JP2007092789A - 建設機械の油圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造物の重力によってアクチュエータが作動する際に、アクチュエータにかかる負荷の大小に拘わらずこのアクチュエータの作動速度を、操作装置の操作レバーの操作量に応じた一義的な作動速度とすることができる。
【解決手段】油圧ポンプ2と、タンク8と、ブームシリンダ6と、ブーム用方向制御弁7と、ブーム用操作装置12とを備え、ブーム用方向制御弁7は、ブーム50等の所定の構造物の重力によってブームシリンダ6が収縮する際に、油圧ポンプ2からブームシリンダ6への圧油供給路を遮断するものから成り、ブーム50等の構造物の重力によってブームシリンダ6が収縮する際にこのブームシリンダ6のボトム室の油をタンク8に戻す主管路13であって、ブームシリンダ6とブーム用方向制御弁7との間に位置する部分に、この主管路13の圧力に応じて作動する圧力補償弁14を配置した構成にしてある。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に装備され、所定の構造物の重力によって作動するブームシリンダ等のアクチュエータを備えた建設機械の油圧制御装置に関する。
この種の従来技術として、例えば油圧ショベルに備えられるものがある。この従来技術は、油圧ポンプと、タンクと、油圧ポンプから吐出される圧油によって作動し、所定の構造物を駆動するアクチュエータ例えばブームシリンダと、このブームシリンダの作動を制御する方向制御弁すなわちブーム用方向制御弁と、このブーム用方向制御弁を切り換え操作するブーム用操作装置とを備えている。
上述したブーム用方向制御弁は、ブームシリンダが構造物、すなわちブーム等の重力によって作動する際に油圧ポンプからブームシリンダへの圧油供給路を遮断するものからなっている。また、このブーム用方向制御弁は、ブーム等の重力によって作動する際にブームシリンダのボトム室からの油をタンクに戻す通路に、ブームシリンダの収縮速度を制御するメータアウト絞りを備えている。
なお、上述した従来技術とは必ずしも対応しないが、特許文献1に、所定の構造物の重力によって作動し得るアクチュエータとしてアームシリンダが示されている。ただし、この特許文献1に示される技術は、所定の構造物の重力を介してアームシリンダが作動する際でも、油圧ポンプからアームシリンダへの圧油供給路を連通させる構成になっている。
特開平5−302604号公報
図3,4は従来技術における問題点を説明する図である。例えば上述したブームシリンダを有する油圧ショベルでは、次に述べるような問題がある。
図3に示す油圧ショベルでは、ブーム50の下げ動作時にブームシリンダ6に、ブーム50、アーム51、バケット52等の所定の構造物の重力がかかり、図4に示す油圧ショベルの応用機、すなわち上述のバケット52に代えてコンクリート等を破砕可能な破砕機53を取り付けた応用機では、ブーム50の下げ動作時にブームシリンダ6に、ブーム50、アーム51、破砕機53等の所定の構造物の重力がかかる。
しかし、図3の(a)図に示すように、アーム51、バケット52を巻き込んだ姿勢でブーム50の下げ動作を実施する場合と、同図3の(b)図に示すように、アーム51、バケット52を伸ばした姿勢でブーム50の下げ動作を実施する場合とでは、ブームシリンダ6にかかる負荷の大きさが異なる。図3の(b)図の場合は、図3の(a)図の場合に比べて負荷が大きくなる。
また、図3に示すようにアーム51の先端にバケット52が取り付けられる場合のブーム50の下げ動作時と、図4に示すようにアーム51の先端に、バケット52に比べて重量の重い破砕機53が取り付けられる場合のブーム50の下げ動作時とでは、ブームシリンダ6にかかる負荷の大きさは異なる。
さらに、図4の(a)図に示すようにブームシリンダ6を伸長させた状態と、図4の(b)図に示すようにブームシリンダ6を収縮させた状態とでは、ブームシリンダ6にかかる負荷の大きさが異なる。
このように、油圧ショベルの作業姿勢の相違に伴って、あるいはアーム51の先端に取り付けられる作業具の重量の相違に伴って、ブームシリンダ6にかかる負荷の大きさが現実には異なっている。このために、ブーム50の下げ動作時に、ブーム用操作装置の操作レバーを或る位置に保持することによってブーム用方向制御弁に含まれるメータアウト絞りの開口面積を一定に保ち、一定のブームシリンダ6の収縮速度にしようとしても、このブームシリンダ6にかかる上述したような負荷の変化に伴って、このブームシリンダ6の収縮速度が変化してしまう。したがって従来技術にあっては、ブーム用操作装置の操作レバーを操作するオペレータは、ブームシリンダ6の収縮速度を所望の一定速度にするために、操作レバーを絶えず動かして操作量を調整しなければならなかった。すなわち、従来技術は、重力によってブームシリンダ6を作動させようとするときの操作レバーの操作が煩雑であり、操作性の向上を見込めなかった。これに伴って、オペレータに疲労感を与えやすい問題もあった。
なお、上述では構造物の重力によって作動するアクチュエータの一例としてブームシリンダ6を挙げたが、アームシリンダ等であっても同様な問題を生じる。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、構造物の重力によってアクチュエータが作動する際に、アクチュエータにかかる負荷の大小に拘わらずこのアクチュエータの作動速度を、操作装置の操作レバーの操作量に応じた一義的な作動速度とすることができる建設機械の油圧制御装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、油圧ポンプと、タンクと、上記油圧ポンプから吐出される圧油によって作動し、所定の構造物を駆動するアクチュエータと、このアクチュエータの作動を制御する方向制御弁と、この方向制御弁を切り換え操作する操作装置とを備え、上記方向制御弁は、上記所定の構造物の重力によって上記アクチュエータが作動する際に、上記油圧ポンプから上記アクチュエータへの圧油供給路を遮断するものから成る建設機械の油圧制御装置において、上記所定の構造物の重力によって上記アクチュエータが作動する際にこのアクチュエータの油を上記タンクに戻す主管路に、この主管路の圧力に応じて作動する圧力補償弁を備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、所定の構造物の重力によってアクチュエータが作動し、アクチュエータの油が方向制御弁を介してタンクに戻される際、アクチュエータにかかる負荷の変化に相応する主管路の圧力に応じて圧力補償弁が作動し、方向制御弁の開口面積が一定となるように保持した状態ではタンクに戻される油の量は一定量となる。したがって、アクチュエータの作動速度は、方向制御弁の開口面積に依存する速度となる。すなわち、アクチュエータの作動速度を、操作レバーの操作量に応じた一義的な作動速度とすることができる。これにより、所定の構造物の重力によってアクチュエータが作動する際に、操作レバーを頻繁に操作する必要がなくなり、操作レバーを或る位置に静止保持することで、アクチュエータの作動速度を所望の一定速度とすることができる。
また、本発明は、上記発明において、上記主管路のうちの上記アクチュエータと上記方向制御弁との間に位置する部分に、上記油圧ポンプ方向への圧油の流れを阻止する逆止弁と、上記圧力補償弁とを互いに並列に配置したことを特徴としている。
また、本発明は、上記発明において、上記アクチュエータから上記タンクへの油の流れに際して上記方向制御弁の上流側を形成する上記主管路の部分の圧力を、上記圧力補償弁の一方の制御部に導く制御管路と、上記方向制御弁の下流側を形成する上記主管路の部分の圧力を、上記一方の制御部と対向する上記圧力補償弁の他方の制御部に導く制御管路とを備えたことを特徴としている。
また、本発明は、上記発明において、上記アクチュエータから上記タンクへの油の流れに際して上記方向制御弁の上流側を形成する上記主管路の部分の圧力を、上記圧力補償弁の一方の制御部に導く制御管路を備えるとともに、上記制御管路によって導かれる上記主管路の圧力に応じた力に対抗する力を与えるばねを、上記一方の制御部と対向する上記圧力補償弁の他方の制御部に備えたことを特徴としている。
また、本発明は、上記発明において、上記アクチュエータがブームシリンダであり、上記主管路が上記ブームシリンダのボトム室と上記タンクとを連絡する管路であることを特徴としている。
本発明は、所定の構造物の重力によってアクチュエータが作動する際にこのアクチュエータの油をタンクに戻す主管路に、アクチュエータにかかる負荷に相応する主管路の圧力に応じて作動する圧力補償弁を備えたことにより、方向制御弁の開口面積が一定となるように保持した状態ではタンクに戻される油の量は一定になる。したがって、構造物の重力によってアクチュエータが作動する際に、アクチュエータにかかる負荷の大小にかかわらずこのアクチュエータの作動速度を、操作装置の操作レバーの操作量に応じた一義的な作動速度とすることができる。これにより、従来のように頻繁に操作レバーを操作することなくアクチュエータの作動速度を所望の一定速度とすることができ、従来に比べて操作レバーの操作性を向上させることができる。また、これに伴って操作レバーの操作に伴うオペレータの疲労感を従来よりも軽減させることができる。
以下,本発明に係る建設機械の油圧制御装置を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る建設機械の油圧制御装置の一実施形態を示す油圧回路図である。本実施形態は、建設機械、例えば図3に示したような油圧ショベルに装備されるものである。この図1に示すように、本実施形態は、原動機すなわちエンジン1と、このエンジン1によって駆動される油圧ポンプ2及びパイロットポンプ3と、タンク8と、油圧ポンプ2から吐出される圧油によって作動し、ブーム50等の所定の構造物を駆動するアクチュエータ、例えばブームシリンダ6と、このブームシリンダ6の作動を制御するブーム用方向制御弁7と、このブーム用方向制御弁7を切り換え操作するブーム用操作装置12とを備えている。
上述したパイロットポンプ3の吐出管路11には、この吐出管路11のパイロット一次圧の大きさを規定するパイロットリリーフ弁10を配置してある。また、吐出管路11にブーム用方向制御弁7を制御するブーム用操作装置12を接続させてある。このブーム用操作装置12の操作レバー12aを例えば同図1の右方向へ傾けると、このブーム用操作装置12に含まれる図示しないパイロット弁が作動して、発生したパイロット圧Buがブーム用方向制御弁7の同図1の左側の制御部に与えられる。これによりブーム用方向制御弁7は左位置に切り換えられる。また、操作レバー12aを同図1の左方向へ傾けると、図示しないパイロット弁が作動して、発生したパイロット圧Bdがブーム用方向制御弁7の同図1の右側の制御部に与えられる。これによりブーム用方向制御弁7は右位置に切り換えられる。
なお、ブーム用方向制御弁7は、同図1に示す中立位置において、油圧ポンプ2の吐出管路4と、タンク8に連通するセンタバイパス通路5とが連通し、油圧ポンプ2からブームシリンダ6への圧油供給路、すなわち、油圧ポンプ2方向への油の流れを阻止する逆止弁9を含む圧油供給路は遮断される。また、ブームシリンダ6とタンク8との間も遮断される。
同図1の左位置にブーム用方向制御弁7が切り換えられると、センタバイパス通路5が遮断され、油圧ポンプ2の吐出管路4が、逆止弁9を介してブームシリンダ6のボトム室に接続される主管路13に連通し、ブームシリンダ6のロッド室に接続される主管路13aがタンク8に連通する。
また、同図1の右位置にブーム用方向制御弁7が切り換えられると、油圧ポンプ2の吐出管路4とセンタバイパス通路5とが接続され、逆止弁9を含む圧油供給路が遮断され、再生回路17を介して主管路13と主管路13aとが連通するとともに、主管路13とタンク8とがメータアウト絞り16を介して連通する。
本実施形態は特に、ブーム50等の所定の構造物の重力によってブームシリンダ6が収縮する際に、ブームシリンダ6のボトム室の油をタンク8に戻す主管路13に、この主管路13の圧力に応じて作動する圧力補償弁14を備えている。例えば、ブームシリンダ6のボトム室とブーム用方向制御弁7との間に位置する主管路13の部分に、油圧ポンプ2方向への圧油の流れを阻止する逆止弁15と、圧力補償弁14とを互いに並列に配置してある。
また例えば、ブームシリンダ6のボトム室からタンク8への油の流れに際してブーム用方向制御弁7の上流側を形成する主管路13の部分の圧力Pmoを、圧力補償弁14の一方の制御部すなわち同図1の右側の制御部に導く制御管路14aと、ブーム用方向制御弁7の下流側を形成する主管路の部分の圧力Poutを、上述の一方の制御部と対向する圧力補償弁14の他方の制御部すなわち同図1の左側の制御部に導く制御管路14bとを備えている。
このように構成した本実施形態の動作について説明する。
[ブーム上げ動作]
ブーム用操作装置12の操作レバー12aを、図1の右方向へ傾けると、パイロットポンプ3から吐出されるパイロット一次圧が操作レバー12aの操作量に応じたパイロット圧Buとして出力され、ブーム用方向制御弁7の図1の左側の制御部に与えられる。これにより、ブーム用方向制御弁7は図1の左位置に切り換えられる。したがって、センタバイパス通路5は遮断され、油圧ポンプ2と主管路13とが連通し、主管路13aとタンク8とが連通する。これによって、油圧ポンプ2の圧油が、吐出管路4、逆止弁9、ブーム用方向制御弁7の左位置、主管路13、逆止弁15を介してブームシリンダ6のボトム室に供給され、ブームシリンダ6のロッド室の圧油が、主管路13a、ブーム用方向制御弁7の左位置を介してタンク8に戻され、ブームシリンダ6が伸長する。これによりブーム上げが実施される。
[ブーム下げ動作]
ブーム用操作装置12の操作レバー12aを、図1の左方向へ傾けると、操作レバー12aの操作量に応じたパイロット圧Bdがブーム用方向制御弁7の図1の右側の制御部に与えられる。これにより、ブーム用方向制御弁7は図1の右位置に切り換えられる。したがって、センタバイパス通路5を介して油圧ポンプ2の吐出管路4とタンク8とが接続され、油圧ポンプ2の圧油がタンク8に戻される。また、逆止弁9を含む圧油供給路が遮断され、再生回路17を介して主管路13と主管路13aとが連通するとともに、主管路13とタンク8とがメータアウト絞り16を介して連通する。これにより、ブーム50等の構造物の重力によってブームシリンダ6のボトム室の油は、主管路13、圧力補償弁14に導かれ、さらにブーム用方向制御弁7の右位置に導かれ、その一部が再生回路17、主管路13aを介してブームシリンダ6のロッド室に供給され、残りがメータアウト絞り16を介してタンク8に戻され、メータアウト絞り16の開口面積に応じた下げ速度でブーム下げが実施される。
このとき、この油圧ショベルの例えば作業姿勢の変化に伴うブームシリンダ6にかかる負荷の変化に相応する主管路13の圧力、すなわち制御管路14aによって導かれる制御圧Pmoと、制御管路14bによって導かれる制御圧Poutとの差圧に応じて圧力補償弁14が作動する。ブームシリンダ6のボトム室から、主管路13に流れた油は、上述のように圧力補償弁14で制御され、これによりブーム用方向制御弁7に流入する油の量が一定となるように制御される。つまり、ブームシリンダ6にかかる負荷が大きいときには主管路13の圧力が高くなって上述した差圧が大きくなり、これにより圧力補償弁14の開口量が小さくなるように制御され、負荷が小さいときには主管路13の圧力が低くなって上述した差圧が小さくなり、これにより圧力補償弁14の開口量が大きくなるように制御される。これによって、ブーム用方向制御弁7に流入する油の量が一定となり、ブーム用方向制御弁7の右位置のメータアウト絞り16の開口面積が一定に保持されている状態では、このブーム用方向制御弁7を経てタンク8に戻される油の量は一定量となる。
したがって、ブームシリンダ6の作動速度、すなわち収縮速度は、ブーム用方向制御弁6のメータアウト絞り16の開口面積に依存する速度となる。すなわち、ブームシリンダ6の収縮速度を、操作レバー12aの操作量に応じた一義的な収縮速度とすることができる。
このように構成した本実施形態によれば、ブーム50等の所定の構造物の重力によってブームシリンダ6が収縮し、ブーム下げが実施される際には、操作レバー12aを頻繁に操作する必要がなくなり、操作レバー12aを図1の左方向へ傾けた或る位置に静止保持することで、ブームシリンダ6の作動速度を所望の一定速度とすることができ、操作レバー12aの操作性を向上させることができる。また、これに伴って操作レバー12aの操作に伴うオペレータの疲労感を軽減させることができる。
図2は本発明の別の実施形態を示す油圧回路図である。この別の実施形態も基本的には、上述した図1に示した実施形態と同様に、ブーム用方向制御弁7とブームシリンダ6のボトム室とを連絡する主管路13の部分に、逆止弁15と圧力補償弁14とを互いに並列に配置した構成にしてある。特に、この別の実施形態は、ブーム用方向制御弁7の下流側の上述した図1に示す制御圧Poutに相応する圧力が一定の場合、あるいはこの圧力がほとんど変動しない場合に有効であり、制御管路14aによって導かれる主管路13の圧力に応じた力に対抗する力を与えるばね14cを、圧力補償弁14の右側の制御部と対向する圧力補償弁14の左側の制御部に備えた構成にしてある。その他の構成は、上述した図1に示した実施形態と同等である。
このように構成した別の実施形態は、ブーム下げ動作に際し、この油圧ショベルの例えば作業姿勢の変化に伴うブームシリンダ6にかかる負荷の変化に相応する制御管路14aによって導かれる制御圧Pmoに応じた力と、ばね14cのばね力との力の差に応じて圧力補償弁14が作動し、ブーム用方向制御弁7に流入する油の量が一定となる。したがって、この別の実施形態も、ブーム用方向制御弁7のメータアウト絞り16の開口面積が一定に保持されている状態では、このブーム用方向制御弁7のメータアウト絞り16を経てタンク8に戻される油の量は一定量となり、ブームシリンダ6の収縮速度はブーム用方向制御弁6のメータアウト絞り16の開口面積に依存する速度となり、上述した図1に示す実施形態と同等の効果が得られる。
なお、上記の各実施形態では、ブーム用方向制御弁7とブームシリンダ6との間の主管路13部分に圧力補償弁14を配置した構成にしてあるが、ブーム用方向制御弁7とタンク8との間の主管路の部分に圧力補償弁14を配置した構成にしてもよい。ただし、この場合には、ブーム上げ動作時に圧力補償弁14の圧力補償機能を無効にさせて、この圧力補償弁14を強制的に全開状態とする手段を併せて備えることが好ましい。
また、上記の各実施形態では、所定の構造物の重力によって作動するアクチュエータとしてブームシリンダ6を挙げたが、本発明の対象とするアクチュエータは、このようなブームシリンダ6に限定されるものでなく、アームシリンダ等であってもよい。
本発明に係る建設機械の油圧制御装置の一実施形態を示す油圧回路図である。 本発明の別の実施形態を示す油圧回路図である。 従来技術における問題点を説明する図である。 従来技術における問題点を説明する図である。
符号の説明
2 油圧ポンプ
6 ブームシリンダ(アクチュエータ)
7 ブーム用方向制御弁
8 タンク
12 ブーム用操作装置
12a 操作レバー
13 主管路
13a 主管路
14 圧力補償弁
14a 制御管路
14b 制御管路
14c ばね
15 逆止弁
16 メータアウト絞り
50 ブーム

Claims (5)

  1. 油圧ポンプと、タンクと、上記油圧ポンプから吐出される圧油によって作動し、所定の構造物を駆動するアクチュエータと、このアクチュエータの作動を制御する方向制御弁と、この方向制御弁を切り換え操作する操作装置とを備え、
    上記方向制御弁は、上記所定の構造物の重力によって上記アクチュエータが作動する際に、上記油圧ポンプから上記アクチュエータへの圧油供給路を遮断するものから成る建設機械の油圧制御装置において、
    上記所定の構造物の重力によって上記アクチュエータが作動する際にこのアクチュエータの油を上記タンクに戻す主管路に、この主管路の圧力に応じて作動する圧力補償弁を備えたことを特徴とする建設機械の油圧制御装置。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記主管路のうちの上記アクチュエータと上記方向制御弁との間に位置する部分に、上記油圧ポンプ方向への圧油の流れを阻止する逆止弁と、上記圧力補償弁とを互いに並列に配置したことを特徴とする建設機械の油圧制御装置。
  3. 上記請求項2記載の発明において、
    上記アクチュエータから上記タンクへの油の流れに際して上記方向制御弁の上流側を形成する上記主管路の部分の圧力を、上記圧力補償弁の一方の制御部に導く制御管路と、
    上記方向制御弁の下流側を形成する上記主管路の部分の圧力を、上記一方の制御部と対向する上記圧力補償弁の他方の制御部に導く制御管路とを備えたことを特徴とする建設機械の油圧制御装置。
  4. 上記請求項2記載の発明において、
    上記アクチュエータから上記タンクへの油の流れに際して上記方向制御弁の上流側を形成する上記主管路の部分の圧力を、上記圧力補償弁の一方の制御部に導く制御管路を備えるとともに、
    上記制御管路によって導かれる上記主管路の圧力に応じた力に対抗する力を与えるばねを、上記一方の制御部と対向する上記圧力補償弁の他方の制御部に備えたことを特徴とする建設機械の油圧制御装置。
  5. 上記請求項1〜4のいずれか1項記載の発明において、
    上記アクチュエータがブームシリンダであり、上記主管路が上記ブームシリンダのボトム室と上記タンクとを連絡する管路であることを特徴とする建設機械の油圧制御装置。
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