JPH1181391A - 作業機の制振制御装置 - Google Patents

作業機の制振制御装置

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JPH1181391A
JPH1181391A JP25617997A JP25617997A JPH1181391A JP H1181391 A JPH1181391 A JP H1181391A JP 25617997 A JP25617997 A JP 25617997A JP 25617997 A JP25617997 A JP 25617997A JP H1181391 A JPH1181391 A JP H1181391A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機の下げ停止時のショックが発生せず、
振動を抑制するとともに、その機能をキャンセルするこ
とも可能な作業機の制振制御装置を提供する。 【解決手段】 作業機の制振制御装置において、方向切
換弁31とパイロット弁21との間のパイロット管路2
4,24a上に作業機のアクチュエータ速度を遅くせし
めるアクチュエータ速度制限手段50を介装した構成と
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルや油
圧クレーン車等の建設機械の作業機停止時に発生する振
動の抑制およびショックを軽減する作業機の制振制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は油圧ショベルの側面図であり、下
部走行体1に旋回自在に搭載した上部旋回体2にはブー
ム3がブームアクチュエータ4により起伏自在に取着さ
れ、ブーム3にはアーム5がアームアクチュエータ6に
より揺動自在に取着され、アーム5にはバケット7がバ
ケットアクチュエータ8によりチルト、ダンプ自在に取
着されている。これらブーム、アーム、バケット等の作
業機は長大なリンク機構を構成しているため、作業中に
これら作業機を急停止すると作業機の慣性によって大き
な振動・ショックが発生する。
【0003】これらの問題を解決するために、本特許出
願人は、実開平7−10065号、および実開平7−1
4204号を出願している。実開平7−10065号に
は、建設機械の作業機をアクチュエータにて昇降自在に
支持し、油圧源が該アクチュエータへ圧油の供給を制御
する方向切換弁と、該方向切換弁を制御する操作弁を備
えた油圧回路において、該操作弁と該方向切換弁を連絡
する管路にパイロットチェック式スローリターン弁を設
けた構成が記載されている。この構成によれば、オペレ
ータが作業機を停止するために操作レバーを中立に戻し
ても方向切換弁からの戻り油がパイロットチェック式ス
ローリターン弁を介してタンクへドレーンするようにし
てあり、一定時間方向切換弁は閉位置にならず、アクチ
ュエータはタンクと連通する。このため、作業機停止時
に発生するアクチュエータの高圧力を一定時間タンクへ
逃がすことにより、アクチュエータの振動を抑制するこ
とにより作業機の振動を抑制することができるものであ
る。しかしながら、油圧ショベルにおいては、掘削作
業、ダンプ積込作業、整地作業等作業現場によって各種
の作業を行う必要があり、作業によってはこの制振制御
が常に必要とは限らず、ときには作業機の作動が操作レ
バーの操作に応じて速く動いて作業効率を高める必要が
ある。
【0004】上記の問題点を解決するために、実開平7
−14204号においては、実願平7−10065号に
記載のものと同様のパイロットチェックスローリターン
弁をパイロット回路上に設けて作業機の振動を抑制する
とともに、オペレータのスイッチ操作、あるいは作動油
温が所定温度以上になったときは、パイロットチェック
スローリターン弁を介さない、すなわち、作業機の振動
抑制機能を働かせない場合のパイロット回路を併設した
ものである。図7は実開平7−14204号に開示され
た油圧ショベルのブームアクチュエータ駆動油圧回路図
である。パイロット弁21と、方向切換弁11の上げ
側、下げ側パイロットポート12,13とを接続するパ
イロット油圧回路74,84上に、パイロットチェック
弁71,81と、絞り弁72,82とを並列に設け、パ
イロット油圧回路とパイロットチェック弁とを接続する
回路73,83を有するパイロットチェックスローリタ
ーン弁70,80を介装している。また、パイロットチ
ェックスローリターン弁70,80のバイパス回路9
0,91を設け、電磁切換弁93を介装する。電磁切換
弁93でバイパス回路90,91を閉じ、方向切換弁1
1を下げDから中立Nに戻すと、下げ側パイロットポー
ト13の油は絞り弁82を通ってオイルタンク18に戻
るため戻り速度が遅くなり、ブームアクチュエータ4の
ボトム側油室15の高圧油はオイルタンク18に逃げ、
ピーク圧を下げて振動を抑制する。電磁切換弁93でバ
イパス回路90,91を開くとパイロットチェックスロ
ーリターン弁70,80の機能はキャンセルされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、油圧ショ
ベルの作業中に作業機を停止する度に発生する振動・シ
ョックのために、作業機に過大応力が発生し、作業機の
亀裂や油圧配管が破損する場合もある。また、アクチュ
エータに過大応力が発生しピストンロッドの変形や筒体
の破損に至ることもあり耐久性に問題があった。さら
に、アクチュエータがいつまでも振動が続くとバケット
の刃先が揺れるため掘削作業や整地作業がしづらいとの
問題がある。さらにまた、この振動により油圧ショベル
の車体および運転室が振動し、運転者の乗り心地が悪い
との問題がある。上記の実開平7−10065号、およ
び実開平7−14204号に記載されている技術では、
油圧ショベルが大型となって作業機の重量が重くなり、
特にブーム下げのように質量が大きく、慣性力が大きい
場合には、いままでのパイロットチェックスローリター
ン弁のみでは限界があり、充分に作業機の制振効果が得
られないという問題がある。
【0006】本発明は上記従来の問題点に着目し、作業
機の下げ停止時のショックが発生せず、振動を抑制する
とともに、その機能をキャンセルすることも可能な作業
機の制振制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するため、本発明に係る作業機の制振制御装置の
第1発明は、油圧ポンプおよびパイロットポンプと、油
圧ポンプからの吐出油を作業機のアクチュエータへ供給
する方向切換弁と、パイロットポンプからのパイロット
圧により方向切換弁を切換えるパイロット弁と、方向切
換弁とパイロット弁との間のパイロット管路上に介装し
たパイロットチェックスローリターン弁とからなる作業
機の制振制御装置において、方向切換弁31とパイロッ
ト弁21との間のパイロット管路24,24a上に作業
機のアクチュエータ速度を遅くせしめるアクチュエータ
速度制限手段50を介装した構成としたものである。上
記構成によれば、従来のブーム、アーム、バケット等の
作業機は長大なリンク機構を構成しているため、作業中
にこれら作業機を急停止すると作業機の慣性によって大
きな振動・ショックが発生するという問題に対して、作
業機の下げ側に操作して、操作レバーを中立にもどした
時に、パイロット弁からのパイロット圧は、アクチュエ
ータ速度制限手段を通って方向切換弁のスプールを作動
せしめるので、スプールは徐々に動いて下げ側のポート
を閉じるようになっている。このため、作業機のアクチ
ュエータ速度は減速されるのでショックは発生せず、作
業機の振動は抑制される。したがって、大型の油圧ショ
ベルの作業機であっても下げ作動中にレバーを中立に戻
した時に振動は発生せず、作業性および車体の振動もな
いので乗り心地性が向上する。
【0008】第2発明は、第1発明の構成において、パ
イロットチェックスローリターン弁40は、パイロット
圧力により開くパイロットチェック弁41,42と、こ
のパイロットチェック弁41,42に並列に配設する絞
り部43,44とで構成し、一方のパイロットチェック
弁41を押し開くパイロット圧を導くパイロット管路4
6と他方のパイロットチェック弁42を接続した構成と
したものである。上記構成によれば、パイロット圧が一
方のパイロットチェック弁に加わって開くと、他方のパ
イロットチェック弁も同時に開き、方向切換弁の作動を
速くしてアクチュエータを通常の速度で作動させること
ができる。また。操作レバーを中立にして、パイロット
弁からのパイロット圧が出力されない時は、両方のパイ
ロットチェック弁は閉じる。このため、方向切換弁に作
用してパイロット圧はパイロットチェック弁に並列に配
設する絞り部を通ってパイロット管路からタンクへドレ
ーンされる。これにより、方向切換弁31の中立へ戻る
動作が遅くなり、アクチュエータからの戻り油は徐々に
タンクへドレーンされる。したがって、作業機のアクチ
ュエータ速度は減速されるのでショックは発生せず、作
業機の振動は抑制される。
【0009】第3発明は、第1発明または第2発明の構
成において、アクチュエータの速度制限手段は、パイロ
ット弁21からのパイロット圧を減圧して方向切換弁3
1を切換える減圧弁50である構成としたものである。
上記構成によれば、減圧弁により方向切換弁のパイロッ
トポートに供給されるパイロット圧は減圧される。この
減圧されたパイロット圧により方向切換弁のスプールは
徐々に動いてポートを絞るので、作業機のアクチュエー
タ速度は減速され、ショックは発生せず、作業機の振動
は抑制される。したがって、作業機の振動は発生せず、
作業性および車体の振動もないので乗り心地性が向上す
る。
【0010】第4発明は、第1発明乃至第3発明のうち
のいずれかに記載の構成において、アクチュエータの速
度制限手段は、アクチュエータを下げ操作する方向切換
弁のパイロット管路24に介装した構成としたものであ
る。上記構成によれば、減圧弁によりアクチュエータを
下げ操作する方向切換弁のパイロットポートに供給され
るパイロット圧は減圧される。この減圧されたパイロッ
ト圧により方向切換弁のスプールは徐々に動いて下げ側
ポートを絞るので、作業機のアクチュエータ速度は減速
され、ショックは発生せず、作業機の振動は抑制され
る。したがって、作業機の振動は発生せず、作業性およ
び車体の振動もないので乗り心地性が向上する。
【0011】第5発明は、第1発明乃至第4発明のうち
のいずれかに記載の構成において、前記パイロット管路
24上に、外部信号によりパイロットチェックスローリ
ターン弁40からのパイロット圧を連通、あるいは遮断
する切換手段を介装した構成としたものである。上記構
成によれば、油圧ショベルの各種の作業の中で、微操作
が必要な整地作業等においては、切換手段を切換えてパ
イロットチェックスローリターン弁および減圧弁を作動
することにより作業機のアクチュエータ速度を遅くする
ことができるので、作業機の下げ速度を減速してショッ
クが発生せず、作業機の振動を抑制することができる。
また、掘削作業等の速い作業速度が必要な時は、切換手
段を切換えてパイロットチェックスローリターン弁およ
び減圧弁のパイロット管路を遮断して、通常のパイロッ
ト圧により方向切換弁を切換えて、アクチュエータから
の戻り油をリターンさせることにより作業機アクチュエ
ータの速度を速くして作業を迅速にすることができる。
【0012】第6発明は、第5発明の構成において、前
記切換手段は、前記パイロット回路24上に介装された
パイロットチェックスローリターン弁40およびアクチ
ュエータの速度制限手段をバイパスするバイパス管路2
5と、前記パイロット管路24と前記バイパス管路25
のいずれかを連通、あるいは遮断せしめる電磁切換弁6
0と、この電磁切換弁60を切換える切換スイッチ61
とからなる構成としたものである。上記構成によれば、
切換スイッチのON−OFF操作により、電磁切換弁6
0を切り換えることにより、パイロットチェックスロー
リターン弁を遮断、あるいは連通する、また、アクチュ
エータの速度制限手段を遮断、あるいは連通することに
より、作業機のアクチュエータの速度を遅くしたり、速
くすることができる。オペレータは作業形態に応じて自
由に切換手段により作業機アクチュエータ速度の選択が
可能であり、パイロットチェックスローリターン弁およ
び減圧弁を作動することにより、作業機の下げ速度を減
速してショックが発生せず、作業機の振動を抑制するこ
とができる。また、切換手段を切換えてパイロットチェ
ックスローリターン弁および減圧弁のパイロット管路を
遮断して、通常のパイロット圧により方向切換弁を切換
えて、アクチュエータからの戻り油をリターンさせるこ
とにより作業機アクチュエータの速度を速くして作業を
迅速にすることができる。したがって、作業機のショッ
クも発生せず、振動も抑制されるので作業性、乗り心性
が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る作業機の制
振制御装置の実施例について、図1乃至図5により説明
する。先ず、図1に示す、油圧ポンプ10はブームアク
チュエータ用方向切換弁31(以下、第1方向切換弁3
1と言う。)と接続している。この第1方向切換弁31
はブームアクチュエータ4のヘッド側油室4bおよびボ
トム側油室4aと接続している。また、油圧ポンプ10
はアームアクチュエータ用方向切換弁32(以下、第2
方向切換弁32と言う。)と接続している。この第2方
向切換弁32はアームアクチュエータ6のヘッド側油室
6bおよびボトム側油室6aと接続している。さらに、
油圧ポンプ10はバケットアクチュエータ用方向切換弁
33(以下、第3方向切換弁33と言う。)と接続して
いる。この第3方向切換弁33はバケットアクチュエー
タ8のヘッド側油室8bおよびボトム側油室8aと接続
している。
【0014】操作レバー22の操作に連動してパイロッ
ト弁21が作動して、そのレバーの操作量に応じたパイ
ロット圧が発生するようになっている。このパイロット
弁21から接続する上げ側パイロット管路23は、詳し
くは後述するパイロットチェックスローリターン弁40
を介して第1方向切換弁31の上げ側パイロットポート
34と接続している。また、パイロット弁21から接続
する下げ側パイロット管路24は、詳しくは後述するパ
イロットチェックスローリターン弁40、減圧弁50
(以下、アクチュエータ速度制限手段50と言う。)お
よび電磁切換弁60を介して第1方向切換弁31の下げ
側パイロットポート34と接続している。第2方向切換
弁32および第3方向切換弁33は、図示しない操作レ
バーの操作に連動してパイロット弁が作動して、そのレ
バーの操作量に応じたパイロット圧が発生して、そのパ
イロット圧で切換わるようになっている。
【0015】上げ側パイロット管路23および下げ側パ
イロット管路24上にはパイロットチェックスローリタ
ーン弁40が介装されており、下げ側パイロット管路2
4のパイロットチェックスローリターン弁40の下流の
下げ側パイロット管路24aにはアクチュエータ速度制
限手段50および電磁切換弁60が順次介装されてい
る。アクチュエータ速度制限手段50はパイロット油圧
の最大圧力より所定の値だけ低い圧力に設定されてい
る。下げ側パイロット管路24と電磁切換弁60とはバ
イパス管路25により接続され、電磁切換弁60とブー
ムアクチュエータ用方向切換弁31の下げ側パイロット
ポート35とは下げ側管路26により接続している。電
磁切換弁60はA位置とB位置とを有しており、A位置
ではバイパス管路25とブームアクチュエータ用方向切
換弁31とが連通し、B位置の場合には下げ側パイロッ
ト管路24とブームアクチュエータ用方向切換弁31と
が連通するようになっている。電磁切換弁60は切換ス
イッチ61によりA位置かB位置かに切り換えられる。
パイロット弁21はドレーン管路27によりタンク18
と接続している。
【0016】パイロットチェックスローリターン弁40
は、上げ側パイロット管路23に接続する上げ側パイロ
ットチェック弁41と、このパイロットチェック弁41
に並設された絞り弁43と、下げ側パイロット管路24
に接続する下げ側パイロットチェック弁42と、このパ
イロットチェック弁42に並設された絞り弁44とから
構成されている。この上げ側パイロットチェック弁41
と下げ側パイロット管路24とは管路45により接続さ
れている。下げ側パイロットチェック弁42と上げ側パ
イロット管路23とは管路46により接続されている。
【0017】次に、ブーム上げの作動について説明す
る。操作レバー21をブーム上げ位置にすると上げ側パ
イロット管路23のパイロット圧はパイロットチェック
スローリターン弁40の上げ側パイロットチェック弁4
1を開き、第1方向切換弁31の上げ側パイロットポー
ト34にパイロット圧を供給する。このとき、下げ側パ
イロットチェック弁42は管路46からの圧力を受けて
同時に開き、第1方向切換弁31の下げ側パイロットポ
ート35の油は下げ側パイロットチェック弁42を通っ
てドレーン管路27からタンク18に戻る。このため、
第1方向切換弁31のスプールは操作レバー21の操作
量に応じて作動して、油圧ポンプ10からの圧油は同弁
31からブームアクチュエータ4のボトム側油室4aに
流入する。これにより、ブームアクチュエータ4を伸長
駆動してブーム3を上げ作動させる。
【0018】次に、操作レバー21を中立位置に戻す
と、ブーム3は慣性により上げ作動しようとし、ブーム
アクチュエータ4のヘッド側油室4bの油は高圧とな
り、作業機のショックが発生し、振動を起こそうとす
る。このとき、上げ側パイロット管路23、下げ側パイ
ロット管路24および下げ側管路26はドレーン管路2
7を介してタンク18に連通し、パイロット圧は低下す
る。これにより、上げ側パイロットチェック弁41、下
げ側パイロットチェック弁42はともに管路を閉じ、パ
イロット圧は絞り部43,44を通って流れるため、第
1方向切換弁31の戻り速度は遅くなり、ブームアクチ
ュエータ4のヘッド側油室4bの高圧油はタンク18に
逃げるので、ピーク圧を下げてショックを低減し、振動
を抑制する。
【0019】次に、ブーム下げの作動について説明す
る。切換スイッチ61を操作して電磁切換弁60をB位
置にするとバイパス管路25は閉じられ、下げ側パイロ
ット管路24は開く。操作レバー21をブーム下げ位置
に操作すると下げ側パイロット管路24のパイロット圧
はパイロットチェックスローリターン弁40の下げ側パ
イロットチェック弁42を開き、アクチュエータ速度制
限手段50を介して第1方向切換弁31の下げ側パイロ
ットポート35にパイロット圧を供給する。このとき、
上げ側パイロットチェック弁41は管路45からの圧力
を受けて同時に開き、第1方向切換弁31の上げ側パイ
ロットポート34の油は上げ側パイロットチェック弁4
1を通ってドレーン管路27からタンク18に戻る。前
記の第1方向切換弁31の下げ側パイロットポート35
に供給されるパイロット圧力はアクチュエータ速度制限
手段50により減圧されている。この減圧されたパイロ
ット圧に応じて、第1方向切換弁31のスプールが作動
して供給ポートの開口量が調整され、ブームアクチュエ
ータ4のヘッド側油室へ流入する圧油量が調整されるの
で、ブームアクチュエータ4の短縮駆動するブーム下げ
速度は遅くなる。
【0020】次に、操作レバー21を中立位置に戻す
と、ブーム3は慣性によりなおブーム下げ作動しようと
し、ブームシリンタ4のボトム側油室4aの油は高圧と
なり、ショックが発生して作業機の振動を起こそうとす
る。このとき、ブーム上げ操作時と同様に、上げ側パイ
ロットチェック弁41および下げ側パイロットチェック
弁42はともに閉じ、パイロット圧は絞り部43,44
を通って流れるため、第1方向切換弁31の切換え速度
は遅くなり、ショックを低減する。しかも、前述のとお
りブーム3の下げ速度は遅いため、より一層ショックは
低減され、大型油圧ショベルの質量の大きい作業機にお
いても振動は充分に抑制される。
【0021】本発明に係るパイロットチェックスローリ
ターン弁およびアクチュエータ速度制限手段を作動させ
る、あるいは非作動にする切換えは、パイロット管路2
4上に介装されたパイロットチェックスローリターン弁
40およびアクチュエータの速度制限手段をバイパスす
るバイパス管路25と、前記パイロット管路24と前記
バイパス管路25のいずれかを連通、あるいは遮断せし
める電磁切換弁60と、この電磁切換弁60を切換える
切換スイッチ61とから構成される切換手段により行う
ことができる。この切換手段により、切換スイッチ61
のON−OFF操作により、電磁切換弁60を切り換え
ることにより、パイロットチェックスローリターン弁4
0を遮断、あるいは連通する、また、アクチュエータの
速度制限手段50を遮断、あるいは連通することによ
り、作業機のアクチュエータの速度を遅くしたり、速く
することができる。オペレータは作業形態に応じて自由
に切換手段により作業機アクチュエータ速度の選択が可
能であり、パイロットチェックスローリターン弁および
アクチュエータの速度制限手段50を作動することによ
り、作業機の下げ速度を減速してショックが発生せず、
作業機の振動を抑制することができる。また、切換手段
を切換えてパイロットチェックスローリターン弁40お
よびアクチュエータの速度制限手段50のパイロット管
路24aを遮断して、通常のパイロット圧により方向切
換弁31を切換えて、アクチュエータからの戻り油をリ
ターンさせることにより作業機アクチュエータの速度を
速くして作業を迅速にすることができる。これにより、
作業機のショックも発生せず、振動も抑制されるので作
業性、乗り心性が向上する。
【0022】上記の作動状況について、図2乃至図5の
グラフに基づいて詳細説明する。先ず、操作レバー21
の操作パターンを図2に示す時間−操作レバー入力信号
(%)のグラフのように設定する。図2の横軸は時間、
縦軸はレバー入力を示している。図2に示すように、操
作レバー21を中立位置から最大(100%)操作位置
まで移動するのに要する時間Aを0.1sec とし、最大
操作位置から中立位置までに要する時間Bを0.1sec
とする。Cは保持時間である。
【0023】次に、時間−パイロット管路油圧の関係を
図3のグラフに示す。図3のグラフの横軸は時間、縦軸
はパイロット管路油圧を示している。操作レバー21を
図2に示した操作パターンに従って操作すると、操作レ
バー21の操作に対してパイロット管路油圧は0.1se
c 遅れて昇圧または減圧するので、パイロット管路油圧
が最大に達するまでの時間Dは0.2sec となる。ま
た、パイロット管路油圧が最大から最低の0に達する時
間Eも0.2sec となる(細い実線aに示す)が、パイ
ロットチェックスローリターン弁40が作動すると更に
遅れて時間Fは0.3sec になる(太い実線bに示
す)。これにより、操作レバーをゆっくり操作した時と
同様のパイロット圧変化となる。この結果、パイロット
チェックスローリターン弁40による制振効果が生じ
る。図3のパターンは前述のブーム上げ作動の場合に相
当する。
【0024】次に、時間−作業機速度の関係を図4のグ
ラフに示す。図4のグラフの横軸は時間、縦軸は作業機
速度(%)を示している。通常はパイロット管路油圧が
上昇してから作業機の起動までに遅れがあるため、起動
時に作業機速度が100%に達するまでに要する時間H
は0.3sec となり、停止時に要する時間Kは0.3se
c となる。ここで前述のアクチュエータ速度制限手段5
0が作動し、速度制限80%とするとグラフの太い実線
Gに示すように作業機速度は低下する。そのため起動
時、停止時ともに時間Lは0.25sec に低下するとと
もに、起動時には20%のエネルギ減となった分だけ停
止時に制振効果をもたらす。 図4のパターンは前述の
ブーム下げ作動の場合に相当する。
【0025】図5はパイロットチェックスローリターン
弁40およびアクチュエータ速度制限手段50の制振効
果を表したグラフであり、横軸はアクチュエータ速度制
限手段50のセット圧(右方ほど高圧)、縦軸は振動レ
ベル(上方ほど振動レベル大)である。曲線Mはブーム
下げの時の振動レベルを示し、曲線Nはバケットダンプ
時の振動レベルを示している。図5に示すように、アク
チュエータ速度制限手段50のセット圧を従来のパイロ
ット管路圧に等しくしたP点よりも、低圧にセットした
Q点における振動レベルは大幅に低下しており、質量の
大きいブームの方が質量の小さいバケットよりも効果の
大きいことがわかる。これにより、大型の油圧ショベル
であっても作業機の振動を抑制することが可能である。
【0026】本発明の作業機制振制御装置は、前述の如
く、油圧ショベルにおいては、掘削作業、ダンプ積込作
業、整地作業等の各種の作業があり、作業によってはこ
の制振制御が常に必要とは限らず、操作レバーの操作に
応じて作業機を速く動かして作業効率を高める必要があ
るときは、図1に示す、切換スイッチ61を操作して電
磁切換弁60をA位置にすると、パイロット圧は下げ側
パイロット管路24からパイロットチェックスローリタ
ーン弁40を介してアクチュエータ速度制限手段50に
流れても電磁切換弁60で遮断されるので減圧弁50は
機能しなくなる。このため、操作レバー22をブーム下
げ側に操作した時は、パイロット弁21からのパイロッ
ト圧はパイロット管路24からバイパス管路25を介し
て、電磁切換弁60をA位置を通って第1方向切換弁3
1のパイロットポート35に流入する。これにより、通
常の操作レバー22の操作量に応じたパイロット圧によ
り第1方向切換弁31のスプールが作動して供給ポード
が開口するので、ブームシリンタ4のヘッド側油室4b
には通常の油量が流入するので、ブーム速度は操作レバ
ーの操作量に応じて速くすることができる。油圧ショベ
ルの各種作業に対応して、前記切換スイッチ61の切換
えにより、ブームの下げ速度を遅くして作業機の制振効
果を得るか、ブームの下げ速度を速くして作業を迅速に
行うかは、オペレータの判断によりワンタッチで、行う
ことが可能となるので油圧ショベル等の建設機械の振動
を抑制することにより作業性、乗り心地性を向上するこ
とに有用である。
【0027】以上の通り、本発明を油圧ショベルのブー
ム下げ速度を遅くする制振制御装置について説明した
が、ブーム以外のアーム、またはバケツトにも適用可能
であるとともに、油圧ショベル以外の長大な作業機に作
業する油圧クレーン車等にも適用できることは言うまで
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業機制振制御装置を説明する図
である。
【図2】同、作業機制振制御装置の効果を説明するため
の時間−レバー入力信号のグラフである。
【図3】同、時間−パイロット管路油圧のグラフであ
る。
【図4】同、時間−作業機速度のグラフである。
【図5】同、アクチュエータ速度制限手段−振動レベル
のグラフである。
【図6】油圧ショベルの全体側面図である。
【図7】従来の作業機の振動抑制装置を説明する図であ
る。
【符号の説明】
4 ブームアクチュエータ 4a ボトム側油室 21 パイロット弁 23 上げ側パイロット管路 24 下げ側パイロット管路 25 バイパス管路 26 下げ側管路 31 第1方向切換弁 40 パイロットチェックスローリターン弁 41 上げ側パイロットチェック弁 42 下げ側パイロットチェック弁 43,44 絞り部 45,46 管路 50 アクチュエータ速度制限手段(減圧弁) 60 電磁切換弁 61 切換スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプおよびパイロットポンプと、
    油圧ポンプからの吐出油を作業機のアクチュエータへ供
    給する方向切換弁と、パイロットポンプからのパイロッ
    ト圧により方向切換弁を切換えるパイロット弁と、方向
    切換弁とパイロット弁との間のパイロット管路上に介装
    したパイロットチェックスローリターン弁とからなる作
    業機の制振制御装置において、方向切換弁とパイロット
    弁との間のパイロット管路上に作業機のアクチュエータ
    速度を遅くせしめるアクチュエータ速度制限手段を介装
    したことを特徴とする作業機の制振制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の作業機の制振制御装置に
    おいて、パイロットチェックスローリターン弁(40)は、
    パイロット圧力により開くパイロットチェック弁(41,4
    2) と、このパイロットチェック弁(41,42) に並列に配
    設する絞り部(43,44) とで構成し、一方のパイロットチ
    ェック弁(41)を押し開くパイロット圧を導くパイロット
    管路(46)と他方のパイロットチェック弁(42)を接続した
    ことを特徴とする作業機の制振制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の作業機の制振制
    御装置において、アクチュエータの速度制限手段は、パ
    イロット弁(21)からのパイロット圧を減圧して方向切換
    弁(31)を切換える減圧弁(50)であることを特徴とする作
    業機の制振制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうちのいずれかに記載
    の作業機の制振制御装置において、アクチュエータの速
    度制限手段は、アクチュエータを下げ操作する方向切換
    弁のパイロット管路(24)に介装したことを特徴とする作
    業機の制振制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のうちのいずれかに記載
    の作業機の制振制御装置において、前記パイロット管路
    (24)上に、外部信号によりパイロットチェックスローリ
    ターン弁(40)からのパイロット圧を遮断する切換手段を
    介装したことを特徴とする作業機の制振制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の作業機の制振制御装置に
    おいて、前記切換手段は、前記パイロット回路(24)上に
    介装されたパイロットチェックスローリターン弁(40)お
    よびアクチュエータの速度制限手段をバイパスするバイ
    パス管路(25)と、前記パイロット管路(24)と前記バイパ
    ス管路(25)のいずれかを連通、あるいは遮断せしめる電
    磁切換弁(60)と、この電磁切換弁(60)を切換える切換ス
    イッチ(61)とからなることを特徴とする作業機の制振制
    御装置。
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