JP3572506B2 - 振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、工場、レストラン、コンビニエンスストアー等から排出される水分をあまり含まない一般ゴミ及び水分を多量に含んだ生ゴミ、汚泥等を焼却するための焼却炉の改良に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来、レストラン、スーパー及びコンビニエンスストアー等から出るゴミを焼却する小型の焼却炉では、焼却により焼却炉内に積もった灰は手で取り出し、灰を取り出した後に焼却できなかったゴミを再度焼却している。
【0003】
また、工場、レストラン、スーパー及びコンビニエンスストアー等から出る水分を含まない一般ゴミと水分を多量に含んだ生ゴミを一緒に焼却炉内に入れ、バーナ等で強制的に焼却している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、水分の少ない一般ゴミは容易に焼却されるが、水分を多量に含んだ生ゴミは、一般ゴミと同一条件で焼却しても生ゴミを完全に焼却することができない。
【0005】
そして、一般ゴミ及び生ゴミを焼却して燃えかすとして焼却炉内に残る灰が、焼却炉内に堆積していまい、被焼却物を完全に燃焼させることができず、未焼却ゴミをその都度取り除いた後に、再度点火して焼却しているために手間が掛かり過ぎるとの欠点があった。
【0006】
そこで、上記の課題を解決するために、本発明は、長時間にわたり被焼却物を焼却し続けても灰が自動的に受け皿に落下する極めて便利な焼却炉を提供することを目的とするとともに、生ゴミ中に含まれる水分を一般ゴミの焼却熱により生ゴミ収納溝内で乾燥させた後に、掻き出し棒により燃焼室内に落下させることにより完全に焼却することができ、長時間焼却し続けても焼却により発生した灰が燃焼効率を妨げることがないように、格子状の振動板の振動により灰が自動的に灰受け皿に落下する振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、焼却炉94内の上部には、歯車95〜95eを有する複数の回転軸107に固定されて回転する複数のプレート97a〜97cからなる乾燥プレート97を設け、焼却炉94に設置した上モータ105の歯車95〜95eに掛けられているベルト100及び前記回転軸107が有する歯車95〜95eに掛けられているベルト100を介し、前記乾燥プレート97を構成する複数のプレート97a〜97cが同時に回転するように設置した乾燥プレート97上に乾燥室109を、前記焼却炉94内の下部には、歯車99〜99eを有する複数の回転軸108に固定されて回転する複数の火格子102a〜102cからなる回転火格子102を設け、焼却炉94に設置した下モータ105aの歯車99に掛けられているベルト100及び前記回転軸108が有する歯車99a〜99eに掛けられているベルト100a、100bを介し、前記回転火格子102を構成する複数の火格子102a〜102cが同時に回転するように設置した前記回転火格子102上に燃焼室110を設け、前記回転火格子102の左上方及び右上方に空気が流入及び流出するための空気孔106aを形成した挿入孔106を設け、前記挿入孔106にバーナ98を設置し、前記回転火格子102の下には灰受皿111を設け、前記灰受皿111の下にはカバーを取り付けて取り入れる空気量を調節できる空気孔106aを設けたことを特徴とする乾燥室付焼却炉の構成とした。
【0008】
また、焼却炉内の上部には、歯車を有する複数の回転軸に固定されて回転する複数のプレートからなる乾燥プレートを設け、焼却炉に設置した上モータの歯車に掛けられているベルト及び前記回転軸が有する歯車に掛けられているベルトを介し、前記乾燥プレートを構成する複数のプレートが同時に回転するように設置した乾燥プレート上に乾燥室を、前記焼却炉内の下部には、歯車を有する複数の回転軸に固定されて回転する複数の火格子からなる回転火格子を設け、焼却炉に設置した下モータの歯車に掛けられているベルト及び前記回転軸が有する歯車に掛けられているベルトを介し、前記回転火格子を構成する複数の火格子が同時に回転するように設置した前記回転火格子上に燃焼室を設け、前記回転火格子の左上方及び右上方に空気が流入及び流出するための空気孔を形成した挿入孔を設け、前記挿入孔にバーナを設置し、前記回転火格子の下には灰受皿を設け、前記灰受皿の下にはカバーを取り付けて取り入れる空気量を調節できる空気孔を設けたことを特徴とする乾燥室付焼却炉の構成とした。
【0009】
【実施例】
以下に、本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の振動機付焼却炉1、乾燥室付焼却炉1a、焼却炉60、焼却炉82、焼却炉94等について添付図面に基づいてより詳細に説明することとする。
【0010】
図1は本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の振動機付焼却炉の正面図であり、図2は本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の振動機付焼却炉の左側面図であり、図3は本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の振動機付焼却炉の平面図である。
【0011】
図2及び図3に示すように、符号2は焼却部であり、焼却部2は略直方体の形状をしていて、前面には開閉レバー3dを有する上開閉扉3と下開閉レバー4aを有する下開閉扉4があり、後方上面には煙突5が取り付けられている。
【0012】
図2に示すように、左側面には本振動機付焼却炉1をコントロールするためのスイッチ盤6が設けられている。符号7はバーナ室の上カバー、符号7aはブロワー室の下カバーを指し、符号8、8a、8cは脚である。
【0013】
図4は、本発明である振動機付焼却炉の扉を開けた状態の正面図であり、焼却部2内は燃焼室9と灰受室12aとバーナ室16とブロワー室21と煙突室23に区分けされている。
【0014】
燃焼室9の奥壁には、被焼却物11が燃焼時に発生する煙を煙突5から排出するための吸排口10が形成されており、その吸排口10は煙突室23に連通している。灰受室12aには、取っ手13aを備えた灰受け13がある。
【0015】
前記灰受け13は左右ガイド14、15上をスライドする。灰受け13内に灰が一杯になったときは、取っ手13aを掴み前方に引き出し、灰受け13内の灰を取り出すことができる。
【0016】
図5は本発明である振動機付焼却炉の縦断面図であり、図6は本発明である振動機付焼却炉の横断面図であり、図7は本発明である振動機付焼却炉の後部縦断面図である。
【0017】
図5に示すように、被焼却物11を載せるための載置板2dには多数の上下に貫通する貫通孔が形成されているために被焼却物11が燃焼したために発生した灰が灰受け13内に落下する。
【0018】
図5に示すように、前記載置板2dには振動機26が接続されており、振動機26を駆動すると載置板2dが振動し、この振動機26はブロワー室21内に設置されている。
【0019】
図5に示すように、この載置板2dのコーナが振動可能に取り付けられていて各コーナの下には、載置板2dが効果的に振動するように、コイルスプリング25、25aが装着されている。
【0020】
また、底板12には通気孔12bが形成されていて、この通気孔12bを通り空気が載置板2dに形成されている前記貫通孔を通り被焼却物11内を通り、燃焼効率を上げる。前記通気孔12bには空気の量を調節するために通気孔12bを開閉するための手動式の回動板12cがある。
【0021】
燃焼室9の後方には、バーナ室16とブロワー室21が配置されていて、バーナ室16にはバーナ17が設置されているとともに、ブロワー室21内にはブロワー22が設置されている。
【0022】
ブロワー22には送気管18と送気管18から分岐している分岐管24があり、送気管18の先端は煙突5内に挿入されているとともに、分岐管24の先端はバーナ室16内に向けられ、バーナ17を冷却する機能を有している。
【0023】
そして、前記分岐管24には切り替えレバー19が設置されていて、必要に応じて前記レバー19を操作することにより、空気の送り量を調節することができ、バーナ17に送風し冷却することができる。
【0024】
図6に示すように、ブロワー22に取り付けられている送気管18は、前述の如く、煙突5の下部に挿入されている。また、バーナ17の点火筒17aの先端は、煙突室23内に突出しているとともに、図7に示すように、やや上方に向かうように設置されている。
【0025】
このように、上方に向かって設置されていることにより、煙突室23の上部に気流の渦を発生させることにより被焼却物を完全に焼却させるためである。勿論、点火筒17aは水平位置に設置してもよい。
【0026】
図7に示すように、送気管18より煙突5内に風を送り続けると、煙突室23内の気圧が減圧されるために燃焼室9内の奥壁に形成されている吸排口10より燃焼室9内の熱気が煙突室23に吸い込まれ、吸い込まれた熱気が煙突より排出されるので、燃焼室9内には新しい空気が流入し、被焼却物11が効率的に焼却されるのである。
【0027】
符号5aはヒータであり、煙突5内にヒータ5aを設置することにより、燃焼室9で燃焼せずに煙突室23に入り煙突5から大気中に排出される微細な塵も完全に燃焼させるものである。勿論、このヒータ5aは設置しなくてもよい。
【0028】
本装置を1ヶ所で集中コントロールするために、バーナ室16とブロワー室21の間にスイッチ盤6を設置し、このスイッチ盤6に通電用ボタンや振動機26、ブロワー22、バーナ17等を駆動するとともに、振動機26を所定時間に作動するためのタイマー等の各種の操作ボタンが配置されている。
【0029】
上下開閉扉3、4と燃焼室9と煙突室23は、高温となるために各室の壁の構造は3重構造となっいている。即ち、内材2a、3aと中材2b、3bと外材2c、3cとからなり、内材にはキャスターを、中材にはセラミック綿を、外材にはグラスウールを使用している。
【0030】
図8は本発明である乾燥室付焼却炉の正面図であり、図9は本発明である乾燥室付焼却炉の背面図である。そして図10は、本発明である乾燥室付焼却炉の縦断面図である。
【0031】
本発明である乾燥室付焼却炉1aは、一般ゴミを焼却する燃焼室28と、生ゴミを乾燥させるための乾燥室27と、焼却された一般ゴミ及び生ゴミを焼却された後に発生する焼却灰を受ける灰受皿が設置されている灰受け室29と、煙突室42とバーナ45が設置されているバーナ室43と、ブロワー44aが設置されているブロワー室44から構成されている。
【0032】
前記乾燥室27、燃焼室28及び灰受室29等には、開閉扉が蝶番31、31、31、31、31により開閉可能に取り付けられているとともに、締付具30、30、30、30により各扉が締め付けられている。符号32は、焼却の際に発生する煙を排出するための煙突である。
【0033】
図9に示すように、背面には点検口があり各点検口には開閉扉33、33a、33bが取り付けられているとともに、灰出口には灰出口扉33cが取り付けられている。前記灰出口扉33cは、開く角度が調節できるような構造となっていて、開放角度の調節により灰出口扉33cからの空気の吸入量を必要に応じて調節することができる。
【0034】
図10に示すように、燃焼室内34には水分の少ない一般ゴミ37を投入し、この燃焼室内34の底には格子状に形成されている振動板36が設置されている。
【0035】
前記振動板36は、振動機に46aに連結されていて、タイマーによりセットされた所定時に振動し、振動板36上に積層した灰が灰受室29内の灰受皿35内に落下する。灰受皿35はスライド可能に収納されていて、外方に引き出すことができる構造となっている。
【0036】
燃焼室内34の内壁下部は、被焼却物が内壁面に留まることがなくスムーズに振動板36上に載るようにテーパー状に形成されている。符号29a及び符号29bは、空気を取り入れるための空気孔でる。
【0037】
また、符号29cは本焼却炉1aの底を示し、この底29cには貫通孔が形成されている空気取り入れ調節板が取り付けられていて、この調節板の操作により取り入れる空気の量を調節することができる。
【0038】
乾燥室27と燃焼室28間には仕切り38があり、この仕切り38の上面には生ゴミ39を収納するための生ゴミ収納溝38eが形成されているとともに、図12に示すように、前記収納溝38eの外周には収納溝38eを取り囲むように複数の貫通孔38a、38b、38c、38d、38f、38g、38hが形成されている。
【0039】
そして、一般ゴミ37の燃焼により発生した高熱が、貫通孔38a〜38hを通り、収納溝38eに収納されている水分を多量に含んだ生ゴミ39を徐々に乾燥させる。
【0040】
一般ゴミ37の燃焼により発生した高熱は、図12中の矢印で示すように流れ、高熱が各貫通孔38a、38b、38c、38d、38f、38g、38hを通り、ブロワー室44内に設置されているブロワー44aにより、強制的に煙突32から外に排出される構造となっている。
【0041】
そして、乾燥室内34で乾燥された生ゴミ39を掻き出し棒27aにより、掻き出しながら貫通孔38a、38b、38c、38d、38f、38g、38hより燃焼室内34に落下させ、落下した乾燥生ゴミは燃焼室28で焼却される。このような構造とすることにより、従来、焼却不可能だった生ゴミ39を完全に焼却することができる。
【0042】
図11は、本発明である乾燥室付焼却炉の後部の縦断面図であり、図11に示すように、本乾燥室付焼却炉1aの後部には、点火筒45aを有する点火バーナ45を収納したバーナ室43と、分岐管46が接続されている送風管44bを有するブロワー44a及び振動機46aが設置されているブロワー室44と、煙突室42が設けられている。
【0043】
符号32aはヒータであり、このヒータ32aは煙突室42内に排気孔47より入り込んだ不完全燃焼の排気ガスをさらに煙突32より外に排出される前に燃焼させるためである。
【0044】
勿論、このヒータ32aは設置しなくてもよい。点火筒45aも同様に不完全燃焼の排気ガスを完全燃焼させるためである。前記分岐管46には切り替えレバー46bが設置されている。
【0045】
必要に応じてレバーを操作することによりバーナ45に送風し冷却することができる。また、ブロワー44aに取り付けられている送風管44bは、前述の如く、煙突32の下部に挿入されている。
【0046】
バーナ45の点火筒45aの先端は、煙突室42内に挿入させるとともに、図11に示すように、やや上方に向かうように設置されている。このように、バーナの点火筒45aが上方に向かって設置されていることにより、煙突室42の上部に気流の渦を発生させることにより完全に焼却させるためである。
【0047】
煙突室42内は、中空の円筒状に形成されていて、空気の流れを良くするとともに空気の流れを渦巻き状とさせるためである。勿論、点火筒45aは水平位置に設置してもよい。
【0048】
ブロワー44aのファンは、常時駆動させておきファンを回転させるている。なぜならば、ブロワー44aのファンを回転させておくことにより煙突室42内の空気の流れを良くするためである。
【0049】
即ち、常時、ブロワー44aを駆動させておくことにより、燃焼室内34及び乾燥室内34aの空気が煙突7より外に排出されるので、炉床29cより新しい空気が煙突室17内に吸い込まれ、炉床29cより新しい空気が燃焼室内34に吸入され、被焼却物が完全に焼却される。
【0050】
また、図11に示すように、送風管44bより煙突室42内に風を送り続けると、煙突室42内の気圧が減圧されるために乾燥室内34aの奥壁に形成されている排気口47より乾燥室内34aの熱気が煙突室42に吸い込まれ、吸い込まれた熱気が煙突より排出される。
【0051】
そのために、乾燥室内34aには新しい空気が流入し、被焼却物37焼却されるとともに、生ゴミ39を乾燥させ、一般ゴミ37及び生ゴミ39を同時に効率的に焼却することができる。
【0052】
図13は、本発明である乾燥室付焼却炉の燃焼室と乾燥室間に設けられている仕切りの縦断面図である。図13に示した仕切り38の素材は、セラミックであり、生ゴミ、汚泥39等を収納する収納溝38eは断面形状が摺鉢状に形成されている。
【0053】
符号a及び符号bは、本乾燥室付焼却炉1aにより焼却されたゴミから発生する焼却灰や汚泥又は焼却灰と粘度を混合して煉瓦状に成型した汚泥成型物を示し、当該汚泥成型物a、bを収納溝38eに置き、乾燥室内34aで乾燥させることにより建築用の疑似煉瓦を製造することができる。
【0054】
図14は、本発明である乾燥室付焼却炉の仕切りの他の実施例の縦断面図である。図14に示すように、仕切り38内部に、冷却水38iを循環させる構造とすることにより、燃焼室から発生する高温から仕切り38が過熱するのを防止することができる。
【0055】
図15は、本発明である乾燥室付焼却炉の燃焼室と乾燥室間に設けられている仕切りの他の実施例の縦断面図である。図15に示すように、本例の仕切り38は、薄型にするためにその素材を鋳物としたものである。このように、鋳物により成型することにより燃焼室及び乾燥室を広くすることができる。
【0056】
図16は、本発明である乾燥室付焼却炉の他の実施例の正面図である。図16に示すように、本例の乾燥室付焼却炉48は、焼却炉49とサイクロン50からなる構造の焼却炉である。焼却炉49内に燃焼室53と乾燥室51が設けられていて、乾燥室51と燃焼室53間には仕切り52がある。
【0057】
そして、当該仕切り52には、図17に示すように、生ゴミや汚泥を入れる収納溝52aが形成されている。符号54は上開閉蓋、符号55は中開閉蓋を示し、符号56は下開閉蓋を示す。
【0058】
図17は図16に示した乾燥室付焼却炉の他の実施例の仕切りの平面図、であり、図18は図16に示した乾燥室付焼却炉の他の実施例の乾燥室の平面図である。
【0059】
図17及び図18に示すように、本例の乾燥室付焼却炉の仕切り52は、中央に摺鉢状の収納溝52aが形成されているとともに、収納溝52aの外側には複数の貫通孔52b、52c、52dが設けられている。
【0060】
本例の乾燥室付焼却炉1a、48は、1ヶ所で集中コントロールするために、バーナ室43とブロワー室44の間にスイッチ盤40が設置されていて、このスイッチ盤40に通電用ボタンや振動機46a、ブロワー4a、バーナ45等を駆動するとともに、振動機46aを所定時間に作動するためのタイマー等の各種ボタンが配置されている。
【0061】
本例の乾燥室付焼却炉1a、48の各室27、28、42、43、44の壁の構造は3重構造となっている。即ち、内材と中材と外材とからなり、内材にはキャスターを、中材にはセラミック綿又はキャスターを、外材にはグラスウール、耐熱ボードを用いた構造としている。本発明である乾燥室付焼却炉1aにおいては、振動板36を振動させる構造とせずに、格子状の板のみとしてもよい。
【0062】
前記外材としては、鋼板、セメント等を用いた構造としてもよい。図11に示す分岐管46にも、図7に示すように、空気の送り量を調節するための空気調節バルブを取り付け、切り替えレバー46bにより空気の送り量を調節することができるようにしてもよい。
【0063】
図19及び図20は、本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例を示した図であり、図19は本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の縦断面図、図20はその横断面図である。
【0064】
燃焼室66内には水分の少ない一般ゴミを投入し、この燃焼室66の下方には、振動機81cの振動により振動する火格子板69aが設置されている。前記振動する火格子板69aは、振動機81cに連結されていいて、タイマーによりセットされた所定時に振動し、前記火格子板69a上に積層した灰が灰受室69d内の灰受皿69bに落下する。灰受皿69bはスライド可能に収納されていて、外方に引き出すことができる構造となっている。
【0065】
本例の焼却炉60では、燃焼室66の内壁下部に、被焼却物が燃焼室66の内壁面下部に留まることがなくスムーズに振動する火格子板69a上に載るように傾斜面57、58、59、59が形成されている。
【0066】
符号79、79、79は、空気を取り入れるための取入口であり、この取入口79、79、79は側面に形成されている。本例の焼却炉60の底部80で火格子板69aの下方にも、空気を取り入れるための空気取入口80aが形成されている。
【0067】
前記空気取入口80aには空気取り入れを調節することができる調節板80bが取り付けられている。この調節板80bの操作により燃焼室66内に取り入れる空気の量を調節することができる。火格子板69aの背面には、前記火格子板69aが効率的に振動するとともに、支持されるようにスプリング69eがある。
【0068】
乾燥室61と燃焼室66間には仕切り64が設けられていて、この仕切り64の上面には生ゴミ61bを収納するための生ゴミ収納溝64aが形成されているとともに、前記収納溝64aの外周には収納溝64aを取り囲むようにして複数の貫通孔65、65、65、65が形成されている。
【0069】
一般ゴミの燃焼により発生した高熱が、貫通孔65、65、65、65を通り、収納溝64aに収納されている水分を多量に含んだ生ゴミ61bを徐々に乾燥させる。燃焼室66内で一般ゴミの燃焼により発生した高熱は、高熱が各貫通孔65、65、65、65を通り、ブロワー室81内に設置されているブロワー81aにより、強制的に煙突室74に設置されている煙突62から外に排出される構造である。
【0070】
そして、乾燥室61で乾燥された生ゴミ61bを掻き出し棒61aにより、掻き出しながら貫通孔65、65、65、65より燃焼室66に落下させ、乾燥され落下した生ゴミは燃焼室66で焼却される。このようにすることにより、従来、完全燃焼させることが不可能だった生ゴミ61bを完全に焼却することができる。
【0071】
本例の焼却炉60の後部にはブロワー室81があり、前記ブロワー室81内には点火筒81eを備えている点火バーナ81dが設置されている。また、前記ブロワー室には送風管81bを有するブロワー81a及び火格子板69aを振動させる振動機81cが設置されている。
【0072】
煙突62内には、塵灰を完全に燃焼させるためのヒ−タを取り付けてもよい。即ち、煙突室74に排気口75より入り込んだ不完全燃焼の排気ガスをさらに煙突62内に取り付けられたヒータにより外に排出される前に燃焼させるためである。勿論、この煙突62内にヒータを取り付けなくてもよい。
【0073】
煙突室74内に突出している点火筒81eも同様に不完全燃焼の排気ガスを完全燃焼させるためである。前記ブロワー81aから点火バーナ81dには、空気の送りを調節するたるの切替レバーを有する送風管が接続されていて、必要に応じて前記送風管の空気調節用の切替レバーを操作することにより点火バーナ81dに送風量を調節し、点火バーナ81dを冷却することができる構造になっている。勿論、このような送風管を設けなくてもよい。
【0074】
また、ブロワー室81内に設置されているブロワーの送気管81bの先端部は、前述の如く、煙突62の下部にラッパ状に形成されている部分に挿入されている。また、点火バーナ81dの点火筒81eの先端は、煙突室74内に突出させるとともに、やや上向き状態に設置されている。煙突室74内は、中空の円筒状に形成されていて、空気の流れを良くするとともに空気の流れを渦巻き状とさせるためである。
【0075】
このように、点火バーナ81dの点火筒が上方に向かって設置されていることにより、煙突室74の上部に気流の渦を発生させることにより完全に焼却させるためである。
【0076】
勿論、点火筒81eは水平位置に設置してもよい。本例の焼却炉60のブロワー室81に設置されているブロワー81aは、焼却時には駆動しファンを回転させるている。何故ならば、ブロワー81aのファンを回転させておくことにより、煙突62から排気ガスが排出され空気の流れを良くするためである。
【0077】
即ち、焼却時は常時、ブロワー81aを駆動させておくことにより、燃焼室66及び乾燥室61内の空気が煙突62より、常時、少しづつ外に排出されるので、空気取入口80aより新しい空気が燃焼室66、乾燥室61及び煙突室74内に取り込まれとともに、取入口79、79、79からも酸素を含んだ新しい空気が、常時、燃焼室66及び乾燥室61に取り込まれので燃焼室66内に置かれた被焼却物が完全に焼却されるのである。
【0078】
また、乾燥室61を有する本例の焼却炉60も、送気管81bの先端63が煙突62の下に位置して設置されていて、送気管81bの先端63より煙突62内に風を送り続けると、煙突室74内の気圧が減圧されるために乾燥室61の奥壁に形成されている排気口75より乾燥室61内の熱気が煙突室74に吸い込まれる。
【0079】
吸い込まれた熱気が煙突62より排出されるので、乾燥室61内及び燃焼室66内には新しい空気が取り込まれ、燃焼室66内の一般ゴミ及び乾燥室61内の生ゴミが完全に焼却されるのである。
【0080】
図21、図22、図23、図24及び図25は、本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例を示した図ある。図21は本例の焼却炉の正面図であり、図22は乾燥室及び燃焼室の縦断面図である。
【0081】
図21及び図22に示すように、本例の焼却炉82は、焼却部83と集塵部91からなる。焼却部83と集塵部91とは、基台85上に設置されている。焼却部83の正面には、上蓋83a、中蓋83b及び下蓋83cが開閉可能に設置されている。中蓋83bの中央には、燃焼室内の被焼却物の燃焼状況が点検できるように、点検扉83dが存在する。符号84は排煙のための煙突である。
【0082】
図22に示すように、焼却部83内には、乾燥室88と燃焼室90と灰受室86がある。乾燥室88と燃焼室90間には、乾燥板89が着脱可能に取り付けられている。
【0083】
乾燥室88では、乾燥板89上に水分を多量に含んだ生ゴミを載せて、生ゴミ等を乾燥させる。燃焼室90の下方に灰受室86があり、前記灰受室86内には移動可能な火格子板86a及び灰受皿87が設置されている。
【0084】
前記火格子板86a及び灰受皿87は、共に移動可能に灰受室86内に設置されている。火格子板86a及び灰受皿87が、共に移動可能な構造とするのは以下の構造であるからである。
【0085】
即ち、火格子板86aの背面の各コーナの4箇所にはスプリング86c、86cが、各支柱86b、86d・・の下端には車輪86e、86fが取り付けられている。
【0086】
火格子板86aの背面には、振動機86h、86hが取り付けられていて、振動機86h、86hを振動させると火格子板86aが振動し、火格子板86a上の焼却灰が灰受皿87上に落下する。
【0087】
そして、基台85にはレール93、93aが敷かれていて、火格子板86aの支柱86b、86dの下端に取り付けられている車輪86e、86f・・が、前記レ−ル93、93a上を回転しながら移動できる。
【0088】
また、灰受皿87の背面の4箇所の各コーナに支柱87a、87b・・が固定され、前記支柱87a、87b・・の下端には車輪87c、87d・・が取り付けられている。
【0089】
前記車輪87c、87dは、基台85に設置されているレール92、92a上を車輪が移動する。よって、火格子板86a及び灰受皿87が、灰受室86から引き出し又は収納することができる。
【0090】
図23は格子板及び灰受け皿移動可能型焼却炉の燃焼室の下方に設置されている火格子板のみを前方に引き出し移動した状態の断面図、図24は図23中のA−A線に沿った横断面図である。
【0091】
図23に示すように、基台85の前方には焼却部83があり、前記焼却部83の後方に集塵部91が連設されている。図23は、火格子板86aのみを焼却部83の灰受室86外に引き出し、灰受皿87を灰受室86に留めた状態を示している。
【0092】
集塵部91内には、煙突84、バーナ91b及び送風機91cが取り付けられている集塵器91aがあり、焼却部83の乾燥室88内の煤煙、蒸気等が集塵器91a内に流出するように接続管91dが設置されている。
【0093】
図24は、図23中のA−A線に沿った横断面図である。図24に示すように、集塵器91aに取り付けられているバーナ91bは、乾燥室88から入り込んでくる煤煙中に未燃焼物がある場合に、当該未燃焼物を燃焼させるためのバーナである。
【0094】
また、乾燥板89には、貫通孔89a、89a、89a、89a、89a・・・が複数形成されている。これらの貫通孔89a、89a、89a、89a、89a・・・は、灰受け室86及び燃焼室90からの空気、煤煙等が乾燥室88内にスムーズに流れるようにするために形成されている。
【0095】
図23に示すように、被焼却物を本焼却炉により焼却した場合の空気の流れは、点線bに示すように流れる。即ち、送風機91cにより集塵器91a内の煙突84内に強制的に空気を矢印aのように送り込むと、集塵器91a内の空気は煙突84内に入り込み、煙突84より炉外に排出されると、集塵部91内の空気は少なくなり負圧状態となる。
【0096】
このように、集塵部91内は負圧状態となるので、接続管91d内を通り、乾燥室88内に存在している蒸気、煤煙等は、負圧状態となっている集塵器91a内に吸引され接続管91d内より集塵器91a内に流入することとなる。
【0097】
そして、焼却部83の灰受室86の下方から常時空気が乾燥室88及び燃焼室90を通り集塵器91a内に流れ込まれているので、燃焼室90内には、常に、酸素が必要最小限供給されることとなるので、一般焼却ゴミ90aである被焼却物は完全に燃焼するのである。
【0098】
図25は、設置されている灰受け皿のみを前方に引き出し移動した状態の要部縦断面図である。図25に示すように、灰受け皿87を炉外に引き出すこともでき、また、火格子板86aのみを引き出すことができる。
【0099】
図25中において、符号88aは生ゴミを、符号90aは一般焼却ゴミを示す。火格子板86a及び灰受皿87を炉内外に出し入れをする手段として、モータを火格子板86a及び灰受皿87に取り付け、電動で出し入れできる構造としてもよい。また、乾燥板89を火格子板86aと同様に格子状としてもよい。
【0100】
図26は本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の正面縦断面図、図27はその側面縦断面図、図28は図27中のA−A線に沿った横断面図、図29は図27中のB−B線に沿った横断面図、図30は図27中の回転火格子の格子及び乾燥プレートのプレートを45度回転させた状態の縦断面図である。
【0101】
本例の焼却炉94では、図26及び図27に示すように、焼却炉103内の上部には、水分を多量に含んでいる生ゴミ101を乾燥させるために載せる乾燥プレート97が設置されているとともに、下部には紙、落ち葉、廃材、プラスチック等の一般焼却ゴミ101aを焼却する際に載せて置く回転火格子102が設置されている。
【0102】
この火格子102は、回転する。焼却炉103内は、回転可能に設置されている乾燥用の乾燥プレート97により、乾燥室109と燃焼室110に区分されている。回転火格子102の左上方及び右上方には、バーナ98を挿入し設置するための挿入孔106、106が形成されている。
【0103】
そして、前記挿入孔106、106に空気が流入、流出するための空気孔106a、106aが形成されている。勿論、バーナ98は複数のバーナを階段状に、即ち、多段式に設置してもよく、また、バーナ98自体を設置しない構造としてもよい。
【0104】
乾燥プレート97は、図26及び図27に示すように、焼却炉103に軸受け107a、107bにより取り付けられている軸107、107、107に固定されている。
【0105】
そして、図26に示すように、各歯車95a、95b、95c、95d、95eには、各歯車95a、95b、95c、95d、95eが連動するようにベルト96、96a、96bが掛けられている。また、図27に示すように、前記各回転軸107、107、107には、歯車95a、95b、95c、95d、95eが取り付けられている。
【0106】
図27に示すように、ベルト96は、上モータ105の歯車95に掛けられている。そして、上モータ105を駆動し歯車95を回転させると、乾燥プレート97(104)を構成する各プレート97a、97a、97aも連動し回転する。
【0107】
図26及び図27に示すように、回転火格子102は、焼却炉103に軸受け108a、108bにより取り付けられている回転軸108、108、108に固定されている。
【0108】
そして、各回転軸108、108、108には各歯車99a、99b、99c、99d、99eが固定されていて、各歯車99a、99b、99c、99d、99eには、各歯車99a〜99eが連動するようにベルト100、100a、100bが掛けられている。
【0109】
ベルト100は、下モータ105aの歯車99に掛けられていて、下モータ105aを駆動し歯車99を回転させると、回転火格子102を構成する各火格子102a、102a、102aも連動し回転する。
【0110】
図27に示すように、符号98はバーナを示し、挿入孔106にバーナ98を設置することにより、バーナ98に点火すると炎が挿入孔106の奥にまで達する。
【0111】
このように、バーナ98を設置したのは、被焼却物には直接に火を当てずに、セラミックの蓄熱と遠赤熱を利用して徐々に燃焼室110の温度を上げ、暖まりにくく、冷めにくいことを応用して、燃焼室の焼却物がない場合や少ない場合でも生ゴミ、汚泥等を効率よく焼却ができるようにした。
【0112】
又、着火する時にも利用でき、生ゴミ、汚泥等を燃焼する時に 一般雑芥が少ない場合は熱エネルギーを補助する役目をする。バーナ98を電気を通電させることにより発熱する電気ヒータとしてもよい。
【0113】
図28は、図27中のA−A線に沿った横断面図である。図28に示すように、乾燥プレート97(104)を構成する各プレート97a、97b、97cは別体に形成されていて、各回転軸107、107、107に固定されている。
【0114】
各プレート97a、97b、97cは、ベルト96〜96bが掛けられているので同時に同一方向に回転する。乾燥プレート97を設けずに回転火格子102のみを設けた焼却炉とした構造であってもよい。また、バーナ98を設置しないとともに、乾燥プレート97をも設けない焼却炉としてもよい。
【0115】
図29は、図27中のB−B線に沿った横断面図である。図29に示すように、回転火格子102を構成する各火格子102a、102b、102cは別体に形成されている。
【0116】
各火格子102a、102b、102cは、それぞれ回転軸108、108、108に固定されている。各火格子102a、102b、102cは、ベルト100〜100bが掛けられているので同時に同一方向に回転する。
【0117】
図30は、図27中の回転火格子の格子及び乾燥プレートのプレートを45度回転させた状態の縦断面図である。上下モータ105、105aを駆動させて、各乾燥プレート97a、97b、97c及び各火格子102a、102b、102cを同時に同一方向に45度回転させる。
【0118】
すると、乾燥プレート97上にある乾燥した生ゴミ101は、各乾燥プレート97a、97b、97c間の隙間及び各火格子102a、102b、102c間の隙間から下方に一部が落下する。
【0119】
そして、回転火格子102の各火格子102a、102b、102c及び乾燥プレート97の各プレート97a、97b、97cを90度回転させると、各火格子102a、102b、102c間からは一般焼却ゴミ101aの焼却灰が灰受皿111に落下し、各プレート97a、97b、97c間からは乾燥した生ゴミ101が回転火格子102上に落下する。
【0120】
乾燥した生ゴミ101及び一般焼却ゴミ101aをそれぞれ落下させる手順としては、先ず、回転火格子102を構成している各火格子102a、102b、102cを回転させて一般焼却ゴミ101aの焼却灰を灰受皿111に落下させる。
【0121】
その後に、回転火格子102を元の位置に戻し、その後、乾燥プレート97を構成する各プレート97a、97b、97cを回転させて、乾燥プレート97a、97b、97c上にある乾燥した生ゴミ101を回転火格子102上に落下させる。
【0122】
乾燥プレート97を構成する各プレート97a、97b、97cの構造を、回転火格子102のように格子状としてもよい。また、本例の焼却炉94では、回転火格子102の回転操作及び乾燥プレート97の回転操作を手動式としてもよい。
【0123】
本例の焼却炉94では、図26、図27及び図30に示すように、灰受皿111の下方には空気を取り入れるための空気孔112、112、112・・・・が形成されている。これらの空気孔112、112、112・・・・にカバーを取り付け取り入れる空気量を調節できる構造としてもよい。
【0124】
図31、図32、図33及び図34は、煙突と送風管の形状及び煙突と送風管との位置関係を示した一部正面図である。
【0125】
図31では、中空円筒の煙突5,32,62の下部の近接した位置に、送風管18,44b,63の先端を配置した。図32では、中空円筒の煙突5,32,62の下部に送風管18,44b,63の先端を小径とした送風管18,44b,63を配置した。
【0126】
図33では、中空円筒の煙突5,32,62の下部をラッパ状とし、前記煙突5,32,62の下部に中空円筒の送風管18,44b,63を配置した。また、図34は、中空円筒の煙突5,32,62の下部をラッパ状とし、先端を小径とした送風管18,44b,63を配置したものである。
【0127】
【発明の効果】
以上のように、本発明にかかる振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉は、被焼却物を完全に焼却することができ、不燃性ガスを排出することがなく環境に極めてよい。
【0128】
また、長時間にわたり、被焼却物を焼却し続けても焼却部が過熱することがないととともに、被焼却物の焼却により発生する灰が灰受けに自動的に落下するので、灰により酸素の供給が妨げられることがなく、被焼却物の焼却を効率的に焼却することができる。
【0129】
更に、水分を含まない一般ゴミと水分を多量に含んだ生ゴミを同時に焼却しても完全に容易に焼却することができる。
【0130】
そして、本発明の焼却炉では、焼却灰に直接触れることなく灰受皿上に落下させることができるとともに、灰受皿上に落下した焼却灰を容易に焼却炉外に運び出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である振動機付焼却炉の正面図である。
【図2】本発明である振動機付焼却炉の左側面図である。
【図3】本発明である振動機付焼却炉の平面図である。
【図4】本発明である振動機付焼却炉の扉を開けた状態の正面図である。
【図5】本発明である振動機付焼却炉の縦断面図である。
【図6】本発明である振動機付焼却炉の横断面図である。
【図7】本発明である振動機付焼却炉の後部縦断面図である。
【図8】本発明である乾燥室付焼却炉の正面図である。
【図9】本発明である乾燥室付焼却炉の背面図である。
【図10】本発明である乾燥室付焼却炉の縦断面図である。
【図11】本発明である乾燥室付焼却炉の後部の縦断面図である。
【図12】本発明である乾燥室付焼却炉の乾燥室の平面図である。
【図13】本発明である乾燥室付焼却炉の仕切りの縦断面図である。
【図14】本発明である乾燥室付焼却炉の仕切りの他の実施例の縦断面図である。
【図15】本発明である乾燥室付焼却炉の仕切りの他の実施例の縦断面図である。
【図16】本発明である乾燥室付焼却炉の他の実施例の正面図である。
【図17】本発明である乾燥室付焼却炉の他の実施例の仕切りの平面図である。
【図18】本発明である乾燥室付焼却炉の他の実施例の乾燥室の縦断面図である。
【図19】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の縦断面図である。
【図20】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の横断面図である。
【図21】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の正面図である。
【図22】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の縦断面図である。
【図23】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の縦断面図であり燃焼室の下方に設置されている格子板のみを前方に引き出し移動した状態を示した図である。
【図24】図23中のA−A線に沿った横断面図である。
【図25】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の縦断面図であり、灰受皿のみを前方に引き出し移動した状態を示した図である。
【図26】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の正面縦断面図である。
【図27】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の側面縦断面図である。
【図28】図27中のA−A線に沿った横断面図である。
【図29】図27中のB−B線に沿った横断面図である。
【図30】図27中の回転火格子の格子及び乾燥プレートのプレートを45度回転させた状態の縦断面図である。
【図31】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の煙突及び送風管の形状とその位置関係を示した一部正面図である。
【図32】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の煙突及び送風管の形状とその位置関係の他の位置関係を示した一部正面図である。
【図33】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の煙突及び送風管の形状とその位置関係の他の例を示した一部正面図である。
【図34】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の煙突及び送風管の形状とその位置関係の他の例を示した一部正面図である。
【符号の説明】
1 振動機付焼却炉
1a 乾燥室付焼却炉
2 焼却部
2a 内材
2b 中材
2c 外材
2d 載置板
3 上開閉扉
3a 内材
3b 中材
3c 外材
3d 開閉レバー
4 下開閉扉
4d 下開閉レバー
5 煙突
5a ヒータ
6 スイッチ盤
7 バーナ室の上カバー
7a ブロワー室の下カバー
8〜8c 脚
9 燃焼室
10 吸排口
11 被焼却物
12 底板
12a 灰受室
12b 通気孔
12c 回動板
13 灰受け
13a 取っ手
14 左ガイド
15 右ガイド
16 バーナ室
17 バーナ
17a 点火筒
18 送気管
19 切り替えレバー
21 ブロワー室
22 ブロワー
23 煙突室
24 分岐管
25、25a コイルスプリング
26 振動機
27 乾燥室
27a 掻き出し棒
28 燃焼室
29 灰受け室
29a、29b 空気孔
29c 底
30 締付具
31 蝶番
32 煙突
32a ヒータ
33〜33b 開閉扉
33c 灰出し口扉
34 燃焼室内
34a 乾燥室内
35 灰受皿
36 振動板
37 一般ゴミ
38 仕切り
38a〜38d 貫通孔
38e 収納溝
38f〜38h 貫通孔
38i 冷却水
39 生ゴミ
40 スイッチ盤
42 煙突室
43 バーナ室
44 ブロワー室
44a ブロワー
44b 送風管
45 バーナ
45a 点火筒
46 分岐管
46a 振動機
46b 切り替えレバー
47 排気孔
48 乾燥室付焼却炉
49 焼却炉
50 サイクロン
51 乾燥室
52 仕切り
52a 収納溝
52b〜52d 貫通孔
53 燃焼室
54 上開閉蓋
55 中開閉蓋
56 下開閉蓋
57〜59 傾斜面
60 焼却炉
61 乾燥室
61a 掻き出し棒
61b 生ゴミ
62 煙突
63 先端
64 仕切り
64a 収納溝
65 貫通孔
66 燃焼室
69a 火格子板
69b 灰受皿
69d 灰受室
69e スプリング
74 煙突室
75 排気口
79 取入口
80 底部
80a 空気取入口
80b 調節板
81 ブロワー室
81a ブロワー
81b 送気管
81c 振動機
81d 点火バーナ
81e 点火筒
82 焼却炉
83 焼却部
83a 上蓋
83b 中蓋
83c 下蓋
83d 点検扉
84 煙突
85 基台
86 灰受室
86a 火格子板
86b、86d 支柱
86c スプリング
86e、86f 車輪
86h 振動機
87 灰受皿
87a、87b 支柱
87c、87d 車輪
88 乾燥室
88a 生ゴミ
89 乾燥板
89a 貫通孔
90 燃焼室
90a 一般焼却ゴミ
91 集塵部
91a 集塵器
91b バーナ
91c 送風機
91d 接続管
92、92a レール
93、93a レール
94 焼却炉
95〜95e 歯車
96〜96b ベルト
97 乾燥プレート
97a〜97c プレート
98 バーナ
99〜99e 歯車
100 ベルト
101 生ゴミ
101a 一般ゴミ
102 回転火格子
102a〜102c 火格子
103 焼却炉
105 上モータ
105a 下モータ
106 挿入孔
106a 空気孔
107 回転軸
107a、107b 軸受け
108 回転軸
108a、108b 軸受け
109 乾燥室
110 燃焼室
111 灰受皿
112 空気孔
【産業上の利用分野】
本発明は、工場、レストラン、コンビニエンスストアー等から排出される水分をあまり含まない一般ゴミ及び水分を多量に含んだ生ゴミ、汚泥等を焼却するための焼却炉の改良に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来、レストラン、スーパー及びコンビニエンスストアー等から出るゴミを焼却する小型の焼却炉では、焼却により焼却炉内に積もった灰は手で取り出し、灰を取り出した後に焼却できなかったゴミを再度焼却している。
【0003】
また、工場、レストラン、スーパー及びコンビニエンスストアー等から出る水分を含まない一般ゴミと水分を多量に含んだ生ゴミを一緒に焼却炉内に入れ、バーナ等で強制的に焼却している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、水分の少ない一般ゴミは容易に焼却されるが、水分を多量に含んだ生ゴミは、一般ゴミと同一条件で焼却しても生ゴミを完全に焼却することができない。
【0005】
そして、一般ゴミ及び生ゴミを焼却して燃えかすとして焼却炉内に残る灰が、焼却炉内に堆積していまい、被焼却物を完全に燃焼させることができず、未焼却ゴミをその都度取り除いた後に、再度点火して焼却しているために手間が掛かり過ぎるとの欠点があった。
【0006】
そこで、上記の課題を解決するために、本発明は、長時間にわたり被焼却物を焼却し続けても灰が自動的に受け皿に落下する極めて便利な焼却炉を提供することを目的とするとともに、生ゴミ中に含まれる水分を一般ゴミの焼却熱により生ゴミ収納溝内で乾燥させた後に、掻き出し棒により燃焼室内に落下させることにより完全に焼却することができ、長時間焼却し続けても焼却により発生した灰が燃焼効率を妨げることがないように、格子状の振動板の振動により灰が自動的に灰受け皿に落下する振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、焼却炉94内の上部には、歯車95〜95eを有する複数の回転軸107に固定されて回転する複数のプレート97a〜97cからなる乾燥プレート97を設け、焼却炉94に設置した上モータ105の歯車95〜95eに掛けられているベルト100及び前記回転軸107が有する歯車95〜95eに掛けられているベルト100を介し、前記乾燥プレート97を構成する複数のプレート97a〜97cが同時に回転するように設置した乾燥プレート97上に乾燥室109を、前記焼却炉94内の下部には、歯車99〜99eを有する複数の回転軸108に固定されて回転する複数の火格子102a〜102cからなる回転火格子102を設け、焼却炉94に設置した下モータ105aの歯車99に掛けられているベルト100及び前記回転軸108が有する歯車99a〜99eに掛けられているベルト100a、100bを介し、前記回転火格子102を構成する複数の火格子102a〜102cが同時に回転するように設置した前記回転火格子102上に燃焼室110を設け、前記回転火格子102の左上方及び右上方に空気が流入及び流出するための空気孔106aを形成した挿入孔106を設け、前記挿入孔106にバーナ98を設置し、前記回転火格子102の下には灰受皿111を設け、前記灰受皿111の下にはカバーを取り付けて取り入れる空気量を調節できる空気孔106aを設けたことを特徴とする乾燥室付焼却炉の構成とした。
【0008】
また、焼却炉内の上部には、歯車を有する複数の回転軸に固定されて回転する複数のプレートからなる乾燥プレートを設け、焼却炉に設置した上モータの歯車に掛けられているベルト及び前記回転軸が有する歯車に掛けられているベルトを介し、前記乾燥プレートを構成する複数のプレートが同時に回転するように設置した乾燥プレート上に乾燥室を、前記焼却炉内の下部には、歯車を有する複数の回転軸に固定されて回転する複数の火格子からなる回転火格子を設け、焼却炉に設置した下モータの歯車に掛けられているベルト及び前記回転軸が有する歯車に掛けられているベルトを介し、前記回転火格子を構成する複数の火格子が同時に回転するように設置した前記回転火格子上に燃焼室を設け、前記回転火格子の左上方及び右上方に空気が流入及び流出するための空気孔を形成した挿入孔を設け、前記挿入孔にバーナを設置し、前記回転火格子の下には灰受皿を設け、前記灰受皿の下にはカバーを取り付けて取り入れる空気量を調節できる空気孔を設けたことを特徴とする乾燥室付焼却炉の構成とした。
【0009】
【実施例】
以下に、本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の振動機付焼却炉1、乾燥室付焼却炉1a、焼却炉60、焼却炉82、焼却炉94等について添付図面に基づいてより詳細に説明することとする。
【0010】
図1は本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の振動機付焼却炉の正面図であり、図2は本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の振動機付焼却炉の左側面図であり、図3は本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の振動機付焼却炉の平面図である。
【0011】
図2及び図3に示すように、符号2は焼却部であり、焼却部2は略直方体の形状をしていて、前面には開閉レバー3dを有する上開閉扉3と下開閉レバー4aを有する下開閉扉4があり、後方上面には煙突5が取り付けられている。
【0012】
図2に示すように、左側面には本振動機付焼却炉1をコントロールするためのスイッチ盤6が設けられている。符号7はバーナ室の上カバー、符号7aはブロワー室の下カバーを指し、符号8、8a、8cは脚である。
【0013】
図4は、本発明である振動機付焼却炉の扉を開けた状態の正面図であり、焼却部2内は燃焼室9と灰受室12aとバーナ室16とブロワー室21と煙突室23に区分けされている。
【0014】
燃焼室9の奥壁には、被焼却物11が燃焼時に発生する煙を煙突5から排出するための吸排口10が形成されており、その吸排口10は煙突室23に連通している。灰受室12aには、取っ手13aを備えた灰受け13がある。
【0015】
前記灰受け13は左右ガイド14、15上をスライドする。灰受け13内に灰が一杯になったときは、取っ手13aを掴み前方に引き出し、灰受け13内の灰を取り出すことができる。
【0016】
図5は本発明である振動機付焼却炉の縦断面図であり、図6は本発明である振動機付焼却炉の横断面図であり、図7は本発明である振動機付焼却炉の後部縦断面図である。
【0017】
図5に示すように、被焼却物11を載せるための載置板2dには多数の上下に貫通する貫通孔が形成されているために被焼却物11が燃焼したために発生した灰が灰受け13内に落下する。
【0018】
図5に示すように、前記載置板2dには振動機26が接続されており、振動機26を駆動すると載置板2dが振動し、この振動機26はブロワー室21内に設置されている。
【0019】
図5に示すように、この載置板2dのコーナが振動可能に取り付けられていて各コーナの下には、載置板2dが効果的に振動するように、コイルスプリング25、25aが装着されている。
【0020】
また、底板12には通気孔12bが形成されていて、この通気孔12bを通り空気が載置板2dに形成されている前記貫通孔を通り被焼却物11内を通り、燃焼効率を上げる。前記通気孔12bには空気の量を調節するために通気孔12bを開閉するための手動式の回動板12cがある。
【0021】
燃焼室9の後方には、バーナ室16とブロワー室21が配置されていて、バーナ室16にはバーナ17が設置されているとともに、ブロワー室21内にはブロワー22が設置されている。
【0022】
ブロワー22には送気管18と送気管18から分岐している分岐管24があり、送気管18の先端は煙突5内に挿入されているとともに、分岐管24の先端はバーナ室16内に向けられ、バーナ17を冷却する機能を有している。
【0023】
そして、前記分岐管24には切り替えレバー19が設置されていて、必要に応じて前記レバー19を操作することにより、空気の送り量を調節することができ、バーナ17に送風し冷却することができる。
【0024】
図6に示すように、ブロワー22に取り付けられている送気管18は、前述の如く、煙突5の下部に挿入されている。また、バーナ17の点火筒17aの先端は、煙突室23内に突出しているとともに、図7に示すように、やや上方に向かうように設置されている。
【0025】
このように、上方に向かって設置されていることにより、煙突室23の上部に気流の渦を発生させることにより被焼却物を完全に焼却させるためである。勿論、点火筒17aは水平位置に設置してもよい。
【0026】
図7に示すように、送気管18より煙突5内に風を送り続けると、煙突室23内の気圧が減圧されるために燃焼室9内の奥壁に形成されている吸排口10より燃焼室9内の熱気が煙突室23に吸い込まれ、吸い込まれた熱気が煙突より排出されるので、燃焼室9内には新しい空気が流入し、被焼却物11が効率的に焼却されるのである。
【0027】
符号5aはヒータであり、煙突5内にヒータ5aを設置することにより、燃焼室9で燃焼せずに煙突室23に入り煙突5から大気中に排出される微細な塵も完全に燃焼させるものである。勿論、このヒータ5aは設置しなくてもよい。
【0028】
本装置を1ヶ所で集中コントロールするために、バーナ室16とブロワー室21の間にスイッチ盤6を設置し、このスイッチ盤6に通電用ボタンや振動機26、ブロワー22、バーナ17等を駆動するとともに、振動機26を所定時間に作動するためのタイマー等の各種の操作ボタンが配置されている。
【0029】
上下開閉扉3、4と燃焼室9と煙突室23は、高温となるために各室の壁の構造は3重構造となっいている。即ち、内材2a、3aと中材2b、3bと外材2c、3cとからなり、内材にはキャスターを、中材にはセラミック綿を、外材にはグラスウールを使用している。
【0030】
図8は本発明である乾燥室付焼却炉の正面図であり、図9は本発明である乾燥室付焼却炉の背面図である。そして図10は、本発明である乾燥室付焼却炉の縦断面図である。
【0031】
本発明である乾燥室付焼却炉1aは、一般ゴミを焼却する燃焼室28と、生ゴミを乾燥させるための乾燥室27と、焼却された一般ゴミ及び生ゴミを焼却された後に発生する焼却灰を受ける灰受皿が設置されている灰受け室29と、煙突室42とバーナ45が設置されているバーナ室43と、ブロワー44aが設置されているブロワー室44から構成されている。
【0032】
前記乾燥室27、燃焼室28及び灰受室29等には、開閉扉が蝶番31、31、31、31、31により開閉可能に取り付けられているとともに、締付具30、30、30、30により各扉が締め付けられている。符号32は、焼却の際に発生する煙を排出するための煙突である。
【0033】
図9に示すように、背面には点検口があり各点検口には開閉扉33、33a、33bが取り付けられているとともに、灰出口には灰出口扉33cが取り付けられている。前記灰出口扉33cは、開く角度が調節できるような構造となっていて、開放角度の調節により灰出口扉33cからの空気の吸入量を必要に応じて調節することができる。
【0034】
図10に示すように、燃焼室内34には水分の少ない一般ゴミ37を投入し、この燃焼室内34の底には格子状に形成されている振動板36が設置されている。
【0035】
前記振動板36は、振動機に46aに連結されていて、タイマーによりセットされた所定時に振動し、振動板36上に積層した灰が灰受室29内の灰受皿35内に落下する。灰受皿35はスライド可能に収納されていて、外方に引き出すことができる構造となっている。
【0036】
燃焼室内34の内壁下部は、被焼却物が内壁面に留まることがなくスムーズに振動板36上に載るようにテーパー状に形成されている。符号29a及び符号29bは、空気を取り入れるための空気孔でる。
【0037】
また、符号29cは本焼却炉1aの底を示し、この底29cには貫通孔が形成されている空気取り入れ調節板が取り付けられていて、この調節板の操作により取り入れる空気の量を調節することができる。
【0038】
乾燥室27と燃焼室28間には仕切り38があり、この仕切り38の上面には生ゴミ39を収納するための生ゴミ収納溝38eが形成されているとともに、図12に示すように、前記収納溝38eの外周には収納溝38eを取り囲むように複数の貫通孔38a、38b、38c、38d、38f、38g、38hが形成されている。
【0039】
そして、一般ゴミ37の燃焼により発生した高熱が、貫通孔38a〜38hを通り、収納溝38eに収納されている水分を多量に含んだ生ゴミ39を徐々に乾燥させる。
【0040】
一般ゴミ37の燃焼により発生した高熱は、図12中の矢印で示すように流れ、高熱が各貫通孔38a、38b、38c、38d、38f、38g、38hを通り、ブロワー室44内に設置されているブロワー44aにより、強制的に煙突32から外に排出される構造となっている。
【0041】
そして、乾燥室内34で乾燥された生ゴミ39を掻き出し棒27aにより、掻き出しながら貫通孔38a、38b、38c、38d、38f、38g、38hより燃焼室内34に落下させ、落下した乾燥生ゴミは燃焼室28で焼却される。このような構造とすることにより、従来、焼却不可能だった生ゴミ39を完全に焼却することができる。
【0042】
図11は、本発明である乾燥室付焼却炉の後部の縦断面図であり、図11に示すように、本乾燥室付焼却炉1aの後部には、点火筒45aを有する点火バーナ45を収納したバーナ室43と、分岐管46が接続されている送風管44bを有するブロワー44a及び振動機46aが設置されているブロワー室44と、煙突室42が設けられている。
【0043】
符号32aはヒータであり、このヒータ32aは煙突室42内に排気孔47より入り込んだ不完全燃焼の排気ガスをさらに煙突32より外に排出される前に燃焼させるためである。
【0044】
勿論、このヒータ32aは設置しなくてもよい。点火筒45aも同様に不完全燃焼の排気ガスを完全燃焼させるためである。前記分岐管46には切り替えレバー46bが設置されている。
【0045】
必要に応じてレバーを操作することによりバーナ45に送風し冷却することができる。また、ブロワー44aに取り付けられている送風管44bは、前述の如く、煙突32の下部に挿入されている。
【0046】
バーナ45の点火筒45aの先端は、煙突室42内に挿入させるとともに、図11に示すように、やや上方に向かうように設置されている。このように、バーナの点火筒45aが上方に向かって設置されていることにより、煙突室42の上部に気流の渦を発生させることにより完全に焼却させるためである。
【0047】
煙突室42内は、中空の円筒状に形成されていて、空気の流れを良くするとともに空気の流れを渦巻き状とさせるためである。勿論、点火筒45aは水平位置に設置してもよい。
【0048】
ブロワー44aのファンは、常時駆動させておきファンを回転させるている。なぜならば、ブロワー44aのファンを回転させておくことにより煙突室42内の空気の流れを良くするためである。
【0049】
即ち、常時、ブロワー44aを駆動させておくことにより、燃焼室内34及び乾燥室内34aの空気が煙突7より外に排出されるので、炉床29cより新しい空気が煙突室17内に吸い込まれ、炉床29cより新しい空気が燃焼室内34に吸入され、被焼却物が完全に焼却される。
【0050】
また、図11に示すように、送風管44bより煙突室42内に風を送り続けると、煙突室42内の気圧が減圧されるために乾燥室内34aの奥壁に形成されている排気口47より乾燥室内34aの熱気が煙突室42に吸い込まれ、吸い込まれた熱気が煙突より排出される。
【0051】
そのために、乾燥室内34aには新しい空気が流入し、被焼却物37焼却されるとともに、生ゴミ39を乾燥させ、一般ゴミ37及び生ゴミ39を同時に効率的に焼却することができる。
【0052】
図13は、本発明である乾燥室付焼却炉の燃焼室と乾燥室間に設けられている仕切りの縦断面図である。図13に示した仕切り38の素材は、セラミックであり、生ゴミ、汚泥39等を収納する収納溝38eは断面形状が摺鉢状に形成されている。
【0053】
符号a及び符号bは、本乾燥室付焼却炉1aにより焼却されたゴミから発生する焼却灰や汚泥又は焼却灰と粘度を混合して煉瓦状に成型した汚泥成型物を示し、当該汚泥成型物a、bを収納溝38eに置き、乾燥室内34aで乾燥させることにより建築用の疑似煉瓦を製造することができる。
【0054】
図14は、本発明である乾燥室付焼却炉の仕切りの他の実施例の縦断面図である。図14に示すように、仕切り38内部に、冷却水38iを循環させる構造とすることにより、燃焼室から発生する高温から仕切り38が過熱するのを防止することができる。
【0055】
図15は、本発明である乾燥室付焼却炉の燃焼室と乾燥室間に設けられている仕切りの他の実施例の縦断面図である。図15に示すように、本例の仕切り38は、薄型にするためにその素材を鋳物としたものである。このように、鋳物により成型することにより燃焼室及び乾燥室を広くすることができる。
【0056】
図16は、本発明である乾燥室付焼却炉の他の実施例の正面図である。図16に示すように、本例の乾燥室付焼却炉48は、焼却炉49とサイクロン50からなる構造の焼却炉である。焼却炉49内に燃焼室53と乾燥室51が設けられていて、乾燥室51と燃焼室53間には仕切り52がある。
【0057】
そして、当該仕切り52には、図17に示すように、生ゴミや汚泥を入れる収納溝52aが形成されている。符号54は上開閉蓋、符号55は中開閉蓋を示し、符号56は下開閉蓋を示す。
【0058】
図17は図16に示した乾燥室付焼却炉の他の実施例の仕切りの平面図、であり、図18は図16に示した乾燥室付焼却炉の他の実施例の乾燥室の平面図である。
【0059】
図17及び図18に示すように、本例の乾燥室付焼却炉の仕切り52は、中央に摺鉢状の収納溝52aが形成されているとともに、収納溝52aの外側には複数の貫通孔52b、52c、52dが設けられている。
【0060】
本例の乾燥室付焼却炉1a、48は、1ヶ所で集中コントロールするために、バーナ室43とブロワー室44の間にスイッチ盤40が設置されていて、このスイッチ盤40に通電用ボタンや振動機46a、ブロワー4a、バーナ45等を駆動するとともに、振動機46aを所定時間に作動するためのタイマー等の各種ボタンが配置されている。
【0061】
本例の乾燥室付焼却炉1a、48の各室27、28、42、43、44の壁の構造は3重構造となっている。即ち、内材と中材と外材とからなり、内材にはキャスターを、中材にはセラミック綿又はキャスターを、外材にはグラスウール、耐熱ボードを用いた構造としている。本発明である乾燥室付焼却炉1aにおいては、振動板36を振動させる構造とせずに、格子状の板のみとしてもよい。
【0062】
前記外材としては、鋼板、セメント等を用いた構造としてもよい。図11に示す分岐管46にも、図7に示すように、空気の送り量を調節するための空気調節バルブを取り付け、切り替えレバー46bにより空気の送り量を調節することができるようにしてもよい。
【0063】
図19及び図20は、本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例を示した図であり、図19は本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の縦断面図、図20はその横断面図である。
【0064】
燃焼室66内には水分の少ない一般ゴミを投入し、この燃焼室66の下方には、振動機81cの振動により振動する火格子板69aが設置されている。前記振動する火格子板69aは、振動機81cに連結されていいて、タイマーによりセットされた所定時に振動し、前記火格子板69a上に積層した灰が灰受室69d内の灰受皿69bに落下する。灰受皿69bはスライド可能に収納されていて、外方に引き出すことができる構造となっている。
【0065】
本例の焼却炉60では、燃焼室66の内壁下部に、被焼却物が燃焼室66の内壁面下部に留まることがなくスムーズに振動する火格子板69a上に載るように傾斜面57、58、59、59が形成されている。
【0066】
符号79、79、79は、空気を取り入れるための取入口であり、この取入口79、79、79は側面に形成されている。本例の焼却炉60の底部80で火格子板69aの下方にも、空気を取り入れるための空気取入口80aが形成されている。
【0067】
前記空気取入口80aには空気取り入れを調節することができる調節板80bが取り付けられている。この調節板80bの操作により燃焼室66内に取り入れる空気の量を調節することができる。火格子板69aの背面には、前記火格子板69aが効率的に振動するとともに、支持されるようにスプリング69eがある。
【0068】
乾燥室61と燃焼室66間には仕切り64が設けられていて、この仕切り64の上面には生ゴミ61bを収納するための生ゴミ収納溝64aが形成されているとともに、前記収納溝64aの外周には収納溝64aを取り囲むようにして複数の貫通孔65、65、65、65が形成されている。
【0069】
一般ゴミの燃焼により発生した高熱が、貫通孔65、65、65、65を通り、収納溝64aに収納されている水分を多量に含んだ生ゴミ61bを徐々に乾燥させる。燃焼室66内で一般ゴミの燃焼により発生した高熱は、高熱が各貫通孔65、65、65、65を通り、ブロワー室81内に設置されているブロワー81aにより、強制的に煙突室74に設置されている煙突62から外に排出される構造である。
【0070】
そして、乾燥室61で乾燥された生ゴミ61bを掻き出し棒61aにより、掻き出しながら貫通孔65、65、65、65より燃焼室66に落下させ、乾燥され落下した生ゴミは燃焼室66で焼却される。このようにすることにより、従来、完全燃焼させることが不可能だった生ゴミ61bを完全に焼却することができる。
【0071】
本例の焼却炉60の後部にはブロワー室81があり、前記ブロワー室81内には点火筒81eを備えている点火バーナ81dが設置されている。また、前記ブロワー室には送風管81bを有するブロワー81a及び火格子板69aを振動させる振動機81cが設置されている。
【0072】
煙突62内には、塵灰を完全に燃焼させるためのヒ−タを取り付けてもよい。即ち、煙突室74に排気口75より入り込んだ不完全燃焼の排気ガスをさらに煙突62内に取り付けられたヒータにより外に排出される前に燃焼させるためである。勿論、この煙突62内にヒータを取り付けなくてもよい。
【0073】
煙突室74内に突出している点火筒81eも同様に不完全燃焼の排気ガスを完全燃焼させるためである。前記ブロワー81aから点火バーナ81dには、空気の送りを調節するたるの切替レバーを有する送風管が接続されていて、必要に応じて前記送風管の空気調節用の切替レバーを操作することにより点火バーナ81dに送風量を調節し、点火バーナ81dを冷却することができる構造になっている。勿論、このような送風管を設けなくてもよい。
【0074】
また、ブロワー室81内に設置されているブロワーの送気管81bの先端部は、前述の如く、煙突62の下部にラッパ状に形成されている部分に挿入されている。また、点火バーナ81dの点火筒81eの先端は、煙突室74内に突出させるとともに、やや上向き状態に設置されている。煙突室74内は、中空の円筒状に形成されていて、空気の流れを良くするとともに空気の流れを渦巻き状とさせるためである。
【0075】
このように、点火バーナ81dの点火筒が上方に向かって設置されていることにより、煙突室74の上部に気流の渦を発生させることにより完全に焼却させるためである。
【0076】
勿論、点火筒81eは水平位置に設置してもよい。本例の焼却炉60のブロワー室81に設置されているブロワー81aは、焼却時には駆動しファンを回転させるている。何故ならば、ブロワー81aのファンを回転させておくことにより、煙突62から排気ガスが排出され空気の流れを良くするためである。
【0077】
即ち、焼却時は常時、ブロワー81aを駆動させておくことにより、燃焼室66及び乾燥室61内の空気が煙突62より、常時、少しづつ外に排出されるので、空気取入口80aより新しい空気が燃焼室66、乾燥室61及び煙突室74内に取り込まれとともに、取入口79、79、79からも酸素を含んだ新しい空気が、常時、燃焼室66及び乾燥室61に取り込まれので燃焼室66内に置かれた被焼却物が完全に焼却されるのである。
【0078】
また、乾燥室61を有する本例の焼却炉60も、送気管81bの先端63が煙突62の下に位置して設置されていて、送気管81bの先端63より煙突62内に風を送り続けると、煙突室74内の気圧が減圧されるために乾燥室61の奥壁に形成されている排気口75より乾燥室61内の熱気が煙突室74に吸い込まれる。
【0079】
吸い込まれた熱気が煙突62より排出されるので、乾燥室61内及び燃焼室66内には新しい空気が取り込まれ、燃焼室66内の一般ゴミ及び乾燥室61内の生ゴミが完全に焼却されるのである。
【0080】
図21、図22、図23、図24及び図25は、本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例を示した図ある。図21は本例の焼却炉の正面図であり、図22は乾燥室及び燃焼室の縦断面図である。
【0081】
図21及び図22に示すように、本例の焼却炉82は、焼却部83と集塵部91からなる。焼却部83と集塵部91とは、基台85上に設置されている。焼却部83の正面には、上蓋83a、中蓋83b及び下蓋83cが開閉可能に設置されている。中蓋83bの中央には、燃焼室内の被焼却物の燃焼状況が点検できるように、点検扉83dが存在する。符号84は排煙のための煙突である。
【0082】
図22に示すように、焼却部83内には、乾燥室88と燃焼室90と灰受室86がある。乾燥室88と燃焼室90間には、乾燥板89が着脱可能に取り付けられている。
【0083】
乾燥室88では、乾燥板89上に水分を多量に含んだ生ゴミを載せて、生ゴミ等を乾燥させる。燃焼室90の下方に灰受室86があり、前記灰受室86内には移動可能な火格子板86a及び灰受皿87が設置されている。
【0084】
前記火格子板86a及び灰受皿87は、共に移動可能に灰受室86内に設置されている。火格子板86a及び灰受皿87が、共に移動可能な構造とするのは以下の構造であるからである。
【0085】
即ち、火格子板86aの背面の各コーナの4箇所にはスプリング86c、86cが、各支柱86b、86d・・の下端には車輪86e、86fが取り付けられている。
【0086】
火格子板86aの背面には、振動機86h、86hが取り付けられていて、振動機86h、86hを振動させると火格子板86aが振動し、火格子板86a上の焼却灰が灰受皿87上に落下する。
【0087】
そして、基台85にはレール93、93aが敷かれていて、火格子板86aの支柱86b、86dの下端に取り付けられている車輪86e、86f・・が、前記レ−ル93、93a上を回転しながら移動できる。
【0088】
また、灰受皿87の背面の4箇所の各コーナに支柱87a、87b・・が固定され、前記支柱87a、87b・・の下端には車輪87c、87d・・が取り付けられている。
【0089】
前記車輪87c、87dは、基台85に設置されているレール92、92a上を車輪が移動する。よって、火格子板86a及び灰受皿87が、灰受室86から引き出し又は収納することができる。
【0090】
図23は格子板及び灰受け皿移動可能型焼却炉の燃焼室の下方に設置されている火格子板のみを前方に引き出し移動した状態の断面図、図24は図23中のA−A線に沿った横断面図である。
【0091】
図23に示すように、基台85の前方には焼却部83があり、前記焼却部83の後方に集塵部91が連設されている。図23は、火格子板86aのみを焼却部83の灰受室86外に引き出し、灰受皿87を灰受室86に留めた状態を示している。
【0092】
集塵部91内には、煙突84、バーナ91b及び送風機91cが取り付けられている集塵器91aがあり、焼却部83の乾燥室88内の煤煙、蒸気等が集塵器91a内に流出するように接続管91dが設置されている。
【0093】
図24は、図23中のA−A線に沿った横断面図である。図24に示すように、集塵器91aに取り付けられているバーナ91bは、乾燥室88から入り込んでくる煤煙中に未燃焼物がある場合に、当該未燃焼物を燃焼させるためのバーナである。
【0094】
また、乾燥板89には、貫通孔89a、89a、89a、89a、89a・・・が複数形成されている。これらの貫通孔89a、89a、89a、89a、89a・・・は、灰受け室86及び燃焼室90からの空気、煤煙等が乾燥室88内にスムーズに流れるようにするために形成されている。
【0095】
図23に示すように、被焼却物を本焼却炉により焼却した場合の空気の流れは、点線bに示すように流れる。即ち、送風機91cにより集塵器91a内の煙突84内に強制的に空気を矢印aのように送り込むと、集塵器91a内の空気は煙突84内に入り込み、煙突84より炉外に排出されると、集塵部91内の空気は少なくなり負圧状態となる。
【0096】
このように、集塵部91内は負圧状態となるので、接続管91d内を通り、乾燥室88内に存在している蒸気、煤煙等は、負圧状態となっている集塵器91a内に吸引され接続管91d内より集塵器91a内に流入することとなる。
【0097】
そして、焼却部83の灰受室86の下方から常時空気が乾燥室88及び燃焼室90を通り集塵器91a内に流れ込まれているので、燃焼室90内には、常に、酸素が必要最小限供給されることとなるので、一般焼却ゴミ90aである被焼却物は完全に燃焼するのである。
【0098】
図25は、設置されている灰受け皿のみを前方に引き出し移動した状態の要部縦断面図である。図25に示すように、灰受け皿87を炉外に引き出すこともでき、また、火格子板86aのみを引き出すことができる。
【0099】
図25中において、符号88aは生ゴミを、符号90aは一般焼却ゴミを示す。火格子板86a及び灰受皿87を炉内外に出し入れをする手段として、モータを火格子板86a及び灰受皿87に取り付け、電動で出し入れできる構造としてもよい。また、乾燥板89を火格子板86aと同様に格子状としてもよい。
【0100】
図26は本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の正面縦断面図、図27はその側面縦断面図、図28は図27中のA−A線に沿った横断面図、図29は図27中のB−B線に沿った横断面図、図30は図27中の回転火格子の格子及び乾燥プレートのプレートを45度回転させた状態の縦断面図である。
【0101】
本例の焼却炉94では、図26及び図27に示すように、焼却炉103内の上部には、水分を多量に含んでいる生ゴミ101を乾燥させるために載せる乾燥プレート97が設置されているとともに、下部には紙、落ち葉、廃材、プラスチック等の一般焼却ゴミ101aを焼却する際に載せて置く回転火格子102が設置されている。
【0102】
この火格子102は、回転する。焼却炉103内は、回転可能に設置されている乾燥用の乾燥プレート97により、乾燥室109と燃焼室110に区分されている。回転火格子102の左上方及び右上方には、バーナ98を挿入し設置するための挿入孔106、106が形成されている。
【0103】
そして、前記挿入孔106、106に空気が流入、流出するための空気孔106a、106aが形成されている。勿論、バーナ98は複数のバーナを階段状に、即ち、多段式に設置してもよく、また、バーナ98自体を設置しない構造としてもよい。
【0104】
乾燥プレート97は、図26及び図27に示すように、焼却炉103に軸受け107a、107bにより取り付けられている軸107、107、107に固定されている。
【0105】
そして、図26に示すように、各歯車95a、95b、95c、95d、95eには、各歯車95a、95b、95c、95d、95eが連動するようにベルト96、96a、96bが掛けられている。また、図27に示すように、前記各回転軸107、107、107には、歯車95a、95b、95c、95d、95eが取り付けられている。
【0106】
図27に示すように、ベルト96は、上モータ105の歯車95に掛けられている。そして、上モータ105を駆動し歯車95を回転させると、乾燥プレート97(104)を構成する各プレート97a、97a、97aも連動し回転する。
【0107】
図26及び図27に示すように、回転火格子102は、焼却炉103に軸受け108a、108bにより取り付けられている回転軸108、108、108に固定されている。
【0108】
そして、各回転軸108、108、108には各歯車99a、99b、99c、99d、99eが固定されていて、各歯車99a、99b、99c、99d、99eには、各歯車99a〜99eが連動するようにベルト100、100a、100bが掛けられている。
【0109】
ベルト100は、下モータ105aの歯車99に掛けられていて、下モータ105aを駆動し歯車99を回転させると、回転火格子102を構成する各火格子102a、102a、102aも連動し回転する。
【0110】
図27に示すように、符号98はバーナを示し、挿入孔106にバーナ98を設置することにより、バーナ98に点火すると炎が挿入孔106の奥にまで達する。
【0111】
このように、バーナ98を設置したのは、被焼却物には直接に火を当てずに、セラミックの蓄熱と遠赤熱を利用して徐々に燃焼室110の温度を上げ、暖まりにくく、冷めにくいことを応用して、燃焼室の焼却物がない場合や少ない場合でも生ゴミ、汚泥等を効率よく焼却ができるようにした。
【0112】
又、着火する時にも利用でき、生ゴミ、汚泥等を燃焼する時に 一般雑芥が少ない場合は熱エネルギーを補助する役目をする。バーナ98を電気を通電させることにより発熱する電気ヒータとしてもよい。
【0113】
図28は、図27中のA−A線に沿った横断面図である。図28に示すように、乾燥プレート97(104)を構成する各プレート97a、97b、97cは別体に形成されていて、各回転軸107、107、107に固定されている。
【0114】
各プレート97a、97b、97cは、ベルト96〜96bが掛けられているので同時に同一方向に回転する。乾燥プレート97を設けずに回転火格子102のみを設けた焼却炉とした構造であってもよい。また、バーナ98を設置しないとともに、乾燥プレート97をも設けない焼却炉としてもよい。
【0115】
図29は、図27中のB−B線に沿った横断面図である。図29に示すように、回転火格子102を構成する各火格子102a、102b、102cは別体に形成されている。
【0116】
各火格子102a、102b、102cは、それぞれ回転軸108、108、108に固定されている。各火格子102a、102b、102cは、ベルト100〜100bが掛けられているので同時に同一方向に回転する。
【0117】
図30は、図27中の回転火格子の格子及び乾燥プレートのプレートを45度回転させた状態の縦断面図である。上下モータ105、105aを駆動させて、各乾燥プレート97a、97b、97c及び各火格子102a、102b、102cを同時に同一方向に45度回転させる。
【0118】
すると、乾燥プレート97上にある乾燥した生ゴミ101は、各乾燥プレート97a、97b、97c間の隙間及び各火格子102a、102b、102c間の隙間から下方に一部が落下する。
【0119】
そして、回転火格子102の各火格子102a、102b、102c及び乾燥プレート97の各プレート97a、97b、97cを90度回転させると、各火格子102a、102b、102c間からは一般焼却ゴミ101aの焼却灰が灰受皿111に落下し、各プレート97a、97b、97c間からは乾燥した生ゴミ101が回転火格子102上に落下する。
【0120】
乾燥した生ゴミ101及び一般焼却ゴミ101aをそれぞれ落下させる手順としては、先ず、回転火格子102を構成している各火格子102a、102b、102cを回転させて一般焼却ゴミ101aの焼却灰を灰受皿111に落下させる。
【0121】
その後に、回転火格子102を元の位置に戻し、その後、乾燥プレート97を構成する各プレート97a、97b、97cを回転させて、乾燥プレート97a、97b、97c上にある乾燥した生ゴミ101を回転火格子102上に落下させる。
【0122】
乾燥プレート97を構成する各プレート97a、97b、97cの構造を、回転火格子102のように格子状としてもよい。また、本例の焼却炉94では、回転火格子102の回転操作及び乾燥プレート97の回転操作を手動式としてもよい。
【0123】
本例の焼却炉94では、図26、図27及び図30に示すように、灰受皿111の下方には空気を取り入れるための空気孔112、112、112・・・・が形成されている。これらの空気孔112、112、112・・・・にカバーを取り付け取り入れる空気量を調節できる構造としてもよい。
【0124】
図31、図32、図33及び図34は、煙突と送風管の形状及び煙突と送風管との位置関係を示した一部正面図である。
【0125】
図31では、中空円筒の煙突5,32,62の下部の近接した位置に、送風管18,44b,63の先端を配置した。図32では、中空円筒の煙突5,32,62の下部に送風管18,44b,63の先端を小径とした送風管18,44b,63を配置した。
【0126】
図33では、中空円筒の煙突5,32,62の下部をラッパ状とし、前記煙突5,32,62の下部に中空円筒の送風管18,44b,63を配置した。また、図34は、中空円筒の煙突5,32,62の下部をラッパ状とし、先端を小径とした送風管18,44b,63を配置したものである。
【0127】
【発明の効果】
以上のように、本発明にかかる振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉は、被焼却物を完全に焼却することができ、不燃性ガスを排出することがなく環境に極めてよい。
【0128】
また、長時間にわたり、被焼却物を焼却し続けても焼却部が過熱することがないととともに、被焼却物の焼却により発生する灰が灰受けに自動的に落下するので、灰により酸素の供給が妨げられることがなく、被焼却物の焼却を効率的に焼却することができる。
【0129】
更に、水分を含まない一般ゴミと水分を多量に含んだ生ゴミを同時に焼却しても完全に容易に焼却することができる。
【0130】
そして、本発明の焼却炉では、焼却灰に直接触れることなく灰受皿上に落下させることができるとともに、灰受皿上に落下した焼却灰を容易に焼却炉外に運び出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である振動機付焼却炉の正面図である。
【図2】本発明である振動機付焼却炉の左側面図である。
【図3】本発明である振動機付焼却炉の平面図である。
【図4】本発明である振動機付焼却炉の扉を開けた状態の正面図である。
【図5】本発明である振動機付焼却炉の縦断面図である。
【図6】本発明である振動機付焼却炉の横断面図である。
【図7】本発明である振動機付焼却炉の後部縦断面図である。
【図8】本発明である乾燥室付焼却炉の正面図である。
【図9】本発明である乾燥室付焼却炉の背面図である。
【図10】本発明である乾燥室付焼却炉の縦断面図である。
【図11】本発明である乾燥室付焼却炉の後部の縦断面図である。
【図12】本発明である乾燥室付焼却炉の乾燥室の平面図である。
【図13】本発明である乾燥室付焼却炉の仕切りの縦断面図である。
【図14】本発明である乾燥室付焼却炉の仕切りの他の実施例の縦断面図である。
【図15】本発明である乾燥室付焼却炉の仕切りの他の実施例の縦断面図である。
【図16】本発明である乾燥室付焼却炉の他の実施例の正面図である。
【図17】本発明である乾燥室付焼却炉の他の実施例の仕切りの平面図である。
【図18】本発明である乾燥室付焼却炉の他の実施例の乾燥室の縦断面図である。
【図19】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の縦断面図である。
【図20】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の横断面図である。
【図21】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の正面図である。
【図22】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の縦断面図である。
【図23】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の縦断面図であり燃焼室の下方に設置されている格子板のみを前方に引き出し移動した状態を示した図である。
【図24】図23中のA−A線に沿った横断面図である。
【図25】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の縦断面図であり、灰受皿のみを前方に引き出し移動した状態を示した図である。
【図26】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の正面縦断面図である。
【図27】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の他の実施例の側面縦断面図である。
【図28】図27中のA−A線に沿った横断面図である。
【図29】図27中のB−B線に沿った横断面図である。
【図30】図27中の回転火格子の格子及び乾燥プレートのプレートを45度回転させた状態の縦断面図である。
【図31】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の煙突及び送風管の形状とその位置関係を示した一部正面図である。
【図32】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の煙突及び送風管の形状とその位置関係の他の位置関係を示した一部正面図である。
【図33】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の煙突及び送風管の形状とその位置関係の他の例を示した一部正面図である。
【図34】本発明である振動機付焼却炉及び乾燥室付焼却炉の煙突及び送風管の形状とその位置関係の他の例を示した一部正面図である。
【符号の説明】
1 振動機付焼却炉
1a 乾燥室付焼却炉
2 焼却部
2a 内材
2b 中材
2c 外材
2d 載置板
3 上開閉扉
3a 内材
3b 中材
3c 外材
3d 開閉レバー
4 下開閉扉
4d 下開閉レバー
5 煙突
5a ヒータ
6 スイッチ盤
7 バーナ室の上カバー
7a ブロワー室の下カバー
8〜8c 脚
9 燃焼室
10 吸排口
11 被焼却物
12 底板
12a 灰受室
12b 通気孔
12c 回動板
13 灰受け
13a 取っ手
14 左ガイド
15 右ガイド
16 バーナ室
17 バーナ
17a 点火筒
18 送気管
19 切り替えレバー
21 ブロワー室
22 ブロワー
23 煙突室
24 分岐管
25、25a コイルスプリング
26 振動機
27 乾燥室
27a 掻き出し棒
28 燃焼室
29 灰受け室
29a、29b 空気孔
29c 底
30 締付具
31 蝶番
32 煙突
32a ヒータ
33〜33b 開閉扉
33c 灰出し口扉
34 燃焼室内
34a 乾燥室内
35 灰受皿
36 振動板
37 一般ゴミ
38 仕切り
38a〜38d 貫通孔
38e 収納溝
38f〜38h 貫通孔
38i 冷却水
39 生ゴミ
40 スイッチ盤
42 煙突室
43 バーナ室
44 ブロワー室
44a ブロワー
44b 送風管
45 バーナ
45a 点火筒
46 分岐管
46a 振動機
46b 切り替えレバー
47 排気孔
48 乾燥室付焼却炉
49 焼却炉
50 サイクロン
51 乾燥室
52 仕切り
52a 収納溝
52b〜52d 貫通孔
53 燃焼室
54 上開閉蓋
55 中開閉蓋
56 下開閉蓋
57〜59 傾斜面
60 焼却炉
61 乾燥室
61a 掻き出し棒
61b 生ゴミ
62 煙突
63 先端
64 仕切り
64a 収納溝
65 貫通孔
66 燃焼室
69a 火格子板
69b 灰受皿
69d 灰受室
69e スプリング
74 煙突室
75 排気口
79 取入口
80 底部
80a 空気取入口
80b 調節板
81 ブロワー室
81a ブロワー
81b 送気管
81c 振動機
81d 点火バーナ
81e 点火筒
82 焼却炉
83 焼却部
83a 上蓋
83b 中蓋
83c 下蓋
83d 点検扉
84 煙突
85 基台
86 灰受室
86a 火格子板
86b、86d 支柱
86c スプリング
86e、86f 車輪
86h 振動機
87 灰受皿
87a、87b 支柱
87c、87d 車輪
88 乾燥室
88a 生ゴミ
89 乾燥板
89a 貫通孔
90 燃焼室
90a 一般焼却ゴミ
91 集塵部
91a 集塵器
91b バーナ
91c 送風機
91d 接続管
92、92a レール
93、93a レール
94 焼却炉
95〜95e 歯車
96〜96b ベルト
97 乾燥プレート
97a〜97c プレート
98 バーナ
99〜99e 歯車
100 ベルト
101 生ゴミ
101a 一般ゴミ
102 回転火格子
102a〜102c 火格子
103 焼却炉
105 上モータ
105a 下モータ
106 挿入孔
106a 空気孔
107 回転軸
107a、107b 軸受け
108 回転軸
108a、108b 軸受け
109 乾燥室
110 燃焼室
111 灰受皿
112 空気孔
Claims (4)
- 焼却炉内の上部には、歯車を有する複数の回転軸に固定されて回転する複数のプレートからなる乾燥プレートを設け、焼却炉に設置した上モータの歯車に掛けられているベルト及び前記回転軸が有する歯車に掛けられているベルトを介し、前記乾燥プレートを構成する複数のプレートが同時に回転するように設置した乾燥プレート上に乾燥室を、前記焼却炉内の下部には、歯車を有する複数の回転軸に固定されて回転する複数の火格子からなる回転火格子を設け、焼却炉に設置した下モータの歯車に掛けられているベルト及び前記回転軸が有する歯車に掛けられているベルトを介し、前記回転火格子を構成する複数の火格子が同時に回転するように設置した前記回転火格子上に燃焼室を設け、前記回転火格子の左上方及び右上方に空気が流入及び流出するための空気孔を形成した挿入孔を設け、前記挿入孔にバーナを設置し、前記回転火格子の下には灰受皿を設け、前記灰受皿の下にはカバーを取り付けて取り入れる空気量を調節できる空気孔を設けたことを特徴とする乾燥室付焼却炉。
- プレートを格子状としたことを特徴とする請求項1に記載の乾燥室付焼却炉。
- 乾燥プレートの回転操作を手動式としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乾燥室付焼却炉。
- 回転火格子の回転操作を手動式としたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の乾燥室付焼却炉。
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