JPH1182049A - 内燃機関の補機取り付け構造 - Google Patents
内燃機関の補機取り付け構造Info
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- JPH1182049A JPH1182049A JP24877397A JP24877397A JPH1182049A JP H1182049 A JPH1182049 A JP H1182049A JP 24877397 A JP24877397 A JP 24877397A JP 24877397 A JP24877397 A JP 24877397A JP H1182049 A JPH1182049 A JP H1182049A
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- combustion engine
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
に、部品数の削減を図ることを可能にする。 【解決手段】オイルパン22の側壁部54には、第1お
よび第2ベアリングキャップ部42a、42bの延長上
に位置して第1補機取り付け部56が設けられるととも
に、第3ベアリングキャップ部42cの延長上に位置し
て第2補機取り付け部58が設けられる。第1補機取り
付け部56にコンプレッサ48が固定され、第2補機取
り付け部58にオイルフィルタ50が取り付けられる。
Description
と、クランクシャフトを支持するベアリングキャップ部
を一体的に形成したオイルパンまたはロアブロックとを
備える内燃機関に、補機を取り付けるための補機取り付
け構造に関する。
では、このエンジンを構成するシリンダブロックやオイ
ルパンに、コンプレッサやオイルフィルタ等の各種補機
が取り付けられている。その際、補機自体の振動の発生
を阻止するために、前記補機を確実に取り付ける必要が
ある。
公報に開示されているエンジンの補機取り付け構造が知
られている。この従来技術では、オイルパン端部とクラ
ッチハウジングとを接続する一方、エンジン補機を取り
付けるための補機取り付けブラケットを上記オイルパン
とシリンダブロックとに跨って固設している。
従来技術では、補機取り付けブラケットが取り付けられ
るオイルパンおよびシリンダブロックの側壁部は、比較
的薄肉状に構成されている。従って、オイルパンおよび
シリンダブロックの側壁部は、補機を確実に取り付ける
ために十分な剛性を確保することができないという問題
が指摘されている。しかも、専用の補機取り付けブラケ
ットが使用されるため、部品数が増加してしまうという
問題がある。
あり、補機の取り付け剛性を有効に向上させるととも
に、部品数の削減を図ることが可能な内燃機関の補機取
り付け構造を提供することを目的とする。
めに、本発明に係る内燃機関の補機取り付け構造では、
クランクシャフトを支持するベアリングキャップ部を一
体的に形成したオイルパンまたはロアブロックが、前記
ベアリングキャップ部に連なる側壁部外面に、該ベアリ
ングキャップ部の延長上に位置して補機取り付け部を備
えている。このため、補機取り付け部は、ベアリングキ
ャップ部により補強されており、補機の取り付け剛性が
有効に向上する。しかも、専用の補機取り付けブラケッ
トが不要になり、部品数を削減することができる。
壁部外面には、補機を収容するための凹部が形成されて
いる。従って、内燃機関全体の小型化が容易に遂行可能
になるとともに、補機が補機取り付け部から外方にさほ
ど突出することがなく、前記補機の取り付け剛性が向上
する。その際、凹部には、複数の補機取り付け部間を連
結する補強用リブが形成されるため、前記凹部自体の剛
性を確保することができる。
フトの軸方向に隣り合う2つのベアリングキャップ部に
跨って設けられている。これにより、補機の取り付け剛
性がさらに向上するとともに、補機が取り付けられる
際、各ベアリングキャップ部自体の剛性が向上し、クラ
ンクシャフトの支持剛性が有効に向上する。
て、シリンダブロックとオイルパンまたはロアブロック
との接合面には、前記オイルフィルタに連通するオイル
通路が形成されている。このため、オイルフィルタの取
り付け剛性を確保するとともに、オイル通路構成の簡素
化が可能になる。
補機取り付け構造が採用されるハイブリット車両Vの概
略を示す。
ンを燃焼させることにより、駆動力を発生させる内燃エ
ンジン(内燃機関)Eと、電力によって駆動力を発生さ
せる一方、電力の回生が可能なアシスト用モータジェネ
レータMと、フライホイールを含むクラッチ機構Cと、
前記駆動力を切り替えて駆動軸10に伝達するトランス
ミッションTとを備える。
12によって駆動制御されるものであり、このモータ駆
動回路12には、第1蓄電器13と、ダウンバータ14
を介して電力を蓄積する第2蓄電器15とが接続され
る。第1蓄電器13は、高圧系の電力を供給/充電す
る、例えば、キャパシタである。ハイブリッド車両V
は、マネージメント制御回路16を有し、このマネージ
メント制御回路16には、モータ駆動回路12を介して
モータジェネレータMを制御するモータ制御回路17
と、内燃エンジンEを制御するエンジン制御回路18と
が接続される。
ンEは3気筒からなり、オイルパン22とシリンダブロ
ック24とシリンダヘッド26とヘッドカバー27とを
備え、前記オイルパン22および前記シリンダヘッド2
6間にクランクシャフト28が軸支される。
0a〜30dと、クランクピン32a〜32cと、カウ
ンタウエイト34a〜34fとにより構成されている。
クランクピン32a〜32cには、コンロッド36a〜
36cの大端部が連結されるとともに、このコンロッド
36a〜36cの小端部には、シリンダブロック24の
シリンダボア38a〜38cに摺動自在に嵌合するピス
トン40a〜40cが連結される。
22には、第1〜第3ベアリングキャップ部42a〜4
2cが一体的に設けられる。第1〜第3ベアリングキャ
ップ部42a〜42cは、クランクシャフト28の軸線
に(矢印A方向)直交する方向(矢印B方向)に延在し
て壁部として構成される。第1〜第3ベアリングキャッ
プ部42a〜42cの上面には、シリンダブロック24
の下部に設けられた半円状の上側軸受け部44a〜44
cと協働してクランクシャフト28のジャーナル部30
a〜30cを回転自在に支持する半円状の下側軸受け部
46a〜46cが形成される。
用コンプレッサ48およびオイルフィルタ50を取り付
けるための本実施形態に係る補機取り付け構造52が設
けられる。図4に示すように、オイルパン22の第1〜
第3ベアリングキャップ部42a〜42cに連なる一方
の側壁部54の外面には、前記第1および第2ベアリン
グキャップ部42a、42bの延長上に位置して第1補
機取り付け部56が設けられるとともに、前記第3ベア
リングキャップ部42cの延長上に位置して第2補機取
り付け部58が設けられる。
部56に対応してコンプレッサ48を収容するための凹
部60が形成される。第1補機取り付け部56は、第1
ベアリングキャップ部42aの延長上に位置して設けら
れる第1および第2ねじ孔62a、62bと、第2ベア
リングキャップ部42bの延長上に位置して設けられる
第3および第4ねじ孔62c、62dとを備える。
間、この第2ねじ孔62bと第3ねじ孔62cとの間、
この第3ねじ孔62cと第4ねじ孔62dとの間、およ
び、この第4ねじ孔62dと前記第1ねじ孔62aとの
間には、それぞれ補強用リブ64が形成され、前記第1
ねじ孔62aと前記第3ねじ孔62cとの間を連結して
補強用リブ66が形成される。
62a〜62dに対応してボルト挿通用円筒部68a〜
68dが設けられ、この円筒部68a〜68dに挿入さ
れるボルト70の先端が、前記第1〜第4ねじ孔62a
〜62dにねじ込まれる。コンプレッサ48は、図2お
よび図5に示すように、クランクシャフト28に軸着さ
れたプーリ72に装着されるベルト74を介して回転駆
動される。
り付け部58は、第3ベアリングキャップ部42cの延
長上に位置して設けられるねじ孔76を備える。側壁部
54には、ねじ孔76に近接して給油路78が開放して
おり、この給油路78は、オイルパン22内のオイルを
図示しないオイルポンプを介してオイルフィルタ50に
供給するための通路である。
ルフィルタ50を通って浄化されたオイルを供給するた
めの給油路80が形成され、この給油路80が、シリン
ダブロック24とオイルパン22との接合面に設けられ
るメインギャラリー(オイル通路)82に連通する。メ
インギャラリー82の外方側端部には、漏れたオイルを
収容するための受け溝83が連通する。メインギャラリ
ー82の内方側端部には、シリンダブロック24とオイ
ルパン22との間に形成された通路84が連通し、この
通路84を介してシリンダブロック系およびシリンダヘ
ッド系にオイルが分流される。
ト28の軸方向に延在した後にクランクシャフト28の
ジャーナル部30a〜30dにオイルを供給するための
各凹部86およびピストン40a〜40cにオイルを供
給するオイルジェット(図示せず)に連通する。通路8
4は、さらにシリンダヘッド26、シリンダブロック2
4および第1〜第3ベアリングキャップ部42a〜42
cを一体的に連結するための通しボルト88の周囲に設
けられた通路90を介して前記シリンダヘッド26側の
潤滑部に連通する。
側には、クランクシャフト28に、直接、ロータが接続
されたモータジェネレータMが連結され、このモータジ
ェネレータMのロータには、クラッチ機構Cを構成する
ディスク状のフライホイール(図示せず)が固定され
る。クラッチ機構Cの出力側には、トランスミッション
Tが装着され、このトランスミッションTは、本実施形
態ではMTを用いているが、ATを採用してもよい。
機取り付け構造52の動作について以下に説明する。
エンジンEが駆動されると、クランクシャフト28が回
転し、このクランクシャフト28にプーリ72およびベ
ルト74を介して係合するコンプレッサ48が駆動され
る。一方、図示しないオイルポンプの作用下に、オイル
パン22内のオイルが給油路78からオイルフィルタ5
0内に導入されて浄化された後、給油路80からメイン
ギャラリー82に導入される。
介して凹部86から第1〜第3ベアリングキャップ部4
2a〜42cとジャーナル部30a〜30dに供給され
るとともに、コンロッド36a〜36cに形成されたオ
イルジェットやシリンダブロック24に取り付けられた
オイルジェット等を介してピストン40a〜40cにオ
イルが噴出される。一方、通しボルト88の周囲に形成
された通路90からシリンダヘッド26にオイルが供給
され、種々の摺動部にこのオイルが供給された後、オイ
ルパン22に戻される。
ェネレータM、クラッチ機構Cおよびトランスミッショ
ンTを介して駆動軸10に伝達される。その際、モータ
ジェネレータMが駆動されて、内燃エンジンEによる駆
動力に対するアシスト力を発生させることができる。
4に示すように、エンジン補機であるコンプレッサ48
が、オイルパン22の側壁部54の外面に設けられた第
1補機取り付け部56にボルト70を介して、直接、装
着されている。この第1補機取り付け部56では、ボル
ト70がねじ込まれる第1および第2ねじ孔62a、6
2bが第1ベアリングキャップ部42aの延長上に位置
して設けられるとともに、第3および第4ねじ孔62
c、62dが第2ベアリングキャップ部42bの延長上
に位置して設けられている。
および第2ベアリングキャップ部42a、42bにより
クランクシャフト28の軸方向に交差する方向(矢印B
方向)に対し十分に補強されることになり、コンプレッ
サ48の取り付け剛性が大幅に向上するという効果が得
られる。
ルト70を介してコンプレッサ48が、直接、取り付け
られるため、例えば、専用の補機取り付けブラケットが
不要になり、部品数の削減が可能になる。
に、オイルパン22の側壁部54の外面に対し第3ベア
リングキャップ部42cの延長上に位置して設けられて
いる。このため、オイルフィルタ50を第2補機取り付
け部58を構成するねじ孔76にねじ込むだけで、この
オイルフィルタ50は、第3ベアリングキャップ部42
cを介して強固に保持される。これにより、第2補機取
り付け部58の剛性が有効に向上し、かつ部品数の削減
が容易に遂行される。
コンプレッサ48が取り付けられる部位に対応して凹部
60が設けられている。このため、コンプレッサ48が
凹部60に配置された状態では、側壁部54の外方に前
記コンプレッサ48がさほど突出することがなく(図5
参照)、第1補機取り付け部56に作用する該コンプレ
ッサ48のモーメントが減少して、この第1補機取り付
け部56の剛性が有効に向上する。その際、凹部60に
は、補強用リブ64、66が形成されており、この凹部
60自体の剛性を確保し得るという利点がある。
は、コンプレッサ48がクランクシャフト28の軸方向
(矢印A方向)に隣り合う2つの第1および第2ベアリ
ングキャップ部42a、42bに跨がって取り付けられ
ている。従って、コンプレッサ48の取り付け剛性がさ
らに向上するとともに、このコンプレッサ48自体によ
って第1および第2ベアリングキャップ部42a、42
bの剛性が向上し、クランクシャフト28の支持剛性が
有効に向上するという効果が得られる。
ングキャップ部42a〜42cがオイルパン22に一体
的に形成されているが、これに限定されるものではな
い。例えば、第1〜第3ベアリングキャップ部42a〜
42cをロアブロック(図示せず)に一体的に設け、こ
のロアブロックにオイルパンを装着して構成し、前記ロ
アブロックに補機取り付け構造52を採用してもよい。
52がハイブリッド車両Vに組み込まれた内燃エンジン
Eに設けられているが、通常の内燃エンジン車両に適応
することも可能である。
補機取り付け構造では、ベアリングキャップ部を一体化
したオイルパンまたはロアブロックが、このベアリング
キャップ部に連なる側壁部外面に前記ベアリングキャッ
プ部の延長上に位置して補機取り付け部を設けているた
め、この補機取り付け部が、前記ベアリングキャップ部
によって有効に補強される。これにより、補機の取り付
け剛性が有効に向上するとともに、専用の補機取り付け
ブラケットが不要になり、部品数の削減が可能になる。
け構造が適用されるハイブリッド車両の概略説明図であ
る。
ンの縦断面説明図である。
る。
て切断した縦断面正面図である。
ロック 26…シリンダヘッド 28…クランクシ
ャフト 42a〜42c…ベアリングキャップ部 48…コンプレッサ 50…オイルフィ
ルタ 52…補機取り付け構造 54…側壁部 56、58…補機取り付け部 60…凹部 62a〜62d、76…ねじ孔 64、66…リブ 70…ボルト
Claims (5)
- 【請求項1】シリンダブロックと、クランクシャフトを
支持するベアリングキャップ部を一体的に形成したオイ
ルパンまたはロアブロックとを備える内燃機関に、補機
を取り付けるための補機取り付け構造であって、 前記オイルパンまたは前記ロアブロックは、前記ベアリ
ングキャップ部に連なる側壁部外面に、該ベアリングキ
ャップ部の延長上に位置して補機取り付け部を備えるこ
とを特徴とする内燃機関の補機取り付け構造。 - 【請求項2】請求項1記載の補機取り付け構造におい
て、前記オイルパンまたは前記ロアブロックの側壁部外
面には、前記補機を収容するための凹部が形成されるこ
とを特徴とする内燃機関の補機取り付け構造。 - 【請求項3】請求項2記載の補機取り付け構造におい
て、前記凹部には、複数の前記補機取り付け部間を連結
する補強用リブが形成されることを特徴とする内燃機関
の補機取り付け構造。 - 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項に記載の補
機取り付け構造において、前記補機取り付け部は、前記
クランクシャフトの軸方向に隣り合う2つの前記ベアリ
ングキャップ部に跨って設けられることを特徴とする内
燃機関の補機取り付け構造。 - 【請求項5】請求項1記載の補機取り付け構造におい
て、前記補機は、オイルフィルタであって、 前記シリンダブロックと前記オイルパンまたは前記ロア
ブロックとの接合面には、前記オイルフィルタに連通す
るオイル通路が形成されることを特徴とする内燃機関の
補機取り付け構造。
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JP24877397A JP4010347B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 内燃機関のコンプレッサ取り付け構造 |
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-
1997
- 1997-09-12 JP JP24877397A patent/JP4010347B2/ja not_active Expired - Fee Related
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