JPH1181636A - 床パネル固定具 - Google Patents

床パネル固定具

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JPH1181636A
JPH1181636A JP24266897A JP24266897A JPH1181636A JP H1181636 A JPH1181636 A JP H1181636A JP 24266897 A JP24266897 A JP 24266897A JP 24266897 A JP24266897 A JP 24266897A JP H1181636 A JPH1181636 A JP H1181636A
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Mikio Yamagishi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床パネルよりも上方に突出することが無く、
しかも床パネルを剥がす場合の労力が軽減される床パネ
ル固定具を提供すること。 【解決手段】 棒状部22とフック部材30とを備えた
床パネル固定具Yを用意する。フック部材30は回転自
在に軸支されている。このフック部材30、30を矢印
Rで示される方向に回転させて拡開させ、支持脚107
の上台座105上に載置する。フック部材30、30は
自重で縮閉し、その当接面33が上台座105の裏面に
当接して、床パネル固定具Yが支持脚と掛止される。棒
状部はグレーチング109の外枠119に設けられた外
枠切欠部121と係合する。これにより、床パネル固定
具Yを介して支持脚とグレーチング109とが固定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床パネルを支持機
構に固定するための床パネル固定具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工場用や大型コンピュータ用
のクリーンルームには、空調等の目的で、床フレーム等
の支持機構上に床パネルの一種であるグレーチングが敷
設された二重床が採用されている。この二重床では固定
具により床フレームにグレーチングが固定され、さらに
半導体製造設備やコンピュータ等の機器がグレーチング
に固定される。これにより、地震発生時の機器の転倒が
防止される。特に近年、震災による被害防止の気運が高
まっており、施工時には前述の固定がなされていなかっ
た既存のクリーンルームにおいても、床フレームとグレ
ーチングとを固定する改装作業が進められつつある。
【0003】グレーチングを床フレームに固定する従来
方法を、図6を参照しつつ説明する。コンクリート等の
床下地Gの上に、下台座101、支柱103及び上台座
105よりなる支持脚107が所定間隔を隔てて多数個
設置され、支持機構が構成される。この支持脚107の
上に、グレーチング109が敷設される。通常、一つの
支持脚107には、隣接する4枚のグレーチング109
のコーナー部分が載置されるが、図6では説明の便宜上
紙面垂直方向奥寄りの2枚のグレーチング109のコー
ナー部分が示されている。両グレーチング109、10
9のコーナー部分の上には環状の座金111が置かれ、
その座金111の中心から下方に止めネジ113が差し
込まれる。止めネジ113は両グレーチング109、1
09の間隙空間を通過して、下方の上台座105にねじ
込まれる。この座金111と止めネジ113とにより、
グレーチング109が支持脚107に固定される。
【0004】なお、支持脚107の上に縦横に床フレー
ム(図示されず)を張りめぐらせてこれら支持脚107
と床フレームとで支持機構を構成し、床フレームにグレ
ーチング109が固定される二重床もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の固定方法
では、座金111及び止めネジの上面はグレーチング1
09の上面よりもさらに上方に位置する。従って、座金
111等に作業者が躓いて危険である。また機器の傾き
を防ぐためには、座金111上に機器を設置することが
できない。しかも、既に機器が設置された既存のクリー
ンルームを改装して機器の脚部近傍のグレーチング10
9を固定しようとしても、機器の脚部が妨げとなって座
金111を設置することができない場合がある。さら
に、固定されたグレーチング109をメンテナンス等の
目的で剥がす場合には、いちいち工具で止めネジ113
を抜く必要があり、多大の労力を要するという問題があ
る。
【0006】本発明はこれらの問題に鑑みてなされたも
のであり、床パネルよりも上方に突出することが無く、
しかも床パネルを剥がす場合の労力が軽減される床パネ
ル固定具を提供することをの目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した問題を解決する
ためになされた本発明は、床パネルを支持機構に固定す
るための床パネル固定具において、その床パネル固定具
を支持機構に掛止する掛止手段と、床パネルに係合され
て床パネルの上方への移動を阻止するストッパーとを備
えており、その掛止手段が支持機構に掛止されることに
より床パネルが支持機構に固定され、掛止手段と支持機
構との掛止が解除されることにより床パネルと支持機構
との固定が解除されるように構成されており、隣接する
床パネル同士の間隙、又は床パネルに設けられた開口部
に配設されて用いられることを特徴とする床パネル固定
具、である(請求項1)。
【0008】この床パネル固定具は隣接する床パネル同
士の間隙、又は床パネルに設けられた開口部に配設され
て用いられるため、床パネル固定具の上面が床パネル上
面よりも上方に位置することがほとんどない。従って、
作業者が躓くことが無く、しかも床パネル固定具の上に
機器を設置することが可能となる。また、図6に示され
た従来例の座金を有していないので、既設の機器の脚部
近傍の床パネルにも適用できる。
【0009】また、掛止手段を備えており、その掛止手
段が支持脚等の支持機構に掛止されることにより床パネ
ルが支持機構に固定され、掛止手段と支持機構との掛止
が解除されることにより床パネルと支持機構との固定が
解除されるように構成されているので、床パネルと支持
機構との確実な固定を実現しつつ、必要に応じ容易に床
パネルを剥がすことができる。
【0010】この発明において、掛止手段を一端にて回
転自在に軸支された略J字状のフック部材とし、このフ
ック部材の回転・逆回転によりフック部材の他端が拡開
・縮閉するように床パネル固定具を構成すればよい(請
求項2)。こうすれば、フック部材を回転させてこのフ
ック部材の他端を拡開することにより容易に床パネル固
定具を取付及び取外することができ、またフック部材を
逆方向に回転させてこのフック部材の他端を縮閉するこ
とにより容易に床パネルを支持機構に固定することがで
きる。特に、フック部材を自重により他端が縮閉するよ
うに構成すれば、さらに容易に床パネルを支持機構に固
定することができる(請求項3)。
【0011】また、この発明においてフック部材の他端
の拡開を阻止する回転阻止手段を設ければ、振動等によ
りフック部材が回転してフック部材と支持機構との掛止
が解除されてしまうのを防ぐことができる(請求項
4)。
【0012】この発明において、ストッパーの着脱が自
在とされたホールド部材を設け、ストッパーがホールド
部材に係止されることにより床パネルが支持機構に固定
され、ストッパーとホールド部材との係止が解除される
ことにより床パネルと支持機構との固定が解除されるよ
うに構成すれば、さらに容易に床パネルを剥がすことが
できるようになる(請求項5)。
【0013】具体的には、ホールド部材にストッパーの
本体プレートの底面と当接するベースプレート坦面及び
このベースプレート坦面から下方に切り欠かれた切欠部
を設け、ストッパーに本体プレート、この本体プレート
と直交し床パネルに係合する棒状部及び本体プレートの
一端からほぼ垂下してホールド部材の切欠部にはめ込ま
れる挿入部を設け、棒状部をこの棒状部に上向き荷重が
かかった場合にストッパーに回転モーメントが発生する
ように本体プレートの他端寄りに取り付け、この回転モ
ーメントが発生した場合に、挿入部の表面と切欠部の表
面との当接箇所によりストッパーの回転が阻止されてス
トッパーの上昇が阻止され、ストッパーがホールド部材
に掛止されるように構成すればよい(請求項6)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明を
詳説する。
【0015】図1には本発明の一実施形態にかかる床パ
ネル固定具Yの分解斜視図が示されている。この床パネ
ル固定具Yは、ホールド部材10、左右一対のストッパ
ー20、掛止手段としての左右一対のフック部材30及
び前後一対のあて板40を備えている。
【0016】ホールド部材10は、主としてベースプレ
ート11から構成される。このベースプレート11に
は、断面略逆T字状の切欠部12が2箇所設けられてい
る。また、ベースプレート11の左右両側には、断面略
半円状の凹部13が設けられている。さらに、ベースプ
レート11の下側中央には、突起部14が形成されてい
る。
【0017】ストッパー20は、断面略逆T字状の本体
ブロック21と、この本体ブロック21の上側中央に設
けられて本体ブロック21と直交する棒状部22とから
構成される。本体ブロック21の外寸は、ホールド部材
10の切欠部12の内寸よりも若干小さめとされてい
る。棒状部22の前後方向の長さは、組上がった床パネ
ル固定具Yの前後方向の幅よりも大きく設定されてい
る。
【0018】フック部材30は断面略J字状である。フ
ック部材30の一端には軸支部31が設けられており、
この軸支部31にはピン穴32が穿設されている。ピン
穴32の内径は、後述するピン50の外径よりも大きく
されている。フック部材30の他端は平坦な当接面33
とされている。
【0019】あて板40は薄肉状であり、その左右方向
の長さはホールド部材10の左右方向の長さとほぼ同等
とされている。あて板40の上側には半円状の半円切欠
部41が2個ずつ形成されている。この半円切欠部41
の内寸は、ストッパー20の棒状部22の外寸よりも若
干大きくされている。あて板40の左右にはピン穴42
が穿設されている。
【0020】この床パネル固定具Yを組み立てるとき
は、まずホールド部材10の切欠部12にストッパー2
0が緩挿される。次に、ホールド部材10の凹部13に
フック部材30の軸支部31が載置される。次に、ホー
ルド部材10の前後からこのホールド部材10にあて板
40、40が当接される。そして、ピン50が前側のあ
て板40のピン穴42、フック部材30のピン穴32そ
して奥側のあて板40のピン穴42の順に貫通させら
れ、カシメ等の図示されない既知の手段により固定され
る。これにより、ストッパー20がホールド部材10に
固定されるとともに、フック部材30が軸支部31にて
回転自在に軸支される。
【0021】次に図2及び図3を参照しつつ、本床パネ
ル固定具Yを用いてグレーチング109を固定する方法
を説明する。図2はグレーチング109間に床パネル固
定具Yが設置されている様子が示された平面図であり、
図3は図2のA−A線に沿った一部断面図である。図3
において、支持脚107及びグレーチング109は図6
で示された従来例と同様のものである。グレーチング1
09は、多数の開口部115、この開口部の間に位置す
る中実部117及びグレーチング109の外周を形成す
る外枠119からなる。
【0022】本床パネル固定具Yを用いてグレーチング
109を固定するには、まず、支持脚107の上台座1
05の上に所定間隔を隔てグレーチング109を載置す
る。次に、指等で両方のフック部材30、30を図3中
矢印Rで示される方向に回転させてフック部材30、3
0を拡開させつつ、床パネル固定具Yを上台座105の
上に設置する。この際、上台座105の中心に穿設され
た中心穴(図示されず)にホールド部材10の突起部1
4(図1参照)を挿入することにより、床パネル固定具
Yの位置決めがなされる。もちろん、位置決めの必要が
ない場合は、中心穴及び突起部14を省略してもよい。
設置後、フック部材30、30から指を離すと、自重に
よりフック部材30、30は図3中矢印Rで示される方
向とは逆の方向に回転して縮閉する。そして、当接面3
3が上台座105の裏面に当接する。この結果、フック
部材30が支持脚107に掛止され、床パネル固定具Y
の上方への移動が阻止される。
【0023】一方、グレーチング109の外枠119に
は略半円状の外枠切欠部121が切り欠かれており、こ
の外枠切欠部121と床パネル固定具Yの棒状部22と
が係合する。そして、棒状部22によりグレーチング1
09の上方への移動が阻止される。これにより、床パネ
ル固定具Yを介して支持脚107とグレーチング109
との固定が容易に達成される。
【0024】グレーチング109を剥がす場合には、両
フック部材30、30を図3中矢印Rで示される方向に
回転して拡開させ、フック部材30と支持脚107との
掛止を解除し、床パネル固定具Yを取り外す。これによ
り、支持脚107と床パネル固定具Yとの固定が解除さ
れ、容易にグレーチング109を剥がすことができる。
【0025】なお、必ずしもグレーチング109の外枠
119に外枠切欠部121を切り欠く必要はないが、外
枠切欠部121を切り欠くことによりストッパー20の
位置を低くすることができ、床パネル固定具Yのグレー
チング109上面よりも上方への突出をほぼ防ぐことが
できるので好ましい。また、本床パネル固定具Yを隣接
するグレーチング109、109の間隙ではなく開口部
115内に配置して、グレーチング109の固定を行う
こともできる。この場合は、棒状部22と係合する切欠
部をグレーチング109の中実部117に設ければよ
い。
【0026】また、この実施形態では支持脚107のみ
で支持機構を構成し、支持脚107に床パネル固定具Y
を掛止させているが、支持脚107上に床フレーム(図
示されず)を張り渡してこの支持脚107と床フレーム
とで支持機構を構成し、この床フレームに床パネル固定
具Yを掛止してもよい。
【0027】本床パネル固定具Yには種々の材質の材料
が適用できるが、強度向上の観点から、鋼、ステンレス
鋼、銅合金、アルミニウム合金等の金属材料を用いるこ
とが好ましい。
【0028】図4には、本発明の他の実施形態にかかる
床パネル固定具Yのホールド部材10の一部とフック部
材30とが示されている。この床パネル固定具Yのスト
ッパー20、あて板40等の構成は図1に示された実施
形態と同様とされている。このフック部材30には第2
ピン穴34が穿設されており、この第2ピン穴34に挿
入されたピン(図示されず)により、回転阻止手段とし
てのまわり止め35が回転自在に軸支されている。この
床パネル固定具Yを着脱する際には、まわり止め35を
図4中想像線(二点鎖線)で示すように起立させた状態
で、図4中矢印Rで示される方向にフック部材30を回
転させ、拡開させる。
【0029】一方、フック部材30が支持脚107と掛
止した後は、まわり止め35を図4中実線で示されるよ
うに倒して先端部36をホールド部材10の壁面に当接
させる。こうすれば、フック部材30が図4中矢印Rで
示される方向に回転するのを阻止することができ、振動
等でフック部材30と支持脚107との掛止が解除され
てしまうのを防ぐことができる。
【0030】図5には、本発明の他の実施形態にかかる
床パネル固定具Yのホールド部材60、ストッパー70
及びフック部材30が示されている。フック部材30の
構成は、図1に示された床パネル固定具Yの場合と同様
である。この床パネル固定具Yも、図1に示された床パ
ネル固定具Yと同様のあて板40が設けられているが、
図5では説明の便宜上このあて板40が省略されてい
る。
【0031】ホールド部材60は、主としてベースプレ
ート61から構成される。このベースプレート61に
は、ストッパー70の底面と当接するベースプレート坦
面62と、このベースプレート坦面62から下方に切り
欠かれた切欠部63とが、それぞれ2箇所ずつ設けられ
ている。ベースプレート61の左右両側には、図1に示
された床パネル固定具Yと同様に、断面略半円状の凹部
64が設けられている。さらに、ベースプレート61の
下側中央には、図1に示された床パネル固定具Yと同様
の突起部14が形成されている。
【0032】ストッパー70は、主として本体プレート
71、挿入部72及び棒状部73からなる。挿入部72
は本体プレート71の一端(床パネル固定具Yの中央寄
りの端部。以下「第1端」という。)から斜め方向に垂
下される。棒状部73は本体プレート71の他端(以下
「第2端」という)寄りに、本体プレート71と直交し
て設けられる。棒状部73の長さは、床パネル固定具Y
の厚みよりも大きく設定されている。本体プレート71
の第2端は、第1端側から第2端側に向かって上向きに
傾斜する傾斜部74が設けられている。
【0033】ストッパー70の本体プレート71の底面
は、ホールド部材60のベースプレート坦面62と当接
している。ストッパー70の挿入部72は、ホールド部
材60の切欠部63にはめ込まれている。この状態で
は、棒状部73はグレーチング109の外枠切欠部12
1(図2参照)と係合されている。地震によりグレーチ
ング109が上方に剥がされようとする場合は、この棒
状部73には外枠切欠部121を介して上向きの荷重が
かかる。棒状部73は前述のように本体プレート71の
第2端寄りに設けられているので、棒状部73に上向き
荷重がかかった場合には、ストッパー70自体には矢印
Mで示された向きの回転モーメントが発生し、ストッパ
ー70が回転しようとする。しかし、挿入部72の表面
と切欠部63の表面との当接箇所P、Qがこの回転を阻
止し、結果として棒状部73の上昇が阻止される。従っ
て、グレーチング109の上方への移動が阻止され、グ
レーチング109が剥がれることがない。
【0034】なお、挿入部72及び切欠部63は、図5
に示されるように当接部Pがいわゆるアンダーカット状
となるような形状とされるのが好ましい。これにより、
棒状部73に上向き荷重がかかった場合のストッパー7
0の上昇が、より確実に阻止される。
【0035】前述のようにストッパー70には傾斜部7
4が設けられており、この傾斜部74とホールド部材6
0のベースプレート坦面62との間には間隙Kが生じて
いる。ストッパー70とホールド部材60との係止が解
除される際には、ストッパー70の本体プレート71の
第2端寄りが下方に押圧され、間隙Kが狭められる。こ
れによりストッパー70が矢印Mで示された方向と逆方
向に回転し、挿入部72が切欠部63から抜脱される。
こうしてストッパー70とホールド部材60との係止が
解除され、グレーチング109を剥がすことができるよ
うになる。
【0036】すなわち、本床パネル固定具Yでは、図1
に示された実施形態と同様のフック部材30と支持脚1
07との掛止の解除に加えて、ストッパー70とホール
ド部材60との係止の解除によっても、グレーチング1
09と支持脚07との固定を解除することができる。
【0037】この床パネル固定具Yにおいて、図4に示
された実施形態と同様のまわり止め35を設けてもよい
のはもちろんである。
【0038】以上、クリーンルームを例にとり本発明を
説明したが、本発明の床パネル固定具Yはクリーンルー
ムに限られず、あらゆる用途の二重床に適用可能であ
る。また、本発明の床パネル固定具Yによって固定され
る床パネルはグレーチング109には限られず、繊維強
化コンクリートパネル(いわゆるGRC)、アルミダイ
キャストパネル等の全ての床パネルに適用可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の床パネル
固定具は床パネルよりも上方に突出することがほとんど
無い。従って、作業者が躓くことがなく、床パネル固定
具の上方に機器を設置しても機器が傾くことがなく、し
かも既に機器が設置されている場合でもその機器の脚部
近傍に床パネル固定具を設置することができるようにな
る。さらに、本発明の床パネル固定具は必要に応じ容易
に支持機構から脱着できるので、容易に床パネルを剥が
すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態にかかる床パネル
固定具の分解斜視図である。
【図2】図2は、図1に示された床パネル固定具にてグ
レーチングが固定された様子が示された平面図である。
【図3】図3は、図1に示された床パネル固定具にてグ
レーチングが固定された様子が示された、正面方向から
見た一部断面図である。
【図4】図4は、本発明の他の実施形態にかかる床パネ
ル固定具が示された一部省略図である。
【図5】図5は、本発明のさらに他の実施形態にかかる
床パネル固定具が示された一部省略図である。
【図6】図6は、従来の床パネル固定方法が示された正
面図である。
【符号の説明】
Y・・・床パネル固定具 10、60・・・ホールド部材 20、70・・・ストッパー 22、73・・・棒状部 30・・・フック部材 35・・・まわり止め 40・・・あて板 50・・・ピン 62・・・ベースプレート坦面 63・・・切欠部 71・・・本体部レート 72・・・挿入部 P、Q・・・当接箇所 K・・・間隙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パネルを支持機構に固定するための床
    パネル固定具において、 その床パネル固定具を支持機構に掛止する掛止手段と、 床パネルに係合されて床パネルの上方への移動を阻止す
    るストッパーとを備えており、 その掛止手段が支持機構に掛止されることにより床パネ
    ルが支持機構に固定され、掛止手段と支持機構との掛止
    が解除されることにより床パネルと支持機構との固定が
    解除されるように構成されており、 隣接する床パネル同士の間隙、又は床パネルに設けられ
    た開口部に配設されて用いられることを特徴とする床パ
    ネル固定具。
  2. 【請求項2】 上記掛止手段が一端にて回転自在に軸支
    された略J字状のフック部材であり、このフック部材の
    回転・逆回転によりフック部材の他端が拡開・縮閉する
    ように構成された請求項1に記載の床パネル固定具。
  3. 【請求項3】 上記フック部材が、自重により他端が縮
    閉するように構成された請求項2に記載の床パネル固定
    具。
  4. 【請求項4】 上記フック部材の他端の拡開を阻止する
    回転阻止手段が設けられた請求項2又は3に記載の床パ
    ネル固定具。
  5. 【請求項5】 上記ストッパーの着脱が自在とされたホ
    ールド部材を備えており、 そのストッパーがホールド部材に係止されることにより
    床パネルが支持機構に固定され、ストッパーとホールド
    部材との係止が解除されることにより床パネルと支持機
    構との固定が解除されるように構成されている請求項1
    から4のいずれかに記載の床パネル固定具。
  6. 【請求項6】 上記ホールド部材は、ストッパーの底面
    と当接するベースプレート坦面と、このベースプレート
    坦面から下方に切り欠かれた切欠部とを備えており、 上記ストッパーは、本体プレート、この本体プレートと
    直交し床パネルに係合する棒状部及び本体プレートの一
    端からほぼ垂下してホールド部材の切欠部にはめ込まれ
    る挿入部を備えており、 上記棒状部は、この棒状部に上向き荷重がかかった場合
    にストッパーに回転モーメントが発生するように本体プ
    レートの他端寄りに取り付けられており、 上記回転モーメントが発生した場合に、挿入部の表面と
    切欠部の表面との当接箇所によりストッパーの回転が阻
    止されてストッパーの上昇が阻止され、ストッパーがホ
    ールド部材に係止されるように構成される請求項5に記
    載の床パネル固定具。
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