JPH1182948A - 振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉 - Google Patents

振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉

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JPH1182948A
JPH1182948A JP25595097A JP25595097A JPH1182948A JP H1182948 A JPH1182948 A JP H1182948A JP 25595097 A JP25595097 A JP 25595097A JP 25595097 A JP25595097 A JP 25595097A JP H1182948 A JPH1182948 A JP H1182948A
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blower
combustion chamber
drying chamber
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】工場、レストラン、コンビニエンスストア−等
からの一般ゴミ及び水分を多量に含んだ生ゴミ、汚泥等
を焼却するための焼却炉の提供。 【解決手段】振動機に接続された載置板を有するととも
に奥壁に吸排口を設けた燃焼室の下方には灰受けを有す
る灰受け室86を設け、燃焼室の後方にはバ−ナを設け
たバ−ナ室とブロア−を設けたブロア−室と煙突84を
設けた煙突室を配置し、ブロア−の送風管を煙突内に挿
入し、分岐管の先端をバ−ナに近接させた振動機付焼却
炉及び灰受室と燃焼室90と乾燥室88とからなる焼却
炉において、燃焼室と乾燥室間に貫通孔を形成し生ゴミ
を収納する収納溝を設けた仕切りを取り付けた乾燥室付
焼却炉及び焼却炉及び焼却炉とサイクロンとからなる焼
却炉において、焼却炉内に燃焼室と乾燥室を設け、燃焼
室と乾燥室間に貫通孔を形成し生ゴミを収納する収納溝
を設けた仕切りを取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場、レストラン、コ
ンビニエンスストア−等から排出される水分をあまり含
まない一般ゴミ及び水分を多量に含んだ生ゴミ、汚泥等
を焼却するための焼却炉の改良に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来、レストラン、ス−パ−及びコンビ
ニエンス等から出るゴミを焼却する小型の焼却炉では、
焼却により焼却炉内に積もった灰は手で取り出し、灰を
取り出した後に焼却できなかったゴミを再度焼却してい
る。
【0003】また、工場、レストラン、ス−パ−及びコ
ンビニエンス等から出る水分を含まない一般ゴミと水分
を多量に含んだ生ゴミを一緒に焼却炉内に入れ、バ−ナ
等で強制的に焼却している。
【0004】しかしながら、水分の少ない一般ゴミは容
易に焼却されるが、水分を多量に含んだ生ゴミは、一般
ゴミと同一条件で焼却しても生ゴミを完全に焼却するこ
とができない。
【0005】そして、一般ゴミ及び生ゴミを焼却して燃
えかすとして焼却炉内に残る灰が、焼却炉内に堆積して
いまい、被焼却物を完全に燃焼させることができず、未
焼却ゴミをその都度取り除いた後に、再度点火して焼却
しているために手間が掛かり過ぎるとの欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、長時間にわ
たり被焼却物を焼却し続けても灰が自動的に受け皿に落
下する極めて便利な焼却炉を提供することを目的とする
とともに、生ゴミ中に含まれる水分を一般ゴミの焼却熱
により生ゴミ収納溝内で乾燥させた後に、掻き出し棒に
より燃焼室内に落下させることにより完全に焼却するこ
とができ、長時間焼却し続けても焼却により発生した灰
が燃焼効率を妨げることがないように、格子状の振動板
の振動により灰が自動的に灰受け皿に落下する振動機付
焼却炉及び乾燥室付焼却炉を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、振動機に接続
された載置板を有するとともに奥壁に吸排口を設けた燃
焼室の下方には灰受けを有する灰受け室を設け、前記燃
焼室の後方にはバ−ナを設けたバ−ナ室と送風管及び分
岐管を有するブロワ−を設けたブロワ−室と煙突を設け
た煙突室を配置し、前記ブロワ−の送風管を前記煙突内
に挿入するとともに、前記分岐管の先端をバ−ナに近接
させたことを特徴とする振動機付焼却炉の構成及び灰受
室と燃焼室と乾燥室とからなる焼却炉において、燃焼室
と乾燥室間に貫通孔を形成するとともに生ゴミを収納す
る収納溝を設けた仕切りを取り付けたことを特徴とする
乾燥室付焼却炉及び焼却炉とサイクロンとからなる焼却
炉において、焼却炉内に燃焼室と乾燥室を設け、前記燃
焼室と乾燥室間に貫通孔を形成するとともに生ゴミを収
納する収納溝を設けた仕切りを取り付けたことを特徴と
する乾燥室付焼却炉の構成とした。
【0008】
【実施例】本発明をより詳細に説明するために、添付の
図面に従ってこれを説明する。図1は本発明である振動
機付焼却炉の正面図、図2は本発明である振動機付焼却
炉の左側面図、図3は本発明である振動機付焼却炉の平
面図である。
【0009】符号2は焼却部であり、焼却部2は略直方
体の形状をしていて、前面には開閉レハ゛−3dを有す
る上開閉扉3と下開閉レハ゛−4aを有する下開閉扉4
があり、後方上面には煙突5が取り付けられていて、左
側面には本振動機付焼却炉1をコントロ−ルするための
スイッチ盤6が設けられている。符号7はバ−ナ室の上
カバ−、符号7aはブロワ−室の下カバ−を指し、符号
8、8a、8cは脚である。
【0010】図4は、本発明である振動機付焼却炉の扉
を開けた状態の正面図であり、焼却部2内は燃焼室9と
灰受室12aとバ−ナ室16とブロワ−室21と煙突室
23に区分けされている。燃焼室9の奥壁には、被焼却
物11が燃焼時に発生する煙りを煙突5から排出するた
めの吸排口10が形成されていおり、その吸排口10は
煙突室23に連通している。灰受室12aには、取っ手
13aを備えた灰受け13があり、前記灰受け13は左
右ガイド14、15上をスライドする。灰受け13内に
灰が一杯になつたときは、取っ手13aを掴み前方に引
き出し、灰受け13内の灰を取り出すことができる。
【0011】図5は本発明である振動機付焼却炉の縦断
面図、図6は本発明である振動機付焼却炉の横断面図、
図7は本発明である振動機付焼却炉の後部縦断面図であ
る。
【0012】図5に示すように、被焼却物11を載せる
ための載置板2dには多数の上下に貫通する貫通孔が形
成されているために被焼却物11が燃焼したために発生
した灰が灰受け13内に落下する。前記載置板2dには
振動機26が接続されており、振動機26を駆動すると
載置板2dが振動し、この振動機26はブロワ−室21
内に設置されている。この載置板2dのコ−ナが振動可
能に取り付けられていて各コ−ナの下には、載置板2d
が効果的に振動するように、コイルスプリング27、2
8が装着されている。また、底板12には通気孔12b
が形成されていて、この通気孔12bを通り空気が載置
板2dに形成されている前記貫通孔を通り被焼却物11
内を通り、燃焼効率を上げる。前記通気孔12bには空
気の量を調節するために通気孔12bを開閉するための
手動式の回動板12cがある。
【0013】燃焼室9の後方には、バ−ナ室16とブロ
ワ−室21が配置されていて、バ−ナ室16にはバ−ナ
17が設置されているとともに、ブロワ−室21内には
ブロワ−22が設置されている。ブロワ−22には送気
管18と送気管18から分岐している分岐管24があ
り、送気管18の先端は煙突5内に挿入されているとと
もに、分岐管24の先端はバ−ナ室16内に向けられ、
バ−ナ17を冷却する機能を有している。そして、前記
分岐管24には切り替えレハ゛−19が設置されてい
て、必要に応じて前記レハ゛−19を操作することによ
り、空気の送り量を調節することができ、バ−ナ17に
送風し冷却することができる。
【0014】図6に示すように、ブロワ−22に取り付
けられている送気管18は、前述の如く、煙突5の下部
に挿入されている。また、バ−ナ17の点火筒17aの
先端は、煙突室23内に突出しているとともに、図7に
示すように、やや上方に向かうように設置されている。
このように、上方に向かって設置されていることによ
り、煙突室23の上部に気流の渦を発生させることによ
り被焼却物を完全に焼却させるためである。勿論、点火
筒17aは水平位置に設置してもよい。
【0015】また、図7に示すように、送気管18より
煙突5内に風を送り続けると、煙突室23内の気圧が減
圧されるために燃焼室9内の奥壁に形成されている吸排
口10より燃焼室9内の熱気が煙突室23に吸い込ま
れ、吸い込まれた熱気が煙突より排出されるので、燃焼
室9内には新しい空気が流入し、被焼却物11が効率的
に焼却されるのである。符号5aはヒ−タであり、煙突
5内にヒ−タ5aを設置することにより、燃焼室9で燃
焼せずに煙突室23に入り煙突5から大気中に排出され
る微細な塵も完全に燃焼させるものである。勿論、この
ヒ−タ5aは設置しなくてもよい。
【0016】本装置を1ヶ所で集中コントロ−ルするた
めに、バ−ナ室16とブロワ−室21の間にスイッチ盤
6を設置し、このスイッチ盤6に通電用ボタンや振動機
26、ブロワ−22、バ−ナ17等を駆動するととも
に、振動機26を所定時間に作動するためのタイマ−等
の各種の操作ボタンが配置されている。上下開閉扉3、
4と燃焼室9と煙突室23は、高温となるために各室の
壁の構造は3重構造となっいている。即ち、内材2a、
3aと中材2b、3bと外材2c、3cとからなり、内
材にはキャスタ−を、中材にはセラミック綿を、外材に
はグラスウ−ルを使用している。
【0017】図8は、本発明である乾燥室付焼却炉の正
面図、図9は本発明である乾燥室付焼却炉の背面図であ
る。本発明である乾燥室付焼却炉1aは、一般ゴミを焼
却する燃焼室28と、生ゴミを乾燥させるための乾燥室
27と、焼却された一般ゴミ及び生ゴミを焼却された後
に発生する焼却灰を受ける灰受皿が設置されている灰受
け室29と、煙突室42とバ−ナ45が設置されている
バ−ナ室43と、ブロワ−44aが設置されているブロ
ワ−室44から構成されている。
【0018】前記乾燥室27、燃焼室28及び灰受室2
9等には、開閉扉が蝶番31、31、31、31、31
により開閉可能に取り付けられているとともに、締付具
30、30、30、30により各扉が締め付けられてい
る。符号32は、焼却の際に発生する煙りを排出するた
めの煙突である。
【0019】図9に示すように、背面には点検口があり
各点検口には開閉扉33、33a、33bが取り付けら
れているとともに、灰出口には灰出口扉33bが取り付
けられている。前記灰出口扉33bは、開く角度が調節
できるような構造となっていて、開放角度の調節により
灰出口33cからの空気の吸入量を必要に応じて調節す
ることができる。
【0020】図10は、本発明である乾燥室付焼却炉の
縦断面図であり、燃焼室内34には水分の少ない一般ゴ
ミ37を投入し、この燃焼室内34の底には格子状に形
成されている振動板36が設置されている。前記振動板
36は、振動機に46aに連結されていいて、タイマ−
によりセットされた所定時に振動し、振動板36上に積
層した灰が灰受室29内の灰受皿35内に落下する。灰
受皿35はスライド可能に収納されていて、外方に引き
出すことができる構造となっている。燃焼室内34の内
壁下部は、被焼却物が内壁面に留まることがなくスム−
ズに振動板36上に載るようにテ−パ−状に形成されて
いる。符号29a及び符号29bは、空気を取り入れる
ための空気孔である。また、符号29cはは本焼却炉1
aの底を示し、この底29cには貫通孔が形成されてい
る空気取り入れ調節板が取り付けられていて、この調節
板の操作により取り入れる空気の量を調節することがで
きる。
【0021】乾燥室27と燃焼室28間には仕切り38
があり、この仕切り38の上面には生ゴミ39を収納す
るための生ゴミ収納溝38eが形成されているととも
に、図12に示すように、前記収納溝38eの外周には
収納溝38eを取り囲むように複数の貫通孔38a、3
8b、38c、38d、38f、38g、38hが形成
されている。一般ゴミ37の燃焼により発生した高熱
が、貫通孔38a〜38hを通り、収納溝38eに収納
されている水分を多量に含んだ生ゴミ39を徐々に乾燥
させる。
【0022】一般ゴミ37の燃焼により発生した高熱
は、図12中の矢印で示すように流れ、高熱が各貫通孔
38a、38b、38c、38d、38f、38g、3
8hを通り、ブロワ−室44内に設置されているブロワ
−44aにより、強制的に煙突32から外に排出される
構造となっている。そして、乾燥室内34aで乾燥され
た生ゴミ39を掻き出し棒27aにより、掻き出しなが
ら貫通孔38a、38b、38c、38d、38f、3
8g、38hより燃焼室内34に落下させ、落下した乾
燥生ゴミは燃焼室28で焼却される。このような構造と
することにより、従来、焼却不可能だった生ゴミ39を
完全に焼却することができる。
【0023】図11は、本発明である乾燥室付焼却炉の
後部の縦断面図であり、図11に示すように、本乾燥室
付焼却炉1の後部には、点火筒45aを有する点火バ−
ナ45を収納したバ−ナ室43と、分岐管46が接続さ
れている送風管44bを有するブロワ−44a及び振動
機46aが設置されているブロワ−室44と、煙突室4
2が設けられている。
【0024】符号32aはヒ−タであり、このヒ−タ3
2aは煙突室42内に排気孔47より入り込んだ不完全
燃焼の排気ガスをさらに煙突32より外に排出される前
に燃焼させるためである。勿論、このヒ−タ30aは設
置しなくてもよい。点火筒45aも同様に不完全燃焼の
排気ガスを完全燃焼させるためである。前記分岐管46
には切り替えレハ゛−が設置されていて、必要に応じて
レバ−を操作することによりバ−ナ45に送風し冷却す
ることができる。また、ブロワ−44aに取り付けられ
ている送気管44bは、前述の如く、煙突32の下部に
挿入されている。
【0025】また、バ−ナ45の点火筒45aの先端
は、煙突室42内に挿入させるとともに、図11に示す
ように、やや上方に向かうように設置されている。この
ように、バ−ナの点火筒45aが上方に向かって設置さ
れていることにより、煙突室48の上部に気流の渦を発
生させることにより完全に焼却させるためである。煙突
室42内は、中空の円筒状に形成されていて、空気の流
れを良くするとともに空気の流れを渦巻き状とさせるた
めである。勿論、点火筒42aは水平位置に設置しても
よい。
【0026】送風機44aのファンは、常時駆動させて
おきファンを回転させるている。なぜならば、送風機4
4aのファンを回転させておくことにより煙突室42内
の空気の流れを良くするためである。即ち、常時、送風
機44aを駆動させておくことにより、燃焼室34及び
乾燥室34a内の空気が煙突7より外に排出されるの
で、炉床29cより新しい空気が煙突室17内に吸い込
まれ、炉床29cより新しい空気が燃焼室内34に吸入
され、被焼却物が完全に焼却される。また、図11に示
すように、送風管44bより煙突42内に風を送り続け
ると、煙突室42内の気圧が減圧されるために乾燥室内
34aの奥壁に形成されている排気口47より乾燥室内
34aの熱気が煙突室42に吸い込まれ、吸い込まれた
熱気が煙突より排出されるので、乾燥室内34aには新
しい空気が流入し、被焼却物37焼却されるとともに、
生ゴミ39を乾燥させ、一般ゴミ37及び生ゴミ39を
同時に効率的に焼却することができる。
【0027】図13は、本発明である乾燥室付焼却炉の
燃焼室と乾燥室間に設けられている仕切りの縦断面図で
ある。図13に示した仕切り38の素材は、セラミック
であり、生ゴミ、汚泥39等を収納する収納溝38eは
断面形状が摺鉢状に形成されている。符号a及び符号b
は、本乾燥室付焼却炉1により焼却されたゴミから発生
する焼却灰や汚泥又は焼却灰と粘度を混合して煉瓦状に
成型した汚泥成型物を示し、当該汚泥成型物a、bを収
納溝38eに置き、燃焼室内34aで乾燥させることに
より建築用の疑似煉瓦を製造することができる。
【0028】図14は、本発明である乾燥室付焼却炉の
仕切りの他の実施例の縦断面図であり、仕切り38内部
に、冷却水38iを循環させる構造とすることにより、
燃焼室から発生する高温から仕切り38が過熱するのを
防止することができる。
【0029】図15は、本発明である乾燥室付焼却炉の
燃焼室と乾燥室間に設けられている仕切りの他の実施例
の縦断面図である。本例の仕切り38は、薄型にするた
めにその素材を鋳物としたものである。このように、鋳
物により成型することにより燃焼室及び乾燥室を広くす
ることができる。
【0030】図16は、本発明である乾燥室付焼却炉の
他の実施例の正面図であり、本例の乾燥室付焼却炉48
は、焼却炉49とサイクロン50からなる構造の焼却炉
である。焼却炉49内に燃焼室53と乾燥室51が設け
られていて、乾燥室51と燃焼室53間には仕切り52
がある。図17に示すように、当該仕切り52には、生
ゴミや汚泥を入れる収納溝52aが形成されている。符
号54は上開閉蓋、符号55は中開閉蓋、符号56は下
開閉蓋を示す。
【0031】図17は、図16図に示した乾燥室付焼却
炉の他の実施例の仕切りの平面図、図18は図16図に
示した乾燥室付焼却炉の他の実施例の乾燥室の平面図で
ある。本例の仕切り52は、中央に摺鉢状の収納溝52
aが形成されているとともに、収納溝52aの外側には
複数の貫通孔52b、52c、52dが設けられてい
る。
【0032】本発明である乾燥室付焼却炉1a、48
は、1ヶ所で集中コントロ−ルするために、バ−ナ室4
3とブロワ−室44の間にスイッチ盤40が設置されて
いて、このスイッチ盤40に通電用ボタンや振動機46
a、ブロワ−44a、バ−ナ45等を駆動するととも
に、振動機46aを所定時間に作動するためのタイマ−
等の各種ボタンが配置されている。本乾燥室付焼却炉1
a、48の各室27、28、42、43、44の壁の構
造は3重構造となっている。即ち、内材と中材と外材と
からなり、内材にはキャスタ−を、中材にはセラミック
綿又はキャスタ−を、外材にはグラスウ−ル、耐熱ボ−
ドを用いた構造としている。本発明である乾燥室付焼却
炉1aにおいては、振動板36を振動させる構造とせず
に、格子状の板のみとしてもよい。
【0033】前記外材としては、鋼板、セメント等を用
いた構造としてもよい。図11に示す分岐管46にも、
図7に示すように、空気の送り量を調節するための空気
調節バルブを取り付け、切り替えレバ−46aにより空
気の送り量を調節することができるようにしてもよい。
【0034】図19及び図20は、本発明である振動機
付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例を示した図で
あり、図19は本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室
付焼却炉の他の実施例の縦断面図、図20はその横断面
図である。燃焼室66内には水分の少ない一般ゴミを投
入し、この燃焼室66の下方には、振動機69cの振動
により振動する火格子板69aが設置されている。前記
振動する火格子板69aは、振動機69cに連結されて
いいて、タイマ−によりセットされた所定時に振動し、
前記火格子板69a上に積層した灰が灰受室69d内の
灰受皿69bに落下する。灰受皿69bはスライド可能
に収納されていて、外方に引き出すことができる構造と
なっている。
【0035】本例の焼却炉60では、燃焼室66の内壁
下部に、被焼却物が燃焼室66の内壁面下部に留まるこ
とがなくスム−ズに振動する火格子板69a上に載るよ
うに傾斜面57、58、59、59が形成されている。
符号79、79、79は、空気を取り入れるための取入
口であり、この取入口79、79、79は側面に形成さ
れている。本例の焼却炉60の底部80で火格子板69
aの下方にも、空気を取り入れるための空気取入口80
aが形成されており、前記空気取入口80aには空気取
り入れを調節することができる調節板80bが取り付け
られている。この調節板80bの操作により燃焼室66
内に取り入れる空気の量を調節することができる。火格
子板69aの背面には、前記火格子板69aが効率的に
振動するとともに、支持されるようにスプリング69e
がある。
【0036】乾燥室61と燃焼室66間には仕切り64
が設けられていて、この仕切り64の上面には生ゴミ6
1bを収納するための生ゴミ収納溝64aが形成されて
いるとともに、前記収納溝64aの外周には収納溝64
aを取り囲むようにして複数の貫通孔65、65、6
5、65が形成されている。一般ゴミの燃焼により発生
した高熱が、貫通孔65、65、65、65を通り、収
納溝64aに収納されている水分を多量に含んだ生ゴミ
61bを徐々に乾燥させる。燃焼室66内で一般ゴミの
燃焼により発生した高熱は、高熱が各貫通孔65、6
5、65、65を通り、ブロワ−室81内に設置されて
いるブロワ−81bにより、強制的に煙突室74に設置
されている煙突62から外に排出される構造である。
【0037】そして、乾燥室66で乾燥された生ゴミ6
1bを掻き出し棒61aにより、掻き出しながら貫通孔
65、65、65、65より燃焼室66に落下させ、乾
燥され落下した生ゴミは燃焼室66で焼却される。この
ようにすることにより、従来、完全燃焼させることが不
可能だった生ゴミ61bを完全に焼却することができ
る。
【0038】本例の焼却炉60の後部にはブロワ−室8
1があり、前記ブロワ−室81内には点火筒81eを備
えている点火バ−ナ81dが設置されている。また、送
風管81bを有するブロワ−81a及び載置板2dを振
動させる振動機81cが設置されている煙突室57が設
けられている。煙突62内には、塵灰を完全に燃焼させ
るためのヒ−タを取り付けてもよい。即ち、煙突室74
に排気孔75より入り込んだ不完全燃焼の排気ガスをさ
らに煙突62内に取り付けられたヒ−タにより外に排出
される前に燃焼させるためである。勿論、この煙突62
内にヒ−タを取り付けなくてもよい。
【0039】煙突室74内に突出している点火筒81e
も同様に不完全燃焼の排気ガスを完全燃焼させるためで
ある。前記ブロワ−81aから点火バ−ナ81dには、
空気の送りを調節するたるの切替レバ−を有する送風管
が接続されていて、必要に応じて前記送風管の空気調節
用の切替レバ−を操作することにより点火バ−ナ81d
に送風量を調節し、点火バ−ナ81dを冷却することが
できる構造になっている。勿論、このような送風管を設
けなくてもよい。
【0040】また、ブロワ−室81内に設置されている
ブロワ−の送気管81bの先端部は、前述の如く、煙突
62の下部にラッパ状に形成されている部分に挿入され
ている。また、点火バ−ナ81d点火筒81eの先端
は、煙突室74内に突出させるとともに、やや上向き状
態に設置されている。煙突室74内は、中空の円筒状に
形成されていて、空気の流れを良くするとともに空気の
流れを渦巻き状とさせるためである。
【0041】このように、点火バ−ナ81dの点火筒が
上方に向かって設置されていることにより、煙突室74
の上部に気流の渦を発生させることにより完全に焼却さ
せるためである。勿論、点火筒81eは水平位置に設置
してもよい。本例の焼却炉60のブロワ−室81に設置
されているブロワ−81aは、焼却時には駆動しファン
を回転させるている。何故ならば、ブロワ−81aのフ
ァンを回転させておくことにより、煙突62から排気ガ
スが排出され空気の流れを良くするためである。即ち、
焼却時は常時、ブロワ−81aを駆動させておくことに
より、燃焼室66及び乾燥室61内の空気が煙突62よ
り、常時、少しづつ外に排出されるので、空気取入口8
0より新しい空気が燃焼室66、乾燥室61及び煙突室
74内に取り込まれとともに、取入口79、79、79
からも酸素を含んだ新しい空気が、常時、燃焼室66及
び乾燥室61に取り込まれので燃焼室66内に置かれた
被焼却物が完全に焼却されるのである。
【0042】また、乾燥室61を有する本例の焼却炉6
0も、送気管81bの先端63が煙突62の下に位置し
て設置されていて、送気管81bの先端63より煙突6
2内に風を送り続けると、煙突室74内の気圧が減圧さ
れるために乾燥室61の奥壁に形成されている排気口7
5より乾燥室61内の熱気が煙突室74に吸い込まれ、
吸い込まれた熱気が煙突62より排出されるので、乾燥
室61内及び燃焼室66内には新しい空気が取り込ま
れ、燃焼室66内の一般ゴミ及び乾燥室61内の生ゴミ
が完全に焼却されるのである。
【0043】図21、図22、図23、図24及び図2
5は、本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉
の他の実施例を示した図ある。図21は本例の焼却炉の
正面図、図22は乾燥室及び燃焼室の縦断面図である。
図21及び図22に示すように、本例である焼却炉82
は、基台85上に設置されていて、前記基台85上には
焼却部83と集塵部91からなる。焼却部83の正面に
は、上蓋83a、中蓋83b、下蓋83cが開閉可能に
設置されている。中蓋83bの中央には、燃焼室内の被
焼却物の燃焼状況が点検できるように、点検扉83dが
存在する。符号84は排煙のための煙突である。
【0044】図22に示すように、焼却部83内は、乾
燥室88と燃焼室90と灰受室86からなる。乾燥室8
8と燃焼室90間には乾燥皿89が着脱可能に取り付け
られている。乾燥室88では、乾燥皿89上に水分を多
量に含んだ生ゴミを載せて、生ゴミ等を乾燥させる。燃
焼室90の下方に灰受室86があり、前記灰受室86内
には移動可能な火格子板86a及び灰受皿87が設置さ
れている。前記火格子板86a及び灰受皿87は、共に
移動可能に灰受室86内に設置されている。前記火格子
板86a及び灰受皿87が共に移動可能な構造とするの
は以下の構造であるからである。即ち、火格子板86a
の背面の各コ−ナの4箇所にスプリング86c、86e
が、前記各支柱86b、86d・・の下端には車輪86
e、86fが取り付けられている。火格子板86aの背
面には、振動機86h、86hが取り付けられていて、
振動機86h、86hを振動させると火格子板86aが
振動し、火格子板86a上の焼却灰が灰受皿87上に落
下する。
【0045】そして、基板85にはレ−ル93、93a
が敷かれていて、火格子板86aの支柱86b、86d
の下端に取り付けられている車輪86e、86f・・
が、前記レ−ル93、93a上を回転しながら移動でき
る。また、灰受皿87の背面の4箇所の各コ−ナに支柱
87a、87b・・が固定され、前記支柱87a、87
b・・の下端には車輪87c、87d・・が取り付けら
れている。前記車輪87c、87dは、基板85に設置
されているレ−ル92、92a上を車輪が移動する。よ
って、火格子板86a及び灰受皿87が、灰受室86か
ら引き出し又は収納することができる。
【0046】図23は格子板及び灰受け皿移動可能型焼
却炉の燃焼室の下方に設置されている灰受け皿のみを前
方に引き出し移動した状態の断面図、図24は図23中
のA−A線に沿った横断面図である。
【0047】図23に示すように、基台85の前方には
焼却部83があり、前記焼却部83の後方に集塵部91
が連設されている。図23は、格子板86aのみを焼却
部83の灰受室86外に引き出し、灰受皿87を灰受室
86に留めた状態を示している。集塵部91内には、煙
突84、バ−ナ91b及び送風機91cが取り付けられ
ている集塵器91aがあり、焼却部83の乾燥室88内
の煤煙、蒸気等が集塵器91a内に流出するように接続
管91dが設置されている。
【0048】図24は図23中のA−A線に沿った横断
面図である。図24に示すように、集塵器91aに取り
付けられているバ−ナ91bは、乾燥室88から入り込
んでくる煤煙中に未燃焼物がある場合に、当該未燃焼物
を燃焼させるためのバ−ナである。また、乾燥板89に
は、貫通孔89a、89a、89a、89a、89a・
・・が複数形成されている。これらの貫通孔は、灰受け
室86及び燃焼室90からの空気、煤煙等が乾燥室89
a内にスム−ズに流れるようにするために形成されてい
る。
【0049】被焼却物を本焼却炉により焼却した場合の
空気の流れは、図23に示すように、点線bに示すよう
に流れる。即ち、送風機91cにより集塵器91a内の
煙突84内に強制的に空気を矢印aのように送り込む
と、集塵器91a内の空気は煙突84内に入り込み、煙
突84より炉外に排出されると、集塵部91内の空気は
少なくなり負圧状態となる。このように、集塵部91内
は負圧状態となるので、接続管91d内を通り、乾燥室
88内に存在している蒸気、煤煙等は、負圧状態となっ
ている集塵器91a内に吸引され接続管91d内より集
塵器91a内に流入することとなり、焼却部83の灰受
室86の下方から常時空気が乾燥室88及び燃焼室90
を通り集塵器91a内に流れ込まれているので、燃焼室
90内には、常に、酸素が必要最小限供給されることと
なるので、被焼却物は完全に燃焼されるのである。
【0050】図25は、設置されている灰受け皿のみを
前方に引き出し移動した状態の要部縦断面図である。図
25に示すように、灰受け皿87を炉外に引き出すこと
もでき、また、火格子板86aのみを引き出すことがで
きる。図25中において、符号88aは生ゴミを、符号
90aは一般焼却ゴミを示す。火格子板86a及び灰受
皿87を炉内外に出し入れをする手段として、モ−タを
火格子板86a及び灰受皿87に取り付け、電動で出し
入れできる構造としてもよい。また、乾燥板89を格子
板86aと同様に格子状としてもよい。
【0051】図26は本発明である振動機付焼却炉及び
乾燥室付焼却炉の他の実施例の正面縦断面図、図27は
その側面縦断面図、図28は図27中のA−A線に沿っ
た横断面図、図29は図27中のB−B線に沿った横断
面図、図30は図27中の回転火格子の格子及び乾燥プ
レ−トのプレ−トを45度回転させた状態の縦断面図で
ある。
【0052】本例の焼却炉94では、図26及び図27
に示すように、焼却炉103内の上部には、水分を多量
に含んでいる生ゴミ101を乾燥させるために載せる乾
燥プレ−ト97が設置されているとともに、下部には
紙、落ち葉、廃材、プラスチック等の一般ゴミ101a
を焼却する際に載せて置く回転火格子102が設置され
ている。この火格子102は回転する。焼却炉103内
は、回転可能に設置されている乾燥プレ−ト97により
乾燥室109と燃焼室110に区分されている。回転火
格子102の左上方及び右上方にはバ−ナ98を挿入し
設置するための挿入孔106、106が形成されている
とともに、前記挿入孔106、106に空気が流入、流
出するための空気孔106a、106aが形成されてい
る。勿論、バ−ナ98は複数のバ−ナを階段状に、即
ち、多段式に設置してもよく、また、。バ−ナ98自体
を設置しない構造としてもよい。
【0053】乾燥プレ−ト97は、図26及び図27に
示すように、焼却炉103に軸受け107a、107b
により取り付けられている軸107、107、107に
固定されている。そして、付けられていて、各歯車95
a、95b、95c、95d、95eには、各歯車95
a、95b、95c、95d、95eが連動するように
ベルト96、96a、96bが掛けられている。前記各
回転軸107、107、107には歯車95a、95
b、95c、95d、95eが取り付けられている。
【0054】ベルト96は、上モ−タ105の歯車95
に掛けられていて、前記上モ−タ105を駆動し歯車9
5を回転させると、乾燥プレ−ト97(104)を構成
する各プレ−ト97a、97a、97aも連動し回転す
る。回転火格子102は、図26及び図27に示すよう
に、焼却炉103に軸受け108a、108bにより取
り付けられている回転軸108、108、108に固定
されている。
【0055】そして、前記各回転軸108、108、1
08には各歯車99a、99b、99c、99d、99
eが固定されていて、各歯車108a、108b、10
8c、108d、108eには、各歯車108〜108
eが連動するようにベルト100、100a、100b
が掛けられている。ベルト100は、下モ−タ105a
の歯車99に掛けられていて、前記下モ−タ105aを
駆動し歯車99を回転させると、回転火格子102を構
成する各火格子102a、102a、102aも連動し
回転する。
【0056】図27に示すように、符号98はバ−ナを
示し、挿入孔106にバ−ナ98を設置することによ
り、バ−ナ98に点火すると炎が挿入孔106の奥にま
で達する。このように、バ−ナ98を設置したのは、焼
却物には直接に火を当てずに、セラミックの蓄熱と遠赤
熱を利用して徐々に燃焼室110の温度を上げ、暖まり
にくく、冷めにくいことを応用して、燃焼室の焼却物が
ない場合や少ない場合でも生ゴミ、汚泥等を効率よく焼
却ができるようにした。又、着火する時にも利用でき、
生ゴミ、汚泥等を燃焼する時に 一般雑芥が少ない場合
は、熱エネルギーを補助する役目をする。バ−ナ98を
電気を通電させることにより発熱する電気ヒ−タとして
もよい。
【0057】図28は、図27中のA−A線に沿った横
断面図である。図28に示すように、乾燥プレ−ト97
(104)を構成する各プレ−ト97a、97b、97
cは別体に形成されていて、各回転軸107、107、
107に固定されている。各プレ−ト97a、97b、
97cは、ベルト96〜96bが掛けられているので同
時に同一方向に回転する。乾燥プレ−ト97を設けずに
回転火格子102のみを設けた焼却炉とした構造であっ
てもよい。また、バ−ナ98を設置しないとともに、乾
燥プレ−ト97をも設けない焼却炉としてもよい。
【0058】図29は、図27中のB−B線に沿った横
断面図である。図29に示すように、回転火格子102
を構成する各火格子102a、102b、102cは別
体に形成されていて、各火格子102a、102b、1
02cはそれぞれ回転軸108、108、108に固定
されている。各火格子102a、102b、102c
は、ベルト100〜100bが掛けられているので同時
に同一方向に回転する。
【0059】図30は、図27中の回転火格子の格子及
び乾燥プレ−トのプレ−トを45度回転させた状態の縦
断面図である。上下モ−タ105、105aを駆動させ
て、各プレ−ト97a、97b、97c及び各回転火格
子102a、102b、102cを同時に同一方向に4
5度回転させると、乾燥プレ−ト97上にある乾燥した
生ゴミ101は、各乾燥プレ−ト97a、97b、97
c間の隙間及び各回転火格子102a、102b、10
2c間の隙間から下方に一部落下する。そして、回転火
格子102の各火格子102a、102b、102c及
び乾燥プレ−ト97の各プレ−ト97a、97b、97
cを90度回転させると、各火格子102a、102
b、102c間からは一般焼却ゴミ101aの焼却灰が
灰受皿111に落下し、各プレ−ト97a、97b、9
7c間からは乾燥した生ゴミ101が回転火格子102
上に落下する。
【0060】乾燥した生ゴミ101及び一般焼却ゴミ1
01aをそれぞれ落下させる手順としては、先ず、回転
火格子102を構成している各火格子102a、102
b、102cを回転させて一般焼却ゴミ101aの焼却
灰を灰受皿111に落下させた後に回転火格子102を
元の位置に戻し、その後、乾燥プレ−ト97を構成する
各プレ−ト97a、97b、97cを回転させて、乾燥
した生ゴミ101を回転火格子102上に落下させる。
【0061】乾燥プレ−ト97を構成する各プレ−ト9
7a、97b、97cの構造を、回転火格子102のよ
うに格子状としてもよい。また、本例の焼却炉94で
は、回転火格子102の回転操作及び乾燥プレ−ト97
の回転操作を手動式としてもよい。
【0062】本例の焼却炉94では、図26、図27及
び図30に示すように、灰受皿111の下方には空気を
取り入れるための空気孔112、112、112・・・
・が形成されている。これらの空気孔112、112、
112・・・・にカバ−を取り付け取り入れる空気量を
調節できる構造としてもよい。
【0063】図31から図34までは、煙突と送風管の
形状及び煙突と送風管との位置関係を示した一部正面図
である。図31では、中空円筒の煙突5,32,62の
下部の近接位置に配置し、図32では中空円筒の煙突
5,32,62の下部に送風管18,44b,63の先
端を小径とした送風管18,44b,63を配置し、図
33では煙突5,32,62の下部をラッパ状とし、前
記煙突の下部に中空円筒の送風管18,44b,63を
配置し、図34は煙突5,32,62の下部をラッパ状
とするとともに、先端を小径とした送風管18,44
b,63を配置したものである。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる振動機付
焼却炉及び乾燥室付焼却炉は、被焼却物を完全に焼却す
ることができ、不燃性ガスを排出することがなく環境に
極めてよい。また、長時間にわたり、被焼却物を焼却し
続けても焼却部が過熱することがないととともに、被焼
却物の焼却により発生する灰が灰受けに自動的に落下す
るので、灰により酸素の供給が妨げられることがなく、
被焼却物の焼却を効率的に焼却することができる。更
に、水分を含まない一般ゴミと水分を多量に含んだ生ゴ
ミを同時に焼却しても完全に容易に焼却することができ
る。そして、本発明の焼却炉では、焼却灰に直接触れる
ことなく灰受皿上に落下させることができるとともに、
灰受皿上に落下した焼却灰を容易に焼却炉外に運び出す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である振動機付焼却炉の正面図である。
【図2】本発明である振動機付焼却炉の左側面図であ
る。
【図3】本発明である振動機付焼却炉の平面図である。
【図4】本発明である振動機付焼却炉の扉を開けた状態
の正面図である。
【図5】本発明である振動機付焼却炉の縦断面図であ
る。
【図6】本発明である振動機付焼却炉の横断面図であ
る。
【図7】本発明である振動機付焼却炉の後部縦断面図で
ある。
【図8】本発明である乾燥室付焼却炉の正面図である。
【図9】本発明である乾燥室付焼却炉の背面図である。
【図10】本発明である乾燥室付焼却炉の縦断面図であ
る。
【図11】本発明である乾燥室付焼却炉の後部の縦断面
図である。
【図12】本発明である乾燥室付焼却炉の乾燥室の平面
図である。
【図13】本発明である乾燥室付焼却炉の仕切りの縦断
面図である。
【図14】本発明である乾燥室付焼却炉の仕切りの他の
実施例の縦断面図である。
【図15】本発明である乾燥室付焼却炉の仕切りの他の
実施例の縦断面図である。
【図16】本発明である乾燥室付焼却炉の他の実施例の
正面図である。
【図17】本発明である乾燥室付焼却炉の他の実施例の
仕切りの平面図である。
【図18】本発明である乾燥室付焼却炉の他の実施例の
乾燥室の縦断面図である。
【図19】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼
却炉の他の実施例の縦断面図である。
【図20】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼
却炉の他の実施例の横断面図である。
【図21】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼
却炉の他の実施例の正面図である。
【図22】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼
却炉の他の実施例の燃焼室の縦断面図である。
【図23】本図は、格子板及び灰受け皿移動可能型焼却
炉の燃焼室の下方に設置されている格子板のみを前方に
引き出し移動した状態の断面図である。
【図24】図23中のA−A線に沿った横断面図であ
る。
【図25】本例である焼却炉の縦断面図である。
【図26】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼
却炉の他の実施例の正面縦断面図である。
【図27】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼
却炉の他の実施例の側面縦断面図である。
【図28】図27中のA−A線に沿った横断面図であ
る。
【図29】図27中のB−B線に沿った横断面図であ
る。
【図30】図27中の回転火格子の格子及び乾燥プレ−
トのプレ−トを45度回転させた状態の縦断面図であ
る。
【図31】煙突及び送風管の形状とその位置関係を示し
た一部正面図である。
【図32】煙突及び送風管の形状とその位置関係の他の
位置関係を示した一部正面図である。
【図33】煙突及び送風管の形状とその位置関係の他の
例を示した一部正面図である。
【図34】煙突及び送風管の形状とその位置関係の他の
例を示した一部正面図である。
【符号の説明】
1 振動機付焼却炉 2 焼却部 3 上開閉扉 4 下開閉扉 5 煙突 6 スイッチ盤 7 バ−ナ室の上カバ− 8 脚 9 内燃焼室 10 吸排口 11 被焼却物 12 底板 13 灰受け 14 左ガイド 15 右ガイド 16 バ−ナ室 17 バ−ナ 18 送気管 19 切り替えレハ゛ 21 ブロワ−室 22 ブロワ− 23 煙突室 24 分岐管 26 振動機 29 灰受け室 30 締付具 31 蝶番 32 煙突 33 開閉扉 34 燃焼室内 35 灰受皿 36 振動板 37 一般ゴミ 38 仕切り 39 生ゴミ 42 煙突室 43 バ−ナ室 44 ブロワ−室 45 バ−ナ 46 振動機 47 排気孔 48 乾燥室付焼却炉 49 焼却炉 50 サイクロン 51 乾燥室 52 仕切り 53 燃焼室 54 上開閉蓋 55 中開閉蓋 56 下開閉蓋 57〜59 傾斜面 60 焼却炉 61 乾燥室 62 煙突 63 先端 64 仕切り 66 燃焼室 74 煙突室 80 底部 81 ブロワ−室 82 焼却炉 83 焼却部 84 煙突 86 灰受室 87 灰受皿 88 乾燥室 89 乾燥皿 90 燃焼室 91 集塵部 92 レ−ル 93 レ−ル 94 焼却炉 95 歯車 95 歯車 96 ベルト 97 乾燥プレ−ト98 バ−ナ 99 歯車 100 ベルト 101 生ゴミ 101 乾燥した生ゴミ 102 回転火格子 103 焼却炉 105 上モ−タ 106 挿入孔 107 各回転軸 108 回転軸 109 乾燥室 110 燃焼室 111 灰受皿 112 空気孔

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動機に接続された載置板を有するとと
    もに奥壁に吸排口を設けた燃焼室の下方には灰受けを有
    する灰受け室を設け、前記燃焼室の後方にはバ−ナを設
    けたバ−ナ室と送風管及び分岐管を有するブロワ−を設
    けたブロワ−室と煙突を設けた煙突室を配置し、前記ブ
    ロワ−の送風管を前記煙突内に挿入するとともに、前記
    分岐管の先端をバ−ナに近接させたことを特徴とする振
    動機付焼却炉。
  2. 【請求項2】 煙突にヒ−タを取り付けたことを特徴と
    する請求項1記載の振動機付焼却炉
  3. 【請求項3】 煙突室内に突出する点火筒をやや上方に
    位置するように設置したことを特徴とする請求項1又は
    2記載の振動機付焼却炉。
  4. 【請求項4】 分岐管に空気調節するための切り替えレ
    バ−を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の振動機付焼却炉。
  5. 【請求項5】 焼却部及び上下開閉扉の構造を内材と、
    中材と、外材とからなる3重構造としたことを特徴とす
    る請求項1、2、3又は4記載の振動機付焼却炉。
  6. 【請求項6】 バ−ナ室とブロワ−室との間に各種スイ
    ッチを取り付けたスイッチ盤を設置し、集中コントロ−
    ルできるようにしたことを特徴とする請求項1、2、
    3、4又は5記載の振動機付焼却炉。
  7. 【請求項7】 灰受室と燃焼室と乾燥室とからなる焼却
    炉において、燃焼室と乾燥室間に貫通孔を形成するとと
    もに生ゴミを収納する収納溝を設けた仕切りを取り付け
    たことを特徴とする乾燥室付焼却炉。
  8. 【請求項8】 煙突室とバ−ナ室とブロワ−室を設けた
    ことを特徴とする請求項7記載の乾燥室付焼却炉。
  9. 【請求項9】 焼却炉とサイクロンとからなる焼却炉に
    おいて、焼却炉内に燃焼室と乾燥室を設け、前記燃焼室
    と乾燥室間に貫通孔を形成するとともに生ゴミを収納す
    る収納溝を設けた仕切りを取り付けたことを特徴とする
    乾燥室付焼却炉。
  10. 【請求項10】 仕切りを格子状としたことを特徴とす
    る請求項7記載の乾燥室付焼却炉。
  11. 【請求項11】 乾燥室と燃焼室を有するとともに前記
    乾燥室と燃焼室間に仕切りを有する焼却炉において、奥
    壁に吸排口を設けた燃焼室の下方の灰受室に振動機に連
    結され振動する火格子板と灰受皿を設け、前記燃焼室の
    後方にはバ−ナを設けたバ−ナ室、送風管及び分岐管を
    有するブロワ−を設けたブロワ−室及び煙突を設けた煙
    突室を配置し、前記ブロワ−の送風管を前記煙突の下端
    に挿入するとともに、前記分岐管の先端をバ−ナに近接
    させたことを特徴とする乾燥室付焼却炉。
  12. 【請求項12】 燃焼室の下部を傾斜面としたことを特
    徴とする請求項11記載の乾燥室付焼却炉。
  13. 【請求項13】 燃焼室内の内壁に複数の空気を取り入
    れるための取入孔及び条溝を設けたことを特徴とする請
    求項11又は12記載の乾燥室付焼却炉。
  14. 【請求項14】 仕切りに複数の貫通孔を形成するとと
    もに収納溝を形成したことを特徴とする請求項11、1
    2又は13記載の乾燥室付焼却炉。
  15. 【請求項15】 燃焼室の下方に設置した火格子板及び
    灰受皿を移動可能にしたことを特徴とする乾燥室付焼却
    炉。
  16. 【請求項16】 火格子板、灰受皿をモ−タの動力によ
    り移動可能としたことを特徴とする請求項15記載の乾
    燥室付焼却炉。
  17. 【請求項17】 燃焼室の下部に回転する回転火格子を
    設けたことを特徴とする乾燥室付焼却炉。
  18. 【請求項18】 燃焼室の上部には回転する乾燥プレ−
    トを、前記燃焼室の下部には回転する回転火格子を設け
    たことを特徴とする乾燥室付焼却炉。
  19. 【請求項19】 回転火格子の近接位置にバ−ナを設置
    したことを特徴とする請求項17又は18記載の乾燥室
    付焼却炉。
  20. 【請求項20】 回転火格子の近接位置にヒ−タを設置
    したことを特徴とする請求項17又は18記載の乾燥室
    付焼却炉。
  21. 【請求項21】 乾燥プレ−トを回転火格子のように格
    子状としたことを特徴とする請求項17、18、19又
    は20記載の乾燥室付焼却炉。
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