JP3044451B2 - 建築用縦葺き外装材及び建築外装構造 - Google Patents

建築用縦葺き外装材及び建築外装構造

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JP3044451B2
JP3044451B2 JP7290535A JP29053595A JP3044451B2 JP 3044451 B2 JP3044451 B2 JP 3044451B2 JP 7290535 A JP7290535 A JP 7290535A JP 29053595 A JP29053595 A JP 29053595A JP 3044451 B2 JP3044451 B2 JP 3044451B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築物の屋根や壁に
施工される縦葺き(縦張り)外装材及び外装構造にあっ
て、熱伸縮への対応性に優れ、かつ雨仕舞性能にも優れ
た建築用縦葺き外装材及び建築外装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】雨仕舞性能を有し、且つ熱による幅方向
の伸縮を吸収する建築用の縦葺き外装材として、特公平
2−56464号公報に記載の屋根葺材が提案されてい
る。この屋根葺材は、その左右側縁に略鉛直状の内側立
上り部(係合防水壁)を有し、且つその外側に外側立上
り部(防水壁)を有する構成であり、横方向に隣接して
並設した前記屋根葺材の側部上に、接続材を跨がるよう
に固定し、さらに接続材カバーで上方を覆って外装構造
をなしている。前記接続材は、下地への固定部(水平
部)の左右に略鉛直状の垂直壁及び防水脚片を有し、こ
の垂直壁を屋根葺材の両立上り部間に、防水脚片を屋根
葺材の内側立上り部の内側に位置させて上方から屋根葺
材を押圧保持している。前記外装構造では、屋根葺材の
係合防水壁と防水壁との間及び接続材の垂直壁と防水脚
片との間にそれぞれ広幅の空間が形成されているので、
屋根葺材の側縁は接続材に対して幅方向に摺動すること
ができ、直射日光や気温変化によって屋根葺材が伸縮し
てもこの変化を吸収するので浮き上がりや固定部分の破
断が生ずることがない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記外
装構造は、換言すると屋根葺材と接続材との保持関係が
ルーズであるに過ぎず、施工時の作業性を考慮すると好
ましい状態ではない。また、縦葺き外装材の熱伸縮作用
は繰り返し作用するものであるから、伸びた後の縮み、
縮んだ後の伸びといった元の状態への回復が確実に行わ
れない。また、施工対象となる外装下地を機械設計にお
ける平面度のように完全に近い平坦状とすることは到底
不可能であり、「フリク」と称する数mmから数十mm
の下地表面の波が生じるので、熱伸縮による作用は各部
位毎に逃げ易い方向に対して顕著となる。さらに、前記
引用公報には記載されていないが、一般に建築外装下地
と縦葺き外装材の間にはアスファルトルーフィングやア
スファルトフェルトといった防水シートが張設される。
ところが縦葺き外装材が金属素材からなり、夏の炎天下
のような場合、縦葺き外装材は部位によって約80℃前
後に達するため、屋根葺材の裏面とアスファルト系防水
シートとが熱融着し、屋根葺材の伸縮を妨げる虞があ
る。このように縦葺き外装材における熱伸縮への対応は
特に縦葺き外装材が金属素材からなる場合、極めて重要
である。金属素材の熱伸縮量は、温度差80℃で長さ1
0mを基準とした場合、最も代表的な鉄で約10mm、
比較的線膨張率が大きいアルミニウムでは約19mmで
ある。しかし、一般的な縦葺き外装材で有効幅が500
mmを越えるものはないことからすると、温度差80℃
で幅0.5mを基準とした場合の熱伸縮量は約0.5m
m、アルミニウムでも約1mmに過ぎない。したがっ
て、有効幅方向の熱伸縮へ対処するための空間は前記引
用公報の外装構造のように大空間を必要とするものでは
ない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記実情に鑑み
提案されたもので、中央に面板部を、その左右側縁に内
側立上り部を形成すると共に、前記内側立上り部の外側
には排水溝を介して外側立上り部を形成してなる建築用
縦葺き外装材であって、前記内側立上り部の裏面側に
は、下方が開口する空間を形成すると共に、面板部は排
水溝の底部より高い位置に形成したことを特徴とする建
築用縦葺き外装材、及びこれを用いた建築外装構造に関
する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の建築用縦葺き外装材1
は、図1に示すように中央に面板部11を、その左右側
縁に内側立上り部12を形成すると共に、内側立上り部
12の外側には排水溝13を介して外側立上り部14を
形成してなる構成であり、保持部材3及びキャップ部材
4と共に図2に示す外装構造を施工するのに用いられる
ものである。
【0006】前記縦葺き外装材1は、表面化粧鋼板、ラ
ミネート鋼板、メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミ合
金板、チタン合金板、銅板、真鍮板、鉛板等の公知の金
属素材、炭素繊維積層板、硬質樹脂板等より成形され、
素材が金属板の場合にはロール成形、或いはプレス成
型、或いは両者の組合せにより成形(成型)される。素
材が非金属素材の場合には、主に型成型により成型され
る。また、その素材厚は特に限定するものではないが、
概ね0.4乃至1.6mm程度である。図示した実施形
態では面板部11は、中立軸(図中、点線で示した)の
近傍に形成されている。この面板部11は、排水溝13
の底部より高い位置に形成されている。内側立上り部1
2は、面板部11の側縁を上方に立ち上げた内側部分と
その上端を下方へ折り返した外側部分とからなり、その
裏面側には、下方が開口する空間121が形成されてい
る。外側立上り部14は、外方に向かって傾斜状に形成
され、中間には、内方に屈曲し、再び外方へ屈曲した形
状の係合部141が設けられ、上端を内方側から折り返
した構成である。尚、係合部141はキャップ保持部を
兼ねる。
【0007】図2の外装構造の外装下地2は、木造、鉄
骨造、コンクリート造等、釘、ビス、アンカー等の固定
具が取付可能な全ての建築躯体を用いることができ、前
記躯体上に断熱その他の必要に応じて敷設する木毛セメ
ント板等のボード類を含む。図示実施形態ではアスファ
ルト系防水シート23を張設しているが、外装下地とし
て繊維系断熱材等が敷設されている場合には、それらの
養生の観点から張設することが好ましい。
【0008】図2の外装構造に用いられる保持部材3
は、左右に外装下地2の上面と接する平坦部分32,3
2を、さらに内側に上方に凸状の隆起部33を有する。
この隆起部33の左右には楔状の被係合部34,34が
形成され、隆起部33の長さ方向の一部を切り欠いて外
装下地2への固定部35が形成される。この保持部材3
は、アルミや硬質樹脂による押出成形品、メッキ鋼板、
ステンレス鋼板等のプレス加工品及びセラミック等より
なり、短尺なピース材であっても長尺であっても良い。
【0009】図2の外装構造に用いられるキャップ部材
4は、頂部から左右下方へ傾斜させた被着部41の左右
の端縁を下方へ折下げた縦片部42,42を有し、その
下端を内方へ水平状に折曲し、続いて下方へ折曲し、さ
らにその下端を内側上方へ傾斜状に折り返した取付部4
3,43を有する。このキャップ部材4は、基本的には
前記縦葺き外装材1と同一素材により成形されるが、ア
ルミや硬質樹脂による押出成形品でも良い。また、その
素材厚は、特に限定するものではないが、押出成形品の
場合、概ね1.2乃至2.5mm程度である。
【0010】図2の外装構造は、鉄骨造の躯体21上に
断熱ボード22を載置し、アスファルト系防水シート2
3を張設した外装下地2上に、所定の間隔で前記構成の
保持部材3を設置(割り付け)、固定(固定具351)
し、横方向に隣接する保持部材3,3間に、前記構成の
縦葺き外装材1を敷設、固定し、横方向に隣接する縦葺
き外装材1,1間にキャップ部材4を冠着した構造であ
る。縦葺き外装材1の敷設に際し、外側立上り部14の
係合部141と前記保持部材3の被係合部34とを弾性
的に係合させ、排水溝13の底部の裏面を前記保持部材
3の平坦部分32の上面に沿わせる(載置する)。この
とき、縦葺き外装材1の面板部11は、排水溝13の底
部より高い位置に形成されているので、面板部11と外
装下地2(アスファルト系防水シート23)とは接触す
ることがなく、その間には間隙20が形成される。さら
に横方向に隣接する縦葺き外装材1,1間を覆うように
キャップ部材4を臨ませ、その取付部43と縦葺き外装
材1の外側立上り部14のキャップ保持部(係合部14
1)とを弾性的に係合保持させて配設する。
【0011】この外装構造において、縦葺き外装材1
は、強風雨等により内側立上り部12を越える雨水が生
じても、排水溝13により浸入雨水を円滑に軒方向に流
下させて軒先から排出することができ、雨仕舞性能が高
い。尚、排水溝13による空間は、基本的にキャップ部
材4によりカバーされるので、キャップ部材4外の外圧
の影響を殆ど受けることはない。よって浸入水は、吹き
込み、滲み込み程度と想定される。また、縦葺き外装材
1は、その内側立上り部12に空間121が形成されて
いるので、日射によって面板部11に働き幅方向の熱伸
縮作用が働いてもこれを吸収して歪みの発生を防止す
る、又は軽減することができる。さらに、縦葺き外装材
1は、その面板部11と外装下地2との間に空隙20が
形成されるので、面板部11が高温になってもその熱を
アスファルト系防水シート23に伝搬することがなく、
仮にアスファルト系防水シート23が熱軟化したとして
も前記伸縮作用を妨げることがない。なお、縦葺き外装
材1の面板部11の裏面には、結露防止や防音対策上、
図示しないポリエチレンフォーム等の弾性を有する断熱
裏貼り材を貼るか、介在させても良い。前記断熱裏貼り
材は、その断熱性によって、縦葺き外装材1から前記ア
スファルト系防水シート23への熱の伝搬を防止するの
で、アスファルト系防水シート23の軟化や融着を防止
し、前記縦葺き外装材1の伸縮作用を妨げることがな
い。このように本発明の外装構造は、雨仕舞性能を有
し、熱伸縮への対応性に優れたものとなる。
【0012】また、特に縦葺き外装材1の面板部11を
中立軸(図中、点線で示した)の近傍に形成したので、
例えば外装下地2が曲面の建築物に追従させるための曲
面加工を必要とする場合にも圧縮歪を生ずることなく容
易且つ美麗に行うことができる。さらに、縦葺き外装材
1は、予め外装下地2上に割り付け、固定した保持部材
3に敷設するものであり、しかも外側立上り部14の係
合部141が保持部材3の被係合部34と弾性係合する
ので、敷設後の位置調整が不要である。さらに、保持部
材3に強固に保持されるので、施工性が高く、施工時の
突風等に対する安全性も高いものとなる。特に、前記の
ように縦葺き外装材1の内側立上り部12は働き幅の中
央側に傾斜しているが、その内側面は略鉛直状に配置
し、キャップ部材4の縦片部42と面一状になっている
ので、意匠性に優れている。
【0013】尚、前記縦葺き外装材1は、建築物の施工
面の流れ方向に連続する長尺材にしても良いが、3〜8
m程度の定尺材にした場合には、図3,5に示すように
長さ方向上縁に、表面レベルより一段下層となる接続用
重合部16を形成し、図4,6に示すように施工状態に
おいて上方に隣り合う縦葺き外装材1の表面とほぼ面一
状となるようにすると、雨仕舞性にも優れ、意匠性も優
れたものとなる。
【0014】例えば図3,4に示す縦葺き外装材1で
は、面板部11の長さ方向下縁に、端縁を折下げて軒側
へ延在させた当接部111を設け、該当接部111を施
工状態においてその裏面側に配設される縦葺き外装材1
の接続用重合部16に位置する面板部11に当接させ
る。また、接続用重合部16に位置する面板部11には
3条のリブ112を設け、該リブ112をその表面側に
配設される縦葺き外装材1の面板部11の裏面に当接さ
せることにより薄肉の空間を形成させ、毛細管現象によ
る雨水等の浸入を防止すると共に雨水が浸入した場合の
防水堤の機能を果たしている。この接続用重合部16の
長さは300mm程度を想定している。図5,6の縦葺
き外装材12 では、面板部11の長さ方向下縁を裏面側
へ折り返して当接部113を設け、接続用重合部16に
は一部切欠を設けたリブ114を設けた以外は全く同一
であり、図面に同一符号を付して説明を省略する。
【0015】また、図7に示すように、接続用重合部1
6に位置する内側立上り部12を幅狭にし、外側立上り
部14の係合部141を潰すと、施工状態において上方
に隣り合う縦葺き外装材1をその表面側に重合させた場
合に重合が密接になり、重合部からの漏水危険性が低減
される。
【0016】同様の目的で、排水溝13を形成する内側
立上り部12と外側立上り部14との間の繋ぎ部に、凸
部131を形成した図8の縦葺き外装材13 では、図9
に示すように接続重合部16に位置する凸部131をプ
レス等で圧延して略平坦状にすることにより、排水溝1
3を拡幅でき、重合をより密接に、より円滑に行うこと
ができる。尚、この縦葺き外装材13 は、凸部131を
形成した構成、内側立上り部12に排水溝13側に突起
する第二係合部122を形成した構成以外は前記縦葺き
外装材1と同一であるから図面に同一符号を付して説明
を省略する。
【0017】さらに、前記キャップ部材4についても前
記縦葺き外装材1と同様に建築物の施工面の流れ方向に
連続する長尺材にしても良いが、一定長さの定尺材にし
た場合には、図10に示すように長さ方向上縁に、表面
レベルより一段下層となるキャップ接続用重合部44を
形成し、図11に示すように施工状態において上方に隣
り合うキャップ部材4の表面とほぼ面一状となるように
すると、雨仕舞性にも優れ、意匠性も優れたものとな
る。尚、キャップ接続用重合部44に位置する被着部4
1及び縦片部42は、凹凸が形成され、施工状態におい
て表面側に配設されるキャップ部材4の裏面に当接する
凸部分と当接しない凹部分とからなり、この凹部分の存
在により毛細管現象による雨水等の浸入を防止すると共
に凹部分にシール材45を装着して雨水の浸入を物理的
に防止する。
【0018】一般に弾性係合の対象物どうしが長尺で、
且つ厚肉である場合、弾性係合に要する力が大きくな
り、最終的な係合に至らなかったり、最終的な係合に至
らないにも係らず係合していると誤認する状態(部分的
にのみ係合している)になったりする。即ち、縦葺き外
装材1とキャップ部材4とが長尺である場合には、この
ような不具合を解消するため、図12に示すようにキャ
ップ部材4の取付部43の係合端縁に間欠的に切欠部4
31を形成し、係合端縁の係合圧力を増強するようにし
ても良い。また、弾性係合の対象物どうしが薄肉の場合
にあっても、屈曲半径が小さい曲面加工が要求された場
合には係合端縁に応力歪みが生じて変形により弾性係合
が不能又は不確実となる場合がある。即ち、縦葺き外装
材1とキャップ部材4とが長尺である場合には、このよ
うな不具合を解消するため、図13に示すようにキャッ
プ部材4の取付部43の係合用折曲部に間欠的に切欠部
432を形成し、係合端縁に応力歪みが生じないように
しても良い。
【0019】以下、用いる縦葺き外装材1、保持部材
3、キャップ部材4を変更した外装構造を例示するが、
既に説明した構成については図面に同一符号を付して説
明を省略する。尚、前記3部材、並びに下部保持部材6
及び上部保持部材7については便宜的に『456
7 』を付与したが、必ずしも異なる構成を有するもので
はない。
【0020】図14に示す外装構造では、縦葺き外装材
4 は、その内側立上り部12の内側片部分の中間に、
それから下方が幅広となる段部123を有し、キャップ
部材44 は、縦片部42の内側に、縦葺き外装材14
内側立上り部12の上半部分を包持する包持凹部46を
有する。この外装構造では、段部123が縦葺き外装材
4 の潤辺(流量計算における対象物の水が接する面)
の深さよりも高位置で、キャップ部材44 の側縁を段部
123より高位置で納めているので、キャップ部材44
と内側立上り部12の接触箇所からの毛細管現象による
雨水の染み込みを防止することができる。また、この段
部123により、内側立上り部12の内側片部分とキャ
ップ部材44 の縦片部42とが略面一状となり、外観上
滑らかに連続するので、桟状部分の意匠性が向上すると
ともに、桁行き方向からの風雨による前記接触箇所から
の吹き込みを軽減することができる。さらに、この段部
123により、前記伸縮作用に対応する空間121が増
加する。加えて、キャップ部材44 の包持凹部46は内
側立上り部12の上半部分に支持されているので、キャ
ップ部材44 に作用する各種荷重による変形を防止又は
軽減することができる。
【0021】図15に示す外装構造では、縦葺き外装材
5 は、前記図14の縦葺き外装材14 と同様にその内
側立上り部12の内側片部分の中間に、それから下方が
幅広となる段部123を有する。保持部材35 は、前記
隆起部(33)に代わって縦葺き外装材15 の外側立上
り部14とほぼ同じ高さの第二起立部36,36が形成
され、この第二起立部36,36の対向間隔が外装下地
2への固定部35となり、第二起立部36の中間に縦葺
き外装材15 の係合部141と係合する被係合部34が
設けられる。また、左右の平坦部分32の外端縁には上
向きの起立部31が形成され、該起立部31が縦葺き外
装材15 の内側立上り部12の裏面側空間121に位置
するように組み付けられている。キャップ部材45 は、
被着部41が連続する断面半円状の比較的大形状の曲面
であり、実質的に縦片部42を兼ねている。さらに、こ
のキャップ部材45 の被着部41の一部を下方から支持
する通し押出材5を前記保持部材35 の上部に係合させ
る。この外装構造では、縦葺き外装材15 の内側立上り
部12の裏面側空間121に起立部31が位置している
が、段部123が形成されてそれから下方が幅広となる
ため、前記面板部11の働き幅方向の熱伸縮作用に対す
る裏面側空間121が確保され、前記各実施形態と同様
に面板部11の熱伸縮作用を吸収することができる。ま
た、保持部材35 の上向きの起立部31は、縦葺き外装
材15 の内側立上り部12の働き幅中央方向への変位を
抑制するので、吹上風圧力(負荷重)作用時、積雪荷重
(正荷重)作用時の耐久強度に優れたものとなる。しか
も縦葺き外装材15 の内側立上り部12より外方の構成
の塑性変形を防止でき、雨仕舞や保持関係の機能が安定
に維持できる。さらに、概して前記図14における隆起
部33に代えて対向する2本の第二起立部36,36を
保持部材35 に設けた構成であるため図14の外装構造
と同様の施工性及び屋根機能を有し、起立部31を設け
た分だけ前記の通り雨仕舞性や屋根機能が向上する。さ
らに、意匠性にもより優れたものとなる。尚、通し押出
材5を施工面の長さ方向に連続する長尺材とすると、キ
ャップ部材45 が定尺材であっても、継ぎ目からの浸入
水を固定部35に滴下させない防水キャップ効果があ
る。
【0022】図16に示す外装構造では、縦葺き外装材
6 は、その外側立上り部14が断面直線状であり、保
持部材は、略山字状の下部保持部材66 と略傘型状の上
部保持部材76 との2部材からなる。前記下部保持部材
6 は、縦葺き外装材16 の内側立上り部12の裏面側
空間121に位置させる起立部61、外装下地2への固
定部62(平坦部分)、及び中央に位置する中央起立片
69を有する。この中央起立片69の上端から左右に、
その先端が下方に屈曲する横片(接続受部64)が延設
され、そこに形成される隅部から起立部61の内側基部
までの長さは縦葺き外装材16 の外側立上り部14の長
さより僅かに長く形成されている。前記上部保持部材7
6 は、中央に、前記下部保持部材66 の接続受部64と
嵌合状に接続する接続部71を有すると共に該接続部7
1から外側下方へ保持部分72,72を傾斜状に延設し
ている。この保持部分72は、縦葺き外装材の16 の外
側立上り部14とほぼ同じ長さを有し、中間外側には略
楔状のキャップ保持部73が形成されている。また、接
続部71の上面にはキャップ部材46 の被着部41の頂
部付近を下方から支持する受部74が形成されている。
この外装構造では、下部保持部材66 を外装下地に固定
した状態で縦葺き外装材16 を敷設するのであるが、縦
葺き外装材の16 の外側立上り部14の上端が下部保持
部材66 の中央起立片69の上端に形成される隅部に当
接して弾性的に係合保持されるので、外側立上り部14
の上端が係合部141となり、下部保持部材66 の隅部
が被係合部65となる。その後、上部保持部材76 をス
ライドさせることによりその接続部71を接続受部64
に嵌合状に接続させて下部保持部材66 と一体化させる
と共にその保持部分72を縦葺き外装材16 の外側立上
り部14に沿わせて配設する。このとき、上部保持部材
6 の保持部分72の下端は凹部形状を有して縦葺き外
装材16 の排水溝13の凸部131に当接するので、縦
葺き外装材16 は外装下地方向へ極めて安定に保持され
る。
【0023】図17に示す外装構造では、下部保持部材
7 は、起立部61の内方に、平坦部分67を介して縦
葺き外装材17 の外側立上り部14とほぼ同じ高さの第
二起立部66,66を有し、この第二起立部66,66
間が外装下地2への固定部62となる。また、第二起立
部66の上端に接続受部64が設けられる。上部保持部
材77 の接続部71もそれに応じて幅広である。キャッ
プ部材47 は前記図15に用いたキャップ部材46 とほ
ぼ同様であり、その裏面には同様に通し押出材5を介在
させる。この外装構造では、概して前記図16における
中央起立部69に代えて対向する2本の第二起立部6
6,66を下部保持部材67 に設けた構成であるため前
記図16の外装構造と同様の施工性及び屋根機能を有
し、さらに前記図15と同様に優れた意匠性を有するも
のとなる。
【0024】さらに、図18〜37には、各部材の構成
を一部変更した外装構造を示したが、以下の説明及び図
面においては、縦葺き外装材、保持部材、キャップ部
材、下部保持部材、上部保持部材については符号を1、
3、4、6、7に固定し、各構成部位の作用を中心に説
明する。
【0025】上部保持部材7に、縦葺き外装材1の内側
立上り部12又はその内側基部又は排水溝13又は外側
立上り部14の一箇所以上に上方から臨む保持部分72
を設けることにより、縦葺き外装材1を外装下地方向へ
安定に保持することができ、縦葺き外装材1の取付強度
をより強固なものとすることができる。これらの例とし
ては、図18〜29,31,33〜36が相当する。
【0026】中央に固定用隆起部82を有する底部とそ
の両側縁を立ち上げた側面部(起立部81)とからなる
樋部材8を配し、該樋部材8の凸部に跨がるように断面
略ハット状の下部保持部材6を配してもよい。尚、この
樋部材8が縦葺き外装材1より高い剛性を有する場合、
位置規制効果が果たされる。この場合、左右に隣接する
縦葺き外装材1,1の内側立上り部12,12間の全て
に亙って樋部材8が配設されるので、キャップ部材4の
施工不良等による縦葺き外装材1,1間位置における浸
水があっても樋部材8により流下させて、軒先より排出
することができる。また、縦葺き外装材1においては、
三次防水機能を有するので、極めて雨仕舞性能が高いも
のとなる。これらの例としては、図27,30が相当す
る。
【0027】上部保持部材7を施工面の長さ方向に連続
する長尺材に形成すると、その外側に配設されるキャッ
プ部材4とあいまって、桟状部分についても容易に二次
防水の構成が得られるので雨仕舞性能がより高いものと
なる。これらの例としては、図17,18,20〜2
4,26〜31,33,35〜37が相当する。また、
前記上部保持部材7がキャップ部材を兼ねるようにする
と、剛性を有するキャップ部分が長さ方向に連続するの
で、縦葺き外装材1の保持強度及びキャップ部分の耐圧
強度が共に高くなる。これらの例としては、図19,3
4が相当する。尚、図18,22,23,25はその上
部に化粧材としてキャップ部材4が配設されているが、
上部保持部材7が実質的に(機能的に)キャップ部材を
兼ねるので、必ずしもキャップ部材4は必要でない。
【0028】下部保持部材6と上部保持部材7との一体
化については、必ずしも直接接触させる必要はなく、縦
葺き外装材1を介して一体化させるものでも良い。この
場合、縦葺き外装材1の当該部分は挟み込むように固定
されることになるので、その保持強度が高いものとな
る。また、下部保持部材6と上部保持部材7とを直接接
触させて一体化させる方法についても、係合(嵌合及び
係止爪片による固定を含む)、ビスや連結ボルト等を用
いた固定など何れの方法でも良く、特に係合させる場合
には上方から押圧して弾性的に接続(嵌合)してもよい
し、横方向(長さ方向)にスライドさせて接続(嵌合)
するようにしても良い。
【0029】上部保持部材7とキャップ部材4との間に
は、キャップ部材4の変形を防止するバックアップ材9
を介装しても良い。このバックアップ材9は、同様にキ
ャップ部材4の変形を防止する前記通し押出材5がアル
ミ合金や硬質樹脂等の押出成形品であるのに対し、ポリ
ウレタン、ポリスチレン、フェノール等の樹脂発泡材、
グラスウール、木毛との繊維系成形材等からなり、キャ
ップ部材4の変形を防止する効果に加え、結露防止、防
音対策にも貢献する。これらの例としては、図20,2
1,24,25,29,30が相当する。
【0030】キャップ部材4には、縦葺き外装材1の内
側立上り部12を包持する包持凹部46を設けてもよ
い。この構成によりキャップ部材4に作用する各種荷重
による変形を防止又は軽減することができると共に前記
上部保持部材7の保持部分72と同様に縦葺き外装材1
を外装下地2方向へ保持する機能をも果たす。これらの
例としては、図24,26〜33、35、37が相当す
る。
【0031】上部保持部材は、複数部材から構成される
ものでも良い。これらの例としては、図25が相当し、
左右独立する部材70,70から上部保持部材が構成さ
れる。尚、この部材70,70は、それぞれスライドさ
せることにより下部保持部材6に嵌合状に接続して一体
化させる。また、下部保持部材6も、複数部材から構成
されるものでも良い。これらの例としては、図20が相
当し、起立部61を有する第一下部保持部材60と、縦
葺き外装材1及び上部保持部材7を保持する第二下部保
持部材60’とから構成される。尚、この上部保持部材
7と第二下部保持部材60’とは共に鋼板のプレス加工
品でも良く、弾性的に接続(嵌合)して一体化する。
【0032】キャップ部材4を係合保持するキャップ保
持部は、縦葺き外装材1(キャップ保持部124)に設
けても良いが、上部保持部材7(キャップ保持部73)
に設けると、縦葺き外装材1自体にキャップ保持部12
4を設ける場合に比べて製品精度及び施工精度を高める
ことができる。これらの例としては、図10〜12,1
8〜32,34,35,37〜49が相当する。
【0033】図30の外装構造は、縦桟部分が極めて広
幅の場合に適用するものであり、下部保持部材6は押出
型材のピース材、上部保持部材7は鋼板のロールまたは
プレス加工品である。
【0034】図32の外装構造は、隣り合う縦葺き外装
材1,1の外側立上り部14,14の先端を近接させて
付設し、防水テープ100で被覆したものであり、容易
に二次防水の構成が得られるので雨仕舞機能がより高い
ものとなる。
【0035】また、本発明の縦葺き外装材1の構成は、
特に前記実施形態の外装構造に用いたものに限定するも
のではない。例えば図38(a)〜(d)には外側立上
り部が省略されているが、同図(a)に示すように内側
立上り部12の内側片部分にキャップ部材4を保持する
キャップ保持部124を設けてもよいし、同図(b),
(c)に示すように内側立上り部12の外側片部分にキ
ャップ保持部124を設けても良いし、同図(d)に示
すように内側立上り部12の先端にキャップ保持部12
4を設けても良い。図39(a)〜(c)は同図(d)
と比較して明らかなようにそれぞれ積み重ね可能に形成
したものである。
【0036】以上本発明を図面の実施の形態に基づいて
説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。
【0037】
【発明の効果】以上要するに本発明の建築用縦葺き外装
材は、日射によって面板部に熱伸縮作用が働いても内側
立上り部に空間が形成されているので、働き幅方向の前
記伸縮作用を吸収して歪みの発生を防止、又は軽減する
ことができる。また、面板部が高温になっても、面板部
と外装下地との間には空隙が形成されているので、アス
ファルト系防水シートと熱溶着して前記伸縮作用を妨げ
ることがない。さらに、強風雨等により内側立上り部を
越える雨水が生じても、内側立上り部の外側に設けられ
た排水溝により、浸入雨水を円滑に軒方向に流下させて
軒先から排出することができるので、雨仕舞性能が高
い。
【0038】複数枚を同一方向に積層することができる
ので、製造過程、輸送過程におけるハンドリングが向上
する。また、単位容積当たりの輸送数量が増加するの
で、輸送効率が向上し、輸送コストを低減することがで
きる。
【0039】段部を縦葺き外装材の潤辺の深さよりも高
位置に設け、キャップの側縁を段部より高位置で納める
ことにより、キャップと内側立上り部の接触箇所からの
毛細管現象による雨水の染み込みを防止することができ
る。潤辺とは流量計算における対象物の水が接する面を
言う。内側立上り部とキャップを滑らかに連続させるこ
とができるので、桟状部分の意匠性が向上すると共に、
桁行き方向からの風雨による前記接触箇所からの吹き込
みを軽減することができる。伸縮対応空間が増加する。
【0040】面板部を中立軸上又は中立軸の近傍に形成
すると、外装下地が曲面の建築物に追従させるための曲
面加工を容易且つ美麗に行うことができる。
【0041】縦葺き外装材を予め外装下地上に割り付け
固定した保持部材に敷設するので、しかも外側立上り部
の係合部が保持部材の被係合部と弾性係合するので、敷
設後の位置調整が不要である。さらに、保持部材に強固
に保持されるので、施工性が高く、施工時の突風等に対
する安全性も高いものとなる。
【0042】さらに、外側立上り部又は内側立上り部に
キャップ部材を弾性的に係合保持するキャップ保持部を
有する縦葺き外装材は、キャップ部材の取付に際し、別
途キャップ部材用の保持部材を必要としないので、製造
コストを軽減することができる。また、キャップ部材用
の保持部材の取付工程がないので、施工性が高く、施工
経費も軽減することができる。
【0043】本発明の縦葺き外装材は長尺材でも良い
し、定尺材でも良い。定尺材の場合には、長さ方向上縁
に、施工状態において上方に隣り合う縦葺き外装材の表
面とほぼ面一状となるように表面レベルより一段下層に
接続用重合部を形成すると、意匠性に優れ、雨仕舞性能
も高いものとなる。このように本発明の縦葺き外装材
は、定尺材とすることができるので、作業者が一人でも
作業できる。換言すると、5m前後の定尺材とすること
により作業者が一人であっても現場での搬送、敷設、下
地への取付といった一連の縦葺き外装材の施工を安全且
つ確実に行うことができる。また、面板部が円滑に連続
するので、意匠性が高い。
【0044】固定用隆起部を有する底部とその両側縁を
立ち上げた側面部とからなる樋部材を、その側面部が前
記内側立上り部の裏面側空間内に位置し、その底部が保
持部材と外装下地間に位置するように敷設すると、左右
に隣接する縦葺き外装材の内側立上り部間の全てに亙っ
て樋部材が配置されるので、キャップ部材の施工不良等
による縦葺き外装材間位置における浸水があっても樋部
材により流下させて、軒先より排出することができる。
また、縦葺き外装材に対しては、三次防水機能を有する
ので、極めて雨仕舞性能が高い。さらに、樋部材が縦葺
き外装材よりも剛性が高い場合には縦葺き外装材の内側
立上り部の位置を規制する効果も果たされる。
【0045】上部保持部材で、縦葺き外装材の内側立上
り部又はその内側基部又は排水溝又は外側立上り部を保
持すると、縦葺き外装材の取付強度をより一層高めるこ
とができ、しかも施工性が高い。
【0046】上部保持部材にキャップ保持部を設けて弾
性的に係合させると、キャップ部材の係合保持をより確
実なものとすることができ、しかも施工性は高い。上部
保持部材は縦葺き外装材と比べてより安定なキャップ保
持部を提供できるので、キャップの弾性係合を確実なも
のとすることができる。
【0047】上部保持部材をキャップ部材を兼ねる長尺
材にすると、通常縦葺き外装材と同材質で作製されるキ
ャップ部材に比べて高い剛性を有し、縦葺き外装材の保
持強度、キャップ部分の耐圧強度を共に高めることがで
きる。施工性も高く維持することができる。化粧用のキ
ャップと併用した場合には、前記キャップが1次防水機
能を上部保持部材が内側のキャップとなって2次防水機
能を発揮するので、桟状部分における雨仕舞性能が一層
向上する。
【0048】キャップ部材に縦葺き外装材の内側立上り
部を包持する包持凹部を形成すると、キャップ部材に作
用する各種荷重による変形を防止又は軽減できる。
【0049】設計の要求により縦葺き外装材の厚みが増
した場合、又は曲率が小さい曲面加工が要求された場合
におけるキャップの弾性係合の不確実性の増大を抑制
し、弾性係合を確実なものとすることができる。弾性係
合の対象物どうしが長尺で、且つ厚肉となった場合、弾
性係合に要する力が大きくなり、最終的な係合に至らな
かったり、最終的な係合に至らないにも係らず、係合し
ていると誤認する状態(部分的にだけ係合している)に
なったりする。弾性係合の対象物どうしが薄肉の場合に
あっても曲率の小さい曲面加工が要求された場合には係
合端縁に応力歪が生じて変形により弾性係合が不能又は
不確実となることがある。
【0050】キャップ部材の取付部の係合側端又は係合
用折曲部に間欠的に切欠部を形成すると、設計の要求に
より縦葺き外装材の厚みが増した場合、又は屈曲半径が
小さい曲面加工が要求された場合におけるキャップ部材
の弾性係合の不確実性の増大を抑制し、弾性係合を確実
なものとすることができる。
【0051】左右方向に隣接する外側立上り部の上端ど
うし間を防水テープで被覆すると、キャップ部分につい
ても容易に二次防水の構成が得られるので雨仕舞機能が
より高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の縦葺き外装材を示す断面図であ
る。
【図2】図1の縦葺き外装材を用いた外装構造の断面図
である。
【図3】図1の縦葺き外装材の斜視図である。
【図4】図1の縦葺き外装材の長さ方向における重合部
分を示す側断面図である。
【図5】他の一実施形態の縦葺き外装材を示す斜視図で
ある。
【図6】図5の縦葺き外装材の長さ方向における重合部
分を示す側断面図である。
【図7】長さ方向上縁の接続用重合部における図1の縦
葺き外装材の側縁部分の接続構造の一部を示す断面図で
ある。
【図8】他の一実施形態の縦葺き外装材を示す断面図で
ある。
【図9】長さ方向上縁の接続用重合部における図8の縦
葺き外装材の側縁部分の接続構造の一部を示す断面図で
ある。
【図10】一実施形態のキャップ部材を示す斜視図であ
る。
【図11】図10のキャップ部材の長さ方向における重
合部分を示す側断面図である。
【図12】キャップ部材の取付部の係合側端に間欠的に
切欠部を形成した一部の斜視図である。
【図13】キャップ部材の取付部の係合用折曲部に間欠
的に切欠部を形成一部の斜視図である。
【図14】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図15】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図16】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図17】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図18】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図19】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図20】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図21】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図22】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図23】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図24】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図25】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図26】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図27】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図28】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図29】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図30】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図31】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図32】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図33】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図34】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図35】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図36】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図37】外装構造の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図38】縦葺き外装材の内側立上り部と、これに弾性
的に係合保持されるキャップ部材との形状バリエーショ
ンを表わす正面図である。
【図39】縦葺き外装材の側端形状バリエーションを示
す正面図である。
【符号の説明】
1 縦葺き外装材 11 面板部 12 内側立上り部 121 裏面側空間 122 段部 124 キャップ保持部 13 排水溝 131 凸部 14 外側立上り部 141 係合部 16 接続用重合部 2 外装下地 3 保持部材 31 起立部 313 第二被係合部 33 隆起部 34 被係合部 35 固定部 4 キャップ部材 43 取付部 46 包持凹部 5 通し押出材 6 下部保持部材 61 起立部 62 固定部 63 隆起部 64 接続受部 65 被係合部 66 第二起立部 67 溝(平坦)部分 69 中央起立部 7,70 上部保持部材 72 保持部分 73 キャップ保持部 8 樋部材 9 バックアップ材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−56464(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 3/30 - 3/366 102

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に面板部を、その左右側縁に内側立
    上り部を形成すると共に、前記内側立上り部の外側には
    排水溝を介して外側立上り部を形成してなる建築用縦葺
    き外装材であって、 前記内側立上り部の裏面側には、下方が開口する空間を
    形成すると共に、面板部は排水溝の底部より高い位置に
    形成したことを特徴とする建築用縦葺き外装材。
  2. 【請求項2】 内側立上り部の裏面空間は、頂部が幅狭
    で、基部が幅広に形成したことを特徴とする請求項1に
    記載の建築用縦葺き外装材。
  3. 【請求項3】 内側立上り部の内側面には、その中間に
    それから下方が幅広となる段部を形成したことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の建築用縦葺き外装材。
  4. 【請求項4】 面板部は、中立軸上又は中立軸の近傍に
    形成したことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載
    の建築用縦葺き外装材。
  5. 【請求項5】 外側立上り部には、その上端又は中間の
    何れか一方、若しくは両方に、予め外装下地上に所定間
    隔で設置された保持部材と弾性的に係合する係合部を形
    成したことを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に
    記載の建築用縦葺き外装材。
  6. 【請求項6】 外側立上り部には、その上端又は中間の
    何れか一方、若しくは両方に、隣り合う縦葺き外装材間
    を覆うように配設するキャップ部材を弾性的に係合保持
    するキャップ保持部を有することを特徴とする請求項1
    又は2又は3又は4又は5に記載の建築用縦葺き外装
    材。
  7. 【請求項7】 内側立上り部には、その上端又は中間の
    何れか一方、若しくは両方に、隣り合う縦葺き外装材間
    を覆うように配設するキャップ部材を弾性的に係合保持
    するキャップ保持部を有することを特徴とする請求項1
    又は2又は3又は4又は5又は6に記載の建築用縦葺き
    外装材。
  8. 【請求項8】 長さ方向上縁は、施工状態において上方
    に隣り合う縦葺き外装材の表面とほぼ面一状となるよう
    に表面レベルより一段下層に接続用重合部を形成したこ
    とを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は
    6又は7に記載の建築用縦葺き外装材。
  9. 【請求項9】 建築躯体や適宜断熱材等の野地板を介装
    した外装下地上に、縦葺き外装材を敷設し、保持部材で
    外装下地に固定し、横方向に隣接する縦葺き外装材間を
    覆うようにキャップ部材を配設してなる建築外装構造に
    あって、 前記縦葺き外装材は、中央に面板部を、その左右側縁に
    内側立上り部を形成すると共に、前記内側立上り部の外
    側には排水溝を介して外側立上り部を形成し、 前記内側立上り部の裏面側には、下方が開口する空間が
    形成されると共に、面板部は排水溝の底部より高い位置
    に形成し、面板部の裏面と外装下地との間には間隙が形
    成されることを特徴とする建築外装構造。
  10. 【請求項10】 縦葺き外装材の外側立上り部には、そ
    の上端又は中間の何れか一方、若しくは両方に係合部を
    形成し、 予め外装下地上に所定の間隔で保持部材を設置し、横方
    向に隣接する保持部材間に、縦葺き外装材を敷設すると
    共に、縦葺き外装材の係合部と保持部材に設けた被係合
    部とを弾性的に係合させたことを特徴とする請求項9に
    記載の建築外装構造。
  11. 【請求項11】 固定用隆起部を有する底部とその両側
    縁を立ち上げた側面部とからなる樋部材を、その側面部
    が縦葺き外装材の内側立上り部の裏面側空間内に位置
    し、その底部が保持部材と外装下地間に位置するように
    敷設したことを特徴とする請求項9又は10に記載の建
    築外装構造。
  12. 【請求項12】 縦葺き外装材の内側立上り部はキャッ
    プ保持部を有し、キャップ部材は左右側縁に取付部を有
    し、これらキャップ保持部と取付部とを弾性的に係合さ
    せることを特徴とする請求項9又は10又は11に記載
    の建築外装構造。
  13. 【請求項13】 縦葺き外装材の外側立上り部はキャッ
    プ保持部を有し、キャップ部材は左右側縁に取付部を有
    し、これらキャップ保持部と取付部とを弾性的に係合さ
    せることを特徴とする請求項9又は10又は11に記載
    の建築外装構造。
  14. 【請求項14】 保持部材は、予め外装下地に設置され
    る一つ以上の下部保持部材と、縦葺き外装材の内側立上
    り部又はその内側基部又は排水溝又は外側立上り部を保
    持する一つ以上の上部保持部材とからなることを特徴と
    する請求項9又は10又は11又は12又は13に記載
    の建築外装構造。
  15. 【請求項15】 上部保持部材は、キャップ保持部を有
    し、キャップ部材は、左右側縁に取付部を有し、これら
    キャップ保持部と取付部とを弾性的に係合させることを
    特徴とする請求項14に記載の建築外装構造。
  16. 【請求項16】 上部保持部材は、長尺材に形成したこ
    とを特徴とする請求項14又は15に記載の建築外装構
    造。
  17. 【請求項17】 キャップ部材は縦葺き外装材の内側立
    上り部を包持する包持凹部を有することを特徴とする請
    求項9又は10又は11又は12又は13又は14又は
    15又は16に記載の建築外装構造。
  18. 【請求項18】 キャップ部材の取付部は係合側端又は
    係合用折曲部に間欠的に切欠部を有することを特徴とす
    る請求項9又は10又は11又は12又は13又は14
    又は15又は16又は17に記載の建築外装構造。
  19. 【請求項19】 縦葺き外装材は、左右方向に隣接する
    外側立上り部の上端どうしを当接又は近接させて敷設
    し、上端どうし間を防水テープで被覆してなることを特
    徴とする請求項9又は10又は11又は12又は13又
    は14又は15又は16又は17又は18に記載の建築
    外装構造。
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