JP3171387B2 - 縦葺き外装用介装保持部材及びこの介装保持部材を用いた縦葺き外装構造 - Google Patents

縦葺き外装用介装保持部材及びこの介装保持部材を用いた縦葺き外装構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】主に建築物等の内外壁を弾性
嵌合により接続して葺かれる縦葺き外装用介装保持部材
及びこの介装保持部材を用いた縦葺き外装構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の屋根や壁等の壁面を、弾
性嵌合手段によって略平面状に構築する外装構造とし
て、特開平6−173397号公報や特開平8−608
13号公報に示されるものがある。前記特開平6−17
3397号公報の外囲体(外装構造)は、「長尺状の建
築用板A(外装材)」と「長尺状の樋状部材B(樋部
材)」と「ピース状で且つ前記の2部材より厚肉な支持
材C(外装材保持部材)」を主な構成部材とし、「構造
材(下地)上に樋状部材Bを併設して支持材Cで固定
し、支持材Cに建築用板Aを嵌合保持させる」ものであ
る。一方、特開平8−60813号公報の縦葺き屋根
(外装構造)は、「長尺状の屋根材(外装材)」と「長
尺状の連結枠(樋部材兼外装材保持部材)」と「長尺状
の継手枠(カバー部材)」を主な構成部材とし、「内層
下地材(下地)上に連結枠を固定し、連結枠に屋根材を
嵌合保持させ、屋根材に継手枠を嵌合保持させる」もの
である。前者の外装構造は、その嵌合手段により施工性
に優れ、また支持材には厚肉素材を用いているので、外
装材を精度良く保持できるという効果を奏する反面、支
持材がピース材のため、外装材の保持も部分的となり、
外装材が比較的薄肉の場合や、鉄骨下地でスパン間が広
い場合、局部変形を招いて、外装材の保持強度の大幅な
低下を招き易いという問題がある。後者の外装構造は、
前者と同様に施工性に優れ、また屋根材、連結枠、継手
枠を共通素材としてロール成形する場合、共通化と量産
性により製造コストを低減化可能である反面、ロール成
形は素材や板厚の変化による調整が微妙なので、ロール
成形品同士の組み合わせは、誤差の集合により嵌合が不
確実になり易いという問題がある。また、屋根材間の継
ぎ目は、屋根材の面板部と略同高さレベルの化粧面を有
するカバー部材によって、閉じられて化粧されるのが一
般的であるが、このカバー部材の化粧面の裏面側は空洞
であるために、施工およびメンテナンス時における踏み
圧等の集中荷重を受けると、比較的容易に組成変形して
しまうという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、第1には、縦葺き外装材を局部変形なく保持できる
と共に、縦葺き外装材と保持部材との嵌合箇所の保持強
度を高くでき、1次樋として雨仕舞機能の向上に寄与で
きる縦葺き外装用介装保持部材を、第2には、さらに、
複数の平行溝による装飾性が高い外装面意匠に仕上げ可
能で、且つ、保持部材への弾性嵌合作業が容易である縦
葺き外装用介装保持部材を、第3には、さらに、縦葺き
外装材間に嵌合される化粧カバー部材の踏み圧等による
変形を阻止できる縦葺き外装用介装保持部材を、第4に
は、縦葺き外装材が局部変形なく保持され、縦葺き外装
材と保持部材との嵌合箇所の嵌合具合が部材の成形誤差
による影響なく良好であると共に同箇所の保持強度が高
く、多重樋機能による高い雨仕舞機能を有する縦葺き外
装構造を、第5には、さらに、樋部材に対する保持部材
の位置合せが容易で施工し易く、カバー部材に頼らずと
も樋部材および保持部材の固着具が露呈しない縦葺き外
装構造を、第6には、さらに、縦葺き外装表面が略面一
状の外観意匠を呈していると共に、縦葺き外装材の取付
強度が向上している縦葺き外装構造を、第7には、さら
に、縦葺き外装材間の化粧カバー部材が踏み圧等で変形
せず堅牢である縦葺き外装構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
達成するため、縦葺き外装用介装保持部材では、縦葺き
外装材同士の隣接する折り下がり状の側縁嵌合部間の内
側と、この隣り合う縦葺き外装材を下地側に保持固定す
るピース状保持部材との間に配設される縦葺き外装用介
装保持部材であって、長尺状で且つ断面略樋状であると
共に、左右側縁部の上縁に、この上縁外側面が前記保持
部材の係止部と嵌合可能で、同上縁内側面が縦葺き外装
材の前記側縁嵌合部と嵌合可能である態様の介装保持部
を有していることを特徴とする。また縦葺き外装用介装
保持部材では、底面部における中央に突状部を長手方向
に沿い有していることを特徴とする。また縦葺き外装用
介装保持部材では、前記突状部が隣り合う縦葺き外装材
間における化粧カバー部材の化粧面裏面を支持可能な態
様に形成されていることを特徴とする。
【0005】そして、前記介装保持部材を用いた縦葺き
外装構造では、縦葺き外装材同士の隣接する折り下がり
状の側縁嵌合部間の内側に沿い樋部材を配設すると共
に、前記側縁嵌合部と対応する係止部を備えたピース状
保持部材を前記係止部が前記樋部材の水受け範囲内に位
置するようにして配置し、前記樋部材と前記縦葺き外装
材との間に前記介装保持部材を、同介装保持部材の介装
保持部における上縁外側面が保持部材の係止部と嵌合し
て且つ上縁内側面が縦葺き外装材の側縁嵌合部と嵌合し
た介装状態に配設してあることを特徴とする。また前記
介装保持部材を用いた縦葺き外装構造では、前記介装保
持部材の底面部中央に突状部を長手方向に沿い有してい
ることを特徴とする。また前記介装保持部材を用いた縦
葺き外装構造では、前記樋部材は、中央に突状水切り部
を有し、前記保持部材は、前記樋部材の突状水切り部と
対応する突状台部を形成していて、この突状台部上から
ビス等の固着具で下地に固定すると共に、固着具の頭部
を前記介装保持部材の突状部で被覆してあることを特徴
とする。また前記介装保持部材を用いた縦葺き外装構造
では、前記縦葺き外装材の面板部と略同高さレベルの化
粧面部両側縁に折り下がり状の側縁嵌合部を有する化粧
カバー部材を、前記縦葺き外装材の側縁嵌合部の外側面
間に嵌合係止してあることを特徴とする。また前記介装
保持部材を用いた縦葺き外装構造では、前記前記化粧カ
バー部材の化粧面裏面を、前記介装保持部材の突状部で
支持してあることを特徴とする。
【0006】本発明における縦葺き外装材、介装保持部
材、化粧カバー部材は、表面化粧板、ラミネート鋼板、
メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミ合金板、チタン合
金板、銅板、真鍮板、鉛板等公知の金属板材を、ロール
成形して形成してある。但し、各部材を、工場内で定尺
加工する場合や、湾曲加工が必要な場合には、適宜プレ
ス加工を加えて形成することもある。また各部材の厚さ
は、特に限定するものではないが、概ね0.4〜0.8
mm程度であり、金属製である場合、裏面には、結露防
止、防音対策、断熱対策等の必要に応じてポリエチレン
フォーム等の裏貼り材が添装される場合がある。尚、前
記各部材は、薄厚金属素材と同等の機械的特性があれ
ば、FRPや合成樹脂により成形してもよい。また、縦
葺き外装材と介装保持部材が、ともに比較的薄厚の素材
である場合であっても、保持部材との保持嵌合箇所は、
側縁嵌合部と介装保持部とにより事実上2倍の肉厚を有
することになるので、従来技術に比して高強度が得られ
る。さらに、縦葺き外装材と介装保持部材を共用材とす
れば、原材料の管理が容易となり、コストダウンが図り
易く、縦葺き外装材と介装保持部材が共通の薄厚素材で
ある場合に、特に有用である。また、介装保持部材がロ
ール成型品で、ロール成型による成型誤差が生じていて
も、ピース状の保持部材が成型誤差を矯正するので、ロ
ール成型のもの同士による組み合わせのような問題が生
じない。この点、少なくとも介装保持部材に関する限
り、成形誤差が幅広気味となるようにすることによっ
て、外装材との誤差の集合を回避し得る。保持部材は、
縦葺き外装材等の素材に比べて厚肉のメッキ鋼板やステ
ンレス鋼板をプレス加工する等したものや、アルミ押出
形材を、概ね50〜100mm程度の長さのピース材と
して成形してある。また保持部材は、固定部を部材の中
央または両側縁に形成する双方の態様があり、その固定
部を、セルフドリリングビス、アンカー、ワンサイドボ
ルト等の固着具で建築下地(躯体)に直接または樋部材
を経て固定される。下地は、鉄骨や木製の梁、母屋やR
C躯体、前記の下地のものに木質系、樹脂系、無機質樹
脂系等の公知の板状下地材を介装した構成のもの、AL
C,PCパネル等であり、この下地表面にはアスファル
トルーフィング等の防水部材が敷設されて簡易な防水処
理がなされる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1には本発明の縦葺き外装用介
装保持部材の実施の1形態を例示しており、介装保持部
材1は薄厚金属板材をロール成形して形成してある断面
略樋状の長尺状のもので、水平状の底面部1aと、この底
面部1aの左右側縁から外側斜め上向きに立ち上がる左右
の側縁部1bとによる樋状部1cが形成されていると共に、
左右の側縁部1b上縁には介装保持部1dが左右対称状に形
成されている。介装保持部1dは、側縁部1b上縁から内側
へ折り曲げられた後、外側斜め上向きに折り曲げられて
いる断面略S字状に形成されていて、外側面の凹部側に
は後の外装構造で説明する保持部材5の係止部5eと嵌合
可能な被係止部1d1 が、内側面の凹部側には縦葺き屋根
材7の側縁嵌合部と嵌合可能な被嵌合部1d2 が、それぞ
れ形成されている。そして、介装保持部材1の高さすな
わち左右の側縁部1bの高さは、例えば下地2と縦葺き屋
根材7の間の断熱部材9が比較的薄いタイプの外装構造
および同断熱部材9が比較的厚いタイプの外装構造のい
ずれにも採用可能に、低く形成されている。
【0008】図2には本発明の縦葺き外装用介装保持部
材の実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した
図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通して
いる構成の説明は省略して、相違する構成について説明
する。介装保持部材1における底面部1aには上向き断面
略半円状の突状部1a1 が突設形成されており、この半円
状突状部1a1 によって保持部材5の係止部5eとそれぞれ
弾性嵌合する左右の被係止部1d1 間の総長が拡大され
て、保持部材5に対する介装保持部材1の弾性嵌合作業
がし易くなるようにしてある。そして、介装保持部材1
の高さすなわち左右の側縁部1bの高さは、例えば下地2
と縦葺き屋根材7の間の断熱部材9が比較的厚いタイプ
の外装構造用等に高く形成されている。
【0009】図3には本発明の縦葺き外装用介装保持部
材の実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した
図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通して
いる構成の説明は省略して、相違する構成について説明
する。介装保持部材1における底面部1aには上向き断面
略台形状の突状部1a2 が突設形成されており、この台形
状突状部1a2 によって保持部材5の係止部5eとそれぞれ
弾性嵌合する左右の被係止部1d1 間の総長がさらに拡大
されて、保持部材5に対する介装保持部材1の弾性嵌合
作業が一層し易くなるようにしてある。そして、介装保
持部材1の高さすなわち左右の側縁部1bの高さは、例え
ば下地2と縦葺き屋根材7の間の断熱部材9が比較的薄
いタイプの外装構造および同断熱部材9が比較的厚いタ
イプの外装構造のいずれにも採用可能に、低く形成され
ている。
【0010】図4には本発明の縦葺き外装用介装保持部
材の実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した
図3の態様のものと基本的に同一であるため、共通して
いる構成の説明は省略して、相違する構成について説明
する。介装保持部材1における底面部1aの台形状突状部
1a3 は左右の介装保持部1dよりも高くしてあり、この台
形状突状部1a3 の高さは、後の外装構造で説明する化粧
カバー部材10を裏面側から支持可能な高さに形成されて
いる。
【0011】図5には、本発明の介装保持部材を用いた
縦葺き外装構造の実施の1形態として、図1の介装保持
部材1を採用した縦葺き屋根構造を例示しており、防水
部材3が敷設されている下地2表面には長尺状の樋部材
4が軒棟方向に配設され、この樋部材4は保持部材5で
下地2側に固定されている。保持部材5はピース材で、
樋部材4の底部4aを下地2表面に押え可能に形成してあ
る中央の押え部5a左右には断面略倒U字状保持部5bが樋
部材4左右側縁の立ち上げ部4bを下地2表面側へ保持可
能に形成されていると共に、この左右の保持部5b下縁に
は固定部5cが外方へ水平状に形成されており、左右の保
持部5b上縁の水平状受支部5d内側縁には係止部5eが内側
斜め下向きにそれぞれ突出形成されている。この保持部
材5は、樋部材4の水受け範囲外に位置する左右の固定
部5cを固着具6で下地2に固定されており、押え部5aで
樋部材4の底部4aを下地2表面に押え付けて、保持部5b
で樋部材4左右側縁の立ち上げ部4bを下地2表面側へ保
持した状態に取り付け固定されている。
【0012】そして、保持部材5における樋部材4の水
受け範囲内に位置している左右の係止部5e間には介装保
持部材1が上方から弾性嵌合されていて、この介装保持
部材1の左右の被係止部1d1 が係止部5eにそれぞれ弾性
係止しており、樋部材4の水受け範囲内のさらに内側に
一回り幅狭の水受け範囲を形成して、隣り合う縦葺き屋
根材7間からの侵入水に対して、介装保持部材1による
第1次樋機能と樋部材4による第2次樋機能を確保して
いる。縦葺き屋根材7は長尺状のもので、平坦状の板面
部7a裏面には裏貼り材8が貼設されていると共に、板面
部7aの左右側縁には同側縁から折下げられた側縁嵌合部
7bが介装保持部材1の被嵌合部1d2 と係合可能な態様に
形成されている。この縦葺き屋根材7は樋部材4間の下
地2表面に配設された比較的薄肉の断熱部材9と保持部
材5の水平状受支部5d上に亘り敷設されており、左右の
側縁嵌合部7bは介装保持部材1における左右の被嵌合部
1d2 にそれぞれ係合していて、この被嵌合部1d2 すなわ
ち介装保持部1dを経て保持部材5の係止部5eに弾性係止
されている。化粧カバー部材10は長尺状のもので、平坦
状の化粧面部10a の左右側縁には同側縁から折り下げら
れた係合部10b が縦葺き屋根材7における側縁嵌合部7b
と背合せ状の被係合部7cへ係合可能な態様に形成されて
おり、この化粧カバー部材10の左右の係合部10b は隣り
合う縦葺き屋根材7の被係合部7cに係合されていて、化
粧面部10a が板面部7aとほぼ面一状を呈するように弾性
嵌合されている。
【0013】図6には、本発明の介装保持部材を用いた
縦葺き外装構造の実施の他の1形態として、図2の介装
保持部材1を採用した縦葺き屋根構造を例示しており、
構成は前記した図5の態様のものと基本的に同一である
ため、共通している構成の説明は省略して、相違する構
成について説明する。保持部材5は左右対称状の一対の
左保持部材5Aと右保持部材5Bとで構成されている。この
左右の保持部材5A,5B は、樋部材4の底部4aを下地2表
面に押え可能な押え部5aと、押え部5aから立ち上げられ
た後に外側へ折り返し形成されていて、樋部材4側縁の
立ち上げ部4bを下地2表面側へ保持可能で且つ比較的厚
肉の断熱部材9に対応する高さ状の断面略倒U字状保持
部5bと、保持部5b下縁から外方へ水平に突出状の固定部
5cと、保持部5b上縁の水平状受支部5d内側縁から内方へ
斜め下向きに突出状の係止部5eからなり、樋部材4の水
受け範囲の外に位置している固定部5cを固着具6で下地
2に固定されて、押え部5aが樋部材4の底部4aを下地2
表面に押え付けて、保持部5bが樋部材4の立ち上げ部4b
を下地2表面側へ保持した状態に取り付け固定されてい
る。そして、左右の保持部材5A,5B 間には介装保持部材
1が弾性嵌合されて、左右の係止部5eに介装保持部1dの
被係止部1d1 がそれぞれ弾性係止しており、比較的厚肉
の断熱部材9と水平状受支部5dに亘り敷設されている隣
り合う縦葺き屋根材7間からの侵入水に対して、介装保
持部材1による深い溝状の第1次樋機能と樋部材4によ
る第2次樋機能を確保している。
【0014】図7には、本発明の介装保持部材を用いた
縦葺き外装構造の実施の他の1形態として、図4の介装
保持部材1を採用した縦葺き屋根構造を例示しており、
構成は前記した図5の態様のものと基本的に同一である
ため、共通している構成の説明は省略して、相違する構
成について説明する。保持部材5の押え部5a中央には、
介装保持部材1の台形状突状部1a3 と対応する突状台部
5fが立設されており、この突状台部5fは介装保持部材1
の台形状突状部1a3 を裏面側から支持可能な高さ関係に
形成されていると共に、左右の断面略倒U字状保持部5b
には、樋部材4の立ち上げ部4b上縁から内方へ折り返し
形成された係止縁部4cと係止可能な係止鍔部5gが形成さ
れている。この保持部材5は樋部材4に対して上方から
装着されるのにともない、係止鍔部5gが係止縁部4cと係
止して、軒棟方向にはスライド可能であるが上方へは抜
け外れない状態下で固着具6により下地2へ固定されて
いる。そして、保持部材5における突状台部5fで介装保
持部材1の台形状突状部1a3 が裏面側から支持され且つ
この突状部1a3 を経て化粧面部10a すなわち化粧カバー
部材10が支持されている。
【0015】図8には、本発明の介装保持部材を用いた
縦葺き外装構造の実施の他の1形態として、図3の介装
保持部材1を採用した縦葺き屋根構造を例示しており、
構成は前記した図5の態様のものと基本的に同一である
ため、共通している構成の説明は省略して、相違する構
成について説明する。樋部材4における底部4a中央には
突状水切り部4dが立設されており、底部4aには保持部材
5が突状水切り部4dを跨いだ状態に取り付け固定されて
いる。保持部材5の押え部5a中央には、樋部材4の突状
水切り部4dを跨いで且つ介装保持部材1の台形状突状部
1a2 と対応する突状台部5hが立設されており、この突状
台部5hの上面部分は固定部5iとして形成されている。そ
して、押え部5a左右側縁から立ち上がる起立部5j上縁の
水平状受支部5d内側縁には係止部5eが内側斜め下向き状
に突出形成されている。起立部5jは、比較的厚肉の断熱
部材9に対応する高さに形成されている。また、保持部
材5は樋部材4の水受け範囲内に納まる比率関係に形成
されている。この保持部材5は固定部5iから突状水切り
部4dの上面部分を貫通している固着具6で下地2側に固
定されており、左右の係止部5eには介装保持部材1の被
係止部1d2 が弾性係止していて、固着具6頭部は介装保
持部材1における台形状突状部1a2 で被覆され、且つ、
比較的厚肉の断熱部材9と水平状受支部5dに亘り敷設さ
れている隣り合う縦葺き屋根材7間からの侵入水に対し
て第1次樋機能を発揮している介装保持部材1内側の保
持部材5および固着具6は、第2次樋機能としての樋部
材4における水受け範囲内に収められている。
【0016】図9には、本発明の介装保持部材を用いた
縦葺き外装構造の実施の他の1形態として、図4の介装
保持部材1を採用した縦葺き屋根構造を例示しており、
構成は前記した図8の態様のものと基本的に同一である
ため、共通している構成の説明は省略して、相違する構
成について説明する。保持部材5の起立部5jは、比較的
薄肉の断熱部材9に対応する高さに形成されており、こ
の保持部材5の左右の係止部5eには介装保持部材1の被
係止部1d2 が弾性係止していて、固着具6頭部は介装保
持部材1における台形状突状部1a3 で被覆されていると
共に、この台形状突状部1a3 で化粧面部10a すなわち化
粧カバー部材10が支持されている。そして、比較的薄肉
の断熱部材9と水平状受支部5dに亘り敷設されている隣
り合う縦葺き屋根材7間からの侵入水に対して第1次樋
機能を発揮している介装保持部材1内側の保持部材5お
よび固着具6は、第2次樋機能としての樋部材4におけ
る水受け範囲内に収められている。
【0017】前記した各縦葺き屋根構造では、化粧カバ
ー部材10が弾性嵌合されて屋根面意匠が面一状に整えら
れている態様を例示したが、これに限定されず、例えば
化粧カバー部材10が縦桟状を呈する(図10参照)屋根面
意匠の態様や化粧カバー部材10が装着されていない態様
でも良い。具体的には、図5の態様のものでは、隣り合
う縦葺き屋根材7間が介装保持部材1による浅い溝状を
呈している屋根面意匠の態様(図11のA参照)、図6の
態様のものでは、隣り合う縦葺き屋根材7間が介装保持
部材1による深い溝状を呈している屋根面意匠の態様
(図11のB参照)、図7の態様のものでは、隣り合う縦
葺き屋根材7間が介装保持部材1による2条の浅い溝状
を呈している屋根面意匠の態様(図11のC参照)、図8
の態様のものでは、隣り合う縦葺き屋根材7間が介装保
持部材1による2条の細溝を持つ比較的深い溝状を呈し
ている屋根面意匠の態様(図11のD参照)、図9の態様
のものでは、隣り合う縦葺き屋根材7間が介装保持部材
1による2条の浅い溝状を呈している屋根面意匠の態様
(図11のE参照)であっても良い。
【0018】
【発明の効果】A.請求項1により、介装保持部で縦葺
き外装材を直接的に保持することができるから、保持部
材がピース材である場合のような局部変形を防止するこ
とが出来る。縦葺き外装材が比較的薄厚の素材であって
も、保持部材との保持嵌合箇所は、介装する介装保持部
によって事実上2倍の肉厚を有するものにすることがで
きるから、従来のものに比べて高強度にできる。樋機能
を発揮するから、雨仕舞性を向上させることができる。 B.請求項2により、突状部が弾性嵌合作業における支
点間の総長を拡大して、保持部材に対する介装保持部の
弾性範囲を高められるから、保持部材への嵌合作業が容
易になる。また、突状部が高い場合には、外装面の目地
意匠として、2条の溝部によるところの従来にない外装
意匠に仕上げられる。そして突状部が比較的低い場合で
あっても、さらに複数の細溝で装飾された溝部による外
装意匠に仕上げられる。 C.請求項3により、突状部で化粧カバー部材を化粧面
裏面から支持することができるから、施工中や施工後の
各種メンテナンス時における作業者の歩行等に伴う集中
荷重による化粧カバー部分の変形を防止し得る。 D.請求項4により、縦葺き外装材の直接的な保持が、
長尺状の介装保持部材によって行われているので、保持
部材がピース材であっても縦葺き外装材は局部変形する
ことがない。保持部材と縦葺き外装材との保持嵌合箇所
は、縦葺き外装材の側縁嵌合部と介装保持部材の介装保
持部とにより事実上2倍の肉厚を有しているので、従来
構造に比して保持強度が各段高く堅牢である。介装保持
部材による1次的樋機能が付加されて、樋部材が2次的
樋機能を発揮することになっているので、多重樋機能を
有して雨仕舞機能が向上する。介装保持部材の取り付け
作業は嵌合するだけで済み、単純・省力化されて施工性
が良い。 E.請求項5により、突状部が弾性嵌合作業における支
点間の総長を拡大して、保持部材に対する介装保持部の
弾性範囲を高めているので、保持部材への嵌合作業が容
易であると共に、この突状部が高ければ、外装面の目地
意匠として、2条の溝部によるところの従来にない外装
意匠に仕上げられ、そして突状部が比較的低い場合であ
っても、さらに複数の細溝で装飾された溝部による外装
意匠に仕上げられる。 F.請求項6により、保持部材を一個定点あたり一本の
固着具で固定でき、また、樋部材の突状水切り部と保持
部材の突状台部が対応しているので、位置あわせが容易
となり、部材費と施工手間を軽減することができる。ま
た、介装保持部材の突状部で固着具の頭部を被覆してあ
るため、固着具の頭部によって外観意匠が損なわれるこ
とがない。 G.請求項7により、縦葺き外装表面が略面一状である
外観意匠を提供できると共に、化粧カバー部材の弾性作
用により保持部材に対する縦葺き外装材の取り付け嵌合
強度を高めることが出来る。 H.請求項8により、施工中や施工後の各種メンテナン
ス時における作業者の歩行等に伴う集中荷重による化粧
カバー部分の変形を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の縦葺き外装用介装保持部材の実施の
1形態を例示している斜視図。
【図2】 本発明の縦葺き外装用介装保持部材の実施の
他の1形態を例示している斜視図。
【図3】 本発明の縦葺き外装用介装保持部材の実施の
他の1形態を例示している斜視図。
【図4】 本発明の縦葺き外装用介装保持部材の実施の
他の1形態を例示している斜視図。
【図5】 本発明の介装保持部材を用いた縦葺き外装構
造の実施の1形態として、図1の介装保持部材を採用し
た縦葺き屋根構造を例示している縦断面図。
【図6】 本発明の介装保持部材を用いた縦葺き外装構
造の実施の他の1形態として、図2の介装保持部材を採
用した縦葺き屋根構造を例示している縦断面図。
【図7】 本発明の介装保持部材を用いた縦葺き外装構
造の実施の他の1形態として、図4の介装保持部材を採
用した縦葺き屋根構造を例示している縦断面図。
【図8】 本発明の介装保持部材を用いた縦葺き外装構
造の実施の他の1形態として、図3の介装保持部材を採
用した縦葺き屋根構造を例示している縦断面図。
【図9】 本発明の介装保持部材を用いた縦葺き外装構
造の実施の他の1形態として、図4の介装保持部材を採
用した縦葺き屋根構造を例示している縦断面図。
【図10】 本発明の介装保持部材を用いた縦葺き外装構
造における化粧カバー部材の他の形態を例示している斜
視図。
【図11】 (A)〜(E)は本発明の介装保持部材を用
いた縦葺き外装構造の実施の他の1形態を例示してお
り、(A)は図5の縦葺き屋根構造から化粧カバー部材
を除いた態様の部分縦断面図、(B)は図6の縦葺き屋
根構造から化粧カバー部材を除いた態様の部分縦断面
図、(C)は図7の縦葺き屋根構造から化粧カバー部材
を除いた態様の部分縦断面図、(D)は図8の縦葺き屋
根構造から化粧カバー部材を除いた態様の部分縦断面
図、(E)は図9の縦葺き屋根構造から化粧カバー部材
を除いた態様の部分縦断面図、
【符号の説明】
1 介装保持部材 1a 介装保持部材の底面部 1b 介装保持部材の側縁部 1c 介装保持部材の樋状部 1d 介装保持部材の介装保持部 1d1 介装保持部の被係止部 1d2 介装保持部の被嵌合部 2 下地 3 防水部材 4 樋部材 4a 樋部材の底部 4b 樋部材の立ち上げ部 4c 樋部材の係止縁部 5 保持部材 5a 保持部材の押え部 5b 保持部材の保持部 5c,5i 保持部材の固定部 5d 保持部材の受支部 5e 保持部材の係止部 5f 保持部材の突状台部 5g,5h 保持部材の係止鍔部 5j 保持部材の起立部 6 固着具 7 縦葺き屋根材(縦葺き外装材) 7a 縦葺き屋根材の板面部 7b 縦葺き屋根材の側縁嵌合部 7c 縦葺き屋根材の被係合部 8 裏貼り材 9 断熱部材 10 化粧カバー部材 10a 化粧カバー部材の化粧面部 10b 化粧カバー部材の係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 3/00 - 3/40

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦葺き外装材同士の隣接する折り下がり
    状の側縁嵌合部間の内側と、この隣り合う縦葺き外装材
    を下地側に保持固定するピース状保持部材との間に配設
    される縦葺き外装用介装保持部材であって、長尺状で且
    つ断面略樋状であると共に、左右側縁部の上縁に、この
    上縁外側面が前記保持部材の係止部と嵌合可能で、同上
    縁内側面が縦葺き外装材の前記側縁嵌合部と嵌合可能で
    ある態様の介装保持部を有していることを特徴とする縦
    葺き外装用介装保持部材。
  2. 【請求項2】 底面部における中央に突状部を長手方向
    に沿い有していることを特徴とする請求項1記載の縦葺
    き外装用介装保持部材。
  3. 【請求項3】 前記突状部が隣り合う縦葺き外装材間に
    おける化粧カバー部材の化粧面裏面を支持可能な態様に
    形成されていることを特徴とする請求項2記載の縦葺き
    外装用介装保持部材。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の介装保持部材を用いた縦
    葺き外装構造であって、縦葺き外装材同士の隣接する折
    り下がり状の側縁嵌合部間の内側に沿い樋部材を配設す
    ると共に、前記側縁嵌合部と対応する係止部を備えたピ
    ース状保持部材を前記係止部が前記樋部材の水受け範囲
    内に位置するようにして配置し、前記樋部材と前記縦葺
    き外装材との間に前記介装保持部材を、同介装保持部材
    の介装保持部における上縁外側面が保持部材の係止部と
    嵌合して且つ上縁内側面が縦葺き外装材の側縁嵌合部と
    嵌合した介装状態に配設してあることを特徴とする介装
    保持部材を用いた縦葺き外装構造。
  5. 【請求項5】 前記介装保持部材の底面部中央に突状部
    を長手方向に沿い有していることを特徴とする請求項4
    記載の介装保持部材を用いた縦葺き外装構造。
  6. 【請求項6】 前記樋部材は、中央に突状水切り部を有
    し、前記保持部材は、前記樋部材の突状水切り部と対応
    する突状台部を形成していて、この突状台部上からビス
    等の固着具で下地に固定すると共に、固着具の頭部を前
    記介装保持部材の突状部で被覆してあることを特徴とす
    る請求項5記載の介装保持部材を用いた縦葺き外装構
    造。
  7. 【請求項7】 前記縦葺き外装材の面板部と略同高さレ
    ベルの化粧面部両側縁に折り下がり状の側縁嵌合部を有
    する化粧カバー部材を、前記縦葺き外装材の側縁嵌合部
    の外側面間に嵌合係止してあることを特徴とする請求項
    4乃至6のいずれか1項記載の介装保持部材を用いた縦
    葺き外装構造。
  8. 【請求項8】 前記前記化粧カバー部材の化粧面裏面
    を、前記介装保持部材の突状部で支持してあることを特
    徴とする請求項7記載の介装保持部材を用いた縦葺き外
    装構造。
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