JPH1182023A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JPH1182023A
JPH1182023A JP25605897A JP25605897A JPH1182023A JP H1182023 A JPH1182023 A JP H1182023A JP 25605897 A JP25605897 A JP 25605897A JP 25605897 A JP25605897 A JP 25605897A JP H1182023 A JPH1182023 A JP H1182023A
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JP
Japan
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oil cooler
radiator
fixed
pipe
inflow
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Application number
JP25605897A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Sugiyama
和幸 杉山
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1182023A publication Critical patent/JPH1182023A/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0858Arrangement of component parts installed on superstructures not otherwise provided for, e.g. electric components, fenders, air-conditioning units
    • E02F9/0866Engine compartment, e.g. heat exchangers, exhaust filters, cooling devices, silencers, mufflers, position of hydraulic pumps in the engine compartment
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0833Improving access, e.g. for maintenance, steps for improving driver's access, handrails

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジエータとオイルクーラの洗浄作業を容易
にし、しかも、既存の部品を利用することで部品の増加
を抑制し、構成を簡略化する。 【解決手段】 オイルクーラ19に作動油を給排する配
管を利用し、オイルクーラ19に固着された流入継手2
2、流出継手28と、ラジエータ17側に固定され、こ
の流入継手22、流出継手28と回動可能に嵌合する固
定流入パイプ23、固定流出パイプ29とから回動支持
配管21,27を構成している。従って、ラジエータ1
7、オイルクーラ19を洗浄するときには、回動支持配
管21,27を中心(支点)にしてオイルクーラ19を
回動させることにより、ラジエータ17とオイルクーラ
19との間に大きなスペースを形成することができる。
また、作動油を給排する配管を利用しているから、蝶番
等の部品を省略できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエンジン冷
却水を冷却するラジエータ、作動油を冷却するオイルク
ーラ等を備えた油圧ショベル、油圧クレーンとして用い
て好適な建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等
の建設機械は、車体を構成するフレーム上に配設され油
圧ポンプの動力源となるエンジンと、該エンジンの回転
によって冷却風を発生する冷却ファンと、該冷却ファン
と対面して前記フレーム上に設けられエンジン冷却水を
冷却するラジエータとを備えている。
【0003】また、前記ラジエータの前面側には該ラジ
エータと対面して並行にオイルクーラが配設され、該オ
イルクーラは、油圧ポンプによって供給される作動油を
冷却するものである。
【0004】このように構成された従来技術による建設
機械では、エンジンによって油圧ポンプを駆動し、該油
圧ポンプから各種のアクチュエータに圧油を供給する。
また、このときにはエンジンによって冷却ファンが回転
し、ラジエータ、オイルクーラに冷却風が供給される。
これにより、ラジエータによってエンジン冷却水が冷却
され、オイルクーラによって作動油が冷却される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による建設機械では、ラジエータとオイルクーラ
を対面して並行に配設しているから、ラジエータとオイ
ルクーラとの間にスペースがなく、ラジエータ、オイル
クーラの対面側に塵埃等が付着した場合には、この塵埃
を容易に除去することができない。このため、ラジエー
タ、オイルクーラに塵埃が堆積することがあり、この場
合には、エンジンのオーバヒートや作動油の早期劣化が
生じるという問題がある。
【0006】そこで、ラジエータ、オイルクーラに付着
した塵埃を容易に除去できるようにしたものとして、例
えば実開平3−92525号公報に示すものがある。こ
の実開平3−92525号公報に示すものは、ラジエー
タとオイルクーラとの間に蝶番を設け、この蝶番により
ラジエータに対してオイルクーラを回動可能とし、洗浄
時には、オイルクーラを回動してラジエータから離すこ
とにより、ラジエータとオイルクーラとの間に付着した
塵埃を除去する構成となっている。
【0007】しかし、この構成では、オイルクーラを蝶
番によって回動可能に支持しているから、別途蝶番等が
必要になり、部品点数が増大する。しかも、オイルクー
ラが回動可能となっているから、該オイルクーラに作動
油を給排するための給排配管もオイルクーラの回動に応
じて移動するため、例えば、給排配管の途中等に可撓性
のホース等を取付ける必要があり、ホース、ホース止め
等の部品の増大によって組立作業性が低下するという問
題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、ラジエータとオイルク
ーラの洗浄作業を容易かつ確実に行なうことができ、し
かも、既存の部品を利用することで部品の増加を抑制で
きるようにした建設機械を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による建設機械
は、車体を構成するフレーム上に配設され油圧ポンプの
動力源となるエンジンと、該エンジンの回転によって冷
却風を発生する冷却ファンと、該冷却ファンと対面して
前記フレーム上に設けられエンジン冷却水を冷却するラ
ジエータとを備えている。
【0010】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記ラジエー
タの前面側に配設され、前記油圧ポンプによって供給さ
れる作動油を冷却するオイルクーラと、該オイルクーラ
に作動油を流入、流出させるために前記フレーム側に設
けられ、該オイルクーラの作動油流入口、流出口を用い
て該オイルクーラを回動可能に支持する回動支持配管と
を備えたことにある。
【0011】このように構成したことにより、エンジン
によって油圧ポンプを駆動すると、該油圧ポンプから各
種のアクチュエータに圧油が供給される。また、このと
きにはエンジンによって冷却ファンが回転され、この冷
却ファンによる冷却風がラジエータ、オイルクーラに供
給されるから、ラジエータによってエンジン冷却水が冷
却され、オイルクーラによって作動油が冷却される。
【0012】一方、ラジエータ、オイルクーラには塵埃
等が付着し易く、この塵埃を除去するために洗浄作業を
行なう。この場合には、オイルクーラの作動油流入口、
流出口と回動支持配管との支持部位を中心(支点)にし
てオイルクーラを回動させることにより、ラジエータと
オイルクーラとの間に大きなスペースを形成することが
でき、ラジエータ、オイルクーラの対向面側に付着した
塵埃を容易、かつ確実に除去することができる。
【0013】しかも、オイルクーラに作動油を流入、流
出させる配管を回動支持配管として利用し、この回動支
持配管によってオイルクーラを回動させているから、オ
イルクーラを回動させるための蝶番、オイルクーラの回
動を許容するためのホース等を廃止でき、構成を簡略化
することができる。
【0014】請求項2の発明は、回動支持配管を、オイ
ルクーラに作動油を給排するために前記オイルクーラの
幅方向の一側に位置して上,下位置に配設された流入
口,流出口と、前記フレーム側に位置して該流入口,流
出口を液密かつ回動可能に支持する固定流入配管,固定
流出配管とから構成したことにある。
【0015】このように構成したことにより、フレーム
側の固定流入配管,固定流出配管によって、オイルクー
ラ側の流入口,流出口を、上,下方向に支持するだけで
オイルクーラを回動可能に支持することができ、簡単な
構成でオイルクーラを回動可能とすることができる。
【0016】請求項3の発明は、オイルクーラの流入
口,流出口を、固定流入配管,固定流出配管と同軸に配
設されたほぼL字状の流入継手,流出継手として構成し
たことにある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械として油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図
7に従って詳細に説明する。
【0018】1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下
部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、該
上部旋回体2は、車体を構成する旋回フレーム3と、該
旋回フレーム3上に設けられた機械室4と、該機械室4
の前部左側に位置して旋回フレーム3上に設けられた運
転室5と、前記機械室4の後側に位置して後述するセン
タフレーム8,8の後部に支持されたカウンタウェイト
6とから大略構成され、旋回フレーム3の前部には土砂
等の掘削作業を行なうための作業装置7が設けられてい
る。
【0019】ここで、前記旋回フレーム3は、図2に示
す如く、該旋回フレーム3の中央部を前後方向に伸長し
た一対のセンタフレーム8,8と、該各センタフレーム
8の幅方向外側に離間して前後方向に伸長した一対のサ
イドフレーム9,9と、該各センタフレーム8と各サイ
ドフレーム9とを連結するために、幅方向に伸長して前
後方向に列設された複数本の張出しビーム10,10
(2本のみ図示)と、該張出しビーム10に固着され、
後述するラジエータ17を支持する支持フレーム11と
から大略構成されている。また、旋回フレーム3の上側
は機械室4を画成する建屋カバー12によって覆われ、
下側はアンダカバー13によって覆われている。
【0020】14は機械室4内に設けられ、各センタフ
レーム8上に搭載されたエンジンで、該エンジン14の
一側には駆動軸14Aの先端側に冷却ファン15が取付
けられ、他側には油圧ポンプ16が取付けられている。
ここで、前記冷却ファン15は、エンジン14によって
回転されることによりラジエータ17、オイルクーラ1
9に冷却風を供給するものである。また、前記油圧ポン
プ16は、エンジン14によって駆動されることによ
り、作動油タンク内の作動油を圧油として下部走行体
1、作業装置7等に設けられたアクチュエータ(いずれ
も図示せず)に供給するものである。
【0021】17は支持フレーム11上に設けられたラ
ジエータで、該ラジエータ17は、図3ないし図5に示
す如く、方形状の枠体17Aと、該枠体17A内に配設
され、配管と多数の放熱フィン(いずれも図示せず)等
からなる放熱部17Bと、該放熱部17Bの上側に左,
右方向に伸長して設けられたアッパータンク17Cと、
前記放熱部17Bの下側に左,右方向に伸長して設けら
れたロアタンク17Dとから大略構成されている。ま
た、枠体17Aの下端部には左,右に離間して支持ブラ
ケット17E,17Eが設けられ、該各支持ブラケット
17Eはボルト18によって支持フレーム11に固定さ
れている。
【0022】さらに、ラジエータ17には、アッパータ
ンク17C、ロアタンク17Dに給排配管等が接続さ
れ、該給排配管はエンジン14のウォータジャケット
(いずれも図示せず)に接続されている。これにより、
ラジエータ17は、給排配管を介して供給される冷却水
の熱を放熱部17Bから放出して冷却し、この冷却水を
エンジン14に戻すものである。
【0023】19はラジエータ17の前面側に該ラジエ
ータ17と並行に配設されたオイルクーラで、該オイル
クーラ19は、配管と多数の放熱フィン(いずれも図示
せず)等からなる方形状の放熱部19Aと、該放熱部1
9Aの上側に左,右方向に伸長して設けられたアッパー
タンク19Bと、前記放熱部19Aの下側に左,右方向
に伸長して設けられたロアタンク19Cとから大略構成
され、前記放熱部19Aの左,右方向両側には断面L字
状の取付板19D,19Dが固着されている。そして、
オイルクーラ19は、油圧ポンプ16によって作動油タ
ンクから各アクチュエータに供給される作動油の熱を放
熱部19Aから放出することにより、この作動油を冷却
するものである。
【0024】ここで、オイルクーラ19は、通常各取付
板19Dが複数本のボルト20,20,…によってラジ
エータ17の枠体17Aに固定されている。一方、ラジ
エータ17、オイルクーラ19の洗浄時には各ボルト2
0が取外され、ラジエータ17に対して離間が可能な自
由状態となる。
【0025】21はオイルクーラ19の上側に位置して
該オイルクーラ19に作動油を供給する流入側の回動支
持配管で、該回動支持配管21は、後述する流入継手2
2、固定流入パイプ23等から大略構成されている。
【0026】22はオイルクーラ19側に設けられ、該
オイルクーラ19の流入口をなす流入継手で、該流入継
手22は、一端がオイルクーラ19のアッパータンク1
9B側面に連通状態で固着され、他端側がL字状に屈曲
して下向きに開口している。また、流入継手22の他端
側は、図6に示すように縮径されて嵌合筒部22Aとな
り、該嵌合筒部22Aは固定支持パイプ23の嵌合穴2
3A内に回動可能に挿嵌されている。
【0027】23は旋回フレーム3側に設けられた固定
流入配管をなす固定流入パイプで、該固定流入パイプ2
3は、上流側が作動油タンクに接続され、下流側がオイ
ルクーラ19の側方で上向きにL字状に屈曲し、流入継
手22の嵌合筒部22Aと同軸に配置されている。ま
た、固定流入パイプ23の下流側には、流入継手22の
嵌合筒部22Aが回動可能に嵌合する嵌合穴23Aが拡
径して形成され、該嵌合穴23Aには、嵌合筒部22A
が回動するのを許すと共に、該嵌合筒部22Aとの間を
液密に保持するシール部材24が設けられている。さら
に、固定流入パイプ23は、ラジエータ17の枠体17
Aにパイプ止め25によって固定されている。
【0028】ここで、流入継手22の嵌合筒部22Aを
固定流入パイプ23の嵌合穴23Aに嵌合した状態で
は、該流入継手22と固定流入パイプ23との間でオイ
ルクーラ19を回動可能に支持する回動継手装置26を
構成している。
【0029】27はオイルクーラ19の下側に位置して
該オイルクーラ19によって冷却した作動油を作動油タ
ンクに戻す流出側の回動支持配管で、該回動支持配管2
7は、前述した流入側の回動支持配管21と同様に、嵌
合筒部28Aを有し、オイルクーラ19の流出口をなす
L字状に屈曲した流出継手28と、該流出継手28の嵌
合筒部28Aが回動可能に嵌合する嵌合穴29Aを有す
る固定流出パイプ29とから構成され、前記嵌合穴29
Aにはシール部材30が設けられている。そして、前記
流出継手28はオイルクーラ19のロアタンク19C側
面に連通状態で固着され、前記固定流出パイプ29はラ
ジエータ17、旋回フレーム3等にパイプ止め(図示せ
ず)によって固定されている。
【0030】ここで、流出継手28の嵌合筒部28Aを
固定流出パイプ29の嵌合穴29Aに嵌合した状態で
は、該流出継手28と固定流出パイプ29との間でオイ
ルクーラ19を回動可能に支持する回動継手装置31を
構成している。
【0031】このように回動支持配管21,27は、そ
の回動継手装置26,31が同軸上に配置され、オイル
クーラ19を当該回動継手装置26,31を中心(支
点)にして回動可能に支持している。従って、オイルク
ーラ19をラジエータ17に固定している各ボルト20
を取外し、オイルクーラ19を自由状態にしたときに
は、図5中に二点鎖線で示すように、回動継手装置2
6,31を支点にしてオイルクーラ19をラジエータ1
7に対して回動させることができる。
【0032】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次に、その作動について説明
する。
【0033】まず、エンジン14によって油圧ポンプ1
6を駆動することにより、該油圧ポンプ16から下部走
行体1、作業装置7等に設けられたアクチュエータに圧
油を供給し、下部走行体1を走行させたり、作業装置7
を俯仰動させて掘削作業を行なう。
【0034】また、エンジン14の運転時には冷却ファ
ン15が回転されるから、該冷却ファン15によって外
部の空気が建屋カバー12内に冷却風として吸込まれ、
この冷却風はオイルクーラ19、ラジエータ17に順次
供給される。これにより、流入側の回動支持配管21か
らオイルクーラ19のアッパータンク19Bに供給され
た作動油は、放熱部19Aを流通するときにその熱が冷
却風に放出され、冷却される。そして、冷却された作動
油は、ロアタンク19Cから流出側の回動支持配管27
を通って作動油タンクに戻される。また、エンジン14
からラジエータ17のアッパータンク17Cに供給され
る冷却水は、放熱部17Bを流通するときにその熱が冷
却風に放出され、冷却される。そして、冷却された冷却
水は、ロアタンク17Dからエンジン14に戻される。
【0035】一方、ラジエータ17、オイルクーラ19
に付着した塵埃等を洗浄する場合には、各ボルト20を
取外し、オイルクーラ19を自由状態にした後、図5に
二点鎖線で示すように、回動支持配管21,27の回動
継手装置26,31を中心(支点)にしてオイルクーラ
19をラジエータ17に対して回動させ、該ラジエータ
17との間に大きなスペースを形成する。
【0036】そして、このスペースからラジエータ1
7、オイルクーラ19にブラシをかけたり、スチーム洗
浄機(いずれも図示せず)を用いて洗浄を行なうことに
より、ラジエータ17、オイルクーラ19の対向面側を
容易、かつ確実に洗浄することができる。
【0037】また、洗浄作業が完了したら、オイルクー
ラ19を回動してラジエータ17に当接させ、この状態
で各ボルト20を締付けることにより、オイルクーラ1
9をラジエータ17に強固に固定することができる。
【0038】かくして、本実施の形態によれば、ラジエ
ータ17、オイルクーラ19の洗浄時には、回動支持配
管21,27を支点にして該オイルクーラ19を回動さ
せることができ、ラジエータ17とオイルクーラ19と
の間に大きなスペースを形成することができる。これに
より、ラジエータ17、オイルクーラ19を容易、かつ
確実に洗浄することができるから、洗浄作業時の作業性
を向上することができる。また、エンジン14のオーバ
ヒートや作動油の早期劣化を防止でき、信頼性を向上す
ることができる。
【0039】しかも、オイルクーラ19に作動油を給排
する回動支持配管21,27を利用して回動継手装置2
6,31を形成し、該回動継手装置26,31によって
オイルクーラ19を回動可能に支持しているから、別途
蝶番等を用いることなく、オイルクーラ19を回動させ
ることができ、部品点数を削減して組立作業性を向上す
ることができる。
【0040】また、オイルクーラ19側に接続された流
入継手22、流出継手28に嵌合筒部22A,28Aを
形成し、ラジエータ17(旋回フレーム3)側に固定さ
れた該固定流入パイプ23、固定流出パイプ29に嵌合
筒部22A,28Aが回動可能に嵌合する嵌合穴23
A,29Aを形成することにより、回動支持配管21,
27によってオイルクーラ19を回動可能に支持するこ
とができる。
【0041】このため、固定流入パイプ23に流入継手
22と、固定流出パイプ29に流出継手28を容易に組
付けることができる上に、オイルクーラ19を回動させ
た場合でも、パイプ23,29を固定状態のままで保持
することができるから、従来技術で必要であった可撓性
のホース等を省略することができ、部品の増大を抑えて
組立作業性を向上することができる。
【0042】さらに、嵌合筒部22A,28Aと嵌合穴
23A,29Aとの間をシール部材24,30によって
液密にシールしているから、作動油の漏洩を防止でき、
信頼性を向上することができる。
【0043】なお、実施の形態では、流入継手22をオ
イルクーラ19のアッパータンク19Bに固着し、流出
継手28をロアタンク19Cに固着し、該流入継手2
2、流出継手28に固定流入パイプ23、固定流出パイ
プ29を回動可能に接続した場合を例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限らず、例えば、図7に示す変形例
の如く、オイルクーラ19′のアッパータンク19
B′、ロアタンク19C′を左,右方向の一方に突出さ
せ、この突出部の下面に固定流入パイプ23′、固定流
出パイプ29′を回動可能に接続することにより回動支
持配管21′,27′を構成するようにしてもよく、こ
の場合には、流入継手22、流出継手28を廃止でき、
部品点数をさらに削減することができる。
【0044】また、実施の形態では、固定流入パイプ2
3をパイプ止め25によってラジエータ17に固定した
場合を例示したが、これに替えて、例えば固定流入パイ
プ23を旋回フレーム3等の他の場所に固定してもよ
い。
【0045】さらに、実施の形態では、建設機械として
油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに
限るものではなく、例えば油圧クレーン、ホイール式油
圧ショベル、ブルドーザ等の他の建設機械に適用しても
よい。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、ラジエータ、オイルクーラに付着した塵埃を除去
するために洗浄作業を行なう場合には、オイルクーラの
作動油流入口、流出口と回動支持配管との支持部位を中
心(支点)にしてオイルクーラを回動させることによ
り、ラジエータとオイルクーラとの間に大きなスペース
を形成することができ、ラジエータ、オイルクーラの対
向面側に付着した塵埃を容易、かつ確実に除去すること
ができ、洗浄作業時の作業性を向上することができる上
に、エンジンのオーバヒートや作動油の早期劣化を防止
でき、信頼性を向上することができる。
【0047】しかも、オイルクーラに作動油を流入、流
出させる配管を回動支持配管として利用し、この回動支
持配管によってオイルクーラを回動させることにより、
オイルクーラを回動させるための蝶番、オイルクーラの
回動を許容するためのホース等を廃止できるから、構成
を簡略化して部品点数を削減でき、組立時の作業性を向
上することができる。
【0048】請求項2の発明によれば、フレーム側の固
定流入配管、固定流出配管によってオイルクーラ側の流
入口,流出口を支持するだけでオイルクーラを回動可能
に支持することができるから、簡単な構成によってオイ
ルクーラを回動可能とすることができ、作業性や生産性
を向上することができる。
【0049】さらに、請求項3の発明によれば、オイル
クーラの流入口,流出口を、固定流入配管,固定流出配
管と同軸に配設されたほぼL字状の流入継手,流出継手
として構成したから、ラジエータの流入口,流出口であ
るL字状の継手を用いて回動支持配管を構成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される油圧ショベル
を示す全体図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向から見た断面図であ
る。
【図3】図2中のラジエータ、オイルクーラ、回動支持
配管等をエンジンの一部と共に拡大して示す要部拡大図
である。
【図4】図3に示すラジエータ、オイルクーラ、回動支
持配管の左側面図である。
【図5】図3に示すラジエータ、オイルクーラ、回動支
持配管の平面図である。
【図6】流入継手(流出継手)と固定流入パイプ(固定
流出パイプ)との嵌合状態を示す一部破断の要部拡大図
である。
【図7】本実施の形態の変形例を示す図4と同様位置の
左側面図である。
【符号の説明】
3 旋回フレーム 14 エンジン 15 冷却ファン 16 油圧ポンプ 17 ラジエータ 19,19′ オイルクーラ 21,21′,27,27′ 回動支持配管 22 流入継手 23,23′ 固定流入パイプ(固定流入配管) 28 流出継手 29,29′ 固定流出パイプ(固定流出配管)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02B 63/06 F02B 63/06 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体を構成するフレーム上に配設され油
    圧ポンプの動力源となるエンジンと、該エンジンの回転
    によって冷却風を発生する冷却ファンと、該冷却ファン
    と対面して前記フレーム上に設けられエンジン冷却水を
    冷却するラジエータとを備えた建設機械において、 前記ラジエータの前面側に配設され、前記油圧ポンプに
    よって供給される作動油を冷却するオイルクーラと、該
    オイルクーラに作動油を流入、流出させるために前記フ
    レーム側に設けられ、該オイルクーラの作動油流入口、
    流出口を用いて該オイルクーラを回動可能に支持する回
    動支持配管とを備えたことを特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記回動支持配管は、前記オイルクーラ
    に作動油を給排するために前記オイルクーラの幅方向の
    一側に位置して上,下位置に配設された流入口,流出口
    と、前記フレーム側に位置して該流入口,流出口を液密
    かつ回動可能に支持する固定流入配管,固定流出配管と
    から構成してなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 前記オイルクーラの流入口,流出口は、
    前記固定流入配管,固定流出配管と同軸に配設されたほ
    ぼL字状の流入継手,流出継手として構成してなる請求
    項1または2に記載の建設機械。
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