JP3979089B2 - 車両用ミラー駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用ミラーの鏡面を所望の位置に動かすための車両用ミラー駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のドアミラー等のミラーにおいて、いわゆるメモリーミラー装置が知られている。このメモリーミラー装置は、ミラー鏡面の位置を動かす駆動モータと、ミラー鏡面の現在位置を検出する位置センサと、運転者に合わせたミラー鏡面の目標位置を記憶する記憶手段と、運転者によって操作される車室内の再生ボタンとを備えている。再生ボタンが操作されると、ミラー鏡面の位置を記憶手段に記憶された目標位置に一致させるように、駆動モータが駆動される。これによって、再生ボタンを操作するだけでミラー鏡面の位置を運転者に合わせた位置へ駆動することができる。例えば、運転者が運転中または停車中にミラー鏡面の位置を動かしてしまった場合でも、再生ボタンを操作するだけで、もとの位置に戻すことができる。
【0003】
このようなメモリーミラーにおけるミラー鏡面駆動装置は、水平方向駆動モータと、垂直方向駆動モータとを備えている。図7に示すように、水平方向駆動モータはミラー鏡面を水平方向に駆動し、垂直方向駆動モータはミラー鏡面を垂直方向に駆動する。まず、どちらかの方向のモータを駆動することによって、ミラー鏡面の水平方向もしくは垂直方向における位置を、予め記憶した目標位置と一致させる。一方の方向における位置が一致した後、駆動方向をもう一方の方向に変えて駆動する。これによって、現在位置Pにあるミラー鏡面を、予め記憶された目標位置Mまで駆動する。なお、図7において、現在位置Pから目標位置Mまでの経路をミラー鏡面の移動経路と呼び、囲み線Aは、ミラー鏡面が移動経路に沿って動くことのできる範囲である可動範囲を示す。本明細書では、ミラー鏡面は移動経路上の位置に応じた向きに設定され、移動経路上の任意の位置を単にミラー鏡面の現在位置と呼ぶ。
【0004】
ところで、このようにミラー鏡面を駆動した場合、ミラー鏡面の現在位置が目標位置に到達する前に、ミラー鏡面の現在位置が囲み線Aに到達してしまうことがある。この現象をミラー鏡面が可動範囲の限界位置に達したと呼ぶ。例えば、図8のP1の位置にあるミラー鏡面を目標位置M1まで駆動する場合に、最初に水平方向に駆動するとミラー鏡面の現在位置は限界位置に到達する。そしてそれ以上右方向には動かせなくなってしまう。
【0005】
このような場合は、ミラー鏡面の現在位置が限界位置に到達したことを検出して、駆動方向を上方に変える方法が採られている。そして、ミラー鏡面の現在位置の垂直位置が目標位置M1の垂直位置と一致するまでミラー鏡面を上方に駆動する。ミラー鏡面の現在位置の垂直位置が目標位置M1の垂直位置と一致した後、再び駆動方向を右方向に変えて、ミラー鏡面の現在位置(以下では、ミラー鏡面の現在位置を単にミラー鏡面と呼ぶ)を目標位置M1まで駆動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このようなミラー鏡面の駆動方法を行なった場合、ミラー鏡面が可動範囲の限界位置に到達したときに、ミラー鏡面を駆動するモータは即座に停止することができない。すなわち、限界位置に到達してもなお、可動範囲外に向けての駆動モータの作動が続いてしまう。このため、駆動モータの回転力をミラー鏡面に伝達するギアが飛んで、ミラー鏡面が振動するとともに異音を生じるクリックという現象が発生する。
【0007】
このクリックを回避するためには、図8に破線で示したようにP1の位置にあるミラー鏡面をまず垂直方向に動かすようにすれば良い。しかし、最初の駆動方向を常に垂直方向とすると、図8のP2の位置にあるミラー鏡面を目標位置M2まで駆動する際には、同様にクリックが発生してしまう。
【0008】
本発明の目的は、ミラー鏡面を目標位置に駆動する途中で鏡面が振動したり異音が発生したりするような不都合を防止することのできる車両用ミラー駆動装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の発明は、車両のミラー鏡面を動かすための駆動を行う駆動手段と、ミラー鏡面の現在位置を検出する現在位置検出手段と、ミラー鏡面の目標位置を記憶する目標位置記憶手段と、ミラー鏡面の可動範囲の中心位置を記憶する中心位置記憶手段と、現在位置検出手段によって検出された現在位置、前記目標位置記憶手段に記憶された目標位置、および中心位置記憶手段に記憶された中心位置の位置関係に基づいてミラー鏡面の可動範囲内に設定した経路を通って、ミラー鏡面を現在位置から目標位置まで動かす制御手段とを備え、制御手段は、所定の状態が検出されたときに、(a)ミラー鏡面を上下方向の一定の位置における可動範囲の左右両端まで動かして左右両端を検出し、(b)検出した左右両端から同一距離である点を左右方向における中心位置として検出し、(c)検出した左右方向における中心位置を中心位置記憶手段に記憶させるとともに、(d)ミラー鏡面を左右方向の一定の位置における可動範囲の上下両端まで動かして上下両端を検出し、(e)検出した上下両端から同一距離である点を上下方向における中心位置として検出し、(f)検出した上下方向における中心位置を中心位置記憶手段に記憶させることを特徴とする。
(2)請求項2の車両用ミラーの駆動装置は、車両のミラー鏡面を動かすための駆動を行う駆動手段と、ミラー鏡面の現在位置を検出する現在位置検出手段と、ミラー鏡面の目標位置を記憶する目標位置記憶手段と、ミラー鏡面の可動範囲の中心位置を記憶する中心位置記憶手段と、現在位置検出手段によって検出された現在位置、目標位置記憶手段に記憶された目標位置、および中心位置記憶手段に記憶された中心位置の位置関係に基づいてミラー鏡面の可動範囲内に設定した経路を通って、ミラー鏡面を現在位置から目標位置まで動かす制御手段とを備え、制御手段は、所定の状態が検出されたときに、(a)ミラー鏡面を上下方向の一定の位置における可動範囲の左右両端まで動かして左右両端を検出し、(b)検出した左右両端から同一距離である点を左右方向における中心位置として検出し、(c)検出した左右方向における中心位置を中心位置記憶手段に記憶させることを特徴とする。
(3)請求項3の車両用ミラー駆動装置は、車両のミラー鏡面を動かすための駆動を行う駆動手段と、ミラー鏡面の現在位置を検出する現在位置検出手段と、ミラー鏡面の目標位置を記憶する目標位置記憶手段と、ミラー鏡面の可動範囲の中心位置を記憶する中心位置記憶手段と、現在位置検出手段によって検出された現在位置、目標位置記憶手段に記憶された目標位置、および中心位置記憶手段に記憶された中心位置の位置関係に基づいてミラー鏡面の可動範囲内に設定した経路を通って、ミラー鏡面を現在位置から目標位置まで動かす制御手段とを備え、制御手段は、所定の状態が検出されたときに、(a)ミラー鏡面を左右方向の一定の位置における可動範囲の上下両端まで動かして上下両端を検出し、(b)検出した上下両端から同一距離である点を上下方向における中心位置として検出し、(c)検出した上下方向における中心位置を中心位置記憶手段に記憶させることを特徴とする。
(4)請求項4の車両用ミラー駆動装置は、請求項1〜3のいずれかの駆動装置において、制御手段に電力を供給する電源を備えており、上記所定の状態は、電源が制御手段に接続された状態であることを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】
(1)請求項1〜3の発明によれば、ミラー鏡面を目標位置記憶手段に記憶された位置まで動かす際に、中心位置記憶手段に記憶された可動範囲の中心位置に基づいてミラー鏡面の可動範囲内に設定した経路を通って、ミラー鏡面を現在位置から目標位置まで動かすようにした。ミラー鏡面が限界位置に到達することがなく、このため、クリックによる異音および振動の発生を防止することができる。また、ミラー個々の製品バラツキや組付けバラツキによって変化する可動範囲の中心位置を補正して、クリックによる異音および振動を確実に防止することができる。
(2)請求項4の発明によれば、制御手段に電力を供給する電源を備え、電源が制御手段に接続された時に可動範囲の中心位置を検出して記憶する。このため、例えばミラーを交換した場合であっても可動範囲の中心位置を補正することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0012】
<駆動装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態による車両用ミラー駆動装置のブロック図である。車両用ミラー駆動装置は、コントローラ1と、ミラー本体2と、現在位置検出部3と、再生スイッチ4と、メモリスイッチ6と、左右スイッチ7と、上下スイッチ8とを備えている。コントローラ1とミラー本体2はバッテリ5に接続され、バッテリ5から電力の供給を受けるようになっている。
【0013】
ミラー本体2は、例えば乗用車のドアミラーとして構成され、鏡面を動かすための駆動を行なう駆動部を備えている。この駆動部は、鏡面を2つの駆動方向にそれぞれ動かす駆動モータを備えている。ここでは左右および上下に駆動するため、左右方向に動かす左右方向駆動モータ21と、上下方向に動かす上下方向駆動モータ22とを備えている。
【0014】
現在位置検出部3は、ミラー本体2に取り付けられた位置センサで構成されている。この現在位置検出部3はミラー本体2の鏡面の現在位置を検出し、検出された現在位置はコントローラ1に読み取られる。
【0015】
ミラー鏡面はミラー枠体に支持されたボールジョイント(不図示)を支点として上下、左右にその面の向きが変更される。ミラー鏡面を枠体の内側面形状に沿って移動させるとき、ミラー鏡面がボールジョイントの可動限界に到達してそれ以上移動できない場合がある。ミラー鏡面の全周方向の制限位置をプロットすると、図2に示す囲み線Bが描かれる。囲み線Bは、ミラー鏡面が移動経路に沿って動くことのできる範囲である可動範囲を示す。本明細書では、ミラー鏡面は移動経路に応じた向きに設定され、移動経路上の任意の位置を単にミラー鏡面の現在位置と呼ぶ。図2に示すように、ミラーの動きをX−Y平面に表すこととする。この場合、現在位置(Xn,Yn)は、左右方向(X方向)の位置および上下方向(Y方向)の位置によって特定される。なお、図2において、現在位置から目標位置までの経路をミラー鏡面の移動経路と呼ぶ。
【0016】
再生スイッチ4と、メモリスイッチ6と、左右スイッチ7と、上下スイッチ8とは、例えば車両室内のインストールパネルに備えられ、乗員によって操作されるとオンするようになっている。オンまたはオフの情報は、コントローラ1に読み取られる。
【0017】
コントローラ1は、制御部1a、再生位置記憶部1b、中心位置記憶部1cを備えている。このコントローラ1は、現在位置検出部3で検出された鏡面の現在位置と、再生スイッチ4の状態とに基づいて、ミラー本体2の左右方向駆動モータ21と上下方向駆動モータ22とを制御して、ミラー鏡面を動かすことができる。
【0018】
再生位置記憶部1bは、予め定められた目標位置、ここでは運転者に応じたミラー鏡面の位置である再生位置を記憶している。例えば、左右スイッチ7および上下スイッチ8により、運転者がミラー鏡面を動かして自分に合った位置に調整し、ミラー鏡面がその位置にある状態で、図示しない設定ボタンを押下した場合、その鏡面の位置が再生位置として記憶される。図2に示すように、再生位置(Xt,Yt)は、左右方向(X方向)の位置および上下方向(Y方向)の位置によって特定される。
【0019】
中心位置記憶部1cは、ミラー鏡面の可動範囲の中心位置を記憶している。この中心位置とは、図2に示すように、可動範囲Bの上下左右方向の中心位置である。中心位置(X0,Y0)は、左右方向(X方向)の位置および上下方向(Y方向)の位置によって特定される。可動範囲の輪郭線の形状が左右対称であれば、左右方向における中心位置X0は、上下方向におけるどの位置で見ても一意に定まる。可動範囲の輪郭線の形状が上下対称であれば、上下方向における中心位置Y0は、左右方向におけるどの位置で見ても一意に定まる。図2の例では、可動範囲Bの輪郭線は楕円形であるため、左右対称かつ上下対称である。可動範囲の輪郭線は幾何学上の厳密な意味での楕円形である必要は無いが、図2のように、可動範囲を上下または左右方向に横切る直線が可動範囲の輪郭線と3回以上交差することのない形状であることが望ましい。
【0020】
なお、この中心位置記憶部1cには、コントローラ1の新品時には中心位置が記憶されていない。
【0021】
制御部1aは、ミラー本体2の左右方向駆動モータ21と上下方向駆動モータ22を制御してミラー鏡面を再生位置に動かすことができる。制御部1aがこの再生動作を開始するのは、ここでは再生スイッチ4がオンとなったことを検出した場合である。再生動作は、現在位置検出部3にて検出された鏡面の現在位置と、再生位置記憶部1bにて記憶されている再生位置と、中心位置記憶部1cに記憶された中心位置とに基づいて行なわれる。
【0022】
また、制御部1aは、所定の状態が検出されたとき、ここではバッテリ5が接続された場合に、中心位置を検出して、検出した中心位置を中心位置記憶部1cに記憶させる。中心位置の検出は、制御部1aがミラー本体2の左右方向駆動モータ21と上下方向駆動モータ22を駆動して、現在位置検出部3にて鏡面の位置を検出し、検出された位置に基づいて行なう。
【0023】
<中心位置記憶動作>
図3は、中心位置記憶部1cに可動範囲の中心位置を記憶させる際の制御部1aの処理手順を示すフローチャートである。図4は、この処理におけるミラー鏡面の駆動経路を説明する図である。図3のフローチャートに示す処理は、制御部1aがバッテリ5に接続されたことを検出したときに起動する。但し、起動の条件はこれに限定されず、その他何らかの必要が生じた場合にも起動することとしても良い。
【0024】
制御部1aは、ステップS101において、中心位置記憶部1cに中心位置が記憶されているかどうかを判定する。中心位置が記憶されていれば処理を終了する。中心位置が記憶されていなければステップS102へ進む。制御部1aは、ステップS102において、上下方向駆動モータ22を駆動して、ミラー鏡面を上方に駆動する。つまり図4(A)中の(1)の方向に駆動する。
【0025】
制御部1aは、ステップS103において、鏡面が可動範囲の上端まで動いたかどうかを判定する。可動範囲の上端まで動いたかどうかは、現在位置検出部3にて検出された鏡面の現在位置が変化しなくなったか否かにより判定される。上方への駆動によっても鏡面の現在位置が変化しなくなった場合は、可動範囲の上端まで動いたものと判定される。
【0026】
ステップS103において、鏡面位置が可動範囲の上端ではないと判定された場合はステップS102に戻り、鏡面位置が可動範囲の上端であると判定されるまで上方への駆動を継続する。鏡面位置が可動範囲の上端であると判定された場合はステップS104へ進む。次に、制御部1aは、ステップS104において、左右方向駆動モータ21を駆動して、ミラー鏡面を左方向に駆動する。つまり図4(A)中の(2)の方向に駆動する。
【0027】
制御部1aは、ステップS105において、ステップS103と同様に、鏡面が可動範囲の左端まで動いたかどうかを判定する。鏡面位置が可動範囲の左端ではないと判定された場合はステップS104に戻って、鏡面位置が可動範囲の左端であると判定されるまで左方向駆動を継続する。鏡面位置が可動範囲の左端であると判定された場合はステップS106へ進む。制御部1aは、ステップS106において、現在位置検出部3にて検出された鏡面の現在位置に基づき、この時点での左右方向位置X1を、図示しない記憶部に記憶させる。
【0028】
更に、制御部1aは、ステップS107において、左右方向駆動モータ21を駆動して、ミラー鏡面を右方向に駆動する。つまり図4(B)中の(3)の方向に駆動する。制御部1aは、ステップS108において、ステップ103と同様に、鏡面が可動範囲の右端まで動いたかどうかを判定する。鏡面位置が可動範囲の右端ではないと判定された場合はステップ107に戻って、鏡面位置が可動範囲の右端であると判定されるまで右方向駆動を継続する。鏡面位置が可動範囲の右端であると判定された場合はステップ109へ進む。制御部1aは、ステップS109において、現在位置検出部3にて検出された鏡面の現在位置に基づき、この時点での左右方向位置X2を、図示しない記憶部に記憶させる。
【0029】
そして、制御部1aは、ステップS110において、記憶した左右方向位置X1およびX2を、
X0=(X2+X1)/2
の式に代入し、鏡面の可動範囲の左右方向の中心位置X0を算出する。算出した左右方向の中心位置X0を、中心位置記憶部1cに送って記憶させる。
【0030】
制御部1aは、ステップS111において、左右方向駆動モータ21を駆動して、ミラー鏡面の左右位置をX0まで駆動する。つまり図4(C)中の(4)の方向に駆動する。既にステップS102およびステップS103において、図4の(2)〜(4)の方向に対して垂直に(上方に)可動範囲の限界まで駆動してあるので、これら(2)〜(4)の駆動は短い距離で済む。
【0031】
ステップS112〜S118では、ステップS104〜S110における鏡面の可動範囲の左右方向の中心位置X0と同様に、鏡面を上下方向の鏡面可動範囲の両端まで駆動して、鏡面可動範囲の上下方向の中心位置Y0を算出する。そして、上下方向の中心位置Y0を中心位置記憶部1cに送って記憶させる。
【0032】
つまり、鏡面を図4(C)中の(5)の方向に駆動して可動範囲の上端Y1を検出した後、図4(D)中の(6)の方向に駆動して可動範囲の下端Y2を検出する。そして、検出したY1およびY2を、
Y0=(Y2+Y1)/2
の式に代入して鏡面可動範囲の上下方向の中心位置Y0を算出する。算出した上下方向の中心位置Y0を、中心位置記憶部1cに送って記憶させる。
【0033】
このように、図3の処理手順によって、検出した鏡面の可動範囲の中心位置(X0,Y0)を、中心位置記憶部1cに記憶させることができ、一連の処理が終了する。
【0034】
<再生位置への復帰動作>
図5は、再生スイッチ4が乗員によって操作されたときの、制御部1aによるミラー鏡面の駆動処理を説明する図である。
【0035】
制御部1aは、再生スイッチ4がオンとなったことを検出すると、現在位置検出部3にて検出された駆動前の鏡面の現在位置(Xn,Yn)と、再生位置記憶部1bにて記憶されている再生位置(Xt,Yt)と、中心位置記憶部1cに記憶された中心位置(X0,Y0)に基づいて、左右方向駆動モータ21と上下方向駆動モータ22を制御する。このとき、以下のようなケースが考えられる。
【0036】
<ケース1>
図5中にて「CASE1」で示す範囲(斜線部)に再生位置(Xt,Yt)がある場合、つまり、左右方向の位置につきXn>Xt>X0が成立するか、または上下方向の位置につきYn>Yt>Y0が成立する場合は、これらの条件が成立している方向から鏡面の駆動を開始する。つまり、Xn>Xt>X0が成立している場合は左右方向から、Yn>Yt>Y0が成立している場合は上下方向から、鏡面の駆動を行なう。一方の駆動が完了した後、他方の駆動を行なう。これにより、ミラー鏡面が限界位置に到達することなく、ミラー鏡面を目標位置まで駆動することができる。
【0037】
<ケース2>
図5中にて「CASE2」で示す範囲に再生位置(Xt,Yt)がある場合、つまり、Xt>Xn>X0が成立し、かつYt>Yn>Y0が成立する場合は、上下方向および左右方向のどちらから鏡面の駆動を開始しても良い。一方の駆動が完了した後、他方の駆動を行なう。これにより、ミラー鏡面が限界位置に到達することなく、ミラー鏡面を目標位置まで駆動することができる。
【0038】
<ケース3>
図5中にて「CASE3」で示す範囲に再生位置(Xt,Yt)がある場合、つまり、Xn>X0>Xtが成立し、かつYn>Y0>Ytが成立する場合は、以下の何れかの手順で駆動する。すなわち、鏡面の左右方向位置をX0まで駆動した後、鏡面の上下方向位置をYtまで駆動し、次に鏡面の左右方向位置をXtまで駆動する。または、鏡面の上下方向位置をY0まで駆動した後、鏡面の左右方向位置をXtまで駆動し、次に鏡面の上下方向位置をYtまで駆動する。これにより、ミラー鏡面が限界位置に到達することなく、ミラー鏡面を目標位置まで駆動することができる。
【0039】
<ケース4>
図5中にて「CASE4」で示す範囲に再生位置(Xt,Yt)がある場合、つまり、ケース1、2および3に該当せず、かつ、Xn>X0>XtまたはYn>Y0>Ytが成立する場合は、これらの条件が成立している方向から鏡面の駆動を開始する。つまり、Xn>X0>Xtが成立している場合は左右方向から、Yn>Y0>Ytが成立している場合は上下方向から鏡面の駆動を行なう。一方の駆動が完了した後、他方の駆動を行なう。これにより、ミラー鏡面が限界位置に到達することなく、ミラー鏡面を目標位置まで駆動することができる。
【0040】
<その他の場合>
なお、図5では、現在位置(Xn,Yn)と中心位置(X0,Y0)との関係がXn>X0かつYn>Y0であることが前提となっていたが、その他の場合でも上記と同様に処理することができる。図5の前提に限定されずに上記の処理を一般化すると以下のようになる。
【0041】
<ケース1まとめ>
Xn>Xt≧X0かつYn>Yt≧Y0が成立する場合、Xn<Xt≦X0かつYn<Yt≦Y0が成立する場合は、ケース1に該当する。この場合、Xn>Xt≧X0もしくはXn<Xt≦X0が成立している場合は左右方向から、Yn>Yt≧Y0もしくはYn<Yt≦Y0が成立している場合は上下方向から、鏡面の駆動を開始する。これにより、ミラー鏡面が限界位置に到達することなく、ミラー鏡面を目標位置まで駆動することができる。
【0042】
<ケース2まとめ>
Xt≧Xn>X0かつYt≧Yn>Y0が成立する場合、もしくはXt≦Xn<X0かつYt≦Yn<Y0が成立する場合は、ケース2に該当する。この場合、上下方向および左右方向のどちらから鏡面の駆動を開始しても良い。これにより、ミラー鏡面が限界位置に到達することなく、ミラー鏡面を目標位置まで駆動することができる。
【0043】
<ケース3まとめ>
Xn>X0>XtかつYn>Y0>Ytが成立する場合、もしくはXn<X0<XtかつYn<Y0<Ytが成立する場合は、ケース3に該当する。前者の条件が成立する場合は、Y方向にY0方向まで駆動させた後、X方向における位置を再生位置まで駆動させ、次に、Y方向に再生位置まで駆動させる。後者の条件が成立する場合は、Y方向にY0方向まで駆動させた後、X方向における位置を再生位置まで駆動させ、次に、Y方向に再生位置まで駆動させる。
【0044】
<ケース4まとめ>
以下の▲1▼〜▲4▼の条件成立する場合はケース4に該当する。
▲1▼ケース1、2および3に該当せず、かつ、Xn>X0>Xtの場合
▲2▼ケース1、2および3に該当せず、かつ、Yn>Y0>Ytの場合
▲3▼ケース1、2および3に該当せず、かつ、Xt>X0>Xnの場合
▲4▼ケース1、2および3に該当せず、かつ、Yt>Y0>Ynの場合
▲1▼▲3▼はX方向から、▲2▼▲4▼はY方向から鏡面の駆動を開始する。これにより、ミラー鏡面が限界位置に到達することなく、ミラー鏡面を目標位置まで駆動することができる。
【0045】
以上のように制御装置1aは、現在位置検出部3にて検出された現在位置(Xn,Yn)と、再生位置記憶部1bにて記憶されている再生位置(Xt,Yt)と、中心位置記憶部1cに記憶された中心位置(X0,Y0)とに基づいて、駆動経路を選択する。これによって、ミラー鏡面の可動範囲内に設定した経路を通って、ミラー鏡面が現在位置から目標位置まで動くので、クリックを発生させることなく、ミラー鏡面を再生位置まで駆動することができる。
【0046】
<再生位置への復帰動作の変形例>
なお、以上の処理手順は一例を示したものに過ぎず、他の手順で駆動しても良い。例えば、鏡面の可動範囲の輪郭線が左右対称であって、可動範囲を上下または左右方向に横切る直線が可動範囲の輪郭線と3回以上交差することのない形状であれば、以下の処理によって駆動順序を選択することができる。
【0047】
図6は、再生位置への復帰動作の変形例を説明する図である。ここでは、上記図5のケース1乃至ケース4の何れに該当するかに関わらず、
|Xn−X0|>|Xt−X0|
が成立するか否かを判定する。なお、ここで記号|A|は、Aの絶対値を示す。
【0048】
この条件が成立するとき(図6の斜線部にXtがあるとき)は、左右方向位置をXtまで駆動した後、上下方向位置をYtまで駆動する。一方、この条件が成立しないとき(図6の斜線部以外にXtがあるとき)は、上下方向位置をYtまで駆動した後、左右方向位置をXtまで駆動する。ここではYn、Yt、Y0の値の大小を判断する必要は無く、Y0を求める必要も無い。
【0049】
同様に、鏡面の可動範囲の輪郭線が上下対称であって、可動範囲を上下または左右方向に横切る直線が可動範囲の輪郭線と3回以上交差することのない形状であれば、以下の処理によって駆動順序を選択することができる。
【0050】
上記図5のケース1乃至ケース4の何れに該当するかに関わらず、
|Yn−Y0|>|Yt−Y0|
が成立するか否かを判定する。なお、ここで記号|A|は、Aの絶対値を示す。
【0051】
この条件が成立するとき(図示せず)は、上下方向位置をYtまで駆動した後、左右方向位置をXtまで駆動する。一方、この条件が成立しないときは、左右方向位置をXtまで駆動した後、上下方向位置をYtまで駆動する。ここではXn、Xt、X0の値の大小を判断する必要は無く、X0を求める必要も無い。
【0052】
<他の変形例>
本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、他の形態をとることもできる。例えば、目標位置記憶手段に記憶される目標位置は、運転者が自ら設定する再生位置に限らず、製造時に運転者の体格に応じて複数の標準位置を設定する場合にはそのような標準位置でもよい。この場合、再生スイッチ4に加えまたはこれに代えて、標準位置への駆動スイッチを設ける。この駆動スイッチがオンとなった場合には、標準位置への駆動を行なう。
【0053】
また、鏡面の駆動方向は、左右および上下の2方向としたが、これに限らず、任意の斜め方向およびこれに直交する方向の2方向で駆動することとしてもよい。この場合、鏡面の位置は、左右および上下方向における位置ではなく、各駆動方向における位置によって特定されることが望ましい。また、ミラー鏡面の可動範囲の輪郭線は左右対称および上下対称ではなく、各駆動方向の特定の直線に対して、それぞれ線対称であることが望ましい。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による車両用ミラー駆動装置のブロック図である。
【図2】ミラー鏡面の可動範囲と、その中心位置等を説明する図である。
【図3】上記実施形態により中心位置記憶部に可動範囲の中心位置を記憶させる際の制御部の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図3の処理におけるミラー鏡面の駆動経路を説明する図である。
【図5】上記実施形態により再生スイッチが乗員によって操作されたときの制御部によるミラー鏡面の駆動処理を説明する図である。
【図6】図5の変形例による駆動処理を説明する図である。
【図7】ミラー鏡面の可動範囲と駆動方向を説明する図である。
【図8】本発明によらない場合のミラー鏡面の駆動経路を説明する図である。
【符号の説明】
1 コントローラ
1a 制御部(制御手段)
1b 再生位置記憶部(目標位置記憶手段)
1c 中心位置記憶部(中心位置記憶手段)
2 ミラー本体
21 左右方向駆動モータ(駆動手段)
22 上下方向駆動モータ(駆動手段)
3 位置センサ(現在位置検出手段)
4 再生スイッチ
5 バッテリ(電源)
(Xn,Yn) 現在位置
(Xt,Yt) 再生位置(目標位置)
(X0,Y0) 中心位置
Claims (4)
- 車両のミラー鏡面を動かすための駆動を行う駆動手段と、
前記ミラー鏡面の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
前記ミラー鏡面の目標位置を記憶する目標位置記憶手段と、
前記ミラー鏡面の可動範囲の中心位置を記憶する中心位置記憶手段と、
前記現在位置検出手段によって検出された現在位置、前記目標位置記憶手段に記憶された目標位置、および前記中心位置記憶手段に記憶された中心位置の位置関係に基づいて前記ミラー鏡面の可動範囲内に設定した経路を通って、前記ミラー鏡面を前記現在位置から前記目標位置まで動かす制御手段とを備え、
前記制御手段は、所定の状態が検出されたときに、
(a)前記ミラー鏡面を上下方向の一定の位置における可動範囲の左右両端まで動かして前記左右両端を検出し、
(b)前記検出した左右両端から同一距離である点を左右方向における中心位置として検出し、
(c)前記検出した左右方向における中心位置を前記中心位置記憶手段に記憶させるとともに、
(d)前記ミラー鏡面を左右方向の一定の位置における可動範囲の上下両端まで動かして前記上下両端を検出し、
(e)前記検出した上下両端から同一距離である点を上下方向における中心位置として検出し、
(f)前記検出した上下方向における中心位置を前記中心位置記憶手段に記憶させることを特徴とする車両用ミラー駆動装置。 - 車両のミラー鏡面を動かすための駆動を行う駆動手段と、
前記ミラー鏡面の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
前記ミラー鏡面の目標位置を記憶する目標位置記憶手段と、
前記ミラー鏡面の可動範囲の中心位置を記憶する中心位置記憶手段と、
前記現在位置検出手段によって検出された現在位置、前記目標位置記憶手段に記憶された目標位置、および前記中心位置記憶手段に記憶された中心位置の位置関係に基づいて前記ミラー鏡面の可動範囲内に設定した経路を通って、前記ミラー鏡面を前記現在位置から前記目標位置まで動かす制御手段とを備え、
前記制御手段は、所定の状態が検出されたときに、
(a)前記ミラー鏡面を上下方向の一定の位置における可動範囲の左右両端まで動かして前記左右両端を検出し、
(b)前記検出した左右両端から同一距離である点を左右方向における中心位置として検出し、
(c)前記検出した左右方向における中心位置を前記中心位置記憶手段に記憶させること特徴とする車両用ミラー駆動装置。 - 車両のミラー鏡面を動かすための駆動を行う駆動手段と、
前記ミラー鏡面の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
前記ミラー鏡面の目標位置を記憶する目標位置記憶手段と、
前記ミラー鏡面の可動範囲の中心位置を記憶する中心位置記憶手段と、
前記現在位置検出手段によって検出された現在位置、前記目標位置記憶手段に記憶された目標位置、および前記中心位置記憶手段に記憶された中心位置の位置関係に基づいて前記ミラー鏡面の可動範囲内に設定した経路を通って、前記ミラー鏡面を前記現在位置から前記目標位置まで動かす制御手段とを備え、
前記制御手段は、所定の状態が検出されたときに、
(a)前記ミラー鏡面を左右方向の一定の位置における可動範囲の上下両端まで動かして 前記上下両端を検出し、
(b)前記検出した上下両端から同一距離である点を上下方向における中心位置として検出し、
(c)前記検出した上下方向における中心位置を前記中心位置記憶手段に記憶させることを特徴とする車両用ミラー駆動装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用ミラー駆動装置において、
前記制御手段に電力を供給する電源を備え、
前記所定の状態は、前記電源が前記制御手段に接続された状態であることを特徴とする車両用ミラー駆動装置。
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