JPH118325A - 不揮発性半導体記憶装置、その製造方法、その書き込み方法、その読み出し方法、記録媒体並びに半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置、その製造方法、その書き込み方法、その読み出し方法、記録媒体並びに半導体記憶装置

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JPH118325A
JPH118325A JP10812398A JP10812398A JPH118325A JP H118325 A JPH118325 A JP H118325A JP 10812398 A JP10812398 A JP 10812398A JP 10812398 A JP10812398 A JP 10812398A JP H118325 A JPH118325 A JP H118325A
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insulating film
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Hirotomo Miura
宏知 三浦
Yasuo Sato
康夫 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電荷捕獲量の調節を容易且つ確実に行い、情
報ばけ等の不都合の発生を防止して所望の多値情報を記
憶する。 【解決手段】 ソース領域3−ドレイン領域4間のチャ
ネル領域Cとゲート電極6との間に、ゲート酸化膜1
1、シリコン窒化膜12、シリコン酸化膜13、シリコ
ン窒化膜14、シリコン酸化膜15、シリコン窒化膜1
6及びシリコン酸化膜17が順次積層されてなる電荷捕
獲膜5が配されて半導体記憶装置が構成される。ここ
で、各窒化膜12,14,16とその下層の各酸化膜1
1,13,15,17との間に存するトラップに電荷を
蓄積することで、4値(”00”,”01”,”1
0”,”11”)の情報が記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置に係り、より詳細には、1つのメモリセルに2ビ
ット(=4値)以上のデータを記憶させるようにした多
値レベル方式の不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種携帯用電子機器や家電製品の多機能
化に伴い、1チップ型マイクロコンピュータに代表され
るロジックLSIに、電源との接続を断っても記憶デー
タが保持される不揮発性半導体記憶装置(メモリ)を集
積する技術の重要度が増している。
【0003】一般的な不揮発性半導体メモリとしては、
電気的に書き換え及び消去が可能なEEPROM (Elec
trically Erasable and Programmable Read Only Memor
y)や電気的に一括消去が可能なフラッシュメモリ等が知
られている。EEPROMもフラッシュメモリも、各々
のメモリセルの構造は基本的には同じMOS型を使用し
ている。すなわち、半導体基板内に形成された1対の不
純物拡散領域(ソース及びドレイン)の間のチャネル領
域上に形成されたゲート絶縁膜(一般には酸化膜)の上
に、電気的に絶縁されたフローティングゲートを形成
し、更にその上に絶縁膜を介してコントロールゲート
(ゲート電極)を設けた構造を有している。かかるMO
S型の不揮発性メモリでは、コントロールゲートに所定
の電圧を印加してチャネル領域との間に強い電界をか
け、これによってフローティングゲートに電荷を捕獲さ
せて特定の導電型に帯電させることで、データを記憶さ
せる。もちろん、電気的な効果によりフローティングゲ
ートに注入された電荷が取り除かれた場合は、元の状態
に戻り、データは消去される。
【0004】フローティングゲートとしては典型的には
ポリシリコン膜が使用されるが、このポリシリコン膜の
代わりにシリコン窒化膜を使用しても同様の効果が得ら
れることは知られている。すなわち、ゲート酸化膜とこ
のゲート酸化膜上に形成したシリコン窒化膜との界面に
存在する捕獲中心(トラップ)に電荷を捕獲させること
で、特定の導電型に帯電させる(つまり、データを記憶
させる)ことができる。このシリコン窒化膜上にコント
ロールゲート電極を形成したものが、MNOS(Metal-N
itride-Oxide Semiconductor) 型の不揮発性メモリであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、MNO
S型の不揮発性メモリでは、電荷を捕獲するためのシリ
コン窒化膜がコントロールゲート電極に接触しているた
め、シリコン窒化膜内に蓄積されている電荷がリークし
易いという問題がある。これに対処するために考案され
たものが、シリコン窒化膜とコントロールゲート電極の
間に絶縁膜(一般には酸化膜)を形成してなるMONO
S(Metal-Oxide-Nitride-Oxide Semiconductor) 型の不
揮発性メモリである。
【0006】近年の高集積化によりトランジスタのゲー
ト電極の寸法は1μm以下のものが開発されている。E
EPROMにおいても同様にフローティングゲート及び
コントロールゲートの微細化が検討されているが、現状
技術では、量産性を考慮すると0.35〜0.5μmが
限界であろう。
【0007】また、高集積化を図るための別の形態とし
て、素子自体を微細化するのではなく1つのメモリセル
に記憶する情報量を多くするように構成された多値レベ
ル方式の不揮発性半導体記憶装置(多値メモリ)が開発
されている。かかる多値メモリでは、フローティングゲ
ートに蓄積させる電荷量を調整し、記憶すべき情報の内
容に合わせてメモリセルのしきい値を制御するようにし
ている。従来から知られている2値メモリ(1つのメモ
リセルに“1”又は“0”のデータを記憶させるように
したメモリ)では、例えばフローティングゲートに電荷
が蓄積されている場合、メモリセルのしきい値は4V以
上となり、コントロールゲート電極に3V、ドレイン領
域に5V、そしてソース領域に0Vを印加した場合、ド
レイン電流は流れない。しかし、フローティングゲート
に電荷が蓄積されていない場合、メモリセルのしきい値
は1V以下となり、ドレイン電流が流れる。これに対し
多値メモリでは、例えば4値の場合を例にとると、メモ
リセルのしきい値を0.5V、1.5V、2.5V及び
3.5Vに制御することで、情報を記憶させる。かかる
多値メモリの構造としては、上述したフローティングゲ
ート型、MNOS型、MONOS型等がある。
【0008】しかしながら、多値化にも限界があり、1
つのメモリセルに記憶する情報量を多くし過ぎると、信
頼性が低下するといった問題がある。
【0009】また、上述したMONOS型の不揮発性メ
モリを用いて多値化を図る場合には、ゲート電極に印加
する電圧を適宜変化させることで、シリコン窒化膜に捕
獲されるべき電荷量を調整し、その電荷捕獲量に応じて
多段階の記憶状態を実現するようになっている。
【0010】しかしこの場合、電荷捕獲膜(この場合、
シリコン窒化膜)が薄膜化されるにつれて、ゲート電極
への印加電圧の僅かな変化に起因して、当該電荷捕獲膜
に捕獲されるべき電荷量に大きなばらつきが生じてしま
い、そのために電荷捕獲量の調整が極めて困難になると
いった問題があった。また、僅かな電荷捕獲量の差によ
り記憶情報が識別されるため、トラップから電荷が少量
リークしただけでも、いわゆる「情報化け」が発生して
しまうという問題もあった。
【0011】なお、従来知られている技術の一例とし
て、例えば特開平5─55596号公報には、電荷を捕
獲するためにシリコン酸化膜とシリコン窒化膜とが交互
に複数積層されてなる多層積層膜を備えたMONOS型
の不揮発性メモリが開示されている。この不揮発性メモ
リでは、電荷保持性能を向上させて長期間信頼性を維持
することを意図としている。しかし、ここに開示された
技術は、多値レベルで情報を記憶することを教示するも
のではない。
【0012】また、他の技術の一例として、特開平9−
74146号公報には、コントロールゲートと半導体基
板の間で電荷を蓄積するために2つのシリコン酸化膜の
間にシリコン窒化膜を挟み込んだMONOS構造の不揮
発性メモリが開示されている。この不揮発性メモリで
は、コントロールゲートへの印加電圧を変化させること
で、シリコン窒化膜に蓄積される電荷量を調整してその
蓄積電荷量に応じた多値データの記憶を行うようにして
いる。しかし、ここに開示されたメモリセルは、電荷蓄
積層として機能するシリコン窒化膜を1層のみしか備え
ていないため、コントロールゲートへの印加電圧の僅か
な変化に起因して、そのシリコン窒化膜に蓄積されるべ
き電荷量に大きなばらつきが生じる可能性があり、その
ために電荷蓄積量の調整が困難になるといった不利が考
えられる。
【0013】また、他の技術の一例として、特開平8−
235886号公報には、フローティングゲート型又は
MNOS型の不揮発性メモリにおいて電荷蓄積層を備え
たメモリセルに3値以上のデータを記憶させるようにし
た技術が開示されている。しかし、ここに開示された技
術においても、電荷蓄積層として機能するフローティン
グゲート又はシリコン窒化膜は1層のみしか設けられて
いないため、上述したように蓄積電荷量のばらつきに起
因して電荷蓄積量の調整が困難になるといった不利が考
えられる。
【0014】また、他の技術の一例として、特開平7−
273227号公報には、コントロールゲートとチャネ
ル領域の間に電荷蓄積層として機能するフローティング
ゲートを2層設けた構造の不揮発性メモリが開示されて
いる。ここに開示された不揮発性メモリでは、2層のフ
ローティングゲートに注入すべき電荷の量を調整するこ
とで多値データの記憶を行うようにしており、メモリセ
ルのしきい電圧は、多値が1つ増加する毎に一定値ずつ
変化するように制御がなされている。フローティングゲ
ート型の不揮発性メモリでは、MNOS型、MONOS
型の不揮発性メモリと同様、蓄積した電荷がリークする
ことに起因して、設定したしきい電圧が低下し、「情報
化け」が発生するという問題がある。特に、しきい電圧
が高いほど、電荷のリークに起因するしきい電圧の低下
量は大きくなり、「情報化け」の可能性もより一層高く
なる。ここに開示された技術では、多値が1つ増加する
毎にしきい電圧は一定値ずつ変化しているので、特にし
きい電圧が高い場合の記憶情報については、「情報化
け」の可能性が高くなるといった不利が考えられる。
【0015】また、他の技術の一例として、特開平8−
83855号公報には、上述した特開平7−27322
7号公報と同様、電荷蓄積層として機能するフローティ
ングゲートを2層備えた不揮発性メモリが開示されてい
る。ここに開示された技術においても、上述したものと
同様の問題が考えられる。
【0016】また、他の技術の一例として、特開平6−
13628号公報には、半導体基板上に設けられた凸状
部分又は凹状部分の側面に電荷蓄積層として機能するシ
リコン窒化膜を形成し、このシリコン窒化膜を覆ってゲ
ート電極を設けた構造を有するMNOS型又はMONO
S型の半導体メモリが開示されている。この半導体メモ
リでは、集積度を高め、作製歩留りを向上させることを
意図としている。しかし、ここに開示された技術は、多
値レベルで情報を記憶することを一切教示していない。
また、電荷蓄積層として機能するシリコン窒化膜は1層
のみしか設けられていないため、上述したように蓄積電
荷量のばらつきに起因して電荷蓄積量の調整が困難にな
るといった不利が考えられる。
【0017】また、他の技術の一例として、特開平7−
169865号公報には、上述した特開平6−1362
8号公報と同様、半導体基板上に設けられた凸状部分又
は凹状部分の側面に電荷蓄積層として機能するフローテ
ィングゲートを形成し、このフローティングゲートを覆
ってコントロールゲートを設けた構造を有する不揮発性
メモリが開示されている。ここに開示された技術におい
ても、上述したものと同様の問題が考えられる。
【0018】本発明の主な目的は、電荷捕獲量の調整を
容易に且つ確実に実現可能とし、情報化け等の不都合の
発生を防止して所望の多値情報を記憶することができる
不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、メモリセル面積の更
なる縮小化と共に製造工程の簡略化を図ることができる
不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
【0020】本発明の更に他の目的は、上記の不揮発性
半導体記憶装置の製造方法及び前記装置におけるデータ
の書き込み/読み出し方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の不揮発性半導体
記憶装置は、不揮発性のメモリセルを有する不揮発性半
導体記憶装置であって、前記メモリセルは、一導電型の
半導体基板と、前記半導体基板上に形成された反対導電
型の1対のソース/ドレイン領域と、前記1対のソース
/ドレイン領域の間のチャネル領域上に形成された電荷
捕獲膜と、前記電荷捕獲膜上に形成されたコントロール
電極として機能するゲート電極とを備え、前記電荷捕獲
膜は、少なくとも4層の絶縁膜とそれぞれ3層の電荷蓄
積層とが交互に積層された多層構造を有し、前記3層の
電荷蓄積層の内、少なくとも1つの電荷蓄積膜が窒化膜
を含み、前記少なくとも4層の絶縁膜のうち最下層の絶
縁膜はゲート絶縁膜として形成されており、前記少なく
とも3層の電荷蓄積膜の各々における電荷の捕獲状態に
対応したそれぞれ異なる複数のしきい電圧が設定され、
前記複数のしきい電圧に応じて少なくとも4種類の記憶
状態が規定されている。
【0022】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記電荷捕獲膜の最上層は、前記少なく
とも4層の絶縁膜のうち最上層の絶縁膜である。
【0023】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例において、前記電荷捕獲膜は、前記半導体基板上に平
坦な形状で形成されている。
【0024】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記絶縁膜は酸化膜で形成され、前記電
荷蓄積層は窒化膜で形成されており、各窒化膜とその下
層の酸化膜との界面に存在するトラップに電荷が捕獲さ
れる。
【0025】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記電荷捕獲膜における各酸化膜の膜厚
がその下層側の酸化膜の膜厚よりも順次厚くなるように
形成されている。
【0026】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記電荷捕獲膜における各窒化膜の膜厚
がその下層側の窒化膜の膜厚よりも順次厚くなるように
形成されている。
【0027】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記絶縁膜は酸化膜で形成され、前記電
荷蓄積層はフローティングゲートとして機能するポリシ
リコン膜で形成されており、各ポリシリコン膜とその下
層の酸化膜との界面に存在するトラップに電荷が捕獲さ
れる。
【0028】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記電荷捕獲膜における各酸化膜の膜厚
がその下層側の酸化膜の膜厚よりも順次厚くなるように
形成されている。
【0029】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記電荷捕獲膜における各電荷蓄積層の
膜厚がその下層側の電荷蓄積層の膜厚よりも順次厚くな
るように形成されている。
【0030】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記複数のしきい電圧は、しきい電圧が
高くなればなるほど当該しきい電圧の大きさに幅を持た
せるように設定されている。
【0031】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記複数のしきい電圧は、前記半導体基
板から所望とする電荷蓄積層までの絶縁膜厚と前記ゲー
ト電極への印加電圧との比が一定となるように制御され
ている。
【0032】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記電荷捕獲膜は、前記半導体基板上の
所定の位置に凹部状に形成されたトレンチの1つの側壁
と前記側壁に接している底部の一部の領域にまたがるよ
うにL字形状で形成されている。
【0033】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記1対のソース/ドレイン領域の一方
は、前記トレンチの底部の領域のうち前記ゲート電極が
形成されている領域以外の領域において前記ゲート電極
との間に前記電荷捕獲膜を介して形成され、前記1対の
ソース/ドレイン領域の他方は、前記半導体基板上で前
記トレンチが形成されている領域以外の領域において前
記ゲート電極との間に前記電荷捕獲膜を介して形成され
ている。
【0034】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記絶縁膜は酸化膜で形成され、前記電
荷蓄積層は窒化膜で形成されており、各窒化膜とその下
層の酸化膜との界面に存在するトラップに電荷が捕獲さ
れる。
【0035】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記電荷捕獲膜における各酸化膜の膜厚
がその下層側の酸化膜の膜厚よりも順次厚くなるように
形成されている。
【0036】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記電荷捕獲膜における各窒化膜の膜厚
がその下層側の窒化膜の膜厚よりも順次厚くなるように
形成されている。
【0037】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記絶縁膜は酸化膜で形成され、前記電
荷蓄積層はフローティングゲートとして機能するポリシ
リコン膜で形成されており、各ポリシリコン膜とその下
層の酸化膜との界面に存在するトラップに電荷が捕獲さ
れる。
【0038】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記電荷捕獲膜における各酸化膜の膜厚
がその下層側の酸化膜の膜厚よりも順次厚くなるように
形成されている。
【0039】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記電荷捕獲膜における各電荷蓄積層の
膜厚がその下層側の電荷蓄積層の膜厚よりも順次厚くな
るように形成されている。
【0040】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例において、前記電荷捕獲膜は、nを4以上の自然数と
して、n層の絶縁膜と(n−1)層の誘電体膜とが交互
に積層されてなり、n種類の異なる記憶状態を規定す
る。
【0041】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、mを2以上の自然数として、n=2m
設定されている。
【0042】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法は、不揮発性半導体記憶装置を製造する方法であっ
て、半導体基板上の所定の領域において、第1の絶縁
膜、電荷蓄積層として機能する第1の誘電体膜、第2の
絶縁膜、電荷蓄積層として機能する第2の誘電体膜、第
3の絶縁膜、電荷蓄積層として機能する第3の誘電体膜
及び第4の絶縁膜を順次堆積させて多層膜を形成する工
程と、前記多層膜上に導電層を形成し、更にその上にゲ
ート電極の形状に合ったレジストを形成する工程と、前
記レジストをマスクとして前記多層膜及び前記導電層を
除去し、前記レジストの形状に合った電荷捕獲膜及びゲ
ート電極を形成する工程と、前記レジストをマスクとし
て前記半導体基板の表面領域に前記半導体基板とは反対
導電型の不純物を注入し、ソース領域及びドレイン領域
を形成する工程とを含む。
【0043】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記多層膜を形成する工程
は、前記第1〜第4の絶縁膜として酸化膜を形成する工
程と、前記第1〜第3の誘電体膜として窒化膜を形成す
る工程を含む。
【0044】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、少なくとも前記第2〜第4の
酸化膜をそれぞれ同じ膜厚で形成すると共に、前記第1
〜第3の窒化膜をそれぞれ同じ膜厚で形成する。
【0045】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記第1〜第3の各窒化膜の
膜厚を前記第2〜第4の各酸化膜の膜厚よりも厚く形成
する。
【0046】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記第2〜第4の各酸化膜の
膜厚をその下層側の酸化膜の膜厚よりも順次厚くなるよ
うに形成する。
【0047】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記第1〜第3の各窒化膜の
膜厚をその下層側の窒化膜の膜厚よりも順次厚くなるよ
うに形成する。
【0048】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例において、前記多層膜を形成する工程は、
前記第1〜第4の絶縁膜として酸化膜を形成する工程
と、前記第1〜第3の誘電体膜としてポリシリコン膜を
形成する工程を含む。
【0049】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、少なくとも前記第2〜第4の
酸化膜をそれぞれ同じ膜厚で形成すると共に、前記第1
〜第3のポリシリコン膜をそれぞれ同じ膜厚で形成す
る。
【0050】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記第1〜第3の各ポリシリ
コン膜の膜厚を前記第2〜第4の各酸化膜の膜厚よりも
厚く形成する。
【0051】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記第2〜第4の各酸化膜の
膜厚をその下層側の酸化膜の膜厚よりも順次厚くなるよ
うに形成する。
【0052】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記第1〜第3の各ポリシリ
コン膜の膜厚をその下層側のポリシリコン膜の膜厚より
も順次厚くなるように形成する。
【0053】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法は、不揮発性半導体記憶装置を製造する方法であっ
て、半導体基板上の所定の位置に凹部状にトレンチを形
成する工程と、前記半導体基板の表面全体を覆うよう
に、第1の絶縁膜、電荷蓄積層として機能する第1の誘
電体膜、第2の絶縁膜、電荷蓄積層として機能する第2
の誘電体膜、第3の絶縁膜、電荷蓄積層として機能する
第3の誘電体膜及び第4の絶縁膜を順次堆積させて多層
膜を形成する工程と、前記多層膜を覆うように導電層を
形成する工程と、前記導電層を形成した領域全面に対し
て異方性のドライエッチングを行い、前記トレンチの1
つの側壁と前記側壁に接している底部の一部の領域にま
たがるようにL字形状の電荷捕獲膜及びゲート電極を形
成する工程と、前記ゲート電極の領域のみマスクして前
記半導体基板の表面領域に前記半導体基板とは反対導電
型の不純物を注入し、ソース領域及びドレイン領域を形
成する工程とを含む。
【0054】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記ソース領域を、前記トレ
ンチの底部の領域のうち前記ゲート電極が形成されてい
る領域以外の領域において前記ゲート電極との間に前記
電荷捕獲膜を介して形成し、前記ドレイン領域を、前記
半導体基板上で前記トレンチが形成されている領域以外
の領域において前記ゲート電極との間に前記電荷捕獲膜
を介して形成する。
【0055】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記多層膜を形成する工程
は、前記第1〜第4の絶縁膜として酸化膜を形成する工
程と、前記第1〜第3の誘電体膜として窒化膜を形成す
る工程を含む。
【0056】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、少なくとも前記第2〜第4の
酸化膜をそれぞれ同じ膜厚で形成すると共に、前記第1
〜第3の窒化膜をそれぞれ同じ膜厚で形成する。
【0057】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記第1〜第3の各窒化膜の
膜厚を前記第2〜第4の各酸化膜の膜厚よりも厚く形成
する。
【0058】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記第2〜第4の各酸化膜の
膜厚をその下層側の酸化膜の膜厚よりも順次厚くなるよ
うに形成する。
【0059】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記第1〜第3の各窒化膜の
膜厚をその下層側の窒化膜の膜厚よりも順次厚くなるよ
うに形成する。
【0060】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記多層膜を形成する工程
は、前記第1〜第4の絶縁膜として酸化膜を形成する工
程と、前記第1〜第3の誘電体膜としてポリシリコン膜
を形成する工程を含む。
【0061】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、少なくとも前記第2〜第4の
酸化膜をそれぞれ同じ膜厚で形成すると共に、前記第1
〜第3のポリシリコン膜をそれぞれ同じ膜厚で形成す
る。
【0062】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記第1〜第3の各ポリシリ
コン膜の膜厚を前記第2〜第4の各酸化膜の膜厚よりも
厚く形成する。
【0063】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記第2〜第4の各酸化膜の
膜厚をその下層側の酸化膜の膜厚よりも順次厚くなるよ
うに形成する。
【0064】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一態様例においては、前記第1〜第3の各ポリシリ
コン膜の膜厚をその下層側のポリシリコン膜の膜厚より
も順次厚くなるように形成する。
【0065】本発明の不揮発性半導体記憶装置の書き込
み方法は、一導電型の半導体基板と、前記半導体基板上
に形成された反対導電型のソース領域及びドレイン領域
と、前記ソース領域及びドレイン領域の間のチャネル領
域上に形成された電荷捕獲膜と、前記電荷捕獲膜上に形
成されたゲート電極とを備え、前記電荷捕獲膜が、少な
くとも4層の絶縁膜とそれぞれ電荷蓄積層として機能す
る少なくとも3層の誘電体膜とが交互に積層された多層
構造を有している不揮発性のメモリセルを備えた不揮発
性半導体記憶装置において前記メモリセルにデータを書
き込む方法であって、書き込みデータの値に応じて前記
メモリセルの各部位に印加すべき書き込み電圧を設定す
るステップを有し、前記ステップは、前記書き込みデー
タの一部のデータに関しては、当該データの値に応じた
電荷を捕獲する誘電体膜より下層側の絶縁膜については
トンネリング可能で且つそれより上層側の絶縁膜につい
てはトンネリング不可の所定電圧を前記ゲート電極に印
加するサブステップを含む。
【0066】本発明の不揮発性半導体記憶装置の書き込
み方法の一態様例においては、前記書き込み電圧を設定
するステップは、前記書き込みデータの他のデータに関
しては、前記少なくとも3層の誘電体膜のいずれにも電
荷が捕獲されていない状態を作り出すように前記メモリ
セルの各部位にそれぞれ電圧を印加するサブステップを
含む。
【0067】本発明の不揮発性半導体記憶装置の書き込
み方法の一態様例においては、前記電荷捕獲膜における
各絶縁膜の膜厚がその下層側の絶縁膜の膜厚よりも順次
厚くなるように形成されている場合に、前記書き込み電
圧を設定するステップは、前記半導体基板から所望とす
る電荷蓄積層までの絶縁膜厚と前記ゲート電極への印加
電圧との比が一定となるように制御を行うサブステップ
を含む。
【0068】本発明の不揮発性半導体記憶装置の読み出
し方法は、一導電型の半導体基板と、前記半導体基板上
に形成された反対導電型のソース領域及びドレイン領域
と、前記ソース領域及びドレイン領域の間のチャネル領
域上に形成された電荷捕獲膜と、前記電荷捕獲膜上に形
成されたゲート電極とを備え、前記電荷捕獲膜が、少な
くとも4層の絶縁膜とそれぞれ電荷蓄積層として機能す
る少なくとも3層の誘電体膜とが交互に積層された多層
構造を有している不揮発性のメモリセルを備えた不揮発
性半導体記憶装置において前記メモリセルに記憶された
データを読み出す方法であって、読み出しデータの値に
応じてそれぞれ設定されたしきい電圧の複数の連続する
電圧範囲に対して、前記メモリセルの記憶状態が、前記
複数の電圧範囲を2つに分けた電圧範囲のいずれに属す
るかを判定するために前記ゲート電極に所定の第1の電
圧を印加するステップと、前記ソース領域と前記ドレイ
ン領域の間に流れる電流を検出し、しきい電圧が前記第
1の電圧よりも高いか否かを判定するステップと、前記
判定された結果に基づいて、前記メモリセルの記憶状態
が属する電圧範囲を特定するステップと、前記特定され
た電圧範囲に対して、前記メモリセルの記憶状態が、前
記特定された電圧範囲を2つに分けた電圧範囲のいずれ
に属するかを判定するために前記ゲート電極に所定の第
2の電圧を印加するステップと、前記ソース領域と前記
ドレイン領域の間に流れる電流を検出し、しきい電圧が
前記第2の電圧よりも高いか否かを判定するステップ
と、前記判定された結果に基づいて、前記メモリセルの
記憶状態が属する電圧範囲を特定するステップとを含
み、以降、前記メモリセルの記憶状態が属する唯一つの
電圧範囲が特定されるまで上記各ステップを繰り返す。
【0069】本発明の記録媒体は、上記データの書き込
み方法の処理手順を規定したプログラムを記録し、コン
ピュータにより読み取り可能とされている。
【0070】本発明の記録媒体の一態様例は、上記デー
タの読み出し方法の処理手順を規定したプログラムを記
録し、コンピュータにより読み取り可能とされたもので
ある。
【0071】本発明の半導体記憶装置は、メモリセルを
備え、少なくとも前記メモリセルが、半導体基板と、前
記半導体基板に形成された第1の不純物拡散層と第2の
不純物拡散層からなる一対の不純物拡散層と、電荷捕獲
膜と、この電荷捕獲膜上に形成されたコントロール電極
として機能するゲート電極とを備え、前記電荷捕獲膜
が、電荷蓄積膜として機能する第1の電荷蓄積膜と第2
の電荷蓄積膜とを備え、少なくとも前記第1の電荷蓄積
膜の上面に形成された第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁
膜上に形成された前記第2の電荷蓄積膜とを備ており、
前記ゲート電極と前記第1、第2の不純物拡散層の各々
に所定の電圧を印加する電圧印加手段とを備え、前記電
圧印加手段は、前記第1、第2の電荷蓄積膜における電
荷の蓄積状態が段階的に変化させる電荷蓄積可変手段と
を備え、前記第1、第2の電荷蓄積膜の内、少なくとも
一方の電荷蓄積膜膜が窒化膜を含む。
【0072】本発明の半導体記憶装置は、半導体記憶装
置において、メモリセルを備え、少なくとも前記メモリ
セルが、半導体基板と、前記半導体基板に形成された第
1の不純物拡散層と第2の不純物拡散層からなる一対の
不純物拡散層と、電荷捕獲膜と、この電荷捕獲膜上に形
成されたコントロール電極として機能するゲート電極と
を備え、電荷捕獲膜が、電荷蓄積膜として機能する第1
の電荷蓄積膜と第2の電荷蓄積膜と、窒化膜を備え、少
なくとも前記半導体基板上に形成された第1の絶縁膜と
前記第1の絶縁膜上に形成された前記第1の電荷蓄積膜
と、前記第1の電荷蓄積膜上に形成された第2の絶縁膜
と、前記第2の絶縁膜上に形成された前記第2の電荷蓄
積膜とを備え、前記第1、第2の電荷蓄積膜及び第1、
第2の絶縁膜の内、少なくとも一つの膜が前記窒化膜を
含み、前記第1の絶縁膜が、前記第2の絶縁膜の膜厚と
異なる膜厚で形成されている。
【0073】本発明の半導体記憶装置は、半導体記憶装
置において、メモリセルを備え、少なくとも前記メモリ
セルが、半導体基板と、前記半導体基板に形成された第
1の不純物拡散層と第2の不純物拡散層からなる一対の
不純物拡散層と、電荷捕獲膜と、この電荷捕獲膜上に形
成されたコントロール電極として機能するゲート電極と
を備え、電荷捕獲膜が、電荷蓄積膜として機能する第1
の電荷蓄積膜と第2の電荷蓄積膜と、少なくとも前記半
導体基板上に形成された前記第1の絶縁膜と前記第1の
絶縁膜上に形成された前記第1の電荷蓄積膜と、前記第
1の電荷蓄積膜上に形成された前記第2の絶縁膜と、前
記第2の絶縁膜上に形成された前記第2の電荷蓄積膜
と、前記第2の電荷蓄積膜上に形成された前記第3の絶
縁膜とを備えており、前記第2の絶縁膜の膜厚が、前記
第1の絶縁膜の膜厚より厚く形成され、前記第3の絶縁
膜の膜厚が、前記第2の絶縁膜の膜厚より厚く形成され
る。
【0074】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記半導体記憶装置が、不揮発性メモリであっ
て、前記一対の不純物拡散層の間のチャネル領域上に形
成された前記電荷捕獲膜と、前記電荷捕獲膜上に形成さ
れた前記ゲート電極とを備える。
【0075】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記半導体記憶装置が不揮発性メモリであって、
前記一対の不純物拡散層の間のチャネル領域上に形成さ
れた前記電荷捕獲膜と、前記電荷捕獲膜上に形成された
前記ゲート電極とを備える。
【0076】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記第1、第2の電荷蓄積膜の材料が、窒化膜で
ある。
【0077】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記電荷捕獲膜が、少なくとも、前記半導体基板
上に形成された第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜上に
形成された前記第1の電荷蓄積膜と、前記第1の電荷蓄
積膜に形成された前記第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁
膜上に形成された前記第2の電荷蓄積膜と、前記第2の
電荷蓄積膜上に形成された第3の絶縁膜を備える。
【0078】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記電荷捕獲膜が、少なくとも、前記半導体基板
上に形成された前記第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜
上に形成された前記第1の電荷蓄積膜と、前記第1の電
荷蓄積膜上に形成された前記第2の絶縁膜と、前記第2
の絶縁膜上に形成された前記第2の電荷蓄積膜と、前記
第2の電荷蓄積膜上に形成された前記第3の絶縁膜とを
備える。
【0079】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記第1の電荷蓄積膜の材料が、窒化膜又は導電
性珪素膜のどちらか一方の材料からなり、前記第2の電
荷蓄積膜の材料が、窒化膜又は導電性珪素膜のどちらか
一方の材料からなる。
【0080】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記第1、第2、第3の絶縁膜の内、少なくとも
2つの絶縁膜の膜厚が異なる。
【0081】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記第2の絶縁膜の膜厚が、前記第1の絶縁膜の
膜厚より厚く形成され、前記第3の絶縁膜の膜厚が、前
記第2の絶縁膜の膜厚より厚く形成される。
【0082】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記第1、第2、第3の絶縁膜が、酸化膜を含む
絶縁膜であり、前記第1、第2の電荷蓄積膜膜が、窒化
膜又は珪素のどちらか一方の薄膜から形成されてなる。
【0083】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記第2の絶縁膜の膜厚が、前記第1の絶縁膜の
膜厚より厚く形成されてなる。
【0084】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記電荷蓄積可変手段は、前記第1の電荷蓄積膜
に、少なくとも2つの異なる記憶状態に設定する第1の
記憶状態可変手段と、前記第2の電荷蓄積膜に、少なく
とも2つの異なる記憶状態に設定する第2の記憶状態可
変手段とを備える。
【0085】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記ゲート電極と前記第1、第2の不純物拡散層
の各々に所定の電圧を印加する電圧印加手段と、前記電
圧印加手段は、前記第1、第2の電荷蓄積膜における電
荷の蓄積状態が段階的に変化させる電荷蓄積可変手段と
を備える。
【0086】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記第1の電荷蓄積膜の表層が、凹凸形状であ
る。
【0087】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記第1、第2の電荷蓄積膜の内、少なくとも1
つの電荷蓄積膜表層が、凹凸形状である。
【0088】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記第1の絶縁膜表層が、凹凸形状である。
【0089】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記第1、第2、第3の絶縁膜の内、少なくとも
1つの絶縁膜表層が、凹凸形状を備える。
【0090】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記第1の電荷蓄積膜の材料が、窒化膜又は導電
性珪素膜のどちらか一方の材料からなり、前記第2の電
荷蓄積膜の材料が、窒化膜又は導電性珪素膜のどちらか
一方の材料からなる。
【0091】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記半導体記憶装置は不揮発性メモリであって、
前記一対の不純物拡散層の間のチャネル領域上に形成さ
れた前記電荷捕獲膜と、前記電荷捕獲膜上に形成された
前記ゲート電極とを備える。
【0092】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記第1、第2の電荷蓄積膜の内、少なくとも1
つの電荷蓄積膜表層が、凹凸形状である。
【0093】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記ゲート電極と前記第1、第2の不純物拡散層
の各々に所定の電圧を印加する電圧印加手段と、前記電
圧印加手段は、前記第1、第2の電荷蓄積膜における電
荷の蓄積状態が段階的に変化させる電荷蓄積可変手段と
を備える。
【0094】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記電荷蓄積可変手段は、前記第1の電荷蓄積膜
の記憶状態を、少なくとも2つの異なる記憶状態に設定
する第1の記憶状態可変手段と、前記第2の電荷蓄積膜
の記憶状態を、少なくとも2つの異なる記憶状態に設定
する第2の記憶状態可変手段とを備える。
【0095】本発明の不揮発性半導体記憶装置は、メモ
リセルを備え、少なくとも前記メモリセルが、半導体基
板と、前記半導体基板に形成された第1の不純物拡散層
と第2の不純物拡散層からなる一対の不純物拡散層と、
電荷捕獲膜と、この電荷捕獲膜上に形成されたコントロ
ール電極として機能するゲート電極とを備え、前記電荷
捕獲膜が、電荷蓄積膜として機能する第1の電荷蓄積膜
と第2の電荷蓄積膜とを備えるとともに、少なくとも前
記第1の電荷蓄積膜の上面に形成された第1の絶縁膜
と、前記第1の絶縁膜上に形成された前記第2の電荷蓄
積膜とを備えており、前記第1の絶縁膜が、高誘電体
膜、強誘電体膜の内、いずれか一方の誘電体膜で形成さ
れ、前記ゲート電極と前記第1、第2の不純物拡散層の
各々に所定の電圧を印加する電圧印加手段と、前記電圧
印加手段は、前記第1、第2の電荷蓄積膜における電荷
の蓄積状態が段階的に変化させる電荷蓄積可変手段とを
備える。
【0096】本発明の不揮発性半導体記憶装置は、メモ
リセルを備え、少なくとも前記メモリセルが、半導体基
板と、前記半導体基板に形成された第1の不純物拡散層
と第2の不純物拡散層からなる一対の不純物拡散層と、
電荷捕獲膜と、この電荷捕獲膜上に形成されたコントロ
ール電極として機能するゲート電極とを備え、前記電荷
捕獲膜が、電荷蓄積膜として機能する第1の電荷蓄積膜
と第2の電荷蓄積膜と、誘電体膜を備えるとともに、少
なくとも、前記半導体基板上に形成された第1の絶縁膜
と、前記第1の絶縁膜上に形成された前記第1の電荷蓄
積膜と、前記第1の電荷蓄積膜上に形成された第2の絶
縁膜と、前記第2の絶縁膜上に形成された前記第2の電
荷蓄積膜とを備えており、第1、第2の電荷蓄積膜及び
第1、第2の絶縁膜の内、少なくとも一つの膜が前記誘
電体膜を含む膜から形成されており、前記誘電体膜が、
少なくとも高誘電体膜、強誘電体膜の内、いずれかの一
方の膜で形成され、前記第1の絶縁膜が、前記第2の絶
縁膜の膜厚と異なる膜厚で形成されている。
【0097】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記第1、第2、第3の絶縁膜の内、少なくとも
一つの膜が、高誘電体膜、強誘電体膜の内、いずれか一
方の誘電体膜である。
【0098】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記第1の絶縁膜が、PZT(ジルコン
酸チタン酸鉛)、PLZT(ジルコン酸チタン酸鉛ラン
タン)、チタン酸バリウム、チタン酸パラジウム、チタ
ン酸バリウムストロンチウム薄膜、チタン酸ビスマス、
ジルコン酸チタン酸鉛、タンタル酸化物、Ta2 5
STOの内、少なくとも一つの材料から形成されてい
る。
【0099】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一態様
例においては、前記誘電体膜が、PZT(ジルコン酸チ
タン酸鉛)、PLZT(ジルコン酸チタン酸鉛ランタ
ン)、チタン酸バリウム、チタン酸パラジウム、チタン
酸バリウムストロンチウム薄膜、チタン酸ビスマス、ジ
ルコン酸チタン酸鉛、タンタル酸化物、Ta2 5 BS
TOの内、少なくとも一つの材料から形成されている。
【0100】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記第1、第2、第3の絶縁膜の内、少なくとも
一つの膜が、高誘電体膜、強誘電体膜の内、いずれか一
方の誘電体膜で形成され、前記誘電体膜が、PZT(ジ
ルコン酸チタン酸鉛)、PLZT(ジルコン酸チタン酸
鉛ランタン)、チタン酸バリウム、チタン酸パラジウ
ム、チタン酸バリウムストロンチウム薄膜、チタン酸ビ
スマス、ジルコン酸チタン酸鉛、タンタル酸化物、Ta
2 5 BSTOの内、少なくとも一つの材料からなる。
【0101】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0102】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の主要部(ここ
ではメモリセル)の構成を概略的な断面図の形で示した
ものである。
【0103】図1に示すように、第1の実施形態の不揮
発性半導体記憶装置におけるメモリセルは、p型の半導
体(例えばシリコン)基板1と、半導体基板1上におい
てフィールド酸化膜等の素子分離構造により画定された
素子形成領域2の表面部分に形成された1対の高濃度n
型不純物の拡散領域(ソース領域3及びドレイン領域
4)と、ソース領域3とドレイン領域4との間のチャネ
ル領域C上にパターン形成された電荷捕獲用の多層膜
(電荷捕獲膜)5と、この電荷捕獲膜5上にパターン形
成されたコントロール電極として機能するゲート電極6
とを備えて構成されている。電荷捕獲膜5は、ゲート絶
縁膜として機能するシリコン酸化膜(ゲート酸化膜)1
1と、このゲート酸化膜11上に順次積層されて形成さ
れた誘電体膜(本実施形態ではシリコン窒化膜)12、
シリコン酸化膜13、誘電体膜(シリコン窒化膜)1
4、シリコン酸化膜15、誘電体膜(シリコン窒化膜)
16及びシリコン酸化膜17とを備えて構成されてい
る。すなわち、電荷捕獲膜5は、シリコン酸化膜11、
13、15及び17と、電荷蓄積層として機能するシリ
コン窒化膜12、14及び16とが交互に積層された多
層構造を有している。つまり本実施形態では、MONO
S構造のメモリセルを使用している。
【0104】以下、本実施形態の不揮発性半導体記憶装
置の製造方法について図2及び図3を参照しながら説明
する。
【0105】先ず、図2(a)に示すように、p型の半
導体基板1の上に、フィールド酸化膜やフィールドシー
ルド素子分離構造等の図示しない素子分離構造を形成し
て素子形成領域2を画定する。次いで、素子形成領域2
における半導体基板1の表面を熱酸化して、膜厚が8.
0nm程度のゲート酸化膜11を形成する。
【0106】次に、図2(b)に示すように、減圧CV
D法を用いて、ゲート酸化膜11上に膜厚10.0nm
程度のシリコン窒化膜12を形成する。次いで、このシ
リコン窒化膜12の20%程度の上層部位を熱酸化し、
膜厚5.0nm程度のシリコン酸化膜13を形成する。
次いで、シリコン酸化膜13上にシリコン窒化膜12と
同様のシリコン窒化膜14を形成し、このシリコン窒化
膜14の上層部位を熱酸化してシリコン酸化膜13と同
様のシリコン酸化膜15を形成する。更に、シリコン酸
化膜15上にシリコン窒化膜12、14と同様のシリコ
ン窒化膜16を形成し、このシリコン窒化膜16の上層
部位を熱酸化してシリコン酸化膜13、15と同様のシ
リコン酸化膜17を形成する。
【0107】次に、図2(c)に示すように、CVD法
を用いて、シリコン酸化膜17上にポリシリコン層21
を形成する。次いで、ポリシリコン層21上にフォトレ
ジストを塗布し、このフォトレジストをフォトリソグラ
フィにより加工してゲート電極の形状に合ったレジスト
22を形成する。
【0108】次に、図3(a)に示すように、レジスト
22をマスクとして、ポリシリコン層21、シリコン酸
化膜17、シリコン窒化膜16、シリコン酸化膜15、
シリコン窒化膜14、シリコン酸化膜13、シリコン窒
化膜12及びゲート酸化膜11をドライエッチングし、
素子形成領域2における半導体基板1上にレジスト22
の形状に合った電荷捕獲膜5及びゲート電極6を形成す
る。
【0109】最後に、図3(b)に示すように、ポリシ
リコン層21をマスクとして、半導体基板1の表面領域
に高濃度のn型不純物、例えばリン(P)又は砒素(A
s)をイオン注入する。次いで、レジスト22を灰化処
理等により除去する。次いで、半導体基板1をアニール
処理して、1対の不純物拡散領域、すなわちソース領域
3及びドレイン領域4を形成する。これによって、半導
体基板1のソース領域3とドレイン領域4との間にチャ
ネル領域Cが形成される。
【0110】このようにして、本実施形態におけるメモ
リセルが作製される。この後、公知の技術を用いて層間
絶縁膜や種々の配線等を形成し、本実施形態の不揮発性
半導体記憶装置を完成させる。
【0111】本実施形態におけるメモリセルには、以下
に詳述するように、2ビットのデータ、すなわち“0
0”、“01”、“10”及び“11”の4値のデータ
を記憶させることができる。すなわち、電荷捕獲膜5に
おいて、シリコン窒化膜12とその下層のゲート酸化膜
11との界面、シリコン窒化膜14とその下層のシリコ
ン酸化膜13との界面、及びシリコン窒化膜16とその
下層のシリコン酸化膜15との界面にそれぞれ存在する
トラップT1、T2及びT3(図4参照)に、ゲート電
極6に印加する電圧の大きさに応じた電荷が捕獲され、
各トラップにおける電荷の捕獲状態に応じて4つの記憶
状態が規定される。具体的には、トラップT1〜T3の
いずれにも電荷が捕獲されていない状態がデータ“0
0”として規定され、トラップT1のみに電荷が捕獲さ
れた状態がデータ“01”として、トラップT1及びT
2のみに電荷が捕獲された状態がデータ“10”とし
て、トラップT1〜T3の全てに電荷が捕獲された状態
がデータ“11”としてそれぞれ規定される。
【0112】以下、本実施形態の不揮発性半導体記憶装
置におけるデータの書き込み方法について図4及び図5
を参照しながら説明する。なお、図4は電荷捕獲膜5に
おける電荷蓄積層(ここではシリコン窒化膜12、14
及び16)における電荷(ここでは電子)の捕獲状態を
模式的に示したものであり、また、図5はデータの書き
込み方法の一例を表したフローチャートである。
【0113】図5を参照すると、先ずステップS1で
は、書き込みデータの値に応じた書き込み電圧(つま
り、メモリセルの各部位に印加すべき電圧)を設定す
る。これは、データ“01”、“10”又は“11”を
書き込む場合と、データ“00”を書き込む場合とで、
それぞれ書き込み電圧の設定が異なる。
【0114】データとして“01”、“10”又は“1
1”を書き込む場合には、ステップS2に示すように、
ゲート電極に、データの値に応じた電荷(ここでは電
子)を捕獲する電荷蓄積層(ここではシリコン窒化膜)
より下層側の酸化膜についてはトンネリング可能で且つ
それより上層側の酸化膜についてはトンネリング不可の
所定電圧を印加する。
【0115】具体的には、例えばデータ“01”を書き
込む場合、ソース領域3、ドレイン領域4及び半導体基
板1を接地電位とし、ゲート電極6には、電子がゲート
酸化膜11をトンネリングすることが可能で且つシリコ
ン酸化膜13をトンネリングすることは不可能な所定電
圧、例えば4V程度を印加する。この時、ゲート電極6
とチャネル領域Cとの間に発生する電界により、チャネ
ル領域Cに存在する電子が高エネルギー状態となり、一
部の電子がゲート酸化膜11をトンネリングする。しか
し、この電子は、シリコン酸化膜13をもトンネリング
するほどのエネルギーを有していないため、シリコン窒
化膜12内のトラップT1に捕獲される。これは、メモ
リセルにデータ“01”が記憶されたことを意味する。
【0116】同様に、データ“10”を書き込む場合、
ソース領域3、ドレイン領域4及び半導体基板1を接地
電位とし、ゲート電極6には、電子がゲート酸化膜11
及びシリコン酸化膜13をトンネリングすることが可能
で且つシリコン酸化膜15をトンネリングすることは不
可能な所定電圧、例えば6V程度を印加する。この時、
ゲート電極6とチャネル領域Cとの間に発生する電界に
より、チャネル領域Cに存在する電子が高エネルギー状
態となり、一部の電子がゲート酸化膜11をトンネリン
グし、更にその中の一部の電子がシリコン窒化膜12内
のトラップT1に捕獲される。そして、捕獲されなかっ
た電子はシリコン酸化膜13をトンネリングする。しか
し、この電子は、シリコン酸化膜15をもトンネリング
するほどのエネルギーを有していないため、シリコン窒
化膜14内のトラップT2に捕獲される。結局、シリコ
ン窒化膜12及び14の各トラップT1及びT2に電子
が捕獲される。これは、メモリセルにデータ“10”が
記憶されたことを意味する。
【0117】同様に、データ“11”を書き込む場合、
ソース領域3、ドレイン領域4及び半導体基板1を接地
電位とし、ゲート電極6には、電子がゲート酸化膜11
及びシリコン酸化膜13及び15をトンネリングするこ
とが可能で且つシリコン酸化膜17をトンネリングする
ことは不可能な所定電圧、例えば8V程度を印加する。
この時、ゲート電極6とチャネル領域Cとの間に発生す
る電界により、チャネル領域Cに存在する電子が高エネ
ルギー状態となり、一部の電子がゲート酸化膜11及び
シリコン酸化膜13及び15をトンネリングする。この
時、上記一部の電子は、シリコン窒化膜12内のトラッ
プT1に捕獲されるものと、シリコン酸化膜13をトン
ネリングするがシリコン酸化膜15をもトンネリングす
るほどのエネルギーを有していないためにシリコン窒化
膜14内のトラップT2に捕獲されるものと、更にシリ
コン酸化膜15をトンネリングするがシリコン酸化膜1
7をもトンネリングするほどのエネルギーを有していな
いためにシリコン窒化膜16内のトラップT3に捕獲さ
れるものとに分かれる。つまり、シリコン窒化膜12、
14及び16内の各トラップT1、T2及びT3に電子
が捕獲される。これは、メモリセルにデータ“11”が
記憶されたことを意味する。
【0118】一方、データとして“00”を書き込む場
合には、図5のステップS3に示すように、ゲート電極
とチャネル領域の間に、データ“01”、“10”又は
“11”の書き込み時と反対方向に電界が生じるような
電圧を印加する。具体的には、ソース領域3、ドレイン
領域4及び半導体基板1に8V程度を印加し、ゲート電
極6を接地電位とする。これによって、上述したデータ
“01”、“10”又は“11”の書き込み時とは反対
方向に電界が生じ、チャネル領域Cに電子が戻されるこ
とになる。これは、シリコン窒化膜12、14又は16
のいずれにも電子が捕獲されていない状態であり、情報
が消去されたこと、言い換えると、メモリセルにデータ
“00”が記憶されたことを意味する。
【0119】各ステップS2又はS3の処理が終了する
と、データ書き込みフローは「エンド」となる。
【0120】次に、本実施形態の不揮発性半導体記憶装
置におけるデータの読み出し方法について図6及び図7
を参照しながら説明する。なお、図6はしきい電圧の分
布特性を示したものであり、また、図7はデータの読み
出し方法の一例を表したフローチャートである。
【0121】本実施形態では、図6に示すように、しき
い電圧(VT )が約0.1V、約2V、約4V及び約6
Vでそれぞれピーク値を持った分布特性を示す。すなわ
ち、R1と表示された電圧範囲にVT が検出された場合
には記憶状態は“00”として判定され、R2と表示さ
れた電圧範囲にVT が検出された場合には記憶状態は
“01”として判定され、R3と表示された電圧範囲に
T が検出された場合には記憶状態は“10”として判
定され、R4と表示された電圧範囲にVT が検出された
場合には記憶状態は“11”として判定される。
【0122】以下、図7のフローチャートを参照しなが
ら説明する。先ず、ステップS11では、メモリセルか
らデータを読み出すのに必要な読み出し電圧(V1,V
2,V3)を設定する。本実施形態では、V1≒1V、
V2≒3V、V3≒5Vに設定した。次のステップS1
2では、メモリセルの記憶状態がR1又はR2の電圧範
囲とR3又はR4の電圧範囲のいずれにあるかを判定す
るために、ゲート電極6に読み出し電圧としてV2(≒
3V)を印加する。この時、ソース領域3とドレイン領
域4との間に約5Vを印加する。
【0123】次のステップS13では、ソース領域3と
ドレイン領域4の間に流れるドレイン電流をセンスアン
プ等で検出し、VT がV2よりも高い(YES)か否
(NO)かを判定する。判定結果がYES(VT >V
2)の場合、つまりチャネル領域Cに電流が流れない場
合には、メモリセルの記憶状態はR3又はR4の電圧範
囲にあると判定され、ステップS14に進む。逆に、判
定結果がNO(VT ≦V2)の場合、つまりチャネル領
域Cに電流が流れた場合には、メモリセルの記憶状態は
R1又はR2の電圧範囲にあると判定され、ステップS
18に進む。
【0124】ステップS14では、メモリセルの記憶状
態がR3又はR4のいずれの電圧範囲にあるかを判定す
るために、ゲート電極6に読み出し電圧としてV3(≒
5V)を印加する。この時、ソース領域3とドレイン領
域4との間には、上記と同様約5Vを印加する。次のス
テップS15では、同様にソース領域3とドレイン領域
4の間に流れるドレイン電流をセンスアンプ等で検出
し、VT がV3よりも高い(YES)か否(NO)かを
判定する。判定結果がYES(VT >V3)の場合、つ
まりチャネル領域Cに電流が流れない場合には、メモリ
セルの記憶状態はR4の電圧範囲にあると判定され、次
のステップS16において、データ“11”と判定され
る。逆に、判定結果がNO(VT ≦V3)の場合、つま
りチャネル領域Cに電流が流れた場合には、メモリセル
の記憶状態はR3の電圧範囲にあると判定され、次のス
テップS17において、データ“10”と判定される。
【0125】一方、ステップS18では、メモリセルの
記憶状態がR1又はR2のいずれの電圧範囲にあるかを
判定するために、ゲート電極6に読み出し電圧としてV
1(≒1V)を印加する。この時、ソース領域3とドレ
イン領域4との間には、上記と同様約5Vを印加する。
次のステップS19では、同様にソース領域3とドレイ
ン領域4の間に流れるドレイン電流をセンスアンプ等で
検出し、VT がV1よりも高い(YES)か否(NO)
かを判定する。判定結果がYES(VT >V1)の場
合、つまりチャネル領域Cに電流が流れない場合には、
メモリセルの記憶状態はR2の電圧範囲にあると判定さ
れ、次のステップS20において、データ“01”と判
定される。逆に、判定結果がNO(VT ≦V1)の場
合、つまりチャネル領域Cに電流が流れた場合には、メ
モリセルの記憶状態はR1の電圧範囲にあると判定さ
れ、次のステップS21において、データ“00”と判
定される。
【0126】各ステップS16、S17、S20又はS
21の処理が終了すると、データ読み出しフローは「エ
ンド」となる。
【0127】以上説明したように、本発明の第1の実施
形態に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、電荷捕獲
膜5をシリコン酸化膜11、13、15及び17とシリ
コン窒化膜12、14及び16とを交互に積層した多層
構造としているので、各電荷蓄積層(シリコン窒化膜1
2、14及び16)に捕獲される電荷量に応じて4種類
の異なる電荷捕獲状態が形成され、これらの電荷捕獲状
態に対応して4値の記憶状態(“00”、“01”、
“10”及び“11”)が実現される。
【0128】従って、電荷捕獲量の調整を容易に且つ確
実に行うことができ、情報化け等の不都合の発生を防止
して所望の多値情報を記憶することができる。また、電
荷捕獲膜5を多層積層構造としているので、メモリセル
面積の更なる縮小化を図ることができる。これは、小さ
なサイズのチップに極めて高い集積度をもつ不揮発性半
導体記憶装置の実現に大いに寄与するものである。
【0129】上述した第1の実施形態(図1参照)で
は、複数のシリコン酸化膜と複数のシリコン窒化膜を交
互に積層した多層構造にして多値メモリとし、各シリコ
ン酸化膜(但し、ゲート酸化膜11は除く)を同じ膜厚
とした場合について説明したが、この膜厚の設定は、必
ずしもこれに限定されない。
【0130】図8には図1に示す第1の実施形態の一変
形例の構成が概略的に示される。図示のメモリセルは、
図1に示したメモリセルと同じMONOS構造を有して
いる。すなわち、5aは電荷捕獲膜、11a、13a、
15a及び17aはシリコン酸化膜、12a、14a及
び16aは電荷蓄積層として機能するシリコン窒化膜を
示す。図8に示すメモリセルでは、例えば、p型のシリ
コン基板1上にシリコン酸化膜(ゲート酸化膜)11a
を膜厚2.0nm程度形成した場合、その上層側の各シ
リコン酸化膜13a、15a及び17aの膜厚はそれぞ
れ3.0nm、4.0nm及び5.0nmとなるように
形成する。
【0131】このように、シリコン酸化膜の膜厚をその
下層側のシリコン酸化膜の膜厚よりも順次厚くして形成
することにより、データの書き込み制御を容易に行える
という利点がある。図4及び図5を参照してデータの書
き込み方法について前述したように、所望とする電荷蓄
積層(シリコン窒化膜)に電荷を捕獲させる場合には、
それより下層側のシリコン酸化膜についてはトンネリン
グし易く且つそれより上層側のシリコン酸化膜について
はトンネリングが不可能な所定電圧をゲート電極に印加
する必要がある。この場合、トンネリングしなければな
らない下層側のシリコン酸化膜の膜厚に比べて、トンネ
リングしてはいけない上層側のシリコン酸化膜の膜厚の
方を厚くした方が好ましい。図8の例では、このように
シリコン酸化膜の膜厚を上層側に向かって順次厚くして
いるので、所望とする電荷蓄積層(シリコン窒化膜)に
必要とする電荷を確実に捕獲させることができる。つま
り、データの書き込み制御を容易に行うことができる。
【0132】なお、本実施形態においてデータの書き込
みを行う場合、図4及び図5に関連して説明したよう
に、ソース領域3、ドレイン領域4及び半導体基板1を
接地電位とし、ゲート電極6に所定の電圧を印加する。
また、書き込むべきデータの値に応じて電荷蓄積層(シ
リコン窒化膜)の層数が異なるが、この場合、ゲート電
極6への印加電圧を適宜制御することで所望とする電荷
蓄積層に電荷を蓄積させることができる。例えば、半導
体基板1から所望とする電荷蓄積層までの絶縁膜厚(こ
の場合、シリコン酸化膜厚)とゲート電極6への印加電
圧との関係を一定にするように、すなわち、印加電圧を
V、電荷蓄積層までの膜厚をToxとすると、V/To
xが一定となるように電圧を制御する。
【0133】図8の例では、各シリコン酸化膜13a、
15a及び17aについてのみ膜厚を変化させるように
したが、各シリコン窒化膜12a、14a及び16aに
ついても同様に、シリコン窒化膜の膜厚がその下層側の
シリコン窒化膜の膜厚よりも順次厚くなるように形成し
てもよい。この場合には、データの書き込み制御をより
一層容易に行うことができる。
【0134】図9は図1に示す第1の実施形態の他の変
形例の構成を概略的に示したものである。
【0135】図示のメモリセルは、図8に示したメモリ
セルにおける電荷蓄積層として機能するシリコン窒化膜
12a、14a及び16aに代えて、同じく電荷蓄積層
として機能するポリシリコン膜で形成されたフローティ
ングゲート12b、14b及び16bを備えて構成され
ている。つまり図9の例では、フローティングゲート型
のメモリセル構造となっている。図9に示すメモリセル
においても同様に、例えば、p型のシリコン基板1上に
シリコン酸化膜(ゲート酸化膜)11bを膜厚6.0n
m程度形成した場合、その上層側の各シリコン酸化膜1
3b、15b及び17bの膜厚はそれぞれ7.0nm、
8.0nm及び9.0nmとなるように形成する。
【0136】従って、図8のメモリセルと同様の利点
(データの書き込み制御の容易化)が得られる。もちろ
ん、各シリコン酸化膜13b、15b及び17bの膜厚
だけでなく、各フローティングゲート12b、14b及
び16bについても同様に、必要に応じて、フローティ
ングゲートの膜厚がその下層側のフローティングゲート
の膜厚よりも順次厚くなるように形成してもよい。
【0137】また、従来技術の多値メモリでは、例えば
4値の場合を例にとると、メモリセルのしきい電圧を
0.5V、1.5V、2.5V及び3.5Vに制御する
ことで、情報の記憶を行うようにしている。例えば、前
述した特開平7−273227号公報に開示された技術
では、しきい電圧は、多値が1つ増加する毎に一定値変
化するように制御がなされている。周知のように、フロ
ーティングゲート型やMONOS型等の不揮発性メモリ
では、蓄積した電荷がリークすることに起因して、設定
したしきい電圧が低下し、「情報化け」が発生する。特
に、しきい電圧が高い場合の記憶情報については、しき
い電圧の低下量は大きくなり、それに応じて「情報化
け」の可能性も高くなる。
【0138】これに対処するために、本発明の一つの実
施形態として、多値データの各々に割り当てるしきい電
圧の設定を等分する(つまり、従来技術のように多値が
1つ増加する毎に一定値(上記の例では1.0V)変化
させる)のではなく、しきい電圧が高くなればなるほど
そのしきい電圧に幅を持たせるようにする方法が考えら
れる。例えば4値の場合を例にとると、データ“00”
はしきい電圧を0.5Vに、データ“01”はしきい電
圧を1.0Vに、データ“10”はしきい電圧を2.0
Vに、データ“11”はしきい電圧を4.0Vに設定
し、データ“00”と“01”のしきい値を0.75
V、データ“01”と“10”のしきい値を1.5V、
データ“10”と“11”のしきい値を3.0Vに設定
する。
【0139】この場合、半導体基板から電荷蓄積層まで
の絶縁膜厚(Tox)とゲート電極への印加電圧(V)
との関係を一定にするように、つまり、V/Toxが一
定となるようにしきい電圧を制御する。
【0140】このように、しきい電圧の大きさを、多値
が1つ増加する毎に(一定値ではなく)100%ずつ増
加させることにより、「情報化け」の発生を効果的に防
止することができる。
【0141】(第2の実施形態)図10は本発明の第2
の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の主要部の構
成を概略的に示したもので、図10(a)は平面図、図
10(b)は図10(a)のA−A’線に沿った断面
図、図10(c)は図10(b)におけるBの部分の拡
大図である。
【0142】第2の実施形態では、図10(a)〜図1
0(c)に示されるように、p型の半導体(例えばシリ
コン)基板31の表面に所定の深さで直方体形状にトレ
ンチ32が形成されている。このトレンチ32の4つの
側壁のうち、対向する2つの側壁(図10(b)の例示
では、紙面に対して左側及び右側の側壁)と該側壁に接
している底部の一部の領域にまたがるように、それぞれ
電荷捕獲用の多層膜(電荷捕獲膜)50がL字形状で形
成されており、更に電荷捕獲膜50を覆うようにゲート
電極33が形成されている。この電荷捕獲膜50は、ゲ
ート絶縁膜として機能するシリコン酸化膜(ゲート酸化
膜)51と、このゲート酸化膜51上に順次積層されて
形成された誘電体膜(本実施形態ではシリコン窒化膜)
52、シリコン酸化膜53、誘電体膜(シリコン窒化
膜)54、シリコン酸化膜55、誘電体膜(シリコン窒
化膜)56及びシリコン酸化膜57とを備えている。す
なわち、電荷捕獲膜50は、シリコン酸化膜51、5
3、55及び57と、電荷蓄積層として機能するシリコ
ン窒化膜52、54及び56とが交互に積層された多層
構造を有している。つまり本実施形態では、図1に示す
第1の実施形態と同様、MONOS構造のメモリセルを
使用している。
【0143】また、34はソース領域を示し、トレンチ
32の底部の領域のうちゲート電極33が形成されてい
る領域以外の領域において、ゲート電極33との間に電
荷捕獲膜50を介して形成されている。また、35はド
レイン領域を示し、半導体基板31上でトレンチ32が
形成されている領域以外の領域において、ゲート電極3
3との間に電荷捕獲膜50を介して形成されている。さ
らに、ソース領域34に導電性の膜(メタル配線)37
を接続するためのコンタクトホール36が設けられ、ゲ
ート電極33に導電性の膜(メタル配線)39を接続す
るためのコンタクトホール38が設けられ、ドレイン領
域35に導電性の膜(メタル配線)41を接続するため
のコンタクトホール40が設けられている。なお、図1
0(b)において、参照番号42で示される部分は層間
絶縁膜を表している。
【0144】以下、本実施形態の不揮発性半導体記憶装
置の製造方法について図11を参照しながら説明する。
【0145】先ず、図11(a)に示すように、半導体
基板31上の所定の位置に素子分離領域を形成する。こ
の素子分離領域の形成は、公知のLOCOS法やその他
の様々な素子分離技術を用いて行う。次いで、メモリセ
ルの形成領域以外をレジスト60にてマスクし、公知の
ドライエッチング法により深さ約0.3μmほどエッチ
ングし、トレンチ32を形成する。この後、レジスト6
0を灰化処理等により除去する。
【0146】次に、図11(b)に示すように、半導体
基板31の表面全体を覆うように多層積層膜61を形成
する。この多層積層膜61は、先ずH2 O雰囲気にて半
導体基板31の表面を酸化させて厚さ8nmのゲート酸
化膜51(図10(c)参照、以下同様)を形成し、次
にCVD法によりゲート酸化膜51上に厚さ8nmのシ
リコン窒化膜52を形成し、次にCVD法によりシリコ
ン窒化膜52上に厚さ5nmのシリコン酸化膜53を形
成し、以降同様にして、シリコン窒化膜52及びシリコ
ン酸化膜53と同様の多層膜を更に2層(シリコン窒化
膜54及びシリコン酸化膜55、シリコン窒化膜56及
びシリコン酸化膜57)形成することにより、作製され
る。次いで、この多層積層膜61の上に、CVD法を用
いて厚さ150nmのポリシリコン膜62を形成する。
【0147】次に、図11(c)に示すように、ポリシ
リコン膜62を形成した領域全面を、異方性のドライエ
ッチングによりエッチングする。これによって、トレン
チ32の対向する2つの側壁と該側壁に接している底部
の一部の領域(本実施形態では側壁から0.2μmの領
域)のみに、L字形状の電荷捕獲膜50とゲート電極3
3が形成される。この後、トレンチ32の4つの側壁の
うち不要な他の対向する2辺を、ウエットエッチング法
によりエッチングする。
【0148】次に、図11(d)に示すように、メモリ
セル領域全面に、例えば砒素(As)を、加速エネルギ
ー70keV、ドーズ量5. 0×1015/cm2 にてイ
オン注入し、ソース領域34及びドレイン領域35を形
成する。
【0149】最後に、図11(e)に示すように、公知
の技術により、層間絶縁膜42、コンタクトホール40
(36、38)、導電性の膜すなわち配線41(37、
39)等を形成し、本実施形態の不揮発性半導体記憶装
置を完成させる。
【0150】本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半
導体記憶装置の構成によれば、電荷捕獲膜50をシリコ
ン酸化膜51、53、55及び57とシリコン窒化膜5
2、54及び56とを交互に積層した多層構造としてい
るので、図1に示す第1の実施形態と同様の効果(つま
り、電荷捕獲量の調整を容易に且つ確実に実現可能と
し、情報化け等の不都合の発生を防止して所望の多値情
報を記憶することができ、メモリセル面積の更なる縮小
化を図ることができるという効果)を奏することができ
る。
【0151】また、多値レベルでのデータ記憶を実現す
るための電荷捕獲膜50及びゲート電極33は、トレン
チ32の対向する2つの側壁と該2つの側壁に接してい
る底部の一部の領域のみに形成されており、ドレイン領
域35は、半導体基板31上でトレンチ32が形成され
ている領域以外の領域においてゲート電極33との間に
電荷捕獲膜50を介して形成され、また、ソース領域3
4は、トレンチ32の底部の領域のうちゲート電極33
が形成されている領域以外の領域においてゲート電極3
3との間に電荷捕獲膜50を介して形成されている。つ
まり、電荷捕獲膜50はL字形状で構成されている。
【0152】従って、かかる構成に基づいて、電荷捕獲
膜50の最下層であるゲート酸化膜51の直下のドレイ
ン領域35とソース領域34の間に形成されるチャネル
領域の長さをゲート電極33の幅よりも長くすることが
でき、これによって素子の更なる微細化を図ることが可
能となる。
【0153】さらに、本実施形態に係る製造方法によれ
ば、図11(c)に示す工程においてゲート電極33を
形成する際に、単に異方性のドライエッチングを行うこ
とでゲート電極33を形成しているため、従来必要とさ
れている合わせ精度が不要である。
【0154】なお、上述した各実施形態では4値のデー
タを記憶する不揮発性半導体記憶装置について説明した
が、これに限定されないことはもちろんである。本発明
は、原理的には、nを4以上の自然数、mを2以上の自
然数として、n(=2m )値のデータを記憶する不揮発
性半導体記憶装置に適用することができる。例えば、n
=8(m=3)とした場合、ゲート酸化膜上に8層のシ
リコン酸化膜と7層のシリコン窒化膜とを交互に積層し
て電荷捕獲膜を形成する。この場合、各シリコン窒化膜
とその下層のシリコン酸化膜との界面に存在するトラッ
プに、ゲート電極に印加する電圧の大きさに応じた電荷
がそれぞれ捕獲され、その捕獲される電荷量に応じて8
種類の異なる電荷捕獲状態が形成され、これらの電荷捕
獲状態に対応して8値の記憶状態(“000”、“00
1”、“010”、“011”、“100”、“10
1”、“110”及び“111”)が実現される。
【0155】また、上述した各実施形態では、電荷蓄積
層として機能するシリコン窒化膜又はフローティングゲ
ートとその下層のシリコン酸化膜との界面を平坦となる
ように形成したが、界面の形状は、これに限定されな
い。例えば、界面の形状を波状又は凹凸形状となるよう
に形成してもよい。この場合には、電荷を捕獲する有効
面積が増大するので、より安定したデータ書き込みが期
待される。
【0156】さらに、上述した各実施形態では、半導体
基板としてp型半導体を用いた場合について説明した
が、これは、反対導電型のn型半導体を用いてもよいこ
とはもちろんである。この場合、ゲート電極に印加され
た電圧によって生じる電界によりチャネル領域からゲー
ト電極に向かって移動する電荷は、電子ではなく、ホー
ルである。従ってこの場合にも、図8及び図9に示した
メモリセルの構成上の特徴(つまり、シリコン酸化膜の
膜厚をその下層側のシリコン酸化膜の膜厚よりも順次厚
くして形成すること)はそのまま適用される。
【0157】なお、図4〜図7に関連して説明したデー
タの書き込み/読み出し方法の処理を実現するように、
各種のデバイスを動作させるためのプログラム自体及び
そのプログラムをコンピュータに供給するための手段、
例えば、かかる書き込み/読み出し処理の手順を規定し
たプログラムを記録した記録媒体は本発明の範疇に属す
る。かかるプログラムを記録する記録媒体としては、例
えばフロッピィディスク、ハードディスク、光ディス
ク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮
発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムに基づいて
データ書き込み/読み出し処理を実行することにより、
前述の各実施形態の機能が実現されるだけでなく、その
プログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS
(オペレーティングシステム)又は他のアプリケーショ
ンソフト等と共働して前述の各実施形態の機能が実現さ
れる場合にも、かかるプログラムは本発明の範疇に属す
る。さらに、供給されたプログラムがコンピュータの機
能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニ
ットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムの
指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を実行
し、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現
されるシステムも本発明の範疇に属する。
【0158】上述した実施形態では、図1(図2、図
8、図9、図9も同様)に示すようにシリコン酸化膜1
1(11a、11b、51)、13(13a、13b、
53)、15(15a、15b、55)、17(17
a、17b、57)を用いて説明したが、そのシリコン
酸化膜の代わりにONO膜(酸化膜、窒化膜、酸化膜)
や強誘電体膜を用いてもよい。
【0159】また、強誘電体膜を用いた場合は、誘電体
膜(本実施形態では、シリコン窒化膜、導電性のポリシ
リコン膜を指す)12(12a、12b、52)、14
(14a、14b、54)、16(16a、16b、5
6)、18(18a、18b、58)の代わりに、白
金、チタン化合物、タングステン化合物、ルテニウム化
合物などを用いてもよく、白金層の下面にポリシリコン
等の導電体層を設け2層構造としてもよい。
【0160】上記であげた強誘電体膜は、PZT(ジル
コン酸チタン酸鉛)、PLZT(ジルコン酸チタン酸鉛
ランタン)、チタン酸バリウム、チタン酸パラジウム、
チタン酸バリウムストロンチウム薄膜、チタン酸ビスマ
ス、ジルコン酸チタン酸鉛等の強誘電体を示す物質であ
れば、他の物質を用いてもよい。また、強誘電体膜に代
えて、例えば、タンタル酸化物、Ta2 5 BSTO等
の誘電率が50以上の高誘電体膜を使用してもよい。
【0161】また、図1(図10(c)も同様)に示す
ように電荷捕獲膜5(50)を誘電率の異なる絶縁膜を
多層に積層してもよい。また、図1(図10(c)も同
様)に示すように電荷捕獲膜5(50)を誘電率の異な
る強誘電体膜を多層に積層してもよい。
【0162】
【発明の効果】本発明によれば、電荷捕獲膜の調節を容
易かつ確実に行い、情報ばけ等の不都合の発生を防止し
て所望の多値情報を記憶することを可能とし、電荷捕獲
膜が積層構造を有するために小さなサイズのチップに極
めて高い集積度をもつ不揮発性半導体記憶装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体
記憶装置の主要部の構成を概略的に示した断面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法を説明する工程図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法を説明する工程図である。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるデータの書き
込み方法を説明する模式図である。
【図5】本発明のデータの書き込み方法の一例を表した
フローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施形態におけるデータの読み
出し方法を説明する模式図である。
【図7】本発明のデータの読み出し方法の一例を表した
フローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施形態の一変形例の構成を概
略的に示した断面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態の他の変形例の構成を
概略的に示した断面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導
体記憶装置の主要部の構成を概略的に示した模式図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導
体記憶装置の製造方法を説明するための工程図である。
【符号の説明】
1,31 半導体基板 2 素子形成領域 3,34 ソース領域 4,35 ドレイン領域 5,5a,50 電荷捕獲膜 6,33 ゲート電極 11,11a,51 シリコン酸化膜(ゲート酸化膜) 12,12a,12b,14,14a,14b,16,
16b,16c,52,54,56 誘電体膜(シリコ
ン窒化膜) 13,13a,13b,15,15a,15b,17,
17a,17b,51,53,55,57 シリコン酸
化膜 21,62 ポリシリコン層 22,60 レジスト 32 トレンチ 36,38,40 コンタクトホール 37,39,41 導電性の膜(メタル配線) 50 多層膜 61 多層積層膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 27/115

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性のメモリセルを有する不揮発性
    半導体記憶装置であって、 前記メモリセルは、一導電型の半導体基板と、前記半導
    体基板上に形成された反対導電型の1対のソース/ドレ
    イン領域と、前記1対のソース/ドレイン領域の間のチ
    ャネル領域上に形成された電荷捕獲膜と、前記電荷捕獲
    膜上に形成されたコントロール電極として機能するゲー
    ト電極とを備え、 前記電荷捕獲膜は、少なくとも4層の絶縁膜とそれぞれ
    3層の電荷蓄積層とが交互に積層された多層構造を有
    し、 前記少なくとも4層の絶縁膜のうち最下層の絶縁膜はゲ
    ート絶縁膜として形成されており、 前記少なくとも3層の電荷蓄積層の各々における電荷の
    捕獲状態に対応したそれぞれ異なる複数のしきい電圧が
    設定され、前記複数のしきい電圧に応じて少なくとも4
    種類の記憶状態が規定されていることを特徴とする不揮
    発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記電荷捕獲膜の最上層は、前記少なく
    とも4層の絶縁膜のうち最上層の絶縁膜であることを特
    徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記絶縁膜は酸化膜で形成され、前記電
    荷蓄積層は窒化膜又は珪素膜で形成されており、各窒化
    膜とその下層の酸化膜との界面に存在するトラップに電
    荷が捕獲されることを特徴とする請求項1に記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記電荷捕獲膜における各酸化膜の膜厚
    がその下層側の酸化膜の膜厚よりも順次厚くなるように
    形成されていることを特徴とする請求項3に記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記電荷捕獲膜における各電荷蓄積層の
    膜厚がその下層側の電荷蓄積層の膜厚よりも順次厚くな
    るように形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のしきい電圧は、しきい電圧が
    高くなればなるほど当該しきい電圧の大きさに幅を持た
    せるように設定されていることを特徴とする請求項1に
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のしきい電圧は、前記半導体基
    板から所望とする電荷蓄積層までの絶縁膜厚と前記ゲー
    ト電極への印加電圧との比が一定となるように制御され
    ていることを特徴とする請求項6に記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記電荷捕獲膜は、前記半導体基板上の
    所定の位置に凹部状に形成されたトレンチの1つの側壁
    と前記側壁に接している底部の一部の領域にまたがるよ
    うにL字形状で形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記1対のソース/ドレイン領域の一方
    は、前記トレンチの底部の領域のうち前記ゲート電極が
    形成されている領域以外の領域において前記ゲート電極
    との間に前記電荷捕獲膜を介して形成され、前記1対の
    ソース/ドレイン領域の他方は、前記半導体基板上で前
    記トレンチが形成されている領域以外の領域において前
    記ゲート電極との間に前記電荷捕獲膜を介して形成され
    ていることを特徴とする請求項8に記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記電荷捕獲膜は、nを4以上の自然
    数として、n層の絶縁膜と(n−1)層の誘電体膜とが
    交互に積層されてなり、n種類の異なる記憶状態を規定
    することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
  11. 【請求項11】 mを2以上の自然数として、n=2m
    に設定されていることを特徴とする請求項10に記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 半導体基板上の所定の領域において、
    第1の絶縁膜、電荷蓄積層として機能する第1の誘電体
    膜、第2の絶縁膜、電荷蓄積層として機能する第2の誘
    電体膜、第3の絶縁膜、電荷蓄積層として機能する第3
    の誘電体膜及び第4の絶縁膜を順次堆積させて多層膜を
    形成する工程と、 前記多層膜上に導電層を形成し、更にその上にゲート電
    極の形状に合ったレジストを形成する工程と、 前記レジストをマスクとして前記多層膜及び前記導電層
    を除去し、前記レジストの形状に合った電荷捕獲膜及び
    ゲート電極を形成する工程と、 前記レジストをマスクとして前記半導体基板の表面領域
    に前記半導体基板とは反対導電型の不純物を注入し、ソ
    ース領域及びドレイン領域を形成する工程とを含むこと
    を特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記多層膜を形成する工程は、前記第
    1〜第4の絶縁膜として酸化膜を形成する工程と、前記
    第1〜第3の誘電体膜として窒化膜を形成する工程を含
    むことを特徴とする請求項12に記載の不揮発性半導体
    記憶装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第2〜第4の各酸化膜の膜厚をそ
    の下層側の酸化膜の膜厚よりも順次厚くなるように形成
    することを特徴とする請求項13に記載の不揮発性半導
    体記憶装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記多層膜を形成する工程は、前記第
    1〜第4の絶縁膜として酸化膜を形成する工程と、前記
    第1〜第3の誘電体膜としてポリシリコン膜を形成する
    工程を含むことを特徴とする請求項12に記載の不揮発
    性半導体記憶装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 半導体基板上の所定の位置に凹部状に
    トレンチを形成する工程と、 前記半導体基板の表面全体を覆うように、第1の絶縁
    膜、電荷蓄積層として機能する第1の誘電体膜、第2の
    絶縁膜、電荷蓄積層として機能する第2の誘電体膜、第
    3の絶縁膜、電荷蓄積層として機能する第3の誘電体膜
    及び第4の絶縁膜を順次堆積させて多層膜を形成する工
    程と、 前記多層膜を覆うように導電層を形成する工程と、 前記導電層を形成した領域全面に対して異方性のドライ
    エッチングを行い、前記トレンチの1つの側壁と前記側
    壁に接している底部の一部の領域にまたがるようにL字
    形状の電荷捕獲膜及びゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極の領域のみマスクして前記半導体基板の
    表面領域に前記半導体基板とは反対導電型の不純物を注
    入し、ソース領域及びドレイン領域を形成する工程とを
    含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  17. 【請求項17】 一導電型の半導体基板と、前記半導体
    基板上に形成された反対導電型のソース領域及びドレイ
    ン領域と、前記ソース領域及びドレイン領域の間のチャ
    ネル領域上に形成された電荷捕獲膜と、前記電荷捕獲膜
    上に形成されたゲート電極とを備え、前記電荷捕獲膜
    が、少なくとも4層の絶縁膜とそれぞれ電荷蓄積層とし
    て機能する少なくとも3層の誘電体膜とが交互に積層さ
    れた多層構造を有している不揮発性のメモリセルを備え
    た不揮発性半導体記憶装置において前記メモリセルにデ
    ータを書き込む方法であって、 書き込みデータの値に応じて前記メモリセルの各部位に
    印加すべき書き込み電圧を設定するステップを有し、 前記ステップは、前記書き込みデータの一部のデータに
    関しては、当該データの値に応じた電荷を捕獲する誘電
    体膜より下層側の絶縁膜についてはトンネリング可能で
    且つそれより上層側の絶縁膜についてはトンネリング不
    可の所定電圧を前記ゲート電極に印加するサブステップ
    を含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の書き
    込み方法。
  18. 【請求項18】 前記書き込み電圧を設定するステップ
    は、前記書き込みデータの他のデータに関しては、前記
    少なくとも3層の誘電体膜のいずれにも電荷が捕獲され
    ていない状態を作り出すように前記メモリセルの各部位
    にそれぞれ電圧を印加するサブステップを含むことを特
    徴とする請求項17に記載の不揮発性半導体記憶装置の
    書き込み方法。
  19. 【請求項19】 前記電荷捕獲膜における各絶縁膜の膜
    厚がその下層側の絶縁膜の膜厚よりも順次厚くなるよう
    に形成されている場合に、前記書き込み電圧を設定する
    ステップは、前記半導体基板から所望とする電荷蓄積層
    までの絶縁膜厚と前記ゲート電極への印加電圧との比が
    一定となるように制御を行うサブステップを含むことを
    特徴とする請求項17に記載の不揮発性半導体記憶装置
    の書き込み方法。
  20. 【請求項20】 一導電型の半導体基板と、前記半導体
    基板上に形成された反対導電型のソース領域及びドレイ
    ン領域と、前記ソース領域及びドレイン領域の間のチャ
    ネル領域上に形成された電荷捕獲膜と、前記電荷捕獲膜
    上に形成されたゲート電極とを備え、前記電荷捕獲膜
    が、少なくとも4層の絶縁膜とそれぞれ電荷蓄積層とし
    て機能する少なくとも3層の誘電体膜とが交互に積層さ
    れた多層構造を有している不揮発性のメモリセルを備え
    た不揮発性半導体記憶装置において前記メモリセルに記
    憶されたデータを読み出す方法であって、 読み出しデータの値に応じてそれぞれ設定されたしきい
    電圧の複数の連続する電圧範囲に対して、前記メモリセ
    ルの記憶状態が、前記複数の電圧範囲を2つに分けた電
    圧範囲のいずれに属するかを判定するために前記ゲート
    電極に所定の第1の電圧を印加するステップと、 前記ソース領域と前記ドレイン領域の間に流れる電流を
    検出し、しきい電圧が前記第1の電圧よりも高いか否か
    を判定するステップと、 前記判定された結果に基づいて、前記メモリセルの記憶
    状態が属する電圧範囲を特定するステップと、 前記特定された電圧範囲に対して、前記メモリセルの記
    憶状態が、前記特定された電圧範囲を2つに分けた電圧
    範囲のいずれに属するかを判定するために前記ゲート電
    極に所定の第2の電圧を印加するステップと、 前記ソース領域と前記ドレイン領域の間に流れる電流を
    検出し、しきい電圧が前記第2の電圧よりも高いか否か
    を判定するステップと、 前記判定された結果に基づいて、前記メモリセルの記憶
    状態が属する電圧範囲を特定するステップとを含み、 以降、前記メモリセルの記憶状態が属する唯一つの電圧
    範囲が特定されるまで上記各ステップを繰り返すことを
    特徴とする不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法。
  21. 【請求項21】 請求項17〜19のいずれか1項に記
    載のデータの書き込み方法の処理手順を規定したプログ
    ラムを記録した、コンピュータにより読み取り可能な記
    録媒体。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載のデータの読み出し
    方法の処理手順を規定したプログラムを記録した、コン
    ピュータにより読み取り可能な記録媒体。
  23. 【請求項23】 半導体記憶装置において、メモリセル
    を備え、 少なくとも前記メモリセルが、半導体基板と、前記半導
    体基板に形成された第1の不純物拡散層と第2の不純物
    拡散層からなる一対の不純物拡散層と、電荷捕獲膜と、
    この電荷捕獲膜上に形成されたコントロール電極として
    機能するゲート電極とを備え、 前記電荷捕獲膜が、電荷蓄積膜として機能する第1の電
    荷蓄積膜と第2の電荷蓄積膜とを備えるとともに、 少なくとも前記第1の電荷蓄積膜の上面に形成された第
    1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜上に形成された前記第2の電荷蓄積膜
    とを備えており、 前記ゲート電極と前記第1、第2の不純物拡散層の各々
    に所定の電圧を印加する電圧印加手段と、 前記電圧印加手段は、前記第1、第2の電荷蓄積膜にお
    ける電荷の蓄積状態が段階的に変化させる電荷蓄積可変
    手段とを備え、 前記第1、第2の電荷蓄積膜の内、少なくとも一方の電
    荷蓄積膜が窒化膜を含むことを特徴とする半導体記憶装
    置。
  24. 【請求項24】 半導体記憶装置において、メモリセル
    を備え、 少なくとも前記メモリセルが、半導体基板と、前記半導
    体基板に形成された第1の不純物拡散層と第2の不純物
    拡散層からなる一対の不純物拡散層と、電荷捕獲膜と、
    この電荷捕獲膜上に形成されたコントロール電極として
    機能するゲート電極とを備えており、 前記電荷捕獲膜が、電荷蓄積膜として機能する第1の電
    荷蓄積膜と第2の電荷蓄積膜と、窒化膜を備えるととも
    に、 少なくとも前記半導体基板上に形成された第1の絶縁膜
    と 前記第1の絶縁膜上に形成された前記第1の電荷蓄積膜
    と、 前記第1の電荷蓄積膜上に形成された第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜上に形成された前記第2の電荷蓄積膜
    とを備え、 前記第1、第2の電荷蓄積膜及び第1、第2の絶縁膜の
    内、少なくとも一つの膜が前記窒化膜を含み、 前記第1の絶縁膜が、前記第2の絶縁膜の膜厚と異なる
    膜厚で形成されていることを特徴とする半導体記憶装
    置。
  25. 【請求項25】 半導体記憶装置において、メモリセル
    を備え、 少なくとも前記メモリセルが、半導体基板と、前記半導
    体基板に形成された第1の不純物拡散層と第2の不純物
    拡散層からなる一対の不純物拡散層と、電荷捕獲膜と、
    この電荷捕獲膜上に形成されたコントロール電極として
    機能するゲート電極とを備え、 前記電荷捕獲膜が、 電荷蓄積膜として機能する第1の電荷蓄積膜と第2の電
    荷蓄積膜とを備えるとともに、 少なくとも、前記半導体基板上に形成された前記第1の
    絶縁膜と、前記第1の絶縁膜上に形成された前記第1の
    電荷蓄積膜と、前記第1の電荷蓄積膜上に形成された前
    記第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜上に形成された前
    記第2の電荷蓄積膜と、前記第2の電荷蓄積膜上に形成
    された前記第3の絶縁膜とを備えており、 前記第2の絶縁膜の膜厚が、前記第1の絶縁膜の膜厚よ
    り厚く形成され、 前記第3の絶縁膜の膜厚が、前記第2の絶縁膜の膜厚よ
    り厚く形成されていることを特徴とする半導体記憶装
    置。
  26. 【請求項26】 不揮発性半導体記憶装置において、メ
    モリセルを備え、 少なくとも前記メモリセルが、半導体基板と、前記半導
    体基板に形成された第1の不純物拡散層と第2の不純物
    拡散層からなる一対の不純物拡散層と、電荷捕獲膜と、
    この電荷捕獲膜上に形成されたコントロール電極として
    機能するゲート電極とを備え、 前記電荷捕獲膜が、 電荷蓄積膜として機能する第1の電荷蓄積膜と第2の電
    荷蓄積膜とを備えるとともに、 少なくとも前記第1の電荷蓄積膜の上面に形成された第
    1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜上に形成された前記第2の電荷蓄積膜
    とを備えており、 前記第1の絶縁膜が、高誘電体膜、強誘電体膜の内、い
    ずれか一方の誘電体膜で形成され、 前記ゲート電極と前記第1、第2の不純物拡散層の各々
    に所定の電圧を印加する電圧印加手段とを備え、 前記電圧印加手段は、前記第1、第2の電荷蓄積膜にお
    ける電荷の蓄積状態が段階的に変化させる電荷蓄積可変
    手段とを備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  27. 【請求項27】 不揮発性半導体記憶装置において、メ
    モリセルを備え、少なくとも前記メモリセルが、半導体
    基板と、前記半導体基板に形成された第1の不純物拡散
    層と第2の不純物拡散層からなる一対の不純物拡散層
    と、電荷捕獲膜と、この電荷捕獲膜上に形成されたコン
    トロール電極として機能するゲート電極とを備え、 前記電荷捕獲膜が、 電荷蓄積膜として機能する第1の電荷蓄積膜と第2の電
    荷蓄積膜と、誘電体膜を備えるとともに、 少なくとも、前記半導体基板上に形成された第1の絶縁
    膜と、前記第1の絶縁膜上に形成された前記第1の電荷
    蓄積膜と、前記第1の電荷蓄積膜上に形成された第2の
    絶縁膜と、前記第2の絶縁膜上に形成された前記第2の
    電荷蓄積膜とを備えており、 第1、第2の電荷蓄積膜及び第1、第2の絶縁膜の内、
    少なくとも一つの膜が前記誘電体膜を含む膜から形成さ
    れており、 前記誘電体膜が、少なくとも高誘電体膜、強誘電体膜の
    内、いずれかの一方の膜で形成され、 前記第1の絶縁膜が、前記第2の絶縁膜の膜厚と異なる
    膜厚で形成されていることを特徴とする不揮発性半導体
    記憶装置。
  28. 【請求項28】 前記第1、第2、第3の絶縁膜の内、
    少なくとも一つの膜が、高誘電体膜、強誘電体膜の内、
    いずれか一方の誘電体膜であることを特徴とする請求項
    25に記載の半導体記憶装置。
  29. 【請求項29】 前記第1の絶縁膜が、PZT(ジルコ
    ン酸チタン酸鉛)、PLZT(ジルコン酸チタン酸鉛ラ
    ンタン)、チタン酸バリウム、チタン酸パラジウム、チ
    タン酸バリウムストロンチウム薄膜、チタン酸ビスマ
    ス、ジルコン酸チタン酸鉛、タンタル酸化物、Ta2
    5 BSTOの内、少なくとも一つの材料から形成されて
    いることを特徴とする請求項26に記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  30. 【請求項30】 前記誘電体膜が、PZT(ジルコン酸
    チタン酸鉛)、PLZT(ジルコン酸チタン酸鉛ランタ
    ン)、チタン酸バリウム、チタン酸パラジウム、チタン
    酸バリウムストロンチウム薄膜、チタン酸ビスマス、ジ
    ルコン酸チタン酸鉛、タンタル酸化物、Ta2 5 BS
    TOの内、少なくとも一つの材料から形成されているこ
    とを特徴とする請求項27に記載の不揮発性半導体記憶
    装置。
  31. 【請求項31】 前記第1、第2、第3の絶縁膜の内、
    少なくとも一つの膜が、高誘電体膜、強誘電体膜の内、
    いずれか一方の誘電体膜で形成され、 前記誘電体膜が、PZT(ジルコン酸チタン酸鉛)、P
    LZT(ジルコン酸チタン酸鉛ランタン)、チタン酸バ
    リウム、チタン酸パラジウム、チタン酸バリウムストロ
    ンチウム薄膜、チタン酸ビスマス、ジルコン酸チタン酸
    鉛、タンタル酸化物、Ta2 5 BSTOの内、少なく
    とも一つの材料からなることを特徴とする請求項28に
    記載の半導体記憶装置。
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