JPH1182846A - パイプ接続装置 - Google Patents

パイプ接続装置

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JPH1182846A
JPH1182846A JP9238290A JP23829097A JPH1182846A JP H1182846 A JPH1182846 A JP H1182846A JP 9238290 A JP9238290 A JP 9238290A JP 23829097 A JP23829097 A JP 23829097A JP H1182846 A JPH1182846 A JP H1182846A
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hole
stopper
pipe
projection
annular
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JP9238290A
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Naohisa Higashiyama
直久 東山
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L39/00—Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00—Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/08—Joining pipes to walls or pipes, the joined pipe axis being perpendicular to the plane of the wall or to the axis of another pipe
    • F16L41/086—Joining pipes to walls or pipes, the joined pipe axis being perpendicular to the plane of the wall or to the axis of another pipe fixed with screws
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02—Header boxes; End plates
    • F28F9/0246—Arrangements for connecting header boxes with flow lines
    • F28F9/0251—Massive connectors, e.g. blocks; Plate-like connectors
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Thermal Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプを接続するさいに、専用工具が必要で
なく、限られたスペースにおいても作業性がよく作業時
間がかかることがなくかつ安価になるようにする。 【解決手段】 前端部の外周に環状突起が形成せられて
環状突起20a より前端側が物品1 の受口に挿入される接
続パイプ20と、前方から見てＣ字状をなす基部21a およ
び基部21a に形成された１または２以上の円弧状内方突
起21b を有するストッパ21と、前部が大、後部が小とな
された段付き貫通孔22a を有しているストッパホルダ22
とを設け、円弧状内方突起21b の前面24と後面25との間
に後内向傾斜面26を形成し、ストッパ21がストッパホル
ダ22の貫通孔22a の前部に入れられた状態においてスト
ッパホルダ22をこれの貫通孔22a が受口に連通するよう
に物品1 に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプ接続装置、
特に自動車のエアコンディショナにおける膨脹弁、凝縮
器、蒸発器および受液器などの配管に用いられるパイプ
接続装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば、自動車等のエアコンディ
ショナの膨張弁においては、ユニオンとナットとにより
膨張弁とパイプとを接続している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ユニオンとナットとを
用いてパイプを所定の受口に接続するには、専用工具が
必要であるという問題がある。また、自動車におけるエ
ンジンルーム内の膨張弁にパイプを接続する場合等、作
業スペースの制約がある場合においては、作業性が悪く
作業時間がかかるという問題もある。
【０００４】本発明の目的は、上記課題を解決した、パ
イプを接続するさいに、専用工具が必要でなく、限られ
たスペースにおいても作業性がよく作業時間がかかるこ
とがない安価なパイプ接続装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のパイプ接続装置
は、流体流路と連通している受口が開口した物品に接続
パイプを接続するパイプ接続装置であって、前端部の外
周に環状突起が形成せられて環状突起より前端側が受口
に挿入される接続パイプと、前方から見てＣ字状をなす
基部および１または２以上の円弧状内方突起を有するス
トッパと、前部が大、後部が小となされた段付き貫通孔
を有しているストッパホルダとを備えており、ストッパ
が段付き貫通孔の前部に入れられた状態においてストッ
パホルダはこれの貫通孔が受口に連通するように物品に
固定され、接続パイプが貫通孔から受口に嵌め入れられ
るさいに、環状突起が円弧状内方突起の傾斜面に接しな
がら進むことによりストッパが貫通孔の前部内で拡げら
れ、環状突起が円弧状内方突起を通過して接続パイプの
前端側が受口に嵌め入れられたときに、ストッパが復元
して環状突起に円弧状内方突起の前面が当たり、環状突
起とストッパとが、受口縁とストッパホルダとにより挟
み付けられるものである。
【０００６】上記のパイプ接続装置において、円弧状内
方突起が、基部の後端から前方にずれた位置に形成さ
れ、ストッパホルダの貫通孔の段部に円環状前方突部が
形成され、ストッパの基部の後部がストッパホルダの円
環状前方突部に嵌め被せられるようになされており、ス
トッパが貫通孔の前部内で拡げられるさいに、円弧状内
方突起の後面が円環状前方突部の前端面に当たっている
ようになされている場合がある。
【０００７】また、流体流路と連通している受口が開口
した物品に接続パイプを接続するパイプ接続装置であっ
て、前端部の外周に環状突起が形成せられて環状突起よ
り前端側が受口に挿入される接続パイプと、貫通孔、貫
通孔の内側に配された複数の係止部および係止部と貫通
孔の内周面との間に設けられたばね部を有する接続装置
本体とを備えており、各係止部は、先端が前方から見て
円弧状をなしかつ後内向傾斜面を有し、接続装置本体
は、これの貫通孔が受口に連通するように物品に固定さ
れ、接続パイプが貫通孔から受口に嵌め入れられるさい
に、環状突起が係止部の傾斜面に接しながら進むことに
より係止部が外方に移動させられ、接続パイプの環状突
起が係止部を通過して前端側が受口に嵌め入れられたと
きに、ばね部により係止部が内方に移動させられて環状
突起が受口縁と係止部との間に固定状に位置する場合も
ある。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【０００９】図１〜図４に、本発明における第１の実施
形態のパイプ接続装置により膨張弁に大小２個の接続パ
イプを接続する場合が示されている。なお、以下の説明
において前後左右は、図２を基準とするものし、図２の
左を前、右を後、紙面表側を左、紙面裏側を右というも
のとする。
【００１０】膨張弁は、蒸発器本体から流出する冷媒の
温度によって蒸発器本体に流入する冷媒の流量を調節す
るとともに、冷媒流路に接続パイプが接続されるもので
あり、直方体状のブロック(1) を備えている。
【００１１】ブロック(1) には、その左右両面にそれぞ
れ上下方向にのびた横断面三角形状の溝(19)が形成さ
れ、かつ蒸発器に流入する冷媒が流れる第１冷媒流路
(5) および蒸発器から流出した冷媒が流れる第２冷媒流
路(6) がそれぞれ形成され、両冷媒流路(5)(6)の後端部
がそれぞれ受口となされている。なお、第１冷媒流路
(5)と第２冷媒流路(6) とは互いに上下にずれて形成さ
れており、本実施形態においては第２冷媒流路(6) が上
方に位置している。さらに、ブロック(1) には上面から
下方に向かって伸び、第２冷媒流路(6) に連通した感温
筒挿入孔(7) と、後面から前方に向かって伸びた有底ね
じ孔(8) とが設けられている。なお、感温筒挿入孔(7)
の上部は大径部となされている。
【００１２】ブロック(1) の前面には、両冷媒流路(5)
(6)にそれぞれ連通する貫通孔を有する継ぎ手(2) が固
定され、この継ぎ手(2) を介し、例えば蒸発器に接続さ
れるようになされている。
【００１３】第１冷媒流路(5) は、低圧冷媒流出路(5a)
と、低圧冷媒流出路(5a)の下方に位置した高圧冷媒流入
路(5b)と、低圧冷媒流出路(5a)と高圧冷媒流入路(5b)と
を連通させ、かつ感温筒挿入孔(7) と同軸線上に位置し
た上下方向の連通路(5c)とよりなる。高圧冷媒流入路(5
b)の前部は、下方向に向かって伸びかつ、断面円形状に
なされてこの部分にめねじ(5d)が形成されている。第１
冷媒流路(5) と第２冷媒流路(6) との間に両流路(5)(6)
を連通させ、かつ感温筒挿入孔(7) と同軸線上に位置す
る弁棒挿入孔(9) が形成されている。弁棒挿入孔(9) の
上部は大径部となされている。
【００１４】そして、感温筒挿入孔(7) から感温筒(10)
および感温筒(10)の先端に取り付けられた弁棒(12)が挿
入され、弁棒(12)が弁棒挿入孔(9) 、低圧冷媒流出路(5
a)および連通路(5c)を貫通してこの先端が高圧冷媒流入
路(5b)内に位置し、かつ感温筒(10)の上端に設けられた
ダイアフラム(13)がブロック(1) 外に位置している。弁
棒(12)の先端には、球弁(14)が取り付けられ、球弁(14)
の下方に位置した調整ばね(15)およびめねじ(5d)にねじ
合わされた調整ねじ(16)により弁開度が調整されるよう
になされている。
【００１５】パイプ接続装置は、前端部の外周に環状突
起(20a) が形成せられて環状突起(20a) より前端側が膨
張弁の各冷媒流路(5)(6)の受口にそれぞれ挿入される大
小２個の接続パイプ(20)と、前方から見てＣ字状をなす
基部(21a) および基部(21a)の後端部かつ基部(21a) の
開口部付近にそれぞれ１つずつ計２個形成された円弧状
内方突起(21b) を有する大小２個のストッパ(21)と、そ
れぞれ前部が大、後部が小となされた前後方向にのびて
いる上下２個の大小の段付き貫通孔(22a) を有している
略直方体状ストッパホルダ(22)とを備えている。
【００１６】なお、上記の接続パイプ(20)、ストッパ(2
1)およびストッパホルダ(22)の貫通孔(22a) は、それぞ
れ大きさは異なるが同一形状であり、以下において同一
符号を付して説明する。
【００１７】接続パイプ(20)の環状突起(20a) の前側に
は環状溝が形成されており、この溝にＯリング(29)が嵌
め入れられている。
【００１８】ストッパ(21)は、例えば合成樹脂等の弾性
を有する材料により製作されている。ストッパ(21)の円
弧状内方突起(21b) は、前面(24)、後面(25)および両面
(24)(25)の間に形成された後内向傾斜面(26)を有してい
る。なお、前面(24)と後面(25)とは、ブロック(1) の後
面と平行になされている。また、前面(24)とストッパ(2
1)の前端面との距離は、環状突起(20a) の厚さとほぼ同
様になされている。
【００１９】ストッパホルダ(22)の各貫通孔(22a) の後
部は接続される接続パイプ(20)の環状突起(20a) が通過
しかつストッパ(21)の径より小さい径を有する真円をな
し、前部は、後に詳しく述べるようにストッパ(21)が左
右に拡がりうるように、左右の径が長く、上下の径が短
い楕円形をなし、かつ短い方の径においても、ストッパ
(21)の基部(21a) の外径より大きくなされてストッパ(2
1)が貫通孔(22a) の前部に嵌め入れられるようになされ
ている。
【００２０】ストッパホルダ(22)の前面の左右端部に
は、前方突出壁状部(22c) が形成されている。前方突出
壁状部(22c) の前端内面に断面三角形状の内方突部(22
d) が設けられている。
【００２１】そして、Ｃ字状の基部(21a) の開口が下を
向いた状態で、ストッパホルダ(22)の内方突部(22d) が
膨張弁の溝(19)に嵌め入れられて下および上の貫通孔(2
2a)が膨張弁の各冷媒流路(5)(6)の受口に連通するよう
に、ストッパホルダ(22)のボルト挿通孔(28)を貫通して
膨張弁のねじ孔(8) にねじ込まれたボルト(27)によりス
トッパホルダ(22)が膨張弁に固定されている。
【００２２】なお、本実施形態のパイプ接続装置におい
ては、ストッパ(21)の長さは、貫通孔(22a) の前部の長
さと等しく、上記のように膨張弁にストッパホルダ(22)
が固定された状態においては、ストッパ(21)の前端面は
膨張弁の後面に当接しているとともにストッパ(21)の後
端面は貫通孔(22a) の段部に当接し、ストッパ(21)が前
後に移動することがないようになされている。また、ス
トッパ(21)が貫通孔(22a) の前部に位置した状態で、ス
トッパ(21)の外面上部と貫通孔(22a) の内面上部との間
には、間隔があくようになされている。
【００２３】このようにして膨張弁に固定されたストッ
パホルダ(22)の貫通孔(22a) の後部から接続パイプ(20)
を挿入する。
【００２４】接続パイプ(20)が貫通孔(22a) から受口に
嵌め入れられるさいに、環状突起(20a) が円弧状内方突
起(21b) の傾斜面(26)に接しながら進むことによりスト
ッパ(21)が貫通孔(22a) の前部内で、円弧状内方突起(2
1b) の後面が貫通孔(22a) の段部に当たった状態で左右
に拡げられ、円弧状内方突起(21b) 同士の距離が大きく
なって環状突起(20a) が円弧状内方突起(21b) を通過す
る。そして接続パイプ(20)の前端側が受口に嵌め入れら
れたときに、ストッパ(21)が復元して環状突起(20a) に
円弧状内方突起(21b) の前面(24)が当たり、環状突起(2
0a) と円弧状内方突起(21b) とが、冷媒流路(5)(6)受口
縁すなわち膨張弁の後面と貫通孔(22a)の段部とにより
挟み付けられて接続パイプ(20)が膨張弁に固定され、か
つ接続パイプ(20)の前端部は、各冷媒流路(5)(6)に密に
嵌め入れられる。
【００２５】接続パイプ(20)を膨張弁から取り外すに
は、ボルト(27)を緩めてストッパホルダ(22)を膨張弁か
ら取り外せばよい。
【００２６】なお、上記実施形態においては、円弧状内
方突起(21b) は、ストッパ(21)の開口付近に１つずつ計
２個形成されているが、基部(21a) の全周にわたって１
つ形成してもよい。また、２個以上、例えば３個形成し
てもよい。
【００２７】そして、例えば、全周にわたって１つの円
弧状内方突起を形成した場合は、環状突起(20a) が円弧
状内方突起の傾斜面に接しながら進むことにより左右に
拡げられるとともに、ストッパが上方に移動して環状突
起(20a) が円弧状内方突起を通過する。
【００２８】図５および図６には、本発明における第２
の実施形態のパイプ接続装置が示されている。なお、以
下の説明において第１の実施形態に示されているものと
同一物および同一部分には同一符号を付して説明を省略
する。
【００２９】このパイプ接続装置においてはストッパ(5
1)は、Ｃ字状の基部(51a) および基部(51a) の後端から
前方にずれた位置かつ基部(51a) の開口部付近に形成さ
れた２個の円弧状内方突起(51b) を有している。円弧状
内方突起(51b) は、第１の実施形態のストッパ(21)の円
弧状内方突起(21b) と同形状をなし、前面(24)、後面(2
5)および後内向傾斜面(26)を有している。
【００３０】また、ストッパホルダ(52)の貫通孔(22a)
の段部には、円環状前方突部(22b)が形成されている。
なお、円環状前方突部(22b) の長さは、円弧状内方突起
(21b) が前方にずれた距離と同じになされている。
【００３１】このパイプ接続装置においては、ストッパ
(51)の基部(51a) の後部がストッパホルダの円環状前方
突部(22b) に嵌め被せられ、円環状前方突部(22b) の前
端面が、円弧状突起(51b) の後面(25)に当接した状態で
ストッパ(51)の位置が正確に決められる。
【００３２】そして、接続パイプ(20)を膨張弁に接続す
るさいには、ストッパ(51)が貫通孔(22a) の前部内にお
いて、円弧状内方突起(51b) の後面が円環状前方突部(2
2b)の前端面に当たった状態で左右に拡げられる。
【００３３】接続パイプ(20)の前端側が受口に嵌め入れ
られたときに、ストッパ(51)が復元して環状突起(20a)
に円弧状内方突起(51b) の前面が当たり、環状突起(20
a) と円弧状内方突起(51b) とが、冷媒流路(5)(6)受口
縁すなわち膨張弁の後面と円環状前方突部(22b) の前端
面とにより挟み付けられて接続パイプ(20)が膨張弁に固
定され、かつ接続パイプ(20)の前端部は、各冷媒流路
(5)(6)に密に嵌め入れられる。
【００３４】なお、上記第２の実施形態においては、円
環状前方突部(22b) の長さは、円弧状突起(51b) が前方
にずれた距離と同じになされて環状突起(20a) と円弧状
内方突起(51b) とが、膨張弁の後面と円環状前方突部(2
2b) の前端面とにより挟み付けられるように、すなわち
円弧状突起(51b) が環状突起(20a) 後面と円環状前方突
部(22b) の前端面とにより挟み付けられるようになされ
ているが、円環状前方突部(22b) の長さを円弧状突起(5
1b) が前方にずれた距離より短くし、ストッパ(51)の円
弧状突起(51b) の前面(24)が環状突起(20a) の後面に当
たり、基部(51a) の後端面が貫通孔(22a) の段部に当た
り、ストッパ(51)が、環状突起(20a) とストッパホルダ
(22)とにより挟み付けられるようにしてもよい。
【００３５】次に、図７〜図９を参照して本発明の第３
の実施形態について説明する。
【００３６】この実施形態においては、第１および第２
の実施形態と同じ接続パイプ(20)と、上下２個の大小の
貫通孔(30a) を有する接続装置本体(30)と、上下２個の
大小の貫通孔(31a) を有する略直方体状装置本体ホルダ
(31)とを備えている。
【００３７】接続装置本体(30)の貫通孔(30a) は方形状
をなし、これの内側に設けられた上下２個の係止部(30
b) および上の係止部(30b) と貫通孔(30a) の上面との
間ならびに下の係止部(30b) と貫通孔(30a) の下面との
間にそれぞれ２個ずつ設けられたばね部(30c) とを有し
ている。係止部(30b) の後端面は、接続装置本体(30)の
後面と面一になされている。
【００３８】各係止部(30b) は、先端が互いに対向して
いるとともに先端が前方から見て円弧状をなしている。
また、先端側にそれぞれ前向面(35)および後内向傾斜面
(36)が形成されている。前向面(35)は、ブロック(1) の
後面と平行になされているさらに、前向面(35)の基部側
に、前方突部(35a) が形成されている。
【００３９】ばね部(30c) は、これの高さの中程に前方
に開口したＵ字状部が形成されて上下方向に伸び縮みす
るようになされている。
【００４０】装置本体ホルダ(31)の前面の左右端部に
は、それぞれ前方に突出した板状部(31c) が形成されて
いる。板状部(31c) の前端内面に断面三角形状の内方突
部(31d) が設けられている。
【００４１】そして、装置本体(30)が膨張弁と装置本体
ホルダ(31)との間に位置するようにかつ貫通孔(30a)(31
a)が連通するととも各冷媒流路(5)(6)の受口に貫通孔(3
0a)が連通するように、装置本体ホルダ(31)が、ホルダ
(31)のボルト挿通孔(39)および装置本体(30)のボルト挿
通孔(38)を貫通して膨張弁のねじ孔(8) にねじ込まれた
ボルト(27)によって膨張弁に固定されている。
【００４２】このようにして膨張弁に固定された装置本
体ホルダ(31)の貫通孔(31a) の後部から接続パイプ(20)
を挿入する。接続パイプ(20)が装置本体(30)の貫通孔(3
0a)から各冷媒流路(5)(6)の受口に嵌め入れられるさい
に、環状突起(20a) が傾斜面(36)に接しながら進むこと
により係止部(30b) が外方に移動させられ、接続パイプ
(20)の環状突起(20a) が係止部(30b) 間を通過する。そ
して、パイプ(20)の前端側が受口に嵌め入れられたとき
に、ばね部(30c) により係止部(30b) が内方に移動させ
られて環状突起(20a) が受口縁と係止部(30b) の前向面
(35)との間に固定状に位置する。このとき、係止部(30
b) の後端面は、ホルダ(31)の前面に当接している。
【００４３】なお、第３の実施形態において、接続装置
本体は、合成樹脂などにより一体に形成してもよいし、
係止部およびばね部をそれぞれ別に製作した後に貫通孔
の内面に固定するようにしてもよい。また、ばね部の形
状は、上記のものに限らない。
【００４４】次に、図１０および図１１を参照して本発
明の第４の実施形態について説明する。これは、蒸発器
に、冷媒供給管を膨張弁を介してかつ冷媒排出管を接続
する場合に本発明のパイプ接続装置を適用したものであ
る。
【００４５】蒸発器は、偏平管(41)と、隣り合う偏平管
(41)同士の間に配されたコルゲートフィン(42)と、入口
側ヘッダに接続された冷媒導入管(40)と、出口側ヘッダ
に接続された冷媒排出管(44)とを備えている。
【００４６】冷媒導入管(40)は、膨張弁(45)の出口部に
接続されている。また、膨張弁(45)の入口部には、冷媒
供給管(46)の一端が接続され、冷媒供給管(46)の他端
が、管接続用ブロック(47)の第１接続孔(47a) に接続さ
れている。管接続用ブロック(47)の第２接続孔(47b) に
は、冷媒排出管(44)が接続されている。
【００４７】この実施形態においては、管接続用ブロッ
ク(47)の各接続孔(47a)(47b)の後部が受口となされてい
る。
【００４８】そして、このブロック(47)に、第２の実施
形態と同じようにしてストッパ(21)を保持したストッパ
ホルダ(22)が固定され、接続パイプ(20)が接続できるよ
うになされている。
【００４９】
【発明の効果】本発明のパイプ接続装置によれば、接続
パイプの前端側が受口に嵌め入れられたときに、ストッ
パが復元して環状突起に円弧状内方突起の前面が当た
り、環状突起と円弧状内方突起とが、受口縁とストッパ
ホルダとにより挟み付けられるので、または、接続パイ
プの環状突起が係止部を通過して前端側が受口に嵌め入
れられたときに、ばね部により係止部が内方に移動させ
られて環状突起が受口縁と係止部の前面との間に固定状
に位置するので、パイプを接続するさいに、専用工具が
必要でなく、限られたスペースにおいても作業性がよく
作業時間を短縮することができる。また、パイプ接続装
置は、簡単な構成からなるので安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態のパイプ接続装置の概
略斜視図である。
【図２】同パイプ接続装置を膨張弁に取り付ける前の断
面図である。
【図３】同パイプ接続装置を膨張弁に取り付けかつパイ
プを接続したときの断面図である。
【図４】図３におけるIV-IV 線に沿う断面図である。
【図５】本発明の第２の実施形態のパイプ接続装置の概
略斜視図である。
【図６】同パイプ接続装置における図４相当の図であ
る。
【図７】本発明の第３の実施形態のパイプ接続装置の概
略斜視図である。
【図８】同パイプ接続装置を膨張弁に取り付けかつパイ
プを接続したときの断面図である。
【図９】図８におけるIX-IX 線に沿う断面図である。
【図１０】本発明の第４の実施形態のパイプ接続装置の
概略図である。
【図１１】同パイプ接続装置の要部拡大図である。
【符号の説明】
(1) 物品（膨張弁） (5)(6) 流体流路（第１、第２冷媒流路） (20) 接続パイプ (20a) 環状突起 (21) ストッパ (21a) 基部 (21b) 円弧状内方突起 (22) ストッパホルダ (22a) 段付き貫通孔 (22b) 円環状前方突部 (24) 円弧状内方突起の前面 (25) 円弧状内方突起の後面 (26) 円弧状内方突起の後内向傾斜面 (30) 接続装置本体 (30a) 貫通孔 (30b) 係止部 (30c) ばね部 (36) 後内向傾斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 流体流路と連通している受口が開口した
    物品に接続パイプを接続するパイプ接続装置であって、
    前端部の外周に環状突起が形成せられて環状突起より前
    端側が受口に挿入される接続パイプと、前方から見てＣ
    字状をなす基部および１または２以上の円弧状内方突起
    を有するストッパと、前部が大、後部が小となされた段
    付き貫通孔を有しているストッパホルダとを備えてお
    り、ストッパが段付き貫通孔の前部に入れられた状態に
    おいてストッパホルダはこれの貫通孔が受口に連通する
    ように物品に固定され、接続パイプが貫通孔から受口に
    嵌め入れられるさいに、環状突起が円弧状内方突起の傾
    斜面に接しながら進むことによりストッパが貫通孔の前
    部内で拡げられ、環状突起が円弧状内方突起を通過して
    接続パイプの前端側が受口に嵌め入れられたときに、ス
    トッパが復元して環状突起に円弧状内方突起の前面が当
    たり、環状突起とストッパとが、受口縁とストッパホル
    ダとにより挟み付けられるパイプ接続装置。
  2. 【請求項２】 円弧状内方突起が、基部の後端から前方
    にずれた位置に形成され、ストッパホルダの貫通孔の段
    部に円環状前方突部が形成され、ストッパの基部の後部
    がストッパホルダの円環状前方突部に嵌め被せられるよ
    うになされており、ストッパが貫通孔の前部内で拡げら
    れるさいに、円弧状内方突起の後面が円環状前方突部の
    前端面に当たっているようになされている請求項１記載
    のパイプ接続装置。
  3. 【請求項３】 流体流路と連通している受口が開口した
    物品に接続パイプを接続するパイプ接続装置であって、
    前端部の外周に環状突起が形成せられて環状突起より前
    端側が受口に挿入される接続パイプと、貫通孔、貫通孔
    の内側に配された複数の係止部および係止部と貫通孔の
    内周面との間に設けられたばね部を有する接続装置本体
    とを備えており、各係止部は、先端が前方から見て円弧
    状をなしかつ後内向傾斜面を有し、接続装置本体は、こ
    れの貫通孔が受口に連通するように物品に固定され、接
    続パイプが貫通孔から受口に嵌め入れられるさいに、環
    状突起が係止部の傾斜面に接しながら進むことにより係
    止部が外方に移動させられ、接続パイプの環状突起が係
    止部を通過して前端側が受口に嵌め入れられたときに、
    ばね部により係止部が内方に移動させられて環状突起が
    受口縁と係止部との間に固定状に位置するパイプ接続装
    置。
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