JPH118144A - フライバックトランスのモールディング構造 - Google Patents
フライバックトランスのモールディング構造Info
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- JPH118144A JPH118144A JP10133311A JP13331198A JPH118144A JP H118144 A JPH118144 A JP H118144A JP 10133311 A JP10133311 A JP 10133311A JP 13331198 A JP13331198 A JP 13331198A JP H118144 A JPH118144 A JP H118144A
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- ferrite core
- lead
- bobbin
- case
- flyback transformer
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- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
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- H01F27/28—Coils; Windings; Conductive connections
- H01F27/29—Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
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- H01F27/02—Casings
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- H01F38/00—Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
- H01F38/42—Flyback transformers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はフライバックトランスのモールディ
ング構造に関し、ケース内部にボビンを収納してエポキ
シ樹脂のモールディングを施すとき、優秀なモールディ
ングを施して製品の信頼性を向上し得るフライバックト
ランスのモールディング構造を提供しようとする。 【解決手段】 ボビン21のフィルムガイド25にガス
排出孔27を穿孔形成し、フェライトコアー案内部43
の下部縁間に溢れたモールディング樹脂を収納する収納
空間部44を形成し、高圧リードの緊密に挿合されるリ
ード収納部53をケース40に形成して、フライバック
トランスのモールディング構造を構成する。
ング構造に関し、ケース内部にボビンを収納してエポキ
シ樹脂のモールディングを施すとき、優秀なモールディ
ングを施して製品の信頼性を向上し得るフライバックト
ランスのモールディング構造を提供しようとする。 【解決手段】 ボビン21のフィルムガイド25にガス
排出孔27を穿孔形成し、フェライトコアー案内部43
の下部縁間に溢れたモールディング樹脂を収納する収納
空間部44を形成し、高圧リードの緊密に挿合されるリ
ード収納部53をケース40に形成して、フライバック
トランスのモールディング構造を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フライバックトラ
ンスのモールディング構造に係るもので、詳しくは、コ
イルの巻回されたボビンを、ケースの内部にエポキシ樹
脂を利用して円滑にモールディングし得るフライバック
トランスのモールディング構造に関するものである。
ンスのモールディング構造に係るもので、詳しくは、コ
イルの巻回されたボビンを、ケースの内部にエポキシ樹
脂を利用して円滑にモールディングし得るフライバック
トランスのモールディング構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フライバックトランスのモールデ
ィング構造においては、図5に示したように、コイルの
巻回された中空円筒状のボビン10と、該ボビン10の
下方に係合されるU字状のフェライトコアー15と、前
記ボビン10の収納されるケース20と、を備えてい
た。
ィング構造においては、図5に示したように、コイルの
巻回された中空円筒状のボビン10と、該ボビン10の
下方に係合されるU字状のフェライトコアー15と、前
記ボビン10の収納されるケース20と、を備えてい
た。
【0003】そして、前記ボビン10においては、図6
(A)に示したように、外周面上に複数の環状のリブ3
が所定間隔を置いてそれぞれ突出形成され、外周面上の
両方端には前記リブ3よりも高さの高い環状のフィルム
ガイド5が突出形成され、それらリブ3間の外周面上に
は低電圧コイルの1次コイル2が巻回されて基礎ボビン
部1aが形成され、該基礎ボビン部1aの外周面上に絶
縁性のフィルム6が各リブ3の外周面に融着して被覆さ
れ、該フィルム6の上面の前記フィルムガイド5間には
2次コイル4が巻回されて構成されていた。
(A)に示したように、外周面上に複数の環状のリブ3
が所定間隔を置いてそれぞれ突出形成され、外周面上の
両方端には前記リブ3よりも高さの高い環状のフィルム
ガイド5が突出形成され、それらリブ3間の外周面上に
は低電圧コイルの1次コイル2が巻回されて基礎ボビン
部1aが形成され、該基礎ボビン部1aの外周面上に絶
縁性のフィルム6が各リブ3の外周面に融着して被覆さ
れ、該フィルム6の上面の前記フィルムガイド5間には
2次コイル4が巻回されて構成されていた。
【0004】そして、このように構成されたボビン10
の中空部の一方側には、図5に示したように、該中空部
に連続して断面U字状のフェライトコアー案内部13が
延長形成され、該フェライトコアー案内部13の下部縁
間には該フェライトコアー案内部13に連続して板状の
フェライトコアー接触面14が形成され、前記中空部は
フェライトコアー15の一方側棒が挿合されるフェライ
トコアー挿入孔11に形成されていた。
の中空部の一方側には、図5に示したように、該中空部
に連続して断面U字状のフェライトコアー案内部13が
延長形成され、該フェライトコアー案内部13の下部縁
間には該フェライトコアー案内部13に連続して板状の
フェライトコアー接触面14が形成され、前記中空部は
フェライトコアー15の一方側棒が挿合されるフェライ
トコアー挿入孔11に形成されていた。
【0005】且つ、前記フェライトコアー15において
は、図5に示したように、U字状に屈曲形成されて、該
屈曲された一方側棒は断面円形の丸棒に形成され、他方
側棒は断面四角形の角棒に形成され、前記一方側の丸棒
が前記フェライトコアー挿入孔11に挿合された後、U
字状に屈曲された内面15aが前記フェライトコアー接
触面14に係合されるようになっていた。
は、図5に示したように、U字状に屈曲形成されて、該
屈曲された一方側棒は断面円形の丸棒に形成され、他方
側棒は断面四角形の角棒に形成され、前記一方側の丸棒
が前記フェライトコアー挿入孔11に挿合された後、U
字状に屈曲された内面15aが前記フェライトコアー接
触面14に係合されるようになっていた。
【0006】また、前記ケース20においては、図7に
示したように、前面及び底面が開放され上面及び3方面
が連続されたケース状に形成され、上面に内部と連通す
る円筒型ジャケット状のリード収納部17bが突出形成
され、該リード収納部17bの中央に高圧リード17が
挿合されて該高圧リード17がケース20内部の高圧端
子17aに接続され、それら高圧リード17とリード収
納部17bの内方側壁間にゴムブッシュ18が嵌合され
て、前記1,2次コイル2,4の巻回されたボビン10
をケース20の開放された底面側から該ケース20の内
部に収納した後、該底面側からエポキシ樹脂19を投入
してケース20内のボビン10の各空間部をモールディ
ングし、その後、前記フェライトコアー15を前記フェ
ライトコアー挿入孔11に挿合して、該フェライトコア
ー15の内面15aをフェライトコアー接触面14に係
合するように構成されていた。
示したように、前面及び底面が開放され上面及び3方面
が連続されたケース状に形成され、上面に内部と連通す
る円筒型ジャケット状のリード収納部17bが突出形成
され、該リード収納部17bの中央に高圧リード17が
挿合されて該高圧リード17がケース20内部の高圧端
子17aに接続され、それら高圧リード17とリード収
納部17bの内方側壁間にゴムブッシュ18が嵌合され
て、前記1,2次コイル2,4の巻回されたボビン10
をケース20の開放された底面側から該ケース20の内
部に収納した後、該底面側からエポキシ樹脂19を投入
してケース20内のボビン10の各空間部をモールディ
ングし、その後、前記フェライトコアー15を前記フェ
ライトコアー挿入孔11に挿合して、該フェライトコア
ー15の内面15aをフェライトコアー接触面14に係
合するように構成されていた。
【0007】図5中、未説明符号16は、エポキシ樹脂
のモールディングの際、溢れた樹脂を示したものであ
る。
のモールディングの際、溢れた樹脂を示したものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このように構
成された従来のフライバックトランスのモールディング
構造においては、ケースの内部にボビンを収納した後、
該ケース内のボビンの各空間部をエポキシ樹脂によりモ
ールディングする際、気泡が発生してエポキシ樹脂がケ
ース内の空間部に完全に含侵されなくなるという不都合
な点があった。
成された従来のフライバックトランスのモールディング
構造においては、ケースの内部にボビンを収納した後、
該ケース内のボビンの各空間部をエポキシ樹脂によりモ
ールディングする際、気泡が発生してエポキシ樹脂がケ
ース内の空間部に完全に含侵されなくなるという不都合
な点があった。
【0009】即ち、ケース内のボビンに空気ガスの排出
される排出孔が形成されていないため、ボビンの1,2
次コイルと絶縁フィルム間にエポキシ樹脂が完全に含侵
されず、コイル間の絶縁不良状態が発生する憂いがある
という不都合な点があった。
される排出孔が形成されていないため、ボビンの1,2
次コイルと絶縁フィルム間にエポキシ樹脂が完全に含侵
されず、コイル間の絶縁不良状態が発生する憂いがある
という不都合な点があった。
【0010】且つ、エポキシ樹脂を用いてモールディン
グを行うとき、溢れたエポキシ樹脂がフェライトコアー
接触面に溜まって、モールディングの後、フェライトコ
アーの内面を前記フェライトコアー接触面に係合させる
と、該フェライトコアーが定位置に装着されないため、
電気的特性が変化して製品の信頼性が低下するという不
都合な点があった。
グを行うとき、溢れたエポキシ樹脂がフェライトコアー
接触面に溜まって、モールディングの後、フェライトコ
アーの内面を前記フェライトコアー接触面に係合させる
と、該フェライトコアーが定位置に装着されないため、
電気的特性が変化して製品の信頼性が低下するという不
都合な点があった。
【0011】また、高圧リードとリード収納部の内方側
壁間にゴムブッシュを嵌合し、エポキシ樹脂を用いてモ
ールディングを施すときの樹脂の溢れを防止している
が、そのゴムブッシュを周期的に交換すべきであるた
め、極めて煩雑であるという不都合な点があった。
壁間にゴムブッシュを嵌合し、エポキシ樹脂を用いてモ
ールディングを施すときの樹脂の溢れを防止している
が、そのゴムブッシュを周期的に交換すべきであるた
め、極めて煩雑であるという不都合な点があった。
【0012】本発明の目的は、ケースの内部にボビンを
収納した後、エポキシ樹脂を用いてモールディングを施
すとき、ケース内の空気を外部に完全に排出させて優秀
なモールディングを行い得るフライバックトランスのモ
ールディング構造を提供しようとするものである。
収納した後、エポキシ樹脂を用いてモールディングを施
すとき、ケース内の空気を外部に完全に排出させて優秀
なモールディングを行い得るフライバックトランスのモ
ールディング構造を提供しようとするものである。
【0013】且つ、本発明の他の目的は、エポキシ樹脂
を用いてモールディングを施す際、エポキシ樹脂がフェ
ライトコアー接触面に溢れることに拘わりなく、常に、
フェライトコアーを定位置に装着して製品の信頼性を向
上し得るフライバックトランスのモールディング構造を
提供しようとするものである。
を用いてモールディングを施す際、エポキシ樹脂がフェ
ライトコアー接触面に溢れることに拘わりなく、常に、
フェライトコアーを定位置に装着して製品の信頼性を向
上し得るフライバックトランスのモールディング構造を
提供しようとするものである。
【0014】また、本発明のまた他の目的は、別途のゴ
ムブッシュを用いずに、リード収納部の内方側壁面に高
圧リードを緊密に係合させて、フライバックトランスを
使用者が簡便に使用し得るフライバックトランスのモー
ルディング構造を提供しようとするものである。
ムブッシュを用いずに、リード収納部の内方側壁面に高
圧リードを緊密に係合させて、フライバックトランスを
使用者が簡便に使用し得るフライバックトランスのモー
ルディング構造を提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため本発明に係るフライバックトランスのモールディ
ング構造においては、リード収納部を有し底面及び一方
側面が開放されたケースと、該ケースの内部に収納され
1,2次コイルが巻回されてフェライトコアー案内部が
形成されたボビンと、該ボビンのフェライトコアー案内
部に案内されて係合されるU字状のフェライトコアー
と、を備えたフライバックトランスのモールディング構
造であって、前記ボビンの前記1,2次コイルの巻回さ
れる中空円筒体の外周面方端に環状のフィルムガイドが
突成されて該フィルムガイドにガス排出孔が穿孔形成さ
れ、前記フェライトコアー案内部の下部縁間に溢れたモ
ールディング樹脂の収納される板状の収納空間部が形成
され、前記リード収納部が円筒型ウオータジャケット状
に形成されて、内周壁の上面が内方側に突出された後、
上方向に傾斜して屈曲延長されてリード当接部が形成さ
れ、て構成されている。
るため本発明に係るフライバックトランスのモールディ
ング構造においては、リード収納部を有し底面及び一方
側面が開放されたケースと、該ケースの内部に収納され
1,2次コイルが巻回されてフェライトコアー案内部が
形成されたボビンと、該ボビンのフェライトコアー案内
部に案内されて係合されるU字状のフェライトコアー
と、を備えたフライバックトランスのモールディング構
造であって、前記ボビンの前記1,2次コイルの巻回さ
れる中空円筒体の外周面方端に環状のフィルムガイドが
突成されて該フィルムガイドにガス排出孔が穿孔形成さ
れ、前記フェライトコアー案内部の下部縁間に溢れたモ
ールディング樹脂の収納される板状の収納空間部が形成
され、前記リード収納部が円筒型ウオータジャケット状
に形成されて、内周壁の上面が内方側に突出された後、
上方向に傾斜して屈曲延長されてリード当接部が形成さ
れ、て構成されている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に対
し、図面を用いて説明する。本発明に係るフライバック
トランスのモールディング構造においては、図1〜図4
に示したように、リード収納部53を有して底面及び一
方側面が開放されたケース40と、該ケース40の内部
に収納され1,2次コイル22,24の巻回された中空
円筒状のボビン21と、該ボビン21の下方に係合され
るU字状のフェライトコアー45と、を備えている。
し、図面を用いて説明する。本発明に係るフライバック
トランスのモールディング構造においては、図1〜図4
に示したように、リード収納部53を有して底面及び一
方側面が開放されたケース40と、該ケース40の内部
に収納され1,2次コイル22,24の巻回された中空
円筒状のボビン21と、該ボビン21の下方に係合され
るU字状のフェライトコアー45と、を備えている。
【0017】そして、前記ボビン21においては、図1
に示したように、外周面上に複数の環状リブ23が所定
間隔を置いてそれぞれ突成され、外周面上の両方端には
前記各リブ23よりも高くなるように段25aを有して
屈曲されたフィルムガイド25がそれぞれ突成され、そ
れらリブ23間の外周面には低電圧コイルの1次コイル
22が巻回されて基礎ボビン部21aが形成され、該基
礎ボビン部21aの外周面上に絶縁性フィルム26が各
リブ23の外周面に融着して被覆され、該フィルム26
の上面の前記フィルムガイド25間には2次コイル24
が巻回され、ボビン21の中央に中空部のフェライトコ
アー挿入孔41が穿孔形成され、前記フィルムガイド2
5の側壁下方には所定型のガス排出孔27が穿孔形成さ
れている。
に示したように、外周面上に複数の環状リブ23が所定
間隔を置いてそれぞれ突成され、外周面上の両方端には
前記各リブ23よりも高くなるように段25aを有して
屈曲されたフィルムガイド25がそれぞれ突成され、そ
れらリブ23間の外周面には低電圧コイルの1次コイル
22が巻回されて基礎ボビン部21aが形成され、該基
礎ボビン部21aの外周面上に絶縁性フィルム26が各
リブ23の外周面に融着して被覆され、該フィルム26
の上面の前記フィルムガイド25間には2次コイル24
が巻回され、ボビン21の中央に中空部のフェライトコ
アー挿入孔41が穿孔形成され、前記フィルムガイド2
5の側壁下方には所定型のガス排出孔27が穿孔形成さ
れている。
【0018】且つ、前記ボビン21のフェライトコアー
挿入孔41の一方側には、図3に示したように、該挿入
孔41に連続して断面U字状のフェライトコアー案内部
43が延長形成され、該フェライトコアー案内部43の
下部縁間には該フェライトコアー案内部43に連続して
板状の収納空間部44が形成され、該収納空間部44の
底面上に所定間隔を置いて2つのコアー接触突条48が
突成され、前記収納空間部44の延長端の縁部上面に板
状のコアー接触段47が立設されて、前記フェライトコ
アー45の一方側棒がフェライトコアー挿入孔41に挿
合された後、該フェライトコアー45の後述する屈曲内
面45aが前記各接触突条48及びコアー接触段47に
当接されるように構成されている。
挿入孔41の一方側には、図3に示したように、該挿入
孔41に連続して断面U字状のフェライトコアー案内部
43が延長形成され、該フェライトコアー案内部43の
下部縁間には該フェライトコアー案内部43に連続して
板状の収納空間部44が形成され、該収納空間部44の
底面上に所定間隔を置いて2つのコアー接触突条48が
突成され、前記収納空間部44の延長端の縁部上面に板
状のコアー接触段47が立設されて、前記フェライトコ
アー45の一方側棒がフェライトコアー挿入孔41に挿
合された後、該フェライトコアー45の後述する屈曲内
面45aが前記各接触突条48及びコアー接触段47に
当接されるように構成されている。
【0019】また、前記フェライトコアー45において
は、図3に示したように、U字状に屈曲形成されて、該
屈曲された一方側棒は断面円形の丸棒に形成され、他方
側棒は断面四角形の角棒に形成され、それら丸棒と角棒
間の屈曲部の内面が屈曲内面45aに形成され、前記丸
棒が前記フェライトコアー挿入孔41に挿合された後、
前記屈曲内面45aが前記各接触突条48及びコアー接
触段47に当接されるようになっている(図4参照)。
は、図3に示したように、U字状に屈曲形成されて、該
屈曲された一方側棒は断面円形の丸棒に形成され、他方
側棒は断面四角形の角棒に形成され、それら丸棒と角棒
間の屈曲部の内面が屈曲内面45aに形成され、前記丸
棒が前記フェライトコアー挿入孔41に挿合された後、
前記屈曲内面45aが前記各接触突条48及びコアー接
触段47に当接されるようになっている(図4参照)。
【0020】更に、前記ケース40においては、図2に
示したように、前面及び底面が開放され、上面及び3方
面が連続されたケース状に形成され、上面に内部と連通
する円筒型ウオータジャケット状のリード収納部53が
突出形成され、該リード収納部53の中央に高圧リード
54が挿合されて該高圧リード54がケース40内部の
高圧端子57aに接続されて構成されている。
示したように、前面及び底面が開放され、上面及び3方
面が連続されたケース状に形成され、上面に内部と連通
する円筒型ウオータジャケット状のリード収納部53が
突出形成され、該リード収納部53の中央に高圧リード
54が挿合されて該高圧リード54がケース40内部の
高圧端子57aに接続されて構成されている。
【0021】そして、前記リード収納部53において
は、図2(B)に示したように、円筒型ウオータジャケ
ット状に形成されて、内周壁の上面が内方側に突出され
た後上方向に傾斜して屈曲延長形成され、従って、前記
内方側に突出された部位にはリード当接厚さ53bを有
し高圧リード54線が緊密に通過するほどの径を有する
リード当接部53aが形成され、該リード当接部53a
に連続して屈曲延長形成された端部には前記高圧リード
54線が自由に通過するほどの径を有するリード開口部
53cが形成されて構成されている。
は、図2(B)に示したように、円筒型ウオータジャケ
ット状に形成されて、内周壁の上面が内方側に突出され
た後上方向に傾斜して屈曲延長形成され、従って、前記
内方側に突出された部位にはリード当接厚さ53bを有
し高圧リード54線が緊密に通過するほどの径を有する
リード当接部53aが形成され、該リード当接部53a
に連続して屈曲延長形成された端部には前記高圧リード
54線が自由に通過するほどの径を有するリード開口部
53cが形成されて構成されている。
【0022】ここで、前記リード当接部53aの径は、
挿合される高圧リード54の径よりも若干小さく形成
し、高圧リード54にかなりの張力を与えて当接部53
aを通過し得るように形成する。
挿合される高圧リード54の径よりも若干小さく形成
し、高圧リード54にかなりの張力を与えて当接部53
aを通過し得るように形成する。
【0023】このように構成された本発明に係るフライ
バックトランスのモールディング構造においては、前記
ケース40の開放された底面側から該ケース40の内部
に前記ボビン21を収納し、該ケース40のリード収納
部53のリード当接部53aを通過させて高圧リード5
4をケース40内部の高圧端子57aに接続した後、前
記ケース40の底面側からエポキシ樹脂46を投入して
約100℃の温度下でケース40内のボビン21の各空
間部をモールディングし、その後、前記フェライトコア
ー45を前記フェライトコアー挿入孔41に挿合して、
該フェライトコアー45の屈曲内面45aを前記フェラ
イトコアー収納空間部44に係合させるが、このとき、
前記ボビン21のフィルムガイド25にはガス排出孔2
7が穿孔形成されているため、該ガス排出孔27から空
間部内のガス空気が外部に排出されて気泡が発生されず
にエポキシ樹脂がコイル部位に良好に含侵される。
バックトランスのモールディング構造においては、前記
ケース40の開放された底面側から該ケース40の内部
に前記ボビン21を収納し、該ケース40のリード収納
部53のリード当接部53aを通過させて高圧リード5
4をケース40内部の高圧端子57aに接続した後、前
記ケース40の底面側からエポキシ樹脂46を投入して
約100℃の温度下でケース40内のボビン21の各空
間部をモールディングし、その後、前記フェライトコア
ー45を前記フェライトコアー挿入孔41に挿合して、
該フェライトコアー45の屈曲内面45aを前記フェラ
イトコアー収納空間部44に係合させるが、このとき、
前記ボビン21のフィルムガイド25にはガス排出孔2
7が穿孔形成されているため、該ガス排出孔27から空
間部内のガス空気が外部に排出されて気泡が発生されず
にエポキシ樹脂がコイル部位に良好に含侵される。
【0024】且つ、リード収納部53のリード当接部5
3aに高圧リードを挿合すればよいので、極めて便利で
あり、モールディングの際、エポキシ樹脂46が溢れて
も前記収納空間部44に溜まり、フェライトコアー45
をボビンのフェライトコアー挿入孔41に挿合した後、
該フェライトコアー45の屈曲内面45aを収納空間部
44に係合させても、該収納空間部44上のコアー接触
突条48及びコアー接触段47により溢れて溜まったエ
ポキシ樹脂46に前記屈曲内面45aが直接当接されな
いため、従来のような電気特性の変化する現象が防止さ
れ、製品の信頼性が向上される。
3aに高圧リードを挿合すればよいので、極めて便利で
あり、モールディングの際、エポキシ樹脂46が溢れて
も前記収納空間部44に溜まり、フェライトコアー45
をボビンのフェライトコアー挿入孔41に挿合した後、
該フェライトコアー45の屈曲内面45aを収納空間部
44に係合させても、該収納空間部44上のコアー接触
突条48及びコアー接触段47により溢れて溜まったエ
ポキシ樹脂46に前記屈曲内面45aが直接当接されな
いため、従来のような電気特性の変化する現象が防止さ
れ、製品の信頼性が向上される。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るフラ
イバックトランスのモールディング構造においては、ケ
ース内にボビンを収納してモールディングを施す際、ケ
ース内のガス空気を外部に排出するように構成されてい
るため、モールディングを優秀に施して製品の信頼性を
向上し得るという効果がある。且つ、組立分解及び使用
者の使用動作が極めて簡便であるという効果がある。
イバックトランスのモールディング構造においては、ケ
ース内にボビンを収納してモールディングを施す際、ケ
ース内のガス空気を外部に排出するように構成されてい
るため、モールディングを優秀に施して製品の信頼性を
向上し得るという効果がある。且つ、組立分解及び使用
者の使用動作が極めて簡便であるという効果がある。
【図1】本発明に係るケース内部にボビンが収納された
フライバックトランスの構造を示した縦断面図で、
(A)は縦断面図、(B)は(A)図のB部拡大図であ
る。
フライバックトランスの構造を示した縦断面図で、
(A)は縦断面図、(B)は(A)図のB部拡大図であ
る。
【図2】本発明に係るリード収納部を有するケースの構
造を示した縦断面図で、(A)は縦断面図、(B)は
(A)図のB部拡大図である。
造を示した縦断面図で、(A)は縦断面図、(B)は
(A)図のB部拡大図である。
【図3】本発明に係るボビン及びフェライトコアーを示
した斜視図である。
した斜視図である。
【図4】本発明に係るボビンにフェライトコアーが係合
された状態を示した縦断面図である。
された状態を示した縦断面図である。
【図5】一般のフライバックトランスのモールディング
構造を示した概略分解斜視図である。
構造を示した概略分解斜視図である。
【図6】従来のフライバックトランスの構造を示した図
で、(A)はボビンを示した縦断面図、(B)は(A)
図のB部拡大図である。
で、(A)はボビンを示した縦断面図、(B)は(A)
図のB部拡大図である。
【図7】従来のケースの構造を示した縦断面図で、
(A)は縦断面図、(B)は(A)図のB部拡大図であ
る。
(A)は縦断面図、(B)は(A)図のB部拡大図であ
る。
21…ボビン 21a…基礎ボビン部 22…1次コイル 23…リブ 24…2次コイル 25…フィルムガイド 25a…段 26…絶縁性フィルム 27…ガス排出孔 40…ケース 43…フェライトコアー案内部 44…収納空間部 45…フェライトコアー 45a…屈曲内面 46…溢れた樹脂 47…コアー接触段 48…接触突条 53…リード収納部 53a…リード当接部 53b…厚さ 53c…開口部 54…高圧リード
Claims (7)
- 【請求項1】 リード収納部を有し底面及び一方側面が
開放されたケースと、該ケースの内部に収納され1,2
次コイルが巻回されてフェライトコアー案内部が形成さ
れたボビンと、該ボビンのフェライトコアー案内部に案
内されて係合されるU字状のフェライトコアーと、を備
えたフライバックトランスのモールディング構造であっ
て、 前記ボビンの前記1,2次コイルの巻回される中空円筒
体の外周面両方端に環状のフィルムガイドが突成され
て、該フィルムガイドにガス排出孔が穿孔形成され、 前記フェライトコアー案内部の下部縁間に、溢れたモー
ルディング樹脂の収納される板状の収納空間部が形成さ
れ、 前記リード収納部が円筒型ウオータジャケット状に形成
されて、内周壁の上面が内方側に突出された後、上方向
に傾斜して屈曲延長されてリード当接部が形成され、て
構成されたことを特徴とするフライバックトランスのモ
ールディング構造。 - 【請求項2】 前記ガス排出孔は、1つ以上穿孔形成さ
れることを特徴とする請求項1記載のフライバックトラ
ンスのモールディング構造。 - 【請求項3】 前記収納空間部の上面には、複数のコア
ー接触突条が突成され、収納空間部の延長端縁部には板
状のコアー接触段が立設されて、前記ボビンに前記フェ
ライトコアーが係合されるとき、該フェライトコアーが
それらコアー接触突条及びコアー接触段に当接されるこ
とを特徴とする請求項1記載のフライバックトランスの
モールディング構造。 - 【請求項4】 前記コアー接触突条は、1つ以上形成さ
れることを特徴とする請求項3記載のフライバックトラ
ンスのモールディング構造。 - 【請求項5】 前記リード収納部には、前記リード当接
部に連続して上方向に傾斜して屈曲延長された端部に、
高圧リードが自在に通過し得る開口部が形成されること
を特徴とする請求項1記載のフライバックトランスのモ
ールディング構造。 - 【請求項6】 前記リード当接部の厚さは、前記高圧リ
ードの外皮が緊張した張力により通過されるほどの厚さ
に形成されることを特徴とする請求項1記載のフライバ
ックトランスのモールディング構造。 - 【請求項7】 前記リード当接部の径は、前記高圧リー
ドの径よりも小さく形成されることを特徴とする請求項
1記載のフライバックトランスのモールディング構造。
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KR2019970010982U KR200157273Y1 (ko) | 1997-05-17 | 1997-05-17 | 에폭시 몰딩시의 가스배출 구조를 가지는 일체형 보빈 |
KR10982/1997 | 1997-05-17 | ||
KR2019970010986U KR200156831Y1 (ko) | 1997-05-17 | 1997-05-17 | 플라이백 트랜스 보빈의 고압리드 누수 방지구조 |
KR10986/1997 | 1997-05-17 | ||
KR10985/1997 | 1997-05-17 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 1998-05-13 CN CN98101942A patent/CN1096089C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1998-05-15 US US09/080,024 patent/US5898354A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-05-15 JP JP10133311A patent/JPH118144A/ja active Pending
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