチSW−Lが3回再度押し操作されると、レボルバ2の移動量の演算処理結果は[1+1−3=−1]となり、レボルバ2の移動量は「0」以下になり、最終的なレボルバ2の回転方向は、レボルバスイッチSW−Lによる回転方向に変化し、かつ対物レンズは、対物レンズAから方向が反対の1個隣りの対物レンズBに切り替わるものとなる。
【0070】
従って、切替制御手段21は、ステップ#32においてレボルバ2の移動量が「0」以下であることを判断し、ステップ#33に移って目標の対物レンズを対物レンズAから対物レンズBに変更して保存する。
【0071】
次に、処理回路20は、ステップ#14に戻り、先ずは回転用モータ3に回転指令を送出し続けてレボルバ2を回転動作させ、ステップ#15において磁気センサ4により読み取られた識別番号が対物レンズEの取付け穴の位置に対応する番号になったときステップ#16において回転用モータ3を停止する。
【0072】
続けて、処理回路20は、ステップ#30において、目標の対物レンズが保存されているかを判断し、この場合、先のステップ#33で目標の対物レンズBが保存されていることから、この目標の対物レンズBを読み出し、再びステップ#12に戻る。
【0073】
次に、処理回路20は、ステップ#12において、目標の対物レンズBに切り替わるように回転方向を決定し、次のステップ#13において回転用モータ3の正転又は逆転の回転指令をドライバ7に発し、回転用モータ3を回転駆動する。
【0074】
この回転用モータ3を回転駆動によりレボルバ2は、対物レンズEから対物レンズA、対物レンズBに切り替わる方向に回転する。
次に、処理回路20は、ステップ#14において、対物レンズEから対物レンズBへの切り替え動作中に、磁気センサ4により読み取られた識別番号を受け取り、この識別番号が対物レンズBの取付け穴の位置に対応する番号であれば、ステップ#15において隣接する対物レンズBが顕微鏡の光軸5に位置決めされたと判断し、次のステップ#16において回転用モータ3を停止する。
【0075】
このように上記第2の実施の形態においては、レボルバスイッチSW−H又はSW−Lのいずれか一方又は両方が連続して複数回押し操作された場合、これら押し操作された回数及びこれらの回転方向に基づいてレボルバ2の最終的な回転方向及びその回転量を判断し、これら回転方向及びその回転量に従ってドライバ7に回転指令を発してレボルバ2を正転又は逆転させるので、上記第1の実施の形態と同様に、例えば対物レンズAから対物レンズDに切り替える場合、作業者がレボルバスイッチSW−Hを素早く連続して2回押し操作するだけで、目的の対物レンズDに切り替えることができ、一般的な半導体検査作業において顕微鏡で観察を続けながらブラインド操作でレボルバスイッチSW−H又はSW−Lを押し操作して目標の対物レンズA、B…Eに切り替えるときにその作業効率を向上できる。
【0076】
又、連続した2回以上の対物レンズの切り替えで、2回目以降の押し操作ミスを全てキャンセルでき、誤操作による対物レンズの切り替えを素早くでき、対物レンズの標本に対する緊急退避ができる。
【0077】
例えば、対物レンズAから対物レンズBに切り替える場合、レボルバスイッチSW−Lを押し操作するところを間違ってレボルバスイッチSW−Hを押し操作したとしても、対物レンズEに向かっての切替動作中に素早くレボルバスイッチSW−Lを2回押し操作すれば、目標の対物レンズBに切り替えることができ、対物レンズの標本に対する緊急退避の可能である。
【0078】
なお、本発明は、上記第1及び第2の実施の形態に限定されるものでなく次の通り変形してもよい。
例えば、レボルバスイッチSW−H又はSW−Lの入力処理をソフトウエア上で割り込み処理を行ってもよく、又これらレボルバスイッチSW−H又はSW−Lからの信号入力の検出のためにメモリ及び遅延回路を搭載し、一定時間内のレボルバスイッチSW−H又はSW−Lからの信号入力を順次制御し、ドライバ7に送出するようにしてもよい。
【0079】
又、上記第1及び第2の実施の形態では、方向指定スイッチとしてのレボルバスイッチSW−H又はSW−Lを用いた場合について説明したが、各対物レンズに対応して複数のレボルバスイッチを設ける直接指定スイッチの場合にも適用できる。この場合、各対物レンズA、B、…Eに対応して複数のレボルバスイッチa〜eが設けられていれば、対物レンズAが位置決めされている状態に、対物レンズBに対応するレボルバスイッチbを押し操作し、この対物レンズAから対物レンズBに切り替わり切替動作中に、再度対物レンズDに対応するレボルバスイッチdが押し操作されると、レボルバは続けて回転し、目標の対物レンズが対物レンズAから対物レンズDに切り替わる。
【0080】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、レボルバスイッチの操作時から他の対物レンズへの切り替え終了までの切替動作中に、レボルバスイッチが再度操作されても、時間ロスを無くして素早く目標の対物レンズに切り替えることができ、かつ連続した2回以上の対物レンズの切り替えで、2回目以降の押し操作ミスを全てキャンセルでき、誤操作による対物レンズの切り替えを素早くでき、対物レンズの標本に対する緊急退避ができる電動レボルバ制御装置を提供できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電動レボルバ制御装置の第1の実施の形態を示す構成図。
【図2】同装置の対物レンズ切り替え制御フローチャート。
【図3】本発明に係わる電動レボルバ制御装置の第2の実施の形態を示す構成図。
【図4】同装置の対物レンズ切り替え制御フローチャート。
【図5】従来の電動レボルバ制御装置の構成図。
【図6】同装置の対物レンズ切り替え制御フローチャート。
【符号の説明】
1…電動レボルバ、
2…取付け体(レボルバ)、
3…回転用電動機(回転用モータ)、
4…磁気センサ、
7…ドライバ、
10,20…処理回路、
11…スイッチ検知手段、
12…切替制御手段。

Claims (3)

  1. 複数の対物レンズを取り付けたレボルバを方向指定スイッチの操作に従って正転又は逆転させ、現在位置決めされている前記対物レンズから左側又は右側に隣接する他の前記対物レンズに切り替える電動レボルバ制御装置において、
    前記方向指定スイッチの操作時から前記他の対物レンズへの切り替え終了までの切替動作中に、前記方向指定スイッチが再度操作されたことを検知すると、この方向指定スイッチの操作回数に基づいて目標の前記対物レンズを再設定し、前記レボルバを回転させ、現在位置決めされている前記対物レンズから前記再設定された前記目標の対物レンズに切り替える切替制御手段、
    を具備したことを特徴とする電動レボルバ制御装置。
  2. 前記切替制御手段は、前記切替動作中に操作された前記方向指定スイッチで指定された前記レボルバの回転方向が前記切替動作中の前記レボルバの回転方向と同一方向の場合に、前記レボルバを連続して回転動作させることを特徴とする請求項1記載の電動レボルバ制御装置。
  3. 前記切替制御手段は、前記方向指定スイッチが複数回操作された場合、これら操作された回数及びこれらの回転方向に基づいて前記レボルバの最終的な回転方向及びその回転量を演算処理し、これら回転方向及びその回転量に従って前記レボルバを正転又は逆転させることを特徴とする請求項1記載の電動レボルバ制御装置。
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