JP4005537B2 - 足場板用幅木 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築現場等で仮設される足場板に、その長手方向側縁部に沿って取り付けられる足場板用幅木に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
建築現場等における足場板上での高所作業では、作業者の手にしたボルト・ナット、金具類等の種々の施工用部品や工具類、足元に置いた各種資材や用具等を誤って落下させ、事故につながるという危険性が常に付きまとう。そこで、安全対策として、足場板の側縁部に添って幅木を取り付けることが行われているが、従来、足場板用幅木を足場板に取り付けるにあたって、足場板の幅木取付部位にボルト孔等を開けるなど足場板側に何らかの加工を施す必要があるため、在来の足場板をそのまま使用できない難点があり、また幅木取付部分の構成が複雑で、足場板への取り付けに手間がかかるという問題があった。
【0003】
本発明は、足場板側に何の加工も施す必要がなく、在来の足場板をそのまま使用できると共に、足場板への取付け及び取外しを簡単容易に行える足場板用幅木を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の足場板用幅木Aは、足場板1の側縁部5上に起立姿勢に配置される幅木本体4を有し、この幅木本体4の一端部には、足場用建枠の横材2を挟んでその両側に対向配置される両足場板1,1の対向端部上面に亘って支持される取付部材3を連結し、この取付部材3の中央部には、前記横材2を足場板掛止用フック8の内側面近傍位置で掴持する掴持手段9を設け、取付部材3の先端部には、幅木本体4の他端部を嵌挿する幅木本体端部嵌挿部11を設け、取付部材3の両端部には、各足場板1の外側端面6に支持されるアウトガイド10を設けてなる足場板用幅木であって、掴持手段9は、夫々下端部に掴持用フック部13を形成し、両掴持用フック部13,13が足場用建枠の横材2を掴持する閉鎖位置と横材2を開放する開放位置とに開閉自在に取付部材3に枢着された一対の掴持アーム12,12と、両掴持アーム12,12の両掴持用フック部13,13を閉鎖位置に付勢するバネ15,15と、両掴持アーム12,12の両掴持用フック部13,13を閉鎖位置に固定するロック手段16とからなることを特徴とする。
【0006】
請求項2は、請求項1に記載の足場板用幅木において、両掴持用フック部13,13の下端部には、両掴持用フック部13の下端部を上方から足場用建枠の横材2に押し当てることにより両掴持用フック部13,13をバネ15,15の付勢力に抗して開放させるように案内するテーパガイド17,17を設けてなることを特徴とする。
【0007】
請求項3は、請求項1又は2に記載の足場板用幅木において、ロック手段16は、掴持アーム12,12の枢着部14,14を挟んで掴持用フック部13,13と反対側の操作用端部18,18間で取付部材3に回転自在に取り付けられた略長円形の回転カム体19と、回転カム体19を回転操作する操作レバー20とからなるもので、回転カム体19をその長手方向が掴持アーム12と直交するように回転操作することにより、両操作用端部18,18の対向方向への揺動を阻止して両掴持用フック部13,13を閉鎖位置にロックし、その長手方向が掴持アーム12と平行するように回転操作することによってロック解除するようになっていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係る足場板用幅木Aについて図面を参照して説明すると、図1の(a)は足場板用幅木Aをその外面側から見た正面図、(b) は足場板用幅木Aの平面図、図2は幅木Aを足場板1に取り付けた状態を示す斜視図、図3は幅木Aを足場板1に取り付けた状態を外側から見た正面図である。図4の(a) は取付部材3の正面図、(b) は側面図、図5は取付部材3の平面図であり、また図6は取付部材3の一部縦断面正面図である。図2に概略示すように、足場板1には前後各端面7の左右両端部に足場板掛止用フック8,8が突設され、両フック8,8は足場用建枠(図示省略)の横材2に掛止されるようになっている。
【0009】
足場板用幅木Aは、足場板1の側縁部5上に起立姿勢に配置される幅木本体4を有する。この幅木本体4の一端部には、足場用建枠の横材2を挟んでその両側に対向配置される両足場板1,1の対向端部上面に亘って支持される取付部材3が連結され、この取付部材3の中央部には、足場用建枠の横材2を足場板掛止用フック8の内側面近傍位置で掴持する掴持手段9が設けられ、この掴持手段9を挟んで取付部材3の両端部には、各足場板1の外側端面6に支持されるアウトガイド10が設けられている。
【0010】
上記足場板用幅木Aの構造について更に詳しく説明すれば、取付部材3は、図1〜図5に示すように、平面視略コ字状の主体部3aと、この主体部3aの両端部に連設された端板部3b,3bとからなり、主体部3aは、中空状に形成されると共に、両側の端板部3b,3bに対して前方へ一段突き出るように形成されている。そして、主体部3a側に掴持手段9が設けられ、両端板部3b,3bに夫々幅木本体端部嵌挿部11が形成され、一方の端板部3bの幅木本体端部嵌挿部11に一つの足場板用幅木Aの幅木本体4の一端部が嵌挿されてボルト止めされ、他方の端板部3b(先端部側の端板部3b)の幅木本体端部嵌挿部11には他の足場板用幅木Aの幅木本体4の他端部が嵌挿されるようになっている。また各端板部3bの背面側外端部にアウトガイド10が端板部3bの下端から所要長さ突出するように固着されている。幅木本体端部嵌挿部11は、底部11a付きの溝形に形成されている。
【0011】
掴持手段9は、図6更には図7から分かるうよに、夫々下端部に掴持用フック部13を形成し、両掴持用フック部13,13が足場用建枠の横材2を掴持する閉鎖位置とその横材2を解放する開放位置とに開閉自在に枢軸14,14で取付部材3の主体部3aに枢着された一対の掴持アーム12,12と、両掴持アーム12,12の両掴持用フック部13,13を閉鎖位置に付勢するバネ15,15と、両掴持アーム12,12の両掴持用フック部13,13を閉鎖位置に固定するロック手段16とによって構成されるもので、バネ15は掴持アーム12の上端部と主体部3aとの間に介装されたコイルバネからなる。
【0012】
また両掴持用フック部13,13の夫々下端部には、図7から分かるように、両掴持用フック部13,13の下端部を上方より足場用建枠の横材2に押し当てることによって、閉鎖位置にある両掴持用フック部13,13をバネ15の付勢力に抗して開放させるように案内するテーパガイド17,17が形成されている。
【0013】
両掴持用フック部13,13を閉鎖位置に固定するロック手段16は、図4〜図6に示すように、掴持アーム12,12の枢着部である枢軸14,14を挟んで掴持用フック部13,13と反対側の操作用端部18,18間において取付部材3に回転自在に取り付けられた略長円形の回転カム体19と、この回転カム体19を回転操作する操作レバー20とからなるもので、回転カム体19をその長手方向が掴持アーム12と直交するように回転操作することにより、両操作用端部18,18の対向方向への揺動を阻止して両掴持用フック部13,13を閉鎖位置にロックし、その長手方向が掴持アーム12と平行するように回転操作することによってロック解除するようになっている。
【0014】
回転カム体19は、枢軸21によって取付部材3の主体部3aに回転自在に取り付けられている。回転カム体19を回転操作する操作レバー20は、主体部3aの正面側(足場板1への取付時に足場板1の内方に面する側)に配置されて、その基端部がビス22によって回転カム体19に一体的に連結されている。この操作レバー20は、その長手方向が回転カム体19の長手方向と一致するように回転カム体19に連結されている。従って、操作レバー20を回動して、図2の実線図示のように掴持アーム12の長手方向と直交する向き、即ち横向きに位置させると、回転カム体19はロック位置に設定され、また操作レバー20を掴持アーム12と平行する縦向きに位置させると、回転カム体19はロック解除位置に設定される。
【0015】
また、図2及び図4に示すように、取付部材3の主体部3aの正面側には、操作レバー20を横向き位置(回転カム体19のロック位置)に位置決めするための位置決めストッパー23が操作レバー20の回動中心部の左右両側に設けられている。この位置決めストッパー23は、主体部3aに取り付けられる取付板部23bと、この取付板部23bの下端部に直角に突設されたストッパー本体部23aとからなるもので、操作レバー20がストッパー本体部23aに当たることによって回転カム体19のロック位置に位置決めされることになる。
【0016】
位置決めストッパー23の取付板部23bには、操作レバー20に設けられた係合孔24が係合して操作レバー20を回転カム体19のロック位置に保持するための断面円弧状の係合突起25が突設されている。図1及び図2の(a) には、操作レバー20が位置決めストッパー23によって回転カム体19のロック位置に位置決めされていると共に、操作レバー20側の係合突起25とストッパー23側の係合孔24とによってその位置に保持されている状態を示す。
【0017】
また取付部材3の各端板部3bには、幅木本体端部嵌挿部11に幅木Aの端部を嵌挿してボルト止めするためのボルト挿通孔26が複数個設けられ、また幅木Aの一端部には端板部3bのボルト挿通孔26に対応する位置にボルト挿通孔(図示せず)が設けられている。しかして、幅木Aの一端部に取付部材3を連結するには、取付部材3の一端部側の幅木本体端部嵌挿部11に幅木Aの一端部を嵌挿して、端板部3b側のボルト挿通孔26と幅木A側のボルト挿通孔とに亘ってボルト28を挿通し、その挿通端部にナット29を螺合して締め付けることにより、取付部材3を連結固定して、一つの足場板用幅木Aとする。取付部材3の先端部側の端板部3bにある幅木本体端部嵌挿部11は、他の足場板用幅木Aにおける幅木本体4の他端部を嵌挿するものである。
【0018】
以上説明したように構成される足場板用幅木Aを足場板1に取り付けるには、図2及び図3に示すように、先ず、この幅木Aを、足場用建枠の横材2に架け渡された足場板1の側縁部5上に配置しながら、取付部材3の主体部3aに設けてある掴持手段9によって横材2を、足場板掛止用フック8の内側面近傍位置(図4の(b) 参照)で掴持すると共に、取付部材3の両端板部3b,3bを、横材2を挟んでその両側に架け渡された足場板1,1の対向端部上面に載置し、そして取付部材3の各端板部3bに取り付けてあるアウトガイド10を足場板1の外側端面6に当接支持させる。
【0019】
掴持手段9により横材2を掴持するにあたっては、図5の(a) に示すように、両掴持アーム12,12の両掴持用フック部13,13下端部を上方から足場用建枠の横材2に押し付けると、テーパガイド17,17の楔作用により両掴持用フック部13,13がバネ15,15の付勢力に抗して同図(b) に示すように開放されて自動的に横材2を掴持し、図4に示す状態となる。
【0020】
この時、掴持手段9のロック手段16は、長円形状の回転カム体19が図5に示されるように掴持アーム12の長手方向と平行する位置にあって、ロック解除された状態にある。しかして、掴持手段9の両掴持用フック部13,13が足場用建枠の横材2を掴持した後、操作レバー20を掴持アーム12の長手方向と平行なロック解除位置から図4に示すように左右何れかの方向に90°回動して、掴持アーム12の長手方向と直交する横向き位置にセットすることより、両掴持アーム12,12の両掴持用フック部13,13は、図6に示すように横材2を掴持する閉鎖位置にロックされる。
【0021】
上記のようにして一つの足場板用幅木Aを一つの足場板1の側縁部に沿って取り付けたならば、これと隣合う他の足場板1の側縁部に沿って他の足場板用幅木Aを上記同様な要領で取り付ける。その際に、他の足場板用幅木Aの幅木本体4の他端部(取付部材3に連結する端部と反対側の端部)を、先に取り付けた足場板用幅木Aの取付部材3における先端部側の幅木本体端部嵌挿部11に嵌挿すればよい。この先端部側幅木本体端部嵌挿部11に他の幅木本体4の他端部を嵌挿する時は、ボルト止めはしなくてもよい。以降は、同様にして足場板用幅木Aを順次連続的に取り付けてゆく。
【0022】
尚、最初の一つの足場板用幅木Aでは、取付部材3に連結された端部(一端部)と反対側の端部(他端部)を固定する必要があるが、当該端部(他端部)は、例えば取付部材3を単独で足場用建枠の横材2側に取付け固定しておいて、この取付部材3の端板部3bの幅木本体端部嵌挿部11に嵌挿するようにする。
【0023】
また、上述した幅木Aの取付方法の説明では、幅木Aを足場板1の一方側の側縁部5に取り付ける場合しか説明していないが、足場板1の他方側の側縁部5に幅木Aを取り付ける場合は、図2を参照すれば分かるように、取付部材3の左右両端部(端板部3b,3b)の位置が逆向きとなるため、幅木本体4の反対側の端部に取付部材3を連結した幅木Aを使用すればよい。このために、取付部材3の両端板部3b,3bに夫々ボルト挿通孔26を設けているわけである。
【0024】
以上説明したように、足場板1の側縁部5に沿って幅木Aを取り付けるにあたっては、幅木本体4に連結した取付部材3の両端部である端板部3b、3bを、足場用建枠の横材2を挟んでその両側に対向して架け渡された足場板1,1の対向端部上面に支持させると共に、取付部材3の中央部にある掴持手段9によって横材2を掴持し、更に取付部材3の両端板部3b,3bに取り付けてあるアウトガイド10,10を足場板1,1の夫々外側端面6,6に当接支持させることによって、取付部材3は、両足場板1,1の対向端部上面に亘って安定状態に支持され、不動状態に固定される。
【0025】
この場合、図4の(b) に示すように、掴持手段9は足場板1を横材2に掛止する足場板掛止用フック8の内側面近傍位置で横材2を掴持し、アウトガイド10は足場板1の外側端面6に当接支持されるから、取付部材3は足場板長手方向の移動及び足場板幅方向の移動が阻止されると共に、取付部材3の転倒が防止される。転倒については、取付部材3が例えば足場板1の外側方へ転倒しようとすれば、その転倒が掴持手段9によって阻止され、また取付部材3が足場板1の内側方へ転倒しようとすれば、アウトガイド10によって阻止される。従って、取付部材3は、その両端部である端板部3b、3bが両足場板1,1の対向端部上面に支持された状態で、不動の安定姿勢に保持されることになる。
【0026】
このように両足場板1,1の対向端部上面に亘って不動の安定姿勢に保持される取付部材3に幅木本体4が連結されているから、幅木本体4は、足場板1の側縁部5上に起立姿勢で安定状態に取り付けられることになる。また、足場板1には幅木Aを取り付けるための加工を何も必要としないから、在来の足場板1をそのまま使用できると共に、足場板1への幅木3の取付け及び取外しを簡単容易に行うことができる。
【0027】
また、上述した足場板用幅木Aの掴持手段9は、夫々下端部に掴持用フック部13を形成し、掴持用フック部13,13が足場用建枠の横材2を掴持する閉鎖位置と横材2を解放する開放位置とに開閉自在に装置本体3に枢着された一対の掴持アーム12,12と、両掴持アーム12,12の両掴持用フック部13,13を閉鎖位置に付勢するバネ15と、両掴持アーム12,12の両掴持用フック部13,13を閉鎖位置に固定するロック手段16とによって構成されるため、掴持手段9の構造が簡単で、部品点数が少なく、その製作が容易であると共に、掴持用フック部13,13の開閉操作が容易で、横材2に対する掴持操作が容易となり、また故障が少なく、長期に亘って使用できるものである。
【0028】
この場合、両掴持用フック部13,13の下端部に、両掴持用フック部13の下端部を上方から足場用建枠の横材2に押し当てることによってバネ15,15の付勢力に抗して両掴持用フック部13,13を開放させるように案内するテーパガイド17,17を設けているから、横材2を掴持する際には、両掴持用フック部13を上方から降ろして下端部を足場用建枠の横材2に押し当てるだけで、両掴持用フック部13,13が自動的に開放して横材2を迅速に掴持することができる。
【0029】
また、上記掴持手段9のロック手段16は、掴持アーム12,12の枢着部14,14を挟んで掴持用フック部13,13と反対側の操作用端部18,18間で装置本体3に回転自在に取り付けられる略長円形の回転カム体19と、回転カム体19を回転操作する操作レバー20とからなるもので、回転カム体19をその長手方向が掴持アーム12と直交するように回転操作することにより、両操作用端部18,18の対向方向への揺動を阻止して両掴持用フック部13,13を閉鎖位置にロックし、その長手方向が掴持アーム12と平行するように回転操作することによってロック解除するようになっているから、ロック手段16の構造が極めて簡単で製作が容易となり、また故障が少なく長期に亘って使用可能となる。
【0030】
【発明の効果】
請求項1に係る足場板用幅木によれば、足場板の側縁部に沿って幅木を取り付けるにあたって、幅木本体に連結した取付部材の両端部である端板部を、足場用建枠の横材を挟んでその両側に対向して架け渡される足場板の対向端部上面に支持させると共に、取付部材の中央部にある掴持手段によって横材を掴持し、更に取付部材の両端板部に取り付けてあるアウトガイドを足場板の夫々外側端面に当接支持させることによって、取付部材を、両足場板の対向端部上面に亘って安定状態に支持させ、不動状態に固定させることができる。このように両足場板の対向端部上面に亘って不動の安定姿勢に固定される取付部材に幅木本体が一体的に連結されているから、幅木本体は、足場板の側縁部上に起立姿勢で安定状態に取り付けられる。
【0031】
また、幅木本体の一端部に連結された取付部材は、上記のように掴持手段によって横材を掴持し、アウトガイドを足場板の外側端面に当接支持させるだけでよいから、幅木の取付け及び取外しを簡単容易に行うことができる。また、本発明の幅木では、足場板には幅木を取り付けるための加工を何も必要としないから、在来の足場板をそのまま使用することができる。
【0032】
さらにまた本発明に係る足場板用幅木によれば、掴持手段の構造が簡単で部品点数が少なく、その製作が容易であると共に、掴持用フック部の開閉操作が容易で、横材に対する掴持操作が容易となり、また故障が少なく、長期に亘って使用できるものである。
【0033】
請求項2に係る足場板用幅木によれば、足場用建枠の横材を掴持する際には、両掴持用フック部の下端部を上方より足場用建枠の横材に押し当てるだけで、両掴持用フック部が自動的に開放して横材を迅速に掴持することができる。
【0034】
請求項3に係る足場板用幅木によれば、ロック手段の構造が極めて簡単で製作が容易となり、故障が少なく長期に亘って使用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a) は足場板用幅木をその外面側から見た正面図、(b) は足場板用幅木の平面図である。
【図2】 幅木を足場板に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図3】 幅木を足場板に取り付けた状態を外側から見た正面図である。
【図4】 (a) は取付部材の正面図、(b) は側面図である。
【図5】 取付部材の平面図である。
【図6】 取付部材の一部縦断面正面図である。
【図7】 (a) 及び(b) は掴持手段によって足場用建枠の横材を掴持している状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A 足場板用幅木
1 足場板
2 足場用建枠の横材
3 取付部材
4 幅木本体
6 足場板の外側端面
8 足場板掛止用フック
9 掴持手段
10 アウトガイド
11 幅木本体端部嵌挿部
12 掴持アーム
13 掴持用フック部
14 枢軸
15 バネ
16 ロック手段
17 テーパガイド
18 操作用端部
19 回転カム体
20 操作レバー
Claims (3)
- 足場板の側縁部上に起立姿勢に配置される幅木本体を有し、この幅木本体の一端部には、足場用建枠の横材を挟んでその両側に対向配置される両足場板の対向端部上面に亘って支持される取付部材を連結し、この取付部材の中央部には、前記横材を足場板掛止用フックの内側面近傍位置で掴持する掴持手段を設け、取付部材の先端部には、幅木本体の他端部を嵌挿する幅木本体端部嵌挿部を設け、取付部材の両端部には、各足場板の外側端面に支持されるアウトガイドを設けてなる足場板用幅木であって、掴持手段は、夫々下端部に掴持用フック部を形成し、両掴持用フック部が足場用建枠の横材を掴持する閉鎖位置と横材を解放する開放位置とに開閉自在に取付部材に枢着された一対の掴持アームと、両掴持アームの両掴持用フック部を閉鎖位置に付勢するバネと、両掴持アームの両掴持用フック部を閉鎖位置に固定するロック手段とからなる足場板用幅木。
- 両掴持用フック部の下端部には、両掴持用フック部の下端部を上方から足場用建枠の横材に押し当てることにより両掴持用フック部をバネの付勢力に抗して開放させるように案内するテーパガイドを設けてなる請求項1に記載の足場板用幅木。
- ロック手段は、掴持アームの枢着部を挟んで掴持用フック部と反対側の操作用端部間で取付部材に回転自在に取り付けられた長円形の回転カム体と、回転カム体を回転操作する操作レバーとからなるもので、回転カム体をその長手方向が操作レバーと直交するように回転操作することにより、両操作用端部の対向方向への揺動を阻止して両掴持用フック部を閉鎖位置にロックし、その長手方向が操作レバーと平行するように回転操作することによってロック解除するようになっている請求項1又は2に記載の足場板用幅木。
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