JPH0622724U - 移動式簡易焼却炉 - Google Patents
移動式簡易焼却炉Info
- Publication number
- JPH0622724U JPH0622724U JP1317992U JP1317992U JPH0622724U JP H0622724 U JPH0622724 U JP H0622724U JP 1317992 U JP1317992 U JP 1317992U JP 1317992 U JP1317992 U JP 1317992U JP H0622724 U JPH0622724 U JP H0622724U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion
- furnace body
- ash
- furnace
- receiving chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Incineration Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 家庭ゴミを自宅等で簡単に焼却処理すること
が出来、人力による運搬移動も簡単に行え、燃焼効果に
優れた移動式の簡易焼却炉を提供する。 【構成】 炉本体1の下方位置にロストル2を配設して
燃焼室3及び灰受け室4を上下に形成し、燃焼室の各壁
面には突出板5を適宜間隔を以て縦方向に突設して多数
の燃焼路9を形成し、ロストル2は適宜数の棒体が炉本
体1の側部に配した足踏みペダル8に連動して移動する
如く設け、又、灰受け室の側面部に通気口7を穿設し、
更に炉本体の底面後部に移動用車輪10、底面前部に固
定脚を各々配設した。
が出来、人力による運搬移動も簡単に行え、燃焼効果に
優れた移動式の簡易焼却炉を提供する。 【構成】 炉本体1の下方位置にロストル2を配設して
燃焼室3及び灰受け室4を上下に形成し、燃焼室の各壁
面には突出板5を適宜間隔を以て縦方向に突設して多数
の燃焼路9を形成し、ロストル2は適宜数の棒体が炉本
体1の側部に配した足踏みペダル8に連動して移動する
如く設け、又、灰受け室の側面部に通気口7を穿設し、
更に炉本体の底面後部に移動用車輪10、底面前部に固
定脚を各々配設した。
Description
【0001】
本考案は、家庭ゴミを自宅等で簡単に焼却処理することが出来、移動も簡単に 行え、燃焼効果に優れた移動式簡易焼却炉に関するものである。
【0002】
従来より簡易焼却炉としてドラム缶を加工したものや市販の小型焼却炉が利用 されており、これらは何れも基本的にロストル(又は代用品)上に生ゴミ、紙屑 等の被燃焼物を置き、バーナーの火や他の火によって炉内で燃焼させ発生した煙 を煙突を介して炉外に排出する如く構成されている。
【0003】
しかしながら、従来の簡易焼却炉における炉内部の工夫は殆ど無く、炉内部の 壁面は炉本体を形成する円筒体(又は中空角柱体)の内壁面のまま平滑であるた め、被燃焼物が炉内壁面に当接してロストル上面をほぼ塞ぐ状態となり、ロスト ル下部に設けた通気孔(空気孔)から空気の取り入れが十分に行えなず、且つ燃 焼に伴う煙の流れがスムーズに得られないといった燃焼に必要な燃焼路(吸気排 煙経路)が確保されず、不完全燃焼を起こしたり、燃え難かったり、燃焼時間が 長かったりすることが非常に多く、上から棒を差し込んだり、下のロストル部分 から棒を差し込んで被燃焼物をかき回し、該被燃焼物を動かして燃焼しやすくし ている光景がしばしば見受けられる。尚、ファン等によって燃焼路を強制的に作 ったとしても炉内部が前記の状態であれば無駄な面があり、而も別に動力が必要 であって非常に不経済である。又、ロストル上に塊状で残った灰(アッシュ)は 下方の灰受け皿に落とさなければならず、棒等で灰をつつき落とす作業を要する ため非常に面倒であった。
【0004】 本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、燃焼に必要な燃焼路を形成す ることで燃焼効率を高めると共に時間短縮が図れ、又、燃焼後のロストル上の灰 等を極めて簡単な操作で灰受け皿に落とす事ができ、而も移動搬送が非常に簡単 な移動式簡易焼却炉を提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するための本考案の移動式簡易焼却炉は、炉本体の前面上部に 開閉蓋付きの被燃焼物投入口、前面下部に開閉蓋付きの灰取出口、上面部に排煙 口をそれぞれ設けてなる簡易燃焼炉において、炉本体内の下方位置にロストルを 配設して燃焼室及び灰受け室を形成し、ロストルは適宜本数の棒体が炉本体側部 に配した足踏みペダルに連動して上下方向に移動する如く設け、又、燃焼室の各 壁面には適宜間隔を以て縦方向に突出板を突設して縦方向の燃焼路を多数形成し 、灰受け室側の側面部に通気口を穿設し、更に炉本体の底面後部に移動用車輪、 底面前部に固定脚を各々配設したことを特徴とするものである。
【0006】
以上の如く構成された本考案の簡易焼却炉であれば、燃焼室内に突設した突出 板によってロストル上に載せた被燃焼物(ゴミ)は燃焼室側面に密接することは 無く、当該突出板により縦方向に多数形成された燃焼炉によって燃焼に必要な空 気を通気口から十分に取り入れ、且つ燃焼時の煙を排煙口方向に向かって送り出 す煙道とすることが出来るものであり、燃焼炉として適した空気、煙の流れを作 り出すことにより、既存の焼却炉に比して格段に燃焼効率を向上ならしむもので ある。又、本簡易燃焼炉は空気及び煙の流れを自然な形でスムーズにするもので あるからファン等は不要であり、又、ゴミを大量に入れても燃焼効率は低下しな いから燃焼室内のゴミを掻き回す必要が無く、而もゴミ量に対して最小限に炉本 体を小型化し得るから炉本体の軽量化が図れ、移動用車輪によって炉本体を人力 で移動させることが出来、近所の数軒による持ち回り焼却炉としての利用も可能 である。又、燃焼後に残ったロストル上の塊状灰は、炉本体側部の足踏みペダル を数回踏むことによりロストルの所要本数の棒体を上下方向に可動させ、灰を崩 して下方の灰受け室に落とし、灰受け皿に載った灰分を灰取出口から取り出し廃 棄すれば良く、燃焼後の処理も非常に簡単に済ませることが出来る。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】 図1は本考案の一実施例を示す外観斜視図、図2は断側面図、図3は横断面図 である。
【0009】 図面において、1は炉本体で、前面上部に被燃焼物(ゴミ)を投入する開閉蓋 付き投入口1a、前面下部に燃焼後の灰を取り出すための開閉蓋付き取出口1b 、上面部に燃焼時に発生した煙を排気するための排煙口1cをそれぞれ設けてお り、排煙口1cには燃え屑が飛び出さないように金網を張ると共に炉内に雨水が 入らないように屋根6を取り付けている。又、投入口1aの大きさはロストル部 分の面積と同程度の大きさにすれば、ゴミも入れ易く且つロストル上に置ける最 大限の大きさのゴミ袋をそのまま投入することが出来る。2はロストルで、炉本 体内部の下方位置に配設して燃焼室3及び灰受け室4を形成するものであり、当 該ロストル2は並列する棒体の中で一本置きに炉本体1に固定し、他の各棒体を 端部位置において回転軸8aに固着しており、回転軸8aの一端を炉本体1の側 部に突出させると共に足踏みペダル8を取り付け、足踏みペダル8の足踏み操作 によって回転軸8aを回転させ回転軸8aに固着した一本置きの各棒体が端部を 中心として上方向に回転移動し、ペダルを離せば下方に降りて元の位置に戻るよ う設けられている。よって、燃焼後に足踏みペダル8を数回踏むことによりロス トルの棒体を上下に動かしてロストル上に残った灰を崩して下方の灰受け皿4a に落とすことが出来る。尚、本実施例ではロストル2の両端の棒体が上方に移動 する際、左右側板の突出板5に当たってしまうため当該突出板5の一部を切り欠 き形成し、又、ロストル2の回転角度を制限するストッパー2aを適所に設けて いる。又、本実施例では棒体のほぼ半数を固定させたが、この各棒体も他の棒体 と逆方向に上下移動するように形成し、隣り合う棒体を途中で擦れ違う状態で上 下方向に移動させて灰落し動作を行うものとしても良い。
【0010】 燃焼室3の各壁面には適宜間隔を以て縦方向に突出板5を突設して縦方向の燃 焼路9を多数形成するが、突出板5の幅すなわち壁面からの突出長さは3〜5c m程度で十分であり、又、各突出板5の間隔は、空き過ぎてゴミが壁面に当接し てしまい燃焼路9としての意味をなさなくなる状態とならず、ゴミを大量に投入 しても燃焼路9が確保出来る程度の間隙(例えば5〜7cm)であれば良い。又 、突出板5の長さはロストル2部分から排煙口1cに向かって燃焼路9が形成さ れる長さを有するものであり、後部側板はロストル2から排煙口1c近くまでの 長さを有し、左右側板は図2に示す如く各突出板5の先端部を排煙口1c方向に 折曲して煙が排煙口1cに流れ出やすくしており、又、前部側板は投入口1aま での長さとなるが、投入口1aの開閉蓋の裏面にも縦方向の突出板を突設してい るから蓋を閉めた時に排煙口1c近くまで燃焼路9を形成出来る工夫が施されて いる。従って、灰受け室4の左右側板部分に穿設した通気口7からの空気が燃焼 室3内にスムーズに流れ込み、燃焼に伴う煙は排煙口1cからスムーズに流れ出 し、又、必要な空気が随時流れ込むといった空気及び煙の経路(吸気排煙経路) がしっかりと作られているから、ゴミの燃焼を促進させ、燃焼室3に大量のゴミ や水分を含んだ燃え難いゴミを入れても問題なく燃やすことが出来る。尚、灰受 け室4は比較的広めに形成しており、当該灰受け室4は単に燃焼後の灰を受け取 るためだけでなく、燃焼に際してロストル2上に生ゴミ等を置いたのち灰受け室 4に燃え易い新聞紙等を適量入れ、これに火を付けて先ず炉内を暖めながら次に 灰受け室4内の火で上方のゴミに火が付くようにしているので、燃えだしにくい 生ゴミ等へも容易に火を付けることが出来、着火後はゴミ自体が前述した吸気排 煙経路によって燃焼を促進されて勢い良く燃えることが出来るものであり、着火 方法に関しても簡単な作業で行える工夫が施されている。
【0011】 10は炉本体1の底面後部に配設した移動用車輪、11は底面前部に配設した 固定脚であり、移動に際しては炉本体1の後方に立ち屋根6を取り付けている左 右の柱を各々持った状態で後方に倒し、固定脚11を浮かした状態で押していけ ば良く、本燃焼炉を簡単に移動させることが出来る。尚、軽トラック等で運ぶ時 も同様に後方に倒した状態で屋根6を荷台の枠に掛けると共にロープ等でしっか りと固定させれば良い。
【0012】
以上説明してきた如く、本考案の簡易焼却炉は焼却炉の内壁面に突出板を設け て多数の燃焼路なる縦方向の小空間を形成することによりゴミが壁面に当接する 状態を防ぎ、空気及び煙の流れを良好にすることが出来るから、従来の簡易焼却 炉では奏し得ない燃焼効果を上げることが出来るものであり、燃焼時間を従来に 比して数段向上させ、炉内のゴミを掻き回す必要もなく、又、可動ロストルによ り燃焼後の灰出し作業も簡単であり、焼却工程に係る時間を大幅に短縮すると共 に手間もかからないから、その使用価値は非常に高いと言える。本簡易焼却炉は 小容量でも焼却率が高いから本体自体を小型化することが出来て移動も容易であ り、近所数軒の所有として順番に利用したりすることも可能であり、今日、社会 問題となっている廃棄ゴミの処理に対してもゴミの自己処理によって激減させ得 るものである。
【図1】本考案の一実施例を示す外観斜視図。
【図2】本考案の一実施例を示す断側面図。
【図3】本考案の一実施例を示す横断面図。
【図4】ロストル部分を示す斜視図。
1 炉本体 2 ロストル 3 燃焼室 4 灰受け室 5 突出板 7 通気口 8 足踏みペダル 9 燃焼路 10 移動用車輪
Claims (1)
- 【請求項1】炉本体の前面上部に開閉蓋付きの被燃焼物
投入口、前面下部に開閉蓋付きの灰取出口、上面部に排
煙口をそれぞれ設けてなる簡易燃焼炉において、炉本体
内の下方位置にロストルを配設して燃焼室及び灰受け室
を形成し、ロストルは適宜本数の棒体が炉本体側部に配
した足踏みペダルに連動して上下方向に移動する如く設
け、又、燃焼室の各壁面には適宜間隔を以て縦方向に突
出板を突設して縦方向の燃焼路を多数形成し、灰受け室
側の側面部に通気口を穿設し、更に炉本体の底面後部に
移動用車輪、底面前部に固定脚を各々配設したことを特
徴とする移動式簡易焼却炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1317992U JPH0622724U (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 移動式簡易焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1317992U JPH0622724U (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 移動式簡易焼却炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622724U true JPH0622724U (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=11825964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1317992U Pending JPH0622724U (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 移動式簡易焼却炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622724U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106989395A (zh) * | 2017-03-31 | 2017-07-28 | 云南清洁能源科技有限公司 | 一种垃圾焚烧炉炉排 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5525322A (en) * | 1978-08-11 | 1980-02-23 | Toray Industries | Truncated coneelike structure in fiber reinforcing synthetic resin |
-
1992
- 1992-02-06 JP JP1317992U patent/JPH0622724U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5525322A (en) * | 1978-08-11 | 1980-02-23 | Toray Industries | Truncated coneelike structure in fiber reinforcing synthetic resin |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106989395A (zh) * | 2017-03-31 | 2017-07-28 | 云南清洁能源科技有限公司 | 一种垃圾焚烧炉炉排 |
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