JPH05267684A - 不揮発性記憶素子 - Google Patents

不揮発性記憶素子

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JPH05267684A
JPH05267684A JP6225792A JP6225792A JPH05267684A JP H05267684 A JPH05267684 A JP H05267684A JP 6225792 A JP6225792 A JP 6225792A JP 6225792 A JP6225792 A JP 6225792A JP H05267684 A JPH05267684 A JP H05267684A
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JP
Japan
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film
oxide film
floating gate
insulating film
control gate
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JP6225792A
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English (en)
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Takanori Ozawa
孝典 小澤
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Publication date
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  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】キャパシタ絶縁膜の実効膜厚を薄くできる不揮
発性メモリセル提供をする。 【構成】フローティングゲート12とコントロールゲー
ト14との間に介在されるキャパシタ絶縁膜13を、フ
ローティングゲート12からコントロールゲート14に
向かって、第1の窒化膜13a、第1の酸化膜13b、
第2の窒化膜13c、第2の酸化膜13dを順次積層し
て、NONO構造とする。 【効果】最下層の窒化膜13aによって、第1の酸化膜
13bへのフローティングゲート12内のホットエレク
トロンの注入がブロックされる。そのため、第1の酸化
膜13bを薄くしても、リーク電流をカットできると共
に、電荷保持特性の確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EPROM、フラシュ
EEPROM、NAND−EEPROM等の不揮発性記
憶素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、EPROM、フラシュEEPRO
M、NAND−EEPROM等の不揮発性記憶素子(以
下、不揮発性メモリセルという)は、図3の如く、チャ
ネル領域1aを挟んでN型ソース領域1bおよびN型ド
レイン領域1cが形成されたP型シリコン基板1と、チ
ャネル領域1aの上部にトンネル絶縁膜2を介して形成
された浮遊ゲート(以下、フローティングゲート(fl
oating gate)という)3と、フローティン
グゲート3の上部にキャパシタ絶縁膜4を介して形成さ
れた制御ゲート(以下、コントロールゲート(cont
rol gate)という)5とを備えており、ソース
領域1bおよびコントロールゲート5に各所定の電圧を
印加して、ドレイン領域1cとチャネル領域1aとの境
界で生じたホットエレクトロン(hot electr
on)をフローティングゲート3に注入させることによ
り、情報の書き込みを行う。
【0003】フローティングゲート3とコントロールゲ
ート5との間に介在されたキャパシタ絶縁膜4は、フロ
ーティングゲート3である多結晶シリコンを熱酸化して
形成されたSiO2 膜である。近年、不揮発性メモリセ
ルの高性能化、微細化が望まれているが、セルを高性能
化、微細化する上で、フローティングゲートとコントロ
ールゲートとの間に介在されたキャパシタ絶縁膜の薄膜
化が最も重要な課題となっている。すなわち、キャパシ
タ絶縁膜を薄くすることで、コントロールゲートの電位
を効率よくフローティングゲートに伝達でき、セルの書
き込み、読み出しが達成され、微細化が可能となる。一
方、キャパシタ絶縁膜は、不揮発性の要求を満たすた
め、フローティングゲートに注入されたホットエレクト
ロンを長期間閉じ込めておく必要がある。
【0004】しかし、図3に示す不揮発性メモリセルに
おいて、キャパシタ絶縁膜4を薄膜化すると、膜の欠陥
の増大や、リーク電流量がデバイスで要求される仕様を
満たさなくなるといった問題点が発生する。上記に対処
するため、図4に示すような、キャパシタ絶縁膜4をO
NO(Oxide−Nitride−Oxide)構造
とした不揮発性メモリセルが提案されている。すなわ
ち、キャパシタ絶縁膜4は、Si3 4 からなる窒化膜
4bを、SiO2 からなるボトム酸化膜4aと、SiO
2 からなるトップ酸化膜4cとでサンドイッチした構造
とされている。なお、図4中、6はトンネル絶縁膜2、
フローティングゲート3、キャパシタ絶縁膜4およびコ
ントロールゲート5を覆う層間絶縁膜である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4に示したONO構
造を有する不揮発性メモリセルは、セルのリーク特性と
電荷保持特性とを向上させる点では一応の効果があるも
のの、16Mビット以降の大容量高信頼性不揮発性メモ
リを実現するためには、さらにONO構造のキャパシタ
絶縁膜(以下、ONO膜という)4を薄膜化する必要が
ある。
【0006】ONO膜4の最上層のトップ酸化膜4cに
おいては、その膜厚を厚くするほど、全域にわたってリ
ーク電流が低下しするが、3nm付近までの膜厚がリー
ク電流の低減に有効に働く。窒化膜4b中は、ホットエ
レクトロンが特に低電界側に流れやすい。コントロール
ゲート5側からのホール(hole)の注入量は、コン
トロールゲート5側の酸化膜、すなわちトップ酸化膜4
cの膜厚によって大きく左右される。ONO膜4の薄膜
化を図るために、トップ酸化膜4cの膜厚を3nm以下
にすると、ホールがトップ酸化膜4cをトンネルして窒
化膜4bに流入する。ボトム酸化膜4aは、ホールが流
れにくいので、注入されたホールは、ボトム酸化膜4a
と窒化膜4bとの界面付近に蓄積され、このホールが結
果的にボトム酸化膜4aの電界を高め、ボトム酸化膜4
aのファウラーノルドハイム(Fowler Nord
heim)トンネル機構による電子電流を増加させる。
すなわち、トップ酸化膜4cは、ホールの注入を防ぐた
めには3nm以上の膜厚が必要である。
【0007】また、窒化膜4bの薄膜化には、いくつか
の制約要因がある。まず、トップ酸化膜4cを形成する
酸化工程において、あまり窒化膜4bが薄いと異常酸化
が発生する。また、ONO膜4の経時破壊特性(TDD
B(Time Dependent Dielectr
ic Breakdown)は、窒化膜4bが薄くなる
と劣化し、膜が絶縁破壊しやすい。すなわち、窒化膜4
bを薄膜化すると、電荷保持特性は改善されるが、窒化
膜4bを5nm以下まで薄膜化すると、絶縁膜の信頼性
が低下する場合がある。
【0008】トップ酸化膜4c、窒化膜4bは、もとも
と膜厚が薄いので、ONO膜4の実効膜厚に占める各層
の割合は、膜厚10〜15nmであるボトム酸化膜4a
が最も大きい。したがって、ONO膜4の実効膜厚を薄
膜化しようとする場合に、最も効果があるのはボトム酸
化膜4aの薄膜化である。ボトム酸化膜4aは、高濃度
にリンがドープされた多結晶シリコンであるフローティ
ングゲート3を熱酸化することで形成されるが、その膜
質は本質的にシリコン基板1上に形成したものよりも悪
い。これは、多結晶シリコン上に均一な膜厚で酸化膜
が成長しないこと、酸化膜中にリンが取り込まれ酸化
膜質を劣化させること等が本質的な要因である。さら
に、多結晶シリコンは、CVD(Chemical V
apour Deposition)法により堆積され
るが、その膜中に混入する不純物のレベルが高いと、成
長させる酸化膜厚が5nm程度と薄い場合には、顕著な
欠陥密度の増大を招く。
【0009】ボトム酸化膜4aの膜質、膜厚が不十分な
場合、ボトム酸化膜4aがフローティングゲート3から
のホットエレクトロンの注入を十分にブロックできない
ため、窒化膜4bにホットエレクトロンが注入されてし
まう。そうすると、ボトム酸化膜4aと窒化膜4bとの
界面で、ホットエレクトロンがコントロールゲート5か
ら入ってくるホールと再結合し、電流が発生してしま
う。すなわち、ボトム酸化膜4aによって、低電界側で
のリーク電流を十分にカットできない。また、窒化膜4
b中にホットエレクトロンが注入されると、その上部の
トップ酸化膜4cも薄いので、ホットエレクトロンはコ
ントロールゲート5まで容易にトンネルしてしまう。こ
れにより、電荷保持特性も劣化する。
【0010】上記のように、ONO膜4の実効膜厚に占
める割合が最も大きいボトム酸化膜4aの薄膜化には限
界があるので、ONO膜4の実効膜厚を20nm以下に
薄膜化するのが困難となっていた。本発明は、上記に鑑
み、浮遊デートと制御ゲートとの間に介在させたキャパ
シタ絶縁膜の実効膜厚を薄くできる不揮発性記憶素子の
提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、チャネル領域を挟んでソース領域およびドレイン
領域が形成された半導体基板と、チャネル領域の上部に
トンネル絶縁膜を介して形成された浮遊ゲートと、浮遊
ゲートの上部にキャパシタ絶縁膜を介して形成された制
御ゲートとを備え、ドレイン領域および制御ゲートに各
所定の電圧を印加して、ドレイン領域とチャネル領域と
の境界で生じたホットエレクトロンを浮遊ゲートに注入
させることにより、情報の書き込みを行う不揮発性記憶
素子において、上記キャパシタ絶縁膜は、浮遊ゲートか
ら制御ゲートに向かって、第1の窒化膜、第1の酸化
膜、第2の窒化膜、第2の酸化膜を順次積層したNON
O構造を有するものである。
【0012】
【作用】上記課題解決手段において、キャパシタ絶縁膜
の最下層に第1の窒化膜があるため、この窒化膜によっ
て、第1の酸化膜への浮遊ゲート内のホットエレクトロ
ンの注入がブロックされる。そのため、浮遊ゲート側の
第1の酸化膜の膜厚を薄くしても、第1の酸化膜と第2
の窒化膜との界面で、ホットエレクトロンと制御ゲート
から入ってくるホールとが再結合して電流が発生すると
いったことはなくなり、リーク電流をカットできる。
【0013】また、第2の窒化膜中にホットエレクトロ
ンが注入されることもないので、ホットエレクトロンが
制御ゲートまでトンネルすることもなく、電荷保持特性
も確保できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,2に基づい
て詳述する。本実施例に係る不揮発性記憶素子(以下、
不揮発性メモリという)は、EPROM、フラシュEE
PROM、NAND−EEPROM等に利用可能なスタ
ック型とされており、その構造について、図1を参照し
つつ説明する。図1は本発明の一実施例に係る不揮発性
メモリの断面図である。
【0015】上記スタック型不揮発性メモリは、図1の
如く、表層部にチャネル領域10aを挟んでN型ソース
領域10bおよびN型ドレイン領域10cが形成された
P型シリコン基板10と、チャネル領域10aの上部
に、ソース領域10bおよびドレイン領域10cを架橋
させて設けられたトンネル絶縁膜11を介して形成され
た浮遊ゲート(以下、フローティングゲート(floa
ting gate)という)12と、フローティング
ゲート12の上部にキャパシタ絶縁膜13を介して形成
された制御ゲート(以下、コントロールゲート(con
trol gate)という)14と、トンネル絶縁膜
11、フローティングゲート12、キャパシタ絶縁膜1
3およびコントロールゲート14を覆う層間絶縁膜15
とを備えている。
【0016】トンネル絶縁膜11および層間絶縁膜15
は、SiO2 からなり、フローティングゲート12およ
びコントロールゲート14は、高濃度にリンがドープさ
れた多結晶シリコン(以下、ポリシリコンという)から
なる。フローティングゲート12とコントロールゲート
14との間に介在されたキャパシタ絶縁膜13は、フロ
ーティングゲート12からコントロールゲート14に向
かって、Si3 4 からなる第1の窒化膜13a、Si
2 からなる第1の酸化膜(以下、ボトム酸化膜とい
う)13b、Si3 4 からなる第2の窒化膜13c、
SiO2 からなる第2の酸化膜(以下、トップ酸化膜と
いう)13dが順次積層されてなる。すなわち、キャパ
シタ絶縁膜13は、ONO(Oxide−Nitrid
e−Oxide)構造のボトム酸化膜13b下に、窒化
膜13aを形成することにより、NONO(Nitri
de−Oxide−Nitride−Oxide)構造
としたものである。
【0017】ここで、上記不揮発性メモリの製造方法に
ついて、図2を参照しつつ説明する。図2は不揮発性メ
モリの製造方法を工程順に示す断面図である。図2
(a)のように、P型シリコン基板10を熱酸化して、
シリコン基板10上にSiO2 からなるトンネル絶縁膜
11を積層し、さらにLPCVD(LowPressu
re Chemical Vapour Deposi
tion)法によりポリシリコンを積層し、その後導電
性を付与するため、ポリシリコンに対して高濃度にリン
をドープしてフローティングゲート12を形成する。
【0018】次に、図2(b)のように、LPCVD法
あるいは熱窒化によりフローティングゲート12上にS
3 4 からなる第1の窒化膜13aを積層する。窒化
膜13aの膜厚は、電荷保持特性を確保するため、5n
m以下にするのが好ましい。そして、図2(c)のよう
に、第1の窒化膜13a上に窒化膜を厚く堆積させた
後、所定時間ウェット酸化を行う。そうすると、堆積さ
れた窒化膜が酸素により浸食されて、SiO2 からなる
ボトム酸化膜13bが形成される。このように、窒化膜
13a上に窒化膜を厚く堆積させてウェット酸化を行う
のは、窒化膜13aが5nm以下と薄いので、熱酸化に
より窒化膜13a上にボトム酸化膜13bを形成しよう
とすると、下地となる窒化膜13aまでが異常酸化する
ことがあるからである。ボトム酸化膜13bの膜厚は、
5nm程度が好ましい。
【0019】つづいて、図2(d)のように、LPCV
D法あるいは熱窒化によりボトム酸化膜13b上にSi
3 4 からなる第2の窒化膜13cを積層する。窒化膜
13cの膜厚は、電荷保持特性およびリーク特性を確保
するため、5nm以上にするのが好ましい。その後、図
2(e)のように、図2(c)の工程と同様、第2の窒
化膜13c上に窒化膜を厚く堆積させた後、所定時間ウ
ェット酸化を行い、トップ酸化膜13dを積層する。こ
れにより、キャパシタ絶縁膜13は、下からNONO
(Nitride−Oxide−Nitride−Ox
ide)構造となる。
【0020】キャパシタ絶縁膜13の成膜後、図2
(f)のように、図2(a)の工程と同様、トップ酸化
膜13d上にLPCVD法によりポリシリコンを積層
後、導電性を付与するため、ポリシリコンに対して高濃
度にリンをドープしてコントロールゲート14を形成す
る。そして、図2(g)のように、フォソリソグラフィ
ー技術により、必要な部分を残して、トンネル絶縁膜1
1、フローティングゲート12、キャパシタ絶縁膜13
およびコントロールゲート14を除去し、その後シリコ
ン基板10に不純物をドープして、N型ソース領域10
bおよびN型ドレイン領域10cを形成する。
【0021】しかる後、図2(h)のように、層間絶縁
膜15で、トンネル絶縁膜11、フローティングゲート
12、キャパシタ絶縁膜13およびコントロールゲート
14を覆う。その後の工程は、従来の不揮発性メモリセ
ルの製造工程と同様であるので説明を省略する。次に、
上記不揮発性メモリセルの読み出し、書き込みおよび消
去の動作について説明する。
【0022】コントロールゲート14およびドレイン領
域10cに正の高電圧を印加すると共に、ソース領域1
0bを接地して、ソース−ドレイン間に電流を流すと、
ドレイン領域10cとチャネル領域10aとの境界でホ
ットエレクトロン(hotelectron)が発生す
る。このホットエレクトロンは、トンネル絶縁膜11を
通過してフローティングゲート12に注入され、情報の
書き込みが行われる。
【0023】読み出しが行われるときは、ソース領域1
0bが接地されると共に、ドレイン領域10cに所定の
電圧が印加される。この状態で、コントロールゲート1
4に所定のセンス電圧が印加される。ソース−ドレイン
間を導通させるしきい値電圧は、フローティングゲート
12の状態によって異なる。すなわち、フローティング
ゲート12にホットエレクトロンが注入された状態では
しきい値電圧は高くなり、ホットエレクトロンが未注入
の状態では低くなる。そこで、上記のセンス電圧を高い
しきい値電圧と低いしきい値電圧との間の電圧を選択し
ておけば、このようなセンス電圧をコントロールゲート
14に印加すると共に、ソース−ドレイン間が導通する
か否かを監視することで、セルに蓄積された情報の読み
出しが達成できる。
【0024】情報の消去は、紫外線を照射してフローテ
ィングゲート12内のホットエレクトロンを散逸させる
とによって行えるほか、コントロールゲート14を接地
すると共に、ソース領域10bに正の高電圧を印加し
て、フローティングゲート12内のホットエレクトロン
をソース領域10bへファウラーノルドハイム(Fow
ler Mordheim)トンネルさせることによっ
ても達成できる。
【0025】上記構成において、キャパシタ絶縁膜13
の最下層に第1の窒化膜13aがあるため、この窒化膜
13aによって、ボトム酸化膜13bへのフローティン
グゲート12内のホットエレクトロンの注入が十分にブ
ロックされる。そのため、図4の不揮発性メモリセルの
ように、ボトム酸化膜13bの膜厚を5nm程度まで薄
くしても、ボトム酸化膜13bと第2の窒化膜13cと
の界面で、ホットエレクトロンとコントロールゲート1
4から入ってくるホール(hole)とが再結合して電
流が発生するといったことはなくなり、低電界側でのリ
ーク電流を十分にカットできる。
【0026】また、第2の窒化膜13c中にホットエレ
クトロンが注入されることもないので、ホットエレクト
ロンがコントロールゲート14までトンネルすることも
なく、電荷保持特性も確保できる。このように、フロー
ティングゲート12とコントロールゲート14との間に
介在されるキャパシタ絶縁膜13の最下層に窒化膜13
aを形成して、NONO構造とすることで、ボトム酸化
膜13bの膜厚を薄くしてキャパシタ絶縁膜13の実効
膜厚を20nm以下とすることができ、16Mビット以
降の大容量高信頼性不揮発性メモリの実現に貢献するこ
とができる。
【0027】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の範囲内で多くの修正および変更を
加え得ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明の
不揮発性記憶素子では、浮遊ゲートと制御ゲートとの間
に介在されるキャパシタ絶縁膜の最下層に窒化膜を形成
して、NONO構造とすることによって、第1の酸化膜
への浮遊ゲート内のホットエレクトロンの注入がブロッ
クされる。そのため、浮遊ゲート側の第1の酸化膜の膜
厚を薄くしてキャパシタ絶縁膜の実効膜厚を20nm以
下程度まで薄膜化しても、リーク電流をカットできると
共に、電荷保持特性の確保できるから、16Mビット以
降の大容量高信頼性不揮発性メモリの実現に貢献するこ
とができるいった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る不揮発性記憶素子の断
面図である。
【図2】同じくその製造方法を工程順に示す断面図であ
る。
【図3】従来の不揮発性記憶素子の断面図である。
【図4】ONO構造を有する不揮発性記憶素子の断面図
である。
【符号の説明】
10 シリコン基板 10a チャネル領域 10b ソース領域 10c ドレイン領域 11 トンネル絶縁膜 12 フローティングゲート 13 キャパシタ絶縁膜 13a 第1の窒化膜 13b ボトム酸化膜(第1の酸化膜) 13c 第2の窒化膜 13d トップ酸化膜(第2の酸化膜) 14 コントロールゲート
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 C 8427−4M // G11C 16/02 16/04 H01L 21/318 M 8518−4M

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャネル領域を挟んでソース領域およびド
    レイン領域が形成された半導体基板と、チャネル領域の
    上部にトンネル絶縁膜を介して形成された浮遊ゲート
    と、浮遊ゲートの上部にキャパシタ絶縁膜を介して形成
    された制御ゲートとを備え、 ドレイン領域および制御ゲートに各所定の電圧を印加し
    て、ドレイン領域とチャネル領域との境界で生じたホッ
    トエレクトロンを浮遊ゲートに注入させることにより、
    情報の書き込みを行う不揮発性記憶素子において、 上記キャパシタ絶縁膜は、浮遊ゲートから制御ゲートに
    向かって、第1の窒化膜、第1の酸化膜、第2の窒化
    膜、第2の酸化膜を順次積層したNONO構造を有する
    ことを特徴とする不揮発性記憶素子。
JP6225792A 1992-03-18 1992-03-18 不揮発性記憶素子 Pending JPH05267684A (ja)

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