JPH1181590A - 住宅の軒先構造 - Google Patents

住宅の軒先構造

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JPH1181590A
JPH1181590A JP24103097A JP24103097A JPH1181590A JP H1181590 A JPH1181590 A JP H1181590A JP 24103097 A JP24103097 A JP 24103097A JP 24103097 A JP24103097 A JP 24103097A JP H1181590 A JPH1181590 A JP H1181590A
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JP
Japan
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purlin
eaves
plate
eave
fascia
Prior art date
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Pending
Application number
JP24103097A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Kido
一成 木戸
Yoshiharu Takamatsu
義春 高松
Masaki Kawamoto
將揮 川元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軒先部の外観を良好にするための鼻隠の構造
を提供する。 【解決手段】 軒先の鼻隠をその外側面の下部部分が後
退した2段形状として、外観の向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅の軒先であ
って、特に、鼻隠の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軒先の鼻隠は、軒先の母屋の外側に取り
付けられるのが一般であり、更に、この鼻隠の外側には
軒樋が取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鼻隠は、軒先の先端の
化粧材であり、これによって、軒先部の意匠性を向上さ
せるものであるが、従来においては、単純にフラットな
外側面が水平方向に通っているだけであり、しかも、前
述したように外側には軒樋があるため、軒先のラインが
不明確となり、印象が弱いという欠点がある。
【0004】この発明は、このような従来の欠点を解消
して、軒先部の外観を良好にするための鼻隠の構造を提
供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、軒先の鼻隠の外側面を、上部部分より
も下部部分が後退した2段構造としたことを特徴とする
ものであって、その際、望ましくは、上部部分と下部部
分とで、色彩を異ならしめるものである。また、上部部
分の外側には、通常、軒樋を配置したものが提供され
る。
【0006】更に、上部部分の鼻隠と下部部分の鼻隠と
は別体とすることが考えられ、その際、下部部分の鼻隠
は、軒先母屋若しくは外壁面に取り付けられた金具を介
して取り付けることが考えられる。
【0007】加えて、前記金具は、上部部分の鼻隠を取
り付ける軒先母屋の下面を基準として所定の高さに取り
付け、これによって、位置決めを容易にすることが考え
られる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の軒先構造を備
えた住宅の一例としてのアパートの全体を示している。
図2及び図3は、この図1の住宅における軒先部の断面
を示している。これらの図において、(1)は、屋根の三
角形トラスであって、斜め方向の上弦材(2)と水平方向
の下弦材(3)の先端部分が、ガセットプレート(4)によ
って一体に接合されている。下弦材(3)は、建物の軸組
(5)の上に載置して固定され、その軸組(5)の外側に取
り付けられる外壁板(6)よりも外方に突出している。
【0009】上記のように外壁板(6)より外方に突出し
たトラス(1)の先端部分には、上下2段の軒先母屋(7)
(8)が、その下側の軒先母屋(8)が内側となるように2
段に配置され、上段の軒先母屋(7)の外側に上部鼻隠板
(9)が、下段の軒先母屋(8)の外側に下部鼻隠板(10)が
取り付けられて、その下部鼻隠板(10)の外面が後退した
2段の鼻隠を構成している。また、上部鼻隠板(7)の外
側に軒樋(11)が取り付けられている。
【0010】図4及び図5は、上記軒先母屋(7)(8)及
び鼻隠板(9)(10)の取付け構造を示している。
【0011】前記屋根トラス(1)先端のガセットプレー
ト(4)の先端部分には、倒立L字形の接合プレート(12)
が予め溶接されている。(13)は、方形の垂直な取付けプ
レート(14)と、その取付けプレート(14)よりも大きい方
形の母屋受けプレート(15)とを、垂直な連結プレート(1
6)で一体に連結した母屋受け金具であって、取付けプレ
ート(14)が、ボルト(17)によって、前記ガセットプレー
ト(4)の先端面における接合プレート(12)の外側面に固
定される。そして、この母屋受け金具(13)における母屋
受けプレート(15)の外側面に、前記上部側の軒先母屋
(7)(7)の端部が、ボルト(18)(18)…によって固定され
るようになっている。
【0012】他方、前記接合プレート(12)の垂直部の下
端裏面に当接するトラス下弦材(3)の裏面には、倒立L
字形の下部母屋受けプレート(19)が、下側から差し込ん
だボルト(20)により、その水平部(21)を固定して取り付
けられ、この下部母屋受けプレート(19)の垂直部の外側
面に、前記下側の軒先母屋(8)(8)の端部が、外側から
差し込んだボルト(22)によって固定され、これによっ
て、上下2段の軒先母屋が構成される。
【0013】図5において、(23)は、側面から見て中央
部をコの字型に折り曲げるとともに、そのコの字型部(2
4)の上下両端をそれぞれ上方若しくは下方へ直角に折り
曲げ、更に、その先端を水平方向に折り曲げて、鼻隠受
け部(25)(26)を形成した下部鼻隠受け金具であって、下
側の鼻隠受け部(26)は、その水平部先端が更に直角に上
方に折り曲げられた後、その外側面に角棒状のシール材
(27)が接着されている。
【0014】この下部母屋受け金具(23)は、前記中央の
コの字型部(24)の裏面が、下部軒先母屋(8)の外側面に
当接されて、外側から差し込んだビス(28)によって固定
されるが、このとき、図3で示すように、上部鼻隠受け
部(25)の水平部上面を上部軒先母屋(7)の下面に当接す
ることで、上部軒先母屋(7)の下面部分を位置決めの基
準として、所定の高さに取り付けられるようにしてい
る。
【0015】下部鼻隠板(10)は、その垂直な本体(30)の
上端を外方へ水平に折り曲げた後、更に、その水平片(3
4)先端を上方へ直角に折り曲げて垂直な取付け片(31)と
し、同じく下端を内方へ水平に折り曲げた後、コの字型
に折り返しして、係止部(32)を一体に形成したものであ
る。
【0016】そして、図3で示すように、係止部(32)
を、前記下部鼻隠板受け金具(23)における下部鼻隠受け
部(26)裏面のシール材(27)の裏面に、その先端を当接し
て係止させながら、本体部(30)の裏面を上下の鼻隠受け
部(25)(26)の外側面に当接し、更に、上端の取付け片(3
1)を上部の軒先母屋(7)の外側面下端部分に、ビス(33)
で固定するものである。
【0017】他方、上部鼻隠板(9)は、垂直な本体部(3
5)の上端を、やや斜めに内方へ折り曲げて傾斜状部(36)
を形成して、更に、その傾斜状部(36)の上端を垂直に折
り曲げて取付け片(37)を形成するとともに、本体部(35)
の下端をその下端部分が二重となるように折り返しした
後、その先端を内方へ水平に折り曲げて、当接片(38)と
したもので、この当接片(38)を、下部鼻隠板(10)の前記
水平片(34)の下面に当接させるとともに、取付け片(37)
を、外側から差し込んだビス(39)で上部軒先母屋(7)の
外側面上端部分に固定するものである。
【0018】軒樋(11)は、図3のように、上部鼻隠板(1
0)の外側より前記傾斜状部(36)の外側にその下端が来る
ようにして、図示しない受け金具を用いて取り付けられ
ている。すなわち、この傾斜状部(36)は、軒樋(11)との
隙間をできるだけ小さくして、軒樋(11)の取付け部等が
見えないように外観を良好としたものである。
【0019】なお、下部軒先母屋(8)の下面には、その
軒先母屋(8)の下面と下部鼻隠板(10)の係止部(32)の先
端との間に、軒裏板(40)の先端がはまるようにして取り
付けられ、この軒裏板(40)の反対側の端部は、金具(41)
を介して取り付けられた軒裏野縁(42)の下面に固定され
ている。
【0020】(43)は、前記トラス(1)の上弦材(2)上面
に固定された屋根母屋であって、その屋根母屋(43)の上
に野地板(44)が固定され、その上に必要な防水シート等
を介して屋根葺材(45)が敷設されている。
【0021】図5は、前記の軒裏板(40)を有しない、す
なわち、軒裏のない場合の取付け構造であって、この場
合には、前記下部鼻隠受け金具(23)を外壁板(6)の外側
面にビス(28)で直接固定し、これに下部鼻隠板(10)を当
接するようにして取り付けている。上記のように、2段
に設けられた軒先母屋(7)(8)の外側にそれぞれ上下2
段に鼻隠板(9)(10)を、その下部鼻隠板(10)が後退する
するような状態で2段に設けていることから、従来の単
なるフラットな1段型の鼻隠に比べて、外観が良好で深
みのある外観を提供することができるものである。
【0022】このとき、上部側の鼻隠板(9)と下部鼻隠
板(10)とを別体とし、かつ、それぞれに異なる彩色、例
えば、上部側をグレー、下部側を白とすることによっ
て、より意匠性に優れたものが得られる。
【0023】また、図3でも示すように、上部鼻隠(9)
の下端部分は、二重となるように折り返した後、その外
方に直角に水平な当接板(38)を設けていることから、こ
の部分には下部鼻隠(10)との間に溝(46)が形成され、よ
り深みのある意匠が得られる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、従来
単なる平板状であった鼻隠の外側面を、その下部部分が
後退した2段としているため、全体に深みのある意匠性
に優れた軒先部の構造が得られるものである。
【0025】また、これら上部部分と下部部分の鼻隠を
別体としてそれぞれ異なる彩色を施すことによって、よ
り深みのある意匠性に優れたものが得られる。
【0026】特に、下段側の鼻隠を後退させていること
により、上部部分の鼻隠と下部部分の鼻隠との間に下向
きの段部が設けられるから、この部分に陰ができて、陰
影のあるより優れた意匠性のある軒先構造が得られるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の軒先構造を備えた住宅の一例として
のアパートの全体斜視図である。
【図2】同じく、図1の軒先部の縦断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】同じく、軒先部における軒先母屋の取付け構造
を示す分解斜視図である。
【図5】上記軒先母屋への鼻隠板の取付け方法を示す分
解斜視図である。
【図6】この発明の別の実施形態を示す軒先部の断面図
である。
【符号の説明】
(7) 上部軒先母屋 (8) 下部の軒先母屋 (9) 上部鼻隠板 (10) 下部鼻隠板 (11) 軒樋

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒先の鼻隠の外側面を、上部部分よりも
    下部部分が後退した2段構造としたことを特徴とする住
    宅の軒先構造。
  2. 【請求項2】 上部部分と下部部分とで、色彩を異なら
    しめた請求項1記載の住宅の軒先構造。
  3. 【請求項3】 上部部分の外側に軒樋を配置した請求項
    1又は2記載の住宅の軒先構造。
  4. 【請求項4】 上部部分と下部部分とは別体であること
    を特徴とする請求項1から3の何れかに記載した住宅の
    軒先構造。
  5. 【請求項5】 下部部分の鼻隠は、軒先母屋若しくは外
    壁面に取り付けられた金具を介して取り付けられている
    ことを特徴とする請求項4記載の住宅の軒先構造。
  6. 【請求項6】 前記金具は、上部部分の鼻隠を取り付け
    る軒先母屋の下面を基準として所定の高さに取り付けら
    れている請求項5記載の住宅の軒先構造。
JP24103097A 1997-09-05 1997-09-05 住宅の軒先構造 Pending JPH1181590A (ja)

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JP24103097A JPH1181590A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 住宅の軒先構造

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JP (1) JPH1181590A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009108580A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Gantan Beauty Ind Co Ltd 軒先唐草、及びそれを用いた軒先構造
JP2013032650A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Daiwa House Industry Co Ltd 軒先ユニット及び該軒先ユニットを用いた建物の施工方法
JP2013032652A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Daiwa House Industry Co Ltd 軒先ユニット

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